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No.36B
秘めたる力

【シナリオデモ開始】
自動惑星ネビーイーム
アタッド(チッ、イングラムめ…。みすみす貴重なサンプルを逃がすとは…)(あいつには本当にジュデッカの枷が効いているのか?)(それに、ヴィレッタも偵察に出たまま戻って来ない……)(これもプログラムの内か? それとも……)
ゲーザ「おい、アタッド。俺の頭…どうなってやがる?」
アタッド「………」
ゲーザ「割れるほど痛んだと思ったら、こないだのザマだ」「あんな風にならなけりゃ、ハガネとヒリュウの連中を仕留められたのによ」
アタッド「そう焦ることはないさ。お前はまだ目覚めたばかりだからね」
ゲーザ「とにかく、奴らはシャクに触るんだ。タダじゃ済まさねえ…!」
アタッド「フフ…やる気だねえ。ならば、あたしと一緒に出撃だ。…奴らに会いに行こうじゃないか」
ゲーザ「何を企んでんだよ? あ?」
アタッド「サンプルは、あのイングラムに総取りされた上…逃がしちまったからねえ」
ゲーザ「新しいのを捕まえるのか? 壊しちゃいけねえのかよ?」
アタッド「何のためにこのネビーイームがあると思っているんだい?」
ゲーザ「?」
アタッド「…どうせキブツは標本で一杯になるとは言え…」「あたしの立場ってもんを考えると、新しいサンプルが必要だ」「幸い、こっちの仕掛けにかかりそうな奴もいるしねえ…ウフフフ」

ブリーフィングルーム
タスク「何だって? パーティをやるだあ?」
ガーネット「そういうこと。クスハが戻ってきた時、考えてたんだけど…」「入れ替わりでエクセレンがさらわれちゃったじゃない?」
ジャーダ「ま、あいつも無事に帰ってきたし、この際二人分まとめて…ってことさ」
ガーネット「それに、最終決戦前の打ち入りも兼ねてね」
タスク「なるほど。…よっしゃ、準備すっか」
ラッセル「ちょっと待って下さいよ。そんなこと、自分達が勝手に…」
〔扉の開閉音〕
カチーナ「心配はいらねえぜ。上の許可は取ってきたよ」
ラッセル「ほ、本当ですか!?」
カチーナ「ああ。時間限定、アルコール抜きってことでな」
ガーネット「艦長達、話がわかるぅ!」
ジャーダ「あのオッサン連中…シブい顔して、意外にノリがいいんだな」
リオ「…前も私達に黙って酒盛りしてましたしね」
タスク「とりあえず、準備だ準備。出し物は俺とジャーダ少尉で何とかするからさ…」「リオとかレオナは料理の方、頼むぜ?」
レオナ「え…?」
リオ「まかせといて! アヤ大尉やラーダさん、ユンにも声をかければ…」「中・韓・印・日・独でフルコースが作れるわ。ね? レオナ」
レオナ「…え、ええ…」
ラッセル「でも、材料とかはどうするんですか? 戦艦にそんなバリエーションは…」
エルザム「心配は無用だ」
カチーナ(ど、どこから出てきたんだ!?)
エルザム「こういうこともあろうかと、クロガネから食材を運び込んでおいた」
リオ「ほ、本当ですか!?」
エルザム「ああ。君のリクエストには充分応えられると自負している」
ジャーダ(戦艦に何積み込んでんだ、この大将は…)
リオ「じゃあ、私…母様直伝の中華料理を作ります! レオナ、手伝ってくれる?」
レオナ「え…? どうして私が?」
リオ「だって、あなた…何でもソツなくこなすじゃない。料理の方もバッチリでしょ?」
レオナ「そ、それは…」
エルザム「…レオナ、何事も勉強だ。彼女に色々と教わるがいい」
レオナ「は…はい……」
タスク「うひょ~! レオナの料理、楽しみ~!」
カチーナ「ところで、肝心の主役のエクセレンは大丈夫なのかよ?」
ラッセル「検査の結果は特に問題ないという事でしたけど…」

医務室
エクセレン「う…ううん…」
キョウスケ「目が覚めたか、エクセレン」
エクセレン「…わお、キョウスケ…? もしかして…ずっとそばに?」
キョウスケ「気にするな。…検査の結果は問題なしだったが…奴らのことだ、油断はできん」
エクセレン「いきなりベッドから飛び上がったり、首が後ろ向いたりした方がいい?」
キョウスケ「よくはないが、そういう時のためにおれがここにいる」
エクセレン「ふふ…相変わらずねえ」「あ、あのね、キョウスケ。…私、操られてた時、おかしなこと言ってなかった?」
キョウスケ「おかしなこと…?」
エクセレン「え…え~と、例えば…」
キョウスケ「イングラムの方が、お前の寂しい気持ちを理解してくれる…とかか?」
エクセレン「う…むう…」
キョウスケ「クスハ曹長には操られていた時の記憶はなかった。お前は残っているのか?」
エクセレン「ん~、なんかね。…私的には残ってない方がよかったんだけど」「…誰にも言わないでよ? キョウス…あ…いたた」「抱きしめてくれるのは嬉しいけど…ちょっと痛いって…」
キョウスケ「………」
エクセレン「…キョウスケ…」
キョウスケ「おれは超能力者じゃない。お前の考えている事を全てわかってやることはできん」「今回はうまくいった。…だが、二度とこんなヘタは打つな」「次もうまく行くか…保証はない」
エクセレン「…うん…」

食堂
ジャーダ「YEAH! サンキュー、エブリバディ!!」
イルム「いい歌だったぜ、ジャーダ!」
ジャーダ「ヘヘ、どうも。アンコールとアルコールは作戦終了後ってことで」
リュウセイ「…初めて聞いたけど、ジャーダって歌が上手いんだな」
ラトゥーニ「…連邦軍に入る前はデビュー寸前まで行ってたって」
エクセレン「わお! すんごい経歴じゃない キョウスケもなんかないの?」
キョウスケ「…試作機を壊した数なら負けん」
リュウセイ「…それ、経歴かよ?」
リオ「さあ、みなさん。料理はまだたくさんありますから、どんどん食べて下さいね!」
リョウト「…おいしい。一流シェフ顔負けですね、特にエルザム少佐の料理が…」
ゼンガー「コロニー統合軍では有名な話だ。作戦前には部下達に料理を振舞う事もあったらしい」
リョウト「あ、それ…DCにいた時、ウワサで聞いたことがあります」
ゼンガー「うむ。故に奴の部隊は結束が固かったという」
タスク「それって単純にメシに釣られてただけじゃ…」
ゼンガー「…少なくとも、俺には出来ん芸当だ」
タスク「そうッスよねえ…」「ゼンガー少佐なら、いきなり魚釣って来て、日本刀でダダーン! …とかやりかねないッスもんね」
ゼンガー「…む」
タスク(やったことあンのかよ!?)
アヤ「お待たせ」
クスハ「次の料理を持って来ました」
エクセレン「あらら、クスハちゃん…」「一応、私達の救出祝いってことなんだから、主役がウロウロしちゃ駄目でしょ」
クスハ「ご、ごめんなさい…、でも、リオ達がお料理を作ってるのに何もしないというわけには…」
エクセレン「気にしない気にしない。カップメンだってOKだって」
アヤ「…エクセレン…お料理くらいはできた方がいいわよ。キョウスケのためにもね」
キョウスケ「…会った時からそうです。もう慣れました」
ブリット「なあ、タスク。次の出し物、お前なんだろ? 準備の方はいいのかよ?」
タスク「いや、その前に……」
〔扉の開閉音〕
レオナ「………」
タスク「待ってました! レオナの料理、一番乗り! いっただき~!」
レオナ「あっ……!」
タスク「む? これはなかなかオツな味で…」
ブリット「お、おい、タスク…。お前、顔色が……」
タスク「…おぶっ…………! …こ…これ…な…に…?」
レオナ「あ…ああ…」
タスク「な…何か…飲み物を……!」
クスハ「タ、タスク君、これ…。私が作った栄養ドリンクだけど…」
アヤ「あっ! ダメよ!!」
タスク「う…ごくっごくっ」
タスク「…ふう。…………………………………」「……………………ブリット」
ブリット「…だ、大丈夫か?」
タスク「…俺のマジックショーは延期だ。先にラーダさんのヨガ教室をやってくれ」
ブリット「は!?」
タスク「……ガクッ」
ブリット「お、おいっ! しっかりしろ、タスク!! …だ、駄目だ…泡吹いてる…」
クスハ「す、すぐに医務室に連れて行きます!」
カチーナ「…マジックショーってな、これか?」
レオナ「…ご、ごめんなさい…。実は私、料理が全然ダメで…」
アヤ「そ、そうだったの…。道理も誰の手も借りなかったわけね…」
ブリット「…ど、どんな人にも欠点はあるんだな…」
アヤ(…クスハの栄養ドリンクがトドメだったような気もするけど)
キョウスケ「やれやれ…ん?」
シロ「…ここにもいニャいニャ」
クロ「やっぱり、本気ニャの?」
キョウスケ「どうした?」
クロ「マサキがいニャいの」
キョウスケ「…そう言えば、姿が見えんな」
アヤ「何かあったの? あなた達、いつも一緒なのに…」
シロ「マサキをここへ連れて来ようとしたんだけどニャ…」
クロ「決着も近いのに遊んでられニャいって言って…」
キョウスケ「…まさか外へ出る気なのか? そんな勝手な行動は許さんぞ」「クスハ曹長とエクセレンが敵の手に落ちたのも、少数で行動していたからだ」「二人を無事に奪還できたのは運が良かったからだ。…今後は勝手な行動は許さん」
クロ「キョ、キョウスケ…?」
シロ「そんニャにカリカリしニャくても、マサキなら艦内で迷ってるハズだニャ」
キョウスケ「そこまで緊張感のない男じゃない。…それ故に危うい」「マサキが出ようとしているなら、今すぐ止めてこい」「…もし、何かあったら三味線くらいでは済まんぞ…!」
シロ「しゃ、三味線!?」
クロ「わ、わかったニャ!!」
アヤ「…キョウスケ、気持ちはわかるけど言い過ぎじゃない? クロちゃん達だって…」
キョウスケ「…前々回の事を鑑みても、サイバスターが奴らに狙われる可能性は高い…」「これ以上、エクセレンのような目に遭う者を出すわけにはいかない」「…それが戦闘指揮官として自分に与えられた使命です」
アヤ「…わかったわ。私達もマサキを探しに行きましょう」

ハガネ艦橋
エイタ「は~あ……ふう…」
テツヤ「何だ? そのワザとらしいため息は」
エイタ「みんな楽しくやってるのに、どうして自分はこんな所で…はあ…」
テツヤ「仕方ないだろう。当番だからな」
エイタ「は~あ…ユンの韓国料理、楽しみにしてたのに…。大尉は何とも思わないんですか?」
テツヤ「当然だ。任務だからな」
エイタ「はあ……ふう…」
テツヤ「…わかったわかった。ここは俺が見ておいてやる。行って来ていいぞ」
エイタ「ホ、ホントですか!?」
テツヤ「ああ。その代わり、10分で戻ってこい」
エイタ「ありがとうございます!」
テツヤ「やれやれ…」
〔扉の開閉音〕
テツヤ「どうした、エイタ? さっさと行って来い」
レフィーナ「え?」
テツヤ「! あ…レフィーナ中佐でしたか」
レフィーナ「…どうかしたのですか?」
テツヤ「い、いえ…何でもありません。それより、中佐はパーティへ出られないのですか?」
レフィーナ「指揮官クラスの人間が総出で、というわけにはいかないでしょう?」「それに…大尉も何かあった時に備えて、ここにいるのではないですか?」
テツヤ「ええ、まあ…。それに、自分は酒が飲めませんし」
レフィーナ「ふふ…真面目なんですね。ダイテツ艦長が信頼を置かれる理由もわかります」
テツヤ「い、いえ…中佐ほどではありません」「イカロス航宙士官学校を首席で卒業し…」「自分よりも10も年下の若さでヒリュウ改の艦長に就任された中佐に比べれば…」
レフィーナ「いえ、今の私があるのはショーン副長のおかげです」「それに、大尉も優秀な成績で士官学校を卒業されたと聞いていますが?」
テツヤ「ええ、まあ…。Bクラスの次席ですが…」
レフィーナ「あら、充分優秀ですよ?」
テツヤ「…そう言って頂けると嬉しいんですが、自分は…その…プレッシャーに弱くて…」
レフィーナ「?」
〔警報〕
テツヤ「何だ!? 出撃態勢に入ってる機体がいる…!?」

ハガネ格納庫
〔警報〕
リューネ「ちょっと、マサキ…待ちなって。サイバスターでどこへ行くつもり?」
マサキ「うるせえな。ついて来るなって言ってんだろ!」
リューネ「何かあったの?」
マサキ「嫌な予感がするんだよ。あの時、奴は何もしねえって言ったが…」「これからエアロゲイターの戦いが始まるってのに、大人しくしてるわけがねえ」
リューネ「奴って…シュウのこと?」
マサキ「ああ。あいつのことだ、直接は動かねえだろうが…」「間接的に何かを仕掛けて来るに決まってるぜ」
リューネ「だったら、なおさら放っとけないね」
マサキ「これは俺とシュウとの問題だ。お前にゃ関係ねえよ」
リューネ「何いってんの。関係大ありだよ。あいつは親父とつるんでDCを作った奴だ…」「本当のところは何を企んでるか、知れたもんじゃない」「あんたの勘が当たってるとしたら、放っておけないよ」
マサキ「ちぇっ、好きにしやがれ」
シロ「マサキ!」
マサキ「お前ら、どこに行ってたんだ? すぐに出るぞ!」
クロ「勝手な行動は駄目ニャ!」
マサキ「説教は聞き飽きたっての。行くぜ! 気密チェック、ハッチ開放!」
テツヤ「マサキ、どこへ行く!? 出撃許可は出していないぞ!!」
マサキ「偵察に行ってくる! 艦長連中にはあんたから許可をもらっておいてくれ!」
テツヤ「な、何だと!? 待て!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「秘めたる力」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
マサキ「…思ったとおりだ。かすかに反応がありやがる…」
リューネ「グランゾンなの?」
マサキ「…そこまではわからねえ。だが、サイバスターが何かに反応しているのは確かだ」
クロ「ね、ねえ…マサキ。ハガネに戻った方がいいニャ」
シロ「そうだニャ。マサキの勘は外れることの方が多いニャ」
マサキ「るせえ、キョウスケよかマシだ」
クロ「…比べ物にニャらニャいと思うけど」
シロ「こ、このままじゃ、三味線は決定だニャ…!」
クロ「大丈夫よ、シロ。きっと本気じゃニャいわよ」
シロ「…キョウスケはあんまり冗談言わニャいニャ」「も、もしかすると…三味線どころじゃ済まないかも…」
マサキ「…さっきから何言ってんだ、お前ら?」
リューネ「マサキ! あれを!!」
マサキ「!?」
〔敵ユニット出現〕
シュウ「フフフ…」
リューネ「グランゾン…!!」
シロ「ホ、ホントに出て来たニャ!」
マサキ「シュウ! 今までどこに隠れていやがった?」
シュウ「隠れていた…? その言い方は不本意ですね」
マサキ「フン…こっちの出方をコソコソとうかがうなんざ、てめえらしくねえな」
シュウ「フッ…思慮深い、と言って頂きたいですね、マサキ」「…いや、無知なあなたには、そう思えと言う方が無理というものですか」
マサキ「ちっ! 何度会ってもムカつくぜ、てめえはよ…!」
シュウ「…おや? リューネ…あなたも一緒でしたか。こんな所で何をしているのです?」
リューネ「何をって…! どういうことさ!?」
シュウ「お父上であるビアン博士の遺志を継ぐため、地球圏へ戻って来たのではないのですか?」
リューネ「誰が。親父の理想はともかく、やり方が気にくわなかったんでね」
シュウ「…残念ですね。今以上の力を手にする好機だと言うのに…」
リューネ「力におぼれた者は、いずれ力に滅ぼされる! 親父達がいい例さ!」
シュウ「しかし、今の地球圏にはその力が必要なはずです」「あなた達だけでは、ゲストやエアロゲイターに勝てませんよ」
リューネ「何が言いたいのさ!?」
シュウ「…あなたにDCを再興するつもりがあるなら、お手伝いしますよ」
リューネ「お断りだよ! あんたは信用ならないからね!」
マサキ(やっぱり、反応が違う…。よし、仕掛けてみるか)「てめえ! あの時、しばらくは何もしねえって言ったのは嘘だったのか?」
シュウ「ホワイトスターの時の話ですか? 私の言葉を信じるとは、相変わらずお人好しですね」
マサキ(こっちの誘いに引っ掛かりやがらなかった?)
シュウ「何を探っているのかは知りませんが、私も忙しい身です。…始めましょうか」
マサキ「てめえが何を企んでいようが、関係ねえ! ブッ倒せば、結果は同じだぜ!」
<戦闘開始>

<マサキvsシュウ>

マサキ「やっぱり、何かが違うぜ。何かが…!」
シュウ「フフフ……」

<シュウHP70%以下or6EP・敵増援1出現>
シュウ「…今のあなたなら、この程度ですか。では、そろそろ…こちらから仕掛けるとしましょうか」
マサキ「なめやがって…!」
シュウ「言っておきますが、生半可な方法で私とグランゾンを倒すことなど出来ませんよ」
マサキ「うるせえ!!」
シュウ「いえ…方法がないわけではありませんでしたね」
マサキ「!?」
シュウ「サイバスターには秘められた力があるはずです」「精霊と融合することによって発揮されるあの力が…」
マサキ「!」
シュウ「それを解き放っていただきましょうか。…あの時のようにね」
マサキ(イチバチだ…! キョウスケじゃねえが、賭けてみるか!!)
シュウ「では、行きますよ」
[イベント戦闘「シュウvsマサキ」]
シュウ「見せていただきましょうか…。サイバスターに秘められた力を…」
マサキ「やっぱり、思ったとおりだぜ!! あのシュウは…!」

リューネ「マサキッ!!」
シロ「………!!」
クロ「…ニャ? 全然効いてニャい…?」
マサキ「ヘッ、賭けに勝ったか」「俺やリューネの目はともかく、サイバスターはごまかせなかったようだな…」
リューネ「どういうこと!?」
マサキ「あのシュウとグランゾンは間違いなく偽物だ」「どういう仕組みかわからねえが、俺達は幻か何かを見せられてたんだ」
リューネ「幻…? 確かに手応えはあったよ!?」
マサキ「クスハやエクセレンをあそこまで操るような連中だ…」「こっちに本物そっくりの幻を見せるのはワケねえんだろうよ」「その証拠に、サイバスターは何のダメージも受けてねえ」
リューネ「じゃあ…」
マサキ「さあ、もうネタはバレてんだ! さっさと出てきやがれ!!」
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕

アタッド「あたしのトラウマシャドーを見破るとは…大したもんだねえ」
マサキ「トラウマシャドー!?」
アタッド「そうさ。あんたの記憶をスキャンして、幻を作り出す……」「たいがいの奴は…そう、心に傷のある奴ほどコロッと引っ掛かるんだけどねえ」
マサキ「フン…あれは俺とリューネの記憶が作り出した、シュウとグランゾンだったってワケかよ?」
アタッド「ところで、あたしの仕掛けにいつ気づいたんだい?」
マサキ「最初からだ」
アタッド「根拠は何なのさ?」
マサキ「サイバスターの反応が妙だったせいもあるが…」「勘だ。最初見た時から怪しいと思ったぜ」
アタッド「な……っ!? 勘だって?」
ゲーザ「ホ! 面白れえ奴だな。気に入ったぜ!」
マサキ「…奴とは何度も面を突き合わせてる。何を考えてるかはわからねえ野郎だが…」「どういう感じの奴かは、嫌ってほど知ってんだよ!」
アタッド「フ…フフフ…アハハハハ!!」「あたしのトラウマシャドーを勘で見破るなんて…アハハハ、一本取られたようだね」「気に入ったよ。何が何でもサンプルとして手に入れたくなった…」「ゲーザ、あいつらを捕らえておしまい!」
ゲーザ「おう、わかったぜ!」
リューネ「そう簡単にあたし達がつかまると思ったら大間違いだよ!」
マサキ「ああ! 三文芝居の見物料はキッチリ払ってやるぜっ!!」
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃準備〉

アヤ「マサキ、リューネ、大丈夫!?」
マサキ「当たり前だ。こんな連中にやられる俺じゃねえ」
キョウスケ「たまたま無事だっただけじゃないのか? …何故、ハガネに戻らなかった?」
マサキ「敵を目の前にして逃げろってのか!?」
エクセレン「まあまあ、キョウスケ。無事だったんだし良かったじゃない」
キョウスケ「結果論にすぎん」
カチーナ「エクセレンの言う通りだ。今は怒ってる時じゃねえ」
タスク「せ、説得力ねえ~」
カチーナ「あ? マジで皿ごと毒を食わせるぞ、タスク!」
タスク「く、食い物関連の仕置きはもうカンベン…!」
キョウスケ「…いいだろう。話は後だ、マサキ」
マサキ「…ま、説教は覚悟の上で飛び出したんだ。しょうがねえな」
キョウスケ「よし…。アサルト1より各機へ。攻撃を開始してくれ」
アタッド(お前らが来るのは計算の内さ…そのための伏兵は用意してあるからね、フフフ)

<ゲーザと戦闘>
ゲーザ「さあ、バトルを楽しもうぜ! 遠慮なくかかって来いっての!!」「つまらねえ頭痛も今回はねえしよ! ヒャハハハ!」
リュウセイ「!?」
エクセレン「あらん、またあの陽気なパイロットちゃんみたいねえ」
リュウセイ(あいつは…!? あのしゃべり方…)
ブリット「あいつに似たパイロット…ずっと前から知ってるような…」
リュウセイ「テンザン…テンザン・ナカジマに似てる…!」
マサキ「馬鹿言え。あいつはDCの最終決戦で死んだろうが!」
エクセレン「んじゃ、幽霊? それとも双子の弟がいたとか?」
マサキ「何で双子の弟が異星人なんだよ!?」
ラーダ(もしかして……)
ギリアム(………)

<エクセレンvsアタッド>
アタッド「あんた…フフフ…そうかい…」
エクセレン「あらん? どちら様?」
アタッド「さてねえ。…サイバスターもいいが、この女も捨てがたい…」「隙あらば、いただくとしようかねえ」
エクセレン「女パイロット? あの~、私、そっちの趣味はないんで…」
アタッド「ウフフフ…この素晴らしいサンプル…よだれが出そうじゃないか」
エクセレン(変なのに目を付けられちゃったみたいね。…私の体に…何かあるってわけ?)

<アタッド撃破>
アタッド「チッ! こっちの増援は何やってたんだ!?」「ポイントもタイミングも全て指示してあったってのに…! 誰かにやられちまったのかい!?」「…しょうがない、引きあげさね!」

<ゲーザ撃破>
ゲーザ「なかなかやるじゃねえか。下等なサルの分際でこのゲーザ・ハガナーを追い込むとはよ」「だが、今日は気分がいい。勘弁しといてやるっての! ヒャハハハハハ!」
〔敵ユニット撃破〕
リュウセイ「…あいつ、やっぱりどう考えても…」

<敵全滅・勝利条件達成>
※※ダイテツ出撃の場合のセリフ※※
エイタ「敵機の全滅を確認!」
ダイテツ「よし…各機を回収し、この宙域から離脱する!」
※※※レフィーナ出撃の場合のセリフ※※
ユン「敵機の全滅を確認!」
レフィーナ「では…各機を回収し、この宙域から離脱します!」
マサキ「………」(結局…勘は当たったが、最初の予感は外れちまったか)(…本物もこの近くにいるような気がしたんだがな…)
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕
〔中立ユニット出現〕

シュウ(フッ…なかなかの手際でしたよ、マサキ)(あなた達はビアン博士の思惑どおり………)(異星人に対抗する剣として成長しつつあるようですね)(ならば、幻とは言え…私を利用した報いを、異星人に与える必要もないでしょう)(では…後はお任せしますよ、マサキ…。そして、ハガネとヒリュウ改の皆さん………)
〔中立ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ブリーフィングルーム
キョウスケ「…お前の事情はある程度理解しているつもりだ。だが、以後は気をつけてくれ」「これ以上、戦力を…仲間を失うわけにはいかんのでな」
マサキ「………」
キョウスケ「どうした?」
マサキ「…それだけかよ?」
キョウスケ「くどくどと説教をするつもりはない。…一度言えばわかることだ」「…と、おれは思っている」
マサキ「おれは?」
カイ「さあ、命令違反者はどこだ!? む? ここにいたか!」
マサキ「な、何だよ、オッサン!?」
カイ「マサキ・アンドー! 軍隊の中で勝手な行動を取ればどういうことになるか…」「鬼教官と恐れられたこの俺が、たっぷりと教えてやる!!」
マサキ「げっ!!」
カイ「俺の説教は長いぞ! しかも、正座で聞いてもらう! 覚悟しておけ!!」
マサキ「せ、正座!?」
ラーダ「あら、カイ少佐…それじゃ、マサキ君がかわいそうですわ」
カイ「説教を聞く時の基本姿勢は…正座だ!!」
ラーダ「でも…足がしびれて、戦闘に影響が出るのは問題ですし…。ここは…」
シロ「あ……嫌な予感がするニャ」
ラーダ「代わりにヨガのアサナということでどうでしょうか?」
カイ「む……それは名案だな」
マサキ「マジかよ!?」
クロ「…やっぱり…」
ジャーダ「うえ~。かわいそうだな、マサキの奴。カイ少佐に捕まっちまったぜ」
ガーネット「その上、ラーダさんのヨガ…ある意味、地獄よねえ…」

マオ・インダストリー
※※ヒュッケバイン入手フラグ成立の場合、セリフ追加※※
ヴィレッタ「………」

ユアン「ヴィレッタ…今までどこに行っていたんだ? 連絡がつかなかったから心配を…」
ヴィレッタ「リン社長は?」
リン「…戻って来たのか、ヴィレッタ」
ヴィレッタ「ええ…。あなたに頼みたいことがあって」
リン「…ただならぬことのようだな。何だ?」
※※ヒュッケバイン入手フラグ成立の場合のセリフ※※
ヴィレッタ「ヒュッケバインを貸して欲しい」
ユアン「ヒュッケバイン…? Mk-IIの量産試作型は1号機も2号機もヒリュウ改に…」
ヴィレッタ「Mk-IIではなく…」
ユアン「! まさか…」
リン「あれを…!?」
ヴィレッタ「…ええ。あのバニシング・トルーパーの同型機…」「封印されているヒュッケバイン008Lを私に貸して欲しい」
ユアン「いや、しかし…あれは…」
リン「…わかった。すぐに準備をさせよう」
ユアン「よろしいんですか、社長!?」
リン「ブラックホールエンジンはすでに改修済みだ。後はあれを使う勇気があるかどうか、だ」
ユアン「わ、わかりました。では…008Lの封印を解除します」
※※ヒュッケバイン入手フラグ不成立の場合のセリフ※※
ヴィレッタ「ここにあるグルンガスト壱式の3号機を貸して欲しい」
リン「ヴィレッタ…お前は…」
ヴィレッタ「間もなく、エアロゲイターとの最終決戦が始まるわ」「地球人類が未来を手にするために…私もハガネやヒリュウ改に合流する…」
リン「…わかった。常務、3号機の出撃準備を頼む」
ユアン「はい、社長」

ヴィレッタ(イングラム…これでいいのね…?)(私もできる限りのことはするわ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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