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No.3
ビルドアップ!蘇る伝説!!

【シナリオデモ1開始】
大空魔竜/ブリッジ
〔扉の開閉音〕
シズカ「ここが大空魔竜のブリッジだよ」
甲児「おおーっ! 広いな!」
杏奈「すっごーい!」
ミスト「あっ、杏奈さん! ゴオさんの話はもう終わったんですか?」
杏奈「うん、もう行っていいって! だから、急いで追っかけてきちゃった」「それにしても、お母さんの司令室とは全然雰囲気が違うわね…」
ミスト「ダンナーベースにもひけをとらない設備ですね…」(意匠もシステムも、ダンナーベースのと全然違う…)(俺の知ってる文化系との共通点は無さそうだな…)
ローサ「どうしたの、シズカ。その子達は誰?」
シズカ「ダンナーベース所属のパイロットだ。大空魔竜の見学がしたいんだってさ」
杏奈「はじめまして!」
ローサ「ようこそ、大空魔竜へ。歓迎するわ」
シズカ「彼女はローサ副長。キャプテン・ガリスの次に偉いこわ~いお姉さんだ」
ローサ「ちょっと、シズカ。そういう紹介のしかたはないでしょ?」
ロンゴ「でも、本当の事だろ」
ローサ「…ロンゴ。甲板掃除がしたいのかしら?」
ロンゴ「おっと、いけねえ…」
シズカ「な、怖いだろ?」
ボス「ほんとだぜ…」
ヌケ「ナ、ナイフみたいな視線でしたね、ボス」
ミスト「ダンナーベースにもローサ副長に負けないくらい怖い女の人がいますけどね」
杏奈「あ~っ! それってお母さんの事?」「後で言いつけちゃお~っと」
ミスト「ちょ、杏奈さん! 冗談じゃないですか!!」
杏奈「ふふっ、嘘よ。お母さんの怖さは私もよ~く知ってるから」
甲児「シズカさん。大空魔竜のエネルギー源は? 装甲は何でできてるんです?」
さやか「あら、珍しいわね。甲児君がそんな事を聞くなんて…」「マジンガー以外のロボットに興味があるの?」
ムチャ「エネルギーとか装甲とか、そんな事聞いたって兜のオツムでわかるわけねえじゃん」
甲児「へっ! いつまでも馬鹿呼ばわりされてたまるかよ!」「俺はいつか、お爺ちゃんみたいな科学者になって、マジンガーを超えるロボットを作るんだ!」「そのために俺は猛勉強してるんだよ!」
ボス「おい、さやか 兜は何か悪いもんでも食ったのか?」
さやか「さあ…?」
甲児「ふん! 何とでも言いやがれ!」「それでシズカさん。大空魔竜のエネルギーと装甲は?」
シズカ「大空魔竜もガイキングもハイドリュートっていう炎のエネルギーで動いてるんだ」「装甲はゾルマニウムっていう合金さ」
杏奈「ハイドリュートにゾルマニウムか。聞いた事のない名前ね」
ミスト「確かにどちらも初めて聞く名前ですね」
甲児「ミストは勉強不足なんだよ」「超合金Zや光子力エネルギーの事も知らなかっただろ?」
ミスト「き、記憶喪失ですから…」
ボス「そういや、お前のロボットは何でできてるんだよ?」
ミスト「いや、それも記憶になくって…あはは…」
ボス「ロボットの名前は覚えてるくせに何で材質の名前は記憶にねえんだよ!」
ムチャ「お前、ほんとに記憶喪失なのか?
ミスト「な、何を言ってるんですか?」
〔通信のコール音〕
ミスト「おっと、俺の通信機だ」「はいミストです!」
〔モニターの開く音〕
霧子「ミスト。緊急の用件だ。急いでダンナーベースに戻っておいで 兜君達も一緒にね」
ミスト「緊急の用件って…?」
甲児「逃げたダリウス軍が見つかったんですか?」
霧子「いや、それとは違う用件だ。とにかく戻ってきておくれ」
ミスト「はい、わかりました! 今すぐ戻ります!」
〔通信の閉じる音〕
「…だそうです。急いで戻りましょう! 俺、先に行ってますから!」
〔扉の開閉音〕
ボス「あっ、こら待て!」
杏奈「ものすごい勢いで行っちゃったね」
ボス「あいつ、絶対何か隠してるぜ!」
甲児「まあ、いいじゃねえか、ボス。あんまり詮索すんなって…」「シズカさん。せっかく案内してもらってる途中で申し訳ありませんが…」「緊急事態みたいなんで俺達、ダンナーベースに戻ります」「時間があったら、またゆっくり見学させて下さい」
シズカ「ああ、いつでもおいで。じゃあね」

ダンナーベース/司令室
〔ドアを開ける音〕
ミスト「ただ今戻りました!」
霧子「あれ、お前ひとりかい?」
ミスト「ひと足先に戻ってきました!」「それで、緊急の用件って、何ですか?」
霧子「ゴオ達と一緒に、九州までひとっ飛びして欲しいんだ」「ビルドベースの司馬博士から警備の要請があった」
ミスト「ビルドベースですか?」
霧子「長崎にあるベースだ。九州全体を覆うゾーンの調査と研究をしている」
ミスト「ゾーン…?」
ゴオ「何だお前。ゾーンの事も知らないのか?」
ミスト「き、記憶喪失なもんで…」
霧子「ぶ厚い雲みたいなエネルギーフィールドでね…九州を外界と遮断しちまったのさ」「ゾーンのせいで、この50年間、誰も九州に足を踏み入れてない」
ミスト「50年間も…」
影丸「ところがここ数日ゾーン内部の動きが50年ぶりに活性化しているらしい」
霧子「ゾーンの中には邪魔大王国が封印されててね…」「最悪の場合、それが復活するかもしれないのさ」
ミスト「じゃまだい…?」
〔ドアを開ける音〕
甲児「遅くなりました!」
杏奈「ひとりで行っちゃうなんてひどいじゃない。ミストさんってば!」
甲児「シズカさんにお礼も言わずに行っちまって…ダメじゃないか!」
ミスト「す、すいません…」
杏奈「それでお母さん。緊急の用事って…?」
霧子「ビルドベースの警備に行っておくれ」「邪魔大王国が復活するかもしれないそうだ」
甲児「邪魔大王国が!? それがほんとなら大変だ! すぐに出動しなきゃ!」
霧子「さあ、ビルドベースで司馬博士がお待ちかねだ。急いで準備にかかっておくれ!」
甲児「了解!」
ゴオ「杏奈、お前はまだコンビネーション戦闘に不慣れだ」「今は出撃前で時間がないから詳しくは説明できんが…」
杏奈「ええっ!? そんなの後、後!」
〔ドアを開ける音〕
ゴオ「こら、待て!」
〔ドアを開ける音〕
ミスト「あの~、司馬博士って…?」
霧子「司馬遷次郎博士。考古学者でありながら、ロボット工学の権威でもある…」「日本で1、2を争う偉い博士だから、ご無礼のないようにするんだよ!」
ミスト(…そ、そんなに偉い博士なのか。しっかりやらなきゃな…やばい! ドキドキしてきたぞ…)
霧子「ほら、ミスト! 何をボンヤリしてるんだい!」
ミスト「は、はいっ! では、これよりビルドベースへ行って参ります!」
〔ドアを開ける音〕
霧子「大丈夫かね、あの子…」
〔通信のコール音〕
小波「博士、DSSD研究所から通信が入っています」
霧子「DSSD?」
小波「はい。セレーネ・マクグリフ博士からです」
霧子「モニターへ出して」
〔通信の開く音〕
霧子「セレーネ! 久しぶりだね。元気だったかい?」
セレーネ「ええ。あなたも元気そうね」
霧子「おかげさまでね。それで、何の用だい?」
セレーネ「これからシャトルの打ち上げを予定しているんだけど…」「打ち上げ基地の周囲に擬態獣がいないかどうか調べてもらえないかしら?」「5年ぶりに擬態獣が出たと聞いて、みんな心配しているのよ…」
霧子「わかった。コスモベースに基地の周辺を調べてもらうから、少し待ってておくれ」「コスモベースに連絡を!」
桃子「了解。コスモベース、応答願います。こちらダンナーベース…」
霧子「セレーネ。基地の座標を送ってくれるかい?」
セレーネ「今送ったわ」
桃子「データを転送します」
〔通信の開く音〕
ルウ「こちらコスモベース。打ち上げ基地の座標データを確認しました」「…問題ありません。基地の周囲に擬態獣反応は全くありません」
霧子「…だそうだ」
セレーネ「ありがとう」
霧子「401を運ぶのかい?」
セレーネ「ええ、ヴォワチュールユニットのテストをするわ。AIユニットの完成はまだ先だけど…」
霧子「成功を祈ってるよ」
セレーネ「ありがとう。それじゃ」
〔通信の閉じる音〕
桃子「あの、401って何ですか?」
霧子「GSX-401FW。外宇宙探査のために作られたモビルスーツさ」「ヴォワチュールユニットが完成すれば、太陽風を利用して永遠に加速し続ける事ができる」「宇宙の果てにだって行けるようになるのさ」
小波「宇宙の果て…」
霧子「成功するといいねえ…」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

ゴオ「こちらゴオ! 全機、発進準備、完了! いつでも出られるぜ!」
影丸「よし! 全機、発進だ!」

〔カーソル、新ビルドベースへ移動〕
新ビルドベース/司令室
所員「司馬博士! ゾーンの活性化がさらに激しくなっています!」
司馬「ヘスターにつなげ! それから、各観測所の所員に通達!」「自動監視システムの再チェック後ゾーン周辺から退避させろっ!」
所員「ヘスター事務総長と回線がつながりました」
〔通信の開く音〕
ヘスター「どうしました。新たな動きがありましたか?」
司馬「ゾーンの活性化が激しくなった。このままでは新たな神職もある。近隣住民への避難勧告はすんだのか?」
ヘスター「既に終わっています。現在、連合軍の部隊がそちらへ向かっています」
司馬「ビルドベースも独自に防衛体制をとらせてもらうぞ」
ヘスター「許可します。ゾーンの拡大阻止に努めて下さい」「そのためにビルドベースにはゾーンに関するあらゆる権限を与えてあるんですからね」
司馬「ふん…」
ヘスター「状況に変化があれば、また連絡を」
司馬「わかった」
〔通信の閉じる音〕
カガリ「新たな侵食とはどういう事だ? ゾーンが拡大するのか?」
司馬「簡単に言えば、そういう事だ。このビルドベースもゾーンに飲み込まれるかもしれん」
カガリ「そんな!」
アレックス「カガリ。ここは危険だ。俺達も避難しよう」
カガリ「でも、もしもゾーンの活性化にフェストゥムが関係してるとしたら…」
アレックス「その可能性は極めて低いと司馬博士から聞いたじゃないか」
カガリ「低いと言ってもゼロじゃない! 私はここに残って、情勢を見届ける!」
アレックス「カガリ! 自分の立場を考えるんだ」「君がゾーンから出られなくなったりしたらオーブはどうなる?」
カガリ「しかし、フェストゥムのミールが日本の瀬戸内海にあった事を考えれば…」「ゾーンの内部にフェストゥムがいる可能性だってある!」「フェストゥムに襲撃されたオーブ近隣諸国の惨状をお前だって知ってるだろう?」
アレックス「それはそうだが…」
カガリ「私はオーブをああはしたくない。何としてもフェストゥムの脅威からオーブを守らなくてはならないんだ!」「だから、こうしてフェストゥムの調査をして…!」
司馬「姫様、そんなに大声を出さんでくれ。仕事の邪魔になる」
カガリ「あ、すまない…。つい興奮してしまって…」
〔扉の開閉音〕
ミスト「失礼します! ダンナーベースから来ました!」
司馬「おお、来たか。待っておったぞ!」
ミスト「うわあっ! ば、化け物っ!」
司馬「小僧! いきなり無礼じゃろうが!」
ミスト「えっ? あ…人間の言葉が通じる?」
司馬「貴様…! ワシは司馬遷次郎じゃ!」
ミスト「し、司馬遷次郎!? 司馬博士って…葵博士が ものすご~く偉いって言ってた…!?」「うわーーっ! たたた、大変申し訳ありませんでした!  どうかお許し下さいっ!」「まさか偉大な司馬博士があなたのような化け物だとは思いもよらず…」「…ああっ!? 俺はいったい何を言ってるんだ!」
司馬「少し落ち着かんかっ! この馬鹿者め!」
ミスト「は、はいっ!」「…と、とりあえず土下座してお詫びを…!」
司馬「馬鹿もん! 土下座なんぞする必要ないわい!」「化け物と見間違われるくらい慣れっこじゃ」
ミスト「で、でも、この星ではお詫びの気持ちを表すには土下座が一番いいって…」
司馬「…この星?」
ミスト「あ、いえ、何でもないんです! 気にしないで下さい!」
司馬「何なんだ! ダンナーベースにはこんな馬鹿しかおらんのか!」
〔扉の開閉音〕
ゴオ「馬鹿はそいつだけですよ、 司馬博士」「…ったく、ひとりで勝手に先走ってドジ踏んでるんじゃないぞ、ミスト」
ミスト「す、すいません…」
司馬「おお、猿渡君じゃないか! パイロットに復帰したのか!」
ゴオはい。5年ぶりに出てきた擬態獣がずっと眠っていた俺の闘志を呼び覚ましてくれました…」
甲児「司馬博士! ご無沙汰してます!」
司馬「おお、兜君も一緒か! それにさやか君も!」
さやか「芝のお爺さま お元気そうで何よりです」
甲児「俺達、ダンナーベースに出向中で、猿渡さん達と一緒に戦ってます」
司馬「そうかそうか。歴戦の勇士がふたりも来てくれたら…」「邪魔大王国が復活したとしても恐るるに足らんのう」
ゴオ「それで、ゾーンの様子はどうなんですか?」
司馬「ついさっき、活性化がさらに激しくなりおった」「このままでは、邪魔大王国が復活するのも時間の問題じゃ」「ゴオ君達には、さっそくビルドベースの守りについてもらいたい」
ミスト「あの~、じゃまナントカって何なんです?」
司馬「貴様! 歴史の勉強をしとらんのか!」
ミスト「き、記憶喪失なもんで…」
司馬「オッチョコチョイの上に記憶喪失だと? 貴様、この仕事が勤まるのか?」
甲児「だ、大丈夫です! こいつのパイロットとしての腕は確かですから!」
司馬「…ふん! 邪魔大王国とは、50年前九州から出現し…」「人類を征服しようとした邪悪なる集団じゃ」
ミスト「人類を征服?」
司馬「人類と邪魔大王国の壮絶な戦いの最中、九州の高千穂峰を中心に特殊な霧が突如として発生し…」「邪魔大王国もろとも九州全土を包み込み、強力な結界を形成した。それがゾーンじゃ!」
ミスト「そんな事があったのか…」
カガリ「ゾーンの中にはどんな手段を使っても入る事ができず…」「九州に取り残された人達がどうなったのか、50年間、不明のままなんだ」
ミスト「あなたは?」
カガリ「私はカガリ・ユラ・アスハだ」
静流「カガリ・ユラ・アスハと言ったらオーブ連合首長国の…?」
司馬「そうじゃ。そのお方はオーブの姫様じゃ」
光司「そ、そんな偉い人がどうしてこんな危険な場所にいるんです?」
アレックス「ほら見ろ。普通、君のような要人がこんな場所にいるのはおかしいんだ」「さあ、早く避難しよう」
司馬「さっきも言ったように、ゾーンの中にいるのは邪魔大王国の連中だけじゃ…」「フェストゥムの存在を示すデータは検出されておらん!」
カガリ「しかし!」
司馬「さっさと出て行け! あんたがここにいても邪魔なだけじゃ!」
アレックス「さあ、行こう。カガリ」
カガリ「くっ…!」
〔扉の開閉音〕
所員「博士! 第3観測所より報告。ゾーンに近づく機体があるそうです」
司馬「ヘスターの言っていた地球連合の部隊じゃろ…」「モニターに映せ!」
〔通信の開く音〕
司馬「なにっ!? 地球連合ではないぞ!」
ゴオ「ああっ、あれは!」
司馬「知っているのか!?」
ゴオ「はい。大空魔竜が追っている敵です。確かダリウス軍とか…」
司馬「ダリウス軍だと!? 奴ら、また出てきおったのか!」
さやか「ご存知なんですか!?」
司馬「無論じゃ。だが、奴らがゾーンに近づくなど過去に例がない…」「いったいなぜ…」
所員「第3観測所より、また連絡です!」
司馬「ここにつなげ!」
〔モニターの開く音〕
???(アンジェリカ)「司馬博士! 飛行戦艦がゾーンに入っていきます!」
司馬「馬鹿な! どうやって!?」
???(アンジェリカ)「それが、ゾーンの一部にあ、穴を空けてるんです!」
司馬「穴だと? …そうか、ダリウスめ」「デスクロスポイントを開ける技術を利用しおったか!」
???(アンジェリカ)「飛行戦艦がゾーンに消えました!」
司馬「なにいっ!」
ミスト(あ、あのオペレーター…あいつによく似てるな…)(でも、そんなはずない…)

???
妃魅禍「待っておったぞ ダリウスの将、サスページ」
サスページ「あなたは…?」
妃魅禍「わらわは邪魔大王国の女王妃魅禍(ヒミカ)じゃ」
サスページ「なぜ僕の名をご存知なのです?」
妃魅禍「わらわを眠りから覚ましてくれた男から聞いた…」「まもなく、異世界からの軍勢がここへやって来ると…」
サスページ「…そうか、あいつか」
妃魅禍「わらわとそなたが手を結べば、地上は容易に我々の手に落ちるとあの男は言うておったが…」
壱鬼馬「妃魅禍様! こんなどこの馬の骨ともわからぬ者に頼らずとも…」「この忠実なるしもべ壱鬼馬(イキマ)の力で皆殺しにしてみせます!」
サスページ「ど、どこの馬の骨とは何と失礼な…」「ノーザでもそこまでは言わぬぞ…」
妃魅禍「面白い。壱鬼馬よ、お主の力わらわに見せてみよ!」「今、封印の外に人間どもの軍勢が近づいておる…」「ハニワ幻神・魔愚羅(マグラ)で人間どもを蹴散らしてまいれ!」
壱鬼馬「ははっ!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「ビルドアップ!蘇る伝説!!」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
道生「…いつ見ても気が滅入るな、ゾーンって奴は…」
スウェン「…?」
道生「そう不思議な顔すんなよ、スウェン。…昔の縁って奴さ…」
シャムス「しかし、邪魔大王国なんて教科書でしか見た事ねえけど本当にいるのかね?」
カノン「私は聞いた事もない…」
ミューディー「コーディネーター相手じゃないとやる気が出ないわね」
〔レーダー反応〕
カノン「ゾーン内より熱源反応接近」
シャムス「なにっ!」
〔敵ユニット出現〕
道生「な、何だこいつ!」
シャムス「こ、これがハニワ幻神って奴か?」
壱鬼馬「あれが人間どもの軍勢か! 魔愚羅よ、行けっ!}
スウェン「来るぞ!」
〔画面、赤く点滅〕
〔ビームの発射音〕
〔味方ユニット撃破〕

シャムス「ば馬鹿な…」
ミューディー「一瞬であれだけの機体を!」
道生「…まずいな。ここはいったん退くぞ!」
ミューディー「えっ?」
カノン「戦わずに退くのか?」
道生「奴の戦力は未知数だ。データがないまま戦ったら俺達もタダじゃすまねえ!」「それに、何かあったらビルドベースの連中に任せていいって指示も出てんだ」「管轄外の任務を請け負って死ぬなんて御免だぜ」
スウェン「賢明な判断だな。ここは退却すべきだ」
カノン「くっ…」
〔味方ユニット離脱〕
壱鬼馬「ふははは…! 人間どもめ、尻尾を巻いて逃げていきおったわ!」「さあ、魔愚裸よ! 思う存分、暴れるがいい! 人間どもを蹴散らしてしまえ!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

チームSHIBAテストコース
鏡「剣児…」
剣児「何だ、鏡?」
鏡「チームのオーナーから次のレースまで、俺とお前…」「どちらが代表レーサーになるか決めておけと言われた」
剣児「それで俺をテストコースに呼び出したってわけか」
鏡「勝った方が代表だ。いいな」
剣児「言われるまでもねえ。いくぜ!」
〔カウントダウン〕
剣児「最初のコースで差をつける!」
鏡「頭から飛び出したか…」
剣児「どうだ!」
鏡「わかってないな」
剣児「しまった! 逆をつかれた!」
鏡「フッ…」「…!?」
剣児「どうした、鏡? 突然バイクを止めやがって…。勝負はこれからだってのによ」「ははん、お前さては…勝ち逃げする気だな!?」
鏡「待て、剣児。地鳴りだ…!」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

剣児「マジだ…しかもだんだん強くなってやがる!」
鏡「あれを見ろ、剣児!」
剣児「な、何だ、あの化け物は?」
鏡「…ハニワ幻神!」
剣児「あの化け物、つばきの神社に向かってやがる! くそっ!」
〔バイクの走行音〕
鏡「待てっ! 剣児!」
剣児「つばき、待ってろ! 今行くからな!」

麻布都珠勾神社/境内
剣児「つばきーっ!」「つばき! いねえのかっ!」
美和「剣児ですね?」
剣児「あ、婆ちゃん! つばきは!?」
美和「ここにはいません」
剣児「そうなの?」
美和「ついて来なさい」
剣児「どこ行くんだよ!?」
美和「…………」

剣児「なあ、婆ちゃん! こんな所に連れて来て…いったいここはどこなんだよ!?」
美和「剣児。このマシンに乗りなさい」
剣児「な、何だ、こりゃ! すっげえバイクじゃねえか!」
美和「乗る前に、この手袋を…」
剣児「手袋?」
美和「お行きなさい、剣児!」
〔バイクの走行音〕
剣児「すげえ、レスポンスいいぜ! 婆ちゃん、後ろに乗れ!」「あれ? 婆ちゃんがいねえ! どこいった!?」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

剣児「くそっ! グズグズしてらんねえ! 行くぜっ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔味方ユニット出現〕

剣児「ウ大ーッ! すっげえ! このマシン、すげえぜ!」
〔剣児に爆発〕
剣児「うわあっ!」
〔剣児、後退〕
剣児「とにかくあの化け物から逃げねえと踏み潰されちまうぜ!」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

つばき「剣児! 聞こえる!?」
剣児「ええっ!? つ、つばき! つばきなのか!?」
つばき「海岸まで走って! そこでビルドアップするわ!」
剣児「ビ、ビルド?」
つばき「いいから海岸まで走って!」
剣児「わ、わかった!」
〔剣児、砂地へ移動〕
剣児「つばき! 海岸に出たぞ!」
つばき「今行くわ!」
〔味方ユニット出現〕
柳生「つばきこのままじゃハニワ幻神が街をメチャメチャにしてしまうわ」「早くジーグにビルドアップして!」
つばき「はい!」
鏡「いたぞ、あそこだ」「…初めて乗った雷鋼馬をああまで乗りこなせるとはな…バイクの腕だけは一流だな、剣児…」
剣児「な、何だあの妙な飛行機は!」
〔鏡、剣児へ隣接〕
剣児「うわっ! こっち来た!」
つばき「私よ、剣児!」
剣児「つばきか! お前、どうして…」
つばき「そんな話は後よ! 今すぐ両手の拳と拳を合わせて!」
剣児「こ、拳?」
つばき「いいから早く!」
剣児「わ、わかった」
〔機体の変形音〕
剣児「うわあっ! 何だこりゃ!」「マシンが変形する! 潰されるうっ!」
つばき「いくわよ、剣児! ジーグ・パーツ、シュートッ!」
〔滑空音〕
〔剣児、合体〕

剣児「ロ、ロボット…。ロボットになっちまった!」
つばき「剣児がジーグになれた!」
鏡「フッ…」
剣児「どうなってんだ、このバイク!?」
〔モニターの開く音〕
司馬「鋼鉄ジーグだ!」
剣児「あ? 誰だ、爺さん!?」
司馬「草薙剣児! お前がこの大地を守る防人となれ!」「行けっ! ジーグ! ハニワ幻神を倒すのじゃ!」
剣児「何の事だかサッパリわからねえが、いっちょ大暴れしてやるぜ!」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
剣児「うわっ! いきなりロボットがたくさん出てきやがった! 何者だ、てめえら!」
甲児「俺達はお前の味方だ! 司馬博士の命令で助けに来たぜ!」
剣児「味方? ありがてえ! 一緒に頼むぜ!」
甲児「…って、ありゃあジーグじゃねえか!?」
さやか「本当だわ! あれは鋼鉄ジーグ!」
光司「すげえ! あの伝説のロボットと一緒に戦えるのか!」
杏奈「教科書で見たジーグとビミョーに形が違うような気がするけど…」
ダイヤ「見とれてる場合じゃないよ! 戦わなきゃ!」
甲児「おっと、いけねえ! みんな、行くぞ!」

<敵全滅・味方援軍2&敵増援1出現>
壱鬼馬「おのれ! 魔愚羅がやられるとは!」
〔敵ユニット出現〕
サスページ「やはり僕の協力が必要な様子ですね」
壬魔使「壱鬼馬! 何をしておる!」
阿麿疎「情けねえな、壱鬼馬!」
壱鬼馬「壬魔使(ミマシ)! それに阿麿疎(アマソ)!」
サスページ「ひとまず妃魅禍様の下で作戦を練り直しましょう。どうぞ、お乗り下さい」
壱鬼馬「くっ!」
〔サスページ、壱鬼馬のいる地点へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

剣児「何だ何だ! 今度は団体でお出ましかよ!」
司馬「あれはダリウス軍の魔獣じゃ! 気をつけろ!」
剣児「へっ。誰が敵だろうと構わねえ! 全部まとめて叩きのめしてやるぜ!」
柳生「張り切るのは結構だけど、大暴れしすぎないようにね!」
ゴオ「みんな! 敵を倒す事よりも街を守る事を優先に考えるんだ!」
甲児「わかってるって! これ以上、奴らの隙にはさせねえぜ!」
ミスト(守ってみせる…今度こそ!)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

〔扉の開閉音〕
カガリ「司馬博士! いったい何があったんだ!」
司馬「姫! オーブに帰ったんじゃないのか!?」
カガリ「帰ろうとしたら、突然警報が鳴ったから戻って来たんじゃないか!」
司馬「スクリーンを見るんじゃ!」
カガリ「こ、これは…化け物!?」
アレックス「こいつらが邪魔大王国ですか?」
司馬「いや、こいつらはダリウス軍じゃ。邪魔大王国同様、地上の侵略を企んでいる連中じゃ!」
アレックス「ダリウス軍…」
〔機体の発進音〕
カガリ「化け物と戦ってるロボットがいるじゃないか!」
司馬「1体は、ワシが作った鋼鉄ジーグ! 他の連中は、ダンナーベースから来てもらった助っ人じゃ!」
カガリ「モビルスーツとは全然違うタイプのロボットがたくさんいるな…」
所員「博士! 魔獣が街に迫っています! ああっ! 大変です! 街にまだ逃げ遅れた人がいます!」
カガリ「そんな馬鹿な! 連合軍が避難勧告を出したんじゃなかったのか!?」
司馬「邪魔大王国の復活が予想より早かったせいで、避難が間に合わなかったんじゃ…!」
所員「魔獣が逃げ遅れた人々の方へ接近しています!」
〔モニターの開く音〕
ミスト「やめろーーっ!!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ミスト「ぐわあーーっ!!」
司馬「あの小僧、身を挺して避難民を守りおったか!」「大丈夫か、小僧!」
ミスト「な、何とか…!」
所員「魔獣が再び街を攻撃しようとしています!」
アレックス「…………」
司馬「街を守るんじゃ、剣児! 何としても食い止めるんじゃ! ジーグなら何とかできる!」「猿渡君! 兜君! 君達の力で何とかしてくれ!」
剣児「無茶言わないでくれ!」
甲児「何とかしてくれって言われても…」
ゴオ「このままじゃ…街が…避難民が…!」
アレックス「…俺が出ます!」
カガリ「アス…じゃない、アレックス! 何を言い出すんだ!」
アレックス「罪もない人々が殺されるのを黙って見ているわけにはいかない!」
カガリ「しかし、私達が戦闘に介入するのは…」
アレックス「オーブとして介入するんじゃない。アレックス・ディノとして戦うんだ!」
カガリ「そ、そんな事言っても…」
アレックス「事態は一刻を争う! 話は後だ!」
〔扉の開閉音〕
カガリ「おい! アスラ…!」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
ミスト「逃げ遅れた人達は…!?」
柳生「ひとまず安全な場所に避難したわ」
杏奈「よかった…」
鏡「安心するのはまだ早い。他にも逃げ遅れた人がいるかもしれないからな…」「これ以上魔獣どもを街に近づけるな!」
〔味方ユニット出現〕
ミスト「あっ、あれは!」
柳生「オーブのモビルスーツ…ムラサメだわ!」
〔アレックス、小火焔偶へ攻撃〕
[イベント戦闘「アレックスvs小火焔偶」]
〔敵ユニット撃破〕
剣児「うは、すっげえ!」
アレックス「俺も一緒に戦わせてくれ。これ以上、街の被害を拡大させるわけにはいかないからな」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

カガリ「アスラン! 魔獣とかいう妙な化け物を相手にするんだからな! 油断するなよ!」
アレックス「ああ、わかってる…!」(おそらく俺の行動は問題になる…。だが、戦う力が…救える力があるのに黙って見過ごすわけにはいかない!)
剣児「あんた、誰だよ!?」
アレックス「アレックス・ディノだ」
鏡「アレックス…? さっきお会いしたオーブの方ですか?」
アレックス「ああ。そちらの指示に従う!」
ゴオ「わかった! 協力、感謝する!」
さやか「こちらには修理装置は補給装置を装備した機体があります! 何かあったら遠慮なく要請して下さい!」
アレックス「了解!」「このムラサメはモビルアーマー形態に『変形』する事で、より機動力と火力が増す…」「敵陣に切り込む時は任せてくれ!」
〔味方戦艦出現〕
ミスト「大空魔竜だ!」
ガリス「ダリウスの戦艦がこんな所にいたとはな…我々も加勢する!」
甲児「ありがとう、キャプテン・ガリス! これで百人力だぜ!」

<ミストが戦闘>
ミスト「司馬博士にいい所を見せて汚名挽回しなくちゃな!」
司馬「ばかもん! 汚名を挽回してどうする!」「汚名は返上するもの、挽回するのは名誉じゃ! しっかり勉強せいっ!」
ミスト「わ、わかりました!」

<甲児が戦闘>
甲児「ダリウス軍の次は邪魔大王国かよ! みんなまとめてこの兜甲児が相手になってやるぜ!」

<ダイヤが戦闘>
ダイヤ「ダリウス軍と邪馬大王国が手を組むなんて…! こりゃあやっかいだぜ!」

<ゴオが戦闘>
ゴオ「擬態獣の相手だけでも大変なのに、次々と新しい敵が出て来やがって…! いったい日本はどうなっちまうんだ!?」
杏奈「日本の事より、私達の新婚生活はどうなっちゃうのよ!」
ゴオ「お前はロボット乗りと一緒になった! それにお前もパイロットなんだ! 新婚生活なんて諦めろ!」

<アレックスが戦闘>
アレックス「調査に来ただけなのに戦う事になるとはな…」「だが、これ以上被害を拡大させるわけにはいかない!」

<剣児vsハニワ幻神>
剣児「何でこんな事になってんのか全然わかんねえけどよ…」「今はとにかくハニワ幻神とかいう化け物をやっつけりゃいいんだろ!? 見てろ…大暴れしてやるぜ!」

<鏡vsハニワ幻神>
つばき「剣児…。あなたをひとりで戦わせないわ。私もビッグシューターで戦う!」
鏡「邪魔大王国め…50年前のようにはいかんぞ。お前達の好きにはさせない…!」

<柳生vsハニワ幻神>
柳生「ハニワ幻神! ビルドエンジェルの華麗な空の舞を見せてあげるわ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ガリス「ダリウス艦はゾーンの中へ逃げた。我々も後を追うぞ!」
〔通信の開く音〕
司馬「待つんじゃ、大空魔竜!」
ガリス「あなたは司馬博士!」
司馬「久しぶりじゃのう。キャプテン・ガリス」
ガリス「待てとはどういう事です? 司馬博士」
司馬「ゾーンの中には邪魔大王国の本拠地がある。うかつに中に入らん方がいい」
ガリス「しかし、むざむざ見逃すわけには…」
司馬「ひとまずビルドベースに立ち寄って態勢を立て直すんじゃ」「ゾーン内にいる限り奴らはどこにも逃げられん」
ガリス「わかりました」「ローサ、ひとまずビルドベースで補給をする。ダリウスの追撃はその後だ」
ローサ「わかりました。ロンゴ、大空魔竜をビルドベースへ」
ロンゴ「了解!」
つばき「健治、大丈夫?」
剣児「ああ、何とかな…」
鏡「初めてにしては、よくやったな剣児」
剣児「今日! てめえ、何でそこにいるんだよ!」
鏡「フッ…。説明はビルドベースに戻ってからだ」
剣児「たっぷりと説明してもらうからな!」
〔通信のコール音〕
ミスト「何だろう? 通信機にパーソナルコールだ…」「はい、こちらミスト」
〔モニターの開く音〕
???(アンジェリカ)「ミスト! ミストなの!?」
ミスト「ええっ! 君は…」
〈名前変更〉
ミスト「…アンジェリカじゃないか! さっきのオペレーターはやっぱりアンジェリカだったのか!」
アンジェリカ「何であなたがここにいるのよ!」
ミスト「それはこっちのセリフだよ! 何で君がビルドベースにいるんだ!?」
アンジェリカ「あなたこそ、どうしてレヴリアスで戦ってるのよ!?」
ミスト「と、とにかく これからビルドベースに戻るから詳しい話を聞かせてくれ!」
アンジェリカ「当たり前じゃない! さっさと戻ってきなさい!」
ミスト「戻ってきなさいって…再会早々、偉そうに命令すんなよ!」
アンジェリカ「うるさいわねっ! 頭が混乱してるんだから、ゴチャゴチャ言わないで!」
ミスト「わ、わかったよ…じゃあ、後で!」
アンジェリカ「待ってるわ!」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

新ビルドベース/通路
ゴオ「杏奈、もう掴んでしまったかもしれないがコンビネーション戦闘について教えておくぞ」
杏奈
「パートナーシステムの説明を聞く」
「パートナーシステムの説明を聞かない」

≪「パートナーシステムの説明を聞く」を選択≫

杏奈「あ、ちゃんと覚えてたんだ。てっきり忘れたもんだと思ってた」
ゴオ「茶化すな!」
杏奈「ごめんごめん。で、コンビネーション戦闘って何? ただ並んで戦うのとは違うの?」
静流「簡単に言うと、二人一組で戦う戦法よ。片方が前線に立って、僚機はそのサポートに徹する…」「サポート側は、パートナーに続いて攻撃したり、パートナーを庇ったりできるわ」「普段、敵の攻撃を受けにくいのも特徴ね」
杏奈「ふんふん…。後ろから前の人の援護をするのね」
静流「そういう事。それと、移動手段は前線の機体のものを使用できるの」
杏奈「じゃあ、ピュリアさんのスティンガーと組めば、オクサーでも空を飛んで移動できるって事?」
静流「サポートに徹しているうちは、だけどね。それと、繰り返しになるけど空を飛べるのは『移動』の時だけよ」「空を飛べない機体が空中にいるパートナーを援護する事はできないから気をつけるのよ」
杏奈「そっか…。オクサーじゃスティンガーを助けられないのか…」
ゴオ「おいおい、俺の出番をとるなよ…」「…というわけだ、杏奈。ちなみに、俺をパートナーに選んで入ればすぐに合体もできるぞ」「離れる事がないからな」
案んア「あ、そっか! 常に近くにいるんだもんね! それに、ふたり一緒だとやる気も出そう!」
リー「いい事ばかりでもないぜ。いわゆる『アタックコンボ』が使えなくなる」
ゴオ「パートナーがいるかどうかで他にもいろいろ違いがあるが…」「まあ、メリットばかりじゃない、という事を憶えておけばいいだろう」
杏奈「わかったよ、ゴオちん」
光司「静流さん! 俺と組みましょう!」
静流「パイロットにそれを決める権限はないわ。誰と誰を組ませるか…それは指揮官が決める事よ」
光司「そんなぁ…」

≪「パートナーシステムの説明を聞かない」を選択≫
杏奈「大丈夫だよ、ゴオちん。さっき静流さんから簡単なレクチャーは受けたから、もうバッチリ!」
ゴオ「おっ? 頼もしいじゃないか。それじゃあ、次の戦闘からはダンナーとオクサーで組むか!」
杏奈「うん!」

つばき「ごめん、剣児」「本当はちゃんと説明してからジーグのパイロットになってもらう計画だったの」
鏡「順序は入れ替わったが、ジーグのビルドアップも成功したし、おおむね予定通りだな」
剣児「そもそも、あの化け物は何なんだ! ハニワ幻神とかいう奴だってのは、さっき変なジジイから聞いたけどよ!」
早乙女「失礼な事を言うな! あのお方は、司馬遷次郎博士だぞ!」
剣児「司馬…? 誰だ、そりゃ…?」「…それよりあんた、すっげえ筋肉だな。まるで、ゴリラじゃ…」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

早乙女「失礼な事を言うなと言ったろう!」
剣児「いってえな…いきなり殴るなよ!」
早乙女「なにっ!? 私のパンチをまともに食らって立ってられるなんて…」
身堂「へえ…。ずいぶん頑丈な体じゃないか」
早乙女「女に殴られて気を失うことヤワじゃねえよ」
早乙女「こ、この…! もう一発殴ってやる!」
剣児「やるか!? 女だからって手加減しねえぞ!」
柳生「ふたりともそのへんにしておきなさい」
早乙女「た、隊長…! わかりました…」
剣児「誰だ、あんた?」
柳生「私は柳生充子。ビルド遊撃隊、ビルドエンジェルの隊長よ」
早乙女「私はビルドエンジェル隊の早乙女だ」
身堂「同じく、身堂…」
剣児「ビルドエンジェル?」
つばき「ジーグと一緒に戦う仲間よ。さっきの戦いでも、柳生さんが一緒に戦ってくれたでしょ?」
剣児「ああ、あの戦闘機か! …って事は、この凶暴なゴリラも戦闘機乗りなのかよ!?」
早乙女「てっ、てめえ!」
剣児「まあいいや…。それで鏡、ハニワ幻神ってのは何者なんだよ!」
鏡「ハニワ幻神は、半世紀前、九州を中心に暴れた邪魔大王国の先兵だ」
剣児「じゃ、邪魔…?」
つばき「歴史で習ったでしょ?」
剣児「うーん。習ったような…」
鏡「俺達はゾーンを見守り…」「再び邪魔大王国が動き出した時のために準備を整えていたんだ」
つばき「剣児が乗ったジーグはハニワ幻神と戦うためのロボットなの」
〔扉の開閉音〕
甲児「いたいた! あんたがジーグのパイロットなのか?」
鏡「…ん? 俺か?」
甲児「いや~、俺と同じでハンサムじゃんか!」
鏡「いや、ジーグのパイロットは俺じゃない。こいつだ」
甲児「ええっ? このマヌケ面が?」
剣児「てめえ、俺にケンカ売ってんのか?」
甲児「いや、悪い! つい口が滑っちまった」
さやか「ごめんなさいね。甲児君たら、口が悪くて…」
剣児「別にいいぜ。マヌケだの、アホだの、スケベだの言われ慣れてっからさ…」
つばき「あの…あなた方は?」」
さやか「私は弓さやか。ダイアナンAのパイロットです。で、こっちは…」
甲児「無敵のロボットマジンガーZのパイロット兜甲児だ!」
剣児「無敵だと? 俺のジーグより強いってのか?」
甲児「当然さ。伝説のロボットとは言え…」「50年前の骨董品に負けるかよ!」
鏡「それは違うな、兜君」
甲児「えっ?」
鏡「50年前のジーグは邪魔大王国との最後の戦闘中に消息不明になってしまった…」「剣児のジーグは最新のシステムを搭載した、新型のジーグなんだ」
剣児「ほらみろ。やっぱりジーグの方が強いじゃねえか!」
甲児「どうしてそういう結論になるんだ! 新しいってだけで強いと決まったわけじゃねえ!」
剣児「わからねえ野郎だな! だったら直接対決するか!」
甲児「望む所だ!」
さやか「ふたりとも、やめて!」
つばき「剣児も落ち着いて!」
鏡「フッ。このふたり、まるで兄弟だな…」
〔扉の開閉音〕
ダイヤ「ああっ! こんな所にいた!」「甲児さん、さやかさん! それにビルドベースの人達だよね?」
さやか「どうしたの、ダイヤ君?」
ダイヤ「作戦会議をするから司令室に集まるようにって。館内放送、聞こえなかったの?」
甲児「この馬鹿のせいでうっかり聞き逃しちまったぜ」
剣児「何だと! 人のせいにすんのかよ!」
ダイヤ「はいはい、そこまで! さっさと司令室に行く!」
甲児「わかったよ…」
剣児「ちぇ…」
さやか「ふふっ。ダイヤ君の方がよっぽどオトナね」

アンジェリカ「ミスト司令室に行かなくていいの?」
ミスト「それどころじゃないだろ? ちょっとくらい遅れたっていいさ」
アンジェリカ「うん…」
ミスト「こうして再会できるなんて夢にも思わなかったよ。…って言うか、まだ信じられない!」
アンジェリカ「私もよ。まさかあなたも地球に飛ばされてたなんて…!」
ミスト「君はいつから地球に?」
アンジェリカ「1年前よ…」
ミスト「1年前って事は…」
アンジェリカ「そう。最後に出撃したあの日よ…」「私のマシンが戦闘不能になって、お父さんやあなたが敵の指揮官機を追って行って…」「その後だったわ。突然白い光に包まれて…気づいたら地球にいたの」
ミスト「俺は2ヶ月前に飛ばされてきたんだ」
アンジェリカ「2ヶ月前? それまではどこにいたの?」
ミスト「1年前、俺も戦闘中に光に包まれて気づいたらベザードって星に飛ばされてたんだ…」「俺は約10ヶ月、そこで平和に暮らしてた…」「でも、もしかしたらまたあいつらが攻めてくるかもしれない…」「そう思って、その星の人と準備を進めていたんだ」
アンジェリカ「それで、あいつらが2ヶ月前に襲ってきたのね。…勝てたの?」
ミスト「いや…。俺は、敵の指揮官機も倒せなければその星を守る事もできなかった」「そもそも、指揮官機がどこにいたかもわからなかった」「何をもって勝ちとするのか…そんな戦いだったよ」「いろいろあって、宇宙に上がった直後だった。俺の目の前でベザードが白く輝いて…」「そして、気づいたら地球に飛ばされてたんだ」
アンジェリカ「そうだったの…」「じゃあ、ここでこうして再会できたのは…」
ミスト「ものすごい偶然か、それとも運命か…」
アンジェリカ「どちらにしても再会できた事を神様に感謝しなくちゃね…」
ミスト「ああ、そうだな…」
アンジェリカ「そう…ところでミスト…」
ミスト「なに?」
アンジェリカ「ううん…やっぱりいいわ」
ミスト「どうしたんだ。気になるじゃないか」
アンジェリカ「…作戦会議に遅れると怪しまれるわ。早く行った方がいいわよ」
ミスト「…そうだな、じゃあ行くよ…」「それからさ、俺は記憶喪失って事になってるから…」「みんなの前では知らないフリをするけど、悪く思わないでくれよ」
アンジェリカ「それなら私もそうよ。正体を話すわけにいかないし…」
ミスト「考える事は一緒か…それじゃ、俺は司令室に行くからさ」
アンジェリカ「うん…」
ミスト(アンジェリカ…何を言いかけたんだろう…?)(…たぶん、あの事が気がかりなんだろうな…)
【シナリオエンドデモ終了】


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