TOP PAGEへ

No.16
ブレンパワード


サブタイトル
「ブレンパワード」


【シナリオデモ開始】
〔カーソル、ヨコスカを指定〕
ヨコスカ基地/会議室
コルベット「ご苦労だったな。すでに聞き及んでいると思うが、強襲機動特装艦アークエンジェルは当分の間この地域で遊撃任務についてもらう」
マリュー「ですがコルベット准将、それは・・・」
コルベット「なにか異論があるのかね、ラミアス大尉」
マリュー「いえ・・・」
コルベット「フン。報告書にはわしも一通り目を通させてもらった。戦績はたいしたものだが、ヘリオポリスでの対応といい、いろいろと問題も多かったようだな。わが軍の指揮官としての君の資質を問う声もあるそうだぞ」
マリュー「・・・・」
コルベット「だが我が連合軍に多くの有用な実戦データをもたらしたことも評価された。そのため、現在の情勢をふまえ、引き続き諸君らにアークエンジェルの運用をまかせることになったのだ」
マリュー「・・・ありがとうございます。クルーの補充はしていただけるのでしょうか」
コルベット「その必要はなかろう。アークエンジェルは今のままで十分に運用可能ではないか」
マリュー「ですがそれは」
コルベット「君の艦には特殊な人員も多いと聞くぞ。志願兵はともかく、ストライクのパイロットである裏切り者のコーディネイターや、グラドス人やテッカマンといった異星人などのな」
キラ「・・・・」
ミリアリア「キラは裏切り者なんかじゃないわ!」
トール「俺たちのために戦ってくれた、俺たちの仲間だ! もともとザフトとは何の関係もないんだ! なんで連合軍はすぐそうやって」
ナタル「お前たちは黙っていろ」
コルベット「志願するだけあって威勢のいいことだな」
ノアル「俺たちは軍に入った覚えはないんですがね、チーフ。こいつはいったいどういうことなんです」
フリーマン「先ほど説明した通りだ」
コルベット「貴様も物分かりがよくなたな。テッカマンも異星人も、わが軍の手にあってこそ意味をもつ」
フリーマン「間違えてもらっては困る。あくまでも軍へ協力するという立場だったはずではないか、コルベット准将。彼らは我々の保護下にあり、その扱いは外宇宙開発機構が承認した範囲を逸脱するものであってはならない。Dボウイやエイジは兵器ではない。彼らは人間なのだ」
コルベット「調子に乗るなよ、フリーマン。貴様たちの手にあってなんの役に立つ。今回の特務分艦隊構想は、連合の一員でありながら好き勝手にやっておった者どもとその強力な兵器群を、まとめて軍の管理下におくためのものだ。わが軍の指揮下にあってこそ、それらは地球圏防衛に役立てられるのだ」
Dボウイ「まてよ」
フリーマン「不満かね、Dボウイ」
Dボウイ「ラダムと戦えるのなら、あんたの指示にさからうつもりはない。だが身勝手な戦争を始めた地球連合とその軍の尻ぬぐいをさせられるのはごめんだ。そいつははっきり言っておく」
コルベット「貴様ぁ!」
〔扉の開閉音〕
ユリカ「あ~、ここだここだ! ほら、やっぱりここで良かったみたいですよ! みなさ~ん、お待たせしましたぁ! ぶいっ!」
アキト「お前なぁ。何回間違えたと思ってるんだよ」
マリュー「あなたたち・・・」
ムウ「ま、こういうことじゃないかと思ってたけどな。よ、戻ってきたな」
統夜「ネルガルの方へ行ったら、すぐ合流するって言われてびっくりしましたよ」
ナタル「・・・・」
プロスペクター「みなさんご無事でなによりでしたな」
ルリ「お久しぶりです」
コルベット「フン、民間人はまともな挨拶もできんか。相変わらずふざけた連中だな、貴様らは」
メグミ(あっ、この人!)
ミナト(ヤダ、あの時の連合軍のハゲ親父じゃない)
フェステニア(ねぇ、なんだってこのおっさんがここにいるわけ)
コルベット「自分たちの立場がわかっておらんようだな。わしは貴様らをまだ信用してはおらんのだぞ」
ユリカ「え~でもぉ、私たち軍にお願いされて手伝いにきたんですけどぉ」
コルベット「貴様らが連合軍に敵対し、わしの艦隊と戦ったことを忘れたとは言わさん」
ルリ「あなたがナデシコを撃沈しろと命令したからじゃないんですか」
プロスペクター「その通り。あの時点で我々に軍に従う理由はなく、身を守るために戦わざるを得なかったのです」
コルベット「ふざけおって」
アカツキ「まぁまぁ。今は味方同士、お互い無駄にことを荒立てるのはやめにしときましょう」
コルベット「・・・フン、まぁいい。ネルガルの譲歩により、ナデシコは我が軍の指揮下に入ったのだからな。せいぜい役にたってもらうぞ」
ユリカ「コルベット准将。ネルガルは軍と協定を結んだとはいえ、命令いかんによっては拒否権が我々には認められています。本艦クルーと協力者のみなさんの総意に反する命令は、このミスマル・ユリカが艦長として断固拒否いたしますのでご了承ください」
沙羅「へぇ、意外と言うじゃない」
忍「ああ、少しは見直したぜ」
ナタル「・・・・」
コルベット「フリーマンと同じく口だけは達者なようだな。だがその心配はない。なにしろ敵はいくらでもおるのだからな。当分貴様たちには特務分艦隊編成のための準備期間として、アークエンジェルとともにこの地球を狙う敵どもに対する遊撃を行ってもらう。まさか嫌とは言わんだろうな」
ユリカ「はい、それはOKです」
コルベット「ラミアス大尉、フラガ大尉、バジルール少尉は、連合軍将校としての責任をもって任にあたるように」
ナタル「はっ、了解いたしました!」
コルベット「うむ。期待しておるぞ」

〔カーソル、ヨコスカを指定〕
ヨコスカ基地/会議室
マリュー「あの時はありがとう。おかげでどうにか無事でいられたわ。結局、こういうことになってしまったけど」
ユリカ「はい。でもまたご一緒ですね」
ムウ「俺たちは君らと違って命令には従う他ないからなぁ。しかしまた、ずいぶんと個性的なメンツが増えてるじゃないの。確か軍とは独立して戦ってた連中をかき集めたみたいな話を聞いたが・・・」
プロスペクター「そうですな。そちらも学生さんたちが残っておられるようで」
マリュー「こういうことになるとわかっていたら、もう少しやりようはあったのだけれど・・・」
アカツキ「結構なことじゃない。こんなご時世だ。おびえて暮らすよりはましだと思うけどね」
メグミ「そういう戦う人の方がえらいみたいな考え方って、なんかおかしいと思うな」
アキト「メグミちゃん・・・」
ムウ「どうも洒落になってない事態になってきてるのは、確かみたいだけどな。お前さんたちが戦ったっていうグラドスのSPT部隊も地球に来ちまったし、俺たちはリクレイマーのグランチャー部隊とも交戦したんだ。連中も何やら動きが活発になってるらしい」
ナタル「東アジアの情勢もかなり厳しいと聞いたが、どうなっているのだ」
ユリカ「それがもう大変なんですよ。Dr.ヘルはどんどん機械獣軍団を送り込んでくるし、すごいロボットをもってる鉄甲龍って人たちがいたり、ボアザン星人っていう異星人があらわれたり。そうそう、デビルガンダムともまた戦ったんですよ。なんだか変な人たちがいたけど・・・」
ドモン「・・・・」
エイジ「ボアザン星人・・・」
マリュー「エイジくん、知っているの?」
エイジ「先輩から話を聞いたことがあります。グラドス軍も交戦したことがあるはずです。角を持つ貴族が支配する帝国で、角を持たない知的生命体はすべて下等とみなし支配下におこうとしていると」
ムウ「グラドスだけでもやっかいだってのに、この上まだ異星人が攻撃してくるのか。たまらんなぁ」
エリナ「地球でだって、ザフト以外にもこの混乱に乗じようっていう敵ばかり。もう無茶苦茶よ。軍が対応しきれないのもしかたないわ」
アカツキ「そこで我々の出番ってわけなんだけどね」
ユリカ「そういうことです。あ、マリューさん、あそこの方は?」
プロスペクター「外宇宙開発機構のハインリッヒ・フリーマン氏ですな。ナデシコ就航前に火星の件で一度お会いしました」
ノアル「ああ、我が親愛なるチーフどのだ」
フリーマン「ノアル、心にもないことは言わなくていい」
ノアル「ラーサ!」
フリーマン「今回の件では我々も軍の計画に関わることになる。私も出来るだけバックアップするつもりだ。彼らを頼む。ラミアス大尉、ミスマル艦長」

〔カーソル、ヨコスカを指定〕
ヨコスカ基地/会議室
※※アークエンジェルルートを通った場合のセリフ※※
統夜「マジンカイザーだって?」
甲児「オレの新しいマジンガーだ。マジンガーを越えるマジンガー、すげぇパワーでな。なれるまでが大変だったぜ」
カティア「マジンガーZはどうしたの」
甲児「いや、それがいろいろあってさ」
さやか「マジンガーZはDr.ヘルに奪われちゃったのよ。アフロダイAもやられてしまったわ。甲児くんは行方不明になっちゃうし、戻ってきたと思ったらカイザーのパワーに振り回されて暴走してるし、大変だったんだから」
甲児「いやぁ、気を失ってる間に、あやうく光子力研究所を破壊しそうになったらしくてさ。あの時はまいったぜ。そっちは元気そうじゃないか」
フェステニア「でもさ、アタシたちも結構大変だったんだよ。オーブに着くまでいろんなのと戦ったし、グラドス軍だって来ちゃうしさ」
リョーコ「それならこっちだってそうさ。次から次へと新しい敵が出てきやがるし。ドモンの師匠とかって化け物みたいなジさんも敵らしいしな」
統夜「あの人の師匠?」
十三「せや。最初は味方のふりして近づいてきよってな。とんでもないジジィやったで」
メグミ「それに、連合軍と協力することになったせいで、オモイカネがおかしくなっちゃってね」
リョーコ「暴走しやがって洒落にならなかったぜ」
統夜「暴走!?」
ルリ「敵味方識別がおかしくなって、エステバリス以外は全部敵だって認識しちゃったんです。オモイカネがエステバリスの攻撃管制システムにも介入して、手当たり次第に攻撃をかけました」
アカツキ「まったく大変だったよ、あれは」
プロスペクター「お見舞金だけでも実際大変な出費でした、はい」
ルリ「今はもう大丈夫ですけど」
カティア「本当に大丈夫なの、それ」
沙羅「大丈夫じゃなかったら、あたしたちも困ったことになるよ。カガリ、あんたオーブに帰ったんでしょ。なんだってまだアークエンジェルに乗ってるんだい。親父さんがよく許可したね」
※※ナデシコルートを通った場合のセリフ※※
忍「ザフトの“砂漠の虎”をやっただと?」
カガリ「ああ。アフリカでナデシコと分かれてから戦って、倒したんだ」
沙羅「アンドリュー・バルトフェルドをやったってのかい? アークエンジェルもやるもんだね。すごいじゃない」
フェステニア「あのさ、あんたがオーブのお姫様ってホント?」
カガリ「だから、そういう言い方はするなって言っただろ」
アカツキ「まさかオーブのアスハ代表首長のご令嬢だったとはね」
リョーコ「令嬢ってガラかよ」
カガリ「うるさい! 私だって嫌なんだぞ、そう呼ばれるのは!」
沙羅「カガリ、あんたオーブに帰ったんでしょ。なんだってまだアークエンジェルに乗ってるんだい。親父さんがよく許可したね」

カガリ「戦うために決まってるだろ。それに父は関係ない。私が自分で決めたことだ」
雅人「でもアフリカとはわけが違うんじゃない?」
※※アークエンジェルルートを通った場合のセリフ※※
亮「バズーカかついで、というわけにはいかんな」
※※ナデシコルートを通った場合のセリフ※※
亮「ロケット砲かついで、というわけにはいかんな」

カガリ「今は、私だってパイロットだぞ。だいたい、みんな残ってるのに私だって降りるなんて、そんな情けないことができるか。そっちだってなんでいるんだよ。お前らは・・・」
忍「うるせぇな。こっちにだって都合があんだよ」
※※アークエンジェルルートを通った場合のセリフ※※
リョーコ「でもエイジとかさ、お前らホントにこれでよかったのかよ。こういうことになっちまったら、もう抜けらんねぇだろ」
エイジ「僕が地球にきた目的は、グラドスとの戦いをなんとかやめさせるためでした。今もそれは変わっていません。ですが、僕は地球へ来て、地球には他にも多くの敵がいることを知りました。地球を守るために僕とレイズナーが役にたてるなら、今はこれでいいと思っています」
デビッド「俺たちもオーブについた時はまだ帰るつもりだったんですけどね。けどこんな状況じゃ、エイジと一緒に戦うべきだって思ったんですよ」
※※ナデシコルートを通った場合のセリフ※※
統夜「エイジはいいのか、これで。俺たちが火星で戦ったあの人が・・・先遣隊が来たってことは、グラドスの本隊も来るんだろ」
エイジ「フリーマンさんは父を知っていた。父が地球にいたとき、外宇宙開発機構にいたのだと教えてくれたんだ。僕の体には間違いなく地球人の血が流れている。グラドスとの戦いをやめさせることができればいいと思う。それは前と変わっていない。だけど地球を守るため戦うしかない敵がいるなら、そのために僕とレイズナーが役に立つなら、今はこれでいいと思っている」
デビッド「俺たちも最初は帰るつもりだったんだが、こんな状況だろ? だからエイジと一緒に戦うことにしたんだ。今は一応、外宇宙開発機構の一員だぜ」

ロアン「ええ。僕らが帰りたかった地球は、今の地球とは違うんです」
※※アークエンジェルルートを通った場合のセリフ※※
シモーヌ「あたしもSPTに乗れるようになったのよ」
サイ「俺たちもずっと戦いを見てきて、わかったんです。これは自分たちに関係ない戦いじゃないって。関係ないと思っていればそれですむようなことじゃないって」
アカツキ「そうだとも。キラ・ヤマトくん、君もようやくきっちり戦う決意をしたようだな。君がまだ味方だとわかってうれしく思うよ」
キラ「・・・いろいろありましたから。これが正しいとは思いませんし、思いたくもありません。でも僕には、できることがあるから」
※※ナデシコルートを通った場合のセリフ※※
甲児「火星じゃあんなに帰りたがってたのに、シモーヌやアンナまでいるのかよ」
アーサー「こら、飛ばすな。僕だっているぞ」
シモーヌ「あたしはエイジに操縦を教えてもらってるのよ。オーブを出てから実戦だって経験済みなんだから」
アキト「すごいなぁ。でもキラくんたちまで残っているなんて、びっくりしたよ」
豹馬「まったくだ。お前らはとっくに降りてるもんだと思ってたぜ」
サイ「残るって決めた時は、アラスカへ行くだけなのかと思ってたんですけどね」
カズイ「そうだよ。これなら俺たちなんかいなくたって・・・」
トール「もうよせよ、カズイ」
ミリアリア「でもこれでよかったのかも。みんな一緒だし、なんだかこれって連合とかじゃなくって、本当に地球のために戦うんだって感じだもん。ね、キラ?」
キラ「うん・・・そうだね」
カティア「キラ、少し雰囲気が変わったんじゃない」
統夜「・・・そっちも、いろいろあったみたいだな」
キラ「・・・そうですね。あなたたちやエイジと同じです。これが僕にできることだから、今はこうするしかないって」
カガリ「お前ってホントに変な奴。ストライクに乗ってる時はあんなに強いのにな」
フェステニア「Dボウイもまだ一緒だったんだね」
Dボウイ「ああ」
ノアル「ま、一応な」
アキ「一度、敵のテッカマンのせいで変身できなくなっちゃったのよ。でも外宇宙開発機構で造っていたペガスに、クリスタルを組み込んでまた変身できるようになったの。今は立派なあたしたちの仲間よ。ね、Dボウイ?」
Dボウイ「そんなところだ」
アカツキ「へぇ、ずいぶんと変わったもんだね。ま、仲間というなら、あてにさせてもらいたいな」

ムウ「そういや、俺たちが会ったことない連中も多いだろ。いつまでかは知らないが、しばらくは一緒に戦うことになるんだ。紹介してくれよ」
ユリカ「そういえばそうでしたね。えーと、会ったことないのって誰でしたっけ?」
マリュー「それをこっちに聞くわけ?」
ルリ「今ここにいる人たちでは、光子力研究所のみなさん、ビッグファルコンのボルテスチームと、ゼオライマーの2人です」
ナタル「光子力研究所ということは、君たちの仲間だな」
さやか「ええ」
甲児「こっちがグレートマジンガーに乗ってる鉄也さん。オレたちが火星に行く前は一緒に戦ってたんだ。あとはボス、ヌケ、ムチャ」
鉄也「剣鉄也だ。アークエンジェルのことは、兜から聞いている。“エンデュミオンの鷹”と一緒に戦えるとは光栄ですよ」
ムウ「今どきアーマー乗りじゃ、しょうがないけどな。グレートマジンガーのことは聞いてるよ。よろしくな」
ボス「兜ぉ! てめぇなんで俺さまたちだけ適当な紹介なんだよ!」
さやか「なによ、あれで十分でしょ」
ルリ「この人たちのロボットはジャンクから作ったそうです。なんで動くのかよくわかりません。頭数に入れないでおけば、万が一活躍した時うれしいと思います」
ボス「ちょっとルリちゃんったら、ひどいじゃないの」
豹馬「ボルテスチームは、俺たちと同じ5人チームだ。それぞれのメカが合体することで、コン・バトラーとベースが同じ超電磁マシーン・ボルテスVになるんだぜ」
マリュー「コン・バトラーと同様の機体ね。心強いわ」
小介「もともとボアザン星人に対抗するために、剛博士が残したものだそうです」
健一「父ですよ。剛健一です。ボルテスチームのリーダーを務めます。地球を守るためともに戦いましょう。チームの2人は俺の弟です。大次郎と日吉」
大次郎「おいどんが剛大次郎でごわす」
日吉「僕が日吉です」
めぐみ「岡めぐみです。みなさんとお会いできて光栄ですわ。これからよろしくお願いします」
一平「峰一平。まさかこんな大げさなことになるとは思わなかったが、ま、よろしく頼みます」
ユリカ「めぐみさんはメグミちゃんと同じ名前なんだよね」
メグミ「艦長、なんで私がちゃんで彼女はさんなんですか。それって変だと思います」
ユリカ「へ?」
アキト「まぁまぁ、メグミちゃん。今は紹介をしているところだから。それに俺は、メグミちゃんって呼び方の方が似合ってると思うな」
メグミ「そ、そうですね。アキトさんがそう言うなら私は別に」
アカツキ「おやおや、テンカワくんも言うねぇ」
ユリカ「む~っ」
リョーコ「バカらしい。テンカワはみんなちゃんづけじゃねーかよ」
ナタル「ごほん。先に進めてもらいたいのだが」
ユリカ「は、はい! えっと、あとはゼオライマーっていうすごいのに乗ってるお2人です」
美久「氷室美久です。よろしくお願いします」
マサト「秋津マサトです。・・・なんだから場違いだと思いますけど、僕には他に行く所もないですから」
比瑪「あなた、パイロットなんでしょ? もっと自信もたなきゃ戦えないじゃない」
美久「大丈夫。彼は戦えるわ、ちゃんとね」
マサト「・・・・」
ユリカ「そういえば、その人たちは誰なんです?」
ナンガ「俺たちは外様さ。ノヴィス・ノア所属のブレンパワード隊の者だ。俺はナンガ・シルバレー」
ラッセ「ラッセ・ルンベルクだ」
比瑪「宇都宮比瑪です。私たち、この地域のプレートとグランチャーの動きを調べるために来ているの」
ナンガ「上からのお達しでね。アークエンジェルに同乗してきたんだが、もうしばらく世話になる」
ユリカ「ノヴィス・ノア? ブレンパワード? なんですか、それ」
ルリ「ノヴィス・ノア、連合軍のオーガニック・エンジン試験艦ね。ブレンパワードはアンチボディ。グランチャーとは違うタイプ。その人たちはそのパイロットってことね」
アカツキ「プレートから生まれるオーガニック・マシンか」
比瑪「そう。みんないい子たちよ」
エリナ「そういえば、ブレンパワードの実用試験はノヴィス・ノアでやっていたんだったわね」
トール「俺たちに言えたことじゃないけど、これだけいろんな人が集まるって、なんかすごいな」
ミリアリ「うん」
甲児「これだけの面子なら、どんな敵と戦ったってそうそう負けやしないぜ」
アキト「そうだね。ガイが生きていたら、きっと喜んだだろうな」
統夜「うん。でも、俺が目立てない! って文句言ったかも」
ヒカル「言いそう言いそう」

〔カーソル、ヨコスカを指定〕
ヨコスカ基地/格納庫
比瑪「じゃ、さっきのってやっぱりプレート性の地震だったんだ」
ナンガ「そうらしい。グランチャーが出てるようだ」
ラッセ「プレートは?」
ナンガ「残念だが全部もってかれたようだな」
ラッセ「あらま。けどグランチャーが出てるんじゃ、放っておくってわけにはいかないな。俺たちも行くか」
比瑪「当然でしょ。ブレン、出番だよ」
〔アンチボディの声〕
ヒメ・ブレン「・・・・」
統夜「待ってください。俺も出ます」
ナンガ「君は待機中じゃなかったのか」
統夜「グランチャー部隊の迎撃命令が出ました。ブレンパワード隊が出るだろうから、先行しろって言われたんです」
ラッセ「そういうことなら了解だ」
比瑪「ええ、一緒にいきましょ。いくよ、ブレン」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方ユニット出現〕
〔バイタルジャンプ〕
〔味方ユニット出現〕

ナンガ「どうした、ヒメ」
ラッセ「確かヒメの家が近くにあったが、寄り道している時じゃないぜ?」
比瑪「違うわ。ブレンパワードの反応よ。1人だけ」
ラッセ「プレートがリバイバルしたって情報は入っていない。ってことは」
比瑪「あいつに決まってる」
ナンガ「リクレイマーのイサミ・ユウか」
※※アークエンジェルルートを通った場合のセリフ※※
統夜「あの時のブレンパワードか・・・」
※※ナデシコルートを通った場合のセリフ※※
統夜「なんです?」
ナンガ「ブレンパワードがいる。話をする時間をとらせてくれ」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔主人公&比瑪&ナンガ&ラッセ、前進〕
〔主人公&比瑪&ナンガ&ラッセ、着地〕

勇「なんだ・・・ブレンパワード? あいつらか」
比瑪「見つけた! ちょっとあなた、1人で何やってるのよ! 直子おばあちゃんが心配してるでしょ!」
勇「そうか・・・ばあちゃんはノヴィス・ノアにいるんだったっけ・・・」
ナンガ「ヒメちゃんから話は聞いた。何でリクレイマーの君がオルファンを出て戦うつもりになったのか、教えてもらいたいな」
勇「教えることなんてない」
ナンガ「リクレイマーに敵対するつもりだと聞いた。だったら協力しようじゃないか」
勇「必要ないね」
ナンガ「ミスター・ユウ。ヒメの話では君のブレンはコックピットの改装もろくにされていないそうじゃないか。それじゃまともに戦えないだろう。俺たちと来れば・・・」
勇「そんなものに頼ってるようじゃダメだね」
ナンガ「しかし・・・」
勇「オレはオルファンで6年間、グランチャーに乗っていた!」
ラッセ「ヒュウ~」
統夜「俺とかわらない歳なのに、6年もだって・・・?」
比瑪「リクレイマーだものね」
ナンガ「ミスター・ユウ、君がアンチボディに詳しいならなおさらだ。一緒に戦おうじゃないか」
勇「オレは1人で戦って、あんたたちが無駄なことをしているって、証明してやるよ」
統夜「ラダムやグラドス軍に襲われたら、1人でどうする気だよ。それに、あいつらと戦わなきゃいけないってことも、わからないってわけじゃないだろ」
勇「オルファンを止めなきゃ、いくら戦争に勝ったって無駄だね。地球は死の星になる」
比瑪「だからって、侵略されていいわけないでしょ!? だからみんなでそういう敵と戦って、その上でオルファンだって止めなきゃならないんじゃない!」
ナンガ「そのために連合はノヴィス・ノアを建造したんだろう」
勇「親父たちが10年も前に開発したオーガニック・エンジンだ。あんなんじゃ、オルファンは抑えられないね。ノヴィス・ノアはサバイバルのために艦だ。地球の海を漂うだけ。けどね、オルファンは違うんだよ。あんたたちは何もわかっていない。ブレン、いくぞ」
比瑪「ちょっと、待ちなさいよ! だいたいリバイバルしたまんまでろくな調整もしないで、その子だって可哀想じゃ・・・ッ!?」
統夜「え?」
ラッセ「おいおい」
比瑪「いっ・・・いま何したァ!?」
勇「ぺらぺらうるさいな、敵を連れてきただけのくせに!」
比瑪「敵!?」
〔バイタルジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

ジョナサン「アンチボディ反応があったのはここか。なに、ブレンパワードが4体だと? ノヴィス・ノアの奴らか!」
ラッセ「グランチャーか!? ナンガ、統夜」
ナンガ「おう!」
統夜「確認した!」
〔バイタルジャンプ〕
〔味方ユニット出現〕

ジョナサン「あのアンチボディは・・・見つけたぞ、ユウッ!」
勇「ジョナサンか!」
ジョナサン「シラー、プレート回収班は先に帰還させろ。我々はユウとノヴィス・ノアのブレンパワードを黙らせておく!」
シラー「了解!」
勇「ブレン、いいな。いくぞ!」
比瑪「ちょっと! あたしたちだっているんだから、連携ってもんを考えなさいよ!」
勇「勝手にしろ!」
<戦闘開始>

<敵12体以下・味方援軍1出現>

〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

ユリカ「みなさんお待たせ~!」
ルリ「グランチャータイプのアンチボディ確認。リクレイマーです」
エリナ「プレートの回収部隊は引き上げてしまったようね」
ムウ「アンチボディとの戦闘はやりにくいぞ。気をつけてくれよ」
アカツキ「了解!」
〈出撃準備〉
※※まだジョナサン&シラー健在の場合、セリフ追加※※
シラー「ジョナサン、奴らは!」
ジョナサン「なんだ、こいつらは。なんでこいつらがまとまって出てくる!? ユウの奴、連合に与して何をしていた!? ユウ、貴様ァッ!」
※※まだジョナサン健在の場合、セリフ追加※※
ジョナサン「なんだ、こいつらは。なんでこいつらがまとまって出てくる!? ユウの奴、連合に与して何をしていた!? ユウ、貴様ァッ!」
※※まだシラー健在の場合、セリフ追加※※
シラー「くっ、なんだこいつら! 連合はこんな部隊を編成していたというのか!?」

???「シーット! 面倒な奴らが出てきたぜ」
???「どうするんだい。せっかく待ち伏せしてたけど、これじゃアンチボディの捕獲もやりにくいぜ」
???「ですがあれは、ドモン・カッシュが身をよせている部隊のはず」
???「ほう・・・なるほどな。連合軍のバカどもも、少しはものを考えているとみえる。本来であればバラバラの戦力を集中させ、強力な遊軍をつくりおったか」
???「やるか。リクレイマーに気を取られている間に、頭をつぶせばいい」
???「もう少し待っておれ。奴らがリクレイマーにれるならそれもよし。リクレイマーを倒したならばその油断をつき攻撃をかける」
???「ドモンのアニキもここで片付けちまうかい」
???「それはならん。ドモンの戦いのセンスは惜しい。邪魔なシャッフル同盟が動かぬうちに、ドモンを捕らえてくれようぞ」

≪アークエンジェルルートを通った≫
<統夜vsジョナサン>

ジョナサン「フン、あの時の奴か。貴様などに邪魔はさせん!」
統夜「対アンチボディ戦だって、2度目ともなれば少しはマシにやってみせる!」

<勇vsジョナサン>
勇「ジョナサンッ!」
ジョナサン「ユウッ! 何をする気だったのか知らないが、貴様は私が墜としてやる!」

<比瑪vsジョナサン>
ジョナサン「ブレンパワードなどで私のグランチャーに挑もうというのか! 笑わせるな!」
比瑪「このぉ、やらせるもんか!」

<ブレードvsジョナサン>
ジョナサン「チィッ、何なんだこいつは!?」

<ジョナサン撃破>
※※勇が撃破の場合のセリフ※※
ジョナサン「ブレンパワードにこれほどの力があるといのか!? ユウッ! 貴様・・・私の手を!」
勇「退けよ、ジョナサン!」
ジョナサン「ユウーッ!」
※※勇以外が撃破の場合のセリフ※※
ジョナサン「なんだと!? 貴様ァ、よくも私の手をーッ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔バイタルジャンプ〕
〔敵ユニット離脱〕


<敵全滅・敵増援1出現>
ルリ「グランチャー部隊の撤退を確認。残存なし」
ユリカ「大勝利ですね、ラミアス艦長!」
マリュー「ええ・・・そうね。みんなご苦労さま。帰還してちょうだい」
〔マリューに爆発〕
〔画面、振動〕

マリュー「なに、どうしたの!?」
ナタル「攻撃を受けただと!? 索敵、何をやっている!」
サイ「敵機、確認できません!」
〔マリューに爆発〕
〔画面、振動〕

マリュー「うっ・・・いったい何が起きているの」
サイ「左舷上部のイーゲルシュテルン、3基とも破壊されました!」
ナタル「なんだと!?」
ミリアリア「え? なに? ・・・嘘でしょ!?」
マリュー「どうしたの!?」
ミリアリア「艦長、艦上に人がいるそうです!」
マリュー「なんですって!?」
東方不敗「フハハハハッ! 甘い、甘すぎるわ!」
ナタル「バカな・・・なんだというのだ、いったい! あれが人であるはずがない! 化け物め、艦をロールさせて振り落とせ!」
トール「そんな、無理ですよ!」
ユリカ「マリューさん? なにがどうしたんですか!?」
ルリ「・・・人が」
ユリカ「ひと?」
ルリ「アークエンジェルの上に人がいる」
ユリカ「・・・へ?」
レイン「あれは・・・まさか、マスターアジア!?」
ユリカ「そ、それって確か、ドモンさんの師匠っていう・・・」
ナタル「あの化け物を知っているのか!?」
レイン「ドモンの師匠なんです。でも、敵で・・・」
マリュー「あれが? では本当に人だというの!?」
東方不敗「ハアァッ!」
ミリアリア「飛んだ!?」
〔ユリカに爆発〕
〔画面、振動〕

ユリカ「ひゃっ!?」
ミナト「ちょっと、まさか今の・・・」
ルリ「・・・こっちに飛び移ってきました」
ユリカ「え~っ!?」
東方不敗「ほうれほれほれほれっ!」
〔ユリカに爆発〕
〔画面、振動〕

メグミ「きゃあぁぁーっ!」
エリナ「ちょっと、なによあれ!?」
ルリ「・・・ほんと勘弁して」
ドモン「師匠っ! それ以上やらせるわけには!」
〔ドモン、ユリカへ隣接〕
〔機体の拘束音〕

東方不敗「ちいっ、ドモンか!」
ドモン「もうやめてください、師匠! 師匠はデビルガンダムに操られているのです!」
東方不敗「このバカ弟子が! まぁだわからんのか!」
ドモン「師匠・・・俺のこの拳で、師匠の心を取り戻してみせる!」
東方不敗「ほう、面白い。このわしに貴様の拳が届くとでも思うておるのか。この未熟者め!」
ドモン「師匠!?」
東方不敗「フッ、まぁよい。この強力な兵器群をデスアーミー化できれば、わしの手駒としてさぞ使いでがあろう」
ドモン「待て!」
東方不敗「フフフッ、貴様の相手は後でゆっくりしてくれるわ。ハァーッ!!」
ドモン「くっ、逃がさん!」
〔敵ユニット出現〕
ドモン「なにっ!?」
ルリ「デスアーミー出現。それと、あれは・・・」
レイン「チボデーたちだわ・・・」
ユリカ「デスアーミー? ってことは、もしかして・・・」
イネス「当然、どこかにデビルガンダムがいるってことね」
チボデー「ヘイッ! お前たちの相手は俺たちがするぜ!」
サイ・サイシー「オイラ戦いたくってうずうずしてるんだ!」
ジョルジュ「我が華麗なる剣の舞、とくとご覧にいれましょう」
アルゴ「体の中から力があふれてくるようだ。こい!」
ドモン「お前たち・・・」
サイ・サイシー「オイラたち強くなったぜ、ドモンのアニキ」
ジョルジュ「そう、あの方に力をいただいたのですよ」
ドモン「お前たち・・・本当にデビルガンダムの手先になってしまったのか!?」
ジョルジュ「フフフ、相変わらず物分かりの悪い人ですねドモン」
ドモン「バカな・・・いったい何故だ! どうしてしまったんだ、お前たち! そうまでして得た力などに、何の意味がある!?」
〔味方ユニット出現〕
レイモンド「ドモン・カッシュ様!」
ドモン「お前は・・・」
レイモンド「ジョルジュ様の執事、レイモンドでございます。ドモン様、ジョルジュ様たちは力に心奪われたのではございません。あのマスターアジアの奸計に陥り、DG細胞におかされその虜となっているのです!」
ドモン「なんだと!?」
レイン「そんな・・・」
ジョルジュ「レイモンド、まさか主の邪魔をしようというのではないでしょうね」
〔レイモンドに爆発〕
〔画面、振動〕

レイモンド「うぅっ・・・ジョルジュ様・・・」
レイン「レイモンドさん!? 危険だわ、早くナデシコに!」
〔レイモンド、ユリカへ隣接〕
レイモンド「皆様お願いです! なにとぞ、なにとぞジョルジュ様たちをお助けください!」
フェステニア「そんなこと言われたって・・・ねぇ?」
カティア「もう何がなんだかわからないわ」
メルア「はい、さっぱりです」
統夜「何なんだよ! どうすりゃいいっていうんだよ!」
〔味方ユニット離脱〕
ウリバタケ「おーい、大丈夫か。生きてるか、じいさん。しかしまたえらく旧式のもんに乗ってるな」
ドモン「・・・ひとまず奴らを打ち倒し、その上でデビルガンダムを叩く。デビルガンダムさえ倒せば、あいつらも元に戻るはず」
沙羅「何も考えてないのとかわらないじゃないさ」
ルリ「どうします?」
ユリカ「と・・・とにかく、迎撃! 迎撃してくださ~い!」
マリュー「艦の被害は?」
ナタル「航行に支障はありません。全機、敵を迎え撃て!」
ドモン「デビルガンダム・・・キョウジッ、貴様を引きずり出してやる! この俺の、キング・オブ・ハートの名にかけて!」
※※まだ勇健在の場合、セリフ追加※※
勇「・・・冗談じゃない。つきあっていられないよ」
比瑪「待ちなさい! ちょっとくらい手伝おうって気はないの!?」
勇「いちいちうるさい女だな! オレがこんなことに関わらなきゃならない理由がどこにあるんだ。だいたいこいつら何なんだよ」
比瑪「見てわかるでしょ、敵じゃない! 今はこういう敵がいっぱいいるんだから! そのブレンはわかっているわ!」
勇「ブレンが? そうなのか、お前。戦う気なのか」
〔アンチボディの声〕
ユウ・ブレン「・・・・」
勇「わかったよ。もうしばらくはつきあってやるさ」


<ドモンvsチボデー>
ドモン「チボデー! 悪魔の手先になるのが、お前の夢だったのか!?」
チボデー「チープな奴だな、ドモン・カッシュ。この強さこそが俺の夢だぜ! 試してみろよ!」

<ドモンvsサイ・サイシー>
ドモン「サイ・サイシー! お前まで奴に心を奪われたのか!?」
サイ・サイシー「アニキも俺たちと一緒に、強くなろうぜぇ!」

<ドモンvsジョルジュ>
ドモン「目を覚ませジョルジュ!」
ジョルジュ「私に意見は無用にしていただこう!」

<ドモンvsアルゴ>
ドモン「アルゴ、いったいどうした! 海賊仲間を助けるんじゃなかったのか!?」
アルゴ「そんなことはどうでもいい。この力で、俺はお前に勝つ!」

<チボデー&サイ・サイシー&ジョルジュ&アルゴ撃破・敵増援2出現>
忍「おいドモン、とりあえず全員片づいたぜ! これでどうすんだ!?」
甲児「いや、なんか様子が変だ!」
〔敵ユニット出現〕
チボデー「へへっ、無駄だぜベイブ」
ジョルジュ「この程度では」
サイ・サイシー「オイラたちには通じないぜ!」
アルゴ「フン・・・」
ユリカ「え~っ!? なにそれ~!?」
イネス「再生したわね」
レイン「DG細胞だわ・・・。もうあんなに冒されていたなんて」
レイモンド「ジョルジュ様・・・おお、なんということ」
ドモン「バカな。お前たち、もはや完全に・・・」
〔画面、赤く発光〕
〔味方ユニット表出〕

ジョーカー「その通りです、ドモン」
スペード「残念だが、もはや彼らを救う術はない」
クラブ「この上は、機体ごと滅するのみ」
ダイヤ「これが最後の救いの道だ」
東方不敗「ちぃ、現れおったか」
ジョーカー「マスターアジアめ。まさかこのような所に潜んでいようとは」
マリュー「こ、今度はいったい何なの」
ジョーカー「戦士たちよ。あの者たちの始末は我らが引き受ける」
ドモン「お待ちください、シャッフル同盟の方がた!」
ジョーカー「ドモンよ。お前も紋章を持つ身であれば、為すべきことはわかっているはず」
ドモン「くっ・・・」
ジョーカー「いきますよ、皆の者」
〔ジョーカー&スペード&クラブ&ダイヤ、チボデー&サイ・サイシー&ジョルジュ&アルゴへ隣接〕
〔チボデー&サイ・サイシー&ジョルジュ&アルゴに爆発〕
〔画面、振動〕

ダイヤ「む!? こ、これは」
〔画面、黄色く発光〕
ジョーカー「なんと!?」
スペード「どうしたことだ、我々の技が!?」
〔画面、青く発光〕
クラブ「あの者たちには通用しなかったというのか!?」
〔画面、緑色に発光〕
ダイヤ「そうだ・・・見ろ!」
〔チボデー、気力上昇〕
チボデー「チィッ、なんて強ぇ奴らなんだ」
〔ジョルジュ、気力上昇〕
ジョルジュ「これほどの技は初めて受けましたよ」
〔サイ・サイシー、気力上昇〕
サイ・サイシー「へへっ、うれしくなってくるぜ!」
〔アルゴ、気力上昇〕
アルゴ「さぁこい!」
ジョーカー「まさか・・シャッフルの紋章!」
ダイヤ「そうだ。彼らの中には、我らと同じ命の力がある!」
スペード「なんてことだ。信じられん」
クラブ「だが現実だ。どうする、ジョーカー」
ジョーカー「・・・彼らを救うしかありませんね」
スペード「やるのか、あれを!?」
ダイヤ「それしかあるまい!」
クラブ「今の状況を招いたあの“血のバレンタインを”を我らは止められなんだ。あのときすでに、我らの役目は終わっていたのかもしれぬな」
ジョーカー「いま我らにできることはただ一つ。我らの命の炎を、極限まで燃やすのです!」
東方不敗「待てぃ! 貴様ら、己の命と引き換えにそやつらを元に戻すつもりか!? そんなことをしてどうなる! わしを倒すのはあきらめたのか!」
ジョーカー「もはや覚悟はできています。我々は死すとも、その志は紋章をつぐ若き獅子たちと、ここに集いし“種子”たちに受け継がれるでしょう」
東方不敗「なんだと? 笑わせおる。そやつらがそうだというのか。しょせんザコではないか」
ドモン「こ、これは・・・」
ジョーカー「ドモン・カッシュよ。我らシャッフルの命運はキング・オブ・ハートとしてのこれからのお前にすべて託す。戦乱に覆われし地球にまかれた希望の種子たちと共に、この未曽有の危機を乗り越えるために戦うのです。頼みましたよ」
東方不敗「や、やめんかぁっ!」
〔ジョーカー&スペード&クラブ&ダイヤ、チボデー&サイ・サイシー&ジョルジュ&アルゴへ融合〕
〔画面、明滅〕
〔味方ユニット消失〕
〔敵ユニット消失〕

ユリカ「え、なに!?」
マリュー「いま何が起こったの・・・」
〔敵ユニット出現〕
東方不敗「・・・愚かな奴らよ。あんな小僧どもを助けるために、自分の命を投げ出すとは」
ドモン「師匠・・・!?」
東方不敗「だがこれで最大の邪魔者は消えた。この上はわし自ら貴様らを倒し、新たな手駒としてくれるわ!」
忍「出やがったなジジィ!」
ユリカ「悪者は退治します! みなさん、やっちゃいましょう!」
東方不敗「ククククッ、ザコどもがほざきおるわ! 貴様らごときにこのわしが倒せるかぁっ! さぁ、かかってくるがよい!」(ほうれ、近づいてこいマヌケどもが。敵を引き込み一網打尽。これぞ兵法というものよ)
???「フフフフッ、ハハハハハッ! 東方不敗、貴様の思うようにはさせんぞ! そらそらそらそらっ!」
〔???のいる地点周辺に爆発〕
〔画面、振動〕

東方不敗「なんと!?」
〔地鳴り〕
〔画面、振動〕
〔敵ユニット出現〕

キョウジ「・・・・・」
ドモン「兄さん・・・」
マリュー「あれは、あの時の!?」
ルリ「ええ、デビルガンダムです」
豹馬「あんな所の地下に潜ってやがったのか。うかつに近づいたらヤバかったな」
東方不敗ええい、デビルガンダムが、あのお方が出てしまったか! おのれ、何奴だ!」
〔第3軍ユニット出現〕
甲児「なんだ!?」
シュバルツ「私の名は、シュバルツ・ブルーダー!」
ルリ「・・・また増えた」
シュバルツ「どうしたどうした、ドモン・カッシュ! シャッフル同盟が放った命の炎を燃やし尽くすほどの技を見ても、まだ迷いが晴れぬのか!」
ドモン「なんだと!? 貴様、何者だ! 貴様もキョウジに、いやデビルガンダムに取り込まれた者か!」
レイモンド「ドモン様、その方は敵ではありません! ジョルジュ様が襲われた際、私を助けてくれた方なのです!」
ドモン「なに!?」
ショバルツ「その通り、私はお前たちの敵ではない。だが今は私の正体よりも、デビルガンダムと東方不敗を倒すことの方が先決のはず! ドモン、東方不敗はもはや貴様の師匠などではない。恐るべき敵なのだ。まだそれがわからんのか!」
ドモン「クッ・・・黙れ! 俺はこの手でデビルガンダムを倒し、師匠を取りもどしてみせるッ!」
シュバルツ「果たしてお前のような未熟者にそれができるかな。まぁいい。お前たちの戦いぶり、しかと見せてもらおう」
〔第3軍ユニット離脱〕
ミナト「なによ、あの変なマスクの奴、加勢してくれるんじゃなかったわけ?」
ユリカ「そ、そうみたいですね。とにかく、迎撃しましょう!」

≪ナデシコルートを通った≫
<統夜vs東方不敗>

統夜「くそっ、こいつなんて奴だよ!」
東方不敗「フン、死ににきたか小僧! 貴様の戦い方などまるでなっちゃいないぞ!」

<統夜vsキョウジ>
統夜「化け物め! いい加減やられろっ!」

<ドモンvs東方不敗>
ドモン「師匠っ! 俺の魂の拳で、師匠を取り戻してみせます!」
東方不敗「フハハハッ、このバカ弟子がぁ! 自らやられに出てきおったか! ドモン、覚悟せいっ!」

<ドモンvsキョウジ>
ドモン「こいつのために・・・こいつのために、父さんと母さんはこいつのためにぃっ! キョウジィッ、今度こそ貴様を叩きつぶしてやるッ!!」
キョウジ「・・・・」
ドモン「に・・・兄さん?」
キョウジ「ハハハッ、クーックククッ!」

<勇or比瑪orナンガorラッセvs東方不敗>
東方不敗「これがアンチボディとやらか。ひっとらえてデスアーミーに仕立て上げてくれるわ!」

<東方不敗orキョウジ撃破・勝利条件達成撃破>
※※東方不敗撃破の場合のセリフ※※
東方不敗「ええいおのれ、ぬかったわ! こやつら思った以上に力をつけておる。ここはいったん退くが得策か」
※※キョウジ撃破の場合のセリフ※※
東方不敗「デビルガンダム様が!? ええい、おのれぬかったわ! こ奴ら思った以上に力をつけておる。ここはいった退くが得策か」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕
ドモン「師匠! ・・・師匠には、もう俺の魂の拳は届かないのか・・・」
キョウジ「ウオォォォォーッ!!」
ドモン「なにっ!?」
〔キョウジ、前進〕
〔第3軍ユニット出現〕

シュバルツ「いかん、あの方向には!」
ルリ「デビルガンダムの逃走ルート上、街があります」
〔キョウジ、爆発を起こしながら前進〕
マサト「そんな・・・」
比瑪「ダメよ、あそこにはあたしの家が! 弟妹たちがいるのよ!」
ナンガ「家って、ヒメちゃんのいた孤児院か!?」
〔勇、キョウジへ隣接〕
比瑪「勇!?」
鉄也「あいつ、何をする気だ」
勇(ブレンパワードのチャクラ・シールドは、ああいうものだってはねのけられるはずだ。やるしか・・・ない!)「頼むぞ、ブレンッ!!」
〔チャクラ光発現〕
〔キョウジ、後退〕

比瑪「あ・・・」
キラ「はじいた!?」
アキト「あんなに大きさに違いがあるのに!?」
〔キョウジ、後退〕
〔敵ユニット離脱〕

ドモン「キョウジィィィッ!!」
ルリ「デビルガンダム、逃走しました」
シュバルツ「・・・見事」
比瑪「すごい・・・ブレンパワードがあんな風に使えるなんて・・・」
ナンガ「どうやらグランチャーに6年乗ってたって話は、本当のようだな」
ラッセ「ああ・・・だとしたら、そんなリクレイマーがなんでオルファンを出たんだ」
比瑪「うん。伊佐未・・・勇・・・くん」
勇「お疲れさん、ブレン。・・・オレたち、何やってるんだろうな・・・」
シュバルツ「さて、私も行くとするか。諸君、また会おう! ハハハハッ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
ユリカ「いっちゃった・・・。あの人何者なんだろうね」
メグミ「ただの変な人じゃないみたいですね」
ドモン「シュバルツ・ブルーダー・・・お前はいったい・・・」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔カーソル、ヨコスカを指定〕

ロアン「そっちはどうですか、大尉」
ムウ「あらかた片付け終わったよ。しかし、ひどいもんだな」
リョーコ「あのボスとかって奴らも、こういう時には役に立つな」
エリナ「でも破壊された街の後片づけをあなたが指揮するとは思わなかったわ、バジルール少尉」
ナタル「民間人の救護は我々軍人の責務だ。それにあれを抑えきれず市民を巻き込んでしまったのは我々のミスでもある。宇都宮比瑪、施設の子供たちの確認はできたのか」
比瑪「はい。みんな大丈夫だったみたいです。ご心配おかけしました」
ナタル「いや・・・。アキ、Dボウイはテッカマンになれないのか」
アキ「変身にはかなり体力を消耗するらしくて、戦闘以外ではできるだけ避けたいそうです」
ナタル「意外に不便なものだな。テッカマンがいれば作業もだいぶ楽なのだが」
アカツキ「そういやあの連中はどうしたんだい。ドモンくんの知り合いとかってさ」
統夜「ナデシコのメディカルルームに収容しましたよ。レインさんとイネスさんが見てくれてるはずです」
ムウ「それにしても、敵も味方もとんでもない連中だったなぁ」

ナデシコ/メディカルルーム
ユリカ「こんにちは~」
ドモン「レイン、どうだ」
レイン「大丈夫、もうDG細胞は残っていないみたい。傷の方もたいしたことはないわ」
イネス「もう意識も回復している。とんでもない体力をした連中ね」
レイモンド「おお、ドモン様、艦長殿。みなさまにはこのたびのこと、なんとお礼を申しあげてよいのやら」
ジョルジュ「レイモンド、お礼は私が申し上げますよ」
ドモン「・・・大丈夫なようだな」
サイ・サイシー「オイラたちなら、もうピンピンしてるぜ」
ジョルジュ「話はすべてレイモンドから聞きました。デビルガンダムに操られた我々のために、大変なことになっていたと。その我々を救い、こうして治療までしていただいた。ドモン・カッシュ、それにお美しい艦長殿。このジョルジュ・ド・サンド、心より謝罪と、そして感謝をいたします」
ユリカ「美しいだなんてそんなぁ。ジョルジュさんって正直なんですね。あっ、でも私はアキトとらぶらぶなんです。だからそういうのはダメですよ」
サイ・サイシー「変なお姉ちゃんだなぁ」
ルリ「・・・バカ」
ドモン「お前たちを救ったのは俺たちじゃない」
チボデー「ああ、レインから聞いたぜ。この紋章の、もとの持ち主たちが自分の命と引き換えに俺たちを助けたってな」
ユリカ「拳に紋章・・・ドモンさんのと同じですね」
ルリ「でも紋章が違ってる」
ドモン「シャッフルの紋章だ」
アルゴ「シャッフルの・・・」
サイ・サイシー「でもなんでオイラたちに」
チボデー「チッ、勝手なことをしてくれるぜ」
ドモン「・・・・」

〔カーソル、ヨコスカを指定〕

フェステニア「ほら、みんなも早くきなよ! すっごくおいしいんだから! あんまりないから、早くしないとなくなっちゃうよ」
雅人「そのわりには、さっきから1人でずいぶん食べてるんじゃない」
沙羅「雅人! あんた人に面倒押しつけて自分はこんな所でのんびりかい!?」
マサト「えっ!? あ、す、すみません」
沙羅「ん?」
美久「フフッ、マサト君、あなたのことじゃないわよ」
沙羅「ああ、そっちの坊やはおんなじ名前だったね。あたしが言ったのは、こっちのバカのことさ。気にしなくていいよ」
雅人「まぁまぁ、そんなにいつも怒ってばかりじゃ疲れるよ。沙羅も食べる?」
甲児「お、なんだなんだ。うまそうな匂いがしてるぜ」
ボス「おほっ、トン汁じゃないの」
アキト「へぇ、おいしそうだな。誰がつくったの?」
カガリ「ヒメのいた施設のママたちがつくってくれたんだ。うまいぞ。キラ、お前もこっちにきて食えよ。ほら」
キラ「うん・・・ありがとう」
カガリ「私に礼を言ったってしょうがないだろ」

〔カーソル、ヨコスカを指定〕

ラッセ「ごちそうさま。ヒメ、後でお礼を言っといてくれよな。トンジル、おいしかったってさ」
ナンガ「なんだ、何を食ってたんだ」
ノアル「トンジル?」
比瑪「ポーグ入りのベジタブルスープよ」
ナンガ「ポーク! なんだ、もうないのか!? 後片づけで働いてるんだから、そういうのは欲しいよな」
ノアル「おい、なんで俺たちも呼んでくれなかったんだよ」
ヒカル「ひどぉい。もうプンプン!」
イズミ「恨めしいわ」
カティア「ごめんなさい。そんなに大勢が食べられるだけの量はなかったから」
比瑪「でもあの子は、取りにもこなかった」
アキ「リクレイマーの伊佐未 勇くんね」
アカツキ「アンチボディでの戦闘しか考えないリクレイマーねぇ」
ナンガ「1人で戦いのにこだわってるのさ」
ラッセ「近親憎悪って奴じゃないのかね」
比瑪「甘えん坊とか、寂しがり屋の反動かもって見えるけど?」
ナタル「オルファンは水深7000メートルの海底にある。そこで何が行われているのか誰もしらず、そのためリクレイマーの実態もいまだ明らかになっていない。彼の持っているはずの情報は貴重だ。大尉、彼を拘束する必要があると思いますが」
ムウ「あんまりそういうことはしたくないんだけどなぁ」
ナタル「ですが軍では」
メルア「あの」
ナタル「なんだ」
メルア「ブレンパワードっていうの、飛んでますけどいいんでしょうか」
比瑪「あっ!? ちょっと、待ちなさい勇! その子はまだ疲れているわ!」
ナタル「メルア・メルナ・メイア、なぜもっと早く言わない!? 誰かそのブレンパワードを止めろ!」
〔アンチボディの飛行音〕
ナンガ「バイタル・グロウブに乗って飛んだな。さすがに慣れてやがる」
ラッセ「少尉、あれじゃ追いかけて捕まえるのは無理だ」
ナタル「く・・・最初に拘束しておくべきだったか」
ムウ「街の被害がこれだけですんだのは彼のおかげだからな。そういうわけにはいかなかったさ」
比瑪「もう。面倒みきれないぞ、あいつったら」

ナデシコ/ブリッジ
ナタル「ラミアス艦長、私は反対です。MF計画の生き残りといえど、このような者たちと同行させるなど。しかも敵に利用されていたのでは、今後いつまた同じようなことにならないとも限りません」
マリュー「それはそうだけど・・・」
ユリカ「もう捕まらなければ大丈夫ですよ」
エリナ「でも少尉のいうことにも一理あるわ。事情はともかく、ついさっき敵として戦ったばかり。街の破壊とだって無関係じゃないのよ」
ジョルジュ「・・・操られていたとはいえ、民衆を守るべき騎士がなんということをしてしまったのか。おっしゃることはわかりますが、この罪をつぐなうためにも、協力させていただきたい。それが命を捨てて我々を救い散っていったというシャッフル同盟の方々の恩に報いることでもあるのです」
チボデー「こんな紋章なんてのに興味はないが、いいように利用されたままじゃ俺の気がすまねぇ。聞けばあんたたちはああいう手合いと戦うための部隊だそうじゃないか。あの野郎と戦えるなら、俺も加えてもらいてぇな」
サイ・サイシー「オイラもだ。シャッフル同盟の使命とかってのは実感わかないけど、このまま引き下がれないぜ」
アルゴ「ああ」
【シナリオエンドデモ終了】


● アークエンジェルルート → No15A「それぞれの想い、それぞれの決意」 へ戻る

  ナデシコルート → No15B「あの『忘れ得ぬ日々』」 へ戻る

● No17「ウィスパード 前編」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦J」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。