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シーン9 バグラチオン作戦
No.58
キミノオモイデニ、サヨナラ

<セレクト 火星>
ナデシコCを得たルリは、火星までのボソンジャンプを敢行
し、火星の後継者達の制圧を試みる。はたして、一矢はエリ
カを救えるのか? そして、アキトと北辰の決着の行方は…?

【シナリオデモ1開始】
ネルガル重工

エリナ「…ルリちゃんとナデシコCが合流したわ。まもなく、あの子達は火星へボソンジャンプする…」
アキト「…勝ったな」
エリナ「ええ。地球でのクーデターはアカツキ会長達がすでに鎮圧…」「そして、あの子とオモイカネのシステムが一つになったら、ナデシコは無敵になる」
アキト「俺達の実戦データが役に立ったわけだ」
ラピス「………」
エリナ「そうよ。バグラチオン作戦の本命はナデシコC…」「あれなら火星の後継者どころか…地球圏へ接近しているガルファ本星に対応できるかも知れない…」
アキト「だが、彼らにそこまでの負担を強いるわけにはいかない」
エリナ「…やっぱり、行くの?」
アキト「ああ」
エリナ「…復讐…。昔のあなたには一番似つかわしくない言葉だったわね」
アキト「昔は昔、今は今だ。…補給、ありがとう」
エリナ「…いいえ…。私は…会長のお使いだから………」

イネス「決着はすぐにつくかしらね…」
ウリバタケ「システムの掌握は一瞬だろうが…往生際が悪そうだからな、あの連中は」「…それより、身体の方は大丈夫か?」
イネス「やっぱり、戦艦一隻を火星まで跳ばすのはこたえたわね」
ウリバタケ「そうか」
イネス「………」「…新たなる秩序か…」

火星極冠遺跡イワト

シンジョウ「当確全て取り消し!? どういうことだ、説明しろ!」
火星の後継者「は、はあ…。それが…敵の新兵器と…その…説得に…」
シンジョウ「説得!?」
火星の後継者「こ、これが…その時の映像です」
〔通信を入れる音〕
月臣「…白鳥九十九が泣いているぞ!」
草壁「月臣!?」
シンジョウ「月臣元一朗…! 秋山源八郎と共に木連を裏切った男が何故!?」
月臣「元木連、そして、地球の勇者諸君…武器を収めよ。今は我らが刃を交える時に非ず…」「同舟相救うべき時! 括目せよ! 我らの敵は同胞ではない!」
草壁「……!!」
シンジョウ「馬鹿な…! 先手を打たれていたということか!?」
エリナ「…あなた達の敗北です…」
シンジョウ「何!?」
エリカ「わからないのですか!? あなた達の手はもう封じられたのです!」
草壁「………」
エリカ「すぐに武装解除し、地球連邦軍へ投降して下さい」「これ以上の戦いは無意味です。小バームのような悲劇を繰り返してはなりません…!」
シンジョウ「世迷い言を! まだ我らには力がある! すぐにギガノスへ連絡を取って…」
〔木連の警報〕
火星の後継者「我が基地上空にボソン反応!!」
草壁「何!?」
シンジョウ「ボソンジャンプだと!? 敵にそのような真似は不可能なはず!」
エリカ「…あの人達が来ました…」
シンジョウ「!?」
エリカ「私にはわかります。あの人達が…一矢達が来たのです…!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「キミノオモイデニ、サヨナラ


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔ボソンジャンプ〕
〔味方戦艦出現〕

シンジョウ「あ、あれは!!」
草壁「ナデシコ…!!」
〔レーダー反応〕
シンジョウ「な、何だ!?」
火星の後継者「シ、システム制御不能!」
火星の後継者「イ、イワトのシステムが!」
ヤマサキ「乗っ取られた…!? 妖精……!?」
〔カーソル、ルリを指定〕
[デモムービー「偵察(ホシノ・ルリ)」]
ミナト「相転移エンジン、異常なし!」
ユキナ「艦内警戒態勢、パターンBへ移行して下さい」
アオイ・ジュン「状況により、出撃もあり得る。各機はそのまま待機」
ルリ「ハーリー君、ナデシコCのシステム…全てあなたに任せます」
ハーリー「え!? ぜ、全部!? バックアップだけじゃないんですか!?」
ルリ「ダメ」
ハーリー「そ、そんなぁ!」
ルリ「私はこれから火星全体の敵のシステムを掌握します」「艦までカバー出来ません。ナデシコC、あなたに預けます」
ハーリー「で、でも!」
ミナト「ハーリー君、頑張れ」
ハーリー「え!?」
ミナト「甘えた分だけ、男になれよ」
ハーリー「は、はい…」
シンジョウ「機動兵器は全てマニュアルで動かせ! ネットから切り離すんだ!」
ルリ「皆さん、こんにちは
草壁「!」
ルリ「私は地球連邦宇宙軍所属、ナデシコC艦長のホシノ・ルリです」「元木連中将、草壁春樹…あなたを逮捕します
草壁「………」
シンジョウ「黙れ、魔女め! 我々は負けん! 徹底抗戦だ!」「草壁中将、ご命令を! 我らはまだ戦えます!!」
草壁「……よし、かぐらづきを出せ」
エリカ「やめて下さい! もう決着はついたはずです!」
草壁「…エリカ君、我々にはここで退けぬ理由がある」「そう…君の兄上、リヒテル提督のように捨てられぬ信念があるのだ」
エリカ「しかし!」
草壁「…現時刻を以てあなたを解放する。すぐにここから退去したまえ」
エリカ「く、草壁中将…!」
草壁「総員、奮起せよ! 我らはこれより最後の戦いに挑む!」
〔敵ユニット出現〕
ユキナ「艦前方に敵旗艦が出現!」
アオイ・ジュン「まだ抵抗する気か!?」
ミナト「マニュアルでやろうっていうの? …ホント、往生際が悪いわねぇ」
ルリ「仕方ありません…。艦内警戒態勢、パターンAへ移行。これより、敵を迎撃します」
〔レーダー反応〕
ユキナ「7時方向にボソン反応、7つ!!」
ミナト「ルリルリ!」
ルリ「構いません…あの人に任せます」
ミナト「え!?」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

北辰衆「いいんですか? 隊長…」
北辰「ジャンプによる奇襲は両刃の剣だ…」「アマテラスがやられた時、我々の勝ちは五分と五分…」「地球側にA級ジャンパーが生きていたという時点で我々の勝ちは…」
〔レーダー反応〕
〔ボソンジャンプ〕
〔味方ユニット出現〕

アキト「………」
北辰「…決着をつけよう…」
アキト「………」
〔アキト、気力上昇〕
北辰「フッ…」
〔北辰、気力上昇〕
ラピス「………」
ルリ「…あなたは誰?」
ラピス「!」
ルリ「私はルリ。これはお友達のオモイカネ…」
オモイカネ「………」
ルリ「あなたは…?」
ラピス「…ラピス」
ルリ「ラピス?」
ラピス「ラピス・ラズリ…ネルガルの研究所で生まれた…」「私はアキトの目…アキトの耳…アキトの手…アキトの足…アキトの…アキトの…」
北辰衆「隊長! 我らが加勢を!!」
〔六連に爆発〕
北辰衆「何っ!?」
〔味方ユニット出現〕
リョーコ「騎兵隊だぁ!!
北辰衆「!?」
リョーコ「男のタイマン邪魔する奴ぁ、馬に蹴られて三途の川だ!!
〔味方ユニット出現〕
ヒカル「馬その1、ヒヒン!
〔味方ユニット出現〕
イズミ「その2のヒヒン・・・
〔味方ユニット出現〕
サブロウタ「おいおい、俺も馬なのかよ?
ヒカル「そうそう、馬だけに…
イズミ「リョーコはサブを尻に敷き…
サブロウタ「おっ、やるねェ
リョーコ「バッカヤロウ! 何が尻だ!
サブロウタ「ま、尻に敷くか膝枕かはその後の展開に期待するとして…ね、隊長?
リョーコ「バ、バカ!
イズミ「お~、アツイアツイ
リョーコ「くうぅっ! てめえ、これが終わったら覚えてやがれ!!
ヒカル「ちなみに、アツイのはリョーコだけじゃないよ?」
リョーコ「!?」
一矢「ダイモス、バトルタァァァン!!
〔味方ユニット出現〕
一矢「うおおっ! んんん! はああっ! ダァァァァァイモォォォォォォス!!
北辰衆「むうっ!? 奴も来ておったのか!?」
北辰「女を取り戻しに来たか、竜崎一矢…」
ダイモス「約束通り、俺は戻ってきたぞ! エリカをこの手へ取り返すために!!」
マルガレーテ「おひい様、あれを! 一矢様です! ダイモスです!!」
エリカ「ああ、一矢…!」
〔味方ユニット出現〕
ロム「一矢、奴との決着をつけるのか?」
一矢「いや…北辰は彼に任せる」
京四郎「!」
ロム「それでいいんだな?」
一矢「ああ…彼の無念さに比べれば、俺は…」「だから…男として、奴との決着は彼につけさせてやりたい…!」
ナナ「お兄ちゃん…」
一矢「だが、それ以外の者に容赦はしない…!」「奴らの新たなる秩序など、俺がこの拳で叩き潰す!!」
〔一矢、気力上昇〕
エリカ「一矢…必ず戻ってきてくれると信じていました…!」
一矢「エリカ…!」
エリカ「…わかっています。ミスマル・ユリカさんを救い出すのですね…?」
一矢「頼む、エリカ。俺は3年もの間、苦しみ続けてきた彼に報いてやりたい」
エリカ「はい…」
マルガレーテ「おひい様…」
エリカ「行きましょう、マルガレーテ。私達の最後の務めを果たすために…」「悲しい運命に引き裂かれた恋人達を救い出すために…!」
<戦闘開始>

<一矢vs草壁>

一矢「お前達のクーデターは失敗し、システムはこちらが掌握した! 大人しく降伏しろ!」
草壁「まだ終わってはいぬ…! 全ての始まりはこの一戦にある!」
一矢「お前達の掲げる理想のために何人の人間の生命が奪われてきた!?」「どんなきれいな言葉で飾ろうと俺は認めない…悲しみや涙を生むような戦いを認めてなるものか!!」

<京四郎vs草壁>
ナナ「言ってやんなさいよ、京四郎さん! いつもの格言を!」
京四郎「もはや、こいつには語る言葉はない…」「だが、敢えて言おう!」「故人曰く『政府は帆であり、国民は風であり、国家は船であり、時代は海である』…ベルネの言葉だ!」「お前達は民という風無きまま時代という大海に漕ぎ出した! 待つのは滅びだけだ!」

<ロムvs草壁>
草壁「異星人よ! お前にはわからんだろう…我らの理想が…志が!」
ロム「…人々の涙はいつか悲しみの川となり悲劇の海へと流れていく…」「お前達によって この世界にどれほどの涙が流されると思う!」
草壁「全てはより良き世を造るための犠牲…その痛み、無駄にはせん!」
ロム「理想を掲げるのなら その犠牲さえ払わぬ道を探せ! それこそが真の治世なり!!」

<アキトvs北辰>
北辰「怖かろう…悔しかろう…! 例え鎧をまとおうと…心の弱さは守れないのだ!
アキト「……!!」

<ルリvs草壁>
シンジョウ「魔女め! 貴様を落とせばコントロールはこちらに戻る!」「さすれば、我々の勝ちだ!」
ルリ「…無駄な抵抗だと思いますけど」
草壁「勝負はゲタを履くまでわからん…!」
ルリ「じゃ、今すぐ履いて下さい、ゲタでもゾウリでもサンダルでも」

<リョーコvs草壁>
リョーコ「行くぜ、草壁! 蜥蜴戦争からの借り…九十九の仇、ここでまとめて返してやるぜ!!」

<ヒカルvs草壁>
ヒカル「流行んないのよね! みんなが平和に暮らしたい時代にクーデターなんて!」

<イズミvs草壁>
イズミ「…いい加減にしな。お前達のやることは悲劇を繰り返すだけなんだよ」

<サブロウタvs草壁>
サブロウタ「草壁中将、そろそろ潮時って奴ですよ」
草壁「その声…高杉か…。…貴様も変わったな…」
サブロウタ「そっちはあんまし変わってないみたいですねェ」
シンジョウ「黙れ! 木連の魂を忘れた裏切り者め!!」
サブロウタ「裏切り? そりゃ、中将から見ればそうでしょうが…俺は今の居場所が気に入ってるんですよ」
草壁「…それが貴様の答えなら来るがいい! 貴様と私の理想、どちらが正しいか、ここで決する!」
サブロウタ「いや、もう決まってますよ。…ナデシコCがここへ来た時点でね」

<草壁撃破>
シンジョウ「う、うぬぅぅっ!! 例え我らが滅んでも、信念までは…!!」
草壁「………」
ルリ「それ以上の抵抗は無意味です。大人しく投降して下さい」
草壁「…了解した…」
シンジョウ「く、草壁中将!?」
草壁「我らは再び敗れたのだ。敗戦の将として、これ以上の醜態はさらしたくはない」
シンジョウ「ちゅ、中将…」
草壁「ホシノ少佐…部下の安全は保証してもらいたい」
ルリ「…わかりました」
〔敵ユニット離脱〕

<北辰撃破orHP30%以下・勝利条件達成>
北辰「よくぞ、ここまで…! 人の執念、見せてもらった
アキト「…勝負だ…!
〔アキト、北辰へ接近〕
北辰「抜き撃ちか? 笑止
〔アキト、北辰へ攻撃〕
[イベント戦闘「アキトvs北辰」]
北辰「………」
アキト「………」
北辰「…ゴフッ…見事、だ……
〔敵ユニット撃破〕
アキト「ハアッ…ハアッ…ハアッ…」「…ユリカ………!」
※※まだ草壁健在の場合、セリフ追加※※
ルリ「…これ以上の抵抗は無意味です。大人しく投降して下さい」
草壁「…了解した…」
シンジョウ「く、草壁中将!?」
草壁「我らは再び敗れたのだ。敗戦の将として、これ以上の醜態はさらしたくはない」
シンジョウ「ちゅ、中将…」
草壁「ホシノ少佐…部下の安全は保証してもらいたい」
ルリ「…わかりました」

【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

一矢「エリカ…!」
エリカ「一矢…! この日をどれだけ待ったことか…!」
一矢「約束通り、俺はこの星へ帰ってきた。君を再びこの腕で抱きしめるために…」
エリカ「ああ。一矢…!」
ナナ「よかった…よかったわね、お兄ちゃん…!」
京四郎(故人曰く、『花は根に鳥は故巣に』…)(火星から始まった俺達の旅もようやく終わりを迎えるか…)(そして、彼もまた……)
一矢「…エリカ、ミスマル・ユリカさんは?」
エリカ「無事です。今はナデシコの皆さんの所に…」

ユリカ「…う…うう…」
ルリ「………」
アオイ・ジュン「………」
ユリカ「……あれ……みんな……?」「みんな……老けたね……」
ミナト「よかったぁ……いつものボケだ」
ユリカ「…私……ずっと夢見てた……」「……アキト……」「……アキトは…どこ……?」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕

アキト「………」
〔ボソンジャンプ〕
〔味方ユニット離脱〕

ヒカル「さよ~なら~…」「…って、ホントに行かせてよかったの?」
サブロウタ「行くってもんを、無理に引き止めらんねぇよ」
リョーコ「でも…これからどうすんだよ、あいつ…」「このまま…ユリカや俺達との想い出まで捨てて行っちまうつもりかよ…?」
ルリ「帰ってきますよ。帰ってこなかったら…追っかけるまでです」「だって、あの人は…」「あの人は大切な人だから……
〔画面、発光〕
【戦闘マップ2終了】


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