TOP PAGEへ

No.33-2
妃魅禍、野望の果て・後編

【シナリオデモ1開始】
大空魔竜/個室
アナ「…これでやっと10人分、できました」
リュボフ「お上手でございます、姫様」
アナ「リュボフやおばあさまには敵いません」
〔通信の開く音〕
ルル「大空魔竜はこのまま妃魅禍との決戦の場へ向かいます!」「程なくして交戦状態となります。非戦闘員は安全ブロックへ避難して下さい!」
〔通信の閉じる音〕
リュボフ「大空魔竜は、もう次の戦場へ向かっているのでございますね…」「皆さん、格納庫やブリーフィングルームに入りびたりで、とても疲れているようでした…」
アナ「時間があれば休憩もとれるのでしょうが…」「ああ…何かお手伝いしてあげたいなぁ…」
マルチナ「だったら、手を休めちゃだめだよ」「お前様ができるのは安心して帰って来られる場所を作ってあげることくらいだろう?」
カリン「そうです。それが私達の戦いです」
ウェンディ「ですから、この作業も頑張りましょう! もう少しで全員分完成ですよ!」
アナ「…うん!」

大空魔竜/ブリッジ
ローサ「敵軍を光学で確認! モニターに捉えました!」
ダイヤ「な、何だありゃあ!」
ピュリア「なんて馬鹿でかい…! あれが敵の母艦なのか!?」
鏡「…あれはラングーン。妃魅禍達を地球へ運んで来た宇宙船だ」
剣児「あ? 妃魅禍達を運んできた? それじゃまるで、妃魅禍達が宇宙人みてえじゃねえか」
鏡「…奴らは宇宙人だ」
剣児「ゲッ! マジかよ!」
〔警報〕
ローサ「敵の母艦から高エネルギー反応! 撃ってくるつもりだわ!」
ルル「回避して下さい!」
ナオト「了解!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔ビームの発射音〕

ローサ「か、回避成功…」
ルル「アークエンジェル他、各艦の状況は?」
ローサ「向こうも無事なようです」
サコン「なんというパワーだ。直撃を受けたらただではすみませんでしたね…」
美和「おそらく今のは大銅鐸のパワーです。大銅鐸は大いなる力を秘めた巨大な銅鐸…」「あれもその力の一端に過ぎません」
さやか「あんな巨大なパワーを生み出せるなんて…!」
〔通信のコール音〕
ローサ「これは…! 妃魅禍から通信だわ!」
〔通信の開く音〕
妃魅禍「どうじゃ、わらわの力は。じゃが、今のはわらわが手に入れた力の片鱗に過ぎぬ」「お前達が本当の恐怖を味わうのはこれからじゃ! さあ、見るがよい! アッハッハ…!」
〔通信の閉じる音〕
レ・ミィ「ちょっと、見て! 敵の母艦が…!」
リー「何だ? 変形していくぞ…!」
杏奈「きょ、巨大な鐘になっちゃった!」
鏡「あれが大銅鐸そのものだ…!」
甲児「大銅鐸ったって、大きいにもほどってもんがあるだろ!」
ローサ「大銅鐸の内部から多数のハニワ幻神が飛び出してきたわ! 攻撃を仕掛けて来るつもりよ!」
ルル「総員、直ちに発進して下さい!」
宙「よし! 行くぞ、みんな!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「妃魅禍、野望の果て・後編」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
妃魅禍「壬魔使、阿麿疎! 今度こそ虫けらのごとき人間どもを始末するのじゃ!」
壬魔使「ははっ! この命に代えましても!」
阿麿疎「人間ども! 今度こそひとり残らず殺してやるぜっ!」
剣児「ザコどもをやっつけて、妃魅禍を引っぱり出してやるぜ!」
磁偉倶「ハニワ幻神とも! 今日こそ全滅だ!」
<戦闘開始>

<剣児vs阿麿疎>
阿麿疎「ひゃっひゃっひゃ…! ジーグよ! 妃魅禍様によってさらに強くなった俺様の力を見せてやるぜ~!」
剣児「おう! 見せてもらおうじゃねえか! ただし見るだけだからな! 死ぬのはお前だ!」

<剣児vs壬魔使>
壬魔使「ジーグよ! 妃魅禍様の下へは絶対に行かせん! この俺が命をかけて防いでみせる!」
剣児「このハニワ野郎! てめえらなんか敵じゃねえんだよ! 俺の力を見せてやるぜ!」

<磁偉倶vs壬魔使>
壬魔使「司馬宙! 度重なる恨み、今日こそここで晴らしてやるからそう思え!」
磁偉倶「黙れ、壬魔使! それはこっちのセリフだ! 今日こそここで決着をつけてやる!」

<磁偉倶vs阿麿疎>
阿麿疎「貴様…司馬宙! またしても妃魅禍様の邪魔をするつもりか!」
磁偉倶「当然だ! 貴様らがいる限り、俺は何度でも立ち向かう!」「そのために、俺は不死身の肉体を手に入れたんだ!」

<阿麿疎撃破>
〔阿麿疎に爆発〕
阿麿疎「馬鹿な…この俺が人間ごときに…! 妃魅禍様…お許し下さい、妃魅禍様ーーーっ!」
〔敵ユニット撃破〕

<壬魔使撃破>
〔壬魔使に爆発〕
壬魔使「た…たとえこの身が滅んでも、俺の恨みでお前達を呪い殺してやる…! 俺は…不滅だぁーーーっ!!」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・敵増援1出現>
剣児「よっしゃ! ザコは片づいたぜ! 残るは妃魅禍! てめえだけだ!」
磁偉倶「ついにお前も観念する時が来たようだな!」
剣児「銅鐸の中に隠れてねえで出て来やがれ! なんならこっちから突入してやってもいいぜ?」
妃魅禍「それでわらわに勝ったつもりか? 愚か者どもめ!」
磁偉倶「強がりはやめろ! お前の負けだ、妃魅禍!」
妃魅禍「ならばこれはどうじゃ?」「あまたきらめく星々よ。この辺境たる場所よ。黒き力に満ちた揺ぎなき世界よ…」「今こそ開かれるのじゃ!」
〔画面、黒にフラッシュ〕
〔ビームの発射音〕

つばき「な、何なの、この感じ…!」
ルル「何て禍々しい…黒い炎の力によく似てるけど…」
妃魅禍「フッフッフ…。邪悪なる御霊達よ。ここに集いて形をなすがよい!」
〔画面、黒にフラッシュ〕
〔ビームの発射音〕
〔敵ユニット表出〕

壱鬼馬「おおお…妃魅禍様…ついにこの力を手になさったか…!」「この壱鬼馬、再び妃魅禍様のために黄泉の国から参上いたしましたぞ
!」
阿麿疎「人間どもめ…今度こそ貴様らを始末してやる…グエッヘッヘ…!」
壬魔使「許さん…許さんぞ…! 貴様ら全員、八つ裂きにしてくれる!」
剣児「何だ、あれは!」
ミスト「真っ黒い…悪魔みたいな化け物…!」
ラ・カン「何と禍々しい…」
甲児「全身から、化け物みてえな顔が浮き出てやがるぜ」
つばき「壱鬼馬や壬魔使の顔もあるわ!」
磁偉倶「あれは呪いや恨みを残した邪悪な魂の集合体だ!」
アスラン「邪悪な魂の…集合体?」
ディアッカ「なるほど、いかにもそんな感じの化け物だぜ!」
ヴァン「死んだ奴は二度と生き返らねえんだ! まやかしなんぞ見せるんじゃねえ!」
ミア「違うわ。生き返ったわけじゃない…。あいつらは死んだままこの世に現れたのよ!」
妃魅禍「ハッハッハ…! 滅ぶがよい。お前達の星の嘆きの想念、全てを食らい尽くしてくれるわ!」「出でよ、ハニワ幻神! 地球人どもを跡形もなく消し去るのじゃ!」
〔敵ユニット出現〕
剣児「ええい! あんな化け物、ただのこけおどしに決まってる! みんな! 一気に叩いちまおうぜ!」
つばき「待って剣児! あれは…あの化け物は危険すぎるわ!」
鏡「うかつに手を出さない方がいい!」
剣児「何をビビッてんだよ! ザコはほっといて、あの化け物から一気に行くぜ!」

<鏡が戦闘>
鏡「つばき、大銅鐸の力に対抗できるのはお前の能力だけかもしれない。いざという時は、お前に任せるぞ!」
つばき「…ええ。今こそ、私の巫女としての本当の力を見せる時なのね!」

≪敵増援2出現前≫
<剣児vs荒之皇>

剣児「何ておっそろしい姿をしたバケモンなんだ! まさに悪霊の怪物って感じだぜ!」

<鏡vs荒之皇>
つばき「…何なの、この禍々しい姿と、全身から発せられる邪悪なオーラは…!」
鏡「こいつは妃魅禍が作り出した悪意の塊だ!」「怒りや憎しみを感じたら、俺達も吸収されてしまうかもしれない気をつけるんだぞ」
つばき「はいっ!」

<荒之皇HP50%以下・敵増援2出現>
〔荒之皇、回復〕
磁偉倶「なにっ! 再生した!?」
ミラ「まさか、不死身だというの!?」
剣児「そんなわけあるか! これでも食らえ!」
〔剣児、荒之皇へ攻撃〕
[イベント戦闘「剣児vs荒之皇」]
剣児「どうだっ!」
〔荒之皇、回復〕
剣児「な、何だって!?」
ガラガ「どうなってんだ! ドボルザークって奴と同じですぐに再生しちまうなんて!」
コトナ「だったら攻略法もあるはずよ!」
つばき「…はっ! あの大銅鐸からものすごいエネルギーを感じるわ」「あのエネルギーを遮断しないとすぐに再生してしまって戦いにならないわ!」
〔鏡、大銅鐸へ移動〕
剣児「つばき! 何をする気だ!」
つばき「中に入って妃魅禍を止めるの!」
剣児「無茶すんじゃねえ! つばきっ!」
カガリ「そうだ! ひとりで先走ってもいい結果にならないのはわかってるだろ!?」
つばき「これは私にしかできない事なの!」
妃魅禍「小娘が…。勝手な真似はさせん! やれっ!」
荒之皇「グオオオオオッ!」
〔荒之皇、鏡へ隣接〕
〔荒之皇、鏡へ攻撃〕

[イベント戦闘「鏡vs荒之皇」]
〔味方ユニット撃破〕
剣児「つばきーーーっ!! お、おのれ…うわああああああっ!」
磁偉倶「剣児! 落ち着け!」
ルル「いけない! 剣児さん! 悪しき心に支配されては…!」
ミスト「俺のピンチを何度も見てきただろ!? 落ち着いてくれ、剣児君!!」
剣児「よくも…よくも…つばきをーーーっ!」
シン「駄目だ、あいつ…!」 全然俺達の声が耳に入ってない!
剣児「ぐわあああああっ!」
妃魅禍「ハッハッハ…。怒りのあまり自分を見失ったか。何と愚かな小僧じゃ…アッハッハ…!」
磁偉倶「剣児ーーーっ!!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

大銅鐸内部
つばき「こ、ここは…大銅鐸の中!」
鏡「…シューティングユニットが破壊されて…俺達は内部に入れたようだ…うぐっ!」
つばき「鏡君! ケガしてるじゃない!」
鏡「俺の事はいい! 妃魅禍を止めるんだ! それができるのは…お前だけだ!」
つばき「うん!」「…はっ!」
鏡「どうした?」
つばき「…何だかすごく嫌な感じがしたの。剣児の身に何かあったような…」
鏡「つばきがそう感じるなら、何かあったに違いない…」「急ぐんだ、つばき! 俺もすぐに後を追う!」
つばき「ええ!」(剣児の心が黒い影に覆われていく…どうしちゃったの…剣児!)

月面
磁偉倶「剣児! おのれを見失うな! 剣児ーーっ!」
剣児「ぐわあっ! ぐわあああああっ!」
ミスト「ジ、ジーグが黒い化け物に取り込まれてしまった!」
ダイヤ「悪魔みたいな化け物の全身が炎に包まれて…」
ピュリア「ありゃあ、この世のもんじゃねえぜ!」
磁偉倶「剣児! しっかりしろ! 俺の声が聞こえるか!」
剣児「ぐおおおおっ!」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

磁偉倶「ぐわあああっ!」
甲児「宙さんっ!」
リー「宙さんのジーグが吹っ飛ばされた!」
ムウ「おい、剣児! 俺達は仲間だ! わからないのか!」
剣児「ぐああああっ!」
ムウ「ここまで来て、味方となんて戦いたくないぜ、俺は!」
マリュー「ミスト君、何とかならない!?」
ミスト「…駄目です、剣児君の心そのものを消すことになってしまうかもしれません!」
ゲイン「どうすりゃいいんだ…! 汚れ役なら嫌々引き受けてもいいが、そういう状況でもないだろう…!」
カノン「私は剣児とも一緒にいたい…!」「みんな一緒でなければ意味がない!」
ソウタ「そうだよ! 助けられるなら助けてあげないと…!」
剣児「う、ううっ…うおおおおおーーーーっ!」
ゲイン「何て力の暴走だ…! ブリュンヒルデやオーバーデビルに勝るとも劣らないパワーだ!」
美和「剣児っ! 目をさましなさい! 剣児っ!!」

大銅鐸内部
妃魅禍「フッフッフ…。そのまま暴走して、月も地球も破壊してしまうがよいわ! アッハッハ…」「わかったか、小僧。呪いの力こそがこの世で最大の物なのだ。アッハッハ…」
つばき「違う!」
妃魅禍「むっ! 小娘…どこから入った!」
つばき「呪いなんかじゃ、何も生まれやしない! 人が人を想う心。それこそが私達人間を作り上げた!」
妃魅禍「フッ…。笑わせるな、そのお前達人間が我ら呪いの戦士を作り出したのだ。その業の深さを思い知れ!」「はあっ!」
〔画面、黒にフラッシュ〕
〔放電音〕

つばき「きゃあっ! 想いが…想いが、呪いなんかに負けるわけない!」
妃魅禍「まだ言うか! うぬら人間の本質は我らと何ら変わらんのだ。早く楽になるがいい!」
〔画面、黒にフラッシュ〕
〔放電音〕

つばき「ううっ…剣児…! 私に力を貸して…剣児! 答えて、剣児!」

月面
剣児「うおおおおおーーーーっ!」
ハッター軍曹「ガッデェェーム!! 暴走剣児がノンストーーーーップ!!」
フェイ「このままじゃ、月が壊されちゃう!」
〔通信の開く音〕
鏡「鏡です…。キャプテン・ルル、聞こえますか?」
ルル「鏡さん! 無事だったんですね!」
鏡「はい。今、大銅鐸の内部にいます。つばきが妃魅禍の下へ向かっています…」
ルル「つばきさんが…?」
磁偉倶「きょ、鏡…! つばきは…つばきは無事なのか!」
鏡「ええ」
磁偉倶「そうか、、そいつはよかった。これで剣児の暴走を止められるな…」「だが問題は、剣児の野郎が俺の話を聞くかどうかだ…」
鏡「剣児がどうかしたんですか?」
磁偉倶「気にするな。こっちの事はこっちで何とかする」「お前達は一刻も早く妃魅禍を止めてくれ」
美和「でないと月が破壊されてしまいます!」
鏡「わかりました。急ぎます!」
〔通信の閉じる音〕
磁偉倶「聞こえたか、剣児…! つばきは無事だぞ!」
剣児「ぐおおおおおーーーーっ!」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

磁偉倶「ぐわあっ! ちいっ、やっぱり俺の話は聞こえてないか!」「だったら俺の銅鐸のパワーを受け取れ! そうすれば、つばきの心をより強く感じ取れるはずだ!」
ゴオ「そんな事が可能なんですか!?」
磁偉倶「わからん。だが、剣児が元に戻るかどうかなんだ…。やってみる価値はあるだろう?」
美和「待って、宙さん! そんな事をしたら、ジーグでいられなくなるかもしれないわ!」
磁偉倶「そんな事は百も承知だ! だが、今はこの手しかない!」
美和「わかったわ。何かあったらすぐに駆けつけます!」
ラクス「頼みましたよ、宙さん…!」
ノーザ「悔しいが、あんたに頼るしかないようだからな…!」
磁偉倶「年長者には頼るもんだぜ、ノーザ。さぁて、いくぜ!」「剣児! 俺の銅鐸の力を受け取れっ! そしてつばきの声を聴くんだーっ!!」
〔空を舞う音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔発光音〕

剣児「うっ!?」
つばき「剣児! 聞こえる!? 私に答えて!」
剣児「つばき…! つばきっ! うわあああああっ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔荒之皇、発光〕
〔剣児がいた地点、発光〕
〔味方ユニット出現〕

ミスト「やった! ジーグが戻ったぞ!」
剣児「…お、俺はいったい…!」
磁偉倶「剣児! 正気に戻ったか!」
剣児「ああ! つばきの声がバッチリ聞こえたぜ!」「この力はつばきがくれたもんだ! 見ろ、妃魅禍! これが想いの力だ!」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔発光音〕
〔虎の咆哮〕

破瑠覇「ガオオオッ!」
剣児「いくぜ、破瑠覇! 俺はつばきを助け出したい! 俺に力を貸してくれ!」
〔虎の咆哮〕
破瑠覇「ガオオオッ!」
〔破瑠覇、剣児へ移動〕
磁偉倶「むっ!? これは…俺の銅鐸が共鳴している!」
レ・ミィ「そうするとどうなっちゃうの!?」
磁偉倶「銅鐸の力だけじゃない…! 銅鐸そのものを剣児に託す事ができる!」「いくぞ、剣児!」
剣児「おう!」
〔剣児、荒之皇へ隣接〕
〔剣児、荒之皇へ攻撃〕

[イベント戦闘「剣児vs荒之皇」]
荒之皇「グオオオオーーッ!」
磁偉倶「銅鐸が戻ってきた!」
剣児「どうだ! これならあんたも困らねえだろ!?」
磁偉倶「ああ!」
カガリ「な、何だ、今の白いジーグは!?」
〔モニターの開く音〕
司馬「あれはまさしく鋼の神! 鋼鉄神ジーグじゃ!」
美和「司馬博士!」
磁偉倶「親父? どこにいるんだ!?」
〔味方ユニット出現〕
シン「ミネルバ!?」
ハイネ「仕事してるじゃない、艦長代理も」
司馬「月で大きな銅鐸反応をキャッチしたからラクス・クラインに頼んで連れて来てもらったんじゃ」「若いのに話がわかる娘さんじゃのう…」
ミーア「皆さん、ご無事でしたか?」
アスラン「ミー…いや、ラクス!」
司馬「すまんのう。ラクスさん。ワシのわがままのためにこんな所まで来てもらって…」「それにしても、まさかこんなに巨大な銅鐸だったとはな…!」「いいか剣児! あの銅鐸に傷をつけるんじゃないぞ! 貴重な研究材料じゃからな!」
剣児「ふざけた事言うな、クソジジイ! つばきと鏡を助け出したら、あんなもん、ぶっ潰してやるぜ!」
磁偉倶「親父! 大銅鐸を調査したいって気持ちはわかるが、ここは危険だ! 安全圏まで下がっててくれ!」「破片ぐらいは持ち帰ってやる!」
アスラン「ラクス! 聞こえたか? ひとまず下がるんだ!」
ミーア「わかりました。アーサーさん、ここから離脱を!」
アーサー「了解! 戦闘空域より離脱します!」
〔味方ユニット離脱〕
剣児「さあ、妃魅禍! 覚悟しやがれ! 鋼鉄神ジーグの力を見せてやる!」
妃魅禍「ば、馬鹿な! あの小僧、悪霊の呪縛から逃れたというのか!」
つばき「これが想いの力よ! 私と剣児が引き合う力…人が人を思う事によって生まれる力よ!」
妃魅禍「ええい、何が想いの力だ! そのような力が呪いの力に勝るわけがない!」
つばき「どんなにあなたが否定しようと、目の前で起こっている現実は変わらない! あなたの負けよ、妃魅禍!」
妃魅禍「フッフッフ…アッハッハ…! これで勝ったと思うな、小娘! 勝負はまだ決まっておらぬ!」「出でよ! ハニワ幻神! 我らの呪いの力を見せてつけてやるのじゃ!」
〔敵ユニット出現〕
剣児「ザコを何匹出そうと俺達の敵じゃねえ! いくぜ、破瑠覇!」
〔虎の咆哮〕
破瑠覇「ガオオオッ!」
磁偉倶「ミッチー! 剣児のサポートだ!」
美和「はい!」
カガリ「これを機に一気に攻めるぞ! みんな、頼むぞ!」
ネロ「言われんでも!」
セレーネ「確かに、流はこちらに向いてきたわね!」
甲児「まずはあのデカブツからだ!」
剣児「待ってろ、つばき、鏡! 今助けに行くからな!」

<剣児が戦闘>
剣児「大銅鐸だか何だか知らねえが、あれさえぶっ潰しちまえば妃魅禍に勝てるんだろ?やってやるぜ!」

<磁偉倶が戦闘>
磁偉倶「妃魅禍は大銅鐸の中にいるはずだ。何としても内部に突入して、妃魅禍を倒さなければ!」「このまま妃魅禍に大銅鐸の力を使い続けさせるわけにはいかない!」

<美和が戦闘>
美和「50年前の戦いでは、大銅鐸の力を持たない妃魅禍にさえ苦戦した」「しかしこの50年間で、私達も成長した。それを見せてあげるわ!」

≪敵増援2出現後≫
<剣児vs荒之皇(イベント後)>

剣児「さっきはよくも俺を取り込んでくれたな! 礼は10倍…いや、100倍にして返してやるぜ!」

<磁偉倶vs荒之皇>
磁偉倶「壱鬼馬、阿麿疎、壬魔使…! 貴様らの怨念も取り込まれたという事か! まさに悪意の塊だな…!」

<荒之皇撃破>
〔荒之皇に爆発〕
〔敵ユニット撃破〕

剣児「やったぜ! 悪霊の塊をやっつけたぜ!」
磁偉倶「これで妃魅禍は最大の守りを失った! もはや裸も同然だ!」
ミスト「一気に攻め落としましょう!」
〔モニターの開く音〕
司馬「あわてるな、このおっちょこちょいめ!」
ミスト「し、司馬博士!」
司馬「お前達の戦いぶりはミネルバからしっかり見とるんじゃ!」「まだ敵が残っとるだろう! そいつらを倒してからにせんか!」
ミスト「は、はいっ!」
光司「残ってるのはザコばっかりだ! 一気にやっちまおうぜ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
剣児「つばき、今行くぞ!」
〔剣児、大銅鐸へ隣接〕
ミスト「あっ! 剣児君! ひとりじゃ危険だ!」
剣児「今、つばきがひとりで戦ってるんだ! 俺が行ってやらなきゃダメなんだ!」
〔剣児、大銅鐸へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

ミスト「ああっ! 俺達も突入しましょう!」
〔モニターの開く音〕
司馬「いや、待つんじゃ!」
ミスト「えっ!?」
〔味方ユニット出現〕
司馬「ここは剣児とつばきに任せるんじゃ!」
ゴオ「どうしてです、司馬博士! ふたりだけじゃ危険すぎます!」
司馬「妃魅禍を再び封印するのは、剣児とつばきの使命…いや、宿命なのじゃ…」「あのたり以外、ここから先へ踏み込んではならん!」
杏奈「そんな…どうして…」
美和「今はふたりの無事を祈るしかないのです。ふたりが使命をまっとうして戻って来るのを待ちましょう…」
ミスト(ふたりの使命って、いったい何なんだ? 剣児君…つばきちゃん…無事でいてくれよ!)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

大銅鐸内部
妃魅禍「おのれ、よくも…! 小娘! まずは貴様を殺し、それから人間どもを始末してくれる!」「おおおおっ!」
〔画面、黒にフラッシュ〕
〔放電音〕

つばき「くっ…! このままじゃ…やられちゃう…! 剣児…助けて…剣児ーーーッ!」
剣児「つばきーーーっ! うおおりゃあっ!」
〔光の放射音〕
妃魅禍「うあっ! おのれ…小僧、どうやって!」
剣児「俺達はひとりじゃない! いつだって、想い想われる人が心の中にいるんだ!」
妃魅禍「何をたわけた事を! そんなものがどれほどの力になろうぞ!」
剣児「なるんだ!!」
妃魅禍「!!」
剣児「俺の仲間達は、みんなそうやって強くなってきた奴らばかりだ! てめえに否定はさせねえ!!」
妃魅禍「呪いの力の前では想いの力など、恐るるに足らぬ! 死ねえっ!」
〔画面、黒にフラッシュ〕
〔放電音〕

剣児「こ、こんな攻撃っ! でやああああっ!」
〔光の放射音〕
妃魅禍「なっ! 何だと! わらわの攻撃をこうもやすやすとはじき返すとは…!」
剣児「な、何だ、この剣は? いきなり俺の手の中に実体化しやがった!」
鏡「それは逆鉾。銅鐸を受け継ぎし者のみに宿る、魂の刃だ!」
剣児「鏡!」
妃魅禍「また人間か! ええい、こうもやすやすと侵入を許すとは!」
鏡「…久しぶりだな、妃魅禍!」
妃魅禍「久しぶりだと? 貴様の余蘊人間に知り合いはいないはずだが…」
鏡「これを見てもまだ思い出さないか!」
〔光の放射音〕
剣児「なっ! 何だ!? 鏡、お前…」
妃魅禍「そ、その姿は…! そうか、思い出したぞ! 貴様は多卦流(たける)!」
多卦流「剣児! これが本当の私の姿だ!」「私は妃魅禍との決着をつけるため、古代から蘇ったはるか過去の存在…古代の地球に降り立った異星人だ!」
剣児「異星人って…お前がか?」
多卦流「私の本当の名は多卦流。妃魅禍が復活した時のため、私と姉は、太古の昔に眠りにつき…」「その後、司馬博士に発見された。姉の名前は美夜受(みやず)現代での名を草薙美也…」「お前の母親だ!」
剣児「えっ! ええっ!」
多卦流「かつて何十年も続く恒星間戦争の中、妃魅禍も…」「私達も、ラングーンと呼ばれる艦で宇宙を漂っていた…」「だがラングーンは暴走し、私達は次元の歪みを抜けて、この星系にたどりついたのだ」「私達は地球に降り、選択を迫られた…」「地球の人間と同化して暮らすか、それとも人間を支配し、この地に君臨するか…」「だが、私や美夜受は…」「人が営み始めたばかりのこの美しい辺境の星を戦禍に巻き込む事などできなかった」「だからこそ、最後まで妃魅禍達に共に生きようと説得していた」
妃魅禍「破壊しか知らぬ我らにくだらん事を! だが、さればこそ、永遠に続く破滅の快楽を味わえるのだ!」
多卦流「私と美夜受は破瑠覇とともに戦い、古代の九州に妃魅禍を封印した…」「だが、ラングーンで作られた妃魅禍達はラングーンがある限り、完全なる死は訪れない…」「私達は妃魅禍の復活に備えて、ラングーンの制御ユニットである二つの銅鐸とともに永い眠りについた…」「やがて私達は、妃魅禍の復活に合わせるように目覚め、司馬博士に協力して、ビルドベースを創設した」「そして、その息子である司馬宙に銅鐸を託した…」
つばき「…そして宙さんはジーグとして戦ったのね」
妃魅禍「じゃが、それも全てここで終わる! 大銅鐸の力を手に入れたわらわによってお前達は滅び去るのじゃ!」
多卦流「そうはいかん! 剣児、今こそお前とつばきが手を取り合う時だ!」
剣児「なにっ?」
多卦流「つばきは我らの血を守り続けてきた。麻布都珠勾(まふつすく)神社の巫女…」「この世でもっとも我らが想いを受け継ぐ者…!」「そして剣児は、その想いを守護する力を受け継ぐ唯一無二の者!」「ふたりの能力が合わさった時、奇跡は起こる! お前達の力で妃魅禍を封印するんだ!」
剣児「…妃魅禍を封印?」
多卦流「逆鉾を使うんだ! それはそのための物だ!」
剣児「わかった! 覚悟しやがれ、妃魅禍!」
妃魅禍「ま、まさか、また封印をするつもりか! そんな事をすれば、お前達も封印されるのだぞ!」
つばき「さまよえる魂よ! ここに眠り給え!」
〔斬撃音〕
〔画面、緑に明滅〕
〔光が広がる音〕

妃魅禍「馬鹿な! 想いなどという弱い心に…!」
剣児「うおおおおっ!」
つばき「はああああっ!」
〔画面、緑に明滅〕
〔光が広がる音〕

妃魅禍「うぎゃああああっ!」
〔画面、爆発〕

大空魔竜/ブリッジ
ローサ「大銅鐸から高エネルギー反応! 大銅鐸が消滅していきます!」
司馬「剣児! つばきーーーっ!」
宙「あいつら…」
美和「自分達ごと妃魅禍を封印したと言うの…!?」
ダイヤ「剣児さーんっ!」
杏奈「つばきちゃん!」
甲児「鏡…!」
ローサ「大銅鐸、完全に消滅しました…」
ミスト「さ、3人は? まさか、大銅鐸と一緒に…?」
アンジェリカ「…そんな。いくら妃魅禍が倒せても、これじゃ犠牲が大きすぎる!」
司馬「剣児もつばきも鏡も…これが宿命だったんじゃ…」「銅鐸の力を受け継ぐ者として…はるか太古の時代から定められた…」
コトナ「宿命が何よ! 宿命だからって、そのために死ぬなんて間違ってるわ!」
ローサ「待って! 大銅鐸の消失地点に小さな熱源反応を感知したわ!」
ルル「スクリーンを拡大して下さい!」
〔通信機の起動音〕
ミスト「ああっ! あれは…!」
ゴオ「雷鋼馬じゃないか!」
ローサ「3人の生命反応を確認!」
ダイヤ「やった! 3人とも無事だよ!」
ガラガ「あいつら、心配させやがって!」
ルル「3人を迎えに行きましょう。大空魔竜、前進!」

〔扉の開閉音〕
ダイヤ「お帰り! 剣児さん! つばきさん! 鏡さん!」
さやか「3人とも無事でよかったわ!」
剣児「おう! 一時は俺達も封印されちまうんじゃないかと思ったけどさ」
つばき「想いの力が奇跡を呼んだみたいです」
鏡「ラングーン…いや、大銅鐸も妃魅禍とともに消滅しました」「再び妃魅禍が復活する事はないでしょう」
司馬「うむ、よくやったぞ! 剣児、つばき、鏡!」
剣児「へっ、わざわざ俺達をほめるためにミネルバから来るなんて、ジジイも暇人だな!」
司馬「馬鹿もん! それだけだと思っとるのか!」
剣児「え? ち、違うの?」
司馬「まったく…! 鏡に届け物があったんじゃ!」
剣児「なんだ、だったらさっさと言えよな」
司馬「ふん…!」「…鏡、これで今しばらくはもつはずじゃ」「銅鐸の力を分析して作り上げた罪じゃ。大銅鐸の力が明らかになった今、改良版を作ることも夢ではない」「フェストゥムやインサニアウィルスのデータも手に入った今ならおさらじゃ。安心して戦ってこい!」
鏡「ありがとうございます…。今一度、この命を地球のために捧げます」
剣児「…しっかし、鏡が宇宙人だったなんてな。ビックリしたぜ!」
静流「えっ? 鏡君って宇宙人なの?」
鏡「そ、そんなわけないじゃありませんか。こいつが寝ぼけて夢でも見たんですよ」
つばき「そ、そうよ! つまらない夢の話なんかするんじゃないわよ!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

剣児「い、痛ってえな! 何すんだよ!」
美和「剣児は想像力がたくましいようね…」
司馬「まったく、高校生にもなって、幼稚な奴じゃな! あっはっは…」
剣児「何だよ! よってたかってごまかしやがって!」「わーったよ! 黙ってりゃいいんだろ!」
宙「フッ…」
ミスト「…これで妃魅禍もやっつけた。残るはル=コボルだけだ!」
サコン「ル=コボルと戦う前に、奴に関する情報をレムさんから聞きたいと思うのですが…」
フランクリン「彼女の脳に負担がかからない範囲なら構わない」「いきなり脳の中にあふれ出した他人の記憶だ。整理するのは大変だろうからな…」
サコン「わかっています。危険を感じたら、いつでもドクターストップをかけて下さい」
ルル「カガリさんがアークエンジェルで待っているそうですから、皆さん、移動をお願いします」
フランクリン「わかった。ではレムをアークエンジェルへ連れて行こう」
ローサ「みんなは10分後にアークエンジェルのブリッジに集合して。いいわね」
ゴオ「了解!」
アンジェリカ(…いよいよル=コボルと戦う時が来るのね…)
ミスト「アンジェリカ」
アンジェリカ「…えっ?」
ミスト「俺、考えたんだけど…最後まで諦めちゃ駄目だと思うんだ」
アンジェリカ「…どういう事?」
ミスト「剣児君達の話を聞いただろ? 想いの力はどんな物よりも強いって」
アンジェリカ「ええ…」
ミスト「俺達の想いの力だって、きっと奇跡を起こせると思うんだ」
アンジェリカ「…そうかしら」
サコン「ええ、そうですとも!」
ミスト「サコン先生!」
サコン「前回の戦いで、おふたりはル=コボルの言葉によって、心をかき乱されてしまい…」「お互いを信頼しあう心や思いやりの心の強さが著しく低下してしまった…」「その結果、クリスタル・ハートの力を半分も出せていなかったのです」
ミスト「そうか! だからリグレット・バスターが通用しなかったんだ!」
サコン「ル=コボルは、何らかの方法でクリスタル・ハートに秘められた力の事を知り…」「その力を恐れているのかもしれません」
アンジェリカ「ル=コボルがクリスタル・ハートを恐れている…?」
サコン「だからこそ、あなた達に精神的な揺さぶりをかけ、クリスタル・ハートの力が半減するように仕向けたのでしょう」
ミスト「俺達が心から信頼し合えば、クリスタル・ハートの力はもっと大きくなるはず…」「俺とアンジェリカももっと強い意志を持って、お互いを信頼しなくちゃ駄目なんだ」「剣児とつばきちゃんのように…」
シェルディア「ふたりなら、それができるよ。だって、ふたりの力でレムの事を助けてくれたじゃない!」
アンジェリカ「シェルディア…」
シェルディア「ちょっと悔しいけど、ふたりなら絶対できるから!」「自分達の心のつながりを信じなよ! ねっ!」
ミスト「ああ。ありがとう、シェルディア」
アンジェリカ「剣児君とつばきさんの想いの力が妃魅禍を封印したように…」「私達の想いの力でお父さんを助け出す。私達にはそれができる…!」「ラビッドシンドロームを発症しても意識を保ち続けた猿渡さんや…」「エレナさんを想う力で逆転したヴァンさんみたいに…」
ミスト「そういう事!」「ソルヴリアス・レックスの力で俺達の想いをぶつけてやるんだ! そして、隊長を助け出そう!」
アンジェリカ「…ええ!」
サコン「さあ、レムさんの話を聞きにアークエンジェルへ行きましょう」
ミスト「はいっ!」
【シナリオエンドデモ終了】


● No33-1「妃魅禍、野望の果て・前編」 へ戻る

● No34「天国の雷」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦K」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。