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シーン3 軍神の使者
No.23
キミノオモイデ

<セレクト アマテラスステーション>
ターミナルコロニー襲撃事件調査のため、アマテラスの臨検
査察に向かうナデシコB。そして、そこでルリ達がみたもの
は…。


【シナリオデモ1開始】
ミスマル「…それじゃ、そろそろ行くよ。ユリカ…」「…アキト君と仲良くやっているかい? ……ユリカ……」

サブロウタ「調査委員会から、アオイ報告書の画像データが回ってきたって?」
ハーリー「ええ、ようやく。本物が」
サブロウタ「んなモン、さっさとハッキングしちまえば良かったんだよ」
ハーリー「そんなことしたら、怒られちゃいますよ。でも、まあ…データを請求した意味はなかったかも」
サブロウタ「?」
ハーリー「画像を見れば、わかります。今、出しますから」
銀河「あ、こいつ…京都で出てきた黒いロボットだ」
ルー「これ…もうネットで出回ってるよね?」
吉良国「ああ、モクスポですっぱ抜かれた奴だ」「ヒサゴプランのターミナルコロニー、シラヒメを襲った謎のロボット…」
サブロウタ「な~る。これだったら、わざわざ請求した意味はないねェ」「軍の正規ルートより、ネットの方が情報伝達が早くて正確ってワケだ」
ハーリー「思うに、僕達は調査委員会から嫌がらせをされてるんじゃないかと…」
サブロウタ「何だ、お前…今頃気づいたのか?」
ハーリー「そういうわけじゃありませんけど…」
ルー「どういうことなの?」
サブロウタ「ネルガル重工と関係の深いナデシコは、色々な方面から疎まれててね」「ミスマル司令の目の届かない所で、たま~に冷たい仕打ちを受けるのさ」
ルリ「でも、これで裏が取れました」
ハーリー「けど、全高8メートルでボソンジャンプが可能なロボットなんて…」「現時点じゃ、地球も木連も作れませんよ?」
サブロウタ「そういうのはアレだろ、ネルガルが裏で一枚かんでんだろ」
ハーリー「だったら、すぐに先方へ確認を…」
ルリ「もうしました。そんなもの、作っちゃいないそうです」
ルー「それ、信じられるの?」
サブロウタ「ま、あの企業は何かとスネに傷を持ってるからねェ」「スキャパレリプロジェクトで軍を後目に前のナデシコを火星へ送り込んだり…」「水面下で色々やってるのは毎度のことだからな」
ルリ「………」
サブロウタ「ともかく…黒いやつが追いかけたたのは、反ネルガル勢力って線が濃厚かな?」
ルリ「ええ。ヒサゴプランの周辺で、近い内に何らかの動きがあるのは確実です」
サブロウタ「どうします?」
ルリ「次に狙われる可能性が高いのは大螺旋の中核の一つ、アマテラス…」
サブロウタ「じゃあ、早速行ってみますか」
ルリ「はい。ここから一番近いターミナルコロニーはタキリ…。まず、そこへ向かいます」「ハーリー君。ミスマル司令通しで開発公団の許可をもらって下さい」
ハーリー「わかりました」

銀河「俺、どうもよくわかんねえんだよな」
北斗「何が?」
銀河「ヒサゴプランって奴。あれって、結局何なんだよ?」
ルー「ふふふふ…私が説明してあげましょう」「ヒサゴプランってのはね、太陽系内にボソンジャンプのネットワークを作る計画なの」「そのため、チューリップを組み込んだターミナルコロニーを点在させて…」
銀河「チューリップ? 咲いた咲いたって、あの花の?」
ルー「違うわ。ええっと…何だったっけ?」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「チューリップは、火星の古代文明が遺した巨大な構造物のことで…簡単に言えば、ゲートのような物だ」「それを通れば、A級ジャンパー以外の者でも、瞬間移動を行うことが出来る」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
レイン「チューリップは、火星の古代文明が遺した巨大な構造物のことで…簡単に言えば、ゲートのような物なの」「それを通れば、A級ジャンパー以外の人でも、瞬間移動を行うことが出来るのよ」

銀河「永久ジャンパー? 着ると脱げなくちゃうとか?」
北斗「違うよ、銀河。A級ジャンパーだよ」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「そう。単独でボソンジャンプを行える能力を持った人達のことだ」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
レイン「ええ。単独でボソンジャンプを行える能力を持った人達のことよ」

銀河「じゃあ、もンのすげぇジャンプが出来るんだろうなあ、きっと」
北斗「君…スキーか何かを想像してるだろ?」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「例えるなら、ヒサゴプランとはチューリップという出口と入口を持った高速道路のようなもの…」「それを使うことによって、太陽系内の移動がかなりの短時間で可能となる」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
レイン「例えるなら、ヒサゴプランとはチューリップという出口と入口を持った高速道路のようなもの…」「それを使うことによって、太陽系内の移動がかなりの短時間で可能となる」

銀河「そんなの、いつの間に作ってたんだ?」
ルー「蜥蜴戦争が終わってすぐ…グリプス戦争やバーム戦争が始まる前よ」「ターミナルコロニーの建設は、ほとんどが地球圏外で行われていたから…被害を受けることはあまりなかったの」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「それに、バーム星人の出現でヒサゴプランを対異星人防衛網の一環にすることが決まったからな」「だから、ティターンズやネオ・ジオン、ギガノスもあれには手を出さなかった」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
レイン「それに、バーム星人の出現でヒサゴプランを対異星人防衛網の一環にすることが決まったから…」「ティターンズやネオ・ジオン、ギガノスもあれには手を出さなかったの」

銀河「でも、ガルファやベガ星連合軍には何の役にも立たなかったじゃん」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「まだヒサゴプランは完成していない。だから、現時点では地球から火星までのルートしかないんだ」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
レイン「まだヒサゴプランは完全じゃないよ。現時点じゃ、地球から火星までのルートしかないし…」

銀河「ふ~ん…。でも、何でそんなのを狙う奴がいるんだ? 高速道路だろ?」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「確かにヒサゴプランは人類の今後の発展や太陽系内防衛に必要なものだが…」「一部では、それをよしとしない者もいるということだ」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
レイン「確かにヒサゴプランは人類の今後の発展や太陽系内の防衛に必要なものだけど…」「一部では、それをよしとしない者もいるということよ」

銀河「………」

エリス「…前方に、ターミナルコロニー・タキリを確認。チューリップ、展開します」
サブロウタ「ディストーション・フィールド、出力最大!」
ハーリー「ルート確認。タキリ、サヨリ、タギツを通って、アマテラスへ!」
ルリ「各員、最終チェックよろしく」
ハーリー「通信回路封鎖。艦内警戒態勢、パターンB」
サブロウタ「フィールト出力も異常なし。その他、まとめてオールOK!」
ハーリー「フェルミオン=ボソン変換順調」
エリス「艦内、異常ありません」
ハーリー「レベル上昇、6…7…8…9…」
ルリ「じゃんぷ
〔ボソンジャンプの音〕
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現〕
ドモン「あれがターミナルコロニー、アマテラスか」
〔カーソル、アマテラスを指定〕
ジュドー「俺達のシャングリラとは全然違うなあ」
ドモン「ああ、ネオジャパンコロニーともな」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
ジョルジュ「アマテラスというからには、何かが隠されていそうな感じがしますね」
サブロウタ「天の岩戸伝説かい? あんた、詳しいねェ」
ジョルジュ「ふふ…ドモンとの出会いで、東洋の神秘に興味を持ちましたからね」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
エリス「アマテラスというからには、何かが隠されていそうな感じがしますね」
サブロウタ「天の岩戸伝説かい? エリスちゃん、さすがに博学だねェ」

ジュドー「どういうこと?」
サブロウタ「長くなるから、説明は省略。何にせよ、これからが大変だァねェ」
ルリ「…ナデシコは現在ポイントで待機」
ハーリー「え? 車庫入れ、しないんですか?」
ルリ「調べ物をする時は、少し離れた視点が最適ですから。ハーリー君、この意味…わかりますね?」
ハーリー「は、はあ…」
ルリ「私はアマテラスの警備主任さんにご挨拶をしてきます」
ハーリー「でも…」
サブロウタ「艦長が時間稼ぎをしてくれるってんだ。その機体に応えろよ」
ハーリー「は…はい…」
ルリ「ベガさん、ドモンさん…すみませんが、一緒に来てもらえます?」
ドモン「ボディーガードか。いいだろう」
ベガ「じゃ、ワルキューレ持参でね」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

アズマ「ぬわんだ、貴様らは!?」
ルリ「地球連邦宇宙軍少佐、ホシノ・ルリです」
ベガ「GEAR副司令、ベガです」
ドモン「ドモン・カッシュだ」
ヤマサキ(おやおや…キング・オブ・ハートまで一緒とは。こりゃあ、豪気だねえ)
アズマ「そんなことを聞いておるのではない! 何で貴様らがここにおる!?」「だいたい、いい歳した大人がコスプレなどしおって…ふざけとる!」
ベガ「コ、コスプレ…!?」
アズマ「いったい、何の真似だ!? 赤い彗星のファンだとでも言うのか!?」
ベガ「ア、アハハ…そんなつもりはないんですけど」
ルリ「…宇宙軍が地球連邦所属のコロニーに立ち入るのに問題はないはずですが?」
アズマ「ここはヒサゴプランの中枢だ! 開発公団の許可は取ったのか!?」
ドモン「取ったから、ここにいる」
アズマ「な、何ィ!?」
ベガ「気のせいですわ、気のせい。ね、ドモン君?」
ドモン「事実を言ったまでだ」
アズマ「まったく、生意気な! いったい、ここに何の用だ!?」
ルリ「…先日のシラヒメの事件において、ボソンの異常増大が確認されています」「ジャンプシステムの管理の問題がある場合…近辺の航路、並びにコロニー群に影響があります」「これはコロニー管理法の緊急査察条項が適応されますので、あしからず」
ベガ「ま、電気メーターの点検か何かだと思っていただければ」
アズマ「ヒサゴプランに欠陥はないッ!」
ヤマサキ「まぁまぁ、准将。宇宙の平和を守るのが我らが連邦宇宙軍の使命…」「ここは、使命感に燃える少佐に安心していただきましょう」
アズマ「何だと!?」
ヤマサキ「宇宙を巡る大螺旋、ヒサゴプラン…未来の移動手段、ボソンジャンプ」「この際、皆さんにじぃっくりと見ていただこうじゃァありませんか」
ベガ「………」
ルリ「………」
アズマ「しかし…!」
ヤマサキ「わざわざこんな所まで来て下さったのですから…」「手ぶらというのも何でしょう? ここは一つ、准将の度量をお見せ下さい」
アズマ「ぬ…!」
ヤマサキ「それで、皆さんには安心して地球へお帰りいただきましょう」
アズマ「む…。君がそこまで言うのなら、良かろう」
ベガ「ご配慮、感謝致します」
ルリ「………」
アズマ「ただし、時間制限付きだ! 改造人間なんぞにこのアマテラス内をうろつかれるのは、我慢ならんからな!」
ルリ「それはどうも」

ハーリー「…ふむ…領域1101までクリア…。そろそろ行こうか、オモイカネ?」
オモイカネ「………」
ハーリー「データ、絹ごし…出来たスープを順次僕に。スピードはわんこの中級…」
サブロウタ「よ!」
ハーリー「うわあああああっ!!」
エリス「? ハーリー君?」
サブロウタ「なに驚いてんだ、お前?」
ハーリー「ウィンドゥボールの中に無断で入らないで下さい!」
サブロウタ「いいだろう? 別に知らない仲じゃないんだし」
エリス「え?」
ハーリー「なっ! なに言ってんですか、エッチーーーー!」
サブロウタ「お? バリエーション増えたじゃん、リアクションの」
エリス「ふふふ、仲いいんですね、ハーリー君とタカスギ大尉って」
サブロウタ「そりゃもう、風呂だって一緒に入る仲さ。なァ?」
ハーリー「…はぁぁぁ…」
サブロウタ「ん? 怒らないのか?」
ハーリー「…いいんですかねぇ…こんなことして」
サブロウタ「何だよ、色々忙しい奴だな」
ハーリー「これって、ハッキングですよ? いくら協力してくれないとは言え…」
サブロウタ「しょうがねえさ。調査委員会も何か隠してるみたいだしな」
ハーリー「でも…艦長が可哀想じゃないですか…」
サブロウタ「なぁにいきなりおセンチになってんだよ、この口が、この口がァ」
ハーリー「む、むぐぐ! や、やめて下さいよぉ!」
サブロウタ「ま、その艦長がベガさんやキング・オブ・ハートと一緒にマヌケを演じてるんだ…」「その隙に掴める物は掴んじまおうぜ?」
エリス「そうよ、ハーリー君。そんなに長くここにはいられないんだし」
ハーリー「う、うん…」

ベガ「ったく…何だっての、あの男。艦長にあの言い方はないでしょう?」
ルリ「事実ですから、気にしてません」
ベガ「そう…」(今の段階じゃ、生身の人間がボソンジャンプに耐えるには遺伝子を操作するしかない)(この子、そんな宿命を背負っているのに…ちゃんとそれを受け止めているのね)
ドモン「…時間稼ぎはこんなものでいいのか?」
ルリ「はい。そろそろハーリー君が手掛かりを見つけてくれるはずです」

ハーリー「あ、やっぱり…! 公式の設計図にはないブロックがありますね」
サブロウタ「襲われるなりの理由って奴か。さ、続けて行ってみよう!」
〔プログラムの起動音〕
ハーリー「こ、これは…ジャンプ実験の結果報告…!?」
サブロウタ「ビンゴか?」
ハーリー「ボソンジャンプの人体実験…!」
エリス「えっ!?」
ハーリー「これ、みんな非公式ですよ…!」
サブロウタ「おいおい、このリストはA級ジャンパーの…!」
〔非常警報〕
ハーリー「ああっ!」
サブロウタ「バレたか!?」
ハーリー「モード解除! オモイカネデータ、ブローック! 侵入データ、バイパスへ!」
〔モニターの開閉音〕
エリス「! ウィンドウに文字が一杯…! プログラムが暴走したの!?」
サブロウタ「これは、いったい…!?」
ハーリー「『OTIKA』…オチカ!? ど、どういう意味なんだ…?」
サブロウタ「まさか…こいつは…!」

〔非常警報〕
アズマ「何だ、これは!? ウィンドゥがOTIKAとかいう文字でいっぱいだぞ!」「早く何とかしろ! こんなトコ襲われたらどうするんだ!?」「早く何とかしろ! こんなトコ襲われたらどうするんだ!?」
ヤマサキ「………」(そろそろか。じゃ、准将…ご機嫌よう)
〔扉の開閉音〕
アズマ「大至急だ! 対処を急げ!! 早くシステムを回復させるんだッ!!」

〔非常警報〕
ベガ「ウ、ウインドウがメチャクチャになってる…!」
ドモン「OTIKA…何のことだ!?」
ルリ「………」「…ハーリー君、ドジった?」
〔ウインドゥの開く音〕
ハーリー「僕じゃないです! アマテラスのコンピュータ同士のケンカです!」
ルリ「ケンカ?」
ハーリー「そうなんです、そうなんですよ! アマテラスには非公式なシステムが存在します!」「今の騒ぎは、まるでそいつが自分の存在をみんなに教えてるというか…単にケラケラ笑ってるっていうか…!」
ルリ(…OTIKA……)(…OTIKA……AKITO…?)「!!」
ハーリー「艦長、どうします!?」
ルリ「ナデシコに戻ります」
ハーリー「!?」
ルリ「敵が来ますよ!」
ハーリー「ええっ!?」

ヤマサキ「今度も例の奴かい?」
???(火星の後継者)「は、おそらく。ネルガルでしょうか?」
ヤマサキ「さあ…。それにしても、君…その格好をするの、ちょっと早いよ?」
???(火星の後継者)「も、申し訳ありません」
ヤマサキ「まァ、形からということでよしとしよう。で、例の連中は?」
???(火星の後継者)「5分で行く、と」
ヤマサキ「あァ、そりゃ大変。じゃ、5分で撤収だな」

〔エンジン音〕
ベガ「ここをまっすぐ突っ切れば、出口まですぐよ!」
ルリ「ワルキューレ、3人も乗って大丈夫なんですか?」
ベガ「いいの、いいの! 何か燃えるっしょ、こういうの!」
ルリ「すみません、本当に」(…予感は的中、敵が来た…)(あれは暗号? あれは偶然?)(でも、あの人は…あの人達は……
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「キミノオモイデ」


【戦闘マップ2開始】
〔戦闘マップ1から継続〕
シンジョウ「ボース粒子の増大反応! ボソンアウトです!」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

???(アキト)「………」
シンジョウ「全長約10メートル、幅約5メートル…識別不能、応答ありません!」
アズマ「出おったな、黒い幽霊め!」
銀河「あ、あいつ…こっちを攻撃してくる気かよ!?」
北斗「そんな…! この間は僕達を助けてくれたのに!」
ヒューゴ「まだ奴が味方だと決まったわけじゃない」「前回はたまたま敵が同じだっただけかも知れないんだ」
北斗「ヒューゴさんは、あれが敵だと思ってるんですか…!?」
ヒューゴ「わからん…今はまだ、な」
アズマ「よぉし! 肉を切らせて、骨を断つ!!」「コロニー内、及びその周辺での攻撃を許可する!」
シンジョウ「ええっ!? それでは、コロニーが…!」
アズマ「飛ぶハエも止まれば打ち易し! 多少の犠牲はやむを得ん!!」
〔味方ユニット出現〕
リョーコ「おっしゃあァ!」
???(アキト)「………」
リョーコ「どこのどいつだか知らねえが! 1機だけなら、俺だけでも充分だぜ!!」
サブロウタ「相変わらずだねェ、あの隊長さんも。ま、元気そうで何より」
ルリ「…お待たせです」
ハーリー「艦長!」
ルリ「戦闘モードに移行しながら、そのまま待機。当面は高見の見物です」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「艦長、加勢をしなくてもいいのか?」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
エリス「加勢はしないんですか?」

ルリ「向こうからお断りって感じですから」
アズマ「その通り! 貴様らは黙ってそこで見ておれ!!」
ハーリー「…なんか熱血ですね」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
チボデー「ハッ、ありゃ相当なビッグマウスだぜ。本当に大丈夫なのかよ?」
アムロ「敵はあれ1機だけとは思えない。俺達も出撃準備をしておいた方がいいな」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
ベガ「敵はあれ1機だけとは思えない。私達も出撃準備をしておいた方がいいわね」

ルリ「ええ、お願いします」「…ハーリー君、今の内にもう一度アマテラスへハッキング」
ハーリー「ええっ? またですか!?」
ルリ「そ。キーワードは…『AKITO』です
ハーリー「え? アキト!?」
エリス(それって、もしかして…!)
ハーリー「何なんです、艦長!? 艦長!」
ルリ「IFSのフィードバック、レベル10までアップ。艦内は警戒態勢パターンA…」「システム統括」「………」「……アキト……
リョーコ「どのみち、1機だけってのは陽動が目的だろうが…あえてその手に乗ってやらぁ!」
???(アキト)「………」
リョーコ「行くぜ、幽霊ロボ!!」
<戦闘開始>

<リョーコvs???(アキト)>

???(アキト)「………」
リョーコ「この動き…! 何だ…俺はこいつを知っている…!?」

<???(アキト)HP40%以下or4PP・味方援軍1&敵増援1出現>
???(アキト)「………」
〔???(アキト)、分離〕
リョーコ「何ッ!?」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「外部装甲をパージした!?」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
レイン「外部装甲をパージした!?」

リョーコ「おめえはゲキガンガーかよッ!!
???(アキト)「フ……」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット消失〕

リョーコ「消えた!? 中に行く気かッ!!」
〔敵ユニット出現〕
エリス「アマテラス周辺にボソンアウト反応! 識別はバッタです!」
銀河「バッタ!?」
ベガ「蜥蜴戦争で、木連が使ってた兵器よ!」
レイン「なら、敵は木連なんですか!?」
サブロウタ「まァ、カモフラージュだろうねェ」
レイン「え…!?」
サブロウタ「お宝発掘の邪魔をすんなってことさ」
ハーリー「艦長! 僕以外にもアマテラスへハッキングしている者がいます!」
ルリ「やっぱり」
サブロウタ「どうします?」
ルリ「もちょっと待って下さい」
アズマ「お、おのれぇ! 一連の事件は蜥蜴共の仕業だったのか!」
シンジョウ「当たらずとも遠からず、ですな」
アズマ「何!?」
〔非常警報〕
アズマ「む!? 13番ゲートが解放!? 何だ、それは! ワシャ知らんぞ!!」
シンジョウ「それがあるんですよ、准将」
アズマ「どういうことだ!?」
シンジョウ「茶番は終わり、ということです」
アズマ「何ィ!? 茶番だと!?」
シンジョウ「黒い機体……人の執念……」
アズマ「何を企んどる!? 君らは何者だ!?」
シンジョウ「地球の敵、木連の敵、宇宙のあらゆる腐敗の敵…」
アズマ「何!?」
シンジョウ「我々は『火星の後継者』だ!!」
ジュドー「火星の後継者!?」
サブロウタ「…なるほど、そういう名前だったか」
ジュドー「じゃあ、木連じゃねえのかよ!?」
ベガ「いえ…火星の遺跡のことを詳しく知っているのなら、元木連…!」「だとしたら、これは蜥蜴戦争の再来…事態は私達の想像を超えて最悪の方向に向かっているわ!」
ルリ「…各機、出撃して下さい」
ハーリー「いいんですか!?」
ルリ「ええ。敵の目的…ホントの目的を調べましょう」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
ルリ「ナデシコは現在位置で固定。皆さんはあのゲートまで行き…」
〔カーソル、出入口を指定〕
ルリ「アマテラス内部へ侵入して…」
〔カーソル、アマテラス内部の目的地を指定〕
ルリ「第13番ゲート奥の第3障壁前まで行って下さい」
サブロウタ「了解!」
リョーコ「チッ! よりにもよって、身内の犯罪たぁな!」「こうなったら、毒を食らわば皿までって奴だ! 俺もそこまで行ってやらあ!!」

<味方がアマテラス内部へ侵入・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
リョーコ「な、何だ!?」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
ヒューゴ「あれは、京都やラビアンローズに現れた奴…!」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
ヒューゴ「あれは、京都に現れた奴…!」

ドモン「ならば、連中も火星の後継者の一味か!」
リョーコ「野郎、なめやがって! そうまでして欲しい物は何なんだよ!?」
ルリ「…時間がありません。皆さん、早く目的地点へ到達して下さい」

<アムロvs北辰衆>
アムロ「火星の後継者が遺跡の技術を悪用することになればその時は…」「その時は蜥蜴戦争以上の戦乱が起こるぞ…!」

<ジュドーvs北辰衆>
ジュドー「蜥蜴戦争は終わったんだ! 今さら、何をしようってんだよ!」

<ドモンvs北辰衆>
ドモン「貴様ら、ギガノスと手を組み、何を企む!」

<リョーコvs北辰衆>
リョーコ「火星の後継者だか好景気だか知らないが、仕掛けてきたからには無事で帰れると思うなよ!」

<サブロウタvs北辰衆>
サブロウタ「こいつらが本当に木連の残党だとしたら、その背後にいるのは、やはり…」「こいつは思った以上にやっかいなことになりそうだぜ…!」

<味方が目的地へ到達>
※※到達がリョーコ以外の場合、セリフ追加※※
〔リョーコ、到達した味方へ隣接〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ルリ「ご挨拶が遅れました。お久しぶりです、リョーコさん」
リョーコ「ああ、2年ぶり。元気そうだな」
ルリ「相変わらず、さすがですね」
リョーコ
だけど、このていたらくだ。それより…援護、すまねえな」
ルリ「いえ。ここから先は私達が案内します」
リョーコ「、お前! 人んちのシステム、ハッキングしてるな!?」
ルリ「敵もやってますし、非常時です。あ、ちなみに張本人はハーリー君ですので…」
ハーリー「か、艦長、ひどい!」
ルリ「それより、リョーコさん…お願いがあります」
リョーコ「お願い?」
〔ボソンアウト〕
〔敵ユニット出現〕

???(アキト)「………」
銀河「あ、あいつ!」
北斗「あの機体もここへ来るのが目的だったの!?」
ルー「こっちへ仕掛けてくるつもり…!?」
プルツー「いや、違う…!」
???(アキト)「………」
〔???(アキト)、障壁前へ移動〕
〔障壁に爆発〕
〔障壁、破壊〕
〔???(アキト)、前進〕

リョーコ「あっ! 待ちやがれ!!」
〔リョーコ、???(アキト)へ接近〕
〔障壁に爆発〕
〔障壁、破壊〕
〔???(アキト)、前進〕

リョーコ「あいつ、どこまで行くつもりなんだ!?」
〔リョーコ、???(アキト)へ隣接〕
???(アキト)「……!」
リョーコ「…悪いが、有線通信用のワイヤーをくっつけさせてもらったぜ」
???(アキト)「………」
リョーコ「俺は頼まれただけでね。この子が話をしたいんだとさ」
ルリ「…こんにちは。私は連邦宇宙軍少佐、ホシノ・ルリです」
???(アキト)「………」
ルリ「無理矢理ですみません」「あなたがウインドウ通信の送受信にプロテクトをかけているので、リョーコさんに中継を頼んだんです」
???(アキト)「………」
ルリ「あの…教えて下さい…」「あなたは…誰ですか? あなたは……
???(アキト)「…ラピス、パスワード解析
ラピス「………」
???(アキト)「時間がない。見るのは勝手だ
〔隔壁、開放〕
リョーコ「何ィ!?
〔リョーコ、前進〕
ハーリー「あ、あそこにあるのは…! し、識別…NELGAL NDー001…ナ、ナデシコA…!」
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「ナデシコA…!? それは、蜥蜴戦争の時の…!」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
エリス「そ、それって…前のナデシコ!?」

ベガ「そ、そんな…そんなことが…!!」
リョーコ「ルリーッ! 見てるかァーッ!?
ルリ「リョーコさん…
リョーコ「何だよ、こりゃあ…!
ルリ「リョーコさん、落ち着いて…
リョーコ「ありゃ、何だよ!?
ルリ「リョーコさん…!
リョーコ「何なんだよォッ! ありゃあッ!?
ルリ「リョーコさん!
リョーコ「くううっ…!!」
ルリ「…形は変わっていても、あの遺跡です。3年前の蜥蜴戦争で、地球と木星が共に狙っていた火星の遺跡…」「ボソンジャンプのブラックボックス…」「ヒサゴプランの正体は、これだったんですね?」
???(アキト)「そうだ」
リョーコ「…ルリィ…
ルリ「え?
リョーコ「これじゃ…あいつらが浮かばれねえよ…
ルリ「リョーコさん…
リョーコ「何でこいつがこんな所にあるんだよ…!
〔モニターの開閉音〕
草壁「それは! 人類の未来のため!!
ルリ「え!?」
リョーコ「草壁…中将!?」
???(アキト)「リョーコちゃん、右!」
リョーコ「!?」
〔リョーコに爆発〕
リョーコ「うわああっ!!」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

???(アキト)「……!」
リョーコ「ま、まだいやがったのかッ!?」
シンジョウ「草壁中将のご指示に従い、ヒサゴプランは我々火星の後継者が占拠する!」
〔アマテラスに爆発〕
ハーリー「!」
シンジョウ「占拠早々申し訳ない。我々は、これよりアマテラスを放棄…爆破する」「敵味方を問わず、この宙域から逃げたまえ。繰り返す…」
ハーリー「律儀な人だなあ…」
ルリ「データは取れた?」
ハーリー「あ、はい!」
ルリ「出は、皆さん…直ちに撤退して下さい」
リョーコ「撤退ィ!?」
〔???(アキト)、前進〕
???(アキト)「お前達は関係ない。早く逃げろ」
リョーコ「お、おめえは…!?」
???(アキト)「早くしろ。奴が来る…!」
リョーコ「!?」
〔錫杖の鈴の音〕
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

北辰「一夜にて、天津国まで延び行くは…瓢のごとき宇宙の螺旋…
???(アキト)「!!」
北辰「女の前で死ぬか?」
リョーコ「女!?」
???(アキト)「く、ううう…!!」
北辰「帰らぬ女への情を捨て切れぬ愚か者よ…見るがいい」
[イベントデモ「演算ユニット展開」]
ルリ「!?」
???(アキト)「……!!」
リョーコ「!? アキトッ! アキトなんだろ!? だから、リョーコちゃんって…おい!
北辰「滅…!
〔???(アキト)の周辺に爆発〕
???(アキト)「……!!」
〔サブロウタ、リョーコへ隣接〕
〔サブロウタ&リョーコ、隔壁前へ移動〕
〔隔壁に爆発〕
〔隔壁、破壊〕

リョーコ「バカバカ! 引き返せ!! ユリカとアキトがッ!!
サブロウタ「…艦長命令だ。悪ィな
リョーコ「ルリィ! 応答しろ! 聞いてんだろ!? 見てんだろ!?
ルリ「………」
リョーコ「生きてたんだよ、あいつら! 生きてたんだよ、ルリッ!!
ルリ「………」
リョーコ「今度も見殺しかよ…! ちくしょう…ちくしょうッ!!
ルリ「!」「戦闘モード解除。全機を回収後、この宙域を離脱します…」
ハーリー「了解…!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

リョーコ「ルリ! 何で離脱命令を出したんだよ!?」
ルリ「………」
リョーコ「あいつらが…! 死んだと思ってたあいつらが生きてたってのに!!」「おめえ、あの2人を見て何とも思わなかったのかよ!? ええ!?」
ルリ「………」
リョーコ「何とか言えよ、ルリ…! ちきしょう、何とか言ってくれよ…!」
ルリ「…まず、事実を受け止めるしかありません」
リョーコ「!」
ルリ「その上でどうするか考えましょう」
リョーコ「そ、そんな決まりきった台詞…!」
ルリ「ハーリー君、すぐに今回の報告書をミスマル司令に送って下さい」
ハーリー「は…はい」
ルリ「レインさん、ユリカさんの状態についての見当は?」
レイン「おそらく…何らかの方法で有機的に遺跡と結合させられているのだと思います…」「それも仮死状態で…」
ルリ「元の状態に戻せる可能性は?」
レイン「非常に高いと思います。…私も同じような経験がありますから…」
ルリ「そうですか」
ハーリー「あ、あの、艦長…。これからどうするんですか…?」
ルリ「いったん地球へ帰還し、ネェル・アーガマ隊と合流します」
リョーコ「お、おい! あいつらを…ユリカを連れてった連中を追いかけねえのかよ!?」
ルリ「他に敵がいないのなら、そうしますよ」
リョーコ「!」
ルリ「それに、火星の後継者達についての詳細な情報がないまま、あの人達を追跡するのは得策じゃありませんから」
リョーコ「ルリ…おめえ…」
ビーチャ「…意外に落ち込んでねえな」
ジュドー「馬鹿言うな。一番つらいのは艦長だよ」「今も艦長席にあの2人の写真を飾ってんだぞ?」
ビーチャ「そ、そうか…」
ベガ「それにあの子はわかっているのよ。自分が動揺すれば、それがみんなに伝わってしまうことを…」「だから今、必死に耐えているの」
リョーコ(そうだよな、ルリ…。一番つれえのは…あの2人と一緒にいたおめえだもんな…)
※※先にNo22をクリアしている場合のセリフ※※
アムロ「俺達に出来ることは一つ…。それはいつも通りに振る舞い、彼女の力になることだ」
ビーチャ「わかったよ、アムロさん…」
※※先にNo22をクリアしていない場合のセリフ※※
ドモン「俺達に出来ることは一つ…。それはいつも通りに振る舞い、彼女の力になることだ」
ビーチャ「わかったよ、ドモンさん…」

【シナリオエンドデモ終了】


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