TOP PAGEへ

シーン10 そして、約束の地へ
No.67
約束の地

<ラスト 境界空間>
始まりは終わりの…そして、終わりは始まりのために。全て
の決着がつく時、人は約束の地へたどり着くことが出来るの
か…?

【シナリオデモ開始】
ラビアンローズ

ベン「中尉殿、大使をお連れしました」
ダグラス「ご苦労、軍曹」
ベン「…エリカ大使、こちらです」
エリカ「はい…」
秋山「お久しぶりですな、大使。わざわざお呼び立てしてすみません」
エリカ「いえ…」
プラート博士「これで全員ですかな?」
エマリー「そのようですね」
ミスマル「では、秋山君…報告を頼む」
秋山「はい。本日11時12分、地球との各種交信が完全に途絶しました」
カッシュ博士「完全に…ですか?」
秋山「ええ。そのため、先程各コロニーや月面都市…平たく言えば、地球圏全域に非常事態宣言が出されています」「そして…これが今しがた確認された地球の映像です」

ダグラス「な、何!?」
ベン「こ、こんな馬鹿な…!」
エマリー「これはまるで…!」
エリカ「も、木星…!」
カッシュ博士「これが現実だと言うのか…」
プラート博士「まるで巨大なTOKYO JUPITER…いや、TERRA JUPITERじゃな」
秋山「その通り…あれは次元間不連続面です」
エマリー「いったい、地球で何が起きているのですか…!?」
秋山「次元間不連続面発生の原因は現在の調査段階で666通り…」「その中で最も確立が高いのが、ラ・ムーの星によるドゥーリットル作戦の発動です」
ミスマル「だが、あの作戦が開始されるまでにはまだ時間があるはずだが?」
秋山「何らかの事故が起きたか…あるいは、ラ・ムーの星が何者かの手に落ちたか…」
エリカ「そのラ・ムーの星にはあのようなことを可能にする力があるのですか…?」
プロスペクター「バーベム財団が入手を目論んでいたぐらいですからな…。あり得る話です」
エリカ「………」
カッシュ博士「中がどうなっているかはわからないのですか?」
秋山「ええ…」
ミスマル「………」「EVA量産機の投入…。未遂に終わった人類補完計画…。ラーゼフォンの覚醒…」「そして、先だって地球上に突如出現した巨大な翼を持った物体…」「それらがすべて重なり合い、あの結果を導いたのか…」
プロスペクター「これから我々の世界はどうなるんでしょうな」
エリカ「それを知っているのは…」「マグネイト・テンかも知れません」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
約束の地


【戦闘マップ3開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

アクア「こ、この空間は…!?」
アオイ・ジュン「何なんだ、ここは…!?」
ミナト「天国…じゃないよね…!」
ブライト「各員、状況を報告しろ!」
マコト「次元測定値、反転! マイナスを示しています!」
シゲル「周辺より擬似チャレンコフ反応あり!」
リンダ「地上…いえ、地球そのものが視認できません!」
ローズ「GEAR本部、リーリャ・リトヴァクなど地上との交信不能!」
サエグサ「ライディーン、回収! パイロットに異常ありません!」
ハーリー「次元交錯線、さらに乱れ始めました!」
ルリ「地上や宇宙の状況はわからないんですね?」
ユキナ「通信、映像、センサー類…全て反応しません!」
クワトロ「我々が何らかの空間に閉じこめられたのか…あるいは」
アルテア「世界そのものが変貌してしまったか…」
ミサト「ブライト艦長、ここは状況の確認を行うためにも…」
ブライト「ああ。各機、出撃…本艦とナデシコ周辺の警戒にあたれ」
〈出撃準備〉
ハーリー「…冬月副司令、とりあえず現時点でのデータがまとまりました」
冬月「次元間不連続面…もしくは、その境界…次元間界面か」
ジョルジュ「まさか、この空間は絶対障壁の中…!?」
エルフィ「だが、TOKYO JUPITERの内部はこんなに不安定なものではなかったぞ!」
冬月「…おそらく、補完や調律とは別の形で世界が終焉を迎えようとしているのだ」
ミサト「補完や調律とは別…!?」
冬月「ああ。ゼーレやバーベムは自分達のシナリオに大きな支障が出た場合を想定して…」「表層的な世界の破滅をもたらす手段をいくつか準備していた」
キラル「ならば、バーベムはウルベ・イシカワを通じてデビルガンダムを?」
冬月「うむ。そして、ゼーレは『AI1計画』を用意していた」
ヒューゴ「な…!」
アクア「AI1…計画…!?」
レイン「AI1って…あのAI1のこと…!?」
ミサト「やはり、ツェントル・プロジェクトを裏で動かしていたのはゼーレだったのね…!」
冬月「そう…あのプロジェクトはAI1計画の表向きの姿に過ぎん」
アクア「……!」
冬月「そして、AI1計画に与えられた真の目的は…」「使徒やドーレム、デビルガンダムなど委員会のシナリオの障害となるものを排除する機動兵器…」「超高性能人工知能AI1、DG細胞に類似した性能を持つラズムナニウム、そして、TEエンジンを併せ持った…」「コードMX…またはMODEL-Xという機動兵器の開発だった」
マコト「MX…!? じゃ、じゃあ、あの予算枠は!」
ミサト「AI1計画のものだったというわけね」
アクア「それじゃ、私達の機体やメディウスは…?」
冬月「当然のことながら、MODEL-Xを作り出すための礎だ」
ヒューゴ「………」
冬月「だが、あのメディウス・ロクスはMODEL-Xではない」「それに、ミタール・ザパトという男は委員会の指示に従わず…」「MODEL-XをTEアブゾーバーの試作10号機として開発し、AI1を排除するつもりだったようだがな」
アクア(そ、それで、先生は…!)
冬月「委員会の『AI1計画』…。多元世界補完計画のプロセスの一つであり、予備策…」「まさか、メディウス・ロクスがラ・ムーの星を取り込むことによって遂行しようとはな」
ヒューゴ「じゃあ、メディウスがこの空間を作ったというのか!?」
〔警報〕
ハーリー「下方より高熱源体接近!!」
ヒューゴ「!!」
〔敵ユニット出現〕
アクア「メディウス・ロクス…!」
ヒューゴ「隊長やエルデはどうなったんだ!? あの中に乗っているのか!?」
アクア「ミッテ先生! アルベロ! 返事をして!!」
〔カーソル、AI1を指定〕
アクア「応答がない…!?」
ヒューゴ「隊長! どうしたんだ、隊長!?」
〔カーソル、AI1を指定〕
ヒューゴ「くっ…!」
カミーユ「もうすでにあの2人は…?」
ヒューゴ「そんなわけはない! あの隊長がそう簡単に死ぬものか!」「アクア、メディウスの状態を教えてくれ!」
アクア「機体から今までとは比べ物にならないほどのエネルギー反応が出ているわ」
マリ「それはメディウスがラ・ムーの星を取り込んだからですか!?」
アクア「え、ええ…」
洸「じゃあ、今のあいつはムートロン・エネルギーで…!?」
アクア「そうよ。そのためにラズムナニウムが異常なまでに活性化している」
ドモン「それで奴は今まで以上の進化を遂げたのか…!」
レイン「ええ…さっきより巨大化しているし、形状も大きく変わってしまっているわ」
ミン「アルベロもエルデもいないってんなら、誰があいつを動かしてるのさ?」
アクア「おそらく、あれのコアとなっているはずのAI1…」
アムロ「AI1は今のメディウスを制御できているのか?」
アクア「わ、わかりません。先生達からの応答もないし、もしかしたら…!」
アムロ「暴走…!?」
AI1「…………」
〔ラズムナニウム暴走〕
リンダ「メディウスからさらなるエネルギー反応が!」
〔敵ユニット出現〕
マサト「メディウスから小型機が!」
サイ・サイシー「あいつら、こっちに仕掛けてくる気かよ!?」
冬月「葛城三佐、すぐに各機へ攻撃命令を出したまえ。彼らは我々を襲ってくるぞ」
ミサト「我々をシナリオの妨害者と見なして…ですか?」
冬月「そうだ。あれにはゼーレの老人達とエルデ・ミッテの怨念が込められている」「そして、己の管理者を失い、ラ・ムーの星という強大なエネルギーを手に入れたAI1は…」「おそらく、暴走し…自分達以外の全てのものをその体内に取り込もうとするはずだ」
チボデー「取り込むだと…! それじゃまるでデビルガンダムじゃねえか!」
レイン「いえ、あれより始末に悪いかも知れないわ」「冬月副司令の考えが正しいなら、メディウスは私達だけではなく地球そのものを…!」
ケーン「じゃあ、あいつをブッ壊せば地球は元通りになるのかよ!?」
冬月「その保証はないが…試してみる価値はある」
ブライト「試す…か…!」
ルリ「…大佐、もう一頑張りしましょう」「自分達の居場所は…自分達で勝ち取らなきゃ、意味がありません」
甲児「そうだ! あいつを止めようぜ!!」
銀河「ここまで何とかやってきたんだ…! ここで終わりなんて俺は嫌だぜ!」
北斗「そうですよ、ブライトさん。僕達はその終わりを止めるために地球へ帰ってきたんですから」
遙「綾人が選んでくれた世界を…久遠達が私達に委ねてくれた世界を…失いたくはありません」
洸「この状況を作り出してしまったのは、俺にも責任があります…!」「それに、母さんが託してくれたラ・ムーの星をメディウスに渡すわけにはいきません!」
ヒューゴ「いや…責任は俺達にある」
アクア「ええ…。あそこで先生を止められなかった私達のせいで…!」
デューク「それは違う。地球の未来を守るという責任は僕達全員が持たねばならないものなんだ」
ミサト「そうね。付け加えて言えば、こんなフィナーレを迎えるつもりは毛頭ないわ」
シンジ「生きて帰れる保証はないけど…ここであきらめたくない」
アスカ「生きてる内にやれることはやっておかなくっちゃね。そうでしょ、ミサト!」
ミサト「ええ…!」
ベガ「ブライト艦長…!」
ケーン「ブライトさん、命令を出してくれよ!」
ブライト「よし…!」「マグネイト・テンの指揮官として、諸君らに命令する!」「撃破目標はメディウス・ロクス!」「各機、持てる限りの力を発揮し、確実に目標を撃破せよ!」
カミーユ「了解!」
竜馬「みんな、行こう! 俺達の世界をこの手にするために!!」
アルテア「異なる星々の者達が手を取り合える世界を作るために!」
デューク「その世界を平和と希望で満たすために!」
ブライト「全機、攻撃を開始せよ!!」
<戦闘開始>

<アムロvsAI1>

アムロ「俺達が…多くの人々が命を懸けて守ってきた世界をメディウスに渡してなるか!」

<クワトロvsAI1>
クワトロ(やはり、この機体…ただの兵器ではない…!)(様々な人の怨念…。それがこの機体を突き動かす原動力なのか…!)

<ブライトvsAI1>
ブライト「前方に火線を集中しろ! マグネイト・テン各機は本艦を援護! メディウスをここで止めるぞ!」

<カミーユvsAI1>
カミーユ「やらせはしない…! 暴走した兵器なんかに俺達の未来を渡してなるものか!」

<ジュドーvsAI1>
ジュドー「行くぜ、化け物! お前を叩き潰して、俺はリィナの所に帰るんだ!!」

<ドモンvsAI1>
ドモン「師匠が…シュバルツが…多くの戦士が愛した地球だ…! 絶対に取り戻してみせる!」

<甲児vsAI1>
甲児「行くぜ、化け物! ここまで来たんだ…最後の最後でやられてたまるかってんだ!」

<鉄也vsAI1>
鉄也「暴走した機械などに俺達の世界を好きにさせはしない!!」

<デュークvsAI1>
デューク「僕達はお前を倒してもう一度帰るんだ! あの美しい緑の大地に!!」

<竜馬vsAI1>
竜馬「負けてたまるか…! ムサシの愛した地球を機械なんかに好きにさせはしない!」

<洸vsAI1>
洸「許さない…絶対に許さないぞ! 母さんが命を懸けて守ってきたラ・ムーの星を悪用する者よ!」「この俺とライディーンは絶対にお前の存在を許しはしない!!」

<一矢vsAI1>
一矢「帰るんだ…! お前を倒して、俺は絶対にエリカの下へ帰ってみせる!!」

<ケーンvsAI1>
ケーン「この野郎! 俺達の地球を返しやがれってんだ!」

<マイヨvsAI1>
マイヨ「ギルトール元帥閣下の愛した地球…返してもらうぞ!!」

<シンジvsAI1>
シンジ「父さんと母さんも、僕達の生きていた世界をそれぞれに愛していた…」「僕だって…僕だって…! この世界を守るために戦うんだ!!」

<ロムvsAI1>
ロム「剣狼よ…! この悪魔を討ち、青き星へ我らを再び導きたまえ!」

<アキトvsAI1>
アキト「最後に学べ、AI1…」「敗北という言葉を…。執念という言葉をな」

<ルリvsAI1>
ルリ「前方に攻撃を集中して下さい。私達はあれを倒して地球に帰ります」

<リョーコvsAI1>
リョーコ「行くぞ、お前ら!! こいつを倒してカタをつけるぜ!」
ヒカル「了解!! 張り切っていっちゃいましょう!」
イズミ「貼り切手、郵便はポストへ…くくく」

<銀河or北斗vsAI1>
銀河「行くぜ、化け物!」
北斗「地球は僕達の故郷だ! 絶対に取り返してみせる!」

<アルテアvsAI1>
アルテア「目的を見失った化け物め! あの青き星は貴様には渡さん!」

<マサトvsAI1>
マサト「僕は僕の大切な世界に帰るんだ! そのためにお前を倒す!」

<AI1撃破・敵増援1出現>
AI1「…………」
ハーリー「目標、沈黙しました!」
ミサト「やったの!?」
アクア「い、いえ! まだ高エネルギー反応が!!」
〔AI1活性化〕
〔エルデ、変化〕

銀河「な、何だ、ありゃ!?」
ジョルジュ「やはり、ラズムナニウムで自己修復を!?」
ロム「だが、あの姿は…!!」
リョーコ「人型でも、さっきの化け物でもねえ…!!」
アクア「こ、こんな…!!」
ルー「何かわかるの!?」
アクア「あ、あれは…メディウスのコア部分…! AI1が収容された…!!」
一矢「何だって!?」
アクア「コ、コア部分のみがさらに巨大化してる…!!」
マサト「じゃあ、あれはAI1そのものなんですか!?」
アクア「そうよ…! でも、あれはあくまで人工知能…それ単体で活動するなんて!!」
ユキナ「エ、エネルギー反応数値、どんどん上がっていきます!」
アクア「これはムートロン・エネルギーじゃない…! ターミナス・エナジー!?」
マコト「時空領域に異常! 外部との時間伸長数予測、12:1!!」
冬月「TOKYO JUPITERの2倍か…!」
シゲル「次元測定値がさらにマイナスへ! 観測不能! 数値化不能!」
マヤ「こ、このままでは、この次元間界面そのものが崩壊します!!」
ミサト「崩壊したら、どうなるの!?」
マヤ「最悪の場合、アンチA.T.フィールドが発生し…」「個体生命の形が維持できません!」
ミサト「何ですって!?」
冬月「我々がLCL…生命の源の海へ還元されるというのか」「それでは補完と同じだ。偶然とは言え、ゼーレの老人達の願いがこのような形で現れるとはな…!」
ルリ「しかし、補完と言ってもあれでは…!」
冬月「ああ。あんな物に世界とヒトを再生する力などない…」「あれは死を以て全てを一つにする道具に過ぎん」「仮に補完が遂行されても…その先はない」
ケーン「何が何でも終わらせようってのか、あの気色わりぃタマゴ野郎は!!」
シゲル「ラズムナニウム、液状化! 目標のエネルギー反応数値、さらに増大していきます!!」
アオイ・ジュン「まだ進化を続けるというのか、あれは…!?」
アクア「プールデータを一気にロードした結果、暴走してああなったというの!?」「それとも、初めから予定されていたことなの!?」
???(エルデ)「ウフフフ…フフフフ…アハハハハ…アハハハハハハ!!」
アクア「!!」
ヒューゴ「その声…! 貴様!!」
エルデ「アハハハハハ! ハハハハハハハ! そうよ、私よ!!」
アクア「ミ、ミッテ先生…!!」
ヒューゴ「あの女、生きていたのか!?」
エルデ「そうよ! 私の可愛いAI1が私を再生してくれたのよ! 制御装置の一つとしてねぇ!!」
ヒューゴ「な、何っ!?」
エルデ「素晴らしい…素晴らしいわ!」「これがAI1の出した結果! これがAI1の進化の果て! これがAI1の本当の姿!」「素晴らしい! 本当に素晴らしいわ! アハハハハハハ!!」
アクア「せ、先生…!」
エルデ「ねえ、AI1! あなたはどこまで行くの!? 私に何を見せてくれるの!?」
アクア「ミッテ先生! もうやめて下さい!!」
エルデ「あら、アクアじゃないの…? まだ生きていたのね、あなた」
アクア「こんなことをして…! 世界を終わらせて、何になるって言うんです!?」
エルデ「アハハハハ! あなたらしい台詞ねえ、アクア!」
アクア「!!」
エルデ「言ったでしょう!? 私はただ結果が見たいだけ!」「AI1が生み出す結果がただ見たいだけなのよ!!」
アクア「でも!!」
エルデ「私は最初からこういう女なのよ! あなたが勘違いをしていただけ! アハハハハハハハ!!」
チボデー「あ、あの女…!!」
マリア「自己満足のためだけに…!?」
アクア「せ、先生…!」
エルデ「あなたの安っぽい正義はもう充分! そんなものが不要な世界を私が見せてあげる!!」
アクア「先生は…! ミッテ先生はそのAI1に取りつかれているんです!」「今ならまだ間に合います! AI1を捨てて下さい!!」
エルデ「説得なんてするだけ無駄よ! もう決めたもの! あなた達を全て消し去るって!!」「神でも、人でもない、兵器でもない! 私の可愛い子が全てを裁くのよ!!」
甲児「あの女、問答無用ってわけかよ!」
サブロウタ「まァ、ここに来て新たな秩序だの改革だの再生だのをブチ上げられるよかマシだがねェ」
アクア「エルデ・ミッテ…! もうあなたは……!!」
ヒューゴ「アクア…!」
アクア「…わかってるわ。覚悟は出来てる…」「私、エルデを止めるわ」
エルデ「あなたにそれが出来るかしら? 私の単なる教え子に過ぎなかったあなたに?」
アクア「出来るわ、エルデ!!」
エルデ「!」
アクア「確かに、あなたからは多くのことを教わった…」「でも、ヒューゴやマグネイト・テンのみんなと出会って…」「あなかたら教えてもらったこと以上のものを学んだもの!」
レイン「アクア…」
エルデ「ウフフフ…それでも止められると思わないことね! この私とAI1を!」
ヒューゴ「エルデ・ミッテ…一つ聞く」「隊長は…アルベロ・エストはどうなった?」
エルデ「さぁ…どこへ行ったのかしらねぇ?」「私と同じくAI1に再生され、生体部品としてどこかへ組み込まれたか…」「それとももう死んでしまったか…」
ヒューゴ「!!」
エルデ「いずれにせよ、どうでもいいわ! 元々あの男はメディウス・ロクスの単なる操縦装置…!」「そんな部品がなくても、AI1は私がいれば動く! あんな男なんてもう不要なのよ!!」
ヒューゴ「貴様ァァッ!!」
エルデ「あら、気に障ったの? でも、私は今となってはあの男の言葉を少しは信じる気になったのよ?」
ヒューゴ「何!?」
エルデ「機体の限界性能を凌駕するのに必要な要素は人間…!」「そう、AI1はそれをあの男から学んだからこそ、私をこうやって再生させたのよ!」「でも、残念ながら当の本人は生き延びることが出来なかったみたいだけどねぇ!」
ヒューゴ「………」
エルデ「死中に活を見出す? 倒すべき敵を倒す? 必ず生きて還る?」「復讐? 過去の清算? アハハハ、そんなものお笑いだわ!」「そういう下らない感情に縛られているから、あの男はAI1から排除されたのよ!」「アハハハ! ハハハハハ!! 下らない、下らないわ! アハハハハハハハ!!」
ヒューゴ「ああ、下らないだろうさ。あんたにとってはな」
エルデ「!?」
ヒューゴ「だが…貴様の理論が正しいなら、何故俺達はここにいる?」「何故、メディウス・ロクスは倒された?」
エルデ「……!」
ヒューゴ「貴様とAI1はその下らないものを理解していない…!」「戦いの勝敗を決するもの、それは生き抜こうとする意思だ…!」「自分自身の力で生き抜こうとする決意だ…!」「己の身をも引きかえに、結果のみを求めようとする貴様に俺達を排除することなど出来ない!」「多くの人々が生きていこうとするこの世界を終わらせることなど出来ない!」
エルデ「なら、お別れを言いなさい! あなたを取り巻く全てのものにねぇ!!」
鉄也「フン、それはこっちの台詞だぜ」
隼人「ああ。この現象を生み出した原因が貴様なら…」
アレンビー「あたし達がやるべきことは一つ!」
ドモン「エルデ・ミッテ! そして、AI1! 俺達の拳で貴様を打ち砕く!!」
エルデ「いいわ! あなた達にAI1が行き着く先を見せてあげる!!」
一矢「俺達が望むのは破滅という結果じゃない…! そんなものを見る気はない!」
マイヨ「我らの手で世界の命運を決するのはおこがましいかも知れん…」「だが、その是非を問うためにも世界を存続させる必要がある」
エルデ「アハハハ! 例え私達を倒したとしても、世界が元通りになる保証なんてないのよ!?」
クワトロ「だが、お前が自分の望む結果を見られるという保証もない」
レイナ「そうよ! だって、私達がここにいるんですもの!」
ライト「ま、AI1を教育するのはあんたの勝手だが…結果を出すのはまたの機会にしてもらいたいもんだね」
アスカ「ただし、私達が出す結果はすぐに知ってもらうことになるけど」
デューク「そうだ…。平和を愛する全ての人々がそれぞれの未来を手にするという結果を…!」
エルデ「なら、あなた達のその決意ごと全てを一つにしてあげるわ!」「そして、AI1そのもの…ALL In 1となりなさい!!」
サブロウタ「なァるほど、AI1はそういう意味の略称だったわけね」
リョーコ「俺達はてめえなんぞと一つになる気なんてねえ!」
ヒカル「ホント、ホント。ちょっと生々しいもんね、アレ」
イズミ「そうでなくてもお断りだね」
キラル「どうやら、皆の者の決意は固まったようだな!」「ならば、ブライト殿! 我らに最後の命令を!!」
ブライト「…この戦いの果てに何があるのか、それは私にもわからん…」「だが、我々がここにいることには何らかの意味が必ずあるはずだ」「それを知るためにも、今一度、みんなの力を貸してくれ」
アムロ「もちろんだ、ブライト」
ルリ「そして、私達の大切な人達に再び会うために…」
アキト「失ってしまった想い出を取り戻すために…」
銀河「俺達の帰りを待ってくれてるみんなのために…!」
ロム「今こそ…!」「今こそ我らの手に勝利と未来を!!」
ブライト「最終目標、AI1! 全機、攻撃を開始しろ!!」
甲児「行くぜ、みんな!! これが最後の戦いだ!!」
ケーン「ああ、あの女に思い知らせてやろうぜ!」「俺達が今ここにいる限り、この世界に終わりなんてこねえってことをよ!!」
エルデ「アハハハ! 私にとってはAI1が全て! 他には何もいらないわ!!」「そして、AI1! 進化なさい! 究極へ! 極限へ! そして、神を超越した領域へ!!」
ヒューゴ「貴様などに世界の行く末を決めさせはしない!!」「エルデ! そしてAI1! 貴様らの身体に…」「俺達や隊長の生き様を! 俺達の生きる意思を刻み込んでやる!!」

<エルデHP70%以下or敵増援1出現の2ターン後PP・味方援軍11出現>
ブライト「トーレス、状況は!?」
トーレス「目標の自己修復能力が高いため、撃破に時間がかかりそうです!」
冬月「まずいな…! 下手に時間を浪費すれば、次元間界面自体が崩壊するぞ」
マコト「しかし、現状ではこの空間を安定させる方法なんて…!」
エルデ「もうあきらめなさい! 導かれる結果は一つなのよ!!」「!?」
洸「き、聞こえる…!」
マリ「どうしたの、洸!?」
洸「聞こえるんだ、歌が…!」
遙「こ、これは…!」
シンジ「あ、綾人さん…!?」
〔味方ユニット出現〕
エルデ「ラーゼフォン!?」
真聖綾人「…………」
遙「綾人……!!」
???(綾人)(…遙……)
遙「!!」
綾人(遙…そして、みんな……)(今、この空間に響く音は僕が調和している…)(だから…君達の音色を濁らせる源を……)(君達が生きるべき世界を君達の音で満たすんだ…)
ジュドー「…き、聞こえた…」
カミーユ「ああ、確かに綾人の声だ…」
ミサト「あの子が…この空間を…!?」
冬月「安定させているというのか…」
エルデ「そんなことが…! あれはあの時、消滅したはず!!」
玲香「あなたの音は彼らには届かない」
エルデ「!!」
玲香「あなたに彼らの音を乱すことは出来ない…」
エルデ「消え失せなさい! 私とAI1の世界に、お前のような機械仕掛けの神は要らない!」「そう! 神も人も要らない! AI1だけがあればいいのよ!!」
綾人「………」
プル「綾人…あたし達の力になってくれるの…!?」
綾人(そうだよ、プル)(さあ、みんな…急ぐんだ)(君達が君達として生きていくためにも……)
遙「わかったわ、綾人…。あなたの想い、受け止めたわ。確かに…!」

<アムロvsエルデ>
エルデ「無駄よ、アムロ・レイ!! 人間では私のAI1は止められない! たとえ最強の兵士のあなたでもね!!」
アムロ「人間の可能性を甘くみるな…! お前が自分の興味のためだけに全ての人間の未来を閉ざすのなら…」「俺は一人の人間としてお前のやろうとすることを否定してやる!」

<クワトロvsエルデ>
エルデ「無駄よ、赤い彗星!! あなたのデータは一年戦争の時から全てAI1に記録されているわ!!」「つまり、あなたではAI1には勝てないということよ!!」
クワトロ「データはデータに過ぎん。それに私は人の力というものを信じている…」「多くの者達と決別してまで信じた人の可能性だ…暴走した機械とその端末にそれを否定させる気はない!」

<ブライトvsエルデ>
ブライト「ここで我々がAI1を止めなければ、世界が終わりを迎える! 各員、奮起せよ!」
エルデ「アハハハハ! こっけいね! 希望も絶望もAI1の前では等価値だというのに!!」
ブライト「そんな言葉にひるむ我々ではない! 全砲門、撃てーーっ!!」

<カミーユvsエルデ>
エルデ「来なさい、ニュータイプ! 人を超える者は、このAI1をおいて他にないことを教えてあげるから!!」
カミーユ「黙れ! ニュータイプは人を超える者なんかじゃない! 同じ人間なんだ!!」「そして、欲望を吐き出すだけのお前達など暴走した機械でしかない! だから、俺達はお前を破壊する!!」

<ジュドーvsエルデ>
ジュドー「あんた、何だってこんなことをするんだよ!? 本当に世界の破滅を望んでいるのかよ!」
エルデ「さっきも言った通りよ!! 私が望むのはAI1の完成! 世界の行く末など知ったことではないわ!!」
ルー「な、なんて勝手な理屈なの…! 私利私欲やエゴって言うよりも単なるワガママじゃない!?」
プル「い、嫌だよ、あたし…! そんな滅茶苦茶な理屈で滅ぼされるなんて…!」
ジュドー「それがあんたの言い分なら俺達はやっぱりあんたとその機械を許すわけにはいかない!」「行くぜ! いろんな人の想いがつまったこの世界…絶対に守り抜いてみせる!!」

<ドモンvsエルデ>
ドモン「答えろ、エルデ・ミッテ! お前のやろうとしていることに何の意味がある!?」
エルデ「意味ぃ!? それはAI1が…AI1だけが決められることよ!!」
チボデー「待てよ! あんたは本気で機械の言いなりになる気かよ!?」
サイ・サイシー「それも自分の造った機械の命令に従うなんておかしくないのかよ!」
エルデ「私の喜びはAI1の喜び! AI1の願いは私の願い! 今、私とAI1は一つになったのよ!」
ジョルジュ「く…駄目です…! 既にあの人の意識はAI1と同化しているようです!」
アルゴ「あるいは再生された時にAI1があの女の意識に介入したかだ!」
アレンビー「今となってはそんなことはどうでもいいよ!」
キラル「左様! 我らの成すべきことは一つ!」
レイン「ドモン!」
ドモン「わかっている! …俺のこの手が真っ赤に燃える! 悪を倒せと轟き叫ぶ!!」「行くぞ、AI1! 人々が愛する地球を機械とその下僕に食らわせてなるか!!」

<甲児vsエルデ>
エルデ「アハハハハ! 無駄なあがきを! AI1の制御するこの世界で勝ち目などあるはずもないのに!!」「だから、人間は愚かなのよ!」
甲児「うるせえ! そんなダンゴの親玉に負けちまったら人間様の名折れってもんだぜ!」「教えてやるぜ! あんたが見限った人間の力がどれほどのものかってな!!」

<鉄也vsエルデ>
鉄也「お前は人間以上の存在としてそのAI1を作ったのか!」
エルデ「そうよ! そして、可愛いこの子は私の想像以上に強く美しく育ってくれたわ!!」
鉄也「ならば、俺がお前の研究は最初から間違っていたことを教えてやる!」「そのドマンジュウを人間の力で叩き潰してな!!」

<デュークvsエルデ>
デューク「何故こんなことをする!? お前は地球が失われても構わないというのか!?」
エルデ「アハハハハ! 地球なんて岩の塊はAI1の前では無価値に等しいわよ!!」「進化は果てし無く続くわ! AI1は無限に広がり、いつしか宇宙をも飲み込む存在になるのよ!!」
マリア「いいかげんにしなさいよ! あんたはそれでいいかも知れないけどあたし達は絶対に認めないんだから!」
デューク「AI1! 己の欲望のままに他人の幸せを摘むお前が人間以上の存在のはずがない!」「僕はお前を倒す! あの美しい地球と優しい人々の笑顔を守るために!」

<竜馬or隼人or弁慶vsエルデ>
エルデ「さあ、あなた達のゲッター線もAI1に取り込んであげるわ!」
竜馬「黙れ! 科学は人間の暮らしを豊かにするためにあるものだ!」
隼人「自分の作った機械に取り込まれていては本末転倒ってやつだぜ!」
エルデ「理解出来ないのかしら!? 今の私の幸せが!! アハハハハハハハハ!」
弁慶「ああ、わからんさ! 地球を機械のエサにしようとしているあんたの考えなんかな!」
竜馬「行くぞ、AI1! お前が科学によって生まれたのなら俺達は科学の結晶のゲッターロボで…」「お前を叩き潰してやる! 破片一つ残さずにな!!」

<洸vsエルデ>
エルデ「あなたにはお礼を言わせてもらうわ!」「ラ・ムーの星を得たことによってAI1は究極の進化を遂げたもの!」
洸「ふざけるな! ラ・ムーの星はそんなことのために使われるものじゃない!」「ムーの…そして、母さんの願いを受けたこのライディーンが、お前を消滅させる!!」

<一矢vsエルデ>
一矢「馬鹿なことはやめろ! 今すぐAI1を停止させて、地球を元の状態に戻すんだ!」
エルデ「馬鹿なことですって!? アハハハハ! やっぱり、あなた達はAI1の素晴らしさがわかっていない!」
京四郎「世界を崩壊させようとする暴走した機械のどこにそんなものがある!?」
ナナ「そうよ! 機械なんかに私達の守ってきた人達や世界を滅ぼさせやしないわよ!」
エルデ「守るぅ!? 愛するぅ!? そんなものは人間の生み出した幻想に過ぎないのよ!!」「AI1こそが世界の絶対真理を導く存在!! 感情などAI1には単なるサンプルに過ぎないのよ!!」
一矢「黙れ! AI1が歪んだ進化をしたのはお前の責任だ!」「人間の心を…人を愛する気持ちが理解できないのならAI1、そしてエルデ・ミッテよ!」「俺の拳はお前を討つ!!」

<ケーンvsエルデ>
ケーン「ドルチェノフもイカれた奴だったが、あんたはそれ以上だぜ!!」
エルデ「何とでも言いなさい! 私はただAI1が作り出す世界を見たいだけなのよ!!」
ライト「そういうのは、自分の夢の中で見て欲しいね」
タップ「まったくだぜ。付き合わされる方はたまったもんじゃない」
エルデ「所詮、あなた達にAI1の素晴らしさを理解することなんて出来ないわ!」
ライト「だったら、あんたもわかっちゃいないさ」
タップ「ああ。何であの時、俺達がドラグナーから降りなかったか…」
エルデ「それがどうしたというの!?」
ケーン「あんた…ドラグナーの意味、知ってるか?」
エルデ「意味!?」
ケーン「そう、俺たちゃ騎兵隊…! 地球って城を守る騎兵隊さ!!」

<マイヨvsエルデ>
エルデ「アハハハハハ! ギガノスの遺物が、このAI1に挑むとは笑わせてくれる!!」
マイヨ「ギガノスは滅びても、その魂は常に私と共にある!」
ダン「大尉! 自分もであります!」
ウェルナー「自分もです!」
カール「我ら行くところこそギガノスの未来です!」
エルデ「信念だ、魂だ、心だぁ!? そんな俗な感情に支配されている以上、人間には限界があるというのよ!!」
マイヨ「俗物は貴様だ、エルデ・ミッテ! 貴様の個人的な欲望がAI1を暴走させたのだ!」「地球を救うための剣は我が手にあり! AI1よ! この世界より消え去れ!!」

<シンジvsエルデ>
エルデ「エヴァンゲリオン! その魂はAI1と一つになることで永遠の安らぎを得るのよ!!」
シンジ「な、何を…!?」
エルデ「そして、あなたもEVAとAI1と溶け合うことでやっと休むことが出来るのよ!」
シンジ「違う…僕は…僕は…!」
アスカ「何やってんのよ、シンジ!! 相手の口車に乗ってんじゃないわよ!!」
エルデ「アハハハハ、哀れな子ね! さあ、その堅いカラを破って今こそ一つになりましょう!!」
アスカ「冗談じゃないわよ! なんであたしがシンジやあんたとくっつかなきゃならないのよ!!」
シンジ「僕は…僕として生きる…! もしかしたら、それはつらくて苦しいことかも知れないけど…」「だけど、僕は逃げない…! それがこの戦いで学んだことだから!」「だから、いらないんだ! 補完なんていらないんだーっ!!」

<ロムvsエルデ>
ロム「悪魔め…! 人の心を理解せぬお前に、その力はあまりに危険だ!」
エルデ「人の心ぉ!? そんなものを排除したからAI1はここまで進化したのよ!!」
レイナ「黙りなさい! だからAI1が暴走したというのがあなたには理解出来ないの!?」
エルデ「暴走ぅ!? 勘違いしないでよ! AI1は完璧よ! エラーもバグもミスもブランクもどこにもないわ!!」
ドリル「駄目だ、こりゃ! 全然、話が通じてないぜ!」
ジェット「フ…ここまで来ればやることは一つだ!」
ジム「はい! 私も覚悟を決めました!」
アレンビー「今となってはそんなことはどうでもいいよ!」
ロム「AI1、そしてエルデ・ミッテよ! この世界にお前達の生きる場所はない!」
エルデ「何を言っているの!? 世界の真理を決めるのは、このAI1よ!!」
ロム「ならば、参る! 正義と真実の名の下、青き星に希望の光を取り戻すため…」「我が天空宙心拳がお前達の闇を払う!!」

<アキトvsエルデ>
エルデ「来たわね、黒衣の王子! さあ、あなたもAI1の前にひざまずきなさい!!」
アキト「断る…。俺はお前を倒すために来た…!」「俺はこの世界を…あいつが生きるこの世界を誰かの好きにさせはしない…!」

<ルリvsエルデ>
エルデ「アハハ、電子の妖精さん! AI1もあなたが欲しいって言っているわよ!!」
ハーリー「か、艦長…!」
ルリ「………」
エルデ「さあ一つになりましょう! あなたにとってもAI1の中はとても気持ちのいい場所のはずよ!!」
ルリ「嫌です。そんな気持ちの悪いものの中」
エルデ「こ、小娘がぁっ!!」
サブロウタ「フラれたんなら大人しく引き下がりな、マンジュウ屋のオバサン!」
ハーリー「そうです! 艦長も地球も僕とサブロウタさんが守ってみせます!!」
サブロウタ「よく言った、ハーリー! これでお前も立派な男だ!!」
ルリ「ありがとう、ハーリー君。では、撃ちまくってください」

<リョーコvsエルデ>
エルデ「アハハハ!! AI1に歯向かっても無駄なのがまだわからないようね!!」
リョーコ「冗談じゃねえ! 無駄だと言われて、ハイそうですかって言うほど落ちちゃいねえんだよ!!」
ヒカリ「そうよ! 締め切りの度にあきらめてたらマンガ家なんてやってられないわよ!」
リョーコ「馬鹿野郎! この非常時にふざけんな!!」
エルデ「ならば、教えてあげるわよ! 人間の意志なんてAI1の前では紙みたいなものだって!!」
イズミ「いい加減にしな…! その紙みたいな人間の意志にお前は負けるんだよ…!」

<銀河or北斗vsエルデ>
エルデ「おいで、データウェポン達! AI1こそが、あなた達の所有者に相応しいのよ!!」
銀河「な、何言ってやがる!?」
エルデ「電子の聖獣とAI1が一つになれば、また新たな力が生まれる! そして進化は続いていくのよ!!」
北斗「そんな! 全ての生き物が滅びるかも知れないっていうのにまだ機械の方が大事だっていうの!?」
エルデ「機械ぃ!? 生物ぅ!? そんなカテゴリーはAI1には無用なのよ!!」「何故ならAI1こそがこの宇宙において全てであり唯一の存在であるのだから!!」
銀河「あ~!! もう訳わかんねえ! こいつの言ってること!」
北斗「だけど、一つだけわかったことがあるよね、銀河!」
銀河「おう! こいつだけはこのままにしておいちゃ絶対にまずいってことだ!」
北斗「いいね!?」
銀河「おう!!」
北斗「行くぞ、AI1!! 僕達は地球と大事な人達のためにお前を絶対に倒す!!」

<アルテアvsエルデ>
アルテア「何故だ!? 何故、地球に生まれた者があの星の美しさを理解出来ん!?」
エルデ「星の美しさですってぇ!? そんなものは宇宙を探せば代わりは見つかるわよ!!」
アルテア「同じだ…。目的を見失い暴走する様はガルファと全く同じだ…!」
エルデ「同じですってぇ!? つまらない冗談はやめなさいよ! AI1は唯一無二、絶対不変の存在よ!」「AI1はこの宇宙にたった一つだけ! 私が作り上げた宇宙の至宝なのよ!!」
べガ「そんな醜い欲望の塊が宝でなどあるものですか!!」
スバル「そうだ! 宇宙の宝とは人間の持っている愛や勇気や希望だ!」
アルテア「それを滅ぼそうとするお前とAI1…この私が討つ!!」

<マサトvsエルデ>
エルデ「さあ、来なさい! その次元連結システムはAI1にこそ相応しいものだわ!!」
マサト「違う…! 僕はゼオライマーの力をあなたとAI1の暴走を止めるために使う!」
エルデ「暴走じゃない、進化よ! そして、あなたもそのための糧にしてあげる!」「次元連結システムをAI1のパーツとして組み込んであげる!」
マサト「パーツじゃない…! 美久は僕を支えてくれる存在だ! 僕にとってかけがえのない人なんだ!」
美久「マサト君…!」
エルデ「人!? あの女が人!? ただの人形じゃないの! アハハハ!!」
マサト「僕だってそうだ…! 僕もゼオライマーのために作られた人形だ!」「だけど、僕達は人としてみんなと同じ世界で生きていく…!」「そのために…僕はゼオライマーの力を使う!!」「あなたを冥府へ誘うために!!」

<エルデHP40%以下>
ヒューゴ「くっ…! 奴め、さすがにしぶとい!」
アクア「ラズムナニウムの修復速度が落ちない…!」「完全に消滅させない限り、AI1は何度でも復活するわよ!」
ヒューゴ「わかっている! ターゲットを奴のコアに集中させる! 微調整はそっちに任せるぞ!」
アクア「了解!」
???(アルベロ)(……ヒューゴ……)
ヒューゴ「!?」
アクア「どうしたの!? ヒューゴ!」
ヒューゴ「………」
???(アルベロ)(……ヒューゴ……)
ヒューゴ「隊長!? 隊長なのか!?」「生きているなら、返事をしてくれ!! 何とか助け出す!!」
???(アルベロ)(……倒すのだ……)(……お前達が生き延びるために……)(……迷うな……。倒すべき敵を……倒せ……)(……AI1を破壊するのだ……)
ヒューゴ「隊長! 待ってくれ、隊長!!」
アクア「いったいどうしたのよ!? ヒューゴ!」
ヒューゴ「隊長の声が…聞こえた…!」
アクア「えっ!?」
ヒューゴ(…そうか、隊長……)(そうなのか……!)
アクア「ヒューゴ…?」
ヒューゴ(…それが……あなたの最後の命令なのか……!)

<エルデ撃破>
エルデ「アハハハ!! まだよ! まだ終わりじゃないわ!!」「ラズムナニウムがある限り、私とAI1は何度でも復活する! 何度でも! 何度でも!!」「さあ、甦りなさい! AI1! そして、全てを一つにするのよォッ!!」
〔エラー音〕
エルデ「きょ、拒否!? 何故!? 何故、私の命令を拒むの、AI1!?」
アルベロ「…奴は学んだのだ…」
エルデ「ア、アルベロ! あなた、どうしてそこに!?」
アルベロ「エルデ、AI1は最後に学んだのだ…」
エルデ「な、何を!?」
アルベロ「…人間の力を…そして、敗北…戦いに敗れた者の宿命を」
エルデ「そ…んな馬鹿な!! AI1が! 私の子がそんなことを!!」「あり得ないッ! あり得ないわ、絶対にッ!! 絶対にィィィィッ!!」
アクア「エルデ…!!」
ヒューゴ「た…隊長…!」
アルベロ「ヒューゴよ、俺は後悔などしていない…」
ヒューゴ「……!」
アルベロ「そして…俺の過去は…フォリアや部下達を死なせた罪は…」「これで清算される……」
ヒューゴ「隊長!!」
アルベロ「生き延びろ、ヒューゴ…」
ヒューゴ「!!」
アルベロ「必ず生きて還れ……」「それが……」「それが…俺達クライ・ウルブズの鉄則だ…………」
〔敵ユニット撃破〕
ヒューゴ「………!!」「た、隊長…!!」「隊長……っ!!」「隊長ォォォォォォッ!!」
アクア「………」「…エルデ……あなたは……」
エリス(アクアさん……)
ルリ「………」「…ハーリー君?」
ハーリー「は、はい…。目標の完全消滅を確認……」「全ての反応、ありません…」
カミーユ「こ、これで……」
アムロ「終わったのか…?」
クワトロ「ああ……」
冬月「だが、我々を取り巻くこの世界は……」「これからどうなる……?」
綾人「……遙……」
遙「綾人……あなたは……」「あなたはこれから…どこへ…?」
綾人「僕はここにいる…」「そして…僕はいつでも、どこにでも存在している…」「僕は…時と時の狭間に生きる時の観測者になるんだ…」
遙「!」「これから……どうなるの……?」
綾人「僕が時を観ることを始めれば…世界の不協和音は鳴り止む…」「だから、君達の世界は大丈夫だよ」
遙「あなたは…戻ってこれないの…?」
綾人「そう…僕がここに残らなきゃ、あまねく世界はノイズで満たされることになってしまうからね…」
遙「わ、私も…一緒に…!」
綾人「残念だけど…僕は君に生きていて欲しいから…」「そのために僕は選んだんだから…」
遙「あ、綾人……!!」
綾人「…さよなら、遙…」「…さよなら、みんな…」「…さよなら…僕達が選んだ約束の地…………」「…さよなら…僕の…………」「僕達の……後を継ぐべき人達……」
〔画面、発光〕
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔画面、発光〕
〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕

ケーン「お…おい、ライト」
ライト「な、何だよ?」
ケーン「下に見えるの…地球だよな?」
ライト「あ、ああ…確かに地球だ」
銀河「お、俺達…帰ってきたのか?」
北斗「わからない…。でも、あんなことがあったのに…僕達の地球は……」
洸「もしかして…綾人さんのおかげで……?」
遙「………」
アスカ「私達、本当に帰ってこれたの…?」
ブライト「リンダ、現在座標の確認を」
リンダ「は、はい…。静止衛星軌道上、M0605…です」
ルリ「ハーリー君、通信回線は?」
ハーリー「す、すみません…。先程の衝撃の影響で機能回復に時間が…」
〔エラー音〕
ハーリー「艦長、こちらに接近してくる物体が!」
ルリ「識別は?」
ハーリー「ま、待って下さい…」「! こ、これは!?」
〔味方戦艦出現〕
ミナト「ナ、ナデシコB!?」
アオイ・ジュン「ど、どうしてこんな所に…!?」
ユリカ「みんな! 大丈夫!?」
ルリ「!」
リョーコ「ユ、ユリカ!? お、おめえ、ユリカだよな!?」
ユリカ「そうだよ! ナデシコBの新任艦長、ミスマル・ユリカで~す!」
ブライト「ミスマル大佐…!」
ユリカ「お久しぶりです、ブライト大佐。あなた方をお迎えにきました」
ブライト「迎えに…!?」
ユリカ「はい!」
ルリ「ユリカさん……」
ユリカ「ルリちゃん…みんな…おつかれさま。もう大丈夫だよ」
リョーコ「ってことは、俺達…!」
一矢「本当に…!」
シンジ「帰って……きたんだ……!」
【戦闘マップ2終了】


● 宇宙空間 → No66「遙か久遠の彼方」 へ戻る

● エピローグ へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦MX PORTABLE」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。