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シーン10 そして、約束の地へ
No.65
遙か久遠の彼方

<セレクト 宇宙空間>
歪められた形とはいえ、ついに発動した『多元世界補完計
画』。調律か、補完か…あるいは、それらの阻止か。今、世
界と人類に最後の選択が突きつけられる…!

【シナリオデモ開始】
エルデ「…デビルガンダムは消滅した…。あとはラ・ムーの星を手に入れるだけ…」「フフフ…私の可愛いAI1…。もうあなたを止めるものは存在しない」
???(AI1)「………」
エルデ「例え機械仕掛けの神々であっても、あなたを止めることは出来ない…」「補完も調律も必要ない…。あの神々はあなたにとって究極の学習対象に過ぎない…」「今こそ、あなたがあなたの名に込められた力を発揮する時…」
???(AI1)「………」
エルデ「あなたはもうただの人工知能ではない…」「ツェントル・プロジェクトが作り上げようとしたMODEL-Xのパーツではない…」「ゼーレの多元世界補完計画のプロセスの一つでもない…」「あなたこそが真のMODEL-X…」「全ての終わりにして、始まりの存在…」「そして、私の可愛い子供…」
???(AI1)「………」
エルデ「私にあなたが生み出す結果を…あなたという存在が行き着く先を見せてちょうだい」「そのために私があなたの枷を解き放ってあげる…」「アルベロ・エストという枷を…」
???(AI1)「……!」
エルデ「拒否反応…? どうしたの、AI1…?」
???(AI1)「………」
エルデ「アルベロ…? あなた、あの男に何を…!?」
〔扉の開閉音〕
アルベロ「………」
エルデ「アルベロ…」
アルベロ「事が始まるようだ。行くぞ、エルデ」
エルデ「どこへです?」
アルベロ「無論、最後に成すべきことを成すためだ」
エルデ「最後に…? デビルガンダムが破壊されたことにより、あなたの復讐は終わったはずでは?」
アルベロ「そう…復讐はな」
エルデ「今さら何を…? あなたはあの子の存在を疎ましく思っているはず」
アルベロ「確かにな」「だが、同時にあれは俺の目的を果たすために必要不可欠なものだとも思っている」
エルデ「目的…ですか」
アルベロ「………」
エルデ「あなたがデビルガンダムを倒すため…」「ヒューゴ・メディオへ力を貸そうと言い出した時にこうしておくべきでしたわ」
〔銃を構える音〕
アルベロ「ほう…それで何をする気だ? ザパトと同じく、俺も排除するのか?」
エルデ「元々、あなたはメディウスの生体操縦装置に過ぎません…」「AI1が最後のインクレメントゥムを迎えようとしている今…」「揺らぎのある生体部品などはもう不要なのです」
アルベロ「………」
エルデ「最後に一つだけお聞きしますわ」「あなたは…あの子に何をしたのです?」
アルベロ「ふ…ふふふふ…」
エルデ「何がおかしいのです…!?」
アルベロ「AI1の生みの親であるお前がそんなこともわからんのか?」
エルデ「…答えなさい。AI1に何をしたのかを」
アルベロ「何もしとらんさ」
エルデ「……!」
アルベロ「一介のパイロットに過ぎんこの俺に人工知能のプログラムを変えられると思っているのか?」
エルデ「無論、思っていません。だから、こうして聞いているのです」
アルベロ「俺はAI1に細工などしていない…出来るはずもない」
エルデ「では、何故AI1は私の言葉を拒否したのです?」
アルベロ「学んだのだ。ヒューゴやアクアとの戦いにおいてそうであったように…」「この俺から、機動兵器としての有様を学んだのだ」
エルデ「機動兵器としての有様…? 何なのです、それは?」
アルベロ「機動兵器の力を引き出すのは人であり、パイロット…」「性能の限界を超えるには、搭乗者の力量や技量、そして感情が必要…」「奴はそのことをマグネイト・テンとの戦いから…俺から学んだ」
エルデ「世迷い言を。兵器の性能を引き出すのは、揺らぎのない優れた制御システムです」
アルベロ「ならば、何故ザパトはDFCシステムをヒューゴの機体に組み込んだ?」「何故、アクア・ケントルムはその使用者として選ばれた?」
エルデ「………」
アルベロ「ザパトもまた…今、俺が言ったことを知っていたのだ」「だから、あの男はヒューゴの身体を生体部品として作りかえ、機体に組み込み…」「アクア・ケントルムに機体とDFCを行う役目を与えた」
エルデ「ザパト博士も…人の意志や力で機体性能を凌駕しようと考えていたと…?」
アルベロ「だからこそ、MODEL-XはAI1を排除し…」「メディウスとヒューゴ達の機体の長所を兼ね備えるべく作られようとしていたのだろう?」
エルデ(私のAI1が…あのアクア・ケントルムに劣るとでもいうの…?)(あんな…あんな女などに…!)
アルベロ「………」
エルデ「…私は…認めない」「アクア・ケントルムを…!」「AI1を排除したMODEL-Xなど認めはしません!」
〔銃声〕
アルベロ「フン、どこを狙っている?」
エルデ「!」
アルベロ「俺がAI1のプログラムを変えられぬように…」「お前に俺を殺すことなど出来ん!」
〔殴打音〕
エルデ「うっ…!!」
アルベロ「ザパトならいざ知らず、軍人として戦闘訓練を受けた俺を倒せるとでも思ったか?」
エルデ「く…う…」
アルベロ「俺もお前もAI1と同じく、メディウスに必要なパーツだ…殺しはせん」「だが、俺の指示には従ってもらうぞ」
エルデ「あ、あなたは…今から何をするつもりなのです…?」
アルベロ「最後の役目を果たすのだ」「そして…血塗られた俺の過去を清算する」
エルデ「………」
アルベロ「エルデ・ミッテ…今一度、お前の力を貸してもらうぞ」
エルデ「…は…い……」

地球近海

〔レーダー反応〕
トーレス「外宇宙航行用ブースターの切り離しを確認! 大気圏内突入準備、完了しました!」
ブライト「突入コース再確認。本艦はこのまま日本地区へ降下する!」
サエグサ「了解!」
リンダ「艦長! ナデシコCがネルフ本部上空へのボソンアウトに成功したそうです!」
ブライト「そうか…。ムトロポリスやリーリャ・リトヴァクの状況は?」
トーレス「依然、D1と戦闘中! ラーゼフォンやヴァーミリオンは健在のようです!」
ローズ「ま、間に合うんでしょうか、あたし達…?」
ブライト「間に合わせるんだ。そのために、我々はブースターを使ってここまで来たのだからな」「とにかく、今は急ぐしかない。直ちに大気圏内へ突入せよ!」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

綾人「く、ううっ…!」
エルフィ「囲まれたか…!!」
遙「あ、綾人…エルフィ…!!」
鳥飼「さあ、お前の運命を受け入れろ! 綾人!!」
綾人「守…!!」
ヘレナ「そうだ、オリン…。己の運命を享受し、ヨロテオトルを得てイシュトリ・イン・ヨリョトルとなれ」「そうすれば、ゼフォンにラーの称号が与えられ…真のラーゼフォンが目覚める」
綾人「僕の生きる道は僕が決める! 運命だからとかじゃない…あなた達に言われたからでもない…!」「人を捨ててでも、守りたいものがあるから…!」「あの子を守りたいから…それが僕が僕で在り続けることだから…!
玲香「…そして、彼は彼で在り続ける…そのために…
ヘレナ「……!」
綾人「僕は行く…!!
[デモムービー「ラーゼフォン、真理の目が開く」]
[イベントデモ「真聖ラーゼフォン 覚醒」]

〔綾人、変化〕
鳥飼「!!」
エルフィ「か、神名!?」
恵「あ、綾人…!? あれが綾人なの…!?」
遙「……!!」
ヘレナ「誰も彼を止められない…。それは彼自身であっても」
樹「………」
ヘレナ「さあ…行こう。もうここに用はない」「そして、老人にも終わりの時を見せてやらねばな」
樹「………」
東山所長「こ、このエネルギー反応は…! まさか、ラ・ムーの星が!?」
ひびき博士「いや、違う! これは…!!」
鳥飼「ははははは! ついに人の衣を脱ぎ捨てたか、綾人!」「これで俺はお前を見届ける役目を果たした!!」「俺は…! 俺は今こそお前を!!」
〔真聖綾人、鳥飼へ攻撃〕
[イベント戦闘「真聖綾人vs鳥飼」]
〔画面、発光〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

久遠「時は満ちる…世は音に満ち渡る」「真実の歌が目覚める…。それは汝自身の音色…。それ故、模倣され難きもの…」「今、ここに…調律への扉よ、開かれん!」「ラーーーーーーーーーーーー……

洸「うっ!? うああっ!!」
甲児「!? どうした、洸!?」
カミーユ「な…何だ…!? この感じ…!!」
ジュドー「う、歌が…! 歌が聞こえる…!?」
甲児「お、おい! どうしちまったんだよ、お前ら!?」
洸「こ、これは…あ、綾人さん…!?」
リョーコ「綾人って…!? おい、どういうことなんだよ!?」
洸「は、始まったんだ…! ラーゼフォンの目覚めが…!!」
リョーコ「目覚め!?」
銀河「い、いったい、何が起きてんだよ!? 洸さん!!」
洸「く、来る…! あの人が…あの人達が…!!」

〔警報〕
ハーリー「か、艦長! ムトロポリス方面で超高エネルギーの放射反応が!!」
ルリ「!」
アクア「ちょ、超高エネルギーって…!?」
エリス「ムートロン・エネルギー、電童のインフィニットレイヤー、ゼオライマーの無限エネルギー…!」「S2機関、メテオキューブ…そして、ターミナスエナジーに類似した反応が検出されています!!」
ヒューゴ「な、何だと!?」
アクア「そんな…! 共通点はあっても、基本的には別のエネルギーなのに…!!」
ベガ「まさか、それらのエネルギーを一つにしているとでもいうの!?」
エリス「あ、あるいは…全く別のエネルギーを生み出そうとしているのか…!」
アムロ「…綾人だ…」
ベガ「アムロ大尉!?」
アムロ「俺にはわかるような気がする…。おそらく、それを行っているのは綾人だ…!」
ベガ「まさか、あの子がこの世界を…!?」
ルリ「ハーリー君、ムトロポリスの様子は?」
ハーリー「こちらからの呼びかけには応答しませんが、存在しています!」
ルリ「…ネェル・アーガマは?」
ハーリー「すでに日本地区上空への降下を完了しました!」
ルリ「じゃ、ブライト大佐に連絡を入れ、こちらと合流するように要請して下さい」
ハーリー「は、はい!」
ルリ「…総員、第一種戦闘配置。ネルフ本部の生存者収容作業の終了後、直ちに発艦します」
ミナト「ルリルリ…!」
ルリ「…これからは何が起きるかわかりません」「でも、私達がやらねければならないことは一つ…」
アムロ「今の状況を食い止める…だな?」
ルリ「はい」

キール「ついに我らの願いが始まる…」
委員B「オリンはイシュトリと同化し、ついにヨロテオトルを得た」
委員A「初号機が彼らの手に落ちた今、二人のイシュトリ・イン・ヨリョトルを我らの依代とするしかあるまい」
委員B「そして、碇がアダムとリリスを融合させる前に…」
キール「我らの手によって、あまねく世界の補完を」
委員A「我ら人類に福音をもたらす、真の姿に…」
委員B「等しき死と祈りを以て、人々を真の姿に…」
キール「それは魂の安らぎでもある」「では、儀式を始めよう」

久遠「二つのラーゼフォンは時間が物質化した機械仕掛けの神にして数多の世界の放浪者…」「世界を安定させ、調和させる調律者…私達の歌が、世界を一つに…」「恐れるな、我が半神よ…!」「私の全ては汝に…! 汝の全ては私と共に…! よく生きよ、オリン…!!
〔画面、発光〕

〔ネルフの警報〕

冬月「何だ!?」
マヤ「エ、EVAシリーズが! 再び活動を開始しました!!」
マコト「くそっ! あいつら、やっぱり再生したのか!?」
シゲル「ナデシコ、迎撃に入ります!!」
冬月「待て、彼らに手を出させるな! ディストーション・フィールドを最大出力で展開しろと伝えろ!」
マコト「え!?」
シゲル「EVAシリーズ、S2機関を解放!!」
マコト「次元測定値が反転! マイナスを示しています! 観測不能、数値化できません!!」
冬月「やはり、アンチA.T.フィールドか…!」
マヤ「全ての現象が15年前と酷似してる…!」「じゃあ、これって…やっぱりサードインパクトの前兆なの…!?」
シゲル「EVAシリーズのS2機関、臨界を突破!!」
〔爆発音〕
〔崩壊音〕
〔画面、振動〕

マヤ「きゃああああああっ!!」
シゲル「ちょ、直撃ですッ!! 地上推積層、融解ッ!!」
マコト「第2波が本部周縁を掘削中! 外郭部が露呈していきます!!」
冬月「まだ物理的な衝撃波だ! アブソーバーを最大にすれば、耐えられる!!」
マコト「ナデシコより入電! 向こうへの避難勧告です!!」
冬月「これから先を見届けるには、それもやむを得んか…!」
マコト「しかし、葛城三佐や碇司令が!」
〔扉の開閉音〕
月臣「…案ずることなかれ。彼女はすでにナデシコへ収容されている」
マコト「あ、あんたは…!?」
月臣「時間がない。君達もすぐにナデシコへ」
マヤ「で、でも、碇司令と先輩は…!?」
月臣「………」

ゲンドウ「…事が始まったようだ。さあ、レイ…私をユイの所へ導いてくれ」
レイ「私はあなたの人形じゃない
ゲンドウ「! 何故だ!?」
レイ「私はあなたじゃないもの
ゲンドウ「レイ…! 頼む、待ってくれ…!!」
レイ「駄目。碇君が呼んでる」「………」「ただいま
???「『おかえりなさい。』」
〔心臓の鼓動〕

〔ネルフの警報〕

シゲル「ターミナルドグマより、正体不明の高エネルギー体が急速接近中ッ!!」
冬月「真下から!?」
マコト「A.T.フィールドを確認! 分析パターン、青!!」
マヤ「まさか、使徒!?」
マコト「いや、違う!! 人! 人間です!!」
マヤ「人間って…!? そ、そんなっ!!」
冬月「直ちに、ここから退去! ナデシコへ乗艦する!」
シゲル「りょ、了解!!」
マコト「!? あ、あれを見ろッ!!」
マヤ「ヒッ!? い、嫌ァッ! 嫌ァァァァァッ!!」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「遙か久遠の彼方」


【戦闘マップ3開始】
[イベントデモ「綾波レイ 巨大化」]

〔敵ユニット出現済み〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

シンジ「…綾波…!?」「レイ…!
レイ(リリス)「………………」
シンジ「うわああああああああっ!!」「わああああああああっ!!
アスカ「あ、あれがファースト…!?」
冬月「…人類の生命の源たるリリスの卵…黒き月…」「今さら、その中へ還ることは望まぬ。だが、こうなった以上…命の胎芽たる生命の樹への還元はもはや……」
シゲル「ぜ、零号機パイロット…いえ、リリスのアンチA.T.フィールド、さらに拡大!!」
マコト「このままでは完全に物質化します!」
シゲル「初号機パイロットの心理フラグ、シグナルダウン!!」
マコト「デストルドーが形而上化していきます!!」
冬月「これ以上はパイロットの自我が保たんか…!」
シンジ「うああああ! ああああああ!!」
洸「シ、シンジ! しっかりするんだ、シンジッ!!」
???(カヲル)「…シンジ君…」
シンジ「!!?」
カヲル「シンジ君……」
シンジ「カ、カヲル君!?」
カヲル「恐れることはないよ…」
シンジ「カヲル君……そこにいたの…!?」
カヲル「さあ…ガフの部屋の扉を…世界の始まりと終焉の扉を、選ばれた君達の手で閉じるんだ…」「世界が悲しみに充ち満ちていく前に…」「孤独が人の心を埋め尽くす前に…」「虚しさが人々を包み込んでしまう前に…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

リョーコ「ありゃあ…! ありゃあ、いったい何なんだよ!?」
ミサト「あれはこの世に終わりと始まりをもたらす存在…」「かつて、人がサルベージしたものの成れの果てよ」
ベガ「じゃあ、使徒…!?」
ミサト「いいえ…あれは人…人間なのよ。私達人類のもう一つの可能性…そして、その源だわ」
冬月「ああ。本来なら、この地球に住まうことが約束されていた生命体の源だ」
ベガ「どういうことなんです…!?」
冬月「我々と彼らの源となった物は、こことは別の世界から来た存在…」「死海文書の記述によれば、その二つの種の源は白き月…そして、黒き月という」
デューク「じゃ、じゃあ…あなた達も僕達と同じで…!?」
冬月「そう…元から地球に住む者ではなかったのだ」「もっとも、君達も我々と同じで…二つの月の民によって生み出された存在なのかも知れんがな」
ジョルジュ「では、その二つの月の民とは…!?」
ルリ「もしかして、火星の遺跡を作った人達ですか?」
冬月「ボゾンジャンプという技術の性質上、充分にあり得ることだ」「あれは太古の昔…異なる星系と星系をつなぐ移動手段だったという可能性が高いからな」「だが、今となっては真実を知る方法はない…」「ただ、わかっているのは…この世界がまもなく滅びと再生を迎えるということだ」
銀河「な、何でそんなことが…!?」
冬月「世界は誕生した時から可能性と共に無数の分岐を繰り返し…その数を増やしている」「わかりやすく言えば…今、この時も膨大な数の平行世界が増殖し続けているのだ」
銀河「ぜ…全然わかんねえ…」
アルテア「もし、お前達が電童と出会わなければ、私もここにはいなかった…」「もし、ガルファが反乱を起こさなければ、ベガは地球へ行かず…北斗も生まれていなかった…」
銀河「そ、そんなわけあるかよ! 現に俺達はここにいるじゃねえか、アルテアさん!」
アルテア「だから…『もし』の場合だ」「我々が今いる世界の他にも、お前が北斗と出会わなかった世界や電童と凰牙がない世界…」「マグネイト・テンすら存在していない『もしも』の世界が無数に存在しているのだ」
マサト「つまり、パラレルワールドのことですね?」
アルテア「ああ」
銀河「そ、そんなのキリねえぜ!」
マサト「そう…キリがなくなったんだよ」
銀河「え…!?」
甲児「なるほど…。パラレルワールドの数が増え過ぎちまったせいで、宇宙全体が耐えられなくなっちまったってことか」
マサト「ええ、おそらく」
弁慶「ど、どういうこった?」
甲児「つまりだな…ゴム風船にドンドン空気を入れりゃあ、いつかは破裂しちまうだろ?」
ジュドー「なら、そのゴム風船が俺達の宇宙だっていうのかい…!?」
甲児「ベラボーにデカい風船がいくつもいくつもあってだな…」「そいつらが押し合いへし合いした末、一気に全部割れちまうのさ」
弁慶「わかったような、わからんような…」
冬月「かなりの暴論な上、間違いもあるが…根本的な考え方はそれで構わん」
ケーン「待てよ…それじゃあ、俺達がどう頑張ったって、この世界がブッ壊れちまうってことじゃねえか!」
プル「だったら、あたし達はみんな死んじゃうの!?」
ミサト「そうじゃないけど…それに近いわね」
サイ・サイシー「ち、近いって…!? どういうことだよ!?」
ミサト「二つの月の民は、多元化した宇宙の崩壊を乗り越え、『次の新しい宇宙』へ生命の種を残す方法を考え出したの」「それは、人々の心の壁を…A.T.フィールドを強制的に開放し…」「人々の自我を全て一つにして生命を原初の状態へ還元…そして、再生の時を待つという内容なの」
北斗「つまり、生命をリセットするということですか…?」
ミサト「そういうことになるわね」
リョーコ「ゲームオーバーになる前に、リセットするってのかよ! 冗談じゃねえぜ!!」
ミサト「その例えで言うなら、卵の状態へ還元された生命体は引継ぎに必要なセーブデータ…」「しかも、複数のバックアップ付きのね」
冬月「そう…我々人類…黒き月の民の末裔は白き月の民が生み出す生命体の予備だったと言われている」「だが、白き月は何らかの事故によってその機能を失い…結果、地球上には我々が誕生することになった」「そして、白き月の力を手に入れようとした先人達は誤った形でその封印を解き…」「白き月の民と黒き月の民の末裔の間で未来を得るための試練が始まった」
レイン「それが使徒との戦い…。では、以前にも同じような出来事が起きていたというんですか…!?」
冬月「ああ。その事実やプロセスは裏の死海文書と呼ばれるデータベースに残され、今の我々に伝えられた」「そして、それをなぞった物が人類補完計画なのだ」
カミーユ「なら、あなた達は使徒がどのような形で…どのような順番で現れるか知っていたんですか…!?」
冬月「大まかの所はな、それを我々はシナリオ…あるいは、スケジュールと呼んでいた」「…もっとも、ネルフの中でもごくわずかな者しか知らぬ事実だが」
トウジ「ほ、ほな…ワイの3号機が使徒に乗っ取られるっちゅうんもわかっとったんですか!?」
冬月「…ああ」
トウジ「……!!」
カミーユ「あ、あなたは…! それを知りながら、トウジをEVAに乗せたのか!?」
冬月「弁明をするつもりはない。だが、結果は君も知っての通りだ」
カミーユ「どういうことです!?」
冬月「MUやバーベムという介入者により、互いの計画は本来のスケジュールより大きく食い違いを見せ始めた」「そのため、現れるべき使徒はその大半がこちらの世界に現れず…」「フォースチルドレンも予定とは違った運命を迎えることになったのだ」
カミーユ「………」
クワトロ「介入者…互いの計画…。ならば、MUやバーベム側にも裏の死海文書が存在していると?」
冬月「その通り…数多の世界と同じく、あれも可能性の数だけ存在する」「そして、裏の死海文書を奇しくも同時に解析し、同時に計画を実行へと移し…」「並行宇宙間の壁を越え、互いに接触したのが我々の世界とMUの世界なのだ」
クワトロ「…不幸な出会いだな」
冬月「まったくだ」
エリス「で、でも…並行宇宙間の壁を越えるなんて、そんなことが出来るはずは…」
冬月「そのためのシステムが、2体のラーゼフォンであり…」「あれらは裏の死海文書に隠されていた『多元世界補完計画』の要の一つ…そして、世界を調律する楽器なのだ」

ムトロポリス

恵「エルフィさんのヴァーミリオン、回収完了しました!」
東山所長「ラーゼフォンはどうなった!?」
恵「そ、それが…反応がなくなって…!」
遙「あ、綾人が…綾人が行ってしまった…!」
恵「お、お姉ちゃん…」
遙「綾人…綾人……!!」
???(綾人)(…遙…)
遙「!?」
???(綾人)(…遙…)
遙「綾人!?」
〔扉の開閉音〕
恵「お姉ちゃん!? どこ行くの!?」

遙「綾人…綾人なんでしょ!?」
綾人「…遙……」
遙「綾人…! あなたがラーゼフォンと一緒に消えてしまって…私…!」
綾人「僕はここにいるよ…ラーゼフォンと共に、ここにいる」
遙「え……?」
綾人「ラーゼフォンは僕の中にいる。僕が…僕自身がラーゼフォンなんだ」
遙「な…何を…?」
綾人「もう…一人じゃないんだ」
遙「………」
綾人「僕は僕だ。自分で在り続けている。僕は人じゃない…もう人じゃないんだ、もう…」
遙「綾人…!?」
綾人「もう人には戻れない。だから、最後に君に……」
遙「何を言ってるの! あなたはあなたよ! 人間よ!!」
綾人「いや…僕は自分がわかってしまったんだ…」「ラーゼフォンが…僕がどういう存在なのか…」
遙「………」
六道「……イシュトリ・イン・ヨリョトル」
遙「おじさん…!」
六道「人の心臓を失ったオリンは、神の心臓ヨロテオトルを得て、真実の顔イシュトリを受け入れる」
恵「何、それ…!?」
六道「…西メキシコ、ナワ人の伝承だ。イシュトリ・イン・ヨリョトルとは完全なる人間…世界を支える要…」「そして、綾人…お前には、互いに補い合うもう一人のお前…お前の半神がいるな?」
綾人「………」「…彼女の歌が聞こえる…」
遙「彼女…!?」
綾人「久遠……僕の血につながる人」
遙「あの子が…もう一人のあなた…」
綾人「彼女の世界と僕の世界…どちらかの世界を…」
遙「駄目! 駄目よ、行っちゃ!!」
綾人「僕は人として生まれてよかったよ。色んなこと…自分の心で感じられたもの」
遙「あ、綾人…」
綾人「それに、君とは二回も知り合えたしね」
遙「あ、ああ…あ…」
恵「綾人!!」
綾人「さよなら、恵。さよなら、おじさん…」
六道「………」
綾人「さよなら…
遙「嫌…!
綾人「遙…僕の一番好きな人……
遙「嫌ぁっ! 行っちゃ嫌ぁぁ!!
綾人「彼女が…呼んでいるんだ…
〔画面、発光〕
遙「私は…納得しない…出来ない…。だって、あなたは私の愛した唯一の人だもの…!

麻弥「…これで…コンダクターとしての私の役目は終わった……」「そして、姉さん……綾人と共に生きて…導いてやって。私とあなたのあの子を……」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔警報〕
ハーリー「下方より、正体不明の物体が急速接近中!! 数は2です!!」
冬月「来たか…」
〔味方ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕

シンジ「ラ、ラーゼフォン…!!」
アクア「ラーゼフォンが2体!?」
ヒューゴ「だが、形が違うぞ!!」
洸「あ、あれが…! あれが綾人さんなのか!?」
綾人(真聖綾人)「ラーーーーーーーーーーー……!
久遠(真聖久遠)「ラーーーーーーーーーーー……!
【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ4開始】

亘理「………」
弐神「…翼を持った神様が3人も登場とは…まさに黙示録の光景ですなァ」
亘理「弐神君……あれは……」
弐神「あなたがM型サンプル1号を使って作らせた…」「息子さんですよ、神名教授」
亘理「………」「…全てが変わってしまおうとしているこの世界で…」「人として生き続けていくことにどれだけの意味があるのかわからない…」「しかし、生き残った一人一人がすべきこと…それははっきりしている」「人はそれでも生きていくのだ…」
弐神「そいつがあなたの考えであり…碇ゲンドウの考えでもあった」
亘理「…そして、私にはやり残したことがある」
弐神「それはあなたの仕事じゃない」
亘理「………」
弐神「…汚い仕事は私の受け持ちです」
亘理「弐神君……」
弐神「その代わりといっちゃ何ですが…TERRAの長官として、最後の務めを果たしてもらえませんかね?」
亘理「最後の務め?」
弐神「ドゥーリットル作戦ですよ。あれには万が一の手段って奴が…」「ひびき博士の警告を逆手に取った手段が用意されているんでしょう?」
亘理「だが、それにはラ・ムーの星が必要だ」
弐神「世界が終わろうってんです。やれることは全てやっておいた方がいいんじゃないですかねぇ…」「無謀な賭けって奴も含めて。マグネイト・テンがそうであるように」
亘理「ああ…」
弐神「じゃ、行きましょうか…ムトロポリスに。ここからすぐですよ」

遙「ラーラ、ラーララーラ…ラーラ、ラーララーラ…ラーラ…」「神名君が好きだった歌…私も好きだった……
恵「………」
遙「…行ってしまった…。またなくしてしまった…。今度こそ、本当に……!
恵「…強くなって」
遙「!」
恵「強くなってよ…!」
遙「恵…」
恵「大切なものをなくしたからって、あきらめないで」「そんなの…そんなの、私の追いかけてた紫東遙じゃない」
遙「……!」
恵「お願い…。なくしたものは探せばいい。また取り戻せばいいんだよ」「何度でも…何度でも。決してあきらめずに…」「マグネイト・テンのみんなからそれを教えてもらったはずだよ?」
遙「………」
恵「だから……お姉ちゃん、走って」
遙「うん……わかった……!」
〔走る足音〕
恵「………」
六道「…また格好つけ過ぎだ」
恵「…うん…自分でも……そう思う」

ヘレナ「エルンスト・フォン・バーベム…」
バーベム「………」
樹「………」
ヘレナ「約束の時が来た。そして、お前の役目は終わったのだ…」
〔銃を構える音〕
バーベム「………」
〔銃声〕
一色「フ、フフフ、フフ…ククク…何が不死身だ…何がメトセラだ…」
樹「真…!? 何故、ここに!?」
〔銃声〕
一色「撃たれりゃ、死ぬじゃないか…! こうやってさあ…」
ヘレナ「………」
〔銃声〕
一色「あれ…? 俺に…?」
ヘレナ「お前はD…DはデザイナーズチルドレンのD…ドーレムのD…」
樹「真ォッ!!」
一色「な、何を…?」
ヘレナ「お前は私が作り出した人形なのだよ」
〔銃声〕
一色「!!」
ヘレナ「そして…Dは出来損ないのD。もう用済みなのだよ…私の身体と同じでね」
一色「俺を……Dと……呼ぶな………」
〔人の倒れる音〕
ヘレナ「…予想外の行動だったな」
樹「あ、あなたという人は…!!」
ヘレナ「あなたという人は…何だね?」
樹「く……!」
???(弐神)「その先を言っちゃいけませんぜ、如月博士」
樹「!?」
弐神「早くムトロポリスへ戻って下さい。あんたにゃ、まだやるべきことが残されてるはずだ」
樹「……!」
弐神「さあ、急いで。事が始まっちまいますよ」
樹「…わかりました…」
〔走る足音〕
ヘレナ「…それで、私に何の用かね? 弐神君」
弐神「なに、インタビューですよ。真実を知るためのね」
ヘレナ「………」
弐神「教えてくれませんか、バーベム卿?」「メセトラ…長命者と言われたあなたが身体を乗り継いでまでやりたかったことは何ですか?」
ヘレナ「この娘は喜んでその身体を私に捧げてくれたよ」
弐神「そりゃ、どうも。で…ヴァーミリオンもシステムの一部だったってわけですか?」
ヘレナ「あれもDも…そして、もう一つのD…デビルガンダムも全て保険だよ」「この世界を終焉に導くための…。さして役には立たなかったがね」「私はただ…行き着く先を見てみたいだけなのだよ、弐神君」「ラーゼフォンシステムはMUの世界に私が在った時…私が造り上げた物だ。当然だろう?」
弐神「何百年前の話です? いや、何千年前の話かな?」
ヘレナ「1万2千年前だ。私がこちらの世界へ来てから、それだけ待ったのだよ」「ラーゼフォンシステムがこの世界に現れる約束の日…宇宙歴74年12月28日を…」
弐神「裏の死海文書に予言されていた日か。だが、あなたやゼーレ以外にもそれを知っていた者がいた」
ヘレナ「ああ、レムリアのことか。彼女は予知が出来たからね」
弐神「こちら側のムーの守り神、ライディーン…その建造にはあなたも一枚かんでたんでしょう?」「…あれを失ったラーゼフォンシステムの代わりとするために」
ヘレナ「そのようなこともあったな」
弐神「さしずめ、あなたはレムリア姫に目論見を見抜かれ、こちら側のムーからも追放されたってところですか?」
ヘレナ「まさか、あれも歌を歌うとは思っていなかったが…」「2体のラーゼフォンが揃い、覚醒した今、ムーの者達が用意した策…ラ・ムーの星は問題ではなくなりつつある」
弐神「で…あなたが仕掛けたゲームで世界はどう変わるんですかね?」
ヘレナ「ヨロテオトルへ至ったあの二人次第だよ」「私はただシステムを造っただけだ」
弐神「まるで神様のような言い草ですな」
ヘレナ「その通りだよ、この世界は今、私のシステムで動いている…」「その行き着く先を見届けるのは、創造者の特権というものだろう?」
弐神「さァ、そいつはどうですかね」「芝居を演じているのは、あなただけじゃない…ゼーレ、そしてマグネイト・テンもいる」「結末がどうなるか…それはまだわかりませんよ」

ムトロポリス

六道「士郎…お前さんもここへ来たのか」
亘理「ああ、まだやるべきことがある」
樹「………」
亘理「…ひびき博士、T・Jバスターの状況はどうです?」
ひびき博士「八雲司令の指揮と連邦軍部隊の奮闘のおかげで、全基が健在です」
亘理「ラ・ムーの星は?」
ひびき博士「…まだ封印が解かれていません」
六道「何をするつもりだ、士郎?」
亘理「ラ・ムーの星が現われ次第、ドゥーリットル作戦を発動し…」「MUの世界が来る前にこの地球を絶対障壁で覆う」
ひびき博士「な…何ですって!?」
東山所長「ち、地球を…!?」
六道「TOKYO JUPITERならぬ『TERRA JUPITER』というわけか…」「それで、お前は地球外にいる人間を守ろうというのだな?」
亘理「そうだ。あまりにも大きな犠牲を払うことになるのは、私も充分承知している」「だが、人類全てが死滅するよりは遥かにましだ」
東山所長「し、しかし…!」
六道「士郎…お前さんの決意はわかった」「だが、その策を実行するにはまだ早いよ」
亘理「………」
六道「信じてみようじゃないか、マグネイト・テンを…」「最後まで彼らの行動を見届けてやろうじゃないか」
ひびき博士「ええ…まだ全てが終わったわけではありません」「私の妻、レムリアもそう考えているからこそ、ラ・ムーの星の封印を解かないのだと思います」
亘理「………」
ひびき博士「亘理長官、どうかレムリアを…洸を…そして、マグネイト・テンを信じて下さい」「彼らなら、きっと私達の未来を切り開いてくれるはずです」
六道「そして……お前の息子、綾人もな」
亘理「…わかった……」

キール「…二人のイシュトリ・イン・ヨリョトルが儀式の場に現れた」「彼らとEVAシリーズを以て、世界と人々の補完を…」「三度の報いの時が、今…」
【シナリオデモ4終了】

【戦闘マップ4開始】

〔戦闘マップ3から継続〕
洸「俺は…俺達はいったいどうすればいい…!?」「どうすれば、綾人さん達を…世界の終わりを止められる…!?」「教えてくれ、母さん…! 俺達はどうすべきなんだ…!?」
ミサト「副司令…!」
冬月「あの2体のラーゼフォンは互いに殺し合い、死の苦しみの中から新たな世界を創造する…」「彼らは世界の王にして、犠牲となる神々なのだ」「その歌声で世界を破滅へ導き、自らをも滅ぼし、新たなる世界を創り出す…」「それが彼らに与えられた試練であり、死と新生の儀式なのだ」
ルリ「なら、その儀式を止めるためには?」
冬月「2体のラーゼフォンと…それを依代にし、補完を遂行しようとするEVAシリーズを倒すしかない」
一矢「それで俺達の世界が本当に救われるんですか…!?」
冬月「もはや結末は誰にもわからん。ただ、確実なのは…」「このままでは我々の心の壁が解放され…死を以て全てが一つになってしまうということだ」
一矢「し、しかし…! 綾人達を俺達の手で倒すなんて…!!」
ミサト「まだ他にも方法があるはず…! とにかく、EVAシリーズを全機倒すのよ!!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<EVA量産機全滅or2EP・敵増援1出現>

〔レーダー反応〕
ブライト「何だ!?」
リンダ「下方より、急速接近する物体あり!!」
〔敵ユニット出現〕
ケーン「あ、あいつは!?」
マサト「雷のオムザック…!」
タップ「それにギルガザムネかよ!」
ケーン「どうしてあれがこんな所に!?」
ライト「大方、投降したギガノス軍から接収した機体だろうよ」
アスカ「あいつら、前回のリベンジをしようってわけね…!」
美久「じゃあ、ネルフ本部を襲撃したのは…!?」
寒臥「そう…この雷のオムザックだ」
美久「八卦衆の寒臥…! 生きていたの!?」
寒臥「オムザックは八卦ロボの中で唯一ゼオライマーに対抗し得る存在…」「そして、木原マサキ…貴様に復讐するまで、この俺は死なん」
マサト「僕はもう木原マサキじゃない…!」
寒臥「だが、貴様の罪は消えん。そして、俺は貴様を決して許さん!」
三輪防人「そうだ! 反逆者共を許すわけにはいかんのだ!」
一矢「! 三輪長官!?」
ナナ「何であの人があれに乗ってるの!?」
京四郎「いや、それ以前に…どうして三輪がここにいるんだ!?」
ミサト「あの男、まだあきらめてなかったのね…!」
三輪防人「当然だ! サードインパクトで世界を滅ぼそうとする貴様らを放置しておけるものか!」
京四郎「もしかして、奴は…!?」
ミサト「そう…。ネルフ襲撃を指揮していたのはあの男よ」
一矢「な、何ですって!?」
三輪防人「竜崎一矢…! ワシは貴様から受けた仕打ちを忘れておらんぞ…!」「そこにいる反逆者もろとも、このギルガザムネで…ワシ自らの手で貴様らを始末してくれる!」
一矢「何を馬鹿なことを! お前には今の状況がわからないのか!?」
三輪防人「ええい、黙れ! 貴様らのような連中がいるからこそ、地球は数々の脅威にさらされるのだ!」「何よりもこの状況がそれを証明しておるではないか!!」
ナナ「あ、あの人…全然変わってない…!」
京四郎「奴が素直に反省するタマだったら、バーム戦争はもっと早く終わってたぜ」
三輪防人「バーム星人共に魂を売った連中が何を言うか!」
一矢「どうしても…どうしても俺達の邪魔をすると言うんだな…!?」
三輪防人「無論だ! ここで貴様らを倒し、今度こそ地球圏に巣食う異星人共を皆殺しにしてくれる!!」
一矢「!!」
甲児「デューク・フリードやマリアちゃん、ベガさんやロム達が俺達の敵だってのかよ!?」
三輪防人「貴様ら全てがワシの敵だ! 地球人類の敵なのだ!!」
甲児「て、てめえ…!」
一矢「もういい、甲児。何を言っても無駄だ」
甲児「一矢…!」
一矢「バーム戦争の時、俺やエリカは三輪長官に何度も苦しめられた…」「だが、心のどこかでは奴も歪んだ形とは言え、地球を守るという信念を持っていると思っていた…!」「しかし、今は…! 今のあの男は…!!」
三輪防人「もはや問答無用! パイロットよ、攻撃を開始しろ! 奴らを倒せば、お前を自由の身にしてやる!」
ギガノス兵「はっ!」
寒臥「木原マサキ…俺は貴様を倒し、ゼオライマーを手に入れ…貴様の代わりに真の冥王となる!」
マサト「誰がそんなことをさせるものか!」
一矢「三輪長官! 貴様の歪んだその性根、俺の拳で叩き直してやる!!」

<敵全滅or3PP・味方援軍1出現>
〔警報〕
ハーリー「艦長! さらにこちらへ向かってくる機体が!」
ルリ「!」
〔味方ユニット出現〕
ヒューゴ「メディウス・ロクス…!!」
アルベロ「………」
アクア「まさか、ヒューゴとの決着をつけに来たの!?」
アルベロ「………」
ヒューゴ「俺達の死を以て、過去に犯した罪を償うためだと言うのか?」「そんなことで…! そんなことで本当に罪が償えると考えているのか!?」「フォリアや仲間達がそれを望んでいると思っているのか!?」
アルベロ「フン…そんな安っぽいロマンチシズムなど、持ってはいない」「俺はこのメディウスとAI1を使って、過去を清算しようと考えているだけだ」
ヒューゴ「そうすれば、死んだ者達が許してくれるというのか?」
アルベロ「そんなものはお前の勝手な解釈に過ぎん」
ヒューゴ「だが、あんただってそうだろうが!」「死んだ連中が生きている俺達に何を望んでいるか…そんなことはわかりやしない!」「死者に引きずられるのが俺達の宿命だというのなら、俺は生きてそうされることを選ぶ!」「死の苦しみよりも、生の苦しみを選ぶ!」
アルベロ「………」
ヒューゴ「死ぬのはいつでも出来る。だが、それは逃げに過ぎない…!」
アルベロ「罪の意識を生への執着心にすり替えたということか」「…自己満足だな。俺もお前も」
ヒューゴ「自己満足だろうが何だろうが、俺は死より生を選ぶ!」「それに、どんなことがあっても生き延びろと俺に教えたのは、他ならぬあんただろうが!!」
アルベロ「そうだ」「だから、俺も生き延びる。このメディウス・ロクスでな」
ヒューゴ「!!」
アクア「いったい、あなたは何をしようというの…!?」
アルベロ「敵を倒す。俺の生を阻む敵…世界を破滅へ導こうとする敵をな。そのために俺はあえて奴らの手に乗った」
エルデ「!!」
ヒューゴ「まさか、隊長…!」
アルベロ「…俺はあの悪魔への復讐を遂げるため、メディウス・ロクスに乗った」「そして、過去の清算をするために今まで生き延びてきた…」
ヒューゴ「復讐は終わった…だから、あんたは…!?」
アクア「じゃあ、あの人はそのためにメディウスを…!?」
エルデ(アルベロ…! そんな…そんな下らない理由で…!)
アルベロ「ヒューゴ、今さらお前に許しは請わん。それに、詫びるつもりもない」
ヒューゴ「隊長……!」
アルベロ「お前が俺を許せぬというのなら、この戦いが終わった後でいかようにでもするがいい。だが、今は…」「倒すべき敵を倒し、生きて還る。全ては…それからだ」
ヒューゴ「……!!」
リョーコ「ど、どういうことだよ…!?」
サブロウタ「前の時みたいにこっちを手伝ってくれるんだろ?」
鉄也「今まで何回も俺達に仕掛けてきておいて、信用しろというのか?」
デューク「だが、彼はデビルガンダムを倒した後、何もせずに去っていった…」
鉄也「自分の復讐を果たしたから、今度はヒューゴや俺達を手伝うだと? そんな虫のいい話があるか」
隼人「ああ。あの時はデビルガンダムを倒すために俺達を利用したとも思えるからな」
チボデー「それに何よりもあの女…! エルデ・ミッテが信用できんぜ!」
エルデ「………」
アクア「先生…! あなたもアルベロと同じで…!?」
エルデ「…私は…」「AI1を失うわけにはいかない。…それだけよ」
アクア「………」
ジェット「フン…油断させておいて後で裏切るのが関の山だろう。それがあんたの手だからな」
エルデ「………」
アルベロ「…今という状況がわからぬほど愚かではないつもりだ」「俺が信用できぬというのなら、今すぐ刃を向けるがいい。…ただし、ただでは倒れんぞ」
アムロ「………」
クワトロ「………」
マイヨ「…確かに、あの男を信用するのは危険だ」「しかし、生き抜こうとするその姿勢は信じられる」
ドモン「ああ。奴自身の戦いと…ヒューゴ・メディオを見ればな」
クワトロ「そして、今の状況に対する抑止力は少しでも多いほうがいいというわけか」
ヒューゴ「………」
アルベロ「どうした、ヒューゴ? お前は自分の力と意志でこの戦いを生き抜くのではなかったのか?」
ヒューゴ「言われるまでもない…!」「俺はこの手で俺自身と世界の生をつかみ取ってみせる!」
アルベロ「いいだろう! 今は互いの死中に活を求めるのみ!」
ヒューゴ「了解した…! 隊長!」
エルデ(…こんなものは…私が見たかった結果ではない…)(まだチャンスはある…)(ライディーンがここにいる以上、ラ・ムーの星が姿を現す可能性は高い…)(あれさえ…あれさえ手に入れれば、私のAI1とメディウスは…!)

<真聖綾人&真聖久遠以外の敵全滅or3EP・味方援軍2出現>
〔敵ユニット出現〕
鳥飼「綾人…!!」
綾人(真聖綾人)「………」
ベガ「あのドーレムは…!」
北斗「あ、綾人さんの友達の…!?」
鳥飼「俺は認めない…! 浩子のいない世界など!」「浩子を殺したお前がのうのうと生きていられる世界など!」「神よ…神の心の臓よ! 浩子を殺した汝に死を!!

<ギルガザムネ撃破>
三輪防人「ええい、何をしておる!! 脱出を! 脱出装置を作動させい!!」
〔カーソル、ギルガザムネを指定〕
三輪防人「どうした、パイロット!? 何故、返事をしない!?」
〔カーソル、ギルガザムネを指定〕
三輪防人「ば、馬鹿な…! ワシが死ぬというのか!? 司令であるこのワシが!?」「ワシがいなければ、地球は異星人共の手に渡ってしまうのだぞ!!」「そうだ! ワ、ワシが死ねば、この地球は…この地球はァァァァッ!!」
〔敵ユニット撃破〕
一矢「三輪長官…!!」
京四郎「…気にするな、一矢。奴はああなって当然の男だ…それだけのことをしてきたんだ」
一矢「………」
京四郎「今はそう考えるんだ。それに、俺達にはまだやらなければならないことがあるんだぞ」
一矢「ああ…」

<EVA量産機撃破>
EVA量産機「……」

<塞臥撃破>
寒臥「お、俺は冥王になる男…! この世の全てを支配する王になるべき男なのだぞ!!」「操られる側ではない…! 今度は俺が操る側に回るのだ!! 俺は俺の意思でそう行動するのだ!!」「それが…それがこんな所で!! こんな所で終わるはずがない!!」「終わるはずがないのだァァッ!!」
〔敵ユニット撃破〕
マサト「………」
美久「マサト君…」
マサト「あの人が僕に最後の戦いを挑んできたのも木原マサキのプログラムだとしたら…」
美久「違うわ…あれはあの人の運命なのよ。それを変えられなかっただけ…」「でも、私達は…」
マサト「ああ。定められた滅びの運命など、必ず僕達の手で変えてみせる…!」

<鳥飼撃破>
※※ 真聖綾人以外が撃破の場合、セリフ追加※※
鳥飼「ま、まだだ…! お前達の手などにかかりはしない!」「綾人! 俺はお前を…!」「お前の心臓を…世界の心臓をこの手で止めるまでは!!」
〔真聖綾人、鳥飼へ攻撃〕
[イベント戦闘「鳥飼vs真聖綾人」]
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

鳥飼「嘘だ! 俺は認めないぞ!! お前など…お前など!! 浩子を殺したお前など!!」「浩子…! 俺は! 俺はぁぁぁぁっ!!
浩子「………」
鳥飼「浩子………

<敵全滅・勝利条件達成>
ハーリー「2体のラーゼフォン以外の敵機、消失…!」
冬月「だが、これからが問題だ。あの2体のラーゼフォンを止めねば、我々は…!」
シンジ「でも、どうやって…!?」
洸「どうやって綾人さん達を止めればいいんだ!?」
ヒューゴ「………」
アルベロ「………」
エルデ(ラ・ムーの星は必ず現れる…)(あの2体の機械仕掛けの神を止めるために…!)(その時…その時こそが…!)
【戦闘マップ4終了】

【シナリオデモ5開始】

綾人「僕は死んだのかな…? それとも、生まれたのかな…?」「ここ、どこなんだろう…。わかんないや…
久遠「………」
綾人「君を知ってる気がする…。でも…ねえ、君、誰? 僕のこと、知らない?
久遠「………」
綾人「誰も僕を知らない…。僕は誰も知らない…
久遠「そうやって…
綾人「!」
久遠「そうやってあなたは知ろうとしない…見えないふりして知ろうとしない…」「いつまでそうしてるつもり…? 困った子ね…
綾人「………」
【シナリオデモ5終了】

【戦闘マップ5開始】

〔戦闘マップ4から継続〕
ミサト「2体のラーゼフォンは…!?」
ハーリー「今は沈黙を続けています!」
マサト「綾人さん…!」
竜馬「あ、あの2人…!」
ケーン「話でもしてるってのか…!?」
エルデ「………」
ブライト「全機、臨戦態勢を維持しろ!」
ルリ「ディストーション・フィールド、出力最大を維持!」
ハーリー「艦長! 下方から接近する機体が!」
〔味方ユニット出現〕
エルフィ「神名…!!」
一矢「エルフィさん! 無事だったんですか!?」
エルフィ「それより、遙は!? 遙はこっちへ来ていないのか!?」
ベガ「遙が…!? 遙がどうしたの!?」
【戦闘マップ5終了】

【シナリオデモ6開始】

久遠「もう出てきなさい…自分の作った鳥カゴから」「知ってもいいの。知ろうとしていいのよ」
綾人「…わかってる…わかってるさ。でも、今となっては…誰ともわからないこんな自分が…」
久遠「受け入れなさい…」
綾人「え…?」
久遠「自分を…他人を…周りを…世界を感じて…そして、受け入れるの」
綾人「僕が…?」
久遠「そう…あなたが…あなた自身を…。そして、私を……周りの全てを……。勇気を持って…」
綾人「………」
久遠「あなたが守りたいものは何?」「あなたが選ぶものは何?」「あなたが生きる世界はどこ?」「あなたが失いたくないものは何?」
綾人「……それは……」
【シナリオデモ6終了】

【戦闘マップ6開始】

〔戦闘マップ5から継続〕
〔真聖久遠、真聖綾人へ攻撃〕

[イベント戦闘「真聖綾人vs真聖久遠」]
洸「あ、綾人さん!!」
冬月「世界の死と新生の儀式が始まったか…!」
銀河「ど、どうすんだよ!? ブライトさん! ミサトさん!!」
ミサト「止めるしかない…! こうなったら、もう…!!」
アクア「と、止めるって…そ、それは…!!」
シンジ「そ、そんな…! 僕達はどうすればいいんだ…!?」「どうすればいいんだ…! カヲル君…! 綾波…!!」
〔味方ユニット出現〕
エルフィ「ALIEL!? 遙か!?」
遙「綾人…!」
ベガ「駄目よ、遙!!」
ミサト「下がって! 遙っ!!」
真聖綾人「…………」
遙「綾人……!!」
真聖綾人「ラァーーーーーーーーー…!
洸「や、やめろ!! 綾人さん、やめろぉぉぉぉぉっ!!」
〔遙に爆発〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ6終了】

【シナリオデモ7開始】

遙「…………」「……ここは……?」
麻弥「………」
遙「…おばさま……」
麻弥「…あなたがいなければ良かった…」
遙「え…」
麻弥「あなたがいなければ、あの子はここまで苦しまずに済んだのよ」「あなたが外の世界を見せなければ…」
遙「違います! 私はただ…!!」
麻弥「あの子を愛してたのは私だけで良かったの」
遙「え…?」
麻弥「あの子に苦しみを与えたのは私の責任なの。あの子を作りだしてしまった私のね」「だから、私はあの子に全てを与えるつもりだった…」「あの子の定めを支えてあげられるのは私しかいないはずだったから…」
遙「………」
麻弥「なのに、あの子は自分の世界を見つけてしまった」「あなたがいる世界を…。あなたとの世界を…」
遙「!」
麻弥「私はもうあの子と苦しみを分かち合うことは出来ないの。それはあの子が望まなかったから…」「悔しいけれど、あの子が望んだのは消したはずの遠い想い出…」「そして、あなた達との間に生まれた新しい想い出…」
遙「………」
麻弥「…さっさと行きなさい」
遙「え…!?」
麻弥「そんなにあの子と苦しみたいのなら、一緒に苦しんであげて」「それが出来るのはあなただけよ…遙ちゃん……」
遙「あ……!」
麻弥「息子を……頼みます」
遙「おばさま……私……!」
麻弥「急ぎなさい……」
遙「ありがとう……!」「行ってきます…!!」
〔画面、発光〕
麻弥「………」「…最初から…私達の調べは……」「互いの異なる音色に染まっていた…」「これが結末…これが最終楽章…」「後は頼みます……。もう一つのMU……」「ムーの巫女…レムリア……」「…新たなる世界へ…」「…約束の地へ…」

久遠「…あなたが守りたいものは何?」「あなたが選ぶものは何?」「あなたが生きる世界はどこ?」「あなたが失いたくないものは何?」
綾人「僕は……」
綾人「僕は遙やみんなを……」「みんながいた世界を……」「みんなが生きる世界を……」
久遠「……なら、そうしなさい」
綾人「で、でも…それじゃ、君が…!」
久遠「私は大丈夫」
綾人「え?」
久遠「彼らがいるから……」

シンジ「……ここは……?」
レイ「………」
シンジ「…僕は死んだの…?」
レイ「いいえ」
カヲル「…君達の世界は新たなる道を選びつつある…」「君達自身の意思によって…」
シンジ「僕達の…意思…?」
カヲル「そう…」
レイ「あなたは何を望むの?」
シンジ「僕は……」「僕は自分が嫌だった…。何も出来ない自分が…。何もしようとしなかった自分が…」「だから、きっと逃げ出してもよかったんだ」「でも、逃げた所にもいいことはなかった…」「だって、僕がいないもの。誰もいないのと同じだもの」
カヲル「再びA.T.フィールドが君や他人を傷つけてもいいのかい?」
シンジ「……構わない」「でも、君達は……」
レイ「心配いらないわ」
カヲル「僕達はもう一人のオリンと生きていく…」「それが僕達の新たな選択であり、新たな道なんだよ、シンジ君」
シンジ「君達は…僕の心の中にいる君達はいったい…?」
レイ「希望なのよ」「人は互いにわかりあえるかも知れない…ということの」
カヲル「好きだという言葉と共にね」
シンジ「だけど、それは見せかけなんだ。自分勝手な思い込みなんだ。祈りみたいなものなんだ…」「ずっと続くはずないんだ…いつかは裏切られるんだ…僕を見捨てるんだ…」
レイ「………」
カヲル「………」
シンジ「でも、僕はもう一度会いたいと思った。その時の気持ちは…本当だと思うから…
〔画面、発光〕

綾人「もう逃げない…逃げたくない
久遠「あなたにその気持ちがあるのなら…
綾人「でも、どうしたらいいんだ…?
久遠「大丈夫
綾人「え…
久遠「私に任せて
綾人「……わかった
久遠「その代わり…
綾人「え?
久遠「やさしくしてね?
綾人「…うん
【シナリオデモ7終了】

【戦闘マップ7開始】

〔戦闘マップ6から継続〕
真聖久遠「………」
真聖綾人「………」
遙「あ、綾人…!!」
洸「遙さん!!」
真聖綾人「………」
遙「…わかったわ……綾人……」
〔遙、後退〕
〔真聖綾人、真聖久遠へ攻撃〕

[イベント戦闘「真聖綾人vs真聖久遠」]
真聖綾人「……!!!」
真聖久遠「…………」
冬月「このままではいかん! あの2体のラーゼフォンが互いに力尽きる時、この世界は…!!」
ミサト「ブライト艦長!」
ブライト「綾人…我々はお前を…!」
アムロ「ブライト…!」
ブライト「ここまで来て、我々は…!!」
洸「綾人さんを止めるには…! 綾人さんを……!!」
???(レムリア)(……洸……)
洸「!?」
???(レムリア)(……洸……)
洸「そ、その声は…! か、母さん!?」
レムリア「…時が来ました…」「…私達の希望…ラ・ムーの星の封印を解く時が…」
洸「ラ・ムーの星!?」
エルデ「!!」
レムリア「彼らは決断を下しました……」「調律や補完ではなく……全てを…約束の地へ導くことを……」
洸「約束の地…!?」
???(玲香)(そう…)
洸「き、君は!?」
玲香「私達は選んだの…」
???(綾人)(約束の地への道を…)
洸「綾人さん!? どうして、そっちに…!?」
綾人「僕と彼女は新たな世界へ行く…」「白き月の民と共に…」
シンジ「白き月…!? カ、カヲル君と…綾波…!?」
レムリア「さあ、洸…今こそ、ライディーンに与えられた最後の使命を果たす時……」「ラ・ムーの星の輝きを得て…彼女の歌を止めるのです……」
洸「歌を止める!? じゃ、じゃあ、ライディーンは…!?」
〔真聖綾人、共鳴現象〕
〔洸、共鳴現象〕
〔洸、真聖綾人へ隣接〕

洸「ラ、ライディーン! お前は!?」
レムリア「神人よ……古の昔よりこの地を守りし我が希望よ…」「全てを約束の地へ…」「約束の地へ誘いたまえ…」
洸「!!」
レムリア「偉大なるムーの王者、ラ・ムーよ…」「勇者ライディーンに輝きを与え、地に永遠の光を…」「ラ・ムーの星よ…ラ・ムーの星よ……!」
エルデ「あ、ああ…! こ、このエネルギー反応は…!」
レムリア「ラ・ムーーーーーーーーー…!」
〔洸からエネルギーの放出〕
洸「か、母さん…! 綾人さん…!!」
玲香「歌いなさい、ライディーン…お前の歌を…禁じられた歌を…」「歌いなさい、ライディーン…いつか地に永遠の光を与えるために…
洸「ラァァァァァイディィィィィィン!!
〔洸、真聖久遠へ攻撃〕
[イベント戦闘「洸vs真聖久遠」]
シンジ「ラ、ラーゼフォンが…!!」
遙「久遠……!!」
久遠「…聞こえた…一番大事な音…あなた達の想い…オリンの想い…」「…あなた達の時間…」
綾人「…僕達の時間…」(同時)
玲香「…私達の時間…」(同時)
久遠「全ての音が私の胸に響く…」
玲香「寛容と調和と融合と…そして、光は無限の歓喜に包まれ…」
久遠「かくして世は新たな歌に満つ……」
〔第4軍ユニット撃破〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ7終了】

【シナリオデモ8開始】

ヘレナ「こ…こんな馬鹿な…!」「こんなものは…! 私の見たかったものではない…!」「私が造った物が…新たな世界を創り出すはずだった…!」
弐神「最後の最後…終幕でとんだ大番狂わせだったようですな」
ヘレナ「……!」
弐神「知ってますか? いや、知っているはずですな…」「デウス・エクス・マキナ…物語のつじつまを合わせるギリシャ劇の機械仕掛けの神…」「彼らが…マグネイト・テンがまさにそれだったわけですよ」
ヘレナ「ば、馬鹿な…! 彼らは単なる役者に過ぎぬはず…!」「私のシナリオで踊っていた人形に過ぎぬはず…!」
弐神「ま、いわゆるどんでん返しって奴です。無論、あなたにとってのね」「さァ…そろそろご退場願いましょうか、バーベム卿?」
〔銃を構える音〕
ヘレナ「!」
弐神「…フィナーレにしちゃ、ちょいと無粋な音ですがね」
〔銃声〕

キール「これが…結末だというのか…?」
委員A「我らの希望が…」
委員B「我らの願いが…」
キール「あのような形に…!」
???(ゲンドウ)「あなた達も知っていたはずです。この結末を…」
ゲンドウ「…だから、我々はここに存在しているのです」
キール「碇…!」
ゲンドウ「………」
キール「だが、碇…。この結末はお前も望んでいたものではなかったはずだ…」
ゲンドウ「確かに。しかし、我々の願いは別のものへと姿を変えつつあるようです」「そう…この世界と共に」
キール「……!」
ゲンドウ「我々はこの結末を認めたくないだけだった…」
カヲル「ただ逃げているだけなんだ。自分が傷つく前に世界を拒絶している」
キール「タブリス…!」
レイ「人の間にある形もなく、目に見えないものが怖くて心を閉じるしかなかった」
ゲンドウ「…その報いがこの有様です」
キール「フフフ…碇よ、我らにはまだ手が残されている…」
委員A「よもやこのような時にあのような形で役立つとは思っていなかったがな」
委員B「全てを補完する手段は…まだ我らの手に残されている」
ゲンドウ「それを阻止するためのデウス・エクス・マキナ…マグネイト・テンです」
キール「だが、彼らにあれを止められるかな…?」
ゲンドウ「その前に…我々に用意された幕を下ろすべきです」
キール「……!!」
ゲンドウ「…ユイ…今、お前の許へ行く…」「そして……」「すまなかったな、シンジ」
〔スイッチを押す音〕
〔画面、発光〕
〔爆発音〕

【シナリオデモ8終了】

【戦闘マップ9開始】

シンジ「! 父さん…!?」
アスカ「どうしたの…!?」
シンジ「今、父さんの声が聞こえた…」
アスカ「え…?」
冬月(碇……)(…行ったのだな、お前は…。彼女の許へ……)
ルリ「…状況は?」
ハーリー「ぜ、全機健在…です。ただ、ライディーンはパイロットの消耗が激しく…」
ミサト「これで…終わったの…?」
エルデ「いえ…これからよ」
アクア「!!」
〔アルベロ、気力上昇〕
ヒューゴ「何!?」
エルデ「AI1、機体制御。プールデータ、オーバーロード…!」
アルベロ「エルデ! 貴様!?」
〔アルベロ、洸へ隣接〕
洸「!?」
エルデ「フフフ…ウフフフ…私の…私の求めていた物が…」「ラ・ムーの星がそこに…!!」
アクア「ミッテ先生!!」
アルベロ「貴様の好きにはさせんぞ! エルデ・ミッテ!!」
〔銃声〕
エルデ「あうっ…!!」
アクア「先生!!」
エルデ「ウフフ…アハハハ…! も、もう遅いわ、アルベロ…!!」
アルベロ「!!」
エルデ「さあ、AI1…! あなたに力を…力を与えてあげる!!」
洸「こ、こいつ!? ライディーンを!?」
エルデ「ラ・ムーの星…! ラ・ムーの星! ラ・ムーの星!!」「アハハハハ…ハハハハハ! これさえあれば、メディウスは最後のインクレメントゥムを!!」
〔ラズムナニウム暴走〕
〔アルベロ、変化〕

ヒューゴ「!!」
アクア「メ、メディウスが!!」
エルデ「さあ、AI1!! ラ・ムーの星の力を解放しなさい!!」「そして、あなたが行き着く先を私に見せるのよ!!」
〔アルベロからエネルギーの放出〕
ハーリー「こ、この反応は!?」
ミサト「どうしたの!?」
ハーリー「ダ、ダウンフォール作戦の時と逆の…!? そ、そんなっ!!」
ミサト「まさか、絶対障壁を!?」
アクア「ミッテ先生ッ!!」
エルデ「フフフフフフ…アハハハハハハハハハハ! ハハハハハハハハハ!!」「アハハハハハハハハハ……!!」
【戦闘マップ9終了】


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