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No.27A
幸せへのカウントダウン

【シナリオデモ1開始】
???
ファサリナ「カロッサ、メリッサ…あなた達はどうして許可なく発進したのです?」
カロッサ「…邪魔者、近づいてた。俺、倒したかった!」
メリッサ「同志のお役に立ちたくて…」
ファサリナ「でも、結果的に何の役にも立たなかった。それどころか、ウーさんを助ける事もできなかった…」
カロッサ「お、俺達…捨てられるのか…?」
ファサリナ「捨てる? 誰もあなた達を捨てたりはしません」
カロッサ「…でも、ミハエル来てから、同志、冷たくなった!」「ミハエルいれば、俺達、もういらない!」
ミハエル「そ、そんな…!」
ファサリナ「そんな事はありません。ミハエルもまた、同志のために働く仲間ではありませんか…」
ミハエル「そうだよ。カロッサは少し考えすぎだよ」
カロッサ「うるさいっ! お前に言われたくない!」
メリッサ「カロッサ、やめて…」
ファサリナ「とにかく、もうあんな勝手な事はしてはいけませんよ」「あなた達にもしもの事があれば、同志が悲しみますからね…」
カロッサ「…ふん…!」
メリッサ「ごめんなさい、ファサリナさん…」
カロッサ「行くぞ、メリッサ!」
〔扉の開閉音〕
ファサリナ「…ほんとに困ったこねえ…」
研究員「ファサリナ様。もう少し厳しく言っていただけませんか?」「カロッサ様の身勝手さには多くの研究員たちが不満を…」
ファサリナ「いいではありませんか。計画が成功すれば、不満など全て解消されるのですから…」
研究員「それはまあ、そうですが…」
ファサリナ「それより、サウダーデの打ち上げ準備はどうですか?」
研究員「はい。現在、最終調整の最中です」「まもなく発射態勢に入りますので、ミハエル様にも、そろそろ準備をお願いします」
ミハエル「わかりました」
ファサリナ「同志の計画を成功させるため、頼みましたよ…」
研究員「はっ! では失礼します!」
〔扉の開閉音〕
ファサリナ「…もうすぐ幸せの時がやってくる…。ああ…待ちきれない…」

アークエンジェル/通路
アンジェリカ「ねえ、ミスト…セルケリウスの事で話があるんだけど…」
ミスト「ん? どうした?」
アンジェリカ「サコン先生からもらったディスクに、お父さんのレポートが残ってたの」「それによると、レヴリアスとセルケリウスは…」「合体すれば究極の力を発揮できる可能性があるけど、リスクが伴うらしいの…」
ミスト「リスクって…?」
アンジェリカ「具体的には書いてなかったわ。でも、そのリスクを解消する方法が見つからなかったから…」「現場側は開発を意図的に遅らせていたらしいの…」
ミスト「…いったいどんなリスクがあるって言うんだろう…?」
アンジェリカ「前にあなたがイスペイルを倒した時、レヴリアスがものすごいパワーを出した後…」「気を失っちゃった事があるじゃない?」
ミスト「ああ。あの時はまるで体力を全部使い果たしたかと思うほど疲れきったよ…」
アンジェリカ「もしかしたら、その事と関係があるんじゃないかしら?」「合体すると、究極のパワーとひきかえにパイロットが力を使い果たして死んじゃうとか…」
ミスト「…そ、それはあるかもしれないね。イスペイルを倒した時よりもすごいパワーを出したら…」「俺、確実に死ぬと思う。あの時でギリギリだったし…」
アンジェリカ「そう考えると、合体するのって無理なんじゃないかしら…。死にたくないでしょ?」
ミスト「そりゃそうさ。…でも、もしも合体して究極のパワーを使えば…」「敵を全滅させる事ができて、地球が平和になるとしたら…命なんか惜しくない…!」
アンジェリカ「ミスト…」
ミスト「もちろん、好き好んで死にたいってわけじゃないよ。あくまで覚悟の問題さ」「防衛隊に入隊した時、俺はアトリームを守るために命を捧げるって覚悟を決めた…」「だから今は、新しい故郷である地球を守るために命を捧げる覚悟でいるって事だよ」
アンジェリカ「そうね…。私もあなたと同じ覚悟だわ…。もしもの時は、私も…」
ミスト「おいおい、そんな深刻になるなよ、アンジェリカ…」「体力が消耗する問題くらい、サコン先生があっさり解決してくれるかもしれないだろ?」「ネガティブな事ばっかり考えるのはよそう!」
アンジェリカ「うん。それもそうね…」
ミスト「今はとにかく、カギ爪の男のロケット打ち上げを阻止する事を最優先に考えなきゃ!」
アンジェリカ「あーもう、早くセルケリウスが動くようにならないかしら…!」「合体なんかできなくてもいいから、一刻も早く、私も戦線復帰したい!」
ミスト「もう少しの辛抱ですから、今回はおとなしく待機してて下さい。アンジェリカ先輩!」
アンジェリカ「何よ、もうっ!」

???
ミハエル「…ところでファサリナさん。数日前、リマンメガロポリスに行って来たと聞きましたが…?」
ファサリナ「ええ。シベリア鉄道のオーバーマンをちょうっと拝借に行っていたの」「オーバーマンが持っているオーバースキルという特殊能力の中に…」「同志の計画を進める上で欠かせない物があったから…」
ミハエル「オーバーマンと言えば、とても貴重なマシンのはず…。よく貸してくれましたね?」
ファサリナ「実は、リマンメガロポリスが氷漬け騒動で混乱しているのに乗じて無断でお借りしたんです」
ミハエル「えっ!?」
ファサリナ「シベリア鉄道のキッズ・ムント様とは前に何度も交渉していたのですが、なかなか貸していただけなくて…」「それで仕方なく、強引な手段に…」
ミハエル「そうですか…」
ファサリナ「不満なの、ミハエル君?」
ミハエル「いえ。同志のためになるならそれでいいと思います」
ファサリナ「いいえ。その目が不満って言ってるわ。無理しちゃダメよ」
ミハエル「ファサリナさん、私は同志を信じています。でも心のどこかで、まだ彼の夢を理解しきれていない気がするんです」「同志の、同志の夢が叶った時、この世界はどうなるんでしょう?」
ファサリナ「ミハエル君…」「本当はあなた自身につかんで欲しいことだけど私が今度それを教えてあげる」
ミハエル「わかりました…」「…ところで、どんなオーバースキルが同志のお役に立つと…?」
ファサリナ「もっとも重要だったのは、ジンバというオーバーマンのオーバースキル『窃盗』」
ミハエル「窃盗…?」
ファサリナ「そのオーバースキルを使えば、空間を超えて、あらゆる物を盗む事ができるのよ」「ですからその能力で、オルファの花の毒を抜き取ったの…」「あの花は、同志の計画には絶対に欠かせない物だったから…」
ミハエル「なるほど…それでオルフェの花を無害にできたんですね」
ファサリナ「その他にも、プラネッタというオーバーマンの能力は…」「心の中が他人に筒抜けになってお互いに隠し事ができなくなってしまう…」「詳しい解析はできなかったけれど、同志は大変興味を持っていたわ」
ミハエル「確かに同志の教えを広めるのに役に立ちそうですが…」「幸せの時が目前に迫った今となっては意味のない能力かもしれませんね…」
ファサリナ「ええ、そうね…」
〔警報〕
ミハエル「警報? いったい何が…?」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

研究員「ファサリナ様! 大変です! 4体のオーバーマンが接近しています!」
ミハエル「オーバーマン!? シベリア鉄道か!」
ファサリナ「あら、盗んだオーバーマンを取り返しに来たのかしら…?」「理湯はどうあれ、この基地に近づけさせるわけにはいかないわね…。私がダリアで出ましょう」「防衛用の101(ワンオーワン)…ブラッドクレイドルも出撃させて下さい」
研究員「はっ!」
〔通信を閉じる音〕
ミハエル「僕もサウダーデで出ます!」
ファサリナ「いいえ。こちらの事は私に任せて…」「ミハエル君はロケットの発進準備に専念して。それが彼のためよ」
ミハエル「はいっ!
ファサリナ「同志の夢は…幸せの時は絶対に…誰にも邪魔はさせませんわ…」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「幸せへのカウントダウン」


【戦闘マップ1開始】
〔第3軍ユニット出現〕
ケジナン「カシマル様! 俺達だけで敵の基地に攻め込むなんて無謀すぎますぜ!」
ジャボリ「増援のバイオゾイドが着くまで待ちましょうよ!」
カシマル「お黙りなさい! 予定では昨日のうちにこの基地を占拠することになっていたのですよ!」「これ以上、予定を遅らせる事は私のプライドが許しません!」
エンゲ「だからと言って、我々だけで勝てるわけないじゃありませんか!」
カシマル「リオンネッターの力があれば、敵を同士討ちさせる事ができます!」「そうすれば、作戦のダイヤの遅れを取り戻す事もできますよ!!」
ケジナン(そんなに上手く行くのかよ…)
〔敵ユニット出現〕
ファサリナ「そこのオーバーマンの方々…同志の仲間になるためにここへおいでになったのですか?」
カシマル「そんなわけないじゃありませんか! 我々はこの基地を占拠に来たのですよ、お嬢さん!」
ファサリナ「そのような方々をこの先へお通しするわけには参りません。お引き取り願えませんか?」
ケジナン「お引き取りしましょうよ、カシマル様…!」
カシマル「そんな事できるわけないでしょう! 力ずくで通らせてもらいますよッ!」
ファサリナ「そうですか…。では仕方ありませんわね…」
〔敵ユニット出現〕
カシマル「たくさんいた方が好都合です! リオンネッターの力で同士討ちしちゃいなさいっ!」
〔カシマル、前進〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔光の放射音〕

カシマル「さあ、恐怖におののいて同士討ちをお始めなさい」
〔ブラッドクレイドル、カシマルへ攻撃〕
[イベント戦闘「カシマルvsブラッドクレイドル」]
〔カシマルに爆発〕
〔カシマル、前進〕

カシマル「ば、馬鹿な! どうして効かないんです!?」
ファサリナ「残念ながらブラッドクレイドルは無人のヨロイなんです。精神的な攻撃は無意味なんです…」
カシマル「何ですってえっ!?」
〔ブラッドクレイドル、カシマルへ攻撃〕
[イベント戦闘「カシマルvsブラッドクレイドル」]
カシマル「これはダイヤの組み直しが必要だなァ…。…やむを得ません、撤退ですッ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
エンゲ「ああっ! あの野郎! ひとりで逃げやがった!」
ジャボリ「ちょっと! 私達、見捨てられたの!?」
ケジナン「最初っから嫌な予感はしてたんだ…。くそっ、カシマルめ!」
ファサリナ「どうやら皆さんは見捨てられてしまったようですね…。かわいそうに…」
ケジナン「うるせえっ! 憐れむんじゃねえよ! 惨めさが増すだろうが!」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

研究員「ファサリナ様! ダン・オブ・サーズデイが接近して来ます!」
〔味方ユニット出現〕
ヴァン「待たせたな!」
ファサリナ「ダン・オブ・サーズデイ…ここから先に通すわけにはいきません」
ヴァン「カギ爪は…カギ爪の野郎はどこだっ!」
ファサリナ「…それをお教えするわけにもいきません。あなたと同志を会わせるわけにはいきませんから…」
ヴァン「だったら力づくで、カギ爪を引きずり出してやる!」
ファサrナ「ああ…どうしてそんなに一途なのですか? 欠番ナンバーのヴァンさん…」
ヴァン「違うね。人呼んで、夜明けのヴァンだ!」
エンゲ「ケジナン殿! このスキに逃げましょう!」「これ以上、カシマルなんぞの下でこき使われるのはまっぴらですぜ!」
ジャボリ「ディガルドを抜けてどうする気よ!」
エンゲ「知るかよ! 生きてりゃ何とかなるだろ!」
ケジナン「くそーっ! このままじゃ終わらねえからな! 今に見てろよ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
ファサリナ「あなたの事はガドヴェドさんによく聞かされました。今からでもオリジナルセブンに入りませんか?」
ヴァン「…団体行動は、苦手だ」
ファサリナ「うふっ。楽しいお方…仲良くしましょう、仲良く…」
ヴァン「うるせえっ!」
〔ヴァン、ファサリナへ攻撃〕
[イベント戦闘「ヴァンvsファサリナ」]
ファサリナ「あまり無理をなさらないで…。そんな姿を見ていると…私…何と言うのでしょうか…」「その…咲き乱れてしまいますので…」
ヴァン「くうっ…この女…!」
〔第3軍ユニット出現〕
レイ「…死ねっ!」
〔レイ、ファサリナへ攻撃〕
[イベント戦闘「ファサリナvsレイ」]
ファサリナ「もうひとりいたのですか…。ふふっ…」
〔ファサリナ、レイへ攻撃〕
[イベント戦闘「ファサリナvsレイ」]
レイ「ぐわあっ…!」
ファサリナ「いきなり撃ってくるなんて…乱暴な方ねえ…」
レイ(しまった! 今の攻撃で掘削システムが故障した…!)
ファサリナ「ひとりずつでも、ふたりいっぺんでも構いませんわ。楽しい時間を過ごしましょ。うふっ…」
ヴァン「ったく、ムナクソの悪い女め…! てめえをブチのめして、カギ爪の居場所を吐かせてやる!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
カルメン99「あったわ! ロケットよ!」
ジョシュア「ヨロイを宇宙へ打ち出そうとしてるみたいですね…」
剣児「何のためにヨロイを宇宙なんかに…?」
カルメン99「理由はわからないわ。でもとにかく、あれを打ち上げさせちゃダメよ!」
アデット「おや? さっきまでケジナン達のアンダーゴレームがいたと思ったけど…」
ヤッサバ「たぶん、逃げ出したんだ。いや、その辺に隠れてやがるかもな…とにかく今はそんな奴らは放っとけ!」
ファサリナ「あら…。こんなにたくさんお仲間が到着するなんて…」
カルメン99「ちょっとあんた! ケガしたくなかったらそこをどきなさい!」
ファサリナ「困りましたわねえ…。皆さんとは仲良くなりたいのに…」
咲良「何を今さら…」
ネロ「お前ら、世界征服を企んでるんだろう!」
ファサリナ「逆です。同志は支配より協調、征服のかわりに友情を望んでおられます…」「同志は、世界平和のために自ら犠牲になる覚悟なのです…」
バルトフェルド「世界平和のために犠牲になるだと…?」
カルメン99「カギ爪はロケットを打ち上げて、何をしようとしてるのよ!?」
ファサリナ「同志は死の病にかかっておられます。しかし、その最期の輝きをもって、この世界をフォーマットし直すのです」
真矢「フォーマット…? 全てを…消すつもり…?」
ファサリナ「それは誤解です」「同志の肉体を宇宙で原子分解し、全ての生物と無意識化レベルで同一化する事象です…」「そう。全ての命が同志と同じ考えを持つようになるのです。ああ、素晴らしき宇宙…!」
剣司「な、なんかよくわからねえけど…!」
美和「おそらく計画が実行されたら、私達は知らない間にカギ爪の男に心を侵略されるのでしょう」
ファサリナ「侵略などではありません。同志の心と一つになれるという幸せを提供していただけるのです」「同志自身は消滅しますが、彼の存在は文字通り、私達の中で永遠に生き続けるのです!」
ホセ「つまり、知らない間に悪党の手下になっちまうのか?」
ファサリナ「上も下もありません。同一下ですから…」
ネロ「ふざけた事を言うな!」
ファサリナ「…この星は、これでいいのでしょうか? 暴力や差別が横行し、弱者は常に犠牲を強いられてきました」
カルメン99「よくも言えるわね! 暴力をふるって、弱い人を食い物にしている張本人達が!」
プリシラ「無駄に人の命を奪って…!」
ファサリナ「あなた達もガドヴェドさんやウーさんの命を奪いましたよね?」「同志を悪人呼ばわりしますが、皆さんはどう違うと?」
サラ「そ、それは…」
ファサリナ「ヴァンさんでしたっけ? これ以上、あなた個人の憎しみを広げてどうするのですか?」「もう、悲しい連鎖は断ち切りませんか? 同志は、人の過ちを消そうとしているのですよ?」
ヴァン「…………」
ファサリナ「おわかりいただけましたか? 計画が終了すれば、同志は消滅します」「あなたの望みも叶うのです。それでいいではないですか…」
ヴァン「なるほどな、よくわかった…」
ファサリナ「おわかりいただけましたか…?」
ヴァン「ああ、よーくわかった。グズグズしてられねえって事がな!」
ファサリナ「えっ?」
ヴァン「御託並べやがって! 世界がどうなろうと知った事か!」「カギやろうが死ぬ前に俺がソッコー駆けつけて、この手で息の根を止めてやる!」
プリシラ「私、今の話、よくわからないけど、自分は自分でいたい。勝手に誰かが入ってくるのは嫌!」
一騎(俺は自分が嫌いで…自分なんかいなくなればいいと思った事もあるけど…)「知らない間に自分の心を他人に支配されるなんて…そんなのは納得できない!」
イザーク「俺は俺だ! お前達の勝手にはならん!」
ファサリナ「ご理解いただけませんか…。…ならば同志の夢を守るため、あなた達全員を徹底的に打ちのめします」「その後でゆっくりと、お友達になりましょう」
ヴァン「ふざけるな! 誰がお前なんかと…!」
〔敵ユニット出現〕
カロッサ「ファサリナ! 助けに来た!」
ファサリナ「カロッサ、あなた、また勝手に出撃したのですか…?」
カロッサ「俺達も、同志の夢、守る!」
メリッサ「お手伝いさせて下さい…」
ファサリナ「…わかったわ。同志の夢を一緒に守りましょう」
カロッサ「いくぞ、邪魔者! お前ら、今度こそ、潰す!」
ミハエル「ファサリナさん! サウダーデはもうすぐ発射します! それまで奴らの足止めをお願いします!」
ファサリナ「任せておいて…」
ミリアリア「艦長! 前方のロケットが発射準備に入ったようです!」
マリュー「みんな! 時間がないわ! 何としても敵を突破して、ロケットの発射を食い止めて!」
ミスト「わかりました! 発射されたら、俺達の負けだ! みんな、急ごう!」
マリュー「敵の通信によれば、発射まで後5分しかないわ! それまでにロケットにたどり着いて!」
〔カーソル、目標エリアを指定〕

<3PP>
ミスト「残り時間、後4分です! 急ぎましょう!」

<4PP>
磁偉倶「発射まで後3分だ! のんびりしてる時間はないぞ!」

<5PP>
ミリアリア「後2分でロケットが発射します! 皆さん、急いで下さい!」

<5PP>
磁偉倶「発射まで後3分だ! のんびりしてる時間はないぞ!」

<6PP>
ゲイン「後1分だ! だが、あわてるなよ! こういう時こそ慎重に行け!」

<7PP>
〔画面、フラッシュ〕
〔機体の発進音〕

ラクス「…!! ロケットが…!」
ファサリナ「ああ…ミハエル君…。同志の夢、みんなの夢、私が生きる意味! それを宇宙へ…!」
(→ GAME OVER

<敵全滅or味方が目標エリアへ到達・敵増援2出現>
※※敵全滅の場合のセリフ※※
〔マリュー、発射台へ移動〕
※※※※※※※※※※※※※※※

〔発射台に爆発〕
〔画面、振動〕
〔敵ユニット出現〕

ミハエル「くっ! 間に合わなかったか! よくも同志の夢を壊してくれたな!」
ウェンディ「その声は…ミハエル兄さん! 兄さんが乗っているの!?」
ミハエル「ウェンディ…エバーグリーンへ帰れと言ったはずなのに…」「いや、今はそんな事はどうでもいい。お前の仲間達は、どうして同志の邪魔をするんだ!」
ウェンディ「…兄さん。私もカギ爪の男の計画には賛成できないわ」「もし私に戦う力があったら、絶対に止めている。兄さんは間違ってるわ!」
ミハエル「…お前もわかってくれないのか、ウェンディ…」
ヴァン「教えろ! カギ爪は今どこにいる!」
ミハエル「私が教えると思うか?」
ヴァン「だろうな! だったら力づくで吐かせる!」「ウェンディ! 俺はお前のアニキをブン殴るからな!」
ウェンディ「…いいわ、ヴァン。兄さんの目を覚まさせてあげて!」
ミハエル「ウェンディ…?」
ヴァン「許可がおりたぜ。遠慮なくやらせてもらう! ま、許可がなくてもやってたけどな!」
ミハエル「いいだろう! 同志の夢を壊した償いをさせてやる!」
ヴァン「行くぞ、ミハエルッ!」

<キラvsミハエル>
ミハエル「同志の計画が実行されれば、世界中の人が幸せになれるんだぞ! お前達はなぜ邪魔をする!」
キラ「誰かの思想に支配されて…それで幸せであるはずがない! そんな世界があってはいけないんだ!」「未来は自分の手で掴まなきゃ、意味は!」
ミハエル「それがお前の理想か!? そんな事を言っているから世界から争いがなくならない!」「私の言葉を聞け! 同志の考えは絶対なのだ!」
キラ「それは偽りの幸せだ! 君自身の幸せじゃない!」
ミハエル「聞きわけのない奴め…! これ以上同士の邪魔をするなら私がお前を消す!」
キラ「逆らう者を消して…! そんな幸せがっ!」

<シンor磁偉倶vsミハエル>
シン「あんなかわいい妹につらい思いをさせるなんて!」
ミハエル「私達兄妹の問題に、口を挟まないでもらいたい!」
磁偉倶「いや、そうはいかん! 妹を悲しませるような奴は俺も許さん!」
シン「俺が根性を叩きなおしてやるっ!!」
ミハエル「な、なんだ!? 奴らの力は…!」

<ヴァンvsミハエル>
ミハエル「お前がウェンディをそそのかして、こんな危険な場所まで連れてきたのか! この悪党め!」
ヴァン「俺はついて来いなんて言った事はねえ! ウェンディが勝手について来たんだ」
ミハエル「な、何だと…?」
ヴァン「今はウェンディの事は関係ねえ! てめえを倒して、カギ爪の居場所を白状させてやる!」

<プリシラvsミハエル>
プリシラ「ちょっと、あなたウェンディのお兄さんでしょ?」「どうしてカギ爪の一味なわけ? 妹を悲しませちゃダメじゃない!」
ミハエル「悪いが私には私の人生がある…。いくら妹のためとは言え、それを曲げるわけにはいかない…!」
プリシラ「何よ! 聞いた風な事言っちゃって! カギ爪のやろうとしてる事をもう一度よく考えて、目を覚ましなさいよ!」

<ミハエル撃破・敵増援3出現>
〔ミハエルに爆発〕
ミハエル「同志、申し訳ありません。私は同志の夢を守れなかった…」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

カギ爪の男「ミハエル君。嘆く必要はありませんよ」
ミハエル「ど、同志!」
カギ爪の男「私の夢はまだ終わっていません。あの人達が力を貸してくれるそうです」
ミハエル「あの人達…?」
カギ爪の男「あなたとサウダーデにも手伝ってもらわなければなりません」「今から送る座標へ向かって下さい。我々は既に移動を開始しています」」
ミハエル「は、はい! 了解しました!」
カギ爪の男「待っていますよ。では、また後で…」
〔通信の閉じる音〕
ミハエル「お前達に関わっている時間はなくなった。私はこれで失礼する…!」
〔敵ユニット離脱〕
ヴァン「待ちやがれ! カギ爪はどこだっ!」
〔敵ユニット出現〕
ヴァン「ええいっ! こいつら、邪魔する気か! そこをどけっ!」

<ミストが戦闘>
ミスト「自分の心で他人の心を支配するなんて…力ずくじゃないかもしれないけど、立派な侵略行為じゃないか!」「そんなの、許されるわけがない!」

<ヴァンが戦闘>
ヴァン「カギ爪はどこだ! ザコどもには用なんかねえんだ! カギ爪を出しやがれ!」

<プリシラが戦闘>
プリシラ「カギ爪の心が無意識のうちに私の心に入り込むなんて、絶対に嫌!」「「そんな気持ちの悪い事、絶対に阻止してみせるわ!」

<ネロが戦闘>
ネロ「カギ爪の計画が実行されたら…」
ホセ「俺達の正義の心まで失われちまう!」
バリヨ「そんな事は絶対に許されない!」
カルロス(Zzz…)
ネロ「いくぞ、みんな! 俺達の正義の心を守り抜くんだ!」

<ヴァンvsファサリナ>
ファサリナ「夜明けのヴァンさん…。あなたは素晴らしい能力を持っている…」「あなたともっと理解し合いたい…。もっと仲良くしましょう…」
ヴァン「ふざけるな! 誰がお前見たいな気色の悪い女と!それに俺は、童…」
ファサリナ「それ以上言わないで下さい。私に全てをま・か・せ・て…」
ヴァン「悪いな! 俺の純潔をお前に捧げる気はねえ!」

<ヴァンvsカロッサorメリッサ>
ヴァン「あの妙な女と違って、お前らにはまっすぐな感情がある」「俺にとっちゃ、お前らの方がよっぽど戦いやすい! 戦いはシンプルに行こうぜ!」
メリッサ「ねえ、カロッサ、この人、何を言ってるの?」
カロッサ「知るもんか! 俺、こいつ、倒す! それだけ!」
ヴァン「それだけで充分だ! さあ、かかって来い!」

<ファサリナ撃破>
〔ファサリナに爆発〕
ファサリナ「私とした事が、人前でこんな恥ずかしい姿をさらすなんて…」「仕方ありませんわね。今日の所は引き上げさせていただきます…」「次はもっと咲き乱れてみせますわ…。うふふっ…」
〔敵ユニット離脱〕

<カロッサ撃破>
〔カロッサに爆発〕
※※既にカロッサ撃破の場合のセリフ※※
カロッサ「メリッサ…俺、お前の仇、討てなかった…。ごめん、メリッサ、ごめ…」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだメリッサ健在の場合のセリフ※※
カロッサ「ダメ! 俺、負ける、ダメ!」「メリッサ、守る! 俺が守る! メリッサ! メリッサーーッ!」
〔敵ユニット撃破〕
メリッサ「カ、カロッサ…? 嘘…どうして…? いやよ…カロッサ…」「私をひとりにしないで…。カロッサ…カロッサ…! いやあーーーーーっ!!」
〔メリッサ、回復〕
〔メリッサ、精神コマンド「闘志」「鉄壁」「必中」使用〕


<メリッサ撃破>
〔メリッサに爆発〕
※※既にカロッサ撃破の場合のセリフ※※
メリッサ「カロッサ…私、もうダメみたい…。でもこれでまた会えるね…カロッサ…」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだカロッサ健在の場合のセリフ※※
メリッサ「私…やられちゃうの…? カロッサ…助けて…カロッサ…。私…まだ…カロッ…」
〔敵ユニット撃破〕
カロッサ「メ…メリッサ! メリッサ! メリッサーー───ッ! うわああああっ!!」「お前達、絶対に許さないっ! ひとり残らず…殺すっ! うおおおおおーーーっ!!」
〔カロッサ、回復〕
〔カロッサ、精神コマンド「闘志」「鉄壁」「必中」使用〕


<敵全滅・勝利条件達成>
ヴァン「カギ爪はどこだ! この基地のどこかに隠れてやがるんだろ!」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

カルメン99「ヴァン、聞こえる?」
ファン「カギ爪がいたか!?」
カルメン99「ちょっと調べてみたんだけど、基地はもぬけの殻だったわ…」
ヴァン「なにっ! 逃げられたって言うのか!?」
カルメン99「どうやらそうみたいね…」
ヴァン「くそーっ!」
ジョシュア「でも、とりあえず、カギ爪の計画は阻止できたんですよね?」
剣児「ロケットをブッ壊したんだ。計画は失敗だろ?」
総士「ロケットが1機だけならな。もしも予備があったら…」
一騎「不吉な事言うなよ。やっと勝って、ひと安心してるって時に…!」
総士「…安心や油断は、戦いの中では禁物だ…」
衛「予備があったらまた壊せばいい! 敵が悪事を続ける限り、戦い続ける! それが機動侍ッ!」
咲良「はいはい…」
ヤッサバ「ラミアス艦長!ちょっと頼みがあるんだが…」
マリュー「何でしょうか?」
ヤッサバ「その辺に、アンダーゴレームが3機、隠れてないか調べてくれ」
マリュー「アンダーゴレームですね? ミリアリアさん、お願い」
ミリアリア「わかりました…」
〔レーダー反応〕
ミリアリア「…いました! アンダーゴレームです!」
〔第3軍ユニット出現〕
アデット「あいつら、あんな所に…!」
ヤッサバ「ケジナン! エンゲ! ジャボリ! 聞こえるか!」
ケジナン「ヤ、ヤッサバ! いや、ヤッサバ隊長殿!」
アデット「相変わらず変わり身の早い男だねえ…」
エンゲ「お、俺達に何か用ですかい?」
ジャボリ「た、体調を裏切ったのはケジナンとエンゲですから! 私は関係ないですから!」
アデット「見苦しいよ、ジャボリ!」
ジャボリ「すいません! 姉さん!」
ヤッサバ「おい、てめえら。もう一度、俺の下で働いてみる気はねえか?」
ケジナン「えっ? い、今なんて言いました?」
アデット「これまでの事は、水に流してやるから一緒にやろうって言ってくれてんだよ、この人は!」
エンゲ「ほ、本当ですかい!?」
ヤッサバ「今の俺は、シベ鉄の手先として、ピープルをいたぶってた頃とは違う! 世界を守るために戦ってるんだ!」
アデット「あんた達もこの人と一緒に世のため人のために戦いな!」「さあ、どうする!?」
ジャボリ「隊長! 姉さん! 仲間にして下さいっ!」
エンゲ「ヤッサバ隊長! 裏切ってすいませんでした! もう一度、部下にして下さいっ!」
ヤッサバ「おうっ!」「ケジナン、てめえはどうする!?」
ケジナン「お、俺は…」
アデット「嫌なのかい?」
ケジナン(カシマルの所に戻ったって、下っ端性格が待ってるだけ…)(かと言って、俺ひとりじゃどうする事もできねえし…)(しょうがねえ、ここはヤッサバの野郎に頭を下げておくか…)「ヤッサバ隊長! このケジナン、恥を忍んでもう一度隊長の下で働かせていただきます!」
ジャボリ「ずいぶん悩んでたわね、ケジナンの奴…」
エンゲ「いろいろ計算したんだろ? 何が一番得策勝手…。セコイ奴なのさ、こいつは…」
ケジナン「てめえら! 聞こえてるぞ!」
ヤッサバ「よーし、決まりだ! てめえら3人、俺が面倒みてやる!」「ラミアス艦長。3人ほど乗組員が増えても構わねえですかい?」
マリュー「ええ。戦いはまだ続くわ。仲間はひとりでも多い方が心強いもの」
アスハム「まさかお前達とこんな形で再び仲間になるとはな…」
ケジナン「ああっ! アスハム…様!」
アスハム「まったく、お前達の節操のなさにはあきれて物が言えんな!」
エンゲ「そ、そんな事言わないで、これからもよろしくお願いしますよアスハム様!」
アスハム「ふん…」
ジャボリ(アスハム様…)
ゲイン「おい、ヤッサバ! またあいつらに裏切られないように気をつけろよ!」
アデット「今度はあたしが目を光らせてるから、大丈夫さ。あんた達、今度裏切ったら承知しないからね!」
ケジナン「は、はいっ!」
ジョシュア「兄さん! 兄さんも一緒に行きましょうよ!」
レイ「俺の復讐はまだ終わっていない。俺は自分の力でカギ爪を討つ…!」
〔第3軍ユニット離脱〕
ジョシュア「兄さん…。せめてヴォルケインの修理くらいさせてくれてもいいのに…」
マリュー「では皆さん。アークエンジェルへ帰還して下さい。ズーリへ戻って大空魔竜と合流しましょう」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

???
カギ爪の男「こうしてあなたとお話するのはこれが初めてですね…」
ヴェリニー「そうね。いつもはファサリナが間に入っていたものね…。それで、ファサリナのケガはどうなの?」
カギ爪の男「たいした傷ではないそうですが、念のため、今は休ませています」
ヴェリニー「そう…」
カギ爪の男「それにしても、まさかあなた方が我々と同じ基地を用意していたとは、夢にも思いませんでした」「どうして我々の計画の詳細をご存知だったのです? 極秘に進めていたはずですが…」
ヴェリニー「私達の情報収集能力はとても優秀なの。その気になれば、どんな情報だって盗み出せるわ」
カギ爪の男「なるほど、盗み出したというわけですか…」
ヴェリニー「お気に召さなかったかしら?」
カギ爪の男「いえいえ、構いません。おかげでこうして、夢を見続けられるのですから…」
ヴェリニー「あなたの考え方とシステムは、大変興味深い物だわ。だから、どうしても完成させて欲しいのよ」「そのために、この第2基地を密かに作らせておいたの。私達の組織の未来のためにもね…」
カギ爪の男「そうですか…。では、あなたへの感謝の気持ちを込めて…」「幸せの時計画を必ず成功させてご覧にいれましょう」
ヴェリニー「期待してるわ。それじゃ…」
カギ爪の男「では…」
〔通信の閉じる音〕
カギ爪の男「あの方も夢を持っているんだなあ…。計画が成功すれば、あの方とももっと仲良くなれそうだ…」

アークエンジェル/ブリッジ
カルメン99「幸せの時計画はひとまず阻止できたようだけど、カギ爪には逃げられちゃったわね…」
アスラン「世界の危機が去ったんだ。ひとまずよしとしましょう」
ヴァン「全然よくねえっ! カギ爪に逃げられたんじゃ、何の意味もねえんだよ!」
サラ「それはヴァンさん個人の事情でしょ? 私達にとっては、世界の平和の方が重要だわ」
ミスト「復讐心は悲しみの連鎖を生むだけですよ、ヴァンさん」
ヴァン「お前が言うんじゃねえっ!」
ミスト「す、すんません…」
カガリ「ヴァンの個人的な恨みはともかくとして…」「カギ爪を現状のまま放置しておけば、世界の危機が来るのは時間の問題だろうな」
総士「見つけ出して、身柄を確保する必要があるでしょうね…」
ヴァン「確保なんかする必要はねえ! 俺がこの手で…!」
総士「…怒鳴らないで下さい。あなたの考えている事はわかってますから」
ヴァン「何だと、このガキ!」
ムウ「落ち着け、ヴァン…。総士もそんなキツイ事を言うんじゃない」
総士「しかし、この人の身勝手は目に余ります。チームの統制が取れません!」
剣児「まあ、そう堅い事言うなって。…お前、友達いないだろ?」
総士「それとこれと、どんな関係があるんです?」
ジョシュア「友達がいないんですか? だったら僕と友達になりましょうよ!」「僕はヴァンさんと親友ですし、そしたらヴァンさんとも仲良くなれますよ!」
ヴァン「ふざけるな! お前の友達になった覚えはねえ!」
総士「…僕も友達なんか必要ありませんから…」
ジョシュア「そ、そんなぁ…」
ミリアリア「艦長! 大空魔竜と連絡が取れました」
マリュー「スクリーンへつないで」
〔モニターの開く音〕
ルル「ラミアス艦長! ご無事でしたか。戦況はいかがです?」
マリュー「カギ爪の男の計画は阻止したわ。カギ爪には逃げられてしまったけれど…」
ダイヤ「それじゃあ、世界の危機は去ったってわけですね?」
マリュー「ええ。…そちらの戦況は?」
ラ・カン「こちらも勝利しました。ジーン1世を倒して、ディガルド武国は崩壊しました」
美和「やりましたね、ラ・カンさん」
ラ・カン「この勝利は皆さんの協力があったからこそ得られた物…。心から感謝いたします…!」
サラ「ディガルドがいあんくなったって事は、エクソダスを再開できるって事よね?」「もう一つの地球にいるみんなを呼び戻しましょうよ!」
ベロー「シベ鉄も、妨害するほどの戦力は残ってないだろうからな。ヤーパンへ向けて、一直線だ!」
衛「…エクソダスっていうと…」
ディアッカ「大規模移民の事だったか?」
甲児「ああ。サラさん達はシベリアのウルグスクを旅立って、ヤーパンって国を目指してるんだ」
さやか「もう、何で甲児君が自分の事みたいに語ってるのよ?」
剣児「ゲイナーやサラとは、けっこう長い付き合いだからな…。俺だってそれくらい語れるぜ?」
つばき「語れるからって、しゃしゃり出るなって事よ、バカ!」
ゲイン「ちなみに、俺が請け負ったエクソダスの中でも最大級の規模だな…」
ガウリ「侵略者の妨害によって、もう一つの地球に飛ばされて、思わぬ中断をさせられてしまったが…」「我らのエクソダスは終わっていない。ヤーパンへの旅を続けなくては…」
シン「…思ったんですけど、せっかくゲートがあるんだから…」「あれを使ってヤーパンに飛ばしてもらったらどうなんです?」
サラ「それはダメよ。エクソダスは自分達の力で成功させてこそ意義があるんだもの」
シン「意義ですか…?」
サラ「移民って言っても、ウルグスクでの生活がつらいから逃げ出したってわけじゃないわ」「ロンドンIMAやシベ鉄みたいな腐敗した組織の支配から独立して、新しい世界を目指す…」「エクソダスという行動にはそういう意義が込められているの」「だから、自分達の力でヤーパンまでたどり着かなきゃ、独立した事にはならないの!」
ルナマリア「ず、ずいぶん熱く語るのね…」
ゲイナー「でも、いいのかい、サラ? もう一つの地球も侵略者に狙われてるんだろ?」「こっちの地球が平和になったからって、僕達だけエクソダスを再開するってのはまずいんじゃないか?」
ゲイン「優等生的発言だな…」
ゲイナー「ゲインさん…」
ゲイン「だが、ゲイナーの言う通りだ。助けてもらった恩を忘れて、エクソダスを続けたのでは、仁義にもとる…」
ガウリ「その通りだな、請負人…」
サラ「じゃあ、エクソダスはもうしばらくおあずけって事?」
ゲイン「ああ。恩返しが終わるまではな…」
サラ「…それもそうよね。オーバーデビルだって行方がわからないままだし…」
ガラガ「おい、アークエンジェル! 早く帰ってきてくれ!」「お前達が戻ってくるまで、ごちそうがおあずけなんだ!」
剣児「なにっ! ごちそうがあるのか!?」
ア・カン「ああ、無敵団特性のスペシャル料理が待ってるよ!」
ヤッサバ「よーし、そうとわかればさっさとズーリに帰ろうぜ!」
ケジナン「久しぶりに、まともなメシにありつけそうだぜ。ううっ…」
ジャボリ「そんな事で泣くんじゃないわよ、情けない。ううう…」
アデット「あんた達、よっぽどつらい生活をしてたんだねえ。かわいそうに…」
サコン「では、そちらの位置を教えて下さい。すぐにゲートを開きます」
マリュー「お願いします。アークエンジェル、発進!」
【シナリオエンドデモ終了】


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