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シーン1 過去からの警鐘
No.8
仮面の下の悲しき瞳

<セレクト 宇宙科学研究所>
宇門博士からの連絡を受け、単身で宇宙科学研究所へ向かう
大介。だが、そこを目指していたのは彼だけではなかった…。

【シナリオデモ開始】
マイヨ「…では、武力制圧を敢行しろとおっしゃるのですか?」
ドルチェノフ「そうだ。宇宙科学研究所は民間の施設とは言え、地球連邦に協力的であり…」「連中の異星人に関する研究成果が連邦軍に提出され、いつ我々の脅威になるやも知れぬ」「それに何より、あの研究所はロクな武装をしておらん…」「連邦へ協力する企業や民間研究施設への見せしめとして、叩くには最適の標的だ」
マイヨ「………」
ドルチェノフ「不服そうだな? だが、ワシとて意味もなく宇宙科学研究所を攻撃対象として選んだわけではない」「あそこを攻めれば、D兵器を搭載したネェル・アーガマが現れ、事が有利に進むかも知れん」
マイヨ(ならば、正面からあの艦を攻撃すれば済む話ではないか…)
ドルチェノフ「忘れるなよ、プラート大尉…D兵器を連邦へ売り渡したのは、貴様の父親だ」「貴様自身はギルトール元帥のお気に入りとして幅を利かせているようだが…」「ワシは貴様を信用などしておらん。そのことを忘れるなよ」
マイヨ「私は元帥閣下の掲げる理想にこの身を捧げるだけであります」
ドルチェノフ「フフフ…貴様の考えなど、わかっておるわ」「いいか? 父の不始末の尻ぬぐいと己の汚名を返上したくば、D兵器を倒せ」
マイヨ「了解であります」
ドルチェノフ「これ以上、失敗が続くのであれば、降格処分と月本国への強制送還も検討する」「では…良い戦果を期待しているぞ、裏切り者の息子よ」
〔通信を切る音〕
マイヨ「………」
ウェルナー「よりにもよって、大尉殿を裏切り者呼ばわりするとは!」
カール「許せん…! しかも、あんな恥知らずな作戦をよくも我々に!」
マイヨ「やめろ。軍人である以上、上からの命令は絶対だ」
ダン「しかし、大尉殿! 自分はあのような俗物が我がギガノス軍の参謀であることに納得がいきません!」
カール「月の本国では、奴や軍上層部の腐敗ぶりに対し、若手将校たちの不満が高まっていると聞きます」
ウェルナー「これもひとえに戦局の膠着が招いた結果でありましょう」
マイヨ「言うな。ギルトール元帥閣下の理想を実現させるには、あのような輩も登用せねばならん」「同様に前線の兵士達もあえて蛮行を成す必要もある」
ウェルナー「あのグン・ジェム隊のように…でありますか?」
マイヨ「………」
ダン「自分は…軍の指導者には、大尉殿のようなお方が相応しいかと…」
マイヨ「…プラクティーズの諸君、出撃の準備だ」「ドルチェノフ中佐の意図やD兵器の陽動以外にも、かの施設を制圧する意味はある」
カール「異星人に関する情報でありますか?」
マイヨ「その通りだ。もはや我らの敵は地球連邦だけではない。ベガ星連合軍、そして何よりも…」「月に現れたガルファなる勢力とも戦っていかねばならん」
ウェルナー「はっ。月面では我らギガノスと連邦、ガルファでにらみ合いの状態になっていると聞いています」「とりあえずの対策として、ガルファの巨大要塞周辺の区域は連邦軍によって封鎖されたようですが…」
マイヨ「その三者…あるいは、未だ本拠地が不明なベガ星連合軍を加えた四者のパワーバランスが崩れれば…」「一気に戦況は動く。ゆえに、この任務はその日に備え、敵の情報を収集するためである」
カール「我々の行動が、明日のギガノスの勝利を呼び込むことになるのですね?」
マイヨ「その思いは前線に立つ全ての兵のものだ。それを忘れるな」
カール「はっ!」
ダン「…しかし、ギルトール元帥閣下はこの状況をいつまで静観なさるおつもりなのでしょうか」
マイヨ「時が来れば、動かれるだろう。だが…」「………」
カール「何か気がかりなことでも?」
マイヨ「いや…まずは宇宙科学研究所制圧に全力を尽くす」「そして、D兵器を打倒し…ギガノスの鉄の結束を体現するのだ」
ウェルナー「了解であります!」
マイヨ(…元帥閣下…。地球と我々と取り巻く状況は、すでに予断を許さぬ域に来ています)(我々…そして、人類の進むべき道はどこにあるのでしょうか…?)

大介「ベガさん、僕に話とは?」
ベガ「わざわざ呼び出してごめんなさい、あなたに聞きたいことがあって…」
大介「何でしょう?」
ベガ「あなたの正体についてよ」
大介「………」
ベガ「…宇宙科学研究所の宇門博士にはGEAR設立の際に色々とご協力いただいて…」「私も博士とは何度かお会いし、お話をしたこともあるのよ」
大介「それが何か?」
ベガ「前にお会いしたのは3年ほど前…その時、博士に息子さんはいなかったわ」
大介「………」
ベガ「あなた、いったい何者なの? あのグレンダイザーにしてみても、地球製の特機とは思えない…」「もしかして、あなたは…?」
大介「…僕は宇門大介、地球人です」
〔扉の開閉音〕
ベガ「………」

大介(やはり…隠し通すのも限界か)(だが、あのベガという人…どこか地球人とは違う雰囲気を持っている)(もしや、彼女も…?)
甲児「大介さん!」
大介「どうした、甲児君?」
甲児「さっき、宇門博士から連絡があってさ、大介さんに研究所へ戻ってきて欲しいって言ってたぜ」
大介「僕に…?」
甲児「ああ。何でも、通信じゃ話せない大事な用があるとかで…」
大介「わかった。ブライト艦長に事情を話し、研究所へ行ってみよう」

銀河「…ねえ、ジュドーさん。北斗の奴がどこ行ったか知らない?」
ジュドー「北斗? さあ…」
イーノ「僕、2番デッキであの子を見たよ」
銀河「2番デッキ? どこ、それ?」
ジュドー「じゃあ、俺達が連れて行ってやるよ」

北斗「………」
ジュドー「あ、いたいた」
銀河「? 北斗、どうしたんだ?」
北斗「ううん、別に」
イーノ「別にって…。元気がなさそうだけど、大丈夫かい?」
銀河「あ…おめえ、また戦う理由とかを考えて悩んでやがんな?」
北斗「やっぱり、僕…君みたいには割り切れないかも知れない」
銀河「あ~っ、もう! 一度決めたことをグチグチ言うなよ、このウジウジ虫!」「ガルファが攻めてくんだから、俺達は戦うしかねえじゃんかよ!」
北斗「そんなこと、わかってるよ。僕だって、ガルファと戦うのに迷ったりしないよ」「でも、戦争をするのは…」
ジュドー「…北斗の気持ち、わかるよ」
北斗「!」
ジュドー「俺やイーノ達もさ、成り行きで戦争に巻き込まれたんだ」「ま、アーガマからZガンダムを盗もうとしたのが悪かったんだけど…」
銀河「それって犯罪じゃん」
ジュドー「シャングリラで生きていくには仕方なかったんだよ」「あそこは自分達だけで生きてけない連中にゃ、厳しい所だったんだ。地球と違ってさ」
銀河「そ、そっか…。コロニーじゃ、水や空気を買わなきゃならないんだよな」
北斗「…ジュドーさん達は生きていくために戦争をしてるんですか? もうそれに慣れてしまったんですか?」
ジュドー「慣れてないと言えば、嘘になっちまうな」「でも、何もしないで悩むよりは…何も出来ないで死んでしまうよりはまだマシだと思ってるよ」
北斗「そ、そんなの…僕にはわかりませんっ!」
〔走る足音〕
銀河「お、おい! 北斗!」
イーノ「…大丈夫かな、彼」
ジュドー「さあねぇ」
銀河「さ、さあねって…」
ジュドー「何にせよ、ああいう悩みは自分でキッチリ答えを出さなきゃ駄目さ」「でなきゃ、いつか命取りになっちまうよ」
銀河「………」

サエグサ「グレンダイザー、発艦しました」
ブライト「了解した。では、我々はポイントM1334周辺の警戒任務に就く」
ダグラス「艦長…ここ最近、ベガ星連合軍の偵察機が那須高原付近に出没しているという情報が入ってきています」「彼を一人で行かせてよろしいのですか?」
ブライト「軍のレーダーサイトに該当空域の特別警戒を依頼してある…」「何かあり次第、我々でそちらに向かうつもりだ」
ライト「じゃ、マギーでサイトネットにリンクしておきますよ。そうすれば、情報がいち早くこっちに伝わりますし」
ダグラス「そうだな、彼女なら…。では、頼むぞ、ニューマン三等空士」
ライト「お任せあれ」

宇宙科学研究所

大介「父さん、ただいま戻りました」
宇門博士「元気そうで何よりだ、大介」
大介「それで、僕に話とは…」
〔扉の開閉音〕
ひかる「大介さん、研究所に戻ってたの!?」
大介「ひかるさん、どうしてここへ…?」
団兵衛「こりゃ、大介! 久しぶりの挨拶がそれか!」
大介「おじさんまで…」
宇門博士「いったいどうしたんです、団さん?」
団兵衛「UFOじゃよ、UFO! UFOを見たんじゃよ、ワシ!」
ひかる「私も見ました。以前、この近くに現れた物と同じです」
大介(ベガ星連合軍のUFOか…!)
宇門博士「団さん、とりあえずこの研究所内にいて下さい。危険なことが起きるかも知れない」
団兵衛「そうは言ってられんのじゃ。大介、お前も来い」
大介「来いって…何があったんですか?」
団兵衛「さっきのUFO騒ぎで、ウチの牧場きっての名馬、シルバーが逃げ出してしまったんじゃ」
ひかる「すぐに捜しに行かなきゃ…。まだそんなに遠くへ行ってないはずだから」
大介「…すまない、ひかるさん。僕は他に用事があるんだ」
ひかる「用事って…シルバーはあなたも可愛がってた馬じゃない。なのに、どうして?」
団兵衛「そんな冷たい奴など放っておけ! ワシは一人でも捜しに行くぞい!」
〔扉の開閉音〕
ひかる「あ、お父さん!」
大介「ひかるさん、UFOのことが気になる。君はこの研究所に残るんだ」
ひかる「…大介さん、変わったわね…」
大介「………」
ひかる「今までの間、私達に行き先も告げずにどこへ行っていたの?」
大介「それは……言えない」
ひかる「何故なの? なぜ、教えてくれないの?」
宇門博士「ひかるさん、大介は私の用事で出かけていたんだ」
ひかる「それは私達に隠さなくてはならないようなことなんですか?」
宇門博士「………」
大介(すまない、ひかるさん…)(君達には僕がフリード星の人間であることを知られるわけにはいかないんだ…)(僕のためにも…そして、ひかるさん達のためにも…)
ひかる「教えて、大介さん。あなたはどこへ行っていたの?」
大介「言えない…言えないんだ」
ひかる「もういいわ!」
大介「待ってくれ、ひかるさん」
ひかる「今、ここにいる大介さんは私の大介さんじゃない! 別の人よ!!」
〔扉の開閉音〕
大介「ひかるさん…!」
宇門博士「いいのか、大介?」
大介「……ええ」「グレンダイザーに再び乗った時からこの日が来ることを覚悟していました…」「今の僕は、宇門大介であると同時にデューク・フリードでもあります」「…そして、デューク・フリードにはやらねばならぬことがあるのです」
宇門博士「そうか」
大介「それで、父さん…僕に話とは?」
宇門博士「うむ。実はここ数日…この研究所の周辺をかぎまわっている者がいるのだ」
大介「もしや、ベガ星連合軍のスパイが…!?」
宇門博士「警備の者の話では、女性…というよりは、まだ10代の少女だったそうだ」
大介「わかりませんよ。ベガ星連合軍では、女性のコマンダーも珍しくはない」
宇門博士「だが、気になるのは…その子の眼元がお前に似ていたということだ」
大介「!!」
宇門博士「…心当たりがあるのか?」
大介(まさか…!)(いや、そんなはずはない…! あの子が生きていて、この地球にいるわけがない…!)(あの時…僕は…)(炎の中で泣き叫ぶ彼女を…妹を…見殺しにしてしまったんだ…)
〔軍基地の警報〕
大介「!!」
宇門博士「大介、ギガノス軍のメタルアーマー部隊がこちらへ接近中だ」
大介「ギガノス!? なぜ、彼らがこの研究所を!?」
宇門博士「敵の狙いはグレンダイザーや我々が持つ異星人のデータかも知れん!」「すぐに防御態勢に入り、ネェル・アーガマに救援を要請する!」
大介「父さん、それはいけない! 敵の狙いはケーン君達のD兵器…」「おそらく、彼らをここへ誘き寄せ、研究所を盾に彼らを攻撃するつもりかも知れません!」「ここは僕一人で何とかしてみせます!」
〔走る足音〕
宇門博士「待て! 待つんだ、大介!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
仮面の下の悲しき


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ダン「大尉殿、あれが宇宙科学研究所です!」
マイヨ「では、これより研究所を占拠する」
ウェルナー「はっ!」
カール「む!? 待って下さい、大尉殿! ダム近辺から熱源反応が!」
デューク「グレンダイザー、ゴー!!」
〔味方ユニット出現〕
ダン「何だ、あいつは…!?」
ウェルナー「見たところ、特機のようだな。あの研究所にあんな物が配備されていたとは…」
カール「偵察隊からの報告によれば、奴はネェル・アーガマでD兵器と行動を共にしていたらしい」
ウェルナー「なら、好都合だな。これでD兵器を誘き出せるかも知れんぞ」
マイヨ「よし、前衛はあの特機を狙え。攻撃開始!」
デューク「お前達の好きにはさせん! 行くぞ!」
<戦闘開始>

<2PP>

団兵衛「う、宇門博士! 大変じゃ!」
宇門博士「どうしたんです!?」
団兵衛「ひかるがさっきから見当たらん! こっちに戻ってきておらんか!?」
宇門博士「い、いえ…」
ひかる「きゃあっ!!」
デューク「あれはひかるさん!? 外に出ていたままだったのか!」
ダン「何だ? 民間人か?」
ひかる「あ、あああ…!」
デューク「危ない、ひかるさん!」
〔デューク、ひかるがいる地点へ移動〕
ウェルナー「馬鹿め、自分から飛び込んでくるとは!」
ひかる「あ、あのロボットは…!!」
デューク「ひかるさん、今の内に逃げるんだ!!」
ひかる「え!? ど、どうして私の名前を…!? それに、この声…聞き覚えが…」
デューク「………」
カール「前衛! 特機に集中攻撃をかけろ!」
〔デュークに爆発〕
デューク「うぐっ!!」
ひかる「あ、あなたは…いったい、誰!?」
デューク「僕が壁になる! 君は早く逃げろ!」
ひかる「え、ええ!」(やっぱり、あの声は…!)
ダン「奴は動けん! このチャンスを逃がすな! 撃て!」
〔デュークに爆発〕
デューク「ぐ、ぐううっ!!」
マイヨ「この状況下で己の身を捨て、民間人をかばうか。敵ながら、見事」
デューク「お前のような者達に…! マスドライバーで地球の緑を破壊する者達に、僕は屈しはしない!」
マイヨ「何を言う。真の地球環境の破壊者は、連邦の堕落した体制の下でのうのうと生き長らえる貴様達の方だ」「もはや、地球圏は我々ギガノスの支配なくして存続することなど不可能…」「そして、ギルトール元帥閣下という優れた指導者なしでは、滅亡への道をひたすらに突き進むしかないのだ」
デューク「自分達の母星を大切にしない者が何を言う!」「人の命や自然を犠牲にした支配など、僕は決して認めはしないぞ!」

<3PP・味方援軍1出現>
〔味方戦艦出現〕
デューク「ネェル・アーガマ…! みんな、来てくれたのか…」
ダグラス「ベガ星連合軍ではなく、ギガノスがここへ攻めてくるとは…!」
ライト「やれやれ、マギーちゃんとサイトネットをリンクさせておいてよかったよ」
ブライト「各機、直ちに出撃しろ!」
〈出撃準備〉
甲児「大丈夫か、デューク・フリード!?」
デューク「僕は平気だ。それより、研究所の方を頼む!」
マイヨ「フッ…現れたな、ドラグナー」
ケーン「ギガノス野郎め、俺達が来た以上は好きにさせねえぞ!」
ブライト「各機へ! 宇宙科学研究所を防衛しつつ、敵機を迎撃しろ!」

<4PP>
ひかる「お父さん! 宇門博士!」
団兵衛「おお、ひかる!」
宇門博士「無事で良かった、ひかる君」
ひかる「それよりも、博士! 私を助けてくれたあのロボットは何なんですか!?」「前にも研究所から現れたことがありましたけど…」「あれに乗っている人…あの人はもしかして…!?」
宇門博士「………」
ライト「ん!? これは…! マギー、詳しいデータを!」
[デモムービー「偵察(ドラグナー3型)」]
ライト「みんな、聞いてくれ! こっちへ接近中の飛行物体群をキャッチした!」
竜馬「何者なんだ!?」
ライト「こういう場合、敵だっていうのがセオリーでしょ!」「それに、マギーは異星人の兵器だと推測してる!」
デューク(もしや、ベガ星連合軍か!?)
銀河「ライトさん、マギーって誰だ!?」
ライト「詳しい説明は後! とにかく、警戒を!」

<敵全滅or5PP・第3軍増援1出現>
ライト「みんな、飛行物体群が侵入してくるぞ! 気をつけろ!」
〔第3軍ユニット出現〕
デューク「やはり、ベガ星連合軍か!」
ジュドー「あいつらが、新しく現れた異星人…!?」
バレンドス「デューク・フリード! 今日こそ、貴様とグレンダイザーを倒してくれるわ!!」
デューク「前の時と同じようにいくと思うな、バレンドス! この緑の地球をお前達に渡しはしない!」
ルー「前と同じ…って、どういうこと!?」
ケーン「大介さんはあのベガ野郎と顔見知りなのか?」
ライト「さあ…俺達と合流する前にやり合ったことがあるんじゃないか」
竜馬(いや、そうじゃない…)(大介さんはもっと以前からベガ星連合軍のことを知っているような気がする…!)
ケーン「とにかく、あのベガ野郎共も追っぱらっちまおうぜ!!」
ベガ(どうでもいいけど、ベガ野郎って…なんか抵抗があるわね)
銀河「ん? ベガさん、どうしたんだ?」
ベガ「ううん、何でもないわ。それより、北斗君、銀河君…研究所を彼らの手に渡しちゃダメよ!」
銀河「おう、わかってらあ! 北斗、ちゃんとタイミングを合わせろよ!」
北斗「………」
銀河「おい、なにボーッとしてんだ! まだグチグチ悩んでんのかよ!?」
北斗(…僕は……)
バレンドス「各機、ギガノスの連中は相手にするな! 我々の標的はグレンダイザーと宇宙科学研究所だ!」
甲児「さあ、来やがれ!」
ドモン「あの気配……奴らはグレンダイザーだけじゃなく、宇宙科学研究所も狙っているな」
デューク「ああ…! みんな、すまないが力を貸してくれ」
甲児「わかってるぜ、デューク・フリード!」
イーノ「大介さんも無茶をしないで下さい!」
ひかる(やっぱり、あのロボットに乗っているのは大介さん…!)(それに、甲児君はあの人のことをデューク・フリードと呼んでいたわ…)(大介さん……あなたはいったい何者なの?)

<ヒューゴvsマイヨ>
アクア「この機動性…! 蒼き鷹と呼ばれるだけのことはあるわ!」
ヒューゴ「スピード勝負に持ち込まれたら自滅するだけだ! とにかく奴の足を止めるぞ!」
アクア「いちいち命令しないでよ!」

<ジュドーvsマイヨ>
ジュドー「あんた、何のために宇宙科学研究所を襲うんだよ! ここは民間の施設なんだぞ!」
マイヨ「子供が口を挟むことではない! 全ては戦略の一環なのだ!」
ジュドー「命令だからやってるってことか…! ギガノスの蒼き鷹も所詮はただの軍人さんかよ!」

<ジュドーvsカールorウェルナーorダン>
ジュドー「行くぜ、青い三連星!」
ライト「違う違う、ジュドー。奴らはプラクティーズだ」

<ドモンvsマイヨ>
マイヨ「このガンダム…キング・オブ・ハートのドモン・カッシュか!」
ドモン「その通り! 地球の自然と人々に仇なすギガノス! シャッフルの名の下、お前達を討つ!」
マイヨ「貴様が自分の正義を信じるように私にも掲げた理想がある! それを邪魔するものは…斬る!」

<甲児vsバレンドス>
甲児「とっとと降参した方が身のためだぜ? バレンドス!」
バレンドス「小うるさいミニ円盤め…貴様など叩き落としてくれるわ!」
甲児「やれるもんなら、やってみろ! 俺を見くびると痛い目に遭うぜ!」

<甲児vsマイヨ>
甲児「俺達がいない隙に仕掛けるやり口が汚いんだよ! ギガノスの蒼き鷹が聞いて呆れるぜ!」
マイヨ「今は、その汚名にも耐えよう…。全てはギガノスの勝利のために!」

<デュークvsバレンドス>
デューク「来い、バレンドス! 相手になってやるぞ!」
バレンドス「ほざけ、デューク・フリード! この星を貴様の墓場にしてやる!」

<デュークvsマイヨ>
マイヨ「この機体…特機とも違う…! もしや、地球外で造られたものか!」
デューク「その通りだ! グレンダイザーはフリード星の守り神だったのだ!」
マイヨ「フリード星だと!? では、貴様は…」
デューク「地球は僕の第二の故郷…それを汚す者ならば、僕が相手になる!」
マイヨ(この男…異星人でありながらここまで地球のことを…)(だが、私はこの男を討たねばならない。統一帝国ギガノスの兵として!)

<デュークvsカール>
デューク「なぜギガノス帝国が宇宙科学研究所を襲う!?」
カール「貴様達は地球連邦に協力している! それは充分に粛清に値するのだ!」
デューク「では、聞く! なぜ地球連邦とギガノスの戦いに民間人を巻き込む!?」「理想の実現のために罪なき人々を苦しめるのなら僕はお前達と命を懸けて戦うぞ!」

<デュークvsウェルナー>
ウェルナー「地球連邦に味方するならば貴様は我々の敵だ!」
デューク「僕は自分の信じるもののため…地球のために戦っている!」「ギガノスが自然を破壊し、人々の生活を脅かすのなら僕はお前達を許してはおかない!」

<デュークvsダン>
ダン「重装甲の特機と言えど我らの連携の前には無力!」
デューク「グレンダイザーを甘く見るな! お前達が仕掛けてくるのなら僕は一歩も退かないぞ!」

<竜馬or隼人or弁慶vsバレンドス>
竜馬「ベガ星連合軍! 性懲りもなく、また攻撃を仕掛けてきたか!」
バレンドス「ゲッターロボめ…俺達の力を甘く見るなよ!」「貴様達も地獄へ送ってやる…巴武蔵とかいう奴と同じようにな!」
竜馬「貴様…絶対に許さないぞ!」

<竜馬or隼人or弁慶vsマイヨ>
竜馬「ギガノス帝国が、なぜ民間施設の宇宙科学研究所を襲う!?」
マイヨ「その問いに答える義務はない。ただ、私は任務を遂行するだけだ!」

<ケーンvsマイヨ>
ケーン「来やがれ、鷹野郎!」
マイヨ「小僧、今までよくやったとほめてやる…。だが、これで最後だ!」
ケーン「その手の台詞を言われて、本当にそうなった試しはねえんだよ!」

<タップvsマイヨ>
タップ「くそ…こう動きが速くちゃ狙いがつけられねえぜ!」
マイヨ「未熟者め! せっかくのD-2の火力を活かす術を知らんようだな!」

<ライトvsマイヨ>
マイヨ「D-3…! 貴様を落とせばD兵器の戦闘力は半分以下となる!」
ライト「く…さすがにわかってやがる! こりゃしんどい相手だぜ!」

<銀河vsマイヨ>
マイヨ「データにない特機…新型か!」
銀河「くそおっ! ギガノスの蒼き鷹だか何だか知らないが降りてこいってんだ!」
北斗「でも、銀河君…。地面に降りたら鷹じゃなくなっちゃうよ」
銀河「お前もいちいち下らないことで突っ込むな! とにかく行くぞ!!」

<バレンドス撃破>
バレンドス「おおお! うぐあああああ~!」

<カール撃破>
カール「うああっ! 大尉殿っ!!」

<ウェルナー撃破>
ウェルナー「くっ、次こそ我らが勝つ!」

<ダン撃破>
ダン「た、大尉殿ぉおーーっ!」

<マイヨ撃破orHP30%以下>
※※撃破の場合のセリフ※※
マイヨ「これ以上の戦闘行動は不可能か! 全機、後退するぞ!」
※※HP30%以下の場合のセリフ※※
マイヨ「味なマネを…ドラグナー、勝負は預けるぞ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
トーレス「敵機、全て後退しました!」
ブライト「よし…。研究所付近に着陸し、各機を収容せよ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ひかる「大介さん、あなたは…」
大介「…そう…」「僕の名はデューク・フリード…宇門大介の本当の姿はフリード星から来た宇宙人なんだ」
ひかる「宇宙人…! 大介さんが…?」
大介「…聞いてくれ、ひかるさん…」「僕の故郷、フリード星は宇宙の悪魔、ベガ星連合軍に滅ぼされた」「僕はグレンダイザーと共に故郷を脱出し…この地球へたどり着いた」
ひかる「………」
大介「そして…僕は宇門大介と名を変え、地球人として暮らしていたんだ…:
ひかる「どうして…?」
大介「ベガ星連合軍はフリード星の守り神として造られたグレンダイザーを狙っている…」「だから、周囲の人達…特に僕と親しい人達には事実を隠さねばならなかった」「そのために君や団兵衛さんには嫌な思いをさせてしまった…」
ひかる「………」
大介(無理もない…バーム人との接触があったとは言え、地球の人々の多くはまだ異星人の存在を受け入れていない…)
ひかる「ありがとう…」
大介「!」
ひかる「私、よくわかったわ。大介さんは私達のためを思って、全てを黙っていたのね」「そして、私を助けてくれたのは私がよく知っている大介さんだったわ」
大介「理解してくれて嬉しいよ。だけど、僕はデューク・フリード…地球人じゃないんだ」
ひかる「いいえ、私は宇門大介が好きよ。だから、大介さんで充分」
大介「ありがとう…ひかるさん」

竜馬「甲児君、その話…本当なのか?」
甲児「ああ…。大介さんはフリード星の人間…しかも、王子だったんだ」
竜馬「やっぱり…そうだったのか」
ベガ(彼も私と同じで……)
ライト「でも、まあ…何となくそんな気がしてたよな」
ジュドー「ああ。グレンダイザーも地球のマシンにゃ見えなかったし」
ケーン「大介さんも、戦闘前にいきなり変身しちまうし」
タップ「とりあえず、諸々の疑問が解けてスッキリしたぜ」
プルツー「重要な話というから、もっと驚く事実かと思っていた」
甲児「へ!? お、お前ら…それだけ?」
ライト「あのね、俺達がそんなことであの人を見る目を変えるとでも思ってたの?」
銀河「今時、宇宙人なんて珍しくねえって」
アクア「そうそう。バームの人達だっているんだし」
隼人「化石やトカゲと戦った俺達には物足りないぐらいの話だぜ」
甲児「ふ、ふふふ…」
プル「どうしたの?」
甲児「何だ、余計な心配だったってことか。そうか、そうだよな、ふふふふ」「今さらそんなの、驚くこっちゃねえよなぁ、あはは」
ケーン「何だよ、変な奴だな」
竜馬「それより、水くさいぞ、甲児君。今まで俺達に黙っていたなんて…」
弁慶「ああ。もっと早く言ってくれたってよかったのによ」
甲児「すまねえ、すまねえ」
ベガ(この子達なら…私達のことも受け入れてくれるかも知れないわね…)
北斗「………」
〔扉の開閉音〕
大介「みんな…」
ライト「お、噂の王子様のご登場だぜ」
甲児「大介さん…いや、デューク・フリード。こいつら、わかってくれたぜ」
大介「ありがとう…みんな…」「僕は…」
ケーン「ああ、そういう湿っぽいのはナシ。あんたはデューク・フリードで宇門大介。それでいいじゃねえか」
ジュドー「もう一個ぐらい名前があったって、驚かないぜ」
北斗「……あの、大介さん」
大介「北斗君…」
北斗「大介さんは、ベガ星連合軍を憎んでいるんですか?」
ベガ(北斗…)
北斗「教えて下さい。敵を憎む心がなければ、戦えないんですか?」
大介「…確かに、僕の心の中にはベガ星連合軍への怒りと憎しみがある」「でも、北斗君…それだけじゃないんだ」
北斗「え…?」
大介「僕の願いは、僕の第二の故郷であり地球…この大地に平和を取り戻すことだ」「そのためなら、相手が誰であろうと僕は恐れることなく立ち向かうよ」
北斗「僕は…」
大介「今はまだわからなくてもいい。だが、君にもきっと見つかるはず…君の戦う理由がね」「そして、僕にグレンダイザーが与えられたように…」「君に電童が与えられたことには必ず意味がある。だから、それから逃げてはいけない」
北斗「わかりました。僕……頑張ってみます」
ジュドー(…どうやら、大丈夫みたいだな)
銀河「ヘヘッ、こっちの方もスッキリしたか」「あ、そうだ。ライトさん…さっき言ってたマギーって誰なんだ?」
ライト「ああ、D-3の対話型コンピュータのことさ」
銀河「へ~え…」
ケーン「ちなみに、D-1はクララちゃん」
タップ「D-2はソニアって名前なんだ」
アクア「対話型ってことは…高性能のAIでもあるのよね?」
ライト「そうですよ。かなりの操作は音声入力で出来ます」
ケーン「アクアさん、そういうのに興味あるの?」
アクア「ええ。対話型じゃないけど、私の機体にも搭載されてるし…」「士官学校時代の先生がその分野のエキスパートだったから」
ケーン「へ~え…」
ベガ「さあ、みんな。もうすぐネェル・アーガマが発進するわ」「次の警戒担当エリアが決まり次第、また出ることになるから準備をして」
ケーン「了解!」
甲児「じゃ、大介さん。俺達も行こうか」
大介「ああ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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● 星見町 → No6「碧い奇跡」 へ進む

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