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No.1
ウェディングベルは戦いの鐘

【シナリオデモ1開始】
ダンナーベース/格納庫
ミスト「ゴーダンナー用のパーツの搬入、終わりました!」
林「おおっ! 仕事が早いねえ、新人クン!」
ミスト「俺、力仕事はけっこう得意なんですよ! 頭脳労働はイマイチですけどね」
森本「俺が頼んどいたスクラップの片づけはやってくれたか?」
ミスト「しまった、忘れてた! まだやってません!」
芝草「馬鹿野郎! スクラップの片づけっていったら雑用係の基本中の基本だろうが!」「何でそっちから片づけねえんだ!」
ミスト「すっ、すいません! おやっさん!」
芝草「誰がおやっさんだ!」
ミスト「だってみんながおやっさんって…」
林「喫茶店ならマスター、寿司屋なら大将、メカニッならおやっさん…」「尊敬語ッスよ」
冬子「そうですよおやっさん!」
芝草 「何だそりゃ…」
〔通信のコール音〕
芝草「はい、芝草。あ、葵博士…。どうしたんですか?」「忘れ物? 真珠のネックレス? はい…。わかりました」
〔通信の閉じる音〕
林「どうしたんスか?」
芝草「博士からだ。真珠のネックレスを忘れたから届けて欲しいそうだ」
冬子「真珠のネックレス?」
芝草「博士のデスクの上にあるそうだ。おい、新入り、頼めるか?」
ミスト「はい! でも、スクラップの片づけは…? 雑用係の基本なんじゃ…」
芝草「それは後でいい! 博士の方を先に頼む」
ミスト「わかりました! 行ってきます、おやっさん!」
芝草「博士は東にある教会にいる。頼んだぞ」
ミスト「はいっ!」
〔ドアを開ける音〕
冬子「いってらっしゃ~い!」
林「ネックレスに教会かぁ…。何してるんスかね、博士は?」
芝草「さあな…」
冬子「教会でやる事といったら結婚式か、お葬式くらいしかないんじゃないかしら?」
森本「結婚式! 博士が結婚するんスか?」
芝草「んなわけねえだろ」
冬子「じゃあ誰が結婚するんですか?」
林「あ~、教会で結婚式! あこがれるッス! 私も早く結婚したいッス!」
森本「マジッスか! 林さん!」
林「マジッス!」「白いウェディングドレスを着てヴァージンロードを歩く…。女の夢ッス~!」
森本「は、林さん…」
芝草「いつまでダラダラやってんだ! 全員持ち場に戻れ! クビにするぞ!」
林「は~い!」

教会/控え室
さやか「高校生で結婚しちゃうなんて思い切った決断よね杏奈ちゃん」
杏奈「えへへっ。さやかさんも結婚すればいいのに」
さやか「残念ながら、相手がいないわよ」
霧子「何言ってるんだい。兜君とつきあってるんだろ?」
さやか「や、やめて下さいよ! どうして甲児君なんかと!」
杏奈「あ~、さやかさん赤くなってる~」
さやか「も、もう杏奈ちゃんまで!」
霧子「こら、杏奈。Dr.ヘルを倒してくれた偉大な功労者にむかって…」「失礼な事を言うんじゃないよ」
杏奈「何よ~お母さんが先に言ったんじゃない」
さやか「偉大な功労者なんて…。頑張ったのは甲児君ですよ。私はちょっと手伝っただけ…」「それに私達がDr.ヘルを倒せたのはみんながプラントとの戦後処理を頑張ってくれたおかげで…」「Dr.ヘルとの戦いに専念できたからです。私達だけの功績じゃありませんよ」
〔木製の扉の開閉音〕
忍「おばさん、兄さんは…うわっ! あ、杏奈ちゃん!」
杏奈「忍っち!」
忍「杏奈ちゃん…」
杏奈「ふふっ。どう、私のウェディングドレス姿は?」
忍「な、なんて綺麗なんだ…。結婚して下さい」
杏奈「おもしろーい…」
霧子「こらこら、ダメだよ。外で待ってなきゃ」
忍「あ、ごめんなさい。兄さんがいるかと思って…」
霧子「いや、ここにはいないよ」
さやか「猿渡さんがいないの?」
忍「はい。姿が見えないんです。どこに行っちゃったんだろ…」
霧子「たぶん、墓参りだね…」
忍「えっ?」
霧子「いや、何でもない。そのうち戻って来るさ」
忍「僕、ちょっと探してきます!」

教会/チャペル
ミスト「教会に着いたぞ」「この2ヶ月いろいろ見て回ったけど、基本的な服装や慣習はあまり変わらない…」「忙しくて詳しく調べてないけど少なくとも、この付近では俺の常識は通用すると見てよさそうかな…」「それにしても、タキシードやドレスの人がいっぱいだ。って事は結婚式があるのかな…?」「葵博士はどこにいるんだろ? ここにはいないみたいだけど…」
甲児「おい、そこでキョロキョロしてる奴!」
ミスト「は、はいっ!」
甲児 「誰か探してるのかい?」
ミスト「はい。俺、ダンナーベースから来たんですけど…葵霧子博士を探してるんです」「届け物があって…」
甲児「ああ、葵博士なら新婦の控え室にいるはずだぜ。行ってみなよ」
ミスト「どうもありがとうございます!」「…あの、あなたは…? 博士のお知り合いの方ですか?」
甲児「おいおい…。ダンナーベースで働いてるのに俺の事を知らないのか?」「…わかった! さては新人だな?」
ミスト「はい。まだ試用期間中の新入りです!」
甲児「そうか。俺の名前は兜甲児。覚えておいて、損はないぜ。じゃあな!」
ミスト「ありがとうございました!」「…新婦の控え室か。行ってみるか!」

教会/控え室
さやか「へえ、杏奈ちゃんって学校でロボット部に入ってるんだ」
杏奈「はい! 私、パイロットになるのが夢なんです!」
霧子「親の私が言うのもヘンだけどこの子には素質がある、やる気もある…」「足りないのは経験だけさ…」
杏奈「私、学校を卒業したらダンナーベースに就職してパイロットになるんです!」
〔木製の扉の開閉音〕
ミスト「失礼します! 葵博士、ネックレスを届けにきました!」
霧子「ああ、ミストか。ありがとう」
ミスト「いいえ、おやすいご用です! 俺がこうして生きていられるのは博士のおかげですから!」
霧子「それはそうと、このネックレスのケースは何だい? 真っ黒に汚れちまって…」「あんた、ちゃんと手を洗ったのかい?」
ミスト「手ですか…? うわっ、真っ黒だ!」「パーツの搬入作業が終わってすぐにネックレスを届けろって言われたから、手を洗わないままだったんだ…」「ごめんなさいっ!」
霧子「まったく…。手を洗う時間くらいあっただろうに…」
ミスト「そ、それはそうですけど…。俺って、あわてると、ワケがわからなくなって…」「どうも間抜けなミスをしちゃうんです。直さなきゃいけないと思ってるんですが…」
霧子「まったく、仕事中にミスしてケガするんじゃないよ?」
ミスト「はい、気をつけます!」
霧子「ほら、杏奈。ネックレスが届いたよ。ケースは汚いけど、中身は平気だろ?」
杏奈「ええっ! わざわざ届けてくれたの!? 別になくてもよかったのに…」
霧子「そう言うわけにもいかないだろ。一生に一度の結婚式なんだ。ドレスアップは完璧にしなきゃ」
杏奈「うん。届けてくれて、ありがとう」「あなた、お名前は…?」
ミスト「俺、ミスト・レックスです。よろしくお願いします」
霧子「ミストは、2ヶ月前からダンナーベースで働いてるアルバイトでね」「何でもやりますって言うから雑用係をやらせてるのさ」
ミスト「ところで、博士。このウェディングドレスのかわいいお嬢さんは?」
霧子「娘の杏奈だ。今日これから、猿渡ゴオと結婚するのさ」
ミスト「ええーっ! 娘さん!? しかも、猿渡さんと結婚するんですか!?」
霧子「そうだよ」
ミスト「娘さん、ずいぶんお若く見えますけど…」
霧子「当然さ。まだ高校生だからね」
ミスト「こ、高校生!」「高校生がいったいどうして猿渡さんみたいなさえないおっさんと!?」
杏奈「ちょっと! ゴオちんはさえないおっさんなんかじゃないわよ!」
ミスト「あ、すいません! ついうっかり…」
霧子「いや。今のあいつは、十分さえないおっさんだと思うよ」「何しろ、あいつはこの5年間、ろくに戦おうともしない控えパイロットだからね」
さやか「今の猿渡さんのボーッとした姿しか見ていない人は…」「あの人が5年前の巨神戦争で世界を救った英雄だとは思わないでしょうね」
杏奈「も~お母さんにさやかさんまで!」「…私ね、巨神戦争の時ゴオちんに命を助けられたの」
ミスト「巨神戦争?」
霧子「5年前、日本が擬態獣に襲われた事があっただろう?」
ミスト「擬態獣?」
さやか「擬態獣も知らないの?」
ミスト「ええ…」
霧子「そうか。あんた、記憶がないんだっけ…」
ミスト「すいません。この星の事…じゃなくて…」「ここ数年間の事は全くわからないんです」
杏奈「私は5年前に命を助けられて以来、ずーっとゴオちんの事が好きだったの」
霧子「だからって、その歳で結婚しなくたっていいだろうに。鶴の恩返しじゃあるまいし…」
ミスト(鶴の恩返しって何だ? この星の言葉ってワケのわからない表現が多過ぎだよ!)(ボロを出さないようにするためにも何とか暇を作って、ちゃんとした情報収集をしないと…)
〔木製の扉の開閉音〕
忍「おばさん! 兄さんが戻ってきました!」
霧子「いいタイミングだ。さあ、行こうか」
杏奈「うん!」
霧子「いい顔だよ、杏奈。結婚は戦いだ。相手に撃たせず自分が撃つ」「ガツンと一発、食らわせてやんな。家庭の平和も、世界の平和も最初が肝心なのは同じだからね」

ダンナーベース/司令室
〔警報〕
小波「コスモベースから入電! 擬態獣12号が接近してきます!」
影丸「擬態獣だと? 間違いないか!」
桃子「はい! こちらでも擬態獣反応を確認しました!」
影丸「5年ぶりの出現か…!」「Gガンナー、発進準備!」
桃子「Gガンナー第3デッキへゲートインしました!」
影丸「発進口開け!」
小波「了解!」
桃子「カタパルト異常なし。オールクリア!」
〔モニターの開く音〕
光司「猿渡さんがサブに入っていませんね」
静流「いいわ。どうせ今日も彼まで回らない」
光司「でも、相手はいつもと違って擬態獣っスよ!? 用心しておくに越した事はないんじゃ…!」
静流「………」
芝草「今日も頼むぜ、Gガンナー!」
小波「発進準備、完了!」
影丸「Gガンナー、出撃!」
静流「出ます!」
光司「オッケー!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「ウェディングベルは戦いの鐘」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
ボス「まったく、兜もさやかも冷てえぜ! 俺だけおいてきぼりかよ!」「俺だって、杏奈ちゃんの結婚をお祝いしたいのによぉ!」
ヌケ「でもボス、俺達の所には招待状が来なかったでしょ?」
ボス「馬鹿野郎! 郵便事故で届かなかったのかもしれねえだろ!」
ムチャ「兜達の所にはちゃんと届いてるのに?」
ボス「うるせえっ! とにかく、このまま黙って引き下がる俺様じゃねえぜ!」「こうやってボロットで結婚式に参列すれば、ロボット好きの杏奈ちゃんは大喜び!」「お礼にかわいいお友達を紹介してもらえるって寸法だぜ! ガハハ…!」
ムチャ「結婚を祝いたいんじゃなかったのかよ…」
〔敵ユニット出現〕
ヌケ「うわあっ! ボス! 何か降ってきたぁ!」
ボス「な、何だ!? まさかあれは…」「間違いねえ! ありゃ、擬態獣だ!」「おもしれえ! いっちょ相手になってやるぜ!」
〔味方ユニット出現〕
〔モニターの開く音〕

小波「Gガンナー、射程圏内に入りました!」
光司「オッケー! ガツンと一発、食らわせてやるぜ!」
静流「待って、光司! ボスボロットだわ!」
光司「なにっ!」
ボス「おう、Gガンナーじゃねえか! 悪いがおめえの出番はねえぜ!」
ムチャ「そこで俺達の活躍を見てな!」
ヌケ「見てな!」
ボス「いくぜ、擬態獣!」
光司「やめろ、ボス!!」
〔ボス、擬態獣12号へ隣接〕
〔ボス、擬態獣12号へ攻撃〕

[イベント戦闘「ボスvs擬態獣12号」]
ボス「わーっ! そんな馬鹿なー!」
〔味方ユニット撃破〕
光司「だから言わんこっちゃない!」
静流「いったい何しに出てきたのかしらね…」
影丸「ふたりとも! ボンヤリするなッ!」
静流「おっと、いけない…! 12号確認しました!」「…それにしても、ダンナーベースのこんな近くまで接近してくるとはね…いい度胸じゃない!」「光司! ストロングバスター、セット!」
光司「オッケー! ストロングバスター! セットアップ!」
静流「2時の方向、見える?」
光司「2.0です!」
静流「あんたの視力は聞いてない!」
光司「オッケー! 該当データありませんね…」「新種か…え…? あれは…!?」
静流「…そ、そんな! そんな事って!」
光司「静流さん! あれって、まさか!」
静流「ええ! あれはクラブマリナーよ!」
影丸「なにっ?」
光司「クラブマリナーって5年前、行方不明になったんじゃ…」
影丸「パイロットはどうなっている!」
小波「反応、ありません!」
〔擬態獣12号、光司へ攻撃〕
[イベント戦闘「光司vs擬態獣12号」]
光司「うわっ! こいつ、完全に寄生されてやがる!」
影丸「戦う相手が誰であろうと街は絶対死守しろ! いいな!」
静流「了解!」
<戦闘開始>

<2PP>
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

教会/チャペル
神父「それではただ今より神の御名において…」「猿渡ゴオと葵杏奈の挙式をとりおこなう」
忍「杏奈ちゃん、おめでとう」
霧子「この年で、あんなでっかい息子ができるとはね。先に手ぇつけとけばよかったかな?」
ミスト「なんだかんだで俺まで参加する事になっちゃったけど…」「高校生と結婚するなんて、もはや犯罪だよな、猿渡さん」
甲児「俺なんて結婚どころか女の子とつきあった事もロクにないってのによぉ…」
さやか「ちょっと、甲児君。私は女じゃないって言うの?」
甲児「ご、誤解だよ、さやかさん! さやかさんを忘れてただけだよ!」
さやか「忘れてたですって!? 1年以上、甲児君のパートナーをやってるのに!? ひっどーい!」
甲児「ほ、ほら、身近すぎるからこそ、うっかり忘れちゃうって事もあるだろ?」「そうだよな、お前も経験あるよな? ミスト?」
ミスト「何の話です?」
甲児「てっ、てめえ…」
さやか「ふん!」
甲児「い、いやあ、それにしても杏奈ちゃんのウェディングドレス姿はかわいいなぁ…」
ミスト「ほんとですね…」
さやか「…擬態獣との戦いが終わったら、私もウェディングドレスが着たいなぁ…」
甲児「さ、さやかさんならきっと似合うと思うぜ、きっと」
さやか「今ごろ取り繕っても遅いわよーだ!」(甲児君のバカ!)
神父「汝、葵杏奈は、猿渡ゴオを夫とし、生涯変わらぬ愛を誓いますか?」
杏奈「はい、誓います」
神父「汝、猿渡ゴオは、葵杏奈を妻とし、生涯変わらぬ愛を誓いますか?」
ゴオ「はい、誓い…」
〔通信のコール音〕
ゴオ「うわっ!」
〔モニターの開く音〕
静流「ゴオ! どこにいるの!」
ゴオ「静流、悪い。後にしてくれ。今ちょっと、大切な…」
静流「すぐに来て! 大変なの!」
ゴオ「いや俺も今、大変な時で…」
静流「これを見れば嫌でも飛んで来たくなるわ!」「こんな変わり果てた姿で…」
ゴオ「こ、こいつは…クラブマリナー!?」
静流「こいつと今、戦ってるのよ!」
ゴオ「何だって!」
霧子「私の所にも報告があった。ダンナーベースに戻るよ!」
ゴオ「はい!」
杏奈「ゴオちん、ちょっと!」
ゴオ「杏奈、すまん!」
杏奈「式はどうなるの? 『はい、誓い~』の後言ってない!」
霧子「覚悟を決めな、杏奈!」
杏奈「お母さんまで!」
霧子「お前は、ロボット乗りと一緒になるんだ…」「そしてお前の母はそいつらのボスなんだよ!」
ゴオ「すぐ戻って来る! 待っててくれ!」
ミスト「博士、俺はどうすれば!? よくわかりませんけど、緊急事態なんですよね!?」
霧子「戦闘になったら、バイトのあんたにできる事はない」「今日はもう帰っていいよ。お疲れさん!」
〔自動車の発進音〕
ミスト「ええっ!?」
杏奈「…わかった、お母さん。覚悟決める…」「私、ロボット乗りの奥さんになるんだもんね…」「ゴオちん、行ってらっしゃい。私、信じてる…信じてるけど…」「待ってるような女じゃないの!」
忍「あ、杏奈ちゃん! どこに行くの?」
杏奈「私も戦うの! 忍っち、バイク借りるね!」
忍「ええっ!」
杏奈「岬の基地を抜ければこっちが早い!」「先にガツンと一発よねお母さん!」
ミスト「杏奈さんってすごいパワフルだな…」
甲児「さやかさん! 俺達も行こう! 今の猿渡さんじゃ不安だ」
さやか「そうね!」
甲児「マジンガーで来ててよかったぜ!」
さやか「行きましょう、甲児君!」
甲児「おうっ!」
ミスト「兜さん達も行っちゃった…」
忍「ミストさん! 見て、あれ! Gガンナーが擬態獣と戦ってる!」
ミスト「あ、あれが擬態獣!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕

<光司vs擬態獣12号>
光司「どうしてクラブマリナーが擬態獣になっちまったんだ!? そんなのあり得ねえ!」
静流「あれはもはやクラブマリナーじゃない。街を守るために撃退するのよ、光司!」
光司「オッケー!」

<3PP・味方援軍1出現>
静流「このままじゃラチがあかないわ! 光司!」
光司「わかってます! 奴の死角をついて決めてやりますよ!」
〔光司、後退〕
光司「くらえーっ!」
〔光司、擬態獣12号へ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔教会の周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

杏奈「きゃあーっ!」
光司「ちっ! くそーっ!」
静流「近づきすぎだわ。ストロングバスターじゃ危険すぎる!」
杏奈「もーっ! 危ないじゃない!」「…あれ?  基地の地下に何かあるわ。何かしら?」「こ、これは! ロボット!?」
〔擬態獣12号、後退〕
光司「跳んだ!? しゃらくせえっ!」
静流「逃げて、光司!」
〔擬態獣12号、光司へ攻撃〕
〔武器の発射音〕
〔光司に爆発〕

光司「うわーっ!」
静流「きゃあーっ!」
〔光司にスパーク〕
静流「マルチコンデンサー停止、ストロングバスター大破、ウイングキャノン使用不能…」「ガトリングアーム残弾ゼロ。ここまでか…」
〔味方ユニット撃破〕
〔味方ユニット出現〕

静流「これがホントの奥の手ね!」
〔モニターの開く音〕
桃子「静流さん! コアガンナーの装甲じゃ敵の攻撃は受けきれません!」
静流「ゴオが来るまで持たせてみせるわ!」
〔擬態獣12号、静流へ攻撃〕
〔衝撃音〕

静流「きゃあっ!」「ゴオが…来るまで…」
〔味方ユニット出現〕
〔ゴオ、静流へ接近〕

ゴオ「生きてるか!」
静流「私を誰だと思ってるの?」
ゴオ「スッポンポンにひんむかれちまってズタボロじゃねえか」
静流「自分で脱いだのよ」
ゴオ「光司は?」
静流「死んだわ」
光司「死んでません…」
ゴオ「静流! 光司を連れて、ここから逃げろ!」
静流「わかったわ…! コアガンナー、離脱します。ゴオ、後はお願い!」
〔味方ユニット離脱〕
ゴオ「いくぞォ!」
〔ゴオ、擬態獣12号へ攻撃〕
[イベント戦闘「ゴオvs擬態獣12号」]
〔ゴオに爆発〕
〔ゴオ、後退〕

ゴオ「ぐわあっ!」
杏奈「ゴオちんっ!」「ゴオちんが危ない! そうだ、さっきのロボット! あれに乗れば!」
小波「博士! 旧ダンナーベースの緊急迎撃システムが作動しています!」
霧子「何だって?」
小波「永久封印ドック起動プログラム、オン!」
影丸「まさか! ネオオクサーが起動するのか!」
〔味方ユニット出現〕
杏奈「ゴオちんが危ない! 行かなきゃ! 助けなきゃ!」
〔モニターの開く音〕
霧子「乗っているのは杏奈かい!?」
杏奈「お母さん!」
霧子「そのロボットはネオオクサーだ。行っておいで!」
杏奈「うん! オクサーウィング!」
〔杏奈、ゴオへ隣接〕
ゴオ「うっ! なぜオクサーがここにいる!? 封印したはずだ!」
杏奈「助けに来た!」
ゴオ「杏奈か!」
杏奈「私も一緒に戦う!」
ゴオ「馬鹿! シロウトに何ができる! 早く逃げろ!」
杏奈「馬鹿って何よ! ゴオちんみたいには戦えないけど、守る事くらいはできる!」
ゴオ「ダメだ、帰れ!」
杏奈「やだ! 病める時も健やかなる時もどんな時も一緒!」「私達、結婚したんでしょ!」
桃子「ケッ?」
小波「ケッ!」
静流「コン!?」
霧子「ちなみに紹介が遅れたが、私の娘だ。よろしくな」
桃子「ええーっ!」
影丸「今は戦闘中だ! 驚いてる場合じゃないぞ! ゴオ! 戦えっ!」
ゴオ「杏奈を戦わせるわけにはいかない! この場は俺が切り抜けてみせる!」

<敵全滅or4PP・味方援軍2&敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ゴオ「な、なにいっ!」
杏奈「また新しい擬態獣!?」
霧子「じきに応援も来る。何とか持ちこたえるんだ!」
杏奈「そんなあ!」
ゴオ「とにかく倒すしかない!」
杏奈「倒すって、ものすごい数よ!」
〔味方ユニット出現〕
甲児「待たせたな、ゴーダンナー!」
さやか「ゴオさん、杏奈ちゃん! 大丈夫!?」
ゴオ「甲児君! さやかさん!」
甲児「後はマジンガーZに任せろ!」
ゴオ「大丈夫だ! 俺もまだ戦える!」
さやか「大丈夫なんですか? 久しぶりの実戦なんでしょう!? 無理はしないで下さい!」
ゴオ「見くびらないでくれ! 俺は巨神戦争を生き延びたロボット乗りだぜ!」
甲児「そうこなくちゃ! 伝説のパイロットの腕を見せてくれよ!」

<敵全滅or6PP・味方援軍3&敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
甲児「うわっ! また出やがった!」
杏奈「これじゃ、キリがないよゴオちん!」
ゴオ「弱音を吐くくらいなら最初から戦うなんて言うな!」
杏奈「弱音なんか吐いてない! 事実を言っただけよ!」
さやか「ケンカしてる場合じゃないわ!」「杏奈ちゃんの言う通りよ。これじゃキリがないわ!」
霧子「ゴオ、杏奈! お前達、合体しな!」
ゴオ「が、合体って!」
霧子「合体して、いっきにケリをつけるしかないだろ!」
ゴオ「ダメです! 杏奈はシロウトだ! 合体なんて無理です!」
杏奈「無理かどうか、やってみなきゃわかんない!」
ゴオ「ダメだと言ったらダメだ! 俺はお前を戦いに巻き込むために一緒になったんじゃない!」
〔カーソル、教会を指定〕
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

教会
ミスト「ダメだ…このままじゃみんながやられてしまう!」
忍「えっ?」
ミスト「もう戦わないつもりだったけど…」「みんなのピンチを見過ごすわけにはいかない!」
忍「ちょっとミストさん! どこ行くんですか!」
ミスト「俺も戦うんだ!」
忍「戦うって、いったいどうやって!」
ミスト 「忍君! 自転車、借りるよ!」
忍「えっ? それって、僕のじゃ…あ~、行っちゃったよ…」
神父「…………」

森の中
ミスト「よし、ここだ」「…もうお前に乗る事はないと思ってたんだけどな…」
〔ハッチの開く音〕
ミスト「クリスタル・ハート起動!」
〔機体の起動音〕
ミスト「各システム、オールグリーン!」「カモフラージュ、解除!」
〔クリスタル・ハートの発動音〕
ミスト「よし!  いくぞ、レヴリアス!」
〔機体の発進音〕
〔滑空音〕

【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
ゴオ「な、何だあれは!」
さやか「巨大ロボット…でも、あんなの見た事ないわ!」
甲児「いきなり出てきやがって、誰だ、てめえ!!」
〔敵ユニット出現〕
ミスト「ああっ! すいません、話は後です!」「アタックコンボシーケンスなら対応できるはずだ…やれるか!?」
〔ミスト、前進〕
〔ミスト、擬態獣へ攻撃〕

[イベント戦闘「ミストvs擬態獣」]
〔敵ユニット撃破〕
杏奈「何なの!?」
ミスト(今のでアタックコンボシーケンスの補助システムが限界にきた…)(もう一度同じ事ができるかどうかは俺の力量次第か…)
甲児「ありゃあ、単機で沢山の敵と戦う時のセオリー…!」
ミスト「え、ええ、そうです。僚機がいる場合は、サポートシーケンスとの兼ね合いで使えませんが…」
甲児「おい! どこのどいつか知らねえが、なかなかやるじゃねえか!」
さやか「よくわからないけど、味方だと思っていいの!?」
ミスト「はい! 信じて下さい!」
甲児「どっちにしろ確認してる暇は無さそうだな。詳しい話はあいつらを蹴散らしてからにしようぜ!」

<ミストが戦闘>
ミスト「もう二度と、目の前で仲間を失うのは嫌だ!」「いくぞ、レヴリアス! みんなのためにもう一度戦うんだ!」

<さやかが戦闘>
さやか「結婚式を邪魔するなんて、デリカシーのない擬態獣ね! 絶対に許さないんだから!」

<杏奈が戦闘>
杏奈「ゴオちんは私が守ってみせる! だって私はゴオちんの奥さんだもん!」

<甲児vs擬態獣12号>
甲児「機械獣だろうと、擬態獣だろうと、お爺ちゃんの作ったマジンガーの敵じゃねえ!」

<ゴオvs擬態獣12号>
ゴオ「クラブマリナー! お前が守ったこの街を! お前が守りたかった人々を!」「お前の手にかけさせはしない!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ミスト「やりましたね、皆さん!」
甲児「おかげで助かったぜ!  お前いったい、誰なんだ!?」
ミスト「俺ですか?  俺は…」
〔敵ユニット出現〕
ゴオ「なにいっ!」
さやか「擬態獣が復活した!」
ミスト「えっ!?」
〔擬態獣12号、ミストへ隣接〕
〔擬態獣12号、ミストへ攻撃〕

[イベント戦闘「ミストvs擬態獣12号」]
ミスト「ぐわああっ!」
甲児「まずい! このままじゃ、やられちまう!」
影丸「ゴオ! 今度こそ合体するんだ! 擬態獣にトドメをさせ!」
ゴオ「嫌だ!」「俺はもう二度と愛する者を失いたくないんだ!」
杏奈「ゴオちん!」「このまま擬態獣を放っておいたらもっとたくさんの人が戦いに巻き込まれちゃう!」「みんなの大切な物をなくしちゃう!」
ゴオ「ダメだ、ダメだ、ダメだ! 俺は嫌だあっ!」
影丸「覚悟を決めろ、ゴオ!」
杏奈「このバカチンがぁっ! それでも男か!  泣き言言うな!」「そのロボットは何のためだ! 大事な物を守るためじゃないのか!」「名前も知らない街の人達は大事じゃないのか!」
ゴオ「うおおおおおおっ!」「ドライブチェンジ、ゴーッ!」
杏奈「ドライブチェンジ、ゴーッ!」
ゴオ「ダンナー、オン! リボルバー、オープン!」「ゴーダンナー! ツインドライブッ!」
〔杏奈、ゴオへ隣接〕
〔ゴオ、合体〕

ゴオ「うおおおおっ!」
〔ゴオ、擬態獣12号へ攻撃〕
[イベント戦闘「ゴオvs擬態獣12号」]
〔敵ユニット撃破〕
小波「12号、爆散!」
桃子「クラブマリナー、沈黙!」
霧子「やれやれ……巨人を起こすのも骨が折れるわね」
ミスト「か、勝った…」
杏奈「大丈夫だった?」
ミスト「ええ、何とか」
ゴオ「どこの誰だか知らないが君のおかげだ。ありがとう」
さやか「さっきは聞きそびれちゃったけどあなた、いったい何者なの?」
ミスト「とりあえずダンナーベースへ戻りましょう。説明はそこで…」
甲児「戻りましょうってお前、ダンナーベースを知ってるのか?」
ミスト「ええ、よく知ってますよ。まだ新入りですけどね…」(大事なものを無くしたくない、か…この星にも、俺と同じ気持ちで戦ってる人がいるんだな…)
ダイヤ「怪物が出たって言うから来てみたけど…俺が見たのはあいつらじゃない」「でも、ヨロイの怪物はきっとまた現れる。俺にはわかる!」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ダンナーベース/格納庫
甲児 「ええ~っ! あのロボットに乗ってたのはミスト!?」
林「新人クンにロボットの操縦ができるなんて、驚きッス!」
ゴオ「それもそうだが、あのロボットはいったい何なんだ?」
霧子「ダンナーベースのデータベースを調べてみたが…」「各種研究機関、ザフト、地球連合、オーブ…。どこにも該当する機体はなかった」
甲児「マジンガーみたいに誰かが密かに開発したロボットか?」
ミスト「俺、記憶がないんですよ。だから、あのロボットが何なのか俺にもわからないんです」
甲児「お前、さっきはずいぶん派手に立ち回ってたくせに、今はずいぶん低姿勢じゃねえか」
ミスト「そ、そうですか? さっきはかなり興奮してたからよく憶えてないです…てへっ!」
ボス「てへっ、じゃねえよ! 気持ち悪りぃな!」
ゴオ「しかし、記憶がないのにどうしてロボットを操縦できるんだ?」
ミスト「か、勝手に体が動いて…記憶はなくても体が覚えてるみたいです」
冬子「そんな事ってあるの?」
ミスト「あ、ありますよ。よくある話じゃないですか」「頭の中に誰かが呼びかけるとか、知らない間に改造されてるとか…」
忍「でもさっきもう戦わないつもりだったとか…」「みんなのピンチを見過ごせないとか言ってませんでしたか?」
ミスト「そ、そんな事言ってないよ! やだなあ、忍君…」
森本「お前、何か怪しいな」
林「確かに怪しいッス!」
ミスト「あ、怪しくないっすよ全然!」「それはそうと、俺の事より猿渡さんが結婚した事の方がビッグニュースじゃないですか!」「高校生と結婚したんですよ? しかも、葵博士の娘さんと!」
ゴオ「こ、こら、ミスト! こっちに振るな!」
林「そうッス! 結婚ッス! 驚いたッス!」
甲児「高校生と結婚するなんて  あり得ないぜ、ゴオさん」「いや、ゴオちん!」
ボス「この犯罪者! 警察に通報してやるぜゴオちん!」
ムチャ「ゴオちん!」
ヌケ「ゴ~オちん!」
ゴオ「しつこいぞ、お前ら! もう勘弁してくれ…」
林「どうして今まで黙ってたんスか」
ゴオ「いや、俺だって時機を見計らってちゃんとみんなに報告を…」
〔ドアを開ける音〕
桃子「お疲れさまで~す、ゴオちん」
小波「お疲れさまです、ゴオちん」
芝草「お疲れ、ゴオちん」
ゴオ「あ~、当分、こんな状態が続くのか…」
杏奈「大丈夫。ゴオちんの事は私が守るから!」
甲児「よっ! お熱いねえ! あははは…!」
冬子「ふふふっ…」
ミスト(猿渡さん、すいません。今、俺の正体を知られるわけにいかないんで…)
霧子「ミスト!」
ミスト「はいっ!」
霧子「ちょっと一緒においで。話がある」
ミスト「は、はい…」

ダンナーベース/医務室
静流「具合はどう、光司?」
さやか「大丈夫?」
光司「静流さんにさやかさん! もう大丈夫です! 今すぐ出撃できます!」
静流「今はいいわ。おとなしく寝てなさい」
さやか「無理しちゃダメよ」
光司「オッケー!」
静流「あなたにも報告しておくわね。ゴオが結婚したわ」
光司「結婚? 猿渡さんにそんな人がいたなんて…」
静流「見たら驚くわよ」
光司「そんなにかわいいんですか?」
静流「そうねえ。レベルで言えばSって所かしら」
さやか「しかも高校生よ?」
光司「レベルS! 高校生? 行く! 今すぐ見に行き…あいたたた…」
静流「ほら、はしゃがない。傷が開くわよ」
さやか「あわて者な所は甲児君そっくりね」
光司「すいません。俺が間抜けなばっかりに…」「それであの後、どうなったんですか?」
静流「マジンガーチームが助けに来てくれて、ミストが操縦するロボットにピンチを救われて…」「最後は、ゴーダンナーの大活躍で擬態獣を倒したわ」
光司「ミストのロボット? それに、猿渡さんが大活躍? まさか、そんな馬鹿な…」
静流「あんたがやられた後、いろいろあったのよ…」
〔扉の開閉音〕
芝草「邪魔するぜ」
さやか「芝草さん」
芝草「光司と静流に話しておく事があってな」
光司「何ですか? まさかGガンナーが修復不能とか?」
芝草「大丈夫だ。かなりのダメージを受けているが何とか修理できる」
光司「オッケー! よかった…」
芝草「で、修理のついでにGガンナーをシングル化する。これは博士の提案だ」
静流「シングル化?」
芝草「光司ひとりでGガンナーを操縦できるようにするんだ」
光司「俺ひとりで操縦…」
芝草「それと同時にコアガンナーも単独で戦えるように武装を強化する」
静流「要するに、ダンナーベースの戦力を増強するわけね」
芝草「そういう事だ。今日の戦いでわかった通り…」「擬態獣との戦闘は激化するばかりだからな」
光司「俺はオッケーです」
静流「私も構いません」
芝草「じゃあ、さっそく作業にとりかかるぜ。邪魔したな」
〔扉の開閉音〕
静流「それじゃ、私達も行くわね」
光司「ええっ! 来たばっかりじゃないですか!」
静流「これ以上いると、恋が芽生えちゃうでしょ?」
光司「超オッケー! 年上、大好き!」
静流「ばか!  じゃあね…」
さやか「お大事にね!」
光司 「し、静流さん…」

ダンナーベース/司令室
霧子「ミスト私には話してくれるかい?」
ミスト「えっ? 何の話ですか?」
霧子「あんた、記憶喪失のフリをしてるだけだろう?」
ミスト「ギクッ!」「そ、そんな事ないです! 俺は正真正銘、記憶喪失です!」
霧子「そうかい。私にも話せないってわけかい…」
ミスト「ですから、話す事なんて…」
霧子「わかったよ。話せないのはそれだけの理由があるからなんだろ?」「これ以上の詮索はやめておこう」
ミスト「葵博士…」
霧子「ともかく、あんたとあんたのロボットの事は当面、ダンナーベースで面倒をみる」「今からあんたにはパイロットとして戦ってもらうよ」
ミスト「えっ! ホントですか!?」
霧子「ああ。あんたに戦う気があるならね」
ミスト「はいっ! 戦います! 戦わせて下さい!」
霧子「それじゃ、これからもパイロット兼雑用係としてしっかり働くんだよ」
ミスト「ええっ? 雑用係もやるんですか?」
霧子「あんたはまだ試用期間中だ。当然だろ?」
ミスト「わかりました…とほほ…」(それにしても、まさかまたレヴリアスで戦う事になるなんて…)(俺は、戦いから逃れられない宿命なのか…?)(いいだろう…宿命ならば、立ち向かってやる!)(せっかく知り合えたみんなと、この星のために戦うんだ!)
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

影丸「博士。医務室へ来ていただけますか。お見せしたい物が…」
霧子「わかった、すぐ行く」「ミスト、あんたは格納庫に行って機体の整備を手伝いな」
ミスト「了解! 失礼します!」
〔ドアを開ける音〕
霧子(医務室で見せたい物か…。あんまりいいもんじゃなさそうだね…)

ダンナーベース/医務室
〔扉の開閉音〕
霧子「見せたい物ってのは何だい?」
影丸「博士。こちらへ…」「…これを見て下さい…」
霧子「こっ、これは…! ミラとマックス!」
影丸「破壊した擬態獣12号…いや、クラブマリナーのコクピットから発見されました」
霧子「生きてるのかい!?」
影丸「はい。昏睡状態が続いていますが、肉体的には何の異常もありません」「遺伝子レベルでの精密検査もしましたがどこにもおかしな所はありませんでした」
霧子「よかった…。それを聞いて安心したよ」「…それにしても、5年前の最終決戦で行方不明になったふたりが、どうして擬態獣から…?」
影丸「わかりません。どうして彼らが擬態獣の中にいたのか…」「ゴーオクサーに搭乗していたはずのミラがどうしてクラブマリナーに乗っていたのか…」「そして、5年も経っているのにどうして彼らが無事でいられたのか…わからない事だらけです」
霧子「確かにそうだね…」「とにかく今は、ふたりの意識が戻るのを待とうじゃないか。何か知ってるかもしれないからね…」
影丸「了解しました」
霧子「それと、ゴオにはふたりの事をまだ話すんじゃないよ」
影丸「えっ?」
霧子「…あいつは結婚したばかりなんだ。死んだと思って諦めた恋人が生きてたなんて知ったら…」「混乱して、どんな騒動になるかわからないからね」「せっかく目覚めた巨人が、また眠りについちまうかもしれないだろ?」
影丸「…わかりました。博士のご命令であれば従います」
霧子「すまない…」
影丸「いえ。それでは司令室に戻ります」
〔扉の開閉音〕
霧子(…ゴオのためなんかじゃない。これは杏奈のためだ…)(指令官としちゃ失格だが、新婚早々、旦那の女関係で悲しむ娘の顔は見たくないからね…)(それにしても、ミラとマックスは、どうして今になって現れたんだ…?)(何かとんでもない事が起こる前触れでなきゃいいが…)
【シナリオエンドデモ終了】


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