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No.26
その男の真意

【シナリオデモ開始】
ハガネ格納庫
リュウセイ「お? あのPTって…もしかしてR-3じゃねえか?」
ライ「ようやく完成したらしいな」
アヤ「二人とも、長い間留守にしててごめんね」
ライ「ご苦労様です、大尉。R-3の調整は終わったのですか?」
アヤ「ええ、何とかね」
リュウセイ「………」
アヤ「…どうしたの、リュウ?」
リュウセイ「いや、何となく元気がねえなと思ってさ。何かあったのか?」
アヤ「だ……大丈夫よ」
リュウセイ「? だったら、いいんだけどさ」
アヤ「そ、それより…あなたにそんなことを言われるなんて、明日は雨かしらね?」
リュウセイ「何だよ。人が珍しく心配してやってんのにさ」
アヤ「珍しくって…。そういうの、自分で言っちゃ何にもなんないわよ」
リュウセイ「そりゃそうだ。ま、何にしてもこれでRシリーズがようやく勢揃いってわけだ」
アヤ「ええ。私も今まで休んでいた分、一気に取り返すわよ」
リュウセイ「そうこなくっちゃ!」
ライ(…………)(やはり…大尉に何かあったのか…?)

ブリーフィングルーム
イングラム「…これより、我々は連邦本部防衛任務のため、ジュネーブに向かう」「いつDC残存部隊が仕掛けてくるかわからん。各員、機体の整備を怠るな」「他に何か質問は?」
キョウスケ「イングラム少佐、アースクレイドル…そこが、敵の本拠地だという話を聞きましたが?」
イングラム「耳が早いな、少尉。その通りだ。リューネのおかげで判明した」
リューネ「正確には、あたしの親父が遺してくれたデータおかげだけどね」「…って、少佐。せっかくわかったってのに、何で行かないの!?」
カチーナ「そうだぜ。あたし達らしくないじゃないさ」
タスク「…普段、突撃しすぎッスよ」
イングラム「お前達の気持ちはわからんでもないが、これは艦長命令だ」「それに現状、EOT特別審議会が裏で動いている。…下手な動きはとれん」
ジャーダ「盛り下がる話だねえ」
キョウスケ「仕方あるまい。…それに、DCとの決着は、意外に早く訪れるかもしれん」
エクセレン「そうねえ…向こうも条件は同じだし」
ブリット「条件…? 何の条件ですか?」
エクセレン「んもう、鈍いわねえ。30日…この条件は同じでしょ?」
イングラム「そういうことだ。そして、時間がないのは、DC残党側も同じだ」「故に、形勢を一気に逆転させるため…」「彼らが、連邦政府本部と連邦軍総司令部を狙って来る可能性は高い」
ラトゥーニ「…イングラム少佐、質問をしてもいいですか?」
イングラム「何だ?」
ラトゥーニ「シャイン王女…ら致されたシャイン・ハウゼン王女はどうするのですか…?」
イングラム「彼女の生存が確認出来れば、救出しろ」
ラトゥーニ「…わかりました」
イングラム「では、1時間後にハガネとヒリュウ改は出撃する。各員は第3種戦闘配置のまま待機せよ」
キョウスケ「了解」
タスク「…なあ、ブリット。さっきの可愛い子さ、どこの誰ちゃん?」
ブリット「さ、さあ? 見慣れない顔だったけど…」
クロ「あの子、ラトゥーニだニャ」
ブリット「えっ? あの眼鏡をかけてた大人しそうな子かい!?」
シロ「そうだニャ」
タスク「う~ん…。奇術や魔術も真っ青だな、こりゃ」
ガーネット「うふふ、あたしのコーディネイトとメイクのおかげもあるけど、元がいいからねえ」
タスク「そうだよなあ。俺としたことがあんな可愛い子をチェックし忘れてたなんて…」
レオナ「…外見だけで女性を品定めするなんて、最低ね」
タスク「いやいや、ちゃんと中身にも興味があるって」
ガーネット「どうせ、スリーサイズがいくつなのか…とかでしょ?」
タスク「そうそう」
レオナ「…本当に最低ね」
タスク「じょ、冗談だよ、冗談!」
リオ「ところで、ラトゥーニ…いつもの眼鏡はどうしたの?」
ラトゥーニ「あれは…必要な時以外にかけるのをやめたの」
リオ「どうして? 情報解析用のツールなんでしょ、外しちゃっていいの?」
ラトゥーニ「…シャイン王女がその方がいいって言ってくれたから」
リオ「そう…。必ず私達の手で王女を助け出そうね、ラトゥーニ…」
ラトゥーニ「うん…」

ヒリュウ改艦橋
ユン「間もなく、本艦とハガネはタクラマカン砂漠に差し掛かります」
ショーン「おや…タクマラカン砂漠では?」
ユン「いえ、タラクマカン砂漠です。…あ!」
ショーン「フフフ、引っ掛かりましたな。正解は最初にあなたが言ったとおり…」「タクラマカン砂漠です」
ユン「…やられました…」
レフィーナ「あ、あの……副長?」
ショーン「いやいや、ちょっとした息抜きです。ところで、ユン伍長…敵の反応は?」
ユン「…今のところ、ありません」
ショーン「…ふむ。頃合いとしては、そろそろだと思うのですが…」
レフィーナ「敵が待ち伏せをしていると?」
ショーン「ええ。私がDCの指揮官なら、中央アジアの突破を許しはしません」「それに、地球へ降下したコロニー統合軍残存部隊との接触もあり得ます」
リューネ「だったら、あたしが様子を見て来てあげるよ」
レフィーナ「え…!? あなた一人で、強行偵察をするつもりなのですか?」
マサキ「…いや、俺も行くぜ」
リューネ「! マサキ…」
マサキ「俺達の機体は距離を稼げるし、サイフラッシュやサイコブラスターもあるからな」
レフィーナ「それでも、危険過ぎます。あなた達が出れば、DC側も躍起になって攻撃してきます」
リューネ「多分ね。何てったって、グランゾンと渡り合ったサイバスターと…」
マサキ「DC総帥の娘が連れ立って出てくるんだからな」
レフィーナ「ですから、あなた達だけでは…」
ショーン「いや…。ここは、偵察をお願いしましょう。何故なら…」
マサキ「功を焦った奴が、飛び出してくるかも知れねえってことだろ?」
ショーン「はい。まあ、要は…オトリですな」
リューネ「構わないよ。そのつもりもあったし」
レフィーナ「では、危険だと判断した場合は、すぐに撤退して下さい」
マサキ「ああ、任せな」

ヒリュウ改格納庫
リューネ「悪いね、マサキ。あたしのワガママに付き合わせちゃって」
マサキ「ま、俺もDCとは浅からぬ因縁って奴があるからな」
リューネ「とか言って…ホントは心配してくれてるんでしょ?」
マサキ「シャイン王女ならともかく…誰がてめえみたいなハネっかえりを心配すっかよ」「俺はただ、お前が一人でDCとケリをつけるつもりなんじゃねえかと思ってだな…」
リューネ「ふ~ん…」
マサキ「何だよ? ほら、さっさと行こうぜ!」
リューネ「あ、ちょっと待ってよ!」

ヒリュウ改艦橋
レフィーナ「ヒュッケバイン008Lを使いたいと言うのですか?」
カチーナ「あの機体があれば、こっちの戦力を増強することが…」
ショーン「しかし、008Lは同型機が暴走事故を起こしたため、今は封印されているはずです」「使用は絶望的ですな」
カチーナ「………」
〔扉の開閉音〕
レフィーナ「…やはり、中尉はこだわりを捨てられないようですね」
ショーン「プライドの問題でしょうな。技量が高くなければ、テスト機のパイロットには選ばれませんから」
レフィーナ「決して彼女の腕が悪いわけではないのに…」
ショーン(何にせよ…軍上層部も、我々に爆弾を二つ持たせるような決断は下さないでしょうな…)

ヒリュウ改格納庫
ラッセル「ガーネット曹長、レオナ少尉…。カチーナ中尉を見かけませんでしたか?」
レオナ「いえ、見ていないわ」
ラッセル「そうですか…」
ガーネット「…あなたも大変よねえ、ラッセル」
ラッセル「何がですか?」
ガーネット「カチーナ中尉の下にいて、ストレスとかたまんないの?」
ラッセル「はは…もう慣れましたよ」
レオナ「腕の方はともかく、中尉は指揮官にあまり向いていないようね」
ガーネット「…ハッキリ言うわねえ」
レオナ「事実を述べているまでです」
ラッセル「でも…ああ見えても、結構面倒見のいい所もあるんですよ」
ガーネット「なるほど。タスクとか、いつも可愛がられてるもんねえ」
レオナ「あれはお仕置きだと思います。この間だって…」
ガーネット「あら、レオナ…よく見てるじゃないの、あの子のこと」
レオナ「べ、別に、そんな…」
カチーナ(…わからねえ…。艦長と副長は、あたしの実績がまだ足りないっていうのか?)
ラッセル「あ、カチーナ中尉…どうしたんですか?」
カチーナ「…何でもねえさ」
〔機体の発進音〕
カチーナ「何だ? サイバスターとヴァルシオーネが出て行ったぞ!」
ラッセル「あの2機は、偵察に出たんです」
カチーナ「偵察………」「あたしの機体を回せ! すぐに出撃する!!」
ラッセル「ええっ!?」
ガーネット「ちょ、ちょっと、中尉! どこへ行くの!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「その男の真意」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
マサキ「クロ、何か反応があるか?」
クロ「この辺りには、強力なジャミングが掛けられているみたいニャ」
マサキ「ジャミングだって?」
リューネ「火のない所に、ケムリは立たないからね。そろそろなんじゃない?」
シロ「多分ニャ」
クロ「そんニャこと言って…ホントに敵が出て来たら、どうするつもりニャのよ?」
〔敵ユニット出現〕
クロ「ほら、見ニャさいよ!」
シロ「べ、別においらのせいじゃニャいだろ!」
ジーベル「チッ…降下ポイント付近で、奴らに出くわすとはな」「だが、あの2機を倒せば、俺のDCでの立場も向上する…」(そして、いずれはアードラーやゼンガーを亡き者とし…)(新たなDCの総帥となってやる…!)
クロ「マサキ、どうするニャ!?」
マサキ「ハガネとヒリュウ改が来るまで、俺達で何とかする。いいな、リューネ?」
リューネ「わかってるよ! DCとの決着は、あたしの手でつけなきゃならないからね!」
マサキ「おいおい、そりゃ違うぜ。あたし達の…だろ?」
リューネ「え?」
マサキ「さっきも言ったろうが。俺にもDCとの因縁があるってな」
リューネ「………」
マサキ「南極事件からこっち、奴らと絡んでロクなことが起きてねえ」
シロ「まったくだニャ。おかげで、地球を何周回ったことか…」
クロ「シロ、茶化さニャいの」
マサキ「とにかく! 俺だって、これ以上あいつらをのさばらせておくつもりはねえ!」
リューネ「わかったよ、マサキ」
マサキ「よし…じゃあ、行くぜ!」
<戦闘開始>

<2EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
リューネ「! 囲まれた!?」
マサキ「あいつら、ヴァルシオーネを…!」
ジーベル(ビアン・ゾルダークの娘…いずれは、俺が支配するDCにとって、邪魔な存在となる)(今の内に潰させてもらうぞ、クックック…)「いいか! ヴァルシオーネを集中攻撃しろ!」
リューネ「ちょっと、あんた! セコい手使わずに、正々堂々と勝負しなよ!!」
ジーベル「ゼンガーではあるまいし…実戦に正々堂々などという言葉は存在しない」「要は、策を使って勝てばいいのだ、勝てばな」
リューネ「しかめっ面して、何を偉そうに! 単に周りを取り囲んだだけじゃないのさ!」「それのどこが策だっての!?」
クロ「…あんまり挑発しない方がいいと思うニャ」
リューネ「大丈夫、大丈夫。策がどうたらとか言う奴に限って、詰めが甘いもんなんだから」
ジーベル「…こ、小娘が…! 調子に乗りおって!」
〔敵ユニット出現〕
クロ「やっぱり…」
リューネ「予想どおりだね…!」
マサキ「ま、奴の手の内を明かしたってことにしとくか」
リューネ「そういうこと!」
ジーベル「おのれ…! 何としてもヴァルシオーネを落とせ!!」

<3PP・味方援軍1&敵増援2出現>
〔味方ユニット出現〕
マサキ「ハガネの救援にしちゃ早過ぎる! 誰が来たんだ!?」
カチーナ「やっぱり、敵にとっつかまってやがったか!」
マサキ「カチーナか! たった1機で来るなんて無茶だぜ!」
カチーナ「結果オーライだ! あたしを差し置いて、強行偵察なんて生意気するからそのザマさ!」
リューネ「…他人のこと、言えないと思うけど」
ジーベル「ククク…援軍は百も承知だ。残りの連中が来るまでに、貴様らを片づけてやる!」
〔敵ユニット出現〕
シロ「また出たニャ!」
マサキ「策だ何だとほざいておいて、結局は力押しかよ?」
カチーナ「いいじゃねえか。あたしはその方が好きだぜ」「それとも、尻尾巻いて逃げ出すか?」
リューネ「誰が! ジーベルとの決着は、ここで付けるよ!」
〔味方ユニット出現〕
ラッセル「カチーナ中尉!」
カチーナ「ラッセル!?」
ラッセル「助けに来ました!」
カチーナ「何言ってんだ! お前まで命令に違反して、どうするのさ!」「あたしに付き合うことはねえ! すぐに後退しろ!」
ラッセル「…いえ、自分はカチーナ中尉の部下です。どこまでもお供させてもらいます」
カチーナ「ラッセル、お前…」
クロ「マサキ、ハガネから通信が入ったニャ! あと1分で、この区域に来るって!」
マサキ「よし、みんな! もうひとふんばり頼むぜ!!」

<4PP・味方援軍2出現>
〈出撃準備〉

キョウスケ「全員無事か…! 何とか間に合ったようだな」
カチーナ「キョウスケ…!」
キョウスケ「中尉、いくら何でも無茶過ぎる…」
カチーナ「ケッ、お前にだけは言われたくねえぜ」
ジーベル「敵の母艦を沈めろ! ここで奴らをせん滅するのだ!!」「そうすれば、DC内での俺の立場は、絶対的なものとなる!」
エクセレン「そういうことを口に出しちゃうところが、小物っぽいわねえ」「男は黙って、有言実行よん?」
ブリット「少尉…矛盾してますよ、それ」
ジーベル「…貴様らのふざけた態度も、今日で最後だ…!」
リューネ「じゃあ、あんたのセコい戦法も今日で最後にしてやるよ!!」
レオナ「ジーベル・ミステル少佐…」
ジーベル「ぬ!? 貴様…!」
レオナ「今のあなたに生きている価値があるかどうか…この私が確かめてあげるわ」
ジーベル「だ、黙れ! おめおめと連邦軍に投降し、生き延びている女がいう台詞か!」
レオナ「私は自分が何をすべきか気づいただけ…」「大局を見ることが出来ない男に、とやかく言われる筋合いはないわ」
※※アヤ(R-3搭乗)出撃の場合、セリフ追加※※
イングラム「アヤ、R-3に問題はないな?」
アヤ「はい。何とかやってみます」


<4EP・敵増援3出現>
〔敵ユニット出現〕
ジーベル「む? あの部隊は…!」
C軍艦長「リリー中佐、降下完了しました」
リリー「ここは本艦で食い止めます。ゼンガー少佐とジーベル少佐は、アースクレイドルへ向かいなさい」
ジーベル(あの女…! 手柄を独り占めする気か…!?)
ゼンガー「いえ、敵の足止めは自分が引き受けます」「リリー中佐こそ、ここから離脱を」
リリー「あなた一人で…!? 死ぬ気ですか!?」
ゼンガー「己の宿命を全うするまで、死ぬつもりはありません」
ジーベル「…奴らは俺の獲物だ。こちらも撤退する気はない」
リリー「…わかりました…。あなた達の武運を祈ります…」
〔敵ユニット離脱〕
ジーベル「ゼンガー……貴様などに、手柄は渡さんぞ」
ゼンガー「好きにするがいい」
ジーベル「フン。口では何とでも言えるがな」
ゼンガー「手柄などに興味はない。ただし…自分の命は自分で守れ」
ジーベル「それはこちらの台詞だ」
エクセレン「ねえ、キョウスケ。あれってやっぱり…」
キョウスケ「ああ…間違いない」
ゼンガー(今のDCに、我が命をかける価値はないかも知れんが…俺は俺の宿命に従うのみ)「ハガネ、そしてヒリュウ改の戦士達に告ぐ!」「我が名はゼンガー・ゾンボルト! 悪を断つ剣なり!!」「ここを通らんとする者は、何人であろうとも、零式斬艦刀で一刀両断にしてくれる!!」
リュウセイ「な…何だ、あいつ!? バカデカい剣を持ちやがって…。グルンガストの新型か!?」
イルム「いや、あれは剣撃戦闘能力を特化させた試作型…」
レオナ「コロニー統合軍のエース、ゼンガー・ゾンボルト少佐のグルンガスト零式よ」
マサキ「! ゼンガーって…」
エクセレン「そう、私達ATXチームの元ボスよ」
リオ「あ、あの人が!?」
エクセレン「久々の再会…ってとこね。たった一人で私達を止めようだなんて相変わらずみたいねえ」
ブリット「ゼンガー隊長! 自分達が戦わなければならない理由はもうないはずです!」
ゼンガー「ブルックリン…戦士たる者、ひとたび戦場に身を置けば…」「眼前の敵を倒すことに専心しろと教えたはずだ!!」
ブリット「しかし、自分達の共通の敵はエアロゲイターのはずです!! 今こそ力を合わせて…」
ゼンガー「問答無用ッ! 己の信ずる道があるならば、己の力で押し通ってみせろ!!」
ブリット「!!」
エクセレン「…ブリット君。ああなったら、ボスはテコでも動かないのわかってるでしょ?」
ブリット「で、でも!」
キョウスケ「そこまでだ、ブリット。ゼンガー・ゾンボルトとの決着はおれがこの手でつける」
ゼンガー「いい度胸だ。来い、キョウスケ・ナンブ!!」
キョウスケ「ゼンガー、勝負だ…!」

<ライvsジーベル>
ライ「進むべき道を誤ったようだな、ジーベル・ミステル…」
ジーベル「コロニー統合軍の裏切り者が何を言うか!」
ライ「俺はこの戦争が始まる以前にブランシュタイン家を捨てた。お前達に引導を渡すためにな…!」

<キョウスケvsゼンガー>
ゼンガー「この俺と真っ向から打ち合える…我が師ぐらいかと思っていたが…」
キョウスケ「…誰にでも出来る。そのつもりがあるなら」
ゼンガー「だが、連邦は…EOT特別審議会は異星人と立ち向かおうとはしなかった」
キョウスケ「…それがDCに寝返った理由か? …ならば…!」
ゼンガー「言うな。お前はまだ全てを理解したわけではあるまい…」「だから、その先を言う資格はない! …黙ってかかって来い…!」
キョウスケ「………」

<エクセレンvsゼンガー>
エクセレン「はぁい、ボス。お元気してた?」
ゼンガー「…お前は変わらんな」
エクセレン「でもなくってよ? だって、そう仕向けたわけでしょ?」
ゼンガー「…その読み、キョウスケ以上だな。やはりお前達でコンビを組ませて正解だったようだ」「だが、おしゃべりはここまでだ。来るがいい…!」
エクセレン「言われなくても、こっちは準備OKよ、ボス」

<エクセレンvsジーベル>
エクセレン「はぁい、コロニー統合軍の残党さん」
ジーベル「お前のようなふざけた奴に追い込まれるとはな…。だが、ここまでだ!」
エクセレン「見た目に惑わされちゃ駄目でしょ。…覚悟してもらいましょうか!」

<ブリットvsゼンガー>
ブリット「隊長! これ以上DCに力を貸すのは止めて下さい!!」「今は地球人が一致団結しなければならない時なんです!」
ゼンガー「甘いぞ、ブルックリン!!」
ブリット「!」
ゼンガー「弱者がいくら力を寄せ集めようとも強者たる異星人には勝てん!」「ましてや、俺一人をも倒せぬお前達ではな!」
ブリット「ゼンガー隊長! あなたの敵は異星人なんですか!? それとも俺達なんですか!?」
ゼンガー「お前達だッ!!」
ブリット「くっ…! そこまで言うのなら…俺はあなたを倒します!!」「自分の信じる道を進むために!!」
ゼンガー「よくぞ言った! ならば、かかって来るがいい! ブルックリン・ラックフィールド!」

<レオナvsゼンガー>
レオナ「ゼンガー少佐、私は自分の進むべき道を見つけました」「その判断は、決して間違っていないと信じています…!」
ゼンガー「…ガーシュタイン家の名にかけて、か?」
レオナ「ええ…!」
ゼンガー「ならば良し。かかって来るがいい…!」
レオナ「少佐! エルザム様も…いえ、エルザム少佐もあなたと同じお考えだと言うのですか!?」
ゼンガー「問答無用! 己の道を見出したのなら…立ち塞がる敵は全て倒せ!」
レオナ「……!」

<レオナvsジーベル>
ジーベル「お前も俺の下についていれば、ここで死なずに済んだものを…」
レオナ「その台詞、そのままあなたに返させて頂くわ」
ジーベル「何だと?」
レオナ「あなたの運命はコロニー統合軍を捨てた時から決まっているのよ…!」

<カチーナvsジーベル>
カチーナ「宇宙では世話になったな! 礼はここでたっぷりとさせてらもおうじゃないさ!」
ジーベル「ほざくな!」

<マサキvsジーベル>
マサキ「てめえらじゃ俺達を止めることなんて出来ねえぜ!!」
ジーベル「俺はただの戦闘指揮官で終わるつもりはない」「ビアン総帥を倒したお前を落とせば、俺の立場は揺るぎないものになる!」
マサキ「この期に及んで、出世が目当てかよ! ふざけるな!」

<リューネvsジーベル>
ジーベル「お前を生かしておけば、いずれ俺のDCにとって、邪魔な存在となる!」
リューネ「そういうの、取らぬタヌキの皮算用っていうんだよ!」「それに、DCの幕引きはあたし達がキッチリとやってやるよ!」

<ゼンガー撃破orHP50%以下>
※※ブリットが撃破orHP50%以下にした場合のセリフ※※
※※撃破の場合、セリフ追加※※
ゼンガー「やるな、ブルックリン。俺の零式を倒すとは…!」
※※※※※※※※※※※※※※※※
ブリット「隊長! 自分が進むべき道は示しました!」「自分は隊長を殺すつもりはありません! 自分達と共に異星人と戦って下さい!!」
ゼンガー「…俺にはまだ果たさねばならん使命がある」
ブリット「使命!?」
ゼンガー「ブルックリン! 俺達に相応しい舞台…ジュネーブで待っているぞ!!」
ブリット「隊長!!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
※※ブリット以外が撃破orHP50%以下にした場合のセリフ※※
※※キョウスケが撃破の場合、セリフ追加※※
ゼンガー「くっ…! この零式を撃ち貫くか、キョウスケ!」
キョウスケ「…決着をつける…! そう言ったぞ、ゼンガー!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ゼンガー「…また一段と腕を上げたな。…そうだ。そうでなければ、見込んだ意味がない」
キョウスケ「状況がそうさせただけだ。…自分が育てたなどと、思い上がるな…!」
ゼンガー「…お前のような男が、連邦軍の上層部にもう数人いれば…」「いや、言うまい。俺は立ち塞がるだけだ…!」
キョウスケ「倒されることを望むなら…ここで幕引きをする、ゼンガー…!」
ゼンガー「その宣告は受けてやれん…! 俺達に相応しい舞台…ジュネーブで待っているぞ!!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
キョウスケ「ゼンガー…!」

ジーベル「フン、口ほどにもない。だが、これで手柄は俺のもの…。奴らをせん滅せよ!!」

<ジーベル撃破・勝利条件達成>
ジーベル「ば、馬鹿な!!」「DC戦争を生き延びた俺がこんな所で死ぬわけがない!」「い、いずれは、ゼンガーやアードラーを倒し…DCの頂点に立つ俺が…!」「あ、あのような甘い考えの連中などに……!」「倒されるわけが……うおああああっ!!!」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット離脱〕

※※まだゼンガー健在の場合、セリフ追加※※
ゼンガー「…ジーベル…!」
キョウスケ「残るは…お前一人だ、ゼンガー…!」
ゼンガー「…また一段と腕を上げたな。…そうだ。そうでなければ、見込んだ意味がない」
キョウスケ「状況がそうさせただけだ。…自分が育てたなどと、思い上がるな…!」
ゼンガー「…お前のような男が、連邦軍の上層部にもう数人いれば…」「いや、言うまい。俺は立ち塞がるだけだ…!」
〔敵ユニット離脱〕
ブリット「た、隊長! ゼンガー隊長!!」
キョウスケ「…………」

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ヒリュウ改格納庫
〔画面、振動〕
カチーナ「ぐっ! ラ、ラッセル…、てめえ…何を!」
ラッセル「………」
ガーネット「ちょ、ちょっと、ラッセル! 何やってんの!?」
ジャーダ「あいつ…カチーナ中尉を殴りやがった?」
エクセレン「…あっちゃあ~。ラッセル君、ついに我慢の限界を超えたってワケね」「どうする、キョウスケ? 止める?」
キョウスケ「男が女に手を上げたんだ。…ラッセルも考えあっての事だろう。おれ達の出る幕じゃない」
カチーナ「ラッセル…!」
ラッセル「…手を上げてすみません。しかし、今日だけは…今日だけは言わせてもらいます!」「金輪際、自分勝手な真似はやめてください。この戦いは中尉一人でやってるわけじゃないんです」
カチーナ「………」
ラッセル「今は実績とか、テストパイロットにこだわっている時じゃありません」「みんなで、力を合わせて、DCや異星人と戦わなければならないんです」
カチーナ「………」
ラッセル「…自分はこれからも中尉の背中を守っていくつもりです」「でも、あなたがまた同じことをするつもりなら…自分は何度でもあなたを殴ります!」
カチーナ「…………」「…わかったよ、ラッセル。あたしが悪かった…」
ラッセル「中尉……」
エクセレン「…どうやら、雨降って地が固まったみたいねえ」
キョウスケ「らしいな」
エクセレン「ま、あの二人は何だかんだ言っていいコンビだし…これからは大丈夫なんじゃない?」
キョウスケ「ああ。それが正しいことなら、自分の上官でも殴れる…必要なことだ」
エクセレン「さすが、元上官とその殴り合いをしてる男は、言うことが違うじゃなぁい?」「ねえ、キョウスケぇ…私がおイタしたら…しかってくれる?」
キョウスケ「面倒だ。ラーダさんに頼んで、折り曲げる」
エクセレン「…あら~」
〔扉の開閉音〕
ブリット「………」
エクセレン「あらん? どうしたの、ブリット君」
ブリット「どうしたもこうしたも…エクセレン少尉…ゼンガー隊長は、まだ自分達の敵に…」
エクセレン「しょうがないわよ。一度自分でこうと決めたら最後まで突っ走っちゃう人だもんね」「でも、信じてあげなさい、ブリット君」
ブリット「…どういうことですか?」
キョウスケ「…奴はおれ達に相応しい舞台で待っていると言った…」「つまり、DCの残存部隊は、ジュネーブを狙っているということだ」
ブリット「あ……」
マサキ「じゃあ、あのオッサンは俺達にDCの最終目標を教えたってことかよ?」
エクセレン「あらん、、マーサ…。ボスはまだ20代よ。限りなく30代に近いけど」
マサキ「…オッサンじゃねえか」
エクセレン「若いってのは怖いわねえ。す~ぐに、そんなこと言えなくなるわよん」
ブリット「…キョウスケ少尉は隊長の本当の目的が何なのか、見当がついているんですか?」
キョウスケ「大体はな。だが、それが正しいかどうかは多少分の悪い賭けになる」「いずれにせよ、真実を知るには、おれ達がジュネーブへ出向かなければならんだろう…」

アースクレイドル
アードラー「…ジーベルが戦死しおったか」
リリー「………」
アードラー「フン…所詮、奴は小物。惜しくはないわ」
テンザン(良く言うぜ。あんたもそうだっての)
ハンス「…ジュネーブ攻略作戦の準備は整っているのか?」
アードラー「無論じゃ。貴様が連れ帰ったシャイン王女…そして、あの機体が完成すれば…」「ワシが世界の主権を握る日は近い…フヒヒヒ」
テンザン「なあ、爺さんよ。例の量産型の1号機か3号機…俺に回してくれよ」
アードラー「何じゃと?」
テンザン「テンペスト少佐が2号機のパイロットになったっての、知ってるんだぜ?」「だから、俺にも残りの機体をくれよ。あれで奴らを皆殺しにしてやるぜ」
アードラー(ふむ…。シャイン王女をゲイム・システムに取り込むにはまだ時間がかかる…)(じゃが、こやつなら今のままでもある程度耐えられるかも知れんな)(それに、元々はデータ収集のための素材じゃしのう…)(テンペストと共に使い捨てもやむなしか)「よかろう。ならば、お前に3号機を与える」
テンザン「ホ! 任せろ!」
アードラー「ハンス、リリー…。お前達はDCに参加して日が浅い」「ハガネとヒリュウ改を阻止することで、我々への忠誠を示してもらうぞ。よいな?」
リリー「…わかっております」
ハンス「了解だ…」

アースクレイドル
ソフィア「フェフ博士…いつまでアースクレイドルにDCの残存部隊を駐留させておくつもりなの?」
イーグレット「………」
ソフィア「彼らの存在によって、ここは連邦軍や異星人の標的となる」「それでは、ヒトという種を未来に遺すことなど出来ないわ。今のままでは本末転倒よ」
イーグレット「だが、クレイドルの中枢コンピューター・メイガス…そして、地球環境再生のためのマシンセル…」「さらにクレイドル防衛用の兵器を操るマシンナリー・チルドレンはどれもが未完成だ」「それ故に、番人としてアードラー達が必要だったのだ」
ソフィア「しかし…」
イーグレット「フフフ…心配はいらん。戦闘が始まれば、メイガスの門を閉じれば良い」
ソフィア「まさか、あなたは…」
イーグレット「フッ…アースクレイドルは俺達のものだ」「連邦、DC、そしてEOT特別審議会…そのいずれの手にも渡すつもりはない…」
ソフィア「………」

アースクレイドル
一般兵「…ゼンガー少佐、グルンガスト零式の修理が完了しました」
ゼンガー「ご苦労」
一般兵「…このアースクレイドルでなければ、完全な修理は無理でした」「一体何者なのです? 零式に、あそこまでのダメージを与えるとは…」
ゼンガー「…俺の元部下達だ」
一般兵「………」
ゼンガー「では、後の調整は俺がやる。下がって休んでくれ」
一般兵「はっ」
〔扉の開閉音〕
ゼンガー(…キョウスケ達はジュネーブに向かっている…)(…となれば、ここが戦場になることはあるまい。いや、してはならん)
ソフィア「…やはり、あなた方は無意味な戦いを止めるつもりはないようですね」
ゼンガー「あなたは…ここの管理者の…」
ソフィア「ええ、ソフィア・ネートです」
ゼンガー「ご心配なく、ネート博士。このアースクレイドルは、戦場になりません」
ソフィア「え…?」
ゼンガー「しばらくは騒々しいかも知れませんが…それも決着までの間だけです」
ソフィア「…異星人によって人類は滅びの時を迎えようとしているのに…」「何故、地球人同士で争わなければならないのです?」
ゼンガー「………」
ソフィア「…我々は人類が未来へ生き延びるための手段を模索し、その結果…」「このアースクレイドルでの眠りの道を選びました」「アードラー・コッホ博士が提唱する地球圏の武力統一や支配…それが何の意味を持ちましょう」「ですから…」
ゼンガー「…ソフィア・ネート博士。…自分には、果たさなければならない使命があります」
ソフィア「使命?」
ゼンガー「あなた方のように、自分が信じる道へ行き着くため…」「人類がこの戦いで生き残るために…果たさなければならない使命です」
ソフィア「…それは、人類同士で争うための言い訳に過ぎないのでは?」
ゼンガー「そうかも知れません。…ですが、我が使命…今はご理解頂かなくとも結構」「仮にこのアースクレイドルが戦場になるようなことがあれば…自分は命を賭けて守り抜いてみせます」「それもまた、自分に課せられた使命なのです」
ソフィア「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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