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No.34
生まれ落ちた過ち


サブタイトル
「生まれ落ちた過ち」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃準備〉
テツヤ「ここがソーディアンの中枢、『奥の院』か……」
レフィーナ「遺跡のような感じですね」
ショーン「神殿とも言えますな。他のエリアとは随分と趣が違います」
テツヤ「エイタ、絶界宝らしき物の反応はあるか?」
エイタ「いえ……。ただ、このエリア全体から未知のエネルギー反応が出ています」
テツヤ「未知の……だと? 似ているパターンはないのか?」
エイタ「強いて言えば、デュミナスの特機の転移反応です」
テツヤ「何……?」
フィオナ「もしかして、この空間そのものが絶界宝なの?」
ラウル「どこかにコントロール部があると思うけど……」
エイタ「でも、反応は徐々に弱まってるんだ」「もしかしたら、ラハ・エクスティムの爆発が『奥の院』に影響を与えたのかも……」
〔警報〕
エイタ「艦前方に動体反応! 数は2!」
テツヤ「各機、迎撃準備!」
〔敵ユニット出現〕
フェルナンド「グラシャラボラス! ミザルかっ!」
ミザル「フフフフ……貴様ら、ご苦労だったと言っておこう」
ラウル「何っ!?」
ミザル「おかげでアルカイドを倒す手間が省けたからな」
アリオン「そのアルカイドを倒した俺様達が、勢揃いしてるんだが?」
ミザル「愚か者めが……ここがどこであるか忘れたか?」「修羅の根城、転空魔城であるぞ。兵など、掃いて捨てる程おるわ」「さあ修羅達よ、出ませい! 我らの手で修羅王様の仇を討つのだ!!」
フォルカ「………」
フェルナンド「………」
フィオナ「……出て来ないわね」
ミザル「ば、馬鹿な! 修羅王とアルティス亡き今、この激震のミザルこそが修羅を統べる者!」「何故、私の命令を聞かぬぅ!?」
アリオン「チッチッチッ……わかってないねぇ。今の修羅王はな、フォルカなんだぜ?」
フォルカ「………」
ミザル「な、な、何ぃっ!?」
アルコ「よ、世迷い言を抜かすな!」
アリオン「まあ、そう思うだろうよ。だけど、事実なんだな、これがまた」
フォルカ「俺は、修羅王の座に就くつもりはない」
アリオン「でもまあ、ああ言われたからにはなぁ」
ミザル「じ……事実か!?」
ラミア「それがどれほどのことなのか、我々にはわからん。……だが、聞いたことは事実だ」
ミザル「ぬ、ぬうう……! アルカイドめ、何を血迷って……!」
アリオン「さあ、どうする?」
ミザル(こ、この戦力差……グラシャラボラスと言えど、覆すのは至難の業……)「や、やむを得ん……貴様らに降伏しよう」
クスハ「え!?」
アルコ「ミ、ミザル様!?」
ミザル「……命あっての物種だ。私は貴様らに降るぞ」
カチーナ「ふざけんな! さんざんセコい真似しといて、オチはそれか!!」
フェルナンド「ミザル……貴様を信用することは出来んな」
ミザル「ま、待て! 私に何かあれば、絶界宝の秘密を知ることが出来んぞ!」「お、お前達はいらんのか!? あの素晴らしい超技術を!」
ゼンガー「要らん」
エクセレン「むしろ、壊しに来たのよね」
ミザル「う、ううっ!」
タスク「なあ、あんた。そうやって、時間を稼ぐつもりだろ? 世の中、そう甘くはねえぜ」
ミザル「ま、待て! 私は、本当にお前達と戦うつもりがなくなったのだ!」
フォルカ「………」
ミザル「フォルカ! いや、修羅王様! 私はあなたに忠誠を誓いまする! どうか、命ばかりは!」「命ばかりはお助けを! 修羅王フォルカ・アルバーク様!」
フォルカ「………」
ショーン「さて、いかが致しますか?」
レフィーナ「本当に戦う意思がないのなら、あの修羅神の武装解除を……」
〔敵ユニット出現〕
リューネ「バルトール!?」
ミザル「フフフ、フハハハ! 天は我を見捨てていなかった!」「私にはデュミナスがついている! 貴様らなどに絶界宝は渡さんぞ!!」
レオナ「見苦しい命乞いをした上に、その態度の変わりよう……最低ね」
ミザル「小娘が! 経緯はどうあれ、勝てばいいのだ! 正義は勝者の下に舞い降りるのだ!」
リオ「卑怯な手を使うあなたに正義なんてあるものですか!」
ミザル「黙れ! フォルカを倒せば、名実共にこの私が修羅王!!」「たちどころに貴様らを屠り去り、この転空魔城の力で地球を獲る!!」「そして、修羅王ミザルが覇者となるのだ! フハハハハハ!!」
イルム「……思ってた通りの展開だな」
キョウスケ「策を弄されるよりはやりやすいが……」
ミザル「アルコ! この戦いでの働き次第では、貴様を将軍格の間者頭でなく……」「本当の将軍にしてやるぞ!」
アルコ「は、ははっ!!」
フォルカ「お前が将軍だと? 面白い冗談だ」
アルコ「貴様ほどではあるまい! 裏切り者が修羅王などと!」
シャイン「あなた……ここから立ち去りなさいませ。私にはあなたの運命が見えます」「ここに居続ければ、命の灯が消えますわよ?」
アルコ「黙れ! 貴様のような者に俺の気持ちがわかるものか!」「修羅神に乗れぬと蔑まれ! 修羅達の下で生きてきた俺の気持ちが!」「俺は貴様らを倒し、将軍になる! 俺の出世のために死ねぇ!!」
ラウル「……フィオナ」
フィオナ「ええ……デュミナスがミザルの後ろ盾なら、ここへ来るかも知れないわね」
ミザル「さあ、地球人共よ! 新たな修羅王の誕生を称えろ! そして、死ねぇ!!」
フェルナンド「ほざけ! 貴様こそ霊天へ往き、我が兄に詫びろ!」
ミザル「そんな気など、毛頭ないわ!」
フェルナンド「ならば、厭離冥土へ叩き落としてやる!!」
レフィーナ「ドラゴン2より各機へ! 攻撃を開始して下さい!」
<戦闘開始>

<コウタvsミザル>

コウタ「てめえがショウコをデュミナスに売り飛ばした黒幕か! タダで済むと思うなよ!」
ミザル「フン……単細胞め。小娘一人と、この私の遠大な野望のどちらに価値があると思っている?」
コウタ「てやんでえ! そんなもん、ショウコに決まってんだろうが!!」「ミザル! てめえの野望なんざ、絵に描いたモチだ! 俺の怒りの炎で焼き尽くしてやる!」

<コウタvsアルコ>
アルコ「その自信に満ちた目の輝き! 今日こそ打ち消してくれる!!」
コウタ「てめえにも色々してやられたからな……!」「後腐れがねえようにここでキッチリとカタをつけてやる!!」

<フォルカvsミザル>
ミザル「フォルカ! 貴様を倒せば、私が修羅王!」「剛と知を兼ね備えた、素晴らしい修羅王となり、新たな王国を築き上げるのだ!」
フォルカ「デュミナスを後ろ盾にしてか! そんなもの、認めるわけにはいかん!」「そして、奴にまで欺かれるお前の姿が見えるぞ!!」

<フォルカvsアルコ>
アルコ「貴様らにこき使われて来たこの俺が将軍! 今度は俺が修羅達を使役する立場になるのだ!!」
フォルカ「その台詞は、俺達を倒した後で言え!」

<フェルナンドvsミザル>
ミザル「中途半端な神化しか出来ぬ輩が、この激震を倒せると思うてか!」
フェルナンド「あれは、怪しげな術で貴様に憎しみを増幅された結果……そして、俺自身の未熟さ故……」「だが、貴様を屠るには充分! 俺の怒りの覇気もろとも、ここから消え去れ!!」

<アリオンvsミザル>
アリオン「ま、あんたの思惑は薄々気づいてたが……最後の方はやり過ぎだったな」
ミザル「最後ではない! 我が世はこれから始まるのだ!」
アリオン「無理だぜ、軍師殿。デュミナスなんてものを当てにしている以上はな!」

<アルコ撃破>
アルコ「ば、馬鹿なぁっ! お、俺は将軍になる漢!!」「呼べえ、俺の名を! 俺は将軍! 変震のアルコ!!」「変震のぉぉぉぉぉぉぉお!!」
〔敵ユニット撃破〕
ミザル「チイッ! 役立たずめが!」
フォルカ「ミザル……冥府でマグナスとアルコがお前を待っているぞ」
ミザル「愚か者が! 私の後ろにはデュミナスがいる!」「貴様こそ、あの世で兄との再会を果たすがいい!」

<ミザル撃破・味方援軍1&敵増援1出現>
ミザル「う、おお……! こ、このような結末……!!」「デュ、デュミナス……! 何故、私を助けん……!?」
フェルナンド「捨て駒にされたようだな」
ミザル「お、おのれ! 貴様らさえ、貴様らさえいなければ!」
フォルカ「激震のミザル……己の運命を受け入れろ」
ミザル「ふ、ふざけるな! こんな所で私の悲願が! 野望が!!」
アリオン「因果応報だぜ、軍師殿?」
ミザル「ふ、ふはははぁ~! 見える、見えるぞ、私の王国がぁ~!」「さあぁ~、称えろぉ! 称えるのだぁ~!! 私こそが真の修羅王ぉ~!!」「修羅王ミザ、ルゥゥゥゥゥゥ!!」
〔敵ユニット撃破〕
フォルカ「ミザル……貴様を称えるのは厭離冥土の亡者達だ」
フェルナンド「……仇は討ったぞ、アルティス兄さん……!」
〔敵ユニット出現〕
ティス「あらら……死んじゃったんだ、ミザルの奴」
ラリアー「でも、時間を稼ぐことが出来たね」
ラウル「ティス……! ラリアー!」
ティス「あんた達とも長い付き合いだったけどさ、今日で終わりだよ」
ラリアー「デュミナス様のために……あなた達には死んでもらいます。無論、ラウル……あなたも」
ラウル「何っ……!?」
ティス「コウタ・アズマ、ショウコ・アズマ……あんた達もね」
コウタ「へえ、心変わりしたのかよ。時流エンジンだ、カイザーだって騒いでた奴らが」
ショウコ「手に入らないから、壊すことにしたの!?」
ティス「ま、壊すのは同じだけど、諦めたわけじゃないよ。要らなくなったのさ」
コウタ「………」
ラリアー「それに……時流エンジンなら、僕達の所にもあります」
ラウル「何だって!?」
アラド「馬鹿言え! 時流エンジンは2コしかねえんだぞ!」
ティス「新しく作ったんだよ。ラージ・モントーヤがさ」
ラウル「!!」
フィオナ「!!」
カーラ「う、嘘でしょ!?」
ティス「嘘なもんか。あいつさ、あたい達が脅したら、さっさと作っちゃったんだよ」
ラウル「で、でたらめを言うな!!」
ティス「信じるか信じないかはあんた次第だけどね」
ラリアー「ラージ・モントーヤは、デュミナス様の戦機体に時流エンジンを搭載させました。これは事実です」
カチーナ「あ、あのヒョロ眼鏡! あたしらを裏切ったのかよ!!」
ユウキ「………」
ラウル「い、いや……! 仮にそうだとしても、ラージは脅されて仕方なく……」
ティス「確かに脅したよ。でも、その後はむしろ積極的に時流エンジンを作ってたね」
ラウル「嘘だっ! 嘘をつくなぁぁぁぁぁっ!!」
〔通信のコール音〕
ラウル「!?」
フィオナ「落ち着きなさいよ、ラウル。いくらラージでも、この短時間で時流エンジンを作ることなんて無理よ」
ラウル「……!」
フィオナ「もしかしたら、あの人は……」
ティス「ま、その時流エンジンも保険に成り下がっちゃったけどね」
ラミア「保険……? なら、本命は?」
ティス「教えてあげないよ~だ! キャハハハハ!」
ラミア「……なるほど、このソーディアン内にあるということか」
ティス「!」
ラリアー「あなたは……」
エクセレン「わお、そんなわかりやすいリアクションしちゃダメでしょ?」「そんなの、お姉さん達にはお見通しなのよね。あなた達がここに来た理由を考えれば」
ラミア「そう、エクセ姉様の言う通りだ」「時流エンジンが完成したのなら、ここで危険を冒す必要はない」「使用条件が揃っていないか、もしくは、ここにお前達が求める物……確実な『鍵』でもない限りは、だ」
ティス「ち、違うよ! あたいらは、あんた達が目障りだからやっつけに来たんだ!」
タスク「そんなの、今に始まった話じゃねえだろうが」
キョウスケ「ここでおれ達を確実に排除しなければならない理由……ラミアの言う確実な『鍵』か」
ロア「おそらく、絶界宝ではなく……ソーディアンの次元転移装置」「アルカイドやミザルが死んだ今、それを手に入れ、修復して使おうとしている」
ティス「う、うるさい! うるさい! あんた達はここで死ねばいいんだ!!」
ヴィレッタ「……彼らもまた、時間を稼ぐつもりのようね」
ライ「ええ……裏ではデュミナスが動いているのでしょう」
アヤ「ここで手間取るわけにはいかないわね」
フィオナ「……最後に一つ聞くわ。ラージとミズホは、今どこに?」
ラリアー「見当はついているんでしょう?」
フィオナ「そうね。デュミナスか、デスピニスの下にいる。人質として使うためにね」
ティス「そ、そうだよ! あんた達、無駄な抵抗は止めな! でないと、あいつらが死ぬよ!」
フィオナ「前にも言ったでしょ。……やりなさいよ」
ティス「あたいは本気だよ!!」
フィオナ「なら、あの二人をあたし達の前に連れてきて、殺してみなさい!!」「その代わり、次の瞬間にはあなたが死ぬことになるわよ!!」
ティス「うっ……! その言葉、後悔させてやるから!!」
〔敵ユニット出現〕
〔カーソル、フラットフィッシュを指定〕

レオナ「あ、あれは!」
タスク「いつぞやの宇宙ひらめ……! あいつら、あれを!?」
カイ「それに、ウェンディゴ……本気でこちらを潰す気なのは、事実らしいな」
ティス「さあ、覚悟を……」
〔味方ユニット出現〕
ティス「!?」
シュウ「覚悟を決めていただくのは……あなた達の方ですよ」
マサキ「シュ、シュウ!?」
リューネ「あんた、何でここに!?」
シュウ「あなた達に協力しようと思いましてね……」
マサキ「ふざけるな! てめえの真意は何なんだ!?」
シュウ「デュミナスとソーディアンの破壊ですよ」「つまり……目的はあなた達と同じなのです」
リュウセイ「何だって……!?」
マサキ「そんな戯言、信じられるか!」
シュウ「無理ありませんね。DC戦争の時、私はあなた達と敵対しましたから」
マサキ「てめえと俺の間じゃ、その前からだ!!」
シュウ「故あったからこそ、私はあのような行動を取ったのです」
マサキ「それだけで済まされることか!」
シュウ「フッ……DC戦争後は、むしろあなた達に協力してきたつもりですが」
レーツェル「……確かにな」
エクセレン「まあ、大連の時も助けてもらったわけだけど……いまいち信用できないのよねえ」
キョウスケ「……ストレートに訊こう。何故、デュミナスとソーディアンを破壊しようとする?」
シュウ「その理由も……あなた達と同じですよ」
キョウスケ「わかった。そこまではいい。……ならば、破壊した後は?」
シュウ「それは……あなた達の態度次第ですね」
キョウスケ「………」
ラッセル「ど、どういう意味なんだ……?」
シュウ「………」
ティス「あ、あいつ、どうやってここへ……!?」
〔味方ユニット出現〕
アルフィミィ「お答え致しますの。正解は…………CMの後」
エクセレン「いやいや、今教えてよ! ……って、アルフィミィちゃん!?」
アクセル「ソーディアンの結界が弱まっているということだ。……ここでの戦闘の影響だな」
ラミア「アクセル隊長……!」
シュウ「フッ……あなた達までここに現れるとは」「もしや、ワン博士の依頼で私を追ってきたのですか?」
アクセル「たまたまさ、これがな。……通り道を遮る、目障りな剣をへし折ってやろうかと思ってな」
シュウ「………」
キョウスケ「アクセル……今がおれとお前の道が交わる時、か?」
アクセル「さて、な。言ったはずだぞ。たまたまだ、とな」
アルフィミィ「要するに……別に貴様のためじゃないんだからね! ……と申しておりますの」
エクセレン「……な、何と……!」
ラミア(さすが、隊長……)
アクセル「……余計なことは言わんでいい」
マサキ「待てよ! アクセルはともかく、シュウの野郎を信用することは出来ねえ!!」
シュウ「信じていただけないのなら、いつでも好きな時に仕掛けてきて下さい」「あなたに私が倒せるのなら、ね」
マサキ「上等だ!!」
レーツェル「待て、マサキ」
マサキ「止めるな! あの野郎を放っておいたら、ろくなことにならねえんだ!!」
レーツェル「だが、この状況でシラカワ博士と戦うのは得策ではない」「結界の効果が薄れたとは言え、絶界宝はいまだ機能し続けている……」「そして、 それを手に入れようとするデュミナスを見逃すわけにはいかん」
マサキ「くっ、大連の時と同じってことかよ……!」
レーツェル「そうだ。目的を見誤ってはならない」
シュウ「賢明な判断です」
レーツェル「ただし、シラカワ博士……」
シュウ「私が言ったことに偽りはありませんよ、エルザム少佐」「ソーディアンとデュミナスは、私にとっても厄介な存在ですからね」
レーツェル「了解した」
アルフィミィ「では、まいりましょうですの」
ティス「デュミナス様の願いが叶うまで、あともうちょっとなんだ……!」
ラリアー「その邪魔はさせません!」

<ラミアvsティス>
ティス「あんたはデュミナス様のおかげで復活できたんだよ! その恩も忘れて!」
ラミア「頼んだわけではない。……だが、結果的には感謝せねばならんかも知れん」
ティス「何だって……!?」
ラミア「経緯はどうあれ、バルトール事件の黒幕を私の手で……私の意思で討てるのだからな」

<ラミアvsラリアー>
ラリアー「……やはり、あなたを完全に作り変えなかったのは……」
ラミア「そう、それはお前達が犯した過ち……ユルゲン博士と同じくな」

<コウタvsティス>
ティス「あんた達を完全に手に入れられなかったのは残念だったけど……」「もう必要ないからね。カイザーとGサンダーゲート、まとめて始末してやるよ!」
コウタ「言ってろ! てめえらとの因縁もここまでだ!」

<ラウルvsティス>
ティス「もうあんたと時流エンジンは必要ない! 心置きなく始末できる!」「デュミナス様のためにここで死にな!!」
ラウル「ここで止まるわけにいくか! 俺はお前とデュミナスを止め、ラージとミズホを助け出す!」

<ラウルvsラリアー>
ラリアー「あなたの仲間は、あなた達を裏切ったんですよ? それでもまだ彼らを助け出す気ですか?」
ラウル「ああ……! 仲間だからこそ、俺は信じる!」「ラージは、お前達に魂を売ったりはしない!」

<フィオナvsティス>
ティス「お前のはったりなんか、何の意味もないんだからね!」
フィオナ「とか言ってる割には、行動に移さないじゃないの!」
ティス「デュミナス様のご命令さえあれば、今すぐにでもやってやるよ!」
フィオナ「なら、あたしはデュミナスを倒し、あの二人を助ける!!」

<フィオナvsラリアー>
ラリアー「あなたには、心の揺らぎを利用した戦法が通用しなさそうですね」
フィオナ「ええ。あいにく、ラウルほどお人好しじゃないの」「でも、ラウル達の心をもてあそんだことは許せない!」

<アクセルvsティス>
ティス「こんなことになるんだったら、あの時に始末しておくべきだったよ!」
アクセル「貴様……いや、デュミナスとは縁があるようだ」「その裏に何があるか……見極めてみたいと思ってな」
ティス「そんなことをしても、元の世界には戻れないよ! あんたはここで死ぬんだから!」
アクセル「フッ……死に損なったのは、一度や二度じゃない。……これがな」

<シュウvsティス>
ティス「あんたの真意は何なのさ!」
シュウ「言ったところで、あなたに理解できるとは思えません」「どのみち、あなた達にはここで消えていただくことになりますけどね」

<シュウvsラリアー>
ラリアー「僕には、あなたが心の底から彼らに協力しているとは思えない……」
シュウ「ですが、あなた達の敵であることに違いはありませんよ……」

<ティスorラリアーHP40%以下・敵増援2出現>
※※ティスHP40%以下の場合のセリフ※※
ティス「くうっ! やってくれるね!」
ラリアー「ティス、しっかりして!」
※※ラリアーHP40%以下の場合のセリフ※※
ラリアー「まただ……まだ!!」
ティス「ラリアー、しっかりしな!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
フィオナ「な、何なの、あれ!?」
ラウル「あれがデュミナスだ!」
ラミア「ようやく現れたな……人形遣いが」
ティス「デュ、デュミナス様……!」
デュミナス「あなた達だけでは、彼らを止められないようですね」
ラリアー「す、すみません……!」
デュミナス「準備は整いました。ですが、目的を果たす前に規格外の存在達を排除せねばなりません」「ティス、ラリアー……お前達が召される時が来ました」
ティス「は、はい……」
ラリアー「……わかりました……」
ラウル「召されるって……どういうことなんだ!?」
デュミナス「あの子達は私が創り出したテクニティ・パイデス……言わば、私の一部……」「それが今、元に戻り……私の血肉となるのです」
ラウル「なっ……!?」
ティス「デュ、デュミナス様……あたいとラリアーは……?」
デュミナス「私と同化し、その存在は消えることになります」
ティス「や、やっぱり………」
ラリアー「………」
デュミナス「何をしているのです? お前達の命は私が生み出したもの……それを私に返すのです」「嫌とは言わせませんよ? 私はあなた達の創造主なのですから」
ティス「………」
ラリアー「はい……」
〔ティス、黄色く発光〕
〔ラリアー、青く発光〕

ティス「デュミナス様……あたい達……いい子だよ……。言うこと……聞くから……」
ラリアー「……デスピニス……先に……行ってるよ……」「お母さん……僕達は……今、一つに…………」
〔画面、発光〕
〔敵ユニット消失〕

デュミナス「………」
〔デュミナス、紫色に発光〕
〔画面、発光〕
〔デュミナス、変化〕

リョウト「デュ、デュミナスが……!!」
アイビス「あ、あの子達、自分の命を差し出したの……!?」
ツグミ「そうするように デュミナスは仕向けた……」
ラミア「創造主のために命をなげうつ……そこに疑問の余地はない。……かつてのWシリーズもそうだった」「だが……今感じるこの嫌悪感は……」
アクセル「ラミア……それでいい。貴様がこれから背負うべきものだ」
アラド「くそっ……! よくもあんな……あんな真似を!!」
ゼオラ「セトメ博士以下だわ、デュミナス……!」
デュミナス「私はあの子達の創造主。彼らをどう扱おうと、あなた方に非難される筋合いはありません」
アラド「だけど! おれ達はああいうのが一番許せねえんだよ!!」
ラトゥーニ「そう、いくら敵とは言え……」
デュミナス「私に罪悪感などありません」
ラウル「デスピニスは……! デスピニスはどこへ行ったんだ!?」
フィオナ「ま、まさか……ラージとミズホと一緒にデュミナスの中へ……!?」
デュミナス「あの子は今、『鍵』を守っています」
ロア「『鍵』……ソーディアンの次元転移装置だな」
デュミナス「ええ。時流エンジンやコンパチブルカイザーよりも確実で、人間の思念集積体を必要とせず……」「創造主の所へ至る『扉』を開くための『鍵』……」
ロア「……お前の創造主とは、ダークブレインか?」
デュミナス「そうです」
ギリアム「………」
シュウ「………」
コウタ「ダークブレインの所へ行って、てめえは何をする気だ!?」
デュミナス「私が何者であるか、私は何のために造られたのか……それを知るために」
コウタ「何!?」
フィオナ「自分の存在理由を知らないの!?」
デュミナス「あなたは知っているのですか? 自分が何のために存在しているのか……」
フィオナ「生きるためよ!」
ラウル「そ、即答するんだな」
フィオナ「ん~、勢いで」「っていうか、あなたがツッコミ入れないでよ!」
デュミナス「生きるため……あいまいな答えですね」
フィオナ「他にも色々あるけど、あんたに説明する気なんてないわ!」
デュミナス「……私は知りたいのです。私の存在意義を……」「ダークブレイン様は何のために私を造られたのか……私の本当の役目は何なのか……」
コウタ「お前、それを教えてもらってねえのかよ!?」
デュミナス「ええ。私が生まれ、自我を持った時……私は一人でした」
コウタ「………」
デュミナス「あの方についてのデータは、私の中にほとんど残っていない……」「私に与えられたはずの役目に関するデータもない……私がどこで生まれたのかもわからない」「創造主が私に与えてくれたのは、デュミナスという名前と……」「この身体や力……エミィ・アーマー、Gサンダーゲート……」「それらぐらいのものでした」
ロア(だが、俺はデュミナスの存在を知らなかった。あれは俺との決戦の後で奴が造りだしたものなのか……?)
デュミナス「そして、私は自問自答を続けました」「私は何者なのか……私は何のために造られたのか……私が果たすべき役目は何なのか……」「そして、至った結論は……創造主ダークブレイン様にもう一度会い、それらの答えを出してもらうことでした」
ラミア(創造主に答えを……か)
デュミナス「私は自分の機能を使って、様々な世界へ行き……創造主を捜しました」
アクセル「なるほど。その途中で、おれやラウル達と出会ったということか、こいつは」
デュミナス「そうです。そして、あの時……時流エンジンとの共鳴で私はこの世界へ来ました」
イルム「傍迷惑な自分探しの旅だね、まったく」
タスク(……妙だな)
ギリアム「何故、この世界に居座った?」
デュミナス「ここには、私が求める因子が揃っていたからです」「あるいは……私のような存在を引き寄せる何かが、この世界にあるのかも知れません」
シュウ「なるほど……」「ギリアム少佐、シャドウミラー、コンパチブルカイザー、エクサランス、ソーディアン、そして……あなた」「それらのものがこの世界に転移してきた理由は、単なる偶然で片付けられませんからね」
ギリアム「………」
アクセル(シュウ・シラカワ、そしてヘリオス・オリンパスも……おれと同じく、気にしているようだな)(偶然という言葉では説明のつかない……今の状況を)
タスク「どうも腑に落ちねえんだよな。デュミナス、あんたは俺達より先に修羅の連中と接触したんだろ?」
デュミナス「そうです」
タスク「なら、なんでソーディアンの秘密に気づかなかったんだ?」
デュミナス「それが……この世界で私が犯した大きな過ちでした」「転空魔城に関するデータが私のメモリー内になく……」「ミザルが、この中枢部に関する情報を私に開示しなかったせいもありますが……」「私は転空魔城……いえ……」「ラディ・エス・ラディウス4と創造主ダークブレイン様に関係があるとは思わなかったのです」
フォルカ「何っ……!?」
コウタ「マジかよ!? ロア、てめえは知ってたのか!?」
ロア「いや……俺もこの世界へ来て、初めてソーディアンを見たからな」
ギリアム「ラディ・エス・ラディウス4……それがソーディアンの本当の名か」
シュウ「ダークブレインとラディ・エス・ラディウス4……その二つにはどのような関係が?」
デュミナス「私にはわからない……ヒントとなったのは、ミザルが示した“闇黒の叡智”という言葉……」
ロア「ダークブレインを指すものだな」
デュミナス「そうです。このラディ・エス・ラディウス4は創造主が造り出した物かも知れない……」「ならば、その次元転移装置は……あの方の所へ辿り着く『鍵』になるかも知れない……」「私はそう考えたのです」
リュウセイ「おいおい、生体コンピューターっぽい割には、随分とあてずっぽうな考えじゃねえか」
タスク「そう、それなんだよ」
リュウセイ「え?」
タスク「おめえでもそれに気づくってことは……俺の勘は当たってるな」
リュウセイ「でも……って、オイ」
ラトゥーニ「……タスク少尉の言っている意味がわかったわ」
ライ「ああ。おそらく、デュミナスは……」
リュウセイ「待て待て! 俺にもわかるように説明しろよ!」
デュミナス「私は自分の存在理由を知りたい……」「私が何者なのか知りたい……」「そのためには、秩序が必要。創造主から答えをもらうために……規格外の存在を排除します」「二度と過ちを犯さぬよう……私の存在を否定する者を否定します」
シュウ「フッ……やはり、あなたは……」
フィオナ「デュミナス! あなたに答えなんか出させないわよ!」
ラウル「ああ! ここでお前との因縁を断ち切る!」
デュミナス「私を否定する者は許さない。お前達は私が作り出す秩序を乱す。その存在を抹消し……」「長き放浪の旅に今度こそ終止符を打ちます」
フィオナ「エターナルとライトニングは、あなたを倒すためにラージとミズホが作り出したもの!」
ラウル「あの二人を助け出すためにも、ここで決着をつける!!」

<キョウスケvsデュミナス>
キョウスケ「自分の目的のために多くのものを駒として利用してきたツケ……それを払う時が来たぞ」
デュミナス「愚かな……。人間の力で、この私の秩序を打ち破ることなど出来ません」
キョウスケ「お前はユルゲン博士を通して知っているはずだ……」「俺達が規格外……その中でも並外れた存在であることをな」

<エクセレンvsデュミナス>
デュミナス「私の存在を否定するものは、私がその存在を否定する……」
エクセレン「ラミアちゃんを利用した罪……あなたの命であがなってもらうわよ。……あなたに命があるのなら、ね」

<リュウセイvsデュミナス>
リュウセイ「デュミナス! あの子達は、お前の子供じゃなかったのかよ!?」
デュミナス「私は創造主……。私が造ったものは全て私が自由にする権利を持つのです」
リュウセイ「勝手なことを! 俺のお袋はいつだって俺のために一所懸命だった!」「母親の役目を都合のいいように捻じ曲げてるお前を、俺は許さねえ!!」

<アヤvsデュミナス>
アヤ「デュミナス……! 母親の名の下に、あの子達の命を奪うなんて!」
デュミナス「私は創造主……。あの者達は道具に過ぎません」
アヤ「なら、どうしてあの子達に感情を持たせたの!? それがどれだけ残酷なことか理解できないの!?」

<リオvsデュミナス>
リオ「親のエゴで子供達を完全な道具にしてしまうなんて!」
デュミナス「命など、私の力があれば幾らでも生み出せるものです」「重要なのは、私の存在を守ることであり、私が疑問を明らかにすることです」
リオ「じゃあ、私があなたが何者かを教えてあげるわ!」「あなたは邪悪な機械の塊よ! 自分が犯してきた過ちと共にここから消え失せなさい!」

<タスクvsデュミナス>
タスク「お前が何であんな疑問を持つようになったか、わかったぜ」
デュミナス「………」
タスク「ご大層な能力を持っちゃいるが、所詮、お前は……!」

<カイvsデュミナス>
デュミナス「あなた達は、私の秩序を乱す存在です。故に、消去します」
カイ「フン……全知全能を気取るかと思ったが、随分と単純な理屈だな」「ヘルゲート戦の雪辱、ここで果たさせてもらうぞ!!」

<ラミアvsデュミナス>
デュミナス「あなたはもう用済みです。ここで消えなさい」
ラミア「以前の私なら、それを受け入れただろう……」「たが、今の私は違う」
デュミナス「何が違うというのです、W17? あなたは人ではなく、人形……」「そして、私はあなたにとって第二の創造主……」
ラミア「しかし、お前は私に役目は与えても希望を与えはしなかった」「私に託された希望……私は、それによって己を取り戻すことが出来たのだ……!」

<アイビスvsデュミナス>
アイビス「あの子達にとってあんたは母親だった! その想いをあんたは踏みにじった!」
デュミナス「想い……? そのようなもの、私の秩序の中には必要ありません」
アイビス「あんただって、結局はダークブレインのために戦っているんでしょ!?」「あの子達の気持ちがわかるはずだよ!」
デュミナス「私はあの子供達のような道具とは違います」
アイビス「わからずや! だったら、あたしがあんたに痛みを教えてあげるよ!」「あの子達は心にその何倍もの傷を負ったんだからね! 覚悟しなよ!!」

<ラウルvsデュミナス>
ラウル「俺達はお前と関わって、この世界へ来た……!」「エクサランスの時流エンジンが、この争いの一端となってしまったんだ!」
デュミナス「ならば、消去するがいい……あなた達の存在ごと、その『鍵』を」
ラウル「ライトニングは、もう『鍵』なんかじゃない! お前を倒すための力だ!」「俺はこいつを使って、仲間達とこの世界を救ってみせる!!」

<フィオナvsデュミナス>
フィオナ「あたし達のせいで、あなたをこの世界へ呼び込んでしまった……!」「でも、あたしまでもがここへ転移したのは、この事態を収拾するためだと思っているわ!」
デュミナス「勝手な思い込みですね」
フィオナ「あなた程じゃないわよ! 時流エンジンを巡る戦いは、これで終わらせてやるから!!」

<コウタvsデュミナス>
コウタ「ダークブレインなんぞを呼び出させてたまるか!」
デュミナス「そうでしょう……あのお方は、あなたの宿敵なのですから」
ロア「……急げ、コウタ。一刻も早く、ダークブレインをこの世界へ呼び込む因子を抹消しなければならん」
コウタ「ああ、わかってる! デッカイドーごとデュミナスを葬り去ってやるぜ!!」

<フォルカvsデュミナス>
フォルカ「デュミナスよ……この転空魔城に、新たな災いを呼び込むつもりか」
デュミナス「あなたにとっては災い……ですが、私にとっては福音です」
フォルカ「俺達はもうお前の力を必要としていない!」「そして、お前に修羅の新たな未来を否定させるわけにはいかない!」

<ギリアムvsデュミナス>
ギリアム「デュミナス、お前と俺が求める答えは、ここにはない……」
デュミナス「あなたの疑問は、何なのです?」
ギリアム「ラディ・エス・ラディウス4とダークブレインの関係……」「だが、ゲートを開いてまでその答えを引き出すつもりはない!」

<ゼンガーvsデュミナス>
ゼンガー「ヘルゲートでの敗戦を乗り越え、我らはここまで来た……!」
デュミナス「ですが、結果は同じ……答えは間もなく出るでしょう」
ゼンガー「それを見届けることなく、貴様は滅び去ることになる! 剣と化した我らの意思によって!」

<レーツェルvsデュミナス>
レーツェル「我思う、故に我在り。昔の賢人の言葉だが……お前はその思索の方向性を間違った」
デュミナス「それは、私の疑問が明らかになってからわかること……」
レーツェル「お前が望む答えと導き出される答え……はたして、それは同一のものなのか?」
デュミナス「………」

<アクセルvsデュミナス>
デュミナス「あなたは……私の転移に居合わせた者ですね」
アクセル「最後の、だ」
デュミナス「………」
アクセル「貴様はもう転移など出来ん。自らが生み出した混沌もろともここで消滅してもらう……!」

<デュミナス撃破・勝利条件達成>
デュミナス「……違う……これは私が求めていた……答えでは……」「答えを得るまで……存在を否定……されるわけには……」
ラウル「終わりだ、デュミナス!!」
デュミナス「答え……答えを……創造主に……私は……」
〔敵ユニット離脱〕
フィオナ「転移した!?」
ラウル「ま、まだあんな力がっていたのか!?」
ロア「次元転移装置の所へ行ったか! 奴はダークブレインを呼び出す気だ! 追え、コウタ!」
コウタ「ああ!」
レフィーナ「全機、突撃! デュミナスを追うのです!!」
【戦闘マップ終了】


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