TOP PAGEへ

No.34B
亡霊、過去より来たりて

【シナリオデモ開始】
データ室
ギリアム「…よし。これで彼が残した特脳研関係のファイルのプロテクトは解除した」
ラーダ「その記録の中に、アヤ以外でイングラム少佐がピックアップした被験体はいますか?」
ギルアム「…2名いるな。ナンバー4、ジェニファー・フォンダと…ナンバー5、マイ・コバヤシ…」
ラーダ(…マイ・コバヤシ…確か、アヤの妹さんね………)
ギリアム「情報部のデータでは、両名とも事故で死亡したことになっているが…」「イングラム少佐のデータでは、登録が抹消されただけになっている」
ラーダ「では…?」
ギリアム「…ジェニファー・フォンダとマイ・コバヤシが存命している可能性は高いな」
ラーダ(このデータとアヤの記憶…いったい、どちらが真実なの?)(いえ、それどころか…アヤとマイは本当の姉妹ではない可能性も……)「…ギリアム少佐、ケンゾウ・コバヤシ博士はこの事を知っているのでしょうか?」
ギリアム「おそらくな」
ラーダ「ならば、博士に話を聞けば…」
ギリアム「それは無理だ」「現在、博士は軍査察部に身柄を拘束されている。次の作戦前に面会することは出来ん」
ラーダ「そうですか。…少佐、この話は…」
ギリアム「ああ、わかっている。当分は他言無用にしておこう」「だが、このデータのおかげでイングラム少佐がどういう男なのか、だいたいの予測はついた」
ラーダ「どういうことです?」
ギリアム「策略を好む人間は相手へヒントを与えたがるものさ」「無論、大概はそれすらもトラップなのだが…イングラム少佐のヒントは不必要に易しすぎる」「まるで、我々を助けることが本心であるかのようにな」
ラーダ「………」
ギリアム「おそらく、彼は複雑な内面を持った人物であることに間違いはない…」

データ室
カチーナ「何だって? エアロゲイターがあたし達をピンポイントで狙ってるだあ?」
マサキ「ああ。イングラムが裏切ってから、俺達が行く先々に奴らが現れやがる」
カチーナ「単なる偶然だろ? 奴らはジュネーブとかも攻撃しやがったんだぜ?」
マサキ「けど、それ以降に襲撃された都市や基地はねえ」
リョウト「そうだね…。僕達にあれだけの力を見せつけておきながら…」「ジュネーブ壊滅以後、エアロゲイターは大規模な軍事行動を起こしていない」
リューネ「こっちの様子をうかがってるってこと?」
リョウト「それもあるけど、今のところ、彼らは僕達を倒す気がないと思う…」
カチーナ「ワザと寸止めにしてるってことかよ?」
リョウト「ええ。サンプルとしての僕達が、さらなる力を発揮できるように…」
リューネ「…で、どうする気なの? マサキ」
マサキ「…考えがある」

ハガネ艦橋
レフィーナ「…オトリになる?」
マサキ「ああ。クスハの時と同じように…エクセレンが出てくるかも知れねえからな」「それに、他の連中は機体の修理やら何やらで動けねえだろ?」
ショーン「そうですが…上手くいきますかな?」
マサキ「今思えば、イングラムの野郎はサイバスターにも興味を持っていやがった」「それを上手く利用するのさ。エクセレンが出て来なくても、何らかの情報は手に入るぜ」
レフィーナ「しかし…」
ショーン「艦長、ギリアム少佐の意見が正しければ…」「サイバスターを含め、我々はエアロゲイターにとって、この上ないサンプルだと言うことになります」「しかも、彼らは我々が一定のレベルに達するまで、様子を見ているようですから…」「それを逆手に取るというマサキの案は策として有効かと」
レフィーナ「ですが、危険過ぎます」
マサキ「ヘッ、心配はいらないぜ。どっちかって言うと、俺は一人で動く方が性に合ってるからな」
ショーン「うむむ、確かに艦長のおっしゃることはもっともですな」
マサキ「何だよ、信用ねえな」
ショーン「サイバスターの性能はともかく、あなたはどうも…」
マサキ「何? どういう意味だ!?」
ショーン「あ…いやいや、そういうことではありません。ただ一つ、方向感覚が…」
マサキ「?」
シロ「出ていったら、ここへ戻ってこれニャいかも…っていう意味だニャ」
マサキ「うっ……」
ショーン「では、こうしましょう。リューネ嬢と一緒に出て下さい」
マサキ「リューネとぉ?」
ショーン「はい。ヴァルシオーネはサイバスターと同じような運用も出来ますし…」「何より、道に迷う心配はないかと」
マサキ「しょうがねえな」
ショーン「それでよろしいですかな、艦長?」
レフィーナ「了解です。マサキさん、くれぐれも気を付けて下さいね」
マサキ「ああ、任せな!」

自動惑星ネビーイーム
アタッド「イングラム…あんた、サンプルの仕上げはいいのかい?」「SRXとか言う欠陥品はともかく…サイバスターにはまだ手を付けてないんだろ?」
イングラム「…あれは、地球の機動兵器の中で、最も優秀な物の一つだ」「俺が手を入れる必要はない。頃合いを見て、『採取』すればいい」
アタッド「そうかい? あたしには、あんたがワザと手を抜いているように見えるけどねえ」「あのクスハとか言うサンプルも、あっさり返してたし…」「やっぱり、あいつらに情が残ってるんじゃないのかい?」
イングラム「………」
アタッド「ククク…木偶人形には無意味な質問だったね」「でも、あたしはあんたやヴィレッタを信用してないよ」「一度裏切った奴は、また裏切るって言うからねえ」
イングラム「………」
アタッド「おや、気に障ったのかい? なら、証明してもらおうか。あんたが我々側の人間だってことを」
イングラム「…いいだろう。ただし、ガルインも連れて行く」
アタッド(何だと…? こいつ、あたしの人形を使うつもりか?)
イングラム「ズフィルードクリスタルの復元精度の確認と…」「海の底に潜んでいる者を誘き出す必要もあるからな……」

ハガネ艦橋
エルザム「サイバスターとヴァルシオーネが出撃しただと?」
LB兵「はっ。超高速で小笠原諸島を突破し、マーシャル諸島方面へ向かっています」
ゼンガー「俺達の頭上を通り過ぎて行ったわけか」
マリオン「…気になりますわね」
ゼンガー「!! ラドム博士…! 何故、クロガネに…!?」
エルザム「…身体の具合はよろしいので?」
マリオン「ええ。いつまでもご老体と一緒では、余計に歳を取ってしまいますから」
リシュウ「…やれやれ。口の悪さの方は治らんかったか」
ゼンガー「せ、先生まで…!? エルザム、これはどういうことだ!」
エルザム「…ラングレー基地脱出時、博士とリシュウ顧問はケガを負われてな…」「それを私が助けたのだ」
ゼンガー「………」
エルザム「言ったろう? 失われた戦力は、取り戻すとな」
ゼンガー「…何故、俺に黙っていた?」
エルザム「お前に余計な気苦労をさせたくなかっただけだ。他意はない」「それに…お二方にはやってもらわねばならんこともある」
ゼンガー「………」
リシュウ「ゼンガーよ。怒るでない。この御仁はなかなか先見性がある。それに、お主の話も聞いた」
マリオン「あなたらしい不器用な行動でしたが…事情は理解出来ましてよ」
ゼンガー「…いえ、自分は嬉しいのです。お二人だけでも無事だったということが……」
リシュウ「トウゴウ家の男は代々しぶといのが信条じゃ。そう簡単に死にはせん」「特に、リュウマ・トウゴウというご先祖はな、中国で……」
マリオン「…老人の昔話を聞いている暇はありませんわ。サイバスターが気になります」「あれが単体で動くとなると……出てきますわよ?」
エルザム「ええ。…我々が懸念している敵も含めて。直ちにクロガネで追尾します」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「亡霊、過去より来たりて」


【戦闘マップ開始】
一般兵「カイ少佐、やはりこのウェーク島基地の復旧は不可能に近いです」「それに、残っているアーマードモジュールはありませんでした」
カイ「仕方あるまい。ここはDC戦争の時、ハガネの攻撃を受けているからな」「よし、次の基地に向かうぞ。オペレーションSRWに備えて、少しでも多くの戦力をそろえんとな」
一般兵「!! 待って下さい、重力震反応を感知しました!!」
カイ「何だと!?」
一般兵「転移出現する物体あり! エアロゲイターです!!」
カイ「何故、こんな所に!? 俺のゲシュペンストを回せ!!」
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

※※No30でR-GUNを撃破した場合のセリフ※※
カイ「R-GUNだと!? あれは撃墜されたはずだぞ!!」「いや、それよりも…」
※※No30でR-GUNを撃破していない場合のセリフ※※
カイR-GUNだと!? ならば…」

カイ「乗っているのはイングラム・プリスケンか!?」
イングラム「…久しぶりだな、カイ・キタムラ少佐。極東支部で会って以来か」
カイ「裏切り者め…、よくもぬけぬけと! ここへ何をしに来た!?」
一般兵「カイ少佐! 新たに接近してくる機体が!!」
カイ「!」
〔味方ユニット出現〕
リューネ「意外な大物が釣れたんじゃない? マサキ」
マサキ「ああ」
イングラム「フッ…お前の方から出てくるとは都合がいい」
マサキ「そいつはこっちの台詞だぜ」
イングラム「何?」
マサキ「ここでてめえをブチのめし、ハガネへ引っ張って行く。聞きてえことが山ほどあるからな」
リューネ「そうだよ! エクセレンの居場所とかね!」
イングラム「…自らをオトリにしたというわけか」
マサキ「エサ、ともいうけどな。だがよ、ただのエサじゃねえぜ?」
イングラム「フフ…マサキ・アンドー…。お前に対する見方を改めねばならんようだな」
マサキ「てめえはシュウと違って、まだ目的がハッキリとしているからな。ここでケリを付けてやるぜ!!」
イングラム「いいだろう。こちらとしても、サイバスターとヴァルシオーネは…」「最優先で『採取』したいサンプルだ」
リューネ「人を虫か何かみたいに言うんじゃないよ!」
マサキ「そうやって、大上段で見てるのが敗因になるってことを…」「教えてやるぜ、イングラム・プリスケン!!」
イングラム「……!」
マサキ「そこのオッサン! あんたらは撤退してくれ!」
カイ「オッサンだと!? ふざけるな、俺はまだ30代だぞ!」
リューネ「…充分オッサンじゃん」
カイ「フン、口の減らないガキ共だ。だが、俺としても退けない理由があるんでな」「バックアップは任せろ! 輸送機は今の内に脱出を!」
一般兵「は、はいっ!」
<戦闘開始>

<マサキvsイングラム>

マサキ「答えろ! エクセレンはどこだ!?」
イングラム「…気づいているのだろう? 彼女がいる場所には…」
マサキ「当たり前だと言っちゃあ、当たり前だが…」「ホワイトスターにいるってのは間違いなさそうだな」「とりあえず、てめえの口からそれが聞き出せれば充分だぜ」
イングラム「フッ…彼女を救出したくば、ネビーイームまで来い…」
マサキ「言われるまでもねえ!!」

<リューネvsイングラム>
リューネ「あんた! どの面下げて!!」
イングラム「こちらにも都合がある。サンプルの成長具合を確かめねばならなかったのでな」
リューネ「そうかい。なら、たっぷりと確かめなよ! あたしとヴァルシオーネの力をね!!」

<カイvsイングラム>
カイ「貴様だけはこの手でブン殴ってやらないと気が済まないんでな!!」
イングラム「お前のデータに利用価値はない…。今のところはな」

<イングラム撃破or70%以下・敵増援1出現>
※※撃破の場合のセリフ※※
イングラム「く…。R-GUNを倒すとはな…! さすが、優秀なサンプルだ」「だが、最低限の目的だけでも達成しておかねばな」
〔敵ユニット撃破〕
※※HP70%以下の場合のセリフ※※
イングラム「…R-GUN1機で、サイバスターとヴァルシオーネを採取するのは無理か…」「ならば、最低限の目的だけでも達成しておかねばな」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

マサキ「待ちやがれ!!」
リューネ「待って、マサキ! 別の敵が来たよ!!」
マサキ「何!?」
〔敵ユニット出現〕
カイ「量産型のゲシュペンストMk-IIだと…?」
マサキ「あれが敵だってのか!? それよりも、イングラムを!!」
リューネ「でも、識別信号を出してないみたいだし…」
シロ「ニャによりも、イングラム少佐の後に出てきたってのが怪しいニャ!」
マサキ「ああ。やけにあっさりと引きあげやがったしな」
カイ「…あのゲシュペンスト、どこの部隊にも登録されておらん。それに、あの数は…」
マサキ「どういうこった?」
カイ「…理由はわからん。だが、油断するなよ!」

≪味方援軍1出現前≫
<ゲシュペンストMk-II・Mと戦闘>

マサキ「攻撃を仕掛けて来た!?」
リューネ「やっぱり、敵!?」
カイ「構わん、反撃しろ!!」
マサキ「いいのかよ!?」
カイ「責任は俺が取る!!」
マサキ「話が早いぜ、オッサン!!」

≪味方援軍1出現前≫
<ゲシュペンストMk-II・Mと戦闘(戦闘後)>

カイ「あのゲシュペンスト…! それに、あの動きはまさか…?」

<敵増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

マサキ「あ、あの戦艦は!?」
リューネ「DCのクロガネ!!」
カイ「ゼンガー…! それに、エルザムか!?」
エルザム「…ゲシュペンストが敵…。こうも早くカードを切ってくるとは予想外だったな」
カイ「カードだと!? どういうことだ、エルザム!」
エルザム「…ハガネやヒリュウ改もここへ来るのなら…試してみる価値はあるか」「ゼンガー、頼むぞ!」
ゼンガー「承知…!」
カイ「おい、お前ら! 説明しろ、説明を!!」
ゼンガー「今は、敵を倒すのみ!」
カイ「…やれやれ、相変わらずだな」(だが、ここにギリアムが来れば……。奴らの動きの謎も解けるか?)
マサキ「どうすんだよ、オッサン! あいつらは……」
カイ「サポートは奴らに任せ、ゲシュペンストを撃墜しろ!」
マサキ「ヘッ、ホントに話の早いことで」
カイ「それが俺達教導隊だからな! 行くぞ!!」

<味方援軍1出現の次PP・味方援軍2出現>
〈出撃戦艦選択〉
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
※※ダイテツ出撃の場合のセリフ※※
ダイテツ「参番艦クロガネか…!」
ライ「エルザム…!」
エルザム「こちらはクロガネ艦長、エルザム・V・ブランシュタインだ」「貴艦との共同作戦展開を要請する」
ダイテツ「…了解した」
テツヤ「いいんですか、艦長!?」
ダイテツ「…人類同士の戦いは終わった。まず、それをワシらが実践せねばならんだろう」
テツヤ「う……りょ、了解です」
※※レフィーナ出撃の場合のセリフ※※
ショーン「参番艦のクロガネですか…」
ライ「エルザム…!」
エルザム「こちらはクロガネ艦長、エルザム・V・ブランシュタインだ」「貴艦との共同作戦展開を要請する」
レフィーナ「…了解しました」
ショーン「よろしいので? 艦長」
レフィーナ「…人類同士の戦いは終わりました。まず、それを我々が実践しなければならないでしょう?」
ショーン「フフ…そうですな」

ギリアム「ゼンガー、ギリアム、そしてカイ少佐…。奇しくも、元教導隊がそろったわけか」
エルザム「さて……動くか?」
キョウスケ(…これで元教導隊のメンバーがそろったわけか。…何が起きる…?)
LB兵「艦長! 重力震を感知! 何者かが転移出現して来ます!!」
エルザム「…来たか」
〔敵ユニット出現〕
ガルイン「………」
ギリアム「! あの機体は…」
ゼンガー「まさか…!?」
ガルイン「…標的…視認…」
キョウスケ「機体識別…。PTX-002ゲシュペンスト・タイプS…」
リョウト「002…!?」
レオナ「最初に開発されたゲシュペンストMk-Iの内の1機……」
タスク「お、おいおい! じゃあ、パーソナルトルーパーの元祖かよ!?」
イルム「…そういうことになるな」
タスク「それが何でエアロゲイターと一緒に出て来たんスか!?」
ギリアム「002・タイプSは教導隊の隊長、カーウァイ・ラウ大佐の機体……」
カイ「だが、隊長の機体は数年前の実験中、行方不明になった…」
エルザム「となれば、そこから導き出される答えは…」
ゼンガー「確かめるしかあるまい! 我ら教導隊の目でな!!」

<ガルインにダメージ>
ガルイン「……無…駄…ダ…」
リオ「! 何故、ゲシュペンストにあそこまでの耐久力が!?」
ラーダ「いくらタイプSとは言っても、そんなに装甲がもつはずないのに…」
ガーネット「ラトゥーニ、何かわかんないの!?」
ラトゥーニ「機体構成材質の約80%がエアロゲイターのもの…」「あれは…形だけをゲシュペンストに似せたまったくの別物よ」
ゼンガー「やはり、複製…。他の量産型Mk-IIも同じか…!」
キョウスケ「いずれにせよ、破壊するしかない。みんな、油断するなよ」

<キョウスケvsガルイン>
キョウスケ「002、タイプS…! アルトの兄貴にあたるというわけか」
ガルイン「………」

<ラトゥーニvsガルイン>
ラトゥーニ「間違いない…モーションデータは…同じ。でも…」
ガルイン「………」

<カイvsガルイン>
カイ「! 間違いない…何度も世話になったパターンデータだ!」
ガルイン「………」
カイ「エルザムとギリアムの言葉、信じたくはないが…これは!」

<ギリアムvsガルイン>
ギリアム「上手くコピーしたものだ…。乗っている者も含めてな」
ガルイン「………」
ギリアム(だが、本人だとしたら…!?)

<マサキvsガルイン>
マサキ「なるほど、こっちが本命だったってわけかい!」
ガルイン「………」
マサキ「イングラムの野郎、なめた真似をしやがって!!」

<ゼンガーvsガルイン>
ゼンガー「この身のこなし…!」
ガルイン「………」
ゼンガー「やはり、あの男は!」

<ゼンガーvsゲシュペンストMk-II・M>
ゼンガー「ここに、これだけの数のゲシュペンストがいるはずはない…」「複製でもされたか…?」

<エルザムvsガルイン>
エルザム「愚直なまでに基本どおりの対艦戦闘だ…!」
ガルイン「………」
エルザム「認めたくはないが、これは紛れもなく…!」

<エルザムvsゲシュペンストMk-II・M>
エルザム「予想どおり、無人機か…」「だが、ゲシュペンストは操縦者の技量がダイレクトに反映される機体だ」「多少なりとも、クセは反映されるはず…」

<ガルイン撃破orHP30%以下・勝利条件達成>
ガルイン「…………」「…ゲシュ…ペンスト……」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
〔敵ユニット離脱〕

※※HP30%以下の場合、セリフ追加※※
マサキ「撤退しやがった…!?」

ギリアム(やはり…あのゲシュペンストに乗っていたのはただの人工知能ではなかった…)(…俺の予測どおりだとすればカーウァイ・ラウ大佐…もしくは、彼の……)(…これがあの男の目的だと言うのならば…)(あまりにもわかりやすいヒントだな、イングラム・プリスケン…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ハガネ艦橋
エルザム「…マサキ・アンドーの意見は正しいと思われます」
ダイテツ「ならば、我々の行く所…そこは必ず戦火に包まれるということか、少佐?」
エルザム「そうです。そして…我々はそれを逆手にとって作戦を展開することが可能です」
ショーン「…なるほど。いちいちオトリ役を出さずに…」「我々そのものがその役目を果たせば良い、と」
エルザム「ええ。エアロゲイターの狙いは、予想できこそすれ…」「まだ完全に明確ではありませんが、我々の行動によって、何かわかるかも知れません」
ギリアム「しかし、エルザム。我々はオペレーションSRWの中核となる部隊だ」「万が一の事があれば…」
ショーン「…次の作戦は我々だけで遂行するものではありますまい」「あくまでも本命は連邦軍の主力艦隊…そちらを叩かれる方が致命的です」
レフィーナ「そうですね。ここは少しでも敵に狙われる確率の高い者が陽動に出るべきでしょう」
ダイテツ「だが、上手くいくものか?」
レフィーナ「ええ、おそらく…。オペレーションSRW発動前ならば」
ダイテツ「その根拠は?」
レフィーナ「それは……」「エアロゲイターが故意にホワイトスターへの総攻撃を仕掛けさせようとしているからです」
ダイテツ「………」
レフィーナ「彼らは我々より優れた技術や圧倒的な戦力を持っているにも関わらず…」「わざわざ、30日の猶予を与えて反撃手段を整えさせ…」「ジュネーブを始めとする各都市を破壊して我々の戦意をあおった…」「よって、現時点で彼らは下手に我々の戦力を削るような真似はしないと思われます」「それの裏付けとなるのは、ジュネーブを始めとする各都市の壊滅以後…」「エアロゲイターとまともに交戦したのはハガネ及びヒリュウ改のみという事実です」
ショーン「確かに、連邦軍の主要基地やコロニーは未だに攻撃を受けておりませんからな」「彼らが集中的に我々を狙っているのは明白かと」
ダイテツ「うむ…」
エルザム「加えて、先程の攻撃は海底に潜んでいた我々を誘き出す事も目的だったと言えます」
ギリアム(フッ…。わざと誘いに乗っておいて、よく言う…)
ダイテツ「我々が陽動に出るとして…その最も効果的な手段は?」
エルザム「…簡単なことです」「エアロゲイターが陣を構える宇宙へ上がれば良いのです」

ブリーフィングルーム
カイ「…相変わらずの策略家ぶりだな。親父の影響か? エルザム…」
エルザム「策略と言える程のものでは。それに、自分はパイロットの方が性に合っています」
カイ「それは俺の台詞だ」
エルザム「ですが、二心はありません。無論、ゼンガーも含めて…」「もっとも、かつては敵として戦った彼ら…特に我が弟に理解されるとは思っていませんが」
カイ「新参者の俺が言うのも何だが、そういうのはなしで行こう」「ま、言いたいことは色々あるが、今は…な」
エルザム「…では、少佐も?」
カイ「ああ、ハガネに配属となった。だいぶ司令に無理を言ったが…これで教導隊が勢ぞろいだ」「せいぜい、若い連中に負けぬよう頑張らんとな」
エルザム「フッ…ご冗談を」
ギリアム「…エルザム、先程のゲシュペンストについてだが…」
エルザム「やはり、可能性は高いのか?」
ギリアム「決めつけるのは早計だが…」
カイ「データの誤差は?」
ギリアム「ラトゥーニとラーダの計算によれば、96.4%の確率で同一だということです」
カイ「何だと…!?」
エルザム「モーションデータだけでは、パイロットの微妙なクセまでは再現出来ない…」「…となると…」
ギリアム「そうだ。エアロゲイターにら致され…以前の人格、記憶を抹消されているのかも知れん」
カイ「……!」
ギリアム「クスハ・ミズハの例もある。奴らの精神操作技術は相当なレベルのはずだ」
エルザム「カーウァイ・ラウ大佐、クスハ・ミズハ、そして連れ去られたエクセレン・ブロウニング…」「これらの情報を統合すれば…エアロゲイターの真の目的が見えてくるはず…」
ギリアム「ああ。この件についてはラドム博士からも報告書が出される」「それで、もう少し絞れるだろう」
カイ「ギリアム…もしや、俺達が戦っている相手は…」
ギリアム「まだ推論の域を出ません。何とも言えないのが現状です」
カイ「…皮肉なもんだな。襲ってくる敵はゲシュペンスト…」「…あのカーウァイ隊長かも知れない男か」
エルザム「我々には、常に黒い亡霊がつきまとっているのかも知れません」
カイ「そして、この艦の若き戦闘指揮官の機体は003…幻のMk-IIIか」「…笑えんな」
ギリアム「…仕方がありません。ゲシュペンストと我々には…因縁めいたものがあるのですから」

ヒリュウ改格納庫
キョウスケ「………」
ゼンガー「キョウスケ」
キョウスケ「隊長」
ゼンガー「再び…お前とこうやって話すことになるとはな」
キョウスケ「おれもです。…ブリットも喜んでいます」「リシュウ顧問やマリオン博士まで無事だった。…出来過ぎと言えば出来過ぎです」
ゼンガー「だが…俺は一度お前達を裏切った男だ」
キョウスケ「………」
ゼンガー「…生き恥をさらすことは覚悟の上だが、今の俺にヒリュウ改へ戻る資格は……」
キョウスケ「…すいません、隊長」
ゼンガー「む…?」
〔殴打音〕
ゼンガー「ぐっ…!」
キョウスケ「…今、ATXチームに必要なのは…過去に囚われ、弱音を吐く腰抜けじゃない」「立ちふさがる者、そして悪を断つ剣…ゼンガー・ゾンボルトです」
ゼンガー「フッ…。今の一撃…効いたぞ。これは…貸しにしておく」「再びATXチームがそろう時までのな」
キョウスケ「…直にそろいます。必ず…取り戻す」「…エクセレン…」
ゼンガー(俺の見込み通り…強い男になった)(だが…それは危うい強さでもある…)(キョウスケ、エクセレンのこと…焦るなよ)
【シナリオエンドデモ終了】


● No33B「赤い修羅」 へ戻る

● No35B「奪還」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。