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シーン7 終末の予兆
No.49
かつて誓った平和のために

<セレクト 地球周辺宙域>
螺旋城を阻止するため、宇宙に上がったネェル・アーガマと
ナデシコ。だが、彼らを待っていたのはガルファ機獣ではな
く、ベガ星連合軍…しかも、デューク・フリードの旧友だっ
た。

【シナリオデモ1開始】
螺旋城

螺旋城「2体のGEARとデータウェポン…全てを奴らの手に渡すことだけは出来ん…」
ギガアブゾルート「は…!」
螺旋城「たとえ彼の星…我が身で粉砕しようともな」
ギガウィッター「では、お館様…」
螺旋城「螺旋城発進準備…。目標は…地球だ…!」

GEAR本部

ミスマル「…以上が『バグラチオン作戦』の概要だ」
ルリ「バグラチオン作戦…旧世紀の世界大戦におけるソビエト連邦の一大反攻作戦ですね」「ちなみに、その名は帝政ロシア時代のピョートル・イワノヴィッチ・バグラチオン将軍に由来します」
ブライト「では、今回の作戦も?」
ミスマル「そうだ。ドラグーンや量産型モビルスーツも相当数を確保できたのでな…」「連邦軍は総力を挙げ、ガルファ、ベガ星連合軍、ギガノス軍残党、火星の後継者の拠点を攻撃する」
ブライト(まずは宇宙にいる敵を叩くということだな)
ミスマル「ここで一句…『涼風に 虫もそぞろの 大決戦』…」
ルリ「なるほど、虫…バグ…バグラチオンですか。ちょっと苦しいですね」
ミスマル「む…厳しいねぇ、ルリ君」
ルリ「それで、発動はいつですか?」
ミスマル「約1週間後だ。無論、君達にもこの作戦に参加してもらうからね」
ブライト「了解です」
〔メテオの警報〕
メテオ「螺旋城…月より完全に離脱。同時に移動を開始…」
ブライト「何だとっ!?」
渋谷「進路は…!? 螺旋城はどこへ向かっている!?」
メテオ「螺旋城の進路は地球。予測到達時間は12時間後」
ミスマル「ブライト大佐、すぐに連邦軍艦隊を迎撃に差し向ける。君達も直ちに出撃の準備を」
ブライト「了解です!」

井上博士「電童レフトコックピットにシステムの移植、完了しました」
リョーコ「本当にこんなんで電童を一人で動かせんのか?」
ベガ「電童と凰牙は元々同じものよ」「兄上が一人で凰牙を動かしていたのは電童で言う二人のシンクロのパワーを機械的に作り出していたからなの」
ハーリー「つまり、同様のシステムを組み込めば、電童も一人で動かせるわけですね」
ベガ「おそらく次の戦いにガルファは総力を挙げてくるでしょう…」「ならば、こちらも全力でそれを迎え撃たねばならない…。そのために凰牙を使わせてもらうわ」
リョーコ「で…銀河と北斗、どっちがどっちに乗るんだ…?」
北斗「僕…凰牙に乗るよ」
エリス「北斗…」
北斗「アルテアさんは母さんのお兄さん…僕にとっては伯父さんだもの…」「だから、僕が乗るよ」
銀河「んじゃ、決まりだな。電童が俺に任せてもらうぜ」
北斗「ああ…頑張ろうね、銀河!」
ベガ(…ありがとう、北斗…。きっと兄上も喜んでくれるわ…)
サブロウタ「電童と凰牙…2体のGEARと6体のデータウェポン…こりゃ壮観だね」
エリス「きっと…勝てますよね…相手が螺旋城だろうと…」
北斗「心配ないよ、エリス」
銀河「ああ! 俺達が力を合わせるんだ! 絶対ぶっとばしてやるぜ!」
ベガ「頼むわね…銀河君、北斗君。螺旋城を止めるためには、突入して中心部の反応炉を叩くしかないわ」
ハーリー「連邦軍のモビルスーツ隊とメタルアーマー隊が敵の先陣をかく乱…」
サブロウタ「その後、マグネイト・テンが中央突破を仕掛けるって寸法だ」
ベガ「名づけて『スクリューネイル作戦』…私達はそのネジ針の先端よ」
銀河「………」
ベガ「どうしたの、銀河君?」
銀河「あのさ…ベガさん。ちょっとだけ…出かけてもいいか?」
ベガ「え?」

星見町

圭介「…繰り返しお伝えします。ガルファの螺旋城接近に伴い、全世界に避難勧告が出されています」「警察と連邦軍の指示に従い、最寄のシェルターに避難して下さい。繰り返します…」
みどり「さあ、乙女…準備はいいかい? そろそろシェルターに行くよ」
乙女「ねえ母ちゃん…ギン兄は?」
みどり「ギンはね…」
〔ドアノブを回す音〕
銀河「母ちゃん…」
みどり「銀河…」
乙女「ギン兄! ギン兄だぁ!」
銀河「へへ…久しぶりだな、乙女も…」
乙女「ギン兄…」
銀河「うん?」
乙女「なんで踊りの服?」
銀河「あ…!? ちゃうわ!! これは…」
乙女「ん?」
みどり「………」
銀河「こ…これは…いや…その、あの…」「俺…実は電童の…」
みどり「銀河…! 知ってたよ…母ちゃん知ってたよぉ…!」
銀河「え…!」
みどり「でも、あんた言わないから…隠してるから…」「でも、いつかはきっと言ってくれるだろうと思って…」「よかったよ、銀河…本当によかったよぉ…!」
銀河「母ちゃん…」
〔データウェポンが実体化する音〕
レオサークル「………」
ガトリングボア「………」
乙女「うわぁ! ライオンちゃんとブタちゃんだぁ! ギン兄、約束守ってくれたんだね!」
銀河「ああ。ヌイグルミじゃねえけど…一応ライオンだからな。あと、ボアはブタじゃなくてイノシシだ」
乙女「よろしくね、ライオンちゃん! イノブタちゃん!」
ガトリングボア「………」(同時)
レオサークル「………」(同時)
銀河「俺、こいつらと北斗と…マグネイト・テンのみんなと行ってくるよ」「絶対やっつけて帰ってくっから…」
乙女「頑張れ、ギン兄!」
銀河「おう!」
みどり「ギン…!」
銀河「うん?」
みどり「その…覚えてるか、ちゃんと…? 母ちゃんの言ったこと…」
銀河「力は心なり…!」「だろ?」
みどり「…うん。負けんじゃないよ。必ず帰ってくるんだよ」
銀河「ああ、約束する!」

スカルムーン基地

ガンダル「各員整列! 気をつけっ!」
ズリル「………」
バレンドス「………」
〔扉の開閉音〕
ベガ大王「久しいな、ガンダル。そして、ズリル、バレンドスよ」
ガンダル「ベガ大王様、ようこそ、このスカルムーン基地へ」
ベガ大王「うむ」
ガンダル「ところで、ベガ大王様…地球征服の準備は間もなく完了致します。何故に今、ここへおいでになったので?」
ズリル「そうです。ベガ星でゆっくりと吉報をお待ちいただければ…」
ベガ大王「…そのベガ星を我々は失ったのだ」
ズリル「な、何と!?」
ガンダル「ベガ大王様! 今、何とおっしゃられたのです!?」
ベガ大王「もう一度言う…。我らの母星ベガ星は、この宇宙から跡形もなく消滅したのだ」
バレンドス「そんな…! いったい、ベガ星に何が!?」
ベガ大王「…これを見るのだ」
〔モニターの開く音〕
ズリル「これは…ベガ星の衛星ゼータ4号…」
ガンダル「ベガ星のエネルギーの大半をまかなうベガニウム鉱の産出地ですな」
ベガ大王「そうだ。しかし、そのゼータ4号で万が一にも起こってはならぬことが起きたのだ」
ズリル「ま、まさか…!?」
ベガ大王「そのまさかだ。ベガトロン鉱山の一つで爆発事故が発生し…」「連鎖反応によって次々と鉱山は誘爆。最後にはゼータ4号そのものが爆発四散した」
ズリル「で、では、ベガ星は…!?」
ベガ大王「ゼータ4号の爆発により、地上へベガトロン放射能塵が降り注ぎ…ベガ星は死の星と化した」
ガンダル「そ、そんな…馬鹿な…!」
ベガ大王「しかも、事態はそれだけでは収まらなかったのだ」
バレンドス「…と、申されますと?」
ベガ大王「我々はとりあえず地下へ避難したのだが、地上ではゼータ4号の影響で様々な災害が発生しておった…」「そして、地上に残されたベガトロン貯蔵庫にも火は伸び、後はゼータ4号と同じ末路をたどったのだ」
バレンドス「そ、それでは…!?」
ベガ大王「ベガ星は爆発を繰り返し、最後には宇宙の藻屑と化した」「その後、ワシは生き残った者を引き連れ…このスカルムーン基地へやってきたのだ」
ガンダル「ならば、我らはベガ星最後の生き残りということに…!?」
ベガ大王「そうだ。帰るべき大地を失った以上、ワシらは何としても地球を我が物にせねばならん」「だが、現状はどうだ…?」「デューク・フリードとその協力者により、地球征服計画は遅々として進んでおらぬではないか」
ガンダル「そ、それは…様々な理由がございまして…」
ベガ大王「この期に及んで言い訳など聞く気はないわ」
ガンダル「も、申し訳ございません」
ベガ大王「折しも、ガルファの螺旋城が動き出したと聞く…」「おそらく、デューク・フリード達はその迎撃に浮き足立っているだろう…」「故に、この絶好の機会を逃すわけにはいかぬ」
ガンダル「承知致しております。奴らの相手は前線司令である私自らが務めさせていただきます」
バレンドス「待て、ガンダル。その役目は親衛隊長である俺のものだ」
ベガ大王「フン…失敗続きのお前達にデューク・フリードを始末することが出来るのか?」
ガンダル「く……」(同時)
バレンドス「う……」(同時)
ベガ大王「今回の作戦はワシが連れてきたこの男に任せる」
〔扉の開閉音〕
モルス「…失礼します、ベガ大王様」
バレンドス「お前はモルス…! 生きていたのか!?」
モルス「お久しぶりです、バレンドス隊長」
ガンダル「この男がモルスか…」
ベガ大王「そうだ、ガンダル。お前も噂は聞いておろう?」
ガンダル「はい…。今はなきモール星の王子であり、親衛隊員のモルス…」「ですが、ある任務で乗機ジガジガと共に宇宙嵐に巻き込まれ、行方不明となったと聞いておりますが…」
ベガ大王「だが、モルスは生きていた。隕石と宇宙線により、骸骨となったジガジガと共に帰ってきた…」「そう、この男は暗黒の宇宙から生還したのだ」
モルス「…お恥ずかしい限りです」
ベガ大王「モルスよ、貴様の忠誠心と不屈の精神力は親衛隊のリーダーに相応しい…」「よって、貴様を親衛隊長に任命する」
バレンドス「な、何ですと!? では、私は…!?」
ベガ大王「解任だ。当分の間、謹慎しておれ」
バレンドス「そ、そんな…!」
モルス「この私を親衛隊長に…。身に余る光栄、謹んでお受けします」
ベガ大王「…モルスよ、貴様の果たすべき役割はわかっておるな」
モルス「はっ。我がモール星を滅ぼし、あまつさえ我が命の恩人ベガ大王様に歯向かうデューク・フリードを倒す…」「それこそが私の使命でございます」
ベガ大王「うむ。ならば行け、モルスよ! 親衛隊長の名誉にかけて、必ずやデューク・フリードを倒すのだ!!」「それがワシに対する何よりの恩返しとなる!」
モルス「ははっ。例え、この命に代えても宇宙の平和を乱すデューク・フリードを必ずや倒してご覧にいれます」
〔扉の開閉音〕
ベガ大王「ふふふ…頼もしい奴よ」
バレンドス「ベガ大王様…この度の決定、納得がいきませぬ…!」
ガンダル「バレンドスの言う通りです。モルスは我がベガ星連合軍が征服したモール星の王子…」「そして、デューク・フリードの親友だった男…」「いつ裏切るとも知れぬ男を何故、攻撃司令官に?」
ズリル「いや…その心配はない」
ベガ大王「ズリルの言う通り、ワシに対するモルスの忠誠心は絶対だ。何故なら…」
〔扉の開閉音〕
ルビーナ「お父様がモルス王子の心を書き換えたからですわ…!」
ベガ大王「ルビーナ…!」
ズリル「おお…ルピーナ王女。あなたもいらしていたのですか」
ルビーナ「………」
ガンダル「ベガ大王様、ルビーナ王女のおっしゃられたことは本当なのですか?」
ベガ大王「うむ。3年前、我が軍がモール星を征服した時、ワシは王子であるモルスを捕虜とした」「しかし、奴は殺してしまうには惜しい男だった…」「そこでワシはズリルに命じ、偽の事実をモルスの記憶に刷り込ませた」「…モール星を滅ぼしたのはデューク・フリードだとな」
ルビーナ「………」
ベガ大王「そして、モルスはワシを命の恩人であると思い込み…」「親友のデューク・フリードを心の底から憎むようになったのだ」
ズリル「はい。奴へ施した精神制御は完璧でございます」
ガンダル「しかし、ベガ大王様…デューク・フリードめは地球人共と結託しております」
バレンドス「奴らの力は決して侮れないものでございますぞ?」
ベガ大王「ふふふ…案ずるな。仕掛けは二重にしてある」「モルスが失敗したのなら、奴にはデューク・フリードと刺し違えてもらうまでだ」
ルビーナ(ああ…デューク…)
ベガ大王「どこへ行くつもりだ、ルビーナ?」
ルビーナ「私はデュークに会います。そのために、私は地球に来たのです」
ベガ大王「ならん! あの男はベガ星連合軍の敵だ!」
ルビーナ「いえ、私にとっては今も変わらぬ大切な方です!」
ベガ大王「ルビーナ、お前は今でもあの男のことを…?」
ルビーナ「………」
ベガ大王「ならば、なおさらお前を行かせるわけにはいかぬ!」
〔走る足音〕
ベガ兵士「ルビーナ王女、こちらへ…」
ルビーナ「放しなさい! 私は…私はあの人に伝えなくてはならないことがあるのです!」
ズリル(伝えたいこと?)
ルビーナ「お父様! あの人と…デューク・フリードと戦うのはおやめください!」
ベガ大王「…連れていけ」
ベガ兵士「はっ!」
ルビーナ「お父様!」
〔扉の開閉音〕
ズリル「……ルビーナ王女は美しさに一層磨きがかかったようですな」
ベガ大王「だが、ルビーナは幼い頃に会ったデューク・フリードを今でも愛しておるのだ…」
ズリル「あれから8年近くも経っているのにですか…?」
ベガ大王「そうじゃ。フリード王を油断させるためとはいえ、フリード星に預けておいたのは失敗じゃった」
ズリル「…フリード王はルビーナ王女をデューク・フリードと結婚させ…」「ベガ星とフリード星の間で平和を保とうと考えていた様子でしたからな」
ベガ大王「…ズリル長官、ルビーナのことは全てお前に任せる」
ズリル「と、申されますと?」
ベガ大王「望みとあらば、ルビーナをお前に仕わしてもよい」
ズリル「こ、この私に…?」
ベガ大王「そうじゃ。くれぐれも頼むぞ」
ズリル「はっ! お任せ下さいませ!」
ベガ大王(デューク・フリードがこの宇宙から消えれば、ルビーナもあきらめるよりあるまい…)
バレンドス「…ベガ大王様、私にもどうか出撃命令をお与え下さい!」
ガンダル「バレンドス…」
ベガ大王「………」
バレンドス「私にも親衛隊長としての面子があります! 必ずや奴らを倒し、汚名を返上してみせます!」
ベガ大王「良かろう。モルスの後詰めをお前に任せる…」「邪魔者共を片付けた暁には、お前を再び親衛隊長に任命しよう」「だが、失敗した場合、生きてワシの前に姿を現せると思うな」
バレンドス「ははっ!」「ズリル長官! 俺の切り札…例のロボット軍団の準備は進んでいるのだろうな?」
ズリル「フン…私が何のために地上で百鬼の連中と手を組んだと思っている?」「既に必要な資材は揃い、組み立ても完了している。存分にやるがいい、バレンドス」
バレンドス「待っておれ、デューク・フリード…そして、マグネイト・テン!」「このバレンドスの意地と誇り、貴様らに見せてくれるわ!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「かつて誓った平和のために」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
サエグサ「螺旋城までの相対距離、95000!」
リンダ「先行しているドラグーン隊がガルファ機獣群と接触しました!」
ミサト「いよいよ、スクリューネイル作戦のフェイズ2が始まったわね…」
アムロ「ああ。友軍が上手く敵の先陣を分散させてくれれば、俺達の突入はより楽になる」
クワトロ「後は我々が文字通り螺旋城へ撃ち込まれる釘になれるかどうか…」
〔レーダー反応〕
恵「進路上に敵影を確認! この反応はガルファではありません!」
ブライト「何!?」
〔敵ユニット出現〕
デューク「ベガ星連合軍…!」
甲児「よりにもよって、こんな時に!」
ミサト「他の敵がこの状況を黙って見ているはずがないと思ってたけど…」
クワトロ「あの距離では回避不可能だな。フェイズ3のことを踏まえ、艦の速度を極力落とさず、ここを突破するしかない」
ブライト「ああ。各機は直ちに出撃。ネェル・アーガマとナデシコの護衛に回ってくれ」
ローズ「待って下さい! 敵機から通常回線で通信が入っています!」
ミサト「通信…!?」
モルス「出て来い、デューク・フリード! 同胞の恨み、いまここで晴らしてくれる!」
デューク「この声…まさか!?」
甲児「お、おい! 待てよ、デューク・フリード!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
モルス「現れたな、デューク・フリード! よもやこの俺を忘れはすまい!」
デューク「その声は…モール星の王子、モルス…!」「…生きていたのか…!」
モルス「貴様に滅ぼされたモール星人の恨みを晴らすまで、俺はどんなことがあっても死ぬわけにはいかないのだ!」
デューク「僕がモール星を滅ぼした…? モルス、何を言ってるんだ!?」
モルス「自分の罪を認めぬというのか! 語るに落ちたな、デューク・フリード!」
一矢「いったい、どうなっているんだ?」
京四郎「どうやら、あのモルスという男…大介の昔の知り合いらしいな」
ナナ「で、でも、どう見ても再会を喜んでいる雰囲気じゃないけど…」
モルス「デューク・フリード! 今こそ、このモルスがモール星人の恨みを晴らしてやるぞ!」
デューク「やめろ、モルス! 僕とお前とは無二の親友だったはずだ!」
モルス「ふざけるな! お前は俺にとって母星を滅ぼした憎むべき仇だ!」
デューク「目を覚ませ! モール星を滅ぼしたのはベガ星連合軍だ!」
モルス「黙れっ! ベガ大王様こそ、俺の命の恩人…」「その恩に報いるためにも、俺は貴様を倒さねばならんのだ!」
デューク「く…モルス…!」
甲児「どうするんだ、デューク・フリード!?」
デューク「…モルスは僕の掛け替えのない親友だ…。死なせるわけにはいかない!」
ひかる「じゃあ、このまま敵の攻撃を受けるしかないの!?」
デューク「きっと何か理由があるはずだ…。きっと…」
ひかる「デューク・フリード…」
デューク(どうすればいい…!? 僕はどうすれば…!)
ドモン「何をしている!? デューク・フリード!」
デューク「!?」
ドモン「友を信じるなら、何故自らの身を賭して真実を確かめようとしない!?」
デューク「!」
マリア「無責任なこと言わないで! 向こうは本気で兄さんを殺す気なのよ!」
デューク「いや…いいんだ、マリア。僕は目が覚めたよ」
マリア「兄さん…」
デューク「ドモン君の言う通り、僕にモルスを信じる心があれば、恐れることなどない」
鉄也「何をする気だ?」
デューク「あのベガ獣に接近し、モルスへ僕の心をぶつけてみる。そうすることが真実への唯一の道だ」
鉄也「今はスクリューネイル作戦の途中だ。ここで時間を浪費するわけにはいかんぞ」
デューク「この宙域を突破するまででいい。後のことは僕が何とかする」
鉄也「君の気持ちはわかる。しかし…!」
ドモン「大介の分は、俺がカバーする。それで文句はないだろう?」
鉄也「ドモン、お前は何故そこまで…?」
ドモン「…真実を知らぬまま友や肉親と戦う辛さ…俺にはよくわかるからだ」
レイン(…そう…あの時、ドモンはウルベ少佐から真相を知らされぬまま…)(デビルガンダムに囚われたキョウジさんと戦ってしまった…)
ルリ「…ハーリー君、フェイズ3移行までの時間は?」
ハーリー「およそ80分です」
ルリ「じゃ…多少の誤差を含めて、5分ほどの余裕がありますね」「ブライト大佐、その時間を大介さんに預けませんか?」
ブライト「………」
デューク「ホシノ少佐…!」
ルリ「上手くいけば、ベガ星連合軍の情報が入手できるかも知れません」
ブライト「…いいだろう。ただし、5分だぞ。それが過ぎれば…」
デューク「わかっています。その時は僕自身の手で…!」
モルス「来るがいい、デューク・フリード。貴様の血肉を我が同胞達に捧げてくれる…!」
<戦闘開始>

≪まだデュークがモルスを説得していない≫
<5PP>

デューク「時間か…! モルス、僕達は殺し合う以外、道がないのか!?」
(→ GAME OVER

≪まだデュークがモルスを説得していない≫
<モルス撃破>

モスル「デューク・フリード! 先に地獄で待っているぞ!」
デューク「モ、モルスーッ!」
〔敵ユニット撃破〕
デューク「…僕は…取り返しのつかないことをしてしまった…」
(→ GAME OVER

<甲児vsモルス>
モルス「地球人め! デューク・フリードに手を貸すのなら貴様達も俺の敵だ!」
甲児「馬鹿野郎! あんた、デュークの親友だったんだろう!?」「だったら、どうしてデュークの言葉に耳を貸さねえんだ!?」

<鉄也vsモルス>
モルス「ほう…地球にも腕の立つ戦士がいるようだな!」
鉄也「お褒めいただいて光栄だが、俺は仲間の友と戦う気はないんでな」

<デュークvsモルス>
デューク「モルス! 僕は必ずお前を救い出してみせる!」
モルス「何を言っている! お前は俺の敵…ここで俺とジガジガに倒されるのだ!」

<ひかるvsモルス>
ひかる「あなたはデューク・フリードの親友なんでしょ! どうして、彼の言葉が信じられないの!?」
モルス「奴は俺の敵俺の恩人であるベガ大王様の敵なんだ!」

<マリアvsモルス>
マリア「目を覚まして、モルス王子! 兄さんだって、本当はあなたと戦いたくないんだから!」
モルス「デューク・フリードの妹か! お前に恨みはないが、奴に味方するのなら容赦はしない!」

<デュークがモルスを説得>
デューク「モルス! 僕の声が聞こえるか!?」
モルス「聞こえているさ! 俺達の母星を滅ぼした男の声、片時も忘れたことなどない!」
デューク「目を覚ますんだ、モルス! モール星を滅ぼしたのは僕じゃない、ベガ星連合軍だ!」
モルス「貴様、この期に及んで言い逃れをするつもりか!?」
デューク「お前は忘れしまったのか…? フリード星とモール星が友好関係を結んでいたことを…」「俺とお前は互いの星に留学し、優れた科学を学び合ったんだ」
モルス「な…に?」
デューク「モルス、思い出すんだ! 共に学び、共に遊び、俺達が掛け替えのない無二の親友になったことを!」
モルス「貴様と俺が無二の親友だと…!?」
デューク「そうだ、モルス! フリード星がベガ星連合軍の襲撃を受けたあの時、お前は僕と共にいたはずだ!」
モルス「お、俺がフリード星にいた…!?」
デューク「お前がモール星へ脱出する前、僕達は互いに生きて再開することを誓い合った…」「モルス、お前はその誓いを忘れてしまったのか!?」
モルス「だ、黙れ! 俺を惑わせようとしても無駄だ!!」
デューク「モルス!」
鉄也「やはり、駄目なのか!?」
ジョルジュ「いえ、精神制御の類なら…何か強いショックを与えれば、暗示が解ける可能性があります」
甲児「そうだ! あの時だってデューク・フリードは俺を助けてくれたじゃねえか!」
ケーン「あの時?」
アスカ「もしかして、ロボット博物館の時のこと?」
甲児「ああ、そうさ!」「…って、俺が偉そうに言えることじゃねえけどな」
ミチル「で、でも、どうやって…!?」
デューク「モルス…僕達はあの炎の中で再会を誓い合った…」「その約束を果たすために、僕も賭けに出る!」
竜馬「賭け…!?」
デューク「ああ、僕はあのベガ獣を倒す! そのショックでモルスの記憶が戻ることに賭ける!」
京四郎「待て! 下手をすれば、奴が死ぬぞ!」
デューク「そうはさせない…! モルスは必ず僕が救い出す!」
一矢「わかった…! そこまでの覚悟があるのなら、俺も力を貸すぞ」
ドモン「待て、一矢。『俺』じゃなく、『俺達』だ」
アムロ「…マキビ少尉、友軍の状況は?」
ハーリー「機獣群を誘導するため、一斉に後退しています。今なら、友軍は損害を受けずに済むと思います」
アムロ「その分、後で俺達が苦しくなるか」
カミーユ「でも、状況はどうあれ…それは同じでしょう?」
アムロ「確かにな」
銀河「だったら、みんなで大介さんの賭けってのに乗ろうぜ!」
ヒューゴ「どのみち、今回の作戦そのものが大きな賭け…」「ここで一つや二つ、そいつが増えても変わりはない」
アクア「それに、他のベガ星連合軍を放っておくわけにもいかないしね」
デューク「みんな…!」
ブライト「…作戦はあくまで、この宙域の突破が最優先だ。大介、あのモルスというパイロットに関してはお前に任せる」
デューク「わかりました。…ありがとうございます、艦長」
ブライト「礼は作戦を成功させてからでいい。予断を許さぬ状況だということを忘れるなよ」
デューク「はい!」
甲児「さあ、そうと決まったら、行こうぜ、デューク・フリード! 友達を助けによ!」
デューク「ああ! 待っていろ、モルス!」
モルス「どうやら戦う気になったようだな! だが、俺と共に宇宙の闇から帰ってきたこのジガジガを甘く見るなよ!」

≪既にデュークがモルスを説得済み≫
<モルス撃破>

モルス「く…う…うおお!」「やめろ…やめろ、ベガ大王!」
デューク「モルス! 正気を取り戻したのか!?」
モルス「く…うう…!」
〔モルス、後退〕
〔敵ユニット離脱〕

デューク「モルス!」
マリア「兄さん、ベガ獣から脱出ポッドが!」
デューク「わかっている!」
〔デューク、モルスの離脱地点へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

モルス「く…うう…ああ…!」
デューク「モルス! 大丈夫か、モルス!?」
モルス「デューク…デューク・フリード…! いったい、俺はどうしたんだ…?」
デューク「よかった…。正気を取り戻したか」
モルス「正気…? どういうことだ…?」
デューク「お前はベガ星連合軍に操られ、僕を憎むように催眠をかけられたに違いない」
モルス「催眠…。そうだ…俺はベガ大王に捕まり、催眠マシンにかけられた…」
デューク「思い出したか、モルス」
モルス「俺は無二の親友のお前をこの手で殺そうとしたのか…。デューク、許してくれ…」
デューク「気にするな、モルス。お前は操られていたんだ」
モルス「…今でも覚えている。フリード星がベガ星連合軍に襲われた時、俺はフリード星に留学していた…」「そして、フリード星の王宮が燃える中、お前に命を助けられたことを…」
デューク「モルス…」
モルス「そして、俺はお前の導きでフリード星を脱出し、モール星へと帰った…」「あの時、再会を誓ってお前から預かったマフラーは今もこうして身につけている…」「デューク…俺はお前の命懸けの友情を忘れはしない…」
デューク「いや、僕は当たり前のことをしたまでさ」
モルス「すまん、デューク…。借りは俺の命に代えても返す…」
デューク「ならば、モルス…僕達に力を貸してくれ」
モルス「力を?」
デューク「そうだ。僕はあの青い地球を第二の故郷だと思っている」「だが、ベガ星連合軍は地球を我が物にしようと考え戦いを仕掛けてきているんだ」
モルス「…デューク…聞いてくれ。今、月のスカルムーン基地にはベガ大王が来ている」
デューク「な、何だって!?」
モルス「奴はベガ星を事故で失い、地球を我が物にしようと考えているのだ」
デューク「そうか…ベガ星もそんなことになっていたのか…」
モルス「だが、奴を…ベガ大王を倒せば彼らとの戦いは終わる…」「デューク…俺はモール星を滅ぼし、俺とお前を戦わせたベガ大王を許すわけにはいかない…」「俺の力が奴を倒すのに役立つなら、是非とも協力させてくれ」
デューク「ありがとう、モルス。お前がいてくれれば心強いよ」
モルス「デューク…」
デューク「モルス…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

モルス「な、何だ!?」
〔通信のコール音〕
甲児「聞こえるか、デューク・フリード!」
デューク「甲児君! いったい、何が起きているんだ!?」
甲児「バレンドスの野郎が出てきやがった! 早く戻ってくれ!」
デューク「わかった!」
モルス「バレンドス…奴が来ているのか」「行こう、デューク! 俺達の怒りを奴に思い知らせてやろう!」
デューク「ああ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔敵ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現〕

ひかる「デューク・フリード!」
デューク「ありがとう、みんな! 僕もモルスも無事だ!」
モルス「すまなかった、地球の戦士達よ。この借りは戦いで必ず返す!」
バレンドス「モルスめ、正気を取り戻したか。ならば!」
〔モルスに爆発〕
モルス「ぐわっ!」
デューク「モルス!」
モルス「お、おのれ…! 自爆装置を取り付けていたのか!」
バレンドス「その通りだ! ジガジガはもうすぐ大爆発を起こす!」「ベガ大王様への忠誠心を忘れたのなら、デューク・フリードと共に死ね!!」
モルス「そうはいかん!!」
〔モルス、バレンドスへ接近〕
バレンドス「!? 奴め、こちらへ向かってくるつもりか!?」
デューク「モルス! 脱出するんだ、モルス!」
モルス「さらばだ、デューク…。お前の友情は死んでも忘れはしない…!」
デューク「やめろ、モルス! 馬鹿なことを考えるな!」
モルス「フリード星を…そして、モール星を滅ぼし、かけがえのない無二の親友を殺させようとしたベガ星連合軍…」「俺は今こそ、この命に代えても奴らを倒す…! それが俺に出来る親友への償いだ!」
デューク「戻れ! 戻るんだ、モルス!」
モルス「デューク…奴らの前線基地、スカルムーンは月の裏側にある。そして、そこにベガ大王もいる…」
デューク「!!」
洸「ベガ星連合軍の基地がそんな所に…!?」
ベガ「地球の近くだとは思っていたけど、螺旋城と同じく月にあったなんて…!」
モルス「頼むぞ、デューク…俺の代わりにモール星の仇を討ってくれ。そして、この宇宙に平和を…!」
デューク「モルスッ!!」
モルス「さらば、デューク! 我が永遠の友よ!!」
〔モルス、バレンドスへ接近〕
〔味方ユニット撃破〕
〔敵ユニット撃破〕

デューク「モルスーッ!!」
バレンドス「ええい、モルスめ! 最後の最後で我々に歯向かうとは!」
デューク「黙れ、バレンドス! 人の心を持たないケダモノの貴様にモルスを貶める資格などない!!」
バレンドス「心だと…? 下らんことを! この宇宙を統べるのは力だ!」「そして、貴様のフリード星と奴のモール星は我らベガ星連合軍の力の前に屈したのだ!」
甲児「やいやい! 黙って聞いてりゃ、調子のいいこと言いやがって!!」
鉄也「貴様の理屈を聞いていると反吐が出るぜ!」
バレンドス「ならば、貴様らに我らの力を見せてやるわ!!」
〔敵ユニット出現〕
ジュン「あ、あれは!?」
鉄也「グレートマジンガーだと!?」
甲児「そんなハッタリにビビるかよ! どうせハリボテで中身は円盤獣だろ!?」
タップ「あるいは、立体映像とかな」
ライト「いや、待て! あのグレートはそんなもんじゃないぞ!」
鉄也「何!?」
バレンドス「ふふふ…残念ながら、このグレートマジンガーは全て本物だ」
甲児「バカいえ、てめえらにグレートを造るなんて真似は…」「! ま、まさか!?」
バレンドス「そのまさかだ。俺はロボット博物館からグレートを奪った時、そのデータを入手しておいたのだ」
ジュン「だったら、あのグレートは本当に…!?」
バレンドス「そう、本物…いや、それ以上だ。何故なら、こいつには我らの技術力が加えられているからな」
ジュン「そ、そんな…!!」
バレンドス「貴様らの母星を守る勇者が今や悪魔となったのだ! さあ、戦え! 脅えろ! そして、死ね!!」
鉄也「フッ…フフフ」
バレンドス「何がおかしい!? 剣鉄也!」
鉄也「言いたいことはそれだけか、この盗っ人野郎」
バレンドス「貴様…!」
鉄也「お前は心の意味どころか、力の意味さえもわかっちゃいないぜ」
竜馬「確かに、強力な機体はそれ自体が力だ…」
一矢「だが、その力を引き出すのは機体に乗る人間の心だ!」
洸「だから、お前のやってることはただの物真似に過ぎないぜ!」
バレンドス「も、物真似だと!?」
京四郎「故人曰く、『仏造って魂入れず』って奴だ」「ま、『ケダモノに説法』…お前に言っても無駄だろうがな」
バレンドス「フン、強がりを言いおって!」
ドモン「ならば、教えてやるぞ、バレンドス! 人の心こそ力の源!」
ロム「そして、心を持たぬ人形など恐れるに足りず!」
デューク「そのことが…人の心がわからない貴様達に、僕達は負けやしない!!」
バレンドス「ぬうう…! グレート軍団よ、攻撃を開始しろ! 奴らを皆殺しにするのだ!」
デューク「…平和を愛し、僕達の勝利を待っている人々のために…そして、我が友モルスと誓った平和のために!」「バレンドス! 僕はここで貴様を討つ!!」

<ドモンvsバレンドス>
ドモン「固い絆で結ばれた友と友を戦わせるとは…許さんぞ!」
バレンドス「愛だ、友情だ、信頼だと? そんなものが信じられるか! この世を統べるもの…それは力だ!」

<甲児vsジグラ>
ジグラ「兜甲児! デューク・フリードとの戦いを邪魔するのなら、貴様から先に片付けてやる!」
甲児「うるせえ! 俺もデュークも今日は最高に頭に来てるんだ! ただで帰れると思うなよ!」

<甲児vsバレンドス>
バレンドス「フフフ…貴様らがここで死んだ後、あやつらを宇宙征服の戦力として使い続けてやる」
甲児「ふざけんな! マジンガーを悪魔の手先にはさせねえぞ!!」

<甲児vs量産型グレート>
甲児「すまねえな…。俺がドジったばっかりに、お前達を悪の手先にしちまってよ…」「だからよ…せめてもの情けだ…。俺の手でお前達を葬ってやる…!」

<ボスvs量産型グレート>
ボス「気合入れろ、ヌケ、ムチャ! ニセモノのグレートなんかに負けてられねえぞ!」
ヌケ「合点でしゅよ、ボス!」
ムチャ「それよか、あれ…1体ぐらい持って帰れねえかな?」
ボス「何ぃっ!?」
ムチャ「ひええ! ご、ごめん!!」
ボス「名案じゃないの!! よっしゃ、適当なのをブッ倒してお持ち帰りするだわさ!!」

<鉄也vsジグラ>
ジグラ「剣鉄也…。貴様のような男と戦うことが出来たのは俺にとって幸運だったぜ」
鉄也「それは光栄だ…と言いたいところだが残念ながら悪党に誉められても、嬉しくも何ともないぜ!」

<鉄也vsバレンドス>
鉄也「おい、盗っ人野郎。人形遊びをしたいんなら家でやるんだな」
バレンドス「人形遊びだと!?」
鉄也「マジンガーは人の心が備わって初めて力を発揮する。お前が用意したニセモノはただの人形に過ぎん!」
バレンドス「おのれ…剣鉄也め…! 俺を甘く見た報いをその身で受けろ!」
鉄也「覚悟するのは貴様の方だ! 俺のグレートを盗んだツケ、ここでたっぷり支払ってもらうぜ!!」

<鉄也vs量産型グレート>
鉄也「許せよ、グレート…お前達だって悪の手先に使われて嬉しいわけはないだろうに…」「だから、せめて俺がこの手でお前達を解放してやるぜ…!」

<ジュンvs量産型グレート>
ジュン「グレートは鉄也にとって自分の半身と同じくらい大切なもの…」「それを悪の手先に使うなんて…許してはおけない…!」

<デュークvsジグラ>
ジグラ「デューク・フリード! 今日こそは、この命に代えても貴様を倒す!」
デューク「そうはさせない! ベガ大王を倒すその日までこの命、渡すわけにはいかない!」

<デュークvsバレンドス>
デューク「バレンドス! 月にベガ大王が来ているのか!?」
バレンドス「モルスめ、余計なことを教えおって…!」
デューク「答えろ、バレンドス! ベガ大王は月にいるのか!?」
バレンドス「ここで死にゆく貴様に答える必要などないわ!」

<デュークvs量産型グレート>
デューク「たとえ相手がグレートだろうと今日の僕の怒りを止められはしない!」

<ひかるvs量産型グレート>
ひかる「私だって一人前のパイロットよ! ニセモノ相手に負けてられないわ!」

<マリアvs量産型グレート>
マリア「グレートだろうと何だろうと相手になってやるわよ! 今日は最高に怒ってるんだから!」

<竜馬or隼人or弁慶vsバレンドス>
竜馬「バレンドス! 今日こそは逃がしはしないぞ!」
バレンドス「ほざけ、ゲッターロボめ! 貴様らを叩き潰すまで、俺は月へは戻らぬ覚悟だ!」
竜馬「ならば貴様に教えてやる…! 人の心が引き出す力の強大さをな!」

<竜馬or隼人or弁慶vs量産型グレート>
竜馬「許さない…許さないぞ! 平和を守るために造られたグレートを悪の手先に使うとは!」

<ケーンvsバレンドス>
ケーン「ダチ同士を戦わせようとするそのやり方が気に食わねえんだよ!!」
バレンドス「ふ…貴様にはわからんか? そういう殺し合いこそ我々にとって最高の見世物だということが」
ケーン「この…ド悪党がぁ! てめえらの悪趣味に付き合ってられるかよ!!」

<ロムvsバレンドス>
ロム「力に溺れる者よ…この宇宙で最も強き力…正義をその身で受けるがいい!」
バレンドス「ならば俺も教えてやる! 正義が力ではない…力が正義なのだ!!」

<銀河or北斗vsバレンドス>
北斗「友達同士を戦わせるなんて…」
銀河「絶対に許さねえ!!」
バレンドス「フン…ガキ共が知った口を。お前達も互いに殺しあってみるか?」
銀河「馬っ鹿野郎! そんなことになっても俺は絶対に北斗を見捨てたりしねえからな!!」
北斗「僕だって!!」

<ジグラ撃破>
ジグラ「お、おのれ!! この俺がここで死ぬというのか!?」「うがあああああっ!!」

<バレンドス撃破>
バレンドス「ば、馬鹿な! 俺のグレートマジンガーが敗れるとは!」
デューク「見苦しいぞ、バレンドス! お前は自らが信じる力に敗れたんだ!」
バレンドス「うぬうううっ!! ベ、ベガ大王様に栄光あれぇぇぇっ! うおあああああああっ!!」

<量産型グレート撃破>
※※ボスが撃破の場合、セリフ追加※※
ボス「お~し! これでグレートお持ち帰りだわよ~ん!!」

〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
恵「敵機の反応、消滅しました!」
ブライト「よし、コース修正。各機は一時帰還し、弾薬類を補給しろ。その後、我々は螺旋城を目指す」
恵「了解!」
マリア「…兄さん、ついにベガ星連合軍の本拠地の位置がわかったわね」
デューク「ああ…。だが、今は螺旋城の阻止が第一だ」
マリア「ええ、わかってるわ」
デューク(見ていてくれ、モルス…。僕はこの宇宙の平和のために戦う…)(そして、お前と約束した通り、恐星大王ベガは必ずこの手で討ってみせる…!)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ルビーナ(地球…美しい青い星…)(デューク…あなたは、あの星を守るために戦っているのですね…)

ズリル「おお、ルビーナ王女…こんな所にいらしたのですか」
ルビーナ「…何の用です、ズリル長官」
ズリル「よくない知らせです。バレンドスがマグネイト・テンに敗れました」
ルビーナ「では…!?」
ズリル「残念ながら、デューク・フリードはまだ健在です」
ルビーナ(デュークが生きている…。ならば、何としても私はあの人に伝えなくてはならない…)(あの人の故郷、フリード星のことを…)
ズリル「ルビーナ王女、お気の毒ですが、あの男は我々ベガ星連合軍の敵なのです」「あなたのお父様であるベガ大王様のためにも、必ずやこの私が奴を仕留めてご覧にいれましょう」
ルビーナ「デュークとグレンダイザーはあなたなどにやられはしません!」
ズリル「う…」
ルビーナ「私は気分がすぐれません。失礼させていただきます」
〔扉の開閉音〕
ズリル「………」
ガンダル「ふっふっふ、はっはっは! ベガ星きっての色男も、やはり年には勝てんようだな、はっはっは!」
ズリル「ええい! デューク・フリードさえいなければ、王女の心を物にするなどたやすいことだ!」
ガンダル「…いずれにせよ、次の戦いは大きなものとなるだろう」
ズリル「ああ…。モルスが死に際にスカルムーンの位置をもらしたようだからな」
ガンダル「だが、特殊シールドが基地全体を覆っている限り、地球人共はここを特定することが出来ん…」「今は地球人と螺旋城の対決を見物するとしよう」
ズリル「うむ。あの戦い、どちらに転んでも我らにとっては有利となるからな…」
【シナリオエンドデモ終了】


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