No.18Ａ
冥王の島
【シナリオデモ開始】
ＤＣ総司令部
〔警報〕
アードラー「ええい、何をしておる！ さっさとハガネを沈めんか！！」
一般兵「目標は強力なエネルギーフィールドを展開しつつ、高速で海中を進んでいるため…」「こちら側の攻撃では、決定的なダメージを与えられません！」「このままでは、ハガネは本島のエリュシオン湾に侵入します！」
アードラー「ば、馬鹿者！ ここをどこだと思っておる！？ 難攻不落のＤＣ要塞じゃぞ！！」「それがたった１隻の戦艦に陥落させられるなど、あってなるものか！」
一般兵「副総帥！ ハガネが第２防衛ラインを突破しました！」
アードラー「何じゃと…！？」
一般兵「キラーホエール８番艦、撃沈！ 第２機動部隊、後退！！」
アードラー（う、うぬぬ…！ こうなったら、総帥の許可を頂いてあれを出撃させるしかないか…）（ハガネと同じ、スペースノア級万能戦闘母艦を…！）
一般兵「ハガネが第１防衛ラインへ差し掛かります！」
アードラー「な、何っ！？ 総帥は…ビアン総帥は、こんな時にどこへ行かれたのだ！？」
一般兵「先程、通信室へ入られましたが…」
アードラー「通信室じゃと…！？」
ＤＣ総司令部
〔警報〕
ビアン「…間もなく、ハガネは我々の目前に姿を現すだろう。そちらの方はどうだ、マイヤー？」
マイヤー「我がコロニー統合軍旗艦艦隊は、衛星軌道上で機動部隊の降下準備を進めている…」「降下目標地点は、連邦政府本部があるジュネーブだ」
ビアン「ヒリュウ改の動きは？」
マイヤー「私の息子、ライディースが乗り込んでいるハガネと同じように…」「単艦で、我が旗艦艦隊に最後の決戦を挑んで来るだろう」「そして、私は彼らに最後の試練を与えるため、現在位置で待機するつもりだ」
ビアン「そうか」
マイヤー「フッ…もはや、互いに生きて出会うことはないだろう」
ビアン「うむ。子らの顔を見られぬのが心残りだが…我らは我らの願いを次世代の若者達へ託さねばならん」
マイヤー「ああ。では、しばしの別れだ、ビアン・ゾルダーク…」
ビアン「冥府で会おう、我が友よ」
ハガネ艦橋
〔衝撃音〕
テツヤ「ぐうっ！ 敵の魚雷は、どこに命中した！？」
エイタ「艦尾です！ 損傷度は中破！ テスラ・ドライブに異常発生！ 艦の速度が低下します！」
テツヤ「艦長、オーバーブーストの使用許可を！」
ダイテツ「まだだ！ 本艦は現状速度を死守、このままエリュシオン湾内へを目指しつつ…」「艦首トロニウム・バスターキャノンのエネルギー充填を開始せよ！」
テツヤ「りょ、了解！ 現状速度を維持、艦首トロニウム・バスターキャノンのエネルギー充填を開始します！」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「冥王の島」
【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔警報〕
一般兵「敵艦が最終防衛ライン内へ侵入して来ます！」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
エイタ「第三艦橋、中破！ 左舷第２、６ブロック浸水！ 隔壁を閉鎖します！」
テツヤ「バスターキャノンのチャージは！？」
エイタ「現在、エネルギー充填５０％です！」
一般兵「副総帥！ 敵艦の艦首部分に高エネルギー反応が！」
アードラー「ハガネめ…やはり、トロニウム・バスターキャノンを使うつもりか…！」「よいか！ 何としてもバスターキャノンを発射する前にあの艦の足を止めるのじゃ！」
テンザン「ファイナルステージの敵キャラは、トンでもねえ爆弾を抱えたハガネか」「へへへ…燃える展開だっての。ゾクゾクするねえ、まったく」「こういう気分は本物のドンパチでなきゃ、味わえねえもんな」
トーマス（フン…あの馬鹿は気づいてねえようだが…）（この状況…妙だぜ。…気に入らねえ）（ここまで来て、未だにヴァルシオンやグランゾンの出撃する気配がないのはどういうことだ？）（まさか、真打ちは最後に登場ってのを、地でいくつもりじゃねえだろうな…）（だったら、結果は見えていやがる…）（ここは適当に付き合って、抜けさせてもらうとするか…）
ダイテツ「各員へ！ いよいよ本作戦の最終段階である！」「本艦はこれよりアイドネウス島のエリュシオン湾内へ侵入後、急速浮上し…」「艦首トロニウム・バスターキャノンによって、敵要塞中枢部を一気に破壊する」
テツヤ「いいか！ 本艦の浮上ポイントはここだ！」
〔カーソル、目的地を指定〕
テツヤ「ここへ到達するまで、ＰＴ各機は本艦を援護しろ！」
ダイテツ「地球圏の興亡は、この一戦にあり！ 各員の奮闘に期待する！！」
＜戦闘開始＞
＜ダイテツがボーダーラインを通過・敵増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
〔カーソル、エルザムを指定〕
マサキ「な、何だ、あの艦は！？」
リュウセイ「ハガネに似てやがる…！」
リオ「同型艦なの！？」
ジャーダ「おいおい、冗談だろ？ 向こうもバスターキャノンを持ってんじゃねえだろうな！？」
ラトゥーニ「…艦首部分がハガネとは違う…あれは超大型の回転衝角……」
イルム「ドリルかよ？ ったく、戦艦に悪趣味なモン付けやがって…」
テツヤ「あ、あれが最後のスペースノア級……参番艦『クロガネ』か！」
アードラー「フヒヒヒ…」「さしものハガネも…同型艦を文字通りぶつければ、ただでは済むまいて」
ラトゥーニ「あ…！」
ガーネット「どうしたの！？」
ラトゥーニ「…あの男……！」
リョウト「…アードラー…！ アードラー・コッホ…。あの男がＤＣの副総帥…」「僕やテンザンをＤＣに引き入れた張本人…！」
リオ「えっ！？」
リョウト「そして、スクールの創設者でもある…！」
リュウセイ「じゃあ、あのジジイがラトゥーニを！？」
アードラー「ヒッヒッヒ…久しぶりだな、ラトゥーニよ。話はテンザンから聞いておったぞ」
ラトゥーニ「………」
アードラー「どうした？ 育ての親の顔を忘れたのか？」「お前には、スクールで色々と世話を焼いてやったのにのう」
ラトゥーニ「アードラー…！」
ジャーダ「て、てめえ…！！ てめえのおかげで、ラトゥーニは！」
アードラー「…どうやら、他の実験体と違って…心ある者に拾われたらしいのう」「それで、少しは人間味を取り戻したか？」
ガーネット「あんた、どの面下げてそんなことをっ！！」
アードラー「何じゃ、ワシの顔に文句でもあるのか？ ん？」
マサキ「…人の命を何とも思ってねえ奴が、ここにもいやがったか…！」
ジャーダ「ジジイ！ てめえだけは絶対に許せねえ！！」
ガーネット「そうよ！ ラトゥーニが受けた仕打ち、倍にして返してやるんだから！！」
アードラー「おうおう、威勢のいい奴らじゃの。しかし、お前達の運命はすでに決まっておる」
マサキ「ここで死ぬってのか！？ お決まりの台詞を言いやがって！」
アードラー「そうじゃの。場合によっては、殺さずにおいて…後で調整するのも手じゃのう」
リョウト「調整だって…！？」「冗談じゃない！ 僕達は、あなたの研究材料なんかじゃないんだ！！」
アードラー「脱走者がいきがるでない。どのみち、お前達ではクロガネを沈めることなど出来ぬわ、ヒヒヒ」
マサキ「ハッ！ 本拠地まで踏み込ませておいて、一気に倒すつもりだったんだろうが…」「俺達がここにいる時点で、てめえらの運命は決まってるぜ！！」
アードラー「な、何を…！ ええい、もはや問答無用じゃ！ 貴様らをここで皆殺しにしてやる！」
ラトゥーニ「…アードラー……」「…私はあなたを倒す…！」「…そして、いまわしい過去を振り切る…！」
アードラー「ほざくな、不良品めが！！」「よいか、エルザムよ！ クロガネでハガネの推進機関を破壊するのじゃ！」
エルザム「………了解です」
一般兵「エルザム少佐！ ハガネへの突撃命令を！！」
エルザム「あの艦が最接近するまで、本艦はここに固定だ」
一般兵「は？ しかし、それでは…」
エルザム「聞こえなかったのか？ これは総帥のご意思でもあるのだ…」
＜ハガネが目的地に到達orボーダーラインを通過orエルザムorアードラーＨＰ95％以下＞
テツヤ「よし、行けるぞ！」
エイタ「浮上ポイントに到達！ バスターキャノン、エネルギー充填完了！」
ダイテツ「浮上開始！ オーバーブーストを使え！！」
テツヤ「了解！ 補助ロケットエンジンクラスター、オーバーブースト！！」
ダイテツ「ハガネ、浮上せよ！！」
一般兵「エルザム少佐！ ハガネが浮上を開始しました！！」
エルザム「よし…頃合いだな。艦首超大型回転衝角、始動！ 機関、最大戦速！」
エイタ「艦首、海面に出ます！」
〔ダイテツ、浮上〕
テツヤ「トロニウム・バスターキャノン、発射１０秒前！ 最終安全装置、解除！」
エイタ「８…７…６…！」
テツヤ「ターゲット最終固定！ 総員、対衝撃・閃光防御！」
エイタ「４…３…２…！」
エルザム「目標、ハガネ艦尾部！ クロガネ、突撃ぃぃっ！！」
〔エルザム、ダイテツに隣接〕
エイタ「うわああっ！ クロガネがっ！！」
ダイテツ「構うな！ バスターキャノンを発射しろ！！」
[イベント戦闘「ダイテツvsエルザム」]
エルザム『まだ総司令部を破壊させるわけにはいかん！』
ダイテツ『うぐっ！ ひるむな！ バスターキャノンを撃つのだ！！』
テツヤ『りょ、了解！ バスターキャノン、発射します！！』
ダイテツ『艦首トロニウム・バスターキャノン、発射！！』
エルザム『フッ、ハガネよ…本当の試練はこれからだ…！』
エイタ「テ、テスラ・ドライブ大破！ 航行不能！ 艦が降下します！」
〔ダイテツ、潜水〕
テツヤ「て、敵要塞は！？ 敵要塞は破壊できたのか！？」
エイタ「だ、駄目です！ クロガネ突撃の影響で、発射角度がずれ、要塞には命中していません！」
テツヤ「な、何だと…！！ ここまで来て、失敗かっ…」
ダイテツ「本艦はここに砲台として固定！ ＰＴ部隊を敵要塞中枢部へ向かわせるのだ！」
テツヤ「りょ、了解！」
イングラム「ＰＴ各機へ。これより要塞内へ向かい、中枢部を破壊する。突入口はここだ」
〔カーソル、目的地を指定〕
イングラム「必ず全機で突入する。それを忘れるな。以上だ」
＜リュウセイvsテンザン＞
テンザン「さあ！ ファイナルステージだっての、リュウセイ！」「ここで終わりだってのはちとさびしいが…ガンガン盛り上がっていこうぜぇ！！」
リュウセイ「一人でやってろ！！」
テンザン「何ぃ！？」
リュウセイ「俺にとってのファイナルステージはここじゃねえ！！」「最後の敵はてめえなんかじゃねえんだ！！」
＜ライvsエルザム＞
ライ「エルザム！ 今日こそ決着をつけるぞ！」
エルザム「……今頃、マイヤー総司令も決戦の中に身を置いているだろう…」
ライ「！？ 父の話など、関係ない！」
エルザム「……もはや、総司令と生きて会うことはあるまい………」「そして…ビアン総帥がお前達をお待ちだ。この戦いが済み次第、行くがいい」
ライ「……！」
＜リョウトvsアードラー＞
アードラー「ほう…ＤＣにいた頃はロクに戦えなかった実験体が…」「連邦側についた途端、戦意を高めおるとは。いったい、どんな調整を受けおったんじゃ？」
リョウト「あ、あなただけは……あなただけは許すわけにいかないっ！！」
＜ラトゥーニvsアードラー＞
アードラー「不良品の分際で…このワシに逆らうつもりか！」
ラトゥーニ「…逆らうだじゃない…」「…私のような人間を増やさないために…あなたを倒す！」
アードラー「笑わせるでない。お前の行動パターン、欠点、クセ…全てお見通しじゃ」
ラトゥーニ「…私は…以前の私とは違う……！」「ジャーダやガーネット、リュウセイ達のおかげで変わることが出来た…！」「それを…あなたに教えてあげる！」
＜マサキvsトーマス＞
トーマス「…やれやれ、どうやら俺の予想は正しいらしいな」
マサキ「どういう意味だ！？」
トーマス「この戦争…とんだ茶番だったってことさ」
マサキ「茶番だと…！？」
＜テンザン撃破＞
テンザン「ち、ちきしょう！ コンティニューだ、コンティニュー！ まだ終わりじゃねえっての！！」「まだ楽しむっての！ 戦争っていう最高のゲームをよ！！ 死んでたまるかっての！！」
＜トーマス撃破＞
トーマス「…ま、ちょうどいい潮時か。この島はもう終わりだからな」
＜エルザム撃破＞
エルザム「…戦闘不能…！？ スペースノア級の扱いは彼らの方が一枚上手か…！」
〔敵ユニット離脱〕
テンペスト「く…俺の復讐はこんなところで終わりはしない…！」
＜ハガネ以外の全機が目的地に到達・勝利条件達成＞
テツヤ「艦長！ ＰＴ全機、敵要塞内部への突入に成功しました！」
ダイテツ「よし、彼らが中枢部を破壊するまで、何としても本艦を持ちこたえさせるのだ！」
テツヤ「了解！」
ダイテツ（後は頼むぞ…！）
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ＤＣ総司令部
〔警報〕
一般兵「敵ＰＴ部隊、要塞内部へ突入しました！！」
ビアン「フフフ…来おったな。では、私はヴァルシオンで出撃する」
シュウ「ビアン博士…私もお付き合い致しましょう」
ビアン「よいのか？」
シュウ「私の役目は…この戦いの行く末を見届けることなのでしょう？」
ビアン「よかろう…」「では、ヴァルシオンとグランゾンの出撃後、ラストバタリオン隊以外の者は…」「アイドネウス島から撤退せよ」
一般兵「！？ 何故です！？ 我々もお供します！」
ビアン「無駄死にはするな。後はエルザムの指示に従うのだ」
一般兵「そ、総帥…！」
ビアン「フフフ…試練の時は間もなく終わる」「そして、本当の戦いがこれから始まるのだ…」
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