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No.2
特訓、マッハドリル!!

【シナリオデモ開始】
日本エリア
JUDA/格納庫
〔エネルギーの充填音〕
レイチェル「オーマイガーッ! なんてファンタスティックな技術なの!? いいえ、これはもはや芸術だわ!」
牧「ああ。最新のサイバネティックス技術を応用したものが随所に用いられている」
レイチェル「おまけに見た目も万全…。ウチのヒトガタとは方向性が全然違う。さすがジャパニーズね」
一鷹「博士は日本人じゃねえよ。俺も詳しくは知らねえが、レイチェルと同じ国の出身なんじゃねえか?」
アリス「はい。ですが、その職人的なこだわりは日本人同様です」「ジャパニーズと呼んでもまったく問題ありません!」
牧「………。ま、まあ何にせよ、じっくり調べる必要がありそうだよ」
レイチェル「ねえ、アリス。あなたの身体、かる~くバラして解析させてもらってもいいかしら?」
一鷹「ちょっと待て! しれっと恐ろしい提案すんなよ!」
レイチェル「そんな事言ったって、この子を作った博士がさらわれちゃったんでしょ?」「JUDAでメンテナンスするんだったらちゃんと構造を知っておかなきゃ」
アリス「ご心配にはおよびません。私には自己メンテナンス機能が備わっていますから」
レイチェル「あら、そうなの?」(チッ…)
一鷹「今、舌打ちしただろ! やっぱり興味本位でいじろうとしてたんじゃねえか!」
レイチェル「興味がないとは言わないけど…ねえ?」
牧「おいおい、こっちに振らないでくれよ、レイチェル」
美海「牧さんもグライフ博士の事をご存じないんですか?」
牧「ああ。力になれなくてすまないね」「しかし、科学者としては無名に血合い人物がこれほどの物を作り上げるとは…」「使われている素材の費用だけでも相当なものだぞ、これは」
レイチェル「バックにスポンサーがいると考えるのが妥当ね」
牧「アリス君は何か心当たりはないのかい?」
アリス「そうですね…もしかすると研究所の隠し金庫の中になら、何か資料があるかもしれません」
一鷹「ナイスだ、アリス。そいつが何かの手がかりになるかもしれねえ」「緒川さん、俺、ちょっと博士の家に行ってくるよ!」
石神「待ちたまえ。今はやめた方がいい。調査員の報告によると、博士の家は既にとある組織に封鎖されてるそうだからね」
一鷹「そんなの、俺達LOTUSの国連パワーで何とかしりゃ済む話じゃないの?」
石神「事はそう単純じゃないんだよ。あそこからは巨大ロボットが出てきたからね。まったく調べさせないわけにもいかないのさ」「まあ、我々JUDAも黙って見ているわけではないけど…今回ばかりは相手がねぇ」
一鷹「そんな! 悠長に構えてたら、手がかりがなくなっちまうかもしれないのに!」「頼むよ、社長。秘密ルートちか使って見つからねえようにするから!」
アリス「私からもお願いします!」
石神「お願い、ねぇ。そう言われると弱いんだよね…」「しょうがない、許可しよう。その代わり山下君と九条君も連れて行ってくれたまえ」「山下君、九条君。というわけだから、頼んだよ」
山下「了解ッス!」
美海「私達なら、いざという時にマキナを呼べますし、少しくらいならSPの真似事もできますからね」
一鷹「SPって、大統領の横にいるイカツイ兄貴みたいな奴? 九条さん達、そんな強えぇの!?」
山下「色々あって、僕達ファクターは超人的な身体能力を持ってるのさ」
一鷹「そうなんだ…。ありがとうございます、社長!」
石神「そんな急にかしこまられると照れちゃうな…」「だが、十分に気をつけるんだよ。封鎖してる組織は敵ではないとはいえ、友好的な相手じゃないからね」
美海「どこなんですか、それは?」
石神「いずれ仲間として一緒に戦う事になる組織…とだけ教えておこうかな」
美海「そんな人達と一緒に…」
石神「現場の人間は皆、協力的さ。物騒なのは上の方だけだから、安心してくれたまえ」「あ、そうそう。南雲君…」「世間では我々の活動や加藤機関の事は秘密になってるから、余計なおしゃべりはしない事。いいね?」
一鷹「わかった。約束するよ」
美海「それじゃ、行ってきます」
〔ドアの開閉音〕
石神「南雲君といい、早瀬浩一君といい、中学生は元気いっぱいだね…」
〔通信のコール音〕
緒川「社長。イズナ君とシズナちゃんから連絡が入りました」「加藤機関のテロ部隊を片づけたので、これから日本に戻るそうです」
石神「わかった。気をつけて帰って来るように伝えてよ」
緒川「わかりました。そう伝えます」
〔ボタンを押す音〕
石神「特務質のメンバーも集まってきたし、より大きな脅威に対抗できる日も近いね」「もっとも、脅威なんて来ないに越したことはないんだけどねぇ…」

博士の家/跡地
一鷹「まるで刑事ドラマだ。黄色いテープで立ち入り禁止なんてよ」
???「…………」
アリス「見たところ、地下格納庫の方は完に埋まっちゃってるみたいです」「地下施設もだいぶ風通しがよくなってるみたいですし…」
美海「やっぱり正面からは行けそうもないわね」
山下「となると、南雲の言ってた秘密のルートを使う事になるのか」
一鷹「ま、想定内だな。それじゃ、ついて来てくれ。システムが活きてればいいけど…」
〔パネルの開く音〕
美海「ねえ、真っ暗だよ? 大丈夫?」
一鷹「足元に気をつけて。さて、ここからはアリスの持ってる構造図が頼りだ。頼むぜ」
アリス「はい! 地下研究室への入り口はこちらです」
〔パネルの開く音〕

地下研究室
〔パネルの開く音〕
美海「…! ひどい…。メチャメチャに荒らされてる…」
山下「残念だけど、ひと足遅かったみたいだね」
一鷹「アリス、金庫は無事か!?」
アリス「それが…見当たらないんです。どうやら差し押さえられてしまったみたいです」
一鷹「金庫ごとかよっ!?」
山下「それだけじゃなさそうだ。見なよ、コンピューターなんかハードディスクごと引っこ抜かれてる」
一鷹「くっそぉ、泥棒みたいなマネしやがって!」
アリス「…! 一鷹さん、大変です!」
一鷹「ど、どうした!?」
アリス「私、今ものすごくお掃除がしたいです!」
一鷹「…ごめん、今はいいや。それより、他にも資料の隠し場所はないのか?」」
アリス「そうですね…。博士の好きだった天使の絵が残っていれば、あるいは…」
一鷹「わかった、天使画だな? 手分けして探そうぜ」
〔歩く足音〕
美海「これかな?」
アリス「はい、そうです。よかった、残ってて…」
山下「こんな絵が手がかりになるの?」
アリス「実は、この絵はナノサイズの文字で描かれた研究資料なのです」「ナノ・プリンターの実験の際、大量の文字列が必要になって…当時の研究資料を使ったんです」「1年以上前に出力した物なので最新のデータではありませんが、何かのお役には立つと思います」
一鷹「くぅ~、さすがはグライフ博士だぜ! まさに『こんな事もあろうかと…』って感じだよなぁ!」
アリス「いえ、単にめんどくさがり屋なだけかと…」
山下「南雲、あまり長居するとマズいんじゃない?」
一鷹「おっと、いけねえ。それじゃ、出る時は別ルートを使うとするか…」

博士の家/跡地
一鷹「ふぅ…どうやら無事に抜け出せたみたいだな」
美海「ふたりとも、早くここから離れようよ」「額縁を持って歩いてるのって結構、不自然だし…」
一鷹「そうだな。さっきのグラサンに見つかったら、どんな難癖つけられるか、わかんねえしな」
???(矢島)「おい、お前ら! 何をやっているんだ?」
一鷹「うわっ!? 見つかっ…」「…って、矢島に新山か。ビックリさせるなよ」
理沙子「あんたが勝手に驚いたんじゃない。…一緒に居るのはお友達? 大きな絵まで持って…」
一鷹「まあ、そんなもんかな。それより、どうしたんだよ? 家、こっちじゃないだろ?」
理沙子「あきれた…。あんたが心配で様子を見に来たんじゃない」
矢島「この辺りは危険だ。博士が心配なのはわかるが、早く離れた方がいい」
理沙子「ニュースで言ってたよ。アルマの暴走事故の裏で巨大ロボットが暴れてたって」「あれって、もしかして例の博士が何かしでかしたの?」
一鷹「え? ちょっと待ってくれ、博士は…」
理沙子「だって、博士は行方不明だって噂だし、家も物々しい雰囲気になっちゃってるし」
矢島「なあ、ここまで大事になると一鷹だって関係者扱いされるかもしれないだろ」「事実はどうあれ、今は博士の家には近づかない方がいい」
一鷹「あ、ああ…。…そうだな、そうするよ。気をつける…」
理沙子「ところで南雲、浩一がどこにいるか知らない?」「ずっと探してるんだけど、どこにもいないのよ。家にも戻ってないみたいだし…」
一鷹「浩一だったら…痛っ!」
山下(余計な事は言うなって!)
一鷹「…こ、浩一の事は俺も心配してるんだ。早く見つかるといいな」
理沙子「人ごとみたいない言ってないで、あんたも探してよ。友達でしょ?」
一鷹「あ、ああ。それじゃ、俺達はあっちを探すよ」
理沙子「頼むわね、南雲。それじゃ行きましょ、矢島。浩一ったら、どこ行ったのかしら!」
矢島「…ああ」
一鷹「悪ぃ、山下さん。うっかり浩一の事を言いそうになっちまって…」
山下「ったく、冷や汗ものだったよ。にしても、早瀬浩一は帰ってないのか…」
美海「ガンダムのパイロットさんが上手くやってくれてる事を祈るしかないわ」
アリス「とにかく今はJUDAに戻って絵の分析を急いでもらいましょう」「私も戦闘に何が必要かを急いで学習しなければ…。このままではさっぱり役に立てません」
一鷹「俺も操縦に慣れておかねえとな。山下さん、九条さん、時間があったら付き合ってくれ」
山下「OK。森次さんがいない間、ビシバシ鍛えさせてもらうよ!」

JUDA/社長室
緒川「社長、レディ・アン様から通信が入っています」
石神「わかった。スクリーンに出してくれたまえ」
〔通信パネルの開く音〕
レディ「石神社長、時間を取らせて申し訳ない」
石神「いえいえ。美人のお誘いは断らない主義でしてな。それで、何用ですかな?」
レディ「ビルドベースの件ですが、どうやら彼らのLOTUSへの参加を急ぐ必要がありそうです」
石神「という事は、やはりプラントに現れた来訪者の件で国連内部にも動きが?」
レディ「ひあ。ブルーコスモス派は来訪者は敵性異星人として対処すべきであると主張しています」「そして、その対抗手段として各地の機動兵器を接収しようと策動を始めたようです」
石神「まさに我々が憂慮していた事態ですね…」
レディ「JUDAはビルドベースとの協力体制を整えておいて下さい」
石神「心得ております。整備のための機材にパイロット達の生活施設などなど…」「どんな組織からでも人員を受け入れられるようすでに準備は整えております」「いつでも我が社に起こし下さい、親愛なるレディ」
レディ「ありがとうございます」「…それと、無理にエレガントに振る舞おうとなさらなくとも結構ですので…」
〔通信パネルの閉じる音〕
石神「あらら、バレてたか。会心のエレガント挨拶だと思ったんだけどねぇ」
緒川「一夜漬けなのがバレバレでしたよ、社長。自重なさって下さい」
石神「…あんまり怒るとシワが増えるよ、緒川君」
緒川「社長っ!!」

ビルドベース/展望室
つばき「いい、剣児? このデータを見てもわかる通り、換装のコツはパーツごとに違うの」「私達も最適なタイミングを狙ってシュートするけど、剣児がその特徴を理解してないとダメなの…」
剣児「Zzz…」
つばき「剣児ッ!!」
剣児「んが!?」
つばき「最近、邪魔大王国はどんどん強くなってきてる…」「これに対抗するためには、新しいパーツを使いこなせなきゃ話にならないわ」「そのためにも、剣児にはまだまだ訓練が必要なんだよ? わかってるの?
剣児「勉強、苦手なんだよ…」
つばき「ちょっと、剣児!」
剣児「やるときゃやるから、大丈夫! んじゃな…」
〔扉の開閉音〕
つばき「もう、剣児ってば…!」
〔扉の開閉音〕
柳生「手こずってるみたいね?」
甲児「また逃げられたのか?」
つばき「柳生隊長、それに甲児さんも…。剣児の奴、全然やる気がなくてちっとも訓練にならないんです」
さやか「勉強が苦手だなんて、まるで昔の甲児君そっくりね」
甲児「そう言うと思ったぜ。ま、確かに剣児には親近感を覚えるけどよ」「…ん?」
つばき「どうかしたんですか、甲児さん?」
甲児「親近感でひとつ、あいつをやる気にさせる名案を思いついたんだ」「剣児やボスなら絶対に飛びつくとびっきりのやり方をな!」
つばき「剣児やボスさんが、絶対? どんな方法です?」
甲児「いや、まぁ。ここで言っちまうと面白くねえからよ」
ボス「おい、兜。何を企んでやがるんだ?」
甲児「柳生隊長、ちょっと相談があるんだけど、いいですか?」
柳生「ええ、いいわよ。どんな相談かしら?」
甲児「じゃあ、ちょっと向こうでふたりだけでお話を…」
ボス「おおい! なんで俺達には教えてくれねえんだよ!」
ムチャ「柳生隊長とふたりっきりなる口実かもしれねえな」
ヌケ「兜なら、あり得る話でしゅね」
甲児「…という事で、よろしくお願いします!」
柳生「わかったわ。すごく面白そう。そのプラン、是非乗らせていただくわ」
甲児「へへっ、こりゃどうにも楽しみになってきたぜ」
さやか「バッカみたい…! 何を盛り上がってるのかしら?」
柳生「それじゃ、早乙女、身堂。剣児君を誘いに行くわよ」
早乙女「俺達にも声がかかるとは手の込んだ計画らしいな?」
柳生「今回の訓練は私達の役割が重要なの。詳しい事は後で話すわ」
身堂「了解。期待させてもらいますよ、隊長」
柳生「それじゃ後でね、甲児君」
〔扉の開閉音〕
さやか「ちょっと甲児君! 柳生隊長と何を話してたの?」
甲児「え? 剣児に特訓を受けさせる名案があるって言ったろ?」
ボス「それにしちゃあずいぶんとニヤけてねえか?」
さやか「そうよそうよ、甲児君のスケベ!」
甲児「ちょっと待ってくれ。勘違いだってば!」「特訓の後の事を考えたら、つい笑っちまってさ」
つばき「ちゃんと剣児の訓練になるんですか?」
甲児「ああ。剣児の奴、必死で訓練を受けると思うぜ」
さやか「ほんとかしら…?」
つばき「ちょっと不安です…」
甲児「な、何だよ、その疑いの目は! みんな、俺を信じろって!」
〔扉の開閉音〕
剣児「おーい! つばきーっ!!」
つばき「剣児? どうしたの、そんなに急いで?」
剣児「はぁはぁ…。が、合体訓練やろうぜ!」
つばき「えっ? 訓練は嫌いなんじゃ…」
剣児「いいから今すぐ始めようぜ! 先に訓練場に行ってるからな!!」
〔扉の開閉音〕
甲児「な、言っただろ?」
つばき「え、ええ…」
甲児「早く行こうぜ! 俺達も手伝ってやるからさ!」

ビルドベース/司令室
美和「直接お会いするのは久しぶりですね、レディさん。ようこそ、ビルドベースへ」
レディ「お変わりないようで安心しました、卯月司令」「ところで、司馬博士の姿が見えないようですが…?」
美和「申し訳ありません。わざわざお越しいただいたのに席を外してしまっていて…」(いったいどこに行ってしまったのかしら…?)

邪魔大王国/本拠地
妃魅禍「壱鬼馬(イキマ)! 阿麿疎(アマソ)! 壬魔使(ミマシ)!」「うぬらはいったい何をしておる! いつになったらジーグの銅鐸が手に入るのじゃ!」
ミマシ「申し訳ございません、妃魅禍(ヒミカ)様! 一日も早く手に入るように奮闘努力しておるのですが…」
阿麿疎「使えないハニワ幻神が多いせいで決して俺達のせいじゃ…」
妃魅禍「ほう…。わらわの与えたハニワ幻神が使い物にならぬと申すか?」
阿麿疎「げっ! ち、違います! 俺の使い方が悪いです! ごめんなさい!」
壱鬼馬「妃魅禍様。私の今一度ハニワ幻神をお貸し与え下さい」「秘策もあります。今日こそ奴の銅鐸を奪って参りましょうぞ!」」
妃魅禍「壱鬼馬よ。その言葉に偽りはないな?」
壱鬼馬「はっ!」
妃魅禍「よかろう。ならば、うぬにハニワ幻神を与えよう。見事、ジーグを討ち果たして参るのじゃ!」
壱鬼馬「ははっ!」
阿麿疎「なんでえ、壱鬼馬の奴。ひとりでいいカッコしやがって…」
壬魔使「仕方ないだろ。俺達の3人の中じゃあいつが一番強いんだ」
阿麿疎「けっ、面白くねえ…。失敗して妃魅禍様に怒られちまえ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「特訓、マッハドリル!!」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
剣児「柳生さん! さっきの話、本島なんだろうな?」
柳生「本当よ。約束は守るわ」
剣児「よっしゃ! この特訓、絶対成功させてみせるぜ!」
ボス「おい、剣児! 隊長さんとどんな約束したんだよ?」
剣児「余計なおしゃべりしてる時間はねえ! 早く特訓をおっぱじめようぜ!」
ムチャ「あいつめ、ずいぶん張り切ってるな…」
ヌケ「どんな約束したのかますます気になりましゅね」
早乙女「ヘヘヘッ、面白くなってきやがった。あのバカ、死ぬまで可愛がってやるぜ!」
身堂「血が騒ぐな…!」
柳生「準備はいい、剣児君?」
剣児「バッチリだ! いつでも来やがれ!」
柳生「つばき、鏡君…本人がああ言うんだ。思う存分、鍛えてやりな!」
つばき「はい!」
鏡「いいか、剣児。まずはビルドアップの時間短縮の訓練からだ」「お前はパイロットとして優れた適性を持っているが、まだまだ未熟だ。もっと反応速…」
剣児「能書きはいいから早くしてくれ、鏡!」
鏡「わ、わかった。今日の剣児はまるで別人だな…」
つばき「剣児! パーツのシュート速度が倍になってるから気をつけてね!」
剣児「楽勝、楽勝!」
甲児「さあ、そいつはどうかな…?」
柳生「訓練開始!」
つばき「了解! ジーグパーツ、シュート!!」
〔武器の発射音〕
剣児「ビルド・アーーッ…」
早乙女「これでも食らえ!」
甲児「ロケットパーンチ!!」
剣児「でえっ!?」
〔早乙女、剣児へ攻撃〕
〔甲児、剣児へ攻撃〕
〔剣児に爆発〕

剣児「おいおいおいおい! なんで攻撃してくるんだよ!?」
柳生「これも訓練の一環よ!」
身堂「あくまでも実戦に近づけないと訓練の意味がない!」
鏡「敵の攻撃を避けながら合体する技術を磨くのも大事な訓練だぞ」
剣児「わーったよ!」
甲児「剣児! 間違ってロケットパンチと合体しようとすんなよ!」
剣児「へっ、そんなドジするかよ!」
身堂「いい度胸だ。たっぷり可愛がってやるぜ!」
つばき「いくわよ! ジーグパーツ、シュートッ!」
〔武器の発射音〕
甲児「ロケットパーンチ!!」
剣児「うおおおおっ! ビルド・アーーーーップ!!」
〔甲児、剣児へ攻撃〕
〔柳生、剣児へ攻撃〕
〔剣児、合体〕
〔剣児に爆発〕
〔早乙女、剣児へ攻撃〕
〔身堂、剣児へ攻撃〕
〔剣児に爆発〕

剣児「うわあああっ! は、速すぎるぜ…!」
柳生「どうしたの? もう終わり?」
剣児「じょ、冗談じゃないぜ!」
つばき「剣児がこんなに真面目に訓練を受けてるなんて、珍しい事もあるものね…」
剣児「やめてたまるか…! 柳生さんがおっぱい触らしてくれるまで絶対、諦めないからな!」
鏡「なるほど、そういうわけか」
さかや「約束って、そんな事だったの? 甲児君、何考えてんのよ!」
甲児「へへっ。でも、効果抜群だろ?」
ボス「剣児の野郎、うらやましい約束しやがって!」
つばき「あのバカ! もう怒った! ジーグパーツ、シュート、シュート、シュートッ!!」
〔武器の発射音〕
〔剣児の周囲に爆発〕

剣児「わあっ、つばき! もうちょい手加減してくれ!」
つばき「うるさい、エロ剣児! シュート、シュートォッ!」
〔武器の発射音〕
〔剣児の周囲に爆発〕

早乙女「手伝うぜ、つばき!」
身堂「バカは死んでもらない…」
柳生「いっぺん殺しときますか」
甲児「ロケットパーンチ!」
さやか「ミサイル発射!!」
〔剣児の周囲に爆発〕
〔画面、爆発〕

剣児「うわあっ! お前ら絶対、面白がってるだろ!」「くそっ! 負けてたまるか! おっぱああああああいっ!」
〔剣児、合体〕
剣児「はあっはあっ…! どうだ! 合体できたぜ!」
早乙女「あのエロガキ、スケベ根性で成功させやがった!」
剣児「どうだあっ! 成功したんだから約束通り、おっぱい触らせろーっ!」
つばき「ダメよ! まだ特訓は終わってないわ!」
剣児「へっ?」
つばき「次はマッハドリルの合体訓練よ! できるもんなら換装してみなさい!」
〔レーダー反応〕
鏡「待て! 何かが近づいてくる!」
剣児「何っ!?」
〔味方ユニット出現〕
甲児「な、何だありゃ…?」
司馬「ワシじゃよ、ワシ!」
剣児「じじい!?」
柳生「博士、どうして!?」
司馬「ほっほっほ…話は聞いたぞい。面白そうな事しとるのに、ワシだけのけ者とは酷いじゃろうが!」
剣児「のけ者って…子供か!」
鏡「博士、今日は来客があるはずでは…?」
司馬「その来客に関係があるんじゃ。この特訓を成功させねば、彼女に会わせる顔がないからのう」
剣児「それで、なんでじじいがハニワ幻神に乗ってるんだ?」
司馬「これはお前の特訓のために作ったハニワ幻神! 名付けて、ミッチー2号!」
さやか「ミッチーって…確か、珠城司令の昔のあだ名じゃ…?」
つばき「おばあ様が知ったらきっと怒るわね…」
司馬「ふはは…! ワシの手にかかればこのくらいチョチョイのチョイ!」「どうしてもこの遊び…いや、特訓に協力したくてな!」「さあ剣児、本当の特訓はこれからじゃ! マッハドリルでミッチー2号を倒してみよ!」「それができん限りは特訓成功とは見なさん!」
剣児「わかったぜ! おっぱいのためなら、ミッチーでもサッチーでもぶっとばしてやる!」「つばき、来い!」
つばき「剣児の大バカ野郎! これでも食らえ! マッハドリル、セットアップ! シュートッ!」
〔武器の発射音〕
剣児「うわあああああっ!」
〔剣児に爆発〕
剣児「は、速い!」
鏡「つばき、初めてなのにあのスピードは無理なんじゃないのか?」
つばき「うるさいっ!」
剣児「ちきしょう! もうちょっとだったのに!」
早乙女「ぶはははは! 残念だったな! おっぱいはおあずけってこった!」
剣児「もう一度だ! 今度は成功させてやる! さあ、来いっ!」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開閉音〕

美和「レーダーがハニワ幻神をキャッチしました。そちらに向かっています!」
司馬「悪いな、美和君! そのハニワ幻神はワシじゃよ、ワシ!」「ミッチー2号といってな。美和君に似てセクシーじゃろう?」
美和「違います。もっと大軍が向かっているんです!」
司馬「な、何じゃと!?」
美和「総員、直ちに迎撃態勢を取りなさい」「それから博士は大至急ビルドベースにお戻り下さい。レディさんがお待ちかねです!!」
司馬「わ、わかった!」
〔レーダー反応〕
鏡「レーダーに反応! 来るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
壱鬼馬「ジーグよ! 今日こそ貴様から銅鐸を奪い取ってくれる!」
甲児「壱鬼馬自らがお出ましたあ、今日は一筋縄じゃいかねえな」
壱鬼馬「マジンガーZよ、貴様もじきにジーグと共に黄泉へ送ってやる。しかし、その前に…」
〔カーソル、司馬を指定〕
壱鬼馬「その目障りな似非ハニワ幻神から葬り去ってくれるわ!」
司馬「むおっ!?」
〔壱鬼馬、司馬へ攻撃〕
〔司馬に爆発〕
〔味方ユニット撃破〕

剣児「じじい!」
〔モニターの開閉音〕
司馬「ワ、ワシなら無事じゃ。しかしミッチー2号が…」
剣児「壱鬼馬、てめえ…! 俺からおっぱいのチャンスを奪いやがって!」「ぜってえ許さねえかんな! 覚悟しやがれ!!」
司馬「その意気じゃ、剣児! こうなったら、大サービスじゃ。奴を倒せば特訓成功と認めてやるぞい!」
剣児「マジかよ!? よっしゃあああ! 見てろよ、じじい!」
美和「先ほど、JUDA特務質に救援を要請しました。じきに応援がきます。それまで持ちこたえるのです」
つばき「わかったわ、おばあ様」
甲児「ってわけだ。さやかさん達、修理と補給はよろしく頼むぜ!」
さやか「任せて! 甲児君こそ、久々のマジンガーで無茶しないでね!」
柳生「ビルドエンジェル各機は私に続け!」
身堂「了解!」
〔身堂&早乙女、柳生へ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕

剣児「いくぜ、ハニワ野郎!」
壱鬼馬「フフフ…。貴様の思うようにはいかんぞ…」
<戦闘開始>

<壱鬼馬と戦闘or敵12機以下or3PP>

甲児「何だ!? 攻撃が効いてねえ!」
壱鬼馬「フフフフ…。これぞ我らが凶の力。そのような攻撃は通用せんわ!」
鏡「くっ…。大火焔偶の相手は後回しだ。ハニワ幻神から仕留めるぞ!」
剣児「わかったぜ! まずはザコ掃除からだ!」
壱鬼馬「フハハハ! この大火焔偶をいつまで無視できるかな?」

<3PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
山下「レディさん! JUDA特務室、現場に到着しました!」
〔通信パネルの開く音〕
レディ「よし。直ちにビルドベースの各機と協力し、邪魔大王国を撃退せよ」
山下「了解っス!」
美海「南雲君、アリスちゃん、そっちは大丈夫?」
一鷹「な、何とか。せっかく山下さん達に操縦訓練付き合ってもらったんだし…」「目の前にはあのジーグやマジンガーもいるんだ。足手まといにならないよう頑張るよ」
アリス「わ、私も、詰め込み教育ですが、色々と学習しました。おおかた問題ありません!」
剣児「応援って聞いてたが、たったの3機かよ?」
甲児「いや、そのうち2機はJUDA特務室のマキナだ。頼りになるぜ」
〔モニターの開閉音〕
シズナ「2機やない、3機や!」
〔味方ユニット出現〕
イズナ「みなさん、遅れてすいません! JUDA特務室、遠藤イズナと遠藤シズナ、ただいま到着しました」
シズナ「アホ! 真打ちは最後に登場するもんや。謝る事あらへん!」
美海「イズナ君、シズナちゃん!」
剣児「何だよ、あの空飛ぶ金槌みたいなのは!」
シズナ「コラ! 今、金槌みたい言うたんはどいつや! 後でどついたるからな!」
レディ「私語は慎め! お前達がいがみ合ってどうする!」
シズナ「ほら見てみぃ、怒られてしもたやないか!」
剣児「俺か!? 俺が悪いのか?」
柳生「大火焔偶は結界を張っていて攻撃を受け付けない。周囲の敵の掃討を頼む!」
一鷹「わかった!」
イズナ「姉さん、とりあえず僕達は後方支援に回ろう」
シズナ「戦う前から弱気になってどないすんねん!」「ビルドベースの連中にウチらの凄いとこ見せたるんや! ほな、行くで!」

<壱鬼馬以外の敵全滅>
一鷹「残るはあいつだけだってのに…!」
壱鬼馬「どうした?> ハニワ幻神を全滅させていい気になっておるのではあるまいな」
剣児「くそっ…! 壱鬼馬の奴、調子に乗りやがって!」
壱鬼馬「フッフッフッ…。手も足も出ないとは、まさにこの事だな!」
甲児「ちきしょう、カイザーさえありゃああのバリアもぶち破れるかもしれねえのによ!」
シズナ「ビルドベースには何か秘密兵器とかないんかいな!?」
鏡「…ひとつだけ方法がある」
ボス「あんのかよ!? もったいぶらねえで早く言えよ!」
鏡「マッハドリルと合体するんだ。ジーグの銅鐸の力をマッハドリルに込めれば…」
剣児「マッハドリル…俺の野望を打ち砕いた憎っくきヤツ!」
つばき「無理よ! 訓練の時だって失敗してるし!」
甲児「いや。俺は剣児を信じるぜ」
つばき「甲児さん…?」
甲児「剣児! 男なら、やってみせろ!!」
剣児「へっ、甲児さんに言われるまでもねえ。やってみせるぜ!」「来い、つばき!」
つばき「…わかったわ。マッハドリル、セットアップ! シュートッ!」
〔武器の発射音〕
〔剣児に爆発〕

剣児「ぐあああああっ!?」
鏡「駄目だ。剣児の反応が遅い…!」
シズナ「何しとんねん! それでもマタンキついとんのか!」
柳生「剣児君! あなたの力はそんなものじゃないわ! 男ならやってみせるんでしょ!?」
剣児「や、柳生さん…。よ、よし。つばき、もう一回だ!」
つばき「無茶よ、剣児! 次に失敗したらジーグはもう…!」
剣児「いや、柳生さんに言われて気づいた事があるんだ。ドリルを頼む、つばき!」
鏡「どちらにしろ、壱鬼馬を倒すにはマッハドリルを使う事になる。剣児に賭けるしかない」
つばき「鏡君…。…わかったわ。今度こそ頼むわよ、剣児!」
剣児(マッハドリルを正面から見た形…)(男なら大好きな…俺の大好きなアレだと思えば、絶対つかめるはずだぁっ!!)
〔剣児、壱鬼馬へ攻撃〕
[イベント戦闘「剣児vs壱鬼馬」]
〔壱鬼馬に爆発〕
壱鬼馬「ぐあああっ! ば、馬鹿な…! 凶の力が破れるとは!?」
剣児「やったぜ! あいつの結界も消えた!」
一鷹「やっぱジーグはすげえや…!」
山下「ここまでくれたあと一息。気合入れていくッスよ!」

<甲児が戦闘>
甲児「久しぶりのマジンガーでの実戦だ。肩慣らしに付き合ってもらうぜ、ハニワ野郎ども!」

<さやかが戦闘>
さやか「鉄也さんやジュンさんの分まで戦ってみせるわ!」

<ボスが戦闘>
ボス「いいか、お前ら! 大活躍してつばきちゃんにいいとこ見せるぞ!」
ムチャ「ボス! さやかの事は諦めたのかよ!?」
ボス「バカ言うな! さやかとつばきちゃん、両手に花を目指すのよ!」
ヌケ「さすがでしゅね、ボス!」
ボス「行くぞ、オラーッ!」

<剣児が戦闘>
剣児「俺のお楽しみタイムの邪魔しやがって! てめえら、覚悟はできてんだろうな!」

<鏡が戦闘>
つばき「何よ、剣児の奴ったら! あんな不純な動機で訓練を受けてたなんて許せない!」
鏡「気持ちはわかるが落ち着くんだ、つばき。戦闘中だぞ」
つばき「わかってるわよ! ああもう、それもこれも全部、エロ剣児が悪いんだわ!」

<柳生が戦闘>
柳生「剣児君との遊びの時間は終わり。ここからは本気だよ!」
早乙女「おう! 任せとけ、隊長!」
身堂「一気に蹴散らしてやる!」

<シズナが戦闘>
シズナ「ええか、イズナ。思いっきり大暴れするで! 他の奴らに負けられへんからな!」
イズナ「負けられないって…。別に競争してるわけじゃないんだから」
シズナ「アホ! 戦いは競争や! 手柄の多い方が出世するんや! 気合い入れなアカンで!」

<剣児vs壱鬼馬>
壱鬼馬「ジーグよ! 今日こそ貴様を倒し、銅鐸を妃魅禍様に献上する!」
剣児「何だよ、銅鐸って! ワケのわからねえ事言ってんじゃねえ!」
壱鬼馬「ならば何も知らぬまま、死ぬがいい!」

<鏡vs壱鬼馬>
壱鬼馬「チョコマカとうるさいハエめ! 叩き落してくれる!」
つばき「あいにく、黙ってやられるほど私達は親切じゃないの!」
鏡「つばき、大火焔偶の弱点を探せ! すべてはそれからだ!」

<壱鬼馬撃破・勝利条件達成>
壱鬼馬「お、おのれ…ジーグめ! 覚えているがいい!」
〔敵ユニット離脱〕
剣児「へっ、いちいち覚えてられるかって!」
シズナ「ディスィーブを金槌呼ばわりしたドアホにしてはやるやないか。ちょっとだけ見直したで!」
〔モニターの開閉音〕
美和「総員、ビルドベースに戻りなさい。JUDAのみなさんも歓迎します。レディさんがお待ちかねですよ」
つばき「わかりました、おばあ様。JUDAのみなさんをビルドベースへご案内します」
剣児「なあ、つばき。これって特訓成功だよな?」
つばき「えっ? ええ、まあ…」
剣児「グフフ…。柳生さん! 約束は守って下さいよ」
柳生「そうね、約束だからね…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

日本エリア
邪魔大王国/本拠地
壱鬼馬「申し訳ございません、妃魅禍様。この壱鬼馬、何とお詫びすればよいか…!」
阿麿疎「やっぱり壱鬼馬には任せられねえ! 次は俺が行く!」
壬魔使「いや、敵はジーグだけではないのだ。ならば阿麿疎よりも俺が…」
妃魅禍「やめぬか! うぬらの争いなど見たくもない!」
壬魔使「ははあっ!」
妃魅禍「おそるべしはジーグ。そしてその仲間どもよ…」「彼奴等がこれ以上、力を結集させる前に何としても銅鐸を奪うのじゃ!」
壱鬼馬「仰せのままに!」

ビルドベース/司令室
美和「ビルドベースへようこそ。司令官の卯月美和です」「さすがはJUDAのみなさん。噂に違わぬ戦いぶりでした」
山下「はじめまして。JUDA特務質の山下です。リーダーの森次が出張で不在ですので今回は僕が代理です」
レディ「ご苦労だったな、諸君。そう言えば、君達とこうして直接顔を合わせるのは初めてだったな」
一鷹「は、はじめまして! 南雲 一鷹ですっ!」
美海「南雲君、緊張しなくても大丈夫よ」
レディ「なるほど…。君が先日出現した新型機動兵器のパイロットか」
一鷹「は、はいっ! LOTUSの一員として頑張りますっ!」
レディ「ふふ、初々しいな。だが、まずは私の話を聞いてくれ」
一鷹「イ、イエッサー!」
山下「やれやれ…。南雲は離れさせないとダメだな…」
レディ「パイロット諸君、先程の戦闘で私はこのプロジェクトの重要性を再認識した」「我々が力を結集すれば、いかなる脅威にも立ち向かえるだろう」
甲児「このプロジェクト? …ああ、弓教授が言ってたLOTUSの事か」
美和「そうです。LOTUSには光子力研究所だけでなくこのビルドベースも参加する事になりました」
レディ「先程の戦闘で敵は呪術的な防御壁を展開、ジーグのみがそれを破る事ができた」「鋼鉄ジーグなくして我々の勝利はなかっただろう」
剣児(うへへ、おっぱい…)
つばき「ちょっと剣児、聞いてるの!? せっかくレディさんが褒めて下さったのに!」
シズナ「何や、あれがディスィーブを金槌呼ばわりしたアホかいな。鼻の下伸ばして、マヌケ面になっとるで」
レディ「…コホン。今回の件でわかる通り、諸君にはいかなる事態に対応できる柔軟性が求められる。今後もよろしく頼むぞ」
甲児「任せといて下さい。粉骨砕身、戦い抜いてみせますよ!」
〔通信のコール音〕
所員「卯月司令、軌道上の宇宙ステーションから通信が入っています」
美和「スクリーンに出して」
所員「はっ」
〔モニターの開閉音〕
弓「卯月司令、レディさん。そちらに出向けず申し訳ありません」
甲児「弓教授! マジンカイザーの調整は終わりましたか?」
弓「おお、甲児君。すまんが、まだ時間がかかりそうだ」「もうしばらくの間、マジンガーZで戦ってくれたまえ」
甲児「わかりました。終わったらすぐに知らせて下さいよ」
弓「わかっているとも」「レディさん、マジンガーチームのLOTUSへの参加ですが…」「剣鉄也、炎ジュンの両名は機体の調整が難航しており、合流が遅れてしまう事になりそうです」
レディ「彼らはそれだけの激戦を潜り抜けてきたのです。戦士には休息も必要でしょう」
鉄也「兜、さやか、ボス! 他のチームに後れを取るんじゃないぞ」「万一、失態を演じるようなら、俺が鍛え直してやるからな!」
ジュン「グレートとビューナスの調整が終わるまで私達の分も頑張ってね!」
甲児「ああ、任せといてくれ!」
弓「レディさん、卯月司令、甲児君達の事をお願いします。それでは私達はこれで…」
〔通信の閉じる音〕
レディ「では、ビルドベースと光子力研究所のメンバーは本日付で私の指揮下に入る」
美和「頑張ってくるのですよ、つばき、剣児」
司馬「ワシらも邪魔大王国の調査を続けてLOTUSをサポートしていくつもりじゃ」
美和「いまだ縮小を続けるゾーンの内部で存命と思われる宙さん…先代ジーグも救出方法も探さなければいけませんので…」
司馬「おお、そうじゃ。宙が見つかったらすぐに合流させるからな!」
レディ「では各自、休息を取って戦闘の疲れを癒す事」「ただし、一鷹とアリスは時間が空いた時で構わんからあとで私の所へ来るように」
剣児「へっへっへ…。俺は休憩どころじゃねえぜ!」「特訓成功のご褒美をもらわなきゃならねえからな!」
柳生「…わかったわ。それじゃ格納庫に行きましょうか?」
剣児「行く行く! 今すぐ行くって!」
〔扉の開閉音〕
つばき「エロ剣児の奴、許せない! 柳生隊長もどうしてあんな約束したのかしら…!」
甲児「つばきちゃん、俺達も見物に行こうか?」
つばき「兜さん! 元はと言えば、あなたが悪いんですよ! これのどこが名案ですか!」
甲児「言っただろ? 面白い事になるって。さあ、行こうぜ!」
つばき「えっ? ええっ…?」
〔扉の開閉音〕

ビルドベース/格納庫
剣児「…ほ、ほんとにいいんだな?」
柳生「ええ、もちろんよ。お姉さんの胸にしっかりとうずめて可愛がってあげるわ」「さあ、目を閉じて…」
剣児「でへ、でへへ…」
つばき「剣児…!」
ボス「うらやましいぜ、剣児め!」
美海「な、何ですか、この騒ぎは…?」
甲児「へへっ、まあ見てなって…」
剣児「目を閉じたぜ、柳生さん…」
柳生「じゃあ、行くわよ…」
〔いやらしい音〕
剣児「うっひょ~っ! 生きててよかったあ…!」「ん? く、苦しい! 柳生さん!?」
早乙女「ほ~ら、存分に可愛がってやるぜ! どうだ!?」
〔痺れる音〕
剣児「ぐえっ! は、話が違うだろ、話が!」
柳生「あら、いつ私の胸って言った?」
早乙女「ほ~ら、苦しめ苦しめ! お前の大好きなおっぱいだぞ! あっはっは…」
〔痺れる音〕
剣児「うええええっ! つばき、助けてくれえ!」
つばき「自業自得よ、ふんっ!」
鏡「いい格好だな、剣児!」
一鷹「うわあ…すごい事やってるな。罰ゲームか何かかな…」
甲児「おい、ボス。さっきお前うらやましいって言ってたよな? 代わってもらったらどうだ?」
ボス「じょ、冗談じゃねえぜ!」
シズナ「どついたる思うとったけどなんや、スッキリしたわ」
イズナ「あはは…。思ったよりもにぎやかな部隊になりそうですね…」
剣児「た、助けてくれ~っ!」
〔扉の開閉音〕
アリス「みなさん、ヘルスケアプランを作りましたので、ぜひご一読を…って、何をされてるんですか?」
山下「ああ、剣児に特訓成功のご褒美をあげてるところさ」
王子「一鷹、お前も操縦訓練中だって聞いたぜ。大変かもしれねえけど、頑張れよ」「やる気がなくなったら、早乙女さんにご褒美を頼んでやるからよ」
一鷹「か、兜さん!? あの…あ、ありがとうございます!」
甲児「他人行儀はよしてくれ。今日から一緒に戦う仲間だろ?」
一鷹「そう言われても、やっぱテレビで見た人が目の前にいると…」
アリス「一鷹さんの脈拍上昇。この症状はもしかして…恋?」
一鷹「そんなわけあるかぁっ!」
甲児「ほら、その調子で俺とも話してくれよ。緊張されるなんて、むずがゆいしよ」
一鷹「わ、わかったよ。…これでいいッスか、甲児さん?」
甲児「う~ん、まだちょっとカタいが…ま、そのうち慣れるさ」「それよりアリス、さっきヘルスケアプランとか言ってたけど…?」
アリス「はい! 私、もともとは家政婦が本業なんです。みなさんの健康管理はお任せください!」「その代わりと言ってはなんですが、戦う時のコツを教えていただけると…」
甲児「そんなのお安いご用だぜ。さやかさん達にも伝えておくよ」
アリス「ありがとうございます!」

山下「南雲、そろそろレディさんの所に行った方がいいんじゃないの?」
一度「ラッシュバードの調整があとちょっとなんだ。…っしゃ、終わり!」
アリス「一鷹さん、私の方もみなさんの診察が終わりました!」
一鷹「おっ、ちょうどよかった。アリスもいねえと話にならねえもんな」
山下「訓練の時間までには戻って来いよ、南雲」
一鷹「わかってますって! それじゃ、行ってきます!」
〔扉の開閉音〕

ビルドベース/司令室
一鷹「…じゃあ結局、博士の事も兄さんの事もわからずじまいなんですね?」
司馬「すまんな、力になれんで」
レディ「ストレイバードおよびグライフ博士の行方はプリベンターでも捜索中だ」「LOTUS傘下組織にも既に協力を打診している」
一鷹「そ、そこまでしてくれるんですか?」
レディ「君のためだけではない。君達の機体の特殊性を考えれば、当然の事なのだ」「我々の監視網を突破したストレイバードと次元干渉を行なうラッシュバード、どちらも野放しにしていい機体ではない」
一鷹「ラッシュバードが次元干渉…? どういう事ですか?」
美和「JUDAからの報告書ではラッシュバードの両腕にあるエネルギー入出力機構…」「あれは、他の次元に干渉して攻撃と防御を行なう事がわかっています」
一鷹「何か物騒だな…。整備はできるんですか?」
司馬「安心せい。その辺は技術者達が何とかするわい」
レディ「我々LOTUSはこれからダンナーベースへ向かい、南原コネクションとも合流する」「一鷹、お前はそれまで腕を上げる事だけを考えろ。緊張などしている余裕はないぞ」
一鷹「は、はい! 精一杯努力します!」(こ、今度はゴーダンナーやコン・バトラーとも会えるのか…。だが、いい加減に慣れねえとな…)
〔警報〕
〔モニターの開閉音〕

所員「司令、鳴門海峡方面に擬態獣が向かっている模様です!」
美和「レディさん…」
レディ「LOTUS各員に伝令! 擬態獣出現! ただちに鳴門海峡へ出撃せよ!」
一鷹「山下さん達との訓練は実戦試験になりそうだな。いけるか、アリス?」
アリス「先の戦闘データのフィードバックは完了しています。まったく問題ありません!」
一鷹「よーし、いくぜっ!」

???
???(イクサー1)「…どこにいるの、私のパートナー…。あの青い星のどこかに必ずいる。私とシンクロして戦ってくれる人が…」「加納…渚。私のパートナー…」「渚…。私の大切な人…」
【シナリオエンドデモ終了】


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