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シーン2 巨人達の邂逅
No.14
燃ゆる透水、凍る鬼火

<セレクト 早乙女研究所>
早乙女研究所からのSOSを受け、空港するネェル・アーガ
マ隊。そこで彼らを待ち受けていたのは、「鬼」の軍団だっ
た…。

【シナリオデモ開始】
UNKNOWN
百鬼要塞島

ヒドラー「百鬼、ブラァァイ!」
グラー「百鬼、ブラァァイ!」
ブライ「百鬼帝国の精鋭達よ。我ら百鬼一族こそが、この地球圏の支配者たるべき存在…」「然るに、そこには無能な人間共がひしめきあっている」
ヒドラー「ご安心を、ブライ大帝! 我らが牙をむけば、人間共など恐れるに足りずです」
ブライ「頼もしいぞ、ヒドラー元帥…」「ならば、人間共を一人残らず百鬼一族に仕立て上げ…この世界を我が物とするのだ」
ヒドラー「百鬼、ブラァァイ!」
ブライ「では、グラー博士…お前が立案した世界征服計画の概要を聞かせよ」
グラー「ははっ。今現在、地球圏は人間同士の争いに加え…」「宇宙からの侵略者や未知なる存在の出現によって、混乱状態に陥っております」「我らはその隙を突き、一気に侵攻を開始するのですが…一つ問題がございます」
ブライ「それは何だ?」
グラー「この百鬼要塞島で使用するエネルギーです」
ヒドラー「どういうことだ? 要塞島は問題なく稼働しておるぞ」
グラー「確かに…現状のままならば。しかし、世界征服は短期間で行わねばなりません」
ブライ「ふむ…。いかに要塞島が強大だと言っても、物量戦に持ち込まれれば不利だ」
グラー「はい。ですから、我々は圧倒的な戦力を用意しなければなりません」「そして…大量の百鬼ロボや百鬼兵器を作るには、膨大な量のエネルギーが必要となります」
ブライ「では、どのようにしてそのエネルギーを得るのだ?」
グラー「早乙女研究所で開発されたゲッター線増幅炉を手に入れるのです」「そして、それを改良・量産した後、この要塞島に搭載すれば、エネルギーの問題は一気に解決されるでしょう」
ブライ「よし…。ヒドラー元帥よ、直ちに百鬼ロボを早乙女研究所へ送り込め」「そして、世界に百鬼帝国の戦いの狼煙を上げるのだ」
ヒドラー「百鬼、ブラァァイ!」

鉄甲龍要塞

幽羅帝「我に意見とは…何だ、塞臥?」
塞臥「天のゼオライマー以外に、我ら鉄甲龍の障害となり得る者達への対策の件です」
幽羅帝「ゼオライマー以外にだと…? 何者か、そやつらは?」
塞臥「帝もすでにお聞き及びのことと存じますが…」「ゼオライマーとランスターの戦闘後に現れたネェル・アーガマ隊です」
幽羅帝「確か、特機を集めた部隊だと聞いているが…そやつらが我らの障害になり得るのか?」
塞臥「今はまだ…しかし、いずれ」「それに…他の特機と同様、ゼオライマーがその部隊に組み込まれる可能性もあります」
幽羅帝「………」
塞臥「帝の悲願を達成するためにも、芽が出ぬ内につみとっておくべきかと」
幽羅帝「よかろう。早速、火と水を差し向けようぞ」
塞臥(フフフ、これでいい…)(俺の敵となる者は、早期に減らしておくに限る…。例え、それが八卦であってもな)

ラストガーディアン基地

マサト「………」
沖「この映像に写っているものが君だ。秋津マサト…」
マサト「これが僕…? この試験管の中にいるこれが…!?」
沖「そうだ」
マサト「どういう意味ですか…!? 僕が試験管ベビーだったって…そういうことですか!?」
沖「君はある目的のために純粋培養された…地上でただ一人の個体なのだ」
マサト「え!?」
美久「そう…。ゼオライマーに乗るためにね」
マサト「そ、そんな…! う、嘘だ…」
沖「現実だ。受け入れたまえ」
マサト「だから…だから、僕にゼオライマーでハウドラゴンと戦えっていうんですか!?」
沖「ああ。それが君の宿命だ」

マサト(僕は…ゼオライマーを操縦するために作られた人間…)(そして、あの氷室美久も…)(だけど、試験管ベビーだって…その精子と卵子を提供した人間がいるはずだ)(それにもし、その提供者が同じ人物だったら…僕と美久は兄妹だということか…?)
美久「マサト君」
マサト「………」
美久「鉄甲龍…ハウドラゴンのことは沖さんから聞いたでしょう?」
マサト「聞いたさ。世界支配を企むロボット軍団だって? 結構だよ、僕には関係ない」
美久「フフフ…」
マサト「何がおかしいんだ?」
美久「あなたはゼオライマーで彼らと戦うわ。それがあなたの運命なの」
マサト「何故だ!? 何故、君はそんなに平然としていられる!?」
美久「………」
マサト「自分があのロボットを操縦するためだけに作られた人間だなんて…何故、納得出来る!?」「人間ってのは、何か、その…色々…!」
美久「そうかしら? 人間は元々何か運命づけられて生きているんじゃない?」
マサト「!」
美久「そして、私達にとってはその運命がゼオライマーだった…。私はそう思うわ、マサト君」
マサト「………」
〔ラストガーディアンの警報〕
マサト「!?」

美久「沖さん、何があったんです!?」
沖「浅間山の早乙女研究所が謎の機動兵器集団の襲撃を受けている…」「そして…そこへ2体の八卦ロボが向かっているとの報告があった」
マサト「!」
美久「八卦ロボがここではなく、早乙女研へ…!?」
沖「理由は不明だ。現在、連邦軍部隊が応戦中だが、突破されるのは時間の問題…」「救援としてネェル・アーガマ隊が浅間山方面に向かっているが、我々もゼオライマーを出す」
美久「いいんですか? あの部隊との接触は…」
沖「相手が八卦ロボなら話は別だ。直ちに出撃してくれ」
美久「わかりました。…行くわよ、マサト君」
マサト(僕は…あれに乗るしかないのか…!?)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
ゆる透水、る鬼火」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
早乙女博士「あれはメカザウルスではない…! いったい、何者だ!?」
ヒドラー「フフフ…我こそは百鬼帝国のヒドラー元帥だ」
早乙女博士「百鬼帝国…!?」
ヒドラー「そうだ。ブライ大帝の下、愚かな人間共に代わって全世界を支配する百鬼一族の帝国だ」
早乙女博士「全世界の支配だと…!」
ヒドラー「百鬼はこの世で最も優れた一族…従って、全世界は我らに支配されて当然である!」「そして、人間共を一人残らず鬼に仕立て上げてくれるわ!」
早乙女博士「世界の支配のみならず、我々人類を作り替えようというのか…!?」
ヒドラー「世界征服計画の手始めとして、まずは貴様らのゲッター線増幅炉をいただく!」
早乙女博士「!!」
ヒドラー「さあ、行け! 百鬼ロボよ!!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

竜馬「待て、お前達! 研究所に手出しはさせんぞ!」
ヒドラー「むっ、奴らは!?」
早乙女博士「ゲッターチーム…それに、ネェル・アーガマ隊! 間に合ってくれたか!」
ミチル「お父様、大丈夫!?」
早乙女博士「ワシのことはいい。それより、彼らの目的は研究所のゲッター線増幅炉の奪取だ!」
竜馬「増幅炉を…!?」
隼人「恐竜帝国とは正反対だな」
竜馬「ああ…奴らはゲッター線を恐れ、それに関係する施設や装置の破壊が目的だった」
隼人「今度の敵は、ゲッター線を使って世界征服でもしようってクチか」
ヒドラー「いかにも! 世界の支配者として相応しいのは我ら百鬼一族なのだ!」
アスカ「ある意味、わかりやすい連中ねえ」
ライト「まったくだ。人類の革新だの、より良い秩序だの難しいお題目を掲げてないからな」
弁慶「百鬼だかしゃっくりだか知らんがお前らの好きにはさせんぞ!」
ヒドラー「我らの邪魔をするのなら、何者であろうと容赦はせん! 百鬼ロボよ、攻撃を開始しろ!」
隼人「リョウ、奴らを研究所に近づかせるなよ!」
竜馬「ああ、わかっている!」
ブライト「各機、直ちに出撃! 早乙女研を防衛せよ!」
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<ヒドラーにダメージor3EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
竜馬「! 奴らは!?」
ベガ「もしや、八卦ロボ…!」
ヒドラー「フン、我ら以外にも早乙女研究所を狙う者がいたのか?」
シ・タウ「あれがネェル・アーガマ隊か…」
シ・アエン「見慣れない先客がいるようね。タウ、彼らは…」
シ・タウ「いちいち言われずともわかっているわ、お姉様」「私達の標的はネェル・アーガマ隊。あの者達は相手にするな…でしょう?」
シ・アエン「…ええ、そうよ」
シ・タウ「ならば、水と火を司る八卦衆がシ姉妹…」
シ・アエン「いざ、参る!」
ヒドラー「奴らには構うな! 一刻も早く研究所を占拠するのだ!」

<敵増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
シ・タウ「! お姉様、この反応は!」
シ・アエン「もしや、奴か!?」
〔味方ユニット出現〕
マサト「………」
ベガ「ゼオライマー…!」
ミサト(あれが、木原博士の…!)
シ・アエン「ゼオライマーめ、私達の反応を感知して出てきたか」
シ・タウ「ちょうどいい。ここであれを我らの手で取り戻せば、帝もお喜びになる」
シ・アエン「待ちなさい、タウ。幽羅帝のご命令は、あくまでもネェル・アーガマ隊の殲滅…」「今はゼオライマーの相手をすべきではないわ」
シ・タウ「何を言うの、お姉様。天を手にすることこそ、帝の真のお望み。ここで退いては八卦衆の名がすたるわ!」
〔シ・タウ、前進〕
シ・アエン「勝手な行動はやめなさい! 連携を忘れたの!?」
シ・タウ「トゥインロードがまだ使えぬ今、そんなものに意味はないわ!」
シ・アエン「タウ!」
シ・タウ「…火と水が一対の八卦ロボなどと…! 我が姉妹と同じ宿命を背負っているなどと…!」「奴の相手など、我が水のガロウィンだけで充分だ!」
美久「マサト君、いいわね? 八卦ロボを止めるわよ」
マサト(…これが…これが僕の宿命だと言うのか…)
美久「聞こえているの? 戦闘モードに切り換えるわよ」
マサト「………」
美久「マサト君…戦うつもりがないなら、何故ゼオライマーに乗ったの?」
マサト「僕はもう元いた所には帰れない。僕の居場所はここにしかないんだ…」「そうなんだろう、美久?」
美久「…今は戦闘に集中して。八卦ロボは私達を狙ってくるわよ」
マサト「…わかった」

<ジュドーvsヒドラー>
ジュドー「鬼だか何だか知らないが悪党のやり方ってのは、どれもこれも変わり映えがしないぜ!」
ヒドラー「黙れ、小僧! 我ら百鬼一族の世界制覇の第一歩を貴様ごときに邪魔させるか!」

≪まだシ・アエン&シ・タウ健在≫
<プルorプルツーvsシ・アエンorシ・タウ>

シ・タウ「こいつ! 愚かしくも仕掛けてくるか!」
シ・アエン「冷静になりなさい、タウ! 我々は連携でこそ力を発揮するのよ!」
シ・タウ「指示はいらないわ、お姉様! この程度の相手なら私一人でもやれる!」
プルツー「何だ…あの赤い機体と青い機体に乗るのは姉妹なのか…!」
シ・タウ「そんなことは戦いに関係ないわ!」
プル「関係あるもん! 姉妹は助け合うから強いんだから! あたしとプルツーみたいにね!」

<甲児vsヒドラー>
甲児「リョウ君や俺達のいない隙に早乙女研究所を襲うとは鬼ってのは随分と卑怯な野郎だぜ!」
ヒドラー「黙れ、人間め! 貴様達など集まろうと、物の数ではないわ!」

<デュークvsヒドラー>
デューク「百鬼帝国! お前達が平和を脅かす者ならば僕達が相手になる!」
ヒドラー「小賢しい! 人間ごときが、我らに挑むなど片腹痛いわ!」

<竜馬or隼人or弁慶vsヒドラー>
ヒドラー「貴様らを倒し、この世界を我ら百鬼一族のものとしてくれる!」
弁慶「なに言ってやがる! おめえらの野望は俺達が叩き潰してやらあ!」
隼人「ああ…! 地獄でトカゲ共がお前達を待ってるぜ」
ヒドラー「フン、我々をハ虫人類などと一緒にしてもらっては困る!」

≪まだシ・アエン&シ・タウ健在≫
<竜馬or隼人or弁慶vsシ・アエンorシ・タウ>

竜馬「お前達は百鬼帝国と手を組んだのか!?」
シ・タウ「何を馬鹿げたことを…。鉄甲龍は世界を統べる者…協力者など必要ないわ!」
シ・アエン「タウ、連携を忘れないで! この相手を甘く見ると危険よ!」
シ・タウ「く…言われなくてもわかっているわ!!」

<洸vsヒドラー>
ヒドラー「ムトロポリスのライディーンか。いずれはムートロンの力も我々がいただく!」
洸「こいつらの狙いは超エネルギーの奪取なのか!?」

<ケーンvsヒドラー>
ヒドラー「ええい! チョコマカと小うるさい奴め!!」
ケーン「へ! 鬼さんこちら! 手の鳴る方へってやつだぜ!!」

<銀河vsヒドラー>
北斗「鬼なんておとぎ話の中にしかいないと思ってたけど…」
銀河「来やがれ、鬼野郎! 俺達が豆をぶつけてやるぜ!!」
ヒドラー「小僧! 我ら百鬼一族を愚弄する気か!」

<マサトvsシ・アエン>
シ・アエン「やむを得ん…仕掛ける!」
マサト「な、何でお前達は僕を…っ!!」

<マサトvsシ・タウ>
シ・タウ「ゼオライマー…! お前は、この私だけの手で!!」
マサト「く、来る!」
美久「落ち着いて…冷静に対処するのよ!」

<ヒドラーHP50%以下>
ヒドラー「うぬっ! ここはひとまず撤退し、作戦を練り直すべきか…!」
〔敵ユニット離脱〕

<シ・アエンHP50%以下>
シ・アエン「くっ…! ガロウィンとの連携が出来てさえいれば!」
〔敵ユニット離脱〕

<シ・タウHP50%以下>
シ・タウ「私一人では、これが限界…!? いや、そんなことは!!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
トーレス「敵の反応、消えました」
ブライト「ラストガーディアンのゼオライマーは?」
トーレス「通信回線を遮断しています。こちらから呼びかけても無駄だと思いますが…」
美久「マサト君、帰還するわよ」
マサト「ああ……」
〔味方ユニット離脱〕
銀河「また行っちまったぜ、あのロボット」
北斗「中に乗っているのはどんな人なんだろう…?」
ミサト「………」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

早乙女研究所

早乙女博士「この研究所以外に襲撃を受けた所がない点から判断して…」「百鬼帝国が本格的な侵攻を開始するのはまだしばらく先だと思われる」
竜馬「つまり…彼らは今、戦力の増強中だということですか?」
早乙女博士「うむ」
甲児「じゃあ、百鬼ロボとかいう兵器を量産するためにゲッター線増幅炉を狙ってきたのか…」
早乙女博士「それだけではない。彼らは光子力エネルギーやムートロン、光量子、ダイモライト、そして…」「あのラストガーディアンの機動兵器のエネルギーをも手に入れようとするだろう」
ミサト「百鬼帝国の当面の目標は、それら超エネルギーの入手だということですね?」
早乙女博士「ええ」
洸「それじゃあ、ネェル・アーガマ隊がターゲットになるかも知れないですね」
隼人「ああ。俺達の部隊は特殊エネルギーの見本市みたいなものだからな」
早乙女博士「我々の方は連邦軍に依頼し、警備を固める。君達も充分気をつけてくれたまえ」
竜馬「わかりました」
ミサト「では、私達はこれで…」
竜馬「ミサトさん、先に戻っていてもらえませんか。俺達は少し用事がありますので」
ミサト「ええ、わかったわ」

竜馬「ムサシ、また俺達の新たな敵が現れたよ…」
隼人「だが、お前は安心して眠っていてくれ」
弁慶「ムサシ先輩の代わりに俺達が地球の平和を守ってみせる」
ミチル「私達…また当分の間、研究所に戻ってこれないだろうけど…」
竜馬「いつだって俺達の心にはお前がいる」「だから、ここで博士と一緒に俺達の帰りを待っていてくれ……」

UNKNOWN
百鬼要塞島

ブライ「ゲッターロボ…やはり、ワシらの妨げとなったか」
ヒドラー「も、申し訳ございません、ブライ大帝様」
ブライ「まあいい。今回は貴重なデータを入手できただけでよしとしよう」「グラーよ、現状の百鬼要塞島で百鬼ロボの量産を開始せよ」
グラー「しかし、それでは完成までに時間がかかりますが…」
ブライ「構わん。せいぜい、ゲッターロボ共に働いてもらおうではないか」「そして、奴らに我らの障害となる者達を排除させるのだ」「その間、我々はこの要塞で力を蓄え…時が来れば一気に攻勢へ出る」
グラー「ははっ」
ブライ「ただし、人間共への牽制とエネルギー収集は機を見計らって行え。よいな?」
グラー「百鬼、ブラァァァイ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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  京都 → No13「do justice to」 へ進む

● ニライカナイ → No15「機械神の邂逅」 へ進む


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