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No.4
再会のコンビネーション!

【シナリオデモ開始】
新ビルドベース/司令室
〔扉の開閉音〕
ミスト「遅くなりました!」
ローサ「集合時間を守りなさい。あなたの勝手な行動のせいで全員が危機に陥る可能性もあるのよ?」
ミスト「すんません、以後気をつけます!」
ボス「遅刻くらどーって事ねえじゃん。俺なんか、しょっちゅうだぜ」
ヌケ「ボスは時間を守る事の方が少ないッスよねぇ」
ローサ「何ですって? そんな自覚のない事でどうするんですか!」
ボス「ひいっ!」
剣児(あの鋭い眼光はタダモンじゃねえ。あのオバサンには逆らわない方がよさそうだな…)
ローサ「誰がオバサンですって?」
剣児「うわっ! 地獄耳まで持ってやがるのか!」
美和「ゴホン…。ではこれより作戦会議をはじめます」
剣児「なあ、つばき。あの人、つばきの婆ちゃんだよな?」
つばき「う、うん…」
司馬「馬鹿もん! 珠城司令官だ!」
剣児「どうしてつばきの婆ちゃんが司令官なんだよ?」
つばき「その話は後で…。今は作戦会議中でしょ」
剣児「へいへい…」
司馬「なお、今回の作戦会議には、先の戦闘に参加したという事で…」「オーブ連合首長国のアレックス・ディノ君と…」「カガリ・ユラ・アスハ代表にも同席してもらう」
アレックス「先ほどは、出過ぎた真似をしてしまい申し訳ありませんでした」
美和「今回の件で、オーブの政治的な立場が悪くならなければいいのですが…」
ダイヤ「どうして立場が悪くなるんだ? あの人は、街の人を助けるために戦っただけじゃないか」
静流「オーブには、自衛以外の戦闘行為を禁ずる理念があるのよ」「それを破って、戦闘したとなれば、連合軍あたりから、格好の攻撃材料にされるかもしれないわね…」
さやか「そんな! 今回戦ったダリウス軍は人類全体の敵でしょ? そんな奴らと戦って、何が悪いの?」
カガリ「その通りだ! アスランは悪くない! 私だって、同じ立場なら戦っていた!」
杏奈「アスラン…?」
アレックス「カガリ! …すいません。会議を始めて下さい」
剣児「おい、つばき! 国家代表って偉いんだろ?」
つばき「当たり前じゃない。カガリさんはオーブで一番偉い人よ」
剣児「だよな? そんな偉い人を呼び捨てにするなんて、アレックスって奴はすっげえな!」
鏡「確かに、ただのパイロットではなさそうだな…」
美和「…さて、皆さん。これまでの状況から判断して…」「ダリウス軍と邪魔大王国が手を結んだのは疑いようのない事実です」
甲児「ダリウスと邪魔大王国ってのは前からつながりがあったのか?」
司馬「ワシは50年以上前から邪魔大王国の研究をしておるが…」「奴らがダリウスと関係があるなど聞いた事がないわい」
ガリス「我々の方でも、ダリウス軍と邪魔大王国の接触に関する情報は入手していない」
ゴオ「じゃあ、何で今回に限って手を組んだんでしょうね?」
司馬「理由はわからん。じゃが、奴らが手を結んだとなれば…」「地上にとっても、ダリウス界にとってもやっかいな存在となるのは確実じゃ」
ミスト「ハニワ幻神って化け物、かなり手強かったですよ」
アレックス「連合軍にとっても、奴らの力は未知数のようでしたからね…」
ローサ「今はまだ、ダリウスも邪魔大王国もゾーン内でおとなしくしていますが…」「いずれ進軍を開始するのは間違いありません」
ガリス「そこで私からみんなに提案がある。これは珠城司令官、司馬博士とも話し合ったのだが…」「ダリウス軍と邪魔大王国に対抗するため、我々も協力して戦うべきではないだろうか?」
美和「50年前、地上の戦力を全て投入しても邪魔大王国には勝てませんでした…」「その邪魔大王国が、ダリウス軍と手を結んだとなれば、その脅威は計り知れません」
司馬「奴らに対抗するためには、我々も一致団結して戦う以外にはないじゃろう…」「地上とダリウス界を守るため、力を合わせて戦おうではないか!」
甲児「…俺は構わないぜ。マジンガーZは世界の平和のためにあるんだ」「平和を脅かす奴らはひとり残らず叩き潰してやる!」
ボス「兜がやるってんなら俺もやるぜ!」
さやか「私も協力するわ。お父様もきっと賛成して下さるはずよ」
美和「もちろん、ビルドベースも全面的に協力いたします」
司馬「今度こそ邪魔大王国を叩き潰すんじゃ! 死ぬ気で戦え、剣児!」
剣児「勝手に決めんな、ジジイ! 俺の意思を無視すんな!」
司馬「やかましい! お前に選択肢などないわ!」
剣児「何だと?」
司馬「今、お前の命があるのはジーグの装甲のおかげだ!」「つまりワシのおかげでお前の命は今ここにある!」「命の恩人の言う事は聞くもんじゃろうが!!」
剣児「ちっ…」
ガリス「ダンナーベースの諸君はどうだ?」
光司「もちろんオッケー!」「…って言いたい所ですけど、俺達、ただのパイロットですからね…」
静流「私達の一存では決められません」
ガリス「そうか…」
ゴオ「それに、擬態獣がいつ襲ってくるかわからない以上、べーすを留守にするわけには…」
〔モニターの開く音〕
霧子「その心配はいらないよ」
ゴオ「所長!」
霧子「報告は聞いた。あんた達、大空魔竜と協力して邪魔大王国をぶっ潰しなさい!」
杏奈「さすが、お母さん!」
ゴオ「しかし、所長。俺達がベースを留守にしたら…」
霧子「それなら心配しなさんな。いざとなったら、各地のベースに救援要請するさ」
杏奈「各地のベースって?」
ゴオ「北アメリカのシリコンベース、中国のダイノベース、それにロシアのベガベース…」「世界各地にダンナーベースのようなベースがあるんだ」
光司「宇宙には、コスモベースもあるんだぜ」
杏奈「へえ~、ダンナーベースやビルドベースの他にもベースがあったんだ」
ゴオ「ビルドベースは、名前こそ似ているが違う組織なんだが…ま、いいか」「いずれ他のベースのみんなにも紹介してやるさ」
杏奈「うん!」
霧子「ただし、あんまり長い間、留守にするんじゃないよ」「さっさと片づけてさっさと帰っておいで。いいね?」
ゴオ「わかりました!」
霧子「キャプテン・ガリス、それに珠城司令官。ウチの連中をよろしく頼みます」
美和「わかりました。しばらくお預かりします」
カガリ「…申し訳ないがオーブは協力できない」
甲児「ちょっと待て! 何で協力できねえんだよ!?」
ゴオ「甲児君! アスハ代表に向かって、なんて口のきき方するんだ!」
甲児「おっと、いけねえ。つい熱くなっちまったぜ…」
さやか「甲児君、無理言っちゃだめよ。オーブは中立国家なんだから」
甲児「そりゃ知ってるけどさ、人間同士が戦うわけじゃないんだぜ?」「邪魔大王国もダリウス軍も地上を征服しようとしてるんだ」「同じ地球人として、一緒に戦ってくれてもいいじゃねえか!」
カガリ「…君の言う通りだと思う。私個人としてはみんなに協力したい」「だが、オーブは連合国家だ。そう簡単にはいかない」
司馬「姫様が説得すれば国も動くのではないか?」
カガリ「わからない。とにかく、オーブに戻り次第、首長達と話し合ってみる」
司馬「頼みましたぞ」
ガリス「では、これより我々は、大空魔竜を母艦としてダリウス軍および邪魔大王国と戦う」「シズカ、聞こえるか?」
〔モニターの開く音〕
シズカ「はい、キャプテン。何ですか?」
ガリス「ビルドベース隊、ダンナーベース隊、そしてマジンガーチームを大空魔竜に収容する準備をしてくれ」
シズカ「難しい事を簡単に言ってくれるねえ…」「あれだけの数のロボットと装備を積み込むのは容易な事じゃないよ?」「それに、発進カタパルトを汎用に改造するのだって…」
ガリス「シズカとダイモン爺さんならできる。頼んだぞ」
シズカ「まったく…キャプテンにはかなわないね…」「ま、愚痴っても仕方ないし早速かかるとするかね!」
〔通信の閉じる音〕
ガリス「以後は私がこの隊の指揮を執ろうと思うのですが…」「よろしいですか、珠城司令、葵博士?」
美和「お任せします。つばき達をよろしく頼みます」
霧子「こっちも問題なし。自分の部下だと思ってビシビシこき使ってくれていいわ」
ガリス「わかりました。では総員、装備を大空魔竜へ積み込め!」「準備ができ次第、ゾーンに向かう!」
アレックス「カガリ。俺達はオーブに戻ろう。一刻も早く、彼らと一緒に戦えるようにするんだ」
カガリ「ああ、そうだな…」「この先、私達が彼らの助けを必要とする時が来るかもしれないからな…」
アレックス「そうだな…」

???
妃魅禍「先の戦いで、わらわは銅鐸の波動を感じた」
阿麿疎「ど、銅鐸!」
壱鬼馬「…そういえば敵の中にジーグによく似たロボットがおりました!」
妃魅禍「ジーグじゃと!? それで銅鐸の波動を感じたのか…」「忌々しいジーグめ! 今度こそ銅鐸の力を我が物にしてやる!」
サスページ「女王妃魅禍。再出撃の準備が整いました」「今度こそ、人間どもを片づけてやりましょう」
妃魅禍「よかろう。壬魔使よ、お主にハニワ幻神馬頭羅(めずら)を与える…」「手始めにビルドベースを破壊してくるがいい!」
壬魔使「ははーっ! おい、サスページ、出撃するぞ!」
サスページ(こ、この僕がどうしてこんな化け物に命令されなくてはならないのだ?)「わ、わかりました。今行きます」(まあいい。どうせこいつらは大空魔竜を始末するための道具にすぎんのだからな…)

大空魔竜/通路
甲児「おい、ダイヤ。ほんとにこっちでいいのか?」
杏奈「こんな通路、通った事ないよ? ろくに明かりもついてないし…」
ダイヤ「大丈夫だってば。格納庫へ行くにはこれが近道なんだ」「俺、シズカさんに聞いて大空魔竜の中をすばやく移動する抜け道の研究をしたんだ」
剣児「大空魔竜の中はほとんど迷路だもんな。ウロウロしてるだけで腹が減っちまうぜ」「…ん? あそこに誰かいるぞ?」
ダイヤ「ほんとだ。リーさんじゃないか…」
〔空を切る音〕
リー「ふっ!」
〔空を切る音〕
リー「ほっ!」
〔空を切る音〕
リー「はあっ!」
杏奈「空手の練習かしら?」
リー「拳峰、真龍の型! たあーーっ!」
〔空を切る音〕
ダイヤ「す、すげえや、リーさん!」
リー「おっと…ダイヤじゃないか。どうしてこんな所にいるんだ?」
ダイヤ「抜け道を通って格納庫に行く途中なんだけど…」「ねえねえ、リーさん! 今の拳法、俺にも教えてよ!」
リー「やれやれ…。面倒な奴に見られちまったな…」
甲児「どうして、こんな人目につかない所で拳法の訓練なんかしてるんだ?」
剣児「一子相伝、門外不出の秘密の必殺拳とかか?」
リー「そんなんじゃないよ。体を鈍らせないための準備運動さ」
ダイヤ「準備運動であんなすごい動きなの? じゃあ、本気でやったらどんなにスゲエんだ?」
甲児「こうやって、人目を忍んで地道に訓練するのが強さの秘密ってわけか?」
杏奈「見えない所で人一倍努力してる人って、カッコイイわよねぇ…」
リー「やめてくれよ、そんなんじゃないって…」
ダイヤ「なあ、リーさん! 俺にその拳法を教えてくれよ!」「俺、もっと強くなりたいんだ! 強くなって、父さんを探したい!」
リー「ダイヤ、お前…」(シンの奴も、こんな風に熱心な目で強くなりたいって、俺に訴えたっけ…)
甲児「どうした、リー。ぼんやりして…?」
リー「あ、いや。何でもない。ちょっと、弟の事をね…」
ダイヤ「弟? リーさん、弟がいるの?」
リー「え? あ、まあね…」「…わかった、ダイヤ。お前に拳法を教えてやる。そのかわり、朝は早いからな!」
ダイヤ「ほんとに? やったぁ! 俺、頑張るよ、リーさん!」
杏奈「よかったね、ダイヤ君」
甲児「さあ、今は格納庫へ急ごうぜ。いつ邪魔大王国が攻めてくるかわからないからな!」
ダイヤ「うん!」

新ビルドベース/通路
ミスト「やっと資材の搬入が終わったぜ…。ったく、シズカさんも人使いが荒いよなぁ…」
アンジェリカ「ミスト?」
ミスト「あ、アンジェリカ」
アンジェリカ「今、話しても大丈夫?」
ミスト「ああ、いいよ」
アンジェリカ「あのさ、こないだ聞きそびれちゃった件なんだけど…」
ミスト「うん。なに?」
アンジェリカ「お父さん…じゃなくて、隊長の事なんだけど…」
ミスト「!!」(やっぱり…)
アンジェリカ「隊長と最後まで一緒にいたのはミストだよね?」
ミスト「あ、ああ…」
アンジェリカ「隊長はどうなったの? あなたと一緒に飛ばされたんじゃないの?」
ミスト「そ、その事なんだけど…」
〔警報〕
〔モニターの開く音〕

美和「ゾーン内より敵が現れました! 総員、戦闘配備!」
ミスト「ごめん、出撃しなきゃ! 隊長の話はまた後で!」
アンジェリカ「あっ、待ってミスト!」
ミスト(やっぱりアンジェリカは隊長の事が気になってたのか…)(無理もないよな、お父さんなんだし…)(ごめんよ、アンジェリカ)(隊長は…俺が不甲斐ないばっかりに…)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「再会のコンビネーション!」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

壬魔使「出たな、ジーグ! この壬魔使様が、貴様を倒して銅鐸を奪い取ってやる!」
剣児「はあ? 銅鐸? ワケのわかんねえ事言ってんじゃねえよ!」
鏡「…………」
サスページ「壬魔使。銅鐸とは何の事だね?」
壬魔使「よそ者のお前が知る必要はない! さっさと魔獣どもにビルドベースを攻撃させろ!」
サスページ(お、おのれ…)
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
サスページ「大空魔竜め。やはり来たか…」
ガリス「奴らの動き…狙いはビルドベースか!」
ピュリア「セコい事考えやがって…!」
ガリス「いいか、奴らがビルドベースに近づく前に倒すんだ!」
〔カーソル、目標エリアを指定〕
剣児「あそこまで来られたらオシマイって事か…!」
ミスト「拠点防衛か…。こんな時に、あいつのサポートがあれば…」
〔モニターの開く音〕
アンジェリカ「それなら準備できてるわ!」
〔味方ユニット出現〕
ミスト「ええっ!? あの機体は…まさか…!」
〈名前変更〉
ミスト「セリウスじゃないか!? って事は、パイロットは…」
アンジェリカ「私も一緒に戦うわ!」
ミスト「アンジェリカ!」
司馬「何じゃと?」
つばき「ええっ!?あの人は確か…」「オペレーターのアンジェリカさん!」
アンジェリカ「ミスト! チェイサー・コンビネーションでいくわよ!」
ミスト「りょ、了解!」
〔アンジェリカ、ミストとPU統合〕
〔ミスト、小火焔偶へ攻撃〕

[イベント戦闘「ミストvs小火焔偶」]
〔敵ユニット撃破〕
甲児「す、すげえコンビネーションだぜ!」
さやか「あのふたり、息がぴったりだわ」
杏奈「ゴオちん! 私達もコンビネーション攻撃しよう!」
ゴオ「通信でゴオちんって呼ぶな!」「…で、そう言うからにはやれる自信はあるのか?」
杏奈「私だって遊んでるわけじゃないもん! ゴオちんとの連携ならばっちりこなして見せるんだから!」
ゴオ「だから通信でゴオちんって呼ぶな!」(杏奈との連携攻撃…あいつとのように上手くいくのか…?)
美和「アンジェリカさん! オペレーターのあなたがいったいどうして!?」
アンジェリカ「申し訳ありません! 説明は後でします。今は目の前の敵を倒すのが先です!」「ところでミスト! 反応がちょっと鈍かったわよ! ちゃんとトレーニングしてたの!?」
ミスト「さ、最近、雑用係の仕事が忙しくて、トレーニングはちょっと…」「でも、1年ぶりにしてはいいセンいってたと思うけどな…?」
アンジェリカ「何言ってるの! 今の戦い方を隊長が見たら、大目玉を食らってるわよ!?」「ミスト! ブッたるんどるぞ! …ってね」
ミスト「うっ…」
アンジェリカ「もっとシャキッとしなさい! いいわね!」
ミスト「了解! わかったよ!」
アンジェリカ「キャプテン、私も戦線に加わります! こちらにも指示をお願いします!」
キャプテン「…わ、わかった。では、戦闘開始!」
<戦闘開始>

<ミストが戦闘>

ミスト「アンジェリカとまた一緒に戦えるなんて…!」「防衛隊で隊長に叩き込まれたコンビネーション戦法も使えるぞ!」

<アンジェリカが戦闘>
アンジェリカ「ミストが戦ってるなら、私も戦うわ! この星を守るために!」

<甲児が戦闘>
甲児「お前らが手を組んで世界征服しようってつもりなら…」「俺達だって世界の平和を守るために協力して、戦ってやる!」

<ゴオが戦闘>
ゴオ「ダンナーベース、ビルドベース、光子力研究所、そして大空魔竜…」「これだけのメンバーが力を合わせれば、どんな敵だろうと恐るるに足らん! どっからでもかかって来い!!」

<ダイヤvsサスページ>
ダイヤ「邪魔大王国と手を組んだからって勝てると思ったら大間違いだ! いくぞ、ダリウス軍!」

<剣児vsハニワ幻神>
剣児「このハニワ野郎! ビルドベースには近づけさせねえぜ!」

<サスページ撃破orHP30%以下>
※※撃破の場合、セリフ追加※※
〔サスページに爆発〕
※※※※※※※※※※※※※※※※

サスページ「ダメージを受けすぎました。このままでは危険です…」「いったん退却して態勢をを立て直しましょう」
壬魔使「…この役立たずめ! もう貴様と手を組むのはやめだ!」
サスページ「み、壬魔使殿?」
壬魔使「さっさと妃魅禍様の元へ帰らんか!」
サスページ「何と身勝手な…! いいでしょう。一時撤退です!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
剣児「よっしゃ! これで全部片づいたぜ!」
つばき「皆さん、お疲れ様でした。ビルドベースに戻りましょう」
ガリス「よし。パイロット諸君に告ぐ。大空魔竜に戻って…」
〔レーダー反応〕
ルル「待って下さい、キャプテン! 前方に強い空間の乱れを感知!!」
〔画面、フラッシュ〕
〔光の発光音〕

ローサ「まさか、デスクロスポイント?」
ルル「違います! それよりもっと巨大で強力なエネルギーの渦です!」
ガリス「回避しろ!」
ロンゴ「ダメだ! 舵がきかねえ!」」
ローサ「す、吸い込まれる!」
アンジェリカ「ミスト、見て! あれ!」
ミスト「あ、あれはあいつらの使っていた時空間ゲート!? ど、どうしてこんな所に!?」
アンジェリカ「みんな逃げて! あれは危険よ!」
ミスト「ダメだ! もう間に合わない! くそーっ!!」
〔画面、フラッシュ〕
〔光の発光音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔光の放射音〕

アンジェリカ「きゃあああっ!」
ミスト「うわあああっ!」
〔画面、発光〕
〔転移音〕
〔味方全機、消失〕
〔敵ユニット出現〕

???(ギル・バーグ)「どうしてゲートを使った? 計画と違うではないか」
???(イスペイル)「レヴリアス…それにセリウス…!」
???(ギル・バーグ)「なに?」
???(イスペイル)「まさかこんな辺境の惑星で 再び巡り会えるとはな…」「あの機体の秘密がわかれば、私の念願が叶う…私にはツキがあるようだ」
???(ギル・バーグ)「何を言っているんだ?」
???(イスペイル)「あいつは後で私が始末をつける。お前は自分の任務に専念すればいい」
???(ギル・バーグ)「ふん。では、俺は引き続き、妃魅禍と共に計画を進める」
???(イスペイル)「了解した」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

大空魔竜/ブリッジ
ルル「う、ううん…」
ガリス「気がついたか、ルル」
ルル「…キャプテン」
ローサ「ケガはない?」
ルル「はい、大丈夫です」
ガリス「どうやらあの光のせいでどこかに飛ばされてしまったようだ。現在位置を調べてくれるか」
ルル「はい」
〔エラー音〕
ルル「おかしいわ。どうしてエラーなのかしら…」
ガリス「どうした、故障か?」
ルル「いえ。呼称はしてないと思うんですが、現在位置の特定ができないんです」
〔通信のコール音〕
〔通信の開く音〕

甲児「キャプテン! いったい何があったんだ!」
剣児「ビルドベースが消えちまったぜ!」
ガリス「さっきの光の影響でどこか別の場所に飛ばされたようだ」
甲児「別の場所って、どこだよ?」
ルル「今、地形探査をしているんですが…もう少し待って下さい」
ガリス「他の者達も無事か?」
甲児「ああ、みんな無事だぜ」
ガリス「よし。全員、大空魔竜に帰還するんだ」「現在位置が判明次第、ビルドベースへ戻る」
甲児「わかったぜ!」
〔エラー音〕
ルル「だめです、キャプテン。現在位置が特定できません」「と言うより、地球上に該当する場所がないんです」
ローサ「ダリウス界に戻ってしまったの?」
ルル「いいえ、ダリウス界でもありません」
ガリス「もう一度、よく調べるんだルル」
ルル「何度も調べました。でも、該当する地形がないんです」
〔扉の開閉音〕
ダイヤ「ルル! どこにいるか、わかったか!?」
剣児「早く帰ってラーメンとカレーとカツ丼が食いてえぜ!」
ルル「それがここがどこかわからないの」
ゴオ「わからない?コスモベースに照会すれば一発でわかるんじゃないか?」
ルウル「それが、コスモベース、ビルドベース、ダンナーベース…どことも連絡がつかないんです」
ゴオ「なに?」
剣児「それじゃ、ここはどこなんだよ?」
ミスト「おそらく俺達は別の惑星に飛ばされたんです」
ガリス「なに?」
光司「おい、ミスト。お前、いきなり何言い出すんだ?」
剣児「他の惑星に飛ばされたとか言っちゃって、マンガの読み過ぎじゃねえか?」
ダイヤ「そうやって人の話を嘘だと決めつけて、馬鹿にするのはやめろよ!」
剣児「お、おい…。何怒ってんだよ、ダイヤ…」
ダイヤ「ごめん、いきなり怒鳴ったりして。俺も似たような経験があって、つい…」「ミストさん、詳しい話を聞かせてよ」
ミスト「ありがとう、ダイヤ君」「実は俺、過去に2度、さっきと同じ光の渦…時空間ゲートを見た事があるんです!」
ガリス「時空間ゲート…?」
静流「ミスト…! あなた、記憶喪失なんじゃないの?」
ミスト「ごめんなさい。嘘をついていました」
アンジェリカ「私もミストと同じです」
つばき「ええっ?」
アンジェリカ「私も1年前、時空間ゲートを見ています。ミストと一緒に…」
さやか「ちょっと待って。それじゃ、ミストとアンジェリカさんは…」
ミスト「…実は俺達、異星人なんです」
ルル「ええーっ!?」
剣児「い、異星人だって!?」
ダイヤ「嘘だろ…?」
杏奈「い、異星人って言ったら、エイリアンとか、UFOとか、ファイルXとか…」
ゴオ「落ち着け、杏奈。異星人くらいでオタつくな」
杏奈「でもぉ…」
鏡「…………」
静流「念のために聞くけど、その姿は本物? 本当の姿は8本足だったりしない?」
ミスト「ご心配なく。これがほんとの姿ですから」
静流「それを聞いてひと安心…」
さやか「ふたりの故郷はなんて言う名前なの?」
アンジェリカ「惑星アトリームです」
ゴオ「そんな星、聞いた事ないけど、いったいどこにあるんだ? 地球から遠いのか?」
ミスト「それが、わからないんです。俺もアンジェリカも…」「気がついたら別の惑星に飛ばされていたんです」「だから、地球とアトリームの位置関係とか、全然わからなくて…」
アンジェリカ「アトリームでの戦闘中、空間の歪みか何かに飲み込まれたんだと思います」「時空間ゲートの影響かどうかはわかりませんが…」「セリウスのレコーダーには、別種の空間の歪みが記録されていました」
ガリス「では、君達が見たと言う時空間ゲートについて、詳しく話してくれるか?」
ミスト「はい。時空間ゲートというのはアトリームを侵略した奴らが使っていた空間転移装置の通称です」「奴らは時空間ゲートを使って、どこからともなく大量の戦力を送り込んできました」
アンジェリカ「大空魔竜は、その時空間ゲートに飲み込まれてしまいました」「おそらく、私達は時空を超えて見知らぬ惑星に飛ばされてしまったんだと思います」
甲児「さっき見た光は時空間ゲートに間違いないのか?」
ミスト「巻き込まれるのは初めてですけど…」
アンジェリカ「今のところ判っているデータと97.4%が一致しているんです」
ガリス「仮に同じ物だとすれば、ここが地球やダリウス界以外の場所という事もあり得るな…」
ローサ「ところでミスト侵略者って言ってたけど…あなた達の星は侵略を受けたの?」
アンジェリカ「ええ。1年前、突然…」
ミスト「あいつらは、情け容赦なくアトリームを攻撃しました…」「俺もアンジェリカも必死で抵抗したけど、結局、負けちゃいました」
アンジェリカ「私とミストはアトリームの防衛隊のメンバーだったんです」「だから、侵略者から星を守るために最後まで戦ったんですけど…」
ゴオ「防衛隊って…?」
ミスト「アトリームの平和を守るために組織されたロボット部隊です」「レヴリアスとセリウスは防衛隊所属のロボットなんですよ」
アンジェリカ「私達は、同じチームのメンバーで1年前はパートナーを組んでいました」
杏奈「なるほどね! それでふたりのコンビネーションがピッタリだったんだ」
アンジェリカ「あの程度じゃピッタリとは言えないわ。ミストがもっとすばやく反応しないと…!」
ミスト「相変わらず厳しいなあ…」
アンジェリカ「あなたが甘すぎるのよ! 隊長がいたら、もっと厳しく注意されてるわよ?」
ミスト「う、ううっ…」
つばき「だけど、アンジェリカさんが異星人だったなんて、ビックリしちゃったわ」「ビルドベースでいつも会ってたのに全然気がつかなかった…」
アンジェリカ「今まで黙っていてごめんなさい。悪気はなかったの…」「素性を知られたら混乱が起きるかと思って…」
ミスト「俺も同じ理由で今まで黙ってました…」「ごめんなさいっ!」
ゴオ「…まったく、そんな大事な事を黙ってたなんて水くさいじゃないか」
ミスト「えっ?」
静流「そうよ。あなたが異星人だからって私達が迫害するとでも思ったの?」
光司「人間がスペースコロニーに住む時代だぜ? 異星人くらい全然オッケーだろ」
鏡「そ、そうだな。俺もそう思うよ…」
ミスト「ほんと言うと、俺、自分の正体を隠してるのがつらかったんです…」「みんなの事を騙してるのが嫌だったんです…」「でも、本当の事を言ったらダンナーベースを追い出されるんじゃないかと思って…」「それが怖くて黙ってたんです」
光司「ひでえなあ。俺達の事をそんな薄情な人間だと思ってたのかよ…」
ゴオ「今の発言で、お前に対する信頼感がなくなった。もう一緒には戦えないな…」
ミスト「ええっ! そんな…」
静流「ちょっとゴオ! そういう意地の悪い事をするから…」「ミストは自分の正体を打ち明けられなかったんでしょう?」
ゴオ「ほ、ほんの冗談じゃないか。そんな真剣に怒るなよ…」「悪かったな、ミストお前は俺達の大事な仲間だ!」「宇宙人だろうと、地底人だろうと関係ない!」
ミスト「ゴオさん…! ありがとうございます!」「俺、これからも地球のために一生懸命戦います!」
〔通信の開く音〕
???(サコン)「ミスト君の話が事実だとすると…」「ここは地球以外の惑星であると考えた方がいいでしょうね…」
ガリス「サコン先生。お怪我はありませんでしたか?」
ミスト(サコン先生?)
サコン「大空魔竜が飛ばされた衝撃で、危うく本棚の下敷きになる所でしたが、何とか助かりましたよ」
ガリス「それはよかった…」
シズカ「後で部屋の片づけに行ってあげるからね」
サコン「あ、いや。結構です。私ひとりで何とかしますから…」
ガリス「ところで、サコン先生。この後我々はどうすればいいと思いますか?」
サコン「まずはこの星の情報収集から始めるべきでしょうね」「調べたところ、大気の成分は地球とさほど変わらないので、酸素不足で死ぬ心配はなさそうですが…」「未知の場所だけに、どんな危険が待ちかまえているかわかりません」「まずは周囲の調査から始めた方がいいんじゃありませんか・」
ガリス「わかりました。では、そのようにしましょう」
サコン「私は、時空間ゲートについて調べてみようと思います」「どうしてこんな所に飛ばされたのか、仕組みがわからないと地球には戻れませんからね」
ガリス「よろしくお願いします、先生」
ミスト「あの…サコン先生って誰ですか?」
ローサ「サコン先生は大空魔竜の頭脳よ。大空魔竜やガイキングを始めとするメカを建造したメンバーでもあるわ」
アンジェリカ「へえ、すごい方なんですね」
ダイヤ「どうしてブリッジに来ないのさ?」
シズカ「いろいろ問題のある人でねえ…困ったもんさ」
ローサ「でも、先生がいたからこそ、私達は今まで、たくさんの危機を乗り越えてこられたんじゃない」
シズカ「そりゃそうだけどさ…。あ~、やっぱり心配だ! ちょっと行ってくる!」
〔扉の開閉音〕
ダイヤ「どうしちゃったんだ、シズカさん?」
ミスト「さあ…?」
ローサ「ふふっ…」
ガリス「では、各パイロットに命じる。マシンのメンテナンスが終了次第、周辺の調査に出てくれ」
甲児「了解! 未知の惑星の探索なんてワクワクするぜ!」
さやか「ほんと、甲児君はいいわよね。お気楽で、単純で…」
甲児「そりゃないぜ、さやかさん!」
杏奈「一生忘れられない新婚旅行になりそうだね、ゴオちん」
ゴオ「何が新婚旅行だ。こんな新婚旅行があってたまるか!」
ボス「じゃあ、どんな新婚旅行ならアリなんだ?」
ヌケ「やっぱ、ふたりっきりでイチャイチャできなきゃダメなんじゃないですかねぇ?」
ムチャ「高校生と結婚しただけでも許せないのに」「ふたりっきりでイチャイチャなんて絶対にゆるせねえ!」
ゴオ「勘弁してくれよ、もう…」
アンジェリカ「私達は、いったいどこに飛ばされたのかしら?」
ミスト「さあな。それにしても、ケートを使って電撃戦をやるならともかく…」「俺達をどこかに移動させるだなんてあいつらは何を考えてるんだ…?」
アンジェリカ「待って。あの時空間ゲートが私達の知っている物と同じだとしても…」「今回ゲートを使ったのがあいつらとは限らないでしょ」
ミスト「まあね。でも、嫌な予感がするんだ」「あいつらと2度も戦ってる俺が言うんだ。この予感は信じていいと思う」
アンジェリカ「そっか、ミストはあいつらに2回も襲撃されてるんだっけね…」「2ヶ月前まで、なんて言う名前の星にいたんだっけ…?」
ミスト「ベザードだよ。のどかでいい星だった…」「墜落して、ケガをしてた俺を女の子が助けてくれてね…」
アンジェリカ「女の子?」
ミスト「そう。不時着したレヴリアスから俺を助け出して…」「病院に運んでくれたんだ。俺は、その子のおかげで命拾いしたんだ」
アンジェリカ「ふうん…」
ミスト「でも、ベザードもあいつらのせいで…!」
アンジェリカ「ねえ、ミスト。地球上で時空間ゲートが使われたって事は…」「あなたの予感に従えば、あいつらが地球を狙ってるって事なるわよね」「あいつらの事、もっと詳しくみんなに話しておいた方がよくないかしら?」
ミスト「いや…もう少し様子を見よう。俺の予感だけでみんなを混乱させたくない」「ただでさえ未知の世界に飛ばされて対応に追われているとこなんだ。余計な事は話さない方がいい」
アンジェリカ「それもそうね…」
ミスト「でも、もしもあいつらが地球を攻めて来るというのなら、絶対に地球を守らなきゃ!」
アンジェリカ「そうね。地球まで滅ぼされるなんて、私、絶対にいや!」
ミスト「ああ。今度こそ絶対に、あいつらを倒してやる…!」
【シナリオエンドデモ終了】


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