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No.14A
蒼き流星となって


サブタイトル
「蒼き流星となって」


【シナリオデモ開始】
〔カーソル、沖ノ鳥島近海を指定〕

アークエンジェル/居住区/個室
フレイ「うぅ~、気持ち悪~い」
キラ「フレイ、ほらタオル」
フレイ「あ・・・冷たい。キラはともかく、なんでみんなは大丈夫なの」
キラ「着水はしてるけど、船酔いするほど揺れてるかな」
フレイ「揺れてるわよ」
キラ「・・・兵舎で寝てた方が良いんじゃないの?ミリアリアもいるだろうし」
フレイ「ここにいちゃダメ? キラに側にいて欲しいの」
キラ「・・・うん」
フレイ「ねぇ、何か飲み物が欲しい」
キラ「わかった。ちょっと待ってて。持ってくるよ」
フレイ「うん」

ノヴィス・ノア/ブリッジ
マリュー「ザフトの潜水部隊ですか?」
ムウ「カーペンタリアからか。まいったな。ザフトがそんなもんまで編成してるとは」
ナタル「間違いないのですか」
アノーア「ザフトが潜水母艦と水中用モビルスーツの部隊を編成しているのは、以前からわかっていた。それが接近中であるというのは、キメリエスからの情報でな。当艦の随行艦だが、これも潜水艦だ。その情報が正しいか否かについては、あまり確たることはいえんが・・・」
マリュー「どういうことですか?」
アノーア「その情報は何者かが送ってきたものなのだ。キメリエスのレイト艦長も、相手は確認できなかったと伝えてきている」
カティア「連合軍でないのなら、どこの誰がそんな親切をしてくれるのです?」
ナタル「そんな情報が当てになるのですか?」
アノーア「さて、レイト館長は事実だと考えているようだな」
ゲイブリッジ「・・・なるほど。情報の出所は“トイボックス”かな?」
アノーア「恐らくそうでしょう」
マリュー「ゲイブリッジ司令、“トイボックス”とは一体・・・?」
ゲイブリッジ「宇宙軍の君たちが知らないのも無理はない。“トイボックス”は幽霊潜水艦だ。主に西太平洋でそれらしき遭遇報告があるが、恐ろしく高性能な艦で、いまだ確実に捕捉されたことはない。むろん連合軍ではないし、どこの所属かは明らかになっていない。だがそれが確かに存在していることはわかっている。少なくとも敵ではないようだ、ということもな」
マリュー「正体不明の潜水艦・・・」
ラッセ「俺たちはたぶん“ミスリル”じゃないかって噂してますがね」
ナタル「ミスリル・・・?」
ゲイブリッジ「どうかしたのかね」
ムウ「ええ、実は・・・」

ノヴィス・ノア/ブリッジ
ゲイブリッジ「そうか、アフリカでな。彼らもずいぶんと手広く活動を始めたようだな」
アノーア「噂の半分でも真実ならば、この状況ではわからぬ話ででもありませんが・・・」
ムウ「人々を守る秘密軍事組織、か」
マリュー「でも本当にミスリルだったとして、どうして・・・」
ゲイブリッジ「彼らもオルファンに対抗するために建造されたこのノヴィス・ノアや、君たちの艦に興味がある、ということかな」
マリュー「アークエンジェルに?」
ムウ「ナデシコに同行したあの連中が仲間と連絡とれるようになってれば、俺たちのことも伝えているだろうしな。エイジやDボウイのこともな」
ナタル「連合に味方して戦ているコーディネイターの少年のことも、ですね」
マリュー「ナタル」
ナタル「誰もが興味を抱くのは事実です。彼だからこそ、彼が乗っているからこそ、ストライクがあれだけの性能を発揮できているのというのは、共に戦った誰もがわかっていることです」
アノーア「両親はナチュラルの第一世代なのだろう? ならばヘリオポリスのことでキラ・ヤマトが戦う気になったとしても、なんら不思議ではないと思えるがね。同族意識よりも、親子の絆の方が強いだろう」
ムウ「・・・ならいいんですがね」
アノーア「そうではないと言うのか?」
ゲイブリッジ「まぁ、彼が戦ってくれるというのだから、それでよいだろう。それよりもザフト軍だ。我々もひとまずこの海域を離れるつもりでいるが、君たちはどうする」
マリュー「アークエンジェルはオーブへ向かう予定でしたので・・・」
アノーア「ヘリオポリスの市民を乗せているのだったな」
マリュー「はい」
ゲイブリッジ「あの艦はモルゲンレーテ製だったな。あわよくば修理を、ということか」
マリュー「そういうわけではありませんが・・・」
ナタル「それが、エイジ・アスカやデビッド・ラザフォード、紫雲 統夜らが我々に同行し支援してくれる条件だったのです」
アノーア「なるほど。彼らも民間人だったな」
ナタル「紫雲 統夜はネルガルの者ですが」
ゲイブリッジ「ネルガルか。彼らもまた、何を考えているのかわからない連中だな」
アノーア「連合軍に協力しているのでは」
ゲイブリッジ「今はそうだろう。だが、上は何か別の意図を持っていると考えるのが妥当だな」
〔モニターの開閉音〕
ナンガ「おっと、艦長、司令、キメリエスより入電。チューリップに動きがあるようです」
アノーア「木星トカゲか? こんな時に」
ゲイブリッジ「グラドス軍だろう? やっかいなのは確かだが、時間をかければザフト軍にも捕捉されるな」
マリュー「アークエンジェルで先行します」
アノーア「・・・わかった、すまんが頼む。我々もオーブ方面へ離脱をはかるとしよう。ヒメ、ナンガ、ラッセのブレンパワード隊は、アークエンジェルの支援だ」
比瑪「はい!」
ラッセ「了解了解」

アークエンジェル/居住区/個室
フレイ「キラ、また戦闘になるの・・・?」
キラ「うん・・・いかなくちゃ」
フレイ「ザフトなの・・・?」
キラ「木星トカゲみたいだけど・・・ザフトも来てるって。大丈夫だよ。ブレンパワードも手伝ってくれるから」
フレイ「うん・・・頑張ってね、キラ。つらいのはわかってるけど・・・でも・・・」
キラ「・・・わかってる。・・・寝られたら寝ちゃった方がいいよ。その方が楽だから」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
ナタル「総員、戦闘配置! パイロット各員は発進準備を急げ!」
マリュー「敵は」
サイ「グラドス軍の機動兵器多数、接近中。きます。バッタ、カトンボ、それから機種不明の人型です」
ナタル「人型だと?」
〔敵ユニット出現〕
マリュー「・・・確かに人型が混ざっているわね」
ミリアリア「なにあれ。あんなの見たことないわ」
トール「あれってもしかして・・・」
ナタル「まさかSPT・・・グラドスの有人兵器だというのか」
シモーヌ「違うわ! あれは・・・あいつらは・・・・」
〔扉の開閉音〕
デビッド「ああ、グラドスの殺人鬼どもだ! あいつら、とうとう地球にまで出やがったか!」
キラ「じゃ、火星の人たちを殺して回ったっていうのは・・・」
ロアン「ええ、あれですよ。あれも無人なんです」
マリュー「あれが・・・」
ミリアリア「え、なに? わかったわ。艦長、レイズナー発進します!」
マリュー「エイジくん?」
〔味方ユニット出現〕
エイジ「あれが送り込まれたということは、グラドス軍はもう正体を隠すつもりがない。だとしたら・・・もう彼らは地球圏へ来ている。僕が火星で死なずに地球へたどり着いたことを、彼らは知っているんです」
マリュー「なんですって?」
ムウ「だが、だったらとっくの昔に連合がプラントと交戦してるんじゃないのか」
エイジ「グラドスの戦艦にはディフェンスバリアが搭載されています。地球の技術力では探知できないかもしれません」
統夜「本当にきてるなら、やっかいだな・・・」
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「ええ。あれは大気圏への突入も離脱も自在にできる。本当にいるなら、いつ降下してくるかわからないわ」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「あいつらは大気圏への突入も離脱も、好き放題なんだよ! ホントに来てたら、いつ上から降りてくるかわかったもんじゃないんだ」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「はい。いつ降ってきてもおかしくないですよね。あの人たちには大気圏への突入も離脱も、簡単ですから」

ムウ「そいつはまた、冗談じゃないな」
ナタル「・・・だとしても、我々にどうしようがある。今は全力であれを排除しろ」
ミリアリア「みなさん、発進してください!」
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<敵5機以下>

〔通信のコール音〕
レイ「アラームメッセージ! 大気圏外ヨリSPT多数およびキャリアー、急速降下! レンジ3ニ侵入! 迎撃ノ必要アリ! アラーム!」
エイジ「来たか! レイ、接触推定は」
レイ「3プラスマイナス1」
ナタル「なんだ、エイジ・アスカ、どういうことなのだ!?」
マリュー「まさか、グラドス軍のSPT部隊がくるというの? 本当に!?」
エイジ「間違いありません。気をつけてください!」

<敵3機以下・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ゲイル「これが地球の海・・・」(これが、エイジが命をかけて守ろうという星か)
カルラ「中尉、間違いありません。あの戦艦はおりませんが、レイズナーです。あのゲートによる有人ジャンプはまだ奴らも実験中だというのに、いったいどうやって」
マリュー「これが・・・本当のグラドス軍・・・」
統夜「あれは・・・エイジ!」
デビッド「まいったな、グライムカイザルかよ・・・」
エイジ「ゲイル先輩・・・」
ムウ「おい待てよ、まさかあれがお前さんたちが言ってた部隊だってのか?」
ロアン「そうみたいですね」
ゲイル「エイジ・・・よもや本当に地球にたどり着いているとはな。あの時お前は死んだものとばかり思っていたが・・・」
エイジ「僕は生きています、先輩。この地球を守るために、まだ死ねません!」
ゲイル「だが、お前の行為は無駄だった。そうではないのか。地球人どもが何をしているのか、お前も見たはずだ。我々だけではなく異星生物の襲撃を受けながらなお、同じ地球人同士で殺し合っている。自己コントロールもできぬ、そんな愚かな者たちが、お前が守るという地球人なのだ」
エイジ「・・・・」
ゲイル「やはり地球のシステムは変えてやらねばならない。でなければいずれ地球人はその争いを、エゴを、全宇宙にまで広げるだろう。本国の決定は間違っていない」
ムウ「確かに俺たちは愚かなことをしてるかもしれんさ。けどな、だからってグラドスとやらが介入する理由になんてならないぜ」
カガリ「そんな離宮で地球に戦争をしかけるお前たちはどうなんだよ! 火星の人たちを皆殺しにしたお前たちが、そんなに立派なのか!」
比瑪「そうよ! あなたたちがそんなに立派なら、戦争なんかしなくたって解決できるはずでしょ!? なのにこれは何!? 無人機なんか送り込んで、ずるい戦い方なんかして! そんなのただの卑怯者じゃない!」
カルラ「ゲイル中尉はエイジと話している! 地球の毛なしザルごときが口をはさむな!」
カガリ「け、毛なしザルだって!? ふざけんな異星人!」
エイジ「それでも・・・やはり、グラドスのやり方は間違っています! 彼らだって、人間なんです! 生きる権利がある!」
マリュー「エイジくん・・・」
ゲイル「お前の父は反逆罪で投獄された。お前の母とジュリアは軟禁状態だ。それを聞いてもなおそういえるのか。家族を犠牲にしてもなお地球のために同胞と、この私と戦おうというのか。それほど、見たこともなかったこの星と地球人たちが大事だというのか」
キラ「そんな・・・。エイジ、君は・・・」
エイジ「・・・いいんだ。最初から覚悟はしていた。僕を送り出した父と母も・・・」
統夜「エイジ・・・」
ゲイル「もはや言葉は通じないようだな。エイジ、本国より我々先遣隊に最優先目標としてお前とレイズナー抹消の指示が降った。私とお前の間にあった絆は、すべてあの火星で切れたと思え」
エイジ「ゲイル先輩・・・」
ゲイル「エイジ、お前は自らの手で生きる道をなくした。残念だ。実にな」
エイジ「・・・僕もです、先輩」
ゲイル「男の死にざまは2つ。誇りある死と、犬死にだ。私は勇気ある真の男には、誇りある死を与えたい。お前もグラドス人だった。せめて戦いの中で選ばせてやる」
統夜「冗談じゃない! ここは地球だ! お前たちの好きになんてさせない! エイジは俺たちが守ってみせる!」
デビッド「ここまで帰ってきて、殺されてたまるかってんだ!」
カルラ「フン、なまいきな地球のサルめ。全機、攻撃を開始しろ! 反逆者もろとも、奴らを殲滅するのだ!」
ゲイル(義弟の血にぬれた手で、君を抱くことは許されない。さようなら・・・ジュリア・・・)

<統夜vsゲイル>
統夜「俺たちだって、もうそう簡単にやられはしない!」
ゲイル「ほう・・・火星の時より格段に腕をあげているようだな。だがまだまだ甘い!」

<キラvsゲイルorカルラ>
キラ「この人たちがグラドス人・・・エイジを知っている人たち・・・? けど、僕はっ!」

<ムウvsゲイル>
ムウ「これがグラドス軍の有人機か。本当のことだったとはな。こいつはキツイぜ」
ゲイル「愚か者め。そんな戦闘機でこのグライムカイザルに挑むというのか!」

<エイジvsゲイル>
エイジ「ゲイル先輩!」
ゲイル「覚悟を決めたようだな、エイジ。他の者には手を出させない。私が相手をしてやる。来るがいい、エイジ!」

<エイジvsカルラ>
カルラ「あの女の弟など、ここで処刑して地球の海へと沈めてやる! 覚悟するがいい反逆者め!」

<デビッドorロアンvsカルラ>
カルラ「地球のサルがSPTを使うなど、ふざけた真似を! 貴様らごときに扱いきれるものではないのだ! 失せろ!」

<比瑪vsカルラ>
カルラ「なんだこいつは。半有機体の兵器とでもいうのか。地球人はこんなものまでつくっていたのか」
比瑪「地球はあたしたちの星です! 木星トカゲのせいで弟妹たちは親をなくしたわ! これ以上そんなことさせるもんですか!」
カルラ「チッ、こいつ妙な動きを!」

<ゲイル撃破>
※※エイジ以外が撃破の場合、セリフ追加※※
ゲイル「地球人もなかなかやる。だが!」
〔ゲイル、エイジへ隣接〕
エイジ「ゲイル先輩!?」

ゲイル「さらばだ、エイジ」
※※エイジが撃破の場合のセリフ※※
エイジ「さようなら・・・ゲイル先輩」
※※エイジ以外が撃破の場合のセリフ※※
エイジ「くっ、さようなら・・・ゲイル先輩」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔エイジにダメージ〕
エイジ「くっ・・・」
〔ゲイル、攻撃を回避〕
ゲイル「甘いな。私を相手に急所を狙わず勝てると思っているのか! お前の背負った地球の重みをかけて挑んでこい!」
〔エイジにダメージ〕
エイジ「ぐうぅぅっ」
キラ「エイジッ!?」
デビッド「エイジ、逃げろ!!」
レイ「アラームメッセージ! 即時撤退セヨ!」
〔エイジにダメージ〕
レイ「脚部破損! 敵ノ追尾ヨリ退避不能! 搭乗者ハ脱出セヨ!」
エイジ「まだ、まだだ!」
レイ「脱出セ・・・ヨ・・・」「ダッ・・・ツ・・・」
エイジ「どうしたレイ、どうした!?」
〔エイジにエネルギーの収束〕
エイジ「コントロールが・・・なにをするレイ、どうした!?」
ゲイル「動きが止まった? 途中で投げ出すとは、らしくもないなエイジ。だが、これで終わりだ。許せ!」
〔エイジ、気力上昇〕
〔画面、システム起動〕

エイジ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
ゲイル「なんだと!?」
〔ゲイルにダメージ〕
エイジ「あ・・・あぁ・・・」
ムウ「なんだ・・・蒼い光に包まれた途端、レイズナーの動きが変わった・・・?」
ゲイル「うっ・・・見事だ、エイジ・・・」
エイジ「あ・・・ゲイル先輩!?」
ゲイル「お前が・・・命をかけて守ろうとする・・・この星が・・・お前の・・・地球・・・。あぁ・・・ジュリア・・・」
〔敵ユニット撃破〕
エイジ「ゲ・・・ゲイル先輩っ!? うわあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
キラ「エイジ・・・」
※※まだカルラ健在の場合、セリフ追加※※
カルラ「ゲイル中尉!? バカな・・・おのれ、許さんぞ!!」
〔カルラ、精神コマンド「ド根性」「集中」「ひらめき」「必中」「熱血」使用〕


<カルラ撃破>
※※既にゲイル撃破の場合のセリフ※※
カルラ「くぅっ・・・。申しわけありません、ゲイル中尉。自分は、あなたの仇も討てずに・・・。忘れるなエイジ! 貴様は必ずこの私が仕留めてやる!」
※※まだゲイル健在の場合、セリフ追加※※
ゲイル「カルラがやられたのか? もういい、撤退しろ」
カルラ「こんなバカな・・・! 申しわけありません、ゲイル中尉!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・敵増援2出現>
マリュー「状況は」
サイ「グラドス軍の撤退を確認」
ナタル「退いたか・・・」
ムウ「おいエイジ、大丈夫か」
エイジうぅっ・・・・」
〔エイジに光の収束〕
ナンガ「なんだぁ?」
レイ「強制冷却モード実行中。活動再開マデ5.5」
ナタル「エイジ・アスカ、聞こえないのか! 状況を報告しろ!」
エイジ「ゲイル先輩・・・。なぜだ・・・僕は何もしなかったのに、なぜ・・・」
キラ「・・・・」
〔敵ユニット出現〕
サイ「艦長、ザフト軍の潜水艦です!」
マリュー「追いつかれた!? くっ・・・」
ミリアリア「エイジ、エイジ! ザフト軍がくるわ! エイジ!」
マリュー「まずいわね。レイズナーを回収して!」
トール「了解!」
〔マリュー、エイジへ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕

マードック「収容完了しましたぜ! しかし、こりゃひどい。おい坊主、生きてるか!?」
シモーヌ「エイジ、エイジは無事なの!?」
アンナ「エイジ・・・」
〔敵ユニット出現〕
イザーク「見つけたぞアークエンジェルゥゥッ!!」
ニコル「イザーク、無茶はしないでください。まだ体調も万全では・・・」
イザーク「うるさいッ! 貴様は自分の心配だけしていろ!」
ムウ「おいおい、またXナンバーの連中もいるのかよ」
※※まだキラ健在の場合、セリフ追加※※
マリュー「デュエル・・・改修されているわね」
キラ「・・・・・」
イザーク「ストライクッ! このアサルトシュラウドが、貴様に受けた屈辱を晴らすッ! でないと、この傷がうずくんだよぉっ!!」
ディアッカ「あらら、イザーク燃えてるねぇ。けど、いい加減に足つきを沈めないと、俺たちの立場もないよな。ここまで追いかけてきて駄目でしたじゃ、格好悪くてしょうがない」
ニコル「・・・・・」


<統夜vsイザーク>
イザーク「貴様らの相手は後でたっぷりしてやる! どけぇっ!」
統夜「いつまで追いかけてくるんだ、こいつらはっ! くそ、墜ちろ墜ちろ墜ちろっ!」

<キラvsイザーク>
イザーク「ようやくお出ましかストライクゥッ!」
キラ「デュエルか。・・・装備が違う!?」
イザーク「この傷の礼だっ! 受け取れぇっ!!」

<比瑪vsイザーク>
比瑪「キラって子のモビルスーツに似てる・・・?」
〔アンチボディの声〕
ヒメ・ブレン「・・・・・」
比瑪「怖いの? 大丈夫だよブレン、落ち着いて。きみはモビルスーツとだってちゃんと戦えるんだから!」
イザーク「チィッ、リクレイマーのグランチャーと違うが、こいつアンチボディか!? そんなものでモビルスーツに勝てるかぁっ!!」

<イザーク撃破>
※※キラが撃破の場合のセリフ※※
イザーク「くそ、くそ、くそっ! ストライクゥゥーッ!!」
※※キラ以外が撃破の場合のセリフ※※
イザーク「何故だ! 何故あいつらを墜とせない! くそおぉぉぉーっ!!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕

<ディアッカ撃破>
ディアッカ「チッ、マジかよ!? これじゃホントに洒落にならないぜ」
〔敵ユニット離脱〕

<ニコル撃破>
ニコル「うっ、これ以上は無理か・・・」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
マリュー「・・・ふぅ。どうにかしのげた、か」
ナタル「損害を報告しろ!」
ムウ「しかし、きつかったな。ザフトノXナンバーもしつこいが、あれがグラドス軍か・・・」
統夜「エイジ・・・大丈夫かな」
デビッド「ああ・・・」
キラ「・・・・」
マリュー「ノヴィス・ノアも無事ね? 全機帰還させて。合流するわ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔カーソル、沖ノ鳥島近海を指定〕

アークエンジェル/格納庫
エイジ(先輩・・・避けられなかったのですが、こうなることを。これが、宿命だったのですか。僕は撃つつもりじゃなかった。なのに、なぜ・・・)

アークエンジェル/格納庫
統夜「マードック軍曹、エイジは・・・?」
マードック「ああ・・・無事は無事みたいだが、レイズナーのコックピットに閉じこもったままだ」
アンナ「エイジ・・・」
ムウ「先輩後輩ってのは聞いてたが・・・」
デビッド「それだけじゃない。エイジのお姉さんの婚約者だったらしいんですよ」
キラ「そんな・・・あの人が、エイジの・・・?」
ムウ「兄貴になるはずだった相手ってことか。グラドスの地球侵攻さえなければ。そいつは洒落にならんなぁ」
シモーヌ「火星では、自分を殺しに来たのに、殺されそうになったあの人を助けてくれとまでいってたものね。その人を自分が撃ってしまった・・・」
アーサー「エイジ・・・ショックだったろうなぁ」
カガリ「けど、グラドスを捨ててまで私たちを助けてくれるっていうのは、あいつが自分で選んだんだろ。向こうが攻撃してきたんだ。しかたなかったじゃないか。そんなの、なぐさめようもないだろ」
統夜「そうだけどさ・・・」
キラ(アスラン・・・)
カガリ「あ、おいキラ」「どうしたんだ、あいつ」
ラッセ「・・・で大尉、あの坊やの方は?」
ムウ「たぶん、自分の運命を見ちまったような気になったんだろう。まいったな、こりゃ」
カガリ「どういうことなんだ?」
統夜「キラはコーディネイターだし、ザフトに昔の友達がいるんだ」
カティア「ヘリオポリスを襲撃した部隊のパイロットよ。追撃してきて、私たちも戦った」
カガリ「じゃ、あいつ・・・」
比瑪「そっか・・・あの子、そういう子だったんだ」
ムウ「巻き込まれて成り行きでってのと、自分で覚悟して来たっていう違いはあるけどな。状況としちゃ、同じだからな」

アークエンジェル/居住区/通路
キラ(アスラン、僕は・・・)
〔扉の開閉音〕
フレイ「あ・・・キラ。どうしたの・・・?」
キラ「・・・うん、ちょっと疲れただけだよ」
フレイ「でも・・・」
キラ「・・・エイジがさ、グラドス軍に義理のお兄さんになるはずだった人がいて・・・その人と戦ったんだ僕たち」
フレイ「その人、どうなったの」
キラ「・・・エイジが撃墜した。エイジはそうしたかったわけじゃないんだ。でも・・・」
フレイ「・・・そう」
キラ(・・・僕たちもああなるのか。あれが、僕と君の行き着く先なのか・・・アスラン。また君と戦えばエイジとあの人のように・・・バルトフェルドさんのように、どちらかが死ななきゃならないのか・・・。僕は・・・)「うぅっ・・・」
フレイ「キラ・・・泣いてるの?」(・・・ダメよ、こんなの。このままオーブで降りるなんて、そんなの許さない・・・)「大丈夫、大丈夫よ。つらいなら、私がずっと側にいてあげるから。だから・・・」
キラ「フレイ・・・僕は・・・僕は・・・。うぅっ、うわあぁぁぁぁっ」
フレイ(だから、あなたはもっと戦うのよ。戦わなきゃいけないのよ・・・)

ノヴィス・ノア/ブリッジ
ゲイブリッジ「そうか、グラドス軍の有人機がな。エイジくんもつらいところだな」
アノーア「それで、本艦はどうします」
ゲイブリッジ「リクレイマーにも動きがる。ひとまず我々もオーブへ入った方がよさそうだな」
アノーア「この情勢下で、あのアークエンジェルまで同行して、入港が許可されるでしょうか。オーブの市民がいるとはいえ・・・」
ゲイブリッジ「オーブもザフトとの関係を悪化させたくはないだろうが、ヘリオポリスの件もある。それ以外の問題もな。オルファンに対して動くには、この機会に彼らの協力も取りつけておきたい。必要ならこちらの方でも手を打ってみよう」
アノーア「総司令がそうおっしゃるのなら」

〔カーソル、テキサス州へ移動〕

外宇宙開発機構本部/開発室
ミリー「あっ、Dボウイこっちこっちぃ!」
フリーマン「来てくれたようだな」
Dボウイ「・・・何の用だ。俺が知っていることはすべて話した。検査もさんざん受けた。もう俺には用はないだろう」
アキ「Dボウイ、あれを見て」
ペガス「・・・・」
Dボウイ「・・・あのロボットがどうした」
レビン「嫌ぁねぇ、ロボットじゃないわよ。ペガスよぉ」
フリーマン「我々が以前から開発していたものだが、現在本来の用途とは別の目的のために改造中なのだ。クリスタルのシステムを解析し、君がもう一度テッカマンとなるためのな」
Dボウイ「なんだと? 俺がもう一度テッカマンに? ・・・無理だ、できるわけがない。いまの地球の技術でそんなこと」
ノアル「おい、いいかげんにしろよ」
本田「できるかできないか、天のみぞ知るってな」
フリーマン「・・・・」
Dボウイ「・・・できるのか、本当に」
レビン「う~ん、あと一歩が難しくてねぇ。敵の干渉スペクトルを防御する方はなんとかなったんだけど、肝心の変身がね。テッカマンの変身時に発生するエネルギーに耐えられる素材が見つからないのよね」
Dボウイ「・・・どうせそんなことだろうと思った。無駄なことだ」
アキ「Dボウイ。みんな、あなたをもう一度テッカマンにするために、必死で頑張ってるわ。みんなあなたを仲間だと思っているのよ。もう少しあたしたちを信用して」
レビン「そうよ。あたし燃えてるんだから。記録映像でみたあのテッカマンの美しい姿がもう見れないなんて絶対に嫌! なんとかしてみせるわ。まかせといて!」
Dボウイ「・・・・」

〔カーソル、沖ノ鳥島近海へ移動〕

アークエンジェル/居住区/通路
サイ「ちょっと待てよフレイ。そんなんじゃわからないよ。いったいどうして・・・」
フレイ「サイ・・・お願い、離して。私は・・・。あっ、キラ!」
サイ「キラ・・・お疲れ」
キラ「サイにフレイ・・・なにやってるの」
サイ「・・・フレイに話があるんだ。キラには関係ないよ」
フレイ「か、関係なくないわ。だって私・・・キラが・・・」
サイ「嘘だろ、フレイ」
フレイ「い、今までだって私、ずっとキラと一緒にいたんだから!」
キラ「ごめん、疲れてるんだ。部屋で休ませてよ」
サイ「待てよキラ。どういうことだよ。お前だって、俺とフレイのことは」
キラ「・・・・」
サイ「キラ!」
キラ「フレイは・・・やさしかったんだ。僕のことを気にしてくれて、一緒にいてくれて、僕を守るって言ってくれた」
サイ「けど・・・」
キラ「僕がどんな気持ちで戦ってきたかなんて、誰も気にしてもくれないくせにっ!!」
サイ「あ・・・」
フレイ「・・・ごめんなさい、サイ。でもあなたとのことは、パパが決めたことだった。そのパパも、もういないわ。だから・・・」

アークエンジェル/居住区/通路
サイ「くっ・・・フレイ・・・馬鹿やろう・・・」

アークエンジェル/ブリッジ
マリュー「なんですって? いったいどういうことですか」
〔モニターの開閉音〕
オーブ兵「いまお伝えした通りです。入港は許可できません。指定期限以内に我が国の領海より退去を願います」
マリュー「待ってください。本艦にヘリオポリスの市民を保護していることは、そちらもご存じだと先ほど・・・」
オーブ兵「自分にはそれについてコメントする権限は与えられておりません」
ナタル(オーブの日和見主義者どもめ。アークエンジェルと“G”の開発では大西洋連邦と協力しておきながら、今はザフトの圧力が気になるということか)
〔モニターの開閉音〕
ゲイブリッジ「我々はリクレイマーや異星人とも戦っているのだがな。オーブは自国の安全さえはかれればそれでよい、ということかな」
オーブ兵「自分には何も申し上げられません」
ムウ「じゃあ、せめて民間人だけでも引き取ってくれよ」
オーブ兵「自分には先ほど申し上げた以上の指示は与えられておりません。申しわけありませんが・・・」
カズイ「そんなぁ。どうしてそんなことになっちゃうんだよ。オーブは俺たちの国だろ」
トール「・・・この艦は、地球連合の軍艦だからな」
カガリ「・・・おい、お前! いい加減にしろ!」
統夜「カガリ?」
カガリ「アークエンジェルにはお前たち軍人が守るべきオーブの民間人が乗っているんだぞ! よくもそんなことが言えるな!?」
オーブ兵「な、なんだお前は」
カガリ「お前こそなんだ! お前では判断できんというのなら司令官を出せ。いや、それよりも行政府へつなげ! 父を・・・ウズミ・ナラ・アスハを呼べ! 私は、カガリ・ユラ・アスハだ!」
トール「アスハって」
ミリアリア「代表首長の!?」
ナタル「なんだと?」
カティア「じゃあ、彼女は・・・」
統夜「オーブのお姫様!?」
ムウ「だな。ま、ミスリルの連中と一緒だったんだ。ただの嬢ちゃんじゃないとは思ってたが・・・」
フェステニア「嘘っ」
カガリ「嘘とは何だ、嘘とは。何だお前らその目は。言っとくが私だってそう呼ばれるのは嫌いなんだ。でもしかたないだろう」
ゲイブリッジ「なるほど。君たちの艦のクルーは実に多彩のようだな」
マリュー「ちょっと待って。なんだってそんな方が、アフリカでレジスタンスなんて。それにミスリルの・・・」
カガリ「どうだっていいだろ、そんなことは。とにかく、ここは私にまかせておけ」

〔カーソル、テキサス州へ移動〕

外宇宙開発機構本部/開発室
ミリー「どう、レビン。進んでる?」
レビン「う~ん・・・何度シミュレーションしてもダメねぇ。これさえクリアできれば、後は組み込むだけなんだけど・・・」
エリザベス「徹夜続きでしょう。少し休んだらどう? 無理をしてあなたが倒れたら、できるものもできなくなるわ」
レビン「でも、あともうちょっとなのよ」
〔扉の開閉音〕
アキ「あ、チーフ」
フリーマン「レビン。このデータでやってみてもらいたい」

外宇宙開発機構本部/開発室
レビン「これは・・・。チーフ、これっていったいどこから・・・」
フリーマン「確かに今の地球のテクノロジーレベルでは無理かもしれん。だがこの地球上には“存在しないはずの知識”を持つ者たちがいる」
アキ「どういうことですか、チーフ」
エリザベス「ブラックテクノロジー・・・? まさか、本当に? でも・・・」
フリーマン「・・・・」
レビン「できた、できたわ! これが解決できれば、もう完成したも同然よ! おやっさん、そっちにデータを送るわ。後はよろしく!」
〔モニターの開閉音〕
本田「おう、まかせておけ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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