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No.11
私の愛馬は凶暴です

【シナリオデモ開始】
アルタネイティブ社 一室
ラカン「何もグレミー自身が地球にくることもなかろう?」
グレミー「私もできればそうしたかった。ラカン、ハマーン様は失望なされているぞ。デキムもいらだちを見せている。なぜだかわかるか?」
ラカン「アムロとティファなら、必ずやラウンドナイツから奪還してみせる」
グレミー「それだけではない。カミーユ・ビダンの行方もまだわからぬと言う。フォウ・ムラサメを押さえたぐらいで安心するな」
シャギア「これはこれは、グレミー殿。お久しぶりでございます」
オルバ「その後ろの男は?」
グレミー「デキムがよこした男で張五飛。つまりは助っ人だ」
ラカン「助っ人など」
五飛「無駄口を叩く暇があったら、ラウンドナイツを押さえたらどうだ。成果を上げぬ軍人に意味はない」
ラカン「若造が・・・」
五飛「デキムが俺をよこしたのは、お前たちがあまりにも無能だからだ。フリーデンを手に入れられなければ、殺してしまえばいい」
オルバ「これはまたずいぶんなことを」
五飛「俺は悪だからな」
シャギア「グレミー様、お言葉を返すようですが、ラウンドナイツは日に日に勢力を増しております」「それに対し、こちらはニュータイプの確保が目的の部隊。どうしても戦力差が出ます」
グレミー「言い訳か?」
シャギア「残念ながら、そうとられても仕方がありませんな」「そこでこちらもニュータイプ研究所から三人のニュータイプ候補を借りてまいりました」
オルバ「紹介しますよ。かつて『白い悪魔』と異名をとったデマー・グライフ」
デマー「くく・・・」
五飛「白い悪魔か。確かアムロ・レイも一年戦争の時はジオンからそう呼ばれていたな」
デマー「白い悪魔はこの俺だぁぁぁぁっっ! わかったか、てめえ」
五飛「それは俺ではなく、アムロ・レイに言うべきだな。他の二人は?」
ドゥエート「ドゥエート・ラングラフです」
オルバ「彼は『東部戦線の狩人』と呼ばれたほどの実力者」
ミルラ「ミルラ・ドライド。もっとも、人は僕のことを『不死身の殺人マシン』なんていうけれど」
シャギア「階級は三人とも少尉。ただし、ラウンドナイツを倒した暁には二階級特進を約束しました」
ラカン「倒せるのか?」
ミルラ「彼らが僕を倒せなければ、僕が彼らを倒す」
五飛「そう。それが真理だ」
グレミー「だが、彼らはニュータイプ候補であって、ニュータイプではないのだろう?」
シャギア「大丈夫です。先ほどの異名の通り、彼らは十分な実績を上げている。それに・・・私の愛馬は凶暴です」
ラカン「馬はもともと臆病な動物だというぞ。お前たちが途中で逃げ出すことの多いのはそのせいか」
オルバ(どうする、兄さん・・・)
シャギア(放っておけ。短い間、優越感に浸らせるのも良いさ)
オルバ(そうだね、兄さん・・・)

アルタネイティブ社 一室
ラカン「問題は奴らの基地だ。日本にあることだけは確かだが・・・」
ミルラ「いぶりだせばいいよ。空爆でも何でもして」
ドゥエート「ええっ? それじゃあ、民間人達も巻き添えになっちゃいます。可哀相ですよ」
五飛「俺たちには似合いの作戦だ」
デスピニス「・・・あの・・・」
五飛「!? 誰だ!?」
デスピニス「あ、あの・・・私・・・」
ラカン「なんだ、この子供は!?」
ドゥエート「やめてください。まだ子供じゃないですか!?」
ラカン「見張りは何をしている!? ちょっと見てくる!」
グレミー「その子はニュータイプなのか?」
シャギア「いえ、見たこともない子供です」
オルバ「子供が誰にも見られずここに来たというのか?」
ラカン「・・・」
グレミー「どうした、早かったな」
ラカン「・・・見張りの兵士は、全員倒されている」
グレミー「何だと!?」
デスピニス「・・・ごめんなさい。通っちゃ駄目っていわれたので・・・その・・・」
ミルラ「・・・君が全員殺したのか・・・」
デスピニス「いえ、殺していません・・・早く医務室に連れて行った方がいいと思います・・・」
ラカン「貴様ぁっ!」
デスピニス「あのっ、私はお使いなんです。その、みなさんのお手伝いをしろと言われて」
五飛「誰の使いだ?」
デスピニス「今はその・・・言ったら、私が叱られます。あの、お願いです! 今のラウンドナイツへの攻撃、私にやらせてください!」
ドゥエート「きみ、自分がなにを言っているのかわかっているのかい?」
デスピニス「はい・・・お願いです・・・」
デマー「どうする?」
グレミー「いぶり出すとは、どうやってだ?」
デスピニス「あの・・・これを、使います・・・」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ラカン「な、なんだ!? 敵の攻撃か!?」
ドゥエート「あれを!!」
グレミー「な、なんだあのバケモノは!?」
デスピニス「・・・デビルガンダムといいます。私の・・・手駒です」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

オルバ「兄さん、あっちにも出たよ!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

シャギア「こちらにも!」
デスピニス「あの、まだ出しましょうか。もう4、5体いますけど」
グレミー「ま、待て。もういい。やめろ! ラボを壊す気か!」
デスピニス「それでは、私にお手伝いさせてくれますか?」
グレミー「わかった、わかったからやめさせろ!」

アルタネイティブ社 通路
デスピニス「・・・ラリアー!」
ラリアー「デスピニス! どうだった?」
デスピニス「何とか・・・とにかくやってみろって・・・」
ラリアー「よかった。駄目だったら、僕たちはまた・・・」
デスピニス「・・・ラリアー、私たち、いつまでこんなこと続けなきゃいけないの?」
ラリアー「わからない。けど、続けるしかないんだよ。僕たちは・・・」
ネオ・ジオン兵(なんだ・・・あの少年は?)

アルタネイティブ社 一室
ラカン「いいのか? あんな子供に」
グレミー「子供・・・あれがただの子供に見えるのか?」
ラカン「いや・・・」
五飛(俺にすら気配を感じさせずに現れ、そしてデビルガンダムを手駒として使う。ただの子供であるはずがない)
ネオ・ジオン兵「グレミー様!」
グレミー「あの子の行く先はわかったか?」
ネオ・ジオン兵「申し訳ありません。まかれました」
〔刃物で刺す音〕
ネオ・ジオン兵「ぐわっ!」
ラカン「貴様、兵士を! どういうつもりだ!」
デマー「役立たずはいらないね。そうだよね・・・」
シャギア「フフフ」

GEAR本部 格納庫
ミズホ「どうですか? エクサランスのフライヤー・フレームは?」
<<ラウル>>
ラウル「空中戦闘用のフレームか。やはり、トライアルテストしないと何とも言えないな」
<<フィオナ>>
フィオナ「空中戦闘用のフレームでしょ。やっぱり、トライアルテストしないと何とも言えないわよ」

ミズホ「だったら、次の出撃で使ってみてください」
<<ラウル>>
ラウル「それは構わないけど、俺、空中戦はやったことないからなぁ」
<<フィオナ>>
フィオナ「それはいいけど。私、空中戦は初心者なのよね」

ガイ「大丈夫だ。俺たちが空戦フレームで援護してやる!」
ウィッツ「逆に援護されたってしらねえぞ」
ガイ「それならそれでよし! 戦いを越えるたびに、友情はつちかわれていく。うぉぉぉっ、これだぁっ!」
<<ラウル>>
ラウル「いや、そんな命がけの友情はちょっと・・・」
ガイ「大丈夫。主人公は死なない!」
リョーコ「誰が主人公だ。ゲキ・ガンガーの見すぎだっての!」
ラウル「それよりもミズホ、フライヤー・フレームなんて計画にあったか?」
<<フィオナ>>
フィオナ(友情か・・・私達は本来いるはずのない人間・・・ちょっと複雑ね・・・)「それよりミズホ、フライヤー・フレームなんて計画に入ってたっけ?」

ミズホ「いえ、あたしがここに来てから設計しました」
井上「しかし、その年でたいしたものですねぇ。エクサランスのエンジンまわり以外はみんなミズホさんの設計だそうですね」
ミズホ「ええ、まあ・・・」(・・・ごめんなさい。ずるいですよね、あたし。一人だけ5年後のノウハウを使っているなんて・・・)
キッド「それなら俺はさらに年下だぜ! だからこの勝負、俺の勝ちだな」
ジョルジュ「キッド君の得意なのは改造でしょう? 改造と設計は違いますよ」
キッド「なに言ってやがる! 本当の改造ってのは、元の機体を完全把握してないと出来ねえんだぞ!」

GEAR本部 一室
ガロード「ティファ、なに見てんだ? ・・・学校の入学案内?」
プロスペクター「はい、聞くところ、ティファさんは15才。しかもずっと研究所暮らしで学校に行ったことがないとか」
ガロード「そうか、学校に行くのか・・・」
ティファ「まだわからない。でも、このまま何もしていないのも・・・」
號「無理していくことねぇって。俺なんか学校行ってなくても、こうして立派に育ってるぜ」
ジャック「Oh! ティファ。モンキーのようになってはバッドね。スクールでスタディすべきだ」
プロスペクター「そうです。ガロード君も一緒にネルガル出資の学校に行きませんか? ティファさんと仲良く二人で」
ガロード「ええ!? いいよ。いまさら学校なんて。俺、勉強苦手だし」
甲児「そうだよなぁ。勉強さえなけりゃあ、学校もそんなに悪くないんだけどよ」
ガロード「ええっ、甲児さん学生だったの。それにしちゃ、学校行ってるようには見えないけど」
さやか「あたしやボスもそうよ。異星人の攻撃で校舎が壊れちゃって。現在、休校中なの」
甲児「いつ再開されるかわからねえけどな」
剴「ルリちゃんは学校へは行かなかったのか?」
ルリ「私は・・・自宅学習でしたから」
吉良国「すると、現在も学校に行き続けているのは銀河君と北斗君、エリス君だけか」
〔警報〕
愛子「星見町にて敵出現。種別は・・・デスアーミーです!」
アルゴ「デスアーミー・・・」
ドモン「デビルガンダムか!!」

星見町 学校
〔通信のコール音〕
北斗(緊急コール!?)
銀河(敵かよ!? 授業中だぜ)
エリス(もうすぐ授業が終わるわ。休み時間になったらすぐに出動よ。それまでは他のみんなに任せましょう)
銀河(次って、給食なんだぜぇ・・・)
エリス(給食と地球防衛とどっちが大事なのよ)
銀河(どっちも大事だよぉ)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「私の愛馬は凶暴です」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
デスピニス「・・・お願い、ラウンドナイツ、早く来て・・・でないと、被害が大きくなる・・・たくさんの人が死んでしまう・・・」
〔味方戦艦出現〕
デスピニス「・・・来た・・・よかった・・・」
<<ラウル>>
ラウル「飛行タイプの敵もいるのか。だったらちょうどいい。フライヤー・フレームの腕試しといこう!」
<<フィオナ>>
フィオナ「空を飛ぶ敵がいるの? フライヤー・フレームで出るわ!」

ドモン「こんな近くまで来たというのに、GEARやプリベンターはキャッチできなかったのか!?」
サイ・サイシー「ったく、何のためにオイラたちがいるのかわかんないじゃないか!」
アルゴ「文句を言う暇はない。くるぞ!」
○○○「エクサランス・フライヤー、スタンバイOK・・・GO!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<敵1機撃破>

デスピニス「・・・ラウンドナイツは現れました。早く来てください。グレミーさん・・・」
 
<東方不敗と戦闘・味方援軍1出現>
ジョルジュ「あのデビルガンダムは今までとのは違います」
チボデー「パイロットがいるのか! 誰だ!?」
ドモン「なにっ!? あれは・・・いや、そんなはずは・・・まさか!?」
東方不敗「うう・・・ドモン・・・」
ドモン「師匠!」
チボデー「まさか、東方不敗!」
ジョルジュ「マスターアジア!?」
アルゴ「信じられん!!」
サイ・サイシー「そ、そうだよ。マスターは前のデビルガンダムとの戦いで・・・」
ウィッツ「なんだ、シャッフルの連中、様子がおかしいぜ」
アムロ「あれは・・・マスターアジア、東方不敗。ドモンの師匠だ!」
ファ「でも、なぜ東方不敗がデビルガンダムのパイロットに?」
隼人「第一、東方不敗は死んだはずだ・・・」
號「ぬわにぃ!」
ヒカル「じゃあ、幽霊?」
イズミ「悪霊退散、悪霊退散、か~~~~っ」
リョーコ「だあああっ!おめえは黙ってろっ!」
東方不敗「ぐぐ・・・」
甲児「おい、また動き始めたぜ!」
ドモン「師匠、師匠! 本当に師匠なんですか!?」
東方不敗「こ・・・この・・・この、馬鹿弟子がぁぁぁぁぁッッ!!」
〔味方ユニット出現〕
アレンビー「ドモン!」
ドモン「アレンビー、どうしてここへ?」
アレンビー「話は後、それよりも、その東方不敗、本物よ!」
ドモン「だ、だが・・・どうすれば!?」

<東方不敗撃破orHP30%以下・味方援軍2&敵増援1出現>
東方不敗「ぐぐぐ・・・お、おのれぇぇぇっっっっ・・・」
ドモン「し、師匠、待ってください!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
ドモン「師匠・・・一体、どうして・・・」
銀河「はぁ、やっと終わった」
北斗「いくよ銀河。電童、発進!」
〔味方ユニット出現〕
銀河「さぁ、敵はどこだ!?」
トニヤ「もう終わったわよ」
銀河「そんなぁ、せっかく給食食わずに来たのにぃ」
サラ「そんなことないわよ。敵モビルスーツ部隊接近!」
〔敵ユニット出現〕
デスピニス「約束通り、彼らをいぶり出しました」
ラカン「確かに、奴らはおびき出された。だが、肝心の基地はどこだ?」
デスピニス「あ・・・」
ラカン「小娘が、奴らをいぶりだしても、基地の所在がわからねば意味はない!」
デスピニス「ああっ、ごめんなさい!」
五飛「・・・」
ノイン「あれは、五飛!?」
デマー「アムロ・レイは、もう一人の白い悪魔はどこだぁ!」
アムロ「なんだあいつは、この強い悪意に満ちたプレッシャーは?」
シャギア「さあ、次なるステージの始まりだ」
ドゥエート「さぁ、ここから先は君にお願いするよ」(ドゥエート、顔グラフィック変化)「さて、ハンティングを始めるとするか!」
五飛「ラウンドナイツよ、お前たちの正義を見せてみろ!」
〔味方ユニット出現〕
甲児「あいつは、東京でも現れたガンダムじゃねえか」
ノイン「ヒイロ」
五飛「ヒイロ、やはり現れたか」
ヒイロ「・・・」

<アムロvsデマー>
デマー「君はいらない。白い悪魔はただ一人でいいんだ」
アムロ「そんな二つ名、喜んで君にあげるよ」
デマー「それじゃ駄目なんだよ!」

<ヒイロvs五飛>
五飛「俺は貴様と戦ってみたかった!」
ヒイロ「五飛、自爆スイッチを押せ」

<ヒイロvs五飛(戦闘後)>
ヒイロ「もう一度言う。自爆スイッチを押せ」

<ガロードvsフロスト兄弟>
ガロード「しつこいんだよお前ら!」
※※シャギアと戦闘した場合のセリフ※※
シャギア「仕方あるまい。我々は『宿命のライバル』なのだから」
※※オルバと戦闘した場合のセリフ※※
オルバ「そうはいかない。僕たちは『宿命のライバル』なのだからね!」

ガロード「勝手に決めるな!」

<ガロードvsデマー>
デマー「アフリカ戦線じゃ、こんな強い奴と戦えなかった。楽しいなぁ、本当に楽しいよぉ!」
ガロード「な、なんだこいつ!?」

<ガロードvsミルラ>
ガロード「で、でかい・・・」
ミルラ「さぁ、始めるよ。命のせめぎ合いを」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

GEAR本部 司令室
ガロード「しかし、ネオ・ジオンの奴ら、しつこいよな」
ジャミル「連中は、戦士としてのニュータイプの強さ、恐ろしさを知っている。そう簡単にあきらめないだろう」
剴「連中は平気で一般市民を巻き添えにするからなぁ」
<<ラウル>>
ラウル「戦いで民間人を巻き込むってのは、俺たちも似たようなもんだけどな」
<<フィオナ>>
フィオナ「あまり人のことは言えないわね。反撃するためとはいえ、私達も町中で戦っているわ」

ティファ「・・・」
ドモン「みんないるな。ちょうどいい、紹介しておこう。俺たちの仲間でアレンビー・ビアズリーだ」
アレンビー「よろしく!」
リョーコ「あんたもシャッフル同盟なのかい?」
アレンビー「正式には違うけど、ま、事実上の6人目と言いますか・・・」
ドモン「シャッフルの補欠とでも思えばいいさ」
アレンビー「あらら。何よドモン、補欠はないでしょ、補欠は! 最近は5人メンバーが途中で6人になるのは当たり前なんだから!」
井上「それはシリーズが違うのでは・・・」
トニヤ「それよりも、あたしはノーベルガンダムのデザインの方が気になるんだけど・・・」
アレンビー「キュートでしょ!」
ジャック「プリティー・ガンダムね」
ドモン「それはともかく、師匠が本物というのはどういうことだ?」
アレンビー「それなんだけどさ。あたしはみんなとは別にデビルガンダムを追ってランタオ島に行ったんだ」
隼人「前の戦いで、デビルガンダムと死闘を演じた島か」
アレンビー「そう。それで、調べ終わった後にマスターの墓に寄ったのよ。花でも供えようと思って。そしたらさ・・・」

ランタオ島 東方不敗の墓
アレンビー「ふぅ、あれから戦争もなくならないなぁ。マスターもあの世で怒っているだろうな・・・」
デスピニス「・・・」
アレンビー「あれ、なんだろあの子?」
デスピニス「・・・目覚めてください。そして、私たちに力を貸して・・・」
アレンビー(何してんのかしら・・・ええっ!)
東方不敗「・・・」
デスピニス「黄泉路よりようこそ。マスターアジア・・・」
東方不敗「・・・」

GEAR本部 一室
アレンビー「それで、そのままマスターはその女の子と一緒に海の方へ。そこにデビルガンダムが待っていたんだ」
サイ・サイシー「お、オバケぇぇぇっっ」
ボス「やめてくれよぉ。俺様、そういうの苦手なんだわさ」
アレンビー「あたしも、あまりのことに動転してさ・・・気がついたら、デビルガンダムもマスターアジアも消えてて、お墓は空っぽ」
チボデー「それでもなんとか後を追いかけたら」
アレンビー「うん、ここに来たんだ。本当だよ!」
ドモン「おちつけ、お前がウソをついてるなんて言いやしない」
ノイン「すまない。それほどのことがありながら、こちらでは情報がつかめなかった」
ドモン「ここにデビルガンダムが現れるのもわからなかった。プリベンターの情報収集能力というのも、たかがしれているようだな」
メグミ「そこまで言うことはないんじゃないんですか」
ノイン「かまわん、事実だ・・・。それでも、一応は仕事をしているという証拠を持ってきた」
アキト「これは?」
レイカ「デビルガンダムの目撃情報を集めたもの」
ノイン「見ればわかるが、当初はバラバラだったやつらの動きが、最近になって統率の取れたものになってきている」
エリス「デビルガンダム達を束ねるリーダーが現れたってことね」
アルゴ「東方不敗マスターアジアか」
ジョルジュ「その可能性は高いでしょうね」
隼人「マスターアジアが復活したとき、そばにいたという女の子は?」
アレンビー「7、8才ぐらいかな。どこかはかなげで、サナトリウムで療養中の美少女って感じだったな・・・」
さやか「話を聞いていると、その子がマスターを甦らせたみたいだけど・・・」

アルタネイティブ社 一室
デスピニス「・・・な、なんですか。銃を降ろしてください」
ラカン「確かに、お前はデビルガンダムとやらでラウンドナイツをおびき寄せた。だが、何のためにだ。お前の正体は?」
デスピニス「そんな! 私はただの協力者です」
シャギア「その辺にしておいたらどうです。子供に銃を向けてもね」
ラカン「フン。子供でも引き金は引けるし、飛び出た弾丸は人を殺せるのだ」
デスピニス「・・・ま、また来ます!」
ラカン「待て!」

アルタネイティブ社 通路
ラカン「・・・逃げられたか。何者だ、あいつ」
シャギア「ラボを封鎖しましょうか?」
ラカン「無駄だ、すでに逃げている」
ドゥエート「可哀相に。あの子、おびえていましたよ・・・」
グレミー「・・・ドゥエートという男、あれはなんだ? 戦っている時とはまるで別人だな」
シャギア「彼は、簡単に言えば二重人格です。普段の、穏やかな彼と、戦いの時に現れる残忍な彼と・・・ね・・・」

GEAR本部 一室
プロスペクター「学校へは行かない? なぜですか?」
ティファ「行かないというより・・・あの・・・」
ルリ「・・・行くわけにはいかない。ネオ・ジオンがそこに攻めてきたら大変だから・・・」
ティファ「・・・はい」
銀河「だよな。俺らは正体を秘密にしているから大丈夫だけどよ」
ベガ「そうよ。だからあなたたちのことは秘密にしなきゃいけないの」
北斗「・・・これからも、母さん達にウソをつかなきゃいけないんだ・・・」
ベガ(・・・北斗・・・)
ユリカ「なんで落ち込むんですか!?」「そりゃあ、今は秘密にしなきゃいけないかも知れませんけど。悪いのは北斗君やティファさんたちじゃありません!」
ファ「そうです。みんな、気に病むことなんかないのよ」

GEAR本部 司令室
〔モニターの開く音〕
ブライト「・・・耳の痛い話ですね。戦争を起こすのはいつも大人だ。そして、被害を被るのは子供です」
渋谷「戦いの矢面にでるパイロットも、あんな小さな子供達にやらせている」
隼人「パイロットの年齢で言えば、ラウンドナイツほど非道な部隊はないな」
ジャミル「なにしろ、大半が未成年だからな」
ブライト「我々も、パイロットのほとんどを失い現地でスカウトした十代の少年達に頼らざるを得ない状態です」
ノイン「そういえば、ネェル・アーガマが地球に戻れるのはいつ頃になる?」
ブライト「今の所はまだ・・・。現在、シャングリラコロニーで補修をしている最中です」
渋谷「・・・そろって無能な大人達だな」
ブライト「まったく・・・」

GEAR本部 格納庫
ノイン「また行くのか?」
ヒイロ「ああ、修理と補給は感謝する」
キッド「いっちまったよ。あいつもプリベンターか?」
ノイン「いや、ただの協力者だ・・・」(それよりも、問題は五飛だ。なぜ彼がネオ・ジオンに・・・)
【シナリオエンドデモ終了】


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