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No.16-2
激闘!ダンナーベース!!・後編

【シナリオデモ開始】
ダンナーベース/通路
甲児「ええっ? 先生が光子力研究所にいない?」
さやか「ええ。これから帰るって連絡したら、お父様は今、ビルドベースに行ってるって言われたわ」
甲児「ビルドベース? 何でまたそんな所に?」
さやか「ジーグの新しいパーツの開発の手伝いに行ったらしいの」
甲児「ジーグのパーツ? 先生、司馬博士とそんなに仲良かったんだっけ…」
さやか「私は聞いた事ないけど…でも、お父様だって日本の権威のひとりよ」「仲が良くても不思議じゃないわ」
甲児「事情はわかんねえけど、今、光子力研究所に帰っても意味がないって事か…」
さやか「むしろビルドベースに行った方がいいかもしれないわね」
甲児「とりあえず鏡に頼んで詳しい話を聞いてもらうか」
さやか「ええ、そうしましょう」

ダンナーベース/食堂
マードック「ふあああ~…っと。夜中は大変だったな」
ゲイナー「せっかく休めると思った矢先の出来事でしたからね」「最近は僕も徹夜してませんでしたし、あの時間の戦闘はきつかったですね」
アナ「どちらにしても徹夜はよくありません!」「ゲイナーはこの部隊では大人な方なんですから、手本になってもらわなければ困ります」
リー「やれやれ、耳が痛いねえ」
ダイヤ「リーさんは十分、俺達の手本になってくれてるじゃないか」
リー「んな事はないさ。でも、反面教師って意味じゃ手本になれてる気がするよ」
ミア「それにしても、みんな朝が早いんですね。やっぱり寝られなかったんですか?」
ウェンディ「うん。やっぱり、修理の音が大きくて、ウトウトしててもすぐに目が覚めちゃって…」
カメオ「クェー…」
ジョシュア「もう、ダンナーベースの修理は立派な騒音、公害ですね!」「あっ、でもこれで早起きもできて健康的な生活が送れるんだ!」「さっすが葵博士、見た目は普通のおばさんですが、みんなの健康を考えてくれているんですね!」
ランバ「それ、絶対に違うと思う…」
ヴァン「………」
パイ「で、ヴァンはここまで来たものの、また寝ちまったってわけか」
ジョシュア「さすが僕の親友、寝場所を選ばない男ヴァンですね!」
ウェンディ「ううん、寝ボケたままここまで来ちゃったみたいなの…」
ラ・カン「ダンナーベースのいろいろな場所に現れて、皆さんをびっくりさせてしまっていると聞く…」
カルメン99「こりゃ通り名を改めて『寝たまんまヴァン』とでもしなきゃダメかしらね」
〔扉の開閉音〕
ルウ「おはよう…」
アナ「あっ、ルウ! 元気でしたか!?」
ルウ「うん…。そうだ、ゲイナーさん。私、変わったかな…?」
ゲイナー「えっ? 髪型も変わってないし、どこも…」
サラ「バカ! そういう事じゃないでしょ!」
リュボフ「見て欲しいのはそんな所じゃありません!」
つばき「相変わらずデリカシーがないのね、ゲイナー君!」
アナ「もう、ゲイナーはいろいろと教育が必要です!」「私が持ってきた本を何冊か貸してあげますから、乙女心を勉強してきなさい!」
ゲイナー「わっ、何ですか、皆さん! わかりました、わかりましたから…」「ええと、見た目以外って事だよな…」
ルウ「………」
アナ「私はわかりましたよ」
ゲイナー「もう、焦らせないで下さいよ。そうだなあ…」「一言で言えば『レベルアップした』って感じかな」
サラ「何それ?」
ゲイナー「なんていうか…強くなったのとは違うんだ」
レ・ミィ「バカね、そういうのは『一皮むけた』って言うのよ!」
ゲイナー「そう! それだよ! …って、どうしてレ・ミィが? さっきまでいなかったろ」
レ・ミィ「えっ? そ、それは…」
ダイヤ「そんな事はどうでもいいじゃないか、ゲイナーさん」「それにしても確かにルウちゃん、一人前に近づいた感じだな」
ルウ「よかった…。私、ちゃんと強くなれてる…」
〔扉の開閉音〕
ゴオ「おっ、ルウ! こんな所にいたのか。お前のメシは俺の部屋だぞ」「杏奈も待ってる。行こう!」
ルウ「うん。みんな、後でね!」
〔扉の開閉音〕
ディック(さて…レディは自信を取り戻した。だが、まだ強さを自分の物にはしていない。ここからどうなる…?)
光司「そういや、静流さんがいねえな」
早乙女「昨日は大活躍だったろ。寝坊じゃねえのか?」
光司「ははっ、まさか! 俺じゃあるまいし!」
早乙女「自分で言うなよな…」
ヴァン「…静流…? 誰だ、それ…?」
ウェンディ「あっ、ヴァン! 起きたの!」
ヴァン「ふわあ~あっと…腹減ったな…。あ、ちょうどいいや、店員さん、一番安い料理と調味料、ありったけ」
ミリアリア「あの…私は店員じゃないですし、ここはそもそもお店じゃ…」
ヴァン「あ…? そっか…ここはダンナーベースって所なんだっけ」
ウェンディ「もう! ヴァンったら、いくら白い船の中にいると人と交流が少ないからって…」「顔を覚えてないのは失礼よ!」
ヴァン「しょうがねえだろ…」
ダイヤ「そうだ、さっきヴァンさん静流さんの名前に反応してたけど何か知ってるの?」「昨日、コアガンナーのミラさんを助け出した人だよ」
ヴァン「あー…思い出した。何かあっちの方に行ってたな…」
カルメン99「ちょっと、ヴァン! 何で静流は憶えて、私は覚えないわけ!?」
ウェンディ「そうよ、ヴァン! 酷いわ!」「静流さんの名前を覚えたって事は、私達の名前も、当然覚えてるんでしょ!?」
ヴァン「えーっと…」
ウェンディ「………」
カルメン99「………」
ヴァン「…すみません」
光司「それにしても、ヴァンさんの寝ぼけながらの記憶を信じるとしても…」「静流さんが向かったって方向には何もないはずなんだけどなあ…?」
身堂「まあ、今は気にしなくてもいい事だろう」「私達は急な襲撃に備えて腹ごしらえをしなくてはならない。気にするべきは料理の味だ」
光司「それもそうっスね」
ヴァン「あまーーーーーいッ!!!」

ダンナーベース/医務室
霧子「ミラの様子はどうだい?」
静流「まだ眠っているそうです。外傷はありませんでしたけど…」「精神的なショックが大きかったんじゃないかって…」
霧子「そうか…。精神的にはまだ子供だからね。無理もないか…」「それより、問題はこっちだね…」
静流「研究施設から送られてきたマックスの映像ですね…」
霧子「ずいぶんひどい姿になっちまって…」
マックス「………」
霧子「検査のために収容された病院で突然、姿が変わったそうだ」
〔通信のコール音〕
霧子「葵だ。どうした?」
〔モニターの開く音〕
影丸「研究施設から報告です。たった今、マックスが…」
霧子「死んだんだね?」
影丸「はい…」
〔通信の閉じる音〕
霧子「…この事は、当分、口外禁止だ。わかったね?」
静流「…マックスがゴオに言ってました。お前もいつかこうなると…」「それとこの事とは、何か関係があるんですか?」
霧子「わからない。今は詳しい検査報告を待つしかない」「それまでは、いつも通りにふるまうんだ。いいね?」
静流「はい」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔警報〕

小波「擬態獣の大群が出現しました! 博士、大至急、司令室に戻って下さい!」
霧子「何だって!? よりによってこんな時に…! 行くよ、静流!」
静流「はいっ!」

ダンナーベース/司令室
〔ドアの開閉音〕
霧子「状況は!」
小波「擬態獣の群れがダンナーベースの周囲を取り囲んでいます!」
影丸「どうして今まで気づかなかったんだ!」
小波「コアガンナーに破壊されたレーダーが調整中で…発見が遅れてしまったようです」
影丸「ええい! 何というミスを!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

小波「擬態獣がベースに攻撃を仕掛けてきました!」
霧子「直ちに迎撃態勢を取るんだ! 総員、発進準備!」
影丸「博士。発射ゲートはまだ修理中です!」
霧子「しまった! そうだった! 何っ斗か1機ずつでも発進させられないか?」
桃子「今の攻撃で基地外部へつながっていたゲートが破壊されてしまいました! これでは発進不能です!」
〔ドアの開閉音〕
ゴオ「博士! 擬態獣が接近してるって本当ですか!」
霧子「ああ、スクリーンを見てご覧!」
ルージ「な、なんて数の敵だ…!」
レ・ミィ「あんなもんに襲撃されたらひとたまりもないわよ!」
ルウ(あ、あの擬態獣は…コスモベースを襲った擬態獣だわ!)
杏奈「どうしたの、ルウ。怖い顔して…?」
ルウ「う、ううん! 何でもないわ…」
小波「擬態獣、さらに接近!」
霧子「こうなったら仕方ない! ゲートを吹き飛ばしていいから、何とか発進口を確保するんだ!」「このままじっとしてたって、ベースは破壊されちまうだけだ!」
影丸「わかりました。少々荒っぽいですが、その方法で行きましょう!」「ゴオ、ゴーダンナーを発進させろ! 塞がったゲートを吹き飛ばして発進口を開くんだ!」
ゴオ「了解! 行くぞ、杏奈!」
杏奈「うん!」
〔ドアの開閉音〕
ダイヤ「博士! 俺達は出られないんですか!?」
剣児「こっちは寝不足でイライラしてんだ! ストレス解消のためにも暴れさせてくれよ!」
つばき「バカ剣児が暴れたいのはどうでもいいとして、私達も戦わせて下さい!」
霧子「ああ。少々派手に出入り口をブッ壊しても構わないから擬態獣どもを蹴散らしておくれ!」
ダイヤ「了解!」
ミスト「ダンナーベースを壊すのはつらいけど、この状況じゃ、仕方ないか…」
霧子「いいかい、ミスト! 後片づけは、見習いの仕事だって事を忘れるんじゃないよ!」
ミスト「了解です。それじゃ、出撃します」
霧子(ん? あの子、様子が変だね。いつもはもっと明るく返事するのに…)(あの子もゴオみたいに、何か抱え込んでるのか…それとも…)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「激闘!ダンナーベース!!・後編」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
小波「擬態獣、ダンナーベースに向かってきます!」
影丸「ゴオ達はまだなのか!」
〔ダンナーベースに爆発〕
小波「第2発進口を塞いでいたがれきが吹き飛びました!」
影丸「やったか!」
〔味方ユニット出現〕
影丸「コスモダイバー? どうしてコスモダイバーが出ているんだ!」
ゴオ「穴を開けたとたん、ルウが勝手に! ああっ!」
影丸「どうした!」
ゴオ「コスモダイバーが飛び出した衝撃で穴がまた塞がってしまいました!」「もう一度吹き飛ばします!」
霧子「急ぐんだ、ゴオ!! コスモダイバーだけじゃ危険だ!」
桃子「コスモダイバー、擬態獣に突撃します!」
ルウ「お父さんの仇! うわあああーーーっ!」
霧子「ルウ!?」
〔ルウ、擬態獣18号改へ攻撃〕
[イベント戦闘「ルウvs擬態獣18号改」]
ルウ「きゃあああーーーっ!」
霧子「ルウ! 下がるんだ! ひとりだけじゃ無理だ!」
ルウ「わ、私は…この手で…お父さんの仇を…取るのっ!」
霧子「ルウッ!」
〔擬態獣18号改、ルウへ攻撃〕
〔ルウに爆発〕

ルウ「きゃあああーーーっ!」
霧子「ルウ! やめるんだ! このままじゃ、あんたも死ぬよ!」
ルウ「お、お父…さん…」
小波「危険です! このままではコスモダイバーもパイロットも持ちません!」
霧子「ゴオは何をしてるんだい!」
〔レーダー反応〕
桃子「レーダーに新たな反応です!」
影丸「新手か!?」
〔第3軍ユニット出現〕
影丸「な、何者だ!」
小波「該当データ、ありません! 所属不明機です!」
影丸「まさか、奴も敵なのか!?」
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ隣接〕
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ攻撃〕

[イベント戦闘「擬態獣18号改vsメナージュ・ゼロ」]
〔敵ユニット撃破〕
メナージュ・ゼロ「お前じゃない…」
ルウ(お、お父さんを殺した擬態獣をたった一撃で…!)
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ隣接〕
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕

メナージュ・ゼロ「お前じゃない…!」
ルウ「なんて強さなの…。まるで神の御技だわ…!」
桃子「い、一撃で擬態獣を…」
影丸「なんて強さだ…! まさか、あいつがメナージュ・ゼロか!?」
小波「コーカサスワンに現れた擬態獣をたった1機で全滅させたっていう…?」
霧子「どうしてそんな奴がここに…!?」
〔ダンナーベースに爆発〕
〔味方ユニット出現〕

ゴオ「みんなはまだなのか!?」
ピュリア「すまねえ! 予想外に急な出撃で艦内で整備してた機体が手間取っちまってる!」
マリュー「作業が完了すれば大空魔竜もアークエンジェルも出られます!」
ルル「すみませんが、ゴオさん達だけで先に出て下さい!」
ゴオ「仕方ない! 俺達だけで行くぞ、杏奈!!」「ルウ! 大丈夫かっ!」
杏奈「ルウ!」
ゴオ「ルウ! 聞こえるか! これ以上の戦闘はお前には無理だ! ダンナーベースに退避してろ!」
ルウ「…嫌よ。私も戦う!」
ゴオ「ダメだ! お前は戦っちゃ…」
杏奈「見て、ゴオちん! 見た事ないロボットが戦ってる!」
ゴオ「なにっ!? な、何だ、あのロボットは!」
霧子「そいつはメナージュ・ゼロだ」
ゴオ「メナージュ・ゼロ? あ、あいつが…」
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ隣接〕
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ攻撃〕
〔斬撃音〕
〔擬態獣18号改に爆発〕
〔擬態獣18号改、ルウへ隣接〕

ゴオ「いかん! ルウ、逃げろ!」
ルウ「え…?」
メナージュ・ゼロ「逃がすものか!」
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ隣接〕
メナージュ・ゼロ「うおおおっ!」
ゴオ「いかん! ルウッ!」
〔ゴオ、ルウへ隣接〕
〔ルウ、後退〕
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ攻撃〕

[イベント戦闘「擬態獣18号改vsメナージュ・ゼロ」]
〔ゴオ、後退〕
〔敵ユニット撃破〕

ゴオ「ぐわあっ!」
杏奈「ゴオちん!」「ちょっとあんた、何すんのよ!」
メナージュ・ゼロ「私の邪魔をするからだ…!」
杏奈「何ですってぇ!」
ルウ(すごい…ゴーダンナーさえ…あの人なら、もしかしたら…)
ゴオ「は、博士! あいつはいったい何者なんです!?」
霧子「それはわからない。とにかく今は、あんた達も擬態獣と戦うんだ!」「メナージュ・ゼロの件は擬態獣を倒してからだ」
ゴオ「りょ、了解!」
〔ダンナーベースに爆発〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃準備〉
ダイヤ「ふう、やっと出られたぜ!」
ノイマン「アークエンジェル、各システムオールグリーンです!」
桃子「迎撃部隊、出撃完了しました!」
影丸「どうやら間に合ったか。いいか、擬態獣の撃退を最優先に考えろ!」「絶対にダンナーベースに近づかせるな!」
ヴァン「ったく、人が寝てる時は静かにしやがれよ…!」
ディック「フッ、擬態獣相手に説教しても無駄だぜ、ミスター・ガンソード」
ヴァン「何だそりゃ…。俺、銃なんて持ってねえぞ」
ディック「ミスターについて来るかわい子ちゃんが物騒な物を持っているだろう?」「ふたりで一人前のあんたにゃちょうどいいかと思ったんだがな…」
ウェンディ「それって、私の背中に背負ってる銃の事…?」
ヴァン「馬鹿にされた気がするが、その名前はいいな…。ガンソードのヴァンか…」
ラ・カン「葵博士! メナージュ・ゼロとやらはどうするのです…!?」
霧子「さっきゴオ達には言ったが、今は無視して構わない」「奴に構えば、最悪こっちが被害を受けちまう!」「みんなも、擬態獣の撃退に専念しておくれ!」
ミスト「わかりました!」
〔カーソル、目標エリアを指定〕
<戦闘開始>

<ゴオが戦闘>
ゴオ「メナージュ・ゼロ…あの黒いロボットはいったい何者なんだ!? だがその前に、擬態獣を倒す!」

<杏奈が戦闘>
杏奈「しばらく見ないうちに立派なロボット乗りになったねってお母さんに言わせてみせるわ!」

<ルウが戦闘>
ルウ「あの黒いロボット、強すぎる…。あんなパイロットに操縦法を教われば私もきっと強くなれるわ!」

<敵全滅・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
レ・ミィ「ええっ!? まだ残ってたの!?」
ゴオ「ならば!」
※※ゴオ分離状態の場合、セリフ追加※※
ゴオ「杏奈! 最後の仕上げだ! 合体するぞ!」
杏奈「オッケー! ゴオちん!」
〔ゴオ、合体〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔ゴオ、擬態獣18号改へ接近〕
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ接近〕
〔ゴオ、後退〕

ゴオ「何をするっ!」
メナージュ・ゼロ「そいつは俺の獲物だ!」
〔メナージュ・ゼロ、擬態獣18号改へ攻撃〕
[イベント戦闘「擬態獣18号改vsメナージュ・ゼロ」]
〔敵ユニット撃破〕
霧子「あ、あのロボットにもプラズマドライブが…!?」
メナージュ・ゼロ「貴様も、違うのか…」「…ならば、ここにもう用はない…」
〔メナージュ・ゼロ、前進〕
ルウ「待って!」「私も連れてって! 私、もっと強くなりたい!」
メナージュ・ゼロ「断る。足手まといはいらん…」
ルウ「お願い! 連れてって!」
〔ルウ、メナージュ・ゼロへ隣接〕
ゴオ「やめろ! ルウ! そいつはメナージュ・ゼロだ! 破壊命令を受けたお尋ね者だぞ!」
ルウ「だったら何? 私は強い人にロボットの操縦を教わりたいの!」「…お父さんの仇を取るために、私はもっと強くならなきゃいけないの!」
ゴオ「やめるんだ、ルウ! そいつから離れろ!」「うおおおおっ!」
杏奈「ゴオちん!」
〔ゴオ、メナージュ・ゼロへ隣接〕
〔ゴオ、メナージュ・ゼロへ攻撃〕

[イベント戦闘「ゴオvsメナージュ・ゼロ」]
ゴオ「くそっ! 間合いがとれねえ!」
メナージュ・ゼロ「無駄だ。俺には勝てん!」
ゴオ「おのれーっ! うおおおおーーっ!」
〔メナージュ・ゼロ、ゴオへ攻撃〕
〔斬撃音〕
〔ゴオに爆発〕

ゴオ「うわああっ!」
杏奈「きゃあーっ!」「落ち着いて、ゴオちんっ!」
ミスト「さ、猿渡さん! どうしちゃったんですか!」
ゲイナー「猿渡さん! いくらなんでも無茶すぎますよ!」
柳生「何が彼をあそこまで…!?」
ロール「戦闘中はいかなる時も冷静さを忘れずに…」「そう言ったのはあなたじゃないですか!」
ゴオ「お前なんかに…お前なんかに! ルウを渡してたまるかーーっ!」
メナージュ・ゼロ「来いっ!」
杏奈「やめてゴオちん! とにかく落ち着いて! 私の話を聞いて!」
ゴオ「行くぞーーーっ!」
メナージュ・ゼロ「フッ…哀れな…。死ねっ!」
ゴオ「うおおおおっ!」
杏奈「だめーーーっ!」
〔ゴオ、メナージュ・ゼロへ攻撃〕
[イベント戦闘「ゴオvsメナージュ・ゼロ」]
〔味方ユニット撃破〕
小波「ゴ、ゴーダンナー、機能停止…!」
霧子「負けた…ゴーダンナーが、負けた…!」
影丸「ゴオ達の安否を確認しろ!」
小波「猿渡さん! 杏奈ちゃん! 応答願います! お願い、返事をして!」
メナージュ・ゼロ「…………」
〔メナージュ・ゼロ、マップ端へ移動〕
〔第3軍ユニット離脱〕

ルウ「…私は…もう決めたの…。さよなら…」
〔ルウ、マップ端へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

静流「ああっ! ルウ! どこに行くの!」
霧子「ルウ! 戻っておいで! ルウッ!」
〔レーダー反応〕
小波「レーダーに反応! 新たな擬態獣です!」
影丸「なにっ!」
〔敵ユニット出現〕
影丸「な、なんて数の擬態獣だ!」
静流「いったいどこからこんなに…!」
剣児「どっからだって構いやしねえ! 擬態獣なんざ無視してメナージュ・ゼロを追うぜ!」
リー「いや、擬態獣の撃退が先だ! このままじゃ、ゴーダンナーの救出もできない!」
霧子「リーの言う通りだ。ルウの事は心配だが、今は擬態獣お相手をしとくれ!」「いいかい。どんなに数が多かろうとあんた達から勝てる! 任せたからね!」

<ミストが戦闘>
ミスト「ダンナーベースは俺の家なんだ! そんな大事な場所を、擬態獣なんかに壊されてたまるか!」

<静流が戦闘>
静流「かわいい男の子の出迎えならともかく…あんた達みたいなブサイクな擬態獣の出迎えは遠慮しとくわ!」

<光司が戦闘>
光司「ダンナーベースを直接攻めて来るとはな! 擬態獣の分際で生意気なマネをしてくれるじゃねえか!」

<敵全滅・勝利条件達成>
小波「擬態獣反応、全て消滅しました!」
霧子「杏奈達の様子はどうだい!?」
桃子「生命反応を二つ感知しました。命に別状はないようです!」
霧子「そうか、よかった…。隊長! 大至急、杏奈とゴオをダンナーベースへ収容しとくれ!」
影丸「了解! 直ちに救護班を向かわせます!」
光司「まさかゴーダンナーが…猿渡さんが負けるなんて…」
ダイヤ「刀を使って戦うあのロボット…まるでノーザみたいだった…」「冷徹で…圧倒的に強くて…見てて背筋が寒くなったぜ」
霧子「みんな、ご苦労だったね。おかげでダンナーベースを守る事ができたよ。ありがとう」「ベースがメチャメチャで不便だろうけどみんな、戻っておいで…」
桃子「博士。猿渡さん達の収容が終わりました。ふたりとも、気を失っているだけだそうです」
霧子「そうか…それを聞いて安心したよ」「よし、みんな戻ってきたら、すぐにダンナーベースの修復作業に取りかかるんだ!」「いつまた擬態獣が襲ってくるかしれないからね!」(擬態獣の活動が確実に活発化してきている…)(また5年前みたいな事にならなきゃいいけど…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ダンナーベース/食堂
〔扉の開閉音〕
ダイヤ「ローサ副長! 静流さん!」
ウェンディ「猿渡さんと杏奈さんの様子はどうでした?」
静流「ふたりとも意識を取り戻したわ。命に別状はないそうよ」
つばき「よかった…」
ローサ「ただ、疲労がずいぶん溜まってるから、点滴打って半日くらい養生しなさいってお医者様に言われたらしいわ」
ゲイナー「激しい戦いが続きましたからね…」
ダイヤ「ゲートであっちこっちに飛ばされたしなぁ…」
サラ「半日くらいダウンしてもしょうがないわよね」
ミスト「猿渡さん、どうしてあんな無茶をしたんだろう…」
静流「考えてみると、最近、ゴオの様子、おかしかったわね。妙にトゲトゲしてて…」
ピュリア「こないだなんか、ディックを怒鳴りつけてたしな…」
コトナ「ルウちゃんの件ね…」
光司「マックスさんと戦ってる時も何だか様子がおかしかったっスよ」
サラ「ルウちゃんの事やミラさんの事でいろいろ思い悩んでたのかもね…」
鏡「迷いを抱いたまま戦うのがどれほど危険な事か…」「猿渡さんほどの人が理解していなかったとは思えないが…」
アンジェリカ「きっと、それだけゴオさんにとって深刻な悩みだったのよ…」「ゴオさん、ひとりで苦しんでたんじゃないかしら…?」
コトナ「ミラっていう女性の事は、事情がよくわからないけど、ルウちゃんに関しては…」「もっと力になってあげるべきだったかもしれないわね…」「私達がもっとルウちゃんの事を理解してあげてたら、あんな男について行かなかったかも…」
レ・ミィ「この先、ルウもメナージュ・ゼロになっちゃうのかしら?」
ピュリア「それより、メナージュ・ゼロって奴がルウちゃんの事をやっつけちまうかもしれないぜ?」
ウェンディ「そ、そんな…!」
鏡「いずれにしても、当分の間、猿渡さんの前ではルウちゃんの事に触れない方がいいだろう…」
ミスト「猿渡さん…」
忍「久しぶりに戻ってきたと思ったらこんなトラブル続きで…」「しかも、兄さんも杏奈ちゃんもケガで入院なんて、悲しすぎるよ!」
ローサ「ふたりともすぐによくなるわ。そんなに嘆く事ないわよ」
忍「でも…」
静流「そうそう、杏奈ちゃんから伝言よ。夜には家に戻るから、ごちそう作って待っててね…だそうよ」
忍「ほんとですか!? わかりました! それじゃ僕、食事の準備があるんで帰ります!」
〔扉の開閉音〕
ゲイナー「すっとんで帰っちゃいましたよ」
甲児「ずいぶん家族思いなんだな、忍の奴…」
ゲイナー「そうですね…」
カルメン99(やれやれ…全然わかってないのねぇ、この鈍感坊や達は…)
甲児「何か言いましたか? カルメンさん?」
カルメン99「ううん。何も…」
さやか「そういえば、キラさんは?」
ローサ「彼腹もう回復したそうよ。さすがコーディネーターは出来が違うってお医者様が驚いていたわ」
ウェンディ「コーディネーターってすごいんですね…」
ボス「アークエンジェルの医務室のベッドに縛りつけられてた連合軍のおっさんは?」
さやか「ネオ・ロアノーク大佐でしょ」
ボス「ああ、そんな名前だったっけ…」
ローサ「その人なら、フランクリン先生が精密検査をしているわ」「キラ君達の予想通りどうやら記憶を操作されている可能性が高いようね」
レ・ミィ「ええっ!? そんな事が本当にできるなんて…パイだけが特別じゃなかったの…?」
ルージ「正直、俺、まだ信じてませんでした…」
静流「催眠術をかけたり、激しいショックを与えたり…遺伝子操作するよりははるかに簡単ね」「人間の記憶なんて、あいまいな物だから…」
アナ「この世界には、我々には想像もつかないような技術がまだまだあるのですね…」
ローサ「それはお互い様です。私達だって、ゾイドやオーバーマンの技術をほとんど解明できていませんから…」
ウェンディ「ネオさんの記憶は元に戻るんですか?」
コトナ「あの人、ラミアス艦長の恋人だったんでしょ?」「記憶が戻らなかったから、艦長がかわいそうだわ」
ローサ「ネオさんは、ダンナーベースに残ってリハビリ治療を受けるらしいけど、記憶が戻る可能性は五分五分だそうよ」
カルメン99「心配でしょうね、ラミアス艦長…」
静流「そうね…」
ダイヤ「ところでローサ副長。これから先、どうするか決まったの?」「ダリウス軍に邪魔大王国、擬態獣にフェストゥム…いったいどこから手をつけるつもりなんだろう?」「それに、ルウちゃんの事だって放っておくわけにはいかないだろうし…」
ローサ「その事なら、今、キャプテンや葵博士が話し合って…」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

桃子「クルー全員い連絡します。作戦会議を行いますので、司令室に集合して下さい」「繰り返します、作戦会議を…」」
ローサ「どうやら今後の方針が決まったようね。みんな、司令室へ行きましょう」

ダンナーベース/医務室
ネオ「やれやれ…。昔の記憶を取り戻すためのリハビリをしろって言われてもなぁ…」「俺はネオ・ロアノークだっつうの。ムウってのは誰なんだよ…」
〔扉の開閉音〕
ミラ「…………」
ネオ「こりゃまた美人の看護師さんだな。君が脈を測ったら、ドキドキしちゃって正確な数値は…」
ミラ「…………」
ネオ「うわっ! おいおい、おでこで検温する気か? ちょっと近づき過ぎだって…」「な、なにっ!?」
マリュー「…………」
ネオ「馬鹿な! 俺は夢でも見てるのか? どうしてあの艦長さんが…」
マリュー「ムウ…」
ネオ「だから俺はムウじゃ…ん…んんっ…!」
ミラ「…………」
【シナリオエンドデモ終了】


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