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No.2
異世界からの訪問者

【シナリオデモ開始】
ダイヤの街/海岸
ナオト「ダイヤ君。今までどこに行ってたの?」「急にいなくなるからおばさんが心配してたよ?」
ダイヤ「ダンナーベースの方に怪物が出たって聞いたから見に行ってたんだ」
ナオト「怪物って、擬態獣でしょ? ニュースでやってたよ」
ダイヤ「ああ。ヨロイの怪物じゃなかった…」
ナオト「ねえ、ダイヤ君。本当にヨロイの怪物なんているの? 擬態獣の見間違いじゃないの?」
ダイヤ「…擬態獣かどうかなんてどうでもいいんだ」
ナオト「えっ?」
ダイヤ「俺がヨロイの怪物を待ってるのは俺を助けてくれた機械の竜にもう一度会いたいからなんだ」
ナオト「機械の竜?」
ダイヤ「ナオト、これを見てくれよ」
〔機械の動作音〕
ナオト「何、この機械?」
ダイヤ「よく見てみろよ。何か不思議じゃないか?」
ナオト「あれ? この機械、継ぎ目が全然ない!」
ダイヤ「そうなんだ」「どんなに機械に詳しい人に見せても何のために、どうやって作ったか全然わからないって言うんだ」
ナオト「これがどうしたの?」
ダイヤ「俺、それをもらったんだ。機械の竜の乗組員に!」
ナオト「ええっ?」
ダイヤ「5年前、俺と父さんが海で怪物に襲われた時、1体だけ、いい奴がいたんだよ」「それが機械の竜だ」「機械の竜には人が乗っていて、父さんと離ればなれになった俺を助けてくれたんだ!」
ナオト「そ、そうなんだ…」
ダイヤ「その時、言われたんだ。いつか必ず、俺もあの怪物達と戦う戦士になれるって!」
ナオト「ダイヤ君が戦士に?」
ダイヤ「俺が今まで、毎日特訓してきたのはそのためだったのさ」「もう一度、ヨロイの怪物が現れる時、機械の竜が俺を迎えに来てくれる」「俺はそう信じてるんだ!」
ナオト「ダイヤ君…」
ダイヤ「なに?」
ナオト「何かもう、君の話が一つも信じられなくなってきたよ…」
ダイヤ「ええっ?」
ナオト「こんな機械を見せられたって…あちっ!」
ダイヤ「どうした!」
ナオト「急に機械が熱くなってきた!」
ダイヤ「ほんとだ。熱い…」
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ナオト「うわっ! な、なにっ!?」
ダイヤ「ああっ! あれを見ろ、ナオト!」
ナオト「あ、あれは! まさかダイヤ君の言ってた…!?」
ダイヤ「とうとう奴らが来た! ナオト、急いで家に戻るんだ!」

ダンナーベース/司令室
甲児「それじゃ、葵博士。俺達は光子力研究所に戻ります」
霧子「緊急事態とは言え、兜君達にまで擬態獣退治を手伝わせて悪かったねえ…」「弓教授によろしく伝えておくれ」
甲児「わかりました。じゃあ行こうか、さやかさん」
さやか「ええ」
〔警報〕
霧子「どうした!」
影丸「臨海地区に怪物が出たとの連絡がありました!」
甲児「怪物だって!?」
ゴオ「擬態獣じゃないのか!?」
小波「はい。怪物と言っていました」
霧子「モニターに出しな」
桃子「臨海地区の映像をモニターに映します!」
〔通信の開く音〕
影丸「こ、これは…」
静流「擬態獣とは全く違うタイプだわ…」
霧子「私の記憶が確かならこいつらはダリウス軍…」「どうして今ごろ地上から出てきたんだ…?」
ゴオ「博士! あいつらの事を何か知ってるんですか!?」
霧子「擬態獣とは別のやっかいな敵だよ」
ゴオ「ええっ!?」
光司「擬態獣とは別の敵!?」
霧子「とにかくみんな、出動しな!」
影丸「総員、直ちに出動準備! 臨海地区へ急行するんだ!」
ゴオ「了解!」
甲児「さやかさん、俺達も出撃しよう!」
さやか「ええ、そうしましょう!」
霧子「待ちな兜君達はこのまま光子力研究所に帰るんだ」
甲児「ええっ! どうしてです?」
霧子「あんた達は光子力研究所所属のパイロットだからね…」「弓教授の許可もなくこれ以上、戦わせるわけにはいかないよ」
甲児「そ、そんな…!」「だったら弓教授に許可をもらいましょう! 光子力研究所に連絡して下さい!」
さやか「私からもお願いします。お父様に連絡して下さい」
霧子「わかった。聞くだけ聞いてみよう…。小波、光子力研究所に連絡を」
小波「了解。こちらダンナーベース。光子力研究所、応答願います!」
〔通信のコール音〕
小波「博士、つながりました!」
霧子「スクリーンに出しとくれ」
〔モニターの開く音〕
弓「葵博士。ご無沙汰しております」
霧子「いえ、こちらこそごご無沙汰をいたしまして…」
甲児「先生! 俺達をダンナーベースのみんなと一緒に戦わせて下さい!」
弓「甲児君か。私もちょうど今、その事で連絡しようと思っていたのだ」
さやか「それって、どういう事? お父様…」
弓「こちらでも臨海地区に怪物が出たのをキャッチした」「5年ぶりの擬態獣出現、そして、臨海地区の怪物…」「どうやらこの地球に新たな危機が迫っているようだ」「甲児君、さやか。ダンナーベースの皆さんと協力して擬態獣や怪物と戦ってくれ」「君達の力で、新たな危機からこの地球を守るんだ!」
甲児「それじゃ、このままダンナーベースで戦ってもいいんですか?」
弓「うむ」
甲児「ありがとうございます、先生!」
弓「葵博士。ふたりの事をお願いできますか?」
霧子「はい、もちろんです」
ボス「おいおい! 俺の事も忘れてもらっちゃ困るぜ!」
弓「おお。そうだったな、ボス」
さやか「でも、私達がダンナーベースに来てしまったら、光子力研究所の方は大丈夫なの?」
弓「心配いらない。研究所の守りについてはオーブのアスハ代表に協力を要請しているからね」
霧子「それなら心配なさそうですね」
弓「では、甲児君達はダンナーベースに出向という事でよろしくお願いします」
霧子「わかりました。マジンガーチームはしばらくこちらでお預かりします」
甲児「よっしゃ! これで堂々と出撃できるぜ!」
影丸「では改めて、命令する! 総員、臨海地区へ出動するんだ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「異世界からの来訪者」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現〕

ゴオ「いたぞ! あれだ!」
さやか「あれがダリウス軍!」
杏奈「ずいぶん悪趣味なデザインね!」
ゴオ「杏奈! どうしてお前が出撃してるんだ!」
〔モニターの開く音〕
霧子「私が許可した。杏奈には実戦で経験を積ませる」
ゴオ「そんな無茶な!」
静流「光司、どう? ひとりでも大丈夫?」
光司「全然問題ないッス!」
静流「病み上がりなんだから無理しちゃダメよ」
光司「オッケー!」
甲児「おい、ミスト! お前、ちゃんと戦えるんだろうな!?」
ミスト「大丈夫です! 任せて下さい!」
霧子「落ち着いて戦うんだよ! 焦ってミスして、みんなの足を引っ張るんじゃないよ!」
ミスト「足なんか引っ張りません! 俺を信用して下さいよ」
霧子「パイロットとしてのあんたの能力はほとんどわかってないんだ。信用しろって言われてもねえ…」
ミスト「わかりました! この戦いで俺の実力を披露しますよ。見てて下さい!」
光司「あんまりリキむなよ、新人!」
影丸「いいか! このまま放っておけば街が破壊される!」「総員! 何としてもダリウス軍を倒せ!」
ミスト「了解っ!」
サスページ「地上にあんな防衛戦力があるとは計算外でしたねえ…」「しかし、あの程度では我が魔獣軍団の敵ではありません」「…おっと、今回は鉄獣などというお荷物も押しつけられたんでしたっけ…」「まあ、鉄獣でもいないよりはマシ。捨て駒ぐらいにはなるでしょう…」「さあ、かかってきなさい。ひねり潰してあげましょう!」
<戦闘開始>

<2PP>

ダイヤ「母さん!」
ダイヤの母「ダイヤ! あの怪物ってまさか…」
ダイヤ「ああ、父さんの船を沈めたのと同じ奴らだ!」
ダイヤの母「そ、そんな…」
ナオト「ほんとにヨロイの怪物がいたなんて…」
ダイヤ「だから、ずっと言ってたじゃねえか!」「ヨロイの怪物め俺がやっつけてやる!」
ナオト「ダ、ダイヤ君?」
ダイヤ「ナオト! 母さんを連れて、逃げててくれ!」
ダイヤの母「ダイヤ、どこに行くの! やめなさい! ダイヤッ!」
ナオト「ダイヤ君本気であの怪物と戦うつもりなんだ」「でも、あんなモリ1本で戦うなんて無理だよ!」

<3PP・味方援軍1出現>
〔味方戦艦出現〕
ミスト「うわ! またなんか出た!」
甲児「な、何だ、ありゃ! Dr.ヘルの飛行要塞か!?」
杏奈「機械でできた竜みたい…」
霧子「あれは大空魔竜だよ!」
ミスト「大空魔竜!?」
???(ガリス)「地上の戦士達よ聞こえるか?」
甲児「だ、誰だ、てめえ!」
ガリス「この艦は大空魔竜 私はキャプテン・ガリスだ」「我々は君達の敵ではない。我々もまた、ダリウス軍と戦っているのだ」
ゴオ「なにっ!?」
ガリス「私の言葉を信じてもらえるのなら君達と共同戦線を張りたいと思うのだが…」
ミスト「共同戦線って…」
甲児「信じられるかい、猿渡さん?」
ゴオ「お、俺に聞かれても困る…」
〔通信の開く音〕
霧子「大空魔竜、聞こえるか。こちらはダンナーベース!」「久しぶりだねキャプテン・ガリス」
ガリス「葵博士か」
ゴオ「知り合いなんですか、博士!」
霧子「ああ、そうさ…」「キャプテン・ガリス! ウチの連中を貸すからダリウス軍を蹴散らししまっておくれ」
ガリス「協力してもらえるか。感謝するぞ、葵博士」
影丸「総員、大空魔竜と協力して敵を殲滅しろ!」
静流「了解!」
甲児「よろしく頼むぜ、大空魔竜!」
ミスト(この星はすごいな。次から次へと新しいマシンが出て来るぞ…)
サスページ「やはり来ましたね、大空魔竜。地上のロボットもろともここで破壊してあげましょう!」
ダイヤ「あれは機械の竜! やっぱり来たんだ!」

<4PP・味方援軍2出現>
ダイヤ「おーい、機械の竜! 聞こえるか! 俺だ!」「俺も一緒に戦わせてくれ!」
〔通信の開く音〕
???(ルル)「聞こえますか!? 聞こえていたら返事をして下さい!」
ダイヤ「き、機械から声が!」
???(ルル)「逃げて下さい!」「そこにいたら巻き込まれてしまいます!」
ダイヤ「その声! 君はあの時の子だろ!? 深い海みたいな目をした女の子!」
???(ルル)「危険です、早く逃げて!」
ダイヤ「嫌だ!」
???(ルル)「ええっ!?」
ダイヤ「俺は逃げない! やっとまた出会えたんだ」「怪物の事、あんた達の事、5年間、ずっとわかんなかった事が今日わかるかもしれないんだ!」「ここで逃げてたまるもんか! 俺は…俺はまだ君の名前さえ知らないんだーっ!」
〔ダイヤのいる地点に炎〕
???(ルル)「あの炎は…! キャプテン!」
ガリス「よし、やってみろ!」
???(ルル)「はい!」
〔ガリス、ダイヤのいる地点へ移動〕
ダイヤ「うわーっ! りゅ、竜に食われた!」「こいついいもんじゃなかったのかよ…」「な、なにっ!?」
〔画面、フラッシュ〕
ダイヤ「な、何だ、ここは!? 操縦席か!?」「うわーっ!」
〔ガリス、変化〕
〔味方ユニット出現〕

ダイヤ「な、何だこれ!? 俺はいったい…」
???(ルル)「やっぱり、あなただったのね!」
ダイヤ「え!?」
???(ルル)「魔竜に選ばれ大いなる炎の巨人の力を手にいれる事ができる人間は!」
ダイヤ「炎の巨人!?」
???(ルル)「その巨人はあなたの意のままに動きます!」
ダイヤ「俺がこいつを!?」
???(ルル)「その炎の巨人こそガイキングです!」
ダイヤ「ガイキング!」
甲児「おい、見たか! 大空魔竜の首がロボットになっちまったぜ!」
光司「うおおおーーっ! すっげえ!」
ダイヤ「怪物ども! 俺がやっつけてやる! 行くぜ、ガイキング!」

<サスページHP30%以下orサスページ以外の敵全滅・味方援軍3&敵増援1出現>
サスページ「おのれ…思ったよりも手ごわい…」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

???(ギル・バーグ)「サスページよ。貴様には大事な使命がある。ここはひとまず撤退するんだ」
サスページ「し、しかし…」
???(ギル・バーグ)「大空魔竜など、いつでも倒せる。今は使命を果たせ」
サスページ「ちっ…」
〔敵ユニット出現〕
サスページ「こ、これは!?」
???(ギル・バーグ)「俺からのプレゼントだ。これで地上の連中に追跡される心配はない」「さっさと撤退しろ!」
サスページ「わ、わかった…」
〔敵ユニット離脱〕
小波「敵戦艦、戦線から離脱しました!」
桃子「新たに出現した敵から擬態獣反応を検知!」
ゴオ「なにっ!?」
甲児「くそっ! 擬態獣までお出ましかよ!」
影丸「いいか! 戦い相手が何であろうと…」
甲児「街は絶対守れってんだろ! 言われなくたってわかってらあ!」
ガリス「また増援か…」「ピュリア! リー! 出られるか!?」
ピュリア「待ってました! 準備はできてるよ、キャプテン!」
リー「俺もです」
ヤンマ「キャプテン! 俺達もクラブバンカーで出させて下さい!」
ハッチョ「ガイキングが戦ってるのを見たら、俺達もじっとしてらんなくなっちまったぜ!」
ブビィ「うんうん!」
ピュリア「お前達が出撃したって、何の役にも立たねえんじゃねえか?」
ヤンマ「ひでえや、姉御! 俺達だってれっきとしたパイロットですぜ!」
ハッチョ「それに海での戦いなら、クラブバンカーが有利だぜ!」
ガリス「わかった、出撃を許可する!」「スティンガー、サーペント、クラブバンカー、出撃!」
ピュリア「スティンガー、出るぞ!」
リー「サーペント、出る!」
ヤンマ「クラブバンカー、発進!」
〔味方ユニット出現〕
ミスト「大空魔竜から戦闘機が発進した!」
甲児「ありがてえ!」
リー「フッ…みんなまとめて助けてあげちゃうよ!」
ピュリア「ガイキングのパイロット! もっとしっかり戦えよ! ノロマ!」
ダイヤ「何だと!」
リー「おい、ピュリア。あんまりニューカマーをいじめんなって」
ピュリア「ふん!」
リー「さあ、適当に片づけちまおうぜ!」

<ピュリアが戦闘>
ピュリア「大空魔竜の撃墜王ピュリア・リチャードソンが相手になってやる!」

<リーが戦闘>
リー「あんまりアツくならないでクールにいこうぜ!」

<ヤンマが戦闘>
ヤンマ「いつもいつも3馬鹿だとか、3人合わせて一人前とか言われるけど、俺達だって、やるときゃやるんだ!」
ハッチョ「ガイキングに負けない戦いっぷりを見せてやるぜ!」
ブビィ「見せてやる!」

<ダイヤvsダリウス軍>
ダイヤ「俺は5年間、この日を待っていた! 俺はお前らを倒す! そして、父さんを取り戻すんだ!」

<ガリスvsダリウス軍>
ガリス「魔獣と鉄獣を同時に送り込んで来るとは…いよいよ大規模な地上侵攻を始めるつもりのようだな…だが、ダリウス軍の野望はこの大空魔竜が全力で阻止してみせる!」

<ゴオvs擬態獣13号>
ゴオ「こんなにゾロゾロ出てきやがって…! まるで俺の現役復帰を祝ってくれてるみたいだぜ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ダイヤ「か、勝った…この巨人、すげえや!」
〔カーソル、ガリスを指定〕
ダイヤ「機械の竜…」
ガリス「大きくなったな、少年」
ダイヤ「俺はこの日を…あんたをずっと待ってたんだ!」
ガリス「ならば心にその名を刻め。これが大空魔竜」「そしてお前の巨人はガイキング!」
ダイヤ「大空魔竜…ガイキング!」
甲児「おい! あんた達はいったい何者だ!?」
ゴオ「ダリウス軍ってのはいったい…」
ガリス「…我々は地上の者ではない」
ゴオ「なにっ?」
ミスト「地上の者ではないってまさか、異星人?」
ガリス「我々は地球の中心部にあるもう一つの世界ダリウスからやってきた」
ミスト「もう一つの世界!」
霧子「詳しい話はダンナーベースで話してやりなよキャプテン・ガリス」
ガリス「わかった、そうしよう」
霧子「ゴオ、大空魔竜をダンナーベースに案内するんだ」
ゴオ「了解!」
???(ルル)「聞こえますか?」
ダイヤ「君は…」
???(ルル)「ガイキングを大空魔竜に着艦させいんです。私の指示に従ってくれませんか?」
ダイヤ「わ、わかった…」
???(ルル)「後でお会いしましょう」
ダイヤ「うん」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ダンナーベース/司令室
ガリス「この地球の中心部には誰にも知られる事のないもう一つの世界が存在する…」「それが異世界、ダリウスだ。そして、さっき戦った敵の名はダリウス軍…」
さやか「異世界…ダリウス…?」
光司「異世界から来たって言われても、ちょっと信じられないよなぁ…」
杏奈「他の星って言うならまだわかる気もするけど…」「地球に存在する異世界って、何だかウソっぽいわよね」
ボス「そもそも異世界の連中がどうして日本にいるんだよ?」「そのダリウス界ってのは、日本とつながってるのか?」
ガリス「直接、日本に出てきたわけではない。我々は、ダリウス軍がインド洋に開けたデスクロスポイントから地上に出て…」「それから、ダリウス軍を追って日本に来たのだ」「どうしてダリウス軍が日本を襲撃したのかは不明だがな…」
ミスト「デスクロスポイント?」
ガリス「ダリウス軍が開ける空間の穴の名前だ。奴らはその穴を利用して、ダリウス界から地上に戦力を送り込んでくる」
光司「じゃあ俺達もそのデスなんとかって穴を通れば、ダリウス界に行けるのか?」
ガリス「言葉で言うほど簡単ではないが、穴を通ればダリウス界へ行けるのかと聞かれれば、答えはイエスだ」
光司「オッケー! じゃあ、その穴を通ってダリウス界に行ってみようぜ! この目で見るまでは信じられねえ!」
霧子「信じられないかもしれないけど、間違いなく存在するのさ…」
ガリス「ダリウス界に行きたいというなら、いつでも連れて行ってやろう」「だが今、君達がなすべきはダリウス軍への対策を立てる事だ」
ミスト「…対策ですか?」
ガリス「我々は、奴らが地上に出てこないように必死で戦っているが…」「最近、奴らの地上侵略の動きが活発化していて、我々だけで食い止めるのが困難になってきている」「奴らが地上に総攻撃を仕掛けるような事態になれば、もはや防ぎきれないだろう…」
甲児「何だって!?」
ガリス「そうなった場合、君達は君達自身の手でダリウス軍と戦わなければならない」「その時に備えて、今から対策を講じておいて欲しいのだ」
ゴオ「擬態獣相手に必死で戦ってる最中だってのに、また敵が増えるのかよ…」
霧子「5年も戦わないでボーッとしてたくせによく言うよ…」
ゴオ「うっ…」
甲児「へっ! 何が出てこようと、マジンガーがまとめて蹴散らしてやるぜ!」
杏奈「お母さんは大空魔竜の事を知ってたの?」
霧子「私も含めて、ごく一部の人間はダリウス界の事も、大空魔竜の事も知ってるのさ」「なかには大空魔竜に協力している地上の組織もある」
杏奈「そうなんだ…。私達みたいな一般人には知らされてないだけなのね…」
ガリス「葵博士。我々は、逃げたダリウス艦を探さなくてはならない」「手を貸してもらえるか?」
霧子「もちろん。地上の探索は、地上の人間の仕事さ」
ガリス「ありがとう。では、私は大空魔竜へ戻る。失礼…」
甲児「待ってくれ、キャプテン!」
ガリス「何だね?」
甲児「もしよかったら、大空魔竜の見学をさせてもらえねえか? ひと目で気に入っちまったんだ」
ミスト「俺も! 異世界のメカを見てみたいです!」(せっかくのチャンスなんだ。調べられる事は何でも調べておかなきゃ)
杏奈「私も~!」
ボス「俺も、俺も!」
ムチャ「俺も行くぜ!」
ヌケ「俺も~!」
霧子「こらこら、お前達。小学生みたいな事を言うんじゃない」
ガリス「いや、別に構わない。好きなように見て回りたまえ」
甲児「やったぜ!」
ミスト「よっしゃ!」
ゴオ「…杏奈、お前はダメだ」
杏奈「ええっ!? 何でよ!」
ゴオ「お前に話があるんだ…」
杏奈「もう…せっかく大空魔竜の中を見られると思ったのに!」
ゴオ「すまんな、杏奈。キャプテン、放しの腰を折ってすみませんでした」
ガリス「いや、私は構わない。それでは行くぞ…」
〔ドアを開ける音〕
桃子「ねえねえ誰も聞かなかったけど…」「キャプテン・ガリスってどうして仮面をつけたままなのかな?」
小波「そういうプライベートな事は詮索しないのがオトナのエチケットなのよ」
桃子「そうなの? みんな、キャプテン・ガリスが怖くて聞けないのかと思ってた」
小波「ま、まあそれもあるかもね…」

大空魔竜/格納庫
〔機体の着地音〕
???(ルル)「お疲れ様でした。初めてなのに、見事な着艦でした」
ダイヤ「き、君はあの時の…! やっと、やっと会えた!」
ルル「私の名前はルルです。よろしくお願いします」
ダイヤ「俺はダイヤ。ツワブキ・ダイヤ! よろしく!」
シズカ「ルルはガイキングのサポートを担当する…」「あんたの一番重要なパートナーになる子だよ」「わからない事があったら何でもルルに聞きな」
ダイヤ「あなたは…? それに、パートナーって…?」
シズカ「私はシズカ。この大空魔竜のドックの一応、責任者だよ」「パートナーってのはあんたと一緒に戦う相棒って事さ」
ルル「一緒に戦うと言っても私はガイキングに乗るわけじゃありません」「戦闘時、ブリッジからダイヤ君をサポートするのが私のパートナーとしての役目です」
ダイヤ「なるほどね…」
シズカ「大空魔竜の乗組員はみんな、あんたが現れるのをずっと待ってたんだ」「ガイキングには特別な力がないと乗れない」「あんたは、私達の救世主になる男かもしれないって事さ」
ダイヤ「待ってたのは俺の方ですよ。シズカさん」
シズカ「えっ?」
ダイヤ「父さんと船に乗ってお気に出た俺は、怪物に襲われてあんた達に助けてもらった…」「黒い炎と怪物を見たって言ったらルルはちょっと驚いてこの不思議な機械をくれたんだ」
ルル「しれはフレイムグリッターと言って、我々の仲間の証のようなものです」「通信機にもなりますが炎の力の強い人にしか扱えません」
ダイヤ「炎の力?」
ルル「あなたはそれがとても強い。5年前にそう感じたんです」「もしかしたらこの人がガイキングに…って」「だから、それをあなたに渡したんです」
ダイヤ「それで君はあの時、『いつかきっと、あなたは私達と共に戦う時が来ます」「あなてゃあ、とても炎の力が強い人だから…』って言ったんだね」
ルル「はい」
ダイヤ「あの言葉を信じて俺、5年間、ずっと体を鍛えて頑張ってくたんだ」「何だか理屈じゃなく信じられるような気がしてさ!」
ルル「私の予感は正しかったって事ね。ちょっと、みんなに自慢ができそう」
ダイヤ「ところでルル。5年前のあの日の事ってまだ覚えてる?」
ルル「えっ?」
ダイヤ「5年前、俺の父さんは怪物達の襲われて行方不明になっちまった…」「でも俺は、父さんが死んだとは思ってない。奴らに捕まっちまったんだ!」
ルル「ダイヤ君…」
ダイヤ「教えてくれ、ルル! あの怪物は何者で、どこから来るんだ!?」「俺は父さんを奴らから助け出したいんだ!」
ルル「…知りたいですか?」
ダイヤ「ああ、もちろんだ!」
ルル「知ってしまったらもう後戻りはできなくなります。それでもいいんですね?」
ダイヤ「俺は今さら後戻りする気はない! 全てを知るまでは引き返す事なんかできない!」「だから!」
〔自動扉の開閉音〕
ガリア「敵が何者なのか。それは俺が答えよう」
ルル「あっ、キャプテン!」
ダイヤ「キャプテン!? あなたがキャプテンだったんですか!」
ガリス「俺の名はキャプテン・ガリス。我々の敵について、話してやろう」
ダイヤ「はい、お願いします!」
ガリス「だがその前に…シズカ、彼らに艦内見学をさせてやってくれ」
シズカ「艦内見学?」
甲児「すげえ! これが大空魔竜の艦内か!」
ミスト「ここは機関室ですかね?」
シズカ「誰だい、この子達は?」
ガリス「ダンナーベース所属のパイロット達だ」
甲児「兜甲児です」
ミスト「ミストです!」
ボス「俺はボスだ。よろしく頼むぜ!」
ダイヤ「ずいぶんにぎやかな人達だなぁ…」
甲児「おっ? 君も大空魔竜の乗組員なのか?」
ダイヤ「俺はダイヤ。ツワブキ・ダイヤです」
ルル「ダイヤ君はガイキングのパイロットなんですよ」
ミスト「ガイキング?」
シズカ「さっき、大空魔竜の頭がロボットになっただろ? あれがガイキングさ」
甲児「ああ、あれか! あのロボット、こんな子供が操縦してたのかよ!」
ボス「どうせ見た目だけだろ。おい、お前、実は高校生なんだろ?」
ダイヤ「13歳、中学生だよ」
ボス「げええ~っ! 俺様よりも年下なのにパイロットなのかよ!? 羨ましいっ! この贅沢者!!」
ダイヤ「ガイキングに乗ったのは今日が初めてなんだけどね…」
シズカ「さあ、あんた達。大空魔竜を見学させてやるよ。ついてきな!」
甲児「待ってました!」
ミスト「よろしくお願いします!」
〔自動扉の開閉音〕
ガリス「さてと、どこまで話したかな?」
ダイヤ「敵についての話をしてくれるって…」
ガリス「ああ、そうだったな。では、我々の敵について話してやろう…」

ゼルガイアー/ブリッジ
???(ギル・バーグ)「サスページよ。これからゾーンへ迎え
サスページ「ゾーン?」
???(ギル・バーグ)「南西の方向にある巨大な結界エリアだ…その中にお前が会うべき者がいる」
サスページ「会うべき者だと?」
???(ギル・バーグ)「ダリウス軍の地上制圧のためにその者と手を組め。いいな」
サスページ「…わかった。お前の言う通りにしよう」
???(ギル・バーグ)「ゾーンに着いたら連絡をよこせ。次の指示を出す」
〔通信の閉じる音〕
サスページ「おのれ、よそ者が偉そうに…今に見ているがいい!」

大空魔竜/格納庫
ダイヤ「ダリウス界にダリウス軍か…」「それじゃ、父さんはそのダリウス軍に連れて行かれたのかな?」
ガリス「ダリウス軍は地上の情報を得るために人間を捕縛する事もある…」「5年前の事件が、お前の言う通りの状況だったとすれば可能性はゼロではない」
ダイヤ「じゃあ、ダリウス軍を倒せば父さんを救えるかもしれないって事だね!」
ガリス「ゼロではないがあまり期待はしない事は。厳しい現実が待っている場合もある」
ダイヤ「うっ…」
ガリス「とにかくダリウス軍と戦うためにはこの地上を離れなくてはならにあ」
ダイヤ「えっ? 地上を離れて、異世界に行くの?」
ガリス「そうだ」
ルル「基本的には、ダリウス界で地上へ敵が出て行かないように戦うのが私達の仕事です」「次にいつ地上へ帰ってこられるかわからないんです」
ダイヤ「じゃあ、母さんと…母さんと別れなきゃならないのか?」「父さんがいなくなってからずっと母さんはひとりで俺を育ててくれた…」「俺がいなくなったら母さんはひとりぼっちになっちまう!」
ピュリア「はっ! 母さん、母さんか!」「まだ乳離れしてねえなんて頼りねえ奴だな!}
ヤンマ「お母ちゃ~んってか?」
ダイヤ「何だと?」
ルル「ピュリア!」
ダイヤ「その声、聞き覚えがあるぞ…」「…あっ! お前、さっき俺をノロマとか言った奴だろう!」
ピュリア「ああ、そうさ。アタシはこの船の主力戦闘機スティンガーのパイロット」「ピュリア・リチャードソンだ!」
ダイヤ「リチャード…さん?」
ピュリア「誰がリチャードさんだ! お前みたいに乳離れもできてない奴が…」「ガイキングのパイロットだなんて信じられねえぜ!」
ブビィ「そうだそうだ!」
ハッチョ「信じられねえぜ!」
ダイヤ「子供が親の心配をして何がおかしいんだ!」
ピュリア「えっ?」
ルル「ダイヤ君…」
ガリス「お前の言う通りだ、ダイヤ。誰にとっても家族は大切な物だ」「…ダイヤよ、今から3時間やる」
ダイヤ「え?」
ガリス「我々は今、逃走したダリウス艦を捜索している。発見までもうしばらくかかるだろう」「ダリウス艦を発見するまでにその問題を克服してこい!」
ダイヤ「キャプテン…わかった」「俺、母さんにきちんと言ってくる!」

教会/チャペル
杏奈「どうしたの、ゴオちん こんな所に連れてきて…」
ゴオ「俺はお前が戦う事に反対だった。絶対に認めたくなかった。お前を失うのが怖かったからだ」「だが、オrヘアお前が懸命に戦う姿を見て気づいた」「何があろうと諦めない強いお前だからこそ、俺は一緒になる決心をしたんだ!」
杏奈「ゴオちん…」
ゴオ「5年間、死んでいたのは俺の方だ!」
杏奈「ゴオちん! 私、ゴオちんと一緒に戦いたい!」
ゴオ「一つだけ約束しろ!」「どんな事があろうと俺より先に死ぬな! 生きる事を絶対に諦めるな!」
杏奈「うん! 私、死なないよ」「お婆ちゃんになってもずっとゴオちんと一緒!」
ゴオ「よし、合格! 受け取れ!」
杏奈「これは、結婚指輪!」
ゴオ「この先俺達はケンカもするだろう」「ひょっとして泣かす事があるかもしれない」だが俺は絶対にお前を裏切らない!」「猿渡ゴオは、葵杏奈を妻とし生涯変わらぬ愛を誓う!」
杏奈「…遅い!」
ゴオ「杏奈…」
杏奈「ゴオちん!」
神父(それでいい…人はひとりでは戦えないものなのだから…)

ダイヤの街/ダイヤの家
ナオト「ええっ! ウソだろ、ダイヤ君!」
ダイヤ「俺もう決めたんだ。あの竜に乗る。そして、奴らと戦うって!」
ダイヤの母「馬鹿言うんじゃないよ、ダイヤ! あんな怪物と戦おうなんてとんでもない話だよ!」「どこの親が子供がそんな事をするのを許すんだい!」「お前が死んでしまったら母さんは…母さんはもう…ううっ…」
ダイヤ「母さん、ごめん。なんか俺、いつもモノの言い方が一緒で…」「全然成長してねえなって自分でも思うけどさ…」「でも、いつもと同じ事言うよ。父さんは死んでない!」
ダイヤの母「えっ?」
ダイヤ「俺、あの日の事は今でもハッキリと覚えてるんだ」「やっぱり、どうしても父さんは殺されたようには見えなかった」「何だか、あいつらの中に引きずり込まれたようにしか…」「だから、諦めたくないんだ!」
ダイヤの母「ダイヤ…」
ダイヤ「だから俺は大空魔竜に乗って父さんを見つけたい」「いつか奴らを倒して必ず帰ってくる!」
ダイヤの母「ダイヤ…」
ダイヤ「母さん、元気で! ナオトもな!」
ナオト「ダイヤ君!」
ダイヤ「じゃあ、行ってくる!」
ダイヤの母「ダイヤーッ!」
〔ドアの開閉音〕

ダイヤの街/ダイヤの家
〔通信の開く音〕
ルル「ダイヤ君?」
ダイヤ「ルル…」
ルル「お母さんにはちゃんと話せましたか?」
ダイヤ「いや、ちゃんとはどうかな…でも、俺に言える事は全部言った」
ルル「そうですか。それじゃ、帰りを待っています」
ダイヤ「わかった! すぐに戻る!」

ダンナーベース/司令室
霧子「ダリウスの戦艦はまだ見つからないか?」
小波「依然、手がかりありません!」
光司「あんな悪趣味な戦艦すぐに見つかりそうなもんだけどな」
影丸「海底に潜られてしまうとなかなか見つからんものだ」「浮上してくるのを待つしかないかもしれんな…」
桃子「博士、ビルドベースから通信が入っています」
霧子「ビルドベース? いったい何の用だろうね?」
【シナリオエンドデモ終了】


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