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シーン1 過去からの警鐘
No.9
冥府の王、その名は「天」

<ラスト 富士樹海>
秘密結社『鉄甲龍』が行動を開始。彼らは15年前に奪取さ
れた八卦ロボの内の1体を取り戻すため、ラストガーディア
ン基地を襲撃する…。

【シナリオデモ開始】
???(ガルファ皇帝)「アルテアよ……」
アルテア「はっ。陛下…」
???(ガルファ皇帝)「お前に次の任務を与える…」
アルテア「御意」
???(ガルファ皇帝)「太陽系第三惑星、地球…。だが、そこでの任務は生命殲滅ではない」「データウェポンの捕獲だ」
アルテア「ならば、あれも…!?」
???(ガルファ皇帝)「そうだ。もう一つのギア、電童がその惑星で発見された」「故に、残りのデータウェポンもそこにいる」
アルテア「電童とデータウェポンが地球に…」
???(ガルファ皇帝)「すでにあの星には螺旋城F-18を送り込んである…」「お前も直ちに赴き、7体全てのデータウェポンを手に入れよ」「可能であれば、電童も我が手に。よいな?」
アルテア「はっ。それでは…」

〔走る足音〕
マサト「はあっ、はあっ、はあっ…!」「な、何で…!? なんで僕がこんな目に…!?」
沖「………」
マサト「あなた達はいったい何なんですか!? 何故、僕の後をつけ回すんです!?」
〔殴打音〕
マサト「うあっ!!」
沖「………」
マサト「う、うう…う…!」
〔殴打音〕
マサト「ぐあっ!」
沖「…やはり、こんなものか」
マサト「や、やめて…やめて下さい…!」
???(美久)「…どうして抵抗しないの?」
マサト「!?」
???(美久)「男の子でしょ、秋津マサト君…?」
マサト「ど、どうして、僕の名前を…!?」
???(美久)「あなたのことはよく知っているわ。さあ、私達と一緒に来て」
マサト「な…何故です!?」
美久「…ゼオライマーが覚醒するのよ」
マサト「ゼオ……ライマー……?」「ゼオライマー!?」

鉄甲龍要塞

幽羅帝「我らが鉄甲龍、復活の時は来た!」「思えば15年前…一人の裏切りから、地に潜らねばならなかった我ら…」「そして、地の底で命を落とした前皇帝、多くの民人…。だが、我らは再び機を、力を得た!」「今こそ鉄甲龍が総力を挙げて、世界を冥府と化し…そして、この幽羅帝はその王…冥王となる!」
ロクフェル「ですが、その前に裏切り者を処断せねばなりません」
葎「あの木原マサキを…」
祇鎗「15年前、鉄甲龍より『天』のゼオライマーを奪い、要塞の中枢部を破壊した大罪人を!」
耐爬「だが…その木原はすでに鬼籍に入ったことが明らかとなった…」
葎「奴が…死んだ…!?」
シ・アエン「野垂れ死にか…」
シ・タウ「あの男には相応しい最期だ」
耐爬「故に、残された使命は天のゼオライマーの奪還あるのみ」
幽羅帝「鉄甲龍が誇る八卦衆が強者共よ! 誰ぞ使命を果たす者はないか…!?」
祇鎗「その役目、『山』のバーストンが!」
シ・アエン「いいえ、『火』のブライストと…」
シ・タウ「『水』のガロウィンに…」
シ・アエン「賜りたく存じます」(同時)
シ・タウ「賜りたく存じます」(同時)
ロクフェル「我が『地』のディノディロスにかからば、天のゼオライマーも敵ではありません!」
耐爬「鉄甲龍の初勝利は『風』のランスターがもたらしましょう」
幽羅帝(……耐爬……)
耐爬「………」
葎「木原が造りしゼオライマー…完膚無きまでに破壊せよとの仰せなれば『月』のローズセラヴィーが必ず…」
幽羅帝「…塞臥はどうか?」
塞臥『雷』のオムザックは未完成なれど…今のままでも他の八卦ロボを凌駕致しましょう」
ロクフェル「……!」
祇鎗「その言葉、聞き捨てならんぞ、塞臥!」
ルラーン「オムザックは未完成の物…その力は未知数にして、他との比較は…」
幽羅帝「ならば……耐爬」
耐爬「はっ」
幽羅帝「現在、ゼオライマーは日本地区の防衛組織ラストガーディアンの管理下にある」「奪還…あるいは破壊を命じよう」
耐爬「承知致しました、幽羅帝」
幽羅帝「では、我が直々にそなたの出陣を見届けよう」
耐爬「はっ…」
〔歩く足音〕
塞臥「フッ…冷たいお方よ。わざわざ死ぬかも知れぬ戦に己が愛しき人を選ぶとは…」
耐爬「貴様…!」
塞臥「おっと…気を悪くするな、耐爬」
葎「願わくば、私まで回していただきたいものだな…耐爬殿」
耐爬「…出来ぬ相談だ」
〔歩く足音〕
ロクフェル「耐爬め…。幽羅帝のご寵愛を受けているからとおごりおって…」
祇鎗「幽羅帝のお言葉には逆らえまい」
シ・アエン「だが、相手は…」
シ・タウ「あのゼオライマーだ…」
塞臥「フフフ…耐爬よ。せいぜい帝のために手柄を立てるがいい」

耐爬「幽羅帝……」
幽羅帝「………」
耐爬「…お気持ちはわかっているつもりです…」「鉄甲龍の長を愛するに足る男かどうか…身を以て証明せよとおっしゃるのですね」
幽羅帝「………」
耐爬「私は必ずや使命を全うします」「ただ一言…。この身を愛するからこそ出撃を命ずるのだとおっしゃって下さい」
幽羅帝「思い上がるでない! 誰に申しておるつもりか!」
耐爬「幽羅帝……!」
幽羅帝「八卦衆は我が手足。我が命に従っておればよい」
耐爬「はい…」
〔歩く足音〕
幽羅帝「………」(私は鉄甲龍の皇帝…。あなただけに生きて帰れとは言えなかった…)(あなただけに行くなとは……)(耐爬……ああ、耐爬……)

GEAR本部

渋谷長官「…井上博士、その後の電童の様子はどうかね?」
井上博士「はい。とりあえず目立った問題点はなく、あの子達も電童に慣れつつあるようです」
渋谷長官「そうか…ブライト大佐達のおかげだな。では、例の物については?」
井上博士「すでにエリス・ウィラメット君が手掛かりをいくつか掴んでいます」「それに…電童が起動したことによって、私達の前へ姿を現すかも知れません」
渋谷長官「ならば、セルファイターのロールアウトを急がせねばならんか…」
井上博士「現在、吉良国くんとエリス君が開発工場で待機しています」「仕上がり次第、すぐにセルファイターを実戦へ投入できるでしょう」
渋谷長官「よし…。電童のバックアップ体制が整い次第、一度、御前に現状の報告をしよう」
〔通信の入る音〕
愛子「長官、ラストガーディアンより通信が入っています」
渋谷長官「沖君か…。こちらへ回してくれ」
愛子「はい」
〔モニターの開閉音〕
沖「…お久しぶりです、渋谷長官」
渋谷長官「うむ…」
沖「報告書を読ませていただきました。例のD作戦…上手くいったようですね」
渋谷長官「だが、まだこれからだ。ガルファが月に螺旋城を構えたおかげで、彼らとの戦いは長引きそうだからな」
沖「螺旋城…そういう名でしたか。それも、彼女からの情報で?」
渋谷長官「そうだ。…で、用件は何かね?」
沖「…先程、連邦軍チャンチュン基地から謎の巨大機動兵器を発見したとの報告がありました」
渋谷長官「巨大機動兵器だと?」
沖「はい。すでにロストしたようですが…映像だけはとらえることが出来たようです」
〔モニターの開閉音〕
渋谷長官「む…! まさか、これは…?」
沖「はい…八卦ロボだと思われます」
渋谷「では、ついに彼らが動き出したのか…!」
沖「我々ラストガーディアンの敵、ハウドラゴンが…」「そして、彼らの当面の狙いは我々です」
渋谷長官「沖君、私が預かっているGEARと君の所は元々一つの組織だった…」「何か我々に出来ることはないかね?」
沖「どうかお気遣いなく。我々の方には手がありますので」
渋谷長官「手だと…!? まさか、あれが起動するというのかね!?」
沖「そうです」
渋谷長官「しかし、操縦者は…」
沖「すでに確保し、独房に監禁してあります」
渋谷長官「監禁…!? どういうことかね!?」
沖「彼は15年近くも普通の生活をしていたのです…短期間で戦意を高めるには、効果的な処置だと思いますが」
渋谷長官「………」
沖「秋津マサト…彼も電童に選ばれた子供達と同じく、戦いを宿命づけられた者なのです」
渋谷長官「…では、万が一の事態に備え、特機部隊であるネェル・アーガマ隊にそちらの支援を要請しておく」
沖「…わかりました」

ラストガーディアン基地

マサト「もういい加減に出して下さい!」「いつまで僕をこんな所に閉じこめておく気なんです!? 僕は…僕は何もしていない!!」「お願いです! ここから出して下さい!!」「お、お願いです…! ぼ、僕を…」「ここから……出して……!」

沖「…美久、彼の様子はどうだ?」
美久「そろそろ危険な状態です」
沖「そうか」
美久「大丈夫でしょうか…彼…」
沖「あの程度で精神が崩壊するなら、その方が奴にとって幸せだ」
〔ラストガーディアンの警報〕
沖「何だ…!?」
美久「沖さん、基地の上空に高エネルギー反応が!」
沖「フン、ここを見つけたか。美久、彼を独房から出せ」「あれを…ゼオライマーを出撃させるぞ」
美久「はい…!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「冥府の王、その名は『』」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
耐爬「フン、日本地区に特殊基地が数多く存在することは知っていたが…」「こんな所にゼオライマーが隠されていたとはな。フッ、まさに木を隠すには森の中…か」
マサト「な、何だ…!? 巨大…ロボット!?」
沖「やはり、ハウドラゴンか…!」
マサト「ハウ…ドラゴン!?」
美久「ええ、秘密結社・鉄甲龍の異名よ」
マサト「秘密結社……鉄甲龍……?」(な、何だ? その名前に聞き覚えが…)
美久「沖さん、軍には支援を要請したんですか?」
沖「こちらから言い出したわけではないが…ネェル・アーガマ隊がこちらへ向かっているはずだ」
美久「大丈夫なんですか?」
沖「心配はいらん。むしろ、あの部隊は我々ラストガーディアンに近い存在だ」「ただし…出来ることなら、彼らが現れる前に事を片づけたい」
美久「ええ、わかっています」
マサト「ど、どうして…こんなことに…!」
美久「時間がないわ! マサト君、私を信じて!
マサト「そんなこと言っても! う、うああああっ!!
〔機体の共振音〕
美久「ゼオライマーが、マサト君に感応したわ
沖「ついに目覚めの時は来た…!
[イベントデモ「ゼオライマー出撃」]
〔味方ユニット出現〕
マサト「こ、ここは…!?」
???(美久)「マサト君」
マサト「その声…! どこにいるんだ!?」
???(美久)「私達は今、巨大ロボットの中にいるの」
マサト「何だって…!?」
???(美久)「二人でゼオライマーを操縦するのよ」
マサト「な、何のために!? 第一、僕にそんなことが!!」
耐爬「現れたか、天の…ゼオライマー…!」(ご覧あれ、幽羅帝。鉄甲龍八卦衆が内、最高の戦士は誰かを…きっと証明してみせる…!)
美久「マサト君、あれはハウドラゴンの八卦ロボ…私達の敵よ」
マサト「敵!? あれと戦えって言うのかい!? 無茶な!!」
美久「出来るわ。今の君なら」
マサト「!! 何故だぁっ!?」
耐爬「15年をかけて、完璧に作られたこの風のランスター…! 裏切り者のガラクタとは違う!
美久「来るわよ、マサト君!」
マサト「う、うわあああっ!!」
<戦闘開始>

<マサトvs耐爬(戦闘後)>

マサト「何故だ…? 僕はこれを操縦したことがある…いつか…」
美久「いいわ! その調子で!」
マサト(そんなはず…ないのに……!)
耐爬「フフフ…まだ力を出し切れていないようだな。それもあの男が死んだせいか…?」
美久「マサト君、怖がることはないわ。あなたなら、出来る」
マサト「そんなことを言われても…!」
美久「大丈夫よ。さっきの戦闘だって、耐えられたじゃない」
マサト「そ、それは…!」
沖(独房に監禁して、戦意を高めさせた甲斐があったな。とても中学生とは思えん戦闘バランスだ)
美久「さあ、マサト君! 戦うのよ!」
マサト「……!」
沖(優しさなど、戦いには邪魔なのだ

<マサトor耐爬HP40%以下or4PP・味方援軍1&敵増援1&第4軍増援1出現>
耐爬「くっ、しぶとい奴め…!」
マサト「う、うううぅ…!」
美久(これ以上の戦闘はマサト君に負担をかけてしまう)(それに、攻撃を受け続ければ、いくらゼオライマーと言えども…)
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃準備〉
沖「ネェル・アーガマ隊が来たか…」
耐爬「貴様らなどに邪魔はさせん! 一気に終わらせてやる!」
〔耐爬、気力上昇〕
〔耐爬、マサトへ接近〕

[イベント戦闘「マサトvs耐爬」]
マサト「う、うぐううっ!!」
耐爬「このまま機能を停止させて、運び去ってくれる…!」
美久「マサト君! マサト君!!」
マサト「……!!」
マサト(マサキ)「………勝てる……!
〔マサト(マサキ)、気力上昇〕
〔マサト(マサキ)、回復〕

耐爬「な、何っ!?」
アクア「!! こ、このエネルギー反応は!?」
レイン「どんどん上昇し続けてる…! あれで機体が保つと言うの!?」
マサト(マサキ)「…ふ…ふふふふ……」
ジュドー「こ、この感じ……何なんだ!?」
プル「な、なんか気持ち悪い…!」
プルツー「とても強いプレッシャーを…感じる…!」
ケーン「おい、どうしたってんだ!?」
ドモン「奴の気だ…! あのロボットが、ただならぬ気を発している!」
ケーン「何だって!?」
耐爬「何というパワー…! これが『天』の力ということか!」「だが、負けるわけにはいかん…! 退くわけにはいかん! 我が愛のために、この戦、負けられん!」「負けられないッ! この戦だけはァァァッ!!
マサト(マサキ)「『風』か…。弱い者ほどうるさく飛び回りたがる…!
〔マサト(マサキ)、耐爬へ攻撃〕
[イベント戦闘「マサト(マサキ)vs耐爬」]
〔敵ユニット撃破〕
アクア「た、たった一撃で…!!」
ライト「な、何て破壊力なんだ…!」
マサト(マサキ)「フッフッフ…勝ったぞ……勝った…!」「………!」
マサト「! 何故だ!?」「何故、僕はこれに乗っているんだ…!?
美久「マサト君、ケガは!?
マサト「教えてくれ…。ゼオライマーとは…!」「ゼオライマーとは、何だぁぁぁぁっ!?
美久「…マサト君……」
マサト「うっ、ううう…!!」
美久「…沖さん、ゼオライマーは再調整が必要です。撤退許可を下さい」
沖「ああ、わかった」
〔味方ユニット離脱〕
銀河「お、おい…帰っちまったぜ、あのロボット」
ベガ(あれがラストガーディアンの秘密兵器…)(噂には聞いていたけど、あれ程の破壊力を持っているなんて…)
〔レーダー反応〕
銀河「な、何だ!?」
サエグサ「艦長! メインコンピュータに異常が発生しました!」
ブライト「何? 原因は!」
サエグサ「わ、わかりません! とにかく、モニターが乱れて…!」
甲児「こ、こっちのコンピュータもおかしくなっちまったぜ!」
竜馬「もしや、さっきのロボットと関係が?」
甲児「いや、それはねえと思う。何かがジャミングをかけてるみたいだ」
ベガ(コンピュータに異常? もしかして…?)
北斗「電童は何ともないみたいだけど…」
ベガ「……!」
ヒューゴ「アクア、原因はわからないのか?」
アクア「調べようにも、モニターにデータが表示されないのよ」
タップ「おい、ライト。こういう時はお前のD-3の出番でしょうが」
ライト「そう慌てなさんな、もうすぐ答えが…。ん!? 何だ、この映像は!?」
アクア「こっちにも映ったわ! これは……馬!?」
デューク「馬だって…?」
ドモン「風雲再起…!? いや、色が違う!」
〔レーダー反応〕
銀河「今度は何なんだよ!?」
トーレス「GEAR本部より緊急連絡! ガルファらしき物体群が、こちらへ急速降下してくるそうです!」
ベガ「何ですって!? ガルファが!?」
ブライト「全機、迎撃態勢を取れ!!」
〔敵ユニット出現〕
ベガ「捕獲用の機獣…! なら、間違いないわ!」
銀河「って、何がだよ!?」
ベガ「あれが現れるのよ!」
銀河「あれ!?」
〔第4軍ユニット出現〕
ライト「あ、あいつ…! さっきモニターに映った奴だぞ!」
ユニコーンドリル「………」
ベガ「やっぱり、ユニコーンドリル…! もしかして、ゼオライマーのエネルギーにひかれて来たの!?」
北斗「あれもガルファなの!?」
ベガ「違うわ、北斗…! いえ、北斗君。あれはデータウェポン…電子の聖獣で、電童の武器にもなるものなの」
北斗「ええっ!? あの馬が、武器に!?」
銀河「もしかして、ゴッドガンダムみたいに電童があいつの上に乗るのかよ!?」
ベガ「そうじゃないけど…とにかく、あれをガルファに渡さないで!」「出来れば、あなた達で捕まえてちょうだい! ガルファに渡れば、とんでもないことになるわ!」
銀河「わ、わかった! 行くぞ、北斗!」
北斗「う、うん!」
デューク「ならば、僕達が援護する! 君達はあの馬を捕まえることに専念するんだ!」
銀河「ああ、わかったぜ!!」

<敵増援1出現の次PP・敵増援2出現>
〔レーダー反応〕
トーレス「上空より接近する物体あり!」
ブライト「ガルファか!?」
トーレス「そうだと思われますが、あの姿は…!!」
[イベントデモ「騎士凰牙登場」]
〔敵ユニット表出〕
ベガ「騎士凰牙!! そんな…っ!!
銀河「え…!? ええっ!?
北斗「黒い……電童!?
アルテア「フッ…これがもう一つのギア、電童か
銀河「あいつ…俺達の味方なのか!?」
ベガ「いえ、あれは敵よ! とにかく、今は逃げて!!」
北斗「逃げろって…それじゃ、データウェポンが!」
ベガ「いいから、次のチャンスを待つのよ!!」
銀河「でもよ、あの馬があいつらに捕まったら、ヤバいんだろ!?」
ベガ「そ、それは…!」
ドモン「ならば、他の奴らの相手は俺達がする! 北斗、銀河! お前達はあの馬を!」
ベガ「ドモン君!?」
竜馬「ベガさん、このまま逃げてしまえば、事態がさらに悪化するんでしょう!?」
ベガ「そ、そうよ…竜馬君」
竜馬「だったら、俺達も手伝います!」
隼人「…乗りかかった船だ。最後まで付き合わせてもらうぜ」
ヒューゴ「ああ、逃げるにはまだ早過ぎる」
ケーン「俺らより若い連中に、カッコ悪い所は見せられねえよな?」
タップ「ごもっとも」
ライト「立場上、データウェポンって奴に興味もあるしね」
ベン(あ、あいつら…言うようになりおって)
ベガ「ありがとう、あなた達…!」
アルテア「データウェポン、ユニコーンドリル…。いや、もう一体いるな」「ちょうどいい、そいつから先にセーブしてやる」
〔アルテア、後退〕
銀河「あいつ、どこへ行くんだ!?」
北斗「僕達を狙ってるんじゃないの!?」
ベガ「まさか…!?」

<敵増援2出現の次EP・味方援軍2出現>
〔アルテア、後退〕
アルテア「フフフ…ここか。さあ、姿を現せ! データウェポンよ!」
〔第4軍ユニット出現〕
銀河「な、何っ!? あいつは!!」
バイパーウィップ「………」
北斗「へ、蛇…!?」
ベガ「そ、そんな! もう一体いたなんて!!」
ジュドー「じゃあ、あいつもデータウェポンって奴かよ!?」
ベガ「え、ええ!」
アルテア「さあ来い、バイパーウィップ…! このアルテアの下へ
銀河「あいつ、何やってんだ!?」
ベガ「ま、まずい! バイパーウィップが心に求めるのは『自信』…!」「騎士凰牙のパイロットに、北斗や銀河君以上の自信が備わっていれば…!」
アルテア「ファイルセーブ、バイパーウィップ!
〔蛇の鳴き声〕
バイパーウィップ「……!」
〔第4軍ユニット離脱〕
アルテア「バイパードライブ、インストール!
〔バイパードライブ、インストール〕
〔アルテア、変形〕
〔アルテア、気力上昇〕

銀河「デ、データウェポンがあいつの腕に!?」
ベガ「な、なんてこと…!!」「逃げるのよ! 北斗! 銀河君!!」
北斗「!!」
アルテア「そのギアもこちらにもらおうか。そんな所にあると、話がややこしくなるのでな
〔アルテア、銀河へ隣接〕
アルテア「さあ、データウェポンの威力…お前達の身体で味わってもらうぞ!」
〔アルテア、銀河へ攻撃〕
[イベント戦闘「銀河vsアルテア」]
銀河「う、うううっ…!」(同時)
北斗「う、うううっ…!」(同時)
甲児「北斗! 銀河っ!!」
アルテア「無様なものだな、電童。では、バイパーウィップの真の威力…試させてもらう!」
ベガ「させるものですかっ!!」
〔ベガ、アルテアへ隣接〕
〔アルテアに爆発〕

アルテア「ぬううっ!」
ベガ「北斗、銀河君! 今の内にっ!!」
アルテア「! お、お前は…!!」「うううっ! うあああっ!!
ベガ「!?」
ケーン「あの野郎、苦しみだしやがったぞ!?」
ベガ(もしかして、私を見たから…?)
北斗「ううっ……ここまでなの…!?」
銀河「バ、バッカヤロ…! 負けると思ったら、最初から負けなんだよ…!」
北斗「!」
銀河「だから、あきらめるな、北斗! 駄目だと思ったら…」
北斗「もうホントに駄目にまっちまう!」(同時)
銀河「もうホントに駄目にまっちまう!」(同時)
銀河「!」
北斗「だろ? 僕にだって、わかってるよ!」
ユニコーンドリル「……!」
北斗「みんなだって、いてくれるんだ! まだ諦めるもんか!」
銀河「おっしゃ!!」
〔馬の嘶き〕
ユニコーンドリル「!!」
〔ユニコーンドリル、銀河へ隣接〕
アルテア「ぬ、ぬううっ…! ユニコーンドリルが…!」
北斗「ぼ、僕達の所へ!?」
ベガ「行けるっ! 銀河君、北斗君、ファイルセーブよ!!」
北斗「ええっ!?」(同時)
銀河「ええっ!?」(同時)
ベガ「あれまで取られたら、本当に勝ち目がなくなってしまうわ!」「ギアコマンダーをかざして叫ぶの! ファイルセーブと!
北斗「ファイルセーブ!!
〔馬の嘶き〕
ユニコーンドリル「!!」
〔第4軍ユニット離脱〕
ベガ「インストールして!
北斗「ユニコーンドライブ! インストーーーール!!
〔ユニコーンドライブ、インストール〕
〔北斗、変形〕

ベガ「やった!!」
アルテア「お、おのれ…っ!!」
ケーン「あいつら、やりやがったぜ!!」
ドモン「ああ、見事だ…!」
北斗「…ユニコーンドリルが、電童の腕に…!」
銀河「な、何で、あいつ、俺んトコに来なかったんだよ!?」
北斗「今はそんなことを言ってる場合じゃないだろ!」
ベガ「これでファイナルアタックが使えれば…!」「いえ、今までの戦闘で電童のエネルギーはなくなってるはず…。こんな時にセルファイターがあれば…」
???(吉良国)「そんなこともあろうかと、やって参りました!」
ベガ「えっ!?」
〔味方ユニット出現〕
ベガ「あれはセルファイター! もしかして、吉良国君なの!?」
吉良国「ええ! 渋谷長官の命令で、文字通り飛んで来ました!」
ベガ「なんてご都合主義…いえ、グッドタイミング!」
エリス「吉良国さん、まだ機体の慣らしが終わっていないから、無理はしないで下さいね!」
吉良国「わかってるよ、エリスちゃん! じゃ、行くぞ!!」
〔吉良国、北斗へ接近〕
吉良国「銀河君、北斗君、遅くなってすまん!
北斗「吉良国さん!?」(同時)
銀河「吉良国さん!?」(同時)
吉良国「だが、俺が来たからには、もう大丈夫!」「左グリップの4番スイッチを押してくれ!
[デモムービー「ハイパーデンドーデンチシュート(セルファイター×電童)]
吉良国「行け、北斗君、銀河君! ファイナルアタックでぶっ飛ばせ!
北斗「うおおおっ!!」」(同時)
銀河「うおおおっ!!」」(同時)
〔北斗、気力上昇〕
〔北斗、アルテアへ攻撃〕

[イベント戦闘「北斗vsアルテア」]
北斗「これが…データウェポンの力…!」
アルテア「お、おのれ、電童! よくもこのアルテアに!!」
ベガ「! アルテア…!?」
アルテア「くそっ、今日のところはここまでか!」
〔敵ユニット離脱〕
銀河「あいつ、逃げやがった!!」
ベガ(確かにアルテアと言った…! まさか…!?)
北斗「銀河、あいつのデータウェポンを取り返さなきゃ!」
銀河「ああ、わかってらあ!」
ベガ「待って、二人共。エネルギーゲージを見て」
北斗「ああっ! もうこんなに減ってる!」
銀河「何でだよ? さっき、デンチを交換したばっかだろ?」
ベガ「ファイナルアタックは威力がある分、ものすごくエネルギーを食うのよ」「だから、ここ一番って時に使うようにしないと駄目よ」
北斗「そ、そうなんだ…」
吉良国「だけど、心配はいらない」「セルファイターが近くにいれば、さっきみたいにハイパーデンドーデンチを交換することが出来る」「もっとも本数に限りはあるけどね」
銀河「何かセコい話だなぁ。一度に100本ぐらい積めねえの、それ?」
エリス「無茶を言わないで。デンチ一本充電するだけでも大変なのよ」
銀河「へ~え……って、おめえ誰だ!?」
エリス「失礼ね。レディに対して、そういうものの尋ね方はないでしょう?」
銀河「レディだぁ!? まだ子供じゃねえか!」
エリス「何言ってんの! あなただって、そうじゃないの!」
ベガ「無駄話はそこまで! 残った機獣を片づけるわよ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
トーレス「艦長、ガルファ機獣群を全て撃退しました」
ブライト「では、ラストガーディアンに通信を入れろ。敵についての情報を手に入れたい」
トーレス「了解です」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

鉄甲龍要塞

幽羅帝「…ランスターが…耐爬が敗れただと…?」
ルラーン「は、はい。よもや、ゼオライマーがあれほどの力を発揮するとは…」「あのようなことは開発者である木原マサキでなければ、出来ぬはず」「ゼオライマーの動力源…他の八卦ロボを凌駕する要因…そして、禁じられた力を生み出す装置…」「あの『次元連結システム』を完全に使いこなせるのは、木原マサキ以外には…」
幽羅帝「だが、あの裏切り者は死んだのだろう!」
ルラーン「さ、左様で…」(…まさか、木原が生きていたのか?)(それとも、委員会があの男を…?)
祇鎗「幽羅帝、次こそ私に出撃の命を!」
ロクフェル「いえ、どうかこのロクフェルに!」
葎「奴の首は私が…!」
幽羅帝「…鉄甲龍の皇帝として選ばれる前は我も八卦衆の一人であった…」「そして、天のゼオライマーは我の乗機となるはずであった…」
ルラーン「………」
幽羅帝「八卦衆よ、何としてもゼオライマーを奪還せよ! あれなくして、冥府の扉は開かれぬ!」「あの『天』こそは我ら鉄甲龍の悲願、『冥王計画』の要! 必ずや取り戻すのだ!」
シ・アエン「その役目…」
シ・タウ「何卒、我らに!」
幽羅帝「よかろう。ならば、別命あるまで控えておれ」
シ・アエン「はっ…」
塞臥(フッ…想い人を失っても涙一つ見せぬか。気丈なことだ)

ブライト「ラストガーディアンがこちらとの接触を拒絶しただと?」
トーレス「は、はい。極秘作戦を展開中のため、不要な通信は避けたいと…」
ブライト「極秘作戦…」
ダグラス「おそらく、あの機動兵器に関わることでしょうな」
ベガ「あの兵器の名はゼオライマー…」「15年前、世界征服を目論む秘密結社ハウドラゴンよりもたらされたものです」
ベン「副司令殿はあれをご存じなのですか?」
ベガ「ええ…。次元連結システムを動力源とし、超絶的な破壊力を持つロボットです」
アクア「次元連結システム…?」
レイン「アクア…もしかして、知っているの?」
アクア「い、いえ。でも、あの出力はTEエンジンなどとは比べ物にならない…」
レイン「そうね…。あれだけの大出力をよくコントロールできるものだわ」
ダグラス「副司令…先程、ハウドラゴンよりもたらされたとおっしゃいましたね?」「もしかして、あの機動兵器は…」
ベガ「そう…ハウドラゴンの戦力の要、八卦ロボの内の1体です」
ケーン「あいつ、敵のロボットだったのか」
ジュドー「ってことは、ドラグナーと同じだね」
ベン「うむ。あれもギガノスの新兵器だったからな」
ダグラス「…艦長、これ以上ここにいても無意味でしょう」
ブライト「ああ。データウェポンや黒い電童のことも気になる…」「ベガ副司令、GEARで話を聞かせてもらえるか?」
ベガ「はい…」

GEAR本部

井上博士「え~、皆さん。お揃いのようですね」「では、データウェポンについてご説明する前に、新しいメンバーを紹介しましょう」
エリス「本日よりネェル・アーガマ隊へ配属となったエリス・ウィラメットです」「皆さん、よろしくお願いします」
銀河「あ~っ! あいつ、さっきの!!」
北斗「吉良国さんと一緒にセルファイターに乗ってた女の子だ…」
アクア(ま、また若い子が来たのね…)
銀河「何でおめえみてえなガキが俺達の部隊に来るんだよ!?」
エリス「あら、あなただって子供じゃない」
銀河「何だとぉ!?」
北斗「やめなよ、銀河。それじゃ、さっきの繰り返しだよ」
ミチル「あら? 北斗君、いつの間に銀河君のことを呼び捨てにするようになったの?」
北斗「あ、言われてみれば…」
ミチル「ふふふ…仲良くなったのね、あなた達」
エリス「…それじゃ、データウェポンについてご説明します」
銀河「ご説明だぁ? 何でおめえがそんなことすんだよ?」
井上「あのですね、エリス君は11歳でMITを卒業していまして…」
銀河「MIT…エム・アイ・ティー…」
弁慶「ミットか。じゃ、俺と同じで野球の選手をやってたんだな」
ライト「違う違う」
弁慶「じゃ、東京湾の海底に基地があるアレか?」
アクア「それはマッ……とと、それも違うって」
弁慶「じゃあ、何なんだ?」
甲児「MITってのは、マサチューセッツ工科大学の略で…」「理系分野で世界トップクラスの研究実績を持ってる有名大学さ。俺もアメリカにいた時、行った事がある」
銀河「そ、それじゃ、もしかして…」
ライト「そう、彼女はとても優秀だってこと」
井上博士「ですから、私達は彼女をGEARへスカウトし…データウェポンの研究解析を担当してもらっていたんです」
ドモン「レイン顔負けだな」
レイン「ええ、ホントに」
エリス「…では、データウェポンの説明を始めます。まず、これを見て下さい」

ビーチャ「お! 何だ、何だ?」
プル「絵が出てきた…。あれ、さっきの馬だよね?」
エリス「ええ、これが6体のデータウェポン…」「上段左から右へユニコーンドリル、レオサークル、バイパーウィップ…」「下段左から右へガトリングボア、ドラゴンフレア、ブルホーンです」
プル「わ! まるで動物園みた~い!」
北斗「それで…データウェポンって、いったい何なの?」
エリス「電童の武器になる電子の聖獣よ」
銀河「でんしのせいじゅう…? どっかで聞いたことがあるな」
エリス「それ、ホント? どこで? 詳しく教えてくれる?」
銀河「ん~と、テレビで。俺達よりちょい上ぐらいの女の子だったような…」
エリス「あ、あのねぇ…」
ダグラス「銀河、それは『電子の妖精』…ナデシコBの史上最年少美少女艦長、ホシノ・ルリ少佐のことだ」
銀河「あ、そっか」
ケーン「へ~え…中尉殿って、見かけによらずミーハーなんスね」
ダグラス「軍の中じゃ常識だ、常識」
ケーン「本当ッスかぁ~?」
タップ「案外、ブロマイドとか隠し持ってたりして」
ダグラス「き、貴様ら! 上官をからかうんじゃない!」
ビーチャ「ムキになるところが怪しい…」
ベン「いや、まったく」
ダグラス「軍曹!」
ベン「な、何でもありません、中尉殿!」
ブライト「…エリス君、話を続けてくれ」
エリス「はい。…北斗君、あなたのギアコマンダーを見せてくれる?」
北斗「う、うん…。ユニコーン…ドリルっていうのが入ったままだけど…」
ルー「どれどれ…。やだ、ホントに入ってるわ」
竜馬「戦闘中に見た時は、電童とあまり変わらない大きさだったのに…」
北斗「ええ。消えたと思ったら、いつの間にかこの中にいて…」
〔馬の嘶き〕
ユニコーンドリル「!!」
北斗「うわっ!!」
ギアコマンダーからちっちゃいのが出てきたぞ!」
〔馬の嘶き〕
ユニコーンドリル「!!」
ルー「に、逃げるわよ!」
銀河「北斗、捕まえろ!!」
北斗「そんなこと言ったって…!」
甲児「大介さん、そっちへ行ったぞ!」
大介「………」
竜馬「危ない、大介さん! よけるんだ!」
エリス「大丈夫です! エイリアス化したデータウェポンは実体がありませんから!」
ルー「それじゃ、余計に捕まえるのが難しいじゃない!」
大介「……!」
ユニコーンドリル「!」
大介「はいどうどう…!」
ユニコーンドリル「………」
竜馬「お、大人しくなった…!?」
甲児「さっすが大介さん。馬の扱いは天下一品だぜ」
ライト「いや、あれ…ユニコーンだろ?」
アクア「この際、どっちでもいいんじゃない?」
ベガ「…北斗君、ユニコーンをギアコマンダーに戻して」
北斗「え? ど、どうやってですか?」
ベガ「ユニコーンはあなたに心を開いたからこそ、あなたの下へ来たのよ」
大介「馬は信頼した人を裏切らない。君が語りかけてみるんだ」
ライト「だから、ユニコーンだろ?」
アクア「もうこうなったら、どっちでもいいじゃないの」
大介「さあ、北斗君」
北斗「は、はい」「お…おいで、ユニコーン…。恐くない、恐くないよ…」
ユニコーンドリル「………」
プルツー「北斗になついてる…」
エリス「どうやら、逃げ出す気じゃなくて、ちょっと遊びたかっただけみたいね」
プルツー「そういうところは動物に似てるんだね」
エリス「でも、データウェポンは電童の武器となり…凄い力を発揮するの」
ベガ「それがデータウェポンのファイナルアタック…6体それぞれに別の威力と性能を持たされているわ」
銀河「つまり、電童の超必殺技ってことか」
ベガ「そう…。6体のデータウェポンが全て揃えば、銀河系一つの運命を変えてしまいかねない」「だから、あれらの捕獲はガルファにとって最優先事項なのよ」
北斗「でも、データウェポンって電童の武器なんでしょう?」
銀河「そうそう。ガルファが手に入れたって、使えないんじゃねえの?」
ドモン「いや、あの黒い電童は北斗と同様、データウェポンを…バイパーウィップという奴を手に入れた」
銀河「あ…!」
ベガ「銀河君、北斗君…本当に大変なのはこれからよ」「データウェポンはただ集めただけでは本当の力を発揮することはないわ」「使いこなすには統制・制御するギアファイターの力が必要になるの」「そして、ガルファにもそのギアファイター…騎士凰牙がある」
ドモン「つまり、ファイター同士でデータウェポンの争奪戦が始まるということか」
ベガ「ええ…」
ドモン「先程の戦闘でわかったが、凰牙に乗っている者はかなりの腕前だ」「銀河、北斗…奴との戦いで油断すると命取りになるぞ」
銀河「大丈夫だよ、ドモンさん。これからはユニコーンドリルのファイナルアタックもあるんだしさ」
ドモン「………」
北斗「でも…どうして、ユニコーンは僕の所へ来たんだろう?」
エリス「データウェポンは自らの意思でパートナーを選ぶの」「そして、選んだパートナーのコマンダーに入ったデータウェポンは他のコマンダーに移ることはない…」
ベガ「契約が解除されない限りね」
銀河「ってことは、俺のコマンダーにユニコーンは来ないってことか?」
エリス「そうよ」
北斗「でも、契約って…僕はそんなの…」
ベガ「目に見えるものではないのよ。契約は心で結ばれるの」「コマンダーを持つ人の心の中に求める何か…契約条件を見つけた時…」「その人の所へ行って、契約を結ぶの」
ジュドー「何か押し売りみたいだね」
ベガ「い、いや、あの…押し売りって…」
北斗「でも、解除も出来るんでしょう?」
ベガ「それはデータウェポンが求める何かを心から失った時に行われるのよ」「その時、契約は解除され…データウェポンはその人の下を去るの」
銀河「で、ユニコーンが俺達を選んだ理由って何なんだ?」
エリス「それは北斗君がユニコーンの求める契約条件を持っていたからよ」
ベガ「ユニコーンが求めるもの…それは『信頼』。北斗君と銀河君の絆があれを呼び寄せたの」
銀河「じゃ、バイパーウィップが凰牙の所へ行ったのは…?」
ベガ「バイパーウィップの求める物は『自信』。それに関しては、あなた達より凰牙のパイロットが勝っていたようね」
銀河「そ、それって、つまり…」
ドモン「お前達が未熟だったということだ」
銀河「そ、そりゃ、俺達はまだ電童に乗ったばかりだし…」
エリス「とにかく、残りのデータウェポンは4体…」「それらを絶対にガルファに奪われるわけにはいかないわ」
ライト「あいつらがどこへ出てくるか予測はつくのか?」
エリス「それはまだ…。出現条件は確定できていないんです」
井上博士「何らかの高エネルギーに反応するということころまではわかっているのですが…」
竜馬「じゃあ、さっきユニコーンドリルとバイパーウィップが出てきたのは…」
エリス「ラストガーディアンの機動兵器が放出したエネルギーにひかれたせいかも知れません」「でも、それが決定打となるかどうかは…」
甲児「そうか…。その答えを出すために君は俺達の部隊に来たんだな?」
エリス「はい。ネェル・アーガマ隊の特機は様々な特殊エネルギーを使用しています」「もしかしたら、その中に解答があるかも知れないと思って…」
ブライト「了解した。データウェポンの捜索、及び契約も我々の任務の中に含めよう」
ベガ「お願いします、ブライト艦長」

螺旋城

螺旋城「これはまた大層な土産ですな、アルテア殿」
ギガアブゾルート「ことらへおいでになる前に、もうデータウェポンを1体捕獲してくるとは…」
アルテア「フッ…こんなことでもたついている貴様らが無能ということだな」「もっともそれは最初からわかっていたことだが」
螺旋城「……!」
ディオンドラ(あれが皇帝の親衛隊長かい…)(ガルファの中で2人しかいない人間の内の1人だと言うことらしいが…)(どうやら、ランキングは螺旋城より奴の方が上みたいだね)(だけど、ガデス様のためにも残りのデータウェポンはあんた達に渡しやしないよ…)
アルテア「以後、データウェポンの捕獲作戦は私が引き受ける」
螺旋城「しかし、それは…」
アルテア「彼奴らの捕獲は元より私が陛下から全てを任せられているもの」「そう心得ていただこうか、螺旋城F-18」
螺旋城「………」
アルテア「…ガルファ本星からの長旅で疲れた。しばらく休ませてもらうぞ」
〔扉の開閉音〕
ギガウィッター「チッ…人間風情が調子に乗りおって」
ギガグルメイ「しかし、奴は皇帝陛下のご寵愛を受けている。無下には出来んぞ」
螺旋城「心配は要らぬ…」
ギガグルメイ「お館様…?」
螺旋城「しばらくの間、アルテア殿には人間共の相手をしてもらおう」「…今までの戦いを見れば、奴らも無能ではないからな」
ギガアブゾルート「なるほど…。電童と凰牙の戦いの隙を突き、データウェポンを捕獲するのですな」
螺旋城「そうだ…。今一度、働いてもらうぞ…ディオンドラ」
ディオンドラ「フフフ…わかったよ」(馬鹿め、その隙を突くのは私達ギャンドラーさね)

アルテア(…戦いの最中に見たあの女…)(何故だ…? 奴を見た時の衝撃と頭痛…)(記憶の底の何かが私を苦しめるというのか…?)

GEAR本部

ベガ「…永き眠りから目覚め、封印を解きて我が声に応えよ」
???(メテオ)「…お久しぶりです、ベガ様」
ベガ「尋ねたいことがある」
???(メテオ)「はい」
ベガ「星紀4085年のあの戦いの折、あのアルテアが生き延びた可能性はあるのか?」
???(メテオ)「おそれながら、ベガ様…以前、お答えした通りでございます」「99.9%、その可能性はございません」
ベガ「……そうか……」
【シナリオエンドデモ終了】


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