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シーン6 ムーンレイカー作戦
No.40
断ち切られたLOOP

<ラスト 南西諸島>
電童を乗せたまま、地上へ落下するアルデバラン。ナデシコ
Bは北斗や銀河、ベガを助けるためにそれを追う。

【シナリオデモ1開始】
螺旋城「墜ちるか、アルデバランが…電童と凰牙もろともに」
ギガアブゾルート「全て無に帰せば、それもまた…」
螺旋城「そうでなくてはならんぞ、グルメイ」

〔メテオの警報〕
メテオ「軌道上のガルファ戦艦…現在、地球に向け、降下中」
渋谷長官「状況はどうなっとるんだ!? 映像はまだ入らんのか!? ナデシコはどうした!?」
愛子「戦艦の予想落下地点、南西諸島の有曽名島付近です!」
メテオ「連邦軍沖縄基地より上空映像…最大望遠です」

圭介「ああっ…!!」
西園寺「「………」
井上博士「北斗君、銀河君、副司令…!」
渋谷長官「彼らと通信は取れんのか!?」
愛子「は、はい! ナデシコもガルファ戦艦を追って大気圏へ突入のため、通信不能です!」
渋谷長官「ぬうう…! 今の我々に出来るのは、彼らの無事を祈ることだけか…!!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「断ち切られたLOOP


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
ハーリー「艦長! 有曽名島への降下、完了しました!」
ルリ「敵戦艦は?」
ハーリー「まもなく前方のエリアへ落下します!!」
リョーコ「北斗や銀河はまだ戦艦の中にいるのかよ!?」
ハーリー「脱出した形跡は見られません! 通信も不能です! も、もしかしたら、電童は…!」
リョーコ「バッキャロー! つまんねえこと言ってる暇があったら、あいつらに呼びかけ続けろ!!」
一矢「そうだ…あの子達だって、まだあきらめてはいないはずだ!」
ロム「北斗と銀河は必ず無事だ…必ず!」
一矢「だから、ハーリー…お前もあきらめちゃいけない!」
ハーリー「は、はい! 電童に呼びかけ続けますっ!」
〔レーダー反応〕
ビーチャ「おい、上を見ろ! 敵艦が落ちてくるぞ!!」
ルリ「ディストーション・フィールド、最大。消火班、及び救助班は待機」「総員、敵艦落下時の衝撃に備えて下さい」
ハーリー「りょ、了解!」
[イベントデモ「アルデバラン 地上へ落下」]
エリス「ああっ…! 北斗、銀河ぁっ!!」
ハーリー「返事をして下さい! お願いです、返事をっ!!」
〔味方ユニット出現〕
吉良国「あ、あれは!!」
ハーリー「電童です!! 電童が脱出に成功ししました!!」
ドリル「よっしゃあ!!」
カミーユ「二人共、無事か!?」
銀河「ああ、見ての通り、ピンピンしてるぜ! カミーユさん!」
アムロ「北斗、副司令は…!?」
北斗「無事です! アムロさんと約束した通り、助けることが出来ました!」
アムロ「そうか…!」
リョーコ「ふ~っ、やれやれ…」
ヒカル「なかなかやるじゃん、あの子達」
サブロウタ「まったくだ。一時はどうなる事かと思ったぜ」
ルリ「…救助班は直ちに出動。各員は第2種戦闘配置のまま、待機して下さい」「あ、それから…GEAR本部への報告をよろしく。皆さん、きっと心配しているでしょうから」
ハーリー「はい!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

愛子「ナデシコより入電! 電童は脱出に成功! 副司令も無事救出されたそうです!!」
井上博士「ほ、本当ですか!?」
愛子「はい!」
渋谷長官「北斗君、銀河君、ベガ君…そして、マグネイト・テン…よく頑張ってくれた」
圭介「お義父さん…」
西園寺「うむ…あの子達の想いが、力が織絵を救ったのだ」
圭介「…はい…!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
北斗「か、母さん…!」
ベガ「北斗…!!」
北斗「母さん…良かった…本当に…!!」
ベガ「ごめん…ごめんね、北斗…! 今まで本当のことを黙っていて…!」
北斗「ううん、母さんが…母さんが無事ならそれでいいんだ…」
銀河「………」
北斗「…あの人…髪、母さんと同じ色だったんだね…」
ベガ「…ええ…」
北斗「目も…?」
ベガ「ええ…同じだったわ…。う、ううっ…」
北斗「……!」
ベガ「兄上…うう…う…」
北斗(…母さん…)
銀河「お、俺は…!」「俺はもう許さねえ…!」
北斗「銀河…」
銀河「前からずうっと許してねえけど、今度こそホントに! もう絶対に許さねえからな!!」「ガルファのバッカヤロォォォォ!!」
〔レーダー反応〕
銀河「!?」
ハーリー「上空にガルファ機獣群の反応! こちらへ降下してきます!!」
吉良国「くそ、追い打ちか!!」
〔敵ユニット出現〕
ギガグルメイ「フン、電童め…しぶとい奴よ」
銀河「あ、あいつ…! 螺旋城にいた偉そうな奴その2か!!」
北斗「母さんはナデシコへ行って! あいつの相手は僕達がする!」
ベガ「北斗…!」
北斗「大丈夫! だから、早く!」
ベガ「え、ええ!」
ルリ「各機、直ちに出撃。敵機を迎撃して下さい」
〈出撃準備〉
ギガグルメイ「出てきたな…! だが、今まで通りに行くと思うなよ!」
[イベントデモ「エネルギーフィールド 展開」]
ルリ「!」
ヒューゴ「出力がイエローゾーンに入った!? 何だ、今のは!?」
エリス「あ、あれは…!!」
銀河「何をやったか知らねえが、さっさとファイナルアタックであいつをブッ飛ばしちまおうぜ!!」
北斗「わかった! ユニコーンドライブ! インストーーーール!!」
〔光線の放射音〕
銀河「よおし、いっけぇぇぇっ!!」
北斗「ま、待って! ユニコーンが出てこない!!」
銀河「馬鹿言え! データウェポンはあの時に全部取り戻したんだぞ!!」
北斗「そ、そうだけど…!」
銀河「なら、俺がやる! ファイルロード! レオサークル!!」
〔光線の放射音〕
銀河「レ、レオ!? お前もか!?」
ギガグルメイ「フフフフ…どうやら上手くいったようだな」
ヒューゴ「アクア! TEエンジンの出力がどんどん下がってるぞ!」
アクア「ダ、ダメ! 止められない!」
銀河「いったい、何が起きてんだ!?」
エリス「間違いない、これは電磁干渉波だわ!」
銀河「!?」
エリス「あの機獣から放射された電磁干渉波がデータウェポンの物質化を妨害しているのよ!」「このエリア内にいる限り、データウェポンは物質化に必要な変換信号をかく乱されて…」「武器となることも、実体化することも出来ないわ!」
北斗「そ、そんな…!!」
ハーリー「それどころか、他の機体のエネルギー変換にも影響が!」「このままじゃ、ナデシコ以外の機体がエネルギー切れで動けなくなってしまいます!」
プル「ど、どうにかなんないの!?」
ハーリー「解決方法は一つ…! あの機獣を倒すしかありません!!」
ギガグルメイ「ふはははは! 貴様らのエネルギー切れが先か、身が砕けるのが先か!」「いずれにせよ、俺が作りだしたバトルフィールド内でお前達は全力を出すことなど出来ん!」
銀河「ち、ちっきしょう…! 電童のエネルギーがどんどん減ってく!」
クワトロ「時間が経てば、我々が不利になる一方か…!」
ルリ「けど、ここで退くわけにはいきません」
銀河「そうだ! こっちのエネルギーが切れる前に、あのガルファ野郎をブッ倒してやる!」
ギガグルメイ「さあ来い、人間共! ここをお前達の墓場にしてくれるわ!」
<戦闘開始>

<ギガグルメイHP80%以下or5PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔レーダー反応〕
ハーリー「か、艦長! こちらへ接近してくる物体群が!!」
ルリ「識別は?」
ハーリー「ギャンドラーです!」
ロム「何っ!?」
〔敵ユニット出現〕
ディオンドラ「アハハハ! いいザマだねえ、ロム・ストール!」
ロム「ディオンドラ!」
ドリル「ちっきしょう、こんな時に出てきやがって!」
ディオンドラ「だからさ! この機会、存分に利用させてもらうよ!」
アシュラ「ここで貴様らを倒せば、メテオキューブの捜索も楽になるというもの…!」「まとめてあの世へ送ってやるぞ! グハハハハ!!」
ギガグルメイ「ギャンドラーめ、余計な真似をしおって…!」
ディオンドラ「おやおや、昔のよしみであんたを手伝ってやろうってのに…礼の一つもないのかい?」
ギガグルメイ「貴様らにそんな義理などないわ。邪魔立てすると許さぬぞ」
ディオンドラ「フン、身体だけでなく頭も固い奴だね。まぁいい…こっちはこっちで勝手にやるさ」「いいかい、お前達! ここでロム達にトドメを刺すんだよ!!」
ザリオス「ガデッサー!!」
銀河「く、くっそぉぉぉ…! このままじゃ、ヤバいぜ!!」
北斗「あいつを…! あの機獣を何とかして倒さなきゃ!!」
ベガ「北斗…銀河君…! みんな…!!」
〔レーダー反応〕
ベガ「!?」
ハーリー「じょ、上空より降下してくる物体を感知しました!!」
エル「ま、まだ敵が来るっていうの!?」
ベガ「待って、あれは…!!」
[イベントデモ「騎士凰牙 地上へ降下② 砂漠へ」]
〔味方ユニット出現〕
ギガグルメイ「むうっ!?」
ベガ「まさか…!!」
銀河「あ、あいつは!?」(同時)
北斗「あ、あいつは!?」(同時)
アルテア「………」
ベガ「兄上!!」
〔アルテア、気力上昇〕
[デモムービー「バイザーオープン(凰牙)」]
〔アルテア、変形〕
ベガ「凰牙の仮面が…!!」
ロム「あれが騎士凰牙の真の姿か…!」
ギガグルメイ「うぬぅぅ…! アルテアめ、脱出しておったのか!!」
アルテア「………」
ディオンドラ「いい所に来たねえ、アルテア! これでロム達の死が確実になるってものさね!」
アルテア「…私はもうお前達が知るアルテアではない…」
ディオンドラ「何をお言いだい!?」
アルテア「我が身を縛りつけていた鎖はすでに解き放たれた…」「ベガと電童の子ら…そして、マグネイト・テンの手によってな!!」
ディオンドラ「!!」
アルテア「見るがいい! 騎士凰牙の真の力を!!」「バイパードライブ! インストォォォォォォル!!」
〔バイパードライブ、インストール〕
〔アルテア、変形〕

ギガグルメイ「ぬうっ!?」
アルテア「我が一撃を受けよ! グルメイ!!」
〔アルテア、ギガグルメイへ接近〕
〔アルテア、ギガグルメイへ攻撃〕

[イベント戦闘「アルテアvsギガグルメイ」]
ギガグルメイ「グ、グオァァァァ!!」
〔ギガグルメイにスパーク〕
[イベントデモ「エネルギーフィールド 消去」]
エリス「! 電磁干渉波が消えたわ!!」
アクア「出力が…上がっていく!」
アルテア「グルメイ、これでお前のフィールドは消失した…!」
ギガグルメイ「お、おのれ! おのれ、アルテアァァッ!!」
ジュドー「お…凰牙は俺達を助けてくれたのか…?」
ルー「そ、そうみたい…」
北斗「ア、アルテア……さん……」
アルテア「何をしている、電童! そして、マグネイト・テン! 一気に奴らを倒すぞ!!」
北斗「! は、はいっ!!」
ベガ「ギアが…! 二つのGEAR戦士が共に…!!」
ギガグルメイ「ぬ、ぬうう…!!」
ディオンドラ「フン、あいつのフィールドを破ったところで、お前達が不利なことに違いはないんだよ!」
ジェッド「フッ…それはどうかな? ディオンドラ」
ディオンドラ「どういうことだい!?」
ジェット「ここへ向かっていたのは、凰牙だけじゃない。あれを見ろ!」
〔味方戦艦出現〕
アムロ「ネェル・アーガマ…! ブライト、来てくれたのか!」
ブライト「ああ。こちらでもガルファ戦艦の落下をキャッチしていたのでな」
甲児「お、おい、見ろ! あそこに凰牙がいるぞ!!」
サイ・サイシー「ホ、ホントだ…!」
キラル「あれが凰牙か…なるほど、電童によく似ておる」
エルフィ「何であろうと、敵であるなら倒すまでだ」
遙「でも…前とは何か様子が違っているような…」
ドモン「もしや、奴は…!」
ルリ「…詳しいことは後で説明しますが、あの凰牙は私達の味方です」
ミサト「それ、本当なの!?」
ルリ「はい」
ミサト「あの凰牙が…味方になるなんて…!」
イズミ「ギアが二つでダブルG…それは一年以上前のお話~」
リョーコ「おめえ、何言ってんだ?」
ドモン「………」
アルテア「ドモン・カッシュよ。信じられぬだろうが、今の私は…」
ドモン「いや、事情を聞かずとも俺にはわかる。お前が本当の自分を取り戻したということがな」
アルテア「……!」
ブライト「よし、各機出撃! ナデシコ隊を援護しろ!!」

<ドモンvsアシュラ>
アシュラ「馬鹿め! このシュラ様に向かって来た事を地獄で後悔するがいい!」
ドモン「ふ…念仏は唱え終わったようだな!」

<一矢vsディオンドラ>
一矢「頼みの綱の凰牙は俺達と共にある! お前の負けはもう見えたぜ!」
ディオンドラ「フン…こっちはガルファの親衛隊長なんざ最初から相手にしてないんだよ!」「ギャンドラーの力を甘く見たことを後悔させてやるよ!」

<一矢vsアシュラ>
アシュラ「中々の使い手のようだが所詮は井の中の蛙!」「全宇宙を股にかけるギャンドラーの最強コマンダーであるこの俺に勝てるか!」
一矢「ならば、試してみるがいい! 背負う者がある俺の拳と悪党のお前、どちらが勝つか!!」

≪味方援軍1出現後≫
<一矢vsギガグルメイ>

一矢「お前の切り札は失われた! 観念するんだな!」
ギガグルメイ「人間風情がなめた口を! このグルメイのパワーを甘く見るなよ!」
一矢「来い! 正面から来るなら俺の空手でねじ伏せるだけだ!!」

<ロムvsディオンドラ>
ロム「ディオンドラ! 既に勝敗は決した! ガルファと共に地球から去るがいい!」
ディオンドラ「ガルファの事は知らないがまだこっちにはやることがあるんでね」「そういう訳で退場を願うのはお前の方だよ!」

<ロムvsアシュラ>
アシュラ「ロム・ストール! ガデス様はお前の死のお望みだ!」
ロム「何だと!? 天空魔城にはガデスもいるのか!?」
アシュラ「ここで死ぬお前が知る必要もないことだ!」

≪味方援軍1出現後≫
<ロムvsギガグルメイ>

ロム「アルテアを縛る鎖は解かれた! ギアを失ったガルファに勝利はない!」
ギガグルメイ「黙れ、黙れい! ここでお前達共々、奴らを倒せば全て方はつく!」
ロム「ならば、その身で知るがいい! 真実を取り戻した男の力…そして俺の怒りの技を!!」

<銀河or北斗vsディオンドラ>
ディオンドラ「こういうガキ共を野放しにしておくとロムみたいになるんだろうね!」
北斗「野放しに出来ないのはそっちの方だよ!」
銀河「そうだ! おめえらを放っておけるかよ!!」

<銀河or北斗vsアシュラ>
アシュラ「小僧共、コマンダーランキングNo.1の実力を見せてやる!」
北斗「悪い奴の中のトップなんて威張れることじゃないよ!」
銀河「1位どころか、最下位にしてやらあ!!」

≪味方援軍1出現後≫
<銀河or北斗vsギガグルメイ>

ギガグルメイ「こうなれば凰牙もろとも葬ってくれるわ!」
銀河「そうはいくかっての!」
北斗「せっかく母さんを助け出したんだ! このままやられてなるものか!!」

<アルテアvsディオンドラ>
ディオンドラ「どういう事情か知らないが、こちらの敵に回るなら潰してやるよ!」
アルテア「黙れ、ギャンドラー! ガルファに手を貸す以上、お前達も私が討つ!」
ディオンドラ「受けて立つよ! 前からお前のことは気に食わなかったからね!」

<アルテアvsアシュラ>
アシュラ「貴様も馬鹿な男よ! ガルファと我らギャンドラーに逆らうとはな!」「その力があればガルファ親衛隊長として思うままに生きられたものを!」
アルテア「過去を奪われ、操り人形としての生き方など無用! 私は自分の意志で生き、お前達を討つ!」

<アルテアvsギガグルメイ>
ギガグルメイ「おのれ、アルテア! 記憶を取り戻したか!」
アルテア「偽りの仮面はベガと電童の子らによって砕かれた!」「今ここにいるのはガルファに故郷を滅ぼされた男だ! 覚悟するがいい!」

<ディオンドラ撃破>
ディオンドラ「ガデス様に尽くし続けたのになぜ、助けにきてくれぬ!」

<アシュラ撃破>
アシュラ「コマンダーランキングナンバー1の、この俺がぁぁっ!!」

<ギガグルメイ撃破・勝利条件達成>
ギガグルメイ「ば、馬鹿な! この俺が人間ごときに!! 人間ごときにィィィィッ!!」「お、お館様!! グオアァァァァァッ!!」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

リンダ「敵機の反応、全て消えました!」
ブライト「よし、各機を収容しろ」
アルテア「…フッ…これで…私は…」
〔アルテア、気力低下〕
銀河「お、おい、北斗! 凰牙が!!」
北斗「え…?」
ベガ「あ、兄上!? どうなされたのです!? 兄上!!」
ミサト「! いけない! リンダ、すぐに医療班を凰牙の所へ向かわせて!」
リンダ「は、はい!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ベガ「兄上…」
アルテア「ベガ…」
ベガ「兄上…しゃべってはいけません…」
北斗「母さん…」
アルテア「お前…が…?」
北斗「うん…」
ベガ「北斗よ、息子の…」
銀河「………」
アルテア「…そしてお前が…もう一人の電童のパイロット…」
銀河「うん…銀河ってんだ…」
アルテア「この子らが電童に選ばれし者…」
ベガ「ええ…」
アルテア「よい星なのだな…地球は……」
ベガ「ええ…」
アルテア「お前は…幸せに…」「うっ…!」
ベガ「兄上…!」
アルテア「凰牙をお前達に…」
銀河「え…」
北斗「え…」
アルテア「倒せ、ガルファを…。その力、強大だが…お前達なら……」
銀河「お…おい…!」
〔データウェポンの実体化音〕
バイパーウィップ「………」
ブルホーン「………」
アルテア「お前達も…新しい…契約者の下へ………」「く…!」
ベガ「兄上ーっ!!」
西園寺「心配は要らん、織絵。彼は眠りについただけだ…」
べが「しかし…」
西園寺「死なせはせん…彼もまた…まだ死んではならん者だ…」「彼はGEAR本部が預かる。お前達は自分の成すべきことをするのだ」
ベガ「はい…」
バイパーウィップ「………」
ブルホーン「………」
北斗「行こう、バイパーウィップ…」
銀河「俺達といっしょにガルファの奴らをぶっ潰そうぜ、ブルホーン…」
ベガ(兄上…その願い…我ら必ず果たしてみせます…)(ですから、今はお休み下さい…兄上………)

GEAR本部

ジュドー「ケーンさん、あのグン・ジェム隊と決着をつけたって本当かい?」
ケーン「ああ…あの野郎、最後は巨大メタルアーマーまで持ち出してよ…まさに死闘だったぜ」
ライト「おまけにそのメタルアーマー、パイロットの脳波でコントロールする特殊なシステムまで積んでたんだ」
タップ「そのシステムのおかげか、考えられないような反応速度でよ…」「さすがの俺達も危うくやられるところだったぜ」
ジュドー「それってまるで…」
カミーユ「ああ…サイコミュと似たようなシステムだろうな」
ルー「でも、あれって基本的には強化人間用なんでしょ? そんなのを普通の人間が使ったら…」
カミーユ「…負担が限界を超えればパイロットの脳に深刻なダメージを与えるだろうな」
ケーン「カミーユの言う通りだ…。グン・ジェムも最期は錯乱状態で俺達に向かってきた…」「俺達に倒されたあいつの子分のカタキを討つためだけにな…」
クワトロ「しかし、ギガノスがそんな兵器まで開発していたとはな…」「連中の技術力…そして、勝利を得るためには手段を選ばぬ点は確かに脅威だな」
タップ「でも、大尉達の活躍でムーンレイカー作戦は大成功…」「ギガノスはマスドライバーと月本部を失って、要塞に後退したって聞いてますよ」
クワトロ「その要塞が残っている以上予断は許さないがな」
ケーン「それよりも、マスドライバーを破壊したのが、ギガノスの蒼き鷹だっていうのは本当なのか?」
カミーユ「俺達も直後には見てないが付近で偵察していた部隊の報告によれば確かな情報らしい」
リンダ「………」
ケーン「リンダ…」
リンダ「大丈夫よ、ケーン…。兄さんの事だもの…きっと何か考えがあっての事だと思うわ」
ジュドー「やっぱり、蒼き鷹ってリンダさんの兄さんだったんだ…」
ルー「でも、蒼き鷹は…」
リンダ「兄さんがギルトール元帥という噂も私は信じていないわ」「だって、兄さんは誰よりもギガノスの理想とギルトール元帥を信奉していたんですもの…」
クワトロ(兄を信じる妹か…)
ケーン「俺もあいつとは何度も戦い、実際に京都では顔も合わせたから何となくわかるけど…」「あの蒼き鷹が暗殺なんて手を使うとはとても思えないぜ…」
カミーユ「確かに、あの事件とムーンレイカー作戦の最中のギガノスの動きは不可解なものがあった」
クワトロ「…どうやら、あの事件の裏にはきな臭いものがあるようだな…」

サブロウタ「ようリョウ君、ゲッターに新しい必殺技がついたんだって?」
竜馬「ええ。その名も…」
サブロウタ「ゲッターフレア…! それともゲッターファイヤーか…!」
隼人「フ…サブロウタさんよ…あんた、昔のアニメの見過ぎだぜ」
ハーリー「そういうところはサブロウタさんも元木連の軍人さんですね」
吉良国「いやいや、ハリ君。必殺技に心ときめかせるのは男の子だったら当然のロマンだよ」
サブロウタ「そういうこと。お前もそんなんだから女の子に間違えられたりするんだぜ」
ハーリー「大きなお世話です!」
吉良国「それでリョウ君。ゲッターの新必殺技は?」
竜馬「その名もシャインスパーク…フルパワーのゲッターのエネルギーを相手に直接ぶつける技です」
弁慶「俺達3人の操縦のタイミングが完璧に合わないと使えない超必殺技だ」
銀河「へえ…俺達が輝刃を手に入れた間に地上組もいろいろとパワーアップしてるんだな」
隼人「百鬼の連中はベガ星連合軍と手を組んだんだ。こちらものん気に構えてはいられないさ」
吉良国「僕達が力を合わせるように敵勢力も協調体制をとるのか…」
銀河「心配するなって、おっさん! 悪い奴らが手を組んだんならまとめて叩き潰すだけだぜ!」
竜馬「そうだな。俺達が力を合わせれば、倒せない敵など存在しないさ」
サブロウタ「さすがは元祖リーダー。締めるところは締めてくれるねえ」
銀河「ちぇ…リョウさんにおいしいところを持っていかれちまったよ…!」
ドモン「少しは成長したと思ったが、そういうところは変わらずだな、銀河」
銀河「ドモンさん!」
キラル「しかし、彼の少年からはいい素質を感じますぞ」
銀河「そっちの人は…?」
ドモン「改めて紹介しよう。キラル・メキレル…元ネオネパールのガンダムファイターだ」
銀河「もしかして…こいつ…!!」
竜馬「銀河…?」
キラル「どうやら、私のことを知っているようだな、少年よ…」
銀河「ああ、知っているさ! 死神キラル…ファイトの前に相手のファイターを暗殺する卑怯者…!」
ドモン「よせ、銀河…」
銀河「だってよ! こいつのせいで何人ものファイターがやられているんだろ!」「どうしてそんな奴がマグネイト・テンにいるんだよ!!」
サブロウタ「だがよ、銀河…この人もデビルガンダム戦の時には命を懸けて戦ってくれたんだ」
レイン「そうよ、銀河。彼は自分の罪を悔い、それを償うために戦っているのよ」
銀河「だけどよ…!」
キラル「少年よ…お前の怒りはもっともなこと…」「我が杓杖は人の血をすすり、我が魂は人の命をすすってきた…」
ドモン「キラル…」
キラル「だが、私はドモン殿とのファイトで自らの愚かさと卑小さを思い知った…」「そして、この汚れた命を世界のため…平和のために捧げると決めた…」「それを許せぬというのならその拳で私を討つがいい…」
銀河「え…」
キラル「輝ける未来と正しき心を持つ若者に討たれるのなら、この汚れた命も極楽往生出来よう…」
銀河「………」
キラル「さあ…討つがいい、少年」
銀河「…やめた」
サブロウタ「おいおい! 随分と早い変わり身だな!」
銀河「俺は無抵抗の相手を討つなんてできないんだよ! それに…」
レイン「それに?」
銀河「そのおっさん…どうにも悪人に見えなくてよ…」
キラル「………」
ドモン「キラル…どうやらあんたの想いが銀河に伝わったようだ」
キラル「そうか…少年よ、私が共に戦うのを許してくれるか?」
銀河「ああ…あんたのやってきたことはやっぱり許せねえけど、あんた…それを本当に後悔してるみたいだしな…」
キラル「感謝するぞ、少年…」
銀河「その少年ってのやめてくれよ。俺には出雲銀河って名前があるんだからよ」
キラル「ならば、銀河よ。これからはよろしく頼むぞ」
銀河「おう、こちらこそな!」
サブロウタ「いいもんだねえ…拳でわかりあえる友情ってのは…」
吉良国「うんうん…。これぞ王道だね」
ハーリー「そういうもんなんですか…」
サブロウタ「そうだな。お前もドモンか一矢と殴り合ってみればきっとわかると思うぜ」
ハーリー「冗談言わないで下さいよ! 友情を確かめる前に、僕の身体がどうにかなっちゃいますよ!」
吉良国「それでドモン君…デビルガンダムの件についての何か新たな情報は入ったのかい?」
ドモン「残念ながら収穫は無しに等しい…」
レイン「ただ、デビルガンダム四天王が再びムトロポリスに現れたことから…」「デビルガンダム復活を企む黒幕がラ・ムーの星を狙っていることだけは確かなようね」
隼人「超エネルギー・ムートロンを解放するラ・ムーの星か…」
竜馬「その所在は謎のままだが悪用されることだけは絶対に防がなくてはならないな」

アムロ「………」
エルフィ「アムロ大尉…私のヴァーミリオンに何か?」
アムロ「いや…何となくラーゼフォンに似ているなと思ってね」
エルフィ「当然でしょう。こいつはバーベム財団がラーゼフォンを研究して造り上げたものですから」
アムロ「そうか…」(気のせいか…。俺にはラーゼフォンと言うよりドーレムに近い気がするがな…)
エルフィ「こいつがあればこれ以上、神名やラーゼフォンに頼る必要はありません」
アムロ「そうだな…。これからの戦いで大きな戦力になってくれることを期待するよ」
エルフィ「大尉…この後、我々はTERRAへ向かうと聞いていますが…」
アムロ「ああ、亘理司令からの要請で至急、ニライカナイへ来て欲しいとのことだ」
エルフィ「至急…? ラーゼフォンかヴァーミリオンに関係してのことでしょうか?」
アムロ「そこまでは聞いていない」「だが、先日のムトロポリスでの戦闘でラーゼフォンが出撃不能に陥った報告は俺も聞いているが…」「その件についてではないかな」
エルフィ「紫東大尉や葛城三佐はラーゼフォン自体が出撃を拒んだと言っていますが…」「そのような不確かな兵器に人類の命運を託すのは危険だと自分は考えています」
アムロ「確かに兵器ならな…」
エルフィ「どういう意味です?」
アムロ「君も聞いていると思うがライディーンとラーゼフォンには意思のようなものがあるとされている…」「そして、それは両者の存在する意味に密接に関係していると考えられている」
エルフィ「人類を守るためですか…? では、なぜ敵を前にしてラーゼフォンは戦わなかったのです!?」
アムロ「俺にもわからんさ」「もしかするとラーゼフォンは俺達の予測もつかないような何かを考えているかも知れないな…」
エルフィ「ならば、今すぐラーゼフォンは凍結すべきです。その穴は自分とヴァーミリオンが埋めます」
アムロ「…中尉のその発言が功名心やプライドの類からではなく綾人を案じる故なのは知っている…」「だが、ラーゼフォンの運用はTERRAの功刀司令の管轄だ。こちらの一存では決めかねる」
エルフィ「しかし…!」
アムロ「それに何より大切なのは綾人自身の戦う意志だと思うがな」
エルフィ「…わかりました。越権行為をお詫びいたします…」
アムロ「気にしてないさ。だが、中尉…気負い過ぎるなよ」
エルフィ「…失礼します…」
〔歩く足音〕
アムロ「中尉の苛立ちもわからなくはない…」「TERRAは何のためにラーゼフォンを…いや、綾人を戦わせているんだ…?」
【シナリオエンドデモ終了】


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