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No.31A
星間飛行へ…

【シナリオデモ開始】
地球圏エリア
マクロス・クォーター/ブリーフィングルーム
三島「我々はただ、平穏な日々を求めていただけだ!」「故郷を離れ、安住の星を探し、この別世界の地球に仮初めの安寧を求めた!」「バジュラはそんな我々を滅ぼさんと執拗に攻撃を仕掛けてくる。しかし我々は屈するわけにはいかない!」「今、私は第5代フロンティア大統領として誓いましょう! この聖戦に勝つと! フロンティアの民の未来のために!!」
ラム「三島大統領か…あんな若いのに大統領なんて凄いですよねぇ」
モニカ「バジュラ退治の成功で一気に注目を集めたものね。大統領を悼む演説も見事だったし…」
鏡「バルキリー用の新兵器の開発にも成功したらしいしな」
ルカ「MDE弾…L.A.Iで開発した小型のフォールド爆弾ですよ」「あれがもっと早く完成していれば、ナナセさん達は…」
一平「気に病むんじゃねえ、ルカ。お前の会社が悪いんじゃねえ」
霞 渚「それに、そのMDE弾がルカ君達のバルキリーにも装備されたんでしょ?」「だったら、これからはもっと頑張れるって事じゃない。元気出して!」
ルカ「はい…」
ミーナ「でもバジュラに対抗するにはランカちゃんの歌が必要じゃないんですか?」
カトル「それだけ新兵器の威力に自信があるって事なんでしょうか」
一鷹「実際、反応弾よりも強力なわけだしな…。舞い上がっちまうのもわかるが…」
ハイネ「ま、あの新大統領の事だ。舞い上がってるだけじゃなくて勝算もあっての事だと思うね」
つばき「ランカちゃん…。バジュラの所へ行っちゃったって本当なのかな…」
デュオ「残念だが本当だ。アルトの証言、市民からの目撃証言、アイランド1のエアロック情報…」「ランカちゃんは行っちまったのさ。あのブレラって野郎と、一匹のバジュラと一緒にな…」
健一「こちらの宇宙のどこかにバジュラの巣のようなものがあるのか…」
アリス「もしくは、バジュラの力を借りて健一さん達の世界の巣へフォールドするのかはわかりませんが…」
豹馬「どっちにしろ、その巣を潰さねえ限りバジュラとの戦いは終わらねえんだよな…。不毛な戦いだぜ」
イクサー3「悲しい戦いだね…。虫さんと友達になれれば一番いいのに」
アトロス「みんな…優しいんだね。クトゥルフとは大違いだ…」
ボビー「それにしても、妹が大変な時だってのに何やってんのよ、オズマは…!」
カトル「今は無事を信じましょう…」

大統領府/執務室
三島「これはシェリルさん、お待ちしていましたよ。インディーズで活動を再開されたとか…」
シェリル「そのインディーズ歌手に過ぎない私を突然呼び出して何の御用でしょう?」
三島「あなたがV型感染症に罹患している事はうかがっています」「その最近は既に脳に定着しており、もう手の施しようがないと…」
シェリル「…らしいわね。マスコミからのテレコミかしら? それとも政府直々に調査を?」
三島「情報源など、どうでもいい話です。重要なのは、その状態になったからこそ初めて可能になる事がある…その一点です」
シェリル「え…?」
三島「今のシェリルさんの声はV型感染症の影響で微弱なフォールド波を発しているのです」「そう、我々を裏切った彼女、ランカ・リーと同じように…!」
シェリル「じゃあ、ランカちゃんもまさか…」
三島「いいえ。彼女の力の由来は不明です。でも、あなたにも同じ事ができる。それは間違いありません」「どうかフロンティアを救っていただきたいのです。あなたの歌の力で…!」
シェリル「歌の力…。私の…」

マクロス・クォーター/ブリーフィングルーム
クラン「どうしたんだ、艦長? S.M.Sのスタッフだけを集めたりして…」
ジェフリー「諸君、つい先程大統領府から連絡があった」「バジュラの母星…すなわちバジュラ本星の位置に関する有力な情報が得られたそうだ」
健太郎「それによれば、バジュラ本星は少なくともこちらの宇宙に既にフォールドしている…」
日吉「ええっ!? 星ごと来ちゃったの!?」
一平「ずいぶんと景気のいい連中だぜ。こっちは船をワープさえるのだけで精一杯だってのによ」
健太郎「場所が判明次第、フロンティア船団ごとバジュラ本星へ向けての連続フォールドを開始するとの事だよ」
健一「それでお父さんはL.A.Iから引き上げて来たのか」
めぐみ「それにしても随分急な話ですね。ランカちゃんもいないというのに」
健太郎「どうやらシェリル・ノームをランカ君の代わりに使うつもりのようだな」
アルト「シェリルを!? どういう事です、それは…?」
健太郎「バジュラに歌が効く理由…それはシェリル君の不治の病と密接に関わっている…」
アルト「待ってくれ! 何を知っているんだ、剛健太郎博士! 不治の病ってどういう事だよ!?」
ミシェル「…仕方ない。言うしかないな、クラン」
クラン「そうだな…いずれ知れる事だ。シェリルは…」
アルト「………」

アルト「シェリルの命があとわずか…!? あいつ、それであんな無理して…!」
健太郎「三島大統領はMDE弾とシェリル・ノームの歌で勝算があると踏んだのだろう」
一平「だがよ、フロンティア船団は国連の監視下で行動を制限されたんだ」「あまり勝手をやっちゃプラントにもレディ・アンにも迷惑がかかっちまうぜ?」
日吉「それを無視してフォールドしようとしてるって事は…」
健太郎「どうやら大統領は、この世界の地球の庇護はもはや必要ないという考えのようだな」
めぐみ「そんな! 今までバジュラ撃退のためにさんざんお世話になってきたのに…」
健一「この地球の危機や、今まで一緒に戦ってきた仲間の事は見捨てて行けっていうんですか!?」
ジェフリー「どうするね、諸君」「大統領の命令に従って地球を離れるか、それともLOTUSに残留するか…」
〔ドアの開閉音〕
オズマ「三島の言う事なんか、聞く必要はない!」
キャシー「ええ。彼は大罪人よ!」
モニカ「オズマ少佐! キャシー中尉!」
ボビー「あなた達、無事だったのね! よかった…よかったぁ…! う、ううっ…」
オズマ「心配かけたようだな。三島の配下に追われていてなかなか連絡できなかったんだ。すまん」
アルト「三島大統領の部下に…? どういう事です、隊長!?」
オズマ「奴はバジュラ襲撃のどさくさに紛れてハワード大統領を暗殺したんだ。そして大統領の地位を簒奪した…!」
キャシー「私達はそれを目撃したために命を狙われ、追われていたんです」
ボビー「お父さんが暗殺される現場に…。辛かったわね、キャシー…」
ジェフリー「なるほどな。実は先ほどビルラー氏からS.M.Sを解体し、新統合軍に編入するという通達があったが…」
カナリア「三島はS.M.Sの持つ戦力も自分の物にするつもりか…!」
オズマ「自分の野望のために大統領を殺すような奴の下では戦えん! …艦長!」
ジェフリー「ああ、どうやら我らの行く末を決める時が来たようだな…」「これより本艦はフロンティア船団を離脱する!」
ボビー「そうこなくっちゃ! 珠城司令やグラディス艦長にも連絡します」
ルカ「でもフロンティアから見たら僕達は裏切り者って事になるんですかね…?」
ミシェル「だろうな。こっちも思惑はどうあれ、俺達は脱走兵って事になるしな」
ルカ(ナナセさんの事も心配だけど、今、体に負担をかけるわけには…)
オズマ「連中が素直に行かせてくれるとも思えん。手洗い送迎会を覚悟せにゃならんだろう」
アルト(このまま三島の下にシェリルを置いてはおけない。船団を離脱するその前に…!)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「星間飛行へ…」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

〈出撃準備〉
クラン「さっそく追ってきたか!」
新統合軍兵「大統領命令により警告します! ただちに艦を戻して下さい。発進許可は出ていません!」
ジェフリー「悪いが、それはできんな。我々はフロンティア船団を離れ、独自の行動を取らせてもらう!」
新統合軍兵「やむを得ん。大統領の命令により、マクロス・クォーターを撃墜する!」
タリア「待って下さい。こちらはザフト艦ミネルバ艦長、タリア・グラディスです」「本艦およびS.M.SはLOTUSにおいて長期作戦行動中です」
新統合軍兵「これはフロンティアの問題だ。我々の邪魔をすると言うのなら、相応の覚悟はしていただく!」
メイリン「艦長! 敵照準、こちらを捉えています!」
ゼクス「ここまでの暴走とは…。レオン・三島大統領…!」
シン「今までプラントを守るのを手伝ってくれた人達と戦うなんて気が進まないけど…!」
レイ「だが、敵は本気だ。言葉を聞かないのならば戦うしかない」
ジェフリー「すいませんな、グラディス艦長。我々の都合に巻き込んでしまって」
タリア「いえ。ですが、できるだけ戦闘を避けるべきです。この宙域の突破を第一に考えましょう」
ジェフリー「同感です。では、進路そのまま。全機、指定のポイントを目指せ!」
〔カーソル、目標地点を指定〕
シェリル「ちょっと、アルト! どういう事!? いきなりマクロスに連れてきてしかも船団を離脱だなんて!」
アルト「すまない、シェリル! 事情は後で説明する!」
ルカ「隊長、許可を下さい。みんなを守るためなら、僕はもう手段を選びたくない…!」
ジェフリー「あれを使いたい、と言うのかね?」
ルカ「はい。どうせ僕達は反逆者です。だったら、今後の戦いのために使えるものは使いべきです」
ジェフリー「…うむ、わかった」
ルカ「ありがとうございます、艦長…! シモン、ヨハネ、ペテロ。今、君達の頚木を解き放つ!」「かつて僕達の地球の首都マクロスシティを恐怖に陥れたその力を…。ユダシステムをリリースします!」
健一「気負いすぎるなよ、ルカ!」
ルカ「はい…!」
オズマ「全機、『MY SOUL FOR YOU』! 俺達は三島のためでなく、フロンティアの未来のために戦うんだと教えてやれ!」
<戦闘開始>

<敵全滅or味方が目標地点へ到達・第3軍増援1出現>

※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
〔ジェフリー、目標地点へ移動〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※

???(グロリア)「ほう、マクロス・クォーターがフロンティア船団から離脱するとはな」
兵士「はい。そして、フロンティア船団はMDE弾頭の開発にも成功したとか…。必要は発明の母とはよく言ったものです」
???(グロリア)「データを収集しない手はないな。出撃準備をしておきたまえ」
兵士「はっ」
???(HL-1)「私はどのように?」
???(グロリア)「君は彼らの戦闘を見ておきたまえ。どの道、手合わせをする事になるはずだ」「君は最高傑作を最高の状態で操る事が任務なのだ。戦闘用だからと焦ってはいかんよ」
???(HL-1)「了解。習熟に務めます」
〔緊急シグナル〕
メイリン「前方より多数の熱源が接近しています! この反応は…!」
〔第3軍ユニット出現〕
兵士「さて、新兵器とやらを見せてもらおうか。新たな『可能性』になりうるかどうかを…」「統合軍のデータも念のため、少しはとっておくとしようか」
タリア「あれは…! どうしてここに!?」
一鷹「手が離せねえ時に出てきやがって…!」
ジェフリー「各機、新たに出現した敵部隊の迎撃に当たれ!」

≪インペリアルヴァレイHP50%以下前≫
<豹馬vsインペリアルヴァレイ>

兵士「すべての武器データは反映済みだ。いかなる武器を持ち出したところでこちらには通用しない」
豹馬「ずいぶんと余裕かましてやがんな…」
大作「何か隠し玉のあるとかもしれん。気ぃつけんと危なかよ!」

<第3軍増援1出現の3ターン後PP>
兵士「やはりデータ通りか…。ならば最新の自動回避プログラムでじゅうぶん対応できるな」
イクサー3「なんだよ、あれ! インチキしてるの!?」
シン「あれは…はじめてフリーダムやアスランに助けてもらった時と同じ…!」
豹馬「小介、何とかならねえのかよ!」
小介「ダメです! こちらの動きはすべて解析され、予測されているようです!」
十三「ちっ! どうしたらええんや!」
左近寺「お前達! 何をうろたえる事がある!」
ちずる「左近寺博士!」
左近寺「お前達の今までの戦闘経験は簡単に解析されるほど薄っぺらいものだったのか!?」「今こそ、お前達のすべてを絞り出す時! 敵の予測も己の限界も超えてみせろ!」
豹馬「限界突破かよ…おもしれえ!」
健一「かつてボアザン相手に使ったあれを使う時がきたかもしれないな…!」
アーサー「な、何をするつもりだ!?」
豹馬「心配すんな、副長さん! ここは俺達に任せてくれ!」
〔豹馬、インペリアルヴァレイへ隣接〕
兵士「超電磁竜巻、超電磁スピン…。竜巻さえ受けなければ、スピンそのものの回避は比較的容易い」
豹馬「竜巻が当たらねえなら…こうするまでだっ!」
〔豹馬、インペリアルヴァレイへ攻撃〕
[イベント戦闘「豹馬vsインペリアルヴァレイ」]
豹馬「小介! 超電磁エネルギーを限界まで上げろ!」
小介「はいっ、豹馬さん! コン・バトラーの周囲にエネルギーを超電磁フォールドを形成します!!」
十三「突撃や! 豹馬!!」
豹馬「超電磁渦巻きぃぃぃっ!」「超電磁スピーーーーーン!!」
兵士「そんな…竜巻を使わずにこちらの動きを封じただと!?」

兵士「な…何だと!? 今の技は!?」
豹馬「今だ! 健一!」
健一「任せろ! いくぞ、みんな!!」
〔健一、インペリアルヴァレイへ隣接〕
〔健一、インペリアルヴァレイへ攻撃〕

[イベント戦闘「健一vsインペリアルヴァレイ」]
めぐみ「あの技を使うのね!」
一平「地獄の特訓を思い出すぜ!」
健一「いくぞぉぉぉ! みんな!!」「分離するぞ!! ボルトアァァウトッ!!」「全機高速スピンだぁぁぁっ!!」
兵士「馬鹿な!? あんな事ができるなど、予測できるわけが!!」

兵士「馬鹿な! あの機体の性能は完璧に解析済みのはず…! こんな、こんな事が…!」「き、緊急リペアを…!」
〔インペリアルヴァレイ、回復〕
〔インペリアルヴァレイにスパーク〕
〔インペリアルヴァレイ、HP現象〕

兵士「な…!? 修復エラーだと!?」
小介「敵の動きが鈍っています。今なら攻撃が当たるはずです!」
一平「よし! 一気にとどめを刺すぞ!」

<「MDE弾」使用>
兵士「データ収集完了。こちらも博士の脳へ?」
???「いや。後は我々だけで開発可能だ。君はもう少しLOTUSの戦闘データを取ってくれたまえ」
兵士「しかし、こちらの部隊のデータは充分すぎるほどですが…」
???「この子に少しでも感じて欲しいのだ。記録映像や各種レコーダーのデータではない本物の勇士達の戦闘をな」
???「……」
兵士「了解。戦闘続行します」

<一鷹vsインペリアルヴァレイ>
アリス「一鷹さん、戦いが長引くとその分、データ収集のチャンスを与えてしまいます!」
一鷹「何が狙いか知らねえが、集められていい事はねえだろうしな。詮索は後にして、今は叩き潰すのみだ!」

<シンvsインペリアルヴァレイ>
シン「答えろ! 一鷹の知り合いを誘拐したり俺達を狙ったり…何なんだ、お前は!」
兵士「オーブでの戦闘データは反映している。もはや遅れは取らんはずだ…!」

≪インペリアルヴァレイHP50%以下後≫
<豹馬vsインペリアルヴァレイ>

豹馬「どうした、赤いロボット! さっきまでの余裕がなくなってるぜ!」
兵士「まだ、まだだ! インペリアルヴァレイの性能をもってすれば超電磁ロボなど…!」

<健一vs新統合軍兵>
日吉「お兄ちゃん、あの人達も…!」
健一「わかっている! 彼らは軍人だ。命令があれば戦わなくてはならない。たとえそこに誰の意思があろうとも!」「そしてそれは俺達も同じだ。敵が誰であろうと、戦うんだ!」

<アルトvs新統合軍兵>
アルト「連合軍とは戦いたくないが、仕方ない…! 俺達が選んだ道を塞ぐなら…シェリルや俺達を利用しようとするなら!」

<オズマvs新統合軍兵>
オズマ「そんな間に合わせの改修機で俺達に勝てると思っているとはな! 随分と過小評価されたもんだ!」

<ミシェルvs新統合軍兵>
ミシェル「新兵器を搭載して図に乗ってるようだが、そんなもんに頼り切って勝てるほどバジュラは甘くないぜ!」

<ルカvs新統合軍兵>
ルカ「僕達の敵はバジュラだけじゃないんです! 船団の安全だって、統合軍やS.M.Sだけじゃ守れないかもしれないのに…!」「バジュラ本星に船団ごと向かうなんて危険すぎるんですよ!」

<ジェフリーvs新統合軍兵>
ジェフリー「船を強奪など、まるで海賊のやる事だな。いくぞ、野郎ども!」
ボビー「アイ、キャプテン!」

<イクサー3vsインペリアルヴァレイ>
イクサー3「出たな、あたし達をじーっと見てる奴!」
兵士「貴様の相手をしている時間はない。試さねばならん事が山積みなのでな…!」

<インペリアルヴァレイ撃破>
〔第3軍ユニット離脱〕
豹馬「よっしゃあ!」
健一「やったな、豹馬!」
左近寺「よくやったぞ、お前達。見事な連携だった!」
日吉「わーい! 左近寺博士が誉めてくれたよ!」
十三「珍しい事もあるもんやな。雪でも降るんとちゃうか?」
左近寺「ほう…。ならば十三だけは直々に追加訓練をしてやろう…」
十三「か、堪忍してえな…!」
メイリン「アンノウン、この宙域から離脱しました」
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
新統合軍「な、何て奴らだ…。あのアンノウン軍団を退けやがった…」
オズマ「腰抜けどもめ…! お前達がそんな根性だから俺達にお鉢が回って来るんだよ!」
アルト「あんた達軍人がフロンティアを守るんだ。…せいぜい三島に気をつけるんだな」

タリア「チャンスね。我々もこの機に現宙域を離脱、態勢を整えましょう」
〔味方ユニット離脱〕
???(グロリア)「やはり、普通の人間ではインペリアルヴァレイの性能を使いこなす事はできんか…」「次の先頭では君に出てもらう事になる。問題はないね?」
???(HL-1)「イエス、マスター。まったく問題ありません」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
マクロス・クォーター/アルトの部屋
アルト「強引にすまなかったな。でも、今のお前を三島に利用されたくなかった…」
シェリル「聞いたのね、私の病気の事…。なんでだろう…あんたにだけは知られたくないって思ってた…」
アルト「シェリル、もういいんだ。無理して笑わなくても。謳わなくても…!」
シェリル「嫌よ!」
アルト「!」
シェリル「私は歌うわ! もう私には歌しかないの。それだけが私の生きた証なのよ!」
アルト「シェリル…」
シェリル「でも怖いの…。怖くて寂しくて…!」「変だよね…。私はシェリル…シェリルとして生きるって決めたのに…」
アルト「…俺がいてやる!」
シェリル「アルト…」
アルト「お前が歌うなら、その最期の瞬間まで俺はお前の傍にいる!」
シェリル「アルト…!」「…アルト、私に勇気をちょうだい。ずっと歌い続ける勇気を…!」
アルト「シェリル…」

ミネルバ/艦長室
タリア「…というわけで、三島大統領は国連との条約を一方的に破棄したようです」「これを放置されては、議長をはじめプラントの立場も危うくなるのではないかと」
デュランダル「その事だがね、三島大統領と会談の場を儲けたかったのだが…」「フロンティア船団は、つい今しがた我々の制止を振り切り、太陽系外にフォールドしてしまったんだ」
タリア「…! 我々との戦闘は時間かせぎだった…というわけですか」
デュランダル「どうやら我々は彼に一杯くわされたようだね。まあいい。対応はこちらで何とかするさ」
タリア「は…」
デュランダル「それともう一点、ついにロード・ジブリールの現在の居場所が判明した」
タリア「ジブリールの…! では…?」
デュランダル「ああ、いよいよロゴスを追い詰める時が来たようだ」「既にLOTUSには協力を要請している」「地上部隊も宇宙に上がって来るとの事だ」「引き続き、ミネルバもLOTUSの一員としてジブリールの確保に当たってもらいたい」
タリア「了解しました。ではミネルバはこれより地上部隊との合流コースに向かいます」

マクロス・クォーター/ブリーフィングルーム
健太郎「このディスクは…?」
オズマ「レオンの周囲を探るために政府のコンピュータから吸い上げたデータです」「ここにグレイスという女に関する気になる情報がありまして…」
ルカ「グレイス…? それってシェリルさんの元マネージャーで今はランカさんのマネージャーをやってる…」
オズマ「そう。そのグレイスと同一人物だ」
一鷹「気になる内容って何ッスか、オズマ隊長」
オズマ「ランカやシェリルの歌をバジュラ対策として三島に薦めたのはグレイスだった…と読み取れる」
健太郎「ふむ…気になるな。この女は独自の意図を持って三島の近くにいると?」
〔ドアの開閉音〕
シェリル「その話…詳しく聞かせて!」
霞 渚「シェリルさん!」
シェリル「グレイスは、ギャラクシーのスラムで路頭に迷っていた私を拾った後、故意に私をV型感染症に罹患させた…」「そして、末期患者である私の歌はバジュラに通用するらしい…。それを三島に利用しようとしていたわ」
カトル「彼女の目的はバジュラへの復讐なんでしょうか…?」
霞 渚「ひどいわ! シェリルさんの人生を自分の目的のために利用するなんて!」
シェリル「渚ちゃん…だったわね。それは違うわ。利用されてなんかない」
霞 渚「え…?」
シェリル「私の人生は私だけのもの。今までだって自分の意思で決め、やってきたわ」「これからも自分の意思で生き続ける。そう、私はシェリル・ノームなんだもの!」
ミシェル「アルト、最後まで責任持てよ。あいつをあそこまで奮い立たせてるの、お前なんだぞ」
アルト「ああ…わかってる…」(シェリル…。絶対に俺が支えるさ…!)
アリス「シェリルさん…。しばらくはこの『WITCH CRAFT』を飲み続けて下さい」「日常生活なら、今まで通り送れるはずです」
シェリル「わかったわ。プロの言う事だもの、従っておくわ」
一鷹「わからねえのは、あのブレラって奴もだ。政府の命令は聞くって話だけど、今度のは命令とは違うんだろ?」
オズマ「ああ…。奴の行動については特にこれという情報はなかった」
ゼクス「わからない者はしようがない。今は目の前のロード・ジブリールへの対応を考えた方がいいだろうな」
オズマ(ランカ…無事でいろよ…)

銀河系エリア
宇宙空間
ランカ「ありがとう、ブレラさん。私のワガママに付き合ってこんな所まで…」
ブレラ「お前の歌を聞いた時、俺の中に何かがあふれた。戦闘マシンであるはずの俺に…」「これはその礼だ。だから気にするな」
あい君(バジュラ(幼生))「ピュイ!」
ランカ(あい君、もうすぐだよ。故郷に連れて行ってあげるからね)
〔BGM「アイモ」〕
ランカ「アーイモ、アーイモ…♪」
【シナリオエンドデモ終了】


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