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No.42
その男の狂気


サブタイトル
「その男の狂気」


【シナリオデモ開始】
〔カーソル、月を指定〕
月面
ル・カイン「地球では、少し連合軍に勢いが付きすぎているようだな」
シャピロ「仰せの通り。ザフト軍のスピットブレイク作戦失敗以来、少々バランスを欠いているように思えます。ボアザンとデビルガンダムが自滅したのも原因の一つかと」
ル・カイン「しばらくお互いを好きに戦わせ、双方の戦力を消耗させる策を取ったのは、貴様の進言を容れてのことだ」
シャピロ「光栄にございます」
ル・カイン「当然、次に打つ手は用意しているであろうな。言っておくが、何の策もないとは言わさんぞ」
シャピロ「もちろんです。地球人共は、我らグラドスに対しての警戒を薄めているはず。この期を捕らえ、地上に直接攻撃を掛けるべきと存じます。オゾン破壊システムの使用を許可していただきたい」
ギウラ「オゾン破壊システムだと!? 貴様、あれがグラドスにとってどのような意味を持っているか、承知してのことか!?」
カルラ「軍師とは言え、地球人ごときが軽々しく扱うなど出来ぬ物だ!」
シャピロ「兵器に意味などありません。使えるか使えないか、それだけのこと」
ギウラ「な、何を無礼な・・・」
ル・カイン「ふむ・・・」
シャピロ「畏れながら、地球侵攻の作戦立案を任された時より、この事は計画の一部でした。もっとも効果的な策を献上し、実行することが軍師たる私の務め」
ル・カイン「ほう、では自ら動くというのか」
シャピロ「お許しいただけるならば、ぜひとも」
ル・カイン「ふふふ、面白い。自らの故郷に破滅の手を下そうというのか?」
シャピロ「閣下への忠誠心を示す、またとない機会かと。それに、野蛮な猿共のすむ地球など、もはや故郷と思うことはあり得ません」
ル・カイン「おぬしが地球軍にいたなら、歯ごたえのある敵であったろうな。よし、任せる」
シャピロ「ははっ!」
ギウラ「閣下!?」
カルラ「畏れながら閣下、あの男にそこまでの権限をお与えになるのは・・・」
ル・カイン「私の決定に不服か?」
カルラ「い、いえ! 決してそのような・・・」
ル・カイン「この宇宙には、支配する者とされる者が存在しなくてはならぬ。優れた迷い無き者が、支配する側に立つのは当然だ」
ギウラ「ですが・・・」
ル・カイン「くどいっ!」
ギウラ「は、はは・・・っ! 申しわけございません!」
カルラ「・・・・・・」
〔カーソル、地球へ移動〕

ナデシコ/ブリッジ
ミナト「本艦はまもなく成層圏を離脱しまーす。軌道修正マイナス1アップ0.5、重力離脱まで慣性モード」
ルリ「オモイカネ計算終了、誤差範囲グリーン。自動操艦プログラム開始しました」
ミナト「ふう、一段落って所ね。ちょっとお化粧直ししてきていい?」
ユリカ「はい、ご苦労様でした!」
ルリ「アークエンジェルも後方に確認。問題ないみたいですね」
ロアン「何だかここまで、あっけないほど順調に来てますね」
シモーヌ「てっきり前みたいに、連合軍が追いかけて来るんじゃないかと思ってたけど」
プロスペクター「あちらの方も、色々と余裕がないんでしょうなあ」
アラン「戦況の変化がこれだけ激しいとな。つまりは、地球軍は以前ほど綿密な行動が取れなくなっていると言うことでもある」

ナデシコ/格納庫
小介「警戒態勢、解除していいそうです!」
ボス「お、何だそうか? 久々の宇宙空間でボスボロットの勇姿を披露できると思ってたのによ」
ヌケ「残念でやんすね、ボス」
ムチャ「せっかく宇宙換装も出来てたってのに」
ウリバタケ「命知らずな発言をありがとよ。敵さんが追ってこねえってんだからしょうがねえだろうが」
鉄也「まったく追跡してこなかったのか」
リョーコ「俺達まで手がまわらねえのかな?」
ウリバタケ「だろうよ。どうも最近、連合軍のやることは行き当たりばったりつうか、大ざっぱだな」
統夜「一部の人達が、組織全体を独占しているためってこともあるでしょうね」
カティア「今回は助かりましたけど・・・地球にとっては危険な兆候ですね」
フェステニア「ふうん。ま、アタシ達が心配してもしょうがないよ。ね、統夜、アタシ食堂行ってきてもいい?」
統夜「何だよ、もう飯か? しょうがないなあ」
フェステニア「育ち盛りだもん」
統夜「やれやれ・・・いいけどね」
豹馬「なあ・・・前から聞こうかどうしようか、迷ってたんだけどな」
フェステニア「何?」
甲児「どうしても気になってしょうがねえんだ」
フェステニア「だから何だよ?」
十三「自分、何で太らへんのや?」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

十三「うがっ!」
フェステニア「そ、そんな・・・そんなこと聞くなあああっ!」
メルア「ひどいです、そんな・・・そんなこと聞くなんて! おとめごころを何だと思ってるんですかっ!」
十三「・・・ま、またんかい・・・い、今・・・モロに・・・」
メルア「テニアちゃん、待ってーっ!」
イズミ「あ~あ、今のはあんたたちが悪いわね」
甲児「そ、そうか?」
さやか「そうよ、デリカシー無いんだから、まったく」
ちずる「後でちゃんと謝るのよ!」
豹馬「わ、わかったよ」
十三「・・・ん、んなアホな・・・理不尽なんと違うか・・・」
統夜「ごめん、止めるべきだった。その質問は、しちゃいけなかったんだよ」
甲児「え? 統夜、お前もしかして・・・」
統夜「俺の時は腹に膝蹴りだった」
カティア「まったく・・・あの子達は」
統夜「カティア、頼むよ」
カティア「・・・はい、わかりました。はぁ・・・」
ジュン「あなたも苦労してるみたいね?」
統夜「ええ・・・まあ、色々と」

ナデシコ/ブリッジ
ルリ「あ・・・艦長」
ユリカ「はい、何ですか?」
ルリ「今、12時方向にかすかなエネルギー反応がありました。すぐ消えちゃいましたけど」
ユリカ「12時方向? 正面ですか。何だかわかる?」
ルリ「いえ、一瞬見えただけですから」
プロスペクター「進行方向とは、またよりによって。人工衛星の類ですかな?」
フリーマン「ふむ・・・万一、無人攻撃衛星の類なら厄介だな。迂回する必要がある」
ミナト「あらら。重力圏離脱の時には、なるべくそれやりたくないんだけどなあ・・・すごく面倒だし」
ユリカ「アークエンジェルの方では、何か反応ありました?」
〔モニターの開閉音〕
マリュー「いえ、こっちではわからなかったわ。まだ距離があるんじゃないかしら」
サイ「ここからじゃ識別できそうにないですね」
マオ「確かめてみるのが一番かな。誰かに哨戒に出てもらうのがいいかしらね」
エイジ「それじゃ、僕が行きます。レイズナーなら航続距離も長いし」
アラン「一人で大丈夫か?」
エイジ「レイの自動哨戒システムがあれば、心配いらないと思います」
ゲイル「待てエイジ、私も行こう。宇宙でのカンを取り戻さないとな」
ユリカ「お願い出来ますか? それじゃ、すいませんけど頼んじゃいます。気を付けて下さいね!」
エイジ「はい、わかりました。行きましょう、ゲイル先輩」

アークエンジェル/一室
〔扉の開閉音〕
カガリ「キラ」
キラ「カガリ。どうしたの?」
カガリ「は、話があるんだ」
キラ「話?」
アスラン「あ・・・じゃ、俺、出てるから」
カガリ「い、いや! 行かなくて良いんだ。いてくれ」
アスラン「え?」
カガリ「キラ、あ・・・あのな、これ」
キラ「写真?」

[イベントデモ「双子の写真」]
アスラン「双子の・・・写真?」
カガリ「サインしてあるだろ」
キラ「うん。えっと、キア・・カガリ・・・? え? どういうこと?」
カガリ「ラミアス艦長が、お父様から預かったって・・・か、形見の品だって」
キラ「え・・・」
カガリ「お父様が言ってたんだ。お前には仲間だけじゃない、兄弟がいるって。なあ、これどういうことなんだ?」
キラ「ど、どういう事って・・・僕にも・・・」
アスラン「キラ、カガリ・・・お前らが?」
キラ「・・・まだこれだけじゃわからないよ」
カガリ「で、でも!」
キラ「それにどんなことがあっても、カガリのお父さんはウズミさんだよ。そうだろ?」
カガリ「・・・うん・・・」


〔カーソル、プラント周辺宙域へ移動〕
宇宙
エイジ「こちらエイジ、現在位置ナデシコ前方距離150。サーチを始めます」
〔モニターの開閉音〕
ユリカ「ナデシコ了解! よろしくお願いします!」
ゲイル「哨戒範囲200から始めよう。私が左舷をカバーする」
エイジ「わかりました。レイ、哨戒範囲200」
レイ「レディ」
ゲイル「ここから見る地球は特に美しいな」
エイジ「はい、僕もそう思います」
メグミ「異常ありませんか?」
ゲイル「今のところ何の異常も確認できない。エイジ、哨戒範囲を拡大する。現在地点から300」
エイジ「はい。レイ、距離200から300をサーチしろ」
レイ「レディ。・・・登録サレテイナイ人工衛星が存在。距離293コンマ5、プラスマイナスコンマ03」
ゲイル「何? 何かあったか?」
アラン「人工衛星と言ったな。廃棄された物ではないのか?」
レイ「ソノ可能性ヲ否定。エネルギー反応ヲ感知、増大中」
統夜「まさか、こっちを見つけて?」
レイ「ソノ可能性ヲ否定。エネルギー指向性ヲ分析、97パーセンノ可能性デ目標ハ地球ト推定」
ゲイル「地球を狙っているだと?」
エイジ「この距離で感知できるエネルギーだとしたら、相当な大きさだ。レイ、近づけるか」
レイ「レディ」
ノアル「お、おい」
健一「君達だけで行く気か?」
エイジ「正体を確認するだけです。気付かれる前に戻りますよ。ゲイル先輩、行きましょう」
ゲイル「うむ」
アンナ「エイジ、気を付けて!」

〔カーソル、プラント周辺宙域を指定〕
宇宙「/人工衛星付近
ゴステロ「何でえ、このでっかいのはよ」
シャピロ「貴様に説明してもわからんと思うがな。オゾン層破壊システム、正確にはその増幅装置だ」
ゴステロ「オゾン・・・何だと?」
マンジェロ「地球のオゾン層を巨大レーザーで破壊する。そのための装置よ」
ゴステロ「それで、どうなるって言うんだ」
マンジェロ「宇宙からの紫外線や電磁波が直接地表に降り注ぐ。オゾン層を破壊された地域は焼き尽くされて人が住めなくなるって寸法だ。このくらい知っておけ」
ゴステロ「ちっ、少しばかり詳しいからってでかい面するんじゃねえ」
シャピロ「わかったら引っ込んでいる。私は忙しい」
ゴステロ「何だと?」
ゲティ「てめえ・・・でかい口利きやがるじゃねえか」
ボーン「おい、どうやってル・カイン様に取り入ったかしらねえが、てめえもしょせんは地球の猿と同族なんだぜ?」
シャピロ「あんな下等な奴らと一緒にするな。この宇宙の高みから手を下す、つまり私は神に等しい存在なのだからな」
マンジェロ「調子に乗るんじゃねえぞ、おい」
シャピロ「ふん。言っておくが、ル・カイン閣下から指揮権をお預かりしているのは私だ、私の命令は閣下の命令と同じだと思え」
ゴステロ「ぐっ・・・き、貴様・・・」
シャピロ「さっさと持ち場に戻るんだな」

〔カーソル、プラント周辺宙域を指定〕
宇宙/人工衛星付近
ゲイル「何だと、あれは・・・」
エイジ「あれが何かご存じなんですか、先輩」
ゲイル「派遣軍があれを持ってきていたとは、聞かされていなかった。オゾン層破壊用、戦略ゲラン衛星だ」
エイジ「オゾン層破壊・・・まさか。惑星ネメインで使われたって言う?」
ゲイル「グラドス人なら誰でも知っている、許されざる大量破壊兵器。グラドス軍・・・いや、グラドス歴史上の汚点だ。まさか、それを地球に使用するつもりか?」
エイジ「先輩、急いでナデシコに連絡を! 僕はここで監視します、万一発射されるような事があれば、何としてでも止めないと」
ゲイル「エイジ・・・わかった。だが決して無茶な行動はするな、すぐに戻る」
エイジ「はい!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
グラドス兵「入射角計算、完了しました。微調整に入ります」
シャピロ「急げよ。砲撃は予定通りに行う」
グラドス兵「はっ。不活性ガス充填!」
グラドス兵「一号から四号、充填開始!」
シャピロ「まもなく愚か者どもの悲鳴が、ここまで聞こえてくるだろう。ふ、ふふふふ・・・」
グラドス兵「オゾン層破壊エネルゴー、放出10分前!」
〔味方ユニット出現〕
レイ「衛星内、エネルギー圧力上昇ヲ確認」
エイジ「まだみんなと連絡は取れないのか!」
レイ「圧力更ニ上昇。発射態勢ニ入ッタト思ワレル」
エイジ「くそっ! レイ、V-MAX!」
レイ「レディ」
〔画面、システム起動〕
〔エイジ、グラドス大型戦艦へ隣接〕
〔グラドス大型戦艦にダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕

シャピロ「何!? 何事だ!」
グラドス「1号増幅器に被弾! エネルギー注入を一時停止します!」
シャピロ「どこのどいつだ、邪魔をするのは! 外部監視装置は何をしていた!?」
グラドス兵「か、確認します! 監視システム、一号増幅器をサーチせよ!」
シャピロ「SPT・・・?」
ゴステロ「い、今の野郎は・・・エ、エイジかあっ!」
シャピロ「グラドスの物ではない、レイズナーか! しかも一機だけだと? たたき落とせ!」
エイジ「レイ、次のV-MAXはどのくらいで使える!?」
レイ「先ホドノ発動デ37コンマ2ノパラメータ減少。残リ28コンマ1パーセントノ回復ヲ必要トスル」
エイジ「くそ、やはり僕だけじゃ・・・」
レイ「アラームメッセージ。方位061ニSPT部隊多数接近、交戦ハ不利」
エイジ「わかってる。だが、ここを動くわけにはいかない。レイ、時間を稼ぐ!」
レイ「レディ」
〔敵ユニット出現〕
ゴステロ「エイジィ! 馬鹿かてめえ、一人でこんな所まできやがってよお!」
エイジ「ゴステロか! こんな所で・・・!」
ゴステロ「嬉しいぜエイジ! 獲物がてめえから殺されにきてくれたんだからな!」
エイジ「何を!」
〔味方ユニット出現〕
ゲイル「エイジ、無事か!?」
エイジ「先輩!」
ゴステロ「ゲ、ゲイルだとおお!? てめえ、ぶっ殺されたはずだ、そこにいるエイジに!」
ゲイル「残念だったな! 貴様こそ死んだのではなかったか?」
ゴステロ「お、俺様がもう一度地獄に送ってやるううう!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

ユリカ「そうはいきませんよっ!」
エイジ「みんな! 良かった、間に合ったか!」
ユリカ「遅くなってごめんなさい! 全機発進です!」
マリュー「我々も出る!」
〈出撃準備〉
エイジ「オゾン破壊システムは、衛星を守っている戦艦を破壊すれば食い止められます!」
ムウ「わかった、まかせとけ!」
シャピロ「くそ、またしてもこいつらが・・・! 全機、システムを防衛せよ!」
<戦闘開始>

<グラドス大型戦艦撃破(1回目)>

マリュー「これで一つ! 残り二つよ!」

<グラドス大型戦艦撃破(2回目)>
ユリカ「やった! 後一つだけですよ!」

<グラドス大型戦艦全滅・敵増援1出現>
統夜「よし、これで最後だ!」
レイ「レーザーエネルギー消滅ヲ確認。オゾン破壊システム完全ニ沈黙」
エイジ「やった!」
シャピロ「くっ、邪魔をし追って! 何をしている! 貴様らも出ろ!」
ゲティ「ふん、偉そうに」
ボーン「しょうがねえ、行くとするか」
マンジェロ「もう手遅れだがな。閣下にする言い訳でも考えときな、ひゃあっはははは!」
〔敵ユニット出現〕
ゴステロ「てめえら、おせえんだ馬鹿野郎!」
ボーン「何言ってやがる、てめえが勝手に出たんじゃねえか」
ゲティ「シャピロの作戦なんざハナからどうでもいい。奴らを皆殺しにできればなあ」
マンジェロ「殺しまくってやるぜ、ひゃはははは!」

<敵15機以下・敵増援2出現>
シャピロ「無能な奴らに任せたのが間違いだった・・・かくなる上は!」
〔敵ユニット出現〕
雅人「忍、あれ見て!」
忍「シャピロの野郎か! なるほど読めたぜ、あれを使って地球を攻撃しようとしたのは、あいつの思い付きに違いねえ」
亮「残念ながら失敗だったがな。ついに自らお出ましか」
沙羅「・・・シャピロ!」
忍「沙羅! 熱くなるんじゃねえ!」
沙羅「うるさいよ忍! ようやくあいつが出てきたんだ! ここで倒す!」

<統夜vsシャピロ>
統夜「自分の生まれた星に、よくもそこまで出来る!」
シャピロ「私は神だ! 神が裁きを下すのは当然のこと!」

<統夜vsゴステロ>
統夜「人殺しがそんなに楽しいのか!?」
ゴステロ「楽しんじゃいけねえってのかよ!? 最高だぜ、てめえみたいなガキのはらわた切り裂くところを想像するとなあ!」

<忍vsシャピロ>
忍「今度という今度は勘弁できねえぜ、シャピロ!」
雅人「あんな物使おうとしたなんて、ちょっと洒落ですまないんじゃない?」
シャピロ「愚かな! 優れた者が劣った者を自由にして何が悪い? それがすなわち宇宙の真理だ!」
沙羅「教えてあげるよシャピロ、そいつは妄想っていうのさ」
亮「貴様はただの狂人だ、シャピロ!」
シャピロ「面白い、なら私を倒して証明することだな。貴様らにそれができればだが」
忍「おう、上等だ! やってやるぜ!」

<エイジvsゴステロ>
エイジ「グラドスはこんな兵器を使ってまで、地球を好きにしたいのか!?」
ゴステロ「ああ? 俺の知った事じゃねえ! 俺はてめえを頃せりゃあそれでいいんだ!」
エイジ「やらせるわけにはいかない! レイズナーも、地球も!」

<エイジvsゲティ>
ゲティ「この俺が! この俺が殺すううう!」
エイジ「そんな攻撃! レイ、こっちから行くぞ!」

<エイジvsマンジェロ>
マンジェロ「ひゃあっはははははあ、死ねええ!」
エイジ「回避しろ、レイ!」

<エイジvsボーン>
ボーン「ぐははははは、死ねええ、この野郎おお!」
エイジ「落ち着いて戦えば、怖い相手じゃない!」

<デビッドvsゴステロ>
デビッド「エイジだけにやらせとくわけにゃあいかねえ! 地球は俺達全員で守る!」
ゴステロ「可愛いじゃねえか、がはははははは!」

<ゲイルvsゴステロ>
ゲイル「貴様のような輩がまた表に出てくるとはな!」
ゴステロ「てめえこそ、いつの間に寝返りやがった!? 裏切り者がでかい口叩くんじゃねえ!」
ゲイル「否定はせん、だが貴様らのやろうとしている事を見過ごしはしないっ!」

<シャピロ撃破>
〔敵ユニット離脱〕

<ゴステロ撃破>
〔敵ユニット離脱〕

<ゲティ撃破>
〔敵ユニット離脱〕

<マンジェロ撃破>
〔敵ユニット離脱〕

<ボーン撃破>
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
サイ「周囲の残敵、確認できません。機体識別、オールグリーン」
マリュー「終わったみたいね・・・。掃討終了を確認、各機帰投して」
ユリカ「みなさん、お疲れさまでした!」
フリーマン「危ないところだったな。我々がこれを発見していなかったら・・・いや、発見が少し遅れていたなら、取り返しが付かない事態になっていた」
エイジ「はい。グラドスでもずっと封印されていた、最悪の兵器ですから」
忍「こんな物持ち出しやがって、シャピロの野郎・・・もう奴には、地球人の心なんざ少しも残ってねえ」
沙羅「・・・とっくにわかってた事じゃないか、そんなの」
アラン「大量破壊兵器が表に出てくるのは、戦争が泥沼化している証拠だ。何かの兆候でなければいいがな」
キラ「そうですね。誰も、自分のしている事がわからなくなって来ているのかもしれない・・・」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔カーソル、月を指定〕

ナデシコ/ブリッジ
アラン「グラドス軍が活動を再開した。おそらく同盟関係にある木星連合にも何らかの動きが出るだろうな」
マオ「早いところ連絡を取った方がいいわ。なしくずしに戦闘になったら、和平どころじゃなくなるわ」
フリーマン「多少の危険を考えている時ではなくなったな。ミスマル艦長、ナデシコには木連の和平派との直通回線があるのではなかったか?」
ユリカ「はい。ボソン通信機ですね!」
アキト「お前なあ・・・また適当な名前を」
ミナト「ユキナちゃん、あれまた使えるの?」
ユキナ「うん、多分大丈夫だと思う。でも地球の重力は電磁波の干渉が強いと、感度悪いかもしれない・・・ってこれ、お兄ちゃんが言ってたんだけどね」
ユリカ「それじゃあ、もっと木星に近づきましょう!」
レビン「そういう問題なわけ?」
レイン「距離とは関係ないと思うんですけど・・・」
ユリカ「いえ、とにかく木星の方向を目指すこと! それが肝心です!」
ナッキィ「わかったようでわからない理屈だな」
ナンガ「まあ、意気込みは伝わらないでもないが」
ユキナ「ううん、きっとそうです! そうすればきっと、お兄ちゃんに会えます!」
ジュン「はあ・・・」
ルリ「ま、いいけどね」

アークエンジェル/ブリッジ
アスラン「カガリについててやった方が、いいんじゃないか?」
キラ「いや、僕がいると何だかよけい考え込んじゃいそうだし」
アスラン「そうか。そうかもな」
キラ「僕の両親は、何か知ってるのかな・・・」
アスラン「なあ、キラ。頼みがある。シャトルを一機、貸してもらえないか」
キラ「え?」
アスラン「やはり一度、父を話そうと思うんだ。プラントへ行く。ジャスティスは置いていくよ」
キラ「アスラン! そんなことしたら・・・」
アスラン「わかってる・・・だけど、やっぱり父なんだよ!」
キラ「アスラン・・・」
アスラン「・・・放っておけないんだ」
キラ「わかった。マリューさん達に話してみる」
アスラン「すまない」

ナデシコ/ブリッジ
ユキナ「お兄ちゃん、お兄ちゃん応答せよ! お兄ちゃん! お兄ちゃんってば! もしもーし!」
レビン「調子悪いみたいね?」
ユキナ「うーん・・・おかしいなあ、この前はうまく行ったのに」
甲児「やっぱり、もっと木星に近づかなきゃだめなんじゃねえか?」
レイン「いえ、だから距離とはあまり関係が・・・」
シモーヌ「ねえ、メンテナンス出来ないの?」
ウリバタケ「無理言っちゃいけねえ。こいつは木星圏ともリアルタイムで会話できるって代物だぜ? ネルガル重工が必死になって研究してる、いわゆるオーバーテクノロジーの産物だ」
マサト「空間と空間を直接連結してるんだろうね。基礎理論はともかく、メカニズムまで理解するのは難しいな」
美久「そうか・・・こう見えて、実はすごい技術の固まりなんですね」
本田「残念だが、一介のメカニックエンジニアにとっちゃ、ちと荷が重すぎるな」
ルリ「・・・ちょっとすいません」
ミナト「え、ルリルリどうするの?」
ルリ「えい」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ユキナ「きゃああっ! 何するのよちょっとっ!」
メルア「あ・・・」
〔モニターの開閉音〕
九十九「・・・ちら白鳥・・・こちら白鳥、ナデシコ応答せよ! こちら白鳥」
ウリバタケ「何だとお!?」
本田「おいおい、まいったな」
カティア「嘘みたい、通じちゃった」
メルア「・・・オーバーテクノロジーって、蹴って直る事もあるんですねえ」
フェステニア「△△△△△△もそうかな。今度試してみるか」
統夜「聞かなかったことにしてやる。ほんとにやったら三食抜くからな」
フェステニア「げ。やややだなあ。冗談にきまってるじゃん、あはは」
十三「・・・減量になってええのと違うか」
フェステニア「何か言ったかっ!?」
十三「いえ! 何でもありませんっ!」
ユリカ「白鳥九十九さんですね!」
九十九「ナデシコのミスマル艦長。御連絡をお待ちしていました」
ユリカ「すいません、遅くなっちゃって。ちょっと色々あった物ですから」
九十九「こちらでも情報部を通じて、地球の情勢はいくらか掴んでいます。正直、厳しい状態だということも」
ユリカ「はい・・・ご存じだったんですね。ごめんなさい、私達の力が足りなくて」
九十九「いえ、もとより簡単に行くとは思っていません。まだ希望は残されています。まずはあなた方と直接話がしたい。会って下さいますか」
ユリカ「もちろんです! よろこんでお会いします!」
九十九「そうですか、それを聞いて安心しました。それで、その・・・会談には、ええと」
ユリカ「はい? どうかしました?」
ユキナ「じと。お兄ちゃん、今私情に走ろうとしたでしょ」
九十九「い、いやっ! ななな、何を馬鹿なことを!」
ユキナ「ふんだ。いいよ、ミナトさんも会談に行くようにユキナが頼んであげる。感謝してよね」
ミナト「あら」
九十九「だ、だだだから別に俺は・・・」
クルツ「ふっ、相変わらず見てて飽きないな、あの反応は」
レビン「あら、かわいいじゃない。好きなタイプよ」
バルザック「おやおや、本人が聞いたらどう言うか。地球文化の免疫が少ないからな、きっと腰抜かすぜ」
レビン「な~によ、失礼ね。言っとくけど、アタシ男を見る目は確かなんだから」
かなめ「うん。案外あの二人、うまくいくんじゃないかな?」
レビン「そう思うでしょ? やっぱ乙女心を理解しないとね!」
九十九「会見については、後ほど御連絡します。どうかそれまで、ご無事で・・・」
ユリカ「ありがとうございます! 白鳥さんもお気を付けて!」

アークエンジェル/格納庫
アスラン「戻らなかったら、ジャスティスは君が使ってくれ」
ディアッカ「はっ、いやだね。あんな物には、お前が乗れよ」
アスラン「・・・ふっ」
カガリ「ちょっと待てお前! アスラン! お前、どうして!?」
アスラン「カガリ!」
カガリ「何でプラントになんか戻るんだよ!? お前、ジャスティスを置いて戻ったりしたら・・・」
アスラン「あれはここにあった方がいい。どうにもならない時は、キラがちゃんとしてくれる」
カガリ「そういうことじゃない!」
アスラン「ごめん。だけど・・・俺は、行かなくちゃ。このままには、できないんだ・・・」
カガリ「アスラン!」
キラ「カガリ・・・わかるだろ?」
カガリ「キラ・・・」

ラダム母艦
シンヤ「何故だ! 何故俺がブラスター化しちゃいけないんだよ、兄さん!」
オメガ「危険が大きすぎるからだ。ブラスター化は例え成功したとしても確実にお前の命を縮めるだろう。タカヤのことは忘れろ」
シンヤ「嫌だ! タカヤ兄さんに勝つには、ブラスター化が必要なんだ、そのためなら死んだって構わない!」
オメガ「落ち着けシンヤ。戦わずとも、ブレードはやがて朽ち果てる」
シンヤ「それならなおさらだ、俺は生きている内にブレードを倒したいんだ! ケンゴ兄さんは・・・俺がタカヤより劣ると言いたいのか!?」
オメガ「ならぬと言ったら、ならんのだ!」
シンヤ「どうして! どうしてなんだ兄さん!」
オメガ「これほど言ってもわからんのか。許せ、シンヤ」
〔機体の拘束音〕
シンヤ「な、何を! 離せ、離してくれ!」
オメガ「そこで大人しくしているがいい。私はお前までを失うわけにはいかないのだ」
シンヤ「兄さん! ケンゴ兄さん! 聞いてくれ、兄さん!! 俺から・・・タカヤを取らないでくれ! 兄さーーーん!!」
オメガ「・・・・・・」

ラダム母艦
シンヤ「離してくれ・・・ブレードを倒さないで、どうして生きる意味があるというんだ・・・このままタカヤに勝てないままだなんて・・・そんなのは嫌だ・・・!」
フォン・リー「その言葉、本心からのものですね、エビル様?」
シンヤ「フォン・・・フォンか!?」
フォン・リー(オメガ様。いえ、ケンゴ・・・。あなたには指一本ふれさない、必ず私があなたを守る。例えそれが、あなたの最愛の弟を死に追いやることになっても!)
【シナリオエンドデモ終了】


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