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No.28A
あばかれた黒衣の騎士の秘密

【シナリオデモ1開始】
<エルドギア/中心部>
イズミ「そうですか…。やはり、邪竜族の攻撃は続いているのですね」
ホワイトドラゴン「現在、アースティアの各地で邪竜族による侵攻が活発化している」「各国の兵や侍達、グラチェスの一族、それにエルンスト機関によってかろうじて食い止めてはいるがな…」
シャル「エルンスト機関がアースティアを守るために戦っているなんて…」
ブラス「決して誉められた事ではないが、今はキャオス達に頼るしかないだろうね」
ホワイトドラゴン「そして、もう一つ。お前達に倒されたはずのゴブーリキが復活しつつあるのだ」
ラムネス「なんだって! ゴブーリキが!?」
ミルク「でも、ゴブーリキはあの時、ラムネスが倒したはずでしょ? それがなんで生きてるのよ!」
ホワイトドラゴン「お前達がエルドギアに戻って来る少し前、大気中のミストルーンが急激に乱れた…」「恐らく、ゴブーリキは大気中のミストを取り込み、回復を図ったのだ」「あ奴がふっかつすれ、さらなる災厄がアースティアに降りかかるのは必至」
ダ・サイダー「災厄だなんて…サイアクじゃんかよ!」
レスカ「ダ・サイダー、あんた…少しは空気てもんを考えなさいよね」
ココア「あの~、アースティア全体がどこかに落ちている事と何か関係があるのではないですか~?」
ナジー「ココア姫の言う通りじゃ」「ドキドキスペースにはアースティアのように浮遊大陸がいくつも浮かんでおる」「そしてドキドキスペースの底には暗黒流砂と呼ばれる砂地獄があるんじゃ」
ホワイトドラゴン「その砂は絶えず動いており、最後には『暗黒ノツボ』と呼ばれる死の空間に飲み込まれておる」「そこに落ちたら最後、二度と外には出られん」
マッハウインディ「まさかアースティアがその暗黒流砂に落ちてる最中だってのか!?」
ホワイトドラゴン「うむ。妖神ゴブーリキの魔力によってな」
レスカ「なんだって!? じゃあ、もう手遅れだってのかい!?」
ナジー「いや、暗黒流砂に飲み込まれる前に妖神ゴブーリキを倒せば助かるかもしれん」
ヘビメタコ「なんでじゃん?」
ナジー「なにしろ暗黒流砂はゴブーリキが造り出した物じゃからな」
鉄也「なるほど。創造主を倒してしまえばその暗黒流砂も消える仕組みになっているわけか」
ラムネス「それで大賢者ナジー! ゴブーリキは今どこにいるんだ!?」
ナジー「奴は今、暗黒大彗星で傷を癒しておる」
ミルク「暗黒大彗星…」
タマQ「その暗黒大彗星までどうやって行けばいいミャ?」
ホワイトドラゴン「アースティアにある八つの聖なる石を集めれば暗黒大彗星への道が開けるはずだ」
隼人「八つの石か…」
さやか「精霊石の他にまた探し物ができちゃったわね」
ナジー「なぁに、心配はいらん。なんせその八つの石とは精霊石その物なんじゃからな」
ココア「な、なんですって!?」
月心「リューをクラスチェンジさせる他にそのような力があるとは!」
ダ・サイダー「これで何がなんでも精霊石を探さないといけなくなったわけか!」
ヘビメタコ「じゃんじゃん」
ナジー「勇者達よ、一刻も早く精霊石を集め、暗黒大彗星にいるゴブーリキを倒すのじゃ」「それ以外に暗黒流砂からアースティアを守る手立てはない」
ラムネス「わかったぜ、大賢者ナジー!」
ホワイトドラゴン「そしてもう一つ。異世界から新たにやって来た機械兵を従えた勢力だが…」
拳一「機械化帝国!? 機械化帝国がどうかしたのか!?」
ホワイトドラゴン「そうか…。奴らはというのか」「奴らはジェロック大森林にて何かしらの装置を造っているようだ」
拳一「冗談じゃないぜ! 好き勝手やらせてたまるかよ!」
金太「すぐにあいつらを止めに行こうぜ!」
アイザック「待つんだ、ザウラーズ。機械化帝国への対処も重要だが、精霊石探しも急を要する」
五郎「そうかもしれませんが、機械化帝国を放っておいたらアースティアが機械にされてしまいます」
甲児「それにガルデンや邪竜族、エルンスト機関がまたいつちょっかい出してくるかわからないしな」
モモタロウ「あ~あ、この世界も敵ばっかだなぁ。宿題をやってもやっても終わらない気分だぜ」
ヒリュウ「ならモモタロウはイオニアの中でゆっくり休んでるといい。戦いは僕達でやるさ」
モモタロウ「にゃ、にゃにおう!」
鉄也「ここは部隊を分け、両面作戦を行なうのが賢明かもしれん」
アイザック「私もそれを考えていた。精霊石を探す部隊と機械化帝国を止める部隊にチームを分けるとしよう」
イズミ「どちらも事態は一刻を争いますからな。それがよいでしょう」
アイザック「精霊石を探す部隊はリュー使い、守護騎士、マジンガーチーム、グッドサンダー、そして我らJ9だ」「機械化帝国を追うのは、ドモン・カッシュ、アイアンリーガー、ゲッターチーム、バイオアーマー、加えてエルドランロボとする」
シャル「駆、あんたはどっちに行くのよ 私達はあんたについていくけど?」
駆「そうだな…俺は……」
ルートを選択して下さい。
Aルート 精霊石の行方が気になる
Bルート 機械化帝国が気になる

≪「Aルート 精霊石の行方が気になる」を選択≫

駆「俺はアデュー達と一緒に行くぜ。まずは精霊石を手に入れないとゴブーリキと戦う事もできないしな」
ドモン「決まったようだな」
アイザック「機械化帝国を阻止する部隊は隼人に指揮を頼みたい」
隼人「まかせてもらおう」
剣「よし、そんじゃ早速準備にかかろうぜ!」

≪Bルート 機械化帝国が気になる」を選択≫
(→ No28B「友と誓ったスタジアム!」 へ進む)

<ウルタリア要塞/エルンスト機関本部>
アマネ「そっか。機械化帝国までアースティアに来たんだ」
キャオス「ええ…。これでまた一つ、アースティアに戦いの火種がまかれてしまいました…」「間もなく2つの月が重なる時期…。ミスティックシールドが弱まると、いよいよ邪竜族の侵攻が本格化します」「その前に機械化帝国や妖神ゴブーリキとの決着をつけなければなりません」
アマネ「それにイオニアとも…だろ?」
キャオス「ええ。彼らが我がエルンスト機関に従わぬと言うのなら仕方ありません」
アマネ「でもさ、イオニアの連中は前より力をつけてるよ。今のエルンスト機関の力で倒せるのかな?」
キャオス「その心配は無用というものです」「あなたの助力のおかげで我々の戦力は日々増強されています。圧倒的な差となるのも時間の問題です」
アマネ「じゃあ、それまえ兄さん達には時間稼ぎと邪魔者の排除をしてもらおうよ」
キャオス「そうですね。彼らにはアースティアのために存分に働いてもらうとしましょう」
アマネ(混沌と闘争が世界に満ちた先に僕が目指す世界が訪れる…)(すべては新たなる秩序のために…)

<イオニア/ブリッジ>
ココア「もうすぐオニオン渓谷ですね~」
さやか「ここを抜ければ、日の出国へのワープポイントがあるのね」
ラムネス「しっかしゴブーリキもしつこいよなぁ。復活しても、どうせ俺達に倒されちゃうってのにさ」
タマQ「ラムネス、油断は禁物だミャ」「前に戦った時はミルク達の力があったから勝てたけど、次もうまくいくとは限らないミャ」
ボウィー「ゴブーリキが、何かしらの対抗策を練ってる可能性があるってわけね」
タマQ「そうだミャ!」
レスカ「ちょっとぉ! 頑張ってよ、ダ・サイダー!」「ゴブーリキが復活しちゃったら、アララ城での優雅な生活が水の泡になっちゃうじゃない!」
ヘビメタコ「ブスにはゴージャスな生活は似合わないじゃん!」
レスカ「なんですってぇ!」
ココア「まあまあ、二人とも。おさえておさえて」
ラムネス「でもまあ、ゴブーリキが完全に復活する前に暗黒大彗星に行けばいいんだろ?」
タマQ「そのためにも精霊石を見つける必要があるんだミャ!」
パッフィー「…………」
イズミ「姫、まだお悩みになっているのですか?」
パッフィー「ええ…」「お母様から託されたこの精霊石ですが…私に使いこなす事ができるのでしょうか…?」
月心「精霊石が凄まじい力を秘めているのはリューパラディンの戦いを見れば明らか…」
ヒッテル「あれだけの力を秘めているとなればそれを使う者にも相応の力が必要となる」
グラチェス「だが、なんとしても使いこなさねばならない…。それが我らの使命なのだから」
パッフィー「はい…」
サルチボ「アデュー、お前はどうやって精霊石の力を引き出したんだ?」
アデュー「フッ…知りたいかね、サルトビ君」
サルトビ「ああ、知りたいね。ガルデンや邪竜族と対等に戦うにはどうしても精霊石の力が必要なんだ」
パッフィー「私にも教えてください、アデュー。どうすればクラスチェンジできるのですか?」
アデュー「それはだな!」
グラチェス「それは?」
アデュー「俺もよくわかってないんだな、これが!」
〔ズッコケ音〕
ボス「なんだよ、全然ダメダメじゃんかよ!」
ハグハグ「バカハグ」
アデュー「しょうがないだろ! 無我夢中でやったらできちゃったんだからさ!」「ただ、ある人がこう言ったんだ」「『己を捨ててまで仲間を思うその気持ちがあれば、リューは必ず力を貸してくれる』ってね」
パッフィー「己を捨ててまで仲間を思う気持ち…ですか」
アデュー「ああ」
ナジー「そう難しく考える事はないぞ、パッフィー。前にも言ったように精霊石の力の引き出し方は人それぞれじゃ」「他の者も、それぞれに自分なりの方法を見つけて石の力を引き出すしかないのう」
月心「その方法がわからなければ精霊石を手に入れても意味がないというわけでござるな」
イズミ「邪竜族本隊が攻めて来る前になんとしても精霊石を取り戻し、クラスチェンジを果たさなければ」
グラチェス「そうだな。我らに残されている時は少ない。今は少しでも戦力を強化せねば」
アデュー「…………」「なあ、戦力を強化するならガルデンの手を借りるってのはどうかな?」
サルトビ「何言ってやがる、アデュー! 今まであいつが何をしたのか忘れたのか!?」「俺達はあいつに何度も殺されそうになったんだぞ!」
お町「サルトビの言う通りね」「自分の野心のためにリュー使いのみんなを滅ぼそうなんてどう考えたってまともじゃないわ」
アデュー「でも、ガルデンだってリュー使いなんだ。リューは邪竜族に対抗するために造られたんだろ?」
ナジー「邪竜族だけではないぞ。アースティアに降りかかるすべての災いと戦うのも、リュー使いの役目なのじゃ」
ダ・サイダー「一言で言うとアースティアを守る正義の味方ってわけか」
ミルク「どう考えてもガルデンが正義の味方には思えないけど…」
レスカ「でも、リューって乗り手がリューに認められないと乗れないんじゃなかったっけ?」
グラチェス「その通りです。リュー使いになれるうのはリュー使いとして正しい心を持つ者だけです」
甲児「本当かよ…」
駆「とてもじゃないけど信じられないぜ…」
カッツェ「ちょっと! なんでそこでわてを見んのや!?」
アデュー「なら、ガルデンはアースティアを守る戦士の一人として選ばれたって事だろ? だったら…」
サルトビ「今まであいつがしてきた事をすべて水に流して仲間として迎え入れろってか!?」「冗談じゃねえぜ! あいつが故郷を襲ったせいで俺は多くの仲間を失ったんだ!」「そのあいつを許せるものか!!」「アデュー、ガルデンの力をあてにするとかそんな甘い考え、二度と口にするんじゃねえ!」
アデュー「甘い…か……」
〔轟音〕
〔画面、振動〕

鉄也「なんだ!?」
レミー「もしかしてまた敵さんが攻めてきた?」
シャル「違うわ。大気が大きく振動したみたい。それに地上でも結構大きな地震が起きたみたいよ」
イズミ「この天変地異もミスティックシールドの弱体化と関係あるのでしょうか?」
ナジー「うむ。ミスティックシールドが弱まり、邪竜世界のエネルギーが流れ込んだのが原因と思われる」
ココア「シールドが弱まっただけでそんな災害が起きるなんて…」
タマQ「このうえ暗黒流砂に落ちるような事になればさらなる災厄が起こるのは確実だミャ」
ヒッテル「…! みんな、あれを見ろ!」
カッツェ「なんや、兄ちゃん? 外に何かあるのかいな?」
アデュー「あれは…!」

ミルク「何よ、あれ!? アースブレードの色が変わってるじゃない!」
お町「一体どうなってるのかしら?」
月心「ナジー殿、あれは!?」
ナジー「あれこそアースティアの異変を知らせる兆候…」
鉄也「先ほどの大気の揺れもその一因というわけか…!」
ナジー「アースブレードがああなってしまった以上、もはや猶予はない」
ラムネス「こりゃあ、早いとこ精霊石を集めてゴブーリキを倒しにいかないと!」

<アースティア/森林>
イドロ「くぅっ、アースブレードがあれほどまでに赤くなるとは! もはや時間がないというのか…!」「いかん…このままでは私は…!」
ガルデン「イドロ…」
イドロ「ガルデン様! パラディンに受けた傷は完治しておられないのですぞ!」
ガルデン「私の身体などどうでもいい。それより答えろ、イドロ」「アースブレードのあの色はなんだ? 私が眠っている間に何か異変でも起こったというのか?」
イドロ「さあ、私めにも何が起きているか…。何せ、あのような現象は初めて目にしますゆえ」
ガルデン「では、リュー使いどもの足取りは掴めているのか」
イドロ「はい。奴らどうやら精霊石を手に入れるため、日の出国に向かっているようです」
ガルデン「ならば我らもすぐに日の出国に向かうぞ」
イドロ「ですがガルデン様、シュテルのしゅうりもまだ終わっておりません!」「それに奴らを侮ってはなりません! それはエルドギアとパフリシアでの戦いで知ったはず!」
ガルデン「イドロ! 貴様、あの屈辱と憎しみを忘れたのか!?」「奴らを屈服させずして何が覇王だ!私の顔に泥を塗った奴らだけはこの手で始末せねば気が済まんのだ!!」
イドロ「このイドロとて気持ちはガルデン様と同じでございます」「ゆえにこのイドロ、とっておきの物を用意させていただきました」
ガルデン「とっておきの物だと?」
イドロ「はい、こちらを…」
ガルデン「…! これは!」
イドロ「これをシュテルに組み込めば、その傷はすぐに癒え、同時にシュテルの力は数倍となるでしょう」
ガルデン「おもしろい…。貴様の言う事が本当かどうか見させてもらおうではないか」
イドロ「とくとご覧ください」「さあ、シュテルよ! 聖なる力を邪悪なる力に変え、今こそ甦るのじゃ!」
〔魔力の放出音〕
〔画面、発光〕

【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「あばかれた黒衣の騎士の秘密」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
〔シャル、前進〕

ミルク「オニオン渓谷ももうすぐ終わりね」
ラムネス「前にここに来た時ファイヤーライガーとザウラーロボが怪物扱いされてたっけ」
ジュン「そうだったの?」
鉄也「あの外見では仕方ないな」
アデュー「そういえば、俺とパッフィーが初めて会ったのもここだったな」
パッフィー「そうですわね」
イズミ「あの時は盗賊や鬼、それにガルデン達に襲われ、少々肝を冷やしましたな」
月心「ほう、そのような事があったのでござるか」
サルトビ「ああ。ガルデンの野郎、盗賊をけしかけて俺達を潰そうとしやがった」「まあ、盗賊や鬼なんぞにやられる俺達じゃないがな」
イズミ「また渓谷に敵が潜んでいないとも限りません。ここは早く抜けてしまうのが得策かと」
駆「そうだな。災難が降りかかる前にさっさと抜けちまおうぜ」
シャル「どうやら遅かったみたいよ、駆!」
〔敵ユニット出現〕
甲児「ありゃシュテルじゃねえか!」
ダ・サイダー「ガルデンの野郎! こないだボロボロにやられたのにもう回復しやがったのか!」
ガルデン「見つけたぞ、虫ケラども! 今度こそ我が剣の前にひれ伏させてくれる!」
アデュー「ガルデン! お前も知っているようにもうすぐ邪竜族が攻めてくるんだ!」「それにアースティアは今、妖神ゴブーリキによって暗黒流砂に向かって落ちてる最中なんだぞ!」「このアースティアの危機に俺達が争っている暇はないんだ!」
ガルデン「邪竜族がどれだけ攻めてこようと妖神ゴブーリキが何をしようとすべて私が片付ければいいだけだ!」
甲児「俺達に勝てないくせにそんな真似ができるわけねえだろうが!」
ガルデン「フッ、これを見てもまだ同じ事が言えるか?」
〔武器を振るう音〕
〔フラッシュ音〕
〔ガルデン、発光〕

月心「あれは精霊石のクナイ!」
ナジー「闇風! ありゃ闇風じゃ!」
サルトビ「闇風だと!? って事は!」
ガルデン「そうだ、サルトビ。この精霊石は貴様の故郷にあったものだ」
サルトビ「ガルデン! なんでてめえが闇風を持ってやがる!」
イドロ「お前達がエルドギアに向かってる間に私が奪わせてもらったのさ」
ナジー「しかし、闇風には強力な封印が施されておったはず…!」
イドロ「確かにこの前まではね。しかし、その封印もアースティアにミストが充満してたから効果を発揮してたのさ」「ゴブーリキのせいでみすとが薄まったからねぇ。もしやと思って行ってみたら案の定、大した効果は発揮してなかったよ」
サルトビ「くそっ! そういうわけかよ!」
ガルデン「この石、噂以上であった。おかげでシュテルの力をさらに高める事ができたぞ」「礼として貴様達にも味わわせてやろう!邪竜族と精霊石の力を得たシュテルの力をな!」
ラムネス「そうはいくか! 今度も俺達が勝たせてもらうぜ!」
〔味方ユニット出現〕
アデュー「今は俺達が争っている場合じゃないってのに…! ガルデンの奴、どうして分かってくれないんだ!」
サルトビ「アデュー! あいつに何を言っても無駄だ! 殺るしかねえんだよ!」
パッフィー「サルトビ…」
<戦闘開始>

<アデューvsガルデン>

アデュー「ガルデン、お前もアースティアの危機はわかってるはずだ! もう時間がないんだよ!」
ガルデン「うるさいぞ、アデュー! 貴様の言葉に貸す耳など持っておらぬわ!」

<パッフィーvsガルデン>
ガルデン「姫よ、どうやら未だに精霊石を使いこなせていないようだな」「使えぬ力など持っていても仕方あるまい。その精霊石、おとなしく私に渡すのだ」
パッフィー「そうはいきません! この精霊石はアースティアを救うのに必要不可欠なのです!」「ですから、サルトビの精霊石も必ず取り返してみせますわ!」

<イズミvsガルデン>
イズミ「六柱神よ! 私にガルデンを打ち倒す力をお貸しください!」
ガルデン「この後におよんで神頼みとは…。そんなもの、なんの役にも立ちはせん!」

<サルトビvsガルデン>
サルトビ「その精霊石は俺の物だ! 返してもらうぜ!」
ガルデン「やれるものなら、やってみるがいい! 貴様ごときにできるとは思えんがな」
サルトビ「ぬかせえええ!!」

<グラチェスvsガルデン>
ガルデン「貴様も受けるがいい! 新たな力を得たシュテルの力を!」
グラチェス「戦いとはリューの性能だけで決まるわけではない!」「ガルデン、貴様にそれを教えてやろう!」

<月心vsガルデン>
ガルデン「リューサムライか…。精霊石も持たぬ貴様にシュテルが倒せるわけがなかろう」
月心「勝負はやってみなければわからん! それは今までの戦いが証明している!」

<ヒッテルvsガルデン>
カッツェ「こないだまでのデリンガーだと思ったら大怪我すんで!」
ガルデン「面白い。どう変わったのか見せてもらおうではないか」
ヒッテル「いいだろう! その言葉の代償は高くつくと思え!」

<ガルデン撃破>
〔ガルデンに爆発〕
サルトビ「やったか!?」
ガルデン「私はアースティアの覇王となるのだ! こんな所で死ぬわけにはいかんのだ!」
〔敵ユニット離脱〕
サルトビ「待て! ガルデン! 精霊石を返しやがれ!」

<敵全滅・敵増援1出現>
アデュー「ガルデン…」
イドロ「もう時間がないというのに! こうなれば…!」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕
〔警報〕

シャル「みんな、気をつけて! 上空から何かが接近中よ! 多分、邪竜族だと思うわ!」
真吾「やれやれ…。こんな時にご登場とはね」
〔敵ユニット出現〕
リゲル「…着いたか、アースティアに」
アドリア「はっ! しかしミスティックシールドを突破する際、部隊の半数以上を失いました」
リゲル「任務に支障が出なければよい」「皇帝陛下が降臨される前に邪魔者をすべて排除するのだ」
アドリア「早速、目の前の敵を駆逐します。リゲル様、出撃許可を」
リゲル「よかろう」
〔敵ユニット出現〕
[イベントデモ「ドゥーム[アドリア]」登場]
アデュー「あれはリューじゃないか!?」
イズミ「邪竜族もリューを持っているというのか!?」
アドリア「フン! 私のドゥームをお前達のリューと一緒にしてもらいたくはないね!」
グラチェス「ドゥーム!? リューではないのか!」
アドリア「リゲル様、リューどもの処置ですがいかがなさいますか?」
リゲル「1体残らず殲滅せよ。奴らの仲間とおぼしき者もすべてだ」
アドリア「聞こえたな、お前達! アースティアを我らの物とするため奴らを血祭りにあげるのだ!」

<リゲルHP50%以下orアドリアHP70%以下or敵6機以下・敵増援2&第3軍増援1出現>
リゲル「何をてこずっておる。増援を出せ!」
〔敵ユニット出現〕
アデュー「まだ出てくるのか!?」
リゲル「貴様らには、この場で消えてもらう!」
???(ガルデン)「そうはさせん!」
〔敵ユニット出現〕
〔マップ上に落雷〕
〔画面、振動〕

サルトビ「何っ!?」
アデュー「ガルデン!?」
ガルデン「邪魔をするな、邪竜族! その獲物に触れる事はこの私が許さん!」
〔敵ユニット出現〕
イドロ「おやめください、ガルデン様! その方々と戦ってはなりませぬ!」
ガルデン「何!? イドロ、なぜ奴等の艦に…!?」
リゲル「その艦に乗っているのはイドロか?」
イドロ「ははぁ! お久し振りでございます、リゲル様!」
ガルデン「イドロ! 貴様はあの邪竜族を知っているのか!?」
リゲル「イドロ、私が与えた任務を言ってみろ」
イドロ「は、はい…。目障りなリューどもをアースティアから抹殺する事です」
リゲル「これのどこが抹殺したと言えるのだ!? この千年の間、貴様は何をしていた!?」
イドロ「ど、どうかお聞きください、リゲル様! 私の計画は完璧だったのですが…!」
リゲル「貴様も知っての通り、皇帝陛下は無能な者はいらぬとおっしゃる。それは私も同じだ」
イドロ「…………」
リゲル「だが、永きにわたる任務に免じてもう一度だけチャンスをやろう」「アドリア達と共に奴らを抹殺できれば、今回の事は許してやる」
イドロ「ははぁ! ありがとうございます、リゲル様!」
リゲル「命拾いしたなどと思わぬ事だ。役に立たぬとわかればこの私が貴様を始末してやる」
イドロ「肝に銘じておきます! 奴らの首、必ずや差し出してご覧にいれます!」
リゲル「楽しみにしているぞ」「アドリア、ここの指揮はお前にまかせる。私は後方で奴らの戦力を見させてもらう」
アドリア「了解しました!」
〔敵ユニット離脱〕
ガルデン「イドロ、どういう事だ!? 説明しろ!」「お前はなぜあの邪竜族を知っている!? 奴らは何を言っているのだ!?」
イドロ「そんな事より今は奴らを倒す事が先決のはず!」「今度こそ奴らの息の根を止め、今までの恨みを晴らすのです!」
ガルデン「うるさい! 答えろイドロ! 事と次第によってはお前を斬る!!」
イドロ「思い上がるな!!」
ガルデン「な、何!?」
イドロ「育ててやった恩を忘れおって! 私だけでなくリゲル様にまで逆らうとはおこがましいわ!」
ガルデン「イドロ…貴様、何を言っている!?」
キリー「何だ? 仲間割れか?」
イズミ「イドロはガルデンに仕えていたのではなかったのか…?」
イドロ「アースティアの結界が弱まりつつある今、我ら邪竜族と共にあ奴らを倒すのだ!」
ガルデン「わ、我らだと!? 貴様も邪竜族だというのか!?」
イドロ「いかにも!」
ガルデン「ふざけるな! 私があんなバケモノどもに手を貸せるか!」「私はアースティアの覇王となるのだ! それを阻む者は、リューであろうと邪竜族であろうと倒すのみ!!」
イドロ「フハハハハハハ! 斬れるものなら斬ってみるがいい!」「だが、お前の中に流れる血がそれを許すかな?」
ガルデン「な、何!?」
イドロ「教えてやろう…」「お前は暗黒の魔法力を持つガルデン一族と邪悪なる覇者、邪竜族との間に生まれた子なのだ!」
ガルデン「…!!」
アデュー「な、なんだって!? ガルデンが邪竜族!?」
サルトビ「信じられねえぜ…!」
ガルデン「こ、この私が……邪竜族…!? 私が…」
イドロ「そうだ。お前がどうあがこうとその身体の中に流れる血の半分は邪竜族のものなのだ!」
ガルデン「…………」
イドロ「お前は選ばれし者! 生まれながらに二つに種族の力を持ち得たのだ!」「さあ、ガルデン! その力を甦らせ、我らと共に戦ううのだ!」
ガルデン「違う! 違う違う違う!!」「私は誇り高きガルデン一族の末裔! あのような醜く汚らわしいバケモノなどではない!」「我が誓い! この世の覇王となる事なり!」
〔ガルデン、前進〕
〔ガルデン、邪竜兵(赤)へ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕

駆「おい! ガルデンが邪竜族に攻撃しやがったぜ!」
パッフィー「一体どうしたというのですの!?」
イドロ「どういうつもりだ、ガルデン! まさか奴らに寝返るつもりではあるまいな!」
ガルデン「黙れ、イドロ! 私は誰の指図も受けん!」「奴らも勿論、私が倒す! だがその前に貴様の命をもらう!!」
イドロ「ガルデンめ! この私に反旗を翻すとは…!」
アドリア「イドロ、奴の半分は人の血。所詮は役立たずというもの。そのような奴に何ができる?」「リューどもの始末など我らだけで充分だ」
ガルデン「ほざくな、邪竜族! 貴様達こそ1匹残らずこの地より消し去ってくれる!」
真吾「ガルデンは俺達に仕掛けてくる気はなさそうだな」
アデュー「よぉぉし! なら、まずは邪竜族に攻撃を集中させるんだ!」
〔ガルデン、敵から第3軍へ〕

<アデューorサルトビorヒッテルvsイドロ>
イドロ「目障りなリューどもめ!貴様らさえいなければ、私の計画は完璧だったものを!」
アデュー「自分の失敗を他人のせいにするな!」
サルトビ「計画が穴だらけだったからこうなっちまうんだ!」
カッツェ「次に計画を立てる時は先のそのまた先を見据えとくんやな!」

<ガルデンvsイドロ>
イドロ「ガルデン! 貴様、何を逆恨みしておる!」「仮にここを生き延びたとしても貴様には邪竜族に従う以外、生きる道はないのだぞ!」
ガルデン「だからなんだというのだ! 貴様だけは絶対に許すわけにはいかん!」「今の私にあるのはその思いだけだ!!」

<イドロ撃破・敵増援2出現>
〔イドロに爆発〕
イドロ「ええい! なんという事だ!」「ここは一旦退き、再度リゲル様にチャンスをいただくしかないようだね…!」
〔イドロ、後退〕
ガルデン「イドロ! 逃がすか!」
〔ガルデン、イドロへ隣接〕
イドロ「ヒッ…!」
ガルデン「死ね、イドロ! これで終わりだ!」
〔ガルデン、イドロへ攻撃〕
〔イドロに爆発〕

イドロ「なぜだ、ガルデン…なぜ私を!? 育ててやった恩を忘れおって!」
ガルデン「貴様は私を利用していただけだ! 恩などない!」
イドロ「そうかい! ならば!」
〔イドロに闇〕
〔ガルデン、スパーク〕

ガルデン「ぐおおおおおっ!!」
アデュー「ガ、ガルデン!」
イドロ「いつもながら詰めが甘いね、ガルデン」
ガルデン「お、おのれ…イドロ…」
イドロ「お前には幻滅だよ。皇帝陛下に進言し、それなりの地位も手に入れられたものを」「私はお前に流れる邪竜族の血に期待していたんだ。だが所詮はアースティアの人間だったんだね…」「お前は私の苦労をすべて水の泡にしてくれた。この償いは、やはり死んでもらうしかないね。せいぜい地獄で腕を磨くといいさ!」
ガルデン「くぅ…!」
イドロ「さらばだ、ガルデン!!」
ガルデン「うおおおおおおお!!」
〔ガルデンに光〕
イドロ「なんだい、あれは!?」
パッフィー「あ、あの光は!」
アデュー「精霊石の光!」
サルトビ「闇風の力だ! ガルデンの野郎、俺の精霊石の力を使いやがって!」
イドロ「そんな馬鹿な…。貴様が精霊石の力を引き出せるはずが…。貴様は一体…」
ガルデン「イドロよ、貴様の言葉は私のすべてだった…。私は貴様を信じ、その通りに生きてきた…」「だが貴様は私をもてあそび、私を利用していただけだった!」「貴様は私を道具として見ていただけだったのだ!」「なぜだ…なぜだ、イドロォォォ!!」
〔ガルデン、イドロへ攻撃〕
〔イドロに爆発〕

イドロ「くぅぅぅ! ガルデンめ、よくも!」
〔敵ユニット出現〕
〔邪竜族護衛艦、前進〕
〔敵ユニット出現〕

[イベントデモ「ドゥーム[リゲル]」登場]
イドロ「おお! リゲル様!」
甲児「さっきの奴か!」
イドロ「リゲル様、お助けください! ガルデンは本気で私を殺す気です!」「何とぞ! 何とぞお助けを!!」
リゲル「…使い物にならん」
〔リゲル、イドロへ攻撃〕
〔イドロに爆発〕

イドロ「ぎゃあああああああ!!」
〔敵ユニット撃破〕
リゲル「栄光の邪竜族に貴様のような無能な者はいらん」
ガルデン「イ、イドロ…」
さやか「な、仲間に対してなんて事を…!」
アデュー「自分の部下だろう!? どうしてそんなひどい事をするんだ!」
リゲル「任務を全うしてこそ真の邪竜族。私の意志は皇帝の意志だ」「無能な部下に代わって私が皇帝の意志を貫く!」
〔リゲル、ガルデンへ攻撃〕
〔ガルデンに爆発〕

ガルデン「ぐわああああああ!!」
〔ガルデン、後退〕
アイザック「あの機体、恐るべきスピードだ!」
鉄也「それにあの火力! 邪竜兵とはケタ違いだな!」
〔リゲル、ガルデンへ隣接〕
リゲル「まずは貴様からだ、ダークナイトよ! イドロの造りあげたドゥームのまがい物など我らには必要ない!」
〔リゲル、ガルデンへ攻撃〕
〔ガルデンに爆発〕

ガルデン「うぬっ…!」
パッフィー「このままではシュテルがやられてしまいますわ1」
サルトビ「今あいつがやられちゃ精霊石もやばい! どうすりゃいいんだ!」
アデュー「俺が行く!」
〔アデュー、ガルデンへ隣接〕
[イベント戦闘「ガルデンvsリゲル」]
リゲル「何っ!?」
ガルデン「貴様、どういうつもりだ?」
アデュー「へへっ、騎士道大原則ひとつ! 騎士は弱者を守らなければならない!」
ガルデン「フン、ふざけた事を…」
リゲル「余計な邪魔をしおって…。ならば2体まとめて葬り去ってくれるわ!」
アデュー「来るか!」
ガルデン「ぬああああああああっ!」
〔ガルデンに光〕
〔味方ユニット消失〕
〔第3軍ユニット消失〕

ボス「消えた! アデューとガルデンが消えちまったぞ!」
イズミ「まさか精霊石の暴走によって…!」
リゲル「フン、どうやったかは知らんがうまく逃げおおせたようだな」「しかし、残りの者達は逃がさん! 我が邪竜族の野望を邪魔する者は1匹残らず殲滅してくれる!」
〔敵ユニット出現〕
キッド「次々と出てくるねえ、まったく…」
駆「くそっ! さっさとこいつらを片付けてアデューを探しにいかねえと!」

<リゲルHP50%以下>
リゲル「なるほど…。これ程の力を持っていれば先遣隊がやられてもおかしくはない」
サルトビ「余裕こいてんじゃねえ! てめえはここでぶっ倒してやる!」
レミー「私達を甘く見てると、痛い目を見るかもよ」
リゲル「どうやらまずはその生意気な口を閉じさせねばならんようだな」
〔リゲル、シャルへ隣接〕
ボウィー「あいつ、イオニアに向かってるぞ」
鉄也「いかん! 奴め、イオニアを先に落とす気だ!」
リゲル「フッ、やはり母船の守りが薄いな」「この程度の戦術では、いくら力があっても私に勝つ事などできん。力量の差というものを思い知らせてやる」
サルトビ「させるか!」
〔サルトビ、リゲルへ隣接〕
リゲル「フッ、自らやられに来るとは馬鹿な奴!」
サルトビ「みんなを守るためにはこうするしかねえんだ!」
リゲル「ならば貴様から抹殺してくれる!」
[イベント戦闘「サルトビvsリゲル」]
〔サルトビに爆発〕
サルトビ「ぐあああああ!!」
リゲル「貴様達が我らに敵うはずがない! 身の程を知れ、人間ども!」
パッフィー「いけない! このままじゃ爆裂丸が!」
グラチェス「サルトビ、今助けるぞ!」
サルトビ「く、来るな! それより俺ごと、こいつをぶっ倒すんだ!」
駆「なんだって!?」
サルトビ「こいつの火力は並大抵じゃねえんだ! 今を逃したら、もうこいつをぶっ倒す機会はねえかもしれねえ!」
甲児「馬鹿言うんじゃねえ! お前を犠牲にできるか!」
サルトビ「言い争ってる時間はねえ! 早く!!」
パッフィー「サ、サルトビ!」「仲間の命! 友を思う心! 断じて…断じて死なせません!」「アデューが私達を守ってくれたように…! サルトビがイオニアを守ったように…! 私もみんなを守ってみせます!」「だからお願い、マジドーラ! 私にみんなを守る力を貸して!!」
〔パッフィーに光〕
〔パッフィー、変身〕

[イベントデモ「リューウィザード・マジドーラ登場」]
リゲル「何!?」
ブラス「マジドーラが…!」
ナジー「リューウィザードにクラスチェンジしおった!」
パッフィー「尊い心、邪悪な炎に焼かせません!」
[イベント戦闘「パッフィーvsリゲル」]
〔リゲル、HP減少〕
リゲル「くっ! なんというパワー…!」
パッフィー「さあ、どうなさいますか!? まだ戦うと言うのなら容赦しません!」
リゲル「人間風情が、調子に乗りおって!」「この私を本気で怒らせた事をあの世で後悔するがいい!」
〔リゲル、回復〕

<リゲル撃破>
リゲル「この私がやられるとは…!」「次に顔を合わせた時は生かしたはおかぬ! 真の地獄を見せてくれる!」
〔敵ユニット離脱〕

<アドリア撃破>
アドリア「くっ、アースティアの連中も少しはやるもんだね!」「まあいいさ! 今回はこの辺で退いてやるよ!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
イズミ「終わりましたな」
ラムネス「邪竜族のドゥームってマシンが出て来た時はヒヤヒヤしたけどね」
サルトビ「ここを無事切り抜けられたのもパッフィーが精霊石の力を引き出したおかげだな」
パッフィー「いいえ、サルトビ。あなたのおかげですわ」
サルトビ「へ? 俺の?」
パッフィー「はい。サルトビがアデューの言った言葉の意味を私に教えてくれたから、私はクラスチェンジできたのです」
ヒッテル「己を捨ててまで仲間を思う…その気持ちがあれば、リューは必ず力を貸してくれる…か」
パッフィー「はい!」「それより、すぐにアデューを捜さないと」
タマQ「そうだミャ! アデューがガルデンと一緒にいたら危険だミャ!」
ブラス「みんな、イオニアに戻ってくれ。すぐにアデューを捜索しよう」
甲児「捜すってどこをだ? 前みたいに遠くに飛ばされてたら捜しようがないぜ」
ナジー「なぁに、心配はいらん。精霊石にしては放出されたエネルギーが少ない。それ程遠くへは飛んでおらぬはずじゃ」
真吾「本当かねぇ」
ダ・サイダー「ま、じいさんの言う事だし、信じようぜ」
サルトビ(ガルデンを助けやがるとは…。アデュー、てめえはどこまでお人好しなんだ)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ2開始】

<アースティア/洞窟>
ガルデン「…う……うう…」「ここはどこだ…。私は一体…」
〔足音〕
アデュー「おっ、気がついたか」
ガルデン「貴様、アデュー!」「ぐっ! ううっ…」
アデュー「無理して動くな。傷が広がるぞ」「イズミがいれば、癒しの奇跡ですぐ治せるんだろうけどな…今は手持ちの薬草だけで我慢してくれ」
ガルデン「…どこだ、ここは。なぜ貴様がいる?」
アデュー「なんだよ。助けてやったのに随分な言いぐさだなぁ」
ガルデン「どういう事だ…」
アデュー「覚えてないのか? お前は邪竜族にやられそうになった時、精霊石の力を使ったんだ」「そのせいで俺達はあの場所から飛ばされて気付いたらこの付近で倒れてたんだ」
ガルデン「…………」
アデュー「外は夜だし下手に動き回ると危険だ。ま、朝まではここにいるんだな」
ガルデン「貴様、何を考えている…」
アデュー「あん?」
ガルデン「私を助けてどうしようというのだ。恩を売って精霊石を取り返すつもりか?」
アデュー「お前も騎士なら知ってるだろ?」「騎士道大原則ひと~つ! 騎士は弱者を救わなければならない!」「怪我している奴を放っておけなかっただけだ」
ガルデン「フッ…バカな奴だ」
アデュー「ったく! それが命の恩人に対する態度かよ!」「それより前から思ってたんだけど、どうしてお前みたいに悪い奴がリューを持ってるんだ?」
ガルデン「さあな…。あれはイドロが持ってきた物だ。地獄で奴に聞いてみろ」
アデュー「そうなのか…。だったらいいさ」「でもなあ、俺にはお前が騎士だってのが納得いかねえんだ!」「騎士ならどうしてそんな無益な戦いをしたがるんだ!?」
ガルデン「フッ、意外な事を言うな…。。お前はなりたくないのか? この世を統べる覇王に…」
アデュー「覇王?」
ガルデン「力を持つ者ならば、その力が誰よりも強いと証明したいはずだ」「覇王になる事は力ある者の頂点に立つという事だ。そのためには邪魔な者はすべて倒す!」
アデュー「…俺も、世界一強くなりたいと思ってたよ。少し前まではな」「だけど、イオニアのみんなと旅をしててわかった事があるんだ」「強くなるってのは力だけじゃダメなんだって」
ガルデン「…………」
アデュー「イオニアにいるみんなはすごく強いぜ。でも覇王になんて誰もなりたいとは思っちゃいない」「みんな、誰かのために…何以下を守るために戦っているんだ」「だから俺も誰かを守るために強くならなきゃいけないんだと思ったんだ」
ガルデン「何を戯言を! そんな甘い感情など、戦いの邪魔になるだけだ!」
アデュー「じゃあ、お前はなんのために戦ってるんだ? どうして覇王になりたいんだよ?」
ガルデン「…!?」
イドロ『ガルデン様、あなた様こそこの世界の覇王になられるお方』『そのために邪魔者はすべて倒すのです!』
ガルデン(ううっ…私は……)
イドロ『ヒャーッッハッハッハッハ! このアースティアの覇王になるのは我ら邪竜族だ!』『お前ごときではないわぁぁぁぁ!』
ガルデン「…………」
アデュー「ガルデン!?」
ガルデン「うるさい! 貴様などにわかってたまるか!」
アデュー「…まあいいさ。怪我もしてるし今夜はゆっくり休めよ」「俺は先に寝るからな。おやすみ!」
ガルデン「…………」(なぜだ? なぜこいつは敵である私の前でこんなに無防備でいられるのだ…)

<イオニア/メインホール>
パッフィー「サルトビ、どうでした? アデューの行方はわかりましたか?」
サルトビ「ダメだ。この辺りにはいないようだ」
ボウィー「こちらも渓谷の外れまで行ってみたけど残念ながら形跡は発見できず」
鉄也「これだけ捜しても見つからないとはな」
ボス「あのじいさんの言ってた事、本当にあってるのか?」
甲児「夜になって捜索はますます困難になっちまったな」
ココア「オニオン渓谷は洞窟もたくさんありますので、そのどこかにいるかもしれませんわね~」
パッフィー「でも、ガルデンと一緒だとしたらアデューは…」
イズミ「なあに、アデューの事です。きっと無事でおります」
サルトビ「確かに…悪運だけは強い奴だからな…」
月心「夜が明けたら付近の洞窟を片っ端から捜してみよう」
グラチェス「そうだな。焦っても良い結果は生まないだろう」
イズミ「姫、捜索は明日に…」
パッフィー「はい…」

<オニオン渓谷>
〔鳥のさえずり〕
ガルデン「…………」
〔走り寄る足音〕
アデュー「おはよう! 気持ちのいい朝だな」
ガルデン「アデュー…」
アデュー「傷も治ってないのにもう行っちまったかと思ったぜ」
ガルデン「…………」
アデュー「お前さあ、戦いばっかりしてて世界がこんなに綺麗だなんて知らなかったんじゃないか?」
ガルデン「…………」
アデュー「俺はこのアースティアが好きなんだ。邪竜族やゴブーリキなんかに好き勝手させたくないんだ!」「ガルデン! 俺達と一緒に戦おう!」
ガルデン「何を馬鹿な! ワツィは貴様達の敵なのだぞ!」「それに私の血の半分は邪竜族なのだぞ! その私が貴様達と相容れられるはずがないではないか!」
アデュー「そんなの関係ない! 一緒に戦って、あいつらからアースティアを守ろうぜ!」
ガルデン「…………」「お前の考える事はわからん…」
〔宙を舞う音〕
〔着地音〕

ガルデン「むっ、誰だ!?」
〔投擲音〕
〔手裏剣の刺さる音〕
〔宙を舞う音〕
〔着地音〕

サルトビ「チッ! かわしやがったか!」
アデュー「ああっ、サルトビ!」
サルトビ「この音速バカが! 心配して捜しに来てみりゃガルデンと仲良しゴッコか!」「今日こそは決着をつけさせてもらうぞ、ガルデン!」
アデュー「待て、サルトビ! やめるんだ!」
サルトビ「アデュー、てめえ! そこをどけ!」
アデュー「サルトビ、落ち着け! 俺の話を聞け!」
ガルデン「…どけ、アデュー」
アデュー「ガルデン!?」
ガルデン「私に剣を向ける者は生かしておかん!」「いでよ! ダークナイト・シュテルッ!
〔エネルギーの放射音〕
〔画面、発光〕

【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔味方ユニット出現〕
サルトビ「出しやがったな! ならば…!」「リューニンジャ・爆裂丸!
〔味方ユニット出現〕
サルトビ「一族の仇、今日こそ討たせてもらうぞ!」
ガルデン「できるかな、お前ごときに!」
[イベント戦闘「サルトビvsガルデン」]
〔ガルデン、HP減少〕
サルトビ「へっ! どうやらこないだの戦いの傷が治ってないようだな!」
ガルデン「ぐっ!」
サルトビ「ガルデン、覚悟ぉぉぉ!」
アデュー「やめろぉぉぉ!!」
〔味方ユニット出現〕
サルトビ「なぜ邪魔をする、アデュー! 今なら奴を仕留められるんだ!」
アデュー「わからないのか、サルトビ!? 俺達には一人でも多くの仲間が必要なんだ!」
サルトビ「何が仲間だ! お前、そいつが今までどんな悪事をやってきたか忘れたのか!?」
アデュー「それでもアースティアを救う力があるんだ!」
サルトビ「この…大バカ野郎が!」
〔敵ユニット出現〕
邪竜兵(赤)「へっへっへっ…見つけたぞリュー使いども!」
ガルデン「邪竜族!」
邪竜兵(赤)「リゲル様の命により貴様達の命、我らがもらいうける!」
サルトビ「なんだと! このっ!」
邪竜兵(紫)「おい、そこのお前」
ガルデン「…!」
邪竜兵(紫)「聞くところによるとお前の血の半分は邪竜族だそうだな」「どうだ? 我らに協力するのならお前だけは見逃してやってもいいぞ」
ガルデン「ふざけるな! 私はもう誰の言いなりにもならん! 私は私の好きなようにやる!」
邪竜兵(紫)「馬鹿な奴だ! ならばそいつらと一緒に始末してくれる!」
サルトビ「どうする、アデュー! 仲間を呼ばれたら厄介だぞ!」
アデュー「バラバラに攻撃してもダメだ! 速攻でケリをつける!」「俺が囮になるからその隙にサルトビとガルデン、お前達二人が連携してあいつを討つんだ!」
ガルデン「何!?」
サルトビ「俺にガルデンを信用しろってのか!」
アデュー「戦いが長引いたら仲間を呼ばれちまう! そうさせないためにも今は俺達が協力するしかない!」
邪竜兵(紫)「何をゴチャゴチャと!」
〔邪竜兵(紫)、アデューへ攻撃〕
〔アデューに爆発〕

アデュー「今だ、二人とも!」
ガルデン「くっ!」
〔サルトビ、邪竜兵(紫)へ攻撃〕
〔邪竜兵(紫)に爆発〕
〔ガルデン、邪竜兵(紫)へ攻撃〕
〔邪竜兵(紫)に爆発〕

邪竜兵(紫)「ぐおおおおおおおおっ!」
〔敵ユニット撃破〕
邪竜兵(赤)「お、おのれぇ!」
アデュー「次はお前だぁ!」
〔アデュー、邪竜兵(紫)へ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕

アデュー「な、なんとかなったな…!」
サルトビ「チッ! 俺がガルデンと協力しちまうとは…!」
ガルデン「…………」
アデュー「ガルデン!」
ガルデン「アデュー、私はまだ覇王となるのを諦めたわけではない。私は私の道を行くまでだ」
〔味方ユニット離脱〕
アデュー「ガルデン…お前……」
サルトビ「チッ…バカバカしい。呆れて言葉も出ないぜ!」
〔味方戦艦出現〕
パッフィー「アデュー! サルトビ!」
イズミ「やはり無事でしたか!」
月心「アデュー、先ほど一瞬だけだがシュテルが見えたようだが…」
アデュー「ああ。ガルデンも俺達と一緒に邪竜族と戦ってくれたんだ」
カッツェ「ええっ!? ガルデンが味方してくれたやて!?」
ヒッテル「奴も邪竜族と戦う気なのか…」
アデュー「あいつは今、道を見失ってるだけだ。きっと、わかってくれる時がくるはずさ」
サルトビ「…………」
アイザック「アデュー、先ほど機械化帝国を追っている別働隊から連絡が入った」「それによると道中に現れたゴールド三兄弟をDG細胞の呪縛から救うのに成功したらしい」
アデュー「そっか! マグナムエース達、やったんだな!」
シャル「耳寄りな情報もあるわ。ジェロック大森林にある機械化帝国の兵器に精霊石が組み込まれてるらしいわよ」
サルトビ「まさかその精霊石ってのは…!」
グラチェス「エルドギアにあった我らの精霊石と考えて間違いない」
月心「どうやらエルドギアに忍び込んだ者とは機械化帝国だったらしいな」
アイザック「この後、ジェロック大森林で落ち合う事になった。我々も急ぐぞ」
ナジー「よいか、みんな。機械化帝国を止めるのも大事じゃが、邪竜族との戦いもこれからが本番じゃ」「気を引き締めてかかるのじゃぞ」
パッフィー「はい!」
アデュー「邪竜族がいくら攻めて来ようと負けるわけにはいかない!」「アースティアは俺達が守ってみせるぜ!」
【戦闘マップ3終了】


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