TOP PAGEへ

シーン8 異界への逆襲
No.54
Zero or Infinity?

<セレクト 星見町>
GEAR本部へ戻った北斗、銀河、ベガ達。そこへガルファ
最強の戦士、ゼロがスバルやギャンドラーと共に攻撃を仕掛
けてくる。

【シナリオデモ開始】
スバル「どこに行っていた、ゼロ?」
ゼロ「早速に、この星の調査など…。早く手がかりをつかみませんと」
スバル「7体目か?」
ゼロ「はい」
スバル「螺旋城にも兄上にもついには見つけ出すことが出来なかった7体目…」「確かにこちらは随分やっかいなようだな…」
ゼロ「ですが、凰牙の方は既に目星がついております」
アブゾルート「ゼ、ゼロ様…私達のメモリーが役に立ちましたですかダワ?」
ゼロ「うむ…よくやったぞ」
スバル「この者達は?」
ゼロ「螺旋城3機将のチップです。本隊が撃破されたことで、この者達もほぼ機能を停止していたのですが…」「メモリーのバックアップ内に電童の基地に関する情報を発見したので私が再調整しました」
ウィッター「当然ジャン! 俺達だって働いてたジャン!」
グルメイ「それでゼロ様…私達はこれから何をすればいいバリ…?」
ゼロ「…お前達の役目は終わった。ゆっくり休むがいい…永遠にな」
ウィッター「えーっ!!」(同時)
グルメイ「えーっ!!」(同時)
アブゾルート「そ、そんなゼロ様! それだけは勘弁してほしいダワ!」
ゼロ「既にお前達の存在意義はない。よって処分だ…」
スバル「待て…。この者達もガルファはガルファだ…。何か別の使い道もあろう」
ゼロ「…わかりました。あなた様がそうおっしゃるのでしたら…」
アブゾルート「ど、どこのどなたか存じませんが…!」
グルメイ「ありがとうございますバリ!」
ウィッター「このご恩は俺達、一生忘れないジャン! え~と…え~と…どなた様?」
スバル「僕の名はスバルだ」
グルメイ「一生ついていきます、スバル様!!」(同時)
アブゾルート「一生ついていきます、スバル様!!」(同時)
スバル「………」
ゼロ「ならば、お前達…スバル様のために一働きしてもらうぞ…」

GEAR本部

アルテア「…そうか…電童の中にも7体目のデータウェポンは発見出来なかったか…」
ベガ「ええ…エリスちゃんとメテオで可能性のありそうなところは全て探したのですが…」
西園寺「電子の聖獣全てを手に入れし者、宇宙の王とならん…」「7体目のデータウェポンはその最後にして最大の鍵か…」
ベガ「はい…その言葉が真実であるならば…いえ…そうでなくてもガルファがそれを真実だと信じているならば…」
西園寺「必ずまた地球へ侵攻してくるということか…」
ベガ「おそらくは…」
アルテア「ガルファは自らではそれを使えずとも…」「GEARを持つ人類にそれが渡ることだけは何としても阻止したいようでした」「私が知るのもそれ位のことでしかありませんが…」
西園寺「7体目…やはり、それがこの戦いの鍵を握る存在となるか…」
アルテア「………」
ベガ「兄上…今は傷を治すことを第一にお考え下さい。7体目は我らも調査を続けます」
アルテア「ベガ…気をつけろ。もしガルファが再び現れるならおそらく奴が来る…」「ガルファ皇帝の右腕と言われるあの男がな…」

エリス「結局、7体目の手がかりは全く無しね…」
北斗「一番怪しかった電童の中にもいなかったんだ…仕方ないよ…」
エリス「もしかしてと思ってアルテアさんの使っていた白のギアコマンダーも調べたのに…」
銀河「ところで、吉良国のおっさんはどこ行ったんだ?」
北斗「さっき愛子さんと出ていったけど…」
エリス「私達も休憩にしましょうよ。あとでベガさんやメテオともう一度、調査項目を検討してみるわ」
銀河「じゃあ、飯にしようぜ。俺、腹減っちまったよ…!」
北斗「…銀河のお腹が減ってるのはいつものことだろ…」
〔扉の開閉音〕
???(グルメイ)「行ったバリ?」
???(ウィッター)「行ったジャン!」
ゼロ「よし…アブゾルートよ、あのボックスのキーを解除しろ」
アブゾルート「了解ですダワ!」
〔エラー音〕
〔箱が開く音〕

グルメイ「これが…!」
ウィッター「ギアコマンダー…ジャン!」
ゼロ「そうだ…。青と黒のギアコマンダーは電童のパイロットが持っている…」「この白のギアコマンダーは亡きアルテア様のもの…そして、スバル様のものである」
アブゾルート「目的の物も手に入ったしさっさと帰りましょうダワ、ゼロ様」
ゼロ「いや…私は他にもやることがある」
ウィッター「じゃあ、俺達は先に帰っていますジャン」
ゼロ「そうはいかん。お前達にも別の仕事をやってもらうぞ」
グルメイ「い…嫌な予感がするバリ…」

銀河「さあ…腹もふくれたことだし、気合入れて7体目探しをしようぜ…!」
エリス「そうね…頑張りましょう」
〔扉の開閉音〕
グルメイ「!」
北斗「!」
アブゾルート「データ照合…! 間違いないダワ! こいつらが電童と凰牙のパイロットダワ!」
エリス「あなた達…何者なの!?」
ウィッター「聞いて驚くジャン!」
アブゾルート「私達はスバル様直属のガルファ3機将ダワ!」
グルメイ「ガルファとスバル様の敵のお前達を倒しにきたバリ!」
銀河「何だ…こいつらのしゃべり方…!?」
北斗「そんなこと言ってる場合じゃないよ! こいつら、ガルファなんだよ!!」
エリス「やっぱり、7体目を求めて再びやってきたのね…!」
グルメイ「覚悟するバリ! 電童と凰牙のパイロット!」
銀河「そうはいくか!!」
〔殴打音〕
アブゾルート「おわっ!!」(同時)
グルメイ「おわっ!!」(同時)
ウィッター「こ、こいつ! ちっこいくせに結構強いジャン!!」
銀河「ヘヘッ、そりゃドモンさんや一矢さん相手に練習してっからな!」
アブゾルート「こりゃまずいダワ! 逃げるダワ!」
ウィッター「力の限り走るジャン!」
〔走る足音〕
銀河「ヤロー! 逃がすかよ!!」
北斗「追うよ、銀河! エリスは長官達に連絡して!」
エリス「あなた達も気をつけてね!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
Zero or Infinity?」


【戦闘マップ開始】
アブゾルート「グルメイ、ウィッター! こっちダワ!」
グルメイ「あの二人はまだついてきてるバリか!?」
ウィッター「ああ! 早く逃げなきゃまずいジャン!!」
銀河「くっそー、あいつらどこへ行ったんだ!?」
北斗「早く見つけ出そう、銀河! 何だか嫌な予感がする!」
銀河「お、おい、マリアさんみてえなこと言うのやめてくれよ。ホントに何かあったら、どうすんだよ?」
北斗「でも、螺旋城を倒したからと言って、ガルファがいなくなったわけじゃないんだ…」「百鬼帝国みたいに今の状況を利用してここを襲うつもりなのかも知れないよ」
銀河「そ、そっか…!」
グルメイ「そろそろ、スバル様達が来る頃バリね!」
ウィッター「お!? 噂をすれば桶…ちゃうちゃう、影ジャン!」
〔メテオの警報〕
メテオ「警告、警告。星見町区域に急速接近中の物体群あり」
渋谷長官「何!? もしや、百鬼帝国の残党か!?」
メテオ「違います。識別はガルファ、及びギャンドラー」
井上博士「ギャ、ギャンドラー!? まさか、メテオキューブを狙って…!?」
渋谷長官「総員、第一種戦闘配置! 電童と凰牙、出撃準備! 星見町の住民を速やかにシェルターへ避難させろ!」
愛子「了解!」
メテオ「敵、星見町区域へ侵入します」
〔敵ユニット出現〕
スバル(…ここが星見町…。電童と凰牙はこの地に…)
アブゾルート「スバル様が来たダワ!」
グルメイ「早く白のギアコマンダーを渡しに行くバリ!」
デビルサターン6「…ったく、何でワイらがあのハゲとガキのお守りをせなあかんねん」
ディオンドラ「文句をお言いでないよ。これはガデス様の命令…メテオキューブを手に入れるまで辛抱おし」
デビルサターン6「へいへい、わかってま」
ディオンドラ「それから…ここであの連中とのケリをつけるよ」「…どうやら、この星もクロノス星と同じで厄介なことになりそうだからね」
デビルサターン6「それもわかってま。あの縞々の空間に吸い込まれるのはカンベンでっさかいな」
銀河「あ、あいつら…またガルファと手を組んだのかよ!?」
北斗「たぶん、残りのメテオキューブを奪うためだよ」
銀河「な~る。あの連中、ようやくあれがここにあるって気づいたわけか」
北斗「う、うん…。ちょっと考えれば、すぐにわかることだと思うけど」
グルメイ「スバル様! 白のギアコマンダーをお持ちしたバリ!」
スバル「ご苦労だったな。お前達は下がってよい」
ウィッター「承知しましたジャン!」
スバル(…白のギアコマンダー…。これさえあれば、凰牙は僕の物に…)
〔ギアコマンダーのコール音〕
〔味方ユニット出現〕
〔GEAR戦士電童、地上へ移動〕

ベガ「北斗、銀河君! 早く凰牙と電童を呼んで!!」
銀河「よぉっし! 電童、出動!!」
北斗「凰牙、スクランブル!!」
〔味方ユニット出現〕
[デモムービー「バイザーオープン(電童)」]
〔銀河、変形〕
スバル「現れたな、電童。だが、凰牙は…!」
銀河「おい、北斗! 何やってんだ!? 早く凰牙を!!」
北斗「き、起動しない…! 凰牙が起動しないんだ!!」
銀河「な、何っ!?」
ベガ「どういうこと!?」
スバル「…正なる後継者たる我が声に応えよ! 凰牙!!」
〔ギアコマンダーのコール音〕
〔第3軍ユニット出現〕
〔騎士GEAR凰牙、地上へ移動〕

北斗「動いた…!? でも、どうしてあんな所に!?」
愛子「大変です、長官! 凰牙が空中で停止しています!!」
渋谷長官「何だと!?」
スバル「何をしている…? さあ来い、凰牙…お前の真の主であるこの僕の下へ!」
〔カーソル、騎士GEAR凰牙を指定〕
北斗「凰牙! こっちへ来るんだ!!」
〔カーソル、騎士GEAR凰牙を指定〕
銀河「う、動かねえぞ! いったい、どうなってんだ!?」
井上博士「こ、これは…! 凰牙の誘導システムに二つのアクセスがあります!!」
ベガ「二つ!?」
北斗「そ、それじゃあ、僕の他にも誰かが凰牙を呼んでるってこと!?」
渋谷長官「もしや、白のギアコマンダーか!?」
井上博士「そんなことはあり得ません! あれは今、本部の中で保管されているんですよ!?」
渋谷長官「いや、念のためだ! メテオ、直ちに確認を!」
メテオ「…白のギアコマンダーは所定位置にあります。プロテクトが破られた形跡はありません」
渋谷長官「何…!? では、誰がどういう方法で凰牙を呼んでいるんだ!?」
ベガ「位置は!? アクセスしている相手の位置は特定できないの!?」
エリス「ま、待って下さい…!」「わかりました! あの機士です!!」
スバル「凰牙、お前は僕の物だ…! だから、僕の所へ来い!」
〔騎士GEAR凰牙、スバルへ接近〕
ベガ「引き寄せられてる…!? 銀河君、凰牙を止めて!!」
銀河「わ、わかった!!」
ディオンドラ「フン、そうはさせないよ! お前達、やっておしまい!!」
デビルサターン6「ガデッサー!!」
<戦闘開始>

<2PP>

渋谷長官「愛子君、凰牙の状態は!?」
愛子「依然、停止したままです!!」
スバル「来い! 凰牙!!」
北斗「凰牙! 僕の所へ!!」
〔カーソル、騎士GEAR凰牙を指定〕
ベガ「まずいわ! このままじゃ、凰牙はコントロールバランスを失って落ちてしまう!」
北斗「ええっ!?」
ベガ「何とか乗り込めれば…コマンドをインストールすれば、もう一つのアクセスを弾けるでしょうけど…!」
北斗「乗り込めれば…!? そうか!」「ファイルロード! ユニコーンドリル!!」
〔コマンダーのインストール音〕
〔味方ユニット出現〕

ユニコーンドリル「………」
北斗「ユニコーン、僕を乗せて凰牙の所へ!」
ベガ「北斗!?」
〔ユニコーンドリル、騎士GEAR凰牙へ接近〕
スバル「あいつ、凰牙に!?」
北斗「凰牙! 僕の言うことを聞いて!!」
スバル「駄目だ、凰牙! お前は僕の物だ! あいつの言うことを聞くな!!」
〔カーソル、騎士GEAR凰牙を指定〕
北斗「凰牙! 凰牙ぁぁぁっ!!」
〔騎士GEAR凰牙、気力上昇〕
スバル「な、何っ!?」
北斗「お、凰牙…!!」
スバル「僕の言うことを聞かないのか!? 凰牙!!」
銀河「今だ、北斗! 凰牙に乗り込め!」
北斗「うん!!」
ベガ「北斗! 早くコマンドをインストールして!!」
北斗「コマンド! インストォーーーーール!!」
〔コマンダーのインストール音〕
[デモムービー「バイザーオープン(凰牙)」]
〔騎士GEAR凰牙、第3軍から味方へ〕

〔騎士GEAR凰牙のパイロット、北斗へ〕
〔北斗、変形〕

吉良国「や、やった!!」
愛子「凰牙へのダブルアクセス、解除されました!」
銀河「北斗!!」
北斗「心配かけてごめん! もう大丈夫だよ、銀河!」
ディオンドラ「おやおや、坊や…凰牙はあいつに取られちまったよ。どうするんだい?」
スバル「く、くうう…! どういうことなんだ…!? ゼロの言ったことは嘘だったのか!?」
デビルサターン6「ま、アレやな。凰牙が選んだんはお前さんと違って、あのガキっちゅうこっちゃな」
スバル「うるさいっ!!」
デビルサターン6「お? 逆ギレかいな? しょうがないお坊ちゃんやなあ」
スバル「黙れ! お前に僕の気持ちがわかるものか!」
デビルサターン6「坊主、一つだけ言うといたるで。欲しいモンがあったら、力ずくで奪ったらんかい」
スバル「!」
デビルサターン6「それが男…そして、悪っちゅうモンや。どや、わかったか?」
スバル「…お前に言われるまでもない…!」「凰牙は僕の物だ…! あんな奴らに渡すものか!!」

<銀河vsスバル>
銀河「この野郎、どうやって鳳牙を呼びやがったんだ!?」
スバル「もちろん、この白のギアコマンダーでだ」
銀河「嘘こいてんじゃねえ! あれはGEAR本部にあるんだぞ! おめえのは偽者だろ!?」
スバル「なら、僕が鳳牙を引き寄せられる理由は何だと思っているんだ?」
銀河「!ま、まさか、本物…!?」

<北斗vsスバル>
スバル「その騎士鳳牙はガルファ皇帝の息子である僕の物だ!! お前などに渡しはしない!!」
北斗「ガルファ皇帝の息子!? お前が!?」

<スバルHP60%以下or4PP・敵増援1出現>
ディオンドラ「さて…そろそろだね」
デビルサターン6「はいな! メインイベントの始まりでっせ!」
〔GEAR本部に爆発〕
〔GEAR本部、崩壊〕
〔障壁、破壊〕

渋谷長官「な、何ごとだ!?」
〔メテオの警報〕
メテオ「第23、及び第9隔壁が何者かによって爆破されました」
渋谷長官「爆破だと!?」
〔基地内部に爆発〕
メテオ「警告、警告。地下格納庫に爆発発生…司令部内部への侵入者あり」
ベガ「侵入者!?」
銀河「そ、そんな!!」
北斗「中に忍び込んでいたのは、あの3人だけじゃなかったの!?」
ベガ「このままじゃ危険だわ! みんな、ここをお願いね!」
〔ベガ、基地内部へ進入〕
デビルサターン6「おーおー、えろう慌ておってからに。ま、もう手遅れやけどな」
銀河「ちっきしょう! ギャンドラーはオトリだったのかよ!?」
井上博士「でも、下準備の時間なしであれだけの爆発物を司令部内に仕掛けることなんて不可能なはず…!」「なのに、何故、メテオはそれに気づかなかったのです!?」
渋谷長官「そ、そうだ…! 生半可なことではメテオのネットワークを破ることなど出来んというのに…!」
ベガ「メテオ、あなたに何があったの!?」
メテオ「………」
ベガ「メ、メテオ…!?」
???(ゼロ)「ふふふ…問うても無駄ですよ」
ベガ「何者!?」
ゼロ「私の名前はゼロ…以後、お見知りおきを」
渋谷長官「人間…!? いや、ガルファか!」
ゼロ「その通りです」
ベガ「あなた、メテオに何をしたの!?」
ゼロ「フッ…王女ベガ、あなたならご存じのはずだ」「17年前、我らガルファがアルクトスを制圧した時と同じですよ」
ベガ「ま、まさか…メテオを休眠状態にしたと…!?」
ゼロ「もっとも…さすがに二度目ともなれば一部の機能をそうさせるだけで終わってしまいましたが」
ベガ「じゃ、じゃあ、白のギアコマンダーは!?」
ゼロ「私が奪取しました。今は我らの手中にあります」
ベガ「そ、そんな…!!」
ゼロ「…さて、私は螺旋城とは違い、回りくどいことはあまり好きではありません」「ここで一気に決着をつけさせていただきます」
渋谷長官「いかん! Aクラス要員を除き、総員の退避を開始しろ!!」
愛子「は、はい!」
ゼロ「では、お覚悟を…」
〔剣の交わる音〕
ゼロ「むっ!?」
???(アルテア)「ゼロ…!!」
ゼロ「アルテア…ほう、あなたが」
アルテア「久方ぶりだな。もっともお互い今の姿で相見えるのは初めてだが」
ゼロ「ええ。あの時、あなたは凰牙に乗っておられましたからね」
ベガ「兄上!!」
アルテア「ベガ、お前は北斗達と共に白のギアコマンダーを取り戻せ!!」
ベガ「兄上はどうなさるのです!?」
アルテア「私はここで皆が脱出するまでの時の稼ぐ!」
ゼロ「フッ、それを許すわけには参りません。…彼らとの約束もありますのでね」
アルテア「何!?」
〔敵ユニット出現〕
アルテア「うぬっ、別働隊か!」
アシュラ「ふっふっふ…ついにこの時が来た…!」「ガデス様、ご覧あれ! 今こそ新たなハイリビード、メテオキューブを我らのものに!!」
ベガ「まずい! あの位置じゃ、メテオがっ!!」
北斗「銀河、君も下がって! こっちの敵は僕が引き受けるから!!」
銀河「おう!!」
ゼロ「…そうはさせませんよ」
〔敵ユニット出現〕
ベガ「! 囲まれた!?」
北斗「く、くそっ! こいつら!!」
銀河「放せ! 放せよっ!! こんちきしょう!!」
吉良国「北斗君! 銀河君!!」
ゼロ「さあ、アシュラ殿…本懐を遂げられよ」
アシュラ「フン、言われるまでもない!」
〔アシュラ、壁際へ移動〕
〔障壁、破壊〕

愛子「ああっ! 司令室の隔壁が!!」
渋谷長官「こ、ここへ入ってくるつもりか!?」
アルテア「やらせはせぬぞ!」
〔剣を弾く音〕
アルテア「ぬう!?」
ゼロ「メテオの所へ行かせはしません」
アルテア「おのれ、ゼロ…!」
ゼロ「刺し違えようなどとお思いなら、無駄なことですよ…アルテア
アルテア「どうかな? 今日は出来るかも知れぬぞ
ゼロ「思いは強くとも、脆いものなのですよ、人間というのは
〔敵ユニット出現〕
アルテア「! その姿は!!」
ゼロ「これでおわりです、アルテア」
〔アルテアのいる地点に爆発〕
ベガ「あ、兄上ぇぇっ!!」
〔アシュラ、メテオへ隣接〕
アシュラ「ほう、これがメテオとやらか。確か、この下にメテオキューブがあるのだったな?」
ゼロ「ええ、そうです」
渋谷「う、うぬっ…!!」
愛子「あ…あああっ…!」
アシュラ「では、チェックメイトといこうか!」
〔メテオに爆発〕
ベガ「メテオッ!!」
アシュラ「ぐははははは! ついに…ついに手に入れたぞ、メテオキューブを!!」「これでコマンダーランキングNo.1の座は永久にこのアシュラ様の物だァァ!!」
デビルサターン6「後から来ておいしいトコかっさらっただけのクセに…!」
ディオンドラ「この際、何でも構わないよ。メテオキューブさえ手に入ればね」「それに、ランキングの座なんざ、後であいつから奪っちまえばいいのさ」「…ワナにはめるなり、暗殺するなり何なりしてねぇ。それが悪ってモンだろ?」
デビルサターン6「さ、さすがは、アネゴ…その通りですわ」
ディオンドラ「さて、そろそろ仕上げといこうか」「のんびりしてると、邪魔者がやってくるかも知れないからねえ」
デビルサターン6「あ、そういや、あのアホは現れまへんでしたな」
ディオンドラ「ワンパターンだと飽きられちまうからだろ?」「さあ、アシュラ! さっさとメテオキューブをガデス様の所へ持ってお行き!」
アシュラ「おう、後は任せるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
ベガ「逃がすものですかっ!!」
ゼロ「おやおや、あなたは今の状況がよくわかっておられないようですね」「その状態で、どうやって彼の後を追うと言うのです?」
ベガ「くっ!!」
ゼロ「では…もう一つの物もいただいていきましょうか」
ベガ「え!?」
ゼロ「…スバル様」
スバル「ああ、わかっている。捕獲機獣よ、凰牙を連れて戻るぞ」
北斗「!!」
〔味方ユニット離脱〕
〔敵ユニット離脱〕

銀河「ほ、北斗っ!!」
スバル「これで凰牙は僕の物だ…!」
〔敵ユニット離脱〕
ベガ「北斗! 北斗ぉぉぉぉぉっ!!」
エリス「そ、そんな…!!」
銀河「あ、あの野郎!! めから北斗と凰牙をああするつもりだったのかよ!?」
ゼロ「ええ。だから、白のギアコマンダーを奪った時にメテオを破壊しなかったのです」「騎士凰牙…そして、それに選ばれし者と黒のギアコマンダーを同時に手に入れるためにね」
ベガ「!!」
バグ「フン、悪知恵のよく働く奴だぜ」
銀河「くそぉぉっ! 北斗を…!! 北斗を返しやがれ、このバケツ野郎ッ!!」
ゼロ「フフフフ…では、あなた達とGEAR本部には今から消えていただきましょう…」「皆の者、攻撃を開始せよ!」
デビルサターン6「ガデッサー!!」
ディオンドラ「この馬鹿! 奴の命令なんざ聞く必要はないんだよ!」
デビルサターン6「す、すんまへん…! いつものクセで、ついうっかり」
ベガ(何とか…何とかしなきゃ、本当に全滅してしまう…!!)

<敵増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
〔味方戦艦出現〕
ベガ「マグネイト・テン…! 来てくれたの!?」
ミサト「ベガ、大丈夫!?」
ベガ「ミ、ミサト…! ほ、北斗と凰牙がガルファに…!!」
ミサト「え!?」
銀河「あいつら、ガルファの連中に連れてかれちまったんだよ!!」
一矢「な、何だって!?」
ベガ「そ、それだけじゃない…メテオキューブまでもがギャンドラーに奪われてしまったの…!!」
レイナ「ええっ!?」
ジム「ほ、本当ですか!?」
ベガ「…ごめんなさい…私達の力では守りきれなかった…」
ロム「…ベガさん、気にする必要はありません」「奴らに奪われたものは、取り戻せばいいのです、北斗君、騎士凰牙…そして、メテオキューブも」
ベガ「ロ、ロム君…!」
ロム「とにかく、今はここにいるギャンドラーとガルファの撃退を!」
ミサト「各機、直ちに出撃して!!」
〈出撃準備〉
ゼロ「フッ…役者がそろったようですね。では、しばらくの間、お相手をさせていただきましょうか」
デビルサターン6「ロム・ストール、お前らの出番もそろそろ終わりやで!」
ロム「それはこちらの台詞だ、デビルサターン6! これ以上、お前達の好きにはやらせんぞ!!」

<ドモンvsゼロ>
ドモン「この機獣…これまでの奴とは格が違う…!」
ゼロ「ほう…私の力がわかりますか。それだけでも賞賛に値しますよ」

<デュークvsゼロ>
デューク「聞いたことがあるぞ。親衛隊長アルテアと並び称されるガルファ皇帝の懐刀の噂を…!」
ゼロ「その通りです、王子よ。我が名はゼロ…冥土の土産としてお見知りおきを」

<一矢vsゼロ>
ゼロ「それが地球の格闘技カラテですか…。中々のものですね」
一矢「く…俺の技を受け流すとはこいつ、かなり出来るぜ!」

<ロムvsディオンドラ>
ディオンドラ「メテオキューブを手に入れた以上、もうこの場に用はないんだけどね…せっかくだから相手をしてやるよ、ロム!」
ロム「ディオンドラ! 貴様たちを倒し、俺はガデスと決着をつけるぞ!!」

<ロムvsデビルサターン6>
デビルサターン6「遅かったな、ロム! 毎度のごとく、いい所で現れるんやないかとヒヤヒヤしとったで! 正義のヒーローも遅刻したら何にもならんがな! ギャハハハハハ!」
ロム「黙れ! この借りは俺の命に代えても返すぞ!!」

<ロムvsゼロ>
ロム「この男…出来る…!」
ゼロ「ほう…クロノス族の戦士、それも天空宙心拳の使い手とこんな所で出会えるとは…」

≪敵増援1出現後≫
<銀河vsディオンドラ>

ディオンドラ「どうした、ボウヤ? 大事な相棒をさらわれてしょげてるのかい?」
銀河「俺はお前達を倒して北斗を追うんだ! 落ち込んでなんかいられるかよ!!」

≪敵増援1出現後≫
<銀河vsデビルサターン6>

銀河「そこをどけ、漫才ロボ! 北斗を…北斗を取り戻すんだ!」
デビルサターン6「ギャハハハハ! うるわしい友情ってやっちゃな! 見てて涙が出てくるわ!」
銀河「うるせえ! お前ら…絶対に許さねえぞ!!」

<銀河vsゼロ>
ゼロ「さあ来なさい、電童。鳳牙が我らの手の内にある今、用無しのお前は私が葬りましょう」
銀河「バッカヤロー! 俺がここで負けたら、誰が北斗を救い出すんだよ!!」

<ベガvsゼロ>
ベガ「北斗をさらってガルファは何をするつもりなの!?」
ゼロ「ガルファにとってGEARとデータウェポンは危険極まりないものです」「よって、それらは我らの手で管理させてもらいます」

<ディオンドラ撃破>
ディオンドラ「フフフ、メテオキューブと凰牙を取られて余程頭に来てたみたいだねえ…!」「だけど、お前達の運命はこれで決まり…ガデス様があれを手にした以上、もう勝ち目はないよ!」
〔敵ユニット離脱〕

<デビルサターン6撃破>
「チッ、やられてしもた! せやけど、今日だけは負けても気分がエエわ!」「何せ、メテオキューブが手に入ったさかいな! ガハハハハ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<バグ撃破>
バグ「正義が何をしてくれる? 正義は何もしてくれない…」

<ゼロ撃破・勝利条件達成>
ゼロ「ふふふ、やりますね。あの螺旋城を倒しただけのことはある…」「今日はこれで引きあげましょう。…欲しい物は全て手に入れたのでね」
〔敵ユニット離脱〕
銀河「ま、待ちやがれ!!」
ミサト「リンダ! 敵機の追尾を!!」
リンダ「だ、駄目です! ロストしました!」
銀河「く、くそっ!! 北斗を返せ…返せよぉっ!!」「このバッカヤロォォォォォオ!!」
エリス「ぎ、銀河…」
ベガ「………」(北斗も凰牙も…そして、メテオキューブまでもが奪われてしまった…)(…これから…私達の未来はいったいどうなるというの…?)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

渋谷長官「…すまなかったな、ブライト大佐。君達が来てくれなければ、今頃どうなっていたことか…」
ブライト「いえ…。こちらこそ、肝心な時に間に合わず、誠に申し訳ありません」
渋谷長官「仕方がない…。君達は百鬼帝国残党の討伐任務に就いていたのだからな」
ベガ「………」
アルテア「…すまぬ、ベガ。私がいながら、ゼロを止めることが出来なかった…」
ベガ「私の方こそ…。兄上はまだ傷が完全に癒えておられぬというのに…」
ミサト「…それで、渋谷長官。GEAR本部の状況は?」
渋谷長官「現在、急ピッチで修復中だが、見ての通り、しばらくは使い物にならん。…メテオ共々な」
ルリ「…メテオのネットワーク修復は、オモイカネにも手伝わせます。それで効率が上がるはずです」
渋谷長官「助かる。だが、北斗君と騎士凰牙…そして、メテオキューブは…」
アルテア「………」
ロム「…全てはあのゼロという男の策略…」「再びギャンドラーとの協力態勢を取り付けたのも、奴と見て間違いない」
ジェット「ああ。腕前もかなりのものだったが、頭の方も相当切れるようだな」
アムロ「そして、あの男が螺旋城に代わるガルファの新たな刺客ということか…」
アルテア「そう…。ゼロはガルファ皇帝の右腕とも呼ばわる存在…今まで以上の強敵だ」
クワトロ「では、凰牙と北斗を連れ去ったあの少年は?」
アルテア「彼の名はスバル。ガルファ皇帝の息子…私の弟ということになっている」
ベガ「え…!?」
アルテア「スバルは私の後継者…凰牙のパイロットとなるはずの者だ」
銀河「! じゃ、じゃあ、あいつもあのハゲバケツと同じで…!?」
アルテア「いや、彼は人間だ…。どこからか連れてきた赤子をそのように…GEARは人でなければ動かせぬからな」
ベガ(もしや、あの子はアルクトスの生き残り…!?)
アルテア「だが、スバルは凰牙に選ばれなかった…」「ゼロはそのことを予測し、北斗と黒のギアコマンダーを奪い去る算段もしていたのだろう…」
クワトロ「二手三手先を読んで行動していたということか。確かに、油断のならん男だな」
銀河「くそっ! くっそぉぉっ!! あいつら、許せねえっ!! よくも、よくも北斗をっ!!」
ベガ(…銀河君……北斗………)
〔扉の開閉音〕
圭介「織絵…!」
ベガ「圭介さん…お父様…!」
西園寺「…話は渋谷君から聞いておる。大変だったようじゃな…」
圭介「…織絵…」
ベガ「ごめんなさい…私…!」「私が…ついていながら…ううっ…!」
圭介「しっかりしろ、織絵。お前のせいじゃない…」「お前が泣いてちゃ、駄目だろ?」
ベガ「…は…はい……」
渋谷長官「現在、GEARや連邦軍が北斗君の行方を追っております。ですが、今のところは何も…」
圭介「…何も…なんですね?」
渋谷長官「はい…」
銀河「ギャンドラーの天空魔城ってのはハウドラゴンの要塞があった所にあるんだろ!?」「それなのに、何で北斗の行方がわからねんだよ!?」
ロム「銀河、忘れたのか? 今の天空魔城は次元の狭間に存在し…俺達のセンサーではその正確な位置がつかめないんだぞ」
銀河「う…!!」
ジェット「だから、闇雲にあの場所へ行っても、俺達はガデス達を見つけることが出来ん」
銀河「じゃあ、北斗はどうなるんだよ!?」
西園寺「連れ去られたと言うのなら、命の危険はないかも知れん。じゃが…」
アルテア「…おそらく、ゼロは我らに対し、北斗と凰牙を差し向けてくるだろう」
銀河「なっ…!!」
ミサト「そうね…。それが一番効果的な戦略だもの」
クワトロ「ああ、そうだな…」
銀河「な、何言ってんだよ!? クワトロさん、北斗と凰牙が俺達の敵になるってのかよ!?」
クワトロ「…認めたくはないがな」
銀河「そんな! あいつにはユニコーンやドラゴン達がついてんだぜ!? そう簡単に…」
アルテア「銀河…お前はガルファの精神支配が非常に強力であることをよく知っているはず」「かつての…仮面をつけたこの私と戦たお前ならばな」
銀河「!!」
ルリ「…いずれにせよ、メテオキューブのこともあります。対策を立てた方がいいですね、早急に」
ミサト「ええ。おそらく、北斗君と凰牙は天空魔城に捕らえられているでしょうから」
ブライト「ホシノ少佐、葛城三佐…あれの発見方法と突入手段を含めた作戦を立ててくれ」
ミサト「わかりました」
ロム「…次がギャンドラーとの最終決戦になるのですね?」
ブライト「ああ、そうだ。MUやギガノス残党、火星の後継者が動き出す前に彼らを倒さなければならん」
ロム「すみません。本来なら、これは我々クロノス族の問題だったのですが…」
アムロ「今さら水くさいことを言うな。君達には今まで何度も助けられている…今度は俺達が協力する番だ」
ロム「そう言っていただけると助かります」
銀河「………」
ロム「銀河…俺達で力を合わせ、北斗を助けよう」「今までのように…アルテアさんやベガさん、電子の聖獣達を助けたように」
銀河「………」

天空魔城

アシュラ「ガデス様…。この通り、メテオキューブをお持ち致しました」
ガデス「ご苦労だったな、アシュラ…それに、ゼロよ」
ゼロ「いえ…」
ガデス「フフフ…これでワシの野望は実現へ大きく近づいたことになる」
グルジオス「おめでとうございます、ガデス様」
ガデス「うむ。アシュラよ、貴様には褒美を取らす。何なりと望みを言ってみろ」
アシュラ「ははっ。では、私のコマンダーランキングNo.1の座を不動の物にして下さいませ」
ガデス「よかろう」
ディオンドラ(チッ…メテオキューブ奪取作戦には私達も加わったというのにさ)
ガデス「ゼロよ、貴様はどんな褒美が欲しいのだ?」
ゼロ「褒美は結構…その代わり、ガデス様にお聞きしたいことがございます」
ガデス「何だ?」
ゼロ「…ガデス様はメテオキューブを使って、何をなさるおつもりなのです?」
ガデス「………」
グルジオス「ゼロよ、ガデス様にぶしつけな質問をするでない」
ガデス「構わん、グルジオス」
グルジオス「は、ははっ…」
ガデス「ゼロよ…ワシがメテオキューブを始めとする高エネルギー体を欲した理由、それは…」「永遠の命を手に入れるためだ」
ゼロ「…ですが、メテオキューブだけではそのお望みはかないますまい」
ガデス「そうだ。故にロム共を片づけた後、この惑星にある様々なエネルギーを集めねばならぬ」
ゼロ「なるほど…」「しかし、それだけの理由で我らガルファに協力をされているとは思えませんね」
ガデス「何故だ? ワシらも貴様らと同じ機械生命体…人間共を敵とする者同士ではないか」
ゼロ「確かにそうですが…。ガルファとギャンドラーには決定的な違いがあります」
ガデス「ほう…何だというのだ?」
ゼロ「…あなた方が別の宇宙から来た存在であるという点ですよ」
グルジオス(こやつ…!)
ガデス「それとメテオキューブ…いや、ハイリビードと何の関係があると言うのだ?」
ゼロ「あなたには永遠の命を得るという他にもう一つの目的があるはず…」「それは、高エネルギー体を使って元の宇宙へ戻ることなのではありませんか?」
ガデス「フン、さすがに鋭い男だな。…だが、ワシは今さらワシが元いた世界へ帰ろうとは思っておらん」「我が望みはさらなる別の宇宙へ行くことだ」
ゼロ「さらなる宇宙へ…?」「はて、これは妙ですね。あなた程のお力を持つ方が、地球から逃げ出すというのですか?」
ガデス「そうだ。何故なら…」「この惑星どころか、宇宙までもが終焉を迎えることになるからな」
ゼロ「ほう…。これはまた随分と大仰な話ですね。神がそのようなことをするとでも?」
ガデス「フフフ、神か。そう考えるのもよかろう」
ゼロ「………」
ガデス「貴様は与り知らぬことだろうが…この宇宙には大いなる意志というものが存在している」
ゼロ「フッ…人間達の神話や伝承にもよく見られる話ですね。よもや、あなたがそのようなことを信じておられるとは」
ガデス「何とでも言うがいい…」「だが、それは『無限の力』…あるいは『調律者』、『観測者』などとも呼ばれ、確実に存在しておるものなのだ」
ゼロ「………」
ガデス「そして、この宇宙はその者によって気が遠くなるほどの回数の『死と新生』と繰り返し…現在に至っている」「ワシはハイリビードによって、永遠に繰り返されるその輪廻から逸脱しようと考えているのだ」
ゼロ「なるほど…。では、あなたが求めるハイリビードの中には…」「7つ目のデータウェポンも含まれていると?」
ガデス「それはそやつ次第だ。ワシが望む力を持っていなければ、貴様らガルファにくれてやってもよい」
ゼロ「…わかりました」
ガデス「ゼロよ、これから貴様はどうするつもりだ?」
ゼロ「しばらくここに止まり、引き続きガデス様にお力添えする所存です」「何故なら、私の目的は電童と人間達の抹殺…」(そして、あなた達の始末ですからね)

スバル「………」
ゼロ「凰牙を取り戻したこと、スバル様においてはお喜び申し上げます」
スバル「父上のお言葉に背くつもりなどないが、本当に必要はあったのか? あの草薙北斗をさらうことに…
ゼロ「確かにアルテア様亡き今、陛下第一の騎士であられますスバル様のご使命は凰牙で電童を倒すことです」「ですが、それを果たされますに何でもご自分が凰牙に乗らねばならぬということはございません」「スバル様は凰牙を使う者…そうであればよろしいのですよ…。陛下のおっしゃるとおりに」
スバル「それはわかるが…。だが…!」
ゼロ「…何事も陛下のお言葉のままに…。さあ、そろそろ草薙北斗が目を覚ます頃でしょう」
スバル「………」
北斗「あ…スバル…」
スバル「え…」
北斗「ここは…? あ…そうか…僕、電童との戦いで…」
ゼロ「いささか傷を負われました。ですが、もうすっかりよろしいようですね」
北斗「うん…もうなんともない」
スバル「………」
北斗「何? スバル…どうしたの?」
スバル「あ…いや……」
ゼロ「スバル様もお疲れなのですよ。ずっとあなたについておられましたので」
北斗「そうだったんだ…。ごめんね、銀河…ありがとう」
スバル「……!」
ゼロ「…スバル様、ちょっとこちらへ。…お前達、北斗様のお世話を」
アブゾルート「は、はいダワ!」
グルメイ「ただいまバリ!」
ウィッター「お任せジャン!」
スバル「………」
ゼロ「何をとまどっておいでです? あなた様があのようなことでは困りますな」
スバル「わ…わかっている…。ただ、ちょっと慣れないだけだ…」
ゼロ「彼は生まれ変わったのです」「あの邪悪な星に生まれし者から陛下の下、スバル様と共に育ったならばこうであった…というように」
スバル「僕と育ったならば…?」
ゼロ「はい…あの者の記憶の中ではスバル様と共に育ち、スバル様のために凰牙を操って戦う者だと…」「ですから、スバル様にもそうお心得いただきませんと」
スバル「僕のために戦う者…」
ゼロ「ただ、先程のようにメモリーの消去による多少の混乱は仕方ありません」
スバル「………」
ゼロ「スバル様、くれぐれもご自分の役目をお忘れにならぬように…」
北斗「あ…お帰り、スバル。もう用事は済んだの?」
スバル「あ、ああ…」
北斗「もう何だよ…スバルはさっきから…!」
スバル「こ、こら…! ほっぺたをつつくな…!」
北斗「ははははは! だってふくれっ面みたいだったから!」
スバル「………」
ゼロ「北斗様…まだお身体が心配です。少しお休みになった方が」
北斗「そうだね…。今日はそうさせてもらうよ」
ゼロ「では、あとはスバル様にお任せしてよろしいですね? 彼はあなたのために戦っているのですから」
スバル「ああ…」
北斗「じゃあ僕…少し寝るね…」
スバル「わかった…休め」
北斗「ありがとう…銀河……」
スバル「…僕はスバルだ…!」
【シナリオエンドデモ終了】


● 早乙女研究所 → No53「神よ、百鬼のために泣け」 へ戻る

● 天空魔城 → No55「クロノスの大逆襲」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦MX」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。