TOP PAGEへ

シーン5 冥王計画
No.30
冥府への扉

<ファースト 日本近海>
連邦軍とギガノスの戦いが膠着状態へ陥ったのを機に、鉄甲
龍は最終計画の発動を決意。ついに冥府への扉が開かれる…。

【シナリオデモ開始】
幽羅帝「…なるほど…ギガノスと連邦軍の戦はさらなる膠着状態へ陥ることになるというのだな?」
ロクフェル「はっ。連邦が新型量産機、ドラグーンの本格的な生産に入ったため、ギガノスも今までのようには行かぬかと」
塞臥「フッ、これでこの辺りも静かにはなるだろうが…連中は切り札を使ってくるかも知れんな」
祇鎗「切り札だと…?」
ルラーン「…マスドライバーじゃな」
塞臥「そうだ。奴らは開戦当初こそ、あれで連邦軍を窮地に陥れたが…」「今は地球制圧後のことを考え、使用していない」
葎「ギガノスが劣勢に陥れば、打開策としてマスドライバーを使いかも知れんということか」
塞臥「もっとも、奴らが打ち出す岩塊によって地球の要所が破壊されれば…」「我ら鉄甲龍にとっては何かと手間が省けて好都合だがな」
幽羅帝「…ロクフェルよ、他勢力の動向はどうなっている?」
ロクフェル「火星の後継者はターミナルコロニーと火星圏で連邦宇宙軍との小競り合いを続けており…」「百鬼帝国は拠点にて自軍の戦力を増強中だと思われます」
塞臥「フッ…我らと同じく様子見というわけか…」
ロクフェル「また、ガルファはデータウェポンの捜索を続けており」「ベガ星連合軍はマグネイト・テンの殲滅を目的とした作戦を展開しています」
幽羅帝「TOKYO JUPITERのMUは?」
ロクフェル「こちら側へ何度かドーレムを送り込んだようですが…それ以外は目立った動きを見せておりません」
幽羅帝「…そうか」
ロクフェル「現時点で、我ら鉄甲龍にとっての明確な障害であると言えるのは…」「連邦軍、ギガノス軍、百鬼帝国…そして、ゼオライマーです」
塞臥「それだけではないだろう、ロクフェル」
ロクフェル「どういうことだ?」
塞臥「ゼーレとバーベム財団…奴らの存在を忘れているぞ」
ロクフェル「彼らはそれぞれネルフとTERRAという下部組織を持っているが…」「表立って我らに対抗しているわけではない」
塞臥「フフフ…さて、それはどうかな?」
ロクフェル「何が言いたいのだ、塞臥?」
塞臥「…俺は、奴らこそが真の敵だと思っているのでな」
ルラーン(…こやつ、気づいておるのか…?)
幽羅帝「…我が鉄甲龍にとって、第一の敵は天のゼオライマー…」「あやつさえ倒せば、この世に冥府を築くことは容易い」
ルラーン「お言葉ではありますが、幽羅帝…。ゼオライマー以外の敵…」「特に異星人と百鬼帝国…そして、秋津マサトと氷室美久が所属するマグネイト・テンを侮るのは禁物です」
幽羅帝「今、異星人共は我らに対して、攻撃を仕掛けてきておらぬ」「残る百鬼帝国とマグネイト・テンは八卦ロボによって葬り去ればよい」
ルラーン「…ですが、ゼオライマーは破壊するのではなく、奪還を…」
幽羅帝「その話は前にもしたはずだ!」
ルラーン「し、しかし、ゼオライマーの次元連結システムには謎も多く…」「氷室美久と併せて、詳しい調査をすべきかと…」
幽羅帝「………」
葎「…幽羅帝、ゼオライマーの相手は私にお任せ下さい」「今度こそ、あの男…木原マサキの怨念を我が手で…!」
塞臥「フッ、また同じ失敗を繰り返すのか?」
葎「……!」
塞臥「ゼオライマーと互角以上に戦えるのは、雷のオムザックをおいて他にない」「次は俺が出る」
ルラーン「オムザックはまだ完成しておらん。今、出撃させるのは得策ではない」
塞臥「ならば、月や地、山で奴の相手が出来るというのか?」
祇鎗「その言葉…聞き捨てならんな、塞臥」
葎「ああ。戦に出ておらぬ者から、そのような誹りを受ける覚えはない」
塞臥「フッ…お前ではあの男に勝てん」
葎「何だと…?」
幽羅帝「つまらぬ言い争いはやめよ!」
葎「はっ…」
幽羅帝「…最終計画の発動前にそなた達八卦衆へ新たな役目を与える」「祇鎗、そなたは日本へ赴き、マグネイト・テンを誘き出せ」
祇鎗「ははっ」
幽羅帝「ロクフェル、そなたはその隙に氷室美久を捕らえ、ここへ連れてくるのだ」
ロクフェル「はっ」
幽羅帝「そして、葎…そなたはあの女を欠いたゼオライマーを葬り去れ。二度の失敗は許さぬぞ」
葎「無論、承知しております」
ルラーン「お待ち下さい、幽羅帝。山のバーストンと地のディノディロスは本来、都市攻撃用の八卦ロボ…」「マグネイト・テンとの戦闘には向いておりませぬ」
幽羅帝「これは異なことをいう…。次元連結システムと氷室美久の調査を望んだのはお前ではないか」
ルラーン「ですが、最終計画発動前に戦力を消耗するのは禁物でございます」「そこで…私の方でマグネイト・テンを陽動する者を用意致しました」
幽羅帝「何…?」
ルラーン「ご紹介致しましょう…」
〔錫杖の鈴の音〕
北辰「………」
ルラーン「今回、私が雇い入れました影…北辰です」
幽羅帝「北辰…北極星の別名か」
北辰「我は七曜九執の至尊として、千帝万王の暦数を司り、紫微に正位し…」「天下の興滅、人の死後生を司る者なり」
幽羅帝「我の前で冥府の使者を名乗るとは、不敵な男よ」
北辰「それ故に、帝の影として相応しい存在だと、ご理解いただきたい」
塞臥「その身のこなし…地球圏の者ではないな。さしずめ、木連の残党か?」
北辰「………」
ルラーン「…腕は確かな男です。まずはこやつをマグネイト・テンと接触させ…」「奴らをかく乱した後、帝のお考えを実行に移すべきかと」
幽羅帝「その者…信用できるのだな?」
ルラーン「でなければ、この鉄甲龍要塞に導きはしませぬ」
幽羅帝「よかろう。…北辰とやら、見事露払いの役目を果たしてみせよ」
北辰「御意」

ルラーン「…北辰よ、お前の本意は何だ?」
北辰「我らの役目は陽動…そして、天の破壊。それらによって、時を稼ぐ」
ルラーン「そうか…火星の後継者の目的は…」
北辰「跳躍の術を持つ者は我らの標的…」「もっともそやつの意思次第だがな」
ルラーン「それならば、単独でマグネイト・テンに仕掛ければよいはず。何故に我ら鉄甲龍に接触してきた?」
北辰「問答無用…2年前の借りを返してもらう」
ルラーン「う…! た、確かにお前達の技術を一部流用したことで、鉄甲龍要塞は復活を遂げた」「だが、それとこれとは話が違う」
北辰「…人の技にて生み出されし操り人形…。汝らの戯れの成果、しかと見せてもらった」
ルラーン「ま、まさか…お前は木原マサキの仕掛けに…!?」
北辰「…今より、日本へ赴く。頃合いを見計らい、八卦共を送り込むがよい」
ルラーン「………」
北辰(…これで鉄甲龍要塞の正確な位置は把握できた。後は……)

ファ「やっぱり、行くの? カミーユ…」
カミーユ「ああ。体調も良くなったし…いつまでもここにいるわけにはいかない」
ファ「あんなことがあって…あなたはようやく立ち直れたのよ? なのに…」
カミーユ「…あんなことがあったからさ」「それに…また同じようなことが起きつつあることも知ってる」
ファ「……!」
カミーユ「なるべく僕の耳にそういう情報が入らないようにしていたんだろう?」
ファ「そ、それは…」
カミーユ「いくら病院だと言っても…ニュースやネットを見れば、地球圏で何が起きているかぐらいわかるさ」「そして、ジュドー達が今も戦っていることも」
ファ「ごめんなさい、私…」
カミーユ「いいさ。気を遣ってくれていたのはわかってる」「でも、僕は行かなきゃならない」「支えになってくれたファやジュドー達のために…そして、あの戦いで死んでいった人達のために…」「そして、あの人の本心を知るためにも」
ファ「………」
カミーユ「今度こそ戦いを終わらせなきゃ、僕はシロッコやハマーンの呪縛から完全に解放されたことにはならないんだ」
ファ「私もネェル・アーガマに行く…といってもダメなんでしょ?」
カミーユ「ああ、ファはもう戦うべきじゃない」「エゥーゴからも離れて、どこか安全な所へ行っていてくれ」
ファ「ううん、私は残るわ。少しでもカミーユに近い所にいたいし…」「モビルスーツに乗らなくても、あなたやジュドー、ブライトさん達の助けになることは出来るもの」
カミーユ「すまないな、ファ」
ファ「いいのよ。その代わり、全てが終わったら…」
カミーユ「ああ。その時はモビルスーツから降りるさ」
ファ「………」
カミーユ「じゃ、そろそろ行くよ。今から軍の人間に事情を話して、ネェル・アーガマまで…」
〔扉の開閉音〕
ゴート「その必要はありません」
カミーユ「あなたは…?」
ゴート「ゴート・ホーリーです。月の企業から来た、と言えばあなたにはおわかりでしょう」
カミーユ(アナハイム…いや、ネルガル重工か?)
ゴート「カミーユ・ビダンさん。あなたにお渡ししたい物があります」
カミーユ「………」

GEAR本部

渋谷長官「…第3新東京市では大変だったようだな、ブライト大佐」
ブライト「ええ…。まさか、EVA初号機とラーゼフォンがドーレムに取り込まれるとは…」
渋谷長官「そして、解かれたゴッドボイスの封印…」「やはり、あの3体には何らかの関係があるのかね?」
ブライト「詳細は不明です。しかし、あの3体がこれからの戦いの行く末を左右する鍵の一つになるのは確かです」
渋谷長官「うむ……」「ところで、君達は例の反攻作戦…『ムーンレイカー作戦』が発動するまで、どうするつもりなのかね?」
ブライト「今まで通り、日本地区の警戒任務に就きます」「それに…色々と備えておかねばならないこともありますので」

アクア「光子力エネルギー、ゲッターエネルギー、ダイモライト、ムートロン・エネルギー…」「そして、ターミナス・エナジー。どれも一定以上の反応を示さないわね」
レイン「じゃあ、データウェポンはこれらの中の一つに引き寄せられていたというわけじゃないのね…」
エリス「はい…。本命はもっと別のエネルギーだと思います」「だから、検索対象範囲を広げて追跡プログラムに組み込んだ方がいいかも知れませんね」
ルリ「あの…今までのデータウェポンの出現位置データをいただけませんか?」
エリス「ここ最近の物ですか?」
ルリ「いえ、電童の起動前…そう20年ぐらい前からでお願いします」
レイン「20年って…。データウェポンはそんなに昔から?」
エリス「はい。最近ほどの頻度ではありませんが、以前から各地で似たような反応が記録されているんです」
〔プログラムの反応音〕
ルリ「なるほど…データウェポンの反応が初めて見られたのは17年前…」「その後、その反応が最も多く見られるのは星見町近辺ですね」
エリス「ええ、電童がいますから」
ルリ「でも、動いたのは最近ですよね? あれ」
エリス「あ…!」
ルリ「この出現回数は単なる偶然じゃないと思います」「明らかに星見町にある何かに引き寄せられていますね」
アクア「星見町にある何か…」
レイン「そして、星見町にしかないもの…」
エリス「17年前から星見町にしかない、電童以外の何か…」「! も、もしかして!?」

一矢「言われてみれば…電童の動きにわずかな揺らぎが見られますね」
井上博士「はい…ほんのわずかなんですが」
銀河「どうしてだよ?」
北斗「もしかして…僕と銀河の呼吸が合ってないとか?」
井上博士「いえ、そういうわけではありません」「これは君達が持つ技能の違いによるものです」
ドモン「なるほど…格闘家としての技能か」
井上博士「ええ」「電童の基本的な戦闘モーションパターンは、銀河君が学んでいる少林寺拳法をベースとしています」「そして、それに北斗君が見様見真似で合わせているというのが現状なんです」
一矢「門前の小僧、習わぬ経を読む…か。でも、見事なシンクロ具合ですね」
井上博士「はい。北斗君と銀河君の良好なコンビネーションが、電童の強さの理由の一つとなっているんです」「そして、わずかな揺らぎを解消し、さらに二人の息を合わせるには…」
銀河「あ、わかったぜ。北斗の奴にも拳法をやらせりゃいいんだろ?」
井上博士「そうです」
北斗「話はわかりますけど…今からで間に合うんですか?」
井上博士「何とかなると思いますよ。幸い、マグネイト・テンには優秀な先生が大勢いらっしゃるようですから」
ドモン「…とりあえず、実践で教えていった方がいいな」
一矢「そうだな。その役目、俺が引き受けよう」
銀河「マ、マジ!? ドモンさんだけじゃなく、一矢さんも教えてくれるの!?」
一矢「ああ、もちろんさ」
銀河「す、すっげぇ~! か、感激!」
北斗「あの…道着とかに着替えた方がいいですか?」
一矢「いや、君達が用意するのは…」「電童だ」
銀河「い!?」
北斗「も、もしかして…!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
冥府への扉」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

北斗「ダ、ダイモスと電童で格闘技の練習をするなんて…」
銀河「何言ってんだ。こんな機会、滅多にねえぞ」
北斗「き、君…嬉しそうだね」
銀河「あったぼうよ! 組手の相手が一矢さんで、コーチがドモンさんだぜ?」「世の中の格闘家が泣いてうらやむシチューだっての!」
北斗「それを言うなら、シチュエーションだよ」
銀河「何だよ、おめえ…。もしかして、嫌なのか?」
北斗「ううん、そんなことないよ。今後のためにも、やっておくべきことだって思ってる」
銀河「よっしゃ! じゃあ、気合入れろよ! 何たって、相手はあのダイモスと竜崎一矢さんなんだからな!」
北斗「うん!」
一矢「じゃあ、組み手を始めるぞ! かかってこい、銀河! 北斗!」
銀河「行くぞ! 一矢さん!!」
<戦闘開始>

<一矢にダメージ>

チボデー「ヘイ、銀河! 一矢相手に遠慮はいらん! もっと腰を入れてパンチを打ちな!」
銀河「は、はい!」
一矢「いいか? 丹田に気を込め、打点は相手の身体じゃなく、その後ろ側に置くんだ」
北斗「つまり、相手を貫くように深く打てばいいんですね?」
一矢「ああ、そうだ!」
サイ・サイシー「へ~え…北斗の奴、銀河の見様見真似でやってる割にゃいい勘してんじゃん」
ドモン「ああ…銀河同様、あいつにも格闘技の素質がある」
チボデー「ありゃあ血筋だな。きっと、先祖か身内に凄腕がいるんだろうぜ」
サイ・サイシー「? 北斗の父ちゃんはアナウンサー、母ちゃんは喫茶店をやってるって聞いてるけどなあ」
ドモン「ともかく…あの二人は修行を積めば、いいガンダムファイターになる」
サイ・サイシー「それを言うなら、ギアファイターだろ?」
一矢「さあ、どんどん打ってこい!」
銀河「おうっ!」(同時)
北斗「はいっ!」(同時)

<一矢HP50%以下・敵増援1出現>
一矢「よし、いい感じだぞ」
銀河「へへへ…こうやって一矢さんやドモンさんに教えてもらえるなんて、夢みてえだぜ」
北斗「銀河は前から二人のファンだったもんね」
銀河「い~や、もうファンだけじゃ満足できねえ!」「俺は大きくなったらコロニー格闘技選手権大会に出てドモンさんや一矢さんのライバルになってみせっからな!」
一矢「その意気だ、銀河。もっと修行を積んで強くなれ」「…そして、守るべきものを守れる男になるんだ」
銀河「守るべきもの…」
一矢「そうだ。人はそれがあってこそ、力を発揮することが出来るんだ」
銀河「俺の守るべきもの、か…。じゃあ、一矢さんは?」
一矢「………」
北斗「…銀河、忘れたの? 一矢さんは恋人のエリカさんを…」
銀河「あ…!」
一矢「いや…いいんだ、銀河。今は無理でも俺は必ずエリカを救い出す」「それが彼女との誓いだからな」
銀河「一矢さん…」
〔レーダー反応〕
銀河「ん!?」
〔敵ユニット出現〕
銀河「何だ、あいつら!?」
一矢「あれは木連の機動兵器…! もしや、火星の後継者か!?」
チボデー「奴らは月の向こうでドンパチやってんじゃねえのかよ!?」
一矢(地球へ攻撃を開始した…!? だが、まだボソンジャンプは…!)
サイ・サイシー「一矢のアニキ! おいら達はマグネイト・テンのみんなを呼んでくるぜ!!」
一矢「頼む!」
北斗「火星の後継者がついに動き出したっていうの!?」
一矢「奴らの狙いは、おそらくダイモス…! 北斗、銀河、俺が敵を引きつける! お前達は街の防衛に回ってくれ!」
銀河「一矢さん、一人で戦う気かよ!?」
北斗「僕達も手伝います!」
一矢「駄目だ! お前達は街へ向かう敵を止めるんだ!」
銀河「そ、そんなこと言ったって!」
一矢(敵の狙いがダイモスなら…奴は必ず現れる。必ず…!)
〔一矢、敵から味方へ〕

<敵4機以上撃破or敵増援1出現の次PP・味方援軍1&敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
一矢「くっ、挟まれたか!?」
銀河「他のみんなはまだ来ないのかよ!」
〔味方ユニット出現〕
カミーユ「こんな所に木連の機動兵器が…。状況は思っていた以上に悪いみたいだな」
北斗「あれ、マグネイト・テンの機体じゃない…!」
カミーユ「あの特機…もしかして、ブライト艦長の部隊の?」
銀河「だ、誰が乗ってんだ!?」
カミーユ「こちらはカミーユ・ビダンだ。これより、そちらを援護する!」
一矢「カミーユ…!? もしかして、ブライト艦長やジュドーが言っていたZガンダムの…」
カミーユ「話は後だ! 今は敵の迎撃を!」

<味方援軍1出現の次EP・敵増援3出現>
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

銀河「あ、あいつら! 京都やアマテラスに出てきた奴らだ!」
一矢「それに、あのマシンや夜天光…! やはり現れたな!」
北辰「竜崎一矢か」
一矢「北辰…!!」
北辰「女を忘れ、新たな戦いに身を投じたか。その心意気は見事なり」
一矢「貴様…っ!!」
北斗「もしかして、エリカさんを捕まえたのか…!?」
一矢「ああ、あの男だ! 奴に阻まれたせいで、俺は…!!」
北辰「案ずるな。女は我らが丁重に預かっている」「…バームの民と地球連邦、そして汝に対する人質としてな」
一矢「……!!」
北辰「女を救いたくば、我らに投降せよ。ダイモライトの光にて跳躍を行うその闘将を我らに委ねるのだ」
一矢「ふざけるな! お前達にダイモスは渡さん!」
北辰「ならば、女が死ぬことになる」
一矢「……!!」
カミーユ「あの男、卑怯な真似を…!」
北辰「竜崎一矢、返答はいかに?」
一矢「やってみるがいい…!」
北辰「………」
一矢「その手が俺に通用すると思うのならな!」
銀河「か、一矢さん! そんなこと言っていいのかよ!?」
一矢「もとより、こうなることは俺もエリカも覚悟の上…!」「だが、俺はあきらめはしない! 必ず彼女を救い出してみせる!!」
北辰「フ……あの男と同じ、執念か」
一矢「違う! これは誓いだ!」
北辰「よかろう。ならば、先に汝が死ぬがいい」
一矢「来い、北辰! お前に俺達の誓いが破れると思うなよ!」

<敵増援3出現の次PP・第4軍増援1出現>
〔ボソンジャンプ〕
〔第4軍ユニット出現〕

銀河「あ、あいつは…!!」
北斗「テンカワ…アキトさん!?」
カミーユ「テンカワ・アキト…? じゃ、あのナデシコAの…!」
アキト「………」
北辰「…現れたな、復讐人よ」
アキト「………」
北辰「女がどこにいるか、知らぬわけではあるまい?」
アキト「…お前の誘いに応じてやったまでだ」
北辰「自ら火中に飛び込むとは…愚かなり」
アキト「お前の標的は…俺だけでいい」
北辰「今、汝に構っている暇はない」
アキト「俺には関係のないことだ」
北辰「よかろう…汝の本懐、遂げられるものなら遂げてみよ」
アキト「言われるまでもない…!」

<第4軍増援1出現の次PP・味方援軍2出現>
〔味方戦艦出現〕
北斗「銀河、マグネイト・テンのみんなが来てくれたよ!」
銀河「よし! これで何とかなるぜ!」
ブライト「あのモビルスーツは…?」
リンダ「コードは連邦軍のものではなく、エゥーゴです」
クワトロ「エゥーゴだと?」
ブライト「大尉が手配した機体か?」
クワトロ「いや……だが、もしや」
カミーユ「ええ、僕です。クワトロ大尉」
クワトロ「カミーユ…! カミーユ・ビダンか」
ジュドー「ホントだ…! カミーユさんだ!」
カミーユ「久しぶりだな、ジュドー」
ジュドー「カ、カミーユさん…もうそんなことをして大丈夫なのかよ?」
カミーユ「ああ、君達のおかげでな」
アムロ「カミーユ…」
カミーユ「アムロ大尉、話は後にしましょう。今は敵への対応が先決です」
アムロ「ああ…了解した」
サブロウタ「おい、あっちの機体は…!」
アキト「………」
リョーコ「アキト…! アキトか!?」
アキト「………」
リョーコ「アキト! 返事をしてくれ! アキト!!」
ハーリー「駄目です、通信がつながりません! 向こうが回線を閉鎖してます!」
リョーコ「な、何でだよ、アキト!? 何で俺達を無視すんだよ!!」
ルリ「………」「…皆さん、直ちに出撃して下さい」
〈出撃準備〉
北辰「これで彼奴らの陽動は成功…。あとは退き際を見定めるのみ」

<カミーユvs北辰>
北辰「魂を迷わせたままでいれば、苦しまずに済んだものを」
カミーユ「その苦しみを終わらせるために俺は戻ってきたんだ!」

<ドモンvs北辰>
北辰「流派東方不敗か…! さすがにやる!」
ドモン「その身のこなし…日の当たる場所で使う技ではないな…!」
北辰「いかにも! 我らの生業は暗殺…ゆえに我らの技を見し者に待つは地獄のみ!!」

<一矢vs北辰>
北辰「我らの下に来い、竜崎一矢」
一矢「いずれ行く…! お前達からエリカを取り戻すためにな!」

<リョーコvs北辰>
リョーコ「お前ら、ユリカをどうするつもりだ!?」
北辰「知ってどうするのだ、女?」
リョーコ「決まってるだろ! アキトも戦っているんだ…俺達が黙っていられるかってんだ!」

<銀河vs北辰>
北辰「子供に用はない」
銀河「そっちにゃなくても、こっちにはあるんだよ!!」

<北辰orアキトHP40%以下>
北辰「…陽動はこれで充分か。さらばだ」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット離脱〕

アキト「逃がさんぞ、暗殺者…!」
〔ボソンジャンプ〕
〔第4軍ユニット出現〕

リョーコ「アキトッ!!」
ハーリー「く、黒い機体はボソンジャンプを…! 追跡は不可能…です」
リョーコ「くそっ! 何で行っちまうんだよ、アキト!!」「いったい…おめえに何があったんだよ…!?」
ルリ「………」
ブライト「各機、残った敵機を掃討しろ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
トーレス「敵機の反応、消えました」
ブライト「よし…各機を収容し、この空域から離脱する」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

鉄甲龍要塞

ルラーン「は…? そ、それは命令ですか?」
???(ゼーレ01)「そうではない。要請だ」
ルラーン「し、しかし…」
???(ゼーレ01)「…15年前、あの男が犯した罪を忘れたわけではあるまい?」
ルラーン「それについては、そちらと前皇帝との間ですでに話がついているはず…」
???(ゼーレ01)「だから、命令ではなく要請なのだ。それに…我々は冥王計画に干渉するつもりはない」
ルラーン「………」
???(ゼーレ01)「幽羅帝は天を破壊するため、八卦を日本へ送り込もうとしているはず…都合は合うと思うが?」
ルラーン「………」

ルラーン「…北辰より、マグネイト・テンの陽動に成功したとの報告が入りました」「また、彼らからの情報によれば、まもなくギガノス軍が日本地区への攻撃を再開するとのことです」
幽羅帝「ならば、この機を利用しようぞ。祇鎗、ロクフェル、葎…我が先に与えた命令を遂行せよ」
祇鎗「はっ」
ルラーン「…幽羅帝、一つご提案が」
幽羅帝「何だ? 申してみよ」
ルラーン「マグネイト・テンを誘き出す地は第3新東京市が最適かと…」
塞臥「………」
幽羅帝「ネルフ本部がある都市か。何故じゃ?」
ルラーン「はっ…彼らが所有しているエヴァンゲリオンはいずれ我らの障害となるかと…」
幽羅帝「だが、ロクフェルの報告ではあれは3体ともマグネイト・テンに預けられているという」「故に今のネルフ本部は我らにとって脅威ではないはずだ」
ルラーン「エ、エヴァンゲリオンは量産化を前提とした兵器であり…」「これ以上の建造を許さぬためにも、今の内にネルフ本部を叩いておくべきかと…」
幽羅帝「…よかろう。ならば、祇鎗、ロクフェル…」「そなた達は北辰衆と共に第3新東京市へ赴き…ゼオライマーとマグネイト・テンをそこに誘き出せ」
ロクフェル「はっ。その後、帝のご命令通り、氷室美久を捕らえます」
幽羅帝「うむ。そして…葎よ。そなたは今度こそゼオライマーを破壊せよ」
葎「御意」
幽羅帝「では、直ちに出陣せよ!」「必ずや氷室美久を捕らえ、ゼオライマーをこの世から消し去るのだ!」

螺旋城

螺旋城「…その者達がギャンドラーからの援軍か?」
ディオンドラ「ああ、そうだよ」
アシュラ「俺はアシュラ…コマンダーランキングナンバー1のアシュラだ」
バグ「俺の名はバグ。天空宙心拳・電磁毒手刀のバグだ」
ディオンドラ「こいつらはギャンドラーの中でも腕利きの奴らでね」「データウェポンの捕獲を手伝ってくれるとさ」
アルテア「フン…要らぬ世話だ」
ディオンドラ「ハッ、失敗続きのあんたにそんなことを言われる筋合いはないねぇ」
アルテア「それも今日までの話だ」
ディオンドラ「何…?」
アルテア「私はこれより地球へ赴き…残りのデータウェポンを手に入れるため、電童との決着をつける」「螺旋城、ディオンドラ…余計な手出しは無用だぞ」
〔扉の開閉音〕
バグ「…随分と自信があるようだな、あの男」
ディオンドラ「ま、言わせておくさ。逆にこっちの手伝いをしてくれるかも知れないからねえ」
螺旋城「どういうことだ、ディオンドラ?」
ディオンドラ「何でもないさ。それより、私達も地球へ行くよ」
螺旋城「何…?」
ディオンドラ「アルテアに手柄を取られちゃ困るんだろ? だから、私達が何とかしてやるよ」
螺旋城「………」

アシュラ「久しぶりだな、デビルサターン6…」「いや、元コマンダーランキングナンバー1のデビルサターン6というべきか」
デビルサターン6「む、むむむ…!」
ディオンドラ「それで、アシュラ…グルジオスは何と言っていたんだい?」
アシュラ「そちらからの可能性を聞き、可能性は非常に高いと。ガデス様もそれを認められた」
ディオンドラ「ガデス様が…。なら、あのお方も地球へ?」
アシュラ「ああ。まもなく天空魔城が動き出す」
ディオンドラ「フフフ…そうかい。ようやくこれでガルファの連中とも手が切れるねぇ」
デビルサターン6「ほ、ほな、アネゴ…」
ディオンドラ「手下共に支度をさせな。出撃すると見せかけて、この螺旋城から抜け出すよ」
デビルサターン6「ガデッサー! 早速、引越しの準備をしまっせ!」
ディオンドラ「アシュラ、私達はここから去り、ガデス様達を迎える準備をする…」」「お前は先に地球へ降りて、データウェポンのエサを探し出すんだ」
アシュラ「フフフ…わかった」
ディオンドラ(そろそろ人間共もエサの存在に気づくはず…)(もしかしたら、探す手間が省けるかも知れないねぇ)

ジュドー「カミーユさん!」
カミーユ「元気そうだな、ジュドー」
ジュドー「カミーユさんこそ…もう身体の方は大丈夫なのかい?」
カミーユ「随分と長く休んだからな…。その間、ジュドー達には苦労をかけさせてすまないと思ってる」
ジュドー「いいよ、いいよ。こうやってまた会えたんだからさ」
リィナ「ところで、ファさんは? 一緒じゃなかったんですか?」
カミーユ「ああ、彼女はエゥーゴに残ったんだ」
リィナ「そうですか…。その方がいいかも知れませんね」
ルー「…カミーユ、あなたから預かっていたZガンダムのことだけど…」
カミーユ「さっき格納庫でも見たが、大事に使っていてくれたみたいだな」
ルー「ええ…色々な人達の想いを乗せて戦っていた機体だもの…」
カミーユ「………」
〔扉の開閉音〕
アムロ「…カミーユ、よく来てくれたな」
カミーユ「アムロ大尉…」
クワトロ「………」
カミーユ「クワトロ大尉……僕はあなたに聞きたいことがあります」
クワトロ「………」
アムロ「ジュドー、リィナ、ルー…俺達は少し外そう」
ジュドー「…わかったよ、アムロさん」
〔扉の開閉音〕
クワトロ「…それで、私に聞きたいこととは?」
カミーユ「クワトロ大尉…いや、シャア・アズナブル。何故、あなたはここにいるんです?」
クワトロ「………」
カミーユ「あの戦いで多くの人が死んだ…エマさん、ヘンケン艦長、カツ…アポリー中尉、ロベルト中尉…」「みんなは世界を変えるために…その力があなたにあると信じて死んでいったんです」「そして、僕もあなたを信じて…」
クワトロ「………」
カミーユ「なのに、何故あなたはまだパイロットをやっているんです?」「シャア・アズナブルという人がやるべきことは、もっと他にあるんじゃないですか?」
クワトロ「今という時代は私のそのような力をまだ必要とはしていない…」「人をより良い方向へ導くには、まだ障害が多すぎる」
カミーユ「じゃあ、あなたはその障害を取り除くため、ここにいるというんですか?」
クワトロ「そうだ」
カミーユ「………」
クワトロ「カミーユ、まだ私は戦いをやめるわけにはいかないのだ…」「あのティターンズのように武力を行使し、地球圏を危機に陥れる者達が存在しているかぎりな」
カミーユ「………」
クワトロ「そして、生きている者がすべきことがある」「それをすることが、死んだ者への手向けにもなるのだ」
カミーユ「……わかりました。僕はもう一度あなたを信じます。シャア・アズナブル…」「でも、この戦いが終わった時には……」
クワトロ「ああ…私は自分が戦うべき場所を見定めるさ」

トーレス「ブライト艦長、極東方面軍司令部より要請がありました」「マグネイト・テンはギガノス軍の襲撃に備え、日本海地区の警戒にあたられたしとのことです」
ブライト「了解した」
ケーン「あいつら、また日本へ攻めてくんのか?」
ライト「ああ。連中はこないだから日本海沿岸をしつこく偵察していたからな…」「新潟で遭遇したグン・ジェム隊どころか、他の部隊も来ると思っておいた方がいい」
タップ「けど、日本地区にはドラグーンが配備されつつあるんだろ。今までのようにはいかないさ」
ライト「…いや、ドラグーンがあるから襲ってくるんだよ。悪い芽は早めにつみ取っておくに限るってね」
トーレス「そうだな。敵は一点集中じゃなく、広範囲で部隊を展開してくるかも知れないぜ」
タップ「うえ~…相手をするの面倒くさそう…」
ケーン「まったくだぜ。もうすぐムーンレイカー作戦が発動されるってのによ」
ミサト「それも理由の一つでしょうね。今の内にギガノスは連邦軍や関連施設を叩いておきたいのよ」
ベガ「いずれにしても、この状況じゃGEAR本部には帰れそうにないわね…」
遙「あら、何かあるの?」
ベガ「ええ…さっき、エリスがデータウェポン捕獲作戦を提案してきたの」「それを遂行するには、BEAR本部へ行かなきゃならなくて…」
遙「じゃあ、例の追跡プログラムが完成したのね?」
ベガ「それと…データウェポンを引き寄せるためのアイテムが何なのかもわかったわ」
遙「アイテム…?」
ブライト「…ならば、君達はナデシコでGEAR本部へ行ってくれ」
ベガ「よろしいのですか?」
ブライト「ああ。データウェポンの捜索とガルファへの対応も我々の重要な任務だからな…」「上には私から話しておく。君達は作戦が終了次第、こちらと合流してくれ」
ベガ「はい」
ブライト「それから、護衛としてドモン達を連れて行くように」「データウェポンが出現すれば、そこに凰牙が現れるだろうからな」
ベガ「了解です。では…」
〔扉の開閉音〕
遙「…作戦、上手くいくといいわね」
ミサト「そうね…」
〔レーダー反応〕
ケーン「な、何だ!?」
トーレス「極東方面軍司令部より入電! 日本海方面にギガノス軍部隊と八卦ロボが現れたようです!」
ブライト「!」
ケーン「ギガノスと八卦ロボだって!?」
タップ「あいつら、いつの間に手を組んだんだ!?」
ミサト「多分、偶然か…タイミングを合わせただけでしょうね」
ブライト「ギガノスはともかく、八卦ロボは確実に我々を狙ってくるか…」
ミサト「艦長、提案があります」
ブライト「提案だと?」
ミサト「はい。敵の狙いであるゼオライマーをいったんラストガーディアンへ戻し…」「その間、私達で八卦ロボへの対応を行うのです」
ブライト「つまり、我々が囮になるということか」
ケーン「ミサトさん、ギガノスの連中はどうすんだよ!?」
ライト「そうですよ。前の時みたいにグン・ジェム隊が現れでもしたら…」「まだドラグーンに慣れていない連邦軍のパイロットは…」
ケーン「それに、あいつらの狙いは俺達だ。上手くいくかどうかわからねえが…俺達も囮になれるぜ?」
ミサト「じゃあ、あなた達は彼らの襲撃に備えて待機しておいて」「彼らが現れたという情報が入り次第、そちらへ向かってもらうわ」
ライト「ということは、つまり…」
ブライト「部隊を4つに分けるのだな?」
ミサト「はい」「電童チーム、ドモン君達、ナデシコはデータウェポン捕獲作戦の遂行を…」「ケーン君達とマジンガーチームはグン・ジェム隊の対応を…」「ネェル・アーガマとガンダムチーム、EVA、ラーゼフォン、ライディーンは八卦ロボの対応を…」「そして残るゲッターチームと一矢君達、ヒューゴ君達は…」「ラストガーディアン基地でゼオライマーの護衛を行うのです」
ブライト「了解した。直ちにその件を各員に伝達し、それぞれの任務を遂行させろ」
ミサト「はい!」
【シナリオエンドデモ終了】


● 第3新東京市 → No29「夢幻回廊」 へ戻る

● 砂漠 → No31「光に導かれし者達」 へ進む

  第3新東京市 → No32「仕組まれた引き金」 へ進む

  日本近海 → No33「猛攻、毒蛇部隊」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦MX PORTABLE」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。