No.29
哀しき呪縛を解け
【シナリオデモ１開始】
新ビルドベース／司令室
美和「妃魅禍がつばき達を連れ去ったのは、おそらく覚醒したつばきの能力に目をつけたからでしょう」
ミスト「な、何ですか、つばきちゃんの能力って？」
司馬「詳しく話すと長くなるから簡単に説明するが、つばきの能力を使えば…」「ジーグに組み込まれた銅鐸を奪う事が可能なんじゃ」
美和「さっきの戦闘中、妃魅禍はつばきの能力に気づいたのでしょう」
真矢「それで、つばきちゃんを連れ去ったのね…」
剣児「理由なんてどうでもいい！ 早くつばきと鏡を助けに行こうぜ！」
総士「しかし、妃魅禍達がどこへ逃げたのかわかっていないのでしょう？」
ディック「それじゃ、助けに行けないな…」
美和「可能性があるのは、妃魅禍達の拠点があった阿蘇ですが…」
剣児「じゃあ、そこに攻め込めばいいじゃねえか！」
ザイリン「待ってくれ。そのアソという場所がどういった場所かわからないが、予想で全軍を動かすのはまずい」
スウェン「…それなら、俺が先行する。ノワールの準備はできている」
アデット「さすがい一機でってわけにはいかないだろ？ アデット隊も参加させとくれ！」
ルル「ラミアス艦長、珠城司令。先行部隊の選出を…」
〔通信のコール音〕
所員「珠城司令！ 鏡君から通信です！」
美和「鏡から！？」
司馬「すぐにつなげ！」
〔モニターの開く音〕
鏡「こ、こちら、鏡です…」
剣児「鏡！ 今どこだ！ つばきは無事か！」
鏡「つばきは連れ去られた…。すまん…」
剣児「お前が一緒にいて、何やってんだ！」
鏡「ハニワ幻神に捕まった時の衝撃で気を失っていた…」「奴ら、つばきだけさらって、ビッグシューターと俺を捨てて行ったようだ…」
所員「ビッグシューターの位置がわかりました！ 阿蘇山の付近です！」
ゴオ「鏡君、妃魅禍達は近くにいるのか？」
鏡「わかりません…。ですが、おぞましい気配を感じます…。そう遠くには行っていないはずです」
ルナマリア「じゃあ、つばきちゃんもその近くにいるかもしれないわね！」
鏡「その可能性は高いと思う。…珠城司令、俺はこれからつばきを救いに向かいます」
美和「待ちなさい、鏡。こちらも今、出撃準備をしています」「つばきの救出作戦は我々と合流してからにしなさい」
剣児「お前ひとりじゃどうにもならないだろ？」
鏡「いや、俺ならひとりでも…」
司馬「いかん！ いかんぞ、鏡！ 無理をしたらお前の体は…！」
美和「すぐにそちらに行きますから、無茶な行動は慎みなさい。いいですね」
鏡「…わかりました。では、待っています…」
〔通信の閉じる音〕
剣児「おい、ジジイ。鏡の体がどうかしたのか？」
司馬「ん？ 何の話だ？」
剣児「何の話って、てめえが今…！」
美和「剣児！ そんな話をしている時間はありません」「アスハ代表。阿蘇へ向けて出撃させて下さい」
カガリ「よし！ ラミアス艦長、ルル！ 直ちに発進準備だ！」
マリュー「わかりました。パイロット各員は準備をお願いします」
ルル「ロンゴさん、準備は大丈夫ですか？」
〔モニターの開く音〕
ロンゴ「え？ あ、ああ…！」
ゲイン「…？ ロンゴ、どうしたんだ？ 上着なんて着て…」
ロンゴ「いや、ちょっと風邪を引いちまってな…。この通りだ。ゴホッゴホッ！」
ルル「あまり無理をして欲しくありませんが、ロンゴさんでないと大空魔竜の舵は動かせません…」「すみませんが、次の戦いだけでも頑張って下さい！」
ロンゴ「アイアイサー！」
カガリ「ガウリ隊長には、つばきさんの救出部隊に加わってもらう。こういう任務は得意だろ？」
ガウリ「心得た！ つばきの救出任務、任せてもらおう！」
カガリ「では、総員、出撃準備にかかれ！」
九州／阿蘇
壱鬼馬「妃魅禍様、この小娘、いかがいたします？」
つばき「…………」
妃魅禍「ジーグの銅鐸と共鳴した小娘の力…あの力があれば、銅鐸を守っている結界も破れるはずじゃ」「このまま、わらわの手先としてすぐさま銅鐸を奪い取らせるのもよいが…」「ラングーンへ向かう前に一つ余興があってもいいかもしれんな…」
ギル・バーグ「そんな面倒な事をする必要はない…」
壬魔使「何者だっ！」
ギル・バーグ「俺の顔…もうお忘れかな？」
阿麿疎「お、お前は確か、ギル・バーグ！」
ギル・バーグ「ほう、覚えていてくれたか」
壱鬼馬「貴様…我々に協力するなどと、調子のいい事を言っておいて、今までどこに姿をくらませていた！」
ギル・バーグ「こちらにもいろいろ事情があって、連絡ができなかった…」「その代わりと言ってはなんだが、今日は素晴らしい贈り物をしよう」
壱鬼馬「なにっ？」
ギル・バーグ「以前聞いた話では、お前達は月に行きたがっていたな…」「そのためにジーグとかいうロボットの持つ銅鐸を手に入れるのだと…」
壬魔使「だったらどうしたと言うのだ！」
ギル・バーグ「お前達を突きに連れて行ってやろうと思ってな…」
妃魅禍「ほう、わらわ達を月へ導くと申すか…」
壱鬼馬「以前は、そのような事ができるなどとひと言も言ってなかったではないか！」
阿麿疎「俺達を騙そうとしてんじゃないだろうな！」
ギル・バーグ「最初に会った時、既に俺にはお前達を月へ連れて行く力はあったが、イスペイルが許さなかった」「イスペイルが死んだ今、俺の権限で月へ運んでやれるようになったというわけだ…」（勝手にゲートを使うだけの話だがな…）「さあ、どうする？ 自力で銅鐸を手に入れると言うのなら余計なおせっかいはやめておくが…」
壱鬼馬「いかがいたします、妃魅禍様？」
妃魅禍「…ラングーンにたどり着けるなら、方法などどうでもよい」「ギル・バーグよ。わらわを月へ導くのじゃ！」
ギル・バーグ「わかった…。だが、一つ条件がある」
壱鬼馬「やはりな…。何の見返りもなくそんな申し出をするはずがないとは思ったが…」「何が望みだ！」
ギル・バーグ「簡単な事だ。お前達を捕まえたその小娘をこちらに渡して欲しい。それと、戦力を少し分けてくれ…」
壱鬼馬「何を企んでいる、ギル・バーグよ？」
ギル・バーグ「企みなど、何も…。これからここに攻めて来る地球人どもと戦うために準備だ」「奴らにはイスペイルを殺された恨みがあるからな」
妃魅禍「よかろう。月へ行けるのであれば、小娘にもはや用はない…」「他の使い道があるのなら貴様にくれてやってもよい」「壱鬼馬よ。お前はここに残り、ギル・バーグと共に戦うのじゃ。こやつの監視も忘れずにな…」
壱鬼馬「ははっ！」
ギル・バーグ「では、さっそく月へご招待しようか…」
妃魅禍「これでわらわｈが絶対的な力を手に入れる！ 地上の全てを破壊し尽くしてくれる！ あっはっは…！」
？？？
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕
ギル・バーグ「…聞こえるか、ヴェリニー。応答してくれ」
ヴェリ二ー「ギル・バーグ！？ 今までどこにいたの？」
ギル・バーグ「イスペイルと一緒に地球人にやられてな…。傷が癒えるまで隠れていたのだ」
ヴェリニー「それならそうと連絡しなさいよ。任務を放り出したままで雲隠れするなんて…！」
ギル・バーグ「傷を受けて弱っている姿をお前達に見せたくなかったのだ…」「元宇宙海賊のつまらん意地と思ってくれ…」
ヴェリニー「何が宇宙海賊の意地よ。そんなつまらない事にこだわってるからバンカーは私達に負けたんでしょう？」
ギル・バーグ「…そうかもしれんな」「ところでヴェリニー。今、邪魔大王国の妃魅禍と連絡を取ったのだが…」「地球人どもを阿蘇の本拠地に誘い込んだから、倒すのを手伝って欲しいそうだ」
ヴェリニー「ちょうどいいタイミングだわ。レヴリアスをひねり潰しに行こうと思っていたの…」
ギル・バーグ「レヴリアス？ どうしてお前がそんな物を…？」
ヴェリニー「いろいろ恨みがあってね…。イスペイルみたいに利用しようってわけじゃないわ」「純粋に叩き潰してやりたいの…！」
ギル・バーグ「そうか…。では、こちらの座標を送るから、すぐに来てくれ…」
ヴェリニー「わかったわ。すぐにそっちへ…」「…あ、待って。いい事を思いついたわ」
ギル・バーグ「なに？」
ヴェリニー「少し時間をちょうだい。必ず行くから、しばらく時間稼ぎをしててくれるかしら？」
ギル・バーグ「何をする気だ？」
ヴェリニー「それは後のお楽しみよ。地球人どもを凍りつかせてやるわ…」
ギル・バーグ「何をする気か知らんが、なるべく早く来てくれよ。 待っているからな…」
〔通信の閉じる音〕
ヴェリニー「あなたに言われて回収しておいたオーバーデビルを使わせてもらうわよ、ガズム…」
アークエンジェル／ブリッジ
マードック「艦長！ ビッグシューターの回収が終わりました！」
マリュー「了解！ ではこれより、妃魅禍の拠点へ向けて…」
〔通信のコール音〕
ミリアリア「艦長！ 何者かが通信回路に割り込んで来ました！」
マリュー「何ですって！？」
〔モニターの開く音〕
ギル・バーグ「地球人の諸君。久しぶりだな…」
ロール「お前は…ギル・バーグ！」
パイ「いったい何の用だ！ この野郎！」
ギル・バーグ「妃魅禍様が貴様らをお待ちかねだ。小娘の命が惜しければ、さっさと来るがいい！」「ふははは…！」
〔通信の閉じる音〕
ミア「どうしてギル・バーグが邪魔大王国の手先みたいな事をしてるの？」
ランバ「妃魅禍様、なんて言ってたよ？」
ロール「あの男、邪魔大王国の仲間になったって事か？」
剣児「そんな事はどうだっていい！ つばきを助けに行きゃわかる事だ！ 行こうぜ、艦長！」
マリュー「ええ、そうね。急ぎましょう！」
【シナリオデモ１終了】
サブタイトル
「哀しき呪縛を解け」
【戦闘マップ１開始】
〔敵ユニット出現〕
ギル・バーグ「壱鬼馬よ。もうすぐ地球人どもが来る頃だ。戦う準備はできているか？」
壱鬼馬「…無論だ」
ギル・バーグ「もっとも、奴らは手も足も出せずにのたれ死ぬのだがな…」
壱鬼馬「どういう事だ？」
ギル・バーグ「小娘を盾にするのだ。地球人は仲間を助けるために自分の命を投げ出すような愚か者だ…」「人質を盾にした後は、無抵抗となった連中を…。クックック…」
壱鬼馬「貴様、正々堂々と戦わぬつもりか！」
ギル・バーグ「正々堂々…？ 何を寝ぼけた事を言っている」「勝つためにはどんな汚い手でも使う…それが賢い戦い方という物だ」
壱鬼馬（下衆め…！）
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
鏡「ガウリ隊長。ビッグシューターを大火焔偶に突入させますから、つばきの救出をお願いします」
ガウリ「わかった。ここがヤーパン忍者の腕の見せ所だからな！」
早乙女「ガウリ！ 上手くいったら抱きしめてやるからな！」
ガウリ（ああ、失敗したくなってきた…）
サラ「ゲイナー君、どうして自分から出撃なんか？」
ゲイナー「寒気がするんだ。また、何かよくない事が起こるんじゃないかって…」「この感じは以前にもあった…」
シンシア「ゲイナーも…？ 実は、あたしもなんだ…」
ダイヤ「頼むぜ、ゲイナーさん。つばきさんを救いに行かなきゃならねえ大事な時なんだ」「ロンゴさんから風邪をうつされてダウンなんてやめてくれよ！」
ゲイナー「ああ、わかってる」
ギル・バーグ「来たか。地球人ども！」
剣児「つばきを返せ！ この野郎！」
ギル・バーグ「ずいぶん偉そうな態度じゃないか。小娘の命は我々の手の中にあるのだぞ？」「逆らったらどうなるか、わかっているのか？」
剣児「て、てめえっ…！」
ギル・バーグ「小娘を無事に返して欲しければ、俺の言う事を聞いてもらおう！」「…まずはミア・アリス！ 貴様の命をいただこうか！」
ロール「ギル・バーグ！ 貴様…！」
パイ「ひ、卑怯な事を…！」
ミア「…いいわ、つばきさんを助けるためなら、私…」
ランバ「ミア！」
壱鬼馬「…その必要はない！」
剣児「なにっ！？」
壱鬼馬「ギル・バーグよ。そんな姑息な真似は、この壱鬼馬が許さん！」
ギル・バーグ「何だと…？」
壱鬼馬「ジーグ！ そして、その仲間の戦士達よ！」「この戦いが決するまで、小娘の命はこの壱鬼馬が預かる！ ギル・バーグには指一本触れさせぬ！」
ギル・バーグ「壱鬼馬！ 貴様、勝手な事を！」
壱鬼馬「黙れ、ギル・バーグ！ 貴様も戦士なら、正々堂々と戦ってみろ！」「それとも、まともに戦えぬほど貴様は軟弱なのか…？」
ギル・バーグ「軟弱だと？ 笑わせるな！ 弱い者がバンカーの中で生き残り、出世できたと思うか？」「俺はただ、確実に勝利を手にしたいだけだ！」
壱鬼馬「ならば貴様の強さを見せてみろ！」
ギル・バーグ「よかろう。俺の本当の力を見せてやる！」
衛「敵にも侍の心を持った者がいるという事だ！ 素晴らしい！ 感動だ！」
ムウ「こりゃ、もしかするとチャンスって事か？」
ベロー「でも、ちょっと話がデキすぎって感じがしますよ。信じていいんスか、宙さん？」
磁偉倶「壱鬼馬の事は俺だってよく知っているわけじゃない…」「だが、奴と戦ってきた経験から言わせてもらえば、奴は正面からの勝負を望む男だ」
甲児「そうろわかりゃ、後はいつも通り戦うだけだぜ！」
壱鬼馬「出でよ、ハニワ幻神！」
〔敵ユニット出現〕
壱鬼馬「ジーグよ！ 我が部隊を突破し、大火焔偶までたどり着いて見せよ！」「それができたら小娘は返してやる！」
剣児「よっしゃ！ その勝負、受けたぜ！」
鏡「ガウリ隊長。状況が変わってしまいましたが、万一に備えて、準備はしておいて下さい」
ガウリ「了解した。敵も一枚岩ではないとわかった以上、何があるかわからないからな」
剣児「みんな！ ハニワ幻神どもをやっつけて、つばきを救い出すぜ！｝
【戦闘マップ１終了】
【シナリオデモ２開始】
？？？
ヴェリニー「キッズ・ムント…。オーバーデビルをちょっと借りるわよ」
マルチナ「お前達はオーバーデビルをまた悪用しようというのか？」
ヴェリニー「あら、マルチナ・レーン。相変わらず元気そうね」「下半身がオーバーフリーズして身動きできない割には…」
マルチナ「年端もいかぬ女が、浅知恵でオーバーデビルを操ろうなどとしていれば…」「いくら私でも元気になろうものさ…！」
キッズ「そんな態度をとるな、マルチナ」「ヴェリニーはアガトの結晶に取り残されていたお前を助けて下さったのだぞ？」
マルチナ「助けてくれと頼んだ覚えはないね。私はオーバーフリーズされた時に死んだんだ…」
ヴェリニー「だった、今度は本当に死なせてあげましょうか？ あなたはもう用済みだし…」
マルチナ「用済み…？」
ヴェリニー「ええ。キッズ・ムントからあなたが強いオーバーセンスの持ち主だと聞いて…」「あなたの脳波パターンを調べて、オーバーセンスに関する研究をさせてもらったわ…」「その結果、オーバーデビルの再起動とコントロールに成功したのよ」
キッズ「そ、それは本当か！」
ヴェリニー「ええ、本当よ。オーバーデビルは私達の忠実なしもべになったわ…」
マルチナ「オーバーデビルがしもべに…？ そんな、信じられない！」
ヴェリニー「論より証拠…。これからオーバーデビルを使って…」「気に入らないヤツを始末してくるわ。そこのモニターでよーく見てなさい。それじゃ…」
キッズ「オーバーデビルを自由に操れれば、この世界を私の物にできる…！ シベリア鉄道の夢が再び…！」
マルチナ「おめでたい男だね…。オーバーデビルはおそらく従ったフリをしているだけだ…」「より強いオーバーセンスを持った人間を取り込むためにね…」
【シナリオデモ２終了】
【戦闘マップ２開始】
〔戦闘マップ１から継続〕
マリュー「みんな、いい？ つばきさんの救出が最優先よ！」「剣児君が大火焔偶に接触できるように突破口を開いて！」
ミスト「了解です！ ハニワ幻神どもを蹴散らしてやりますよ！」
＜戦闘開始＞
＜２ＰＰ＞
〔第３軍ユニット出現〕
鏡「あれは…破瑠覇！」
剣児「また出たか！ 虎の怪物め！」
甲児「鏡、どうすんだ！？ また黙って見てろってのか！？」
鏡（確かに状況が状況だが…！ しかし…！）
〔破瑠覇、剣児へ隣接〕
〔破瑠覇、剣児へ攻撃〕
〔剣児に爆発〕
剣児「ぐわあっ！」
ロール「いかん！ あの怪物、こっちの事情はお構いなしだ！」
破瑠覇「グルルル…」
剣児「そこをどけっ！ 今はお前の相手をしてる暇はねえ！」「俺はつばきを助けに行かなきゃならねえんだよ！」
破瑠覇「ガーッ！」
〔破瑠覇、剣児へ攻撃〕
〔剣児に爆発〕
剣児「…お、俺は命をかけてでも、つばきを守るんだ！」
破瑠覇「ガルルル…」
剣児「命をかけて…命をかけて…命をかけてっ！！ 守るんだあああーーーっ！」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔発光音〕
破瑠覇「！！」
〔衝撃音〕
〔破瑠覇後退〕
破瑠覇「ガルルル…」
剣児「まだやるか！」
破瑠覇「…………」
〔破瑠覇、第３軍から味方へ〕
破瑠覇「グルルル…」
剣児「な、何だ？ 急におとなしくなったぞ？」
鏡「どうやら敵ではないとわかったようだな…」
〔味方ユニット離脱〕
剣児「あ、おい！ あの野郎、まった逃げちまいやがった…」
鏡「いや。破瑠覇はお前を仲間と認めた。今後は、呼べばいつでも来てくれるだろう…」
剣児「ホントかよ…？」「おっと、いけねえ！ 早いとこ、つばきを助け出さねえと！ 行くぜ、みんな！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜ミストが戦闘＞
ミスト「つばきさんを助けるために一刻も早く突破口を開かなくちゃ！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜ロールが戦闘＞
ロール「ギル・バーグは邪魔大王国と手を組んだのか？」
パイ「それにしちゃ、邪魔大王国の奴とケンカしてたぜ？」
ランバ「ギル・バーグの性格じゃ、誰とも仲良くなれないと思うけど…」
ミア「ねえ、今はギル・バーグより、つばきさんの事だけ考えましょう！」
ロール「よし！ ザコは蹴散らして、敵の戦艦まで突撃だ！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜剣児が戦闘＞
剣児「つばき！ 今すぐ行くから待ってろよ！ 俺は命をかけてつばきを守るんだ！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜鏡が戦闘＞
鏡「ガウリ隊長、壱鬼馬はともかくギル・バーグという男が約束を守る保障はありません」「いつでも出られるように準備をしておいて下さい」
ガウリ「わかっている！ 私はいつでも臨戦態勢だ！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜磁偉倶が戦闘＞
磁偉倶「大火焔偶に乗っているのは壱鬼馬だけなのか？」「妃魅禍はいったいどこへ行ったんだ？ まあいい、今はつばきの救出が先だ！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜美和が戦闘＞
美和「つばきの能力を妃魅禍に悪用されるわけにはいかない。一刻も早くつばきを助け出さなくては…！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜ミストvsギル・バーグ＞
ミスト「人質を取って、俺達をいたぶろうとしたようだが、アテがはずれたな！ この卑怯者め！」
ギル・バーグ「だったらまともに戦って、ねじ伏せるだけだ！」「卑怯な手など使わなくても貴様らなど、俺の敵ではない！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜ロールvsギル・バーグ＞
ロール「お前は妃魅禍と手を組んで何をしようとしているんだ！」
ギル・バーグ「フッ…。教えるわけにはいかんな…」
パイ「ミアへの復讐はもうやめたのかよ！」
ギル・バーグ「やめるわけがなかろう！ 今の計画を終わらせたら、必ずミア・アリスの命はもらう！」
ロール「どんな計画があるか知らないが、俺達の手で止めてみせる！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜剣児vsギル・バーグ＞
剣児「つばきを盾にしようとした卑怯者め！ 絶対に許せねえ！」
ギル・バーグ「フッ…。勝つためには手段を選ばないのが俺の流儀でな…！」
剣児「何が流儀だ！ かっこつけてんじゃねえよ！ 俺の怒りの一撃を食らいやがれ！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接前≫
＜鏡vsギル・バーグ＞
鏡「なんとしても大火焔偶までたどり着いてつばきを救い出す！」「そこをどいてもらおうか、ギル・バーグよ！」
ギル・バーグ「馬鹿め…！ この俺を突破できると思っているのか？ 絶対に大火焔偶には行かせんぞ！」
＜ギル・バーグＨＰ５０％以下＞
ギル・バーグ「ちっ…！ 壱鬼馬のせいでいらぬ戦いをさせられてしまった…」「だが、今やられては計画が台無しだ。ひとまず退くか…」
〔敵ユニット離脱〕
＜剣児が壱鬼馬へ隣接＞
剣児「どうだ！ たどり着いたぞ、この野郎！ さあ、つばきを返しやがれ！」
壱鬼馬「見事だ、ジーグ。ならば約束通り、小娘は返して…」
※※既にギル・バーグ撃破の場合のセリフ※※
〔敵ユニット出現〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ギル・バーグ「そうはさせんぞ！」
〔ギル・バーグ、壱鬼馬へ攻撃〕
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔ビームの発射音〕
壱鬼馬「しまった！」
ギル・バーグ「せめて人質を殺して、地球人どもの苦しむ姿を楽しませてもらわないとな！ あっはっは…」
〔敵ユニット離脱〕
パイ「ギル・バーグ！ あの野郎！」
壱鬼馬「いかん！ このままでは人質のいる区画が…！」
鏡「ガウリ隊長！」
ガウリ「よし！」
〔鏡、壱鬼馬へ隣接〕
〔空を舞う音〕
ガウリ「とあっ！」
壱鬼馬「お、お前はいったい…！」
ガウリ「つばきは…人質はどこだ！」
壱鬼馬「せ、船尾に閉じ込めてあるが…今からではもう…！」
ガウリ「ヤーパン忍法は伊達ではない！」
〔空を舞う音〕
ガウリ「つばき！ つばきはここか！」
つばき「…ガ、ガウリ隊長！？」
ガウリ「扉を壊す！ 下がっていなさい！」
つばき「は、はいっ！」
ガウリ「ヤーパンニンポー！ とああああっ！！」
〔爆発音〕
ガウリ「扉は壊した！ これで出られるはずだ！」
つばき「ありがとうございます！ ガウリ隊長！」
ガウリ「礼など後でいい！ 早くしないと爆発する！」
つばき「はいっ！」
〔壱鬼馬に爆発〕
剣児「つばきーーっ！！」
ガウリ「大丈夫だ、剣児。つばきは無事だ」
剣児「ガウリ隊長！」
鏡「さすがはヤーパン忍者。素晴らしい働きでした」
ガウリ「うむ！」
鏡「つばき、戦えるか？」
つばき「ええ、もちろん！」
剣児「やい、ヒゲ野郎！ 約束通り、つばきは返してもらうからな！」
壱鬼馬「無論だ。ではジーグよ、改めてお前達に勝負を申し込む！」「我が大火焔偶を落としてみよ！」
剣児「勝負ったって、お前の艦は壊れてるじゃねえか！」
壱鬼馬「船尾の一部が破損したにすぎん。この程度で落ちる大火焔偶ではない！」
剣児「よっしゃ！ だったら勝負してやるぜ、ヒゲ野郎！」
壱鬼馬「我が名は壱鬼馬！ 覚えておいてもらおう！」
剣児「おう！ さあ来い、壱鬼馬！ 勝負だ！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接後≫
＜剣児vs壱鬼馬＞
剣児「壱鬼馬！ お前の心意気には感動したぜ！」「だが、勝負は別だ！ 手加減なしでいくぜ！」
壱鬼馬「当然だ！ 手抜きなどは許さん！ 全力でぶつかって来い！」
＜鏡vs壱鬼馬＞
ガウリ「貴様の誇りある行動、敵ながら見事だったぞ！」
壱鬼馬「私は人質など取らなくても勝つ自信がある。だから解放したにすぎん！」
鏡「ならば俺達も、全力でお前を迎え撃とう！ 行くぞ！」
＜磁偉倶vs壱鬼馬＞
磁偉倶「壱鬼馬よ！ なかなか味な事をしてくれるじゃないか。見直したぜ！」
壱鬼馬「黙れ、司馬宙！ 今日こそ貴様との因縁に決着をつけてくれる！」
磁偉倶「望むところだ！ かかって来い！」
≪剣児が壱鬼馬へ隣接後≫
＜衛vs壱鬼馬＞
衛「お前の誇りある行動！ この機動侍の心に響いた！ 正々堂々、１対１の勝負を挑むぞ！」
壱鬼馬「小僧が一人前の口をききおって…！ よかろう！ 正々堂々、粉砕してくれる！」
＜壱鬼馬撃破＞
〔壱鬼馬に爆発〕
壱鬼馬「妃魅禍様…。この壱鬼馬どうやらここまでのようです」「最後までお側にお仕えできず、申し訳ありません…！」
〔敵ユニット撃破〕
剣児「壱鬼馬…あんた、立派な戦士だったぜ…！」
ラ・カン「敵ながら見事な武人であった…」
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
鏡「後は残った敵を片づけるだけだ！」
ミスト「了解！ 戦闘を終わらせてこんな暑苦しい所から脱出しましょう！」
＜敵全滅・敵増援１出現＞
ミスト「これで敵は全滅か…」
磁偉倶「そういえば、妃魅禍がどこにもいなかったようだが…」
鏡「まがまがしい気配ももはや感じられない…。つばき、何か知らないか？」
つばき「私は閉じ込められていたから、何も…」
剣児「壱鬼馬って奴に任せて、自分は逃げちまったんじゃねえか？」
美和「妃魅禍はつばきの能力を利用しようとしていたはず…」「そのつばきを残したまま姿をくらますなんて、何かがあったとしか思えませ」
ダイヤ「何かって…？」
美和「それはわかりませんが…」
剣児「まあ、とにかく、つばきが無事だったんだから、いいじゃねえか！ な？」
〔レーダー反応〕
アンジェリカ「センサーに反応！ ゲートが発生します！」
アスラン「なにっ！？」
〔敵ユニット出現〕
ミスト「ああっ！？ あれは…ヴェリニーか！」
シンシア「オ…オーバーデビルもいるわ！」
ゲイン「こいつはいったい…」
ヴェリニー「驚いているようね…。そう、私達はオーバーデビルを手に入れたのよ」「これであんた達をまとめてオーバーフリーズさせてあげるわ！」「オーバーフリーズなら死ぬ事もないしル＝コボル様にお咎めを受ける心配もないからね」
バルトフェルド「やっかいな連中がオーバーデビルを手に入れちまったな…」
咲良「冗談じゃないわ！ 氷漬けなんてまっぴらよ！」
ヴェリニー「…ところで、ギル・バーグと邪魔大王国の軍勢が見あたらないようね…」
カガリ「あいにくだったな。そいつらならもう倒した後だ！」
ヴェリニー「あ、そう…。別にどうでもいいわ、あんな奴ら…」「どうせ生き残ってても、まとめてオーバーフリーズするだけだから…」
ミスト「ふざけた事ばっかり言いやがって…今日こそお前を倒す！ そして、レムの事を聞き出す！」
ヴェリニー「レヴリアス…！ あんたは氷漬けじゃすまさない…」「凍った後でバラバラにしてやるから覚悟してなさい！」
〔敵ユニット離脱〕
ミスト「ああっ！ 待て、ヴェリニー！」
ゲイン「逃げた奴は放っておけ！ オーバーデビルが来るぞ！」
＜オーバーデビル撃破・敵増援２出現＞
〔オーバーデビルに爆発〕
〔オーバーデビル、回復〕
ムウ「まずい！ オーバーデビルがまた動き出すぞ！」
ダイヤ「リマンメガロポリスの時みたいに炎の力で倒さないと駄目なのか！？」
ゲイナー「オーバーヒート…！ あの時は偶然使えたようなものだったけど…！」
シンシア「今のゲイナーならできるわ！」
アーリーミイヤ「大変動の遥か以前より心の闇に巣食うオーバーデビル…」「真の愛と勇気を心に感じられし人間のみがオーバーヒートと…」
ゲイナー「な、なんだ！？ 今の！？」
ダイヤ「ゲイナーさん！ どうしたの！？」
ゲイナー「わからない！ 女の人だったようだけど…」
サラ「ゲイナーも見たの…！？ それじゃあ…」
ゲイナー「とにかくやってみる！ 真の愛と勇気…それが何かはわからないけど！」「…この前は幻覚にやられてだった！ だからもう一度言ってやる！」「サラッ！！ 好きだぁーっ！！ サラ！ 愛してるんだ、サラァーッ！！」
サラ「私もよ！ 愛してるよ…愛してるからーっ！！」
ゲイナー「うおおおおおっ！！」
〔ゲイナー、オーバーデビルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ゲイナーvsオーバーデビル」]
〔オーバーデビルに爆発〕
〔悪魔の咆哮〕
サラ「やったね！ ゲイナー君！」
ゲイナー「ああ！ 今度こそオーバーデビルの最期だ！」
ヴァン「やるもんじゃねえか…」
ゲイン「若いのは嫌いかい？」
ヴァン「口だけの奴は嫌いだがな」
カガリ「ゲイナーは口だけの奴じゃないさ。それはわかってるだろ？」
ネロ「伝わってきたぞ…。若造の心意気がな！」
ヴァン「いちいちツッコむな！ 俺だってそれくらいわかってる」
〔敵ユニット出現〕
ヴェリニー「人間の生み出すオーバーセンスにはまだ勝てないようね。もう一度研究のやり直しだわ…」
〔敵ユニット離脱〕
ゲイナー「ああっ！ オーバーデビルがまた逃げた！」
ヴェリニー「オーバーデビルを壊されたんじゃ、私が直接相手をするしかないようね…」
〔敵ユニット出現〕
ヴェリニー「殺してしまうとル＝コボル様に怒られるから…半殺しにしてあげる。さあ、かかって来なさい！」
ミスト「今度こそ逃がさないぞ！ 決着をつけてやる！」
ロール（ギル・バーグ…。奴が大人しく引き下がったとは思えない…）（どこかでこの戦いを静観しているのか…？）
ラクス「イディクスの幹部が相手であればどこから増援が来るかわかりません」「皆さん、長期戦に備えて下さい！」
マードック「応急修理や補給が必要な奴は遠慮すんなよ！」
＜ミストvsヴェリニー＞
ミスト「ヴェリニー！ お前を倒してガズムの居場所を聞き出してやるからな！」
ヴェリニー「レヴリアス！ お前だけはこの手で絶対切り裂いてやる！！」「たとえル＝コボル様の怒りに触れても、後悔はしない！」
＜シェルディアvsヴェリニー＞
シェルディア「レムの場所を教えろ！ どこにいるんだ！」
ヴェリニー「…また、お前か、しつこい小娘ね。居場所なんか知らなくたって、あいつの方からお前達の前に現れる」「それを待ってればいいわ！」
シェルディア「そんなの待ってられないよ！ 今すぐ教えろーっ！」
＜カガリvsヴェリニー＞
カガリ「このヒステリー女め！ 一度撃墜されたんなら、おとなしく撃墜されていろっ！」
ヴェリニー「ヒステリックな声をあげてるのはあんたの方じゃないか！ もう少しおしとやかにした方がいいよ！」
カガリ「余計なお世話だっ！」
＜ヴェリニー撃破・敵増援３出現＞
〔ヴェリニーに爆発〕
ヴェリニー「くっ…この私がこうも追いつめられるとは…」「ここはいったん退くしか…」
〔敵ユニット出現〕
ヴェリニー「ギル・バーグ！ 来てくれたのね！」
ギル・バーグ「ヴェリニーよ。いいザマだな…」
ヴェリニー「な、何を言っているの？」
ギル・バーグ「お前はここで名誉の戦死を遂げるのだ」
ヴェリニー「えっ！？」
〔空中戦車隊、ヴェリニーへ隣接〕
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
〔敵ユニット撃破〕
〔ヴェリニーに爆発〕
ヴェリニー「ぎゃああああっ！」
ギル・バーグ「クックック…アッハッハッハ…！」
ヴェリニー「ギ、ギル・バーグ…裏切ったわね…！」
ギル・バーグ「ダンガイオーによって滅ぼされた宇宙海賊のバンカーの残党を集め…」「やっとの事で新たなバンカーを旗揚げしようとした時に、貴様らイディクスが現れた…」「貴様らとの戦いに敗れた我々は、再びバラバラになってしまった…」「俺は、生き延びるために仕方なくお前達の言いなりになっていたが、最初から忠誠心などない…！」
ヴェリニー「き、貴様…！」
ギル・バーグ「俺はいずれ、イディクスの組織を全て乗っ取らせてもらうつもりだ」「そのためには、イスペイルも、お前も、邪魔な存在でしかない…」
ヴェリニー「じゃあ、イスペイルもお前が…！」
ギル・バーグ「直接手を下してはいないが、奴が地球人にやられるように細工をさせてもらった」「…そして、お前もな」「そうだ。死ぬ前にもう一つ教えておいてやる」「前に、お前の管理しているエネルギー集積所で爆発事故が起こっただろう？」「あれは俺が仕組んだ事だ。ゲート発生装置にある物を発見したんだね…」「後はそれを使って、空間のひずみを作ったのさ。お前の足を引っ張るためにな…」
ヴェリニー「お、おのれ…」
ギル・バーグ「さあ、おしゃべりはここまでだ。後の始末は地球人の諸君に任せるとしよう…」「さらばだ、ヴェリニー。アッハッハ…」
ロール「い、いったい何が起こったんだ？」
ヴァン「仲間割れでもしやがったか？」
ミスト「何だっていい！ 奴にとどめを刺すチャンスだ！」「アンジェリカ！ 行くぞ！」
アンジェリカ「ええ！」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔光の放射音〕
ミスト「これで終わりだ！ ヴェリニーッ！」
〔ミスト、ヴェリニーへ攻撃〕
[イベント戦闘「ミストvsヴェリニー」]
ヴェリニー「こ、この私が…負けるなんて…」
ミスト「おい、ヴェリニー！ レムは…いや、ガズムはどこにいる！
ヴェリニー「あ、あいつなら、すぐにあんた達の前に現れるわよ…。ル＝コボル様と一緒にね…」
ミスト「ル＝コボル様…？ そいつは…」
ヴェリニー「…私がここで実体を失ったとしても…私の『欠片』はル＝コボル様が吸収して下さる…」「そうすれば、私はル＝コボル様と一つになれる…」
「でも…せめて最後にもう一度だけ、私の名前を呼んで欲しかった…。ル＝コボル様…」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔敵ユニット撃破〕
ミスト「ル＝コボル様だって…まさか、俺や隊長がやられたあいつの事か…？」
アンジェリカ「さあ…」
パイ「ギル・バーグの野郎、イディクスを裏切りやがったぜ…？」
ランバ「いったい何を考えてるのかしら…」
ミア「ほんと。あいつの考えてる事はよくわからないわね…」
リール「少なくとも、ミアへの復讐のためだけに動いてるわけじゃなさそうだけど…」
〔敵ユニット出現〕
ギル・バーグ「確かに、今の俺はミア・アリスへの復讐のためだけに行動しているわけではない…」「だが、ハッキリ言っておくが、俺はミア・アリスへの恨みを一瞬たりとも忘れた事はない！」
ロール「義、ギル・バーグ！！」
ギル・バーグ「今の俺にとってもっとも重要なのはイディクスを乗っ取り、バンカーを再興する事…」「だから、お前らごときの相手をしている暇などないのだ…」
パイ「お前らごときだと！？ なめやがって！」
ギル・バーグ「だが、邪魔大王国とヴェリニーとの連戦でダメージを受けたお前達なら、倒すのは造作もない事…」「このチャンスを逃す手はないと思って、お前達を叩き潰しに来たのだ…！」
甲児「人質の時も思ったが、やり方がセコいんだよ！」
ギル・バーグ「セコいだと？ 狡猾と言ってもらいたいものだな」
パイ「みくびるんじゃねえ！ 多少ダメージがあってもお前みたいな卑怯者に負けるもんか！」
ギル・バーグ「強がりもどこまで続くかな？ 今日こそ決着をつけるぞ！ ダンガイオー！」
ロール「望むところだ！ かかって来い！」
＜ギル・バーグ撃破＞
〔ギル・バーグに爆発〕
ギル・バーグ「ちいっ！！ 奴らめ、俺がいろいろと画策している間にここまでの力を付けているとは…！」「ここは一度撤退を…！」
パイ「逃げるのか！？ 今日こそ決着をつけると言ったのはあんただろ！」
ギル・バーグ「生きるか死ぬかという時につまらん事にこだわる俺ではない！」
ランバ「そうかいかないわよ！ お前を倒すために取っておいた必殺の一撃をお見舞いするわ！」
ミア「あなたの命運もここまでよ！ ギル・バーグ！」
ギル・バーグ「くだらん！ 何が必殺の一撃だ！ ゲートの準備に…」
ロール「逃がすか！ これが最後の攻撃だ！ いくぞ、ギル・バーグ！！」
〔ロール、ギル・バーグへ攻撃〕
[イベント戦闘「ロールvsギル・バーグ」]
ギル・バーグ「ば、馬鹿な…こいつらにこんな…こんな力があったなんて…！」
ミア「どうやらあなたも終わりのようね、ギル・バーグ…」
ギル・バーグ「フッ…。これで勝ったつもりか？」
ロール「なにっ！？」
ギル・バーグ「俺がやられても、バンカーの残党は宇宙にまだまだたくさんいる…」「俺と同じ志を持った奴が、いつか必ず宇宙海賊バンカーを再興するに違いない！」「バンカーの怨念は滅びん！ お前達の戦いは永遠に終わらんのだ！ あっはっはっは…！」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔敵ユニット撃破〕
ミア「ギル・バーグ…ついに倒す事ができた…！」
パイ「あの野郎、最後まで負け惜しみ言いやがって！」
ランバ「バンカーの残党がまだまだ残ってるって言ってたね…」
ロール「だったら最後のひとりまでやっつけるだけだ！ 宇宙の果てまで追いかけてな！」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
ゴオ「敵は全部やっつけたようだな…」
ミスト「今回は強敵の連続でキツかったですね」
ゲイナー「まさかオーバーデビルまで出てくるとは思わなかったよ…」
つばき「皆さん、ごめんなさい！ 私のせいで迷惑かけちゃって…」
磁偉倶「悪いのはつばきじゃない。つばきをさらった邪魔大王国が悪いんだ」
ロン「そうそう。君は全然悪くない」
杏奈「もしも私がさらわれたとしたら、つばきちゃん。助けに来てくれるでしょ？」
つばき「もちろんじゃない！」
ゴオ「みんなも同じ気持ちさ。俺達は、常に助けあい、支えあう仲間じゃないか…」「だから、謝る必要なんかない」
つばき「ほんとにありがとう、みんな…」
剣児「とにかく、つばきが無事でよかったよ…！」
真矢「ほんと、よかったですよね…」
ムウ「それにしても、勝つには勝ったが謎ばかり残っちまったな…」
鏡「あれだけ銅鐸にこだわっていた妃魅禍が突然どこへ行ってしまったのか…」
ミスト「それに、ヴェリニーが言っていたル＝コボルってのは何者なのか…」
シェルディア「レムの事も結局わからなかったし…」
キラ「そもそも、イディクスの目的は今回もわからずじまいだった…」
マリュー「確かにそうね。幹部らしき敵をふたりも倒してるのに、正体については何の手がかりも得られてないわ…」
ミスト「俺が頭に血が上っていたせいで…。すみません…」
カガリ「気にするな。奴はガズムがすぐに現れると言っていた」
ロン「邪魔大王国、擬態獣、フェストゥム…。そいつらと戦ってる内にガズムは来てくれるさ」「正体を知るのはその時でもいいと思うよ？」
ミスト「本当にすみません…」
ダイヤ「わからない事が多くて、頭が混乱してきちゃったぜ…」
カガリ「ここで考えていても仕方がない。とにかく今はビルドベースへ戻ろう」
サコン「不明な点も含めて、もう一度状況を整理し直した方がよさそうですね」
ガラガ「そうと決まれば、さっさと帰ろうぜ！」
ミスト（ヴェリニーを倒せたのはうれしいけど、わからない事が増えてしまった…）（ル＝コボルって、隊長が負けたあの生物的なメカのパイロットの事なのか…？）（もし、そうだとしたら…あんな奴に勝てるのか…？ いや、今の俺達なら…）（…って、また俺ひとりで考えて袋小路に入っちまってる…）（一日も早くレム…いや、ガズムから真実を聞き出さなくちゃ…）
【戦闘マップ２終了】
【シナリオエンドデモ開始】
？？？
ガズム「ええい…！ ヴェリニーまで倒されるとは…！」「俺さえまともに動ければむざむざ散らす事はなかったものを…！」
ヴェリニー兵「ガズム様。出撃前にヴェリニー様よりこれをお預かりしておりました」
ガズム「メモリーチップ…？」
ヴェリニー兵「万一の事があったらこれをお渡しするようにと…」「カギ爪の男の幸せの時計画に関するデータだと思います」「このシステムは、ル＝コボル様のお役に立つはずだと申しておりました…」
ガズム「うむ…」
ヴェリニー兵「計画の進行状况は９０％以上、後は仕上げを待つばかりの状態でした…」「ル＝コボル様におほめいただくのだと楽しみにされていたのに…」
ガズム「そうか…。ヴェリニー、さぞ悔しかったろう…心残りだったろう…」「お前の『欠片』は必ず回収してル＝コボル様に直接吸収していただくように取り計らうからな…！」
ヴェリニー兵「ガズム様。ヴェリニー様は復活できないのでしょうか？」「ヴェリニー様の『欠片』があれば、何とかなるのではありませんか？」
ガズム「可能性はゼロではない…。だが、限りなくゼロに近いな」「既にヴェリニーの『欠片』は空間に散らばってしまった…」「プラネット・クライシスで地球を破壊すれば、ヴェリニーの『欠片』を再構成できるかもしれないが…」「既にイスペイルの『欠片』が散らばっている上に、地球人のマイナスエネルギーもある…」「全く同一の人格と記憶を持ったヴェリニーが再生する事はあり得ない」
ヴェリニー兵「し、しかし、今すぐならまだ、ヴェリニー様の『欠片』だけ分離する事が…」
ガズム「今までイスペイルが進めて計画を無駄にしてまで、ヴェリニーを復活させろと言うのか？」「ル＝コボル様の不利益になるような事をして、ヴェリニーが喜ぶと思うかね？」
ヴェリニー兵「そ、それは…」
ガズム「俺がヴェリニーの『欠片』を回収し、吸収すれば奴の人格を活かせるかもしれんが…」「俺は新しい憑代を手に入れたばかりですぐに吸収する事はできない…」「いずれにしても、今すぐにヴェリニーを復活させるのは極めて難しいといわざるを得ない」
ヴェリニー兵「ヴェリニー様…」
ガズム「そう気を落とすな。マイナスエネルギーを吸収し尽くし、地球を滅ぼした後…」「俺が責任をもってヴェリニーの『欠片』を回収する」
ヴェリニー兵「よろしくお愿いします！ ガズム様！」
ガズム「ああ、任せておけ…」（ヴェリニーとなった者達よ。ル＝コボル様の下で一つになる日までしばしの別れだ…）
【シナリオエンドデモ終了】
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