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No.6
守るべきもの

【シナリオデモ開始】
DC戦艦艦橋
DC艦長「少佐、伊豆沖の作戦海域には11時間後に到着します」
アーチボルド「潮に乗ってるだけあって早いですね。で、ハガネは?」
DC艦長「本艦隊と同じく、伊豆方面を目指しています」
アーチボルド「結構。ちゃんとついてきているようですね」
〔扉の開閉音〕
エキドナ「……少佐、ランドグリーズの調整が終了しました」
アーチボルド「わかりました。で、パイロットはどうするんです?」
エキドナ「現在、ユウキ少尉が選定中です」
アーチボルド「わかりました」
エキドナ「それから、少佐にお願いしたいことがあります」
アーチボルド「何です?」
エキドナ「アースクレイドルの方から極東方面軍伊豆基地の情報を収集するよう命令が出ました」
アーチボルド「ほう……。僕はそんな話を聞いていませんが」
エキドナ「私に直接下った命令ですので」
アーチボルド「……」「ま、いいでしょう。で、僕達は何をすればいいんです?」

DC戦艦格納庫
ゼオラ「あっ、そうじゃないでしょ! そこで一時離脱して!」
アラド「横から口をはさむなって! 気が散るだろ!」
ゼオラ「ほら、右から来るわ! かわして、距離を取って!」
アラド「いや、このまま突っ込む!!」
ゼオラ「それじゃダメよ!」
〔機体のダメージ音〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

アラド「くそっ、やられちまった!!」
ユウキ「……そこまでだ、アラド。シミュレーターから出ろ」
アラド「は、はい……」
〔扉の開閉音〕
ゼオラ「んもう。敵機の撃墜数より、自分が落とされた回数の方が多いなんて……」
アラド「チェッ、シミュレーションと実戦じゃ違うんだよ」
ゼオラ「なに言ってんの。そもそも、あなたのランドグリーズの使い方が間違ってるのよ」
アラド「だって、おれ……接近戦の方が好みだし」「遠くから狙い撃つってのは、どうも性に合わねえんだよな」
ゼオラ「そういう問題じゃないでしょ! しかも、勘に頼った接近戦なんて、言語道断よ!」
アラド「なんだ、お前……知らないの? エースパイロットに必要とされるのは勘の良さ……」「あのゼンガー・ゾンボルト少佐がそう言ってたんだぜ?」
ゼオラ「ホントなの!?」
アラド「ウソだ」
ゼオラ「あ、あなたねえっ! 本気でビアン総帥の仇を討つ気があるの!?」
アラド「おれ、そういうのヤなんだよ。なんか他人の怨念に引っ張られてるような気がしてさ」
ゼオラ「怨念じゃないわ、信念よ」
アラド「屁理屈だよ、それ。第一さ、おれ達総帥に会ったことすらないんだぜ?」
ゼオラ「あなた、今まで私達が何のために訓練を受けてきたか、わかってるの?」
アラド「DC再興のためにだろ? アギラばあさんから耳にタコが出来るぐらい聞かされたぜ」
ゼオラ「そうよ。私達はDCを再興し、異星人と戦わなければならない」「連邦軍なんかに地球圏の防衛を任せておけないのよ」
アラド「……じゃあ、どうしてラトはあっち側にいるんだ?」
ゼオラ「! そ、それは……」
アラド「何であいつは乗れなくなったはずのPTに乗って、戦ってんだ?」
ゼオラ「そ、そう強いられてるのよ! あの子を利用している連中に!」
アラド「それはむしろ、おれ達の方じゃないかって思うんだよな……」
ゼオラ「……!」「あなた、セトメ博士やセロ博士……それに、『メイガス・ケーナズ』を疑うの?」
アラド「おれ達にとっちゃ、恩人のセロ博士はともかく……アギラばあさんはなあ」「それにメイガスはただのコンピューターじゃねえか」
ゼオラ「何を言ってるの。アギラ・セトメ博士は私達の母親も同然……」「そして、メイガス・ケーナズは私達の先生。間違ったことを言うわけがないわ」
アラド(そうかなあ……。そこがおかしいような気がするんだよな)(そして、ラトはそのことに気づいて……)
ゼオラ「……?」
アラド「……お前、ラトのことはどうするつもりなんだ?」
ゼオラ「あの子は連邦軍にだまされているのよ。だから、連れ戻さなきゃ」
アラド「連れ戻す、か。あいつ、そうして欲しいって思ってんのかなあ」
ゼオラ「そうに決まってるわ。きっと無理矢理戦わされているのよ」
アラド「おれ達の所へ戻っても、同じことになるぜ?」
ゼオラ「だから、私達であの子を守るのよ。戦わなくていいように」
アラド「お、おい、お前……言ってること変だぞ?」
ゼオラ「何が変なのよ! ラトだって、きっと私達と一緒にいたいって思ってるわ!」
アラド「……」
ゼオラ「そして、私達の手でDCを復興させなきゃ!」
アラド「……DCがなくなったって、地球を守る役目は連邦軍がやってくれる。L5戦役の時みたいにさ」
ゼオラ「馬鹿なこと言わないで!」「あれはDCやイスルギが反攻作戦のためにリオンシリーズを量産していたおかげよ!」「それをハガネやヒリュウ改が最後の最後で自分達の手柄にしたのよ!」「そんなのが許せる!?」
アラド「でも、あの連中が敵の親玉を倒したのは事実なんだろ? 結果的に成功すりゃ、それでいいじゃねえか」
ゼオラ「あ、あなたねえ……! ハガネやヒリュウ改って言ったって、所詮は一部戦力に過ぎないのよ!」「そんなのが、地球圏全体を守るなんて無理だわ!」「今度何かあったら、本当に人類は滅亡しちゃうわよ!?」
アラド「わかったわかった。お説教はもう充分だぜ」(だけど、ラトのことは何とかしなきゃあな……)
カーラ「……で、どうすんの? ユウ」
ユウキ「今のアラドではランドグリーズを扱い切れん」「あの3機は俺とお前、ゼオラで使おうと考えている」
カーラ「あたしもその方がいいと思うな。あの子、死なせたくないもん」
ユウキ「……弟を思い出すからか?」
カーラ「まあね」
ユウキ「だが、死なせたくないのはアラドやゼオラだけじゃない。部下はみんなそうだ」
カーラ「うん……そうだよね」

DC戦艦艦橋
アーチボルド「ランドグリーズの件、了解しました。大切に使って下さい」
ユウキ「そのつもりです。……それで、次の任務は?」
アーチボルド「そこにいるエキドナ君が観光旅行をしたいと言い出しましてね……」「彼女を伊豆まで送っていってもらえませんか?」
ユウキ「伊豆? もしや、極東方面軍司令部がある伊豆基地のことですか?」
エキドナ「そうだ」
ユウキ「そこへ何をしに?」
エキドナ「情報収集だ」
ユウキ(単独で基地へ潜入するというのか……?)
アーチボルド「では、ユウキ君。彼女のエスコートをお願いしますよ」
ユウキ「……了解です」
エキドナ(……これでいい。陽動をかければ、ハガネは伊豆基地へ来る)(後はW17が気づくかどうか、だ)

藤沢地区
ユキコ「リュウ、早く出ないと遅れるわよ」
リュウセイ「わかってる! カバン、カバンはどこだ!?」
ユキコ「昨日、準備をして玄関に置いておいたんでしょう?」
リュウセイ「あ、そうだった」
ユキコ「ほら、服のエリが曲がってるわよ」
リュウセイ「そ、そんなのいいって」
ユキコ「ダメよ、ちゃんとしなさい。でないと、ヴィレッタさんやアヤさんに怒られるわよ」
リュウセイ「わかったわかった」
ユキコ「……ね、リュウ。今度はいつ帰ってこれるの?」
リュウセイ「わからねえな。ここ最近、何かと忙しいし」
ユキコ「そう。今度、機会があったら皆さんをうちに連れていらっしゃい」「母さん、あなたがお世話になってる人達にお礼をしたいから」
リュウセイ「ああ。じゃ……行ってくるぜ、お袋」
ユキコ「気をつけてね、リュウ」

連邦軍伊豆基地正門
アヤ「……休暇中に呼び出してごめんなさいね」
リュウセイ「例の試作機が予定より早く来たってんだろ? しょうがねえさ」
アヤ「ところで、お母様の具合はどう?」
リュウセイ「まだ通院してるけど、前に比べりゃ元気になったよ」
アヤ「ちゃんと親孝行してきた?」
リュウセイ「それどころか、いつまで経っても子ども扱いで困ったのなんの」
アヤ「いいじゃない。母親って、そういうものらしいわよ」
リュウセイ(らしいって……。そうか、アヤのお袋は……)
アヤ「リュウ、今日の予定を教えておくわ」「この後、試作機に関するレクチャーを受けてもらってから、模擬戦をやるわよ」
リュウセイ「了解」「ところで、模擬戦の相手って誰? ま……まさか、隊長?」
アヤ「何よ、その顔」
リュウセイ「だって、負けたら特訓のメニューが追加されちまうからなあ」
アヤ「じゃあ、頑張って勝つことね」
リュウセイ「そういうアヤは俺が休んでる間、隊長に何勝したんだよ?」
アヤ「え? ま、まあ、そんなことは別にいいじゃない」
リュウセイ「さては連敗か。お互い先が思いやられるよな」
アヤ「あ、私は明日から父のラボに詰めることになるの」「だから、しばらくの間特訓はお休みするわ」
リュウセイ「ってことは、隊長とマンツーマン? トホホ」
アヤ「文句を言わないの。隊長だって、忙しい中をぬって私達の面倒を見てくれてるのよ?」
リュウセイ「そりゃわかってるけどさ。……あ~あ、教導隊へ出向したライの野郎がうらやましいぜ」「今頃、カイ少佐やラトゥーニと一緒にハワイでのんびりしてんだろうなあ」
アヤ「そんなわけないでしょ。さ、隊長とオオミヤ博士の所へ行きましょう」

連邦軍伊豆基地
〔扉の開閉音〕
アヤ「おはようございます、オオミヤ博士」
ロバート「ああ、おはよう」
リュウセイ「ロブ、ブレードは? 早く実物を見せてくれよ」
イルム「そう焦るな、リュウセイ」
リュウセイ「! イルム中尉!? いつこっちへ? あ、もしかして……ブレードと一緒に?」
イルム「そう、月から付き添いでね」
リュウセイ「リョウトやリオ、ラーダさん達は元気?」
イルム「ああ。お前達に会いたがってたよ」
リュウセイ「みんなとはあの時以来だもんなあ」
ロバート「さて、積もる話は後だ。早速、仕事に取りかかろう」
ヴィレッタ「……その前に伝えておくことがある」
ロバート「何です?」
ヴィレッタ「2日前、ハワイのヒッカム基地からビルトファルケンが強奪された」
ロバート「え……!?」
リュウセイ「ファルケンって、ブレードと一緒にマオ社で作ってた試作機だよな?」
イルム「……そうだ」
アヤ「それに、ヒッカム基地ということは……もしかして、ライ達が?」
ヴィレッタ「ええ。ファルケンは教導隊によるテスト中、DC残党に奪われたのよ」
アヤ「そんな……!」
リュウセイ「ライの野郎に、カイ少佐、ラトゥーニがいてそんなことが起きたのかよ?」
ヴィレッタ「詳しい事情はわからないが、DC残党部隊が極東へ向かっているという情報もある」「この伊豆基地へ現れる可能性は低いと思うが、油断はしないように。いいわね?」
リュウセイ「了解」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「守るべきもの」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
リュウセイ「起動完了。出力、規定値まで上昇。各部、問題なし……っと」
ロバート「どうだ、リュウセイ? 実際に乗ってみたアルブレードは」
リュウセイ「やっぱ、R-1よりちょっと軽いな。頼りないってわけじゃねえけど」
ロバート「フルスペックでR-1を量産したら、トライアル以前にコスト面で落選するよ」
リュウセイ「でも、試作1号機に比べたらパーツが増えてない?」
ロバート「月でリョウト達が色々と試しているみたいでな」「とりあえず、そいつで接近戦のデータ取りを頼む」
リュウセイ「了解」
アヤ「オオミヤ博士、イルム中尉の準備が整いました」
ロバート「了解した。グルンガストを発進させてくれ」
〔味方ユニット出現〕
リュウセイ「グルンガストか……キツい相手だぜ」「でも、隊長相手の模擬戦と違って、特訓メニューが追加されねえだけマシかな?」
ヴィレッタ「それは結果次第ね」
リュウセイ「うへっ……が、頑張ります」
ロバート「データ取得開始。二人共、始めてくれ」
リュウセイ「了解!」
イルム「遠慮はいらんぞ、リュウセイ」
リュウセイ「ああ、行くぜ!」
〔イルム、味方から敵へ〕
<戦闘開始>

<イルムHP70%以下>

イルム「おおっと、なかなかやるじゃないの」
リュウセイ「そりゃもう、隊長に厳しく鍛えられてっからね」
ヴィレッタ「まだまだよ。力任せで相手を押し切ろうとするクセが直っていない」
リュウセイ「うっ……」
ヴィレッタ「R-1との違いを素早く把握し、それを踏まえた適切なモーションを取りなさい」
リュウセイ「りょ……了解。ちなみに今のは何点?」
ヴィレッタ「30点ね。後で特訓メニューを追加するわ」
リュウセイ「ええっ!?」
イルム(なるほど、こりゃ厳しいわ)
リュウセイ「ト、トホホ……」
ヴィレッタ「でも、さっきの踏み込みのタイミングはいい感じだった」「次もその調子で頑張るのよ」
リュウセイ「……」
ヴィレッタ「どうした?」
リュウセイ「い、いや、別に」(たま~にほめてくれる時もあるんだよなあ)
ロバート「ところで、リュウセイ。現時点での感想は?」
リュウセイ「そうだな……」「プラン通り、テスラ・ドライブとキャノンを付けたらいいバランスになると思うぜ」「上手くいったら、晴れて『エルシュナイデ』に……」
〔警報〕
リュウセイ「!?」
オペレーター「最終防衛ライン上に所属不明機を多数確認しました!」
サカエ「最終ライン!? 何故そこに至るまでレーダーで感知できなかった!?」
オペレーター「そ、それが先程まで全く反応がなく……!」
サカエ「何!?」
レイカー「総員、第一種戦闘配置。対空迎撃システム、作動。PT部隊を緊急出撃させろ」
サカエ「はっ!」
レイカー「よもや、この伊豆基地へ仕掛けてくるとはな……」
サカエ「敵はハガネから報告があったDC残党部隊でしょうか?」
レイカー「おそらくな」
オペレーター「目標群、基地外部施設第14ブロックへ攻撃を開始しました!」
レイカー「やむを得ん、PT部隊が出撃するまでの時間をヴィレッタ大尉達に稼がせろ」
オペレーター「了解!」
ヴィレッタ「聞いての通りよ。イルム中尉、モードを切りかえて敵機の迎撃を」
イルム「了解!」
ヴィレッタ「リュウセイ、お前は後方へ下がれ」
リュウセイ「待ってくれよ。俺だって……!」
ヴィレッタ「敵の目的はアルブレードかも知れないわ。命令に従いなさい」
リュウセイ「そ、そうか。了解」
オペレーター「敵機、基地上空に侵入します!」
〔イルム、敵から味方へ〕
〔敵ユニット出現〕
ヴィレッタ「来たか……!」
イルム「ん? 何だ、あの機体は……!?」
〔カーソル、ユウキを指定〕
リュウセイ「あ、あれ……パーソナルトルーパーやアーマードモジュールじゃねえぜ」
イルム「ああ……どこの機体だ?」
アヤ「博士、何かわかりますか?」
ロバート「い、いや……。俺も初めて見るタイプだ」
カーラ「ねえ、ユウ。あのパーソナルトルーパー、ひょっとして新型じゃない?」
ユウキ「おそらくな」
カーラ「あれ、ビルトファルケンみたいに持って帰らなくていいのかな?」
ユウキ「そんな命令は受けていない。くれぐれも欲を出すなよ」
カーラ「うん、わかったよ」
アラド(ハガネの姿が見当たらねえ。ということは……)
ゼオラ(ラトはここにいない……)
ユウキ「カルチェラタン1より各機へ。エキドナが基地内へ潜入するための時間を稼ぐぞ」
ゼオラ「了解!」
ユウキ「なお、カルチェラタン8はその場で待機。我々の退路を確保しておけ」
アラド「何でおれが待機なんです!? おれも戦闘に参加させて下さい!」
ユウキ「駄目だ」
アラド「でも、おれとゼオラは!」
ゼオラ「心配はいらないわ、アラド。私、あなたの分も戦ってみせるから」「それに……あなたの腕じゃ、まだリオンを上手く使うことは出来ないもの」「だから、そこで私の戦いを見てて」
アラド「待て、ゼオラ! おれは……!!」
ユウキ「退路を確保するのも任務の内だ。いいな?」
アラド「くっ……!」
ユウキ「では各機、攻撃を開始しろ!」
〔アラド、敵から第3軍へ〕

<ヴィレッタvsゼオラ>
ゼオラ「アラドの分も戦ってみせる!」
ヴィレッタ(地球製の機体であることに間違いはない……DCで開発されていたものか?)

<イルムvsゼオラ>
ゼオラ「グルンガスト・タイプ1……! 油断できない相手だわ!」
イルム「陸戦型の機体か。ちと時代遅れだが、調べさせてもらうぜ」

<ゼオラ撃破orHP30%以下orユウキorカーラ撃破orHP70%以下・勝利条件達成>
※※ゼオラ撃破orHP30%以下の場合のセリフ※※
ゼオラ「し、しまった! 直撃!?」
イルム「落としはしないが、代わりにその機体をいただくぜ!」
ゼオラ「!!」
アラド「ゼオラッ!!」
〔イルム、ゼオラへ隣接〕
〔イルム、変形〕

ゼオラ「ああっ!?」
※※ユウキ撃破orHP70%以下の場合のセリフ※※
ユウキ「チッ、損傷を!」
イルム「落としはしないが、代わりにその機体をいただくぜ!」
〔イルム、ユウキへ隣接〕
ゼオラ「隊長! 後退して下さい!!」
〔ゼオラ、イルムへ隣接〕
イルム「悪いね、そっちからわざわざ飛び込んできてもらって」
〔ゼオラ、ダメージ〕
ゼオラ「きゃあああっ!!」
※※カーラ撃破orHP70%以下の場合のセリフ※※
カーラ「し、しまった!!」
イルム「落としはしないが、代わりにその機体をいただくぜ!」
〔イルム、カーラへ隣接〕
ゼオラ「リルカーラ少尉! 後退して下さい!!」
〔ゼオラ、イルムへ隣接〕
イルム「悪いね、そっちからわざわざ飛び込んできてもらって」
〔ゼオラ、ダメージ〕
ゼオラ「きゃあああっ!!」

カーラ「ユウ! ゼオラが!!」
ユウキ「わかっている! 援護を!」
アラド「ゼオラを……! ゼオラをやらせるかよ!!」
〔アラド、精神コマンド「熱血」使用〕
〔アラド、第3軍から敵へ〕
カーラ「アラド!?」
アラド「ブースト・ドライブ! 行けぇぇぇぇっ!!」
〔アラド、ゼオラへ隣接〕
リュウセイ「な、何!? 速い!」
ロバート(あの加速、もしやブースト・ドライブか!?)
[イベント戦闘「イルムvsゼオラ」]
イルム「動きを止めさせてもらうぜ!」
アラド「ゼオラはおれが守るっ!!」「ぐあっ! 落ちてたまるか!!」

イルム「チッ、割り込まれたか!」
カーラ「ユウ、今の見た!?」
ユウキ「ああ、シミュレーションの時と動きが違う」
アラド「う……ぐっ!!」
ゼオラ「ア、アラド……! 助けてくれたの!?」
アラド「あたりめえだろ! 今の内に早く離脱しろ!」
ゼオラ「でも、あなたの機体が!!」
アラド「おれのことはいい! 早く行けっ!!」
ユウキ「アラドの言う通りだ。ゼオラ、お前は直ちにホエール2へ帰還しろ」「ランドグリーズを敵に奪われるわけにはいかん」
ゼオラ「し、しかし!!」
アラド「いいから、行けってんだ!!」
ゼオラ「わ、わかったわ。その代わり、必ず帰ってきて!」「約束よ! 絶対よ!? アラド!!」
〔敵ユニット離脱〕
アラド「行ったか、ゼオラ……!」「損傷度チェック……よ、よし、まだ何とか動くぞ!」
イルム「身を挺して味方を守ったか。味な真似をしてくれるね、まったく」「ま、そういう馬鹿は嫌いじゃないが……覚悟してもらおうか」
アラド「こんな所で……ゼオラを残してやられてたまるか!!」
カーラ「ユウ! あの子、これ以上は無理だよ!」
ユウキ「ああ、潮時だな。カルチェラタン1よりホエール2へ。撤退支援を要請」
DC艦長「ホエール2、了解。15秒後にミサイル攻撃を開始する。VLS全展開!」
〔警報〕
オペレーター「湾内にキラーホエール級、急速浮上!」
サカエ「何!?」
〔敵ユニット出現〕
カーラ「ユウ、迎えが来たよ!」
ユウキ「カルチェラタン1より全機へ! 脱出したパイロットを回収し、戦闘区域から離脱せよ!」
カーラ「いけるよね、アラド!?」
アラド「は、はい!」
〔敵ユニット離脱〕
ヴィレッタ「撤退した!?」
オペレーター「敵艦から熱源反応! LASMです!!」
サカエ「対空迎撃! 急げ!!」
〔伊豆基地に爆発〕
アヤ「きゃあああっ!!」
オペレーター「迎撃システムの稼働率、75%! 敵ミサイルを防ぎ切れません!!」
イルム「大尉、俺達でミサイルを!」
ヴィレッタ「わかったわ! リュウセイ、手伝いなさい!」
リュウセイ「ああ!」
オペレーター「LASM第二波、来ます!」
リュウセイ「くそっ! さっきより数が多いぜ!!」
イルム「さすがに全部は落とせんか……!?」
〔味方戦艦出現〕
リュウセイ「あ、あれは!」
レイカー「ハガネ……! 間に合ってくれたか」
エイタ「全目標、捕捉完了! 追尾データ入力!」
テツヤ「全CIWSミサイル、RAMスタンバイ!」
ダイテツ「撃て!!」
〔海上に爆発〕
エイタ「敵ミサイル、全機撃墜!」
ダイテツ「続けて敵艦へ砲撃を仕掛ける!」
テツヤ「了解! 衝撃砲、1番2番、発射準備!」
ユウキ「艦長、ここに長居は無用です。すぐに撤退を」
DC艦長「わかっている。ASRS展開、急速潜行開始!」
〔敵ユニット離脱〕
エイタ「艦長、敵艦が潜行しました!」
ダイテツ「フン、引き際を心得た連中だな」
テツヤ「敵艦を追撃しますか、艦長?」
ダイテツ「いや。ATXチーム及び教導隊を出撃させ、基地周辺の警戒に当たらせろ」
テツヤ「了解です」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

伊豆基地司令室
レイカー「……まさか、DC残党がこの伊豆基地を攻撃してくるとはな」
ダイテツ「特殊なECMを用い、こちらに感知されることなく至近距離まで接近、奇襲……」「そして、迅速な撤退。ヒッカム基地の時と同じだな」
テツヤ「ここ最近のDC残党に共通している手口でもありますね」
ダイテツ「ああ。先程の奇襲はワシらを極東地区に足止めするためのものかも知れん」
テツヤ「では、敵の本命は極東や北アメリカではなく……」「新たに大統領府が設置されたパリでしょうか?」
ダイテツ「それはまだわからんな。DC戦争前とは状況も違う」
レイカー「……ダイテツ、アイドネウス島海域の状況はどうだった?」
ダイテツ「付近にDC残党部隊が現れた形跡はなかった」「現時点で、彼らがかつての本拠地だったアイドネウス島の奪還を目論んでいるとは思えん」
サカエ「では、DC残党の最大拠点及び戦力の集結地点はアースクレイドルだと考えて間違いないようですな」
ダイテツ「うむ……」
テツヤ「しかし、ソフィア・ネート博士がDC残党に協力するとは考えられません」「現に博士はDC戦争終結後、彼らを受け入れず……」「本来の目的のためにアースクレイドルを地球へ沈められたのですから」
ダイテツ「ワシもそう信じたい。だが、アースクレイドルの人間はその大半が元DCのメンバーだ」「外部からの干渉は不可能かも知れんが、内部からならば……」
テツヤ「では、アースクレイドルに内通者がいるとお考えなのですか?」
ダイテツ「そうだ。それもソフィア・ネート博士の与り知らぬ所でな」
テツヤ「……」
ダイテツ「アースクレイドルは使いようによって強固かつ自給自足が可能な地下要塞となる」「DC残党の動きが活発化しつつある今、無視は出来ん」
レイカー「うむ。近い内に我が軍の機動部隊があそこへ送り込まれることになるだろう」「とりあえず、お前達は日本近海に潜むDC残存部隊の討伐任務に就いてくれ」
ダイテツ「了解した」
レイカー「それで……最後に例の件の報告を聞こうか」
テツヤ「アイドネウス島沖の海底で発見された物体ですが……」「『ホワイトデスクロス』の一部である可能性が高いと思われます」
レイカー「やはり、そうか」
サカエ「しかし、ホワイトスターの中枢でもあった大型機動兵器が何故そんな所に……?」
テツヤ「オペレーションSRWで撃墜された後、地球へ落下し、メテオ3に回収されたか……」「あるいはメテオ3そのものが複製したか。理由は色々と考えられます」
レイカー「回収した物体は今も生きているのか?」
テツヤ「……はい。自己再生を行っていた形跡があります」
レイカー「了解した。では、回収物はコバヤシ博士のラボへ回してくれ」「それと、この件は関係者以外にはまだ内密に頼む」
テツヤ「はっ」
ダイテツ「……レイカー、今までに回収したホワイトデスクロスの破片はどうなっている?」
レイカー「軍のあるプロジェクトに回したサンプルを除き……」「ギリアム少佐の指示に従って完全廃棄されている」
ダイテツ「……」
レイカー「……気になるのか?」
ダイテツ「ああ。この半年間、軍で徹底的な調査を行ったが……場所が場所だけにな」
サカエ「DC残党が破片の入手を目論んでいると?」
ダイテツ「……」(あるいは……すでに)

伊豆基地格納庫
リュウセイ「よう、みんな! 元気だった?」
エクセレン「そりゃもう、ご覧の通りよん」
キョウスケ「そちらも変わりはないようだな」
リュウセイ「まあね。それにしても、半年しか経ってねえのに随分長いこと会ってなかったような気がするなあ」
キョウスケ「お互い、色々と忙しかったからな」
リュウセイ「ところで、クスハは? ハガネに乗ってないのか?」
ブリット「ああ。あの子は今、テスラ研へ出向してるんだ」
リュウセイ「そうか……。実家へ帰れるせっかくのチャンスだったのにな」
エクセレン「んじゃ、代わりにブリット君が行っとく?」
ブリット「え!? な、何故です?」
エクセレン「そりゃもう、ご両親にごあいさつって奴よん」
ブリット「い、いや、俺達はまだそんな……」
イルム「……相変わらずだね、お前も」
エクセレン「そうねえ。こないだも最後の詰めが甘かったし」
イルム「詰め?」
エクセレン「ブリット君たら、クスハちゃんとの別れ際に……」
ブリット「お、俺は何もしてませんよ!」
イルム「そりゃ駄目だ」
エクセレン「駄目よねえ」
ブリット「う……」
カイ「……ところで、イルム中尉。一つ聞きたいことがある」
イルム「何です?」
カイ「敵は新型のアルブレードを奪おうとしなかったのか?」
イルム「ええ……。それどころか、敵の方が新型機を出してきましたね」
リュウセイ「あの緑色の奴……リオン系の機体じゃなかったよな」
イルム「それに戦闘機もな。おそらく、DC残党が独自に開発した物だとは思うが……」「ああいうのが出てきたとなるといよいよキナ臭くなってきたな」
ライ「ええ。敵は着実に戦力を蓄えています。下手をすれば以前と同じぐらいに」
ラトゥーニ(……ゼオラやアラド、オウカ姉様達はその中に組み込まれて……)(私の敵になる……)
リュウセイ「どうした、ラトゥーニ?」
ラトゥーニ「ううん、何でもない」
リュウセイ「それが何でもねえって顔かよ」
ラトゥーニ「……」
リュウセイ「ハワイで色々とあったのは聞いてる。詳しい事情は知らねえけど……」「奪われた物は取り返してやる、ぐらいの気持ちでいた方がいいんじゃねえかな」
エクセレン「そそそ。ラトちゃんは真面目だから、思い詰めちゃうとこがあるのよね」「気休めに聞こえちゃうかも知れないけど、これからのことを考えましょ」
ラトゥーニ(そう……ゼオラ達はまだ取り返せる)(そして、スクールの呪縛を解く……。そうするって自分で決めたもの)(だから……)「ありがとう、エクセレン少尉……リュウセイ」
リュウセイ「いいってことよ」
エクセレン「なになに? 何かちょっといい雰囲気じゃなぁい?」
ラトゥーニ「え?」
エクセレン「もしかしてもしかすると、私達のいない間にラブラブイベントが発生しちゃってたりとか」
ラトゥーニ「ラ、ラブ……!?」
エクセレン「いやん、お姉さん聞いてないわよ。そこんとこどうなの?」
リュウセイ「ん~……ラトゥーニがハワイに行く前、一緒にゲーセンへ行ったなぁ」
エクセレン「わお! それって、デートじゃない? リュウセイ君が誘ったの?」
リュウセイ「ああ、バーニングPTの新作が出ててさ。ラトゥーニと対戦で勝負したんだ」
エクセレン「それでそれで?」
リュウセイ「4勝6敗で負け越しちまった。俺、前作じゃチャンピオンまで行ったんだけどな~」
エクセレン「そうじゃなくて、ご飯とかショッピングとか……その後は何にもなし?」
リュウセイ「ああ、まっすぐ基地へ帰ったけど」
エクセレン「あらら~……キョウスケだってお茶ぐらい付き合ってくれるのに」
キョウスケ「缶コーヒー1本だがな」
エクセレン「いやん、それを言っちゃダメダメよん」
イルム「リュウセイ、もうちょっと気の利いた所へ連れて行ってやれよ」
リュウセイ「いや、その日は後で隊長の特訓があってさぁ……」
ラトゥーニ「いいの。誘ってくれただけで嬉しかったもの」
リュウセイ「色々落ち着いたら、また対戦しような」
ラトゥーニ「うん……」
イルム(ま、少しは進歩したか?)
〔扉の開閉音〕
ヴィレッタ「……リュウセイ、ここにいたか」
リュウセイ「あ、隊長」
エクセレン「ヴィレッタお姉様、アヤ大尉、オオミヤ博士……お久しぶり」
アヤ「ええ、またあなた達に会えて嬉しいわ」
ロバート「みんな、元気そうだな」
エクセレン「おかげさまで」
ヴィレッタ「先程はハガネとあなた達が来てくれて助かった。お礼を言わせてもらうわ」
キョウスケ「いえ……。そちらが無事で何よりです」
リュウセイ「それで、隊長……俺に何か用?」
ヴィレッタ「お前とイルム中尉にハガネへの出向命令が出たわ」「以後、ATXチームや教導隊と一緒にDC残党の追撃任務に就きなさい」
リュウセイ「了解」
イルム「デスクワークやテストに飽きが来ていた所でな。よろしく頼むぜ、キョウスケ」
キョウスケ「ええ、こちらこそ」
リュウセイ「あ、でも……俺の機体はどうなるんだ?」「今、R-1はデータ取りで月のマオ社に行ってるし……」
ロバート「代わりにアルブレードを使って構わんそうだ。ただし……」
リュウセイ「レポートとデータ取りをきっちりと、だな?」
ロバート「ああ、頼む」
ライ「……オオミヤ博士、R-2パワードの改修作業の方は?」
ロバート「仕上がりまでもう少し時間がかかるが……」「エンジンの出力は以前より安定するようになった。それに関節部分の強化も済んでいる」
リュウセイ「じゃ、じゃあ、SRXの合体は!?」
ロバート「自由自在にとはいかんが、合体可能回数と合体可能時間は前より増えたよ」
リュウセイ「よっしゃ! これでいざって時は……」
ブリット「でも、R-1が月にあるんなら、合体できないんじゃないか?」
リュウセイ「あ……そ、そうか」
ヴィレッタ「それに……私とアヤは別任務があるから、伊豆基地に残るわ」
リュウセイ「な、何だよ……せっかくSRXチームが久々に揃ったってのに」
ロバート「仕方がないだろう。R-GUNはパワードへ改修中だし……他にも色々あるんでな」
アヤ「でも、私達がいないからって羽を伸ばしちゃ駄目よ?」
リュウセイ「へいへい」
ヴィレッタ「……ところで、ハガネの中で見慣れない機体を見かけたが、あれは?」
リュウセイ「あ、そうそう! 俺も気になってたんだ、あのめっちゃ綺麗なロボット」
エクセレン「あらん、もしかして惚れちゃった?」
リュウセイ「惚れた惚れた。それも一目惚れ!」
ラトゥーニ(え……)
リュウセイ「背中の翼もいいけど、あのスカートが特にいい!」
ラトゥーニ(スカート……私もはいてるのに……)
リュウセイ「R-3にもあんなのはかせりゃ、少しは色気ってモンが……」
アヤ「あ~ら、色気がなくてごめんなさいね」
リュウセイ「い、いてて! 足! 踏んでる、踏んでる! アヤのことを言ったんじゃねえよ!」
ヴィレッタ「……もしや、あの機体はヴァルシオーネと何か関係が?」
キョウスケ「いえ、あれはイスルギ重工の試作機で……名をアンジュルグと言います」
ロバート「イスルギの? そうは見えないな……」
リュウセイ「パイロットは誰なんだ?」
エクセレン「ラミアちゃんって言って、ウチのチームの新入りなの」「アンジュルグに負けず劣らず、めっちゃ美人よん」
リュウセイ「へ~え……。で、どこにいるんだ? その人」
エクセレン「あらん? さっきまで格納庫にいたのに……」

伊豆基地周辺
ラミア「……この辺りに人はいない。出てきたらどうだ?」
???(エキドナ)「……さすがはW17。わからぬようにつけたはずだったが」
ラミア「動きが完璧すぎる。挙動のタイミングが毎回同じ人間などいない」
???(エキドナ)「……よく研究しているな」
ラミア「W16……任務遂行用の名称は?」
エキドナ「エキドナ・イーサッキ。だが、そんなものは我らの間では何の意味も成さない」
ラミア「そうだな」
エキドナ「W17、通信がつながらないのでレモン様が心配されている。……これを」
ラミア「通信が? 次の指令か?」
エキドナ「そうだ」
ラミア「通信がつながらない……。もしかしたら、機密通信装置が破損しているのかも知れん」「それで、内容は?」
エキドナ「渡せ、としか言われていない」
ラミア「隊長なら、どんな手を使ってでも把握しておけ、と言うだろうな」
エキドナ「?」
ラミア「何でもない。受け取っておく」
エキドナ「了解した、W17。現状で報告することはあるか?」
ラミア「任務は第二段階まで成功。それと……」
エキドナ「何だ?」
ラミア「いや、報告は以上だ」
エキドナ「では、私は帰還する」
ラミア(……余計なことを言ったな)(我々は与えられた任務を実行する。それだけでいい)

DC戦艦格納庫
ゼオラ「アラド……アラドッ!!」
アラド「そ、そうキャンキャンわめくなって。ほ、骨に響く……」
ゼオラ「バカ! どれだけ心配したと思ってんのよ!」
アラド「う~ん……お前の胸ぐらい、かな?」
〔殴打音〕
アラド「あいっ! いてててっ!!」
ゼオラ「ホントにバカ! エッチ! あんたなんか最低よっ!」
アラド「こ、これがケガ人にする仕打ちかよ!?」
ゼオラ「大したケガじゃないでしょ! あんな無茶な真似をした罰よ!」
アラド「うるせえなあ……約束は守ったからいいだろ? 生きて帰るってさ」
ゼオラ「馬鹿なことを言わないで! 今回は運が良かっただけなのよ!」「あなたが無茶するとみんなが迷惑するし、ラトだって助け出せないんだから!」
アラド(トホホ……ひでえ言われようだよ、まったく)
ゼオラ「それと……」
アラド「な、何だよ?」
ゼオラ「……」
アラド「まだ言いてえことがあるのかよ?」
ゼオラ「う、うん。い、一応……お礼を言っとくわ」
アラド「お礼?」
ゼオラ「そう……助けてくれて……」「あ、ありがと」
アラド「……」
ゼオラ「で、でも、今度あんな無茶なことをしたら許さないからね!」
〔扉の開閉音〕
アラド「あ、おい! どこ行くんだよ!?」
カーラ(……やれやれ、アラドが回収されるまでは今にも泣き出しそうだったくせに)(でも、ゼオラも可愛いとこあるよね)
〔扉の開閉音〕
ユウキ「……」
カーラ「あ、ユウ……」
ユウキ「エキドナが帰還した。俺達はこれからアーチボルド少佐と合流する」
カーラ「わかったよ。で、しばらくは極東あたりをウロウロすることになるの?」
ユウキ「ああ」
カーラ「ね、さっきのアラドの動きだけど、どう思う? やっぱ、まぐれ?」
ユウキ「いや……」
カーラ「じゃ、さすがはスクール出身ってこと?」
ユウキ「かも知れないな」(だが、危うい。アラド、ゼオラ……あの二人は……)
【シナリオエンドデモ終了】


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