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No.6
空が落ちる日

【シナリオデモ開始】
地球圏エリア
マクロス・クォーター/ブリーフィングルーム
オズマ「やれやれ、ようやくバジュラの襲撃も落ち着いてきたな」
健一「我々と一緒にこちらの世界に転移したバジュラはそう多くはないでしょうからね」
ボビー「油断しちゃダメよ。1匹見かけたら、30匹はいると思わなきゃ」
キャシー「バジュラの生態はまだまだ解明されていません。そういう憶測はちょっと…」
ボビー「でも、可能性はあるわけでしょ? 全否定はできないんじゃないの?」
キャシー「それはそうですが…可能性という言葉は、無制限に論じられるべきではないと思います」
オズマ「フッ、キャシーも馴染んだもんだな。そうやって主張をぶつけ合うのはS.M.Sの流儀だぞ」
キャシー「大きなお世話です」
左近寺「ところで健一、一平とめぐみはどうした?」
健一「一平とめぐみなら、ミシェル達と渋谷エリアへ行きました。ザフトのパイロットも一緒だそうです」
オズマ「渋谷エリアだと? そんな所に何の用だ?」
ボビー「ランカちゃんが街頭キャンペーンをやってるから、その応援よ。知らなかった?」
オズマ「ああ、知らん。そうか…ランカの奴、そんな事を…」
日吉「アルト兄ちゃんは教えてもらってたのになぁ…」
オズマ「ほう、アルトが…? あの野郎、いつの間に…!」
左近寺「なるほどな。最近訓練に身が入っておらんと思ったら…あやつめ」
オズマ「少々厳しくしてやりますか、左近寺博士」
キャシー「相変わらず妹バカなのね、オズマ…」

大統領府/執務室
三島「大統領閣下、地球側からの返答ですが…」
ハワード「うむ」
三島「回答は『保留』。再度、日程を改めて議決を取ると…」
ハワード「馬鹿な。大使もよこさず返答も保留とは…」「艦の修理を終えるまでの現宙域への滞在許可…調整が難しい問題ではあるまい」
三島「デュランダル議長によれば、この世界には純粋な地球人以外を排除したいと考える一大派閥があり…」「その勢力の強硬な反対によって会議が紛糾し、結論が出なかったそうです」
ハワード「ゾラ人やゼントラーディ、ボアザン人などを受け入れている我々は受けいれられんというわけか」
三島「むしろ、船団すべてが異星生命体扱いを受けていると言っても過言ではないかと」「また、緊急時とは言え、独断で我々の反故を決めたデュランダル議長への非難理由も…」「その大半は、議長らプラント住人が『コーディネイター』と呼ばれる遺伝子調整者であるからと推測されます」
ハワード「地球人であっても、遺伝子調整を行なってしまえば、それは地球人ではない、か」
三島「そもそも、こちらの世界では異星人とのコンタクトはまだのようです」「彼らも随分とデカルチャーな気分を味わっているのではないかと推察します」
ハワード「冗談交じりの報告とは三島君らしくないな。まあいい、報告を続けたまえ」
三島「はっ、申し訳ありません。それでは報告の続きですが…」「次の会議が召集されるまでの1週間はバジュラへの自衛行為をこれまで通り認めるとの事です」
ハワード「つまりそれは、1週間の滞在許可ではないのかね?」
三島「監視の厳しさに違いはあるでしょうが、閣下のおっしゃる通りかと」「遺恨の残る結論を出すよりは、先送りにして時間切れにする方が得策と判断したのでしょう」「我々は長期間滞在する気はないと伝えてありますから…」
ハワード「この世界の地球の政治はかなり病んでいるようだな…」「いや、我々の地球の新統合政府とて同じか」
三島「一刻も早くここから離れた方がいいかもしれません」「我々を侵略者とみなす過激な勢力が動き出す前に…」
ハワード「うむ。復旧の件は頼んだぞ、三島君」
三島「かしこまりました」

大統領府/補佐官執務室
〔通信の開く音〕
三島「…私だ」
〔通信パネルの開く音〕
G「件のデータの準備ができた。そちらへ転送する」
〔データの送信音〕
G「これが問題のバルキリーとバジュラに関して我々が知るデータだ」
三島「映像回線まで併用してデータを寄越すとは…私が緊急に動かねばならない事でも?」
G「なに、すぐというわけではない。それにフロンティアの秘匿回線は掌握済みだ。危険はない」
三島「怖い人だ。それで、私に何を?
G「ある男に今から送るデータを渡して欲しい」
〔通信の閉じる音〕
三島「………」「…なるほど、確かに興味深い。だが、この内容を読んだところで彼が動いてくれるかどうか…」
G「動くさ。彼が私と同じ人種であれば」

アイランド1/渋谷エリア
メイリン「へぇ、クラスメイトに新人歌手がいるんだ?」
ルカ「はい。ランカ・リーさんっていう人なんですけど…」
メイリン「それって、もしかしてこの前、巨人の街で会った子?」
ミシェル「御名答。さすがメイリンちゃん、よく覚えてるね」
ルナマリア「どうせ、シンは忘れてるんでしょ?」
シン「はじめてフロンティアに来た時に歌ってた子だろ? 緑色の髪のさ」
一平「こりゃ意外だな。そういうの興味ないと思ってたぜ」
シン「そんな風に見えますか? 俺だって人並に興味はありますよ」
ナナセ「だったら、ランカ・リー私設ファンクラブに入りませんか?」
ミシェル「ちなみにファン1号はナナセ。2号から4号までは俺達で取得しちゃってるで、よろしく」
シン「あ、じゃあ、応援って意味で入らせてもら…」
ルマナリア「待って待って! 5号は私がもらうわ。いいわよね、シン?」
霞 渚「残念でした。5号は私なんだな」
メイリン「渚ちゃん!」
ミシェル「あれ? 渚ちゃんとメイリンちゃん、知り合いだったの?」
霞 渚「娘娘によく来てくれるもん。フロンティアを守ってくれてるザフトって所の人なんでしょ?」
ナナセ「ルカ君やミシェル君がザフトの人達と知り合いな方がよっぽど驚きです」
ルカ「あのですね、それはですね、ええと…」
ミシェル「ルカも俺も、それなりに家の面子に縛られちゃっててさ。俺は軍人家系、ルカはL.A.Iだろ?」「ザフトの人達の案内役ならうってつけって事で、俺達に白羽の矢が立ったってわけ」
ルカ「そう、そうなんですよ、ナナセさん!」(ナイスフォローです、ミシェル先輩!)
ナナセ「よかった。私、てっきりルカ君達も軍人なのかと思っちゃいました」
霞 渚「めぐみちゃんや一平君の前例もあるしね」
ルカ「あは、あははははは…」
めぐみ「ごめんなさい、身分を隠していて」
霞 渚「めぐみちゃん達はしょうがないじゃない。あのボルテスのパイロットって聞いたらみんなびっくりするわよ」
ルナマリア「軍も決まりがたくさんあるのよ。あれを言っちゃダメ、これもダメ。守らなきゃ…バン!」「…なんちゃってね」
ナナセ「怖いところなんですね。新統合軍もそうなんでしょうか…」
ルナマリア「どこも同じようなものだと思うわよ。ところで、ファンクラブの入会なんだけど…」
ミシェル「ルナちゃんには13号を進呈するぜ」
ルナマリア「なんで!? さっきまで一桁台だったのに!」
シン「話が終わらなそうだったから、ボルテスチームと俺とメイリンが先に申し込んじまった」
メイリン「ごめん、お姉ちゃん…」
一平「健一と日吉の分も頼まれててな」
ルナマリア「なんで私の分は申し込まないわけ? シンってばアカデミー時代から本当に気が利かないんだから!」
シン「わ、悪かったよ!」
霞 渚「ところで早乙女君は? 今からランカちゃんの応援に行くんでしょ?」
ルカ「さっきまで一緒にいたんですけど、電話があったみたいで路地裏の方に行きました」
ミシェル「よっぽど俺達に聞かれたくない相手からなんだろうな。たとえば…」
一平「やめとけ、ミシェル。野暮な想像なんて、お前さんらしくねえ」
霞 渚「みんな、急ごうよ。早くしないといい場所が取れなくなっちゃう!」
ナナセ「電話だったらすぐ追いつくでしょうし、私達は先に向かいましょう」

霞 渚「おっかしいな…。モヤイ像の横だって聞いたのに…」
ナナセ「それらしい人だかりは見当たりませんね…」
ルナマリア「あれじゃない? ほら、あそこにいる着ぐるみ!」
ランカ「ランカ・リーです! この度、わたくしデビューします!」「よろしくお願いしまーす! よろしくお願いします!」
メイリン「あれが街頭キャンペーンんあですか? 通行人いティッシュ配ってるだけだとちょっと弱いと思います」
ルナマリア「しかもほとんどスルーされてるし…」
ルカ「ティッシュじゃなくてCDVですね。おそらく新曲のプロモーションビデオを配ってるんだと思います」
霞 渚「今時、CDVなの? フロンティア内だけでもネット配信すればいいのに…」
ルナマリア「人類が銀河の中心へ向けて移民する時代でも、こういう地道な営業活動ってなくならないのね…」
メイリン「ラクス様もあんな苦労したのかな?」
シン「するわけないだろ。ラクス・クラインはあのシーゲル・クラインの娘だぞ」「コネだってあるだろうし、仮に本人がコネを使おうとしなくても周りの人間が持ち上げちまうのさ」「こういうのも運命って言っていいのかもな」
ミシェル「まさに家柄に縛られたお姫様だったってわけね」
シン「まあ、実力はあると思うよ。最近はイマイチだけど…」「俺もオーブに居た頃はあの人の歌、好きだったし」
霞 渚「ねえ、みんな。ランカちゃんを応援に行こうよ! そのために集まったんだし」
アルト「いや、行かない方がいいな…」
ルカ「アルト先輩!」
ミシェル「秘密の話は終わったのか。…で、相手は誰なんだ?」
アルト「そ、そんな事、どうでもいいだろ!」
ナナセ「ねえ、早乙女君。どうして応援に行かない方がいいんです?」
霞 渚「そうだよ。ランカちゃんがかわいそうだよ」
アルト「たとえ路上とはいえ、ランカにとってあそこは真剣勝負の舞台だ」「そこへお前達が顔を出したらあいつの舞台をブチ壊す事になる」「それに、下積みの厳しさを味わうのもあいつにとって大切な修行なんだ」「ランカを一人前に育てたいと思うなら、ここから見守ってやるのが一番だ」
ナナセ「早乙女君…。ランカさんの事をそこまで考えてるなんて…!」
アルト「ちっ、違う! 俺はただ一般論を言ったまでだ!」
一平「馬鹿! そんな大声出したら、ランカちゃんに気づかれるだろ!」
ランカ「あれ?」
ミシェル「まずい、こっちを見た! みんな逃げるぞ!」
ランカ(今、アルト君の声が聞えたような気がしたけど…。気のせいだよね)「よろしくお願いしま~す! お願いしま~す!」

マクロス・クォーター/アルトの部屋
ランカ「今日のプロモーション、渋谷を歩いてる人に新曲のCDVを配ってたんだけど、ずーっと立ちっぱなしで疲れちゃったよ」
アルト「ふーん…」
ランカ「今時CDVで…しかも手渡しのプロモーションなんて古臭いと思うでしょ?」
アルト「別に」
ランカ「社長のエルモさんが何度もサイトを立ち上げてプロモを流そうとしたらしいんだけど…」「すぐにハッキングされちゃって全然ダメだったんだって。それで仕方なく手渡しになったって…」
アルト「そうなのか」
ランカ「でもね、エルモさんが言ってたの。歌って、そもそも人から人へ口伝えに広められるものだから…」「手渡しこそ歌のプロモショーンにふさわしいって。なんかステキじゃない?」
アルト「かもな」
ランカ「ちょっとアルト君! 私の話、ちゃんと聞いてる?」
アルト「聞いてない」
ランカ「もう、アルト君の意地悪!」
アルト「…俺も社長の言う通りだと思うよ」
ランカ「えっ?」
アルト「いい歌なら手渡しだろうが、口伝えだろうがどんどん広がっていく」「お前の地道なプロモーションが報われる日がきっと来るさ」
ランカ「アルト君…。ありがとう!」「あ~っ、もうこんな時間! 明日も朝から挨拶周りがあるから早く寝なきゃ!」「じゃあ、また電話するね!」
〔通信の閉じる音〕
アルト「頑張れよ、ランカ…」
〔電話のベル〕
アルト「ったく、切った途端にまた電話かよ…」
〔通信の閉じる音〕
アルト「もしもし?」
〔通信の開く音〕
シェリル「ちょっと、アルト! ずーっと話中ってどういう事よ! この私をいつまで待たせる気!?」
アルト「シェ、シェリル…!」
シェリル「昼間話したビデオ作品の話、具体的な内容が決まったわよ」
アルト「へえ…」
シェル「私がギャラクシーを守る為にパイロットに志願するっていう感動のドキュメンタリーよ!」
アルト「お前がパイロット? そりゃドキュメンタリーじゃなくてコメディだろ…」
シェリル「何ですって?」
アルト「で、ドキュメンタリーだか何だか知らないが、どうしてそんな物を撮る事になったんだ?」
シェリル「ギャラクシーを忘れさせないためよ」
アルト「ギャラクシーを…?」
シェリル「もちろん、私達の宇宙をって意味でもあるわ。大衆ってのは移り気で忘れっぽいからね」
アルト「仕方ないだろ。辛い現実から目を背けたい人だって多いんだ」「こっちの世界に来てから、無理して明るく振る舞ってる人も増えてるって感じるしな」「お前の仕事は、そんな人に希望を与える事なんじゃないのか?」
シェリル「わかってるわよ。別に私だって現実を突きつけたいわけじゃないんだからね。要は景気づけになるかどうかよ」「キャッチコピーは『銀河の妖精、故郷のために銃を取る』…これならインパクトあるでしょ?」
アルト「ダサくてな」
シェリル「お黙り。それでビデオの撮影、あんたの学校でする事にしたから」
アルト「は?」
シェリル「撮影の間、あんたは私の召使いだからね!」
アルト「ちょっと待て! なんで俺がそんな事…!」
シェリル「私の大事なイヤリング、借りたままなかなか返しに来ないじゃない。これはその利子よ」
アルト「なっ、何だそりゃ!? くそっ、返してやる! 今すぐにでも返しに行ってやる!」
シェリル「だーめ。もう決定事項よ。その代わり、イヤリングはあなたが持ってていいわ」
アルト「くそっ、無茶苦茶言いやがって。だが、一度きりだからな。もう利子なんて認めねえぞ!」
シェリル「本当に律儀なのね、あなた」
アルト「捨てられるもんなら捨ててる。だが、母親の形見だなんて言われたて捨てられるわけないだろ」
シェリル「ふふっ…。そういう所、気に入ってるわ」「それじゃ、撮影中はしっかり頼むわよ。召使い君! じゃあね!」
〔通信の閉じる音〕
アルト「何なんだ、いったい…」

日本エリア
JUDA/医務室
アリス「はい、診察終了です!」
光司「ありがとよ、アリス。それで、俺の体の調子はどうなんだ?」
アリス「光司さんは体が丈夫ですし、免疫力も高い事がわかりました」「あとはヘタレ満開なとこを直せば、光司さんはとてつもなく進化すると分析結果がでています」
光司「進化ねぇ…。ヒーローの条件を満たすためにもその言葉、信じるぜ」「さぁて、それじゃ静流さんに闘魂注入してもらうとするかな!」
〔ドアの開閉音〕
アリス「では、次の方!」
つばき「失礼しまーす」
アリス「あれ? つばきさんは先ほどメディカルチェックを終えたばかりでは?」
つばき「そうじゃないわよ。あなたの調子が気になって…」
アリス「ま、またシミュレーターの座席が熱くなってましたか!?」
つばき「前ほどじゃないけどね。やっぱり、森次さんのメニューが厳しいから?」
アリス「はい…。通常思考の置換だとどうしても処理に遅れが出て要求をクリアできなくなりまして…」「仕方なく、戦闘用AIの構築速度を上昇させたんです」
つばき「そうだったんだ」
アイス「そういえばつばきさん、鏡さんを知りませんか?」「最近、どうも具合悪そうにしてらっしゃいますし…」「何だかんだで、一度も私の診察を受けていないんです」
つばき「そうなの? 風邪とか退いてなきゃいいけど…。見かけたら伝えておくわ」
アリス「お願いします」

JUDA/室内プール
鏡「…つまり、君は古代宇宙船については何も知らないと言うんだな?」
イクサー1「はい。残念ですが…」
鏡「では、コロニー国家プラントに現れた謎の船団については?」
イクサー1「ごめんなさい、鏡。それもわからないのです」
鏡「そうか…。おぼろげながら世界の構造が読めてきたな」「一度、司馬博士や石神社長にも報告しておく必要がありそうだ…。ありがとう、イクサー1」「地球の事を教えると言いながら俺が教えてもらってばかりだな」
イクサー1「構いません。渚の目が覚めるまでは私は足手まとい同然の身です。協力は惜しみません」
〔ドアの開閉音〕
剣児「探したぜ、鏡。お前、イクサー1とこんなとこで何やってんだよ」
鏡「剣児か。なに、宇宙の事を聞いていたのさ」
剣児「お前、ほんっとーに勉強熱心なんだな」
鏡「それで、何の用だ? 俺を探していたんだろ?」
剣児「つばきが探してたんだ。たまにはちゃんとアリスの診察受けろってさ」
鏡「わかった。すまないな、剣児」
剣児「確かに伝えたからな。さぁて、メシメシっと!」
〔ドアの開閉音〕
イクサー1「剣児…元気な方なのですね」
鏡「あいつの取柄のひとつだな。願わくば、ずっと元気であって欲しいものだ」

地球圏エリア
ミネルバ/ブリッジ
メイリン「艦長! 最高評議会から緊急通信です!」
タリア「どうしたの?」
メイリン「ユリウスセブンが…動いているそうです! しかも、地球への衝突コースに乗っていると…!」
アーサー「ええーっ!?」
タリア「何ですって? あのコロニーが!?」
アレクス「あれは、百年の単にで安定軌道にあると言われていたはずでは…」
〔通信のコール音〕
メイリン「デュランダル議長です!」
〔モニターの開閉音〕
デュランダル「聞いての通りだ。大変な事態になった」
カガリ「議長! どうしてユニウスセブンが動くんだ!」
デュランダル「隕石の衝突か、はたまた他の要因か…原因究明に全力を挙げていますが、ともかく動いてるんです」「今この時も、地球に向かってね」
カガリ「落ちたらどうなるんだ? オーブは…いや、地球は!?」
デュランダル「あれだけの質量の物です。申し上げずとも、それは姫にもおわかりでしょう?」
カガリ「くっ…!」
シン「まったく、フロンティアから戻って早々に大仕事だな」
ルナマリア「落としちゃいけないのはわかります。でも、どうすれば?」
レイ「軌道の変更は不可能だ。衝突を回避するためには砕くしかない」
デュランダル「その通りだ、レイ。メテオブレイカーを搭載した部隊がすでにユニウスセブンに向かっている」」「艦長、直ちにミネルバを発進させて彼らと合流してくれたまえ」
タリア「わかりました」
デュランダル「姫。またもやアクシデントに巻き込んでしまい、申し訳ありません」
カガリ「詫びるような事じゃない。これは私達にとっても…いや、むしろこちらにとっての重大事だ」「私にも何かできる事があるのなら…」
デュランダル「お気持ちはわかりますが、どうか落ち着いて下さい、姫」「お力をお借りしたい事があればこちらからも申し上げます」
アレックス「…デュランダル議長!」
デュランダル「どうしたのかね、アレックス君…」
アレックス「無理を承知でお願いいたします。私にもモビルスーツをお貸し下さい」
カガリ「アス…いや、アレックス! お前…」
デュランダル「………」
タリア「確かに無理な話ね。今は他国の民間人であるあなたにそんな許可が出せると思って?」
シン「そうだ! 大体あんたは何なんだ!?」「随員とか何とか言って、国家代表にタメ口叩いて…」「そんなわけわかんない奴にはいそーですかとモビルスーツが貸せるかよ!」
アレックス「わかっている…。だが、この状況をただ見ている事などできない」
デュランダル「…姫。彼、シン・アスカの疑念を拭い去るためにも、アレックス君がその仮面を外す事をお許し願いたい」
カガリ「それは…しかし…。かえってオーブ入国の手はずを整えてくれた前議長に申し訳が…」
アレックス「…いいんだ、カガリ。確かに俺の正体が不透明なままで信じて欲しいというのは甘すぎた」
アスラン「俺の名はアスラン・ザラ。前大戦時の議長、パトリック・ザラの息子だ!」
シン「なっ…!?」
アーサー「何だって!?」
ルナマリア「まさかと言うか、やっぱりと言うか」
タリア「気づいていた者も多いようね。そう、彼は元ザフトの赤服よ」
シン「そんな…そんな人がなんでオーブなんかに!?」
レイ「やめろ、シン。議長、では彼にモビルスーツを?」
デュランダル「ああ、許可しよう。議長権限の特例として」
タリア「ですが、議長…」
デュランダル「戦闘ではないんだ、艦長。出せる機体は1機でも多い方がいい」「それにダリウス軍や擬態獣の仕業だったら、国連の名のもとに協力しなければ、かえって後ろ指をさされるよ」「今は非常事態なのだ。フロンティア行政府にも協力を要請する。それに比べれば、ささいな事だろう」
アスラン「ありがとうございます、議長」
シン「くっ…」
タリア「総員、直ちに出撃準備!」

日本エリア
JUDA/社長室
石神「森次君。訓練の方はどんな具合かね?」
森次「さすがは歴戦の勇士が揃ったチームです。順調に成果が上がっていますよ。…例外はありますがね」
石神「やっぱり南雲君かい?」
森次「ええ。正確にはラッシュバードの方により多くの問題点があります」「事情は聞いていますが、前線で使うには不確定要素が多すぎるように思います」
石神「だからこそ、だよ。そこを解明するためにも前線で使って欲しいんだ」「君の指揮能力をあてにしての運用だ。理解してくれたまえ」
森次「それでは、せめてパイロットだけでも変更を」「AL-3 アリスではラッシュバードの最大スペックを発揮できません」「例の有機AIの成長も待っていられる状況では…」
石神「報告書には載ってなかったかな? アリス君は機体の起動キーとして登録されてるって」
森次「では、その機能を…」
石神「おおっと、彼女がロボットだからって物騒な事を考えちゃ駄目だよ?」「それに、戦場の華をわざわざ減らすのも私としては嫌だからね」
森次「…わかりました」
〔通信のコール音〕
緒川「社長。レディ・アン様から緊急通信が入っています」
石神「緊急? 繋いでくれたまえ」
〔通信パネルの開く音〕
レディ「石神社長。緊急事態です。ユニウスセブンが安定軌道を外れたそうです」
石神「何ですって!?」
レディ「このまま行けば、ユニウスセブンは地球へ落下します!」
森次「!!」
緒川「ま、まさか…!」
レディ「特自に要請して輸送用のシャトルを手配しました」「直ちにLOTUSをユニウスセブンの破砕に向かわせて下さい」
石神「わかりました。緒川君、警報を。大至急、みんなを召集するんだ!」
緒川「はい!」
〔緊急シグナル〕
レディ「すでにザフト軍がユニウスセブン破砕に動き出しました」「彼らと協力して、何としてもユニウスセブンを砕いて下さい」
〔通信の閉じる音〕
石神「聞いた通りだ。失敗すれば地球は大惨事…いや、最悪の場合、人類滅亡だ!」「失敗は許されんぞ!」
森次「LOTUSの直ちに出撃します!」
石神「頼んだぞ、森次君!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「空が落ちる日」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
ディアッカ「こうして改めて見ると、デカいな」
イザーク「当たり前だ。住んでるんだぞ、俺達は。同じような場所に」
ディアッカ「それを砕けって今回の仕事がどんだけ大ごとか改めてわかったって話だよ」「で、この大物に回されたのは俺達だけだって?」
イザーク「いや。ミネルバを派遣してくれるそうだ」
ハイネ「ミネルバ? あそこって、数としてはちょっと少ないんじゃない?」
イザーク「間に合うのが我々とミネルバだけなんです。少数精鋭でどうにかなる作戦だとは誰も思ってませんよ」
ハイネ「だーかーらぁ、年上だからって気を使わなくっていいって」「でないと、俺もイザークの事をイザーク隊長殿って呼んじゃうぜ?」
イザーク「わかった、ハイネ。これでいいか?」
ハイネ「そうそう。その調子だぜ、イザーク」
〔レーダー反応〕
ディアッカ「後方に熱源! ミネルバのお出ましだ」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

タリア「こちらミネルバ。ユニウスセブン破砕作業の支援に来ました」
イザーク「こちらはジュール隊隊長、イザーク・ジュール。協力に感謝する!」
アスラン「イザーク…」
イザーク「貴様、オーブにいたはずじゃなかったのか?」
アスラン「故あって、オーブ代表とミネルバに乗船している。ともかく、今は作業を急ぐぞ!」
イザーク「わかっている!」
ディアッカ「やれやれ。俺には挨拶なしか?」
アスラン「すまない、ディアッカ。相変わらずだな、ふたりとも」
イザーク「貴様もだ」
オズマ「ここがユニウスセブン…廃棄された食料コロニーか」
ルカ「前大戦の悲劇の象徴とも言われているものらしいですね」
健一「何としても砕いてみせるぞ…!」
ディアッカ「おい、イザーク。あれって噂のマクロスだろ? いいのかよ、こんな作戦に…」
イザーク「ご説明願えますか、艦長?」
ジェフリー「私から説明しよう」
イザーク「あなたは?」
ジェフリー「私はマクロス・クォーター艦長、ジェフリー・ワイルダーだ」「諸君らの母星が壊滅の危機に瀕している時に手を貸さぬわけにはいくまい」「それにミネルバの諸君に助けれた恩も返さねば格好がつかん、というのがこちらの見解だ」
イザーク「…わかりました。協力に感謝します。では、作戦の手はずを説明します」
〔カーソル、メテオブレイカーを指定〕
イザーク「転送した座標は先行した工作隊が摂津したメテオブレイカーのポイントです」「破砕タイミングの最終調整は我々の手で成さねばなりません。手分けして各ポイントに向かって下さい」
タリア「では、ミネルバはここで固定。最悪の事態に備える」
アルト「調整だけなら楽勝だな」
オズマ「不謹慎だぞ、アルト。こう瓦礫が多いんじゃ、事故死だってありえるんだからな」
アルト「イエッサー!」(楽勝じゃなきゃ困るさ。幸運のお守りも借りっぱなしだからな)
<戦闘開始>

<2PP・敵増援1出現>

〔レーダー反応〕
メイリン「前方から多数の熱源が接近して来ます!」
〔敵ユニット出現〕
イザーク「ジンだと!? どこの所属だ!?」
メイリン「アンノウンです! IFFに応答なし!」
タリア「付近に母艦は?」
メイリン「見当りません。ユニウスセブン内部に潜んでいたと思われます」
アーサー「まさか…。ユニウスセブンの軌道をずらしたのはあいつらって事ですか?」
イザーク「とまれ! お前達、何者だ!?」
サトー「貴様らごときにユニウスセブンを砕かせるものか!」
〔サトー、イザークへ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔イザークにダメージ〕

イザーク「うわっ!」
ディアッカ「マジかよ!? いきなり撃って来やがった!」
サトー「我らの思い…やらせはせん!!」
ハイネ「あの動き…? 奴ら、メテオブレイカーを狙ってるぜ!」
イザーク「ちいっ、あれを壊されては破砕作戦は遂行できん!」「グラディス艦長、ワイルダー艦長! 何としてもメテオブレイカーを守り抜いて欲しい!」
タリア「了解したわ、イザーク隊長」
ジェフリー「各隊、遅れをとるなよ!」

<3PP・味方援軍1出現>
〈出撃準備〉

アリス「作戦エリアに到着しました!」
一鷹「この地面をバラバラにするだなんて本当にできんのかよ…!?」
十三「やるしかないやろ! こないなモンが落ちたらホンマ地球滅亡や!」
豹馬「見ろよ、戦闘が始まってる!」
ダイヤ「どうなってんだ! ザフト同士が戦ってるのか!?」
〔通信のコール音〕
〔通信パネルの開く音〕

レディ「こちらレディ・アンだ。戦闘宙域外からシャトルで指揮を執らせてもらう」
森次「どうやらザフトはテロリスト部隊と交戦中のようです」「戦局を混乱させないためにもここは共同戦線を張るべきかと思います」
レディ「ザフト艦ミネルバの艦長と連絡を取る。少し待っていろ」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開閉音〕

レディ「グラディス艦長、こちらLOTUSのレディ・アンだ。プリベンターの名の下に貴艦らを支援する」
タリア「お久しぶりです、レディ・アン。ご協力に感謝します」
レディ「他の国連部隊の到着が遅れている事を謝罪する」
タリア「いえ。ザフトも、破砕部隊として派遣されているのは我々のみです」「地球を守ろうという意思があったとしても手段がなければ行動もままなりません…」
レディ「状況は?」
タリア「事件の犯人とおぼしきテロリストにメテオブレイカーを襲撃されています」「使用機体から推察するにおそらくはコーディネーターの反ナチュラル派による犯行かと…:
レディ「了解した。戦線を展開する」
タリア「よろしく頼みます」
レディ「聞いての通りだ森次室長。テロリストを排除しつつ、メテオブレイカーの防衛を!」
森次「了解しました。全機、作戦行動を開始する!」

<4PP・味方援軍2&第3軍増援1出現>
〔第3軍ユニット出現〕
光司「あれは…擬態獣!!」
イクサー1「コバルトと戦った時にいた巨大生物か!」
一鷹「マジかよ!? 擬態獣って、宇宙にもいるのか!」
ゴオ「ああ。以前、コスモベースに巣食った事があるぜ」「多分、食料か何かの輸送用シャトルに紛れ込んで繁殖したんだろう」
大作「ゴキブリのごたるもんね? ほんなこと恐ろしか!」
静流「血の臭いに引き寄せられて出てきたってわけね…!」
ルカ「ザフトから受領した擬態獣のデータを転送します」「搭載している暖冬で対処できるはずですから、バジュラと同じように戦って下さい」
アルト「…ったく、次から次へと邪魔者が出てきやがって…!」
ディアッカ「あんなに居やがるとはな。骨が折れるぜ、くそっ」
タリア「友軍を援護するわ。タンホイザーで防衛網を崩す。アーサー、射線軸を!」
〔タリア、前進〕
アーサー「軸線よろし! タンホイザー起動! 擬態獣の群れのど真ん中に撃ち込むぞ!」
〔タリア、活性化〕
〔戦艦の警報〕

メイリン「艦長! 擬態獣がミネルバに急接近してきます!」
タリア「!!」
〔擬態獣13号隊、タリアへ隣接〕
〔擬態獣13号、タリアへ攻撃〕
〔タリアにダメージ〕
〔擬態獣13号、タリアへ攻撃〕
〔タリアにダメージ〕

タリア「ぐっ!」
アーサー「どうして!? なぜ、わざわざこっちを狙って!」
ゴオ「そうか! 主砲のエネルギーに引き寄せられたんだ!」
ミラ「奴ら、腹を空かせてたってわけね…!」
〔擬態獣13号隊、タリアへ隣接〕
タリア「アーサー! 早く離脱を!」
アーサー「駄目です! 先程の被弾で出力が落ちて離脱できません!」
ルナマリア「あ、あれじゃミネルバが落ちちゃう!」
〔モニターの開閉音〕
???(鉄也)「そこまでだ、擬態獣!」
〔鉄也、擬態獣13号へ攻撃〕
[イベント戦闘「鉄也vs擬態獣13号」]
〔敵ユニット撃破〕
ボス「い、今の攻撃は…!」
甲児「グレートマジンガー! 鉄也さん!」
さやか「ジュンさんも来てくれたのね!」
鉄也「助けに来たぜ、兜!」
山下「あれがグレート…グレートマジンガー!」
シズナ「噂には聞いとったけど、ごっつい迫力やな!」
一鷹「頼もしい仲間がまた増えたぜ!」
鉄也「さあ来い、擬態獣!」「ユニウスセブンの落下など偉大な勇者、グレートマジンガーが絶対に許さん!」
イザーク「協力感謝する! 作戦成功まであと一息だ!」

<5PP>
〔敵ユニット出現〕
アウル「見えるかい、ネオ。あいつら、派手にドンパチやってるぜ」
〔モニターの開閉音〕
ネオ「ああ、見えてる。戦ってるのはザフトだけじゃないようだな…」「さっさとユニウスセブンを砕かなきゃ、地球が滅んじまうってのに…」
スティング「追撃隊を振り切ったと思ったらまたあの艦と再会するとはな。しかも擬態獣のオマケつきかよ」
ステラ「擬態獣…嫌い」
ネオ「もしかしたらこの騒動は、気紛れな神の手による物ではないのかもしれないな…」
スティング「どういう事だ、ネオ?」
ネオ「なに、どこもかしこも真っ黒だって事さ」「お前達はもう少し戦闘の様子を監視してくれ。記録もできるだけ取っておくんだ」「ただし、手出しはするな。いいな?」
スティング「了解。アウル、ステラも聞いてるか? 見つかるとまずい。少し離れるぞ」
アウル「ちぇっ、つまんねーの」
〔敵ユニット離脱〕

<イザークが戦闘>
イザーク「ユニウスセブンを落とさせてたまるか! 俺達にとっても地球は母なる星だからな!」

<ディアッカが戦闘>
ディアッカ「ヤブをつついたら色んなものが出てくるとはよ…!」

<ハイネが戦闘>
ハイネ「頼むぜ、ザクファントム。ジンやゲイツとは違うところを見せてくれよ!」

<鉄也が戦闘>
鉄也「俺を前に退かんとはいい度胸だ。このグレートマジンガーがとことん相手になってやるぜ!」

<ジュンが戦闘>
ジュン「地球のピンチは必ず私達で救ってみせるわ!」

<トーラスと戦闘>
イザーク「ディアッカ、もしやあのモビルスーツは…!?」
ディアッカ「ああ、ありゃ人間にできる芸当じゃないぜ…」
ハイネ「…おそらくモビルドールシステムで動いているな」
タリア「前大戦時、ブルーコスモス派が使用したあの兵器を…?」
アーサー「馬鹿な! あれはユニウス条約を待たずして廃棄されたはずだぞ!?」
ハイネ「ここまでデカイ事をやる連中だ。モビルドールを持ち出すくらい朝飯前なんじゃない?」
健一「モビルドール…無人兵器の類か」
ディアッカ「ああ。ウチの隊長よりも融通が利かない困った奴らさ」
ルカ「僕達が使っている『ゴースト』と似たようなものですね」
健一「ならば、運用理由も同じはずだ。パイロット不足か、それとも…」
ミシェル「玉砕前提の作戦か、かな」
ルカ「どうやら旧式のようですね。僕達をアンノウンと認識して挙動が鈍っています」「モビルドールが僕達を学習して無機質な死神になる前に撃破してしまいましょう」
レイ「所詮、奴らは機械人形。死神になどなれん」
イザーク「その通りだ。モビルドールが出てきたとて気後れするな! 我々の任務は変わらん!」

<アスランvsサトー>
アスラン「こんな事はやめるんだ! パトリック・ザラの望んだ世界は…!」
サトー「貴様にパトリック・ザラの何がわかるというのだ!」
アスラン「俺は…俺は!」

<シンvsサトー>
シン「擬態獣だってダリウスだってわけわかんない奴らだっているんだぞ!」「誰だって言いたい事はある! だけど、今こんなものを落としてどうなるんだよ!」
サトー「そうでもせねば浮かばれぬ魂もある! 既に苦しみ、討たれた同胞は嘆く事すらできぬのだ!」

<ルナマリアvsサトー>
ルナマリア「あなた達の計画は絶対に潰してみせる! 私達の命に代えても!」
サトー「コーディネーターの誇りを忘れた軟弱者! 我らの計画、貴様らに邪魔はさせん!」

<レイvsサトー>
レイ「ザラ議長が道半ばで討たれたのはそれが間違った道だったからだ。それがなぜわからない? 今、必要なのは…」
サトー「想い届かぬ道が正しくあるものか!」

<メテオブレイカー確保(1回目)>
イザーク「よし、このままメテオブレイカーを確保していくぞ!」
アスラン「ああ!」

<メテオブレイカー確保(2回目)>
オズマ「スカルリーダーより各機へ! 確保したメテオブレイカーは死守しろよ!」
健一「あといくつだ…!?」

<メテオブレイカー確保(3回目)>
メイリン「規定数のメテオブレイカーの確保を確認!」
ハイネ「これで一件落着…といってくれると嬉しいんだけどね」
イザーク「まだ何があるかわからん。残ったメテオブレイカーもできるだけ確保するんだ!」

<メテオブレイカー確保(6回目)>
ミーナ「全メテオブレイカーを押さえました!」
ジェフリー「よし、よくやってくれた。引き続き、残存勢力の掃討に当たれ!」

<サトー撃破>
サトー「おのれ…こんな軟弱者どもに!」
シン「お前、プラントの人間だろう! どうしてだよ…どうしてこんな事をするんだ、今さら!」
サトー「ここで無残に散った命の嘆き忘れ、討った者らとなぜ偽りの世界で笑うか、貴様らは!」「軟弱なクラインの後継者どもやピースクラフトの小娘に騙されてザフトは変わってしまった!」
タリア「…………」
サトー「なぜ気づかぬか!」「我らコーディネーターにとってパトリック・ザラのとった道こそが唯一正しき物と!!」
アスラン「なっ…!」
サトー「カーンズ…デキム…。決起した我々の同氏はことごとく敗れ去った!」「しかし! 我らのこの想い、今度こそナチュラルどもに!!」
レイ「彼らの目的はナチュラルの抹殺か…!」
ディアッカ「何言ってやがる! カーンズもデキムも目的は…!」
ハイネ「いい、ディアッカ。言わせてやれ」
サトー「ユニウスセブンはもう止められん! ナチュラルどもの業、その目でとくと確かめよ!!」「俺もこの目で…うおおおおおおっ!!!」
〔敵ユニット撃破〕
アスラン「…父の言葉が…この結果を…」

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
メイリン「敵反応ありません!」
タリア「メテオブレイカーは?」
ハイネ「充分な数が健在です。これより、破砕タイミングの最終調整に入ります」
イザーク「急げ! モタモタしてると割れても間に合わんぞ!」
森次「全員、作業に取りかかれ!」
山下「了解ッス!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
ユニウスセブン
イザーク「よしっ!」
ディアッカ「グゥレイト! やったぜ!」
剣児「よっしゃ! これで地球は救われたぜ!」
ハイネ「いや、これじゃ駄目だ」
イザーク「なにっ!?」
アスラン「確かに、この高度ではもっと細かく砕かないと…!」
一鷹「それじゃ、地球は滅んじまうのかよ!」
メイリン「ユニウスセブン、降下角プラス1.5、加速4%! 間もなく大気圏に突入します!」
豹馬「もう時間がねえ! こうなったらコン・バトラーで直接攻撃してバラバラに砕いてやる!」
鉄也「そうだ! 最後まで諦めるな!」
甲児「やるぜ、マジンガーZ!」
ゴオ「限界高度ギリギリまで作業を続けるんだ! 一鷹、お前も来い!」
一鷹「はいっ!」
森次「選択の余地はなさそうだな…。LOTUSはこれよりユニウスセブンの直接攻撃に移る!」
山下「よ~し、こうなったら当たって砕けろだ!」
シズナ「アホ! 当たって砕くんやろ!」
ジェフリー「グラディス艦長、我々もできるだけの事はやってみよう」
タリア「わかっていますわ、ワイルダー艦長。アーサー、タンホイザーを!」
ジェフリー「ラム君、スタンバイだ!」
ラム「了解。マクロスキャノン、エネルギーチャージ!」
一鷹「大気圏突入まであと少し! 間に合ってくれよ!」
〔エネルギーの充填音〕
ジェフリー「マクロスキャノン、ブチかませぇっ!」
甲児「ブレストファイヤーッ!!」
鉄也「サンダーブレーク!!」
豹馬「超電磁スピィィィィン!!」
健一「ボルテスバズーカー!」
ゴオ「ハァァァト! ブレイカァァッ!!」
剣児「スピンストーーームッ!」
一鷹「ぶっ壊れろぉぉぉっ!!」
〔武器の一斉射撃の音〕
〔画面、爆発〕
〔緊急シグナル〕

森次「タイムリミットだ。全機、帰還しろ」
山下「間もなくユニウスセブンが大気圏に突入するッスよ!」
ダイヤ「待ってくれ! あれじゃまだ大きすぎる!」
森次「命令だ。すぐに離脱しろ」
ダイヤ「わ、わかったよ」
豹馬「ちきしょう、これが俺達の限界かよ…!」
山下「森次さん、全員ユニウスセブンから離脱…あれっ?」
森次「どうした?」
山下「南雲がまだユニウスセブンに残ってるッス!」
森次「何だと?」
ゴオ「こら、一鷹! 何やってるんだ! さっさと離脱しろ!」
一鷹「自力で帰って来れなさそうなモビルスーツを見かけたんです! 多分、ミネルバの人だと思います!」「助けられれば助けたい! もう少しギリギリまで頑張ってみます!」
山下「もう少しギリギリって…おい! 限界超えてるんだって!」
森次「………」

ガーティ・ルー/ブリッジ
ネオ「よし、記録はもういいだろう。どうせそろそろモニタリングもできなくなる」
〔ノイズ〕
アウル「うわ、マジだ。このまま俺達も地球かぁ」
ステラ「死ぬの…? みんな死ぬの?」
スティング「なあ、ネオ」「ザフトの奴ら、ユニウスセブンを破壊しようとしてたんだろ? 手伝わなくてよかったのかよ」
ネオ「…………」
【シナリオエンドデモ終了】


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