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竜宮島/ダリウス界/ダンナーベース

【シナリオデモ開始】
新ビルドベース/司令室
〔扉の開閉音〕
カガリ「司馬博士! つばきを助けて来たぞ!」
司馬「おお、アスハ代表! ちょうどよかった。たった今、竜宮島から連絡が入ったのじゃ…」
カガリ「竜宮島から?」
〔モニターの開く音〕
真壁「ご無沙汰しております、アスハ代表…」
カガリ「こちらこそ、久しぶりだな。真壁司令」
一騎「父さん!」
真壁「一騎…。総士君達も一緒かね?」
総士「はい。皆、無事にやっています」
乙姫「史彦…いよいよなのね?」
総士「いよいよ? どういう事です、司令?」
真壁「…地球連合軍が、フェストゥムに対して総攻撃を仕掛ける事を決定したのだ」
カガリ「何だって!?」
真壁「北極にあるミールに対し、地球連合軍の残存戦力を全てぶつけ、殲滅するそうだ…」
乙姫「本当は、そんな戦いはしちゃいけないんだけど…」「北極のミールの成長のためにはこれも仕方のない事ね…」
ゴオ「ミールの成長?」
真壁「今、フェストゥムの中で分裂が始まっていて…」「人間を同化するのではなく、共存しようとするフェストゥムが生まれつつあるのだ…」
セレーネ「ええっ!? フェストゥムが人類と共存?」
道生「馬鹿な! そんな事はあり得ない!」
咲良「そうだよ! 甲洋をあんなにした奴らとなんて…!」
真矢「翔子だって、フェストゥムのせいで…」
剣司「奴らが共存を考えるなんて嘘だ! でたらめだ!」
乙姫「みんなの怒りや悲しみはよくわかるわ。でも、このままどちらかが滅ぶまで戦うのが正しい道なのかしら?」
総士「乙姫…」
ディアッカ「ナチュラルとコーディネイターがそうだったように、フェストゥムとも戦争をやめられるって?」
乙姫「そうだよ、ディアッカ。フェストゥムは、本能や憎しみで戦ってるんじゃないの」
ピュリア「確かに、知恵はありそうだけどよ…」
真壁「フェストゥムの分裂の件は、みんなが島へ戻ってから、改めて説明する。今は時間がないのだ…」
一騎「島へ戻る…? 俺達は竜宮島へ戻らなきゃならないのか?」
真壁「ああ。お前達には一度島に戻ってから北極へ向かってもらう事になる」
総士「連合軍に協力すると言うのですか?」
真壁「連合軍の作戦に参加はするが、協力はしない…」
カノン「不明瞭な事を言うな。混乱する…」
真壁「言葉の通りだ。みんなには連合軍とは違う目的で行動してもらう」
道生「ますますわからねえぜ…?」
真壁「連合軍はフェストゥムを殲滅するために北極へ向かう」「だが我々は、さっき話した人類との共存を望むフェストゥムに力を貸すために北極へ行くのだ…」
一騎「!!」
真壁「できれば大空魔竜やアークエンジェルの皆さんにも、協力していただきたいのですが…」
美和「人類とフェストゥムの共存などあり得るのですか?」
ダイヤ「俺もそんな話、信じられない」「そりゃあ、どんな奴とだって仲良くなるに越した事はないんだろうけどさ…」
ナオト「でも、戦闘記録を見る限りじゃ…」
静流「相手はシリコン生命体…会話だってままならないわ。どうやって仲良しになるって言うの?」
真壁「竜宮島に来ていただければ、共存できる可能性をお見せする事ができます」「通信でお見せするわけにはいかない極秘事項なので…」
カガリ「わかった。じゃあ、総士達を竜宮島へ送り届けるから、その時にその可能性とやらを見せてくれ」「ラミアス艦長、ルル…竜宮島へ行ってもらえるか?」
マリュー「はい」
ルル「異存ありません」
カガリ「では、真壁司令。我々は直ちに竜宮島へ向かう。そちらの現在位置を知らせてくれ」
真壁「わかりました。では、お待ちしております」
〔通信の閉じる音〕
剣司「フェストゥムと共存だって? そんな事できるもんか!」
一騎「俺だって信じられないさ。でも、父さんがでたらめを言うとは思いたくない…」
総士「島へ戻れば明らかになる事だ。今、そんな話をしても無意味だ」
衛「無意味かもしれないけど、こんな重要な事、話さずにはいられないだろ!」
〔警報〕
甲児「どうした! また敵襲か!?」
所員「これは…強い電波が割り込んで来ています!」
司馬「スクリーンに出せ!」
〔モニターの開く音〕
プロイスト「…わたくしはダリウスの次大帝プロイストです」「愚かな地上人の皆さん、よーくお聞きなさい…」
ピュリア「プロイストじゃねえか!」
プロイスト「これまで地上人に対して、わたくし達は再三にわたって降伏勧告をしてきました」「しかし、愚かなあなた達はそれに耳を貸そうともせず、ダリウス軍に逆らい続けてきました…」
リー「誰がお前の言う事なんか聞くか。逆らって当然だぜ!」
キラ「でも、ダリウス軍を退けるだけの戦力はどこから…?」
司馬「オーブや、各研究所間の協力体制が以前より強化されたんじゃ」「保有戦力はあまり増えとらんが、地球全てか人類を守る砦となっておる!」
カガリ「そうか…。少しはあいつの事も見直してやらないとな」
シン「ユウナ・ロマ・セイランが…。信じられない…」
甲児「お前だって丸くなったじゃねえか。それと同じさ」
シン「甲児…」
プロイスト「わたくしとしては、ひとりでも多くの地上人に生き残って欲しいという、慈悲の心をもって接していましたのに…」
ルナマリア「慈悲ですって? 地上をメチャクチャにしておいて、よく言うわ!」
プロイスト「さすがのわたくしも、堪忍袋の緒が切れてしまいました…」「地上人ども! てめえらひとり残らずブチ殺して…」「それから地上を支配してやるから覚悟しやがれっ!」
ディック「ついに本性を現しやがったか…」
プロイスト「これをご覧なさい…」
ダイヤ「な、何だ!? あの化け物みたいなメカは…!」
プロイスト「これは超魔竜ドボルザーク。ダリウス軍の技術の粋を集めて作り上げた超兵器ですわ…」
ルル「ドボルザーク…!」
プロイスト「わたくしはこのドボルザークで地上人を皆殺しにします」「ドボルザークの力をもってすればたやすい事ですわ」「地上人の皆さん。これが最後の警告です…」「死にたくなけりゃ、俺にひざまずけ! 全面降伏しろ!」「1日だけ待ってやる! その間に生か死か選びやがれ! あっはっは…!」
〔通信の閉じる音〕
カガリ「勝手な事を! 人類の降伏だと!? そんな事が許されるものか!!」
メイリン「それに、降伏したところで殺されるに決まってます!」
ダイヤ「アスハ代表! 先手を打とう! あのドボルザークってのが地上に出てくる前に…」「こっちからダリウス界に攻め込んで、やっつけちまおうぜ!」
ピュリア「アタシもダイヤの意見に賛成だ。あんなもんを地上に来させるわけにいかねえぜ!」
ムウ「それじゃ、竜宮島の方はどうするんだ? ダリウス軍も脅威だが、フェストゥムも放っておけないだろ?」
ラ・カン「手分けをしてはどうだろうか。ディガルドとカギ爪の男と同時に戦った時と同じように…」
サラ「それがいいわ。どっちも一刻を争う事態だし、ふた手にわあれて戦いましょう!」
ルル「…そうするしかないでしょうね」
マリュー「ええ…」
カガリ「よし。それじゃ、チームを二つに分けて…」
〔通信のコール音〕
ガラガ「今度は何だ!?」
所員「司令! ダンナーベースの葵博士から緊急連絡です!」
美和「緊急連絡? つなぎなさい!」
〔モニターの開く音〕
霧子「アスハ代表!」
カガリ「葵博士、どうした!?」
霧子「ウチの連中…ゴオや静流達だけでいい! 大至急、ダンナーベースに帰還させとくれ!」
ゴオ「どうしったんです、博士!」
霧子「今、ダンナーベースがものすごい数の擬態獣の攻撃を受けてるんだ!」
静流「何ですって!?」
霧子「このままじゃダンナーベースはやられちまう! 早いとこ救援に…」
〔通信の閉じる音〕
杏奈「お母さんっ!」「ゴオちん! 早くダンナーベースへ帰ろう! お母さんや忍っちが危ないよ!」
ミラ「ゴオ、どうするの…!?」
ゴオ「博士はおそらく、フェストゥムやプロイストの事は知らされていない…!」「行きたいのはやまやまだが、俺達の一存では…!」
光司「くそっ! 俺達だけ行くわけにはいかないんですか!」
カガリ「…フェストゥム、ダリウス、擬態獣…。突然、一度に襲って来るなんて…」
司馬「考えている時間はない! こうなったら、チームを3つに分けて各個に対応するしかあるまい!」
ルル「アスハ代表。大空魔竜はダリウス界へ向かいたいと思います」
ゴオ「俺達はダンナーベースへ戻る!」
マリュー「では、アークエンジェルは総士君達を竜宮島へ送り届けて…」「状況によっては、そのまま連合軍の作戦に参加します」
カガリ「…わかった。そうしてくれ」
甲児「俺とさやかさんはダンナーベースへ行くぜ! 同じ日本人としてほっとけねえ!」
ボス「おい、兜! 俺達を忘れないで欲しいわさ!」
ハッター軍曹「友よ! 俺達もダンナーベースの守りにつく!」
フェイ「私も行く! あっちは人手不足でしょ?」「私がいれば百億万人力!」
ボス「そ、それなら俺様のボロットだって三人力…」
チーフ「どちらも戦力的には誤差の範囲内だな」
フェイ「たまにしゃべったと思えばそーゆー事しか言わないし!」
チーフ(現実は常に直視するべきだ)
カルメン99「ヴァンはアークエンジェルと一緒に行かせた方がいいかしら?」
バルトフェルド「確かに、壁役が必要だな…。ファフナーはデカいっちゃデカいがいかんせん最後の砦だ」
ヴァン「俺は壁扱いか!? ダンを何だと思ってやがるんだ!」
ネロ「ヴァンが行くなら、俺達も一緒だ!」
プリシラ「当然、私も行くわよ! フェストゥムは話でしか聞いてないけど役に立てると思うの!」
ロール「俺達もアークエンジェルに同行します!」
カガリ「わかった、頼む。残りのラ・カンさん達と剣児達、それにゲインさん達は…」「大空魔竜と一緒にダリウス界へ向かってくれ」
剣児「おう、任せとけ!」
ラ・カン「わかりました」
ゲイン「了解だ」
ミスト「アスハ代表、俺達3人はどうすれば?」
カガリ選択
 アークエンジェルと竜宮島へ
 大空魔竜とダリウス界へ
 ダンナーベースを守れ

≪「アークエンジェルと竜宮島へ」を選択≫

カガリ「お前達3人は、アークエンジェルと一緒に竜宮島へ行け!」「ソルヴリアス・レックスの力がフェストゥムとの戦いに役立つかもしれないからな」
ミスト「わかりました!」
アンジェリカ「ミストもシェルディアも、型破りの意表を突いた戦い方で活躍してるけど…」「読心能力があるフェストゥム相手じゃ、そんなのは通用しないからね。いつもの調子で戦わないように!」
ミスト「くっそー、俺達の機体にもジークフリード・システムが搭載されていればなあ…」
シェルディア「確かに、ミストはひとりで考え込んじゃうクセがあるし…」「誰かに心を見張られてるくらいがちょうどいいのかもしれないね!」
ミスト「そんなわけあるか!」「…って強気で言い返せないのがくやしい…」
アンジェリカ「自覚していればよろしい」
総士「無駄話をしている時間はありません。すぐに竜宮島へ戻りましょう」
マリュー「ええ、そうね。それでは、アークエンジェルは竜宮島へ向かいます!」
司馬「フェストウムは恐ろしい敵じゃ。くれぐれも気をつけるんじゃぞ!」
ミスト「はいっ! 行ってきます!」

≪「大空魔竜とダリウス界へ」を選択≫
カガリ「お前達3人は、大空魔竜と一緒にダリウス界へ行くんだ」「ドボルザークとかいう奴はかなりの火力を持っているように見えたが実際はどういう奴かわからない…」「ソルヴリアス・レックスなら敵の正体がわかり次第、運用法を変えられる」
ミスト「わかりました!」
ダイヤ「ドボルザークか…。見るからに手強そうだったよな」
ピュリア「ああ。厳しい戦いになりそうだぜ!」
ガラガ「なあに、ディガルドのバイオテイラノにだって勝てたんだ」「今回だって、負けるわけがねえ! ガハハ…!」
ロン「ガラガは本当に楽観的だよな。だからこそ、みんなが勇気づけられるんだけどさ」
ミスト「ええ。俺もガラガさんの前向きな気持ちを見習いたいですよ」
ラ・カン「ドボルザークの力は未知数。だが、どんな敵でも戦い方次第で勝利できる」「大胆さを忘れず、慎重に戦おうではないか」
ルル「では、大空魔竜はダリウス界へ向かいます!」「皆さん、発進準備に取りかかって下さい!」
ミスト「了解! さあ、行こう、みんな!」

≪「ダンナーベースを守れ」を選択≫
カガリ「お前達はダンナーベースの守りにつくんだ!」「ミストはダンナーベースのスタッフだろ?」
ミスト「はいっ! わかりました!」
ゴオ「そういえば、お前、ダンナーベースの見習い作業員だったっけ…」
光司「すっかり忘れてたぜ」
ミスト「ひ、ひどいなあ…俺、仲間はずれですか?」
静流「違うわよ。すっかり一人前だから、見習いだって事を忘れてたのよ」
甲児「最初に会った頃は、ドジばっかりのオッチョコチョイだったけどな」
さやか「今では立派な戦士ですもんね。ずいぶん成長したわよ」
ミスト「あ、ありがとうございます!」
杏奈「ねえ! 早く行こうよ! お母さんが心配だもん!」
ゴオ「おっと、そうだった!」
ミラ「急ぎましょう! 事態は一刻を争うわ!」
ミスト「みんなで力を合わせて、ダンナーベースを守るぞ!」
【シナリオデモ終了】


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● 竜宮島ルート → No30A-1「情愛~さよなら・前編」 へ進む

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  ダンナーベース → No30C「ラピッドシンドロームの恐怖」 へ進む


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