No.37Ｂ
遠き故郷
【シナリオデモ開始】
ブリーフィングルーム
ショーン「では、ラドム博士…よろしくお願いします」
マリオン「わかりましたわ」
マサキ「一体何しようってんだ？」
エクセレン「ボーナスの支給についてとか？ ま、あれだけ活躍すればねえ」
マサキ「そんなわけあるか！」
ライ「捕まったり、勝手に飛び出してボーナスがもらえるなら苦労せん」
エクセレン「いやん」
リューネ「正論だね」
キョウスケ「いかんな。…ラドム博士？」
マリオン「聞く気がないなら構いませんわよ。私もそんなに暇ではございません」
エクセレン「ま、まあまあ…博士、そんなにヘソを回さないで」
エルザム「少尉、ヘソは曲げるものだ」
ブリット（兄弟そろってツッコミが早いなあ）
ショーン「ま、それはともかく。博士、ご説明の方を」
マリオン「エアロゲイターの目的…それは今のところ、『標本』の採取だと思われましてよ」
カチーナ「標本だって？ あたし達がかよ？」
マリオン「そう。エアロゲイターはメテオ３のＥＯＴを始めとする禁断の果実と…」「降伏勧告や首都爆撃などという試練を与え…」「『兵器』として特異な進化を遂げた地球人を標本として採取するつもりですわ」
ブリット「採取って…クスハやエクセレン少尉のように…！？」
マリオン「でなければ、我々を今まで生かしておいた理由が説明出来ませんわ」
リューネ「もしかして、採取の対象はあたし達だけじゃなくって…」
マリオン「ええ。最悪の場合、数千人…いや、数万人規模での…」
ゼンガー「つまり、ハガネやヒリュウ改は氷山の一角だということか」
リューネ「まったく…。あいつら、何様のつもりなの？」
カチーナ「地球人よりはるかに優れた異星人様だろ」「けど、頭の良さだけで戦いには勝てないぜ」
ブリット「でも、どうしてわざわざ地球人を兵器として進化させる必要が…？」
リューネ「そうよね。あいつらだって結構な数の兵器を持ってんのに」
マリオン「彼らの目的の見当はついても、理由については未だ不明…」「技術的、軍事力的…全てにおいて地球人より彼らの方が優れているにも関わらず、ですわ」
キョウスケ「どうしてエアロゲイターは『地球に興味を持った』…？」
ギリアム「彼らの求める『何か』が…」「あるいは、彼らの恐れる『何か』が、この地球にあるのかも知れないな」
キョウスケ「………」
エクセレン「………」
自動惑星ネビーイーム
アタッド「レビ様…」
レビ「何だ、アタッド？」
アタッド「地球側の艦隊が衛星軌道上のポイントへ本格的に集結しつつあります」「おそらく、降伏期限前にこの自動惑星ネビーイームへ総攻撃を仕掛けて来るつもりでしょうねえ」
レビ「フッ、我らの望みどおりの選択をしたようだな。ならば、最終選考を始めるとしよう…」「アタッド…ネビーイームを第３迎撃モードに。さらに積層結界の準備を」
アタッド「はっ…」
レビ「イングラム、ヒリュウ改とハガネの現在位置は？」
イングラム「連中は艦隊と別行動を取っている。…陽動のつもりだろう」
レビ「彼らの仕上がり具合は？」
イングラム「もう一息といったところだな」
レビ「ならば、私自らが出るとしよう。彼らと直に接してみたい」
アタッド「お待ちを。レビ様には万が一の時に備え、ジュデッカの制御をして頂かなければなりません」
レビ「万が一だと？ フッ、地球人の戦力ではネビーイームの積層結界を破ることなど不可能だ」「例え、それがヒリュウ改とハガネであろうとな」
アタッド（…とは言っても、大事な身体だからねえ。不用心に連中と接触されるのも問題だし）「誰か代わりの者を…」
イングラム「では、ガルイン・メハベルを使おう」
アタッド「いいのかい？ あいつはこの間の戦闘が原因で機能が不安定だが…」
イングラム「古いサンプルだからな。もう破棄してもいいだろう」
アタッド「…クスハ・ミズハ、エクセレン・ブロウニングを取り逃がしておいて…」「よくもぬけぬけと言えるものさね、イングラム？」
イングラム「………」
アタッド「奴らにガルインが回収されでもしたら、こちら側の情報がもれることになる…」「もしかして、それがあんたの目的かい？」
イングラム「さあな」
アタッド「フン。一度裏切った奴は、二度目も裏切るって言うからねえ…」
レビ「つまらぬ言い争いはよせ。今回はガルインに任せる」
アタッド「は…」（…ここは一つ、細工をしておくかねえ。あのガラクタがカンフル剤になるようにさ…）
ヒリュウ改艦橋
テツヤ「間違いないんだな！？」
エイタ「は、はい！ スペースコロニー・エルピスが…」「エアロゲイターの機動部隊に包囲されています！！」
レフィーナ「包囲…！？ 攻撃を受けているのではないと？」
エイタ「え、ええ…。コロニー統合軍も手を出しあぐねているようです」
テツヤ「今まではコロニーに対して、偵察行動しか仕掛けていなかった奴らが何故…？」
ショーン「十中八九…我々を誘き寄せるワナでしょうな」「コロニーを盾にされた場合、こちらの方が不利になりますから」
レフィーナ「かと言って、このまま見過ごすわけにはいきません…！」
ダイテツ「うむ、直ちにエルピスへ急行する！ 総員、第１種戦闘配置！」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「遠き故郷」
【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
ガルイン「………」
一般兵「エアロゲイターの機動部隊、依然として動きません！」
ブライアン「…やれやれ。残務処理のための一時帰国が裏目に出るとは…」「僕としたことが、読みが甘かったようだねえ。いや、反省反省」
Ｃ軍艦長「大統領、彼らへの攻撃命令を！ 今ならせん滅出来ます！」
ブライアン「押してばかりじゃ、行き詰まるだけだよ？」
Ｃ軍艦長「は…！？」
ブライアン「彼らがその気なら、エルピスはとっくに消滅している」「どうやら、意中の相手は僕達じゃないらしい」
Ｃ軍艦長「……！」
ブライアン「…何にせよ、逃げ場はないんだ。下手に手出しすれば自滅だよ」「ま…ブーイングと女性のヒステリーはやり過ごすに限る。相手にすれば、馬鹿を見るだけさ」「君達は万一に備えて、防衛に徹してくれたまえ」
Ｃ軍艦長「りょ、了解です」
ブライアン「それに、ここはエルピス…希望を捨てちゃあいけないね」
一般兵「大統領、ハガネとヒリュウ改が来てくれました！！」
ブライアン「…ほらね」
〈出撃戦艦選択〉
※※ダイテツ出撃の場合のセリフ※※
テツヤ「間に合ったか！」
ブライアン「ハガネの諸君には初めまして…かな？」「僕がコロニー統合府の大統領…ブライアン・ミッドクリッドだ」「もっとも、今は連邦政府の臨時大統領も務めさせてもらっているがね」
ダイテツ「ハガネ艦長、ダイテツ・ミナセ中佐です。ご無事で何より」
※※レフィーナ出撃の場合のセリフ※※
レフィーナ「…エルピス…！ 良かった、無傷で…」
ブライアン「久しぶりだね、レフィーナ艦長」
レフィーナ「大統領…！ 確か、地球におられたはずでは？」
ブライアン「まあ、色々と仕事が残っていてね」
ブライアン「すまないが、僕達はコロニーの防衛に回る。彼らの相手は頼むよ」
※※ダイテツ出撃の場合のセリフ※※
ダイテツ「了解です」
※※レフィーナ出撃の場合のセリフ※※
レフィーナ「了解です！」
ガルイン「………！」
ギリアム（あれが指揮官機か…）（だが、何だ？ この予感…）
ゼンガー（あの気配…覚えがある）
カイ（やはり……）
エルザム（…乗っているのか？ あの人が…）
〈出撃準備〉
エクセレン「戦闘指揮官様、どうするの？」
キョウスケ「…連中の真意が読めん。伏兵がいる様子もないしな」
リュウセイ「だけど、何か妙な感じがするぜ」
ブリット「ああ…！」
アヤ（念動感応じゃないけど…何かしら？）
リョウト（こちらへの敵意…？ いや、何かが違う）
レオナ（迷っている…？）
クスハ（悲しんでるの…？）
リオ（…正義か悪か、ハッキリしない……！）
タスク（何にせよ、イヤ～な予感だけは確かだな）
エクセレン「あらら…みんな黙りこくっちゃって」
キョウスケ「思惑はどうあれ、やることは決まっている」「各員、各個撃破。…速攻で頼む」
＜戦闘開始＞
＜２ＰＰ＞
ジャーダ「何だ、あいつら？ 動きがてんでバラバラだぜ」
ガーネット「故障してんのかな？」
カチーナ「何言ってんだ。優秀な異星人様の兵器だぜ？ ワナか何かに決まってる」
ラトゥーニ「…乱数加速？ ううん、違う……」
エルザム「ゼンガー、どう読む？」
ゼンガー「…何とも言えん」
カイ「こういう時は昔と同じく、ギリアムに聞くのが一番だ」
ギリアム「………」「行くべきか、戻るべきか…迷っているように見て取れます」
カイ「その根拠は何だ？」
ギリアム「見たままというのもありますが…」「今までの敵データから検証しても、機械的なゆらぎではなさそうです」
エルザム「計算された動きではないということか」
ゼンガー「心の迷いとでも？」
ギリアム「あり得る。俺の予想が正しければな」
リュウセイ「あ、あのさ…少佐。こっちにもわかるように説明して欲しいんだけど」
エルザム「…ライ」
ライ「リュウセイ、お前の疑問に対する答えはあの指揮官機にある」
リュウセイ「な、なるほど」（って、全然わかんねえ）
エクセレン「キョウスケ、種明かしが必要なんじゃない？」
キョウスケ「ああ。敵を撃破しつつ、あの指揮官機に仕掛けるぞ…！」
＜２ＥＰ＞
ガルイン「………」「…コ…ロ……」「…ニー…ワ……ガ……」
カイ「やはり、あの指揮官機だけ動かんな」
エルザム「あるいは、動けないのか…」
ゼンガー「だとしたら、その理由は何だ？」
ギリアム「………」
＜ゼンガーvsガルイン＞
ガルイン「………」
ゼンガー「…この動き…やはり！」
＜エルザムvsガルイン＞
エルザム「さて、コロニーを襲わなかった理由…出来れば聞かせて頂きたいな」
ガルイン「………」
エルザム（似ている。モーションデータだけの問題ではあるまい…）
＜カイvsガルイン＞
ガルイン「………」
カイ「この動き…！ ここまで完ぺきにコピー出来るものなのか！？」
＜ギリアムvsガルイン＞
ガルイン「………」
ギリアム「…このかすかな生体反応…俺の予想の裏付けになる…！」
＜ガルイン撃破or７ＥＰ・敵増援１出現＞
ガルイン「…機…能…不…全…任ム…シッ…パイ…」「…キ…ョ…ウ……」「ド……ウ…」
カイ「な、何っ！？」
ゼンガー「教導、と言ったか！？」
エルザム「やはり、あれに乗っているのは大佐なのか…？」
※※ガルイン撃破の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット撃破〕
※※ダイテツ出撃の場合のセリフ※※
エイタ「艦長、重力震反応が！！」
ダイテツ「敵の増援か！」
※※レフィーナ出撃の場合のセリフ※※
ユン「艦長、重力震反応が！！」
レフィーナ「敵の増援…！？」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔敵ユニット出現〕
※※ガルイン撃破の場合のセリフ※※
ゲーザ「ちっ、しょうがねえな…欠陥品はよ。あんなのはさっさと処分しちまえばいいんだ」
リュウセイ「あいつは…！」
ゲーザ「さ～て余興は終わりだ！ これからがショータイムだぜ！！」
キョウスケ「…奴には、明確な攻撃の意志があるようだな」
エクセレン「ま、その方がこっちとしちゃやりやすいけど」
※※７ＥＰの場合のセリフ※※
ゲーザ「ちっ、あの人形野郎…何をチンタラやってやがる？」
ガルイン「………」
リュウセイ「あいつ…！」
ゲーザ「仕上げだか何だか知らねえが、殺れる時には殺っとけってんだ」
キョウスケ「…奴には、明確な攻撃の意志があるようだな」
エクセレン「ま、その方がこっちとしちゃやりやすいけど」
ゲーザ「オラ！ 何も出来ねえならとっとと消え失せな、ガルイン！」「俺のショータイムの邪魔をするなっての！」
ガルイン「……テッ……タイ…」
〔敵ユニット離脱〕
カチーナ「逃げやがった！？」
タスク「あいつ、何のためにコロニーを取り囲んでたんだ？」
ゲーザ「ヒャッハッハ！ じゃあ、楽しませてやるぜえ！ このゲーザ・ハガナー様がよぉ！」
リューネ「何を一人で盛り上がってんだか」
カチーナ「考えてることがわかんねえ奴よりはマシだぜ。…ブッ潰しゃいいんだからよ！」
キョウスケ「誰であろうが、向かってくるなら戦うまでだ。各機、油断するなよ！」
＜敵増援１出現の次ＰＰor敵３機以下・味方援軍１出現＞
〔味方ユニット出現〕
ラーダ「！！」
イルム「あれは…ヒュッケバイン！？」
ライ「……！ ００８Ｌか！」
ガーネット「え！？ あれって、爆発しちゃったんじゃないの？」
カチーナ「そりゃ００８Ｒの方だ。だが…タイプＬは封印されてたはずだけどな」
ラーダ「社長がそれを解いたの…！？」
イルム「まさか…乗ってるのはあいつか！？」
ヴィレッタ「残念だけど…私よ」
ラーダ「ヴィレッタ！ 今までどこに行っていたの！？」
ヴィレッタ「色々と訳ありでね」
ギリアム「………」
ヴィレッタ「抜けていた分の仕事はさせてもらうつもりよ」
エクセレン「わお、お姉様ぁ！ いけない気分になっちゃう！」
ヴィレッタ「エクセレン、あなたは相変わらずのようね」
リュウセイ「誰だ、あれ？」
ラーダ「マオ社のスタッフで、私と一緒にヒュッケバインＭｋ－IIやＲ－ＧＵＮの調整を担当していたの」「それに、ＤＣ戦争時はヒリュウ改に乗っていたわ」
リュウセイ「ふ～ん…。どっかで会ったような気がするけど、気のせいか」
タスク「それにしても、おいしい所にヒュッケバインで登場たあ…」「相変わらずのクールビューティっぷりで」
レオナ「………」
タスク「な、何だよ？ その冷たい視線は…」
レオナ「…別に何でもなくてよ」
ライ「…あの機体を再びこの目で見ることになるとは…」
エルザム「ライディース…」
ライ「いや、いい…。…もう捨てた昔の話だ。左腕とともに」
エルザム（…強くなったな、ライ。環境がお前を変えたか）
キョウスケ「ヒュッケバインを戦列に加え、攻撃を続行する！ ぬかるなよ！」
ゲーザ「どこの誰だか知らねえが、獲物が増える分にゃ、一向に構わないっての！」
＜キョウスケvsゲーザ＞
ゲーザ「いつもいつも邪魔ばっかしてくれるよなあ！」
キョウスケ「…いつも？ お前とは何度も会ってはいない」
ゲーザ「その態度だよ！ てめえはなぜかムカつくんだ！ …だから…死ねや！」
キョウスケ「おれもお前と同意見だ。来い…！」
＜エクセレンvsゲーザ＞
ゲーザ「ヒャハハ！ やっぱバトルはいいっての！ ゾクゾクするぜぇ！」
エクセレン「あらん？ あなた、どこかであった事なぁい？」
ゲーザ「知らねえな。それに、もうサヨナラだっての」
エクセレン「わお、いい女との出会いは大切にしなきゃ」
ゲーザ「大切にしてやるぜぇ？ 俺様の撃墜リストに載せてな！」
＜リュウセイvsゲーザ＞
ゲーザ「ヒャハハハ！ 今日は調子がいいぜ！ プチッと潰してやるっての！」
リュウセイ「お前…まさか、テンザンなのか！？」
ゲーザ「あ？ 何だそりゃ？ 知らねえっての。俺はゲーザ！ ゲーザ・ハガナー様よ！」
リュウセイ（別人！？ いや、それにしても…似すぎてる！）
＜ヴィレッタvsゲーザ＞
ゲーザ「！ てめえ、まさか！！」
ヴィレッタ「…そういうことよ」
ゲーザ「ホ！ こいつぁ都合がいいっての！」「てめえは前から気に入らなかったんだ！ ここでブッ殺してやるぜぇ！！」
ヴィレッタ「…あなたの枷を解き放ってあげるわ…！」
＜ゲーザ撃破＞
ゲーザ「うっ…ぐっ！！ て、てめえら…よくもっ！！」「下等なサルの分際で、このゲーザ・ハガナー様を…！」「だ、だが…まだゲームは終わりじゃねえ…」「最終ステージでてめえらを待ってるぜ！ ヒャーッハッハッハァ！！」
〔敵ユニット撃破〕
マサキ「ゲームだと…！？」
リュウセイ「まさか…本当にあいつか！？」
ギリアム（エアロゲイターの目的が俺とラドム博士の予想どおりだとしたら…）（可能性は充分にあり得る。カーウァイ大佐の事も含めてな）
＜敵全滅・勝利条件達成＞
※※ダイテツ出撃の場合のセリフ※※
エイタ「敵機の全機撃墜を確認！」
ダイテツ「…何とかエルピスには事なきを得たか」
ブライアン「助かったよ、艦長。ありがちな台詞だが、希望は最後まで捨てるものじゃないねえ」
ダイテツ「いえ、感謝は敵にすべきかも知れませんな。…何故攻撃を仕掛けなかったのか…」
※※レフィーナ出撃の場合のセリフ※※
ユン「敵機の全機撃墜を確認」
ショーン「ふむ、エルピスに被害なし…何よりですな」
ブライアン「助かったよ、艦長。ありがちな台詞だが、希望は最後まで捨てるものじゃないねえ」
レフィーナ「いえ、感謝は敵にすべきかも知れません。…何故攻撃を仕掛けなかったのか…」
ブライアン「じらすというのは、常とう手段だからね。戦争も、男と女の関係もかな？」
エクセレン「いやん、セクハラ寸前よ？ 大統領」
キョウスケ「深読みのしすぎだ」
ブライアン「ともかく…エルピスのことは何とかする」「君達は例の作戦に参加してくれたまえ」
※※ダイテツ出撃の場合のセリフ※※
ダイテツ「了解です」
ブライアン「幸運を祈るよ、諸君。希望は最後まで捨てないようにね」
ダイテツ「…ええ、お互いに」
※※レフィーナ出撃の場合のセリフ※※
レフィーナ「了解です」
ブライアン「幸運を祈るよ、諸君。希望は最後まで捨てないようにね」
レフィーナ「…ええ、お互いに」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ヒリュウ改格納庫
エルザム「…結論は？」
ギリアム「間違いない。以前に現れたゲシュペンスト、それに例の事故を踏まえればな」
ゼンガー「その事故とは、ゲシュペンスト試作２号機…ＰＴＸ－００２の？」
ギリアム「ああ。あれはグルンガストを初めとする特機系の基本となった機体で…」「内蔵式高出力エネルギー兵器の威力を追及したために出力が不安定…」「扱いも難しく、故に教導隊隊長であるカーウァイ・ラウ大佐が搭乗することになった」「だが、宙間テスト中に事故を起こし、爆発…」「機体とカーウァイ大佐は回収されず、行方不明扱いとなった」
カイ「では、エアロゲイターによって…？」
ギリアム「ええ。地球人の標本として採集されたのでしょう」「そして、クスハやエクセレン同様、精神制御を受けて……」
カイ「…認めたくない事実だな。だが、これで大佐がエルピスを攻撃しなかった説明が出来る」
エルザム「ええ。あの方の出身は私と同じ場所……」「我々にとって、コロニー第１号基のエルピスは聖地も同然。故に、大佐は……」
ゼンガー「…制御を受けつつも、攻撃に踏み切れかなったというわけか……」
ハガネ艦橋
テツヤ「艦長、極東支部より最終命令が届きました」
ダイテツ「………」（む…。我々の配置はノーマン少将の旗艦艦隊か…）（このまま我々をオトリとして使えば良いものを…）（高みの見物を決め込むつもりはないと…。フフ、少将らしい決断だ）「よし…主要メンバーをブリーフィングルームへ招集せよ」
テツヤ「了解です」
ブリーフィングルーム
カチーナ「へへ、いよいよ敵さんの懐へ飛び込む算段か。…腕が鳴るぜ」
タスク「中尉の場合は算段なんていらないでしょ？」
カチーナ「…タスク、全身の骨を鳴らされてえか？」
タスク「…先に鳴らしておくッス。ほ～ら、このとおり」
カチーナ「お前…器用なのは手先だけじゃねえんだな」
タスク「ラーダ姉さんのおかげかな？」
ラーダ「骨が鳴っているようじゃ、まだまだよ…タスク君」
〔扉の開閉音〕
ダイテツ「全員、そろっているな。では、レフィーナ中佐…最終作戦の概要説明を」
レフィーナ「はい。対ホワイトスター攻略戦は大きく４つの段階に分けられます」「まず、フェイズ１ではＰＴ・ＡＭ部隊と宙間戦闘機部隊で敵機を陽動し…」「ＨＯＳジャマーでかく乱をかけます」
キョウスケ（戦力差は歴然としている。ここをしくじるとジリ貧になるな）
レフィーナ「続いて、フェイズ２では第２次防衛線上の戦艦から…」「ホワイトスターに向けてＭＡＰＷとＭＡＲＶを搭載した核ミサイルを発射します」
ブリット（か、核も使うのか…！）
ラッセル（それで終わればいいけど…）
レオナ「レフィーナ艦長、フェイズ２が失敗した場合は？」
レフィーナ「次のフェイズへ移行…艦隊で可能な限りホワイトスターへ接近し…」「ヒリュウ改の超重力衝撃砲、ハガネのバスターキャノンを含む艦砲射撃を仕掛けます」
カチーナ「要は戦艦で特攻かよ」
リョウト「それでも駄目だった時は…？」
リオ「ちょっと、リョウト君。どうしてそう後ろ向きに考えるの？ 良くないクセよ？」
リョウト「ご、ごめん…。でも…」
レフィーナ「フェイズ３すらも失敗した場合は、最終段階のフェイズ４を迎える事になります」
タスク「…ピンと来た。俺達ＰＴ愚連隊で、ホワイトスター内部に突撃…ッスよね？」
レフィーナ「……そうです。あなた達によって要塞中枢部を破壊してもらうことになります」
エクセレン「…つまり、今回の作戦の大本命は私達…ってことで最終回答？」
レオナ「本命というより鉄砲玉ね」
リュウセイ「切り札…の方がカッコ良くねえか？」
マサキ「ま、望むところだぜ。奴らとの決着を人任せにする気はねえからな」
キョウスケ「要塞内部の強行突破か…相当いい手が来ない限り、ディーラーの鼻は明かせんか」
タスク「でも、こんな大勝負、滅多にねえっスよ。く～っ、燃えて来たぜ！
キョウスケ「…どうやら、今が全額賭けする時らしいな」
ダイテツ「なお、作戦開始時刻は明後日２３００だ」
リュウセイ「艦長、質問！ 作戦名は何て言うんスか？」
ダイテツ「言い忘れていたな。『オペレーションＳＲＷ』だ」
リュウセイ「オペレーションＳＲＷ…」
ガーネット「ねえ、ジャーダ…ＳＲＷって何の略？」
ジャーダ「さあ…？」
エクセレン「んふふ～、Ｓはセクシーで、Ｒはロマンス…Ｗはウェポンよん」
ブリット「セ、セクシー・ロマンス・ウェポン？ …先生、本当ですか？」
エクセレン「そりゃもう、めくるめく感じよ」
タスク「う～むむ…。食らってみたいようなみたくないような…」「先生、ちょっと俺にやってみてくださいよ。こう…パフパフっと…」
レオナ「…最低ね」
タスク「や、やば…あわわ…」
リュウセイ「ＳＲＷ…もしかして…」
ブリット「心当たりがあるのか？」
リュウセイ「ああ。ＳＵＰＥＲ ＲＯＢＯＴ ＷＡＲＳの略なんじゃねえか？」
タスク「おいおい、リュウセイ…いくら何でもそりゃねえだろ」
マサキ「寝ぼけてんのか？」
ライ「出直してこい」
エクセレン「リュウセイ君は退学ね」
リュウセイ「ちょっと待て！ セクシーロマンスウェポンよりはまともじゃねえかよ！！」
ヴィレッタ（フッ……。コロニー統合軍旗艦艦隊の決戦前もそうだったが…）（これから絶望的な戦いへ挑むというのに、この雰囲気…ある意味、頼もしいわね）（…これなら…いけるかも知れないわ）
【シナリオエンドデモ終了】
● No36「秘めたる力」 へ戻る
● No38Ｂ「作戦コードＳ・Ｒ・Ｗ」 へ進む
◆ 「スーパーロボット大戦ＯＲＩＧＩＮＡＬ ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮ」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。