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No.24-2
オーバーデビル・クライシス・後編

【シナリオデモ1開始】
シベリア鉄道本社/社長室
キッズ「ええい、ディガルド武国の奴らめ! 次から次へとドームポリスを襲撃しおって!」「私が長い年月をかけて築き上げて来たシベリア鉄道のネットワークがメチャメチャだ!」「せめてグローリアには、私の管轄下に置こうと思ったのに…」「貴様がいながら失敗するとはどういう事だ! カシマル!」
カシマル「申し訳ありません、キッズ様。実、思わぬ抵抗にあいまして…」
キッズ「思わぬ抵抗だと?」
カシマル「はい。報告にあったヤーパンの天井の一味が大挙して押し寄せまして…」
キッズ「何のためにリオンネッターに乗って行ったのだ!」「あれを使えば、どんな大軍だろうと簡単に自滅させられるだろう!」
カシマル「ところが、オーバースキルの通用しない奇妙な奴がおりまして…」
キッズ「もういい! 言い訳など聞きたくない!」
カシマル「ははっ…。このカシマル、いかなる処分でもお受けする覚悟でございます…」
キッズ「お前のように有能な運行部長を主文できるはずがなかろう…」「その分、警備隊員どもの給料を減らしてやる…! もういい! 職務に戻れ!」
カシマル「はっ。では、失礼いたします」
〔扉の開閉音〕
〔通信のコール音〕

キッズ「何だ!」
〔モニターの開く音〕
ケジナン「キキキ、キッズ様! 一大事であります!」
エンゲ「ディガルド武国のバイオゾイド部隊がこのリマンメガロポロスに接近中との事です!」
キッズ「奴らメめ、やはり来おったか…! それにしても、何というザマだ!」「お前達鉄道警備隊がふがいないからこんな事になるのだ!」「あれだけのオーバーマンを投入しておいて、なぜディガルドに勝てん!」
ケジナン「し、しかし! 奴らのバイオゾイドにゃこっちの攻撃が通じないんですぜ?」
ジャボリ「撃っても、殴っても、あいつらビクともしないんですよ!?」
キッズ「そんな物、お前達の気合いが足りんのだ!」
エンゲ「でも、シンシア様のドミネーターだってバイオゾイドには…」
キッズ「馬鹿者! シンシアをお前らのような無能と一緒にするな!」「シンシアは今、ディガルドに逆襲するための準備をしておる!」
ケジナン「シンシア様が!?」
キッズ「この私が、ディガルドの奴らがここへ攻め込んで来る事を想定していなかったとでも思うか?」「とっくの昔に対応策を…とっておきの切り札を用意してある!」
エンゲ「秘策でありますか!?」
キッズ「お前達には想像もつかないような物だ。ディガルドどもの吠え面が目に浮かぶようだ!」「さあ、お前達! 何をグズグズしておる!」「さっさと出撃しろ! ディガルドどもを足止めしておけ!」
ケジナン「あ、足止めと言われましても…」
エンゲ「我々ではバイオゾイドには歯が立たないと…」
ジャボリ「説明したではありませんか!」
キッズ「黙れ! 命がけで戦えば、活路は開ける! 死ぬ気で行けっ!」
ケジナン「わかりましたよ! エンゲ、ジャボリ、行くぞ!」
エンゲ「はいはい…」
〔通信の閉じる音〕
キッズ「ディガルドめ…。リマンまで攻め込むとは、どれだけ私を甘く見とるんだ…!」「まあいい。奴らがいい気になって暴れていられるのも今日までだ」「恐竜の化け物どもに吠え面をかかせてやる!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「オーバーデビル・クライシス・後編」


【戦闘マップ1開始】
〔第3軍ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

ケジナン「やい、ディガルド! これ以上、好き勝手にゃさせねえぞ!」
エンゲ「キッズ様にいいとこ見せて出世してやる!」
ケジナン「てめえ! 俺を差し置いて出世するつもりかっ!」
エンゲ「意気込みを語っただけでしょ! 細かい事に突っかかんないで下さいよ、ケジナン殿!」
ジャボリ「言い争ってる場合じゃないわよ! バイオゾイドが攻撃して来るわ!」
〔バイオラプター、ケジナンへ攻撃〕
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

ケジナン「うわあっ!」
ジャボリ「きゃああっ!」
エンゲ「やっぱりかなわないですよ、ケジナン殿!」
ケジナン「馬鹿野郎! いきなり弱音を吐くんじゃねえ!」「こうなったら俺のオーバースキルを見せてやる!」
ジャボリ「ケジナン!?」
ケジナン「うおおおおっ!」
〔ケジナン、バイオラプターへ攻撃〕
[イベント戦闘「ケジナンvsバイオラプター」]
ケジナン「ひいいっ! やっぱり駄目だあっ…!」
〔敵ユニット出現〕
シンシア「あんた達はもういいわ! 下がってなさい!」
エンゲ「な、何だ、あのオーバーマンは!?」
ジャボリ「なんて大きい…しかもなんて君の悪い…!」
〔モニターの開く音〕
キッズ「これはオーバーデビル! これこそが私の切り札だ!」
ケジナン「オーバーデビル!?」
エンゲ「あんなもん、いったいどこに隠してたんだ!?」
キッズ「オーバーデビルはな、普段は我がシベリア鉄道本社であるアガトの結晶の核となっているのだ!」
ジャボリ「アガトの結晶の核?」
エンゲ「本社の中に、あんなもんがあったなんて知らなかったぜ…」
キッズ「知らなくて当然だ。普段はパーツに分解してあるからな」
ケジナン「…で、そのオーバーデビルとやらを持ち出したからって何なんです?」
キッズ「オーバーデビルは全てを凍らせる…いや、オーバーフリーズさせる力を持っているのだ!」
ジャボリ「オーバーフリーズ?」
キッズ「言葉で説明するより、実際に見た方が早かろう。シンシア、ディガルドどもを凍らせてやれ!」
シンシア「はい、キッズ様。いけっ! オーバーフリーズッ!」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔第3軍ユニット撃破〕

ケジナン「す、すげえ…バイオゾイドどもが一瞬で凍りついちまった…!」
ジャボリ「あれがオーバーフリーズ…!」
キッズ「上出来だ、シンシア!」「この調子で、各地のドームポリスを占領しているディガルドどもをカチンコチンにしてやれ!」
シンシア「はい、キッズ様。ではさっそくこれから…」「えっ? どうしたの、オーバーデビル!」
キッズ「どうした、シンシア!」
シンシア「オーバーデビルが勝手に…!」「…ああっ! コクピットに氷の柱が…きゃあーーーっ!」
キッズ「シンシア! どうした、シンシアッ!」
シンシア「違うよ…私は…大昔にいた氷の女王になんか…なれるわけがない!」
ケジナン「キッズ様! これはいったいどういう事です!?」
キッズ「オーバーデビルめ、シンシアを取り込もうとしているのだ!」「ブラック・ドミを出せ! オーバーデビルを取り押さえろ!」
〔敵ユニット出現〕
〔ブラック・ドミ群、オーバーデビルへ隣接〕

キッズ「よし! シンシアをコクピットから救い出せ!」
〔オーバーデビル、出力上昇〕
ジャボリ「キ、キッズ様! この光はいったい…!?」
キッズ「何だ! こんな反応、データにないはずだぞ!?」
〔オーバーデビル、出力上昇〕
キッズ「そうか! こいつ、氷の門、アイシングゲートを開こうと言うのか!」「そんな事をしたらリマンメガロポロスが…! シンシア、駄目だーっ!」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔敵ユニット撃破〕

キッズ「いかん! 街が凍りつく!」
エンゲ「うわあああっ!」
ジャボリ「きゃあーーーっ!」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔凍結音〕

【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ズーリ/城中
コトナ「ただいま~」
ラ・カン「シベリアエリアで戦闘があったそうだな…」
ダ・ジン「殿! コトナ殿! いつ戻られたのですか?」
ラ・カン「少し前だ。サコン先生にお願いして、転送していただいた…」
コトナ「みんなが出撃したって聞いて大あわてで戻って来たのよ」
ラ・カン「皆が戦っている時に留守をしてすまなかったな」
つばき「ルージ君の修行のためにここを離れてたんですもの。仕方ないですよ」
レ・ミィ「そうよ! ルージが未熟だからいけないのよ! おじさまは悪くないわ!」
ラ・カン「いや、別にルージのせいでは…」
ガラガ「…で、ルージはどうしたんだ? 山にこもって特訓中か?」
コトナ「ルージなら、セイジュウロウと一緒に庭で訓練をしてるわよ」
ガラガ「庭で訓練? セイジュウロウもズーリに来たのか?」
ラ・カン「ああ。セイジュウロウ殿も我らと共に戦ってくれるそうだ…」
ラ・ミィ「あ、ルージ!」
ダ・ジン「おお、噂をすれば…」
ルージ「ただいま…。ちょっと早いけど、帰って来ちゃいました…」
セイジュウロウ「…………」
ダ・ジン「セイジュウロウ殿! お噂は聞いておりますぞ!」「貴殿も一緒に戦って下さるとは、心強い限りです!」
セイジュウロウ「私はルージを一人前にするとラ・カンに誓った。だが今は、修行だけに専念できる状況ではない」「だから、ディガルドと戦いながらルージを鍛える事にした。それだけだ…」
ラ・カン「理由はどうあれ、感謝するぞ、セイジュウロウ」
セイジュウロウ「…………」
シェルディア「へえ、あの人がルージのお師匠さんなんだ…」
パイ「なかなかの男前じぇねえか」
柳生「…彼も剣の使い手か。ここは一つ、お手合わせ願おうかしら…」
身堂「えっ?」
柳生「セイジュウロウさんとおっしゃったかしら…一手御指南いただけるかしら?」
セイジュウロウ「なに…?」
柳生「はあっ!」
セイジュウロウ「ぬん!」
〔剣の交わる音〕
柳生「くっ!」
早乙女「隊長っ! 大丈夫ですか!?」
身堂「腕に怪我してるじゃないですか!」
早乙女「てめえ! セイジュウロウ! よくも隊長の事を…!!」
柳生「やめなさい。この傷は私が間合いを見切れなかったから…私の未熟が招いた怪我よ…」
身堂「でも!」
柳生「今の太刀さばき…さすがだわ。ゾイド乗りとしてだけでなく剣士としても一流なのね…」
セイジュウロウ「…………」
柳生「急に斬りつけたりしてごめんなさい…」「今度また改めて手合わせをお願いするわ…」
セイジュウロウ「心得た…」
早乙女「さあ、早く医務室へ!」
ホセ「そこの少年! ルージ君と言ったな?」
ルージ「は、はい…」
ネロ「修行をするのなら、俺達もいろいろ教えてやろう!」
バリヨ「何しろ俺達はヴァンの師匠だからな!」
ヴァン「誰が師匠だっ!」
ネロ「まずは勇者の心得からだ!」
ルージ「は、はあ…」
ミスト「ルージ君! お爺さん達の修行はレベルが高すぎて君にはまだ無理だ!」「向こうに行って、セイジュウロウさんに教わっておいで!」(早く逃げろ、ルージ!)
ルージ「はいっ、そうします! 失礼しますっ!」
ネロ「小僧…。修行の邪魔をするとはどういうつもりだ?」
ミスト「あ、いや…。だから、ネロさん達のお話はルージ君にはまだ早いかなって…」
ホセ「だったらお前がルージ君の代わりに聞くんだろうな?」
ミスト「ええっ? そ、それはですね…」
ゴオ「お、お爺さん。エルドラVがエルドラソウルになった話を聞かせてくれませんか?」
ミスト(あ、ありがとうございます、 猿渡さん!)
ゴオ(もののついでだ。気にすんな!)
ホセ「何だ、俺達は今取り込み中なんだぞ!?」
道生「まあまあ。俺もちょっと興味があるんでよかったら聞かせて下さい」
ゴオ(道生君まで…)
道生(勘違いしないで下さい、後学のためってヤツですよ)
ネロ「仕方ねえな…。エルドラソウルは、ブッチっていう不届きモンがエルドラVを…」
ホセ「お前、お陰で二足歩行が可能になったんだろうが! 恩人にひどい言い草だな!」
ネロ「黙れ! 合体システムを外した奴など…!」
ゴオ「なるほど…ブッチって人に二足歩行ができるように改造してもらったんだな…」「で、そのブッチって人はどうしたんです?」
ネロ「知らん!! 奴め、文句の一つでも言おうと思ったら行方をくらましやがって…」
道生「行方不明だと?」
ホセ「元々、ブッチは悪の秘密組織の研究員として働かされていたらしいんだ」
ネロ「話を聞けば、悪人カギ男とやらはブッチが元いた秘密組織の首領だそうじゃないか!」
道生「なるほど…。カギ爪の男がブッチをもう一度さらった可能性が高いってわけだ」
バリヨ「俺達はそう踏んでいる」「今日だって、ディガルドとシベ鉄から街を守りながら情報を集めていたところだったんだ」
プリシラ「どこが!? おじいちゃん達、酒場に入りびたりだったじゃない!」
ネロ「あ、あれはだな…カルロスを休ませてやらんと…」
ゴオ「やれやれ…。爺さん達の因縁はわかったが…」
道生「エルドラソウルに関しちゃ、よくわからずじまいなままですね…」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

カガリ「カガリだ」
マリュー「カガリさん。たった今、ディガルドの無線を傍受したんだけど…」「リマンメガロポロスがいきなり凍りついたらしいわ!」
キラ「凍りついたって、どういう事です?」
マリュー「ディガルドもかなり混乱していて詳細は不明だけど、巨大なオーバーマンが街全体を氷漬けにしているらしいの」
ゲイン「…まさか、オーバーデビルの仕業か…!?」
シェルディア「オーバーデビル? 何それ!?」
ゲイン「ブリュンヒルデと同じアーリーオーバーマンだ」「何でも凍らせちまうオーバースキルを持ってると聞いた事がある」「確かアスハムの野郎が詳しかったはずだが…」
ゲイナー(そんな強力なオーバーマンを操縦するとなると、相当なオーバーセンスが必要なはず…)(まさかとは思うけど、シンシアなんじゃ…!?)
アナ「凍らされた人はどうなるのです?」
ゲイン「わかりません。しかし、氷漬けにされるんですから最悪の場合、凍え死ぬでしょうね」
アナ「そんな…! すぐに助けに行ってあげなくては大勢の人が凍死してしまいます!」
ゲイナー「そうですよ! シンシアを助けなきゃ!」
サラ「シンシア…? ゲイナー君、シンシアがリマンにいるの!?」
ゲイナー「僕の予想が正しければオーバーデビルを操れるのはシンシアくらいのものなんだ」「あの運行部長だって、オーバーセンス自体は大した事ないみたいだったし…」
カガリ「どうやら状況が変わったようだな。ディガルドとシベ鉄の戦いをやめさせるつもりだったが…」「そのオーバーデビルとかいうオーバーマンの被害から街の人達を救わなくては!」
美和「そりに、オーバーデビルの被害が他の街へ拡大する可能性もあります」「オーバーデビルを倒さなくてはならないかもしれません…」
カガリ「ああ、そうだな。総員、直ちに出撃だ!」
ロン「ソードウルフやランスタッグのパーツの取りつけも終わって、パワーアップしてるから…」「そんな得体の知れないオーバーマンなんて敵じゃないさ! …たぶんね」
ラ・カン「ジン、しばらく留守を頼むぞ」
ダ・ジン「はっ。ご武運をお祈りしております、殿!」
ネロ「よし! 出撃だ! 行くぜ、アミーゴ!」
ゲイナー(待っててくれよ、シンシア。今行くからね!)

大空魔竜/ブリッジ
ルル「サコン先生、座標のセットをお願いします」
サコン「お任せ下さい。こちらの地球の座標解析はバチリ終わってますからね…」「リマンメガロポロスの座標は、と…」
〔コンピュータの稼動音〕
サコン「入力完了! いつでもどうぞ」
ルル「発進と同時にげーちを起動! リマンメガロポロスへ向かいます! 大空魔竜、発進!」
ロンゴ「了解!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃準備〉
柳生「私の不注意でケガをして、出撃できなくなってしまったわ…。みんな、ごめんなさい」
ゲイン「気にする事はない、柳生隊長。オーバーデビル退治は俺達に任せておいてくれ」
ダイヤ「先生! どうしてガイキングは出撃しちゃ駄目なんだ!?」
サコン「ダイヤ君には、重要な役目があります。私が指示するまで、待機していて下さい」
ダイヤ「大事な役目って…?」
サコン「いずれわかります。私を信じて、待っていて下さい」
ダイヤ「…了解」
ケジナン「見ろ! ヤーパンの髪の毛オーバーマンだ!」「しばらく姿を見せねえと思ったら、今度は手のひらを返したように何度も何度も現れやがって!」
エンゲ「黒いサザンクロスのオーバーマンもいますよ!」
ジャボリ「って事は…!」
ヤッサバ「おい、てめえら!」
ケジナン「ひいいっ! やっぱりーっ!」
アデット「無事だったかい、あんた達!」
ジャボリ「アデット姉さんまで来てくれるなんて…!」
ヤッサバ「てめえらが氷漬けになるのを助けに来てやったんだ。ありがたく思え!」
アデット「裏切り者のあんた達を助けてやろうってんだ。ヤッサバに感謝しな!」
ケジナン「う、うるせえ! 誰も助けてくれなんて頼んでねえだろ!」
ジャボリ「ちょっと、ケジナン! 助けてくれるって言ってるんだからそんな事言っちゃダメでしょ!」
エンゲ「そうですよ、ケジナン殿。助けてもらいましょうよ。氷漬けになるのは嫌でしょう?」
ケジナン「うるせえっ! 俺はもうヤッサバの部下でも何でもねえんだ!」「今さらあいつにペコペコするぐらいなら氷漬けになった方がマシだっ!」
エンゲ「ああっ! ケジナン殿っ!」
〔ケジナン、オーバーデビルへ隣接〕
ケジナン「オーバーデビル! 俺のオーバースキルを受けてみろーっ!」
シンシア「や、やめて…! オーバーデビルは…私の言う事をきかないんだから!」
〔ケジナン、オーバーデビルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ケジナンvsオーバーデビル」]
ケジナン「うわ、凍る! 凍っちまう! 助けてくれーーっ!」
エンゲ「ケジナン殿ーっ!」
ジャボリ「エンゲ! 凍ったアンダーゴーレムを安全な場所へ!」「このままじゃ、ケジナンが粉々になっちゃうわ!」
エンゲ「わかった!」
〔エンゲ&ジャボリ、ケジナンへ隣接〕
〔ケジナン&エンゲ&ジャボリ、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

ヤッサバ「おのれ、オーバーデビルめ!」
アデット「待って、あんた! うかつに近づいたらケジナンの二の舞だよ!」
ヤッサバ「しかし…!」
ゲイナー「ここは僕に任せて下さい!」
アデット「ゲイナー!?」
ゲイナー「あれにはシンシアが乗ってるに違いないんだ!」
〔ゲイナー、オーバーデビルへ接近〕
ゲイナー「シンシア! シンシアなんだろ? 答えてくれ、シンシア!」
シンシア「ゲイナー? 助けに来てくれたの?」
ゲイナー「やっぱり! 今助けに行くから、待ってろよ!」
シンシア「駄目だよ、ゲイナー! オーバーデビルのコントロールができないんだ!」「近づいたらゲイナーも凍っちゃう!
ゲイナー「そんな心配はない! 僕は君を助けるためにいろんな経験を積んで来たんだ!」「月にも行ったし、宇宙空間でも戦った! 僕は生まれ変わったんだ。オーバーデビルなんかに負けない!」
シンシア「ゲイナー…!」
ゲイナー「オーバーデビル! シンシアを返せーっ!」
〔ゲイナー、オーバーデビルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ゲイナーvsオーバーデビル」]
サラ「すごい…ゲイナー君」
ガウリ「ゲイナーの奴、オーバーデビルを圧倒してやがる!」
ゲイン「よし、チャンスだ! 一気にオーバーデビルを叩くぞ!」
〔敵ユニット出現〕
アスハム「そうはいかんぞ! オーバーデビルは私の物だ! 落とされてたまるものか!」
ゲイン「その声はアスハムか! ロンドンIMAはクビになったのか!」
アスハム「黙れ! 貴様を捕らえるためならどんな手を使っても力を手に入れてみせると言ったはずだ!」「そして、ようやく手に入れたこの力…」「オーバーデビルを貴様らの勝手にはさせん!」「オーバーデビルを倒すのならこの私を倒してからにしろ!」
剣児「ゲインさんを追っかけてるおっさんか!」
つばき「あの人、シベ鉄じゃないんでしょ!? 何でここにいるの!?」
ザッキ「貴様らがいなければなあ、そもそも大尉殿は…!」
リー「おっと、おしゃべりをしている時間はないみたいだよ?」
ゲイン「そういう事だ。貴様らと問答するつもりはない」「みんな! ターゲットはオーバーデビルだけだ! 他の奴は無視しても構わん!」「それと、わかってると思うがオーバーデビルのパイロットはゲイナーの予想通りだ!」「正義の味方をやるなら、あれくらい助けられんと格好がつかんぞ!」
キラ「はい! 格好をつけるつもりはありませんけど、ゲイナー君の想いを届けるためにも!」
ヴァン「ったく、毎度毎度面倒な戦いばっかりだが…しょうがねえな」
シン「話は聞いてます! 他の奴らは俺達に任せてそのまま行け、ゲイナー!」
咲良「助けられるチャンス、無駄にするんじゃないよ! 失敗したら死ぬほど後悔するからね!」
ゲイナー「はい!」
ゲイン(頼むぜ、ゲイナー)(お前が失敗すれば、俺だってオーバーデビルのパイロットを殺さなきゃならないんだ)(せっかく再会できたお前と絶好なんて嫌だしな)
カノン「トリプルシックス。ゲイナーがパイロットを助けられなかった場合の許可が欲しい」
道生「お前…そりゃあ…」
カノン「気にする事はない。憎まれ役は私がやる。私はこの部隊になじめていないから」
ゲイン「おっと、お嬢さん、その役目は俺がやるさ」
カノン「ブラックサザンクロス…。だが、お前は前線指揮官として隊の和を…」
ゲイン「いいんだ。けじめって奴さ…俺なりのな」
カノン「わかった。そんな事態が来ない事を祈る」
道生(カノンの奴、命令する前に自己判断しやがった…)(いい兆候だが、びっくりしたぜ)
カガリ「頼むぞ、みんな! オーバーデビルを止めるんだ!」
<戦闘開始>

≪味方援軍1出現前≫
<ゲイナーvsオーバーデビル>

ゲイナー「待ってろ、シンシア! 今助け出してやるぞ!」
シンシア「ゲイナー! 助けて! 私、氷の女王にされちゃうよ!」

≪味方援軍1出現前≫
<ゲインvsオーバーデビル>

シンシア「助けて! お願い!」
ゲイン「ゲイナーが間に合わんとなるとコクピットを撃ち抜くしかない…」

≪味方援軍1出現前≫
<サラvsオーバーデビル>

サラ「シンシア、今助けてあげるわよ!」
シンシア「あなた、サラ!? ゲイナーのお友達の!?」
サラ「そうよ!」
シンシア「ダメよ! 私に近づかないで!」
サラ「ゲイナー君が命をかけてるんだもの、後ろで待ってるわけにはいかないわ!」

≪味方援軍1出現前≫
<ヤッサバvsオーバーデビル>

ヤッサバ「噂には聞いていたが、まさか本当にオーバーデビルがいたとはな!」
シンシア「驚いてる暇があったら助けてよ!」

<オーバーデビル撃破(1回目)・味方援軍1&敵増援1出現>
〔オーバーデビルに爆発〕
ミスト「よし! オーバーデビルが沈黙したぞ!」
総士「あっけなさ過ぎるような気がするが…」
ゲイナー「シンシア! 今行くよ!」
ゲイン「待て、ゲイナー! うかつに近づくな!」
〔ゲイナー、オーバーデビルへ隣接〕
ゲイナー「シンシア! 無事か!?」
シンシア「う、ううう…」
ゲイナー「さっさとこんな所からはエクソダスしよう!」
シンシア「…い、痛かったんだから…。氷の柱は、たいしてクッションになってくれなかったし…」「みんなでよってたかってオーバーデビルの事を攻撃して…」
ゲイナー「そ、それはオーバーデビルが…」「えっ? うわあーっ!」
〔オーバーデビル、ゲイナーへ攻撃〕
〔画面、青にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔味方ユニット消失〕

サラ「ああっ! ゲイナーがオーバーデビルに飲み込まれた!?」
アデット「キ、キングゲイナーが食われちまった!」
ゲイン「食ったんじゃない! より強いオーバーセンスを持ったゲイナーを取り込んだんだ!」「奴はそうして、強くなるんだ! だからうかつに近づくなと言ったのに!」
ルージ「取り込んだって…それじゃあ!?」
スウェン「ゲイナーも凍りつく事に…?」
サラ「ゲイナーッ!」
ゲイン「待て! サラッ!」
〔サラ、オーバーデビルへ隣接〕
サラ「ゲイナー! 出てらっしゃい! そんな奴の中から! ゲイナーッ!」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔悪魔の咆哮〕

サラ「こ、これは…!」
ゲイナー「そんなに怒鳴らなくても聞こえてるよ、サラ…」
サラ「あ…あなたいったい何者なの?」
ゲイナー「やだなあ…僕は正真正銘のゲイナーだよ」
ゲイン「なんてこった。ゲイナーの奴オーバーデビルに支配されてやがる!」
バルトフェルド「オーバーデビルって奴はそんな事までできるのか…!」
ハイネ「いよいよもって、常識って何だかわからなくなっちまったね、こりゃ」
ゲイナー「サラ、君も一緒においでよ。僕と一緒に、世界をカチンカチンに凍らせてやろう」
サラ「い、嫌よ。そんなの…! 目を覚まして、ゲイナー君!」
ゲイナー「サラ、もっといい顔しなよ。サラは美人さんなんだから…」「凍っちまったら、表情は代えられないんだよ…?」
サラ「今日まで一緒に戦って来たじゃない。みんなで力を合わせて、侵略者や宇宙人と戦って来たじゃない…」「なのに、何でこうも簡単にオーバーデビルに取り込まれちゃうの!?」
シンシア「うるさい女だね…」
サラ「シンシア!?」
シンシア「サラには他にもボーイフレンドがいっぱいいるよね。ひとりぐらいは私にくれてもいいじゃない」
サラ「ゲイナーはひとりよ! 他の誰かとは比べられないでしょう!」「ゲイナーな…絶対に渡さない! …んんっ!」
ゲイナー「…んっ!」
真矢「キ、キスを…?」
アンジェリカ「大胆!」
アデット「そうだ、サラ! 悪い魔法を解くには、乙女のキッスが効くんだ!」
サラ「…………」「…ゲイナー?」
ゲイナー「生暖かい唇っていうのは気持ちが悪い物だな…」
サラ「ええっ!?」
アデット「き、効き目ナシかい!?」
ゲイナー「今度は僕の番だ。これで君は…僕の物だよ」「…ハアーーーッ!」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔凍結音〕

サラ「い、いやぁ…。氷に…なっちゃう!」
〔味方ユニット撃破〕
ゲイナー「サラはもらって行くよ…」
アデット「ああっ! サラが…!」
甲児「さらわれちまった!?」
ガウリ「目を覚ませ、ゲイナー君!」
〔ガウリ、オーバーデビルへ隣接〕
ガウリ「ヤーパン忍法、忍び固め! たあーっ!」
〔武器の発射音〕
シンシア「邪魔するんじゃない!」
〔空を舞う音〕
ガウリ「うわあっ!」
シンシア「ゲイナー、こいつはどうしたらいい?」
ゲイナー「ガウリ隊長…。あなたのその力、僕のために使ってもらいますよ」
ガウリ「黙れ! 誰がオーバーデビルの手先などに…!」
シンシア「うるさいよ」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔凍結音〕

ガウリ「うわっ!」
〔味方ユニット撃破〕
ゲイン「ガウリも凍らされた! ゲイナー! お前って奴は…!」
〔ゲイン、オーバーデビルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ゲインvsオーバーデビル」]
ゲイナー「ゲイン! 本気で狙ったね…?」
ゲイン「だったらどうした! お前の目を覚ますためなら何だってしてやる!」「次はこれでも食らえ! いくぞ、エンペランザ!」
〔ゲイン、オーバーデビルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ゲインvsオーバーデビル」]
ゲイナー「ブリュンヒルデだと!?」
ピュリア「あれって、アタシ達がこっちの地球に飛ばされた時に戦った相手じゃないか!」
ベロー「エンペランザにあんな力があったなんて…!」
ゲイン「くそっ! ブリュンヒルデでも勝てないのか!」
ゲイナー「許さないよ、ゲイン。あんたも…他の連中も、みんな氷漬けにしてやる!」
ゲイン「アーリーオーバーマンだろうとたかが1機で何ができる!」
ゲイナー「それもそうだ。それじゃ、仲間を増やそうか…」
〔敵ユニット出現〕
ゲイナー「サラ、君にも出てもらうよ」
サラ「わかりました、ゲイナー様…」
〔敵ユニット出現〕
ゲイナー「ガウリさん。あなたにもやってもらいたい事があります…」「いいですね?」
ガウリ「心得た!」
ゲイナー「さあ、ゲームを始めようか!」
杏奈「ちょっと待ってよ! ゲイナー君やサラと戦わなきゃならないの!?」
コトナ「そうよ! 助けてあげなきゃ!」
甲児「だぎゃお、シンシアを助けに行ったゲイナーだって、それを助けに行ったサラも捕まっちまったんだ…」
静流「作戦も無しに突っ込めば、ミイラ取りがミイラ…ミイラをこれ以上増やすのは…!」
総士「確かに助けるにもデータが少なすぎる。これでは救出作戦を敢行しようにも…」
美和「しかし、たとえ無駄であっても、最後まで味方を見捨てるわけにはいきません」「闘いながらで構いません。何としても、ゲイナー君達を助け出す方法を探りましょう」
サコン「それについては僕に考えがあります」
ルージ「本当ですか、先生!」
サコン「そのために、ダイヤ君に待機してもらっていたのです」
ダイヤ「えっ?」
サコン「オーバーデビルについて大急ぎで調べたんですが、その結果、オーバーデビルの能力…」「何でも凍りつかせるオーバーフリーズは赤き炎の力で中和できる可能性が高い事がわかりました」
アナ「それは本当ですか、サコン先生?」
サコン「ええ。ゲイナー君の心を凍りつかせた事からもわかる通り…」「オーバーフリーズの力は精神的なパワーなのだと思われます」
ピュリア「赤き炎の力と同じってわけか!」
サコン「ですから、ガイキングのフェイスオープンのパワーを使えばオーバーフリーズを中和できるはずです」その時、ゲイナー君が正気に戻るはずですから…」
早乙女「そのスキに救出するわけだ!」
サコン「そうです。ダイヤ君には、いざという時にために力を温存しておいてもらいたかったのです」
ダイヤ「だから、出撃するなって言ったのか…」
サコン「頼みましたよ、ダイヤ君」
ダイヤ「はい!」
〔空を舞う音〕
ガウリ「そうはいかん! ガイキングは出撃させんぞ!」
ダイヤ「なにっ!?」
ローサ「ああっ! あなたは!」
身堂「ガウリ隊長!?」
ガウリ「その通り。お前達が炎の力を使うだろうとゲイナー様のお考えは正しかったようだ」
サコン「さすがはゲイナー君。こちらの考えを読んでいましたか…」
ルル「ガウリ隊長の心を操るなんて…! これもオーバーデビルの力なの!?」
ガウリ「お前達にはここで死んでもらう! デビル忍法、乱れ吹雪ィ!」
〔風の音〕
ルル「きゃあっ!」
ダイヤ「ルルッ!」
早乙女「ガウリ隊長! 私が相手だ!」
ガウリ「むっ…? ビルドエンジェルの女戦士か…!」
早乙女「…隊長とセイジュウロウの戦いを見てたらウズウズしてな…」「あんたの忍術ともやりあってみたくなっちまったのさ!」
ガウリ「それを承知で挑むとは、愚かなり! 覚悟っ!」
早乙女「キャーッ! やめてーっ! エッチーッ!」
ガウリ「な、なにっ!?」
早乙女「スキありっ!」
〔殴打音〕
ガウリ「うごっ…」
早乙女「エンジェル忍法、乙女の叫び…見事に引っかかったね!」
ガウリ「そ、そんな…忍法…!」
早乙女「ついでにこれを受け取りな! ふぬっ!」
ガウリ「むぐっ! むぐぐ…ぐぐぐ…」
早乙女「ぷはあっ! 悪い魔法を解くにはな、乙女のキッスが効くんだぜ…!」
ガウリ「むっ! ここはどこだ!?」
アナ「ガウリ隊長! 正気にもどったのですね?」
ガウリ「正気だと…? いったいどういう事だ?」
ルル「詳しい話は後で! ダイヤ君、すぐに出撃を!」
ダイヤ「おうっ!」
〔ハッチの開閉音〕
〔ルル、変化〕
〔味方ユニット出現〕

ダイヤ「ガイキーングッ!」
剣児「来たか、ダイヤ! 頼んだぜ!」
ダイヤ「任せとけ! いつかのお礼だ! ゲイナーさん達を助けてみせるぜ!」
ゲイナー「やれやれ…。ガウリさんはしくじったみたいだね…」
シンシア「役に立たない男…」
ゲイナー「ま、最初からあてになんかしてないさ」「…あのガイキングってマシンはやっかいだから、気をつけないと…」
シンシア「ゲイナーと私が組めば、どんな奴にだって負けるはずがないわ!」
ゲイナー「それもそうか…。さあ、今度こそゲームを始めよう!」
シン「オーバーデビルがもう一度動き出した!?」
ゲイナー「言っておくけど、オーバーデビルを攻撃しても無駄だからね!」
サコン「いいですか、皆さん。敵を突破して、ガイキングをオーバーデビルの所まで行かせるんです!」
ゲイン「みんなで突破口を開くんだ! ただし、サラの機体は落とすんじゃないぞ!」
ルージ「わかりました! さあ、皆さん! 行きましょう!」
ゲイナー「それじゃ、ゲームをもっと面白くしよう!」
〔敵ユニット出現〕
〔オーバーデビルのパイロット、オーバーデビル→シンシアへ変更〕

ゲイナー「シンシア、僕も出るよ」
シンシア「うん。ゲイナーならできるよ」
ゲイナー「そう言ってくれるのは、シンシアだけだよ」
シンシア「頑張って…!」
〔敵ユニット出現〕
ルージ「な、何だ!? ゲイナーさんが巨大化したぞ!?」
一騎「あれもオーバースキルなのか!?」
ヤッサバ「あの野郎、ブラックメールのオーバーコートを着てやがる!」
アデット「オーバーマン気取りってわけかい!」
ゲイナー「さあ、諸君! 僕が直々にお相手しよう!」「何たって、僕はサタンの申し子かもしれないからね!」
ゲイン「そういう所がガキなんだよ! ゲイナー!」

<ミストvsゲイナー>
ミスト「ゲイナー君! 目を覚ましてくれ! オーバーデビルに心を奪われちゃ駄目だ!自分を取り戻せ」
ゲイナー「ゲームで僕から逃げた君が僕に立ち向かうのか? お笑いだ…!」

<甲児vsゲイナー>
甲児「ったく、病人みてえなツラしやがって…! お祭り騒ぎの時の熱さはどこにいっちまったんだよ!」
ゲイナー「暑苦しい奴め…。僕もシンシアも、君みたいなタイプが一番嫌いなんだ…!」

<ゴオvsゲイナー>
ゴオ「ダイヤほど熱くないかもしれないが俺の心だって真っ赤に燃えてるんだ!」「お前の凍りついた心を俺のハートで溶かしてやる!」
ゲイナー「熱いとか、燃えるとか…そういうの、ハッキリ言ってダサいよ…!」

<ゲインvsゲイナー>
ゲイナー「あんたとは前々から決着をつけたかったんだ!僕自身の体で!」
ゲイン「お前はオーバーデビルのせいでまともな判断ができなくなってる!目を覚ませ、ゲイナー!」

<ゲインvsサラ>
サラ「ゲイナー様の命令は絶対…。ゲイン、お前を倒す!」
ゲイン「あいつはゲイナーじゃない!オーバーデビルの手先だ!どうしてそれがわからない!」

<ゲインvsアスハム>
ゲイン「オーバーデビルの力を手に入れて、お前は何をするつもりなんだ!」
アスハム「今さら私にそんな質問をするか!? 答えは一つだ!!」
ゲイン「始末は自分でつける! お兄ちゃんの都合でホイホイ連れて行かれてたまるか!」
アスハム「誰が兄だ、女ったらしがーっ!!」

<ダイヤがシンシアへ隣接・味方援軍2出現>
甲児「よし、取りついた!」
サコン「今です、ダイヤ君!」
ダイヤ「任せとけっ! フェイィィィス! オープンッ!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
ダイヤ「俺の炎で、氷を全部溶かしてやるぜーーっ!」
〔ダイヤに炎〕
シンシア「キャアーーッ!」
ゲイナー「シンシア!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔悪魔の咆哮〕
〔オーバーデビルのパイロット、シンシア→オーバーデビル変更〕

ゲイナー「キングゲイナーが? こ、これは…う、うわああっ!」
〔敵ユニット離脱〕
ゲイナー「ぼ、僕はいったい!?」
〔味方ユニット表出〕
ゲイナー「キングゲイナー! 僕の所へ!?」
シンシア「ゲイナー! 乗って!」
ゲイナー「シンシア! 無事だったのか!」
シンシア「一緒に戦おう! オーバーデビルと!」
ゲイナー「ああ、もちろんだ!」
〔サラ、敵から味方へ〕
サラ「はっ! 私いったい何をやっていたの?」「どうしてオーバーマンなんかに乗ってるのよ!」
ゲイン「サラ! 動けるなら大空魔竜へ戻れ! 後は俺達に任せろ!」
サラ「何だかよくわからないけど、お願い!」
〔サラ、ルルへ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕

杏奈「やった! みんな元に戻った!」
ルル「さすがダイヤ君! 見事だわ!」
ダイヤ「みんな! もう遠慮する事はねえ! オーバーデビルを片づけしまおうぜ!」
ゲイン「オーバーデビル! 今日こそアーリー・メイヤが成し遂げられなかったお前の始末!」「俺達がつけてやるぜ!」

≪味方援軍2出現後≫
<ゲイナーvsオーバーデビル>

ゲイナー「僕はもう氷の悪魔にはならない! お前を倒してそれを証明してみせる!」

<アスハム撃破>
〔アスハムに爆発〕
アスハム「馬鹿な! 私はオーバーデビルの力を得るために魂を撃ってまでぇぇぇっ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<ザッキ撃破>
〔ザッキに爆発〕
ザッキ「こ、こんなはずでは! 大尉ーっ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<オーバーデビル撃破(2回目)>
〔オーバーデビルに爆発〕
ゲイナー「よし、オーバーデビルの動きが止まったぞ!」
ゲイン「待て! 奴の力を甘く見るな! 油断するんじゃない!」
〔オーバーデビル、出力上昇〕
シンシア「見て! あの光! またオーバーフリーズさせるつもりだわ!」
ダイヤ「そうは行くもんか! もう一度フェイスオープンの溶かしてやるぜ!」
ゲイナー「ダイヤ君! 僕も一緒に行く!」「僕も心の炎を燃やして…オーバーデビルの氷を溶かしてやる!」「オーバーフリーズを破るには…オーバーヒートしかない!」
ダイヤ「いくぜ、ゲイナーさん! うおおおおおっ!」
〔ダイヤ、オーバーデビルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ダイヤvsオーバーデビル」]
ダイヤ「くそっ、ダメか! さっきのフェイスオープンがたたって力が出し切れなかった…!」
ゲイナー「ダイヤ君、後は僕がやる! うおおおおっ!!」
〔ゲイナー、オーバーデビルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ゲイナーvsオーバーデビル」]
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔敵ユニット消失〕

ゲイナー「消えた!? 手ごたえはあったのに…!」
ゲイン「馬鹿な! オーバーデビルにそんな能力があったとは…!」
ダイヤ「そんな…倒せなかったなんて…!」
ミリアリア「レーダーに反応なし。敵は全滅しました!」
ミスト「いやあ…オーバーデビルは強敵でしたね」
ゲイナー「皆さん、本当にお騒がせしました!」
静流「自分が何をやったか、覚えているの?」
ゲイナー「ええ。戦闘が終わって落ち着いたら全部思い出しました…」
杏奈「…って事は、乙女のキッスの事も…?」
ゲイナー「…は、はい」
サラ「わ、私は何も覚えてないわよ。ショックで全部忘れちゃったもん」
コトナ「その割には、顔が真っ赤だけど?」
サラ「う、嘘です! そんなの!」
ルナマリア「非常事態だったとは言え、人前であんな大胆な事したんですもんね。思い出したくないわよね~」
サラ「忘れました! 忘れたからノーコメントですっ!」
身堂「乙女のキッスといえば、大空魔竜でも熱いキッスが炸裂したんだったな」
アデット「ええっ!? いったい誰と誰がやったんだい?」
早乙女「ガウリの正気を取り戻すために私がひと肌脱いだのさ。効果はバッチリさ!」
フェイ「ホントなの、ガウリ隊長?」
ガウリ「…………」
ロン「何だか、抜け殻みたいになっちゃってるけど…」
早乙女「私の魅力に骨抜きになっちまったのさ!」
ガウリ(何かが違う…。こ、こんなはずじゃ…!)
早乙女「責任は取ってやるから安心しろ! あっはっは…!」
アデット「へえ。意外なカップルの誕生だね。仲良くやんなよ、おふたりさん!」
ヤッサバ「おう、アデット! 戻ったらメシでも食いに行こうぜ!」
アデット「あいよ、あんた!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シベリア鉄道本社/社長室
キッズ「馬鹿な…! オーバーデビルが敗れただと…?」「あれがなくてはもうディガルドに勝つ術はない…。我がシベリア鉄道はもう終わりだ!」
〔扉の開閉音〕
ヴェリニー「あなたはオーバーデビルの力を使いこなせなかった…」
キッズ「な、何者だ!?」
ヴェリニー「あなたはオーバーデビルの力で何をしたかったの…?」
キッズ「私はオーバーデビルの力で世界を支配したかった…」「世界中に敷いたマッスルエンジン製のレールを使って、全世界を一瞬でオーバーフリーズさせると脅迫すれば…」「…いや、私は…世界にレールを敷ければそれでよかったのだ…」
ヴェリニー「ふうん…結局は子供の遊びだったってわけね…」
キッズ「だが、もう終わりだ…。私はオーバーデビルを失った」「ここまで築きあげたシベリア鉄道もいずれディガルドの奴らに奪われてしまうだろう…」「これも全て、ヤーパンの天井のオーバーマンどものせいだ! くそっ…!」
ヴェリニー「私達と一緒に、奴らに復讐してみる気はない…?」
キッズ「なんだと…?」
ヴェリニー「あなたの執念と怨念…いえ、情熱があれば、あなたはこの世界の支配者になれるはずよ…」
キッズ「もう一度シベリア鉄道が…」
ヴェリニー「私と一緒に来なさい、キッズ・ムント。私達があなたにチャンスをあげるわ…」
キッズ「…わかった。お前と共に行こう…」「シンシアも去り、マルチナ・レーンも行方不明になった今、私には失うものなどないのだ」
ヴェリニー(こんな男とオーバーデビルを仲間に引き入れるだなんて…)(ガズムはいったい何を考えているのかしら…)

リマンメガロポロス/市街地
ジャボリ「よかったね、ケジナン。氷が溶けて!」
ケジナン「あ。俺も生き返ったなんて信じられねえぜ!」
エンゲ「でも、氷漬けで死んだ方がよかったかもしれませんぜ?」
ジャボリ「せっかく助かったのに何言ってるの!?」
エンゲ「考えてもみろよ! 切り札のオーバーデビルがやられちまったんだぜ?」「もうディガルドに対抗する方法は残ってねえんだ!」
ケジナン「つまり、シベリア鉄道は終わりって事か…?」
ジャボリ「それじゃ私達、明日からどうやって生きていけばいいの? 路頭に迷っちゃうの!?」
カシマル「うろたえるんじゃありません! 見苦しいですよ!」
ケジナン「でえっ!? ウンコ…カシマル様!」
ジャボリ「カシマル様! 教えて下さい! シベ鉄は、これからどうなってしまうんです!?」
カシマル「…私もそれが気になったのでキッズ様の所へ行ったのですが…」「既に部屋はもぬけの殻…。どこかに姿をくらませた後でした」
ケジナン「ええっ! キッズ様が姿をくらませった!?」
ジャボリ「私達を見捨てたんですか!?」
カシマル「置き手紙の一つもありませんでしたからね…」「キッズ様の…いや、あのハゲ頭の考えてる事などわかりませんね」
エンゲ「カシマル様! 俺達はこれからどうすればいいんです?」
ジャボリ「路頭に迷って凍死するなんて嫌!」「ああ…シベ鉄へ就職しとけば都会暮らしへの足がかりになると思ってたのに…」
カシマル「…私に一つ考えがあります」
ケジナン「本当ですか!? いったいどんな…?」
カシマル「私を信じて、ついて来る気があるのかしら…?」
ジャボリ「あります! もちろんあります!」
エンゲ「死なずに済むなら、どこへでもご一緒しますぜ!」
ケジナン「もちろん自分もであります…!」(行くだけ行って、ヤバくなtったら逃げりゃいいだろ…)
カシマル「じゃあ、私と一緒にいらっしゃい…」

大空魔竜/ブリッジ
ゲイン「オーバーデビルが姿を消すオーバースキルがあったとは…予想外だったぜ」
サコン「いえ、あれは自分で姿を消したんじゃありませんよ」「オーバーデビルが消える瞬間、ゲートの反応をキャッチしました」
ゲイナー「ゲート? オーバーデビルがゲートを使ったんですか!?」
サラ「オーバーデビルが使うわけないでしょ? 少し落ち着きなさいよ!」
静流「シベ鉄がイディクスと手を組んだ可能性は?」
キラ「それはないと思います。もしもゲートが使えたら、もっと違う戦い方をするでしょう」
総士「…となると、イディクスそのものがオーバーデビルを手に入れたと見ていいと思います」
ゲイナー「シンシアほどのオーバーセンスを持ったパイロットでも、奴を制御するのは無理だったんだ…」「手に入れたとしても、そう簡単に使いこなせるとは思えないけど…」
シンシア「あいつは私に氷の女王になれって言った…。すっごく怖かった…」
ピュリア「氷の女王って…誰だ?」
シンシア「わかんない。大昔にそういう人がいたらしいって事ぐらいしか…」
ゲイナー「とにかく、オーバーデビルには今後も要注意って事だけは確かだな」
杏奈「ねえ、この先シベリア鉄道ってどうなっちゃうの?」
鏡「切り札にしていたオーバーデビルを失ったんだ。もはやディガルドに抵抗できないだろうな…」
ミア「じゃあ、潰れちゃうんですか?」
ロン「シベリア鉄道って会社は潰れるだろうね」「鉄道の施設はそのままディガルドが利用するんだろうけどさ…」
ジョシュア(シベ鉄の用心棒をしてた兄さんはどうなるんだろう…)
ベロー「だけど、シベ鉄を乗っ取られたらロンドンIMAが黙ってないんじゃねえの?」
ゲイン「ディガルドの侵略の手はロンドンの方まで伸びてるはずだ」「今はそっちの対応だけで精一杯だろう」
セレーネ「一日も早くディガルドを倒さないと、侵略の魔手がどんどん広がっていくってわけね…」
ママドゥ「問題は、明らかにロンドンIMAから離れてしまっているアスハム・ブーンですが…」
ゲイン「あいつの考えている事はわからん。いや、目的は俺だろうが、どういう手で来るか全く読めん」「ま、ほっときゃその内出てくるさ。殺しても死なんようなタマだ」
ゲイナー「ところでシンシアは、これからどうするつもり?」
シンシア「シベ鉄がなくなっちゃうんじゃ、キッズ様の所にはもう戻れないし…どこにも行くあてなんかないわ」
ゲイナー「だったら、僕達と一緒にディガルドと戦わないか?」「君の操縦技術があればディガルド討伐軍の頼もしい戦力になると思うからさ!」
シンシア「うん、いいよ。ディガルドかぁ…」「あいつらのバイオゾイドって、かなり手強くてさ…戦ってるとけっこう楽しいのよね」
甲児「けっこう楽しいって、お前…戦いはゲームじゃないんだぞ!?」
シンシア「あら、あたしにとってはゲームみたいなもんよ。ゲイナーだってそう思うでしょ?」
ゲイナー「シンシア。それは違うよ…。戦いはゲームなんかじゃない」「そりゃあ、ゲームのテクニックが実戦で役立つ事もあるけどさ…」
シンシア「でしょ? 戦いなんてゲームと変わらないのよ!」「じゃあ、あたし、ドミネーターを呼んで格納庫にしまってくるわね。それじゃ!」
〔扉の開閉音〕
サラ「ちょっとゲイナー君。どうして戦いはゲームじゃないって、ビシッと言わなかったの?」「あなた、シンシアがゲーム感覚で戦ったせいで大ケガしたのを忘れたの?」
ゲイナー「忘れてないさ。でも、頭ごなしに行った所で聞いちゃもらえないだろ?」「これからはずっと一緒なんだから、ゆっくり時間をかけて、あの子の心の歪みを治してやりたいんだ」
サラ「ゲイナー君…」「わかったわ、私も協力する。シンシアは友達ですもんね」
ゲイナー「ありがとう、サラ」
コトナ(ねえ、こういうのも三角関係って言うのかしら?)
静流(さあ…。三角関係だとしても、サラの方が達観しちゃってるからあんまり面白くないわね…)(三角関係はモメてナンボですもの)(…もっと、三角関係にすらなれてない私だから言えるのかもしれないけど…)
ゴオ「どうした、静流? こっち見て…」
ミラ「ゴオがどうかしたの?」
杏奈「あ、冷え性? リマンの寒さは厳しかったもんね~」
静流「そんなわけないでしょ。あんまり気にしないで」
ゴオ「そうか? ならいいんだが…。相談なら乗るから、ひとりで抱え込むなよ」
〔通信のコール音〕
〔通信の開く音〕

ダ・ジン「こちらズーリのダ・ジンです。ラ・カン様はおられますか?」
ラ・カン「私ならここにいるぞ、ジン」
ダ・ジン「おお、殿! お喜び下さい! 檄文を呼んだ同胞達がズーリに来てくれましたぞ!」
ラ・カン「本当か、ジン!」
ダ・ジン「はい。皆、殿の帰りを心待ちにしております故、なるべく早くお戻りください…」
ラ・カン「わかった。なるべく急ごう」
ダ・ジン「では…」
〔通信の閉じる音〕
カガリ「よかったじゃないですか、ラ・カンさん」
ラ・カン「ありがとうございます」
カガリ「じゃあ、今すぐズーリまで戻ろう! ダ・ジンさん達が待ってるからな」
ミスト「待って下さい。出発の前にネロさん達やプリシラの返事を聞きたいんです…」「ラ・カンさんの檄文に応えて、一緒に戦ってくれるかどうか…!」
アンジェリカ「ネロさん、ホセさん、バリヨさん、それにカルロスさん…」「この星の平和を守るため…私達と一緒にディガルド武国と戦って下さいますか?」
ホセ「愚問だな…」
アンジェリカ「えっ?」
バリヨ「答えがわかりきっている質問は愚問だと言ってるんだ…!」
ネロ「正義を続けて60年! 悪と戦うのが俺達の使命だ!」
ホセ「俺達4人…いや5人はディガルドをぶっ潰すまで全力で戦ってやるぜ!」
カルロス(Zzz…)
ラ・カン「ありがとうございます、皆さん!」
バリヨ「なぁに…例にはおよばんさ…」
ミスト「プリシラ。君はどうだい? 一緒に戦ってくれるか…?」
プリシラ「ええ、もちろんよ! 家族が平和に暮らすためにも、ディガルドはやっつけなくちゃ!」「みなさ~ん! 改めてよろしくお願いしますね!」
ヴァン「こちらこそよろしく頼むぜ、プリシラ!」
ジョシュア「ヴァンさんが珍しく愛想がいいですねえ…。どうしたんだろう?」
ウェンディ「さあ、どうしてかしらね…?」(…何かしら…このモヤモヤした気持ちは…)
カメオ「クェーッ!」
カガリ「よし! こっちでも新しい仲間が増えた事だし、ズーリに帰るか! ルル、発進だ!」
ルル「わかりました! 大空魔竜、発進!」
【シナリオエンドデモ終了】


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