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シーン0 プロローグ
No.2
不滅のマシンゲッターロボ

<ラスト 早乙女研究所>
ゲッターチームと合流するため、早乙女研究所へ向かった甲
児達は悲しい事実を知らされる…。

【シナリオデモ開始】
早乙女研究所

甲児「な、何だって!? ムサシ君が…死んだ!?」
竜馬「………」
隼人「………」
早乙女博士「そうだ…。男らしい立派な最期だった…」
甲児「どういうことなんだ、リョウ君!?」
竜馬「…全ては…俺のせいだ…」
甲児「じゃ、じゃあ、あいつはベガ星連合軍に…!?」
竜馬「ああ…」
甲児「そ、そんな馬鹿な! ゲッターロボが負けちまったっていうのかよ!?」
竜馬「すまない、甲児君…ムサシを殺したのはリーダーの俺の責任だ…」
隼人「…リョウ、お前だけの責任じゃねえ。あの時、ムサシは俺を助けるために…」
早乙女博士「よすんだ、二人共。全ての責任は司令である私にある」
竜馬「し、しかし…!」
早乙女博士「自分を責めるのはやめるんだ、リョウ君」「人は止めようとしても押さえることの出来ない個性がある…」「ムサシ君は一つの生命を捨てて、二つの生命を生かしたんだ」
竜馬「………」
甲児「ち、ちきしょう…! 何で…何でこんなことに!!」
アクア(甲児君…)
甲児「俺が…もっと早く奴らの正体に気づいていれば…!」
大介「甲児君…君の気持ちはわかるが、彼の死を悲しんでいる余裕はない」「奴らは…ベガ星連合軍は再びここへ来る」
甲児「だ、だけどよ!」
大介「あの悪魔達を放っておけば、君達と同じ想いをする人々が増えていく…」「今は歯を食いしばり、奴らと戦う手だてを考えなければならない」
早乙女博士「…彼の言う通りだ」「悲しんでいるだけでは、ムサシ君の死に報いることは出来ん…」
〔基地の警報〕
早乙女博士「む!?」
ミチル「お父様、未確認飛行物体が研究所へ向かって来ているわ!」
早乙女博士「メインモニターへ映像を回すんだ!」
ミチル「は、はい!」
〔モニターの開閉音〕
甲児「あ、あれは…ベガ星連合軍!!」
大介(やはり、来たか…!)
甲児「ムサシ君の仇討ちだ! 俺は出るぜ!!」
大介「甲児君、君はここに残れ。TFOで太刀打ちできる相手じゃない」
甲児「何!?」
大介「…怒りだけで勝てるのなら苦労はしない。冷静になるんだ」
甲児「大介さん、あんたは知らねえだろうが、俺は何度もムサシ君と共に戦ってきた!」「その大事な友達の仇なんだ! 黙って引き下がれるかよ!!」
大介「そうか。ならば…!」
〔殴打音〕
甲児「ぐ…大介さん…! あん…た……」
〔人の倒れる音〕
大介「…甲児君、悪く思わないでくれ。今の君が出撃しても生命を落とすだけだ」
ヒューゴ「…その台詞、俺達にも言うつもりじゃないだろうな?」
大介「だが、君達には果たさなければならない任務があるんだろう?」
ヒューゴ「…自分の命運を他人に委ねるのは、もうこりごりなんでな」
アクア(え…? どういうこと?)
ヒューゴ「だから、俺も出る」
大介「…わかった。君達の力、借りるぞ」
竜馬「早乙女博士、俺達もゲットマシンで出撃します!」
早乙女博士「リョウ君…!」
大介「悪いが、ここは僕達に任せてくれ」
竜馬「しかし、奴らはムサシの仇なんだ!」
大介「竜馬君、僕も大事な人達の生命を目の前で奪われた経験がある…」
竜馬「!」
大介「だから、君達の気持ちはわかっているつもりだ」「これからのベガ星連合軍との戦いに備え、今は耐えてくれ…!」
竜馬「……!」
〔扉の開閉音〕
竜馬「くっ…! 今の俺達は、黙って見ているしかないのか…!」
早乙女博士「………」「…ミチル、弁慶君をここへ呼んでくれ」
ミチル「え!? で、でも…!!」
早乙女博士「…予定より早いが、秘密計画を実行に移す…!」
竜馬「秘密計画…!?」
早乙女博士「そうだ」「ムサシ君に報いるためにも、我々は自らの手でベガ星連合軍の野望を打ち砕かなくてはならん」「そう、新たなゲッターロボで…!」
隼人「新たなゲッターロボ…!?」
〔扉の開閉音〕
弁慶「失礼します!」
早乙女博士「来たか、ベンケイ君」
竜馬「博士、彼は…!?」
早乙女博士「紹介しよう。ゲッターの秘密計画と同時に補助隊員として特訓を受けていた…」「車弁慶君だ」
竜馬「も、もしや…!?」
早乙女博士「そうだ。唐絵に新型ゲッターロボの3人目のパイロットを務めてもらう」
隼人「ムサシの代わりだって…!?」「博士、それを俺達に受け入れろというんですか…!?」
早乙女博士「目を逸らすな、ハヤト君! 我々はムサシ君の遺志を継ぎ、新たな脅威に立ち向かわねばならん!」「それが、彼の死に報いる唯一の方法なのだ…!」
隼人「博士…!」
弁慶「その志、俺にも手伝わせてくれ。俺の中にもムサシ先輩から受け継いだ平和を愛する心をガッツがある」「だから、俺も一緒に戦わせてくれ!」
隼人「………」
竜馬「………」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「不滅のマシンゲッターロボ


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
バレンドス「さあ…出て来い、グレンダイザー。貴様がここにいることはわかっている」
〔味方ユニット出現〕
デューク「ヒューゴ君、奴らは僕が引きつける! 君は研究所の守りに回ってくれ!」
ヒューゴ「いや、いくら何でもあの数は、あんた一人じゃ無理だ。攻撃は最大の防御…それでいく!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
甲児「手を貸すぜ、デューク・フリード!」
デューク「甲児君…! 何故、出て来た!?」
甲児「言っとくが、あんなパンチで完全にノビちまうほど俺はヤワじゃねえ」「それに、仲間が戦ってるのを黙って見てるほど臆病でもねえんだ」
デューク「だが、そのTFOでは…!」
甲児「こいつは俺が心血を注いで作った円盤だ。俺の手足も同然なんだ」「だから、余計な心配は無用だぜ」
デューク「…わかった。そこまで言うのなら、もう止めはしない。…さっきは殴ってすまなかった」
甲児「いいってことよ! じゃあ、行くぜ!!」

<バレンドスと戦闘or4PP・味方援軍2&敵増援1出現>
バレンドス「フフフ、余興はこれまでだ」「あの赤いロボット同様、貴様らを血祭りにあげてやる…!」
〔敵ユニット出現〕
アクア「な、何なの、あれ!?」
デューク「円盤獣ではない…!?」
ミチル「あれよ! あいつのせいで、ムサシ君が!!」
甲児「何!?」
バレンドス「さあ行け、空魔獣グランゲンよ! デューク・フリードと地球人共を地獄の底へ叩き込むのだ!!」
甲児「あいつが、ウサシ君の仇…!!」
ヒューゴ「そして、奴らの切り札か!」
デューク「よし、みんなで攻撃を集中させるぞ!」
甲児「おう!」
???(竜馬)「待て! 奴は俺達の手で倒す!!」
デューク「!?」
[イベントデモ「ゲッターロボドラゴン 登場」]
〔味方ユニット出現〕
早乙女博士「おお、合体に成功したか!!」
竜馬「マッハ・ウィィィィング!!
〔竜馬、空魔獣グランゲンへ接近〕
デューク「あ、あれは…!?」
アクア「もしかして、ゲッターロボ…!?」
竜馬「そう…! こいつが新型のゲッター…ゲッタードラゴンだ!」
バレンドス「馬鹿な…! すでに新しい機体を用意していたと言うのか!?」
早乙女博士「リョウ君、ハヤト君、ベンケイ君、よく聞いてくれたまえ」「そのゲッターロボは旧ゲッターの十倍のパワーを持っている」「それを活かし切れるかどうかは、君達自身の腕次第だ」
竜馬「了解です、博士! こいつで必ず奴らを倒してみせます!」「準備はいいな、ハヤト、ベンケイ!」
隼人「ああ!」(同時)
弁慶「おう!」(同時)
竜馬「行くぞ、化け物! ムサシの仇を討たせてもらう!!」
〔竜馬、気力上昇〕

<ヒューゴvsバレンドス>
ヒューゴ「こいつを落とせば、奴らは総崩れになるはず…! アクア、出力を落とすなよ!」
アクア「ええ、わかってるわ!」

<甲児vsバレンドス>
バレンドス「馬鹿め、そんな円盤でマザーバーンを落とせると思っているのか!?」
甲児「うるせえ! これくらいは丁度いいハンデだぜ!」

<甲児vs空魔獣グランゲン>
甲児「てめえだけは…てめえだけは許せねえ! ムサシ君の仇、今こそ討ってやる!!」

<デュークvsバレンドス>
バレンドス「デューク・フリード! こんな辺境の星で生き恥をさらしていたとはな!」
デューク「お前は!?」
バレンドス「ベガ大王親衛隊隊長、バレンドス! 冥土の土産に覚えておくがいい!」
デューク「黙れ! 貴様らのような悪魔にこの美しい緑の星を渡しはしないぞ!」

<竜馬or隼人or弁慶vsバレンドス>
隼人「さあ、覚悟してもらおうか…!」
弁慶「ムサシ先輩が生命を懸けて守ったこの地球…」
竜馬「俺達とゲッターロボがいる限り、お前達に渡しはしない!」
バレンドス「小賢しい! 前回と同じ目にあわせてやるわ!!」

<竜馬vs空魔獣グランゲン>
竜馬「ムサシ…! お前の無念、今こそ晴らす!!」

<隼人vs空魔獣グランゲン>
隼人「ムサシ、俺からの手向けだ…! 奴が地獄へ落ちる様を見せてやる…!!」

<弁慶vs空魔獣グランゲン>
弁慶「ムサシ先輩、見ていてください! 先輩の仇は俺達の手で!!」

<バレンドスHP50%以下>
バレンドス「お、おのれ…! 奴らがあれほどの力を持っているとは!」「やむを得ん! マザーバーンを後退させろ!」
〔敵ユニット離脱〕

<空魔獣グランゲン撃破>
〔敵ユニット撃破〕
※※まだバレンドス健在の場合、セリフ追加※※
バレンドス「ば、馬鹿な…グランゲンが倒されるとは! ええい、後退だ! 後退するぞ!」
〔敵ユニット離脱〕


<敵全滅・勝利条件達成>
弁慶「やった! ムサシ先輩、仇は討ちましたよ!」
隼人「ムサシ、俺達は勝ったぞ…!」
竜馬「…ゲッターロボは今、甦った…」「だから、ムサシ……。安らかに眠ってくれ……」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
早乙女博士「…ムサシ君、見てくれたか。みんなが協力したおかげで、あの怪獣を打ち倒せたよ」「その代償はあまりにも大きかったがね…」
ミチル「見て、みんな…一番星よ」
隼人「こんな時間に出てくるとは、ムサシの奴…星になって俺達の応援に来やがったかな」
竜馬「ああ、奴は柄に似合わず気の優しいロマンチックな所があったからな」
弁慶「ムサシ先輩…。先輩の遺志は俺が受け継いでいきます」
甲児「だから、遠い空から見守っていてくれ。俺達のこれからの戦いを…」
大介「みんな、胸を張ろう。ムサシ君に僕達の誓いを届けるためにも」
竜馬「ああ…!」「ムサシ、俺達はお前のことを決して忘れない」「そして、お前が愛した地球を必ず守ってみせる。そのことを星になったお前に誓うぞ…!」

ネルフ本部

加持「…お久しぶりです、碇司令」
ゲンドウ「ああ」
加持「現在、弐号機は途中で合流したネェル・アーガマによって、横須賀へ輸送中です」「もっとも、私は取り込み中に抜けたんで、葛城には悪いことをしましたが」
ゲンドウ「構わん。優先度は君の持ち物の方が高い」
加持「…それにしても、使徒とギガノスの襲撃を受けるとは…波乱に満ちた船旅でしたよ」
ゲンドウ「報告はこちらでも受けている。弐号機は問題なく稼働したようだな」
加持「D兵器輸送艦隊の力を借りたとは言え、出撃より36秒…内部電源が切れる前に使徒を殲滅…」「大したものです、アスカは」
ゲンドウ「そうでなくては困る」
加持「ただし、使徒やその後で襲撃してきたギガノス軍との戦闘で、連邦軍の空母と戦艦が1隻ずつ大破…」「請求はネルフ第3支部へ行くと思いますが、大丈夫ですか?」
ゲンドウ「委員会には話をつけてある。それに…使徒が倒せたのなら、安い代償だ」
加持「ここまでは順序通り…次はどうなりますかね?」
ゲンドウ「TERRAが間もなく展開するオーバーロード作戦の成否次第だな」
加持「そのことなんですが…司令の読みが当たりましたよ」「あの作戦、MUへの反攻というのは表向きで…」「TERRAは彼らからオーパーツとそれに関する人間を奪取するつもりです」
ゲンドウ「オーパーツ…失われた機械仕掛けの神、か」
加持「すでに片割れは発見されていると聞きますが、本当ですかね?」
ゲンドウ「それをバーベムから探り出すのが君の仕事だ」
加持「ま、そうなんですが」「それにしても…十数年もの間、TOKYO JUPITERに対して手を出さなかったTERRAが…」「今になって動き出した理由…やはり、使徒の出現と関係が?」
ゲンドウ「ただの偶然だ。彼らの準備が整っただけに過ぎん」
加持「しかし、TERRAがオーパーツの奪取に成功すれば、委員会が黙っちゃいませんよ?」
ゲンドウ「TOKYO JUPITERが出現し、その後、セカントインパクトが発生した時点で予測をしていたことだ」「委員会はもう一つの行動表にそって計画を進めるだろう」
加持「………」
ゲンドウ「あとは互いの要を実力行使で消滅させるか…」
加持「相手より先に時計の針を進めるか、ですね?」
ゲンドウ「ああ。いずれにせよ、TERRAの作戦の結果次第でプロセスは変わる」「使徒が予定とは違う場所で弐号機輸送艦隊を襲撃したようにな」
加持「目的は…これですか」
〔パネルの開閉音〕
ゲンドウ「………」
加持「すでにここまで復元されています。硬化ベークライトで固めてありますが…生きています。間違いなく」「……人類補完計画の要ですね」
ゲンドウ「そうだ」「最初の人間……アダムだよ」

サエグサ「ブライト艦長、まもなくEVA弐号機の搬出作業が終了します」
ブライト「では、葛城一尉…後のことは任せるぞ」
ミサト「はい。ネルフへのご協力、感謝致します」
ブライト「構わん。任務だからな」
ミサト「では、アスカを援護してくれたDチームやガンダムチームの子供達にもよろしくお伝え下さい」
ブライト「ああ、わかった」
ミサト「それでは、これで失礼致します」
〔扉の開閉音〕
ダグラス「…ようやく一仕事終わりましたね、ブライト艦長」
ブライト「うむ。後はD兵器の輸送だな」
〔通信を入れる音〕
サエグサ「艦長、連邦宇宙軍のミスマル司令より通信が入っています」
ブライト「わかった。こちらへ回してくれ」
〔モニターの開閉音〕
ミスマル「…ブライト大佐、無事にD兵器輸送艦隊と合流できたようだな」
ブライト「ええ、色々とありましたが…」
ミスマル「それで、洋犬なのだが…」「先程、対MU戦略研究機関TERRAの亘理長官より、正式な依頼があった」「君達には彼らと連邦軍が展開するオーバーロード作戦へ参加してもらう」
ブライト「やはり、そうなりましたか…」
ミスマル「詳しい内容については、TERRAの功刀司令からも説明があるだろうが…」「TOKYO JUPITER内へ突入する飛行隊の後方支援だそうだ」
ブライト「ならば、我々があの絶対障壁の中へ入る必要はないということですか?」
ミスマル「うむ」
ダグラス「では、ミスマル司令、重慶へのD兵器輸送任務はどうなるのです?」
ミスマル「もちろん、オーバーロード作戦終了後、継続してもらう」
ダグラス「しかし、それではD兵器の到着が予定より遅れてしまうことに…」
ミスマル「今はオーバーロード作戦の方が最優先事項だ。それに…」「地球軍の方からは、量産型の生産体制がまだ整っていないという報告も受けている」
ダグラス「つまり…我々がD兵器と共にオトリとなり、時間を稼げと?」
ミスマル「はっきり言ってしまえば、そういうことになる」
ブライト(それでは一年戦争の時と同じだ…)
ミスマル「…色々な所に生じたシワ寄せが連邦軍へ来ていてな」「宇宙軍はネオ・ジオン戦争とバーム戦争の戦後処理の隙を突かれてギガノスの地球侵攻を許し…」「地球軍は対使徒戦で面目が丸つぶれ。それだけに、オーバーロード作戦を失敗させるわけにはいかんのだ」
ブライト「…了解です」
ミスマル「…大佐、ネオ・ジオン戦とバーム戦の戦後処理に引き続き、今回の任務…」「君には休暇を与えてやることも出来ず、本当にすまないと思っておる」「本来ならば、私の直轄であるナデシコBを差し向けるべきなのだが、あの艦は今…」
ブライト「承知しています。ヒサゴプランの試験運用に出向いているのですね」
ミスマル「それが終わり次第、君達と合流させるつもりだが…」「その前に、ネェル・アーガマへ戦力を派遣する」
ブライト「戦力といいますと?」
ミスマル「三大帝国との戦いの功労者…と言えば、わかるかね?」
ブライト「ええ、もちろん。マジンガーチームにゲッターチーム…そして、ライディーンですね」
ミスマル「そうだ。以後、君達は私の管轄下、独立特機戦隊として動いてもらう」
ブライト「了解です」
ミスマル「また、それに伴い、私の方からGEARに君達を支援するよう頼んでおいた」
ブライト「GEAR…確か、異星人の侵略に対する地球圏防衛網の研究機関だと聞いていますが…」「あそこに戦力はなかったはずでは?」
ミスマル「…表向きはな」
ブライト「表向き?」
ミスマル「これも詳しい話はGEARの渋谷長官に聞いてくれたまえ」
ブライト「はっ」(ネルフにTERRA、そして、GEARか。話がややこしくなってきたな)
ミスマル「あの組織の支援が得られれば、もうすぐ君の艦へ到着する特機のパイロット達も何かと動き易いだろう」
ブライト「わかりました。ご配慮、感謝致します」
ミスマル「それと、もう一つ…」「娘のユリカのためにわざわざ花を贈ってくれたようだな」
ブライト「はい…ご命日が近かったので」
ミスマル「気を遣わせてすまない、大佐」
ブライト「いえ…。結局、ご息女と直接お会いする機会はありませんでしたが…彼女は蜥蜴戦争終結の功労者です」「あの後、木星連合との休戦条約が成立しなければ、今頃地球圏はもっとひどい状況になっていました」
ミスマル「あのホワイトベースの艦長でもあった君にそう言ってもらえれば、娘も喜ぶだろう…」
ブライト「………」
ミスマル「では、ブライト大佐。くれぐれもよろしく頼む」
ブライト「はっ。特機チームが到着次第、TERRA特務航空母艦に合流します」

ジュドー「…今から新入りが来る? その話、ホントなのか?」
リィナ「うん。さっき、ライトさんから聞いたの」
イーノ「何でも特機のチームらしいよ」
モンド「特機って…何なんだ?」
ルー「俗に言うスーパーロボットって奴よ。マジンガーZやゲッターロボみたいな」
エル「ゲッターロボ? 何、それ?」
ルー「知らないの? こないだまで地球で恐竜帝国と戦ってた特機よ」
エル「ふ~ん…」
ルー「…あんた達、少しは世の中のことを勉強しなさいよ」
ビーチャ「ハマーンとの決着が終わってすぐに今回の仕事だぜ? そんな暇あるかよ」
ジュドー「文句を言うなよ、ビーチャ。ギガノスとの戦いが終わるまで、みんなでブライトさんを手伝うって決めただろ?」
ビーチャ「そりゃそうだけどさ…。地球なんかに降りてきたら、他の連中とも戦うことになるぜ?」
ジュドー「しょうがないさ。どうしても戦いが起きちまうんなら、一刻も早くそれを終わらせるしかない」「何もしないで見てるだけなんて、俺はゴメンだね」
リィナ「お兄ちゃん…」
ビーチャ「やれやれ、大したバイタリティだぜ」
ルー「でも、だからこそジュドーはプルとプルツーを助けられたのよ。あんただって、わかってるでしょ?」
ビーチャ「あ、ああ」
〔通信のコール音〕
トーレス「こちら、ブリッジ。間もなく、特機が本艦に着艦する。デッキ要員は受け入れ態勢に入れ」
エル「どうやら、来たみたいだね」
〔機体の飛行音〕
〔機体の着陸音〕

プル「見て見て、プルツー! おっきなUFOとちっちゃなUFOが来たよ!」
プルツー「大きい方は地球製に見えないね。もしかして、バーム人の?」
ルー「さあ…違うんじゃない?」
〔ハッチの開閉音〕
アクア「…これがネェル・アーガマ…。予想していたより大きいわね」
ヒューゴ「ああ。これぐらいでなけりゃ、俺達の機体を運用することは出来ん」
甲児「そりゃ言えてるな」
ルー「あ…もしかして、あの人は…」
イーノ「確か、マジンガーZのパイロットの…」
甲児「おう、俺が兜甲児だ。よろしくな」
イーノ「初めまして、イーノ・アッバーブです。あの、兜さん…」
甲児「甲児でいいぜ?」
イーノ「じゃ、じゃあ、甲児さん。あなたのマジンガーZはどこに…?」
甲児「ああ、今は熱海のロボット博物館に置いてあるんだ」
ビーチャ「博物館、ねえ。それであのUFOに乗ってんだ?」
甲児「TFOな、TFO。俺がアメリカのワトソン研究所にいた時、作った奴なんだ」
ジュドー「へ~え…あれ、地球製だったのか」
甲児「ああ、カッコいいだろ?
ルー「色といい、形といい、アッシマーにちょっと似てるわね」
甲児「アッシマーって…ティターンズのモビルスーツかよ!」
ジュドー「じゃあ、あのデカいUFOも甲児さんが作ったのかい?」
甲児「い、いや、あれは……。それより、他のメンバーを紹介するぜ」
アクア「私はアクア・ケントルム少尉…」「あそこにあるガルムレイドのコ・パイなの」
ヒューゴ「俺はヒューゴ・メディオ少尉だ。以後、よろしく頼む」
アクア「…ところで、一つ聞いていい?」
ジュドー「何?」
アクア「どうして、あなた達みたいな子供が軍艦に乗ってるの?」
ジュドー「どうしてって…俺、モビルスーツのパイロットやってるから
アクア「ええっ!?」
ビーチャ「ちなみに、俺も」
プル「あたしもだよ!」
アクア「あ、あなた達が…!? もしかして、ガンダムタイプに!?」
エル「うん、そだよ!」
アクア「ガンダムタイプのパイロットって言えば、エースでしょ? それが何で…」
ヒューゴ「あのアムロ・レイも最初にガンダムに乗った時は15、6歳だったと聞いている…」「だから、別に不思議なことじゃない」「それに、俺が初めて戦場に出た時も、彼らより少し上ぐらいだったからな」
アクア「そ、そうなんだ…」
甲児「俺やリョウ君達の年齢もそんなもんだからな。むしろ、ここじゃ平均ぐらいなんじゃねえか?」
アクア(じゃ、じゃあ、私…平均年齢上げちゃってるかも…)
ヒューゴ「…ところで、この艦には新型機が積まれていると聞いたんだが…それは?」
エル「ドラグナーのこと? 気になるの?」
ヒューゴ「ああ。これでもテストパイロットだからな」
イーノ「新型機は通称、D兵器…本当の名前はドラグナーと言って、3タイプ存在しているんです」
アクア「ドラグナー…3タイプ…。内訳は接近戦用、長距離支援用、中距離支援用ってところかしら?」
ビーチャ「残念、最後はハズレ。電子戦用さ」
アクア「3機セットで多種多様な戦闘状況に対応しようというコンセプトなのね」
ヒューゴ「連邦地球軍も次期主力機の開発に力を入れているようだな」
ビーチャ「それもハズレ。D兵器はギガノス製なんだ」「そいつを開発者のプラート博士が連邦側へ持ってきたんだとさ」
アクア「敵の最新鋭機を乗りこなすなんて…きっと、パイロットは凄腕のエリートなんでしょうねえ」
〔ハッチの開閉音〕
タップ「見ろよ、ケーン。スーパーロボットが並んでるぜ」
ケーン「ああ、D-1も顔負けのカラーリングだな」
ライト「それに、思ってたより大きいねえ」
ヒューゴ「彼らは?」
リィナ「ドラグナーのパイロットのケーンさん達です」
アクア「ええっ!?」
ケーン「ん? もしかして、新しく来た人?」
ルー「ええ、そうよ」
ケーン「じゃ、自己紹介をしなくちゃな。俺はケーン・ワカバ。D-1のパイロットをやってんだ」
アクア「あ、あなたが…?」
ライト「おい、ケーン。あの二人は俺達より階級が上だぜ?」「敬礼をしなきゃ、またベン軍曹に怒鳴られちまうぞ」
ケーン「あ、いけね」
ヒューゴ「別に構わないさ。俺は階級でとやかく言うつもりはない」「それに、ここには軍属じゃない者も多くいるみたいだしな」
ケーン「話がわかるね。え~と…」
ヒューゴ「俺はヒューゴ・メディオ。それにアクア・ケントルムだ」
タップ「え~、自分はタップ・オセアノ三等空士であります! D-2のパイロットを担当しています!」
ライト「D-3のパイロット、ライト・ニューマン三等空士です」
ケーン「あ、お前ら! 自分だけいい子になりやがって!」
タップ「…以上、人呼んでドラグナー三銃士であります!」
ライト「おいおい、そんなの誰も呼んでないって」
ケーン「まったく、調子のいい野郎だぜ」
タップ「お前にだけは言われたくないっての!」
アクア(ま、また若い子達が…パイロットだなんて…)
ケーン「ところで、アクアさんは何でそんな格好してるの?」
アクア(来たわね…いつものツッコミが)
タップ「そうそう。いくら海の上って言ってもさぁ」
アクア「これは水着じゃなくて、機体とDFCをするために必要な服装なのよ」
タップ「ふ~ん…連邦軍もなかなか粋だなあ」
ケーン「ああ、ヒューゴさんの方は割と普通の服なのにさ」
アクア(普通…かしら)
ヒューゴ「男であの格好は勘弁してくれ」
ジュドー「そりゃ言えてる」
アクア「もう、他人事だと思って!」
甲児「何にせよ、これからよろしく頼むぜ」
ケーン「ああ、こっちこそ」

ブライト「…なるほど。バーム星人とは別の異星人が現れたのか…」
大介「はい。最近、日本地区上空へ頻繁に現れていたUFOは、ベガ星連合軍の偵察機でした」
ブライト「ベガ星連合軍…」
大介「彼らは恐星大王ベガによって結成された全宇宙征服を目的とする軍団です」
ダグラス「全宇宙の征服だと…?」
ベン「随分とスケールの大きな話ですな」
ブライト「ならば、その恐星大王ベガが、今度は地球を狙っているというのか?」
大介「ええ。このままでは、この星は彼らによって侵略、征服され…支配を受けることになってしまいます」「そう…これまで彼らに目をつけられた多くの星々と同じように…」
ダグラス「一つ疑問に思うことがある」「見たところ、君はアースノイドのようだが…何故、ベガ星連合軍のことを知っている?」
竜馬(それは俺も不思議に思っていた…)(大介さんのグレンダイザーも、甲児君達のマジンガーとは別の機体に思えるし…)
大介「…それには、僕の父・宇門源蔵博士が彼らについての調査をしていたからです」
ダグラス「…そうか」
ベン「しかし、厄介ですな。これからオーバーロード作戦が始まるというのに新たな異星人が現れるとは…」
ブライト「そのことだが…君達には異星人との戦闘以外にも…」「オーバーロード作戦を始めとする様々な連邦軍の作戦に参加してもらうこととなる」
竜馬「構いません。あなた方が地球圏の平和を守るために戦っていることは承知していますので」
大介「僕も…異存はありません」(…この星を狙う異星人はベガ星連合軍だけじゃない…)(地球へ来る前に聞いた噂が本当なら、彼らも……)
ダグラス「時期が時期だ。願わくば、バーム人と同様…」「ベガ星連合軍とも和平が結べればいいんだが」
大介「! 和平ですって…!?」
ダグラス「どうした?」
大介「奴らに話し合いなど通じるものか! あいつらは悪魔なんだ!」
竜馬「だ、大介さん!?」
大介「あいつらは…ベガ星連合軍は!」
竜馬「大介さん、落ち着くんだ!」
大介「……! すまない…リョウ君…」
ダグラス「………」
ブライト「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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