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No.9A
戦う決意

【シナリオデモ1開始】
日本エリア
JUDA/格納庫
牧「Dソイルの活性率が低下してる。完全修復までは結構、時間がかかりそうだね」
レイチェル「まともに戦えるマキナはラインバレルとディスィーブぐらいね」
芝草「マキナだけじゃない。どのマシンもベストコンディションにはほど遠い状態だ」「こんな状態のマシンを現場に送り出すのはメカマンとしちゃ賛成できねえな」
鏡「ジーグのスペアパーツも損耗が激しい。これではビルドアップしてもすぐに合体が解除されてしまう」
林「ただでさえ経年劣化があるのに、最近は激しい任務の連続だったッスからねぇ」
森本「そこへ持ってきてあのエグゼキューターの衝撃を受けたッス。いくら何でも修理が追いつかないッスよ」
芝草「牧さん、ちっとばかし古巣に戻って徹底的に調整したいんですが、構いませんか?」
鏡「我々もスペアパーツを受け取りにビルドベースに戻りたいのですが…」
牧「今の状態を見ると、それが賢明かもしれないね。社長に聞いてみようか」
芝草「お願いします」

芝草「…というわけで、機体調整のために一旦、ダンナーベースに戻る事になった」
ゴオ「そんなに深刻な状態なんですか?」
芝草「ああ。見た目には以上はないが、細かい所にずいぶんダメージが溜まってる」
鏡「ジーグも同様だ。このまま無理に戦い続けたら、戦闘中にバラバラになる可能性が高い」
つばき「ビルドベースにデータを送ったら、剣児の戦い方が悪いって博士が怒ってたわよ」
剣児「何だよ、俺のせいかよ?」
つばき「どう考えたってあんたのせいでしょ!」「あんなにぽんぽんパーツ交換してたらいくらスペアがあっても修理が間に合わなくなるわよ!」
シズナ「前から思っとったけどな、草薙、後先考えずに突っ走るのやめぇや!」
剣児「そ、そんなステレオで怒鳴んなよ! わーった、わーったよ!」
光司「だけど、いいんですか?」「俺達がいっぺんにいなくなったら、LOTUSの戦力が手薄になるんじゃ…」
山下「やむを得ないッスよ。この状況じゃ、全機を一気に調整かけた方が部隊の生存率が上がるんッスから」
アリス「でも、各個撃破されたら大変な事になるのでは?」
山下「それでも、このままジリジリ疲弊していって破滅を迎えるよりマシさ」
静流「大局的な見方ね、山下君。なかなか気づけるものじゃないわ」
山下「も、森次さんから言われて色々勉強したッス」
アリス「恐るべき学習速度…これが人間の可能性なのですね」「私も負けていられません。二足のわらじを履き潰す勢いで成長してみせますよ!」
シズナ「アリスちゃんは真面目やな。その吸収力と意欲をあのアホに分けて欲しいわ」
ゴオ「それじゃみんな。俺達の留守中、何かあった時は頼むぜ」
シズナ「な~に、心配あらへん! 敵さんが出てきてmのディスィーブで一網打尽にしたるわ!」
一鷹「ラッシュバードは大丈夫なんだよな?」
牧「ロールアウトして日が浅いせいか、ダメージの蓄積は深刻ではないね」
カトル「サンドロックも戦えます。マグアナック隊が予備パーツを持って来てくれましたからね」
イクサー1「私もできるだけの事はさせていただきます」
イズナ「皆さんがいない間、何事もなければいいんですけど…」
芝草「ダンナーベースの総力を挙げて大急ぎで整備を終わらせるから、心配はいらんさ」
鏡「俺達はビルドベースにスペアを受け取りに行くだけだ。時間はさほどかからんはずだ」
一鷹「なら、一安心だな」
ゴオ「それじゃ、さっそく行動開始だ。ダンナーベースへ戻るぞ」
つばき「私達も行きましょう、剣児」
剣児「おうっ!」
一鷹「さて…いつもなら訓練の時間だけど…」
緒川「そろそろ出発するわよ。準備は済ませてる?」
一鷹「すぐ行きます。アリス、お前も来い」
アリス「いいんですか? 私なんかが行っても…」
一鷹「あいつとはお前も面識があったわけだし、参列してもバチは当たらねえよ」
城崎「あの…私もご一緒させてください。せめて会場の外から手を合わせたいんです」
一鷹「別に遠慮する事ないさ。きっと矢島の奴も喜ぶと思うよ」

地球圏エリア
クトゥルフ要塞/サー・バイオレットの部屋
サー・バイオレット「セピア、イクサーΣの準備はできましたか?」
セピア「はっ。いつでも出撃できます」
イクサー2「…………」
サー・バイオレット「あなた達ふたりのイクサー1打倒の思いを結実させる時が来たのです。思う存分、戦ってきなさい」
セピア「はっ!」
イクサー2「お任せ下さい、サー・バイオレット」
サー・バイオレット「地球にはイクサー1以外にも数多くの邪魔者共がいるのはわかっていますね?」
セピア「はっ。コバルトが敗れた要因のひとつと理解しています」
サー・バイオレット「あくまでも目標はイクサー1。ですが、それだけに気を取られ、油断してはなりませんよ」
セピア「ご心配には及びません。イクサー1もろとも全滅させてご覧にいれます」
サー・バイオレット「頼もしい言葉…。あなた達の働きに期待していますよ」
セピア「では、出撃いたします!」
イクサー2「イクサー1は…お姉様は私が倒す…!」

日本エリア
邪魔大王国/本拠地
妃魅禍「ほう、これは…」
壬魔使「どうなさいました、妃魅禍様!」
妃魅禍「ジーグやその仲間が本拠地を離れたようじゃ」「どうやら疲れをいやすために各自の砦へ戻ったようじゃな」
阿麿疎「って事は、新しい方のジーグもビルドベースに戻って来るんですね?」
壬魔使「ではさそくビルドベースに攻め入って銅鐸を奪って参りましょう!」
妃魅禍「待て。いつも銅鐸ばかり狙うのも芸がなかろう。此度の目標は奴等の拠点、JUDAじゃ!」
壬魔使「なるほど…。この機に乗じて奴らの心臓部に一撃を…」
阿麿疎「ヒッヒッヒッ! そりゃあ面白れねえなぁ!」
妃魅禍「成功の暁には後の銅鐸奪還も楽なものとなろう」
壬魔使「さすが妃魅禍様だ。その作戦、俺にやらせてください」
阿麿疎「そんな! 妃魅禍様~、今度は俺に行かせて下さいよ!」
妃魅禍「さて、どうしたものか…。壱鬼馬は司馬宙の銅鐸を探しに行って、まだ戻っておらぬ」「お前達ふたりのどちらが適任か…」
壬魔使「阿麿疎、今回は俺が行く! 貴様はここで妃魅禍様をお守りしろ」
阿麿疎「そんなの嫌だ! 俺が行くんだあっ!」
壬魔使(よく聞け、阿麿疎。壱鬼馬は留守でレモ出撃するとなれば…)(お前は妃魅禍様とふたりきりで過ごせるのだぞ? こんなチャンスを逃すのか?)
阿麿疎(い、言われてみれば…。グフッ…)
壬魔使「いいな、阿麿疎。貴様は俺に代わって、妃魅禍様をお守りするんだ!」
阿麿疎「仕方ねえ。今回は貴様に出撃させてやる!」
妃魅禍「よかろう。ならば、壬魔使にハニワ幻神を貸し与えようぞ」「またとない機会じゃ。人間どもを叩き潰してまいれ!」
壬魔使「ははーっ!!」

御崎町/車中
城崎「南雲さん、矢島さんはどういった方だったんですか?」
一鷹「正義感が強くて、頼りになって…リーダーシップがあって、みんなから慕われてた…」「俺、知ってんだ。あいつ、浩一を守るために一生懸命、強くなろうとしてた」「新山もそれ見てめっちゃ嬉しそうにしてたんだ…」
城崎「じゃあ、あの3人は…」
一鷹「ああ、幼馴染ってやつさ。俺があいつらに出会うずっと前からのな…」「だから、浩一の受けたショックは俺なんかとは比べ物にならねえはずなんだ…」
アリス「だからこそ、早瀬さんは矢島さんの死に対して誰よりも激昂したのだと思います」
城崎「そう…だったんですか…。そんな友達を早瀬君は…」
緒川「…さ、着いたわよ。それじゃ、ちゃんとお別れを言ってくるのよ」
一鷹「わかってます。…じゃあ行ってきます」

告別式会場
降矢「…馬鹿野郎、なんで死んじまったんだよぉ! 矢島ぁ!」
一鷹「………」
理沙子「矢島…矢島…ううっ…」
〔ドアの開閉音〕
浩一「や、矢島…」
理沙子「浩一! よかった、無事だったんだね!」「矢島が浩一と会うって言っててそれで、あんな事になっちゃって…」「あんたまで死んじゃったんじゃないかってすっごい心配してたんだよ!」
浩一「理沙子…」
一鷹「浩一、そんなとこに突っ立ってないでこっち来いよ」
浩一「矢島…俺がファクターなんかになっちまったせいで…マキナに…。許してくれ…ううっ…」
アリス「早瀬さん…」

御崎町/市街地
緒川「お別れはしてきた?」
一鷹「ええ、まあ。遺体が見つかってないから、棺のフタは閉じっ放しでしたけど…」
浩一「…結局、全部俺が悪いんだ。俺が力の使い方を間違っちまって矢島を殺して、遺体まで…」「俺があの時、怒りに任せてあんな戦い方をしなかったら…!」
城崎「早瀬君…」
浩一「………」
一鷹「お、おい、浩一! お前、どこ行くんだよ!?」
浩一「どこだっていいだろ…」
一鷹「待てって、浩一!」「緒川さん、俺、奴と話してきます! アリス、あいつを見失うんじゃねえぞ!」
アリス「はい!」
城崎「私も行きます! …彼を追いつめたのは私だから」
緒川「…早瀬君、立ち直ってくれるといいけど…」

浩一(そうだよ…俺は正義の味方になれなかった)(そんな奴が戦ったってしょうがないじゃないか…)
〔打撃音〕
〔画面、振動〕

渚「きゃっ! 何よ、急にぶつかってきて!」
浩一「ごめん! よく前を見てなくて…」
渚「ふむ、素直に謝ったので許してやろう」「…なんてね。あははは…はは、は…」
浩一「…はあ」
渚「どうかしたの、君? もしかして怪我させちゃった?」
浩一「あ、いや、大丈夫。ちょっと考え事してて…」
渚「私、加納渚。ねえ、君、この辺の中学の子よね。だったらお願い、聞いてくれる?」
浩一「別にいいけど…。どうせ、する事もねえしな」
渚「もう…。こう見えても私は高2なんだぞ? 口の利き方に気をつけてもらわなきゃ困るなぁ」
浩一「す、すいません! 中学生くらいかと思って…。それで、お願いって?」
渚「この街、初めてでさ。家に帰りたいんだけど、駅の場所がわかんなくって」「あ~、もう! パパもママもきっと心配してるよぉ~!」

渚「それでさ、ひどいと思わない? 急に『戦って下さい』とか何とか言っちゃって」「でもね、私、思ったの。杏奈も…ああ、杏奈ってのは私の友達ね。杏奈も助かったし」
浩一「凄いですね」
渚「でも、もうあんな目に遭うのはこりごりなのよね。入院するハメになったし」「だから、その後のお誘いは突っぱねてやったわ」
それでもしつこく『戦って』って誘ってくるから、結局逃げ出してきちゃった」
浩一「そんなの、もったいないですよ! せっかく人助けできる力があるのに使わないなんて!」
渚「嫌よ、そんなの。私は普通の女の子だもん。戦えたのは偶然か何か」
浩一「でも…友達を助けられるのに自分のせいで助けられなかったら、絶対に後悔しますよ…」
渚「随分変な事言うのね。どうした、少年? 悩みがあるなら、お姉さんに聞かせてみそ?」
浩一「あ、いや…いいっす。俺には資格がないから…」
渚「ふうん、変な子」「あ、そうだ! 私が捕まってた場所だけど…聞いたら絶対驚くわよ?」「なんと! あの医療機器メー…」
カトル「ようやく見つけましたよ、渚さん。それに早瀬君も」
浩一「お前、カトル! まだ俺の事をつけてたのかよ」
渚「えっ? 誰? かわいい外人さん…」
一鷹「はあっ、はあっ…。やっと追いついたぜ…! 浩一、お前…足速くなったよなぁ」
城崎「カトル君に加納さん!? どうして!?」
一鷹「うわっ、マジだ! いったい、いつの間に病室を抜け出したんだ?」
浩一「何だよ…みんなして寄ってたかって…。また俺に戦えって言うつもりかよ」
渚「えっ? 君…どうしたの、急に?」
浩一「俺は戦わない! 正義の味方ごっこはやめだ!」
カトル「早瀬君、それは本心なんですか?」
浩一「ああ…。俺のせいで街はメチャメチャになり、矢島は死んじまった…」「城崎に言われて、俺はわかったんだ…。俺にはあの力を使う資格なんかなかったんだよ…!」
渚(わかった…。この子、私と同じ…。戦いを強制されてるんだ…)
城崎「…………」
カトル「…確かに君の力の使い方は正しいとは言えなかった…」
浩一「だ、だから俺はもうラインバレルには…」
カトル「だが君は、自分の過ちに気づいた。それはとても大切な事なんだ」
浩一「えっ?」
カトル「かつて、僕も父を失ったショックで過ちを犯してしまった事がある。モビルスーツを使って…」「僕だって…君と同じなんです」
浩一「カトル、お前…」「だったら、なおさらわかるだろ? もう力を振るう資格なんて俺達にはないんだよ!」
カトル「それは違います、早瀬君。僕は自分の罪を償うためにも戦い続けなきゃいけないんです」「だから君にも逃げて欲しくない。今の君なら、自分の力を正しい事のために使えるはずです」
浩一「で、でも俺は…」
渚(この子…友達を守れなかったんだ。それでさっき、あんな事を言ってたのね…)(ううん、惑わされちゃダメ。私は戦わないったら戦わないの。普通の女の子なんだもん)(それより、家に帰らなきゃ。パパもママも心配してるんだから!)
〔通信のコール音〕
カトル「はい、こちらカトル!」
〔モニターの開閉音〕
森次「緊急事態だ。御崎町にクトゥルフの侵略兵器とハニワ幻神が接近している」
一鷹「よりにもよってっつーか、当然、留守を狙ってくる奴がいるとは思ったが…!」
森次「そこにいては危険だ。緒川さんと合流して直ちにJUDAに帰還しろ」「戻ったらすぐに出撃だ。準備をしておけ」
一鷹「はいっ!」
石神「早瀬君はいるかい?」
浩一「戦えって話ならお断りですよ」
カトル「早瀬君!」
浩一「………」
石神「仕方ない。とにかく今はそこから退避する事が先決だ。みんな、早く戻ってきたまえ!」「加納君もそこにいるね? 危険だから、騙されたと思って一度JUDAに戻ってくれないかな」
渚「何? また戦いになるの? この街、どうなってるのよぉ!」
アリス「さあ、急がないと危険ですから私が車までお運びします」「よっこいしょ!」
渚「えええっ!? 何するの? 離して、離してよぉーっ!」
一鷹「浩一、頼む。一緒に戦ってくれ。お前の力が必要なんだ!」
城崎「私からもお願いします。今、戦えるのは南雲さんやカトル君だけなんです」
浩一「悪い、城崎。もう少し考えさせてくれ…。俺はもう間違えるわけにはいかないんだ」「矢島が最後に言ったんだよ。大切なのは…『俺がどうしたいか』だって」
一鷹「浩一…」
カトル「みなさん、車が来ました! こっちです!」
一鷹「浩一、お前の気持ちはわかった。まずはJUDAに避難しろ! お前の分は俺達が頑張るさ!」
浩一「あ、ああ…」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「戦う決意」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
セピア「イクサー1はパートナーと共にこの付近にいる…」「ディロスθよ! 徹底的に破壊しなさい!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕
〔敵ユニット出現〕

壬魔使「フフフ…ハハハ! どうやら運は我々に味方しているようだな」「まさか妃魅禍様の言っておられた者どもが先に仕掛けていたとはな」
セピア「貴様、何者だ?」
壬魔使「俺は邪魔大王国の壬魔使。人間どもの本拠地を潰しに来た」「どうやら、お主も目的は同じ…。ここは共に戦おうぞ」
セピア「フン…くだらぬ。我が目的はイクサー1の抹殺のみ! 邪魔をするようなら…」
壬魔使「わかった、わかった。邪魔はせん」「その代わり、貴様も我らの宿敵が出て来た時は横槍入れて来ようとするなよ!」
〔味方ユニット出現〕
一鷹「待てぇっ! これ以上、好きか手にはさせねえぞ!」
セピア「現れたな、イクサー1…」
イズナ「イクサー1、クトゥルフが活動を再開したという事は…」
イクサー1「先日、私が倒したコバルトに代わる新たなコマンダーが任命されたという事でしょう」
カトウ「イクサー1、イクサーロボなしでクトゥルフに対抗するのは…」
イクサー1「それでも私は戦わねばなりません。渚や、渚の住む地球を守るためにも」
シズナ「アカンと思ったらすぐ逃げるんやで。なんせ大きさが違うんやからな!」
イクサー1「ありがとうございます、シズナ」
〔通信のコール音〕
〔通信パネルの開く音〕

石神「いいかい、諸君。マキナの修理はもうすぐ終わる。しばらくの間、持ちこたえてくれたまえ!」
緒川「ダンナーベース、ビルドベースのみんなも機体の修理は完了済み。大至急こっちに向かってるわ!」
一鷹「アリス、長期戦になる。過熱気味にならないように気をつけろよ!」
アリス「戦闘用AIは順調に成長しています。おおかた、問題ありません!」
森次「じきに私達も出る。全機、無理はするなよ」
シズナ「聞こえるか、早瀬」「アンタはそこでウチらの美しくスマートな仕事っぷりを指くわえて眺めてたらええ!」「暴れまわるしか能のない奴に来られても困るわ!」
浩一「…………」
シズナ「…ホンマに失望舌で、早瀬。どうやらウチらだけで正義の味方やるしかないらしいな」「仕方ない。ほな、行くで!」
〔センサー反応〕
イズナ「待って、姉さん! 何か来る!」
アリス「この反応は…イクサー1と同じ?」
〔敵ユニット出現〕
〔イクサー2、イクサー1へ接近〕

イクサー1「あなたは…」
イクサー2「こんにちは、お姉様。私はイクサー2、あなたの妹…」
イクサー1「イクサー2…妹…?」
イクサー2「私はビッグゴールドの娘。だからお姉様の妹…」
イクサー1「ビッグゴールド…? それは違う!」
イクサー2「私はあなたを殺すために作られた。…ただ、それだけ」
〔イクサー2、イクサー1へ攻撃〕
[イベント戦闘「イクサー1vsイクサー2」]
イクサー1「速い…!」
イクサー2「さすがお姉様。なかなかやるわね…」
一鷹「なんて動きだ。目で追うのがやっとだ!」
イクサー1「この敵は私が引き受けます。皆さんはディロスやハニワ幻神をお願いします!」
シズナ「まかせときな! みんな、行くで!」
<戦闘開始>

≪味方援軍1出現前≫
<一鷹が戦闘>

一鷹「頑丈さがラッシュバードのウリなんだ。JUDAは守り抜いて見せるぜ!」

≪味方援軍1出現前≫
<カトルが戦闘>

カトル「負け戦には慣れてるけど、今日は負けるわけにはいかない。いくよ、サンドロック!」

≪味方援軍1出現前≫
<シズナが戦闘>

シズナ「ええか、イズナ。相手はロボットや。ちょっとナマっぽいところがあっても気持ち悪がるんやないで!」「情けない姿、早瀬のアホに見せとうないさかいな」
イズナ「わかってるよ、姉さん。ここが踏ん張りどころだね!」

<イクサー1(イクサー1搭乗)が戦闘>
イクサー1「今は私ひとりの力で何とかするしかない。渚が理解してくれるその日まで…!」

<イクサー1(イクサー1搭乗)vsイクサー2(イクサー2搭乗)>
イクサー2「来い、イクサー1!」
イクサー1(イクサー2…私の妹。戦闘力は私以上か…!)

<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>
イクサー2「お姉様。そろそろ決着をつけましょうか…」
イクサー1「!!」
〔イクサー2、イクサー1へ隣接〕
イクサー2「はあっ!」
〔イクサー1にダメージ〕
〔イクサー1、後退〕

イクサー1「きゃあああっ!」
イクサー2「どうした、イクサー1。その程度か?」
イクサー1「く、うう…」
イクサー2「立て、イクサー1! 私は弱い奴は嫌いだ…。立たぬなら撃つ!」
イクサー1「うぐっ…! ま、まだだ…!」
イクサー2「それでこそお姉様…。殺しがいがある」「…セピア!」
セピア「はいっ!」
イクサー2「残るディロスθを投入しろ。そして、ディロスを使ってイクサー1を痛めつけるのだ」
セピア「はっ! 来い、ディロス!」
〔敵ユニット出現〕
〔ディロスθ隊、イクサー1へ隣接〕
〔ディロスθ隊、イクサー1へ攻撃〕
〔イクサー1の周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

イクサー1「うああああっ!」
イクサー2「フフフフフ…」
シズナ「あかん! イクサー1がピンチや! 助けに行くで、イズナ!」
イズナ「了解、姉さん!」
〔シズナ、ディロスθへ攻撃〕
〔ディロスθに爆発〕
〔ディロスθ、後退〕
〔シズナ、イクサー1へ隣接〕

イズナ「大丈夫ですか、イクサー1!」
イクサー1「シズナ、イズナ…」
イクサー2「慕われているようね、お姉様。だけど、奇襲が通用するのは一度だけ」
セピア「やれ、ディロス! 非力なマキナとやらをねじ伏せろ!」
〔ディロスθ隊、シズナへ隣接〕
〔ディロスθ隊、シズナへ攻撃〕
〔シズナの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

イズナ「うわああっ!」
シズナ「きゃああああっ!」
一鷹「イズナ! シズナ!」
カトル「今助けます!」
壬魔使「おっと、邪魔はさせんぞ!」
〔壬魔使、一鷹へ攻撃〕
〔一鷹に爆発〕
〔壬魔使、カトルへ攻撃〕
〔カトルに爆発〕

一鷹「て、てめえ…!」
セピア「あっはははは! 敵は我らだけではないぞ!」
イクサー2「お前達はそこでおとなしく見ていなさい。仲間の苦しむ姿をね」
一鷹「くそっ! なす術なしかよ!」
カトル「味方の数が足りないんです。せめて、あと1機いれば…!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

日本エリア
JUDA/社長室
石神「早瀬君、目の前の映像を見たまえ。このままじゃ、みんな死んじゃうよ?」「うちのマキナはまだ動けない。動けるのは君のラインバレルだけなんだ」
浩一「それは…脅しですか?」
石神「何言ってんの。これは…」「…切実な願いだ!」
浩一「!!」
〔通信モニターの開閉音〕
シズナ「社長、余計な事すんなや! そんなアホの助けいらんわっ!」
一鷹「そうだ、浩一に無理させないでくれ、社長さん!」「アリス、ラプラスウォールの制御は任せた。もう一回突っ込むぞ!」
アリス「わかりました!」
〔ブースターの噴射音〕
一鷹「ぐうううっ! 突破できねえ!」
カトル「大丈夫ですか、一鷹君!?」
浩一「あ、あ…。みんな…」
城崎「早瀬君…」
浩一「くっ…! わかってる…こんなの多分安っぽい正義感だ…」「俺には…正義の味方になる資格なんてないんだ」「けど…ほっとけるかよ! あいつら、このままじゃ…!」
城崎「正義の味方に…なって下さい」
浩一「え…?」
城崎「今度こそ間違えずに…本当の正義の味方になって下さい」
浩一「…ああ!」
石神「さて、と。あとは君だけだよ、加納君」
渚「えっ?」
石神「君だって薄々気づいてるはずだよ。自分に秘められた力に。そして、君のご両親は…」
渚「嫌、嫌よ! そんなの認めない!」「パパもママも生きてるもん! 私はもう普通の生活に戻るのよ!」
石神「君が事実を認めた上でその選択をするのなら、私は止めやしないよ」「信じるか信じないかは君の自由だ。だから、ひとつだけ真実を告げさせてくれないか」
渚「そんなの聞きたくない…。助けて、イクサー1…」
石神「君のご両親は既に亡くなっている」「クトゥルフが君の街を襲った時…君がイクサーロボに乗る前にクトゥルフによって…ね」
渚「そんな…嘘よ! パパ、ママぁ…!」
石神「ここ数ヶ月、頻発してた失踪事件を覚えてるかい? あれはクトゥルフの仕業だ」「奴らはね、人間に寄生して他の人間を襲うんだよ」「それをイクサー1が倒して死体を処理していたんだ。宿主はもう人間に戻れないからね」「これが一連の事件の真相さ。…そしてあの日、とうとう奴らは君を見つけたんだ」
渚「…!!」
石神「奴らは君のご両親やお友達の肉体に寄生して君を食い殺そうとしていた…」「それを察知したイクサー1は人間に化けたクトゥルフどもを倒し、君の命を救ってくれたんだよ」
渚「イ、イクサー1はそんな事、一言も…」
石神「イクサー1は君にショックを与えたくなかったんだ」「君の傷が完治して精神の安定を取り戻したら、話すつもりだと言っていた」「…たとえ君に憎まれたとしてもね」
渚「イクサー1…」
石神「今、イクサー1は君のご両親の仇と必死で戦ってくれている…」「パートナーである君の力が必要なのに、泣き言ひとつ言わずにね」「彼女は待っているんだと思うよ。君が自分の意思で戦ってくれるのをね」
渚「パパとママの仇を…。…ううん。ただ、イクサー1を…っ!」
城崎「加納さん…」
石神「誰しも、心の中に正義と悪を併せ持つものさ」「子供じみた正義論をふりかざすつもりはないけど、彼女が正義の味方になれる子でよかったよ」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔ディロスθ隊、イクサー1へ攻撃〕
〔ディロスθ隊、シズナへ攻撃〕
〔シズナ&イクサー1の周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

イクサー2「アハハハ…! どうした、手も足も出ないか?」
イズナ「あ…あううっ…」
シズナ「あぐぐ…」
イクサー1「くっ…ううっ…」
イクサー2「イクサーΣを使うまでもなかったか…。つまらないな」「セピア、そろそろトドメといこう」
セピア「はっ!」
浩一「そこまでだ!」
渚「私も力になる!」
カトル「えっ ふたりとも…?」
イクサー1「…渚…?」
イズナ「は…早瀬さん…」
シズナ「す、助太刀なんか…いらん言うたやろ。…なんで来たんや!」
浩一「俺にはまだよくわからない…」
シズナ「え?」
浩一「俺に戦う資格があるのか、ちゃんと力を使えるのか、先の事は何もわかっちゃいない…」「ただ俺は今、お前らの事を助けたい。それだけは間違いないんだ!」
渚「私は…イクサー1を誤解していた。私を戦いに巻き込んで不幸にする疫病神だと思ってた…」
浩一「シズナ、イズナ! お前達はどうなんだ? 俺は何をすればいい!?」
シズナ「ううっ、た、頼む…早瀬…。こいつらをやっつけて…ウチらを…」
イズナ「助けてくださいっ…! みんなを…みんなを助けてください! 早瀬さん!」
浩一「これではっきりした! あとは…俺に任せろっ!!」
渚「私もイクサー1を助けたい! 力…力が欲しい! もっともっと強い力が!!」
浩一「来いっ! ライン…バレルッ!!」
〔味方ユニット出現〕
渚「お願い、イクサー…ロボ!」
[イベントデモ「イクサーロボ[イクサー1]登場」]
〔味方ユニット出現〕
〔浩一&渚、ディロスθ隊隣接〕
〔浩一、ディロスθ隊へ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕
〔渚、ディロスθ隊へ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕
〔浩一&シズナ&イクサー1(イクサー1搭乗)&渚、後退〕

セピア「ああっ!」
壬魔使「ほう…」
浩一「俺の仲間は殺させない!」
渚「はあ…はあ…」
イクサー2「フッ。そういう事か…」「イクサー1。お前のパートナーが呼んでいるぞ」
イクサー1「…な、渚。あなたがひとりでイクサーロボを…?」
渚「イクサー1…私、戦う…!」
イクサー1「本当ですか、渚!」
渚「私、あなたを助けたい。みんながやられているのを黙って見てるなんて耐えられない」
イクサー2「イクサー1よ。イクサーロボと合体したらどうだ? その方が私も楽しめる…」
イクサー1「…………」「渚、今行きます!」
〔味方ユニット離脱〕
〔イクサーロボ[イクサー1]のパイロット、渚→イクサー1(イクサーロボ[イクサー1]搭乗)へ変更〕

イクサー2「それでいい…。セピア、お前との約束を果たす時が来た。イクサーΣを出すぞ!」
セピア「はい!」
〔敵ユニット離脱〕
[イベントデモ「イクサーΣ登場」]
〔敵ユニット出現〕
イクサー1「あ、あれは…!」
一鷹「奥の手を残してやがったのか!」
アリス「イクサーロボと同種のエネルギー反応。出力は…向こうの方が上ですっ!」
イクサー2「アハハハハ…。見たか、イクサー1! これが我が分身、イクサーΣだ!」
渚「イクサーΣ…!」
イクサー2「いくぞ、セピア。お前の力は地球人の小娘より遥かに勝っているはず…」「イクサーロボなど問題ではない!」
セピア「はい、イクサー2。この時をどれほど待った事か…」「必ずイクサーロボを打倒して、コバルトの仇、とってみせます!」
イクサー1「イクサーΣ…。勝てるだろうか、傷ついたこの体で…」「いいえ、渚が一緒に戦ってくれる。地球の皆も一緒だ。私には怖い物は何もない!」
渚「…私はもう逃げない」「浩一君も戦う事が決めたんだ。私に戦う力があるなら、この力でみんなと一緒に地球を守る!」
浩一「南雲、カトル、迷惑かけちまったな」
カトル「僕こそ、早瀬君に戦いを強制する事を言ってしまって…」
浩一「いいって、そんなの。…それから、シズナ、イズナ。お前達がやられた分は俺がやり返す!」
シズナ「早瀬…頼むで」
壬魔使「調子に乗るのもそこまでだ! 出でよ、黄泉軍兵! そしてハニワ幻神よ!」
〔敵ユニット出現〕
一鷹「そんなもんに怯むかよ! 浩一、ここから逆転だ!」
浩一「おうっ!」

<4PP・味方援軍2出現>
〔味方ユニット出現〕
森次「待たせたな」
一鷹「みんな!」
光司「Gガンナー、完全復活だぜ!」
剣児「俺達が来たからには勝ったも同然だぜ!」
ゴオ「おやっさんがバリバリに調整してくれたゴーダンナーの力、見せてやる!」
森次「総員、クトゥルフと邪魔大王国の撃退を!」

<剣児vs壬魔使>
剣児「わざわざ九州からやられに来るたぁ、ご苦労なこった!」
壬魔使「貴様こそ、飛んで火に入る夏の虫よ! 銅鐸は手土産にもらおうか!」
剣児「二兎を追う者なんとやら、だ。何の戦果も上げずに手ぶらで帰りやがれ!」

<壬魔使撃破・第3軍増援1出現>
壬魔使「おのれ、何の成果もあげられんとは妃魅禍様に顔向けできん!」
剣児「へっ、ざまぁねえな。次は俺達の方から行ってやるから首を洗って待ってやがれ!」
壬魔使「ぬううう…撤退だ!」
〔敵ユニット離脱〕
剣児「よーし、デカいのもいなくなったし、一気に蹴散らしてやろうぜ!」
柳生「待て! 何か…いる?」
〔第3軍ユニット出現〕
身堂「新手か!?」
剣児「今度は虎のハニワ幻神か!」
光司「何が出てきたって同じだぜ! 敵なら倒すだけだ!」
鏡「あれは…破瑠覇(バルバ)? 待ってくれ、そいつは敵じゃない!」
静流「本当なの、鏡君?」
鏡「はい。しかし、御する者がいなければ…」
剣児「あん?」
破瑠覇「グオオオオオッ!!」
〔破瑠覇、剣児へ攻撃〕
[イベント戦闘「剣児vs破瑠覇」]
破瑠覇「グルルルル…!」
剣児「うおっ、いきなり何だってんだ!」

剣児「おわっ! バッキャロー! 襲ってきたじゃねえか!!」
鏡「…いいか、剣児。奴はお前の力を見定めようとしているんだ」
つばき(鏡君…あの虎の事、知ってるの…?)
剣児「獣の分際で人様を見定めようってのか! おもしれえ! どっちがボスか教えてやるぜ!」
鏡「みんなも、できるだけ破瑠覇には手を出さないでくれ!」
森次「了解した。だが、命の危険があった時は私の判断を優先させる。いいな?」
鏡「ありがとうございます。お願いします」
森次「聞こえたな。各機、奴には手を出すな」
浩一「わかった!」

<浩一が戦闘>
浩一「よくも仲間をいたぶってくれたな…。仲間が受けた痛み…倍にして返してやるぜ!」

<イクサー1(イクサーロボ[イクサー1]搭乗)が戦闘>
イクサー1「渚、決心してくれてありがとう。私にあなたの力を貸して下さい!」
渚「うん!」

<バルバと戦闘(剣児以外/戦闘後)>
破瑠覇「グルルル…」
〔破瑠覇、精神コマンド「鉄壁」「集中」「根性」使用〕
美海「怒らせちゃったみたい…」」
鏡「いや、違う。俺達のやり方にあわせただけだ」
ゴオ「俺達全員の力を見定めるために、か?」
鏡「…………」

<剣児vs破瑠覇>
破瑠覇「グルルル…」
剣児「こいつ…まるでジーグを食っちまおうって面だな…」「おもしれえ。ケンカが望みだってんならそのケンカ、買ってやる!」

<イクサー1(イクサーロボ[イクサー1]搭乗)vsイクサー2(イクサーΣ搭乗)>
イクサー2「セピア、今こそコバルトの無念を晴らす時だ!」
セピア「はい、イクサー2。必ずやイクサーロボを撃破してみせます!」
イクサー1「渚、私とシンクロして下さい。そうすればイクサーロボは無敵です!」
渚「わかったわ、イクサー1! 渚、頑張る!」

<イクサー2(イクサーΣ搭乗)撃破>
イクサー1「イクサー2! もはやあなたに勝ち目はありません。覚悟しなさい!」
イクサー2「これで勝ったつもりとは…このイクサーΣを甘く見るな!」
〔イクサー2(イクサーΣ搭乗)、エネルギー放出〕
〔イクサー2(イクサーΣ搭乗)、回復〕

美海「す、すごいパワーだわ…!」
一鷹「まだあんな力が残ってるのかよ!」
イクサー2「覚悟しろ! イクサーロボ!!」
〔イクサー2(イクサーΣ搭乗)、イクサー1(イクサーロボ[イクサー1]搭乗)へ隣接〕
〔イクサー2(イクサーΣ搭乗)、イクサー1(イクサーロボ[イクサー1]搭乗)へ攻撃〕
〔イクサー1(イクサーロボ[イクサー1]搭乗)にダメージ〕

渚「きゃあああっ!」
イクサー2「ハハハハ…。どうだ、イクサーロボ!」「地球のちゃちな兵器と協力したところでイクサーΣは倒せないぞ!」
イクサー1「くっ…」
イクサー2「なぶり殺しにしてやる。セピア…お前の恨み、晴らすがよい!」
セピア「…見ていて、コバルト。勝つのよ、私達は!」
〔イクサー2(イクサーΣ搭乗)、エネルギー放出〕
渚「…負けない。私だって、負けられない!」
イクサー1「渚…」
渚「パパとママを殺したあなた達なんかに…負けるもんですかーっ!!」
〔イクサー1(イクサーロボ搭乗)、エネルギー放出〕
イクサー1(このパワー…いったい…?)
イクサー2「フン、くたばりぞこないが…。イクサーロボ! 決着をつけてやる!」「怯むな、セピア! 精神を集中させろ!」
セピア「はい、イクサー2!」
イクサー1「渚! いきます!」
渚「はいっ! イクサー1は私が守る!」
イクサー2「だああーっ!!」
〔イクサー2(イクサーΣ搭乗)、イクサー1(イクサーロボ[イクサー1]搭乗)へ攻撃〕
[イベント戦闘「イクサー1(イクサーロボ[イクサー1]搭乗)vsイクサー2(イクサーΣ搭乗)」]
イクサー2「お姉様、パートナーとともに死ね!」
セピア「今こそコバルトの仇を討つ!」
イクサー2「跡形も残さん!」消え失せろ!」
イクサー1「渚が力をくれる…! この程度でやられはしません!」「…渚!」「イクサーロボよ…!」
渚「すべての力を、私達に貸して!」
イクサー1「イクサーロボフルワァァァーッ!」

〔イクサーΣのパイロット、イクサー2(イクサーΣ[イクサー2]搭乗)→無人へ変更〕
〔敵ユニット出現〕

イクサー2「セピアッ!」
セピア「コバルト…ごめんなさい…! うっ、ううっ…!」
〔敵ユニット撃破〕
イクサー2「ちいっ! これまでか!」
〔敵ユニット離脱〕
イクサー1「イクサーΣ…恐ろしい敵だった」
渚「ええ…」
城崎「あれがイクサーロボの本当の力…」
石神「願いが通じたのさ」「イクサー1を救いたいという切実な願い…そして、イクサー1と共に戦いたいという切実な願いが、ね」

<破瑠覇撃破orHP30%以下>
〔破瑠覇、回復〕
破瑠覇「グルルル…」
剣児「あの虎野郎、あれだけ攻撃を受けたのにケロッとしてやがる」
破瑠覇「グオオオオッ!!」
〔破瑠覇、剣児へ隣接〕
〔衝撃音〕

剣児「うわあっ!」
破瑠覇「グオオオオッ!!」
剣児「こ、この野郎!」
鏡「剣児! 素手で戦え! お前の強さを見せてくれ!」
剣児「わかった! いくぜ、虎野郎! ダイマナイト・キィィック!!」
〔剣児、破瑠覇へ攻撃〕
[イベント戦闘「剣児vs破瑠覇」]
破瑠覇「グルルル…」
剣児「こ、こいつ…まるで遊ばれてる感じだぜ…」
破瑠覇「グオオオオッ!!」
〔第3軍ユニット離脱〕
一鷹「逃げた!?」
光司「なんて速さだ。あっという間にいなくなっちまった」
剣児「何なんだ、あいつ…!」

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
静流「これで全部? もう隠れてる奴とかいない?」
山下「はい。レーダー、センサーともにクリアッス」
シズナ「まったく…一時はどうなる事かと思ったで」
イズナ「早瀬さん、どうもありがとうございました!」
浩一「よ、よせよ。照れるぜ…」
イクサー1「渚、あなたにもお礼を言わなくてはなりませんね…」
渚「ううん。お礼を言うのは私の方よ、イクサー1」
〔通信モニターの開閉音〕
レイチェル「アリスはどう? 頭、使ったんじゃない?」
アリス「途中、何度か温度上昇が観測されましたが、特に問題ありませんでした!」
ゴオ「それにしても間に合ってよかったぜ」「JUDAに向かっている最中、敵襲の知らせを聞いた時は気が気じゃなかったからな」
剣児「そういや、先にダンクーガが来てるかも、と思ったんだが…」
美海「私達と同じで、大掛かりな修理が必要だったんじゃないかな」
山下「もしくは別の任務で動いてるか、かな」「ユニウスセブンの時だってダンクーガは来なかったろ?」
一鷹「いくら正義の味方っつっても万能じゃねえって見本か。ちょっと悲しけどな」
石神「諸君、お疲れ様。早くJUDAに戻っておいで。新人ふたりの歓迎会をしようじゃないか」
美海「早瀬君はわかるけど、加納さんはいいの? 社長に好き勝手言われてるわよ?」
渚「うん、いいの。私、決めたんだ。イクサー1と一緒に戦うって」
浩一「加納さん…」
シズナ「早瀬、どんだけ加納さんと仲良うなかったか知らんけど、あんまり鼻の下伸ばすんやないで?」
浩一「ばっ、お前…っ!! 助けてやったのに何だよその言い方は!」「だいたい、加納さんとは偶然、道で出会っただけで別に下心とかそんなのは…」
カトル「どうなんですか、渚さん?」
渚「えっと…色んな悩みを聞いてもらったかな。あ、そうだ、浩一君」「恥ずかしいから他の人には言っちゃダメだからね! お姉さんとの約束だぞ」
美海「…むう」
浩一「えええっ!? なんでそんな言い方するんッスか!」「九条さんもなんか怒ってませんか!?」
城崎「早瀬君…あなたって人は…」
浩一「待ってくれよ、城崎! なんか誤解してるって!」
渚「あははははっ!」
イクサー1(ようやく笑えましたね、渚。この笑顔も地球も…なんとしても守り抜いてみせます)(イクサー2、たとえあなたが私の妹だとしても)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

日本エリア
JUDA/レストルーム
光司「いやあ、参ったぜ。歓迎会って言ってもちらし寿司パーティーだもんな」
カトル「今回ばかりは予想を裏切って欲しかったんですが…」
山下「そりゃまあ、君と早瀬は2日連続だもんな」
ミラ「しかも、あの量。渚ちゃんも驚いたでしょう?」
渚「びっくりしました。社長室のドアを開けたら、一面のちらし寿司でしたから」「それで、あの…2日連続ってどういう事ですか?」
山下「社長ってば、何か祝い事があるとすぐちらし寿司を用意するんッスよ」
渚「ええっ、毎回ですか!? うう…嫌だなぁ」
ゴオ「やっぱり、毎度毎度ちらし寿司ってのは考え物だよな」
渚「当然です。ちらし寿司って意外と高カロリーなのに…」「何かあるたびに食べさせられてたら私、太っちゃう」
ゴオ「た、体重の事を心配してたのか?」
渚「えっ? 他に心配する事、あります?」
ゴオ「…こいつは一本とられたな。女子高生の考えはわかんねえや」
静流「歳は関係ないけどね。ゴオ、少しは女の子の気持ちを勉強したら?」
ゴオ「余計なお世話だよ」
光司「んな態度だから、奥さんにも逃げられちまうんですよ?」
ゴオ「そ、それとこれとは話が別だろ」
渚(へぇ、猿渡さんって結婚してるんだ。ゴーダンナーのパイロットの奥さんっていったいどんな…)(って、我慢だぞ、渚。逃げられた奥さんの話なんかしたら失礼だもんね)
イクサー1「よかった。渚は皆さんとうまく馴染めそうですね。これなら私も安心です」
アリス「ほら、イクサー1もちらし寿司を食べて下さい! おいしいですよ!」
イクサー1「あ、はい。それでは、いただきますね」
つばき「…だけど、浩一君と渚さんが仲間になってくれてほんとによかった」
浩一「あなたは…ビルドベースの?」
つばき「うん、珠城つばきよ。よろしくねっ」「ね、浩一君。これからは世界のために頑張る事になるわ。わからない事があったら聞いてね」
浩一「世界のためか…。今まで、漠然と正義のためって思ってたけど、まだ実感ないなぁ」
渚「私も…。ただ、頑張らなきゃって想いはあるんだけど…」
ゴオ「心配ない。戦っているうつに自分に与えられた力の意味がわかってくるようになる…」「まずは自分なりの目標を立ててそこに向かって頑張りゃいいさ」
浩一「猿渡さん…あなたみたいな英雄にアドバイスしてもらえるなんて俺、感激です!」
ゴオ「よせやい。俺はただのロボット乗りさ」
イズナ「早瀬さん、改めてお礼を言わせて下さい。本当にありがとうございました!」
浩一「や、やめてくれよ。そんなに頭を下げないでよ…」
シズナ「せや! 礼なんか言う事あらへん。こいつがおらんでも、渚ちゃんや森次さんが助けてくれたんや」「こいつに助けられたのはタイミングの問題や。うん、偶然や」
イズナ「姉さん、そんな言い方ないだろ? 助けてもらったのは事実なんだから…」「それに姉さんだって早瀬さんに助けを求めたじゃないか」
シズナ「あ、あれは敵を油断させるための罠や!」「誰が本気でこないなアホに助けんなんか求めるかい!」
イズナ「姉さん、それはちょっと無理があるよ…」
シズナ「うるさいっ! もう怒った! 弟かて容赦せんで! しばき倒したる!」
イズナ「うわあっ! 暴力反対っ!」
浩一「よせよ。いくら姉弟だからって、女の子が男の子を殴るなんて…」「シズナは女の子なんだから、もっと女の子らしくしろよ」「…そうだ、こうしよう!」
〔物音〕
シズナ「あっ…!」
浩一「支給品のネクタイピンだけど、ヘアピンにちょうどいいだろ?」「女の子なんだから、少しはオシャレしろよ。なっ?」
シズナ「あ…ああ…。よ、余計なお世話やーっ!」「ええか、こんな事されたかて、あんたに対するウチの評価は変わらへんからな!」「このアホーッ!」
〔ドアの開閉音〕
イズナ「姉さん、待ってよーっ!」
〔ドアの開閉音〕
静流「へえ、浩一君ってゴオに憧れてただけあるわね。何人泣かせるつもりかしら」
ミラ「将来有望ってところね。…色んな意味で」
浩一「えっ? 俺、猿渡さんみたいになれるんですか?」
静流「なって欲しいような…」
ミラ「なって欲しくないような…」
浩一「え? え?」
剣児「ところで、鏡。さっきの虎の事なんだけどよ」
つばき「鏡君、あいつの事、何か知ってるみたいね?」
鏡「あれは魔獣神破瑠覇(バルバ)だ」
つばき「魔獣神…?」
鏡「妃魅禍が使うハニワ幻神とも違う存在だ。遥か昔に生まれた、人口生命体…」
剣児「へえ、さすがよく知ってるなあ!」
鏡「それほどでもない。ただ、他人より少し学ぶ時間が長かっただけだ」
剣児「で、結局あいつは味方なのか? 敵なのか?」
鏡「制すれば味方になり、臆すれば敵になる」
剣児「はあ? どっちにでもなるって事か? 面倒くせぇ奴! …ま、どっちでもいいや!」
〔ドアの開閉音〕
城崎「早瀬君はいますか?」
浩一「あ、城崎。俺ならここだけど?」
城崎「医務室でメディカルチェックを受けるようにとの事です」
浩一「メディカルチェック?」
美海「戦闘が終わったら、ファクターはメディカルチェックを受けなきゃいけないの。万全のコンディションで戦うためにね」
浩一「そうなんだ…。で、医務室ってどこ?」
城崎「私がご案内します。ついてきて下さい」
浩一「わかった」

JUDA/通路
城崎「…あの…早瀬君」
浩一「な、なに!?」
城崎「昨日はごめんなさい。ひどい事を言ってしまって…」
浩一「え? 何の話?」
城崎「あなたのせいでお友達が亡くなっただなんて…」
浩一「あ、ああ。あの事か…。…俺はむしろ感謝してるよ」
城崎「えっ?」
浩一「城崎がああ言ってくれたから俺は自分の過ちに気づいた」「おかげで真剣にファクターについて考えたし、生まれ変わるきっかけになったと思う」「これで矢島も許してくれるかな…」
城崎「早瀬君…」
浩一「自分が正義だなんて思い上がってたのが恥ずかしいぜ…」「これからは、本当の正義の意味を考えながら戦っていくよ」
城崎(この人は成長している。少しずつだけど…)「私も頑張らなくちゃ…!」
浩一「えっ?」
城崎「な、何でもありません」「さあ、つきました。しっかり検査してもらって次の戦いに備えて下さい」
浩一「あ、ああ。案内してくれて、ありがとな」「城崎も色々大変なんだろ? 体には気をつけろよ。顔色、ちょっと悪いぜ?」
城崎「あ…そ、そんな事より自分の心配をして下さい! あなた、最低です!」

地球圏エリア
クトゥルフ要塞/サー・バイオレットの部屋
〔ビッグゴールドの声〕
ビッグゴールド「…………」
サー・バイオレット「お、お許し下さい、ビッグゴールド。まさか、セピアを失う事になろうとは…!」
〔ビッグゴールドの声〕
ビッグゴールド「…………」
サー・バイオレット「イクサー2! ビッグゴールドにご説明するのです」
イクサー2「私とセピアのイクサーΣは理論上の戦闘力では完全にイクサーロボを超えていました…」「ところがイクサーロボは我々の予想を上回るパワーを出したのです」
〔ビッグゴールドの声〕
ビッグゴールド「…………」
イクサー2「はっ。セピアの精神の揺らぎがイクサーΣに悪影響を及ぼしたのではないかという事…」「私ひとりでイクサーΣの力を最大限に発揮できれば、イクサー1や地球人の小娘になど…!」
〔ビッグゴールドの声〕
ビッグゴールド「…………」
サー・バイオレット「もうよい。下がれ、イクサー2。次の攻撃命令があるまでお前は傷をいやす事に専念するのです」
イクサー2「はっ!」(待っていろ、イクサー1。この屈辱、必ず晴らしてやる…!)
〔ドアの開閉音〕
〔ビッグゴールドの声〕

ビッグゴールド「…………」
サー・バイオレット「邪魔大王国とやらを? なぜそのような…」
〔ビッグゴールドの声〕
ビッグゴールド「…………」
サー・バイオレット「わかりました。コンタクトを試みましょう」

シャングリラ/ブリッジ
マサキ「加藤総司令、早瀬浩一がLOTUSに完全に参加したようですが」
加藤「これで確保は難しくなったな。ラインバレル…どうするかな?」
陸「加藤総司令! 新入りや沢渡などでなく、最初から僕に任せてくれれば…!」
加藤「陸、俺はお前の力を信頼しているからこそ別の任務を担当させている」「ラインバレルの確保だけが我々の目的ではないんだぞ? それがわからぬ、お前ではあるまい」「…想像しろ、陸」
宗美「そうですよ。楽しみじゃありませんか。LOTUSは理想を信じ、正義を信じ、戦ってくれるでしょう」「最後の最後の最後まで戦い、疲れ果てた彼らに正義の無力さを説き、絶望させるのが僕達の役目ですよ」
陸「僕の想像力が足りなかったと言いたいんですか、宗美さん?」
宗美「楽しい事も想像しましょう、と言ってるんですよ」
加藤「…わかった。陸にもいずれ機会を与えよう」「その際は宗美も出てもらう。構わんな、マサキ?」
マサキ「問題はないと判断します」
陸「クフフフフフ…。ありがとうございます、加藤総司令」「これでようやく、早瀬浩一君に僕の想像力が示せるわけですね」
宗美「正義や理想など所詮は夢物語…それを思い知らせてやれると思うと…フフフフ」
五飛(この男…なぜそこまで正義や理想を憎む?)
【シナリオエンドデモ終了】


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