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No.11-2
ガイキング絶体絶命!!・後編

【シナリオデモ開始】
アークホーランド/玉座の間
ノーザ「プロイスト! 貴様、本当に大帝陛下の後継者なのか!?」「これは何かの間違いだ! 俺は絶対に認めんぞ!」
プロイスト「ノーザ…あなたは何もわかっていないわ…」
ノーザ「なにっ!?」
プロイスト「ついてらっしゃい。あなたにお見せしたい物があるわ」
ノーザ「見せたい物だと?」

???
プロイスト「この先は四将軍といえど足を踏み入れる事を許されぬ禁断の領域…」「ついてらっしゃい…」
ノーザ「禁断の領域だと…?」
プロイスト「部屋の中をご覧なさい、ノーザ」
ノーザ「こ、これは…俺!? 俺なのか!?」「…馬鹿な! それでは、この俺は何者なんだ!?」
プロイスト「あなたは、わたくしの体組織を複製して作り出したスペアパーツですのよ」
ノーザ「ふ、複製? スペアパーツ?」
プロイスト「わたくしに何か会った時、脳以外の全てを差し出すためにあなたは存在するのです」
ノーザ「そ、そんな…」
プロイスト「その体はわたくしの所有物。粗末に扱われては困りますのよ」
ノーザ「う、嘘だ…。そんな事…!」「うわああああーーーっ!!」
〔画面、大空魔竜へ移動〕
大空魔竜/ブリッジ
〔扉の開閉音〕
ガリス「待たせてすまない」
鏡「最後の計算に手間取ってしまいました」
ローサ「キャプテン! 鏡君!」
甲児「ガイキングを…ダイヤを救う方法はわかったんですか、キャプテン!」
ゲイナー「急がないと、処刑の時間に間に合いませんよ!」
ピュリア「今すぐ出撃しよう、キャプテン!」
ヤンマ「ダイヤを救いに行こうぜ!」
ハッチョ「絶対に処刑なんかさせねえ!」
ブビィ「そうだそうだ!」
ガリス「まて。みんな、そうあわてるな…」
ボス「でもよう!」
鏡「俺達はガイキング救出のための作戦を考えた」「だが、みんながそんなに浮足立っていたら作戦が失敗してしまう」」
ガリス「鏡の言う通りだ。ダイヤを救いたい気持ちはわかるが、こおは心を落ち着けて欲しい」
甲児「わ、わかったよ。落ち着きゃいいんだろ?」
剣児「それで鏡、作戦ってのは…?」
〔扉の開閉音〕
サコン「作戦については私から説明しよう」
リー「サコン先生!」
サコン「ガイキングを停止させた鉄獣の攻撃…。あれはおそらく、二つのエネルギーを合成したビームだと思われます」
ミスト「二つのエネルギーですか?」
サコン「そうです。一つは、ハイドリュートと逆の働きで炎の力を奪い去るエネルギー…」「そしてもう一つは、強力な磁気エネルギーです」「この二つのエネルギーが複合したビームを受けたせいで、ガイキングは動けなくなったのだと思います」
剣児「やべえ、ワケがわかんねえや…」
鏡「今回に限ってはそれじゃ困るんだ、剣児」
剣児「へっ?」
サコン「そうです、剣児君。今回の作戦は、君のジーグがもっとも重要なんですからねぇ…」
剣児「ジーグが?」
ガリス「それにスティンガー、サーペント、キルジャガー…この3機の連携もガイキング救出に不可欠な要素となる」
ピュリア「またチームプレイかよ! ディックの野郎雄とチームを組むなんて無理だよ!」
ディック「ふん…」
ガリス「ガイキングとダイヤを救うには、これしか方法がないのだ」「お前達3人には、何としても連携を成功させてもらうぞ」
リー「そんな…」
ルージ「あの…キャプテン・ガリス。お願いがあるんですけど…」
ガリス「どうした、ルージ?」
ルージ「俺達も出撃させて下さい! ダイヤ君を助けたいんです!」
ガリス「…わかった。おそらく敵は、ガイキングの周囲に強固な防衛ラインを敷くだろう」「今回の救出作戦を成功させるにはそれを突破する必要がある…」「突破口を開く自信はあるか?」
ルージ「やります! ダイヤ君のために!」
ガリス「よし。では頼むぞ!」
ルージ「はいっ!」
サコン「…では、救出作戦を説明しましょう…」

大空魔竜/通路
ディック「どうした、ルル。こんな所に呼び出したりして…」
ルル「ディック。お願いがあるの…!」
ディック「何だ、急に改まって…」
ルル「必ずダイヤ君を救い出すって約束して!」
ディック「なに?」
ルル「お願い、ディック!」
ディック「…ルル、俺がどうしてこの艦に戻って来たか、わかるかい?」
ルル「えっ?」
ディック「もちろん、ツワブキ・ダイヤに興味があったってのもある。でも、もう一つの理由は君さ…」
ルル「ええっ? い、今、そんな事言われても…」
ディック「なあ、ルル。賭けるかい? もし俺がダイヤを救い出したら、もういちど、その唇を俺にくれるって…」
ルル「えっ!?」「…わ、わかったわ」
ディック「いいんだね?」
ルル「その代わり、絶対ダイヤ君を助け出してよね!」
〔通信の開く音〕
ガリス「これより大空魔竜/は、ゴルゴディアの丘へ向けて発進する。総員、戦闘配置につけ!」
ルル「行きましょう、ディック!」
ディック「ああ!」
〔画面、ゴルゴディアの丘へ移動〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ガイキング絶体絶命!!・後編」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕
〔通信の開く音〕

プロイスト「ではこれより、ガイキングの公開処刑をとりおこなう。ノーザよ、ガイキングを破壊しなさい!」
ノーザ「…はい」
ゲイン(どうしたと言うのだ? ノーザ様の様子が変だぞ…)
プロイスト「ダリウス大帝に逆らう反乱軍ども! てめえらが救世主としてあがめるガイキングの最期を見るがいい!」「絶望しやがれ!ひゃっひゃっひゃ…」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
剣児「待ちやがれ! 処刑なんかさせねえぞ!」
ピュリア「ダイヤ! 今助けてやるからな!」
ダイヤ(み、みんな…来てくれたのか…。でも、寒くて声も出せねえや…)
リー「ディック。今日は頼むぞ。俺達のチームプレイでガイキングとダイヤを救出するんだ!」「さもないと、俺達に明日はないからな…」
ディック「あんた、変わったな…。前は他人の事なんてどうでもいいって感じだったのに…」
リー「ダイヤさ。あいつが俺を変えたんだ」
ディック「俺がいない間にいろいろあったようだな…」
リー「お前だって、ダイヤの事を知れば、俺の気持ちがわかるはずだ!」
ディック「ふん…」
サコン「…もう一度作戦を確認し亜m巣。草薙君は、ガイキングの所へ行き、スピンストームを発射して下さい」「スピンストームなら時期による呪縛を解除できるはずです」
剣児「わかってる! 任せとけって!」
サコン「ジーグがスピンストームを撃ったら、スティンガー、サーペント、キルジャガーの3機で連携して…」「ハイドリュートアローをガイキングに撃ち込んで下さい」「そうすればガイキングのエネルギーは復活します!」
ピュリア「しっかり頼むぜ、リー! ディック!」
リー「おう!」
ディック「ふん…」
剣児「今行くからな、ダイヤ!」
ルージ「ダイヤ君…待っててね…!」
ミスト「アンジェリカ! 出撃しても大丈夫なのか…?」
アンジェリカ「…心配いらないわ。私だって防衛隊員なのよ。任務に私情ははさまないわ…」「あなたとのコンビネーションもいつも通りやってみせる!」
ミスト「でも…」
アンジェリカ「あなたの方こそ、余計な事を考えてコンビネーションをミスしないでよ!」
ミスト「わかってるよ! じゃあ、いつも通り行くぞ!」
プロイスト「やはり来ましたね、大空魔竜…」「ノーザ! あんな奴らは無視して、ガイキングを破壊しなさい!」
ノーザ「…はい」
ケイン(ノーザ様…)
ガリス「ガイキング救出作戦、開始!」
<戦闘開始>

≪ダイヤ救出前≫
<ピュリアが戦闘>

ピュリア「ダイヤ、待ってろよ! 今すぐ助けてやるからな!」

<剣児がダイヤへ隣接orノーザorケイン撃破>
※※ノーザ撃破の場合、セリフ追加※※
〔ノーザに爆発〕
ノーザ「くそっ! 俺とした事が…!」
剣児「よっしゃ! 今だ!」
〔剣児、ダイヤへ隣接〕
※※ケイン撃破の場合、セリフ追加※※
〔ケインに爆発〕
ケイン「しまった! 我々を集中的に…!」
剣児「よっしゃ! 今だ!」
〔剣児、ダイヤへ隣接〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

剣児「いくぜ、ガイキング! スピン! ストォーーームッ!」
〔画面、フラッシュ〕
ピュリア「次はアタシ達だ! リー、ディック!」
リー「おう!」
ディック「…………」
ピュリア「ディック!」
リー「何してるんだ、ディック!」
ディック「…お前達をそこまで変えちまった男か。こいつは是が非でも助けねえとな! いくぞ、キルジャガー!」
〔ピュリア&リー&ディック、ダイヤへ接近〕
リー「ハイドリュートアロー、発射!」
ディック「目を覚ませ! ミスター・ガイキング!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔武器の展開音〕

ダイヤ「うおおおおっ! 力が湧いてくるぜ!」「みんな、ありがとう!」
ケイン「馬鹿な! ガイキングが復活しただと!」
ダイヤ「よくもひどい目にあわせてくれたな! たっぷり礼をさせてもらうぜ!」
プロイスト「ひと思いに処刑してやろうと言うわたくしの慈悲を無駄にしたわね…」「だったら、お前の望みを叶えてやろう! ガイキング!」「血ヘドを吐き、骨が砕ける音を聞きながら無残な死に様をさらすがいい!」「いけ、ノーザ! ガイキングを八つ裂きにしてやれ!」
ノーザ「…………」
ケイン「ノーザ様! どうされたのです、ノーザ様!」
ノーザ「フッフッフ…アッハッハ…!」
ケイン「ノーザ様…?」
ノーザ「いいぞ、ガイキング! それでこそ俺の選んだ宿敵だ!」(スペアパーツだろうと何だろうと俺は戦士だ!)(大空魔竜を…ガイキングを倒すために戦い続けるだけだ!)「さあ、来い我が宿敵、ガイキング!」「このバレオンは貴様を倒すために開発した新たな巨人…。その力を思い知らせてやる!」
〔ノーザ、回復〕
ダイヤ「ノーザ! 今度こそ決着をつけてやる! いくぜ、みんな!」

<敵全滅orダイヤ救出の次PP・第3軍増援1出現>
〔第3軍ユニット出現〕
ザイリン「ついに見つけたぞ、竜のゾイド! 貴様のおかげでこんな未知の世界に連れて来られて…」「ダリウスなどと言う連中に追い回され、どれだけひどい目にあた事か…!」「…むっ! あそこにいるのは、あの村で見たライガータイプか!」「確か、ルージという少年が操縦していたはず…」「ちょうどいい。奴を倒してレッゲルを奪い取ってやる!」
〔ザイリン、ルージへ隣接〕
〔ザイリン、ルージへ攻撃〕

[イベント戦闘「ルージvsザイリン」]
ルージ「うわああっ!」
レ・ミィ「おじさま! 銀のゾイドよ!」
ラ・カン「馬鹿な! どうしてディガルドがここにいる?」
ザイリン「メタルZiの刀を装備していても、その程度の腕では宝の持ち腐れだな、ルージ君!」
ルージ「お、お前は確か…ザイリン!」
ザイリン「覚えていてくれてたか。うれしいよ、ルージ君!」
〔ルージにダメージ×3〕
ルージ「うわああっ!」
静流「ルージ君!」
ザイリン「どうした、手も足も出ないか! 自分の未熟さを呪うがいい!」
〔ルージにダメージ×3〕
鏡「いかん! あのままではルージが!」
ラ・カン「私がフォローに入る!」
〔ラ・カン、ルージへ隣接〕
ラ・カン「ルージ! 無事か!」
ルージ「う、ううっ…」
ザイリン「ええい、邪魔をするな! 邪魔をするなら、お前から血祭りにあげてやる!」
〔ザイリン、ラ・カンへ攻撃〕
[イベント戦闘「ラ・カンvsザイリン」]
ラ・カン「ぐわあっ!」「しまtった! 関節部をやられた! これでは動けん!」
レ・ミィ「おじさまっ!」
ルージ「ラ…ラ・カン…!」
ザイリン「これで終わりだ!」
〔ザイリン、活性化〕
ルージ「やめろーーーっ!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔発光音〕
〔ルージ、変形〕

ルージ「いけーーーっ! ハヤテライガー!」
〔ルージ、気力上昇〕
〔ルージ、ザイリンへ攻撃〕

[イベント戦闘「ルージvsザイリン」]
ザイリン「な、何だ! ライガータイプが変形しただと!?」
ルージ「大丈夫ですか、ラ・カン!」
ラ・カン「ああ、もう大丈夫だ」
剣児「ムラサメライガーが赤くなったぜ。…ありゃいったい何だ!?」
ルージ「よくも好き勝手に暴れてくれたな、ザイリン! 今度はこっちの番だ! いくぞっ!」

<ダイヤが戦闘>
ダイヤ「よくもひどい目にあわせてくれたな! 10倍…いや、100倍にしてお返ししてやるぜ!」

<ディックが戦闘>
ディック「ルル、俺はまだお前の救世主になる事を諦めちゃいねえんだ!」

<ルージ(ハヤテライガー搭乗)が戦闘>
ルージ「な、何だ? この感覚…ムラサメライガーじゃないみたいだ!」

<ダイヤvsノーザ>
ダイヤ「ノーザ! 勝負をつけるぞ!」
ノーザ「望む所だ! ツワブキ・ダイヤ!」

<ダイヤvsハイパー鉄獣グラネプス>
ダイヤ「今度はこないだみたいなヘマはしないぜ! ガイキングの力を思い知らせてやる!」

<ルージvsザイリン>
ザイリン「な、何だ! この赤いライガータイプは!? こんな物は見た事がないぞ!」

≪ダイヤ救出後≫
<ノーザ撃破>

〔ノーザに爆発〕
ノーザ「こうもダメージを受けるとは…ええい! まだバレオンを乗りこなせていないという事か…!」「次はこうはいかんぞ! 覚えていろ、ガイキング!」
〔敵ユニット離脱〕

≪ダイヤ救出後≫
<ケイン撃破>

〔ケインに爆発〕
ケイン「これ以上の戦闘は無理か…。やむを得ん、撤退するしかあるまい」「ノーザ様、ふがいない私をお許し下さい…!」
〔敵ユニット離脱〕

<ザイリン撃破>
〔ザイリンに爆発〕
ザイリン「おのれ…。私ひとりではどうにもならん! 味方を探さなくては…!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ピュリア「やったぜ! アタシ達の勝ちだ!」
ダイヤ「ったく、ひでえ目にあったぜ…。助けてくれて、ありがとな!」「剣児さん、ピュリア、リーさん。…それに、ディック!」
ディック「…礼にはおよばない。お前は俺をゾクゾクさせてくれればそれでいい…」
ダイヤ「え?」
ルル「ダイヤ君、大丈夫?」
ダイヤ「ああ、みんなのおかげでピンピンしてるよ」
ルル「よかった…。ダイヤ君を助けてくれてありがとう、ディック!」「…そ、それで、例の話なんだけど…」
ディック「本気にするな。あれは冗談だ」
ルル「えっ?」
ディック「まやかしじゃ意味がない。いずれ本物をもらうさ」
ルル「ディック…」
ダイヤ「なになに? 何の話?」
ルル「な、何でもないわ」「ダイヤ君、早く帰ってきてね! 体に異常がないかどうか、しっかり検査するわよ!」
ダイヤ「いいよ、検査なんか…」
ルル「よくありません! これは艦長命令です! そうですよね、キャプテン?」
ガリス「あ、ああ。そうだな。これは艦長命令だ」
ダイヤ「わかったよ…ちぇっ」
ラ・カン「ルージ! 無事か!」
ルージ「はぁはぁ…」
レ・ミィ「ちょっと! 返事くらいしなさいよ!」
ルージ「ごめん。何だかすごく疲れちゃって…」
ラ・カン「さっきは助かったぞ、ルージ」
ルージ「い、いえ。俺、ただ必死で…」
コトナ「どうしてムラサメライガーが赤くなったの? どういう仕掛けなの?」
ルージ「…あれは…ハヤテライガー…」
レ・ミィ「ハヤテ? 何それ?」
ルージ「わからない。ラ・カンを助けようとした時、ムラサメに変化が起こって…」「ふいにハヤテって名前が頭の中に浮かんだんだ…」
ラ・カン「詳しい話は大空魔竜に戻ってからゆっくり聞こう。動けるか?」
ルージ「はい。大丈夫です。自分で大空魔竜に戻れます」
ラ・カン「うむ…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アークホーランド/玉座の間
プロイスト「グラネプスを倒したぐらいでいい気にならない事ですわ。わたくしの計画は、まだ始まったばかり…」「てめえらなんぞ、いつでも処理できるからな! アッハッハッハ…!」「さあ、皆さん。行きましょう。わたくし達には大事な仕事があるのです…」
ヴェスターヌ(プロイスト様はいったい何を考えておられるのか…。計り知れない恐ろしいお方だ…)
サスページ(プロイスト様は僕よりヴェスターヌを…。このままでは僕の立場が危うい…。何とかせねば…)
ノーザ(プロイストめ…)
〔画面、大空魔竜へ移動〕
大空魔竜/ブリッジ
ガリス「無事でよかったな、ダイヤ」
ダイヤ「うん。みんなのおかげだ。改めて礼を言うよ。ありがとう!」
リー「なあに、仲間として当然の事をしたまでさ」
剣児「ジーグがいなかったら、お前は今ごろ処刑されてたんだぜ? 後でメシをおごれよな!」
ダイヤ「わかったよ、剣児さん」
つばき「もう、剣児ったら! ダイヤ君にたかるんじゃないわよ。みっともない!」
ピュリア「ルージにも礼を言えよ。ダイヤを助けたいって、救出作戦に志願したんだから」
ダイヤ「ほんとか? ルージ…?」
ルージ「俺はただ、苦しんでるダイヤ君を助けたかっただけで…」
レ・ミィ「何それ。もう少し気の利いた事言いなさいよ!」
ルージ「そ、そんな事言われても…」
ダイヤ「ありがとう、ルージ。心から感謝してるよ…」
ルージ「ダイヤ君…」
ダイヤ「『君』づけなんてよせよ。前から言おうと思ってたけど俺の事はダイヤでいいぜ、ルージ」
ルージ「…うん! わかったよ、ダイヤ!」
ゴオ「ところで、ルージ君のムラサメライガーが戦闘中に変形してたけど、あれはいったい何なんだい?」
ルージ「ハヤテライガーの事ですか?」
甲児「おっ、もう名前をつけたのか?」
ルージ「いえ。ゾイドの名前は、乗り手の頭の中に自然と浮かぶものなんです」「ムラサメライガーもハヤテライガーも、俺の頭の中にフッと浮かんだ名前なんです」
甲児「へえ、不思議な事があるもんだな」
杏奈「ねえねえ、ゴーダンナーみたいに何かと合体して赤くなったわけじゃないんだよね?」「突然の事だったから、よくわかんなかったんだけど…」
ルージ「どうして赤くなったのか、俺にもわからないんです」「バイオゾイドに襲われて、無我夢中で戦ってきただけで…」
ルル「戦闘記録を見ると、青い時よりかなりスピードがアップしてますね」
ルージ「そうなんですか…」
レ・ミィ「そうなんですかって、あんた、何もわかってないの?」
ルージ「必死で戦ってるだけだったからね…」
コトナ「ルージ君は、ゾイド乗りとしては、もっと修行しなきゃ駄目ね」
ルージ「はい。今日の戦いで自分の無力さを痛感しました…」
ラ・カン「先刻のムラサメライガーの変形を見てもわかる通り、ルージの能力はまだまだ成長する余地がある…」「もっと厳しく鍛えてやらねばいかんな…」
ルージ「はい。お願いします、ラ・カン!」
ラ・カン「うむ…」(おそらくルージは私の技術などすぐに超えてしまうに違いない…)(ルージの師にふさわしいゾイド乗りがいればいいのだが…)
〔扉の開閉音〕
ガリス「ルル、スクリーンをつけるんだ」
ダイヤ「キャプテン! ローサ副長!」
ルル「はい!」
〔通信機の起動音〕
ボス「な、何の番組だ、こりゃ?」
ヌケ「ボス、これはテレビじゃないですよ!」
ローサ「ダリウス全土に流されている放送よ。これからダリウス大帝の後継者が発表されるわ…」
リー「ダリウス大帝の後継者?」
ダイヤ「あっ、あれはノーザじゃないか! あのノーザがひざまずいてる…」
ゴオ「という事は、ノーザの前に立ってるあの羽のはえた女が…!」
ダリウス17世「ダリウスの民よ、聞くがいい!」
剣児「何だ、あのでっかい奴は!」
ガリス「あれがダリウス界の支配者、ダリウス17世だ」
甲児「ダリウス界の親玉ってわけか…」
ダリウス17世「これよりダリウス全軍は、我が後継者であるこの次大帝プロイストが率いる!」
プロイスト「我が父ダリウス大帝のため、必ずや地上を制圧してご覧にいれますわ!」「手始めに、まずは鉄獣軍団を地上に送り込み、総攻撃を仕掛けます!」
ダイヤ「何だって!?」
プロイスト「異世界から来た協力者の助けにより、我がダリウス軍は…」「従来のデスクロスポイントをはるかに超える能力を持った…時空間ゲートを手に入れました!」
リー「時空間ゲートだと!?」
シェルディア「異世界からの協力者って…」
ミスト「それって、まさか…!」
プロイスト「これよりダリウス軍は、制圧部隊を地上に送り込みます!」「大空魔竜よ! この放送を聞いてたらいつでも妨害に来てみな! ひゃっひゃっひゃっひゃっ…」
〔通信の閉じる音〕
ゲイナー「な、なんてイカれた奴なんだ…」
ダイヤ「あれがダリウス大帝の後継者だってのかよ…」
杏奈「あれって、女の子よね?」
サッラ「パッと見は女の子だったけど…最後の下品な笑い方とかは女の子に見えなかったわ」
シェルディア「プロイスト将軍ってドロイド軍団のボスだし、見た目もそれっぽいから…」「ドロイドだとばっかり思ってたけど、本当はあんな奴だったんだ…」
〔レーダー反応〕
ルル「サイトブルーに反応! ものすごい数の機体がアークホーランドから出撃しました!」「進路上には巨大な空間のひずみが…おそらく時空間ゲートと思われます!」
ミスト「やっぱりあいつらが裏で糸を引いていたのか!」
ルル「これだけの数のダリウス軍が地上に出たら大変な事になります!」
ローサ「キャプテン! 今すぐ追撃を!」
ガリス「よし。総員、戦闘配置につけ! 大空魔竜、緊急発進だ!」
ロンゴ「了解っ!」
ガリス「アークホーランドから発進したダリウス部隊を…」」
ルル「待って下さい! キャプテン!」
ガリス「どうした!?」
ルル「前方に空間のひずみが発生!」
ガリス「なにっ!」
ロンゴ「ダメだ、キャプテン! 避けられねえ!」
ルル「時空間ゲートに吸い込まれます!」
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔光の放射音〕

ローサ「みんな、何かに捕まって!」
ミスト「な、何でいきなり時空間ゲートが出て来るんだ! わああっ!」
だいや「うわあああっ!」
ルル「キャーッ!」
〔画面、フラッシュ〕
〔転移音〕


大空魔竜/ブリッジ
ミスト「いてて…。転んで頭をぶつけちまった…」
甲児「…ったく、時空間ゲートで飛ばされるのは、これで何回目だよ!」
アンジェリカ「こ、ここはどこなの? 今度はどこに飛ばされたの?」
ガリス「ルル。現在位置がわかるか?」
ゴオ「地上世界だったらラッキーなんだけどな…」
ルル「う、嘘でしょ…。…こんな事って…」
ローサ「どうしたの、ルル? ここはどこなの?」
ルル「計器に間違いがなければ…ここは月面です!」
甲児「な、何だって!」
さやか「月面って言ったの!? ルルちゃん!」
ルル「は、はい。どうやら大空魔竜は月に飛ばされちゃったみたいです…!」
ローサ「キャプテン、これはいったい…」
ガリス「…私にもわからない。どうしって月なんだ…?」
ピュリア「せっかくダリウス界に戻れたと思ったら今度は月面かよ!」
ゴオ「急いで戻らないと地上がヤバいってのに!」
ミスト「あいつら、いったい何を考えてるんだ? くそーっ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


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