TOP PAGEへ

No.30
武神装攻ダイゼンガー

【シナリオデモ1開始】
シロガネ艦橋
アクセル「なるほど……今の所は地球人側が優勢か」
ヴィンデル「うむ。向こうとは違い、連邦軍とノイエDCが協力しているせいだろう」
アクセル「おれ達が知る歴史では……この後、連中とノイエDCの一派が手を結ぶ」「だが、こちら側ではおれ達シャドウミラーがその役目を担うことになるとはな」
ヴィンデル「不服なのか、アクセル?」
アクセル「ふっ……。おれ達の目的を達成するためなら、何だってやってやるさ」「例え、この世界での作戦が予行練習に過ぎなくてもな」
ヴィンデル「……」
アクセル「だが、リー……お前はどうなんだ?」
リー「……」
アクセル「お前は異星人を憎んでいるんだろう? ……構わないのか?」
リー「それが最強の軍隊を作るために必要だと言うのであれば」「闘争の時代を経て、人類が真の強者に成長し……」「この地球と共に揺るぎない存在となるのであれば、やむを得ないと思っている」「ただし、ヴィンデル大佐……」
ヴィンデル「わかっている。あの連中の利用価値がなくなれば、その時は……」
リー「はっ」
アクセル(……お前にも同じことが言えるがな)
ヴィンデル「ところで、バン・バ・チュンの動きは?」
リー「工作員からの報告によれば、アースクレイドルを発ち、ラングレーへ向かったということです」
ヴィンデル「フッ……思ったとおりだな」
アクセル「ハガネとヒリュウ改は?」
リー「西海岸線の突破に成功……現在はテスラ・ライヒ研究所を目指している」
アクセル「……ここから近いな。様子見に行くか」
ヴィンデル「アクセル……」
アクセル「自重しろ、だろう? だが、ここでテスラ研を失うわけにもいくまい?」
ヴィンデル「ああ、後々の利用価値のことを考えればな」「それに……前回の件を踏まえて、彼らの戦力を削いでおく必要もある」
アクセル「誰を生贄にする気か知らんが、ベーオウルフとヘリオスは標的から外せ」
ヴィンデル「あくまでも拘るか。まあいい……リー中佐、W15をスレードゲルミルで出させろ」
リー「はっ」

???
???(ソフィア)「……ウォーダン……」
ウォーダン「……」
※※欧州ルートを通った場合のセリフ※※
???(ソフィア)「……ウォーダン・ユミル……」
ウォーダン「……」「我は……」
※※極東ルートを通った場合のセリフ※※
???(ソフィア)「ウォーダン・ユミル……」

ゼンガー「我はメイガスの剣なり……」「メイガスの敵は……全て我が粉砕する……」

シロガネ格納庫
※※欧州ルートを通った場合のセリフ※※
レモン「具合はどう?」
ウォーダン「問題ない」
レモン「そう。……あなたの今回の任務は、ハガネとヒリュウ改の戦力を削ぐことよ」「ただし、ベーオウルフとヘリオスには手を出さないでね」
※※極東ルートを通った場合のセリフ※※
レモン「W15……あなたの今回の任務は、ハガネとヒリュウ改の戦力を削ぐことよ」「ただし、ベーオウルフとヘリオスには手を出さないように」

ウォーダン「ゼンガー……ゼンガー・ゾンボルトは?」
※※欧州ルートを通った場合のセリフ※※
レモン「あなたは……どうしたい?」
※※極東ルートを通った場合のセリフ※※
レモン「……あなたはどうしたいの?」

ウォーダン「……」「願わくば、奴とは一対一の対決を」
※※欧州ルートを通った場合のセリフ※※
レモン「ふふ……そういう所は彼にそっくりね。なら、あなたの好きにしなさい」
ウォーダン「……」
レモン「私にとっては懸けになるけど、あなたが自我を維持できるか…試してみたいから」
※※極東ルートを通った場合のセリフ※※
レモン「ふふ、そういう所は彼にそっくりね。なら、あなたの好きにしなさい」

ウォーダン「……」
レモン「でもね、一つだけ覚えておいて」「あなたのオリジナルであるゼンガー・ゾンボルトを倒すこと……」「それはW15がウォーンダ・ユミルになる……真のメイガスの剣になる唯一の方法よ」
ウォーダン「……」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現済み〕
バイオロイド兵「敵機、接近中。数、2。全機、迎撃態勢へ移行」
ジョナサン「彼らにとって敵ということは……!」
リシュウ「ワシにとって味方じゃの」
フィリオ「しかし、2機だけとは……。もしかして……?」
〔味方ユニット出現〕
ゼンガー「見えたぞ、テスラ研が……!」
フィリオ「ゼンガー少佐……! それに、エル……!」
レーツェル「友よ、ビアン総帥からの預かり物を受け取りに来た」「そして……お前達を救いに」
フィリオ「ふふ……相変わらず律儀な男だね、君は」
バイオロイド兵「……お前達の身柄を拘束する。抵抗した場合は射殺する」
ジョナサン「おや、我々を殺してもいいのか?」「ここのデータをまとめられる者がいなくなるぞ」
〔機関銃の銃声〕
バイオロイド兵「抵抗した場合は射殺する」
ジョナサン「わかった、わかった。降参だ、大人しく従うよ」
リシュウ(ジョナサン……)
ジョナサン(わかっています。何としてでもダブルGを彼らに。……フィリオもいいな?)
フィリオ(ええ……)
ゼンガー「……レーツェル、雑魚は俺が引き受ける! お前は一刻も早く師匠達の所へ!」
〔カーソル、目的地点を指定〕
レーツェル「了解した!」
<戦闘開始>

<レーツェルが目的地点へ到達・敵増援1出現>

レーツェル「よし、たどり着いた。生命反応チェック……」「所長達は……連れ去れた後か」
ゼンガー「急げ、レーツェル!!」
レーツェル「了解した。今から中に……」
〔警報〕
レーツェル「!」
〔敵ユニット出現〕
ヴィガジ「黒いヒュッケバイン……やはり、ここへ戻って来たか」
レーツェル「あの時の男か……!」
ヴィガジ「この研究所と人員には利用価値がある……。貴様らには渡さんぞ」
レーツェル「それはどうかな?」
ゼンガー「行け、レーツェル! 奴は俺が食い止める!」
レーツェル「いくらお前でも、一人だけでは……!」
ゼンガー「行くのだ! 行って、師匠達を……そして、ビアン総帥の遺産を!」
レーツェル「……わかった。後は頼むぞ、友よ」
〔味方ユニット離脱〕
ヴィガジ「ビアンの遺産だと……!? あの狸め、そのような物を!!」
ゼンガー「……」
ヴィガジ「フン、たった一人でこのガルガウを止める気か?」「その闘志は見上げたものだが、状況が見えていないようだな。やはり、所詮は下等な野蛮人……」
ゼンガー「黙れッ!!」
ヴィガジ「!」
ゼンガー「そして、聞けッ! 我が名はゼンガー! ゼンガー・ゾンボルト!!」「我は悪を断つ剣なり!!」
〔ゼンガー、回復〕
〔ゼンガー、精神コマンド「気迫」「熱血」「ド根性」「鉄壁」使用〕

ヴィガジ「何が悪だ! それは貴様らの方だ! この銀河においてはな!」
ゼンガー「我らの星へ一方的に攻め込んでおいて何を言うか!」
ヴィガジ「予防策なのだよ、これは! 貴様らのような病原菌を銀河に蔓延させぬためのな!」
ゼンガー「病原菌だと……!?」
ヴィガジ「そうだ! いずれ、貴様らは銀河の秩序を乱す存在となる!」「故に我らに監視……いや、支配されて然るべき野蛮人なのだ!」
ゼンガー「そのために武力を行使したいというのなら……」「貴様らも我らと同じ野蛮人ではないか!」
ヴィガジ「ええい、黙れ! 下等生物にそんなことを言われる覚えはない!」「貴様はここで死ね!!」

<ヴィガジHP70%以下orゼンガーHP60%以下or敵増援1出現の3ターン後PP・第3軍増援1出現>
ヴィガジ「ふん、どうした? お前の力はその程度か?」
ゼンガー「うぬっ……!」
ヴィガジ「フン! 口ほどにもない奴め!!」
〔ゼンガーに爆発〕
〔画面、振動〕

ゼンガー「ぐううっ!!」(まだだ……! まだ倒れるわけにはいかん……!)(奴が……! レーツェルが戻ってくるまでは!)
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

テスラ・ライヒ研究所
〔爆発音〕
ジョナサン「! こ、この振動は……」
バイオロイド兵「動くな。動くと撃つ」
ジョナサン「わかっているよ。ご覧の通り、抵抗する気はないさ」
フィリオ「……」
〔コンピュータの反応音〕
ジョナサン(……どうだ、フィリオ?)
フィリオ(遠隔操作モードで火は入れました。ですが、1号機の火器管制システムには問題が……)(2号機はチャージに時間がかかってしまいます)
ジョナサン(仕方がない。奴らの目を盗んで調整するのは至難の業だったからな……)
バイオロイド兵「お前達、何を話している?」
フィリオ「……!」
リシュウ「あ~、すまんのぅ。ワシは独り言のクセがあるんじゃ」
バイオロイド兵「……」
リシュウ「それより、お前さんにちょいと頼みがあるんじゃが……ワシの杖を取ってきてくれんか?」
バイオロイド兵「……」
リシュウ「ほれ、ワシは見ての通りの歳でのう……杖がないと具合が悪いんじゃ」
バイオロイド兵「……」
リシュウ「な、頼む。ゴホッ、ゴホ……この通りじゃ」
ジョナサン(せ、先生……演技がわざとらしいですよ)
リシュウ(馬鹿を言え、お前もやっておったことじゃろうが)
バイオロイド兵「……動くと撃つ」
〔扉の開閉音〕
レーツェル「それはこちらの台詞だ」
バイオロイド兵「!?」
〔銃声×2〕
バイオロイド兵「!!」
レーツェル「……やはり、人ならざるもの……躊躇はせんか」
ジョナサン「レーツェル……!」
レーツェル「遅れて申し訳ない」
ジョナサン「いや、君が来てくれて助かったよ」
レーツェル「……リシュウ先生、杖はこれでよろしいですか?」
リシュウ「お、おお……すまんの」
フィリオ「エル、よく来てくれたね」
レーツェル「……友よ、すぐにダブルGを起動させてくれ。このままではゼンガーが危ない」
フィリオ「ああ、わかっているよ」
ジョナサン「行こう。ダブルGは最深地下格納庫だ」

テスラ・ライヒ研究所
レーツェル「……こんな所に地下へのエレベーターが?」
ジョナサン「なにせ秘密の格納庫だからね。入口も秘密にしておかないと」
バイオロイド兵「……」
レーツェル「警備は……5人か」
リシュウ「ふむ。……レーツェル、援護を頼むぞ」
レーツェル「は?」
ジョナサン「せ、先生!?」
リシュウ「キエエェェェェェイ!!」
バイオロイド兵「!!」
リシュウ「イヤリャァァァァッ!!」
〔斬撃音〕
バイロイド兵「……!!」
〔機関銃の銃声〕
リシュウ「ぬううん!!」
〔兆弾音〕
ジョナサン「た、弾を!?」
リシュウ「チェェストォォォォオ!!」
〔斬撃音〕
〔銃声〕

バイオロイド兵「!!」
リシュウ「ふうう……」
レーツェル「……」(援護する必要は……なかったかも知れんな)
フィリオ「す……凄い……。刀で弾丸を跳ね返すなんて……」
リシュウ「ふふ、ワシの見切りとゾル・オリハルコニウム製の仕込み杖をなめるでないわ」「それに、弾を跳ね返すぐらい、リューネの嬢ちゃんも朝飯前でやりおるわい」
ジョナサン「さ、さすがは示現流の達人……ゼンガー少佐達の師匠ですな」
リシュウ「さあ、急ぐんじゃ! ゼンガーとて、あの怪物が相手ではそう長く保たんぞ!」
ジョナサン「は、はい! レーツェル、君は下へ降りてダブルGに!」
レーツェル「承知した!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
ヴィガジ「……さて、そろそろ終わりにするか」
ゼンガー「!」
〔ヴィガジ、ゼンガーへ隣接〕
[イベント戦闘「ヴィガジvsゼンガー」]
ヴィガジ「フフフ、まずは……」「その右腕からだ!!」
ゼンガー「うぬっ! 斬艦刀が!!」

〔ゼンガーに爆発〕
〔画面、振動〕

ゼンガー「うぐっ……!!」
フィリオ「さ、参式の右腕が!!」
ヴィガジ「頼みの大刀を失ったか。……終わりだな、ゼンガー・ゾンボルトとやら」
ゼンガー「……!!」
レーツェル「所長、すぐに2号機の発進を!」
ジョナサン「駄目だ、チャージにまだ時間がかかる!」
リシュウ「なら、1号機じゃ! 先に1号機を出せ!」
フィリオ「しかし、あれはまだ戦闘が可能な状態では……!」
リシュウ「動けばいい! このままではゼンガーが死んでしまうぞ!」
ジョナサン「ですが、先生! あれを発進させるには、最低でも60秒はかかってしまいます!」
リシュウ「う、うぬっ……! こんな時に零式があれば……!」
レーツェル「やむを得ん、私がMk-IIIで出る!」
ヴィガジ「もう遅い! 死ね、ゼンガー・ゾンボルト!!」
〔第3軍ユニット出現〕
ヴィガジ「ぬうっ!?」
レーツェル「あ、あれは!?」
ウォーダン「……」
ゼンガー「ウォーダン……! ウォーダン・ユミル!!」
レーツェル「まさか、ゼンガーを狙って……!?」
ウォーダン「一意専心……!」「推して参るッ!!」
〔ウォーダン、ヴィガジへ隣接〕
ヴィガジ「!!」
[イベント戦闘「ヴィガジvsウォーダン」]
ウォーダン「行くぞ!」「我はウォーダン・ユミル! メイガスの剣なり!」「ぬおおおお!!」「一刀両断!!」「我が斬艦刀に……断てぬものなし!!」
ヴィガジ「き、貴様は!?」

〔斬撃音〕
〔画面、発光〕
〔ヴィガジに爆発〕
〔画面、振動〕
〔ヴィガジ、後退〕

ヴィガジ「う、うぐっ! まさか、あの男は……!?」
ウォーダン「………」
ゼンガー「ウォーダン……何故、この俺を……!?」
ウォーダン「貴様を倒す者はこの俺以外であってはならない……」「そして、貴様との決着はこのような形であってはならぬ」
ゼンガー「……!」
レーツェル「あの男もWシリーズのはず……。何故、あのようなことを?」
ゼンガー「もしや、お前はラミアと同じく……!?」
ウォーダン「俺は俺のオリジナルであると言える貴様の存在を抹消し……」「W15ではなく、真のメイガスの剣……ウォーダン・ユミルとなる」「それが俺の……俺自身の意思だ」
ゼンガー「意思……! ウォーダン、やはりお前は……?」
ウォーダン「聞け、ゼンガー。貴様が新たな剣を手にするまでの時間は、俺が稼いでやる……」「我らの勝負はその後だ」
ゼンガー「承知……!」
ヴィガジ「何者か知らんが、邪魔はさせんぞ!!」
ウォーダン「来い! しばしの間、貴様の相手は俺がする!」

<第3軍増援1出現の次PP・味方1出現>
フィリオ「1号機の出撃準備、終了。ただし、非常に不安定です」「武器の使用はおろか、最悪の場合は行動不能になる恐れも……!」
リシュウ「構わん! 2号機が出れば、サポート可能じゃ!」
ジョナサン「ゼンガー少佐! 今からダブルGの1号機を射出する! それに乗り移るんだ!」
ゼンガー「承知!」
フィリオ「遠隔操作モード! 第12ゲート、開きます!」
ジョナサン「よし、射出!!」
〔味方ユニット出現〕
ヴィガジ「む!?」
〔ダイゼンガー、ゼンガーへ隣接〕
〔味方ユニット消失〕

ヴィガジ「もしや、あれがビアンの遺産!?」
ウォーダン「そして、ゼンガー・ゾンボルトの新たな剣か」
リシュウ「あの姿……まさに武神じゃな」
フィリオ「パイロット登録……音声登録、終了。後はDMLシステムと火器管制システムが上手く作動すれば……」
ヴィガジ「カザハラ! 貴様、あのような物を隠していたのか!?」
ジョナサン「地球の研究所には、秘密兵器がつきものでね。気づかなかった君達が悪いのさ」
ヴィガジ「なめた真似を……!」
ゼンガー「これが……ダブルG……!」
ジョナサン「そう……ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン」「ビアン総帥が君のために開発し……君に遺したスーパーロボットだ」
ゼンガー「……ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン……」「……」「いや、あえてその名は呼ぶまい」
ジョナサン「何?」
ゼンガー「総帥がこの俺に遺した機体……俺のために作られた剣……。そう、名付けるなら……」「ダイ・ゼン・ガー……!」
ジョナサン「ダ、ダイゼンガー!?」
フィリオ「なるほど……。そういう略し方もあるね」
ヴィガジ「笑わせるな! そんなロボットで俺を倒せるか!!」
ゼンガー「黙れ! 貴様を……」「む!?」
〔ダイゼンガー、着地〕
ジョナサン「どうしたんだ!?」
ゼンガー「機体が……! 機体が動かん!」
リシュウ「な、何じゃと!?」
ジョナサン「フィリオ、状況は!?」
フィリオ「DMLシステムの稼働率、20%……内臓武器、全て使用不能。かろうじて上半身が動く程度です」
ジョナサン「くっ……! 2号機はまだ出せないのか!?」
フィリオ「は、はい……!」
ジョナサン「やむを得ん! すでに1号機のOSの書き換えを! 動けるようにするんだ!」
リシュウ「じゃが、武器がない! 丸腰では、いずれ限界が来るぞ!」
ゼンガー「……!!」
ウォーダン(武器、か……!)
ヴィガジ「ク、ククク……とんだ木偶人形だったな」「この俺を欺いた報いだ! 貴様から片づけてやる!!」

<ゼンガーHP40%orヴィガジHP60%or味方援軍1出現の2ターン後PP・味方援軍2出現>
ヴィガジ「フン、何がダイゼンガーだ。手も足も出んではないか」
ゼンガー「ぬうっ……!」
ヴィガジ「貴様らの相手も飽きた……一気にトドメを刺してやる!」
ウォーダン「笑止!」
ヴィガジ「何!?」
ウォーダン「ゼンガー! お前にはまだ戦う術がある!!」
ゼンガー「術だと!?」
〔ウォーダン、後退〕
ウォーダン「さあ、受け取れ! 貴様の武器を!」
ゼンガー「!!」
ウォーダン「受け取るのだ、ゼンガー! 貴様の斬艦刀を……」「参式斬艦刀をッ!!」
〔ウォーダンに輝き〕
〔カーソル、ウォーダンからゼンガーへ移動〕
〔ゼンガーに輝き〕

ヴィガジ「フン、今さらそんな物を手にした所で!」
ゼンガー「黙れッ! 斬艦刀は我が魂の剣! これさえあれば、俺は戦える!!」
ヴィガジ「!?」
ゼンガー「我が魂を受け継げ、ダイゼンガー!!」「否!」


サブタイトル
武神装攻ダイゼンガー


ヴィガジ「ぶ……武神装攻だと!? 今度は何の略だ!?」
ゼンガー「もはや問答無用! 受けよ、我が魂の太刀をッ!!」
〔ゼンガー、ヴィガジへ隣接〕
[イベント戦闘「ゼンガーvsヴィガジ」]
〔ヴィガジに爆発〕
〔画面、振動〕

ヴィガジ「ぐ、ううっ……!!」
ゼンガー「……礼を言うぞ、ウォーダン・ユミル」
ウォーダン「ゼンガー……雲燿の太刀、しかと見届けた。それでこそ……我が宿敵だ」
ゼンガー「………」
ジョナサン「フィリオ、OSの書き換えは……!?」
フィリオ「ギリギリで間に合いました。現在のDMLシステムの稼働率は88%……」「ゼンガー少佐なら大丈夫でしょう」
ジョナサン(あのタイミングで書き換えを間に合わせたのか……! さすがだな)
ヴィガジ「おのれ、貴様ら……! 貴様ら、もう許さんぞッ!!」
〔ヴィガジ、気力上昇〕
ヴィガジ「ぬおおおおおっ!!」
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕

ゼンガー「!!」
リシュウ「や、奴の太刀を受けてまだ戦えるのか!?」
フィリオ「な、何て頑強さなんだ……!」
ジョナサン「このままではこちらが保たん!」「ピンポイントで動力源を狙いでもしない限りは!」
レーツェル「……その役目は我らに任せてもらおう」
ジョナサン「!」
〔味方ユニット出現〕
ヴィガジ「!!」「あれもダイゼンガーとやらか!?」
レーツェル「そう、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンの2号機……」「名付けて、アウセンザイター……!」
ヴィガジ「『穴馬』だと? また翻訳機が壊れたのか!?」
フィリオ「……なるほど。言い得て妙だね」
レーツェル「ゼンガー! モードを『プフェールト』に切り換えろ!」
ゼンガー「!?」
レーツェル「行くぞ、友よ!!」
〔レーツェル、ヴィガジへ隣接〕
[イベント戦闘「レーツェルvsヴィガジ」]
レーツェル「友よ! 今が駆け抜ける時!」
ゼンガー「応!!」「刃・馬・一・体!」「参る!!」「ぬうううん!!」「吠えろ、ダイゼンガー! 武神の如く!!」
レーツェル「駆けろ、トロンベ! その名の如く!!」
ゼンガー「奥義!!」「斬艦刀ォォォオ…!!」「逸騎刀閃!!」「一刀両断ッ!!」
レーツェル「フッ、我らに…」
ゼンガー「断てぬものなし……!」
ヴィガジ「き、貴様らぁぁっ!!」

〔ヴィガジに爆発〕
〔画面、振動〕

ヴィガジ「ぐうっ……貴様ら……!!」
ゼンガー「……刃馬一体……! レーツェル、お前の機体にはそのような機構が……」
レーツェル「フッ、この姿……。ビアン総帥は私の望みを理解しておられたらしい……」「これぞ、まさにトロンベ。共に戦場を駆ける……私の愛馬だ」
ヴィガジ「ダメージチェック……! ち……動力源がやられたか!」
〔警報〕
ヴィガジ「!!」
〔味方戦艦出現〕
ジョナサン「おお! 彼らも来てくれたのか!」
ダイテツ「各機、出撃せよ!!」
〈出撃準備〉
クスハ「カザハラ所長! 皆さん、ご無事ですか!?」
ジョナサン「ああ、頼もしい助っ人達のおかげでね」
イルム「ま、そう簡単にあんたがくたばるとは思ってなかったけどな」
ジョナサン「相変わらず口の減らん奴だ」
イルム「あんたに似たのさ」
ツグミ「フィリオ! 聞こえる!? フィリオ! 生きているなら返事をして!!」
フィリオ「ツグミ……心配かけたみたいだね」
ツグミ「馬鹿! 馬鹿! 宇宙馬鹿! 当たり前じゃない!」「あなたがいなくなったら私……私……」
アイビス「ツグミ………」
フィリオ「すまない……ツグミ。だけど、まだ戦いは終わってはいないよ」
アイビス「フィリオ……それはあたしに任せておいて!」
フィリオ「では見せてもらうよ、アイビス。君の成長ぶりを」
フィリオ「……この状態で奴らの相手をするのは危険か……!」
エクセレン「あらん、こっちは別に構わないけど?」
ヴィガジ「地球人共めが……! この屈辱、忘れはせんぞ!!」
〔敵ユニット離脱〕
エクセレン「あらら~……あの様子じゃ、ボス達から散々じゃ目に逢わされちゃったみたいねぇ」
キョウスケ「それよりも……奴だ。何故、ウォーダンがここに?」
ウォーダン「………」
ラミア「W15……ここへはレモン様からの指令で?」
ウォーダン「そう……そして、俺の意思でもある」
ラミア「意思……だと?」
ウォーダン「……」
ラミア「W15……お前は……」
ウォーダン「俺の名はウォーダン・ユミル。……W15ではない」
ラミア「……了解」
ウォーダン「ゼンガー……ゼンガー・ゾンボルト。お前との決着は……いずれ」
〔第3軍ユニット離脱〕
ゼンガー(ウォーダン……)
ラミア(ウォーダン・ユミル……あの男も私と同じで……?)
ブリット「少佐、ウォーダンを追わなくていいんですか!?」
ゼンガー「ああ。それが奴に対するせめてもの恩義……」「そして、今はテスラ研を奪還することが先決だ」
ブリット「は、はい!」
テツヤ「艦長、残存機がこちらへ向かって来ます!」
ダイテツ「各機、攻撃開始! 敵機を殲滅し、テスラ研を奪還せよ!!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

テスラ・ライヒ研究所
ツグミ「フィリオ!」
フィリオ「心配かけたね、ツグミ……」
ツグミ「……あなたに会って色々言いたいことがあったけど……」「あなたが無事だった……。今はそれだけでいいわ……」
フィリオ「……ごめんよ……」
アイビス「……フィリオ少佐……」
フィリオ「アイビス、見せてもらったよ……。成長した君とアステリオンの姿も」
アイビス「でも、スレイは……」
フィリオ「心配は要らない……。スレイは子供の頃から、すぐにムクれるクセがあったからね……」「でも、もう彼女も子供じゃないんだ……」「自分の進む道を思い出したら、きっと僕達の所に戻ってくるさ」
アイビス「うん……!」
ツグミ「フィリオ、アイビス…スレイが戻るのを待ちましょう……。私達の夢のために……」
フィリオ「ああ……。きっと、それは遠い日じゃないと思うよ……」(そして、僕が力尽きるその日も……)
ジョナサン「……感動のご対面だな。さあ、イルム……パパの胸に飛び込んでおいで」
イルム「冗談じゃない。男に抱きつく趣味はないぜ」
ジョナサン「同感だ。それにしても、よく来てくれた」
イルム「そっちも……インスペクター相手によく保たせたもんだ」
フィリオ「カザハラ所長とリシュウ先生の演技のおかげだよ」
ゼンガー「……ところで、少佐。俺のグルンガスト参式は?」
フィリオ「……ご覧の通り、損傷がひどく……当面の間は使用不可能です」
ゼンガー「そうか……」(グルンガスト参式よ……。今まで俺と共によく戦ってくれた。礼を言う)(お前の魂と斬艦刀は俺とダイゼンガーが受け継ごう……)
ジョナサン「ゼンガー少佐、君のダブルGの内臓武器についてだが……」
ゼンガー「修理にはどれぐらいの時間が?」
ジョナサン「軽く見積もっても、1ヶ月はかかる。一度バラして、パーツを交換しなければならないんでね」
ゼンガー「ならば、結構。参式斬艦刀が一振りあれば、充分だ」
ジョナサン「しかし、それでは……」
ゼンガー「この後、我らはすぐにラングレーへ赴き、インスペクターと戦わねばならん」「そして、ウォーダン・ユミル……奴との決着をつけるためにも」「あの時、ソフィア・ネート博士と交わした約束を守るためにも……」
フィリオ「ソフィア・ネート博士……確か、今は……」
ゼンガー「そう、アースクレイドルにいるはずだ」
フィリオ「……」
ゼンガー「今のノイエDCに……彼女の意思は介在していないはず」
フィリオ「ええ、あの人は人類同士の戦いをよしとしていませんでした……」
ゼンガー「……ネート博士の身に何かあったことは間違いない」「そして、俺はそれを確かめに行かねばならん」「そのためにも……今、ダイゼンガーが必要なのだ」
ジョナサン「……そうか。では、剣撃戦闘用としてOSを最適化しておく。それならすぐだ」
ゼンガー「……お願いする」

ハガネ艦内
ブリット「リシュウ先生!」
リシュウ「おお……ブリット、クスハ。心配をかけてすまなかったの」
クスハ「いえ、先生達がご無事で何よりです」
リシュウ「ふふふ、トウゴウ家の男は代々しぶといのが売りでのう」「それより、あれがLTR機構から連絡があった超機人・龍虎王か?」
クスハ「はい」
龍虎王「……」
ブリット「? 龍虎王が先生を……」
クスハ「先生を見てる……。どうしたのかしら?」
龍虎王「……」
リシュウ「……」(トウゴウ家の言い伝えが正しければ、あれにはワシの先祖が……)
龍虎王「……」
リシュウ(……龍虎王、そして虎龍王。ブリットやクスハを頼むぞ)(そして、我が先祖よ……超機人に乗り、戦いし者達よ)(ワシの弟子達を……この世界を守ってやってくれ……)

ハガネ艦内
ライ「兄さん、これが……」
レーツェル「そう、ダブルG2号機……名付けてアウセンザイターだ」
ライ「アウセンザイター……」
アヤ「では、1号機の方は何という名前なんですか?」
レーツェル「……ダイゼンガーだ」
マサキ「ダ、ダイゼンガー!?」
マイ「大きな……ゼンガー少佐と言うことか?」
アヤ「さ、さあ……」
クロ「さしものマサキでもそんニャ名前は付けニャいわよ」
マサキ「ああ、せめてグレートゼンガーぐらいにして欲しいよな」
シロ「そ、それもどうかニャ~」
ライ「……約1名、その手のネーミングに否定的でない者がいるがな」
マイ「え?」
リュウセイ「ダ、ダイゼンガー……。そうだよ、そうだよな……スーパー系はそうでなきゃ」「なあ、ライ。やっぱ、SRXも……」
ライ「……ダイリュウセイは大却下だ」
リュウセイ「ええっ!? ダイライとかダイアヤとかよりは語呂がいいじゃんか!」
アヤ「ダイアヤ……王妃の名前みたいでいいかも」
マイ「ア、アヤ?」
アヤ「じょ、冗談、冗談よ。いくら何でもダイアヤはないわよね~」
マイ(もしかして、割と……本気だった……?)
リュウセイ「じゃあ……ダイライにオーってつけて、ダイライオーってのはどうよ?」
リューネ「あ、何だかロボットの名前っぽくなったね」
リュウセイ「だろ?」
ライ「……勘弁してくれ」
レーツェル「ふむ……ならば、アウセンザイターのプフェールトモードをダイトロンベと名付けるか」
ライ「本当に勘弁してくれ……兄さん」
レーツェル「無論、冗談だ」
リューネ「……それにしても、親父があんな機体を作ってたなんてね」
レーツェル「カザハラ所長から聞いた話によれば、DC戦争末期に開発されていた機体であり……」「数はダイゼンガーとアウセンザイターを含めて、4体……」「本来はその全てがアースクレイドルに配備される予定だったそうだ」
リューネ「じゃあ、残りの2体はどこにあるの?」
レーツェル「不明だ。アースクレイドルにないのは確実らしいが……」
マサキ「それ以前に、だれがあんた達の機体をテスラ研へ持ってきたんだよ?」
レーツェル「L5戦役後、分解された状態でカザハラ所長の下へ送られてきたらしい」「送り主は……シュウ・シラカワ博士だそうだ」
マサキ「な、何っ!?」
リューネ「シュウが!?」
マサキ「……」(あの野郎……前の時とい、いったい何を考えてやがんだ……?)

ハガネ艦橋
テツヤ「艦長、ダブルGと補給物資の積み込み作業が終了しました」
ダイテツ「うむ。……では、カザハラ所長」
ジョナサン「どうかお気をつけて。皆さんのご武運を祈っております」
フィリオ「タカクラチーフ、後のことは頼むよ」
ツグミ「わかりました」
ダイテツ「では、本艦とヒリュウ改はこれよりラングレー基地へ向かう」

シロガネ艦橋
アクセル「……ベーオウルフとヘリオスに手を出さなかった点はいい」「だが、何故ゼンガーを助けるような真似をした?」
ウォーダン「……奴と互角の勝負をするためだ」
アクセル「互角だと? 笑わせるな」「貴様ら人形は余計なことを考えず、与えられた任務を遂行していればいい」
ウォーダン「……」
アクセル「それが出来んのなら、不良品としておれが処分する。……覚えておけ」
ウォーダン「……承知」
〔扉の開閉音〕
アクセル「……W17に続き、奴もあのザマか」
レモン「……」
アクセル「やはり、ナンバーズは信用ならん。W16も含め、今の内に廃棄すべきだ」
レモン「……彼らはシャドウミラーにとって貴重な戦力よ。それは出来ない相談ね」
アクセル「繰り糸が切れた操り人形に何の意味がある?」「それに、奴らの自我の確立は、お前のプランに反しているのではないか?」
レモン「そうよ。でもね……見たくなったの。あの子達がどうなっていくかを」
アクセル「奴らの……いや、お前自身のためにか?」
レモン「……」「……そうかも、ね」
【シナリオエンドデモ終了】


● No29「疾風、そして流星の如く」 へ戻る

● No31「オペレーション・プランタジネット(前編)」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。