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ベルリン/竜宮島

【シナリオデモ開始】
大空魔竜/ブリッジ
マリュー「初めまして、アークエンジェルの艦長、マリュー・ラミアスです。よろしくお願いいたします」
ガリス「大空魔竜の艦長、キャプテン・ガリスです。こちらこそよろしくお願いします」
カガリ「カガリ・ユラ・アスハだ。顔見知りも多いから、今さら名乗る必要もないと思うがな…」「で、こいつはキラ・ヤマト。フリーダムのパイロットだ」
キラ「キラ・ヤマトです」
光司「キラ・ヤマトだって? ほんとにキラ・ヤマトなのか!?」
キラ「はい、そうですけど…」
光司「こいつは超ラッキーだぜ! 伝説のエースパイロットに会えるなんて!」
杏奈「ねえ、ゴオちん。この人、そんなにすごい人なの?」
ゴオ「えっ? さあ…」
静流「ゴオは5年間ずっと腑抜けてたから知らないだろうけど…」「キラ・ヤマトと言えば、2年前、ザフトと連合の戦争を止めるためにフリーダムで戦ったエースパイロットよ」「ザフトの最終兵器ジェネシスを破壊した後、行方不明になったって聞いてたけど…」
キラ「僕もアークエンジェルと一緒にオーブに身を寄せていたんです」「カガリに言われて、フェストゥムの調査を手伝っていたんですが、まさか、戦闘になるなんて…」
コトナ「こんな優しい目をした人が、伝説のパイロットだなんて…人は見かけによらないわね」
カガリ「よし、挨拶も終わったし、本題に移ろう!」
ガリス「さっそくですが、ラミアス艦長。フェストゥムについて、詳しい話をお聞かせ願えますか?」
マリュー「わかりました」「…フェストゥムは、宇宙からやって来たシリコン生命体で、人類を同化しようとしている侵略者です」
ゴオ「シリコン生命体?」
杏奈「同化…?」
剣児「まーた、ワケのわかんねえ言葉が出てきちまったぜ。頼むから俺にもわかるように説明してくれよ!」
鏡「あまり詳しくは知らないが…フェストゥムは体の99%がシリコン…つまりケイ素で構成されている…」「だからシリコン生命体と呼ばれているそうだ」
剣児「シリコンって、女の子が胸をデカくするのに入れるヤツか?」
鏡「それはシリコン樹脂…シリコーンだ。確かにシリコンを含んではいるが、シリコンそのものとは違う」「シリコンとは、半導体や太陽電池に利用されている物質…おおざっぱに言えば一種の金属だ」
剣児「…って事は、金属が地球を侵略しようとしてるって事か?」
鏡「実にお前らしい、シンプルな会社だが間違ってはいない…」「フェストゥムはそれくらい異質な侵略者だという事だ」
ピュリア「なあ、鏡。お前、高校生だろ?」「どうしてそんなにいろんな事知ってんだ?」
キラ「確かに、いろいろご存知ですね…」
鏡「興味が湧いた事を片っ端から学んでいっただけだ。別にたいした事じゃない」「この世界には、知るべき価値のある事が数え切れないほどあるからな…」
剣児「けっ…」
甲児「さっき静流さんが、フェストゥムは30年前に壊滅状態になったって言ってたけど…」「それがどうして急に活動が活発になり始めたんだ?」
カガリ「その原因は明らかになっていない。ただ、5年前に擬態獣が現れたのをきっかけにして…」「フェストゥムの出現率も増えたから、それと何か因果関係があるんじゃないかと言われている」
ダイヤ「擬態獣とフェストゥムが何か関係してる…?」
キラ「竜宮島の調査によれば、擬態獣の出現、Dr.ヘルの反乱、それにザフトと連合軍の戦争とか…」「地球に混乱や危機が訪れるたびにフェストゥムの活動も活発化してるらしいんだ」
カガリ「地球が混乱したからフェストゥムが活発化したのか…」「それとも、フェストゥムが活発化したから地球が混乱したのか…」「はっきりした答えは出ていないが、何かの因果関係があるのは間違いないだろうな」
さやか「どちらにしても、フェストゥムが活発化してる時は地球がピンチだって事ね…」
杏奈「ねえねえ! 私の質宇門にも答えてよ! 同化って何なの?」
サコン「それは私がお話ししましょう」
杏奈「よろしくお願いします!」
サコン「私も、皆城公蔵と言う人の研究論文を読んだだけで、それほど詳しくはないのですが…」「フェストゥムは、自分以外の生命体の思考を侵蝕し。支配するんだそうです」「思考を支配された者はフェストゥムに取り込まれ、肉体が消滅してしまう…。これが同化現象です」
杏奈「に、肉体が消滅…? そんなの嫌よ!」
サコン「それな、フェストゥムに心を読まれないようにする事です」
安奈「どうやって?」
マリュー「竜宮島には、フェストゥムの読心能力に対抗できるファフナーという機体があるのです」
ミスト「…ファフナー?」
ローサ「ラミアス艦長。アークエンジェルから通信が入っていますが、ここにおつなぎしてよろしいですか?」
マリュー「はい、お願いします」
〔モニターの開く音〕
チャンドラ「艦長! オーブからエマージェンシーです!」「ユーラシア中央より連合軍が侵攻中! 既に3都市が壊滅したそうです!」
マリュー「何ですって!?」
チャンドラ「連合軍はザフト軍に関係のない一般市民も巻き添えにして暴れ回っているようです!」
カガリ「連合軍め、なんて事を!!」
ミスト(人間同士の戦争だって許せないのに一般市民を巻き添えにしてるなんて…)(地球連合軍って組織はいったいどうなってるんだ!?)(本当に国際組織の軍なのか…!?)
シェルディア「どうしたのさ、ミスト そんな怖い顔して…?」
ミスト「地球を代表する部隊が一般市民まで無差別に殺すなんて…」「これって、星に住む人全体の意思で人殺しをやってるって事じゃないか」
シェルディア「そうなるね…」
ミスト「アトリームも、地球と同じで惑星を代表する機関があったけど…」「こんな事が絶対にしなかった! ベザードだってそうだろ!?」
シェルディア「うん。ベザードはいっぱい国があったけど、戦争なんて伝説でしか聞いた事なかったし…」「…ちょっと、迫害されたり苛められたりって事はあったけど…」「それはささいな事…だよね?」
ミスト「そうだな。それくらいは、どんな星だってあるさ。俺だってそういう経験はあるしね」「でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない」
シェルディア「……うん……」
ミスト「地球人はそうじゃないんだ…!」「2年前には、互いを滅ぼしあうまで戦おうとしたっていうじゃないか! 俺はそれが許せないんだ…!」「そんな戦いを経験しながら同じ事を繰り返そうとしてる地球人が…!」
シェルディア「ミスト…」
ミスト「このままじゃ、俺もお前も、地球人同士の殺し合いに荷担する事になってしまう…」「本当にこれでいいのか…?」「俺は地球を守るために命をかけるのは今でも構わないと思ってる…」「でも、この戦いは…!」
ディック「ずいぶんつまらない事で悩んでいるんだな…」
ミスト「えっ?」
ディック「地球人同士の戦いは間違ってるだと? ナンセンスにもほどがあるな…」
ミスト「何だと!」
ディック「戦いの究極の目的は自分が生き延びる事だ」「自分の命を脅かす者は、宇宙人だろうが、地球人だろうが、仲間だろうが、家族だろうが…」「ひとり残らずブッ殺す! それが本当の戦いってもんだ」
ミスト「な、何を言っているんだ、ディック…! それでも大空魔竜のクルーなのか!」
ディック「だから言ったろ? 命を賭けて、本気で戦うとなれば、仲間も家族も関係ねえんだ」「あんたの言ってる事はアマちゃん過ぎてヘドが出るぜ」
ミスト「そんな事は…!」
シェルディア「やめろよ! ミストを混乱させるような事を言うな!」
ディック「フッ…じゃあな、スイートボーイ!」
〔扉の開閉音〕
シェルディア「ミスト! あんな奴の言う事なんか気にする事ないからね!」
ミスト(…………)
アンジェリカ(ミスト…)
キラ「マリューさん! ユーラシアへ行きましょう。連合軍の暴走を止めなくては!」
マリュー「…ええ、そうね」「キャプテン・ガリス。そういうわけですから、私達はここで…」
〔通信のコール音〕
チャンドラ「竜宮島からも緊急入電です! 竜宮島にフェストゥムが急速接近しているそうです!」
マリュー「フェストゥムが? やはりさっきのフェストゥムは竜宮島の位置を探知していたのね…」
カガリ「そんな…。ユーラシアと竜宮島で同時に事件が起こるなんて…! どっちに行けばいいんだ!」
甲児「キャプテン! 俺達に手助けできませんか?」「さっき助けてもらったんだし、今度は俺達が助ける番ですよ!」
ガリス「できればそうしたいとは思うが、我々は今、一刻も早くダンナーベースへ戻らなければならない」「すまないとは思うが、彼らに手を貸している余裕はない…」
〔通信のコール音〕
ルル「キャプテン。ダンナーベースから通信です」
〔モニターの開く音〕
霧子「キャプテン。やっぱり連合軍の攻撃を受けたようだね」
ガリス「はい。ご連絡いただいた通りで知った。危ない所をアークエンジェルに助けてもらいました」
霧子「アークエンジェルと会ったのかい?」
ガリス「ええ。今も一緒ですが…アークエンジェルはこれからユーラシアへ向かうそうです」
マリュー「葵博士、ご無沙汰しています」
霧子「ラミアス艦長! どうしてユーラシアに?」
マリュー「連合軍がユーラシアで無差別攻撃をしているという報告を受けましたので…」「連合軍の横暴を止めに行きます」
霧子「連合軍め、なんてひどい事を…!」
マリュー「しかし、問題が一つ生じまして…」
霧子「問題?」
マリュー「ほぼ同時刻に、竜宮島にフェストゥムが接近中との連絡があったのです」「我々がユーラシアに行ってしまったら、竜宮島の守りはかなり手薄になり、防げるかどうかわかりません」「かといって、ユーラシアの連合軍を放っておくわけにはいきませんし…」
霧子「竜宮島の緊急事態は、こっちでも連絡を受けてるよ」「やっかいなタイミングで連合軍とフェストゥムが一緒に出てきちまったね…」「…そうだ! キャプテン・ガリス。大空魔竜で竜宮島へ行って、島を守ってもらえないか?」
ガリス「私は構いませんが、急いでダンナーベースに戻らなくてもよろしいんですか?」
霧子「大空魔竜に急いで戻ってもらって、日本の防衛態勢を立て直そうと思ってたんだが…」「竜宮島のファフナーも、日本の防衛にとって重要な戦力だから失うわけにはいかないんだよ」「日本に戻るのは後でいいから、竜宮島へ向かっておくれ!」
ガリス「わかりました」
霧子「ところでラミアス艦長、戦力は足りているのかい?」
マリュー「フリーダム1機でどこまでできるかはわかりませんが…」
霧子「何なら、何人かウチの連中をつけようか?」「キラ君の強さはわかっているつもりだが、途中、アクシデントがないとは言い切れないからね」
ガリス「もう一つの地球の方々も協力を約束してくれていますし…」「幸い、大空魔竜の戦力は出発時より増強していますからね」
霧子「どうだい、ラミアス艦長?」
マリュー「申し出ありがとうございます。よろしくお願いします、皆さん」
ガリス「こちらこそよろしくお願いします。では、急いで作戦を検討しましょう…」

マリュー「では、アークエンジェルはユーラシアに向かいますので…」「大空魔竜は竜宮島の救援をお願いします」
ガリス「わかりました」
ローサ「現状、アークエンジェルの戦力がモビルスーツ1機だけという事なので大空魔竜の戦力を分けて…」「アークエンジェルに帯同してもらいます。メンバーは、今渡した資料の通りです」
甲児「俺とさやかさん、それにボス達3人…」
ゲイナー「僕とサラさん…」
ラ・カン「そして、我々4人と…」
ロール「僕達4人gアークエンジェルに帯同するんですね?」
アンジェリカ(私もアークエンジェル組か。ユーラシアなら地球の文化がわかる遺跡が残ってるだろうし…)(戦いが終わって上陸許可が下りたら、前みたいに何かのついでで出かけられるかしら…)(そしたら、ピリピリしてるミストも少しは気分が晴れると思うんだけどな…)(そういえば、ミストはどっちの組なんだろう…?)
ダイヤ「俺達は、このまま大空魔竜で竜宮島行きか…」
リー「ガイキングを大空魔竜と別行動させるわけにはいかねえもんな」
杏奈「私もユーラシアに行きたかったなぁ。海外旅行した事ないし…」
ゴオ「馬鹿、旅行じゃないんだぞ! そんな甘い考えじゃ、フェストゥムに同化されちまうぞ!?」
ルウ「…私も行くの?」
ゴオ「ああ。一緒に行こう、ルウ」
ルウ「…ロボットの操縦法を教えてくれる?」
ゴオ「えっ?」
ルウ「私も戦いたい…」
ゴオ「だ、駄目だ! ルウはまだ子供じゃないか!」
ルウ「あの子も、あの子も、あの子も…みんな子供だけど、パイロットをやってるじゃない」
ダイヤ「えっ? 俺?」
レ・ミィ「わ、私は子供じゃないわ!」
シェルディア「ボクだって子供じゃないよっ! …童顔なのは認めるけどさ…」
ゴオ「あいつらは特別なんだ。ルウにパイロットは無理だ!」
ルウ「無理じゃないわ! ちゃんと操縦できるもん!」
ゴオ「この話はもうヤメだ! とにかくルウは、俺達と一緒に竜宮島へ行くぞ!」
ルウ「…………」(大空魔竜には、お父さんやお母さんを亡くしても強く生きてる人がいるんだもん…!)(絶対強くなってパイロットになってみせるわ…!)
ヴァン「ふわぁ~あ…」
ウェンディ「ちょっと、不真面目じゃない。ヴァン!」
ヴァン「フェストゥムだか何だか知らないが、さっさと片づけてカギ爪のいる世界に戻らせろってんだ…」
鏡「俺達は竜宮島か…。この機会にフェストゥムの事をいろいろ勉強させてもらうかな…」
剣児「おい、鏡。お前さっき、フェストゥムの事をペラペラ解説してたじゃねえか…」「まだ勉強する事があるってのかよ?」
鏡「当然だ。実際に戦ってみなければわからない事もあるからな」
剣児「ああ、そうかよ」
鏡(それに、さっき見たフェストゥムは俺の知っているフェストゥムよりも進化していたようだ…)(シリコン生命体の奴らに進化の可能性があるのかどうか…それを確かめなくては…!)
シェルディア「ボクは竜宮島だ! …あれ? ミストはどっちなの?」
ミスト「…それが、どっちにも書いてないんだ」「あの、ローサさん? 俺の名前がないんですけど…」
ローサ「えっ? そんなはずは…」「あら、書いてないわね。うっかり忘れちゃったんだわ。ごめんなさい」
ミスト「そんな…」
シェルディア「ミスト! ボクと一緒に竜宮島に行こうよ!」(ミストは落ち込んでるみたいだし、ボクが励ましてあげなくちゃ!)「ねっ! そうしよう! それで決まりーっ!」
アンジェリカ(…………)
ミスト「は、離れろよ!」「…メンバー編成はキャプテンが決める事だ。俺には選べないよ」
ローサ「キャプテン。 ミストはどうしますか?」
ガリス「うむ。ミストは…」
ガリス選択
 ベルリン行き
 竜宮島行き


※※「ベルリン行き」を選択した場合のセリフ※※
ミスト「わかりました。アークエンジェルでユーラシアへ向かいます」
シェルディア「ええーっ! じゃあボクもそっちに行く!」
ローサ「あなたは大空魔竜に残りなさい。これはキャプテンの決定です!」
シェルディア「そんなぁ…」
※※「竜宮島行き」を選択した場合のセリフ※※
ミスト「俺は大空魔竜に残るんですね? 了解しました」
シェルディア「やったぁ! ミストとふたりっきりだ!」
ミスト「そういう事じゃないだろ。俺達は戦いに行くんだぞ!」

ガリス「では、ユーラシア組は直ちにアークエンジェルへ移動。残りの者は竜宮島へ向かう!」
※※「ベルリン行き」を選択した場合、セリフ追加※※
マリュー「フェストゥムとの戦いは非常に危険です。戦い方については、竜宮島の人達の指示を受けて下さい」
キラ「竜宮島の真壁司令や皆城総士君が皆さんに協力してくれるはずです」
ガリス「わかった」

カガリ「竜宮島に入るには、アークエンジェルの誰かがいないとダメだから、私が大空魔竜と一緒に行こう」
ガリス「では、総員、所定の配備に着け。準備ができ次第、両艦とも発進する!」
※※「ベルリン行き」を選択した場合のセリフ※※
ミスト「了解!」
※※「竜宮島行き」を選択した場合のセリフ※※
ミスト「了解」

ミスト(地球人同士の戦争に、フェストゥム…。ちょっと地球を離れてる間に状況はさらに悪化してる…)
※※「ベルリン行き」を選択した場合のセリフ※※
ミスト(でも、とにかく今は、人間同士の戦いを止めなくちゃ…)(俺ひとりの力じゃ、どうする事もできないかもしれないけど…できる限りの事をするしかない…!)
※※「竜宮島行き」を選択した場合のセリフ※※
ミスト(さっきの戦闘を見る限り、フェストゥムは相当に恐ろしい敵だ…)(どこまでやれるかわからないけど、できる限りの事をするしかない…!)

【シナリオエンドデモ終了】


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