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シーン2 巨人達の邂逅
No.16
危機へのCOUNT DOWN

<ラスト 星見町>
データウェポン追跡プログラムのテストのため、GEAR本
部に戻った北斗と銀河達。そこでは、思いもよらぬ事故と敵
が待ち受けていた…。

【シナリオデモ開始】
螺旋城

???(ガルファ皇帝)「意外に手間取っておるようだな、お前程の者が」
アルテア「申し訳ございません」
???(ガルファ皇帝)「お前に機士を授ける。それを使って、電童とデータウェポンを捕獲するのだ」「放置すれば、あれの力…益々大きくならんとも限らん」
アルテア「………」
???(ガルファ皇帝)「これはお前だけの戦いではない。そのことを忘れるな、アルテアよ…」
アルテア「はっ…」

ミスマル「…以上が量産型メタルアーマー『ドラグーン』の開発ならびに量産プランだ」
ブライト「では、ようやく量産体制が整ったというわけですね?」
ミスマル「そうだ。すでに重慶基地では先行量産型の生産が始まっている」「君達は早急に重慶へ向かい、ドラグナーのデータを渡してくれたまえ」
ブライト「了解しました」
〔通信を切る音〕
ベン「これで我々の本来の任務に戻れますな、ダグラス中尉」
ダグラス「ああ。ドラグーンが本格的に各地へ配備されれば、我が軍はギガノスに対し攻勢に転じられる」「そうなれば、苦労してドラグナー3機を運んできた甲斐があったというものだ」
ベン「まったくですな。特にワカバ達には色々と手こずらされました」
ダグラス「それも重慶までの話だ」「あそこでドラグナーのパイロット登録を解除すれば、あの3人は任務から解放される」
ベン「おや? もしかして、中尉殿はあの3人と別れるのが寂しいのですか?」
ダグラス「馬鹿なことを言うな。かえってせいせいするぐらいだ」
〔扉の開閉音〕
ベガ「…ブライト艦長、少しよろしいですか?」
ブライト「何だ?」
ベガ「実はGEAR本部でデータウェポンの追跡プログラムの作成が進んでおり…」「出来れば、エリス達を連れて一度本部の方へ戻りたいのですが…」
ブライト「プログラムが完成すれば、データウェポンの捜索が容易になるか…。いいだろう、許可する」
ベガ「すみません、無理を言いまして…」
ミサト「ここのところ、ガルファは現れていないけど…念のために護衛を連れて行った方がいいんじゃない?」
ベガ「ええ、そのこともあって…ヒューゴ君達やドモン君達に同行をお願いするつもりなの」「特にレインとアクアはコンピュータ関連のエキスパートでもあるしね」
ミサト「なるほど…。じゃあ、くれぐれも気をつけてね」
ベガ「ええ、わかったわ」

GEAR本部

井上博士「よく来てくれました、皆さん」
エリス「それで、博士…追跡プログラムの方は?」
井上博士「ええ、以前にエリス君が作成したものを基にいくつか改良点を加えています」
ベガ「改良点?」
井上博士「データウェポンの追跡はかなり高レベルなプログラムでないと不可能です」「そこで、各方面におられるエキスパートの方々に協力を仰ぎ…色々な意見をもらって改良を加えました」「これが、そのリストです」
エリス「すごい…! ネルフの赤木リツコ博士に、光子力研の弓教授…」
レイン「ムトロポリスのひびき博士、それにライゾウ・カッシュ博士…ドモンのお父さんまで?」
アクア「あら、このデータは…?」
井上博士「ああ、それはバーベム財団から提供されたものです」
アクア「バーベム財団って…確か、TERRAのスポンサーの…」
井上博士「ええ。彼らは以前からMUの研究・解析を行っていますから、高度なテクノロジーを持っているんですよ」
エリス「じゃ、この改良点を踏まえて、私達でプログラムを仕上げればいいんですね?」
井上博士「はい。では、早速作業をお願いできますか?」
エリス「ええ、わかりました」

銀河「はあああっ!!」
〔殴打音〕
ドモン「まだ踏み込みが甘い!」
銀河「でやあああっ!!」
ドモン「読みも甘いぞ!!」
〔殴打音〕
銀河「うあっ!!」
ドモン「よし…今日はこれまで!」
銀河「あ、ありがとうございました!」
北斗「ぎ、銀河…大丈夫?」
銀河「ああ、これぐらい平気さ。それにしても、やっぱドモンさんにはかなわないや」
ドモン「いや、お前はいい筋をしている。このまま修行を積んでいけば、いいガンダムファイターになれるぞ」
銀河「え!? マ、マジ!?」
ドモン「ああ。だから、日々の鍛練を忘れるな。またいつでも相手をしてやる」
〔扉の開閉音〕
銀河「ガ、ガンダムファイターかぁ…。俺もいつかはモビルファイターに乗ってみてえなあ」
北斗「いや、君…今、電童に乗ってるだろ? あれだって格闘タイプのロボットだし…」
銀河「そりゃそうだな。でも、俺も素手でモビルスーツを倒せるようになりてえぜ」
北斗「す、素手で? そんなバカなことが…」
ヒューゴ「いや、本当の話さ」
北斗「え!?」
ヒューゴ「軍の記録映像で見たが…ドモンの師匠、マスター・アジアは素手でモビルスーツを倒したことがある」
北斗「え、ええ~っ!?」
ヒューゴ「驚くのも無理はない。俺も最初に見た時はそうだったからな」
北斗「し、信じられない…。そんなことが出来る人がいるなんて…」
銀河「そうか? ベガさんとかもやりかねないぜ?」
ヒューゴ「そうだな…。あの人はバイクでガルファ機獣やデスアーミーと戦っているからな」
銀河「もし、ベガさんが俺の母ちゃんだったりしたら…ホントにガンダムファイターになれるかも」
北斗「まさか、いくら何でも…」
〔扉の開閉音〕
エリス「銀河、北斗、お待たせ」
銀河「お? 出来たのか、例のプログラム?」
エリス「とりあえず完成度80%ってトコ。今の段階で一度試したいから、ギアコマンダーを貸してくれる?」
北斗「うん。ユニコーンとレオを外に出しておけばいいんだね?」
エリス「ええ、お願いね」

レオサークル「………」
ユニコーンドリル「………」
エリス「じゃ、始めるわ。でも、ユニコーン、レオ…ホントに逃げちゃダメよ?」
レオサークル「………」
エリス「あはっ、うなずいてる。それじゃ、プログラムをロードするわね」
〔プログラムの起動音〕
エリス「上手く位置をサーチしてる…」「この調子なら…」
〔プログラムのエラー音〕
エリス「え!? エラー!?」「レオ!?」
ユニコーンドリル「………」
エリス「ユ、ユニコーン!」「き、消えた…!? そんな!」
〔プログラムの起動音〕
エリス「バグなの!? でも、レインさんやアクアさんと何回もチェックしたのに!」
〔メテオの警報〕
エリス「!!」

愛子「未確認物体、星見町へ接近中!」
渋谷長官「ガルファか!?」
愛子「違います! デスアーミーです!」
渋谷長官「何!?」
ベガ「長官、私達が出撃します!」
渋谷長官「頼むぞ、ベガ君! こちらからネェル・アーガマ隊にも救援要請を出しておく!」

銀河「エリス! ギアコマンダーを返してくれ!」
エリス「あ、あの…!」
北斗「敵が来てるんだ! 急いで出撃しなきゃ!」
エリス「あ…ま、待って!」
銀河「話は後! 行くぞ、北斗!」
北斗「うん!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
危機へのCOUNT DOWN」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
愛子「デスアーミー群、星見町内へ侵入します!」
〔敵ユニット出現〕
ドモン「来たな…!」
アクア「いつもの端末機ばかりね…」
ヒューゴ「近くに大きな熱源反応はあるか?」
アクア「ううん、ないわ」
吉良国「あいつらの目的はいったい…?」
レイン「前回、彼らはラ・ムーの星を狙ってきたけど…」「今回の標的はデータウェポンなのかも知れない」
エリス「!」
銀河「な、何だってぇ!?」
ヒューゴ「あれはDG細胞で取り込めるような物なのか?」
レイン「DG細胞はコンピュータウィルス的な側面を持っているから…その可能性は高いわね」
銀河「じょ、冗談じゃねえ! 俺のレオをあんなのに持ってかれてたまるかよ!」
エリス「……!」
北斗「かと言って、データウェポンを使わないわけにはいかないよ!」「銀河、レオサークルで一気に敵をやっつけよう!」
エリス(あ……!)
銀河「よっしゃ、先手必勝でいくぜ!」
エリス「ま、待って!」
銀河「レオドライブ! シンストォーーール!!」「ん!?」
北斗「何やってんだよ、銀河!」
銀河「お、俺、ちゃんとギアコマンダーを差したぜ!?」
北斗「もういい、僕がやる!」「ユニコーンドライブ! インストォーーーール!!」
〔システムのエラー音〕
北斗「システムエラー!?」
エリス(や、やっぱり…!)
アクア「北斗君、データウェポンは!?」
銀河「あ、ああっ!!」
ドモン「どうした、銀河!?」
銀河「ド、ドモンさん! ギアコマンダーに俺のレオがいない!」
ドモン「何!?」
北斗「こ、こっちも!!」
ベガ「データウェポンがギアコマンダーから逃げ出したというの!?」
渋谷長官「何だと!? どういうことだ!?」
井上博士「もしや、さっきの追跡プログラムが!?」
エリス「は、はい…私のせいなんです…! 追跡プログラムにバグが入っていて、それを走らせたせいで…」
アクア「バグって…そんな! 私達もチェックしたのに!」
銀河「ど、どうしてくれんだよ!? 俺のレオはどこ行ったんだよ!?」
エリス「…ごめんなさい…」
銀河「ごめんで済むか、バカヤロウ!」
エリス「わかってるわよ…私にだって。自分がどんなミスをしたのかぐらい…。でも、私だって…私だって…!」
銀河「!」
ドモン「銀河、あの子はわざとやったわけじゃない。それより、奴らを倒す方が先だ」
北斗「そうだよ! その後で、どうすればいいか考えよう!」
銀河「わ、わかったよ」
エリス「………」
ベガ「ここに凰牙が現れるとまずいわ! ドモン君、ヒューゴ君、敵の相手は私達でしましょう!」
ドモン「おう!」
ヒューゴ「了解!」
<戦闘開始>

<2PP・第4軍増援1出現>

〔システムの反応音〕
エリス「この反応は! 近くにいたの!?」
吉良国「データウェポンか!?」
エリス「ええ、西の方角に!」
〔第4軍ユニット出現〕
北斗「ユニコーン! それに、レオ!」
銀河「あんな所にいたのかよ!」
エリス「もっと遠くに逃げたと思ってたのに…!」
銀河「何言ってんだ! ラッキーじゃねえか!」
エリス(今までにデータウェポンが現れたのは、ゼオライマーの基地と使徒が出現した第3新東京市…)(どちらも強いエネルギーが発生した所だったわ。なら、この星見町にも?)
北斗「銀河、今の内にユニコーンとレオをセーブしなおそう!」
銀河「オッケー! 場所はあそこだな!」
〔カーソル、目的地を指定〕
ヒューゴ「二人共! 敵は俺達に任せて、早く行くんだ!」
銀河「おうっ!」(同時)
北斗「はいっ!」(同時)

<敵全滅or銀河が目的地へ到達>
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
〔銀河、目的地へ移動〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※

銀河「待たせたな! レオ、ユニコーン!」
ベガ「銀河君、北斗君! すぐにファイルセーブを!」
銀河「わかってらあ!」
〔メテオの警報〕
愛子「上空から急速接近する物体群あり!」
渋谷長官「何っ!?」
ベガ「まさか、ガルファ!?」
〔敵ユニット出現〕
北斗「か、囲まれた!?」
銀河「何だよ、こいつら!?」
アクア「いつもの機獣じゃない…! 人型だわ!」
ベガ「! 機士が送り込まれて来たの!?」
愛子「まだ降下してくる物体が! 数は2体です!」
〔敵ユニット出現〕
北斗「お、凰牙!!」
銀河「ちっきしょう! よりによって、こんな時に!!」
アクア「でも、報告じゃ2体って…! あとの1体はどこ!?」
アルテア「ほう…データウェポンが電童から離れているとはな」「ファイルロードしたわけではなさそうだが…」
ベガ「データウェポンなしじゃ、凰牙には太刀打ち出来ないわ! 北斗君、銀河君、今は逃げるのよ!!」
銀河「逃げろったって、どこに!?」
アルテア「ふふふ…何にせよ、私にとっては都合がいい」
ドモン「させるかっ!!」
〔敵ユニット出現〕
???(ミケロ)「待ちやがれェェッ! てめえの相手はこの俺だァァァァッ!!」
ドモン「!!」
〔 ???(ミケロ)、ドモンへ攻撃〕
[イベント戦闘「ドモンvsミケロ」]
ドモン「貴様ッ! ミケロ・チャリオット!!」
ミケロ「ヒャハハハハ! 久しぶりだなァ、ドモン・カッシュ!」
レイン「そ、そんな! 彼らが復活したというの!?」
アクア「何者なの!?」
レイン「1年前、DG細胞に感染してデビルガンダムの手先となった男…! デビルガンダム四天王の一人よ!」
ドモン「貴様はランタオ島の決戦で、サイ・サイシーに倒されたはず…!」
ミケロ「ああ、そうだ…そうだったなァ…! だが、貴様らを倒すために、こうやって地獄から舞い戻って来たぜェェッ!!」
アルテア「あやつら…どうやら、我らガルファに近い存在のようだな」
ミケロ「だからって、お友達になり来たわけじゃねえぜェ!」
アルテア「では、何が目的だと言うのだ?」
ミケロ「そのデータウェポンとやらを奪いに来たのさ! ヒャハハハ!!」
ベガ「な、何ですって!?」
ドモン「何故、奴がデータウェポンを!?」
井上博士「ど、どうやら、レイン君の予想が当たったようですね…!」
レイン「え、ええ…!」
ミケロ「さァ! 命が惜しけりゃ、データウェポンを渡しな!!」
アルテア「愚か者が…こやつらは貴様らごときが扱える代物ではないわ」「それに、今回の私の目的は、電童を捕らえることでな」
北斗「!!」
アルテア「機士共よ、電童を取り抑えろ!」
〔機士ウィルス、銀河へ隣接〕
〔機士エラー、銀河へ隣接〕

北斗「しまった!!」
銀河「放せ、放せよ! この野郎っ!!」
アルテア「さあ、そのまま奴を螺旋城へ連れて行け」
ベガ「いけないっ!!」
〔ベガ、銀河へ接近〕
〔敵ユニット離脱〕
〔味方ユニット離脱〕

アクア「ほ、北斗君! 銀河君っ!!」
ドモン「追うぞ、ヒューゴ!!」
ヒューゴ「ああ!!」
アルテア「行かせはせん! 貴様らの相手は、この私だ!」
ドモン「!!」
ユニコーンドリル「………」
〔第4軍ユニット離脱〕
レオサークル「………」
〔第4軍ユニット離脱〕
エリス「デ、データウェポンが!!」
ミケロ「チィッ! 逃げやがったか!!」
アルテア「フッ…主を追って行ったか。ますます好都合だな」
ミケロ「奴らが消えた以上、ここにいる意味はねえ! ドモン・カッシュ! この勝負、ひとまず預けるぜェッ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ドモン「ミケロ…!!」
アルテア「…これで邪魔者はいなくなった。さあ、どうする? 地球の拳士よ」
ドモン「知れたことッ!」
〔ドモン、アルテアへ隣接〕
ドモン「貴様を倒し、北斗と銀河を取り戻すッ!!」
アルテア「フッ…ならば、勝負の前にお前の名を聞いておこう」
ドモン「人に名を尋ねる時は、先の己の名を名乗れッ!」
アルテア「フン、なるほどな。つまらぬこだわりだが、良かろう…」「私の名はアルテア。ガルファの黒騎士、アルテアだ」
ドモン「東方不敗が一番弟子…シャッフル同盟、キング・オブ・ハートのドモン! ドモン・カッシュだ!!」
アルテア「では、行くぞ! ドモン・カッシュ!!」
ドモン「来い! アルテアッ!!」

<ドモンvsアルテア>
ドモン「答えろ! 電童とデータウェポンを手に入れ貴様達は何をする気だ!?」
アルテア「失望したぞ、ドモン・カッシュとやら…」「貴様も戦士ならば、求める答えは自らの手で勝ち取るのだな!」
ドモン「いいだろう! 貴様のその面、俺の拳で割ってやる!」

<吉良国vsアルテア>
アルテア「そのような機体で向かってくるとは、よほど死にたいらしいな!」
吉良国「そうはいくか! お前を倒して、銀河君と北斗君を救いにいくんだ!」

<アルテア撃破orHP50%以下・勝利条件達成>
アルテア「やるな…! だが、今回の目的はすでに達成した。この勝負、預けるぞ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ドモン「待て、アルテア!!」
アクア「駄目だわ、あのスピードじゃ追いつけない…!」
ドモン「うぬっ…!!」
吉良国「く、くそっ! あの二人を助けられなかったなんて!!」
ヒューゴ「………」
渋谷長官「な、何ということだ…! ガルファに電童を奪われるとは…!」
エリス「銀河…北斗…!」
〔味方戦艦出現〕
ヒューゴ「! ネェル・アーガマ…」
甲児「みんな! 電童は…北斗と銀河はどうなったんだ!?」
ヒューゴ「あの二人は…ガルファに連れ去られた」
甲児「な、何だって!? あんた達がついていながら…!」
ヒューゴ「…すまん」
甲児「そ、それで済むことかよ!」
デューク「やめるんだ、甲児君。彼らのせいじゃない…間に合わなかった僕達にも責任がある」
甲児「う…!」
デューク「それより、どうやって北斗君と銀河君を助けるか…それを考えよう」
甲児「あ、ああ…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

渋谷長官「…先程、連邦軍の偵察衛星からの映像が入った」「それによれば、電童は確実に月の封鎖区域…螺旋城へと連れ去られている」
ミサト「そんな…!」
吉良国「ブライト艦長! すぐに私を月へ…北斗君や銀河君、副司令を助けに行かせて下さい!」
ブライト「………」
吉良国「艦長!」
ミサト「吉良国君、気持ちはわかるけど…あなた一人だけじゃ厳しいわ」「3人が連れ去られた場所は螺旋城…敵の本拠地なのよ」
吉良国「だからと言って、このまま何もしないわけにはいきませんよ!」
ダグラス「しかし…我々には重慶へのドラグナー輸送任務がある」「一刻も早くワカバ達のデータをドラグーンへ移植し、量産を開始せねば、今後の戦局が左右されかねん」
吉良国「ですが、電童とデータウェポンが完全にガルファの手に落ちれば、地球そのものが…!」
ミサト「…どうされます、艦長?」
ブライト「私に考えがある。葛城一尉、各員をブリーフィングルームへ集合させておいてくれ」
ミサト「了解しました」

ライト「追跡プログラムにバグがあった?」
エリス「は、はい…」
レイン「しかも、偶発的なものではなく…作為的なものだったの」
ドモン「作為的だと?」
アクア「ええ…どのデータが原因だったのかは未だに不明なんだけど…」
エリス「プログラムをロードした時点で、データウェポンをコマンダーから強制的に解放してしまう仕掛けが…」
ライト「3人がそれに気づかなかったぐらいだ…よほど巧妙な手口なんだろうな」
井上博士「その上、かなり高度な技術を持っていないと、データウェポンの解放など到底不可能なことです」
ライト「いったい誰がそんなことを…?」
ドモン「…一つだけわかっていることがある」
ライト「え?」
ドモン「そのバグを仕掛けた奴は、ミケロ・チャリオットと関わり合いがあるはずだ」
ヒューゴ「だろうな。奴はデータウェポンが解放されることを承知の上で仕掛けてきたと見ていい」
ライト「やれやれ…奥が深そうだな、この話は」
エリス「私のせいです…。私のせいで、銀河や北斗、ベガさんが…」
ヒューゴ「エリスだけのせいじゃない。俺達にも責任がある」
ドモン「ああ…俺がミケロに隙を突かれなければ…」
ライト「とりあえず、大介さんが言った通り、これからのことを考えた方がいいよ」「今後の作戦については、もうすぐ発表があるみたいだからさ」
エリス「………」

ミスマル「なるほど…。そちらの事情はわかった」
ブライト「では、お願い出来ますか?」
ミスマル「うむ。どのみち、彼らは近い内に君の隊へ合流させるつもりだったからな」「ただ、彼らは彼らで遂行しなければならん任務がある」「電童の救出成功後、それを続行させるが…構わんかね?」
ブライト「了解です」
ミスマル「では、早速彼らを星見町へ向かわせよう」

プル「心配だね…銀河達のこと…」
リィナ「うん…。何とか無事でいてくれるといいんだけど…」
〔扉の開閉音〕
ミサト「みんな、そろってるわね」
アスカ「ミサト、結論は出たの?」
ミサト「ええ、今からブライト艦長が説明して下さるわ」
ブライト「では、これより今後の作戦行動について各員に伝達する」「月面の螺旋城へ連れ去られた電童の救出、そして重慶基地へのドラグナー輸送という任務に際し…」「我が隊は戦力を二分割する」
隼人「なるほど…。それで2つの作戦を同時に進行するのか」
ジュドー「だけど、戦艦はどうすんの? 今、俺達の部隊にはネェル・アーガマしかないのに…」
ビーチャ「そうだな。ナデシコでも来てくれりゃ話は別だけど」
ブライト「その通りだ、ビーチャ。まもなく、ナデシコがこの星見町へ来る」
ビーチャ「本当に!?」
ブライト「ああ。あの艦は電童救出チームの母艦となり、月へ向かう」「そして、ネェル・アーガマはドラグナー輸送のため、重慶へ向かう」
ミサト「それでは、具体的なチーム分けを発表します」「ちなみに、一度しか言わないから記憶力に自信がない人はちゃんとメモをとっておいてね」
ケーン「ヤベェ、俺そんなの持ってこなかったぜ」
タップ「じゃ、しっかり頭に刻み込んでおくんだな」
ミサト「…まず、ナデシコBと共に月面の螺旋城へ向かうのは…」「ガンダムチーム、ドモン君とレイン、吉良国君、エリスちゃん達よ」
モンド「そ、それだけ!?」
エル「な、何か戦力少なくない?」
ミサト「それは宙間戦闘を得意とする機体を優先して選んだからよ」「そして、あなた達の任務はあくまでも電童の救出…螺旋城そのものの破壊ではないわ」
ビーチャ「ゾロゾロ出ていっても、かえって目立っちまうってことか…」
ジュドー「ま、少数精鋭ってことでいいんじゃない?」
ミサト「…次にネェル・アーガマで重慶へ向かうチームを発表します」「まず、ドラグナーチーム、マジンガーチーム、ゲッターチーム、ライディーン、EVA各機と…」「明日合流予定のラーゼフォンです」
ジュドー「大まかに分けりゃ、月へ行くのがモビルスーツチームで…」「重慶へ行くのがスーパーロボットチームってことか」
ミサト「そういうことになるわね」「それから、ヒューゴ少尉…あなた達にはメディウス・ロクスの追撃任務があるから…」「どちらに行くかはあなたの判断に任せるわ」
アクア「私も。ヒューゴが決めた方でいいわよ」
ヒューゴ「………」
重慶へ行く
月へ行く


※※「重慶へ行く」を選択した場合のセリフ※※
ヒューゴ「電童の件は俺達にも責任がある。だから…」
ドモン「いや、お前はお前の任務を遂行しろ」
ヒューゴ「ドモン…!」
ドモン「前回、メディウス・ロクスは京都に現れた…」「だから今、奴は地上にいる可能性が高いんじゃないのか?」
ヒューゴ「………」
ドモン「銀河や北斗、ベガさんのことは俺達に任せてくれ。必ず助け出す」
ヒューゴ「……わかった」
※※「月へ行く」を選択した場合のセリフ※※
ヒューゴ(電童の件は俺達にも責任がある…)(それに…ギガノスと接触したアルベロ・エストが宇宙へ行っている可能性も高い…)「葛城一尉、俺達は月へ向かいます」
ミサト「わかったわ」

ケーン「…頼むぜ、ドモン。必ず北斗と銀河、ベガさん達を助け出してやってくれ」
ドモン「ああ、わかっている。お前達も重慶に着くまでは油断するなよ」
さやか「エリスちゃん、あんまり気負い過ぎないでね」
エリス「はい。それに…あのホシノ・ルリ少佐とナデシコBが来てくれるなら、何とかなると思います」
ブライト「では、各員の奮闘に期待する。以上、解散だ」
【シナリオエンドデモ終了】


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