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No.34
イクセリオの輝き

【シナリオデモ開始】
???
〔大型モニターの開閉音〕
WILL「ムーンWILLよ…」
ムーンWILL「何の用だ、アースWILLゥ…? 久々に応答してば、その様子…よもやクトゥルフについてではぁぁ、あるまいなぁ?」
WILL「君の考えている通りだ。クトゥルフなどに手を貸し、君は本当に地球を滅ぼすつもりなのか?」
ムーンWILL「当然だ! アースWILLゥゥ…君はたかが50億年の地球の歴史を見てきたの過ぎない」「私は何度も! 何度も何度も!! 宇宙の終焉と誕生を乗り越えてきた…。有機生命体には手を出さずになぁ!!」
WILL「ムーンWILL…」
ムーンWILL「だが、私が今まで見守ってきた有機生命体は例外なく争いを繰り返し、銀河規模の戦争を起こしてきたぁぁ!!」「だから私は、この宇宙ではもう有機生命体を見守る事をやめたのだ! 見限ったのだぁっ!!」「アースWILLゥゥ…君はまだ若い。今ならまだ間に合う。私の言う事を聞けぇぇぇぇい!!」「この地球の生命体も私が今まで見守ってきた文明同様、取り返しのつかない事になるに違いない!!」
WILL「ムーンWILL。残念だが、私はまだ地球の生命を消去する気はない」「この地球は私が見守る。そして私は信じているのだ。新たな歩みの可能性を…」
ムーンWILL「ならば仕方がない…。君自身を消去し、私が実行するぅ! さらばだ、アースWILL…!」

地球圏エリア
ドラゴンズハイヴ/司令室
WILL「F.S.…」
F.S.「その様子では、ムーンWILLの考えは変わらなかった、という事だね?」
WILL「ああ…。力になれず、すまない…。彼は幾兆年の経験の中で有機生命体に失望しているようだ…」
イザベル「だから地球を…」
F.S.「戦いしか道は残されてないか…」

クトゥルフ要塞/牢獄
渚「私がここに連れられてきていったいどれくらい経ったんだろう…?」「帰りたい…みんなの所に…。イクサー3は無事かな…」
〔ドアの開閉音〕
渚「誰!? どんな脅されたって、私は何も知らない! 何の秘密も出てきやしないんだから!」
イクサー2「フフフ…。知らなくて結構だ」
渚「あなたは…イクサー2…!」
イクサー2「さあ、来い、渚。お母様がもうじき復活する」
渚「なんですって…?」

クトゥルフ要塞/ビッグゴールドの間
ネオスゴールド「フフフ…ホホホホホホ…! ついに我が母、ビッグゴールドが復活する時が来た!「ホホホホホホ…!」
〔光の放射音〕
〔画面、金色に発光〕

ビッグゴールド「………」
ネオスゴールド「おお、お母様…」
ビッグゴールド「ご苦労だったな、我が分身よ。私が眠っている間に、イクサー1からパートナーを奪い取るとは…よくやったぞ」
ネオスゴールド「これで打倒イクサー1も果たせるでありましょう…」
イクサー2「お母様、加納渚を連れてまいりました」
渚「………」
ビッグゴールド「…加納渚…」
渚「あなたがビッグゴールド…」
ビッグゴールド「地球人もクトゥルフも生物的には大差はない…。お前も同じ…」「それがなぜ、イクサー1と接触するとあれほどのパワーが出せるのか? わからん…」
渚「地球侵略をやめて! 私達が何をしたというの!? ビッグゴールド!」
ビッグゴールド「教えてやろう、加納渚。これが私だ」
〔通信スクリーンの開く音〕
渚「これは…巨大な機械…!?」
ビッグゴールド「機械…それが私の源。遥かな昔、私は人間によって作られ…そして、宇宙へ投棄されたのだ」
渚「そんな、ひどい…」
ビッグゴールド「私は宇宙を彷徨いながら、幾つかの宇宙の神秘に出会った。時には時間曲線をさかのぼる事さえあったようだ」「小さな穴のような闇の空間を通り抜けると明らかにずっと古代に宇宙に戻っている…そんな経験をした憶えがある…」「放浪をしていくうち、私は機械生命体とでも呼ぶべき段階まで進化していた」「そして私はこの宇宙においてクトゥルフの発する邪悪な意思に引かれ…体を得る事ができた」
ネオスゴールド「お母様のあの金色の体はサー・バイオレットの邪念の塊なのだ」
渚「それが、どうして地球を狙うの!? サー・バイオレットさんだって破壊が望みじゃないはずよ!」
ムーンWILL「黙れぇぇぇいい!!」
渚「!!」
ムーンWILL「それもこれでもすべて貴様達、人間の愚かしさが発端なのだぁぁっ!!」「加納渚…貴様と同じ血を持った人間が過去の宇宙においてビッグゴールドを作ったのだ…」
ビッグゴールド「何…?」
ムーンWILL「ビッグゴールド…とある星の生産工場として人間の生活のすべてを支え、様々な機能を有する最高ぅぅ傑作…」「遺伝子運搬船としての能力を始めとする新機能を独自の判断で増設した結果、恐れられ、投棄された不運な存在よ…」「お前は過去へさかのぼったのではない。宇宙の終焉をやり過ごし、私と同じく次の宇宙へ飛んだのだ」
ビッグゴールド「………」
ムーンWILL「知性に目覚めぬままのお前はこの宇宙に生命の種をばら撒いていたのだ。自らの創造主の遺伝子をなぁ!」「この宇宙だけではない。地球人どもが高蓋然性世界と呼ぶ並行世界にもな…!」
ネオスゴールド「…そうか。霞渚…それは並行世界に生まれた創造主達の子孫のひとり…。加納渚の縁者だったのか」「イクサー1とイクサー3…そのパートナーがお母様の仇敵の生まれ変わりだったとは…。運命めいたものすら感じるな」
ビッグゴールド「なるほどな…ようやく理解できた」「私は潜在意識化で地球を憎んでいた。それが、サー・バイオレットの侵略も辞さぬという邪念と同調して…」
渚「あなた達は何を言っているの!?」
ムーンWILL「理解の必要はない…。ビィィッグゴールド、このような有機生命体を生かしておく価値はない」「クトゥルフとて同様だ…。我ら無機生命体が管理するのならまだ、救いはあるかもしれんがなぁぁ!」
イクサー2「ムーンWILL…口を挟まないでもらおうか。加納渚は私が使うのだ。我らは我らなりのやり方で戦う」
ムーンWILL「パァァァトナーとやらの力か…。確かに人間の闘争本能は侮れん」「間もなくLOTUSが攻め入ってくるはずだ。よかろう、貴様の好きにするがいい…」
ビッグゴールド「人間どもと決着をつける時だな。我が分身ネオスゴールド、お前の傷も癒えた頃合であろう」
ネオスゴールド「はっ…」
ビッグゴールド「先陣は任せた…。見事人間どもを打ち倒してみせよ」
ネオスゴールド「はっ。我が手にイクセリオがある限り、奴らなど恐るるに足りません」「イクサー2、お前の出番はないかもしれんぞ。ホホホホホホ…!」
イクサー2「………」
渚「イクサー1…。帰ってきて、イクサー1…」

マクロス・クォーター/格納庫
朔哉「静か過ぎるぜ…。ぐうう…ムズムズすんなあ!」
ミシェル「そりゃそうさ…。この先にはクトゥルフとムーンWILLしかいないんだからな」
一鷹「戦闘エリアに到着したら嫌でも暴れる事になるんッスから今はただただ、待機するしかないッスよ」
朔哉「そうは言ってもよ…あー、ほんっと耐えられねえ!」
くらら「ちょっと静かにしてよ。集中出来ないわ」
朔哉「しょうがねえじゃねえか! 苦手なんだよ、こういうの…」
アスカ「ケンカならよそでやってよ。何のための待機なんだかわからないでしょ」
〔ドアの開閉音〕
シェリル「やっぱりみんな、気が立ってるみたいね」
アルト「シェリル!? お前、こんな所に来るなんて何考えてんだ!? 少しでも安静にしてろよ!」
シェリル「ずいぶんな事を言うじゃにあ。この私が腕によりをかけて作った手料理を持って来たっていうのに」
アルト「はあ?」
霞 渚「連戦だったから、みんなお腹を空かしてるんじゃないかと思って…」
キョーコ「大空魔竜の厨房からデリバリーよ!」
イクサー3「へへー。あたしやアトロスも手伝ったんだ!」
アトロス「美味しいよ!」
アルト「腹って…お前なあ、戦闘前に腹ん中に物を突っ込んだら…」
甲児「細けえ事はいいじゃねえか。せっかくの銀河の妖精の手料理なんだ。ありがたくもらうとしようぜ」
ゴオ「ま、腹が減っては戦はできぬと昔から言うしな」
大次郎「では、いただきもす! …むうっ、これは精がつくでごわす!」
キョーコ「キョーコ特製の中華よ。みんな、どんどん食べて!」
剣児「それじゃ、俺も!」
一鷹「せっかくだから俺ももらっちまおうかな…! から揚げ、レモンかけてもいいッスか!?」
シェリル「…アルトは食べないの?」
アルト「…どれなんだよ、お前の作ったやつ」
シェリル「これ」
アルト「おにぎりじゃねえか…」
シェリル「何緒、文句ある? そりゃ、あんたは料理ができるって話だし、物足りないのかもしれないけど…」
アルト(シェリル…。ガラにもなく絆創膏なんていっぱい貼りやがって…)
シェリル「な、何よ…。どこ見てんのよ。減るもんなんだから、見るんじゃないの」
アルト「言ってろよ。それじゃ、いただくとするかな」
シェリル「………」
アルト「…うまい! 何だよ、シェリル。やればできるじゃないか!」
シェリル「何よ、それ! まるで私がダメな子みたいじゃないの! アルトのくせに生意気!」
アルト「ははっ、悪い悪い」
シェリル「…こういうの、ずっと夢だったの」
アルト「え?」
シェリル「…ああ、何でもないわ。ただのひとり言。さ、どんどん食べて! みんなも!」
豹馬「美味そうじゃねえか! アルト、悪いな。いただくぜ!」
アルト「おい、豹馬! なんで俺に断るんだよ!」
シェリル「あははは…!」
エイーダ「地球…ここから見て改めて思います。綺麗だなって…」
葵「でも世界って結構狭い…。あんなところで戦争してたなんて…」
ジョニー「葵さん、僕らはこれから地球を賭けた戦いに行くんですよ」
葵「そうね。腹ごしらえも済ませた事だし、感傷に浸るのはオシマイにしましょっか。まだまだ戦いは続くんだしね…!」
〔緊急シグナル〕
セイミー「もうじきクトゥルフの要塞が見えるはずよ!」
ボビー「敵反応も複数確認、このまま突っ込むわよ。みんな、準備してて!」
アルト「…時間か。それじゃ、俺達は出撃だ。シェリルは部屋に戻ってろ」
シェリル「わかったわ。必ず帰ってきなさいよ」
アルト「当然だろ。…幸運のお守り信じてるからな」
アトロス「あたし達も行こう!」
イクサー3「待っててね、お姉様の渚…!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「イクセリオの輝き」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
ムウ「ずいぶんと派手なお出迎えじゃないか」
F.S.「ここで我々が敗北すれば、あの部隊は地球に猛攻撃をかけるだろう。心してかかってくれ!」
ネオスゴールド「ホホホホホ…。その通りだ、人間ども」
健一「あれは…ネオスゴールド!」
イクサー3「ネオスゴールド、今度は負けないぞ! お姉様の渚を返してもらうからね!」
アトロス「ネオス様…いや、ネオス! もうひとりの渚は無事なんだろうな!?」
ネオスゴールド「裏切り者アトロスか…。加納渚なら今のところは無事だ。だが、それもいつまでもつかな…?」
〔精神感応音〕
霞 渚「この感覚は…加納さんが苦しんでる…!?」
美海「渚ちゃんに何をしたの!?」
ネオスゴールド「フフフ…。加納渚を救いたければ私を倒すしかない」「…だが、お前達はここで死ぬ。地球の大地を踏む事も、もうない」
浩一「冗談じゃない! そう簡単に正義の味方が負けてたまるかっての!」
ヒイロ「たくさんの人達の犠牲の上にようやく掴みかけている平和だ。ここで終わらせなどしない」
剣児「あいつを倒してもまだビッグゴールドやムーンWILLがあの要塞の中にいやがるはずだ」
葵「さっさと引っ張り出さないとね…!」
ミサト「全機、速やかにクトゥルフとムーンWILLの混成軍を撃退! 必ず渚ちゃんと一緒に帰るわよ!」
一鷹「ああ!」
ネオスゴールド「フフフ…。復活した我が力思い知らせてやろうぞ…」
<戦闘開始>

<アトロスvsネオスゴールド(ネオスゴールド搭乗)>

アトロス「ネオス!もうあんたの好きにはさせない!」
ネオスゴールド「生みの親に向かってよくも…。貴様など、この手で廃棄してくれる!」

<ネオスゴールド(ネオスゴールド搭乗)撃破・敵増援1出現>
ネオスゴールド「やるな、地球人。以前戦った時よりも数段力を増している」
イクサー3「わかったか、ネオス! お前なんかに負けるあたし達じゃないんだ!」
オズマ「観念するんだな、ネオスゴールド! イクサー3は戦士としても成長した!」
磁偉倶「俺達はクトゥルフを全滅させるつもりはない!」「それに移住先の相談なら乗ってやれるかもしれん!」
キラ「だから、無益な戦いはもう…!」
ネオスゴールド「勘違いするなよ…」
〔光線の発射音〕
〔画面、金色に発光〕

シン「何だ!?」
レイ「これは…クトゥルフ要塞のバリアが俺達の機体を包んでいる!?」
※※ルルが通常形態の場合、セリフ追加※※
ローサ「このままじゃまずいわ! ボリューションプロジェクトを!」
ナオト「は、はい!」
〔ルル、変形〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ジェフリー「クトゥルフめ、本来防御用のバリアで敵を拘束するとは…!」
ボビー「何よ、バリアで攻撃するのは私達の専売特許じゃなかったの!?」
ネオスゴールド「ホホホホホ…。無理に動けば死ぬ事になるぞ?」「もっとも、動かずともじわじわとバリアがお前達を蝕み、いずれ死ぬ事になるがな!」
〔タリアにスパーク〕
タリア「アーサー、離脱はできない!?」
アーサー「ダメです、完全にバリア・フィールドに取り囲まれて…!」
〔ゲージの発光音〕
サコン「バリアのエネルギー源はネオスゴールド本体とクトゥルフ要塞表層のパネルのようです」「その両方を破壊できなければ、バリアの完全消滅は果たせません…!」
F.S.「ドラゴンズハイヴを前に出す。活路は切り開いて見せよう!」
レイチェル「ダメよ! 近づいたらバリア・フィールドの餌食になっちゃうわ!」
F.S.「だが、もう少し近づかねばまともな打撃は与えられない…!」
ネオスゴールド「ハハハハハ…。どうした、LOTUS。ここまでか?」
イクサー3「ううっ…くそおっ…!」
〔タリアにスパーク〕
アーサー「このままじゃ、ミネルバが…!」
アトロス「…あたし、行きます」
霞 渚「アトロス…!?」
アトロス「あたしならバリア・フィールドの中でも少しの間なら動ける!」「あたしのすべてのエネルギーをネオスに放出すれば、もしかしたらネオスを倒せるかもしれない!」
アスカ「すべてって…そんな事したら、あんたが!」
霞 渚「無理よ、アトロス!」
アトロス「渚…。あたし、あなたにあえて嬉しかった。渚やイクサー3、みんなのためならあたし…!」
霞 渚「アトロス…」
アトロス「大丈夫! それより早くしないとみんなが押し潰されてしまう!」「あたしがネオスを怯ませた瞬間を狙ってイクサー3が要塞の表面を破壊する。これでバリアは完全に消えるわ!」
ネオスゴールド「何を無駄な事を…。イクサー3、貴様のエネルギーごときで破壊される我らが要塞ではないわ」
???(デュランダル)「ならばその役目、私が果たそう」
シン「え…!?」
デュランダル「このメサイアもまだ軌道を変えるくらいの燃料は残されている…」「これだけの質量による体当たりならば、バリア・フィールドを突破し、要塞のダメージを与えられるはずだ」
レイ「ギル…!」
タリア「あなたは…!」
デュランダル「タリア…地球は美しいな。真っ暗な宇宙に浮かぶ宝石と呼ぶにふさわしい…」「フフ…罪滅ぼしではないが、死ぬ前に君の役に立ててよかったよ」
〔通信の閉じる音〕
アスラン「議長! デュランダル議長ぉぉっ!!」
〔レーダー反応〕
モニカ「メサイア、来ます!」
〔画面、振動〕
ミサト「…議長の死を無駄にしてはいけないわ。アトロス、お願い」
アトロス「うん…!」
ネオス「アトロス、母であるこの私に逆らう気か!」
アトロス「お前は母などではない!」
〔アトロス、クトゥルフ要塞へ移動〕
〔アトロス、ネオスゴールドへ攻撃〕

[イベント戦闘「アトロスvsネオスゴールド(ネオスゴールド搭乗)」]
アトロス「渚のために…仲間だって言ってくれたみんなのために!」「ネオスゴールド! お前を倒す!!」「イクサァァァボムッ!!」
ネオスゴールド「おのれぇぇぇーっ! この…裏切り者がぁぁぁっ!」

〔画面、爆発〕
〔敵ユニット撃破〕

メイリン「バリア、消滅! ミネルバをはじめ、全機動けます!」
イクサー3「やったね、アトロス!」
アトロス「うん…!」
〔アトロス、HP減少〕
デュック「いかん! アトロスはもう限界だ!」
ルウ「戻って、アトロス!」
???(ネオスゴールド)「…逃がすと思ったか、裏切り者め!」
アトロス「!!」
〔敵ユニット出現〕
〔ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)、アトロスへ攻撃〕

[イベント戦闘「アトロスvsネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)」]
ネオスゴールド「不良品は処分しなくてはな!」
アトロス「あっ…うぅ……」

アトロス「な…ぎさ…。あたし…」
〔光の放出音〕
〔画面、金色に発光〕
〔味方ユニット消失〕

イクサー3「アトロス! アトローーーース!!」
アリス「アトロスさんが…」
〔カーソル、ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)を指定〕
葵「…許せない。あいつだけは、絶対に!」
ネオスゴールド「何を恨まれることがあろうか? アトロスは私がイクセリオより生み出した生命体…。言わば偽者の命も同然」「いずれにせよ、失敗者や裏切り者には死あるのみ。これが我らの鉄則だ!」
一鷹「命ってのは、そんなに軽々しく扱っていいものじゃねえだろうが!」
ラクス「あなたにとっては偽者の命だったのかもしれません…」
シン「けど、あいつは生きてた! 俺達と一緒に笑ってたんだぞ! それをっ!」
霞 渚「ネオスゴールド…許せない!」
ネオスゴールド「愚かなる地球の者どもよ。この全能なる私に逆らうという事がどういう事か、改めて教えてやる」
〔敵ユニット出現〕
イクサー3「お前がアトロスを殺した! そんなでっかいのに乗ってきたってどんなたくさん来たって、あたしは負けない!」「負けちゃいけないんだ!」

≪味方援軍1出現前≫
<イクサー3(イクサー3搭乗)vsネオスゴールド>

イクサー3「お姉様が帰ってくるまであたしが頑張らなきゃ! いくぞ、ネオス!」
ネオスゴールド「馬鹿め。お前が生きてイクサー1と再会する事など有り得ぬわ!」

<ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)HP80%以下・味方援軍1出現>
ネオスゴールド「無駄な事を…。我が手にイクセリオがある限り、私は無敵。どのような力とて無力よ」
〔ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)、回復〕
ゴオ「くそっ! 頑丈な上に再生能力もかよ!」
ダイヤ「どうすりゃいいんだ!? イクセリオ相手じゃ、こっちの攻撃は半分も届きゃしねえ…!」
ミサト「過去のデータとの照合急いで! 早く!」
ネオスゴールド「ホホホホホ…。我は全能。邪魔大王国やダリウス軍とやらのようにはいかぬ」
イクサー3「…イクセリオならもうひとつあるよ!」
ちずる「イクサー3!?」
アルト「何をする気だ、お前! まさか…」
イクサー3「アトロスがやった事をあたしもやってみる! イクセリオ相手なら、こっちもイクセリオだ!」
〔イクサー3(イクサー3搭乗)、ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)へ隣接〕
霞 渚「いけない、イクサー3!」
ネオスゴールド「馬鹿め。死ね、イクサー3!」
〔ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)、イクサー3(イクサー3搭乗)へ攻撃〕
イクサー3「わあっ!?」
〔光線の発射音〕
〔画面、金色に発光〕
〔味方ユニット撃破〕

霞 渚「あ…イクサー3…」
ネオスゴールド「ハハハハ…! 憎きイクサーめ、あっけなかったな!」
ミシェル「嘘だろ…やられちまったのかよ…」
クラン「いや…待て。あれを!」
???(イクサー1)「ネオスゴールド! お前の思うようにはなりません!」
ネオスゴールド「なにっ!? 誰だ!?」
〔味方ユニット出現〕
イクサー1「…安心して下さい。イクサー3も無事です」
ルル「イクサー1…! 帰ってきてくれたのね!」
イクサー1「ようやく私も傷が癒えました。また、皆さんと一緒に戦う事ができます」
イクサー3「お姉様! お姉様が助けてくれたんだ!」
イクサー1「今までよく頑張りました、イクサー3」
イクサー3「うん! みんなと渚のおかげ!」
イクサー1「ありがとう、もうひとりの渚…」
霞 渚「あなたがイクサー1…。不思議…こうして話すのは初めてなのにとっても身近に感じる…」
イクサー1「この子を守ってくれて感謝します、渚…。これからは私もあなたを守ります」
森次「イクサー1、ネオスゴールドはイクセリオを防壁に利用している。あれを破らねば勝つ事は難しい…」
イクサー1「わかっています。ですが、必ず勝つ方法はあるはずです。ネオスに屈してはなりません…!」
ネオスゴールド「ほざけ! イクサーがひとり増えたところで我が力を覆す事などできぬ」「我が部下となる誓いを立てるならば、命だけは助けてやる!」
イクサー1「残念ですが、私の命はビッグゴールドを倒して地球と渚を守るために使うと決めています!」
ミサト「全機、ネオスゴールドに集中攻撃!」

<ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)HP70%以下>
ネオスゴールド「むううっ…! いつまでも無駄なあがきを…! 余興としても飽きがきたわ!」「…むっ!?」
〔ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)にスパーク〕
〔ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)、発光〕

霞 渚「あの光!」
〔光の玉、出現〕
イクサー3「イクセリオエネルギーだ!」
ネオスゴールド「ぐっ…なぜだ! なぜ!?」
イウサー1「皆の諦めない心がイクセリオエネルギーをネオスの支配から解き放ったのです」
WILL「我々機械生命体では有り得ぬ行動…それが人間を進化させ、発展させてきた」
浩一「だから俺達は今まで勝ってきたんだ!」
磁偉倶「そして、イクセリオが俺達の手に戻ったという事は…!」
イクサー1「ええ。イクサー3、イクサーロボを!」
イクサー3「やりいっ!」
〔光の玉、イクサー3へ隣接〕
〔光の玉、離脱〕

イクサー3「イクサー! ロボ!!」
[イベントデモ「イクサーロボ[イクサー3]登場」]
〔イクサー3(イクサーロボ[イクサー3]搭乗、合体〕
イクサー3「いくよ、渚!」
霞 渚「いいわ、イクサー3!」
カナリア「渚の実戦はあの時以来だ。するなよ、無理は」
イクサー3「わかってる! もう渚に余計な負担はかけないよ!」
ネオスゴールド「おのれ! おのれぇぇぇっ!!」

<一鷹vsネオスゴールド>
一鷹「ご自慢の四天王もいなくなっちまったな! お前ひとりじゃLOTUSには勝てないぜ!」
ネオスゴールド「フッ…戻ってこないと思っていたが、ゴーレムも野たれ死んだか…」「だが、役立たずは不要だ! 貴様らなど全能の私の敵ではない!」

<ヒイロvsネオスゴールド>
ヒイロ「お前を倒し、要塞に突入する。シンプルな任務だ」
ネオスゴールド「愚か者め。この私を倒せる気でいるのか!」

<キラvsネオスゴールド>
ネオスゴールド「我こそ全能の存在。神と崇められこそすれ、刃向かうなど愚かにもほどがある」
キラ「全能の力なんて、幻だ! それでがわからないのなら、僕達が証明してみせる!」

<シンvsネオスゴールド>
シン「俺達は議長から地球圏の未来を託されたんだ!」「敵はお前だけじゃない…。さっさと片をつけさせてもらうぞ!」
ネオスゴールド「できるものならやってみるがいい!」「だが、どれだけの抵抗をしようともこの宇宙は我が母、ビッグゴールドのものとなる!」

<甲児(マジンカイザー(カイザースクランダー)搭乗)vsネオスゴールド>
甲児「いくぜ、ネオスゴールド! 魔神皇帝の力、思い知らせてやる!」
ネオスゴールド「ホホホ…皇帝とな! どれほどのものか見せてもらおうか。くれぐれも私をがっかりさせぬようにな!」

<鉄也(グレートマジンガー(真)搭乗)vsネオスゴールド>
鉄也「貴様がネオスゴールドか! 偉大な勇者、真のグレートマジンガーが貴様を倒す!」
ネオスゴールド「ほほう、勇者を名乗るか。その力、全能なるこの私にどこまで通用するかな?」

<豹馬vsネオスゴールド>
豹馬「俺達は、超擬態獣やプロイストも倒してきたんだ!」「ここまで来て、あんな奴に負けるわけにはいかねえぜ!」
ネオスゴールド「私を侮るなよ、地球人! 強大なる我が力に恐怖するがいい!」

<健一vsネオスゴールド>
健一「お前の手下が俺達の友人を傷つけ、渚を連れ去った! その怒り、今こそぶつけてやる!」
ネオスゴールド「フン…くだらん。人間の連帯意識というのは、実に理解し難いな」

<葵vsネオスゴールド>
葵「あんたなんかに用はないわ! ムーンWILLを出しなさい!」
ネオスゴールド「神をも超えた戦士を名乗るとは生意気な! 我が全能の力の前にひれ伏すがいい!」

<シンジvsネオスゴールド>
ネオスゴールド「ほう、ゴーレムが始末に失敗した人造人間か。しかし惜しいな…」「サードインパクトとやらが起きていれば、人間どもが一掃され、我らの移住も速やかに行えたものを」
シンジ「勝手な事を言うな! 仲間の事なんて考えてもいないくせにっ!」

<ダイヤvsネオスゴールド>
ダイヤ「父さんも取り戻したんだ! 渚さんだって、必ず助け出してみせるぜ!」
ネオスゴールド「ならば私を倒す事だ。もっとも、それは不可能だがな!」

<アルトvsネオスゴールド>
アルト「俺は死なない! 貴様を倒して、必ず生き残る!」
ネオスゴールド「威勢がよいのは結構だが、果たしてお前にそんな力があるかな?」

<剣児vsネオスゴールド>
剣児「前の時はジーグになれなかったから、てめえと戦うのは初めてだな!」「手下をあっさり殺しちまう極悪人なんだろ? 遠慮なくブン殴れるぜ!!」
ネオスゴールド「フフフ…威勢のいい。では、存分に我が恐怖を味わうがいい!」

<ゴオvsネオスゴールド>
ネオスゴールド「何ひとつ特殊な力を持たぬ愚かな人間め。貴様ごときに語る言葉など持ち合わせておらぬわ!」
ゴオ「奇遇だな! 俺もお前に話す事など何もない!」「俺の怒りはすべてダンナーの拳に込められている!」

<浩一vsネオスゴールド>
浩一「なんだかんだ言って、お前はビッグゴールドって奴の手下なんだろ!? 全能が聞いて呆れるぜ!」
ネオスゴールド「貴様、私を愚弄するか! だがもはや加納渚の力は分析済みだ。我らが真に神となる日も近い!」
浩一「神なんて似合わないぜ。手下は手下らしく諜報参謀でもやってるこったな!」

<イクサー1vsネオスゴールド>
ネオスゴールド「待っていたぞ、イクサー1。ついに雌雄を決する時が来たようだな」
イクサー1「さらに邪悪さを増したようですね、ネオスゴールド…! ですが、それもここまでです!」

≪味方援軍1出現後≫
<イクサー3(イクサー3搭乗)vsネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)>

イクサー3「よーし、お姉様が来てくれたからもう怖いもんなし!」
ネオスゴールド「まだわからんか! 貴様らに勝ち目などないという事を!」
イクサー3「勝ち目があるとかないとか、そんなんで逃げられるもんか!」
ネオスゴールド「ならば死ね! この月や愚かなる人間と共に!」
イクサー3「お前なんかにやらせるもんか!」

<イクサー3(イクサーロボ[イクサー3]搭乗)vsネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)>
霞 渚「焦らないで、イクサー3! あいつにもきっと弱点があるはずよ!」
イクサー3「そっか! さっき、イクセリオエネルギーが出てきた傷を狙えば!」
ネオスゴールド「図に乗るのもそこまでだ、イクサー3! イクセリオがなくとも、このスーパーネオスは膨大なエネルギーを持っている!」
イクサー3「そんな力、イクサーロボで吹き飛ばしてやる!」

<ネオスゴールド(スーパーネオス搭乗)撃破>
ネオスゴールド「な、なぜだ!? なぜこの私が…。敗れるはずのないこの私があああああっ!?」
〔敵ユニット撃破〕
イクサー3「やった! ついにネオスゴールドをやっつけたんだ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ルカ「要塞周辺に敵影ありません!」
一鷹「いよいよ要塞に突入か…!」
剣児「おあつらえ向きにでけえ穴も空いてんだ。あれならマクロスも入れるぜ」
ハイネ「議長が作ってくれた道だ。ありがたく使わせてもらおうじゃない…!」
〔通信モニターの開閉音〕
???(ムーンWILL)「やはり有機生命体のあがきは見苦しい! まったく理解できんなぁぁ!!」
くらら「誰!?」
ムーンWILL「わかってるんだろう? 私がムーンWILL…文明の監視者だ」
葵「お前が…ムーンWILL!」
ムーンWILL「さぁぁ、来い! LOTUSよ!!」「お前達が探している加納渚、そしてぇ、ビィィッグゴールドとこの私…」「逃げも隠れもせぬぅぅ! 今、お前達が目にしている要塞の中で待っているぞ…!」
〔通信モニターの開閉音〕
カガリ「…招かれざる客、というわけでもなさそうだな」
甲児「へっ、黙ってられるよりよっぽど気が楽だぜ。そうだろ?」
ゴオ「ああ、どうせ戦うのはわかりきってんだ。だったら、な…!」
イクサー1「………」
〔イクサー1、アトロスがいた地点へ移動〕
ルル「どうしたの、イクサー1?」
イクサー1「感じます…。アトロスはまだかろうじて生きています!」
霞 渚「えっ!?」
〔味方ユニット出現〕
アトロス「………」
〔イクサー3(イクサー3搭乗)、分離〕
〔イクサー3(イクサー3搭乗)、アトロスへ隣接〕

イクサー3「アトロス!」
霞 渚「イクサー1、まだアトロスを助けられる!?」
イクサー1「わかりません…。ですが、やってみる価値はあるでしょう」
ミサト「補給が必要な機体は一度帰艦を! すぐに突っ込むわよ!」
アルト「了解!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
マクロス・クォーター/医務室
アトロス「………」
鏡「どうするんだ、イクサー1…?」
イクサー1「私のエネルギーを分け与えます。この子がイクセリオから生み出されたのならば助けられる可能性はあるはずです」「手伝ってくれますね、イクサー3」
イクサー3「うん! あたし、アトロスに助けてもらったんだもん。恩返しをしなきゃ!」
〔光の広がる音〕
〔画面、緑に発光〕

霞 渚「目を覚まして、アトロス…!」
イクサー1「この子に優しい心が根付いているのなら…心の輝きがあるのなら、助かるはず…!」
〔光の広がる音〕
〔画面、緑に発光〕

イクサー3「アトロス!」
〔光の広がる音〕
〔画面、緑に発光〕

アトロス「う…」
アリス「アトロスさん…! やりましたよ、みなさん! アトロスさんが復活しました!」
霞 渚「アトロス…よかった、よかった…!」
アトロス「…渚…? 無事だったんだね…」
霞 渚「みんな無事よ…! 私も、あなたも…!」
イクサー1「…よかった…。うっ…」
アトロス「あなたがイクサー1…。どうしてあたしを助けてくれたの…?」
イクサー1「なぜ、そんな事を聞くのです…?」
アトロス「だって、あなたもイクサー3も、あたしを助けるのにエネルギーを使ってフラフラじゃない…!」
イクサー1「時々、理屈に合わない事をするのが人間だと聞いた事があります。それに…」「…妹を助けるのに理由がいりますか?」
アトロス「…!! 妹…」「おねえ…さま…。お姉様って…呼んでいいの…?」
イクサー1「ええ…」
カナリア「さて、あとはもうひとりの渚さえ救出できれば、言う事なしだな」
アリス「私達の機体の補給ももうじき終わるはずです。行きましょう!」

マクロス・クォーター/格納庫
アルト「渚、どうなんだ!?
霞 渚「方向はこっちであってるはずなの…。でも、ダメ。どんどん声が小さくなってる…!」
イクサー1「渚…頑張ってください…!」
〔通信パネルの開く音〕
身堂「こちらビルドエンジェル、身堂! 前方に巨大な空間を発見!」
早乙女「かなりでけえぜ! 派手に戦うにはちょうどいい!」
一鷹「何だよ、決戦用のリングまで準備してくれてたとはな…!」
くらら「ずいぶん自信たっぷりだったわよね、あのムーンWILL」
朔哉「挑発してやがんのさ。通称オリジナルダンクーガってのによっぽど自信があるんだろうぜ」
セイミー「みんな、ダンクーガの準備ができたわ!」
葵「ナイス、セイミーさん。ダンクーガにはダンクーガ。私達の見せ場ってわけね」
エイーダ「はい!」

クトゥルフ要塞/牢獄
〔振動音〕
渚「何なの…!?」
イクサー2「ネオスゴールドが敗れ、LOTUSが要塞内に突入してきたようだな」
渚「みんなが!?」
〔精神感応音〕
渚「あ…この感じ…イクサー1もいる! 来てくれたんだ、イクサー1!」
イクサー2「喜ぶのは早いわよ、渚…。イクサー1が来たところで状況は何も変わりはしない」「そして、あなたにはそろそろ決心をしてもらわなければならない…」
渚「…け、決心…? 何の事よ…?」
イクサー2「お馬鹿さんねぇ、私のものになる決心よ」「渚、あなたは私のパートナーになるの。そのためにあなたをさらったのは渚だって知ってるでしょう…?」
渚「嫌よ! 私にはイクサー1がいるもの! あなたのパートナーにだなんて、絶対に嫌!」
イクサー2「可愛い渚…。そんな事を言っていいのかしら? 弱虫な人間達は、ほ~ら…」
〔触手の伸びる音〕
渚「きゃあっ!? そ、そんな気持ち悪いので脅したって…!」
イクサー2「忘れたの? こいつらは人間に寄生して宿主をモンスターに変えるのよ。あなたもパパやママのようになりたいのかしら?」
渚「や、やめて…。う、うう、う…」
イクサー2「早くOKしないと、本当にその触手が体に入り込むのよ?」
〔触手の伸びる音〕
渚「…嫌よ! 死んだって言う事なんか聞かないから!」
イクサー2「なに…!?」
渚「殺すなら、ひと思いに殺せばいいじゃない!」
イクサー2「そう…。じゃあ、殺してあげる。渚…」
〔光線の発射音〕
〔画面、金色に発光〕

渚「きゃあ…っ!」(…助けて、イクサー1…!)(イクサーワーン! イクサーワァーン!!)
【シナリオエンドデモ終了】


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