TOP PAGEへ

シーン2 巨人達の邂逅
No.15
機械神の邂逅

<セレクト ニライカナイ>
TERRA本部があるニライカナイ島。そこへ連れられて来
た神名綾人は、ラーゼフォンに乗って戦うことを命じられる。
そして、それを拒否する彼の前に現れたものは…。

【シナリオデモ開始】
カルン・ムティアラ島

バーベム「…40年だ。あれを実現させるのに40年かかったよ」
亘理「間に合いますでしょうか?」
バーベム「案ずることはない。予定数は用意できよう」「中には入手した化石獣の材質を流用したものも含まれているがね」
亘理「化石獣、ですか…」
バーベム「あれはあれで優れた人形だよ。神にはなれぬ哀れな存在だがね」
亘理「………」
バーベム「それに、特機や例の人造人間が配備された部隊もいるのだろう?」「時間稼ぎ…いや、我々の目と敵を引きつける囮としては、最適だ」
亘理「ええ、それがネルフの真意かと」
バーベム「いっそのこと、ラーゼフォンもあの部隊に預けてはどうかね?」「君達TERRAより有効にあれを運用できるかも知れん」「その上…MUが彼らを狙えば、我々も時間を稼ぐことが出来る」
亘理「ネェル・アーガマを揺りかご代わりにするということですか?」
バーベム「そうだ。彼らは単独でドーテムの殲滅に成功したのだろう?」
亘理「…はい」
バーベム「ならば、充分ハーメルンの笛吹きになり得る資格がある」
亘理「しかし、ラーゼフォンをあの部隊へ配属すれば、ネルフ…いや、ゼーレ側に情報が漏れる恐れがあります」
バーベム「何、構わんよ。お互いの手の内はほぼわかっている。…例の文書のおかげでな」「それに、連中にラーゼフォン・システムを理解することなど出来んし…」「二人の奏者が目覚めなければ、あれを物にすることなど不可能だ」
亘理「ネルフがラーゼフォンの物理的な破壊を目論んだ場合は?」
バーベム「あの碇ゲンドウという男は、そのような真似はせんよ」「むしろ、ラーゼフォンを使ってゼーレの目を欺こうとするだろう」「…そう考えるように仕向けるための情報をある程度与えてあるからな」
亘理「では…ラーゼフォンの件は決定ということでよろしいのですか?」
バーベム「ああ」

ニライカナイ

遙「功刀司令、神名綾人君をお連れしました」
功刀「………」
綾人「………」
一色(二人とも黙り込みか。これではまるで子供のケンカだな)
功刀「…前回の検査の結果、君の身体に問題はないと判明した」
綾人「………」
遙「あ…ほ、ほら、ケガがなくて良かったってことよ」
綾人「あんな所に長い間閉じこめておいて、よくそんなことが言えますね」「しかも、何回も何回も検査を受けさせられて…」
功刀「………」
綾人「東京から出てきた者は人間じゃないっていうんですか?」
一色「………」
綾人「僕の血も蒼くなるって思ってるんですか?」
遙「それは…」
功刀「…とりあえずだが、このニライカナイでの君の住居が決まった」「紫東大尉、彼を案内してやってくれ」
遙「はい。…じゃあ、綾人君、行きましょ」
綾人「………さわんなよ」
遙「…!!」
樹「…そういうことなら、僕が彼を送りましょう」
綾人「あなたは…?」
樹「僕? 僕は科学調査部の如月樹」「いいかな? 彼を送って行って」
遙「…………」
樹「決まりのようだね。じゃ、行こうか、綾人君」
綾人「…はい」
遙「………」

小夜子「樹先生!」
樹「ああ、七森君」「はい、これ…D1アリラの録音ディスク。僕は行く所があるから、持っていってくれるかい?」
小夜子「新曲ですね? わかりました」
綾人「D1アリアって?」
樹「MUのドーレムが歌う歌のことさ。僕と七森君はここでその研究をしてる」
綾人(ドーレムの…歌…)
小夜子「あなたが神名綾人君ね? どう、このニライカナイは?」
綾人「………」
樹「ニライ島に遺跡調査のため人工構造物を増設して出来たのが海上実験都市カナイ市…」「それでニライカナイ。語呂合わせとしてはシャレてるだろ?」
綾人「はあ…。じゃあ、その遺跡ってのは…?」
樹「ああ、あの正面にあるネリヤ神殿のことさ」「そして、君のラーゼフォンはあの中に収められている」
綾人「………」
久遠「…らら?」
綾人「あ、君は…!」
樹「やあ、久遠。今日はどうだった?」
久遠「ここの医者は馬鹿…。本当に調子良いなら、毎日検診なんて受けない…」
樹「違いない」
綾人「あの…その子は?」
樹「彼女は如月久遠。僕の妹さ」
綾人「妹…」
樹「それに、TERRAの協力者ってところかな」
久遠「よろしくね」
綾人「う、うん…」

樹「さ、君がお世話になる家はここだ」
綾人「………」
樹「すぐにまた他の所へ行くことになるとは思うけど…このニライカナイにいる時は、ここが君の家になる」
綾人「また他の所って…?」
樹「それじゃ、挨拶がすんだら僕に連絡して。迎えにくるから」
〔歩く足音〕
綾人「………」
恵「あ、あんた…! もしかして、今日から家に来る人って、あんただったの!?」
綾人「え?」
六道「…君のいた街、君のいた家とはだいぶ違うだろう?」
綾人「あなたは…?」
六道「俺は六道翔吾。この家の主だ。…ほら、メグ、自己紹介を」
恵「…あたし、紫東恵。よろしく」
綾人「紫東…? もしかして、君…?」
六道「そう、彼女は遙の妹だ」
綾人「じゃあ、遙さんもこの家に?」
六道「ああ」「ま、しばらくの内は慣れないだろうが…親戚の家にでも遊びに来たと思って、気楽にやってくれ」
綾人「…俺…それってよくわからないです。…親戚の家に遊びに行ったことないんで」
六道「………」「メグ、まだ時間はあるだろう? 綾人君にこの辺案内してやれよ」
恵「え~っ!?」
六道「何だよ? おじさん、いつも何て言ってる?」
恵「は~い…」

綾人「…何で君、僕のこと知ってたの?」
恵「あたし、お姉ちゃんと一緒でTERRAに勤めてるの」
綾人「…じゃあ、おじさんも?」
恵「ううん。昔は有名な考古学の学者だったらしいけど…今は引退してる」
綾人「………」
恵「ねえ…東京って、どんなところなの?」
綾人「どんなって…ただの街だよ」
恵「ふ~ん…。何かあるのかと思ってた」
綾人「何で?」
恵「TOKYO JUPITERが出来たのって、私が生まれる前だから」「それに…ウチのお姉ちゃん、昔から絶対に東京へ戻るんだって言ってたし…」
綾人「遙さんが?」
恵「そう。あの人、生まれは東京だから」
綾人「………」
〔歩く足音〕
恵「え? もうそんな時間?」
綾人「どうしたの?」
恵「あたし、TERRAの本部へ行かなくちゃ。帰り道、わかるよね?」
綾人「う、うん…」
恵「それじゃ、また後でね!」

六道「何だ、もう帰って来たのか?」
綾人「あの子、用事があるって言って…」
六道「そうか。じゃあ、晩飯は俺が作るしかないな」
綾人「あの…六道さん」
六道「おじさんでいい」
綾人「はい。あの…おじさんがいつも恵ちゃんに言ってることって何ですか?」
六道「ああ…大したことじゃない」「嫌なことから目をそらさず、何でも正面から受け止めろって言ってるんだ」「ま、お前さんにも色々とあるだろうが…まだ若いんだから」
綾人「………」

TERRA本部

総一「お帰りなさい、長官」
亘理「すまないね、現場の方に任せっ放しで」「はい、これ…本土みやげ。静岡名物、光子力せんべいだ」
総一「ありがとうございます。パリンと割れる…って奴ですよね?」
亘理「うむ。いつぞや弓教授にお会いした時、苦笑しておられたよ」
総一「もしかして、長官は光子力研にも寄られたんですか?」
亘理「いや、そういうわけではないよ。それより、功刀君を呼んでくれたまえ」
総一「はい」(…綾人君とラーゼフォンの扱いが正式に決められたんだ…)

綾人「僕にMUと戦えって言うんですか!?」
功刀「そうだ」
綾人「一方的過ぎます! 何で僕が!?」
遙(…綾人君…)
功刀「…君がラーゼフォンに乗れるからだ」
綾人「そんな…! こっち側じゃ、モビルスーツっていうロボットや…」「それより大きなスーパーロボットだってあるんでしょう!?」「なのに、どうして僕がラーゼフォンで戦わなきゃならないんです!?」
キム「………」
功刀「君もこちらに来てから聞かされた通り…東京とは違った我々の世界では、大規模な戦争が幾度もぼっ発している」「そして、その残り火は未だ消えておらず…MU以外の脅威も人類に迫っている」
綾人「…知っていますよ、映画や小説に出てくるような…異星人なんでしょ?」
功刀「我々にとっては、現実だ」
綾人「だからって…!」
一色(フン…所詮は、子供か)
樹(ま、モルモット同然の扱いを受けていれば、無理もないけどね)
久遠「…淵より出でし夢…少年の顔を照らす碧眼なり…その音色…
綾人「!?」
功刀「奴らか…!」
〔TERRAの警報〕
恵「哨戒中のU08より、入電! コンタクトレッド! 目標をD2群と確認! ニライカナイへ急速接近中!」
功刀「全島、緊急警戒態勢。デフコン3」
恵「了解! 全島、デフコン3発令!」
功刀「この付近にいる連邦軍部隊は?」
キム「ネェル・アーガマ隊がポイント01998付近を哨戒中です」
功刀「D2の数が数だ…。彼らに支援を要請してくれ」
キム「了解」
綾人「D2って…!?」
遙「ドーレムのこと…。前にも説明した通り、15年前の対戦でいくつかの都市を滅ぼしたMUの兵器よ」
綾人「もしかして、そいつを迎え撃つために、俺を出させるつもりなのか!?」
一色「当たり前だ。何のためにオーバーロード作戦を展開し…」「お前のような子供をこのニライカナイへわざわざ連れて来たと思っている?」
綾人「冗談じゃない! 誰もそんなことを頼んじゃいない!」
キム「文句ばかり言ってないで、さっさとラーゼフォンに乗りなさいよ」
綾人「言ったろ、戦うのはごめんだって! 乗りたくて乗ったんじゃない!」
キム「でも、乗れるのは君だけなんでしょ?」
綾人「それは、そっちの都合だろ! 俺には関係ない!」
キム「! タダ飯食うつもり!?」
綾人「働けばいいんだろ!?」
キム「君みたいなお坊ちゃんが、そんなんでやってけると思ってんの!?」
久遠「………」
恵「やめなよ、キム!」
キム「ラーゼフォンに乗る以外、出来ることあるわけ!?」
綾人「あるさ!」
キム「ない!」
綾人「俺のこと、知らないくせに…!」
キム「あんたより、世間を知ってるよ! どうして…どうして、あんたなんかがラーゼフォンのパイロットなのよ!?」
綾人「!」
遙「ちょっと、あんた達!」
樹「はい、そこまで二人とも、廊下に立ってなさい」「…と言いたいけど、状況が状況だ」「綾人君、君に戦いは強要しないから…一応、待機してもらえるかな? ラーゼフォンで」
遙「樹君、あなたに何の権限があって…!」
功刀「ラーゼフォンは待機で構わん。それと、ネェル・アーガマ隊に支援要請を」
恵「は、はい!」
遙「いいんですか、司令!?」
功刀「ああ」
綾人「そんなこと言って…結局は僕を戦わせるつもりなんでしょう!?」
キム「あんた、まだわかってないの!?」
樹「君達、いい加減にしてくれないと本当に立ってもらうことになるよ?」「…バケツ付きで」
キム「くっ…!」
綾人「…乗るだけですよ?」
樹「もちろんだとも。僕を信じてくれたまえ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「機械神の邂逅


【戦闘マップ開始】
恵「D2群、まもなくエリア88内に侵入します!」
功刀「第二要撃システム、起動。レベル4!」
恵「了解!」
功刀「ネェル・アーガマ隊到着までの時間は?」
キム「およそ3分後です!」
綾人「………」
樹「どうした、綾人君? 外が気になるのかい?」
綾人「…いえ。僕は本当にこれでいいんですね?」
樹「ああ。ラーゼフォンは大切な研究対象だし…僕は平和主義者だからね」
小夜子「…本当のことを知ったら、彼、怒るでしょうね」
樹「何を?」
小夜子「あれがモルモットに付けられた電極だって、知らないんでしょう?」
樹「嘘はついてないよ。聞かれないから、話さないだけさ」
小夜子「じゃあ、私が教えてもいいのね?」
樹「君はやらないよ」
小夜子「どうして?」
樹「真実と幸せは意外に遠いものさ。それがわかるくらいには、大人でしょ?」
小夜子「ふふ…」
キム「アルファ1、発進どうぞ!」
〔味方ユニット出現〕
エルフィ「D2なら、子供の手を借りる必要はない。仲間の仇、討たせてもらう…!」
遙「頼むわね、エルフィ…!」
綾人(あの戦闘機、確か東京で…)
恵「…ごめん、綾人。緊急警戒態勢中だけど、いい?」
綾人「な、何だよ?」
恵「キムのことだけど…あの子、両親を殺されたんだ」
綾人「え…!?」
恵「ちょうどオーストラリアを旅行してて、その時に…仇なんだよ、ドーレムは。だから、あんなに…」
綾人(なら…キムはドーレムに復讐を…?)
キム「D2、エリア内に侵入!」
〔敵ユニット出現〕
エルフィ「こちら、ブンガマワール! これより攻撃を開始する!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>

エルフィ「何だ、動かない奴がいる…!? もしや、ラーゼフォンが出てくるのを待っているのか!?」
綾人「……!」
久遠「この分類自体に含まれるもの、今しがた壷を壊したもの…
功刀「! D1か!?」
〔TERRAの警報〕
恵「コンタクトレッド! D1、及びD2、急速接近中!!」
キム「ドーレム…!!」
樹「…歌が聞こえる…」
エルフィ「D1アリアか!!」
久遠「彼方から、宴のように見える音再び…」「…ダメ、やられる…!
〔敵ユニット出現〕
エルフィ「何!?」
キム「ああっ、アルファ1が!!」
遙「エルフィ!!」
エルフィ「くそっ、離脱を!!」
綾人「!」
玲香「………」
綾人「き、君は…美嶋…玲香? 生きて…生きていたのか…!?」
久遠「……!」
綾人「どうして、ラーゼフォンの中に…!?」
玲香(さあ…行きましょう、綾人君…)
綾人「え…!?」
〔TERRAの警報〕
恵「ネリヤ神殿結果内に、量子凝縮反応!」
遙「何ですって!?」
一色「フッ…ようやくお出ましか」
〔味方ユニット出現〕
恵「ラーゼフォンが外に出ました!」
亘理「……イカす……」
遙「あ、綾人君…!」
キム「どうして…!?」
樹「ふふ…」
小夜子「先生は、最初からこうなると思ってたんでしょ?」
樹「さあて。少なくとも、僕は彼に戦いを強要してはいないよ」
キム「どうして…どうして、出る気になったの…!?」
綾人「僕は…乗れるから」
キム「!」
綾人「僕はラーゼフォンに乗れるから。だから、自分で出来ることをやろうって…そう思ったんだ…!」
キム「………」
功刀「ラーゼフォンにD1とD2を迎撃させろ」
恵「了解! 綾人、頼むわよ!!」
綾人「ああ、何とかやってみる!」

<3PP・味方援軍2出現>
久遠「…穢れなき鏡…螺旋たる時間を紡ぐ、異教なる詩人…」
樹「来たようだね、もう一つの機械仕掛けの神が…」
恵「ネェル・アーガマ、ニライカナイ上空に進入します!」
〔味方戦艦出現〕
ブライト「各機、直ちに…」
トーレス「待って下さい! 格納庫内に異常なエネルギー反応!!」
ブライト「何!?」
トーレス「ラ、ライディーンが…! ライディーンが勝手に出撃します!」
ミサト「何ですって!? 洸君は!?」
トーレス「す、すでに機体に乗り込んでいます!」
〔味方ユニット出現〕
綾人「!!」
〔洸、共鳴現象〕
〔洸、気力上昇〕

洸「ラァァァァァイディィィィィィン!!
綾人「ラ………イディーン…!?」「似てる…!? こいつと…!
〔綾人、共鳴現象〕
〔綾人、気力上昇〕

[デモムービー「ラーゼフォン、真理の目が開く」]
洸「!」「こ、ここは…ライディーンのコックピット…! 俺はいったい…?」
綾人「あのロボット…こっちを見ている…!?」
玲香「………」
洸「お、女の子…!?」
玲香「………」
洸「君は誰だ…? どうして、そんな所に?」
マリ「洸、どうしたの!? 洸っ!!」
洸「! マ、マリ…」
ミサト「いったい何があったの!?」
洸「…ライディーンが俺を呼んで…気がついたら、フェードインしていて…」
ミサト「え? じゃあ、洸君じゃなく…ライディーンが自分の意思で出撃したというの?」
マリ「それじゃ、こないだの時と同じだわ…」
功刀「…ラーゼフォンは何をしている?」
キム「何らかの共鳴現象を引き起こしているようですが、詳細は不明です!」
功刀「共鳴か…。D1アリアではなく、あのライディーンに…」
遙「あの2体には、何か関係があるというの…?」
久遠「…古の光を頭に頂き、蒼の森を切り裂く神の鳥…」
樹「なるほど…。どうやら、今までの認識を変えた方が良さそうだね」
一色「………」
マリ「洸、本当に大丈夫なの…?」
洸「あ、ああ…もう何ともないぜ」
ブライト「よし、残りの機体も出撃するんだ」
〈出撃準備〉

<甲児vsグラーベ>

甲児「15年前ならともかく今は俺達がいるんだ! MUに好き勝手はやらせねえぜ!!」

<デュークvsグラーベ>
デューク「この敵…あのTOKYO JUPITERから出てきたのか!」

<竜馬or隼人or弁慶vsグラーベ>
竜馬「これがMUの主力兵器D1…。MUは15年前と同じように再び戦いを始めるのか…!」

<洸vsグラーベ>
洸「これがD1…MUのドーレム…! ライディーンはこいつと戦うために俺をフェードインさせたのか…!」「それともライディーンを目覚めさせたのは…」

<ケーンvsグラーベ>
ケーン「野郎…この前の泥人形よりは歯ごたえがありそうだぜ…!」

<銀河vsグラーベ>
北斗「気をつけて、銀河! こいつMUのロボットだよ!」
銀河「MUって俺達が生まれる前に戦いを起こした奴らだろ!」
北斗「そうだよ! その時は世界中が大パニックだったんだってば!」
銀河「今は、あの時と違うんだ! 俺達が叩き潰してやるぜ!!」

<綾人vsグラーベ>
綾人「僕にやれるのか…。いや、やらなくちゃ駄目なんだ…!」「僕がやると決めたんだから!!」

<エルフィvsドーテム>
エルフィ「泥人形め…! TOKYO JUPITERから出てきたか…!」「オーバーロード作戦での仲間の仇、討たせてもらうぞ!!」

<エルフィvsグラーベ>
エルフィ「D1まで出てきたか! MUめ…本格的にこちらの世界への侵攻を開始する気か…!」

<敵全滅・勝利条件達成>
恵「D1、及びD2の反応、消えました」
功刀「では、ネェル・アーガマのブライト・ノア大佐へ連絡を入れ、こちらへ来てもらうように」
キム「了解しました」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

亘理「何とか事なきを得たようだな」
功刀「はい。ネェル・アーガマ隊のおかげもあって」
亘理「見ていたよ。現場の判断っていいもんだねぇ」
功刀「………」
亘理「…15年前はそれがなかった」
功刀「昔のことです…。もう昔の……」
亘理「………」
功刀「それより、ラーゼフォンとライディーンの接触ですが…」
亘理「初顔合わせだとは言え、ある程度は予測していたことだからな。しばらくは様子を見るしかないだろう」
功刀「では…」
亘理「うむ。後のことは頼むよ」

ブライト「ラーゼフォン…?」
総一「はい」
ミサト「例のオーバーロード作戦の本命だった5Aの名称ですね?」
総一「そうです」
一色「さすがはネルフの人間だ。教えていないはずの情報を知っている」
ミサト「ええ、お互いに」
ブライト「それで…そのラーゼフォンと我々が何か?」
総一「実は…ラーゼフォンとパイロットの神名綾人君を大佐の所で預かっていただきたいのです」
ブライト「!」
ミサト「ラーゼフォンを…!?」
ダグラス「しかし、あれはあなた方TERRAの最高機密では?」
総一「確かにそうですが…この決定は亘理士郎長官、及び功刀仁司令が下されたものなんです」
ミサト「その理由をお聞かせ願えますか?」
一色「君の上司の碇ゲンドウ司令が考えていることと同じで…敵の陽動だよ」「君達はラーゼフォンと共に囮となり…MUが東京から送り込んでくるドーレムと戦うのだ」
ブライト「………」

竜馬「ライディーンとラーゼフォンがあんな反応をするなんて…」
ライト「どうやら、ただ見た目の感じが似てるだけってわけじゃなさそうだな」
甲児「洸、何かわからないのか?」
洸「…実は以前にも同じようなことがあったんです」
竜馬「以前って…君はラーゼフォンを前に見たことがあるのか?」
洸「いえ、そうじゃないんです」「2週間ぐらい前…まだ俺とマリがこの部隊へ来る前、神面岩の中のライディーンが似たような反応を…」
ケーン「2週間ぐらい前って…もしかして、オーバーロード作戦の時?」
マリ「きっとそうだわ…」
ケーン「それじゃ、あの2体はどういう関係なんだ?」
タップ「敵…ってわけじゃなさそうだし、かと言って友達って感じでもなかったな」
洸「俺にもわからないんですが…一つ気になることが」
タップ「何だ?」
洸「あのロボットの肩の上に、女の子がいたんです。黄色い服を着た…」
ライト「女の子?」
ケーン「そんな子、いたっけか?」
甲児「いや、知らねえな」
竜馬「それ以前に、戦闘中…しかも、ロボットの肩の上に女の子がいるなんて変だろう?」
甲児「そ、そうだよな。危ないどころの話じゃないぜ」
ケーン「気のせいじゃねえか、洸?」
タップ「そうそう。それに、そんなこと言ってるとマリがむくれるぜ?」
マリ「あ、あたしは別に…!」
洸(…みんなにはあの子が見えていなかった…)(どうして、俺にだけ…? それに、あのラーゼフォンとライディーンの関係はいったい…)

綾人「僕があの戦艦に? 本当ですか、その話…!?」
遙「ええ…亘理長官と功刀司令の命令なの」「私とあなた、そして恵は3日後にネェル・アーガマ隊へ出向することになるわ」「…もちろん、ラーゼフォンも一緒に」
綾人「………」
樹「いいんじゃない? この際、日本の色々な所へ行って見聞を広めるっていうのも」「もしかしたら、東京の中のこともわかるかも知れないよ」
綾人「………」
樹「それに、あの部隊には君と同い年ぐらいの子達が大勢いると聞いてる…」「だから、いい友達がたくさん出来ると思うよ。…ライディーンのパイロットも含めてね」
遙「樹君…あなた、あの2体の関係について何か知っているの?」
樹「さあ…僕には見当もつかないな。綾人君はどうなの?」
綾人「僕にだって…わかりませんよ、そんなこと」
樹(だろうねえ)
遙「…とにかく、今すぐにネェル・アーガマ隊へ行くってわけじゃないから、心の準備を…」
綾人「いえ、大丈夫です」
遙「え…?」
綾人「もう決めたから。今の自分に出来ること…ラーゼフォンに乗るっていうことを」
遙「綾人君…」

バーベム「…そうか。あの2体が出会ったか」
一色「ラーゼフォンの出向の件…問題はないのですか?」
バーベム「お前が口を挟むべき事柄ではない」
一色「…申し訳ありません」
バーベム「…心配せずとも、あれの歌はラーゼフォンには届かん。ラ・ムーの星がなければな」
一色「では…やはり、ライディーンは…?」
バーベム「まだ憶測の域を出んよ」「事実はレムリア姫…いや、今はひびき玲子だったな。彼女から直接聞き出せばいい」「もっとも…彼女や帝国の者達の考えなど、見当はついているがね……」
【シナリオエンドデモ終了】


● ロボット博物館 → No12「操られた魔神」 へ戻る

  京都 → No13「do justice to」 へ戻る

  早乙女研究所 → No14「燃ゆる透水、凍る鬼火」 へ戻る

● 星見町 → No16「危機へのCOUNT DOWN」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦MX」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。