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No.24-1
オーバーデビル・クライシス・前編

【シナリオデモ開始】
ズーリ/城中
ラ・カン「これより我々は、ディガルド討伐軍として行動を開始するわけだが…」「この世界でディガルドと戦っているのは我々だけではない。それらの者に対し、 私は檄を飛ばそうと思う」
ルージ「檄を飛ばすって?」
レ・ミィ「そんな事も知らないの?」
剣司「…お、俺も知らない」
シェルディア「ボクも知らないよ?」
ロン「檄を飛ばすっていうのは、ラ・カンがディガルドと戦うという決意を手紙…」「すなわち檄文にして送りつけて、決起を呼びかけるのさ」
ガラガ「一緒にディガルドと戦おうってな!」
ルージ「それが、檄を飛ばす…か!」
ラ・カン「私が旅の途中で見聞きした、各地の反ディガルド組織のリストがここにある」「みんなには手分けをして彼らに檄文を届けてもらいたい」
甲児「手紙を届けるくらい、おやすいご用だぜ!」
ゲイナー「どこへでも、ひとっ飛びしてきますよ」
ラ・カン「ゾイドで行けば何日もかかるが皆さんの空飛ぶマシンであれば、あっと言う間に届けられるだろう」
ゲイン「この際だ。シベリアにも檄を飛ばしちゃどうだ?」「向こうにもディガルドの侵略に苦しめられてる連中がたくさんいるからな」
ジョシュア「そうだ! グローリアのお爺さん達ならきっと手伝ってくれますよ!」
ミスト「グローリアか…。プリシラも一緒に戦ってくれるかな?」
カガリ「味方はひとりでも多い方がいい。心当たりがあるなら、声をかけてみたらどうだ?」
ラ・カン「では、そうしよう。頼ってばかりですまないが、よろしく頼みます」
ラクス「頭をおあげになって下さい。わたくし達はこの世界を救うために戦う同志なんですから」
ラ・カン「ありがとう、ラクスさん」
ルージ「俺にも行かせて下さい! ライガーじゃ空は飛べないけど、近くにゲリラになら…」
ラ・カン「いや。ルージには別の事をしてもらう」
ルージ「えっ?」
ラ・カン「お前はかなりに実戦経験を積んできたが…」「臥竜で戦っている部分が多く、動きにも無駄がある」
ルージ「そ、それは確かにそうかもしれません…」
ロン「別に君を責めているわけじゃないよ。そうだろ? ラ・カン」
ラ・カン「その通りだ」「お前のムラサメライガーはリーオの武器を持った貴重な戦力だ。今、お前を離脱させるわけにはいかん」「だからお前には、真の一人前のゾイド乗りになるための特訓を受けてもらう」
ルージ「特訓!?」
コトナ「私の知り合いで、史上最強のゾイド乗りって呼ばれてる人がいるの」「その人に、ルージ君を鍛えてもらおうと思って」
ガラガ「史上最強のゾイド乗りだって!?」
コトナ「セイジュウロウっていうのよ。ガラガは聞いた事ないかしら?」
シェルディア「名前からして強そうだね!」
コトナ「ロンの知り合いの商人から、セイジュウロウはサクサ村の近くにいるって聞いたわ」「私がルージ君とムラサメライガーをそこまで運んであげる」
ラ・カン「私もレインボージャークに乗せてくれるか、コトナ。一緒に行って、ルージの事を頼みたい」
コトナ「ええ」
ロン「それじゃ僕は、仲間の商人に頼んで、ソードウルフやランスタッグ用のパワーアップパーツを取り寄せるか…」
ダ・ジン「では、殿。直ちに檄文の用意を!」「…ルージ殿、字は書けるかな?」
ルージ「はい!」
ダ・ジン「では、殿の手伝いを。ふたりで書けば、明日の朝には…」
ピュリア「いちいち手書きする必要なんかないぜ」
ルル「1枚できあがったら、教えて下さい。必要な枚数をコピーしますから」
ダ・ジン「コピー?」
ルル「同じ書面を複製する機械があるんです。数分でできあがりますよ」
ダ・ジン「そ、そのような便利な道具があろうとは…!」
ラ・カン「では、作業にかかろう」
ダ・ジン「御意!」
ヴァン「…悪りぃ。やっぱり俺はここで抜けるぜ…」
カガリ「えっ?」
ヴァン「俺が追ってるのはカギ爪の野郎だ。これ以上、お前達に付き合う理由はない…」
カガリ「おぃ、ヴァン! みんなの気持ちが打倒ディガルドで一つになってる時に何を言い出すんだ…!」「だいたいお前、降りても意味がないから、こっちで戦うって言ったばかりじゃないか!」
ヴァン「あ、ありゃあ気の迷いだ!」「そもそもお前達と一緒に戦う理由がなかったんだ!」「俺は俺でカギ爪を探す! ここでおさらばだ!」
真矢「ヴァンさん、今になって照れてるの?」
ヴァン「何が!?」
カルメン99「あなたって、ちょっと親しくなると心を隠そうとするのね…」「真矢ちゃんが言うまで気がつかなかったけど」
ヴァン「ちっ…エレナと同じ事を言いやがって…」「って何を長話に巻き込んでるんだ!」
カルメン99「ヴァン、あなたにはみんなと一緒にいてもらわなきゃ困るわ」
ヴァン「なにっ!? 何が困るんだ?」
カルメン99「ねえ、カガリさん。2、3日、別行動を取らせてもらえないかしら?」「もちろん檄文を届けるのは手伝うけど、そのついでに調べたい事があるのよ…」「私はパイロットじゃないし、少しくらい抜けても問題ないでしょ?」
カガリ「そ、それはまあ…」
ヴァン「おい! 話をそらすな! 何が困るんだ!」
カルメン99「私が調べたいのはカギ爪の事なのよ。もし情報を掴んだ時…」「あなたの居場所がわからなきゃ困るでしょ? だからここにいて欲しいのよ」
ヴァン「カギ爪の情報だと!?」
カルメン99「前にゾネットで手に入れた座標のデータがあるでしょ? そこに何があるか調べてみたいのよ」「たぶん、カギ爪に関係のある物があると思うの…」
ヴァン「だったら、俺も一緒に行く! もしかしたら、カギ爪の野郎がいるかもしれねえ!」
カルメン99「これはあくまでも私の推測だから無駄足になるかもしれない…」「だから、確認できるまで、ヴァンはみんなと一緒にいて!」「数日で結果が出るはずよ。それくらい待てるでしょ? 今までさんざん待ったんだから」
ヴァン「そりゃあ…」
カルメン99「カガリさん。お願い…!」(ここで断ると、ヴァンがまた抜けるって言い出すわ。それよりはマシでしょ?)
カガリ(それもそうだな…)「わかった。カルメンの自由行動を許可する。ただし3日だけだからな!」
カルメン99「ありがとう。感謝するわ。…そういうわけだから、ヴァン。もうしばらくみんなに協力しなさいね」
ヴァン「くそっ…しょうがねえな…」(あのファフナーの女…苦手だ…)
カルメン99「ルージ君の探してる、ジェネレーター職人の情報も探してみるわね」
ルージ「はい、お願いします!」

???
ヴェリニー「まさかレヴリアスがあんな力を秘めてたなんて…! 誤算だったわ!」「レヴリアスの弱点とか…そういうデータは月面基地に残ってなかったの?」
ヴェリニー兵「はっ、それが…」「奴らに基地を制圧された際、有効なデータは全て消去されてしまったようで…」「別ルートで回収したデータもアクセスできずにいます…!」
ヴェリニー「イスペイルめ…消滅してまで足を引っ張るなんて…!」「ゲート発生装置も最近は不安定だし、踏んだり蹴ったりだわ!」
〔通信のコール音〕
ヴェリニー兵「ヴェリニー様。カギ爪の組織から入電です!」
ヴェリニー「カギ爪の? つないでちょうだい」
〔モニターの開く音〕
ファサリナ「ヴェリニーさん。ご無沙汰しています…」
ヴェリニー「ファサリナ…。何の用かしら?」
ファサリナ「数日前から、こちらの施設へのエネルギー供給量が減っているようなのですが…」「いったい何があったのです?」
ヴェリニー「実は…エネルギー集積所で事故が発生して、蓄積量が半減してしまったのよ」「そのせいで供給量が一時的に減っているの…」
ファサリナ「事故ですか…。それは大変でしたわねえ…」「でも、私達といたしましても、このままエネルギー供給量が少ないままですと、計画に支障が…」
カギ爪の男「およしなさい、ファサリナさん」
ファサリナ「同志!」
カギ爪の男「ヴェリニーさんにも事情があるのですから、こちらの言い分ばかり主張してはいけません」
ファサリナ「はい…」
カギ爪の男「ヴェリニーさん。こちらの事は気になさらなくて構いませんから…」「事故の復旧を最優先で進めて下さい」
ヴェリニー「お気遣いに感謝するわ。しばらく不便をかけるけど…」「修復が終わり次第、供給量を元に戻すわね…」
カギ爪の男「お待ちしています。あ、急ぐ必要はありませんから…」
ヴェリニー「ええ…」
〔通信の閉じる音〕
ヴェリニー兵「よろしいのですか? あのような連中を野放しにしておいて…」
ヴェリニー「カギ爪の男…。彼の技術はル=コボル様の野望達成に必ず役に立つはず…」「だから、何としても手に入れなくちゃならないの」「そのために、もうしばらく泳がせておくのよ。余計な口を出さないで!」
ヴェリニー兵「はっ! 申し訳ありませんでした!」
ヴェリニー「1日も早く、エネルギー集積所を修理して、損失を取り戻しなさい!」
ヴェリニー兵「はっ!」

サクサ村/上空
ルージ「コトナさん。セイジュウロウさんってどんな人なんです?」
〔モニターの開く音〕
コトナ「私、カグラックってとこに住んでた事があるの…」「そこは昔から、大型ゾイドがたくさんいる街で、いろんな山がゾイド乗りを雇いに来るわ…」「そんな街だから、誰が一番強いのか、とても関心があるの…」「だからカグラックでは、年に1回、最強のゾイド乗りを決める大会が開かれる…」「その大会で、10年連続、優勝したゾイド乗りがいたわ…」「ゾイドの名は、ソウルタイガー。乗っていたのがセイジュウロウ」「彼は史上最強のゾイド乗りと称賛されたわ」
ルージ「そんなすごい人だったんですか! 絶対、先生になってもらわなくちゃ…!」
コトナ「さあ、もうすぐセイジュウロウの家に着くわよ…!」

サクサ村/セイジュウロウの小屋
コトナ「あそこがそうみたいね…あ、いたわ!」「セイジュウロウ!」
セイジュウロウ「…コトナ・エレガンス!」
コトナ「覚えていてくれてうれしいわ…。ほんとにこんな辺境で暮らしてたのね…」
セイジュウロウ「何の用だ…?」
コトナ「あなたにお願いがあって来たの」
セイジュウ「…………」
ルージ「セイジュウロウさん! ゾイドの戦い方、教えて下さい! 俺、強くなりたいんです」
セイジュウロウ「!!」
コトナ「この子はルージ君。彼の村は、ディガルドにジェネレーターを壊されて…」「ジェネレーターを修理してくれる職人を探して旅をしてたんだけど、いろいろ事情が変わってね…」
ラ・カン「ルージは今、私と共にディガルド討伐軍の一員として戦っているのだが…」「闘志は人一倍強くても、いかんせんゾイド乗りとしての技術が未熟で…」「他の者の足を引っ張る恐れがあるのです」
コトナ「だから、あなたに修行をつけてもらいたいのよ」
セイジュウロウ「…………」
ルージ「俺が上手く戦えてたら、村のジェネレーターを壊される事もなかったし…」「俺がちゃんと戦えないと討伐軍のみんなに迷惑がかかっちゃうんです!」「俺はディガルドと戦うために強くならなきゃいけないんです! だから、お願いします!」
セイジュウロウ「…………」「…強さなど、無意味だ。帰れ…」
ルージ「ええっ!?」
コトナ「待って! あなたがカグラックの大会で10回目に優勝した時…」「決勝で戦った黒いライガーに乗ってたのはお弟子さんだったわね…ジロ君、だったかしら?」
セイジュウロウ「!!」
コトナ「明るくて、素直な子だった。ルージに似ていたかもね…」
セイジュウロウ「…………」
コトアン「あれは不幸な事故だったのよ! いくつもの不運が偶然重なった末の…」
セイジュウロウ「強さを求めた先にあるのは…破滅だけだ!」
コトナ「ルージが強さだけを求めてるとでも思ってるの?」「強さが全てのカグラックで育ったあなたにはわからないかもしれないけど…」「ルージはただ強さを求めてるわけじゃないわ!」
ラ・カン「我々ディガルド討伐軍は、エリアZiの人々…いや、この星に暮らす全ての人々が…」「平和に食わせる世界を勝ち取るために戦っている」「ルージには、その一員としてふさわしい力を身につけて欲しいと思っている…」「そのためには、あなたの力が必要なのだ。セイジュウロウ殿!」
セイジュウロウ「…………」
ルージ「お願いします、セイジュウロウさん! 俺は強くなって、ラ・カン達と一緒に戦いたいんです!」「ディガルドを倒して、この世界に平和をもたらしたいんです!」
セイジュウロウ(平和をもたらすための強さ、か…)
ラ・カン「セイジュウロウ殿…。ルージを一人前の戦士に育ててはもらえないだろうか…!」
ルージ「お願いします! この通りです!」
セイジュウロウ「…俺の修行は厳しいぞ…」
ルージ「セイジュウロウさん!」
セイジュウロウ「ラ・カン殿。ルージ君の事はお任せ下さい…」「責任をもって、一人前の戦士に鍛え上げてみせましょう」
ラ・カン「心から感謝するぞ。セイジュウロウ殿…!」
コトナ「ありがとう、セイジュウロウ!」
セイジュウロウ「ああ…」「さあ、ルージ。修行を始めるぞ。まずはどれほどの技術を持っているか試させてもらう」「お前のゾイドに乗って一緒に来い」
ルージ「はいっ!」
コトナ「…ねえ、ラ・カンさん。ルージがどんな修行をするのかちょっと見学していきましょうよ」
ラ・カン「ああ、そうだな…」

グローリア/上空
スト「檄文を届けるなんて、郵便配達みたいな事をしなくても…」「大空魔竜とアークエンジェルなら、ディガルドを倒せるんじゃないかな?」
シェルディア「うーん、どうだろ? ディガルドってかなり手強そうだよ?」
ミスト「勝てないかなぁ…」
シェルディア「ディガルドと戦ってればレムに会えるんだよね?」
ミスト「たぶんね…。ディガルドのバックにはあいつらがいるみたいだから…」
シェルディア「だったら、ボク頑張るよ!」
ミスト「それにしても、またグローリアに行く事になるなんてな…」「エルドラのお爺さん達やプリシラは力を貸してくれるかな?」
シェルディア「ねえ、それって誰なの?」
ミスト「そっか、お前は会った事ないんだっけ…」「とってもいい人達だからすぐに友達になれるよ」
シェルディア「ほんとに? どんな人達だろ…」
ミスト「さあ、急ごう! 他のみんなはとっくに檄文を届け終わってるはずだからさ」
シェルディア「うん!」
シェルディア(別にボクはゆっくりでもいいんだけどな…)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「オーバーデビル・クライシス・前編」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

ネロ「シベ鉄め! グローリアから出て行け!」
ケジナン「出て行けとは何だ! ディガルドから守ってやった恩を忘れやがって!」
ジャボリ「私達がいなかったらグローリアはとっくに占領されていたのよ!?」
ホセ「街を守ってくれた事には感謝する。だからといって、どさくさにまぎれて…」「シベ鉄がグローリアを支配下に置こうとするなど、言語道断! それではディガルドと同じだ!」
エンゲ「ディガルドからグローリアを守ったのは俺達シベ鉄だ! だからグローリアはシベ鉄の物だ!」
プリシラ「そんな勝手な理屈が通用するわけないでしょ!」
カシマル「お爺さんにお嬢さん…いい加減、無駄な抵抗はおやめなさい」「あなた達のせいで、列車のダイヤがズレたらどうするつもりです?」「ダイヤには、ちょっとしたズレも許されないのですよ!」
バリヨ「お前達が手を引けばすむ事だろうが!」
カシマル「やれやれ…。何度言っても同じ事のようですね…」
エンゲ「カシマル様、こいつらどうしましょう?」
カシマル「ダイヤを乱す可能性のある物は排除しなさい!」(このままグズグズしていたら、ダイヤが遅れるのはもちろん…)(グローリアを拠点として、ディガルドに反撃に転じようという計画が駄目になってしまう…)(そうなったら、キッズ様が本気でアレを使う決意をされるかもしれない…)(それだけは避けなければ…! アレが動いたら、ダイヤも大幅に乱れてしまいますからね…)「ほら、さっさとしなさい! たかが2機くらい、お前達だけで何とかできるでしょう?」
ケジナン(運行部長のくせに、警備隊の俺達に指図するんじゃねえよ!)
カシマル「ケジナン…。何か言いましたか…?」
ケジナン「いえ! 何でもありません! エンゲ、ジャボリ、奴らを始末するぞ!」
エンゲ「了解!」
ネロ「やる気だな! シベ鉄どもめ!」
ホセ「行けるか、バリヨ!?」
バリヨ「ああ、エネルギーは十分だ!」
カルロス(Zzz…)
ネロ「闇の中こそ正義が光る!」
ホセ「わずかな灯火、勇気にくべて!」
バリヨ「燃やせ、男の大往生!」
ネロ「正義とキック!」
ホセ「勇気とパンチが!」
バリヨ「アミーゴだ!」
ネロ「みんなのために帰って来たぞ!」
ホセ「受けよ、無敵の!」
バリヨ「このパワー! 鉄拳! 制裁!」
ネロ「エルドラッ! ソウルッ!」
〔発光音〕
プリシラ「長すぎだって、前口上…!」
ケジナン「な、何なんだ、ありゃ…?」
ホセ「行くぞ、お嬢ちゃん!」
プリシラ「はいっ!」
〔味方ユニット出現〕
ミスト「プリシラ! エルドラVのお爺さん達!」
プリシラ「ああっ! その機体は… ミスト!?」
ホラ「エルドラVじゃない! エルドラソウルだ!」
ミスト「エルドラソウル…?」
ネロ「お前は確か、ヴァンと一緒にグローリアを守ってくれた小僧だな」
ミスト「はい! 皆さん、どうしてシベ鉄と戦ってるんです?」
プリシラ「シベ鉄がグローリアを占領しようとしたのよ!」
ネロ「グローリアを守るためにディガルドと戦ってくれたから、シベ鉄の事を見直しとったんだが…」
バリヨ「ディガルドがいなくなったとたん、今度はシベ鉄が攻めて来おった!」
ホセ「とんだ食わせ物だったぜ!」
シェルディア「なんてひどい奴らだ…!」
プリシラ「ミストこそどうしてここにいるの?」
ミスト「話せば長くなるから後にしよう。今はシベ鉄をやっつけてグローリアを守ろう!」
プリシラ「うん!」
バリヨ「ところで小僧、ヴァンはどうした?」
ミスト「ヴァンさんはみんなと一緒にエリアZiにいます!」「…そうだ。この事を報告して、助けに来てもらいましょう!」
ネロ「助けなどいらん! シベ鉄なんぞ、俺達だけで倒せる!」
ミスト「こんなにいたんじゃ、俺達だけじゃ手に負えないかもしれません。念のため、みんなを呼びます!」
バリヨ「しかし、エリアZiから来るとなればかなりの時間がかかるぞ? それでは間に合わん!」
ミスト「大丈夫! すぐに来られる仕掛けがあるんです!」
ホセ「なにっ!?」
カルロス(Zzz…)
ミスト「シェルディア! アスハ代表に緊急連絡だ!」
シェルディア「うん!」
カシマル「ケジナン! あいつらはいったい何者です?」
ケジナン「あいつらは確か…ヤーパンの天井の一味です!」
カシマル「ヤーパンの天井? エクソダス中に、都市ユニットごと姿を消したという…?」
ケジナン「はい!」
ジャボリ「何で奴らがこんな所にいるのよ!」
カシマル「まあ、いいでしょう。たかが2機増えたくらい…。まとめて始末してやりなさい!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
ゲイナー「助けに来ましたよ、ミストさん!」
ミスト「ゲイナー君! それにみんなも!」
ネロ「おお、本当にもう来たのか!」
バリヨ「信じられん…! 本当にエリアZiから来たのか?」
シェルディア「ゲートを使ったの! 後で教えてあげるね!」
ゲイナー「シベ鉄め! グローリアから追い出してやる!」
エンゲ「ケジナン殿! 髪の毛の生えた白いオーバーマンが出て来ましたぜ!」
ケジナン「あの野郎にはさんざん煮え湯を飲まされてるんだ! 今日こそあっと言わせてやるぜ!」
カシマル「髪の毛のオーバーマン…あれが報告書にあったキングゲイナーとかいう奴ですか?」
ジャボリ「はい、そうです!」
カシマル「あいつが…私の作ったダイヤを何度も何度も乱した許し難いオーバーマン!」「いいでしょう! 私がこの手で成敗してやります!」
ケジナン「ちょっと、カシマル様! あなたは運行部長です!? 戦闘は我々警備隊員にお任せ下さい!」
カシマル「黙りなさい! 奴はこの手で…リオンネッターで始末します!」「お前達はその他大勢の相手をしていればよろしい!」
エンゲ(ちょっと、いいんですか、ケジナン殿?)
ケジナン(ほっとけ! 俺達が言って聞くような奴じゃねえよ!)
〔カシマル、前進〕
カシマル「キングゲイナー! 私と勝負しなさい!」
ゲイナー「僕に1対1の勝負を挑む? 面白い、受けて立ってやる!」
〔ゲイナー、カシマルへ接近〕
サラ「ちょっと、ゲイナー君! 挑発に乗っちゃダメ! 罠かもしれないでしょ!?」
ゲイナー「大丈夫だよ、サラ。あんなカニみたいなオーバーマン、キングゲイナーの敵じゃない!」
カシマル「君の話は聞いてますよ。私の作ったダイヤをさんざん乱してくれたようですね…」「これからその罪を、たっぷりとつぐなってもらいますからね…!」
ゲイナー「ダイヤ…? 何を言ってるんだ、この人は?」
カシマル「さあ、リオンネッターの力をとくと味わうがいい!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔ゲイナー、気力減少〕

ゲイナー「何だ、こいつ? 分身の術を使うのか!」「いや、これは…王冠をかぶったキングゲイナー!?」
サラ「ゲイナー君!」
カシマル「邪魔をしないでもらおうか!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔サラ、気力減少〕

サラ「キャーッ! カ、カエルが…カエルがぁっ…!」
ゲイナー「どうした、サラ!」
サラ「カエルが…カエルがコクピットに! 私、カエルが苦手なのよ! いやああっ!」
ゲイナー「本当だ! コクピットにカエルがたくさんへばりついてる!」
サラ「カ、カエルが…カエルが…ひゃっひゃっひゃっ…」
ゲイナー「駄目だ。恐怖のあまり、放心状態になってる…」
カシマル「ついでに他の皆さんにも恐怖を味わってもらいましょうか!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔味方全機、気力減少〕

甲児「うわあっ! こ、こっちに来るな!」
シェルディア「ちょっと! どうしてここにこんな物があるの!? やめてよ! 気持ち悪いってば!」
ゴオ「やめてくれ…! 俺は何も悪い事はしてない…! 許してくれ!」
つばき「か、体の震えが止まらない…こ、こんな状態じゃまともに戦えないわ…!」
キラ「これは…幻覚…!? オーバースキルによる精神攻撃か!」
カシマル「残念ながら幻覚ではありません。全て実物…真実なのですよ!」
ゲイナー「カニのオーバーマンめ! いったい何をしたんだ!」
カシマル「リオンネッターのオーバースキルは、人の一番苦手な物を映し出す事…」「君達は、自分の苦手な物を見て、恐怖に震えているというわけですよ」「キングゲイナーが見えている君は、どうやら自分自身が苦手のようだ…!」
ゲイナー「何だと…?」
ゲイン「ふざけるな! こんなもんで俺を惑わせようったってそうはいくかよ!」
〔ゲイン、気力上昇〕
ヴァン「こんなもの…俺はとっくの昔に何度も夢で見てきた!」「覚悟しな…! 俺は今、かなり機嫌が悪い!!」
〔ヴァン、気力上昇〕
カシマル「ほう。リオンネッターの力が効かない人もいるようですね…」「しかし、大半の皆さんは恐怖に震え上がっている…。楽しい光景じゃありませんか…」「私のダイヤの邪魔をするならそういう怖い目にあうんです!」「さて、キングゲイナー。君は自分の心に勝てるかな? あーっはっはっは…!」
〔カシマル、後退〕
ゲイナー「こんな偽者に負けるわけがない! 僕は正真正銘のキングなんだ!」
<戦闘開始>

<敵全滅or2PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ジョシュア「ああっ! あれはヴォルケイン! 兄さんっ!」
レイ(ディガルドを撃退したら、しばらく出番はないと思っていたが、まさか、こんな奴らが現れるとはな…)(こいつらなら、カギ爪の情報を何か知っているかもしれない…。少し痛めつけて、情報を聞き出すか…)
ジョシュア「兄さん! 聞こえますか、兄さん!」
レイ「ジョシュア!? お前、その艦に乗っているのか!」
ジョシュア「カギ爪の行方を追っていれば、兄さんに会えると思ったから…」「それより兄さん! シベ鉄みたいな悪い奴らにどうして力を貸してるんです!」」
レイ「…全てはシノの仇を討つため…カギ爪を倒すためだ…!」
ジョシュア「兄さん…!」
ヴァン「おい! 貴様、カギ爪を知っているのか!?」
レイ「お前は…ヴァンだな!」
ヴァン「なぜ俺を知っている…?」
レイ「前にお前達に敗れてから、いろいろ調べさせてもらった」「お前がカギ爪の事を追っているのはわかっているぞ。ヴァン・ザ・ナイスガイ!」
ヴァン「だったらどうした?」
レイ「お前が知っているカギ爪の情報を残らず聞かせてもらおう!」
ヴァン「誰が教えるかよ!」
レイ「ならば力ずくで聞き出すまでだ…!」
ヴァン「おもしれえ…。じゃあ俺は、貴様をブチのめして…」「貴様の知ってる情報を根こそぎ吐かせてやるぜ!」
ジョシュア「やめて下さい! 兄さん! ヴァンさん!」
ウェンディ「そうよ! ふたりともカギ爪を追ってるなら協力し合えばいいじゃない!」
ヴァン「いやだね。カギ爪をブチ殺すのはこの俺だ! 他の奴にはやらせねえ!」
レイ「俺も同じだ。俺以外の人間にカギ爪を殺させはしない…」
鏡「駄目だ。このふたりを止める事はできない…!」
レイ「さあ、来い!」
ヴァン「行くぞ! うおおおーーっ!」

<偽キングゲイナー2機以下・敵増援2出現(1回目)>
〔敵ユニット出現〕
ゲイナー「うわっ! 偽物がまた出てきたぞ! これじゃキリがない…!」
ゲイン「ゲイナー! 運行部長のオーバーマンを狙え!」「奴を倒さん限りオーバースキルが止まる事はないぞ!」
ゲイナー「わかりました!」

<偽キングゲイナー2機以下・敵増援2出現(2~5回目)>
〔敵ユニット出現〕

<ミストが戦闘>
ミスト「シベ鉄め! グローリアを武力で占領しようなんて…」「やってる事はディガルドと同じじゃないか!」

<ゲイナーが戦闘>
ゲイナー「シベリアの平和を守るためにディガルドと戦っているのかと思ったら…」「結局、自分達の事しか考えていないのか! お前達は最悪だ! シベ鉄め!」

<ゲインが戦闘>
ゲイン「やっぱりディガルドを倒す前にお前達を片づけないとならないようだな!」

<サラが戦闘>
サラ「カ、カエルなんかで脅しても私は負けないんだから…!」

<ヴァンが戦闘>
ヴァン「もうすぐカギ爪の情報がわかる! 気分は最高だぜ! 今の俺は誰にも負ける気がしねえ!」

<プリシラが戦闘>
プリシラ「ディガルドだろうと、シベ鉄だろうとグローリアの街を占領させたりしないんだから!」

<ネロが戦闘>
ネロ「ついに来た来たやっと来た!」
ホセ「生まれ変わった無敵のボディ!」
バリヨ「衝撃の二足歩行を見よっ!」
ネロ「行くぞ、エルドラソウルッ!」

<ゲイナーvs ケジナン>
ゲイナー「お前達がやるべきなのはディガルドの撃退だろう!?」「どうしてグローリアの占領なんて馬鹿な事を考えるんだ!」
ケジナン「うるせえっ! 俺は上からの命令に従っただけだ! 文句があるならキッズ総裁に言え!」

<ゲイナーvsカシマル>
ゲイナー「一番苦手な物を見せるオーバーマンだか何だか知らないけど…」「僕の敵じゃないんだよ!」
カシマル「さぁて、それはどうかな?」「自分の一番の敵は自分自身だという事を…じっくり味わうがいい!」

<ゲインvsカシマル>
カシマル「黒いサザンクロス! なぜ貴様にはリオンネッターの光が効かないんです!?」
ゲイン「あいにく俺は苦手な物も怖い物もない! さんざん地獄を見てきたからな!」「そんな光を浴びた所でどうって事はないんだよ!」

<ヤッサバvsケジナン>
ヤッサバ「ケジナン! こうしてまた再会できるとは…俺達は縁があるんだな!」
ケジナン「そ、そんな縁はいりません!」
ヤッサバ「そう言うな。お前の事は俺が責任を持ってブチのめしてやるから感謝するんだな!」
ケジナン「ひいっ!」

<ヤッサバvsカシマル>
ヤッサバ「運行部長の貴様がこんな前線に駆り出されるなんてシベ鉄も余程人材がいないんだな!」
カシマル「黙りなさい! この裏切り者! 私が優秀だからこそ、部署の垣根を越えて、この仕事を任されたのですよ!」
ヤッサバ「専門外に首を突っ込むとどうなるか、俺がガツンと教えてやるぜ!」

<アデットvsジャボリ>
アデット「ちょっとジャボリ! いい加減、こんなアコギな仕事は辞めたらどうだい!?」
ジャボリ「そりゃ、私だって辞めたいですよ! でもね、他に行くアテがないんです! 仕方ないでしょ!」

<アデットvsカシマル>
アデット「おや、あんたカシマルじゃないか! あんたの事は前から気に入らなかったんだ…」「いい機会だから、ブッ飛ばしてあげるよ!」
カシマル「お前は、アデット・キスラー…! 我らを裏切ってヤーパンの仲間になったというのは本当だったんですね…」「この裏切り者め! シベリア鉄道を代表して、お前に制裁を加えてやりましょう!」
アデット「できるもんならやってみな!」

<ケジナン撃破>
〔ケジナンに爆発〕
ケジナン「今回は楽勝だと思ったのに…結局このザマかよ! ったく、情けねえ! 撤退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<エンゲ撃破>
〔エンゲに爆発〕
エンゲ「あんな強い連中が助っ人に来るなんて聞いてねえぜ! 命があるうちに逃げさせてもらうぜ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ジャボリ撃破>
〔ジャボリに爆発〕
ジャボリ「またやられちゃったの!? こんなに頑張ってるのに…! も~やだ! 撤退します!」
〔敵ユニット離脱〕

<カシマル撃破>
〔カシマルに爆発〕
カシマル「馬鹿な! リオンネッターが敗れるなんて…!」「しかぁし! いい気になってはいけませんよ! 私達には切り札があるんですからね!」「次に会う時はこうは行きませんよ! 覚えているがいい!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだ偽キングゲイナー健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット撃破〕
ゲイナー「やった! 偽者のキングゲイナーが消えたぞ! これでもう幻に苦しめられる事はない!」


<レイ撃破>
〔レイに爆発〕
レイ「ダメージを受けすぎた。これ以上の戦闘は無理か…!」「せっかくカギ爪の情報が手に入ると思ったのだがな…。やむを得ん。撤退だ…!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ネロ「見たか! 生まれ変わったエルドラソウルの力!」
ホセ「シベ鉄ごとき、敵ではない!」
衛「エルドラソウル! 何と雄々しい姿なんだ! ゴウバインに勝るとも劣らない!」
剣司「あんなゴテゴテしたロボット、よく動くよな…」
総士「あの設計じゃ、二足歩行するのがっやっとのようだな…」
一騎「そういえば、ヨロイってロボットはヴァンさん達のヨロイ以外は二足歩行ができなかったんじゃ…?」
ゴオ「そういやそうだな…。後で聞いてみるか」
ジョシュア「兄さん、どこに行っちゃったんだろう…」
ウェンディ「カギ爪を追ってるって言ってたから、きっとまた会えるわよ…」
ディック「シベ鉄との戦いは終わってないんだ。どうせ、また会う事になるだろ? 敵としてな…」
ジョシュア「兄さん…」
カガリ「みんな、いったんズーリに戻るぞ。補給をして、今後の事を考えよう」「ディガルドと戦う前にシベ鉄を何とかした方がいいかもしれないからな…」
ゲイナー「カニのオーバーマンのパイロットが言ってた切り札ってのも気になりますからね…」
ミスト「アスハ代表。エルドラの皆さんとプリシラも一緒にいいですか?」「いきなり戦闘が始まったから、檄文はまだ渡してませんけど、きっと協力してくれるはずです!」
ネロ「檄文だと?」
ホセ「いったい何に協力しろと言うんだ?」
ミスト「詳しい話はズーリに戻ってからゆっくりします。とりあえず一緒に来てもらえますか?」
バリヨ「ま、お前の言う事なら、信用してもいいだろう…」
カルロス(Zzz…)
プリシラ「もちろん私も行くわよ! ミストの頼みを断るわけないじゃない!」
ミスト「ありがとう、みんな! それじゃ、ズーリにへ行こう!」
プリシラ「うん!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ズーリ/城中
ネロ「…本当にここはエリアZiなのか?」
ホセ「グローリアを出てから数分しか経っておらんが…」
ルル「ですから、さっきご説明した通り、ゲートを使えば、一瞬のうちに空間を超えて移動する事が…」
ネロ「説明はいい!」「知った所で俺達に使えるわけじゃないだろうからな…」
バリヨ「お前達がエリアZiだと言うならそれを信じよう」
レ・ミィ(何なのよ、この態度の大きいお爺ちゃん達は…)
ウェンディ(60年前からエルドラに乗って正義の勇者をやってるお爺ちゃん達らしいわ…)
メイリン(何それ…)
ガウリ「ディガルドの侵略で、シベ鉄の奴らも困り果ててるかと思ったが…」
アデット「ディガルドから守った街を占領しようなんて、最悪の連中だね!」
ローサ「そりゃディガルドに占領されるよりはマシなのかもしれないけど…」「だからと言ってシベ鉄にも占領されたくないわよね…」
アンジェリカ「50ポイント100ポイントですよね…」
ウェンディ「…何ですか、それ?」
アンジェリカ「地球のことわざよ。50ポイントも差が開いたら、どっちみち負けるんだから…」「100ポイント差が開いても同じ事だって言う…」
鏡「アンジェリカ…それはかなり間違っているぞ…」「正しくは五十歩百歩だ。意味は自分で調べてみろ」
アンジェリカ「ええっ? そうなんですか? おかしいなぁ…」
アナ「間違いなのですか? 真面目な顔で言うものだから信じそうになりましたよ…」
アンジェリカ「申し訳ありません…」
カガリ「話を戻そう。これは私の意見なんだが…」「ディガルドを討伐する前にシベ鉄をおとなしくさせるべきなんじゃないか?」「戦力的に見ても、ディガルドよりは叩きやすいと思うしな…」
ダ・ジン「お言葉ですが、カガリ殿。我々はディガルド討伐軍として旗揚げしたばかり…」「にもかかわらず、シベリア鉄道と戦うのはいかがなものかと…」
総士「僕も賛成できません。シベリア鉄道が、街を占領しようとしている事は見過ごせませんが…」「彼らがディガルドと戦っているのも事実です。彼らを倒してしまったら…」「ディガルドのシベリア侵略の手助けをする事になるのではありませんか?」
ガラガ「…確かにこいつの言う通りだ! 俺達はディガルド討伐軍だぞ!?」「ディガルドの利益になるような事はするべきじゃねえ!」
キラ「確かに、組織としての立場を第一に考えるなら、総士君の言う通りかもしれないけど…」「僕達がしようとしてる事が何なのか、もう一度考えてみて…」
一騎「俺達がしようとしてる事…?」
カガリ「…ったく、どうしてお前はそういう回りくどい言い方しかできないんだ、キラ!」「私達は、この星の平和のために戦ってるんだ」「その目的のためには、どっちみちディガルド武国もシベリア鉄道も倒さなきゃならない存在って事だ!」「だったら倒しやすいシベ鉄を…」
総士「ですが…」
〔通信のコール音〕
ネロ「ん? ユキコからの通信だ! どうした、ユキコ!」
〔モニターの開く音〕
ユキコ「お爺ちゃん達、聞こえる? 怪しい情報を手に入れたわ!」「近いうちに、ディガルド武国がリマンメガロポリスに総攻撃を仕掛けようとしているらしいの!」
ホセ「何だと!?」
ディック「こいつはいい…。俺達がやらなくても、ディガルドがシベ鉄に引導を渡してくれそうだぜ?」
美和「どうします、カガリさん」
カガリ「リマンメガロポリスには一般の人々は住んでいるのか?」
サラ「もちろんです! リマンメガロポリスは世界でも有数の大都市ですから!」
カガリ「わかった。私達もリマンメガロポリスへ行こう」「リマンメガロポリスがディガルドの手に落ちたら、多くの一般市民が苦しめられる事になる」「それだけは避けなくてはならない!」
アデット「シベ鉄を助けるのかい? リマンはシベ鉄の本拠地だよ」
カガリ「いや、シベ鉄を助けるつもりはない」「だから、ディガルドとシベ鉄の両方を敵に回す事になるだろう。みんな、そのつもりでいてくれよ」
ミスト(シベ鉄の本拠地に乗り込んで、ディガルドも相手にするのか…。厳しい戦いになるだろうな…)
ゲイナー「ところでカガリさん。カニのオーバーマンに乗ってた奴が…」「自分達には切り札がある、いい気になるなとか言ってたのが気になるんですけど…」
ピュリア「そんなの負け惜しみに決まってるぜ。気にする事ねえって!」
アデット「いや。奴はシベ鉄で氷の運行部長と呼ばれてるカシマル・バーレだ…」「性格はおかしな奴だけど、ダイヤの正確さには徹底的にこだわる男でね…」「適当な嘘やハッタリをかますような男じゃないはずだよ…」
アスラン「じゃあ、その切り札っていうのは…?」
ヤッサバ「さあな…。キッズ・ムントは俺達の知らないオーバーマンをたくさん隠し持ってるからな…」「どんな奴が出てくるのか想像もつかねえぜ」
カガリ「切り札か…。確かに気になるが、そのひと言だけで行動を躊躇するわけにはいかない」「幸い、敵の作戦決行までには時間があるようだし、情報収集を怠らなければ対策も練られるだろう」「みんな、準備を進めておいてくれ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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