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シーン10 そして、約束の地へ
No.62
希望、それは最後のGEAR

<セレクト ガルファ本星宙域>
地球圏へ迫り来るガルファ本星。それを阻止するため、北斗
や銀河達はガルファとの最後の戦いに挑む。タイムリミット
はあとわずか…はたして、彼らは希望と未来を手にすること
が出来るのか?

【シナリオデモ開始】
ギガノス帝国

レイン「…艦長、ギガノス領の調査が終了しました」
ルリ「結果は?」
レイン「DG細胞の反応は完全に消滅…」「念のためにカッシュ博士がネルガルと協力し、新型ワクチンの作成を行なっています」
ドモン「これで、今度こそあの悪魔はこの世から消え去ったんだな?」
レイン「ええ…」
ヒューゴ「バーベムは? デビルガンダムを復活させたあの財団を放っておいていいのか?」
ルリ「多分、あの人達はもうDG細胞を使わないと思います」
ヒューゴ「え…?
ルリ「今後、あれで何かをするつもりなら…私達の妨害をしていたはずですから」
ヒューゴ「もう連中はDG細胞を必要としていないというんですか?
ルリ「ええ。むしろ、アルベロ・エスト元少佐と同じであれを廃棄するつもりだったと思います」
ヒューゴ「………」
ドモン「あの男はデビルガンダムへの復讐を果たした…」「だが…これから、奴はメディウスで何をるつもりなんだ?」
ヒューゴ(そうだ…。アルベロはあのまま姿を消した…)(今まで何度も俺の命を狙ってきながら…)(しかし…だからこそ俺達はDG細胞を完全に消滅させることが出来たと言える…)(………)(もしかして…メディウスへ力を与えるために…?)(そして、その力でデビルガンダムを倒すために…?)
レイン「…あの人達へデビルガンダムの破壊命令を出したのはいったい誰なのかしら…?」「そして、エルデ・ミッテの目的は…?」
ヒューゴ「………」

アクア「先生! ミッテ先生!」
エルデ「どうしたの、アクア?」
アクア「さっきの授業の内容に関して、質問があるんです」
エルデ「いいけど…少し待ってもらえるかしら」
アクア「何ですか、それ?」
エルデ「今、私が開発している戦闘用人工知能の仕様書よ」
アクア「凄いですね…これ」
エルデ「あら、わかるの?」
アクア「だって、先生の……教え子ですもの」「行動推測型…それに疑似人格OSですか?」
エルデ「ええ。昔…ある組織での仕事からヒントを得て作ったものよ」
アクア「ふ~ん…。先生って、本当に仕事が好きなんですね。なんかもったいないなあ」
エルデ「どういうこと?」
アクア「男子生徒の間じゃ、すごい人気なんですよ」「知らなかったでしょ、このこと?」
エルデ「興味がないわ。今の私にとって…この人工知能が全てだもの」
アクア「あ、ひど~い! それじゃ、私達生徒はどうなるんですか?」
エルデ「さあ…どうかしらね。それに…私はもうすぐこの士官学校から去ることになるし」
アクア「え…!? 別のお仕事が入ったんですか? もしかして、その人工知能が…」
エルデ「これは関係ないけど、機密事項よ」「あなたも士官候補生ならわかるでしょう?」
アクア「は…はい」
エルデ「ところで、アクア…あなたは本当に人型機動兵器のパイロットになるつもり?」
アクア「ええ。家にいたって退屈なだけですし、パイロットにも憧れていましたから」「それに、自分の手で結果を出してみたいんです」
エルデ「どうして?」
アクア「もうカゴの中の鳥は嫌なんです。自分自身の力で生きて、自分の道を選びたいんです」
エルデ「もったいないわね。家を出ず、与えられた境遇や立場を最大限に生かせば…」「もっと色々なことが出来たでしょうに。それに、今より幸せにもなれるわ」
アクア「だから、それが嫌なんです」
エルデ「そう…。じゃあ、これだけは覚えていきなさい」
アクア「何ですか?」
エルデ「あなたは優秀な生徒だけど、感情のコントロールが不得手なのが短所だわ」「パイロットに必要とされるのは、いかなる時も冷静に状況を分析し、あらゆる事態に対応できる能力…」「それを学べなければ…死ぬことになるわよ?」
アクア「はい…。わかりまいた、ミッテ先生」
〔画面、発光〕

アクア(…………)(……夢、か……)(先生……。あなたはいったい……)
〔モニターの開く音〕
ローズ「アクアさん、ネルフの葛城三佐からあなたとヒューゴさんに通信が入ってます」
アクア「葛城三佐が…? わかったわ、すぐに行きます」

ヒューゴ「何だって…!?」
アクア「ザパト博士が…殺された!?」
ミサト「ええ…。おそらく、犯人はエルデ・ミッテだと思うわ」
アクア「せ、先生が…!?」
ヒューゴ「でも、どうして三佐がそのことを?」
ミサト「少し気になることがあったから、こちらでツェントル・プロジェクトを調べていたの」
アクア「気になること…!?」
ミサト「ええ。ウチのMAGIシステムの開発関係者のリストの中に…」「エルデ・ミッテの名前があったの。…外部協力スタッフとしてね」
アクア「!!」
ヒューゴ「あの女がネルフと関わり合いを…?」
アクア(もしかして…あの時、先生が言っていたある組織の仕事って…!)
ミサト「彼女は昔…いえ、今もネルフやゼーレと関係があるのかもしれないわ」
ヒューゴ「じゃあ、あの女やアルベロに命令を出していたのは…!?」
ミサト「それはまだわからないわ。でも、エルデ・ミッテがザパト博士を殺害したせいで…」「ツェントル・プロジェクトは中止も同然の状態になってしまっているの」「それが彼女自身の意思なのか、何者からかの指示によるものなのかはこっちで調べてみるわ」
アクア「わ、わかりました…。お願いします…」
ヒューゴ「だが、妙だな。ザパトが殺され、プロジェクトが中断されているなら…」「何故、すぐ俺達にそのことが伝えられなかったんだ?」
ミサト「わざと…かも知れないわね」「もしかしたら、エルデ・ミッテだけでなく…」「ツェントル・プロジェクトそのものがネルフやゼーレと大きく関わっていたのかも知れない」「それも…あなた達や連邦軍に内密でね」
アクア「………」
ミサト「とにかく、こちらで何かわかったら連絡を入れるわ」「だから、あなた達は今の任務に専念して」
ヒューゴ「…了解です」
ミサト「それじゃ…」
〔通信を切る音〕
アクア「………」
ヒューゴ「…どうやら、俺達が思っている以上に裏がありそうだな」
アクア「え、ええ……」
〔レーダー反応〕
ヒューゴ「何だ!?」

北斗「ガ、ガルファの本星って!?」
銀河「星ごとあいつらが来たのかよ!?」
エリス「ええ、そうらしいの…」
ブライト「…既に連邦宇宙軍第五艦隊がガルファ本星を追撃すべく火星を発った」「我々も今回の作戦の指揮官を迎えた後、ガルファ本星へ向かう」
銀河「戦闘指揮官?」
ベガ「まさか…」
〔扉の開閉音〕
アブゾルート「「へえ…これがネェル・アーガマのブリッジ。なかなかダワ」
ウィッター「そうかぁ? ちょっと狭いジャン!」
グルメイ「まあ、人間が使うんだからこれぐらいが丁度いいバリ」
北斗「え…まさか!?」
吉良国「彼らが今回の作戦の指揮官!?」
エリス「でも、あの人達は…!!」
〔扉の開閉音〕
アルテア「…心配はいらん。彼らもスバルと同じく、かの者の支配から解き放たれている」
ベガ「兄上!」
スバル「いつこちらに!?」
アルテア「つい今しがた…地球より、あの3人と共にな」
グルメイ「そういうわけバリ」
スバル「お前達…!」
ウィッター「3人共、もう元の所には帰れないジャン。だから…」
アブゾルート「スバル様やマグネイト・テンの力になりたいと思ってきたダワ」
銀河「じゃ、じゃあ、指揮官ってのは…」
ブライト「そうだ。GEARの渋谷長官からの推薦もあり…」「今回、我々の部隊の指揮はアルテアに執ってもらうことにした」
銀河「………」
アルテア「ガルファの親衛隊長として過ごしてきた日々…」「私はいくつもの星の人々を苦しめてきた」
北斗「でも、それはガルファの精神支配を受けていたから…」
アルテア「いや、その罪は決して許されるものではない。例え、ガルファを倒したとしても」
ベガ「兄上…」
アルテア「だが、この私に出来ることがあるというのなら、今はそれを全うしようと思う」
ベガ「その通りです、兄上…」
ブライト「では、早速だが次の作戦についてのブリーフィングを行う」「ベガ、みんなを集合させてくれ」
ベガ「わかりました」

アルテア「…今、見てもらった通り…ガルファ本星はかなり地球圏寄りの宙間座標地点まで移動している」「現在、第五艦隊が追跡中だが、まだガルファとの交戦には至っていない」
クワトロ「我々が作戦宙域へ到着するのを待っているというわけか」
アルテア「そうだ。ガルファを完全に倒すには電童やあなた方の力が必要だからな」
大介「ガルファを完全に倒す…。いたい、どうやってそれを?」
アルタ「本星に鎮座するガルファの中枢…ガルファ皇帝を討つ」「それで全てのガルファは活動を停止するはずだ」
甲児「じゃ、スクリューネイル作戦の時と同じで…」
ケーン「親玉をブッ倒しちまえばいいってことか」
アルテア「しかし、最初の壁にして最大の難関はその皇帝の下へたどり着くことなのだ」
ルリ「最大の難関…。それは?」
アルテア「では、この映像…ガルファ本星の模式図を見てもらおう」
〔通信を入れる音〕
鉄也「月…? ガルファ本星は衛星を持っているのか」
アルテア「そうだ。そして、これはただの衛星ではなく…」「強力なエネルギーシールドを発生させ、本星を守る役目を持っている」
一矢「じゃあ、ガルファ本星の発見が遅れたのは…?」
アルテア「ああ、この衛星が原因だ」
ジェット「なら、本星へ進入するにはまず衛星を破壊しなければならないということか…」
アルテア「いや、我々のターゲットはあくまでも本星の中枢であるガルファ皇帝…」「衛星の破壊は第五艦隊が担当することになっている」
リョーコ「そいつァありがてえな。おかげで親玉退治に専念できるぜ」
アルテア「だが、その任務は決して容易なものではない」「この戦いは螺旋城などではなく、ガルファそのものが相手なのだからな」
ジム「そ、そうですね…。天空魔城の時と同じで、敵の本陣へ攻め入ろうと言うのですから…」
ケーン「じゃ、ナデシコCのボソンジャンプでひとっ飛びすりゃいいんじゃねえか?」
ルリ「あまり有効な手じゃないですね。今、月にいるナビゲーターのイネスさんに大きな負担をかけることになりますし…」「火星の時と違って、ガルファのシステムを掌握するのは危険ですから」
ハーリー「そ、そうですよ。ラゴウウィルスみたいなものに感染することだって考えられます」
ルリ「それに…ボソンジャンプはいざって時にとっておかないと」
竜馬「今がその時じゃないんですか?」
ルリ「ガルファは確かに強大な敵ですが…物理的な攻撃が可能なだけマシです」「それに、ネェル・アーガマを孤立させるわけにはいきませんから」
ベガ(艦長はガルファ本星攻略作戦の後のことも考えているのね…)
ブライト「我々の艦はネルガルから提供された外宇宙航行用ブースターを使い、ガルファ本星まで行く」「発進は30分後。各員、直ちにそれぞれの配置へつけ」
マサト「わかりました」
銀河「よぉぉし! いよいよガルファとの最終決戦だ!」「地球にいる綾人さんやシンジさん達の分も…」「守んなきゃならない人達を守るためにも頑張るぜ!!」
ロム「いい気迫だ、銀河。その想いが力となる…今の気持ちを忘れるんじゃないぞ」
銀河「おう! 気合充分だぜ!」
スバル「………」
北斗「スバル…どうしたの…?」
スバル「ちょっと銀河がうらやましいな…」
北斗「え…」
スバル「僕は…ガルファだったが今は違う…。だが、地球人でもない」「僕はどこにも居場所がないし、守りたい人も待っていてくれる人もいない…」
北斗「スバル…」
アルテア「そうではない、スバル。お前には居るべき場所がある」
スバル「兄上…」
北斗「そうだよ、スバル! マグネイト・テンが…ここがスバルの居場所だよ!」
スバル「…そうか…今の気持ち…。北斗や銀河、エリス達と共にいたいと思う気持ち…」「これが仲間を想うってことなのか…」
アルテア「その通りだ、スバル。それを知ったお前は、もうガルファの一員ではない」
スバル「兄上…ガルファ本星での戦い、僕も出撃します」
アルテア「スバル…」
スバル「僕は父上…いや、ガルファ皇帝の側にいました。本星が戦場になるなら、僕も少しは役に立てると思います」
アルテア「…わかった。お前にはベガのバルハラのサブパイロットを頼もう」「ベガは私の妹だ。つまり、お前の姉ということになる」
スバル「はい…!」
ベガ「スバル…」
銀河「ってことは、スバルは北斗の叔父さん?」
エリス「そういうことになるわね」
ひかる「ふふ…可愛い叔父さんね」
スバル「え…」
洸「頼むぜ、スバル。今度の戦いは地球の一大事だからな」
レイナ「頑張ってね、スバル」
スバル「うん…!」
大介「そして、アルテアさん、あなたも忘れないで下さい」
アルテア「…何をだ?」
大介「あなたも僕達の仲間であり、あなたが無茶をすれば、悲しむ人がいるということを」
アルテア「………」
ロム「その人に悔む心があるのなら償えない罪などありません…」「そして…生きてこそ、その罪が償えるはずです」
アルテア「ありがとう…クロノスの戦士、そして、フリード星の王子よ…その言葉、心の片隅にとどめておこう」
大介「行きましょう、アルテアさん」
ロム「この宇宙の平和を乱し、あなたの過去を奪った敵を倒しに…!」
アルテア「ああ…!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
希望、それは最後のGEAR


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
ルリ「ハーリー君、敵衛星攻撃部隊の状況は?」
ハーリー「暗号受信、トラ・トラ・トラ! 作戦成功です!」
ユキナ「ガルファ本星のエネルギーシールド、消滅してます!」
ミナト「ようやくガードが下がったみたいね」
ゴート「ああ。ここで一発カウンターを入れておきたいところだな」
アオイ・ジュン「だけど、敵が新たな衛星を出してくる可能性もある…」
ミナト「ルリルリ、今の内に行けるトコまで行っちゃいましょ!」
ルリ「はい、各機、出撃して下さい」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
リンダ「連邦軍第五艦隊、後退を開始! ガルファ機獣群が追撃に入りました!」
クワトロ「友軍が敵を誘き出している間が勝負だな」
ブライト「ああ、これからは我々の出番だ。何としてもこの宙域を突破し、ガルファ本星へ降下するぞ」
アムロ「了解。全機、突入コースを再確認しろ。敵本星上ではぐれると、命取りになるぞ」
ドリル「そ、そんな大げさな…」
サイ・サイシー「いくら敵の本星でも、隠れる所ぐらいあるんじゃないの?」
ベガ「敵の中枢は惑星管理コンピュータ…その目から逃れるのは至難の業だわ」「だから、ピンポイントでガルファ宮殿へ降下できなければ、私達は敗北する…!」
サイ・サイシー「螺旋城どころの騒ぎじゃねえってことか…」
北斗「銀河、わかってるね? ここで時間をかけるわけにはいかないよ」
銀河「ああ、MUの連中も気になるしな」
洸「シンジや綾人さん達がいない分、俺達で頑張って早く地球へ戻ろうぜ」
銀河「ああ!」
ブライト「では、アルテア…以後の部隊指揮は君に委ねる」
アルテア「了解した。各機、迎撃態勢を取るのだ。…敵はもう我々の動きに気づいている」
〔警報〕
ハーリー「アルテアさんの言う通りです! ガルファ本星方向から、敵部隊が接近中です!」
〔敵ユニット出現〕
エリス「き、機士があんなに…!」
スバル「僕達の敵は星そのものなんだ。あれはまだ序の口だと思った方がいい」
ライト「後ろに生産工場付きの超ド級の母艦が控えてるってわけか」
タップ「そ、そんなの相手に勝てるのかよ、俺達…!?」
甲児「勝つしかねえんだよ。俺達が何のためにここまで来たと思ってんだ?」
ロム「…絶望は希望を蝕む。だが、その絶望を生むのは己の弱い心だ」
タップ「そりゃそうかも知れないけどさぁ」
リョーコ「今さら、なに弱気になってんだ? 俺なら、今のおめえなんざ秒殺だぞ。敵だったら、瞬殺だ!」
ヒカル「おいおい、そういう意味じゃないってば」
ロム「タップ、真の敵は己の心の中にある。だが、その敵を最もよく知っているのは君自身であるはずだ」
マイヨ「彼を知り、己を知れば、百戦あやうからず…この言葉を覚えておくがいい」
ライト(こりゃまた、論破しにくいコンビだこと)
タップ「わ、わかった。やるだけやってみるぜ」
アルテア「ホシノ艦長、敵の増援にはほぼ限りがないと見ていい。ここは突破のみを心がけられよ」
ルリ「わかりました。ハーリー君、突破ルートの計算をよろしく」
ハーリー「もう計算してあります、艦長!」
ミナト「ふふっ…やるじゃない、ハーリー君?」
ハーリー「伊達に艦長の下で副長補佐をやってきたわけじゃありませんからね。今、各機にデータを転送します!」
〔カーソル、目標地点を指定〕
アルゴ「あそこが目標ポイントか」
ハーリー「ただし、突破までの時間は8分が限界です! それ以上かかると、本星上での戦闘に支障が出ます!」
ジュドー「ここで無駄弾を撃てば、後で苦労するってことか」
竜馬「それに、時間が経てば敵のエネルギーシールドが復活するかも知れない…」「アルテアさんが言った通り、ここは突破あるのみだ」
ジュドー「ああ、わかってるぜ」
アルテア「現時点の目的は本星への突入だ。各機はネェル・アーガマとナデシコCの突破口を開いてくれ」
ドモン「あそこまで行けば、ガルファの喉元に刃を突きつけられるわけだな」
鉄也「フッ…だが、それだけで満足するつもりはないぜ」
ジョルジュ「ええ。皇帝を玉座から引きずり降ろさなければ、この戦いに終わりはありません」
ベガ「そうよ。皆から託された希望…私達の未来…それらを守るためにも!」
一矢「俺達には待っていてくれる人がいる。その人達のためにも、この戦い…必ず勝つ!」
アルテア「では、全機…突撃開始!」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔警報〕
ミナト「な、何なの!?」
ユキナ「こっちに突っ込んでくる敵機が! メチャ速いよ!!」
アルテア「まさか、あれは!?」
〔敵ユニット出現〕
ゼロ「…人間共よ、よくここまで来た」
スバル「ゼロ!?」
ゼロ「これ以上は進ませない…この私がいる限り」
アルテア「ガルファめ、直接奴を送り込んできたか!」
ゼロ「フフフ…メテオならいざ知らず、そのような艦で我らの聖域を侵せると思ってもらっては困ります」
アルテア「いかん! 奴の狙いはナデシコだ!!」
ミナト「ルリルリ!」
ルリ「ディストーション・フィールド、出力最大!」
ゼロ「遅いわ!」
〔ルリに爆発〕
アルテア「うぬうっ!!」
ハーリー「フィ、フィールドがっ!」
ルリ「オモイカネ、フィールドの出力を維持して!」
ゼロ「無駄ですよ!」
〔ルリに大爆発〕
ゴート「むう…! これは事だぞ」
ミナト「ちょっと! 落ち着いてる場合じゃないでしょ!」
アオイ・ジュン「近くにいる機体はこちらの援護を!!」
ゼロ「そうはさせません! あなた達はここで散るのです!」
〔ルリに大爆発〕
ハーリー「そ、相転移エンジンに損傷! 出力が下がりますっ!! こ、このままでは! 艦長ぉぉ!!」
ルリ「…あきらめませんよ。ここであきらめたら、あの人を追いかけられませんから」
ミナト「ルリルリ…!」
ルリ「オモイカネ、敵の行動を予測。ハーリー君も手伝って」
ハーリー「は、はいっ!!」
ルリ「あの人の…あの人達の艦の名前と、想い出を受け継いだこの艦を…」「ここで沈めるわけにはいきません…!」
ゼロ「その艦で私の動きを読めても、対応は出来まい! そして!」「人の想いなど、所詮はかなきもの! 記憶と共にここで沈め、ナデシコ!!」
ルリ「!!」
〔ボソンジャンプ〕
〔味方ユニット出現〕

ゼロ「何っ!?」
アキト「…お前も対応できまい。この俺の動きに」
ゼロ「くっ! ボソンジャンプか!?」
アキト「お前にはやらせない…ナデシコの名を受け継いだ艦を」「そして、ユリカが愛した仲間達を…!」
〔アキト、ゼロへ攻撃〕
[イベント戦闘「アキトvsゼロ」]
ゼロ「お、おのれ! 人間風情が!!」
アキト「………」
アオイ・ジュン「ブラック・サレナ…!」
リョーコ「アキト…! アキトか!?」
アキト「………」
ルリ「アキトさん…!」
アキト「…ルリちゃん、時間がない。指示をくれ」
ルリ「はい。現在、私達はガルファ本星への突入作戦を展開中です」「アキトさんには、敵陣突破の手助けをお願いします」
アキト「了解した」
ルリ「あの…アキトさん」
アキト「…何だ?」
ルリ「あのレシピ、やっぱり、私には必要ありません」
アキト「………」
ルリ「だから、あなたに返します」
アキト「………」「……お互い、生きていればな」
ルリ「わかりました」
リョーコ「って、お前ら! それだけでいいのかよ!?」
ルリ「いいんです」
リョーコ「あ、あのな! もっと言わなきゃならねえことが…」
ミナト「…無理しちゃって」
リョーコ「バ、バカ! 俺はな!」
ミナト「わかってる、わかってる。不器用だもんね、あんたも」
リョーコ「だから、そうじゃねえって!」
ミナト(…星の少女を助けに来た黒い王子様、か…)(アキト君…色々あっても、あんたはやっぱりアキト君だよ)
ゼロ「…人の想いがいくら強くても、我らを倒す力の源にはなり得ません…」「そのことをあなた達には身を以て知っていただきます」
デューク「心に希望がある限り、僕達はお前達などに負けはしない…!」「そして、それこそが僕達の最後の武器なんだ!」
ゼロ「フフフ…人間とはつくづく愚かな存在ですね」
アキト「…だが、お前達はその人間に敗れ続けてきたのだろう?」
ゼロ「いいでしょう。その言葉、後悔させてあげますよ」
アキト「後悔なら、もう充分だ。あとは先へ突き進むのみ…!」

<6PP>
アルテア「作戦時間は残り3分だ! それまでに何としても艦を目標ポイントへ!」

<7PP>
アルテア「残り時間はあと3分…! 諸君、急ぐのだ!」

<8PP>
北斗「銀河、あと1分しかないよ!」
銀河「わかってる! それまでに何とかしてやらあ!!」

<ゼロ以外の敵15機以下・敵増援2出現(1回目)>
〔敵ユニット出現〕
銀河「くそ、またゾロゾロと!」
スバル「ガルファ本星の防衛部隊の戦力はあんなものではない! まだ来るぞ!」
銀河「だったら、邪魔する奴は全部ブッ倒して突き進むまでだ!!」

<ゼロ以外の敵15機以下・敵増援2出現(2&3回目)>
〔敵ユニット出現〕

<銀河vsゼロ>
ゼロ「悪あがきはそこまでだ、電童よ」
銀河「うるせえ!これっぽっちであきらめてたまるかよ!」「あきらめちまったら、そこで全てが終わりになっちまうからな!」

<北斗vsゼロ>
ゼロ「鳳牙のパイロットよ、スバル様を惑わせた罪を償うがいい」
北斗「許さない! スバルを利用したお前を僕は絶対に許さないぞ!」

<ベガvsゼロ>
スバル「ゼロ!」
ゼロ「スバル様…ガルファ皇帝のご子息のあなたが人間ごときに協力しているとは嘆かわしい」
スバル「僕はもうガルファじゃない! 僕は…僕は人間だ!」
ゼロ「そのような姿を皇帝陛下にお見せするわけにはいきません。ここで消えてもらうぞ、スバル!」
ベガ「そうはさせない! 人の心を取り戻したスバル君は、私達の大切な仲間なのだから!」

<ゼロ撃破>
〔敵ユニット撃破〕
洸「やったか!?」
甲児「おうよ! 俺達が本気になりゃあ、ざっとこんなもんだぜ!」
デューク「いや、待て! あれを見ろ!」
〔妖しい光〕
〔敵ユニット出現〕

ゼロ「フフフフ…無駄ですよ。あなた達に私を倒すことは出来ません」
カミーユ「馬鹿な…! 復活した!?」
ドモン「まさか、奴も自己再生機能を持っているのか!?」
隼人「それにしちゃ、やけにあっさり復活しやがったぜ」
アクア「え、ええ。DG細胞でもラズムナニウムでも、あそこまでの再生速度は…!」
吉良国「ま、まるで、ラゴウかデータウェポンみたいだ…!」
エリス「! もしかして!?」
吉良国「どうしたんだ、エリスちゃん!?」
エリス「うかつだった…今までの戦闘で疑っておくべきだったんです…! ひょっとして、あのゼロは…」「ハーリー君、このデータをオモイカネに検証させて!」
ハーリー「りょ、了解!」
〔端末の操作音〕
エリス「ま、間違いないわ! あのゼロは何らかのデータが実体化したものです!」
ハーリー「しかも、バックアップ付きの…」
美久「ということは、それを消去しない限り、あのゼロは何度でも復活する…?」
ハーリー「え、ええ!」
マリア「それじゃ、今のあいつと戦っても無意味だってこと…!?」
チボデー「だから、名前がゼロか。笑えんジョークだぜ」
ヒカル「おまけに資金もゼロだし。こりゃ、やってられないね~」
ボス「な、何の話だわさ?」
ヒカル「あ、気にしないで。こっちの話だから」
アルテア「各機、ゼロには構うな! ナデシコCとネェル・アーガマを援護し、目標ポイントまでの突破口を開け!」

<ブライトが目標地点へ到達>
トーレス「目標ポイントへ到達!」
ブライト「よし! ネェル・アーガマはこれよりガルファ本星に降下する! 各機も我に続け!」
〔味方戦艦離脱〕

<ルリが目標地点へ到達>
ハーリー「艦長! 目標ポイントに到達しました!」
ルリ「では、これよりガルファ本星に降下します。各機も続いて下さい」
〔味方戦艦離脱〕

<ブライト&ルリが目標地点へ到達・勝利条件達成>
北斗「よし、これで!」
銀河「俺達も行こうぜ、北斗!」
ゼロ「電童、凰牙…! お前達だけは行かせぬ!」
〔ゼロ、北斗へ接近〕
北斗「しまった!!」
ベガ「北斗!!」
〔ベガ、北斗へ隣接〕
〔ゼロ、北斗へ攻撃〕

[イベント戦闘「北斗vsゼロ」]
スバル「うわあああっ!!」
銀河「ベガさん! スバル!」
ベガ「くっ! 制御が効かない!」
〔味方ユニット離脱〕
北斗「か、母さぁぁぁぁん!!」
〔味方ユニット離脱〕
銀河「北斗!? 一人で行くな! 北斗ぉぉぉっ!!」
〔味方ユニット離脱〕
ゼロ「逃がしたか…」「まあいい。人間共に我は決して倒せぬ…。決着は本星でつけてくれよう…」
【戦闘マップ終了】


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