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シーン6 ムーンレイカー作戦
No.38
MOONRAKER

<セレクト ギガノス本部>
連邦軍のムーンレイカー作戦によって、劣勢に追い込まれる
ギガノス軍。そんな中、マイヨはギルトール元帥の遺志に従
い、マスドライバーを破壊しようとするが…。

【シナリオデモ開始】
ハーリー「艦長、ラビアンローズへの車庫入れ、終了しました」
ルリ「わかりました」
ハーリー「それと、向こうの艦長代理さんから通信が入っています」
ルリ「じゃ、つないで下さい」
〔通信を入れる音〕
エマリー「…ラビアンローズ艦長代理、エマリー・オンスです」「螺旋城宙域での作戦、本当にご苦労様でした」
ルリ「いえ、大変なのはこれからです」
エマリー「そうですね…。では、補給作業を開始します」
ルリ「お願いします」
エマリー「なお、この艦はこれから作戦宙域へ向けて発進しますので…」「ナデシコの移動時間を短縮できると思います」
アムロ「…エマリー艦長代理、戦況はどうなんだ?」
エマリー「現在、ドラグーン隊は敵の第3次防衛ライン前まで進んでいます」
クワトロ「ほう…予定より幾分か早いな」
エマリー「ええ。つい先程、敵の反攻が著しく弱まったそうですので」
サブロウタ「何があったんスかね?」
アムロ「おそらく、指揮系統が混乱したんだろうが…」「昔、ア・バオア・クーで、似たようなことがあったな」
クワトロ「ギレン・ザビが暗殺された時のことか?」
アムロ「ああ」(もしや、ギガノスでも…?)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
MOONRAKER


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

ダン「大尉殿、あれを!」
ウェルナー「我々の機体は無事です!」
マイヨ「ああ、とっくに破壊されたものだと思っていたが…!」
ギガノス兵「プラート大尉、こちらへ! 機体の出撃準備は完了しております!」
マイヨ「お前達は…!?」
ギガノス兵「我らは大尉殿達と志を同じくするものであります!」
マイヨ「すまん…! 恩に着るぞ!」
ギガノス「構いません! それより、早く脱出を!」「連邦軍はすでに第4次防衛ラインを突破しています!」
カール「何、もうそんな所まで!?」
ギガノス兵「は、はい…!」
マイヨ「ならば、この状況を利用するまで! 機体に搭乗するぞ!」
ダン「はっ!」
ギガノス兵「ご武運を、マイヨ・プラート大尉…!」
カール「大尉殿、ゲートのロックを解除しました!」
マイヨ「うむ。おそらく、外にはドルチェノフ派の機体が我らを待ち受けているはず…」「突破口は私が開く。お前達はその隙に脱出しろ」
ダン「えっ!?」
ウェルナー「どういうことでありますか、大尉殿!?」
マイヨ「…私はギルトール元帥閣下の、ご遺志に従い、マスドライバーを破壊する」
カール「で、では、私達もお供致します!」
マイヨ「ならん。お前達はこの基地から離脱するのだ」
ダン「そ、そんな! 我々はここで逃げるつもりなどありません!!」
マイヨ「これは命令だ!」
ウェルナー「た、大尉殿…!!」
マイヨ「…ドルチェノフは連邦への報復のため、必ずマスドライバーを使う」「それだけは何としても阻止せねばならんのだ」
カール「し、しかし…!」
マイヨ「いいか。お前達は我らに賛同する兵達をまとめ、再起の機会を待て」
ダン「ですが、それでは大尉殿が!」
マイヨ「…私のことは心配無用だ」
ダン「………」
カール「………」
ウェルナー「………」
ダン「…わ、わかりました、大尉殿。ご命令に従います」
ウェルナー「ですが、別れの言葉は述べません」カール「我らは大尉殿を信じ、お帰りを待ちます」
マイヨ「…すまんな」
カール「大尉殿、マスドライバーの構造データをそちらへ送ります。あれの発射を食い止めるには…」
〔カーソル、攻撃地点を指定〕
カール「あの部分を壊さなければなりません」
マイヨ「了解した」
カール「すでにマスドライバーは発射準備に入っています。今から5分以内に先程のポイントを破壊して下さい」
マイヨ「わかった。では、行くぞ!!」
<戦闘開始>

<1EP>

ドルチェノフ「何!? プラート大尉がマスドライバーに向かっておるだと!?」
ギガノス兵「は、はい!」
ドルチェノフ「おのれ、マイヨ・プラート! 今という時に我が軍の切り札を破壊するつもりか!!」「ワシのメタルアーマーを用意しろ! かくなる上はワシの手で奴を討つ!!」
〔警報〕
ギガノス兵「ドルチェノフ中佐! 連邦軍が最終防衛ラインに差し掛かりました!」
ドルチェノフ「ええい、連邦の量産機風情に何を手こずっておるか!! 兵どもに死守しろと伝えろ!!」
ギガノス兵「はっ!!」
ドルチェノフ「それと、北辰はどこにおる!? 何故、我らの加勢に来んのだ!?」
ギガノス兵「か、彼らからの連絡はありません!」
ドルチェノフ「チッ、木星人め…! 日和見を決め込むつもりか!」「とにかく、マスドライバーの発射を急げ!!」「地球と連邦の愚民共に我らの怒りの鉄槌を下すのだ!!」

<2PP・敵増援1出現>
マイヨ「頃合いか…! お前達は直ちに離脱しろ!」
ダン「はっ!」
カール「大尉殿、ご武運を!!」
ウェルナー「必ず我らの所へお戻り下さい!!」
〔味方ユニット離脱〕
マイヨ(ダン、カール、ウェルナー…お前達は死ぬなよ)
〔敵ユニット出現〕
ドルチェノフ「元帥閣下殺しの逆賊め! そこまでだ!」
マイヨ「ドルチェノフ…!!」
ドルチェノフ「ここでマスドライバーを失うわけにはいかん! 観念してワシに討たれるがいい!」
マイヨ「…ギガノスの蒼き鷹の最期としては、いっそ相応しいか…?
ドルチェノフ「フハハハ! 裏切り者を始末しろ! 切り刻めぇぇ!!」
マイヨ「だが、我が命と引き替えにしてもマスドライバーを撃たせはせん! 鷹の一閃、存分に見よッ!!」
〔マイヨ、気力上昇〕

<マイヨvsドルチェノフ>
マイヨ「逆賊ドルチェノフ、覚悟!」
ドルチェノフ「何を言う、プラート大尉! ギルトール元帥閣下を暗殺し逃亡中の貴様こそが逆賊だ!」
マイヨ「貴様…!」
ドルチェノフ「ギガノスの将兵達よ! 逆賊マイヨ・プラートはこのドルチェノフが討つ!」「諸君らも、これに続けいっ!!」

<ドルチェノフHP50%以下>
ドルチェノフ「おのれ、マイヨ・プラート! ワシはここで死ぬわけにはいかんのだ!」
〔ドルチェノフ、回復〕

<マスドライバー破壊・味方援軍1&敵増援2出現>
〔マスドライバーに大爆発〕
ドルチェノフ「ぬおおおっ!? マ、マスドライバーが!!」
マイヨ「これでお前は切り札を失った…!」
ドルチェノフ「お、おのれ! おのれ!! おのれぇぇぇっ!! 貴様、よくもマスドライバーを!!」
マイヨ「…連邦軍はそこまで迫っている。これで命運は決まったな、ドルチェノフ」
ドルチェノフ「黙れ、黙れぇっ!! それはワシの台詞だ!!」「かくなる上は、貴様だけでも地獄へ送ってやる!!」
〔敵ユニット出現〕
マイヨ「!」
ドルチェノフ「どうあがいても逃げられんぞ! マイヨ・プラート!!」
マイヨ「私もギガノスの鷹と称された男だ…自分の死に場所ぐらい、心得ている
ドルチェノフ「ならば、死ねぇぇぇい!!」
〔マイヨに爆発〕
マイヨ「閣下、お約束は果しました…
〔マイヨに爆発〕
マイヨ「もはや…思い残すことはありません…
〔味方ユニット撃破〕
ドルチェノフ「グハハハ! 逆賊、ここに討ち取ったり!! グハハハハハハ!!」
〔警報〕
ドルチェノフ「な、何だ!?」
ギガノス兵「ドルチェノフ中佐、すぐにお戻り下さい! 敵が最終防衛ラインを突破しました!!」「間もなくここに現れます!!」
ドルチェノフ「う、うぬっ!! 残っているメタルアーマーを全て迎撃に回せ!!」「水際で奴らを殲滅するのだ!!」
ギガノス兵「はっ!!」
〔敵ユニット離脱〕
〔味方戦艦出現〕

ハーリー「艦長! 敵基地エリア内へ進入しました!」
ルリ「最優先でマスドライバーを破壊します。グラビティブラスト、発射用意」
ハーリー「はい! …って、あれ!?」
ルリ「どうしました?」
ハーリー「マ、マスドライバーが…もう壊されちゃってます!」
ルリ「!」
ベガ「ど、どういうこと!?」
ハーリー「わ、わかりませんが、チャンバーブロックは確かに大破して…」
クワトロ「…どうやら、ここに来て敵側に内紛が起きたようだな」
リョーコ「理由はどうあれ、ラッキーじゃねえか! このまま一気に行っちまおうぜ!!」
ルリ「そうですね。皆さん、直ちに出撃して下さい」
〈出撃準備〉
ルリ「…では、ムーンレイカー作戦の締めにかかります」「皆さんは基地の地下へ進入し、最深部まで到達。敵中枢部を制圧して下さい」
アムロ「了解した」
ルリ「あ、それから…中枢部へ進入するためには、あそこの壁を壊して下さいね」
〔カーソル、攻撃地点を指定〕
ルリ「それじゃ、攻撃開始」

<味方が内部へ進入・敵増援3出現>
ギガノス兵「中佐! 敵機が内部第1エリアへ侵入しました!!」
ドルチェノフ「ええい、迎撃機を出せ!!」
ギガノス兵「はっ!!」
〔敵ユニット出現〕
ドルチェノフ(…むうう、もはやここまでか…!)(だが、ここを失ってもワシにはまだアレがある…!)

<障壁破壊・敵増援4&第3軍増援1出現>
ギガノス兵「ドルチェノフ中佐! 第1エリアが突破されました!!」「!? ちゅ、中佐!? どこへ行かれたのです!?」
〔オモイカネの警報〕
ハーリー「か、艦長! 敵基地内部にボソン粒子反応がっ!!」
ルリ「!」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

北辰衆「…ここから先へは行かせぬ」
北辰衆「ドルチェノフにはまだ利用価値がある」
北辰衆「しばしの間、相手をしてもらおう」
一矢「北辰衆…!!」
リョーコ「あいつら、こんな所にまで来やがってっ!!」
サブロウタ「ほ~う…意外に義理堅いのね、あの連中」
一矢「奴らめ、俺達の足を止める気か!!」
ドリル「ヘッ! あんな連中なんざ、すぐに蹴散らせるぜ!」
カミーユ「いや、奴らを侮っちゃ駄目だ。それに、北辰の姿も見えない…!」
〔オモイカネの警報〕
リョーコ「チッ! 今度は何なんだよ!?」
ハーリー「ま、またボソン粒子反応ですっ!」
一矢「まさか、北辰か!?」
〔ボソンジャンプ〕
〔第3軍ユニット出現〕

アキト「………」
ルリ「!」
リョーコ「ア、アキトッ!!」
アキト「………」
リョーコ「アキト、返事をしてくれ! アキトッ!!」
アキト「……奴はどこだ?」
北辰衆「答える必要はない」
北辰衆「己の目で捜すがいい」
北辰衆「捜せるものならな、ククク」
アキト「………行くぞ、ラピス」
ラピス「………」
リョーコ「アキト! 何で応えねえんだよ!? いったい、どうしちまったんだよ!?」
アキト「………」
サブロウタ「…艦長、どうします?」
ルリ「……今は作戦を優先します」
ベガ「…いいの、それで…?」
ルリ「はい」「…皆さん、あの扉の向こうに中枢部があります」
〔カーソル、攻撃目標を指定〕
ルリ「あれを壊せば、ゴールです。も少し頑張って下さい」

<扉破壊・敵増援5出現>
ハーリー「中枢部への扉、破壊されました!」
ジュドー「よ~し、これで終わりだぜ!」
〔錫杖の鈴の音〕
アキト「!」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

北辰「…フフフ、よくぞここまで来た」「この戦…汝らの勝ちだ」
ルー「ほ、北辰…! やっぱり、来ていたのね!」
サブロウタ「やれやれ、ホントに義理堅いことで」
一矢「北辰! 貴様ァッ!!」
〔一矢、気力上昇〕
〔一矢、精神コマンド「不屈」「鉄壁」使用〕
〔一矢、北辰へ接近〕

一矢「エリカは…エリカは無事だろうな!?」
北辰「竜崎一矢…そして、マグネイト・テン。今しばらく、我らに付き合ってもらうぞ」
アキト「……!」
〔アキト、気力上昇〕
〔ボソンジャンプ〕
〔アキト、北辰へ接近〕

北辰「汝もいたか、復讐人」「相変わらず、絶望の海を彷徨っているようだな」
アキト「…お前を倒せば、それも終わる」
北辰「クククク…執念だけで我を屠れると思うなかれ」「…行くぞ」

<アムロvs北辰>
アムロ「この男の発する気…これまでの敵とは違う…!」
北辰「さすがだな、アムロ・レイ。だが、我が心の闇を覗いた貴様は冥府へ招待してくれよう!」

<クワトロvs北辰>
クワトロ「最も地球から遠い地で生きてきたお前達ですら地球に固執するのは…」「人の魂がいまだ重力に縛られているゆえなのか…!」
北辰「人は人でしかない。そして、人あるところに欲望があり、それゆえに我らもあり…!」

<カミーユvs北辰>
北辰「無明の闇に消えるがいい、ニュータイプ…!」
カミーユ「俺はそこから戻ってきた…! お前達のような戦いを巻き起こす者を倒すために…!」

<ジュドーvs北辰>
ジュドー「木連の人達ってのは木星で暮らして人類の愚かさに絶望したんだろ!」「それなのに何だって戦いなんて馬鹿なことを繰り返そうとするんだよ!」
北辰「我に主義主張はない…。ただ、己の使命を遂行するのみ…!」

<一矢vs北辰>
一矢「北辰! 貴様だけは…貴様だけは俺のこの拳で討つ!」
北辰「愚かな…。あたら優れた力をもちながら女一人に我を忘れるか」
一矢「俺はエリカのためだけに貴様と戦っているのではない!」「貴様と貴様の背後にいる者を討ち、この宇宙に平和を取り戻す事こそ俺の…そして、エリカの願いだ!!」

<ロムvs北辰>
ロム「この男の心…まるで空…! だが、その深さ…闇のごとし!」
北辰「いかにも…! 我らには理想も未来も不要…ただ使命を果たすのみ!」

<銀河or北斗vs北辰>
北辰「哀れなり、小僧。ここで短い生を終えるか…!」
北斗「そうはいかないよ!」
銀河「俺達には負けちゃいけない理由ってのがあるんだ!」

<北辰HP50%以下>
北辰「フフフ…楽しませてもらったぞ。だが、時を稼ぐのはここまで。さらばだ」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット離脱〕

アキト「…逃がしはせん…!」
〔ボソンジャンプ〕
〔第3軍ユニット出現〕

リョーコ「アキト!!」「…くっ…また行っちまいやがって…!」
ルリ「………」

<敵全滅・勝利条件達成>
〔通信を入れる音〕
ハーリー「艦長、艦隊旗艦より連絡が入りました!」「ギガノス基地側が投降の意思表示をしたそうです!」
ルリ「そうですか」
レイナ「じゃ、じゃあ…もしかして!」
ルリ「ええ。もしかしなくても、ムーンレイカー作戦はひとまず成功です」
レイナ「や、やったぁ!」
ジュドー「ふ~っ、やれやれ…」
ビーチャ「マスドライバーがブッ壊れた上に、司令部まで失ったんだ…。これでギガノス帝国も終わりだな」
銀河「ヘッ、ざまァ見ろってんだ」
クワトロ「…いや、これでギガノスとの戦いが全て終わったわけではない」
銀河「え!?」
ジュドー「ど、どういうこと!?」
クワトロ「ギガノスは別の宙域にもう一つの拠点とも言える機動要塞を持っている…」「そこを陥とさぬ限り、彼らは連邦軍への抵抗を続けるだろう」
ジュドー「……!」
ベガ「それにまだ地上部隊も残っているわ。連邦軍側が一気に優勢となったのは間違いないけど…」「これからは各方面でゲリラ戦が展開されるでしょうね」
銀河「つまり…今までとあんまり変わらねえってこと?」
ベガ「そんなことないわよ」「今回の作戦のおかげ…とは言えないかも知れないけど、マスドライバーの脅威は払拭されたし…」「この統合参謀本部を失ったことで、敵の指揮系統は大きく混乱することになるわ」
銀河「う~ん……よくわかんねえ」
サブロウタ「ま、例えればだな…ギガノスは頭をブン殴られて、フラフラしてる状態ってことだ」「それじゃ、まともにケンカをすることなんて出来ねえだろ?」
銀河「あ、なるほど」
サブロウタ「でも、まァ…水をかけられたりすると、正気に戻ったりするんだけどな、これが」
銀河「???」
ルリ「…ともかく、旗艦艦隊がここへ来るまで、ナデシコは警戒態勢に移行します」「…あ、それと…パトロールする人はこっちで決めちゃいましたので」「当番になった人はもう一仕事お願いします」
〔味方ユニット離脱〕
〔ルリ、司令部へ隣接〕
〔味方ユニット出現〕

アクア「…ヒューゴ。結局、メディウスは出てこなかったわね」
ヒューゴ「ああ。アルベロ達もこっちへ呼ばれたと思っていたが…」「グン・ジェム隊と一緒で、地上にいるのかも知れんな」
銀河「あ~あ、俺…ひとっ風呂浴びたかったんだけどなぁ」
北斗「しょうがないよ、銀河。パトロール任務なんだから」
銀河「でもさぁ…」
ベガ「銀河君、終わったら少しお休みをあげるわ」
銀河「え、ホント!?」
ベガ「ええ。だから、今は我慢して」
銀河「へへっ、わかったぜ!」
北斗「あれ? セルブースターに乗ってるの、ベガさんだけなんですか?」
ベガ「そうよ。吉良国君には予備のデンチの整備をやってもらってるの」
銀河「あ、そうだ。いいこと思いついた。北斗、レオやボア達にパトロールを手伝ってもらおうぜ」
北斗「え?」
銀河「だって、その方が見張りの数が増えていいじゃん」
北斗「そりゃそうだけど…」
〔メテオの警報〕
銀河「!?」
ナナ「て、敵なの!?」
京四郎「馬鹿言え! 基地の連中は降伏したんだぞ!」
ナナ「じゃあ、何なのよ!?」
ハーリー「か、艦長! き、基地の上空に…! 境界震反応が!!」
ルリ「境界震…? もしかして…!」
ハーリー「何か巨大な物体が上空に出現します! ボソンジャンプじゃありません!!」
ルリ「艦内警戒態勢、パターンAに…」
ハーリー「ま、待って下さい! 物体から降下してくるものが!!」
〔敵ユニット出現〕
レイナ「ああっ!!」
ベガ「ガ、ガルファ!?」
サブロウタ「おいおい、何て数だよ!?」
銀河「くっそぉぉっ! こんな時に!!」
北斗「銀河! 上っ!!」
銀河「!?」
〔銀河に爆発〕
銀河「うわああああっ!!」(同時)
北斗「うわああああっ!!」(同時)
ベガ「北斗君! 銀河君!!」
〔敵ユニット出現〕
ベガ「! 騎士凰牙!!」
銀河「あ、あの野郎! 戻ってきやがったのか!?」
アルテア「…あれからどれだけ腕を上げたかと思えば…そのザマか、電童」
銀河「くっそぉぉっ! こっちは大仕事を終えたばっかだってのに!!」
アルテア「だが、用があるのはお前達ではない…」「ベガ…聞こえるか? ベガ…」
ベガ「指向性通信…!?」「どういうつもりなの、アルテア!?」
アルテア「…ベガ…。何故、我らが戦わねばならぬ?」「何故、ただ二人残った兄妹がこのように争わねばならぬ?」
ベガ「!!」
サブロウタ「あの二人、何をやってんだ!?」
北斗「話を…してるの!?」
アルテア「…ベガ、お前は忘れてしまったのか? あのアルクトスでの穏やかな日々を…」
ベガ「あ、兄上…! まさか、記憶が…!?」
アルテア「私と共に来い。そして、全ての過ちを正すのだ」」
ベガ「あ、ああ…!」
〔ベガ、アルテアへ接近〕
一矢「ベガさん! どうしたんだ!?」
北斗「だ、駄目だ! そっちへ行っちゃ!!」
〔銀河、ベガへ接近〕
アルテア「邪魔をするな!!」
〔銀河に爆発〕
北斗「うわっ!!」
ベガ「北斗っ!!」
〔ガルファ素体、ベガへ隣接〕
ベガ「ああっ!?」
〔敵ユニット離脱〕
〔味方ユニット離脱〕

銀河「!!」
北斗「ベ、ベガさんっ!!」
ヒューゴ「あの人を追うぞ、アクア!!」
アクア「え、ええ!!」
アルテア「邪魔をするなと言ったはずだ!!」
〔基地に爆発〕
ヒューゴ「ぐ、ぐうっ!!」
ジム「う、上からの攻撃!?」
ハーリー「上空にガルファのものと思われる戦艦が! 今のはそこからの砲撃ですっ!!」
サブロウタ「送迎車にしちゃァ、ちょいと物騒すぎるんじゃねェか!?」
北斗「凰牙! ベガさんを返せっ!!」
アルテア「返せだと…!?」「お前達が…お前達などがいたから、ベガは…!!」
銀河「いたから、どうだってんだよ!?」
アルテア「お前達がいたからこそ、ベガは苦しみ…!」「電童が戦うからこそ、宇宙は戦乱の渦中へ巻き込まれていくことになるのだ!!」
北斗「!?」(同時)
銀河「!?」(同時)
アルテア「そうまでして戦乱を呼ぶか! そうまでして血を好むか、愚かな人間共!」「電童が戦えば、この宇宙に未来永劫平和は訪れん!」「それを知った上で、我らガルファに戦いを挑んでいるのか!?」
銀河「な、何言ってんだ、こいつ!?」
北斗「ベガさんを…ベガさんを返せっ!!」
アルテア「ベガはアルクトス星紀4085年の戦いの折、生き別れし我が妹!
銀河「なっ!
北斗「妹…!?
アルテア「敵にさらわれ、我らガルファこそが宇宙に仇なすものと教えられ…この戦いに身を投じた愚かな妹ぞ…!
北斗「ベガさんが…あいつの妹!?」
銀河「う、嘘だろ!?」
アルテア「その言葉信じ、電童が戦えば…もはやこの宇宙、戦乱から救う術はない!」
北斗「……!!」(同時)
銀河「……!!」(同時)
アルテア「ベガをあのようにした者こそが真の敵! これ以上過ちを犯すな、電童ッ!!」
銀河「し、真の敵…!?」
北斗「過ち…!?」
アルテア「このままでは、お前達こそが全宇宙に戦乱を呼ぶ真の破壊者となろうぞ!!」
銀河「全宇宙に戦乱!?」
北斗「真の破壊者!?」
銀河「お、俺達が…!?」(同時)
北斗「ぼ、僕達が…!?」(同時)
〔銀河、気力低下〕
〔第3軍ユニット出現〕

レイナ「ああっ、データウェポンが!!」
ユニコーンドリル「………」
ドラゴンフレア「………」
北斗「ユ、ユニコーン? ドラゴン…!」
ガトリングボア「………」
銀河「ボア…! 何で…!?」
アルテア「…なるほど…!」「ならば、ファイルセーブ! レオサークル! ユニコーンドリル!」
〔光線の放射音〕
〔第3軍ユニット離脱〕

銀河「レオッ!!」(同時)
北斗「ああっ!! ユニコーン!!」」(同時)
アルテア「ファイルセーブ! ドラゴンフレア! ガトリングボア!」
〔第3軍ユニット離脱〕
銀河「そ、そんなっ!!」
アルテア「戦う意思なき者の下に、データウェポンは止まらぬ!」「ようやくわかったようだな、お前達にも!
北斗「嘘だ…ユニコーン…!」「嘘だぁぁぁっ!!
銀河「どうなっちゃってんだよ、北斗!! お、俺達、どうすりゃいいんだよぉ!?
アルテア「ならば、後は破滅と混乱を呼びしもう一つのギア…」「破壊するのみッ!!
???(ロム)「待ていっ!!
アルテア「!!」
[デモムービー「ロム・ストール登場」]
???(ロム)「力と己の欲のみで、いつまでも人の心を惑わせると思うな」「固く握り合った手は、暴力では離れない…」「人、それを絆という…!
アルテア 「何奴!?
ロム 「貴様に名乗る名はないっ!!

〔味方ユニット出現〕
ロム 「天よ地よ、火よ水よ! 我に力を与えたまえ!!」「パァーイル・フォーウメイション!」
〔剣狼の導き〕
レイナ「ロム兄さん!!」
ロム「とああああっ!!」
〔ロム、アルテアへ隣接〕
〔アルテアに爆発〕

アルテア「うぐあっ!!」
北斗「ロムさん!!」(同時)
銀河「ロムさん!!」(同時)
アルテア「き、貴様ァァ…!! 二度ならず三度までもッ!!」
ロム「偽りの記憶に踊らされる者よ! 我が正義の鉄槌を受けるがいい!!」
アルテア「偽りの記憶だと!?」
ロム「そうだ! 全宇宙に戦乱を呼ぶ真の破壊者とは、貴様らガルファ以外の何者でもない!!」
アルテア「何を馬鹿なことを…!」
〔脳波の乱れる音〕
アルテア「ぬっ!? ぬああああ!!」
ロム「!?」
アルテア「お、おのれ…!! 貴様との勝負、今一度預けるぞ!!」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット消失〕

ロム「くっ…! 爆発に紛れて逃げたか…!」
銀河「………」
北斗「………」
【戦闘マップ終了】


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