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No.18
流星、夜を切り裂いて

【シナリオデモ1開始】
輸送機・機内
連邦兵「01は当機離脱後、進路を南西に設定! 呼びかけにも応じません!」
クスハ「スレイさん、テスラ研へ向かう気なの……!?」
レーツェル「……彼女はフィリオ達を救い出すつもりなのかも知れん」
クスハ「そんな……たった一人で?」
連邦兵「!? 01の速度が落ちています!」
レーツェル(エンジントラブルか? いや、あるいは……)
ツグミ(スレイ……)
連邦兵「04、01を捕捉! まもなく接触します!」
レーツェル「あの位置ならこちら側も追いつけるかも知れん。急いでくれ」
連邦兵「了解!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「流星、夜を切り裂いて」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
スレイ「来たか……」
〔味方ユニット出現〕
アイビス「スレイ……!」
スレイ「待っていたぞ、アイビス」
アイビス「え……?」
スレイ「お前の腕で私に追いつけると思っていたか?」
アイビス「じゃ、じゃあ、何のために速度を落として……」
スレイ「……誰にも邪魔されない場所でばっきりと雌雄を決するためだ!」
アイビス「ま、待ってよ、スレイ! 今さらそんなことのために脱走までするなんて!」「それに私とスレイじゃ勝負は見えてるし……。一体何のために!?」
スレイ「……理由なぞお前が知る必要はない……」「ただ、私はもう一度お前に実力を見せつける必要があるのだ!」
〔アイビスの周囲に爆発〕
アイビス「う、撃ってきた!?」
スレイ「お前に恨みはない……」「だが、圧倒的な力の差を見せつけるためにはこれが最も効果的なのでな」
アイビス「やめてよ、スレイ! あたし達は今日まで一緒にやってきた仲間じゃない……!」
スレイ「仲間か……」「私は、一度たりともお前を同志だと思ったことはない……!」
アイビス「な……!」
スレイ(それでもお前が私の後ろをついてくるのなら問題はなかった)(だが……お前が私の前に立つと言うのなら、許すわけにはいかない……!)
アイビス「考え直して、スレイ! こんなことをしてフィリオが喜ぶと思っているの!?」
スレイ「所詮、少佐は技術者だ。パイロットにはパイロットの流儀がある……!」「戦え、アイビス……! ここでTDのナンバー01が誰なのかをもう一度教えてやる!」
アイビス「………」「……スレイ……。あんたを倒せば、あたし達の所に……TDに戻ってくるんだよね……」
スレイ「フン……やる気になったか。それでこそアイビス・ダグラスだ」
アイビス「スレイ……!」
スレイ「心配するな。生命まで奪うつもりはない」
アイビス「負けない……」「星の海を往くためにも、あんたをTDに連れ戻してみせる!」
スレイ「ならば、教えてやる……! ナンバー01は私だ!」
<戦闘開始>

<アイビスvsスレイ(1回目)>

アイビス「く……速い……!」
スレイ「機体の条件は同じ……要は腕の差だ!」

<アイビスvsスレイ(2回目)>
スレイ「どうだ、アイビス! 実力の差を思い知ったか!」
アイビス「だからって、あきらめてなんていられない!」「星の海を往くためにはフィリオとチーフ、あたしとあんた、全員の力が必要なんだ!」

<スレイ撃破orアイビスが撃破されるor5PP・味方援軍1&敵増援1出現>
※※スレイ撃破の場合のセリフ※※
スレイ「く……!」
アイビス「やった……やったよ!」
スレイ「アイビス! 勝負はまだついていない!」
〔スレイ、精神コマンド「ド根性」使用〕
アイビス「スレイ!」
スレイ「負けるわけにはいかない! ナンバー01はこの私だっ!!」
〔スレイ、アイビスへ隣接〕
[イベント戦闘「アイビスvsスレイ」]
スレイ「受けろ、アイビス!」「お前にこのスピードはかわせない!!」
アイビス「だ、駄目だ…! これじゃ…このままじゃ!!」

アイビス「ああっ!!」
〔味方ユニット撃破〕
※※アイビスが撃破された場合のセリフ※※
アイビス「ああっ!!」
スレイ「見たか、アイビス! これがナンバー01の実力だ!!」
※※5PPの場合のセリフ※※
スレイ「なかなかやるな、流星!」
アイビス「駄目だ……! しのいでいるだけじゃ、永遠にスレイに勝てない……!」
スレイ「フ……だが、そろそろ終わりにするぞ……!」
アイビス「く……!」
スレイ「私は負けるわけにはいかない! ナンバー01はこの私だっ!!」
〔スレイ、アイビスへ隣接〕
[イベント戦闘「アイビスvsスレイ」]
アイビス「スレイ……どうしてもって言うなら!」「ごめん!!」
スレイ「こんな攻撃…! 私をなめるな!!」「受けたダメージは倍にして返す!!」「お前にこのスピードはかわせない!!」
アイビス「だ、駄目だ…! これじゃ…このままじゃ!!」

アイビス「ああっ!!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット撃破〕
スレイ「フン…脱出はしたようだな」
〔味方ユニット出現〕
ツグミ「ああっ……!」
クスハ「ア、アイビスさんが……!」
スレイ「心配するな。アイビスは脱出している」
ツグミ「スレイ……あなた……」
スレイ「結果は見ての通りだ、タカクラチーフ」「これでαプロトには誰が相応しいかはっきりしたな」
ツグミ「………」
アイビス「よかった……スレイ……。TDに戻って……くれるんだね……」
クスハ「ア、アイビスさん!」
アイビス「撃墜……されるのは慣れてる……からね……」「打撲……ぐらいはしたけど……大丈夫……だよ……」
スレイ「………」
アイビス「スレイ……これで……気が済んだでしょ……」「一緒に……帰ろうよ……。あたし達はさ……プロジェクトTDの仲間なんだから……」
スレイ「………」
アイビス「やっぱり……あたし……あんたにかなわなかったけど……いつか……絶対に……」「星の海を……飛んでみせる……よ……。あんたと一緒に……」「だから……帰ろうよ……」
スレイ「アイビス……」
レーツェル「スレイ……君の方こそ、これで判っただろう」「何故、フィリオが君ではなくアイビスを選んだかを」
スレイ「……!」
レーツェル「ナンバー01であることのみに固執する君とさらなるゴールを目指す彼女……」「どちらが星の海を往くに相応しい者かは一目瞭然だ」
スレイ「黙れ!」
アイビス「スレイ……」
スレイ「どうやら、あくまでも私の存在を認めない気だな……」「ならば、私は別のやり方で私の力を証明するまでだ……!」
アイビス「待って、スレイ!」
スレイ「アイビス! 今日からお前は私の敵だ!」「次に会った時には生命を懸けての勝負だ! それまでに腕を上げておけ!!」
〔スレイ、マップ端へ移動〕
アイビス「スレイ!」
スレイ「………」
〔敵ユニット離脱〕
アイビス「スレイーッ!!」
クスハ「スレイさん……」
レーツェル「……行ってしまったか」
ツグミ「………」
連邦兵「どうします、タカクラチーフ? 01を追いますか?」
ツグミ「………」
連邦兵「タカクラチーフ?」
ツグミ「あ……ごめんなさい。その……」
レーツェル「……カリオンのあの速度には追いつけん。アイビスを回収しよう」
連邦兵「了解です」
〔タウゼントフェスラー、アイビス撃破地点へ移動〕
〔タウゼントフェスラー、着陸〕
〔タウゼントフェスラー、離陸〕
〔警報〕

ツグミ「な、何なの!?」
連邦兵「こちらへ接近してくる機体を感知しました! おそらく、インスペクターです!」
ツグミ「!」
〔敵ユニット出現〕
ツグミ「囲まれた!?」
レーツェル「出撃するぞ、クスハ」
クスハ「は、はいっ!」
レーツェル「タカクラチーフ、我々が突破口を開くまで何とかもたせてくれ」
ツグミ「わ、わかりました……!」
〔ユニット出現〕
レーツェル「クスハ、前回の例もある。油断をするな」
クスハ「本命が来るかも知れないってことですね……!?」
レーツェル「そうだ。行くぞ!」

<敵12機以下or敵増援1出現の2ターン後PP・味方援軍2出現>
〔警報〕
レーツェル「!」
連邦兵「こちらへ高スピードで接近する機体あり!!」
ツグミ「な……何、これ? こんな速度を出せる機体があるなんて……!」
レーツェル「インスペクターか?」
クスハ「違います、あれは……」
〔味方ユニット出現〕
レーツェル「サイバスター……!」
ツグミ「あれが……魔装機神!?」
クスハ「マサキ君!」
マサキ「よう、久しぶりだな!」
シロ「クスハ、元気だったニャ?」
クスハ「シロちゃん……!」
クロ「マサキ、シロ、ノンキに挨拶してる場合じゃニャいって」
マサキ「おっと、そうだった」「取り込み中だろ? 手助けするぜ」
クスハ「で、でも……」
マサキ「異星人の話は知ってる。それに、そのつもりでこっちへ来たからな」
クスハ「……ありがとう、マサキ君」
マサキ「なあに、いいってことよ」
シロ「マサキ、敵がこっちに向かってくるニャ!」
マサキ「わかってる! 行くぜ、シロ! クロ!」
クロ「OKニャ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
シロ「マサキ、こっちに何かが向かってくるニャ!」
マサキ「敵か!?」
シロ「デ、データにはニャい奴だニャ!」
マサキ「何っ……!?」
シロ「は、速い! おいら達の所へ来るニャ!!」
マサキ「!!」
〔敵ユニット出現〕
〔アギーハ、前進〕
〔マサキに爆発〕
〔画面、振動〕

マサキ「くうっ!!」
クスハ「マ、マサキ君!!」
マサキ「チッ、かすめられたか!」
ツグミ「あ、あの機体も……何てスピードなの……!?」
アギーハ「ふふふ、こんな所で風の魔装機神に出くわすなんて……」「残り物に福があるって本当だね。ヴィガジに感謝しなきゃ」
マサキ「てめえ、何者だ!?」
アギーハ「あたいはアギーハ。インスペクターさ」
マサキ「!!」
アギーハ「あ、そうそう。付け加えとくと、裏のリーダーね❤」
シロ「裏? 表は誰ニャ?」
クロ「シロ、突っ込むトコはそこじゃニャいでしょ」
アギーハ「ねえ、あんた達……シュウ・シラカワを捜してるんでしょ?」
マサキ「! 奴を知ってんのか!?」
アギーハ「ま、話だけはね。前に色々とやってくれちゃったからさ」「もっとも、あの事件はあたい達にとっちゃ都合が良かったんだけど」
マサキ「何……!?」
レーツェル(事件……? もしや、南極事件のことか?)
シロ「ど……どういうことニャんだ、マサキ!?」
マサキ「そいつはこっちが聞きてえぐらいだぜ……!」
アギーハ「さ、細かい話は抜きにして……あんた、シュウ・シラカワの居場所を知らないかい?」
マサキ「それもこっちが聞きてえぐらいだ!!」
アギーハ「あっそ。やっぱりね」
シロ「異星人がシュウに何の用ニャ!?」
アギーハ「あらあら、ネコちゃん……細かい話は抜きって言ったでしょ」
シロ「ニャ……!!」
マサキ「こうなったら、力ずくでもわけを聞き出してやるぜ!」
アギーハ「ふふふ……レディの扱いが下手ね、ボク」「そんなんじゃ、あたいのダーリンみたいなシブい男になれないわよ❤」
マサキ「こ、この! ふざけやがって!!」
クロ「ニャ、ニャんか調子狂うわね。ホントに異星人ニャの?」
マサキ「どのみち、あいつを何とかしなきゃここを突破できねえんだ! 行くぞ!!」
アギーハ「ふふふ、そうはいかないよ」
〔敵ユニット出現〕
クスハ「ああっ!」
マサキ「まだいやがったのか!」
アギーハ「ま、こっちも仕事だからね。持って帰るものは持って帰らないと」「でも、その前にあんたと遊んであげるよ」
マサキ「何っ!?」
アギーハ「シルベルヴィントとサイバスター……どっちのスピードが上か、ハッキリさせときたいからね」
マサキ「……!」
〔カーソル、タウゼントフェスラーを指定〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

輸送機・機内
ツグミ「アイビス、どこへ行くの!?」
アイビス「この輸送機に動かせる機体があるなら……それで出撃する……!」
ツグミ「無茶を言わないで! 死にに行くようなものよ!!」
アイビス「ここにいたって、結果は同じだよ!」「だったら、あたしは自分自身の力を出し切りたい!」「星の海を往く……! そのためだったら何も怖くない!」
ツグミ(ナンバー01であることに固執したスレイ……)(そして、宇宙を翔ぶことに全てを懸けるアイビス……)(フィリオ……あなたは……)
アイビス「お願い、タカクラチーフ! あたしを出撃させて!」
ツグミ「……アイビス、これを見て……」
〔ハッチの開く音〕
アイビス「これはガーリオン……!? いや、違う……」「まさか、αプロト……!」
ツグミ「そうよ。その名は『アステリオン』。あなたにこの機体を託すわ」
アイビス「タカクラチーフ……」
ツグミ「私には、これが正しい選択かはわからない……だけど……」
アイビス「ありがとう、チーフ! あたし、絶対にやるよ!」
ツグミ「え……!」
アイビス「この機体はTDのみんなの夢の結晶なんだ……。だから、やるんだ……!」
ツグミ「アイビス……」
アイビス「絶対にやってみせるよ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
アギーハ「さあ行くよ、坊や!」
マサキ「!」
クスハ「マサキ君!」
マサキ「来るな! あいつは俺に任せて、お前らは輸送機を守れ!」
アギーハ「ほらほら! よそ見してんじゃないよ!!」
[イベント戦闘「マサキvsアギーハ」]
アギーハ「いただくよ! サイバスター!!」
マサキ「スピード勝負で負けるかよ!!」「今度はこっちの番だ! アギーハ!!」
アギーハ「ハッ、やるじゃないか!」

マサキ「どうだ!!」
アギーハ「アハハハ……ハハハハ!」
マサキ「!?」
アギーハ「さすがだよ、坊や。風の魔装機神ってのは、伊達じゃないみたいだねえ」「どうやら、あたいはあんたを甘く見てたようだ……次は本気で行くよ!」
マサキ「お決まりの台詞を言いやがって!」
アギーハ「だったら、かわしてみな! さっきみたいにさ!」
〔アギーハ、精神コマンド「加速」使用〕
〔アギーハ、マサキへ隣接〕
〔マサキに爆発〕
〔画面、振動〕

マサキ「何っ!?」
アギーハ「まだまだ!!」
〔アギーハ、マサキの周囲を旋回〕
〔マサキに爆発〕
〔画面、振動〕

クスハ「マ、マサキ君!!」
マサキ「チッ、やるじゃねえか!!」
アギーハ「ほらほら、坊や。どうしたのさ?」
マサキ「調子に乗るな! 勝負はまだこれからだぜ!!」
シロ「マ、マサキ! さっきの攻撃で左のウィングがやられたニャ!」
マサキ「何!?」
シロ「これじゃ、バランスが上手く取れニャいし、スピードも出ニャいよ!」
アギーハ「心配はいらないよ、もう片方も壊してやるからさ!」
マサキ「くっ、この……!」
クスハ「た、助けに行かなきゃ!!」
レーツェル「弐式ではあの2体の速度に追いつけん! 私に任せたまえ!」
アギーハ「あんたはお呼びじゃないんだよ!」
レーツェル「!」
〔レーツェル、後退〕
〔レーツェルがいた地点に爆発〕

アギーハ「ハッ、いい腕じゃないか! けど、出鼻はくじいたよ!」
レーツェル「うぬっ……!」
アギーハ「さあ坊や、観念しな!」
マサキ「ふざけんな、誰が!」
レーツェル「いかん、あのままでは!」
〔通信音〕
レーツェル「何だ? 輸送機から?」
ツグミ「レーツェルさん、指揮官機を何とかひるませて下さい!」
レーツェル「何をするつもりだ!?」
ツグミ「説明をしている暇はありません! お願いします!」
レーツェル「……承知した!」「ターゲット・インサイト! 撃て、トロンベよ!」
〔アギーハに爆発〕
アギーハ「!? あんたの相手は後でしてやるよ!!」
レーツェル「……それまでお前が無事ならばな」
アギーハ「何!?」
ツグミ「システム・オールグリーン! テスラ・ドライブ、ETOL!!」「速度、高度このまま! ハッチ開放!」
〔味方ユニット出現〕
マサキ「何だ!?」
クスハ「ガーリオン……!?」
レーツェル「いや、違う」
クスハ「え!?」
レーツェル「……星への翼、はばたくか」
アギーハ「ハハッ、まだ新型を隠してたとはね!」「けど、あたいのシルベルヴィントには追いつけやしないよ!」
ツグミ「相対速度・距離算出! データ、アステリオンにロード!」「今よ、アイビス!」
アイビス「やってみせる!」
〔アイビス、アギーハへ隣接〕
[イベント戦闘「アイビスvsアギーハ」]
アイビス「当たれーっ!!」「フィールド収束! 行けーっ!」「うわああああっ!!」
アギーハ「ちいっ!!」

〔アギーハに爆発〕
〔アイビス、前進〕

アイビス「やった!?」
アギーハ「このシルベルヴィントを捉えるとはね……!」「だけど、浅いんだよ!!」
ツグミ「アイビス、相手はバランスを崩したわ!」「すぐにスプリットS! 続いてマニューバーRaMVs!」
アイビス「く……ううっ!!」
ツグミ「!? 機体を制御しきれていない!?」
アイビス「な、何とか……やってみせるよ……!」
マサキ「チャンスだ! 先に仕掛けるぜ!!」
アイビス「え!? 先!?」
マサキ「行くぞ、アギーハ!!」
アギーハ「!!」
〔マサキ、アギーハへ隣接〕
[イベント戦闘「マサキvsアギーハ」]
マサキ「こいつはさっきのお返しだ!」「くらえ!」「アァカシック・バスタァァァァァァッ!!」
アギーハ「こいつ、シルベルヴィントに!?」

〔アギーハに爆発〕
〔マサキ、前進〕

アギーハ「チッ、バランサーが!!」
アイビス「す、凄い……! あの速度……!」
マサキ「何をぐずぐずしてやがる! 次はおめえの番だ!」
アイビス「え!?」
ツグミ「そうよ、アイビス! ターン後、マニューバーRaMVsを!」
アイビス「わ、わかった!」
〔アイビス、アギーハへ隣接〕
[イベント戦闘「アイビスvsアギーハ」]
アイビス「やるんだ! 絶対に成功させるんだ!」「ラピッド・アクセラレーション! モビリティ・ブレイク!!」「続いてヴォレー・シュート!」「相手の軌道を見切れ! その内側に飛び込む!!」
アギーハ「よ……よくもやってくれたね!」

〔アギーハに爆発〕
〔アイビス、前進〕

アギーハ「くっ! 推進系まで!!」
マサキ「これでおあいこだぜ、アギーハ!」
アギーハ(チッ……! 今の状態じゃ、あの2機にはちょいと手こずりそうだね……!)(下手をすりゃ、後の任務に支障が出ちまう)(それに、奴らを逃がしたのはヴィガジのミスだ。これ以上、奴の尻ぬぐいをする義理はないね……!)
マサキ「オラ、どうした!?」
アギーハ「サイバスター、それに新型! この勝負、ひとまず預けるよ!」
〔敵ユニット離脱〕
アイビス「やった……やったよ……!」
ツグミ「アイビス……!」
マサキ「ヘッ……即席にしゃあ、悪くねえ連携だったな」
アイビス「……!」
マサキ「……俺の名前はマサキ。マサキ・アンドーだ。あんたは?」
アイビス「アイビス・ダグラス……」
マサキ「あんたが奴の隙を突いてくれて助かった。礼を言うぜ」
アイビス「こ……こっちこそ……」
クスハ「マサキ君……アイビスさん……」
マサキ「とりあえず、これで一段落か」
レーツェル「マサキ、我々はここを離脱し、ヒリュウ改と合流するが……君はどうする?」
マサキ「状況が状況だからな。俺も一緒に行くぜ」
レーツェル「そうしてもらえると、こちらも助かる」
アイビス「……」
〔通信音〕
フィリオ「アイビス……」
アイビス「通信……!? いや、違う……レコーダーに残されたメッセージ……?」
フィリオ「君がこのメッセージを聞いているということは、一つの壁を越えたのだと思う」「おめでとう、アイビス」
アイビス「フィリオ……」
フィリオ「アイビス……君は『流星』というあだ名を嫌がっているようだけど……」「流星は闇に落ちていくんじゃない……」「流星は夜を切り裂いて飛んでいるんだ」
アイビス「流星は夜を切り裂く……」
フィリオ「アイビス……僕は、君が流星になる日を信じているよ」
〔通信音〕
アイビス「フィリオ……」
レーツェル「……行くぞ、アイビス」
アイビス「は、はい」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

輸送機・機内
クスハ「じゃあ、マサキ君はシラカワ博士の手掛かりを得るためにテスラ研へ?」
マサキ「ああ。もしかしたら、あいつがあそこへ現れるんじゃないかと思ってな」
シロ「でも、ここへ来るまでにメチャクチャ時間がかかったニャ」
クロ「うん……地球を3周ぐらいしたニャ」
クスハ「え、ええっ!?」
ツグミ「す、すごい航続距離と連続稼動可能時間なのね……」
マサキ「……あんた、クロとシロを見ても驚かねえんだな」
ツグミ「ええ、あなた達のお話はクスハや所長達から聞いていました」「だから、とても光栄です……」
マサキ「いや~、そこまで言われると照れちまうぜ」
ツグミ「クロちゃん、シロちゃん、あなた達みたいな可愛いネコちゃんのナビゲーターに会うことが出来て」「今度、ゆっくりお話を聞かせてね」
クロ「わかったニャ」
マサキ「何だ、俺じゃねえのかよ」
クスハ「ツグミさんはアーマードモジュールのシステム開発担当者なの。だから……」
マサキ「ふ~ん。……ところで、シュウの野郎はテスラ研に現れなかったのか?」
クスハ「ええ……」
マサキ「エルザ……じゃなかった、レーツェルさんよ。あんたはあいつの居場所を知ってるか?」
レーツェル「いや……DC戦争後、彼とは会っていない」
マサキ「そうか……。また振り出しに戻っちまったな」
クスハ「マサキ君……」
マサキ「ああ、気にしなくていいぜ。これは俺の個人的な問題だからな」「それに……お前らと一緒に行動してれば、奴が向こうから現れるかも知れねえ」
シロ「ヒリュウやハガネに乗っていた方が情報も集めやすいニャ」
マサキ「ああ。今はインスペクターとノイエDCを何とかしなくちゃならねえ」
〔通信音〕
アイビス「こちらコックピット。ヒリュウ改を確認しました」
ツグミ「え? 本当?」
アイビス「はい、向こうとの連絡も取れました。今から着艦します」
クスハ「良かった……これで……」
レーツェル「……どうやら、私の役目は終わったようだな」
クスハ「え……?」
レーツェル「私は所長からの依頼で、参式の2号機をある男に届けねばならないのでな……」「これで失礼させていただく」
ツグミ「で、でも、あなた一人だけでは……」
レーツェル「心配することはない。後のことは頼むぞ、タカクラチーフ」
ツグミ「はい」
クスハ「あの、レーツェルさん……」
レーツェル「何かね?」
クスハ「色々とありがとうございました。どうかお気をつけて……」
レーツェル「ああ。では、諸君……また会おう」

ヒリュウ改艦橋
〔扉の開閉音〕
リューネ「マサキ! 元気だった?」
マサキ「リューネ……! お前、この艦に乗ってたのかよ?」
リューネ「うん、まあ……色々あってね」
マサキ「ふ~ん」
リューネ「って、他に何か言うことないの?」
マサキ「他に言うことぉ?」
リューネ「ほら……しばらく見ない内に綺麗になったな、とかさ」
マサキ「おう、そう言やしばらく見ない内に……」
リューネ「見ない内に?」
マサキ「太ったんじゃねえか?」
リューネ「なっ……! あたしは毎日トレーニングしてるよ! そんなことあるもんか!」
ショーン「やれやれ、女性に対して一番言ってはならぬことを……。修行が足りませんな」
レフィーナ「……何にせよ、彼らと無事に合流できて幸いでした」
ショーン「ええ」
クスハ「レフィーナ艦長……ヒリュウはどこへ向かっているんですか?」
レフィーナ「南欧のアビアノ基地です。そこにはハガネやシロガネもいますよ」
クスハ「じゃあ、ブリット君やキョウスケ中尉達と会えるんですね?」
ショーン「そうです」
ツグミ「あ、あの……」
ショーン「あなたは……プロジェクトTDのツグミ・タカクラチーフですな?」
ツグミ「は、はい。あの……今後、テスラ研はどうなるのですか?」
ショーン「何とも言えませんな。インスペクターの襲来によって、北米方面軍はもとより……」「総司令部の方もかなり混乱しているようですので」
ツグミ「そう……ですか……」
レフィーナ「タカクラチーフ?」
マサキ「お、おい! 大丈夫かよ?」
ツグミ「ごめんなさい……。少し疲れたようで目まいが……」
ショーン「無理もありません。クスハ少尉、彼女を医務室へ」
ツグミ「は、はい。ツグミさん、こちらへ……」
ツグミ「ありがとう、クスハ……」

ヒリュウ改医務室
クスハ「……落ち着きました? ツグミさん」
ツグミ「ええ……。ありがとう、クスハ……」「……」
クスハ「ツグミさん……フィリオ少佐のことを考えておられるんですか……?」
ツグミ「……わかる……?」
クスハ「ええ……」
ツグミ「私ね……テスラ研を発つ時……」「フィリオから託されたプロジェクトTDに全てを投げ打つ覚悟を決めたの……」「でもね……こうしてフィリオと離れ離れになり、スレイも去った今……」「これからどうすればいいのか……わからなくなって……」
クスハ「……」
ツグミ「……」
クスハ「でも……ツグミさんにはアイビスさんがいるじゃありませんか」
ツグミ「アイビスが……?」
クスハ「私には宇宙飛行士に必要なものが何なのかよくわかりませんけど……」「アイビスさんはいつか必ず宇宙を飛ぶと思います」
ツグミ「クスハ……」
クスハ「あの人なら、いつかきっと……。そんな気がするんです」「だから、頑張って下さい。アイビスさんを信じて……」
ツグミ「……」「もしかすると私……あまりに近くにいてアイビスのことが見えてなかったのかも知れない……」
クスハ「じゃあ、あの人を……」
ツグミ「……まだ、わからない……。わからないけど……」「あの人がフィリオが信じたのだもの」「私もアイビスに懸けてみるわ……」
クスハ「ツグミさん……」
ツグミ(フィリオ……あなたと再び会える日までアイビスは私が預かります……)(だから……絶対に……絶対に死なないでね……)

連邦政府・大統領府
ニブハル「現在、ラングレーを始めとする北米方面軍基地の約9割がインスペクターに制圧されております」「なお、残存部隊は南米及び大西洋方面へ撤退中です」
ブライアン「インスペクターの様子は?」
ニブハル「各基地を中心とした地区を封鎖していますが、他方面へ侵攻する素振りは見せていません」「ただし、勢力圏内へ近づく者、圏外へ脱出しようとする者に対しては攻撃を仕掛けています」
ブライアン「都市部の状態は?」
ニブハル「大規模な攻撃を受けた地区はほとんどありませんが、各ネットワークが寸断され……」「日を追うごとに混乱が激化しているようです」
ブライアン「……もう猶予はないね。彼らと連絡は取れそうかい?」
ニブハル「様々な方法でコンタクトを試みておりますが、返答はありません」
ブライアン「ふうん……以前とは違うみたいだね」
ニブハル「……」
ブライアン「だけど、諦めるわけにはいかない。何とかして突破口を見つけてくれたまえ」
ニブハル「承知致しました。それで、次のご報告ですが……」「連邦軍総司令部からインスペクターへの反攻作戦案が提出されております」
ブライアン「ほう……作戦名は?」
ニブハル「……『オペレーション・プランタジネット』です」

伊豆基地司令室
レイカー「……先程、ヒリュウ改から報告があり、SRX計画の機体の引きあげに成功したそうだ」「しかし、もはや状況は予断を許さない。今後の戦いはL5戦役以上のものとなるだろう……」
ケンゾウ「……」
レイカー「故に我々は一刻も早く戦力を整えなければならん」
ケンゾウ「わかっております。現在、我々はR-3とR-GUNのT-LINKシステムを改修中です」
レイカー「例のツインコンタクトを行わせるためか。では、R-GUNには彼女を?」
ケンゾウ「その予定です」
レイカー「そうか……。その後の様子はどうなのだ?」
ケンゾウ「自我の状態は以前とほぼ同じ……しかし、過去の記憶を失っています」
レイカー「……ホワイトスターにいた時のこともか?」
ケンゾウ「おそらく」
レイカー「……」「彼女をR-GUNに乗せて大丈夫なのだろうな?」
ケンゾウ「選択の余地はありません。SRXがさらなる力を発揮するためには……」「アヤと彼女のT-LINKツインコンタクトが必要なのです」
レイカー「……」

???
???(マイ)「……う、うう……!」
???(レビ)「……お前は……」
???(マイ)「うう……!」
???(レビ)「お前は……そんな所で何をしている……?」
???(マイ)「……だ、誰……?」
???(レビ)「……私はお前……お前は私……」
???(マイ)「……し、知らない……私はお前など……!」
???(レビ)「……忘れているだけだ……私はお前……お前は私……」
???(マイ)「……知ら……ない……!」
???(レビ)「思い出せ……自分が何者なのかを……思い出せ……」
〔サイコドライバー能力発現〕
???(マイ)「うっ! ああっ!!」
???(レビ)「思い出せ……自分が何者なのかを……」「そして……我が下に帰れ……ジュデッカに……」
〔サイコドライバー能力発現〕
???(マイ)「ああああっ!!」
???(レビ)「我は……ジュデッカ……そして……お前は……」
???(マイ)「う、ううう……あああ……!」
〔サイコドライバー能力発現〕
アヤ「マイ……! マイ!!」
???(マイ)「ア、アヤ!!」
???(レビ)「…………!」

連邦軍伊豆基地
アヤ「マイ、しっかりして! マイ!」
マイ「アヤ………」
アヤ「ひどくうなされていたわ……。大丈夫……?」
マイ「……夢を見た……」
アヤ「夢……? どんな?」
マイ「……よく覚えてない……」
アヤ「……」
マイ「でも、もう平気だ……。アヤが呼んでくれたから……」
アヤ「マイ……」
マイ「アヤの声を聞くと……アヤが傍にいてくれると……心が安らぐ……」「アヤが一緒なら……大丈夫……。だから……」
アヤ「ええ……一緒にいるわ。あなたは……私が守ってあげる」「あなたは私のたった一人の妹だもの……」

ハガネ艦長室
テツヤ「……艦長、テツヤ・オノデラ大尉であります」
ダイテツ「うむ、入れ」
〔扉の開閉音〕
テツヤ「報告します。本艦のトロニウム・バスターキャノンモジュールがアビアノに到着しました」
ダイテツ「ようやく修理が終わったか」
テツヤ「ええ、これでハガネは本来の姿に戻れます」
ダイテツ「その前に、本艦の総チェックを行う。艦首の交換作業はそれからだ」
テツヤ「はっ」
ダイテツ「ところで、ヒリュウ改は?」
テツヤ「1825……約1時間後にこのアビアノ基地へ到着します」
ダイテツ「そうか……何とか無事にこちらまで来られたようだな」
テツヤ「はい。昨日今日とノイエDCに動きが見られなかったのが幸いでした」「やはり、彼らもインスペクターの次なる行動に備えているのでしょうか?」
ダイテツ「バン・バ・チュンの言葉を信じれば、ノイエDCの最終的な敵は地球侵略を目論む異星人だ」「ここで内乱を拡大するような真似はせんと思うが、今の彼らには不明瞭な点が多い」
テツヤ「例のゲシュペンストと……アルブレードですね」
ダイテツ「うむ。もしかしたら、ノイエDCにはもう一つの意思が存在するのかも知れん……」

連邦軍・アビアノ基地
エクセレン「ふ~ん……。じゃ、マーサはクスハちゃん達とアメリカで合流したのね」
マサキ「……マーサって言うな」
リューネ「マオ社の新型機やプロジェクトTDの機体も何とか持ってこられたし……」「これでようやく肩の荷が下りたよ」
エクセレン「プロジェクトTDって……あのマリオンって機体の?」
リョウト「カリオンですよ、少尉。ちなみに、ラドム博士やハミル博士、リン社長もこちらへ来ています」
マサキ「……で、そのカリオンは色々あって持ってこられなかったんだが……」「アステリオンはアイビス達が頑張ったおかげで、無事だったんだ」
エクセレン「アステリオン……何が何でもリオンって付くのね。んじゃ、次はレザ……」
キョウスケ「ところで、テスラ研の積み荷はもう二つあったようだが……あれは?」
マサキ「ああ、ツグミがゴールドとかシルバーとか言ってたけど……」
リョウト「まだ僕達も見せてもらってないんです。依頼主に会うまではって……」
キョウスケ「依頼主?」
リオ「何でも、リクセント公国のシャイン・ハウゼン王女だそうです」
エクセレン「じゃ、ちょうどいいわね。今、王女様はこの基地にいるし」
マサキ「でも、あれ……どんな機体なんだろうな?」
リューネ「さあ……」

連邦軍・アビアノ基地
ツグミ「……シャイン王女、これがそちらからご依頼のあった『フェアリオン』のデータです」
シャイン「ありがとうございます。早速、拝見させていただきますわ」
〔通信音〕
シャイン「!? こ、この形は……!」
ツグミ「あ、あの、それは……カザハラ所長の独断で、それらしい外見であるべきだと……」「しかも、フィリオ少佐まで所長の意見に賛同してしまって……」「二人してテスラ・ドライブの改造どころか、予定外のシステムまで……」
シャイン「……」
ツグミ「私、格好は気に入ってるんですけど……どうでしょうか?」
シャイン「……」
ツグミ「やっぱり、やり過ぎ……」
シャイン「いえ、さすがカザハラ所長とフィリオ少佐でございますわ」
ツグミ「では……?」
シャイン「ええ、大変気に入りました。すぐに組立て作業を始めて下さいませ」
ツグミ「え……!? ま、まさか、王女……」
シャイン「はい。私には……やらねばならぬことがございますので」

連邦軍・アビアノ基地
ブリット「そうか……マオ社だけでなく、テスラ研もインスペクターに……」
クスハ「ごめんなさい……。カザハラ所長やリシュウ先生を一緒に連れてこられなくて……」
イルム「そう暗い顔をすんなって。あの親父のことだ、俺達が助けに行くまで何とか保たせるよ」
クスハ「で、でも……」
イルム「異星人にテスラ研の新型機を奪われるよりはマシさ」
リン「そうだ。所長の判断とお前達の行動は間違っていない」「後はどうやって彼らを救い出すか、だ」
イルム「ああ。落ち込んでたって、何の得にもなりはしないからな。前向きに考えようぜ」
ブリット「リン社長やイルム中尉の言う通りだ。所長や先生達を助け出す機会は必ず来る……」「その時に全力を尽くそう」
クスハ「うん……」
イルム「それよか、ブリット。久々にクスハに会ったんだ……詰めの甘さをリカバーしとけよ」
ブリット「え? リ、リカバーって……」
イルム「いつぞやエクセレンが言ってた話だよ」
ブリット「あ……!」
クスハ「何のことなの? ブリット君」
ブリット「い、いや、別に。何でもないよ、ははははは」
クスハ「?」
イルム(やれやれ、そっちの方もちったあ前向きに考えた方がいいんだけどな)

ヒリュウ改格納庫
タスク「……こいつがリオンシリーズの最新型か」
レオナ「ええ。確か……アステリオンという名よ」
タスク「アステリオン……」「じゃ、分身して音速の蹴りとかブチかますのかな?」
アイビス「あの……あたしの機体に何か……?」
タスク「もしかして、君がこいつのパイロット?」
アイビス「は、はい! プロジェクトTD所属、アイビス・ダグラス……」「特殊プロジェクトのテストパイロットであるため、階級はありません……!」
タスク「そんなに堅くなることねえって。歳もそんなに違わなさそうだしさ」「俺、タスク・シングウジ。いや~、新メンバーに君みたいな可愛い子がいてラッキーだなぁ」
アイビス「え……その……可愛いって……あたし……え……」
タスク(っと、ヤベぇ。レオナの前でついうっかり……)
レオナ「……タスク」
タスク(き、来たぁ~)
レオナ「少し彼女と話がしたいの。二人だけにしてもらえないかしら」
タスク「? あ、ああ……」
〔扉の開閉音〕
アイビス「あの……あたしに何か?」
レオナ「あなた……プロジェクトTDの所属とおっしゃられましたね?」
アイビス「は、はい……」
レオナ「スレイ……スレイ・プレスティは今どちらに?」
アイビス「スレイとお知り合いなんですか?」
レオナ「ええ……私はレオナ・ガーシュタイン。以前はコロニー統合軍にいました」「そして、DCの所属だった彼女とは、模擬戦で何度か手合わせをしています」
アイビス「……」
レオナ「彼女の宙間戦闘技術は群を抜いていましたから……」「一時はトロイエ隊に転籍するという話もあったのですが……」
アイビス「トロイエって……あのエリート部隊の……」
レオナ「ええ。でも、彼女はその話を断ったのです」「自分はプロジェクトTDのテストパイロットであり、そのナンバー01だと言って……」
アイビス(スレイ……)
レオナ「彼女は……スレイ・プレスティは今、どこにいるのです?」
アイビス「スレイは……あたし達の下を去りました……」
レオナ「え……?」
アイビス「詳しい事情はあたしにもわかりません……」「ただ、スレイは最後にあたしのことを敵だと……」
レオナ「そう……」
アイビス「レオナさん……あなた、スレイのライバルだったのかも知れないけど……」「あたしもスレイに負けられない理由がある……」
レオナ「……」
アイビス(そう……あたしは強くなりたい……)(星の海を往くための強さ……)(フィリオ……あたし……夜を切り裂く流星になるよ……!)
【シナリオエンドデモ終了】


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