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No.21-2
決戦の時は来たれり・後編

【シナリオデモ開始】
アークエンジェル/ブリッジ
チャンドラ「まもなく敵基地の中心部に到達します!」
マリュー「レーダーに反応は?」
チャンドラ「何もありません。ちょっと不気味ですね…」
マリュー「…このまま直進して。総員、戦闘配備のまま待機!」
剣児「それにしても、だだっ広い基地だよな…」
カガリ「基地と言うより、小さな都市に近い規模だな。いつの間にこんな物を月の地下に作ったんだ…」
ミスト「ベザードが襲撃されたのが約2ヶ月前…。その後から地球侵略の準備を始めたんだとしたら…」
アンジェリカ「とんでもないスピードで、この基地は建造された事になるわね」
美和「…恐ろしく高度な技術力を持つ敵のようですね」
宙「その気になれば、地球を滅ぼすくらい、あっと言う間にできそうなもんだけどな…」
ミスト「そうなんです。俺もそれが理解できないんです」
宙「どういう事だ?」
ミスト「あいつらに襲撃されたアトリームは1ヶ月も経たずに滅ぼされてしまいました」
アンジェリカ「…そうだったわね。あの大嵐さえなければもう少し戦えたのかもしれないのに…」
ミスト「ベザードの時はもっとひどかった…」
シェルディア「2週間…ううん、10日で滅びちゃった…」
ムウ「たったそれたけで、惑星が一つ滅んだって言うのか?」
ミスト「ええ。あいつらが本気を出せば、それくらいの事はできるはずなんです」
宙「なのに、地球侵略にはずいぶんと時間がかかっている…」
美和「確かに奇妙な話ね…」
カガリ「地球にはいくつも防衛組織がある。だから、攻めるのに時間がかかっているだけじゃないのか?」
ミスト「アトリームにだって防衛隊がありましたよ…」「地球の防衛組織とは比較にならないほどの巨大な組織がね…」
ムウ「となると、奴らの侵略が遅れる特別な要因があるのか…?」
ゴオ「あるいは、意図的に侵略するのを遅らせているのか…」
宙「こればっかりは、奴らに直接聞いてみなきゃわからん話しだな」
鏡「推測の域を出ない話をいくら論議しても時間を浪費するだけだ。今は目の前の任務に集中しよう…」
ノイマン「艦長、通路を抜けました!」
シェルディア「こ、ここは…!」
鏡「なんて広い空間なんだ…。…どうやら、ここも格納庫のようだが…」
静流「この広さからして、かなりの戦力がここにあったようね…」
光司「もぬけの殻って事は、全部ゲートでどこかに飛ばしたって事ですかね?」
杏奈「どこかって…?」
ゴオ「…地球しか考えられないだろ…?」
杏奈「そんな…!!」
ムウ「それだけ地球は危険な状態にあるって事だ」「ゲートの秘密がわかりゃ戦いようもあるんだけどな…」
マリュー「ええ、そうね…」
〔通信のコール音〕
ミリアリア「艦長! 何者かが通信回線に割り込んできました!」
〔モニターの開く音〕
イスペイル「さきほどは世話になったな、地球人の諸君…。ようこそ、我が月面基地へ…」
ミスト「き、貴様はさっきの…! ついに顔を見せたな!」
イスペイル「私はイスペイル。我々の組織…『イディクス』の幹部のようなものだと思ってくれ」
ミスト「イスペイル…イディクス!」「よくも俺の故郷を…アトリームを!!」
イスペイル「む…? その声は…」「お前がレヴリアスのパイロットなのか、小僧…?」
ミスト「黙れ! 聞いているのはこっちだ!」
カガリ「落ち着け、ミスト!」
イスペイル「威勢だけはいいな…。しかし、この基地がお前の墓場となるのだ」
ミスト「そうはいくか! モルドヴァでの借りも合わせて、さっきの一撃をもう一度叩き込んでやる!」
イスペイル「そうか。それは楽しみだ。私は逃げも隠れもしない。正面から攻めて来るがいい…」「フハハハハ…!」
〔通信の閉じる音〕
〔レーダー反応〕

チャンドラ「前方に熱源反応多数! …中に一つ、特に強い反応があります!」
〔モニターの開く音〕
サコン「アークエンジェルとエターナルの皆さん聞いて下さい!」
マリュー「サコン先生? どうしたんです?」
サコン「先ほど、ゲートが開く時の怪電波を感知しました」「傍受できた通信から、この基地内にゲートの発生装置があると見て間違いありません」
ゴオ「本当か、サコン先生!」
サコン「私はこれから、シズカ君達と一緒に基地内の調査に向かいます」
シズカ「先生がどうしても行くって聞かないもんだからね…。ちょっと出かけて来るよ」
ダイモン「わしも一緒に行ってくる! 未知の技術を調べるんじゃ…」「わしの年の功が役立つ事もあるじゃろう!」
ジョシュア「僕も行きます! 僕は戦闘に参加できないし…」「こういう時にメカ好きとして役に立っておかないと…!」
マードック「嬢ちゃん! 俺も行かせてくれ! 俺だけが黙って待ってるなんてまっぴらごめんだぜ!」
カガリ「曹長には、被弾した味方機の対応に回って欲しかったんだが…」「事情が事情だ、許可する。くれぐれも気をつけるんだぞ!」
マードック「わかった! サコン先生、今そっちに行きますから待ってくだせえ!」
〔自動扉の開閉音〕
サコン「とりあえず、皆さんは敵の注意を引きつけて、できるだけ時間を稼いで下さい。お願いします!」
カガリ「わかった。無事を祈ってるぞ、先生!」
サコン「何かわかり次第連絡します。では…!」
〔通信の閉じる音〕
ゴオ「アスハ代表、俺達も出よう! 先生たちが上手く潜入できるように敵を引きつけるんだ!」
カガリ「わかった! 総員、戦闘配備だ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「決戦の時は来たれり・後編」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
ハッター軍曹「何とぉっ! あれはヤガランデっ!」
チーフ「馬鹿な! ここは月面だ!?」
フェイ「アースクリスタル反応はなかったのに!」
ハッター軍曹「しかし、あれは確かに…!」
チーフ「…!」
ダイヤ「軍曹! ヤガランデって何だ!?」
ハッター軍曹「ひとまず最悪! ジェノサイド・マッシーン! これに尽きる!!」
ディック「…最悪、か。面白そうじゃねえか…!」
チーフ「…今回の指導は骨が折れそうだ…」
ハッター軍曹「臆したか、兄弟!?」
ムウ「具体的な事は何もわからないが、とにかくやっかいな相手って事は間違いなさそうだな…」
甲児「この前戦った、敵の親分みたいなのもいるぜ?」
ミスト「…あいつは俺に任せて下さい! 復讐するつもりはありません。ただ、地球を守りたいんです!」
ゴオ「お前、ようやく…」
ミスト「支えてくれる人が傍にいれば俺だって成長しますよ、猿渡さん!」
ウェンデイ「そ、そうなのね…。それじゃ私、ヴァンを支えられるように頑張る!」
ヴァン「だからそうじゃねえだろ!?」「…ミスト、お前の心意気はわかったが俺の復讐の邪魔はするんじゃねえぞ」
ミスト「わかってます。ヴァンさんのはただの復讐だと思ってませんから」「そういう戦いなら、無意味じゃありませんし邪魔もしません」
ヴァン「…お前、何言ってんだ? 何か勘違いしてねえか?」
カルメン99「あら、この前の戦いで一皮むけたみたいね、あの子」「ヴァンの復讐をどういう風に解釈したんだか…」
ミスト「…イスペイル! 俺は地球を守るためにお前を倒す!」
イスペイル(何が地球を守るためだ。笑わせるな。心に灯った憎しみの炎は、そう簡単には消える物ではない)(それを利用すれば、レヴリアスを手に入れるのは簡単な事…)(だが、急いては事をし損じる…。まずは奴らを十分に痛めつけてからだ…)「さあ、行け、ヤガランデ! 破壊神の力を見せてやれ!」
<戦闘開始>

<2PP>

イスペイル「レヴリアスのパイロット! 私はここだぞ!」「アトリームを滅ぼしたのは私だぞ!」
ミスト「それがどうした! 元々お前は俺達の小隊だけで倒せるような口だけの奴だったんだ!」「今回は逃がさない! 確実に倒す!」
イスペイル「あの時と同じだと思うなよ。私の機体はアトリームの技術を吸収しさらなるパワーアップを果たした!」「見たくないか? 滅ぼされた自分の星の技術がこのエンダークのどこに使われているか…」「…おっと、あまりにも技術レベルが低かったから、使っていなかったかな? どうでもいい星だから忘れてしまったな…」
ミスト(くっ…! 落ち着け! あんな安っぽい挑発に乗るな!)(サコン先生がハッキングする時間を稼がなきゃいけないんだ…!)
サコン「ありました! コンピュータの端末です。ここからアクセスしてみましょう!」
ダイモン「…なるほど、こうなっとるのか。…ほう、これは素晴らしい!」
ジョシュア「ずいぶん複雑なシステムですね…。それだけ解析のしがいがありますけど…!」
マードック「ソフト的な事となると、こいつは俺の専門外だな…。キラの坊主がいりゃあ…」
サコン「大丈夫です。キラ君には既に相談してありますから」
マードック「えっ?」
シズカ「ちょっと、あんた達! 無駄話してる時間はないよ!」「すぐ近くでドンパチやってんだ。さっさと頼むよ、先生!」
サコン「わかってます。皆さんも急ぎましょう!」

<3PP>
サコン「見つけました! これは…ゲート発生装置のコントロールシステムです!」「アクセスにはパスワードが必要なようですね…。解析しますから、ちょっと待って下さい…」
〔コンピュータの動作音〕
ダイモン「何じゃ、それは?」
サコン「実は、療養中のセレーネ博士に知恵を借りましてね。推論型のパスワード解析装置を作ったんです」
ジョシュア「ひえ~、こっちの世界の科学力には驚かされてばかりですよ」
マードック「坊主! 驚いてる暇があったら手を動かせ!」
ジョシュア「は、はいっ! 頑張りま~す!」
サコン「できました。これで発生装置にアクセスできま…」
〔エラー音〕
サコン「おや? 何の反応もありませんね…」
ジョシュア「どうしたんです、先生? ハッキングできたんじゃないんですか?」
サコン「パスワードは解けたんですが、エラーが出てしまうんです。もう少し、調べてみましょう…」

<4PP>
サコン「どうやら、発生装置がオーバーロードしていて、使用不可能のようですね」
ダイモン「ゲートは使えないって事か?」
サコン「今のところは無理ですね。オーバーロードという事は、時間が経てば復旧すると思いますが…」
ジョシュア「どれくらいです?」
サコン「わかりません。何しろ未知のテクノロジーですから…」
シズカ「どうする? 大空魔竜に戻るかい?」
サコン「いえ。もう少し待って下さい。今、座標に関するデータを収集していますから…」
〔通信の閉じる音〕
サコン「どうやら終わったようです」
シズカ「そっちの装置は誰と一緒に作ったんだい?」
ジョシュア「僕です!」
シズカ「ええっ!? 本当に!?」
ジョシュア「サコン先生に少しでも楽をさせようと思って手伝ったんですよ。いやあ、ちゃんと動いてくれてよかったよかった」
ダイモン「用が済んだら、さっさと退散するぞ! これ以上ここにいたら危険じゃ!」
サコン「いや、ちょっと待って下さい」
ジョシュア「ええっ?」

<ヤガランデ撃破or敵8機以下・敵増援1出現>
※※2PP以前にヤガランデ撃破or敵8機以下の場合、セリフ追加※※
イスペイル「レヴリアスのパイロット! 私はここだぞ!」「アトリームを滅ぼしたのは私だぞ!」
ミスト「それがどうした! 元々お前は俺達の小隊だけで倒せるような口だけの奴だったんだ!」「今回は逃がさない! 確実に倒す!」
イスペイル「あの時と同じだと思うなよ。私の機体はアトリームの技術を吸収しさらなるパワーアップを果たした!」「見たくないか? 滅ぼされた自分の星の技術がこのエンダークのどこに使われているか…」「…おっと、あまりにも技術レベルが低かったから、使っていなかったかな? どうでもいい星だから忘れてしまったな…」
ミスト(くっ…! 落ち着け! あんな安っぽい挑発に乗るな!)(サコン先生がハッキングする時間を稼がなきゃいけないんだ…!)
サコン「ありました! コンピュータの端末です。ここからアクセスしてみましょう!」
ダイモン「…なるほど、こうなっとるのか。…ほう、これは素晴らしい!」
ジョシュア「ずいぶん複雑なシステムですね…。それだけ解析のしがいがありますけど…!」
マードック「ソフト的な事となると、こいつは俺の専門外だな…。キラの坊主がいりゃあ…」
サコン「大丈夫です。キラ君には既に相談してありますから」
マードック「えっ?」
シズカ「ちょっと、あんた達! 無駄話してる時間はないよ!」「すぐ近くでドンパチやってんだ。さっさと頼むよ、先生!」
サコン「わかってます。皆さんも急ぎましょう!」
※※3PP以前にヤガランデ撃破or敵8機以下の場合、セリフ追加※※
サコン「見つけました! これは…ゲート発生装置のコントロールシステムです!」「アクセスにはパスワードが必要なようですね…。解析しますから、ちょっと待って下さい…」
〔コンピュータの動作音〕
ダイモン「何じゃ、それは?」
サコン「実は、療養中のセレーネ博士に知恵を借りましてね。推論型のパスワード解析装置を作ったんです」
ジョシュア「ひえ~、こっちの世界の科学力には驚かされてばかりですよ」
マードック「坊主! 驚いてる暇があったら手を動かせ!」
ジョシュア「は、はいっ! 頑張りま~す!」
サコン「できました。これで発生装置にアクセスできま…」
〔エラー音〕
サコン「おや? 何の反応もありませんね…」
ジョシュア「どうしたんです、先生? ハッキングできたんじゃないんですか?」
サコン「パスワードは解けたんですが、エラーが出てしまうんです。もう少し、調べてみましょう…」
※※4PP以前にヤガランデ撃破or敵8機以下の場合、セリフ追加※※
サコン「どうやら、発生装置がオーバーロードしていて、使用不可能のようですね」
ダイモン「ゲートは使えないって事か?」
サコン「今のところは無理ですね。オーバーロードという事は、時間が経てば復旧すると思いますが…」
ジョシュア「どれくらいです?」
サコン「わかりません。何しろ未知のテクノロジーですから…」
シズカ「どうする? 大空魔竜に戻るかい?」
サコン「いえ。もう少し待って下さい。今、座標に関するデータを収集していますから…」
〔通信の閉じる音〕
サコン「どうやら終わったようです」
シズカ「そっちの装置は誰と一緒に作ったんだい?」
ジョシュア「僕です!」
シズカ「ええっ!? 本当に!?」
ジョシュア「サコン先生に少しでも楽をさせようと思って手伝ったんですよ。いやあ、ちゃんと動いてくれてよかったよかった」
ダイモン「用が済んだら、さっさと退散するぞ! これ以上ここにいたら危険じゃ!」
サコン「いや、ちょっと待って下さい」
ジョシュア「ええっ?」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
サラ「増援が出てきたわ!」
ゲイナー「さすがは敵の本拠地だ。そう簡単には攻め落とせないな」
バルトフェルド「だが、温存している戦力も少なそうだ。こりゃチャンスじゃないかね」
ロール「そうと決まればこっちも全力を出すだけだ!」
甲児「来るなら来やがれ! 何体出て来ようと、この兜甲児様がやっつけてやるぜ!」
※※ヤガランデ撃破の場合、セリフ追加※※
〔ヤガランデに爆発〕
ハッター軍曹「グゥゥゥレイトッ!」
フェイ「やった! やっつけちゃったよ!」
イスペイル「ば、馬鹿な! ヤガランデが破れただと!?」
ミスト「今度はお前の番だ! 覚悟しろ!」
イスペイル「ええい! 役立たずめ!」
〔モニターの開く音〕
イスペイル兵「イスペイル様! このまま戦っていたら、ゲート発生装置に危険がおよびます!」「第2基地への退避をご決断下さい!」
イスペイル「…………」
イスペイル兵「イスペイル様!」
イスペイル「…知った事か!」
イスペイル兵「えっ?」
イスペイル「知った事かと言ったんだ! 私はレヴリアスのパイロットを手に入れる!」「そして、クリスタル・ハートを完全なものにし、ル=コボルを超える最強の力を手に入れるのだ!」「全ての『欠片』は私が吸収する!」
イスペイル兵「イ、イスペイル様…」
〔イスペイル、前進〕
イスペイル「レヴリアスのパイロット! 私と勝負しろ! 決着をつけてやる!」
ミスト「何だと!?」
イスペイル「お前は、死んでいった同胞の仇を取りたいのだろう?」「私を倒せば、お前の無念が晴れるのではないか?」
ミスト「お、俺は…!」
アンジェリカ「ダメよ、ミスト! 挑発に乗らないで!」
鏡「落ち着くんだ、ミスト!」
イスペイル「思い浮かべてみろ…。家族や仲間の苦しむ顔を…泣き叫ぶ声を…!」「アトリームが粉々に砕け散るさまを…!」
ミスト「くっ、くそぉぉぉ…!」
シェルディア「ダメだよ、ミスト! 憎しみで戦っちゃ!」
ダイヤ「自分を見失うな! ミストさん!」
イスペイル「さあ来い! 私はここにいるぞ。憎い仇が目の前にいるんだぞ? かかって来い! 私を殺してみろ!」「それとも、私を追いつめた時の悲劇がトラウマになっているのか? 臆病者め…!」
ミスト「うおおおおおっ!」
コトナ「いけない!」
甲児「ミスト! やめろーっ!」
〔ミスト、イスペイルへ接近〕
イスペイル「今だ! 奴を捕らえろ!」
〔敵ユニット出現〕
〔衝撃音〕

ミスト「は、放せ! 放せっ! …!?」「何でだ!? 出力が上がらない! 振りほどけない!」
剣児「何してやがんだ! さっさとそいつらを倒して離脱しろ!」
ミスト「ダメなんです! パワーがあがらない!」
イスペイル「馬鹿め、あの程度の挑発に乗りおって…」「やれっ!」
〔メトラ、ミストへ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔ミストに爆発〕
〔メトラ、ミストへ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔ミストに爆発〕

ミスト「ぐわあっ!」
レ・ミィ「ミストっ! だ、誰か助けなさいよ!」
ルナマリア「…ダメだわ、あの体勢じゃミストさんに当たっちゃうかも…!」
イスペイル「おっと、手出しはしないでもらおうか。手出しするなら、こいつの無事は保証せんぞ」「もっとも殺しはせんがな…。こいつの肉体は貴重なサンプルだからな…」「だが、私に逆らった報いは受けてもらう。死なない程度にな…!」
〔イスペイル、ミストへ攻撃〕
[イベント戦闘「ミストvsイスペイル」]
ミスト「ぐわあああああっ!」
イスペイル「苦しめ! 叫べ! フハハハハハ…! 一年前の恨み、ここで晴らさせてもらう!」
〔ミストにダメージ×3〕
ミスト「う、ううう…
イスペイル「…気が変わった。やはりお前は殺す!」「サンプルはもうひとり居たはずだからな…。お前は『欠片』だけ奪い取る!」
ミスト「な、なに…?」
〔イスペイル、前進〕
〔イスペイル、エネルギー充填〕

イスペイル「死ね…!」
ムウ「まずい! 誰か壁になってやらんと…!」
アンジェリカ「やめてええええっ!」
〔アンジェリカ、イスペイルへ接近〕
〔イスペイル、アンジェリカへ攻撃〕

[イベント戦闘「アンジェリカvsイスペイル」]
イスペイル「こ、この力…まさか、クリスタル・ハートか!?」「そいつにもクリスタル・ハートが搭載されているのか!? これはいい! サンプルが増えたぞ!」
アンジェリカ「ミストは私が絶対守ってみせる! この命に代えても…!」
ミスト「アンジェリカ…!」
アンジェリカ「ひとりで飛び出しちゃダメって言ったでしょ! あんまり世話を焼かせないで!」
ミスト「ご、ごめん…」
アンジェリカ「さあ、一緒にあいつを倒し…えっ!?」「エネルギーが膨れあがって…これじや制御できない!」
ミスト「ど、どうしたんだ! アンジェリカッ!」
アンジェリカ「わからない! クリスタル・ハートが突然制御不能になって…!」「エネルギーが臨界に…! このままじゃ、機体が保たない!」
ミスト「何だって!?」
〔クリスタル・ハート覚醒〕
剣児「な、何だ!? セリウスからものすごい光が出てるぞ…!?」
コトナ「あのすごい光り方…ちょっとヤバい感じじゃない?」
ミスト「こ、この輝き…! 最後の戦いで、隊長の機体が特攻した時と同じだ!」「アンジェリカ! すぐに脱出するんだ! そのままじゃ…!」
アンジェリカ「駄目なの! 脱出できない! 助けて、ミスト!」「きゃあああーーーっ!」
ミスト「アンジェリカーッ!」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔味方ユニット消失〕

美和「な、なんて事なの…セリウスが…!」
ミスト「お、俺は…隊長だけじゃなく…アンジェリカまで目の前で失ってしまった…」「俺はまた大切な人を守れなかった…」
イスペイル「ちっ…。クリスタル・ハートを発動させられる者がもうひとり見つかったと思ったら…」「…とんだぬか喜びだったな」
ミスト「黙れ! アンジェリカはお前を喜ばせるために生きてたんじゃない!」
イスペイル「それはそうだろう。だが、私にとっては無駄な命に見出した唯一の利用価値だったのだ」「それがあっけなく無駄死にだ。悲しくて涙が溢れるよ」
ミスト「何だと…!」
イスペイル「さあ、次はお前だ。そして、その次は愚かな地球人ども…全部まとめて始末してやる!」
ミスト「始末なんか…させてたまるかっ!!」
〔ミスト、メトラへ攻撃〕
[イベント戦闘「ミストvsメトラ」]
〔敵ユニット撃破〕
イスペイル「ほう…?」
ゴオ「出力が元に戻ったのか!?」
ミスト「…みんな、聞いてくれ!」
甲児「どうした、ミスト!」
ルージ「何でも言って下さい」
ミスト「…みんな、すまない。俺は馬鹿だった…」「いつも勝手な行動ばかりで…みんなに迷惑をかけて…」「アンジェリカにだって何度も何度も迷惑かけて…」「そのあげく、俺はアンジェリカを守れなかった…」「目の前にいたのに…!」
シェルディア「ミスト…!」
ミスト「頼む、みんな! 今だけでいい! これで最後でもいいから…」「…俺に…この馬鹿な俺に力を貸してくれないか!? イスペイルを倒したいんだ!」
磁偉具「水くさい事言うんじゃないぞ、ミスト!」
ゴオ「お前が大馬鹿だって事は、最初っからわかってる。今さら怒りゃしねえよ!」
ラ・カン「喜んで力を貸そう!」
ミスト「みんな…」
ハッター軍曹「ストォーーーーップ!! 漢の顔に涙は似合わない! 泣いていいのは…」
チーフ「指導完了時を推奨する」
甲児「さあ、一緒にイスペイルをやっつけようぜ!」
ミスト「あ、ありがとう! 俺は…本当にいい仲間を持ったよ!」
イスペイル「くだらん! 何が仲間だ! 虫酸が走る! お前ら全員、抹殺してやる!」
ミスト「お前なんかに…俺達が負けてたまるかーーーっ!!」

<ミストが戦闘>
ミスト「落ち着け、冷静になれ。俺は憎しみを晴らすために戦うんじゃない…」「みんなのために、地球のために戦うんだ!」

<アンジェリカが戦闘>
アンジェリカ「ミストの暴走は私が止めなくちゃ…」「あいつは絶対に、何かをやらかすに決まってるんだから…!」

<ミストvsイスペイル>
イスペイル「どうした、小僧。私が憎くないのか? 憎しみを…怒りを武器にしなければ私には勝てんぞ?」
ミスト「黙れ! 俺はもう憎しみに身を任せたりしない! 俺は地球を守るために戦うんだ!」
イスペイル「笑わせるな。お前の心の底には、憎しみと怒りが渦巻いている…」「今は自分の気持ちをごまかせても、すぐにまた憎しみと怒りが爆発するに決まっている!」
ミスト「うるさい! そんな事があってたまるか!」
イスペイル「クックック…気づいているか? お前は既に怒りをあらわにしているのだぞ…」
ミスト「あ…! だ、黙れっ! 地球のためにお前を倒す!」

<ミストvsヤガランデ>
ミスト「これはハッター軍曹達の世界のマシンらしいけど…」「どうしてあいつらがこんな物を使ってるんだ…?」「あいつらは軍曹達の世界にも進出してるのか?」

<アンジェリカvsイスペイル>
アンジェリカ「私ひとりの力ではお前は倒せない。でも私にはミストや、信頼できる仲間達がいる!」「私達は力を合わせて戦う!お前なんかに負けないわ!」
イスペイル「…くだらん。ゴミが力を寄せ集めた所で、私に勝てると思うな!」

<シェルディアvsイスペイル>
シェルディア「あんたのせいでミストはいっぱい苦しんだんだよ!」「ボク、絶対に許さないから!」
イスペイル「そんな話、知った事ではない! お前も苦しめてやる! 苦しみ抜いて、だんだん死んでいくのだ!」

<甲児vsイスペイル>
甲児「どっから来たのか知らないが、この兜甲児様がいる限り…」「お前ら侵略者どもの好きにはさせないからな!」
イスペイル「フッ。こんな辺境惑星のロボット1体で私に勝てると思っているのか?」「お前がいかに無力か、今から教えてやろう!」

<ダイヤvsイスペイル>
ダイヤ「お前達がダリウス軍に手を貸したせいで地上もダリウス軍もひでえ事になっちまってる!」「お前を倒した所で状況は何も変わらねえけど、お前を倒さなきゃ、俺の気がおさまらねえっ!」
イスペイル「ダリウスも地球も、私にとっては獲物でしかない…」「獲物同士を戦わせ、弱った方から叩き潰す…。賢いやり方だとは思わんかね?」
ダイヤ「そんな事を考えてやがったのか…。やっぱりお前は倒さなきゃダメだ!」

<ディックvsヤガランデ>
ディック「お前が破壊神か…。破壊神と死神…。どっちが強いか勝負してみるかい?」

<剣児vsイスペイル>
イスペイル「フン…。ずいぶんとちっぽけなロボットだな…」
剣児「見た目は小さくても、ジーグには無限のパワーが詰まってんだ! 図体ばっかりデカい奴にゃ負けねえ!」
イスペイル「この機体が図体ばかりかどうか…。そのちっぽけな体に思い知らせてやる。覚悟しろ!」

<ゴオvsイスペイル>
ゴオ「これ以上、お前達の好きにはさせん!」
杏奈「そうよ! あんた達のせいで、私の幸せな新婚生活はメチャメチャになったんですからね!」「平和な世界を返して!」
イスペイル「平和が望みなら、私の邪魔をするな。いずれ宇宙は私が支配する平和な世界になるのだからな…!」
ゴオ「ふざけるな! そんな世界はお断りだ!」

<ゲイナーvsイスペイル>
ゲイナー「お前を倒して、ゲートの秘密を手に入れる…!」「そして僕は、サラと一緒にヤーパンの天井に帰るんだ!」
イスペイル「どこに帰るつもりか知らんが、お前の行くべき所はただ一つ…地獄だ!」

<ヴァンvsイスペイル>
ヴァン「俺がこんな場所にいるのも、元をただせばてめえが地球にちょっかいを出したからだ!」「俺のやり場のないイラ立ちをてめえに全部ぶつけてやるぜ!」
イスペイル「…何だ、この知性のカケラも感じられない馬鹿は…!?」「相手にするのも馬鹿らしいが、うるさいハエは叩き潰すまでだ!」

<フェイvsヤガランデ>
フェイ「も~、なんでこんなの相手にしなきゃなんないわけ? 心の準備ができてなーい!」

<チーフvsヤガランデ>
チーフ「相手は破壊神の異名を持つ化け物…。これまで培ってきた指導力の真価が問われる時、と言えそうだ」

<ハッター軍曹vsヤガランデ>
ハッター軍曹「ヤガランデッ! 破壊神と恐れられる恐怖の存在!」「だが、俺は行く、俺は戦う、俺は勝ぁつ!!」

<ヤガランデ撃破>
〔ヤガランデに爆発〕
ハッター軍曹「グゥゥゥレイトッ!」
フェイ「やった! やっつけちゃったよ!」
イスペイル「ば、馬鹿な! ヤガランデが破れただと!?」
ミスト「今度はお前の番だ! 覚悟しろ!」
イスペイル「ええい! 役立たずめ!」
〔モニターの開く音〕
イスペイル兵「イスペイル様! このまま戦っていたら、ゲート発生装置に危険がおよびます!」「第2基地への退避をご決断下さい!」
イスペイル「…………」
イスペイル兵「イスペイル様!」
イスペイル「…知った事か!」
イスペイル兵「えっ?」
イスペイル「知った事かと言ったんだ! 私はレヴリアスのパイロットを手に入れる!」「そして、クリスタル・ハートを完全なものにし、ル=コボルを超える最強の力を手に入れるのだ!」「全ての『欠片』は私が吸収する!」
イスペイル兵「イ、イスペイル様…」
〔イスペイル、前進〕
イスペイル「レヴリアスのパイロット! 私と勝負しろ! 決着をつけてやる!」
ミスト「何だと!?」
イスペイル「お前は、死んでいった同胞の仇を取りたいのだろう?」「私を倒せば、お前の無念が晴れるのではないか?」
ミスト「お、俺は…!」
アンジェリカ「ダメよ、ミスト! 挑発に乗らないで!」
鏡「落ち着くんだ、ミスト!」
イスペイル「思い浮かべてみろ…。家族や仲間の苦しむ顔を…泣き叫ぶ声を…!」「アトリームが粉々に砕け散るさまを…!」
ミスト「くっ、くそぉぉぉ…!」
シェルディア「ダメだよ、ミスト! 憎しみで戦っちゃ!」
ダイヤ「自分を見失うな! ミストさん!」
イスペイル「さあ来い! 私はここにいるぞ。憎い仇が目の前にいるんだぞ? かかって来い! 私を殺してみろ!」「それとも、私を追いつめた時の悲劇がトラウマになっているのか? 臆病者め…!」
ミスト「うおおおおおっ!」
コトナ「いけない!」
甲児「ミスト! やめろーっ!」
〔ミスト、イスペイルへ接近〕
イスペイル「今だ! 奴を捕らえろ!」
〔敵ユニット出現〕
〔衝撃音〕

ミスト「は、放せ! 放せっ! …!?」「何でだ!? 出力が上がらない! 振りほどけない!」
剣児「何してやがんだ! さっさとそいつらを倒して離脱しろ!」
ミスト「ダメなんです! パワーがあがらない!」
イスペイル「馬鹿め、あの程度の挑発に乗りおって…」「やれっ!」
〔メトラ、ミストへ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔ミストに爆発〕
〔メトラ、ミストへ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔ミストに爆発〕

ミスト「ぐわあっ!」
レ・ミィ「ミストっ! だ、誰か助けなさいよ!」
ルナマリア「…ダメだわ、あの体勢じゃミストさんに当たっちゃうかも…!」
イスペイル「おっと、手出しはしないでもらおうか。手出しするなら、こいつの無事は保証せんぞ」「もっとも殺しはせんがな…。こいつの肉体は貴重なサンプルだからな…」「だが、私に逆らった報いは受けてもらう。死なない程度にな…!」
〔イスペイル、ミストへ攻撃〕
[イベント戦闘「ミストvsイスペイル」]
ミスト「ぐわあああああっ!」
イスペイル「苦しめ! 叫べ! フハハハハハ…! 一年前の恨み、ここで晴らさせてもらう!」
〔ミストにダメージ×3〕
ミスト「う、ううう…
イスペイル「…気が変わった。やはりお前は殺す!」「サンプルはもうひとり居たはずだからな…。お前は『欠片』だけ奪い取る!」
ミスト「な、なに…?」
〔イスペイル、前進〕
〔イスペイル、エネルギー充填〕

イスペイル「死ね…!」
ムウ「まずい! 誰か壁になってやらんと…!」
アンジェリカ「やめてええええっ!」
〔アンジェリカ、イスペイルへ接近〕
〔イスペイル、アンジェリカへ攻撃〕

[イベント戦闘「アンジェリカvsイスペイル」]
イスペイル「こ、この力…まさか、クリスタル・ハートか!?」「そいつにもクリスタル・ハートが搭載されているのか!? これはいい! サンプルが増えたぞ!」
アンジェリカ「ミストは私が絶対守ってみせる! この命に代えても…!」
ミスト「アンジェリカ…!」
アンジェリカ「ひとりで飛び出しちゃダメって言ったでしょ! あんまり世話を焼かせないで!」
ミスト「ご、ごめん…」
アンジェリカ「さあ、一緒にあいつを倒し…えっ!?」「エネルギーが膨れあがって…これじや制御できない!」
ミスト「ど、どうしたんだ! アンジェリカッ!」
アンジェリカ「わからない! クリスタル・ハートが突然制御不能になって…!」「エネルギーが臨界に…! このままじゃ、機体が保たない!」
ミスト「何だって!?」
〔アンジェリカ、クリスタル・ハート覚醒〕
剣児「な、何だ!? セリウスからものすごい光が出てるぞ…!?」
コトナ「あのすごい光り方…ちょっとヤバい感じじゃない?」
ミスト「こ、この輝き…! 最後の戦いで、隊長の機体が特攻した時と同じだ!」「アンジェリカ! すぐに脱出するんだ! そのままじゃ…!」
アンジェリカ「駄目なの! 脱出できない! 助けて、ミスト!」「きゃあああーーーっ!」
ミスト「アンジェリカーッ!」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔味方ユニット消失〕

美和「な、なんて事なの…セリウスが…!」
ミスト「お、俺は…隊長だけじゃなく…アンジェリカまで目の前で失ってしまった…」「俺はまた大切な人を守れなかった…」
イスペイル「ちっ…。クリスタル・ハートを発動させられる者がもうひとり見つかったと思ったら…」「…とんだぬか喜びだったな」
ミスト「黙れ! アンジェリカはお前を喜ばせるために生きてたんじゃない!」
イスペイル「それはそうだろう。だが、私にとっては無駄な命に見出した唯一の利用価値だったのだ」「それがあっけなく無駄死にだ。悲しくて涙が溢れるよ」
ミスト「何だと…!」
イスペイル「さあ、次はお前だ。そして、その次は愚かな地球人ども…全部まとめて始末してやる!」
ミスト「始末なんか…させてたまるかっ!!」
〔ミスト、メトラへ攻撃〕
[イベント戦闘「ミストvsメトラ」]
〔敵ユニット撃破〕
イスペイル「ほう…?」
ゴオ「出力が元に戻ったのか!?」
ミスト「…みんな、聞いてくれ!」
甲児「どうした、ミスト!」
ルージ「何でも言って下さい」
ミスト「…みんな、すまない。俺は馬鹿だった…」「いつも勝手な行動ばかりで…みんなに迷惑をかけて…」「アンジェリカにだって何度も何度も迷惑かけて…」「そのあげく、俺はアンジェリカを守れなかった…」「目の前にいたのに…!」
シェルディア「ミスト…!」
ミスト「頼む、みんな! 今だけでいい! これで最後でもいいから…」「…俺に…この馬鹿な俺に力を貸してくれないか!? イスペイルを倒したいんだ!」
磁偉具「水くさい事言うんじゃないぞ、ミスト!」
ゴオ「お前が大馬鹿だって事は、最初っからわかってる。今さら怒りゃしねえよ!」
ラ・カン「喜んで力を貸そう!」
ミスト「みんな…」
ハッター軍曹「ストォーーーーップ!! 漢の顔に涙は似合わない! 泣いていいのは…」
チーフ「指導完了時を推奨する」
甲児「さあ、一緒にイスペイルをやっつけようぜ!」
ミスト「あ、ありがとう! 俺は…本当にいい仲間を持ったよ!」
イスペイル「くだらん! 何が仲間だ! 虫酸が走る! お前ら全員、抹殺してやる!」
ミスト「お前なんかに…俺達が負けてたまるかーーーっ!!」

<イスペイルHP50%以下>
ミスト「もはやこれまでだ! 観念しろ! イスペイル!」
イスペイル「観念しろだと? 笑わせるな! 本当の戦いはこれからだ!」「…万が一に備えて、この機体にはクリスタル・ハートを搭載してあるのだ!」
磁偉倶「クリスタル・ハート…だと!? それは…!」
イスペイル「そうだ。レヴリアスの動力源として使用されているエンジンよ…」「もっとも、その数は少なくアトリームを侵略した際に運よく手に入れた一つしかないがね」
ミスト「何だと!? それじゃあ、そのクリスタル・ハートは隊長機の…!?」
イスペイル「そう…私を追いつめたレヴリアスに積んであったものだ」「あの後密かに私が回収してね。ありがたく使わせてもらっているよ」「だが、怒りをエネルギーに変換するクリスタル・ハート…。私にはどういうわけか使う事はできなかった」「おかげで、自らの魂の波長を変換させ無理矢理クリスタル・ハートに吸わせて動かしているという状況だ…」
ルージ「魂を吸わせて動かす…!?」
鏡「にわかには信じがたいが、イスペイルの言っている事が本当なら長期戦に持ち込めば…」
イスペイル「そうはいかん。私もこの状態はつらくてね…!」「完全には引き出しきれていないが、クリスタル・ハートの強大なパワーで一気にカタをつけさせてもらおう!」
〔イスペイル、回復〕
イスペイル「レヴリアスのパイロットよ…。名は何と言う?」
ミスト「ミストだ!」
イスペイル「そうか…」「ミストよ。お前は我がクリスタル・ハートの犠牲者第一号となるのだ!」
〔イスペイル、ミストへ攻撃〕
[イベント戦闘「ミストvsイスペイル」]
ミスト「うわああああっ!」
アスラン「な、なんてパワーなんだ!」
ダイヤ「あれがあいつの魂の力だっていうのか!?」
レ・ミィ「あ、あんな奴に勝てるの…!?」
イスペイル「うぐっ…やはり、おいそれとは使えんな…」「…わかったかね、ミスト…? お前達に勝ち目などない事が…!」
ミスト「い、言ったはずだ…! お前なんかに…負けてたまるかって…!」
イスペイル「笑わせるんじゃない…。そんなボロボロの状態でどうやって勝つつもりだね…?」「君にも、君のお仲間にも…クリスタル・ハートの力に勝つ術などないのだ!」「さて…本来ならひとりずつじっくりといたぶるところだが…」「全員まとめて始末してやる…!!」
ミスト「仲間達を殺させはしない…。もう誰ひとり…大事な人を失いたくはない…!」
〔ミスト、クリスタル・ハート覚醒〕
イスペイル「むっ!?」
ミスト「俺は…一緒に戦う仲間達を…そして、二つの地球やダリウス界に生きる人達を…」「お前達侵略者の手から守りたい! もう誰も傷つけたくない!」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔光の放射音〕

[イベントデモ「クリスタル・ハート覚醒(ミスト)」]
ゲイナー「すごい…! レヴリアスがまた燃えてる! あれも想いの力なのか!?」
イスペイル「こ、この力…! しかし、怒りの波長は検出されていない…!」「まさか、私の研究が間違いだったというのか!?」
ミスト「イスペイルよ! たとえ、この命とひきかえにしても、俺はみんなを守ってみせる!」「俺はこの手でお前を倒す!」
〔ミスト、イスペイルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ミストvsイスペイル」]
イスペイル「ぐわあああっ!」
ミスト「はあっ、はあっ…」
ミア「す、すごい…。さっきのイスペイルよりもっと…!」
鏡「あれがクリスタル・ハートの本来の力なのか…?」
イスペイル「お、おのれ…!」「…何だと!? こちらのクリスタル・ハートが機能停止している!?」「…うぐっ! なんだ、これは…! 私の力が…!?」
〔イスペイル、気力減少〕
ミスト「イスペイルの動きが鈍った!?」
ルージ「チャンスだ!」
ヴァン「さんざん俺の旅を邪魔しやがって!」
サラ「私達のエクソダスもよ!」
ダイヤ「俺達の怒りを思い知れ!」
カガリ「よし、攻撃を集中させるんだ! ここが正念場だぞ!」

<イスペイル撃破・勝利条件達成>
〔イスペイルに爆発〕
イスペイル「馬鹿な…。ル=コボルを凌駕する力をようやく手に入れたのに…」「こんな所で私の野望が潰えるというのか…? 認めんぞ…私は絶対に認めん!」
ミスト「イスペイル! これで終わりだーーーっ!」
〔ミスト、イスペイルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ミストvsイスペイル」]
イスペイル「ぐわああああああっ!!」
〔画面、赤くフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔敵ユニット消失〕

ミスト「やった…ついに倒したぞ!」「でもアンジェリカが…あいつが死んじゃったんじゃ何にもならないじゃないか…!」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

アンジェリカ「…勝手に殺さないで。ちゃんと脱出して、生きてるわよ!」
ミスト「アンジェリカ! 無事だったのか! よ、よかったぁ…!」
アンジェリカ「よくないわよ! あんたのせいでセリウスが大破しちゃったじゃない!」「あの壊れ方じゃ、一から作り直さなきゃもう乗れないわよ!?」
ミスト「ご、ごめん…」
アンジェリカ「あれほど、冷静になりなさいって言ったのに!」
ミスト「返す言葉がありません…」
アンジェリカ「これから私はどうすればいいのよ…!」
サコン「思わぬ収穫でした。皆さんのおかげで、ゲート発生装置のハッキングに成功しました」「イディクスにも使いこなせていないシステムがあるらしく、謎がまた増えたのですが…」「基本的には装置に座標データを送るだけで、私達も空間を超えて移動する事ができるはずですよ」
ゲイナー「本当ですか、サコン先生!」
ヴァン「だったら、今すぐ俺をカギ爪のいる世界に戻してくれ!」
ルージ「俺もエリアZiに戻りたいです! ようやく…ようやく帰れるんだ!」
サラ「うれしいのはわかるけど、ちょっと落ち着きなさい!」
サコン「それについて、お話ししたい事があります。皆さん、大空魔竜へ集まってもらえませんか?」
ヴァン「また何かあるのかよ!?」
カルメン99「ヴァン、ここまで来たら話を聞いてからの方がいいわよ」
ヴァン「ったく…どこまで付き合えばいいんだ…」
ルル「では皆さん、大空魔竜でお待ちしています」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

大空魔竜/ブリッジ
サコン「…実は、お急ぎの皆さんには申し訳ないのですが、今すぐ転送する事は不可能なんです」
ヴァン「何でだよ!? ゲートを使えるようになったって言ったじゃねえか!」
サコン「もう一つの地球の座標がまだわからないのです」「今、発生装置のメモリーに記録されていた転送履歴をチェックしていますが…」「もう少し時間がかかりそうです」
ヴァン「くそっ…! ぬか喜びかよ! イライラするぜ…!」
ラ・カン「ヴァン殿、元々はこの作戦、何か情報を得られるだけで成功と言っていいほどの博打だったのだ…」「それが、一気にゲートを使えるようになった。大躍進ではないか」
サラ「まったく…! ヴァンさんは子供の手本になって下さらないと困ります!」「このままじゃルージ君やダイヤ君の教育に悪いわ!」
ゲイナー(またサラの悪いクセが出た…。アナ姫様もだけど、そこまで教育に敏感にならなくてもいいのに…)
ヴァン「俺は手本になんてなれねえよ。そんなのは他の連中に任せてんだ。ほっといてくれ」
サラ「そうはいきませんよ! ゲイナー君、それと剣児君、手伝って!」
ゲイナー「ぼ、僕が!?」
剣児「任せな!」
ヴァン「よ、よせ! 俺はエレナ以外に純潔を捧げる気はねえぞ!」
サラ「なんでそうなるのよ! まずは服装の乱れから直すだけでしょ!?」
ローサ「サラさん、気持ちはありがたいけどその件に関しては後にしてもらえるかしら?」
サラ「は、はい…すみません…」
ヴァン「ふう…助かったぜ…」
静流(サラもストレスが大分たまってるみたいね…)
コットナ(まあ、ストレスのはけ口としては可愛いほうだと思うけど)
ディック「なあ、先生。ゲートの発生装置はこの基地にあるんだろ?」「だったら、装置ごと奪っちまえばいいんじゃねえか?」
サコン「いえ、それが…ついさっき、基地内から消えてしまったんです」
ディック「なに?」
ダイモン「ハッキングに成功した後、わしらはゲートの発生装置を探したんじゃ」「そうしたら、格納庫のさらに下のフロアで発生装置らしき物を見つけてな…」
シズカ「ところがほんの数分前、発生装置が光に包まれたかと思うと、どこかに消えちゃったんだよ」
サコン「あの光、確かにゲートの光でした…」
ジョシュア「あやうく僕達も転送されちゃう所でしたよ」
ディック「フッ。ひとあし遅かったってわけか。そいつはバッドラックだったな」
アスラン「発生装置が近くになくても、ゲートは開けるんですか?」
サコン「ええ。それについては大丈夫と思います。敵の基地にあった超空間シグナル発生装置を拝借しておきましたから」「これがあれば、どこからでも発生装置にアクセスできます」
ダイヤ「何だ。結局、敵の物を盗んじゃったのか」
サラ「それで、座標の解析結果はいつわかるんです?」
サコン「おそらく後半日はかかると思います」
ヴァン「半日だって!? 俺にだって、我慢の限界ってもんがあるんだ!」
ジョシュア「まあまあ、ヴァンさん。落ち着いて下さいよ」「僕も手伝うんですから早く終わる事間違いなしです!」
ヴァン「お前に言われると余計に腹が立つんだよ!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ジョシュア「や、やめて下さーい!」
カルメン99「ああなっちゃったらなかなか止まらないわね…」「ごめんね、ローサ。しばらくあのままにしといてやってくんない?」
ローサ「はあ…。やっぱりサラさんに連れてってもらったほうがよかったかしら…」
ダイヤ「そういえば、ピュリアとリーさんがいないようだけど…」
ローサ「ふたりなら、先生に言われて基地の調査に行ってるわよ」
ダイヤ「基地の調査って…?」
サコン「基地の格納庫で、興味深い物を見かけたんですよ」「それを運び込んでもらおうと思いましてね…」
アナ「興味深い物とは何なのです?」
サコン「リー君達が戻ったらお見せします」「ミスト君やアンジェリカ君に喜んでいただけると思いますよ」
ミスト「俺達が喜ぶんですか? 何なんだろう…?」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

ピュリア「先生、お望みの物を拾ってきたぜ!」
リー「こんなもんを置いていくなんて、敵さんもずいぶん大あわてで逃げ出したみたいだな…」
ピュリア「それじゃ、こいつは格納庫にしまっておくぜ~」
サコン「よろしくお願いします」
〔通信の閉じる音〕
ダイヤ「リーさん達、何を拾ってきたんだろ? ミストさん、格納庫に行ってみようよ!」
ミスト「ああ、そうだな。じゃあ、ちょっと格納庫に…」
〔通信のコール音〕
ローサ「これは…! 何者かが通信回線に割り込んで来ます!」
〔通信の開く音〕
ガズム「…地球人ども。まさか貴様らがイスペイルを倒すとは、思ってもいなかったよ…」
ミスト「え、ええっ!? こ、この子…」
シェルディア「う、嘘だ…。こんな事って…」
剣児「おいおい、ガキがいったい大空魔竜に何の用だよ?」
ガズム「ガキだと? 見た目で判断すると、後で痛い目を見るぞ、小僧…」
剣児「はぁ?」
ガズム「俺の名はガズム。さっき貴様らが倒したイスペイルの仲間だ」
ゴオ「仲間…?」
杏奈「じゃあ、こんなかわいい女の子が侵略者だって言うの!?」
ガズム「次は俺が貴様らの相手をしてやろう」「俺はイスペイルのように気長ではない。地球もろとも一瞬で破壊してやるからそう思え! フハハハ…」
〔通信の閉じる音〕
甲児「何だってんだ、あの女! ガキのくせにおっさんみたいなしゃべり方しやがって!」
〔通信の開く音〕
ラクス「どうやら新たな敵に目をつけられてしまったようですね…」
マリュー「いったい何者なの…?」
シェルディア「…い、今の見た…?」
ミスト「あ、ああ…。俺達は悪夢を見てるんだろうか…」
シェルディア「夢なら…夢ならいいけど…もし現実だったら、残酷すぎるよ!」
ローサ「ミストにシェルディア。ふたりとも顔が真っ青よ?」「いったいどうしたの?」
サラ「ひょっとして、今の女の子を知ってるとか?」
シェルディア「…知ってるなんてもんじゃないよ…」
ミスト「ああ…」
シェルディア「あれは…あの子はボクの妹のレムだ!」
ダイヤ「え? ええっ!?」
さやか「妹ですって!?」
ジョシュア「シェルディアさんの妹さんが敵って事は…」「シェルディアさんも敵の仲間なんですか!?」
ミスト「ち、違うって! どうしてそうなっちゃうんだよ!」
シェルディア「本当のレムは、あんなしゃべり方しないもん!」
ムウ「…って事は、俺みたいに、記憶を操作されてるのか…?」
シェルディア「ううん! あれはレムのはずがないよ…!」「だってレムは、ベサードが攻撃された時…あいつらの攻撃で…」
つばき「ま、まさか…妹さんは…!」
シェルディア「…レムはベザードと一緒に消滅したんだ!」「だからあれはレムじゃない! レムのはずない!」「…だけど…そう思いたいけど…どう見たってレム本人なんだ…。ボクが見間違うはずないもん…!」
ミスト「せっかくレムと再会できたのになんで敵になってるんだよ!」「こんな残酷な話があるかよ!」
シェルディア「ミスト、ボクどうしたらいいの? 教えてよ! ねえ、ミスト…!」「う、ううう…うわあああ…」
ミスト「シェルディア…」
カルメン99(あの子が人前で泣くなんて、よっぽどショックだったのね…)
コトナ(そりゃそうよ。死んだと思っていた妹が、敵として現れたんですもの…)
ウェンディ(シェルディア、かわいそう…)
シェルディア「う、うううっ…」
ミスト「すいません。シェルディアはかなり混乱してるみたいなんで…」「静かな所で休ませてやります。それじゃ…」
〔扉の開閉音〕
アンジェリカ「ミスト…」
レ・ミィ「大丈夫かしら、シェルディア…」
マリュー「予想外の事態ですものね…」
ラクス「彼女には気の毒ですが、わたくし達にはどうする事もできません」「ミストさんにお任せしましょう」
ローサ「私もそれがいいと思います」「シェルディアと一番親しいのはミストですから…」
ルル「そうですね…」

ルル「ところで、ラクスさん。これからどうしますか?」
ラクス「デュランダル議長が倒れ、レクイエムの脅威も去りました…」「わたくしとしては、故郷であるプラントの事も気になりますが…」「それ以上に、地球に迫っている侵略者達の動きが気がかりです」「わたくしは、地球へ戻って侵略者を討つべきだと思います」
キラ「僕もそれでいいと思う。侵略者を倒さないうちは…」「オーブにもプラントにも、本当の平和はやって来ないからね」
ヴァン「おい、俺達の事も忘れるんじゃねえぞ!」
サコン「わかってますよ。、半日後には、あなた達の地球へ戻れるようにしますから…!」
カガリ「地球へ戻る事に異存のある者はいるか?」「…いないようだから、すぐに地球へ戻る準備に取りかかろう!」
マリュー「待って。地球へ戻る前に、マクグリフ博士をトロヤステーションにお送りしないと…」
カガリ「ああ、そうだったな。スウェンとかいう連合軍のパイロットもいたな…」
マリュー「それじゃ、アークエンジェルは別行動でステーションに寄ってから地球へ戻るように…」
セレーネ「その必要はないわ」
マリュー「マクグリフ博士!」
セレーネ「地球の状況を知った時、私は思ったの。このまま侵略者を野放しにしといたらスターゲイザーの研究を続けられないって…」「だから私も一緒に戦うわ。私のやりたい事をやれる世界を守るためにね…」
ソル「僕もセレーネに協力します!」
シン「博士って…研究者じゃないのかよ? 戦いは俺達に任せて…!」
セレーネ「足手まといにはならないつもりよ」「トロヤステーションでスターゲイザーに乗った私達の戦いぶりを見た方もいるんじゃないかしら…?」
レ・ミィ「見たわ! 探査用のモビルスーツでしょ?」
コトナ「戦闘用のモビルスーツを相手に見事な戦いぶりだったわよ」
セレーネ「ほめてくれてありがとう。とにかく私は、私のやりたい事を邪魔する奴らと戦いたいの!」
ソル「すいません。セレーネは、言い出したら後に引かないもんですから…」
カガリ「どう思う、ラクス?」
ラクス「わたくしは構わないと思います。侵略者を倒したいという博士の想いはとても真剣なようですし…」
ムウ「ステーションでの戦いを見る限り、博士のパイロットとしての技術は確かなようだしな」
カガリ「わかった。マクグリフ博士、ソル。ふたりも一緒に戦おう!」
セレーネ「ありがとう、アスハ代表」
ソル「よろしくお願いします!」
セレーネ「それと、もう一つお願いがあるんだけど…」
カガリ「今度は何だ?」
セレーネ「スウェンも一緒に戦う事を認めて欲しいの…」「彼は優秀なパイロットだし、乗っていた機体も、侵略者との戦いにおいて、頼もしい戦力になるわ」
イザーク「ちょっと待て! 奴はファントムペインだぞ!?」「俺達コーディネイターと一緒に戦ってくれるわけがないだろう!」
ルージ「イザークさんはナチュラルとコーディネイターを差別するんですか?」
イザーク「馬鹿にするな! 俺は協力するつもりだ!」「ただ、向こうがその気になってくれるのかどうかが問題なんだ!」
セレーネ「スウェンもその事を気にしていたわ。自分は何人ものコーディネイターを手にかけて来たって…」「だから自分は、あなた達と一緒に戦う資格はないって言ってた…」「でも彼はブルーコスモスに歪んだ教育をされて無理矢理戦わされてただけなのよ!」
ムウ「その事なら、みんなわかってるさ。彼は戦争の被害者なんだってな…」「俺もファントムペインだったからな。相談相手が欲しけりゃ俺がなってやる」
リー「スウェンって奴に戦う気があるなら俺達は歓迎するぜ? 仲間はひとりでも多い方がいいからな」「気にする連中なんていねえから、気にしなさんな」
カガリ「ラミアス艦長。スウェンをブリッジに連れて来てくれるか?」
マリュー「ええ。少し待って…」

スウェン「…何の用だ」
セレーネ「この間の話よ。スウェン、あなたも一緒に戦いましょう」
スウェン「…その事か…」
セレーネ「あなたは星を目指したいんでしょう? その夢を叶えるには…」
スウェン「侵略者を倒さなければならない…」
セレーネ「その通りよ。だから…」
スウェン「…このチームにはコーディネイターが多いと聞いた…」「お前達は、俺と一緒に戦う事に納得できるのか?」
キラ「ナチュラルもコーディネイターも同じ地球人なんだ…」
アスラン「俺達が憎み、殺し合う時代はもう終わったんだよ」
スウェン「…………」
カガリ「私達はお前を受け入れるつもりだ。…後はお前の気持ち次第だな…」
スウェン「俺は…星を目指したい。そのために地球を守りたい…!」
セレーネ「スウェン! それじゃ…」
スウェン「俺なんかが役に立つかどうかわからないが…一緒に戦わせてくれ!」
カガリ「わかった。今からお前も私達の仲間だ、スウェン!」
スウェン「ああ…」
ダイヤ「なんかすげえな…いろんな人が手を取り合っていく…」
杏奈「新しい仲間が3人も増えたね!」
カガリ「これでトロヤステーションに行く必要はなくなったな。それじゃ、地球へ…」
〔通信の開く音〕
ハッター軍曹「ヘイ、シスター! ブリッジに行けないからって俺達の事を忘れてもらっちゃ困るぜ!!」
カガリ「す、すまない。危うく、なし崩し的につき合わせてしまう所だった」
フェイ「私達、『月面の穴』からいったん帰ります!」
チーフ「いま転送した『月面の穴』座標付近のエネルギー反応を調べて欲しい」
フェイ「こっちに来てから、センサーの精度にブレがあるみたいなの。お願いしまーす!」
ミリアリア「…結果が出ました。反応、ありません」
ハッター軍曹「…世話になったな。また、こちらの世界で共に戦う事があれば…そのときは…くっ…」
ミリアリア「あ、いえ…すみません…。その…『月面の穴』でしたか? それらしき反応も無いんです」
ハッター軍曹「は?」
フェイ「ありえなーい!」
ハッター軍曹「どういう事だ? 我々が『月面の穴』を通って出た地点は確かにこの座標だった!」
アスラン「奴ら…イディクスの基地を壊滅させたせいで消えた…か?」
チーフ「…」
ハッター軍曹「これでは司令部との連絡も回復できないぞ! どうする、兄弟!?」
チーフ「…」
ハッター軍曹「ガッデェーーム! 大ピーーンチ!!」
フェイ「…ハッター、声、超デカい!」
ハッター軍曹「他人事みたいに言うな!」
フェイ「でも、騒いだってしょうがないじゃない? ひとまず、今すぐ戻れないのは確かっぽいんだから」「ひとまず、『月面の穴』復活までみんなと一緒に戦うとか、何かもう少し前向きな事考えようよ」
ハッター軍曹「それは道理だ! だがしかし、フェイ、お前に言われると素直になれないのはなぜだ!?」
フェイ「それは誰かさんがお子様だからです♪」
ハッター軍曹「な、なんと!?」
チーフ「大空魔竜。聞いての通りだ。今の我々には帰還の術がない」「差し支えなければ、今しばらくの同道を相談したいが、その余地はあるか?」
ダイヤ「誰が迷惑だなんて言うもんか! ハッター軍曹さん達なら大歓迎だよ!」
ラクス「もちろん、わたくし達もあなた方を歓迎いたします」「ですが、わたくし達の世界の危機はあなた方に直接関係していないもののはずです」「わたくし達の戦いに巻き込む事になってしまいますがよろしいのですか…?」
ハッター軍曹「何をおっしゃるプリンセス! 世の中はこれ、全てがギブ・アンド・テイク!」「受け入れてくれるってだけで、こっちは感謝!」「そしてもちろん、俺は役に立つから、プリンセスも大感謝!」
ラクス「ふふっ、面白い方ですわね。それでは頼りにさせていただきますわよ、軍曹さん」
ハッター軍曹「わはは! 照れちゃうなーーーっ!!」
サコン「『月面の穴』に関しては、私の方で調査を進めておきましょう」「それにしても宿題が溜まってきましたねぇ…」
ルル「すみません、サコン先生」
サコン「いえいえ、必要な事ですし、好きでやっている事ですから。気にしないで下さい」「っと、忘れてました。提出できる宿題もあるんです」
レ・ミィ「えっ?」
ルル「なんなんです、サコン先生?」
サコン「我々がゲートで飛ばされた時激しい衝撃が皆さんを襲いました。気絶しちゃった事もありますね?」「あれは本来の使い方ではないゆえの不具合だったようです」「侵略様として使われていたという話でしたし、実際、ダリウス軍は何の不自由もなく使っているようですしね」「我々の意思でゲートを使う時は今までのような衝撃や艦体へのダメージはなくなるはずですよ」
ローサ「それでは、アークエンジェルやエターナルもゲートを通れるようになりますね」
チーフ「…」
ゴオ「チーフさんはさっきからどうかしたのか?」
フェイ「チーフのむっつりは今に始まったことじゃないよ?」
ゴオ「それは、この短い間でもよくわかったが…」
ハッター軍曹「どうした、兄弟! 腹がへったのか?」
チーフ「…空腹とは言えない。ただ、事の真相の根深さにやや戸惑いを覚えた」
フェイ「へーっ! むっつりチーフでも、そんな感情の揺らぎがあるんだ!」「ひょっとして、イメチェン!?」
ハッター軍曹「なに!? ちょっと待て兄弟! そんな話は俺も初耳だぞ! ならば俺もイメチェン…!!」
フェイ「あんたにはムリムリー!」
シズカ「こりゃ、しばらくは格納庫が騒がしくなりそうだね…」「マードックさん、たまにはそっちに遊びに行かせるからね」
マードック「そりゃ構いませんがね…」
ラクス「エターナルにも遊びに来て下さいね」
カガリ「それじゃ、改めて地球へ戻る準備だ!」
ラクス「では、10分後に出発という事で…」
マリュー「アークエンジェル、了解です。それじゃ、10分後に…」
ラクス「それでは…」
〔通信の閉じる音〕
カガリ「…って事だ。ルル、みんなに命令を頼む」
ルル「わかりました。総員、直ちに発進準備!」「大空魔竜は10分後に地球へ向けて発進します!」
【シナリオエンドデモ終了】


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