TOP PAGEへ

No.22B
貫け、奴よりも速く

【シナリオデモ開始】
ホワイトスター内部
ウェンドロ「ふうん……北米地区奪還作戦、オペレーション・プランタジネットか」「彼らも着々と準備を進めているんだね」
ニブハル「対応策はいかが致しますか?」
ウェンドロ「今は必要ないよ」
ニブハル「連邦軍とノイエDC軍が手を結ぶ可能性もありますが……」
ウェンドロ「彼らのような野蛮人にそんな分別があるものか」「現に内乱は今も続いてるじゃないか。僕達という共通の敵がいるにも拘わらず、ね」
ニブハル「……」
ウェンドロ「彼らは自分達の力の使い方を知らない。幼稚で愚かな生き物なんだよ」
ニブハル「では?」
ウェンドロ「まもなく、アギーハがハワイへ向かう手はずになっている」「あの島を極東侵攻の足掛かりとするためにね」
ニブハル「……地球人の力をあまり甘く見られぬ方が良いと思いますが」
ウェンドロ「それは先任者の失敗と、かつてこのネビーイームにいた者達の敗北を見た上での言葉かい?」
ニブハル「……ええ」
ウェンドロ「ふん……僕達を彼らと一緒にしてもらっちゃ困るね」
ニブハル「では、そちら側の空間転移装置は何基あるのですか?」
ウェンドロ「……」
ニブハル「我々の技術では、あの装置を通常サイズの機動兵器に搭載することはまだ不可能……」「何故なら、転移装置の使用には膨大なエネルギーが必要となるからです」「また、転移可能な範囲も限られており……」「転移先に装置がなければ、再転移による帰還は不可能です」
ウェンドロ「まあね」
ニブハル「さらに、一基の装置で一度に転移させられる兵器の量も限られております」
ウェンドロ「何が言いたいんだい?」
ニブハル「空間転移装置を失えば、戦略面での我々の優位性までも失われるということです」「故に、この戦いは空間転移装置をいくつ保有しているかで決まると言えます」「ましてや、あの装置が敵に奪われでもしたら……」「兵器のほとんどを地球製の物に頼っている我々は……」
ウェンドロ「そんなことは君に言われなくてもわかっているよ」
ニブハル「では、ウェンドロ監査官。そちら側の転移装置の数は?」
ウェンドロ「教えるわけにはいかないね」
ニブハル「……」
ウェンドロ「何故だかわかるかい? ……それは僕が君のことを信用していないからさ」
ニブハル「……」
ウェンドロ「君は先任者より前に地球へやって来たようだが……その素性は知れたものじゃない」「あの南極事件を引き起こしたシュウ・シラカワという男と同じくね」
ニブハル「……」
ウェンドロ「案外、先任者が失脚したのは君のせいじゃないのかい?」
ニブハル「とんでもございません」
ウェンドロ「じゃあ、SRX計画とATX計画……」「あれを再開させたのは、地球人の唯一の長所を伸ばし、僕達へその成果物を渡すためではなく……」「自分の物に……いや、僕達以外の誰かに提出するためじゃないのかい?」
ニブハル「滅相もございません」
ウェンドロ「ふうん……。ま、いいけどね」
ニブハル「……では、最後に。ノイエDC軍の中に興味深い集団がおります……」「そして、彼らには利用価値があります」
ウェンドロ「……」
ニブハル「こちらで詳しい情報を入手次第、ご報告致しますので……今後の作戦にお役立て下さい」
ウェンドロ「……わかった。見るだけ見ておくよ」
ニブハル「それでは……」

???
ニブハル「……」(なかなか勘の鋭い人物ですね。あの年齢で異文明監査官を務めていることにも納得がいきます)(しかし……地球人の力を見くびり過ぎですね)(グライエンの思惑通り、ノイエDCがオペレーション・プランタジネットに加われば……)
〔扉の開閉音〕
ミツコ「失礼致します」
ニブハル「おやおや、ノックもなさらずに。……困りますね」
ミツコ「あら、ごめんあそばせ。ドアがロックされていなかったので、中へ入ってよろしいのかと……」
ニブハル「フッ……。それで、私にアポを取られた理由は何ですかな?」
ミツコ「ニブハル補佐官にビジネスの話をさせていただきたいと思いまして」
ニブハル「ほう……見返りは?」
ミツコ「あなたが必要とされている情報です」
ニブハル「……では、そちらが希望されるビジネスの相手とは?」
ミツコ「それはもちろん……」「インスペクターですわ」

シロガネ艦橋
レモン「さすが、スペースノア級。中が広くていいわね」
ヴィンデル「ああ、我らシャドウミラーの母艦となるに相応しい」
レモン「この艦を持ってきてくれたW16に感謝しなくちゃね」
アクセル「その人形はどうした? 奴の部隊も見当たらんぞ」
レモン「怒らずに聞いてくれるなら、教えてあげるけど」
アクセル「……いや、見当がついた。またヒリュウの足止めか」
レモン「ええ。向こうとこのシロガネが伊豆へ着くタイミングをなるべく合わせたいの」「ミッション・ハルパーと……私達の作戦のためにね」
アクセル「ふん……」
〔扉の開閉音〕
レモン「やれやれ……ベーオウルフに関しては相変わらずね、彼」
ヴィンデル「だが、奴には自重してもらわねばならん」
レモン「ええ、この段階で失敗するわけにはいかないものね」
ヴィンデル「ところで、リー・リンジュンの様子は?」
レモン「独房で大人しくしているみたいだけど……本気で彼を引き入れるつもり?」
ヴィンデル「うむ。リーはハガネやヒリュウと行動を共にしていた……」「だから、彼らを排除せねばならぬ状況を迎えた時、あの男の経験が役に立つ」
レモン「素直にこちらの言うことを聞くかしら」
ヴィンデル「心配はいらん。奴は異星人と戦う力を求めている」「そして、それを我らが与えれば……」「いずれ、混沌をも望むようになるだろう」
レモン「つまり、ローズお嬢ちゃんやフェフ博士と同じように……こちらの手の内を見せるのね?」
ヴィンデル「ああ、その方が早い」
〔警報〕
レモン「どうしたの?」
量産型W「第2格納庫のハッチが内側より強制開放されました」「EG-Xソウルゲイン、発進シーケンスに入ります」
ヴィンデル「何?」
レモン「ソウルゲイン……! アクセルが!?」

ヒリュウ改艦橋
〔警報〕
ユン「5時方向に敵影確認! 本艦へ急速接近中です!」
レフィーナ「総員、第一種戦闘配置について下さい!」
ショーン「やれやれ、もう少しで東シナ海へ出られる所でしたのに……」「敵はよほど我々を日本へ行かせたくないようですな」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現済み〕
ユン「敵機動部隊、戦闘エリアへ侵入! 識別はRPT-007です!」
〔敵ユニット出現〕
ショーン「量産型のゲシュペンスト……おそらく、敵は例の部隊でしょうな」
レフィーナ「ええ……! 各機、直ちに出撃して下さい!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
エクセレン「お相手はまた謎のゲシュちゃん部隊ね」
カチーナ「あいつら、しつこく襲ってきやがるな」
ラッセル「ええ……」
カチーナ「随分と連中の恨みを買ってるみてえだな、あたしらは」
エクセレン「ん~……身に覚えがあるような、ないような」
クスハ「ブリット君、あの敵は……」
ブリット「ああ、こないだと同じ連中だろうな」
ラミア「……」
エクセレン「ボス仮面と言い、怪しいゲシュちゃんと言い……そろそろ素性を知りたいところねぇ」
キョウスケ「奴らが何であろうと、敵であることに違いはない。……全機、攻撃を開始しろ」
ラミア「了解でございますです」(……指令が出ていない以上、やむを得んな)
<戦闘開始>

<敵6機撃破・敵増援1出現>

レフィーナ「! 敵の増援ですか!?」
ユン「はい! 9時方向に敵影を確認! こちらへ向かってきます!」
〔敵ユニット出現〕
カチーナ「戦闘機か……前ン時と違って、小出しで来やがったな」
マサキ「だが、オチは同じだろうぜ」
キョウスケ「マサキの言う通りだ。それに、奴らが例のECMを使っていない点も気になる……」
カチーナ「ああ、連中は前座だ。今回は長丁場になるぞ」
キョウスケ「アサルト1より各機へ。敵の増援はまだ来る。無駄弾を撃つなよ」
ブリット「了解!」

<敵6機撃破・敵増援2出現>
ユン「1時方向、敵の増援部隊です!」
レフィーナ「各機、迎撃態勢を!」
〔敵ユニット出現〕
マサキ「チッ、今度はあんな所に」
シロ「おいら達を挟み撃ちにする気ニャのか!?」
キョウスケ「いや、こちらの戦力を分散させるつもりだろう」
エクセレン「どうする、キョウスケ? 向こうの手に乗ってみる?」
キョウスケ「ああ……敵の狙いも読めてきたからな」
マサキ「連中のターゲットは、ヒリュウとおめえかも知れねえってことか?」
キョウスケ「ヒリュウはともかく、おれを狙う理由は今一つ解せんが……おそらくな」
タスク「もしかして、赤い機体にご執心なんスかねえ」
カチーナ「牛じゃあるめえし、そんなワケあるか!」
エクセレン「あらん、カチーナ中尉も他人のこと言えないんじゃない?」
カチーナ「茶化すな。……キョウスケ、ヒリュウのガードと連中の相手はあたしらでやってやる」「その代わり……」
キョウスケ「了解。的を分散させるため、こちらはヒリュウから離れる。エクセレン、フォローを頼むぞ」
エクセレン「オッケー、任されて」
カチーナ「ヒリュウの近くにいる奴はガードに回れ! 本命に備えろ!」

<敵6機撃破・敵増援3出現>
〔警報〕
ユン「か、河川部に熱源反応多数! 本艦へ急速接近中です!」
レフィーナ「直ちにEフィールドを下方へ展開! 近くの友軍機を呼び戻して下さい!」
〔敵ユニット出現〕
マサキ「あれが本命か!」
カチーナ「奴らの狙いはヒリュウだ! ガードを固めろ!!」
エキドナ「……各機へ。今回の作戦目的は、あくまでもヒリュウの足止めだ」「狙いをあの艦へ絞れ」
量産型W「了解」
ラミア(おそらく、彼らを指揮しているのはW16……)(だが、連絡がない。現状の任務を続行しろということか)
エキドナ「……各機、攻撃を開始しろ」
量産型W「了解」
エクセレン「どうも今回はふられちゃったみたいね、キョウスケ」
キョウスケ「いや、まだわからん」
エクセレン「え?」
キョウスケ「確かに、ここまではウォーダンの時とパターンが似ている」「だが、奴らがおれ達の裏をかくつもりだとしたら……」
エクセレン「次があるかも知れないってこと?」
キョウスケ「ああ……おれの勘だがな」

<キョウスケvsエキドナ>
エキドナ(ベーオウルフの撃墜命令は出ていない。やり過ごすしかないな)
キョウスケ(こいつが本命なら、真っ先におれを狙ってくるはずだ)(本命は……どこにいる?)

<エキドナHP60%以下or敵増援3出現の次EP・敵増援4出現>
※※エキドナHP60%以下の場合、セリフ追加※※
エキドナ「損傷度、40%オーバーか。 だが……」
〔通信音〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

エキドナ「! この反応は……!?」
ラミア(もしや……!)
〔警報〕
ユン「新たな熱源反応、急速接近中!」
カチーナ「何!? まだ来るのかよ!?」
レフィーナ「数と識別は!?」
ユン「数は1! 識別コードは……マスタッシュマンです!」
レフィーナ「何ですって!?」
〔敵ユニット出現〕
キョウスケ「!」
アクセル「フッ……さすがに人形共に倒されるような男ではないようだな、ベーオウルフ」
キョウスケ「こいつは……!?」
ラミア(EG-Xソウルゲイン……! アクセル隊長か)
エクセレン「マ、マスタッシュマンって、ヴィレッタお姉様が言ってた……!?」
カチーナ「あ、ああ……! オペレーションSRWの最中に出てきやがったっていう……」
リューネ「所属不明のロボットのこと!?」
エクセレン「あのヒゲ男さん、エアロゲイターと戦ってたらしいから、もしかして味方……」
アクセル「……」
エクセレン「……じゃなさそうな雰囲気ね」
エキドナ「……隊長、あなたが今回の作戦に参加されるという話は聞いておりませんが?」
アクセル「それがどうした?」
エキドナ「しかし、ベーオウルフとの接触はヴィンデル様からの命令で……」
アクセル「人形の分際でこのおれに口出しするな」
エキドナ「……申し訳ございません」
アクセル「手出しも無用だ。W17にもそう伝えておけ」
エキドナ「了解」
ラミア(隊長が来たということは……ここでベーオウルフ達を?)
〔通信音〕
ラミア(! W16からの暗号通信……!)(隊長とベーオウルフへ手出しするな、だと?)
アクセル「……」
〔通信音〕
キョウスケ「む……! 通信?」
アクセル「聞こえるか、ベーオウルフ……いや、キョウスケ・ナンブ」
キョウスケ「……!」
アクセル「おれの名はアクセル……アクセル・アルマーだ」
キョウスケ「アクセル……?」
エクセレン「どうやら地球人っぽいわね。キョウスケの知り合い?」
キョウスケ「いや、初めて聞く名だ」
アクセル「そうだろうな。だが、おれはお前のことをよく知っている」
キョウスケ「何……?」
エクセレン「もしかして、DC戦争の時にキョウスケとやり合ったことがあるとか?」
アクセル「さあな。しかし、ベーオウルフ……おれにはお前とその機体……」「ゲシュペンストMk-IIIを倒す理由がある」
キョウスケ「ウォーダン・ユミルと同じく、お前もアルトをそう呼ぶか。……そのわけを聞かせてもらおう」
アクセル「知る必要はない。ただ、お前という存在はおれにとって必ず障害となる……それだけのことだ」
エクセレン「あなた、キョウスケにえらく恨みを持ってるみたいだけど……」「いつ、どこで、どうやってあの人を知ったの?」
アクセル「それを聞いてどうする?」
エクセレン「返答によっては、無事にお家へ帰れなくなるかもね」
アクセル「ふん……貴様こそ、ベーオウルフの何なのだ?」
エクセレン「そうね……パートナーってことにしとくわ」
アクセル(奴に女のパートナーだと? 確か、向こうでは……)「貴様……名前は?」
エクセレン「エクセレン……」
ラミア(! いかん……!!)
エクセレン「エクセレン・ブロウニングよ」
アクセル「な……に!?」
エクセレン「?」
アクセル「ブロウニング……! ブロウニングだと!?」
エクセレン「どうしたの? そんなに珍しい名前じゃないと思うけど」
アクセル(まさか……こいつがレモンの捜していた……?)(……いや、ただの偶然だと言うこともあり得るが……)
キョウスケ「何をしている?」
アクセル「……『こちら側』での挨拶代わりだ。復活したソウルゲインのテストに付き合ってもらうぞ」
キョウスケ「こちら側……? どういうことだ?」
アクセル「その意味はいずれわかる。もっとも、それまでお前が生きていればの話だがな」
キョウスケ「……手札を明かす気がないのなら、それで構わん」「だが、おれの敵だと言うのなら、相応の覚悟をしてもらうぞ」
アクセル「ふ、ふふふ……」
キョウスケ「何がおかしい?」
アクセル「やはり、お前はお前……おれの知るベーオウルフだ」
キョウスケ「ゴタクはもういい。……さっさとかかって来い」
アクセル「言われるまでもない」
アクセル「ソウルゲインよ、再びおれにその力を示せ。そして……」


サブタイトル
貫け、奴よりも速く


<エクセレンvsエキドナ>
エクセレン「赤いマントはないけど、こっちに突っ込んできてみる?」
エキドナ「……」
エクセレン「あらら、連れないのね。でも、サーベルはあるわよ?」

<ブリットvsエキドナ>
ブリット「こいつ……前にも戦ったことがある……!?」
エキドナ(この機体……データがない。だが、形状から判断すれば……)

<クスハvsエキドナ>
クスハ「この人、他の敵とは何かが違う……!?」
エキドナ(データのない機体……。しかし、この外見は……)

<ラミアvsエキドナ>
ラミア(こちらから 連絡することは出来ん……。だが、向こうからならば)
エキドナ「……」
ラミア(何もなしか。ならば、現状の任務を続行する)

<カチーナvsエキドナ>
カチーナ「赤いのが好きなら、今から血ィ見せてやるぜ!!」
エキドナ「……」
カチーナ「もちろん、てめえのな!!」

<マサキvsエキドナ>
エキドナ(魔装機神サイバスター……接触するのは初めてだな)
マサキ「相変わらず薄気味のわりぃ連中だぜ……!」「いい加減にてめえらの正体を教えやがれ!」

<エキドナ撃破orHP30%以下>
エキドナ「……予想以上に保たなかったな。だが、ヒリュウの足止めには成功した」「アクセル隊長、こちらは撤退します。隊長も……」
アクセル「口出しするなと言ったはずだ。……さっさと帰れ」
エキドナ「……了解」
〔敵ユニット離脱〕
アクセル「フッ……これで邪魔者がいなくなったな」
キョウスケ「……」
タスク「何だ、あいつ……居残りかよ!?」
エクセレン「んじゃ、廊下に立ってなさ~い……てなわけにはいかないみたいね」
ラミア(やはり、隊長はベーオウルフを……)
アクセル「遠慮はいらん。まとめてかかって来い!」

<キョウスケvsアクセル(1回目)>
アクセル「さあ、貴様とMk-IIIの力を見せてもらおうか」
キョウスケ「いいだろう。ただし、高くつくぞ……!」
アクセル「望むところだ。そのためにおれはここまで来たのだからな!」

<キョウスケvsアクセル(2回目)>
アクセル「機体はともかく……腕前は向こうと同じようだな、ベーオウルフ」
キョウスケ(あの男、おれとの戦いに慣れている……)(以前にやり合ったことがあるのか? それとも、おれとアルトのデータを?)

<キョウスケvsアクセル(3回目)>
アクセル「フッ……操縦のクセも変わらんようだな」
キョウスケ(……おれのデータを手に入れただけで、ここまで対応できるとは思えん)(まるで、おれと何度もやり合ったことがあるかのような戦いぶりだ)(だが、あれ程の男なら覚えがあるはず。いったい、奴は……?)

<エクセレンvsアクセル>
アクセル「エクセレン・ブロウニング、一つ聞かせてもらおう」
エクセレン「何?」
アクセル「お前に姉妹はいるか?」
エクセレン「答えは……さっきのあなたと同じなんだけど?」
アクセル「それを聞いてどうする、か。ふふふ……まったくだな」

<ブリットvsアクセル>
ブリット「格闘戦用の特機か! なら、虎龍王で相手をしてやる!」
アクセル「邪魔をするな! おれの標的はベーオウルフただ一人だ!」

<ラミアvsアクセル>
アクセル「W17……おれの命令に逆らうつもりか?」
ラミア(だが、隊長にエクセ姉様のことを知られた……。このままでは……!)
アクセル「今、貴様と遊んでいる暇はない! おれの前から消え失せろ!」

<リョウトvsアクセル>
リョウト「あれがマスタッシュマン……この間、転移してきた特機に系統が似ている……!」
アクセル「死にたくなければ、ここから消えろ。ベーオウルフ以外の者に興味はない」

<カチーナvsアクセル>
カチーナ「おい、ヒゲ野郎! オペレーションSRWから今までどこで何をしてやがったんだ!?」
アクセル「お前には関係のない話だ。俺の邪魔をするな」
カチーナ「うるせえ! そのヒゲ、むしり取ってやるから覚悟しな!!」

<タスクvsアクセル>
タスク「口ひげっていうより、顎ヒゲじゃねえのか、それ?」
アクセル「何だと?」
タスク「あ、いや、こっちの話」「それよか、こっちの相手もしてもらうぜ!」

<マサキvsアクセル>
マサキ「どうやら、てめえがあの連中の指揮官らしいな!」
アクセル「サイバスターか。貴様とは一度戦ってみたかった」「向こうでは機会に恵まれなかったからな」
マサキ「向こうだと!?」
シロ「もしかして、ラ・ギアスのことニャのか!?」
マサキ「そんなこと、俺が知るかよ!」
アクセル「……だが、今ここで貴様の相手をするつもりはない。そこをどけ!」

<リューネvsアクセル>
アクセル「ヴァルシオーネか。こちらでは戻ってきているようだな」
リューネ「こちら? 戻る? わけのわからないことを言ってんじゃないよ!」

<アクセルHP規定値以下or敵増援4出現の規定ターン後PP・勝利条件達成>
アクセル「……ふふふ、おれの部下や人形共を退けただけのことはある」「だが、あの時の力までには至っていないようだな」
キョウスケ「あの時、だと?」
アクセル「お前は知る由もなかろう! だが、おれは……!」
〔アクセル、回復〕
アクセル「おれは忘れはしない! あの時の屈辱をな!」
キョウスケ「!?」
〔アクセル、精神コマンド「熱血」「加速」使用〕
アクセル「コード麒麟!」
〔アクセル、キョウスケへ隣接〕
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕

キョウスケ「何っ!?」
[イベント戦闘「キョウスケvsアクセル」]
アクセル「行くぞ、ベーウルフ!」「これで決めさせてもらう」「でぃぃぃぃやっ!!」「切り裂けいっ!」
キョウスケぐううっ!!」

〔キョウスケに爆発〕
〔画面、振動〕

エクセレン「!!」
クスハ「キョ、キョウスケ中尉っ!!」
キョウスケ「ぐ……! 奴のあのスピードは……!?」
アクセル「ギリギリで見切ったか。だが……!」
〔通信音〕
レモン「……盛り上がってる所で悪いけど、そこまでにしてくれる?」
アクセル「レモン!?」
レモン「機体の無断持ち出しに無断出撃、命令違反……。ヴィンデルがカンカンよ?」
アクセル「そんな言葉でおれを止められると思っているのか?」
レモン「ま、さっきのは冗談だけど……今、そこで狼さん達を倒してもらっちゃ困るのよね」
アクセル「ミッション・ハルパーの件か? だが、奴らがいなくとも……」
レモン「ところが、そうも行かなくなったの」
アクセル「どういうことだ?」
レモン「インスペクターがこっちの予想よりも早く動いたのよ。もうハワイが奴らの手に落ちたわ」
アクセル「何……!?」
レモン「だから、ヒリュウとハガネというカードが必要になったわけ。……おわかり?」
アクセル「チ……!」
レモン「次の機会はすぐに来るわ。だから、お楽しみは後で……ね?」
アクセル「……わかった、帰還する」
〔アクセル、後退〕
アクセル「ベーオウルフ……おれの名を覚えておけ」
キョウスケ「……」
アクセル「アクセル・アルマー……。貴様を倒す男の名をな」
〔敵ユニット離脱〕
ユン「敵機、撤退しました!」
クスハ「大丈夫ですか、キョウスケ中尉……!?」
キョウスケ「ああ……何とかな」(アクセル・アルマー……。いったい何者だ?)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ヒリュウ改格納庫
タスク「かなりやられましたね。装甲どころか、左腕のフレーム……イッちまってるんじゃないスか?」
キョウスケ「パーツの予備は?」
タスク「ラドム博士がマオ社から脱出する時、持ってきた奴がありますけど……」「もう残り少ないッスよ?」
キョウスケ「……覚えておこう」
ラミア(ベーオウルフを追い込むとは……さすが隊長だと言うことか)
エクセレン「あのヒゲ男さん、キョウスケとの戦闘に随分慣れてるみたいね」
キョウスケ「ああ。乗り慣れたアルトでなければ、無事では済まなかったかも知れん」
マサキ「お前、ホントにあいつのことを知らねえのかよ?」
キョウスケ「知らん」
リョウト「あの人もアルトのことをゲシュペンストMk-IIIと呼んでいましたね」
リューネ「それに、ベーオウルフって何? キョウスケのあだ名?」
キョウスケ「それも知らん」
ブリット「しかも、エクセレン少尉の名前を聞いて随分驚いていたようですけど……」
エクセレン「ひょっとして、どこかで私を見て一目惚れしたとか? いやん、そんな」
ブリット「そ、そうは見えませんでしたが」
タスク「あれですよ、ノイエDCじゃ、エクセ姐さん達はやっぱ有名人なんスよ」
リューネ「紅白コンビで何かと目立つしね」
エクセレン「それを言うなら、ヴァルシオーネちゃんの方が遥かに上だと思うけど」
リューネ「でも、ラミアのアンジュルグにはかなわないかもね」
ラミア「……」(何故だ……? 何故、私はエクセ姉様の名前が知られるのをまずいと思った……?)(エクセ姉様とレモン様の関係については、何の確証も得ていないというのに……)(いったい、私は……?)
リューネ「? どうしたの?」
ラミア「いや……何でもない」
キョウスケ「……」(アクセル・アルマー、か。奴とい、アルフィミィとい……)(おれを狙う理由が今一つ解せんな)

シロガネ艦橋
ヴィンデル「……結果的に、ヒリュウの足止めには成功した。今回は不問に帰す」「だが……次はないぞ、アクセル」
アクセル「……わかった」
ヴィンデル「では、これより我々は日本近海に潜伏し、ハルパーの発動を待つ」「以上だ」
〔扉の開閉音〕
レモン「あら、あの人……意外にあっさり許したわねえ」
アクセル「……」
レモン「で、どうだったの、狼さんは?」
アクセル「機体の外見や性能は若干違っているようだが、手応えはほぼ同じだった」
レモン「そうじゃなくて……あなたをどう認識しているか」
アクセル「聞くまでもないだろう? ……W17の報告通りだ」
レモン「そう……。ちょっと寂しい気もするわね」
アクセル「……この世界にも特殊任務実行部隊は存在しているが……」「名称と構成員が違う」
レモン「ええ、その調べはもうついているわ」「今は……私たちと関係のない所で任務を遂行しているみたいだけど」
アクセル「だから、おれたちのことを知る者はいない。……ヘリオスを除いてな」
レモン「そうね……。それに、彼女も……」
アクセル「……」「……先程の戦闘で、お前と同じ名前の女と接触した」
レモン「え!?」
アクセル「シャトル事故で死んだというお前の妹……。まだ名前を聞いていなかったな」「……エクセレンか?」
レモン「……!」
アクセル「どうなんだ?」
レモン「……」「……正解、よ」
アクセル「……」
レモン(そう……。こちらではそうなっているの……)
アクセル「……あの女もベーオウルフと同じだ。おれ達のことを知らん」「そういう存在だ。共通点はあっても、お前の妹などではない」
レモン「……ええ、わかっているわ。あの子は……もう死んだもの」
アクセル「……」
レモン(エクセレン……エクセレン・ブロウニング……)(あなたがこちらにいるのなら、私は……)
【シナリオエンドデモ終了】


● No21B「龍虎覚醒」 へ戻る

● No23B「もう一つの『影』」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。